監視カメラ業者が盗撮→ネット公開!? 中国“総監視社会”でラブホ動画が超大量流出!

 政権を脅かしかねない民主化運動やテロ活動を恐れる中国共産党は、、不穏な動きを事前に察知しようと、監視網を張り巡らせている。街なかはもちろん、商業施設からオフィス、ホテルに至るまで、ありとあらゆる所で監視カメラが目を光らせている。

 しかしそんな監視社会のとんだ副作用が、あらわとなった。中国誌「IT時代」(12月15日付)などによると、監視カメラで撮影された映像がライブ配信サイト「水滴直播」を通じて簡単に見られることが問題になっているという。

 実際の映像を見ると、「360撮像機」という字幕が入っているが、これはセキュリティソフトウェア大手「奇虎360」が開発したカメラのことである。さらに同サイトは、奇虎360が運営しているサイトだ。つまり、同社は自社製監視カメラで撮影された映像をプロモーションとしてネットで公開しているのだ。

 そんな中、一人の女性が12日、同社の周鴻禕会長宛に「私たちのことをもう見つめ続けないでください」と題した文章を発表。食事している時などの様子を知らぬ間にインターネット上に公開されることに抗議したことで、注目されることになったのだった。

 360カメラによる映像の公開は、水滴直播にとどまらない。ラブホテルでの盗撮動画が投稿されているアダルトサイトでは、カメラメーカーの字幕が付いている動画の8〜9割が360撮像機だったという。カメラは天井や部屋の隅に気づかれないように設置されているようで、カップルたちは、盗撮されているとも知らずにプレイに夢中になっていた。

 騒動を受け奇虎360は、映像を公開するかどうかはあくまでもカメラを購入した店舗次第だと釈明しているが、セキュリティ対策を本業としている企業が盗撮に加担していることは由々しき問題である。ネットでは「気色悪い」「お前らに他人のプライバシーを売る権利はない!」などの厳しいコメントが殺到。批判は収まりそうもない。

 当局も事態を問題視し、中国共産党上海市委員会機関紙「解放日報」(12月19日付)は、個人情報の保護を怠ったネット運営者は行政処罰されると、水滴直播を断罪している。現在、サイトは公開を中断しているが、監視カメラの数が減ったわけではない。中国を訪れる際には、「壁に耳あり障子に目あり」を肝に銘じるべきだ。

(文=中山介石)

 

MP3プレイヤーが手榴弾に! LED風船は散弾銃に! 中国“格安”工業製品の爆発で、被害続出中……

 近年、スマートフォンやドローンなどのハイテク分野で、中国企業の高い技術力に注目が集まる一方、安全性が欠如した粗悪な製品による事故が相次いでいる。

「南方網」(12月17日付)によると16日、江西省萍郷市で爆発事故が発生し、13歳の少年が重傷を負って病院に緊急搬送された。

 少年は意識不明の状態で左手の親指が吹き飛ばされており、左腕、腹部、眼球にも深刻な傷を負っていた。少年の家族が証言した内容によると、少年が地元の商店で15元(約250円)で購入した格安MP3プレイヤーを自宅で使用していたところ、突然爆発。爆発音を聞いた家族がすぐに駆け付けると、そこにはまるで手榴弾の被害にあったように全身が血だらけになった少年が倒れていたという。

 事故当時、プレイヤーは充電器につながれておらず、使用中に爆発したようだ。ちなみに爆発したプレイヤーは、生産会社・生産工場・生産許可証番号の記載がない、いわゆる「三無製品」だったといい、今回の事故の責任の所在について、当局の捜査が続けられている。

 11月には、南京市内の広場で風船が爆発する事故も発生している。「新浪新聞」によると、広場で販売されていたLED電飾付きの風船を4つ購入した男性が、それらを手に持って歩いていたところ、突然爆発。付近にいた子どもを含む4名が重軽傷を負った。男性が吸っていたタバコの火が風船内部のガスに引火したことが事故の原因と見られる。さらに爆風でLED電飾の部品や電池の破片が散弾のように飛び散り、周囲にいた人々に突き刺さったのだった。

 当局によると、風船は5元(約90円)で販売されており、風船に入っていた気体は引火・爆発に危険性が高い水素が使用されていたという。ちなみに日本で売られている風船は、爆発の危険性がない不活性ヘリウムが使用されている。

 欧州委員会は2017年3月、中国製のこうした風船は水素が使用されていることや製品からむき出し状態となっている電池などが子どもにケガを負わす可能性があるとして、欧州市場からの排除命令を下している。

 日本を抜き去ったともいわれる中国のハイテク産業だが、安全性においてはまだまだ発展途上のようだ。
(文=青山大樹)

