『わろてんか』波岡一喜&北村有起哉演じる落語家の絆に絶賛!「今まででダントツに面白い」

 ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で寄席「風鳥亭」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■12月16日(土)/66話~12月22日(金)/71話
 66話では、てんの勧めもあって風鳥亭の高座に上がった、落ちぶれた落語家・団真(北村有起哉)の前に天才落語家であり弟弟子の団吾(波岡一喜)が現れる。客たちは団吾に大盛り上がりで、団吾はなんと団真のための前座役になるという。団吾の後押しを受けて団真が披露した“崇徳院”は、客から大喝采を浴びるのだった。ずっとすれ違っていた団真と団吾の和解は、「団吾が団真に“兄さん”って言うところで泣いた」「団吾はきっと団真の落語が本当に好きなんだろうな……」「団吾と団真も(崇徳院の和歌のように)われた末に出会えたのかな」と視聴者に感動を与えたよう。「今までの中でダントツ面白いエピソード!」といった絶賛の声も上がっている。

 寄席を3つに増やし、勢いに乗っている風鳥亭の様子が描かれた67話。そんな中、太夫元の寺ギン(兵動大樹)から派遣されている曲芸師がけがをして働けなくなる。借金の返済があるため困った妻・富(宮嶋麻衣)は、金を貸してほしいと藤吉に頼むが、藤吉は寺ギンに無断で貸すことはできないと断る。しかし、てんは富にこっそりお金を渡すのだった。

 68話では、風鳥亭の古参芸人・アサリ(前野朋哉)が、祖父が会いに来ると大騒ぎ。祖父に勤め人だと嘘をついていたアサリは、栞(高橋一生)の力を借りて勤め人のフリをする。

 てんが富に金を貸したことで、寺ギンと風鳥亭の対立が激化する様子が描かれた69話。藤吉とてんは、芸人の立場改善を見据えて万丈目(藤井隆)たち古参芸人を月給制で雇うと宣言する。また、芸人だとバレたアサリが、祖父に「誇らしい」と抱きしめられる場面もあり、視聴者からは「まさかアサリのエピソードで泣かされるとは」「人に笑われるのではなく、人を笑わせる仕事って、しっかり褒めてもらえて良かったね……」「この出来事でアサリは一生芸人を続けられるんだろうなぁ」といった声が上がっていた。

 70話では、風鳥亭が月給制で芸人を雇い始めたことが、大きなうわさになる。藤吉たちのやり方をよく思わない寺ギンの妨害を受け、風鳥亭は3軒のうち、2軒が休業に。71話でも風鳥亭の危機は変わらず、さらに対立していたはずの寺ギンが率いる芸人派閥・おちゃらけ派と古典芸能を重視する伝統派が和解。藤吉は伝統派に頼ることもできず、さらなるピンチに陥ることに……。

 71話ラストは、寺ギンが風鳥亭を訪れ、小屋の1つを大金で買い取ると告げる。風鳥亭は一体どうなってしまうのか、次週も見逃せない。

『わろてんか』 正論を語る松坂桃李に、「お前が言うな」「感情移入できない」の声続出!

 ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で寄席「風鳥亭」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■12月9日(土)/60話~12月15日(金)/65話
 60話で、風鳥亭に出演予定の芸人が急に来られなくなり、困ったてんは、代わりに売れない落語家・団真(北村有起哉)を出演させる。しかし、団真が天才落語家・団吾(波岡一喜)の偽物だと客に気づかれたことで、団真は噺(はなし)の途中で高座から逃げ出してしまう。

 てんが藤吉の許可なく、団真を高座に上げたことで夫婦ゲンカが勃発。61話では、ついに口も利かない最悪の状態となった。また、団真が高座を途中で降りたことで、団真とその妻・お夕(中村ゆり)の夫婦仲もおかしくなる。

 62話でてんは、藤吉が大金を払ってでも団吾を風鳥亭に迎えようとする理由を知るために、幼馴染の風太(濱田岳)に頼んで団吾の家を訪ねると、そこで団吾の世話になっているお夕の姿を見つける。一方、団吾の件でストライキを行っていた古参芸人たちの1人が、仲間を裏切って高座に出たことで責められていたため、藤吉は彼らを一喝。家族だからこそ奮起してほしいと伝える。しかし、この藤吉の姿に視聴者からは、「正しいことを言ってるのに、これまでの藤吉の行いのせいでスッキリ受け入れられない」「お前が言うなって思う」「もしかしたら視聴者の知らないところで、めちゃくちゃ働いてるのかもしれないけど、知らないから藤吉に感情移入できない」「言葉がうすっぺらい」といった声が続出。

