ついにレイプ殺人が発生! 急成長する中国配車アプリの闇

 2012年に配信された中国の配車アプリ「滴滴」(ディディ)は、中国版Uberとして急成長を遂げている。いまや日本円で5兆円企業ともいわれる滴滴出行(ディディ・チューシン)だが、その裏では運転手と乗客の間でさまざまなトラブルが発生。それを放置していると、批判も高まっている。

 そんな中、ついに最悪の事件が起こってしまった。

「捜狐新聞」(5月14日付)によると、今月5日の夜、河南省鄭州市で滴滴社の配車アプリを利用した21歳の女性が、運転手の男とトラブルになり、殺害される事件が発生した。乗客の女性は雲南祥鵬航空に勤めるCAで、勤務後に付近の駅へ向かうため、アプリから配車を予約していた。家族によると、その後突然、女性と連絡が取れなくなったため、翌日、地元警察に通報したという。女性は乗車後、同僚に「配車アプリの運転手が、しつこく言い寄ってくる。キスしたいと言っている」と助けを求めるメッセージをSNS経由で送っていたことも判明している。

 警察は運転手の男が事情を知っているとみて行方を捜していたが、8日午前、同市内の草むらから女性の遺体が発見された。検死の結果、遺体には性的暴行の痕跡が確認され、男のDNAも採取された。

 それから4日後の12日、男は付近の川で水死体となって発見された。警察は、男が犯行後、自殺したとみている。

 中国の報道各社は滴滴社の対応にも大きな問題があったとして、批判を展開している。実は、滴滴社の配車アプリ利用者が巻き込まれた強姦事件は、確認されているだけで、これまでに11件も発生しているのだ。さらに、女性利用者から「運転手に、目的地とは違う場所に連れて行かれそうになった」「車内でずっとわいせつな言葉をかけられ、身の危険を感じた」などと、多くの被害報告が寄せられていたにもかかわらず、同社はこれまで抜本的な対応策を取ってこなかったのだ。滴滴社の登録運転手になる場合、身分証や運転免許証・車の所有者証明書などが必要とされるが、偽造書類を提出して登録することも可能だったという。

 わずか6年で4億人もの登録ユーザーを獲得した滴滴社だが、今後の信頼回復には相当の時間を要するだろう。

(文=青山大樹)

米4㎏をペロリ! 美しすぎる “萌え系”フードファイターが日本のバラエティに進出!?

 人気が出れば大きな収益を獲得することができる中国の動画配信業界で、“美しすぎるフードファイター”が話題となっている。

「中時電子報」(5月5日付)によると、重慶市在住で大食い動画を生配信するキョウ・イーモン(24歳)さんが美しすぎるとして、人気を集めている。キョウさんは、身長163cm、体重47kgというモデル体形なのだが、フードファイターだけあって、食べる量がハンパないのだ。

 

 今月から大食いの動画配信を始めたばかりのキョウさんだが、その美しさから、メディアの注目度も急上昇。地元メディアの取材に応じたキョウさんは、フードファイターになったきっかけについて、「小さい頃から大食いで、大人がお茶碗1杯のご飯でおなかいっぱいになるところ、いつも3杯は食べていました。今はお昼ご飯がお弁当の場合は、最低10人前は食べます。4kgくらいのごはんなら、1回の食事で普通に食べますよ。ただ、食費が毎月1万5,000元(約24万円)近くかかってしまうので、食費を稼ぐために仕事を掛け持ちでやってます」と、信じられない日常を語ったのだ。

 気になるのは彼女の健康状態だが、定期検診では毎回、まったく体に異常は見られないというのだから不思議である。

 キョウさんが所属する杭州達人文化芸術策劃有限公司によると、「最近では『本当に毎日そんなにたくさん食べているのか?』と問い合わせをしてくる人が多くいます。懐疑的なメディアも多く、インタビュー取材のたびに大量のお弁当を持ってきて彼女に食べさせようとする人もいます。こうした疑いを晴らすために、近々、大食いのイベントに参加し、彼女の実力を証明しようと思っています」と、意気込みを語っている。

 最近の日本の大食い番組には、招待選手として中国や台湾から多くのフードファイターが参戦しているが、近い将来、日本の番組でキョウさんを見かけることになるかもしれない。

(文=青山大樹)

米4㎏をペロリ! 美しすぎる “萌え系”フードファイターが日本のバラエティに進出!?