「ウブなフリすんじゃねぇ」と女性の体を揉みしだき……結婚式で公然凌辱されるブライドメイドたち

 中国の地方都市における結婚式で、新郎の男友達が花嫁をベッドに押し倒したりする蛮行が行われているという件を、これまでにも何度かお伝えしているが(参考記事1)、最近では花嫁に付き添うブライズメイドの女性に対する狼藉も増えている(参考記事2)。

 その模様を撮影した映像がネット上に流れるやいなや、それを見た中国のネット民たちはその醜態を嘆いたり、非難したりしているのだが、いつまでたっても結婚式での蛮行は収まりそうもないようだ。

 12月半ば、2本の映像が立て続けにネット上にアップされた。

 ソファに座った男が、白っぽいドレスを着た若いブライズメイドの女性の胸元に手を突っ込み、生チチを揉んでいる。しかもその前では、スマホでその模様を撮影している男まで映っている。

 嫌がる女性も負けてはおらず、手を伸ばして男の股間を一撃。ようやく女性の胸から手を離した男は、悪びれる様子もなく、得意気に周りの仲間たちに笑顔を見せている。

 こちらは女性が気丈に反撃してなんとか男の魔の手から逃れることができたが、同じ時期に流れた別の映像では、男たちからの蛮行を受けた悲惨なブライズメイドの女性たちの姿が映し出されている。

 2人の若い女性が狭い部屋の中で大勢の男たちに囲まれ、引きずり倒されるや、スカートの中に手を突っ込まれたり、体中を揉まれたりしている。抵抗して立ち上がり、部屋の外に出ようとするが、その度に男たちに阻止され、再び押し倒されている。

「なにウブなフリしてるんだよ」

「ここの結婚式は、どこもこうなんだよ」

「お前おかしいんじゃないのか? さっさとスカートのベルトを外せよ」

 男たちは下卑た笑い声を上げながら、泣き出した女性たちへの狼藉を止めない。

 最後にようやく外から部屋のドアが開けられ、女性たちはそれ以上の辱めを受けることなく部屋の外に出ることができたが、彼女たちがこの後、とてもではないが花嫁の付添人としての役目を続けられなかったであろう。

 こんなことばかりが起こっていては、これから結婚式でブライズメイドを務める女性が出てこなくなるのではないだろうか。
(文=佐久間賢三)

男の背中に2メートルの槍がグサッ! 走行車中の人間に命中……中国裏社会に“天才”槍投げヤクザがいた!?

 両足は地面に着いた状態で、ストレッチャーを抱きかかえるように上半身だけをうつ伏せにした男性。驚くべきことに、その背中には、ほぼ垂直に長い棒状のものが突き刺さっている。

 この映像は、安徽省黄山市にある人民病院が公開したものだ。男性に突き刺さっているのは、「紅纓槍」と呼ばれ、過去には実際に戦闘に使用された全長2メートルの中国伝統の武器で、現在でもカンフーの型などで使用されるものだ。映像に音声はないが、足を動かす様子から、男性には意識があるようだ。

「安徽網」などのメディアが伝えたところによると、12月8日深夜、男性はこの状態で搬送されてきたのだという。医師の診察によると、背中から突き刺さった槍の先端は、上腹部にまで達していることが判明。同院では、引き抜くと大量出血を引き起こす恐れがあるとして、背中から突き出た柄の部分を切って短くすることしかできなかったという。

 その後、男性は隣接する浙江省にある先進設備を備えた病院まで搬送され、そこでようやく槍を抜いて取り去ることができたのだった。

 槍は、なぜ男性の背中に刺さったのか。男性によると、同日黄山市を走行する車の後部座席に乗っていたところ、突然、この槍が後部座席の窓を貫通して男性の背中に直撃したのだという。男性は、その寸前に何者かが車に向かって槍を投げる姿を目撃したとも証言しているが、地元警察は事件が故意によるものなのか偶発的なものなのか、いまだ断定していない。

 しかし中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏はこう推測する。

「これはおそらく裏社会の人間による犯行で、被害者も心あたりがあるのでは? 日本のヤクザが日本刀を使って威嚇するように、中国の犯罪集団は青龍刀や槍といった伝統的な武器を使用することが多いんです」

 しかし走行する車の窓越しに被害者に命中させたのだとしたら、犯人の槍投げの腕前は相当なもの。犯罪行為ではなく、陸上競技などに生かすことはできなかったのだろうか……?。