 63話では、いまだに喧嘩を続けるてんと藤吉を見かねて、風太と女中のトキ(徳永えり)が2人に話し合いの場を設ける。風太とトキのアシストもあり、お互いに言えなかった気持ちを知った2人は、無事仲直りを果たす。

 藤吉の思いを知り、一念発起する芸人たちのシーンからスタートした64話。団吾は、お夕を団真の元へ返してあげてほしいと直談判に来たてんに、「お夕は自分のものだ」と告げるのだった。

 65話では団真が1人で住んでいた長屋から姿を消し、自殺するのではないかと大慌てで探すてんたちの姿が描かれた。しかし、団真はぼーっと川を眺めていただけだという。てんはお夕と団真のよりを戻させるため、もう一度団真を高座に上げてほしいと藤吉に頼み込み、さらに団吾に団真が高座に出ると伝えに行くのだった。視聴者からは、団真が高座に立つことを聞いてうれしそうな様子を見せた団吾の姿に、「団吾ちゃんブレブレだけど」「団吾って最初、団真が高座に出るなら自分は絶対に出ないって言ってたよね?」「どこで心境の変化があったのかが一切わからない」と疑問の声が上がっていた。

 次回はついに、北村演じる団真の“崇徳院”が披露されるよう。いったいどんな落語を見せてくれるのか、今から楽しみだ。

『わろてんか』波岡一喜&北村有起哉演じる落語家が大好評! 「ようやく面白くなってきた」

 ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で寄席「風鳥亭」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■12月2日(土)/54話~12月8日(金)/59話
 54話は、幼馴染の風太(濱田岳)が 芸人を寄席に派遣する太夫元・寺ギン(兵動大樹)の元で働き始めたと知り、動揺するてんの姿からスタート。そんな中、喧嘩をして話さなくなったてんと藤吉を心配して、女中のトキ(徳永えり)や風鳥亭の芸人たちが仲直りの場を用意する。藤吉が買ってくると言いながら、いつも忘れていた息子のための兜を用意したトキたちは、一緒になった時の気持ちを思い出してくれと2人に訴えかけるのだった。

 無事仲直りを果たし、風鳥亭も順調に繁盛している様子が描かれた55話。藤吉は風鳥亭の看板となる芸人が欲しいと考え、当代一の人気を誇る落語家・月の井団吾(波岡一喜)に目を付ける。

 56話では、団吾に夢中になり、寄席のお抱えにするためにとんでもない大金を払おうとしている藤吉を不安に思うてんの姿が描かれた。その予感通り、万丈目(藤井隆)ら古参の芸人たちが藤吉の方針に異議を唱え、抗議を始めるのだった。

 57話で、てんは道で行き倒れていたお夕(中村ゆり)を助ける。また同話では、近くの食堂で団吾の名をかたって食い逃げしようとした落語家・団真(北村有起哉)が登場。うだつの上がらない団真がお夕の夫だと知り驚くてんだったが、視聴者からは「出来の悪いクズ男を演じさせたら日本一の北村有起哉が出てきた!(褒めてる)」「ダメ芸人でも、北村有起哉なら許せてしまう何かがある」「売れない落語家に北村有起哉はしっくりきすぎ」と期待の声が続出。

 相変わらず団吾にかかりきりの藤吉の姿が描かれた58話では、ついに古参の芸人たちがストライキを決行。さらに、てんと藤吉の夫婦仲も気まずくなっていた。そんなある日、風鳥亭で落語を披露していた団真の前に、なんと団吾が現れる。

 団真が団吾の兄弟子で、お夕と駆け落ちしていたことが明かされた59話。藤吉はある日の団吾との宴会後、人々が呑みつぶれた深夜に、1人で必死に落語の練習をする団吾の姿を目撃する。その姿を見た藤吉は、高い契約金と団真を高座に出さないという条件をのんで、団吾との契約を進めることを決めるのだった。団吾と団真が巻き起こす騒動は視聴者から「芸人の闇と艶っぽさ……一体どうなるのか、わくわくする」「ようやく面白くなってきた」「藤吉とてんの話はどうでもいいから、この2人をたくさん掘り下げてほしい」と大好評。