 人気が出れば大きな収益を獲得することができる中国の動画配信業界で、“美しすぎるフードファイター”が話題となっている。

「中時電子報」(5月5日付)によると、重慶市在住で大食い動画を生配信するキョウ・イーモン(24歳)さんが美しすぎるとして、人気を集めている。キョウさんは、身長163cm、体重47kgというモデル体形なのだが、フードファイターだけあって、食べる量がハンパないのだ。

 

 今月から大食いの動画配信を始めたばかりのキョウさんだが、その美しさから、メディアの注目度も急上昇。地元メディアの取材に応じたキョウさんは、フードファイターになったきっかけについて、「小さい頃から大食いで、大人がお茶碗1杯のご飯でおなかいっぱいになるところ、いつも3杯は食べていました。今はお昼ご飯がお弁当の場合は、最低10人前は食べます。4kgくらいのごはんなら、1回の食事で普通に食べますよ。ただ、食費が毎月1万5,000元(約24万円)近くかかってしまうので、食費を稼ぐために仕事を掛け持ちでやってます」と、信じられない日常を語ったのだ。

 気になるのは彼女の健康状態だが、定期検診では毎回、まったく体に異常は見られないというのだから不思議である。

 キョウさんが所属する杭州達人文化芸術策劃有限公司によると、「最近では『本当に毎日そんなにたくさん食べているのか?』と問い合わせをしてくる人が多くいます。懐疑的なメディアも多く、インタビュー取材のたびに大量のお弁当を持ってきて彼女に食べさせようとする人もいます。こうした疑いを晴らすために、近々、大食いのイベントに参加し、彼女の実力を証明しようと思っています」と、意気込みを語っている。

 最近の日本の大食い番組には、招待選手として中国や台湾から多くのフードファイターが参戦しているが、近い将来、日本の番組でキョウさんを見かけることになるかもしれない。

(文=青山大樹)

米GAPだけじゃない! 外国企業にとって「中国地図」は鬼門!?

 米カジュアル衣料品大手ギャップ(GAP)が、中国で炎上騒ぎを起こしている。香港メディア「東網」(5月17日付)などによると、問題となっているのは中国人留学生がカナダのアウトレットで見つけたGAPのTシャツ。そこに描かれていた中国地図から、台湾やアクサイチンなどチベットの一部、南沙諸島といった、同国が領有権を主張している地域が抜け落ちていたのだ。その留学生が14日、中国版Twitter「微博(ウェイボー)」に投稿したことから騒動に発展した。

 あまりの反響の大きさに、GAPの中国法人「盖璞集団」はその日のうちに微博の公式アカウントを通じて声明を発表。「中国の主権と領土保全を尊重する」として謝罪するとともに、現在内部調査を行っており、早急に誤りを改めると表明した。また、当該商品を中国市場から撤去するとした。

 しかし、中国人はこれに納得できないようだ。「回収するのは中国だけで、ほかの国はそのまま?」「なぜ全世界で回収しない」「そもそも、中国地図をデザインする必要があったの?」などと不満が噴出した。

 一方、台湾人の反応はというと「中共(中国共産党)は中華民国が存在している事実を承認せず、自らを欺いている。恥を知れ! 滅亡しろ!」「中共詐欺集団は党の利益しか考えていない」などと、こちらはこちらで中国に対する厳しい声が多く見られた。

 GAPの謝罪を受け、国務院台湾事務弁公室の安峰山報道官は16日、「中国で活動する外資企業は中国の主権と領土保全を尊重し、中国の法律を遵守し、中国人民の民族感情を尊重すべきだ」と発言。重ねて釘を刺した形だ。

 中国でビジネスを展開する外国企業にとって、地図は鬼門である。1月には、良品計画が運営する無印良品が発行したカタログに掲載された地図に、釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)がないとイチャモンをつけられ、廃棄処分を命じられたばかりである。いっそのこと、中国では地図など使わないほうが賢明かもしれない。

(文=中山介石)