ロリコン大集合! 中国のセクシー小児ファッションショーに批判殺到!「親はマジでクソ野郎だ」

 アメリカ発のランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のショーは、世界中で毎年、数億人がライブ中継を視聴するといわれている。今年、開催地として選ばれたのは上海。11月に行われたショーでは、7人の中国人スーパーモデルたちが出演し、大きな注目を集めた。初のアジア開催ということもあり、中国では予想外の盛り上がりを見せたのだった。

 本家のショー以降、中国ではヴィクトリアズ・シークレットをまねた、国内ブランドや百貨店による“下着ショー”が数多く開催される結果となったが、吉林省長春市で行われたあるショーが物議を醸している。

「人民日報」(12月15日付)などによると、12月3日、長春市内の大型商業施設内でファッションショーが開催されたという。ところがこのショー、普通とは様子が違った。なんと3歳くらいの女児たちがバッチリメイクをされ、水着や下着姿でランウェイを歩いているではないか!

 記事によると、このショーは長春市内から集められた3歳~15歳までの男女の子どもに、セクシーな洋服や下着、水着を着せてランウェイを歩かせ、その美貌やカッコよさを競わせる「ジュニアモデルの大会」だったという。ところが、観客の多くは鼻の下を伸ばした男性たちで、カメラを片手に必死に子どもたちの姿を撮影するという、異様な光景が広がっていたのだ。中国メディアは一斉に「児童ポルノ」「児童の性的搾取」だとして厳しく批判した。

 この一件が大きく報じられると、中国のSNS上では「主催者側もロリコンが来ることがわかっていて、わざとこんなショーを開催したに違いない!」「親はマジでクソ野郎だ。自分の子どもがオカズにされてるっていうのに」「親も観客もキモすぎる。この子たちが大きくなってこの映像を見たら、立ち直れなくなるよ」など、当然ながら批判の声が多く寄せられた。

「中国では近年、子どものプロデュースに熱心な親たちが急増しています。アパレルメーカーや通販サイトで活躍するジュニアモデルや、テレビで子役として活躍する子どもの中には、毎月20万円以上稼ぐ子も珍しくない。一攫千金を夢見て、こういうわいせつギリギリの分野にまで我が子を送り出す親たちも存在するのです。最近では動画配信でセクシー姿を生中継で披露する小学生女児が多いのですが、これも裏で親が命じているケースも少なくない。児童の性的搾取は、年々ひどくなっているように思います」(北京在住の日本人大学講師)

 金のために子どもをこのような形で利用しているのだとすれば、虐待とも言われても仕方ないだろう。
(文=青山大樹)

 

広告収入目当てにエスカレート!? 高層ビルから転落した中国人パルクーラー“最期の映像”のお値段

 パルクールというフランス発祥のスポーツが近年、世界的に人気を博している。ネット上で、ビルからビルへと鮮やかに飛び移る映像を一見たことがある人も多いだろう。ところが一部の若者の中には、さらに大きな注目を集めようと高層ビルによじ登るなど、危険を冒す者も少なくない。

 中国でも、命知らずなパルクールに挑んだ結果、命を落とした若者の最後の映像がネット上で拡散している。

「新浪新聞(12月11日付)」によると先月8日、湖南省長沙市内の高層ビルから人が転落したという通報が当局に寄せられた。死亡したのは湖南省出身の男性、呉永寧さん(26)で、中国では高層ビルなどを専門に活動するプロのパルクーラーとして、その世界では有名だったという。

 男性はこの日、長沙市天心区にある高さ263メートル、62階の高層ビルの屋上でパルクールを行っていたとみられている。男性はこれまで、数々の映画やドラマにスタントマンとして出演。今年2月頃から、中国国内の高層ビルでパルクールを行うようになったという。

 男性は自らのパルクールの様子を動画配信サイトなどで生中継をするなどしており、そのフォロワー数は130万人を超えていた。男性のSNSなどを確認すると、ちょうど転落死した11月8日を最後に更新がされておらず、死亡が正式に発表された12月6日までの間、多くのファンから「パルクール中に事故に遭って更新できないのでは?」「ケガだけなら更新が全く止まるのはおかしい。亡くなったのではないか」など、心配する声が多く寄せられていた。

 12月6日にようやく男性の友人を名乗る人物がSNSを更新し、ファンに向け男性が転落死したことを報告した。

 中国では今回の死亡した男性同様、高層ビルなどで危険な行為を繰り返す若者が少なくない。今回の事件を受け、中国国内の動画サイトなどでは危険行為を撮影した動画などが次々と削除されている。中国で最も人気のあるショート動画アプリ《美拍》の関係者は、今回の事故を受け、今後危険な動画をアップしている利用者には厳重警告し、アカウント停止などの対応をしていくことを発表している。