 団吾、団真の登場で盛り上がりを見せる朝ドラ『わろてんか』。2人の落語家が、今後どのような物語を見せてくれるのか楽しみだ。

『わろてんか』波岡一喜&北村有起哉演じる落語家が大好評! 「ようやく面白くなってきた」

 ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で寄席「風鳥亭」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■12月2日(土)/54話~12月8日(金)/59話
 54話は、幼馴染の風太(濱田岳)が 芸人を寄席に派遣する太夫元・寺ギン(兵動大樹)の元で働き始めたと知り、動揺するてんの姿からスタート。そんな中、喧嘩をして話さなくなったてんと藤吉を心配して、女中のトキ(徳永えり)や風鳥亭の芸人たちが仲直りの場を用意する。藤吉が買ってくると言いながら、いつも忘れていた息子のための兜を用意したトキたちは、一緒になった時の気持ちを思い出してくれと2人に訴えかけるのだった。

 無事仲直りを果たし、風鳥亭も順調に繁盛している様子が描かれた55話。藤吉は風鳥亭の看板となる芸人が欲しいと考え、当代一の人気を誇る落語家・月の井団吾(波岡一喜)に目を付ける。

 56話では、団吾に夢中になり、寄席のお抱えにするためにとんでもない大金を払おうとしている藤吉を不安に思うてんの姿が描かれた。その予感通り、万丈目(藤井隆)ら古参の芸人たちが藤吉の方針に異議を唱え、抗議を始めるのだった。

 57話で、てんは道で行き倒れていたお夕(中村ゆり)を助ける。また同話では、近くの食堂で団吾の名をかたって食い逃げしようとした落語家・団真(北村有起哉)が登場。うだつの上がらない団真がお夕の夫だと知り驚くてんだったが、視聴者からは「出来の悪いクズ男を演じさせたら日本一の北村有起哉が出てきた!(褒めてる)」「ダメ芸人でも、北村有起哉なら許せてしまう何かがある」「売れない落語家に北村有起哉はしっくりきすぎ」と期待の声が続出。

 相変わらず団吾にかかりきりの藤吉の姿が描かれた58話では、ついに古参の芸人たちがストライキを決行。さらに、てんと藤吉の夫婦仲も気まずくなっていた。そんなある日、風鳥亭で落語を披露していた団真の前に、なんと団吾が現れる。

 団真が団吾の兄弟子で、お夕と駆け落ちしていたことが明かされた59話。藤吉はある日の団吾との宴会後、人々が呑みつぶれた深夜に、1人で必死に落語の練習をする団吾の姿を目撃する。その姿を見た藤吉は、高い契約金と団真を高座に出さないという条件をのんで、団吾との契約を進めることを決めるのだった。団吾と団真が巻き起こす騒動は視聴者から「芸人の闇と艶っぽさ……一体どうなるのか、わくわくする」「ようやく面白くなってきた」「藤吉とてんの話はどうでもいいから、この2人をたくさん掘り下げてほしい」と大好評。

 団吾、団真の登場で盛り上がりを見せる朝ドラ『わろてんか』。2人の落語家が、今後どのような物語を見せてくれるのか楽しみだ。

『わろてんか』松坂桃李演じる“ダメ夫”に、「描き方が的確」「むしろすごい」と感心の声

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■11月25日(土)/48話~12月1日(金)/53話
 48話では、てんと藤吉が経営する寄席・風鳥亭の1周年と、2人の結納の様子が描かれた。さらに藤吉の母・啄子(鈴木京香)が、アメリカに住む知り合いと商売を始めるために渡米する。

 風鳥亭開業から4年が過ぎた49話では、てんと藤吉の長男・隼也が1歳に。てんは子育てと仕事の忙しい毎日を送っていた。しかし、藤吉は寄席経営にかかりきりで留守が多く、さらにもう1軒寄席を増やすと言い出す。

 50話では、てんの元を幼馴染・風太(濱田岳)が訪れる。風太は、藤吉がてんの料理を酔って台無しにし、さらに隼也の節句の兜を買い忘れたことに激怒。この様子に視聴者から「藤吉がただのダメ夫すぎる」「愛すべきダメ夫じゃない、ただのダメ夫は朝ドラにいらないと思う」「藤吉になんの魅力もないんだけど……」といった厳しい声が上がった。