中国人観光客の”おそろいTシャツ”にベトナム人税関職員が激怒! その理由とは……

 最近、世界的ブランドが中国政府の抗議によって謝罪に追い込まれるケースが増えている。アメリカのファッションブランド・GAPは5月、同社が販売するTシャツにプリントされた中国地図の中に、同国が領有権を主張する台湾や南シナ海が描かれていなかったと中国側から圧力を受け、公式に謝罪するという騒動があった。現在、このTシャツは販売を停止している。ほかにも、メルセデス・ベンツや米ホテルチェーン・マリオットなどもチベット問題で中国政府の見解と異なる扱いをしたとして抗議され、ともに謝罪・撤回に追い込まれている。

 一方で、彼らは海外で挑戦的な行動を繰り返している。「網易新聞」(5月15日付)によると、西安市からベトナム観光にやって来た中国人観光客14人が、カムラン国際空港で入国手続きを行っている際に、トラブルが発生したという。税関職員が、彼らがおそろいで着ていたTシャツに「九段線」が描かれていることに気がついたのである。

 九段線とは、中国政府が南シナ海の領有権を主張する海域の地図上に、一方的に描いた破線のことで、同国は以前から南シナ海のほぼ全域を自国の領海であると主張している。当然ながら、周辺国のフィリピン、ベトナム、マレーシアなどはこれに反論してきたわけだが、中国は主張をまったく変えないばかりか、自国のパスポートに九段線入りの地図を載せるなど、やりたい放題だ。

 前出・ベトナムの空港警察は14人の中国人観光客に対し、Tシャツを着替えるよう命じ、事情聴取を行った。観光客たちは、「みんなで一緒に中国で買った。Tシャツを着ているだけで捕まるなんて理解できない」と話しているが、今後は地元警察が詳しい捜査を行うという。

 ベトナムでは今月6日にも、ニャチャン市内のレストランを利用した中国人観光客18人が、店側と支払いをめぐりトラブルになる事件が発生。店員に暴行を働いたとし、地元警察が彼らを逮捕している。東南アジア諸国では、中国政府や中国人観光客のこうした傍若無人な振る舞いによって、急激に反中感情が高まり、各地でデモが起こるなどしている。

 中国は日本の尖閣諸島に関しても、以前から領有権を主張しており、われわれ日本人にとっても、こうしたトラブルは決して対岸の火事ではないのである。

(文=青山大樹)

村人総出で盗掘→串焼き店に転売! 中国「廃棄肉ビジネス」が恐ろしすぎる

   中国では数年前まで、下水油やダンボール肉まん、ニセ粉ミルクなどなど、想像しただけで身の毛もよだつような食品に関する事件が頻繁に起こっていた。だが、最近ではそういったニュースはあまり見かけなくなり、食の安全に関して改善が進んでいた……ものと思われていたが、やっぱり中国は中国だった。雲南省の田舎町で起こった、恐ろしい事件を紹介しよう。  

 中国ではしばしば、密輸冷凍肉の販売網が摘発されるという事件が起こっている。あれだけの人口を抱えている以上、国産肉だけでは賄いきれないのだろう。冷凍肉は押収されると、当局によって地中に埋められ、廃棄される決まりになっている。

 雲南省の山間部にある紅河州金平県の山中に4月29日、トラック10台分の密輸冷凍肉が当局によって運ばれてきた。あたりには腐臭が漂い、深さ4〜5メートルの穴をいくつも掘り、そこに廃棄処分される肉を埋めたのだという。

 現場付近には「密輸肉撲滅、盗掘撲滅」というスローガンが掲げられ、しばらくは警備員や警察の車などが張り付いて、盗掘されないよう見張っていた。

 ところが、それから数日後に警察や警備員が立ち去ると、現場には帽子やマスクをかぶった村人たちがワラワラと何百人も集まってきた。そして、肉が埋まっている穴を掘り、手慣れた手つきでそこから肉を取り出していくではないか!