 ただ、危険な行為であればあるほど、動画のアクセス数は増え、広告収入なども増えていく。今回死亡した男性も動画1本あたり5.7万元(約90万円)の収入があったと報じられている。
(文=青山大樹)

広告収入目当てにエスカレート!? 高層ビルから転落した中国人パルクーラー“最期の映像”のお値段

 パルクールというフランス発祥のスポーツが近年、世界的に人気を博している。ネット上で、ビルからビルへと鮮やかに飛び移る映像を一見たことがある人も多いだろう。ところが一部の若者の中には、さらに大きな注目を集めようと高層ビルによじ登るなど、危険を冒す者も少なくない。

 中国でも、命知らずなパルクールに挑んだ結果、命を落とした若者の最後の映像がネット上で拡散している。

「新浪新聞(12月11日付)」によると先月8日、湖南省長沙市内の高層ビルから人が転落したという通報が当局に寄せられた。死亡したのは湖南省出身の男性、呉永寧さん(26)で、中国では高層ビルなどを専門に活動するプロのパルクーラーとして、その世界では有名だったという。

 男性はこの日、長沙市天心区にある高さ263メートル、62階の高層ビルの屋上でパルクールを行っていたとみられている。男性はこれまで、数々の映画やドラマにスタントマンとして出演。今年2月頃から、中国国内の高層ビルでパルクールを行うようになったという。

 男性は自らのパルクールの様子を動画配信サイトなどで生中継をするなどしており、そのフォロワー数は130万人を超えていた。男性のSNSなどを確認すると、ちょうど転落死した11月8日を最後に更新がされておらず、死亡が正式に発表された12月6日までの間、多くのファンから「パルクール中に事故に遭って更新できないのでは?」「ケガだけなら更新が全く止まるのはおかしい。亡くなったのではないか」など、心配する声が多く寄せられていた。

 12月6日にようやく男性の友人を名乗る人物がSNSを更新し、ファンに向け男性が転落死したことを報告した。

 中国では今回の死亡した男性同様、高層ビルなどで危険な行為を繰り返す若者が少なくない。今回の事件を受け、中国国内の動画サイトなどでは危険行為を撮影した動画などが次々と削除されている。中国で最も人気のあるショート動画アプリ《美拍》の関係者は、今回の事故を受け、今後危険な動画をアップしている利用者には厳重警告し、アカウント停止などの対応をしていくことを発表している。

 ただ、危険な行為であればあるほど、動画のアクセス数は増え、広告収入なども増えていく。今回死亡した男性も動画1本あたり5.7万元(約90万円)の収入があったと報じられている。
(文=青山大樹)

おっぱいポロリ! 機内食盗み食い! トラブル多発の中国航空業界で“CAお騒がせ事件”が続出中!?

 1時間以上の遅延は日常茶飯事……。何かとトラブルの多い中国での空の旅だが、最近では客室乗務員(CA)による“お騒がせ事件”が相次いでいる。

 台湾メディア「自由時報」(12月6日付)などによると、中国版LINE「微信(ウェイシン)」のあるグループに投稿された2枚の画像が物議を醸しているという。エアチャイナのCAが、客と思われる男に制服のブラウスを引っ張られ、今にもおっぱいが見えそうになっている画像だ。それらの画像は、あっという間にSNS上に拡散した。

 事態の収束を図ろうと、エアチャイナはメディアの取材に対し「このような事件が起きた事実はなく、画像は加工されたものである」と主張。ところがネットでは、「画像を加工したようには見えない」「夜の国内線ではよくある光景で、氷山の一角にすぎない」と、エアチャイナ側の主張を否定するコメントが殺到した。「国航(エアチャイナ)のサービスは、確かに悪い」と、客の行為に理解を示す意見もあり、CAに対する同情はほぼ皆無だった。これは、中国の航空会社に対する不満の表れだろう。その民意をわかっているからこそ、中国国際航空は事件の揉み消しを図ったのだろうか。

 一方、海南航空傘下のウルムチ航空では、CAが機内食を盗み食いする動画がインターネット上に広まり、騒ぎになっている。「香港01」(12月7日付)などによると、事件は11月30日に寧夏回族自治区・銀川市行きの機内で起きた。動画では、フタを外された機内食が10食分ほど並べられ、CAが周囲を気にすることなく、手当たり次第にスプーンですくって食べていた。それらに再びフタをしてから、乗客に提供していた疑いがあるという。

 この疑惑に対しウルムチ航空は、中国版Twitter「微博(ウェイボー)」の公式アカウントで「CAは余った分を食べたのだ」と釈明した。しかし、これだけの量が余ったというのも不自然だ。バレないよう、複数個から少しずつ食べたと考える方が自然だが……。