 藤吉の幼馴染で、東京で大人気となった芸人仲間のリリコ(広瀬アリス)が、突然関西に戻ってくるシーンからスタートした51話。ある日、てんから子守りを頼まれた藤吉が少し目を離した隙に、隼也の姿が消えてしまう。てんたちは「誘拐か」と慌てるが、リリコが隼也の面倒を見ていたのだった。さらに藤吉は、てんに断りもせず勝手にリリコに隼也の世話を頼む。

 52話では、藤吉が芸人たちに渡す給金を強引に金庫から持ち出したことで、ついにてんの堪忍袋の緒が切れる。反省する様子もない藤吉に、てんは一切話さなくなるのだった。

 人を介してしか藤吉と話さない、てんの姿からスタートした53話。藤吉は栞(高橋一生)の元で、「女は母親になると強くなって面倒」「(栞には)結婚してないからわからない」と愚痴をこぼす。視聴者は、週頭から続く藤吉のダメ夫っぷりに「藤吉が体を張って、『男として、夫として、父親として、やってはいけないこと』を皆に布教してくれているのではと思えてきた」「今日もダメ男の描き方が的確で素晴らしい」「天然通り越して“地雷踏み抜き機”みたいになってる。むしろすごい」と呆れを通り越して、感心してしまっているよう。

 ラストでは、風鳥亭に高い金額で芸人を派遣している寺ギン(兵動大樹)の元で働き始めた風太が登場。てんと藤吉の夫婦喧嘩の決着や風太の行動など、次回も見逃せない展開になりそうだ。

90年代を象徴する“脱力系”俳優、浅野忠信が『刑事ゆがみ』で見せる“ヘラヘラ”ぶり

 視聴率は苦戦しているものの、『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)が毎週面白い。  木曜夜10時から放送されている本作は、ドラマ化もされた『弁護士のくず』(小学館)などで知られる井浦秀夫のマンガを原作とする刑事ドラマ。浅野忠信が演じる弓神適当と神木隆之介が演じる羽生虎夫という2人の刑事が難事件を解決していくバディモノだ。第1話は電車痴漢の事件、第2話では女性教師と生徒の恋愛が描かれ、毎回、女性が絡む犯罪を取り上げるのが大きな特徴。  劇伴が抑制的で、画面の緊張感が異常に高いため見ていて引き込まれる。チーフ演出は『ガリレオ』や『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(ともにフジテレビ系)などで高い評価を得ている西谷弘。映画監督としても好評価を博している西谷だけに、映像だけでも見応えがある。放送こそ地上波のプライムタイムだが、深夜ドラマやインディペンデント系のマイナー映画を見ているようだ。  今のテレビドラマのほとんどが、画面の隅々にまで照明を当てた明るい映像に、わかりやすい台詞と音楽をかぶせてテンポの良さを前面に打ち出しているのに対し、色味の少ない灰色がかった映像を用いて、重たいストーリーを淡々と見せていく本作の存在感は、目を見張るものがある。  これが一般視聴者の大量離脱を生んでしまったようだが、その一方で、熱狂的に支持する視聴者も獲得している。かつてはフジテレビの人気ドラマ枠だった月9や木10が、視聴率の面でここ数年は苦戦している。そんな中で何とか突破口を見いだそうと、こうした独自の空気感を持った作品が生まれていることは評価したい。 ◎90年代、等身大の若者像となった浅野の演技  映像が醸し出す雰囲気もさることながら、何より最大の魅力は神木と浅野が演じる2人の刑事のやりとりだろう。特に浅野は、何をしでかすのかわからないトリックスター的な刑事・弓神を怪演しており目が離せない。本作の面白さの大半は、相手の話を聞かずにヘラヘラと笑いながら平気で法律違反をして犯人を追い詰めていく、弓神のえたいの知れなさに支えられている。理解不能な事件を理解不能な刑事・弓神が探求し、間にいる羽生が翻弄されるという構造が面白さだ。  それにしても、こういう浅野を見るのは久しぶりである。今ではハリウッド映画の『バトルシップ』や『マイティ・ソー』のような娯楽大作や『沈黙‐サイレンス‐』のような文芸大作に出演する日本を代表する大物俳優となった浅野だが、90年代の浅野は、弓神のように正体不明の不気味な雰囲気を漂わせる俳優だった。  浅野のニヤニヤ笑いながらボソボソとしゃべる脱力系の演技は、リアルで自然な演技が求められた90年代を最も象徴するものだろう。  もともと、『3年B組金八先生第3シリーズ』(TBS系)のようなテレビドラマにも出演していたが、脱力系の芝居がテレビドラマとは合わず、活動の中心は若者向けのマイナー映画だった。『PiCNiC』等の岩井俊二の映画に出演して注目されるようになると、青山真治の『Helpless』や石井克人の『鮫肌男と桃尻女』、三池崇史の『殺し屋イチ』といった映画に出演して、邦画に欠かせない存在となる。中でも印象的だったのは井坂聡監督の『Focus』という、ドキュメンタリータッチの映画だ。主演の浅野は盗撮マニアの青年・金村を演じ、そこでの浅野の姿は、とても生々しく、ヘラヘラした演技を“してないように見える”芝居がとても不気味で、弓神に通じるものがあった。  これをメジャーなテレビドラマでやっていたのが木村拓哉だ。今では「何をやってもキムタク」といわれてしまう癖の強い木村の芝居も、90年代は等身大の若者のリアルを体現するナチュラルなものとして評価されていた。浅野も木村も当初は、どこにでもいる若者を体現する俳優として登場した。しかし、キャリアを重ねて彼らの知名度が上がっていくと視聴者の方が見慣れてしまい、「木村拓哉なら木村拓哉」「浅野忠信なら浅野忠信」というキャラクターを演じているようにしか見えなくなってしまう。  おそらく、浅野はそのことに自覚的だったのだろう。昔のような脱力感は抑制され、ハリウッドで大作映画に出演するようになって以降は、“普通の演技”ができる俳優へと変わっていった。その姿に俳優としての成熟は感じるものの、どこか物足りなかった。  対して、『刑事ゆがみ』の弓神には90年代の浅野をアップデートしたような不気味さがある。毎回だとさすがに飽きてしまうが、時々こういう芝居を見せられると、やっぱりうれしい。ドームツアーを成功させたかつてのカルト・ミュージシャンが、小さなライブハウスで昔の名曲を披露する姿を見ているかのような贅沢な体験なのだ。 (成馬零一)