 掘る係、肉を探す係、運ぶ係など、役割分担がしっかりできているようで、作業は淡々と進んでいく。食事時には、人数分の弁当を積んだ車まで現れる用意周到ぶり。作業は31時間ぶっ続けで行われ、埋められていた肉のほとんどが持ち去られたという。

 村人たちが慣れていたのには訳がある。この場所では、ここ2年ほどの間に、何度も同じことが繰り返されてきたからだ。集まる人数は通常で100人ほど、多い時には400~500人にもなるという。

 ここで掘り出された肉は、昆明などの大都市に運ばれ、食堂や串焼き店などに卸されるというから恐ろしい。冷凍肉とはいえ、埋められてから数日がたっている。どう考えても人間が食べられるような代物ではないはずだが、村人たちにはそんな倫理観などどこにもないようである。

 これまでは村人以外は誰も知らない秘密だったが、今回の“盗掘”の模様がネットにアップされ、世間の注目を集めることに。地元当局はようやく重い腰を上げ、摘発に乗り出し、食品安全基準に合っていないものを販売したとして7人を逮捕した。

 このようなトカゲのしっぽ切りでお茶を濁して済ませるようでは、ほとぼりが冷めたら、これからも同様の事件が起こるのは間違いないであろう。

 中国では、いったい何を食べたらいいのやら……。

(文=佐久間賢三)

 

 

 

花嫁の投げたブーケで天井崩落! 結婚式が地獄絵図に……

 先日、中国で相次ぐ空からの危険な落下物について紹介したが(参照記事)、落下物は屋外だけではないようだ。

「ETtoday新聞網 」(5月9日付)などによると、事故は結婚式会場で起きた。幸せ絶頂の花嫁が、その幸せのお裾分けとばかりに、ブーケを客席に向かって投げる――。なんともほほえましい光景だが、その瞬間、状況は一変した。ブーケが天井に当たり、パネルが出席者めがけて次々と落ちてきたのだ。少なくとも20枚のパネルが崩落したという。出席者が逃げ惑う様子は、まるで大地震でも起きたかのようである。

 中国版Twitter「微博(ウェイボー)」では「天井パネルの品質が悪すぎる」「女性の力が、そんなに強いというの? おから建築に違いない」となどと非難  が殺到。それにしても、なぜこんな信じられないことが起きるのだろうか? 上海市で内装工事 会社を経営する日本人は、こう指摘する。

「中国人はメンツにばかりこだわるので、目に見える部分にはある程度お金をかけますが、逆に見えない部分にはかけません。商業施設でさえ、天井パネルがなく、配管などがむき出しの店舗をよく見かけます。結婚式会場ではさすがにパネルなしというわけにはいきませんが、崩落したパネルは、二束三文で買ってきて取り付けたのでしょう。もっとも、発泡スチロール並みの貧弱な素材だったから、けが人を出さずに済んだともいえますが」

 しかし、2人の門出を祝う場で、その舞台の天井 が崩落とは、縁起が悪いにもほどがある……。

(文=中山介石)

 

花嫁の投げたブーケで天井崩落! 結婚式が地獄絵図に……

 先日、中国で相次ぐ空からの危険な落下物について紹介したが(参照記事)、落下物は屋外だけではないようだ。

「ETtoday新聞網 」(5月9日付)などによると、事故は結婚式会場で起きた。幸せ絶頂の花嫁が、その幸せのお裾分けとばかりに、ブーケを客席に向かって投げる――。なんともほほえましい光景だが、その瞬間、状況は一変した。ブーケが天井に当たり、パネルが出席者めがけて次々と落ちてきたのだ。少なくとも20枚のパネルが崩落したという。出席者が逃げ惑う様子は、まるで大地震でも起きたかのようである。

 中国版Twitter「微博(ウェイボー)」では「天井パネルの品質が悪すぎる」「女性の力が、そんなに強いというの? おから建築に違いない」となどと非難  が殺到。それにしても、なぜこんな信じられないことが起きるのだろうか? 上海市で内装工事 会社を経営する日本人は、こう指摘する。

「中国人はメンツにばかりこだわるので、目に見える部分にはある程度お金をかけますが、逆に見えない部分にはかけません。商業施設でさえ、天井パネルがなく、配管などがむき出しの店舗をよく見かけます。結婚式会場ではさすがにパネルなしというわけにはいきませんが、崩落したパネルは、二束三文で買ってきて取り付けたのでしょう。もっとも、発泡スチロール並みの貧弱な素材だったから、けが人を出さずに済んだともいえますが」

 しかし、2人の門出を祝う場で、その舞台の天井 が崩落とは、縁起が悪いにもほどがある……。

(文=中山介石)

 

なんでこんなところに!? 断崖絶壁に立つ「世界一危険」なコンビニが中国でオープン!