 こちらは、ネットでは意外にもCAを擁護する意見が多く、「CAの唾液付き機内食なら喜んで食べたい」といったマニアのほか、「あんなにまずいものを進んで大量に食べざるを得ないなんて、航空会社の待遇はどうなっているんだ」という航空会社への批判も見受けられた。ことの真偽はわからないが、CAもつらいよ、といったところだろうか……。
(文=中山介石)

渋滞イヤだ! 駐車スペースがない! ペンキを片手に「道路標示」を勝手に描き足す人々

 中国の都市部では渋滞が年々深刻化しているが、その理由は、自動車所有率が増加したことだけではない。人々の交通マナーの悪さも一因にある。譲り合いの精神というものが希薄なこともあり、合流箇所や右左折などでつかえてしまうのだ。ほとんどのドライバーが“自分ファースト”だから起きるわけだが、さらにその上を行く猛者もいる

「澎湃新聞」(11月30日付)によると、江蘇省連雲港市で、道路標示を描き足すという大胆な男(28歳)が現れた。現場は、同市内の片側3車線の交差点。中国では自動車は右側通行だが、その3車線の左端のレーンには左折と転回の矢印が表示されていた。

 男は出勤する際、バスでこの交差点をよく通っていたが、ひどい渋滞にうんざりしていた。それを解消するべく、左折レーンに白のペンキで直進の矢印を付け足したのだ。しかも犯行を行ったのは、まだ明るい日中。あえなくパトロール中の警察官に発見された。

 調べに対し、男は「この道は交通量が多い一方で、左折するクルマはそれほど多くなかったため、直進レーンを増やすべきだと考えた」と弁解した。そんな言い訳がまかり通るはずもなく、男は1,000元(約1万7,000円)の罰金を言い渡された。あってはならない事件だが、ネットでは意外にも「彼には才能がある」「この交差点の設計自体が合理的でない」と、男を擁護する意見が圧倒的に多かった。交通規則への不満の表れだろうか。

 道路標示への細工は、これだけではない。中国では、路上へ勝手に駐車スペースの線を引くケースが急増している。「網易新聞」(5月3日付)などによると、浙江省金華市では、トラック運転手が駐車しようとしたところスペースがなかったため、勝手に路上に線を引いて止めるという事件が起きている。

 また、「大衆網」(11月29日付)などによると、山東省浜州市では、駐車が禁止されている路上に駐車スペースの線が引かれているのを、パトロール中の警官が発見。通り沿いにある店舗が、各々の店の前に勝手に線を引いたのだという。当局は、クルマを止める際には駐停車禁止の標識がないかを確かめるとともに、白線がはっきり描かれていて太さが均一であるかを確かめるよう呼びかけている。

 こうした交通表示の書き換えは、“偽造大国”中国の、新たな潮流といえそうだ。
(文=中山介石)

「お前を殺して食ってやる!」負けた犬を地面に叩きつけて惨殺!! 中国“違法ドッグレース”の闇

 公営ギャンブルが存在せず、もちろん賭博行為も禁止さている中国で、ひそかに流行しているのが“違法ドッグレース”だ。

 農村部で行われているドッグレースは、まずウサギを走らせ、それを犬に追わせることでレースを成立させるというもの。しかしその違法レースにおける、犬たちへの虐待行為が問題化している。

「人民網」(12月4日付)によると、河北省の農村で撮影された動画が先日、ネットで公開された。

 そこには、男が白い犬の後ろ脚を持ち、地面に叩きつけている、凄惨な様子が映し出されていた。犬は間もなく動かなくなり、絶命したものとみられる。地元メディアによると、犬を叩き殺したこの男は、もともとドッグレースにハマっていたギャンブル中毒者で、大金をはたいて犬主になったという。ところが、参加させたレースで男の犬が負け、賞金を逃したことに激怒した男は「お前を殺して食ってやる!」と罵声を浴びせながら、犬を地面に叩きつけたのだ。

 ネットユーザーからの通報をきっかけに、現在、警察当局は、動物虐待の容疑でこの男の身元を調べているという。

 11月11日には、山東省カ沢市内の農村で、ドッグレースを主催した男や賭けに参加していた80人以上の地元住民が現行犯逮捕されている。現場からは20羽以上のウサギと、9匹の犬が保護されている(大衆網)。

 犬食文化が残る中国のこと、負ければ食べられるかもしれないという緊張感の中で走らされる犬たちも、たまったものじゃないだろう……。
(文=青山大樹)