『わろてんか』客寄せに“男前”の藤吉&栞を起用! 視聴者から「大正解!」と絶賛の声

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『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■11月18日(土)/42話~11月24日(金)/47話

 42話では、有名落語家の文鳥(笹野高史)の出演で大盛り上がりの風鳥亭の様子が描かれた。多くの瓦版に取り上げられた結果、「オチャラケ派」を名乗る芸人たちの元締め・寺ギン(兵動大樹)が、高い金額ではあるものの、風鳥亭へ芸人を手配してくれることに。

 風鳥亭を開業して3カ月が過ぎた43話では、売り上げを伸ばすために亀井(内場勝則)のアイデアを試すが、逆効果で客が激減。ふがいない2人を見て、ついに藤吉の母・啄子(鈴木京香)が寄席の手伝いを始める。視聴者からは、“ごりょんさん”こと啄子の登場に「待ってましたごりょんさん~!」「ごりょんさん登場による商売の盛り上がりに期待!」と喝采の声が続出。

 44話では、啄子やてんが、さまざまな目新しいサービスを考えることで、風鳥亭に徐々に客足が戻ってくる。さらにてんは、大阪の夏の風物詩「冷やしあめ」の販売をスタート。氷を使った斬新な販売方法が受け入れられ、冷やしあめは飛ぶように売れる。この様子には、ネットで「冷やしあめ懐かしい」「なんか飲みたくなってきた」という声が上がった。水あめとショウガで作る飲み物・冷やしあめが知られているのは関西中心のため、「冷やしあめって初めて知った。飲んでみたい」「冷やしあめって、どこで飲めるんだろ」と興味を持った人もいるようだ。

 啄子が藤吉と栞(高橋一生)を広告塔に、女性や子どもを寄席に引き込もうとするシーンから始まった45話。これには視聴者も「イケメンのチンドン屋だ!」「ごりょんさんが藤吉と栞様の大正解な使い方してる」「超ポンコツ男・藤吉の唯一の長所が生かせてよかった」と大絶賛。こうして、にぎわいを見せる風鳥亭だったが、藤吉は寺ギンから席主の器が足りていないため、これ以上、風鳥亭に芸人を出せないと言われてしまう。