 キャッシュレス社会の到来で無人コンビニが急増する中国だが、まったく新しいコンセプトのコンビニが誕生し、話題になっている。日本でも紹介された世界最長のガラス橋がある湖南省平江県の石牛寨地質公園に登場した店舗は、なんと断崖絶壁に据え付けられているのだ!

「聯合新聞網」(5月8日付)などによると、このコンビニはロッククライミングを楽しむ人たちのためのもので、4月25日にオープンしたという。ベニヤ板のような素材で造られ、高さ130メートルの崖に固定された畳2畳ほどの広さの粗末な小屋には、中国語でコンビニを意味する「便利店」と大きく書かれている。固定している金具はどこか頼りなく、地震が起きたら耐えられなさそうである。

 ロッククライミングをするのに、水や食べ物は邪魔になる。旅行客が手ぶらで登れるよう、公園の管理会社がこの店をオープンさせたのだという。安全を考慮し、店員は訓練を受けたインストラクターが務めている。ただし、コンビニと呼べる規模ではなく、販売しているのは水とちょっとした食べ物だけ。こうした競合のいない場所では物価が高騰するのが世の常だが、ペットボトルの水が2元(約34円)と、中国とは思えないほど良心的な価格だ。しかも、顧客は中国版LINE「微信(WeChat)」での支払いも可能で、利便性は高い。

 SNS上では「命懸けの出店」「地震が起きたらどうするの?」「城管(露天商の無許可営業などを取り締まる、制服を着たヤクザのような存在)は来ないの? どうせ巻き上げるものがなさそうだけど」「品物を落としたら危険なのでは」などと店の存続を心配する声が多く見られた。

 そうした心配とは裏腹に、5月1日のメーデーの連休も順調に営業をしていたようだ。中国ではひとつのビジネスモデルが成功するとあっという間に増殖するが、“崖の上のコンビニ”も、中国各地の崖に増殖するかも!?

(文=中山介石)

 

なんでこんなところに!? 断崖絶壁に立つ「世界一危険」なコンビニが中国でオープン!

 キャッシュレス社会の到来で無人コンビニが急増する中国だが、まったく新しいコンセプトのコンビニが誕生し、話題になっている。日本でも紹介された世界最長のガラス橋がある湖南省平江県の石牛寨地質公園に登場した店舗は、なんと断崖絶壁に据え付けられているのだ!

「聯合新聞網」(5月8日付)などによると、このコンビニはロッククライミングを楽しむ人たちのためのもので、4月25日にオープンしたという。ベニヤ板のような素材で造られ、高さ130メートルの崖に固定された畳2畳ほどの広さの粗末な小屋には、中国語でコンビニを意味する「便利店」と大きく書かれている。固定している金具はどこか頼りなく、地震が起きたら耐えられなさそうである。

 ロッククライミングをするのに、水や食べ物は邪魔になる。旅行客が手ぶらで登れるよう、公園の管理会社がこの店をオープンさせたのだという。安全を考慮し、店員は訓練を受けたインストラクターが務めている。ただし、コンビニと呼べる規模ではなく、販売しているのは水とちょっとした食べ物だけ。こうした競合のいない場所では物価が高騰するのが世の常だが、ペットボトルの水が2元(約34円)と、中国とは思えないほど良心的な価格だ。しかも、顧客は中国版LINE「微信(WeChat)」での支払いも可能で、利便性は高い。

 SNS上では「命懸けの出店」「地震が起きたらどうするの?」「城管(露天商の無許可営業などを取り締まる、制服を着たヤクザのような存在)は来ないの? どうせ巻き上げるものがなさそうだけど」「品物を落としたら危険なのでは」などと店の存続を心配する声が多く見られた。

 そうした心配とは裏腹に、5月1日のメーデーの連休も順調に営業をしていたようだ。中国ではひとつのビジネスモデルが成功するとあっという間に増殖するが、“崖の上のコンビニ”も、中国各地の崖に増殖するかも!?

(文=中山介石)