 46話では、てんのもとを幼なじみの風太(濱田岳)が訪れ、てんの父・儀兵衛(遠藤憲一)が亡くなったことを告げる。さらに勘当された身であるてんは、風太に実家には帰ってくるなと言われてしまい、ひどく落ち込む。しかし、そんなてんを啄子やキース(大野拓朗)、万丈目(藤井隆)たちはそれぞれの方法で慰めるのだった。

 父の死を乗り越えたてんの姿からスタートした47話。てんは風鳥亭の売り上げを上げるために、料金を半額の5銭にすることを思いつく。この試みは大成功し、風鳥亭は倍の売り上げを達成。そしてついに風鳥亭開業から1年後、てんと藤吉は、てんの実家に借りていたお金を完済して、祝言を挙げるのだった。

 風鳥亭の運営が順調に進み始め、やきもきしながら見ていた視聴者も一安心のよう。この先も、てんたちが苦難とどう向き合っていくのか、要注目だ。

『わろてんか』高橋一生が“頼みの綱”!? 視聴者から「高橋のために見てる」の声続出

  ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■11月11日(土)/36話~11月17日(金)/41話
 36話では、てんが寄席の購入資金を用意するために、勘当された実家である藤岡屋へ向かう。てんと藤吉のお互いを思う姿と強い意志に父・儀兵衛(遠藤憲一)は大金を貸すことを決めるのだが、この展開に視聴者からは「想像以上にあっけなくお金貸してくれるね」「勘当の意味なくない?」「脚本雑すぎ」といった声が続出。

 てんと藤吉が寄席の開業に奔走する様子が描かれた37話で、2人は寄席を「風鳥亭」と名付ける。38話ではついに風鳥亭が開業。しかし、出演する芸人たちの力不足は明らかで、日がたつにつれ、客足はどんどん遠のいてしまう。

 39話では、風鳥亭は寄席の目玉である落語家を呼べず、厳しい状態に追い込まれる。落語家探しに奔走する藤吉だったが、栞(高橋一生)に誘われ一緒に酒を飲むことに。酒の席での藤吉と栞の議論は白熱し、取っ組み合いの大ゲンカにまで発展。しかし、互いの思いをぶつけ合った2人は急速に仲良くなるのだった。視聴者からは「見るの諦めかけた時に投入される高橋一生」「高橋一生の使い方をマスターしてる」「乱れた栞さま、酔っ払った栞さま、笑顔の栞さま……栞さまの見せ方だけやたらうまい」「脚本と演出は駄目だけど、高橋一生は見たい。なんか悔しい」といった声が続出し、「栞様のために朝ドラ見てる」という人は少なくないようだ。

 40話で栞の計らいにより有名落語家の文鳥(笹野高史)に会った藤吉は、落語家を手配してくれるよう頼み込む。しかし、文鳥には「寄席の色もできてないのに、つてを頼るのは筋が通っていない」と拒否されてしまう。

 てんの後押しもあり、再び文鳥に会いに行く藤吉の姿が描かれた41話。てんの機転と藤吉の語る「男だけでなく女や子どもにも、本当に面白い落語を見てほしい」という思いを受け、文鳥自身が風鳥亭に出演してくれることに。文鳥の出演当日、風鳥亭には多くの人が押しかける。

 SNSでは、「高橋一生が頼みの綱状態」とも言われている同作。現状を脱することができるかどうかは、高橋なしでも視聴者の支持を得られるかどうかにかかっていそうだ。

『わろてんか』高橋一生が“頼みの綱”!? 視聴者から「高橋のために見てる」の声続出

  ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■11月11日(土)/36話~11月17日(金)/41話
 36話では、てんが寄席の購入資金を用意するために、勘当された実家である藤岡屋へ向かう。てんと藤吉のお互いを思う姿と強い意志に父・儀兵衛(遠藤憲一)は大金を貸すことを決めるのだが、この展開に視聴者からは「想像以上にあっけなくお金貸してくれるね」「勘当の意味なくない?」「脚本雑すぎ」といった声が続出。

 てんと藤吉が寄席の開業に奔走する様子が描かれた37話で、2人は寄席を「風鳥亭」と名付ける。38話ではついに風鳥亭が開業。しかし、出演する芸人たちの力不足は明らかで、日がたつにつれ、客足はどんどん遠のいてしまう。

 39話では、風鳥亭は寄席の目玉である落語家を呼べず、厳しい状態に追い込まれる。落語家探しに奔走する藤吉だったが、栞(高橋一生)に誘われ一緒に酒を飲むことに。酒の席での藤吉と栞の議論は白熱し、取っ組み合いの大ゲンカにまで発展。しかし、互いの思いをぶつけ合った2人は急速に仲良くなるのだった。視聴者からは「見るの諦めかけた時に投入される高橋一生」「高橋一生の使い方をマスターしてる」「乱れた栞さま、酔っ払った栞さま、笑顔の栞さま……栞さまの見せ方だけやたらうまい」「脚本と演出は駄目だけど、高橋一生は見たい。なんか悔しい」といった声が続出し、「栞様のために朝ドラ見てる」という人は少なくないようだ。

 40話で栞の計らいにより有名落語家の文鳥(笹野高史)に会った藤吉は、落語家を手配してくれるよう頼み込む。しかし、文鳥には「寄席の色もできてないのに、つてを頼るのは筋が通っていない」と拒否されてしまう。

 てんの後押しもあり、再び文鳥に会いに行く藤吉の姿が描かれた41話。てんの機転と藤吉の語る「男だけでなく女や子どもにも、本当に面白い落語を見てほしい」という思いを受け、文鳥自身が風鳥亭に出演してくれることに。文鳥の出演当日、風鳥亭には多くの人が押しかける。

 SNSでは、「高橋一生が頼みの綱状態」とも言われている同作。現状を脱することができるかどうかは、高橋なしでも視聴者の支持を得られるかどうかにかかっていそうだ。

『わろてんか』主人公夫婦が“ボンクラ”!「現実味ない」「失礼すぎる」と大不評!

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■11月4日(土)/30話~11月10日(金)/35話
 30話で藤吉の母・啄子(鈴木京香)は、家や土地を売り払い、北村屋の借金を全て返済。てんたちは北村屋の片付けを済ませ、芸人が多く住む貧乏長屋に引っ越すことに。

 北村屋のあった船場を離れ、下町の天満に移ったてん・藤吉・啄子の姿が描かれた31話。てんと藤吉は目標である寄席の開業をめざして小屋を探し始めるが、なかなか見つからない。寄席の前で客引きをしている人に次々と、寄席を手放す話はないかと声をかける2人の姿に、視聴者からは「人の入ってる寄席に『廃業しないか?』って聞くの失礼すぎない?」「坊ちゃん嬢ちゃんから抜けきれてない感がすごい」「世間知らず設定だとしても、ひどすぎるでしょ」とツッコミの声が続出。

 32話では、やっとのことで廃業した寄席・鶴亀亭を見つけた藤吉たち。元席主の亀井(内場勝則)に売ってほしいと頼み込むが、断られてしまう。そんなある晩、藤吉は芸人仲間であるリリコ(広瀬アリス)の部屋に呼び出される。

 リリコが藤吉に、てんを捨てて自分と逃げてほしいと懇願する姿が描かれた33話。そのうわさを聞いたてんはショックを受ける。しかし、藤吉のてんへの思いやリリコと藤吉の過去を聞き、藤吉を信じていこうと強く思うのだった。

 34話では、てんの父・儀兵衛(遠藤憲一)の体調が優れないことを知った、てんの幼馴染の風太(濱田岳)が大阪を訪れる。儀兵衛の体調不良については触れず、てんに京都の実家に帰るよう伝えるが断られてしまう。勘当されたてんの覚悟を感じた風太は、そのまま京都へ戻るのだった。一方、亀井の元に通い続けていた藤吉とてんの行動が、亀井の心を開き、寄席を譲り受けることに。しかし、通う以外のことをせずに寄席を手に入れたことに、視聴者からは「すぐ寄席が手に入って簡単すぎ」「コミュニケーションとるだけで夢が叶ったら苦労しない」「現実味なくてイライラする」と不評の声が続出。

 啄子の許しも出て、寄席の開業が現実味を増した35話。しかし、芸人を寄席に派遣する「太夫元」のギン(兵動大樹)が、大金で鶴亀亭を買い取るという話が急浮上し、急きょ現在の価値で500万円の大金が必要になる。万策尽きたという藤吉を見たてんは、藤吉に黙って実家の老舗薬種問屋・藤岡屋を訪れるのだった。

 てんと藤吉の「ボンクラっぷり」に視聴者からブーイングの声が上がっている同作。現在のイメージを払拭できるかどうかが、このドラマの鍵を握りそうだ。