家族の物を勝手に捨てる、その是非は? コレクター、ミニマリスト、弁護士の見解

 7月1日に放送された土曜スペシャル『今日で捨てましょう!』(テレビ東京系)のあるシーンが、物議を醸している。その内容とは、「父親の所有する手付かずのプラモデル『ガンプラ』を捨ててほしい」という母娘と、「捨てたくない」という父親をめぐるもの。父親は「いつか作る機会が来ると思う」と懇願したが、娘は「4つ捨てる」と主張。父親は「なんでこんなに責められなきゃいけない」と不満を漏らしていたが、 最終的には1つ捨てることでまとまった。

 番組では最終的に父親の同意を得ていたが、もし家族のものを無断で捨てた場合、罪に当たる可能性はあるのだろうか? また、物を捨てられない人の心理とは? まずは前者について、アディーレ法律事務所の小堀信賢弁護士に聞いた。

「家族の持ち物を勝手に捨てることは、器物損壊罪(刑法261条)に該当します。仮に、妻が夫から預かっていた物を夫に無断で捨てた場合も同様です。所有物を捨てられた家族が、その物を占有(保管)していないときでも、捨てられて回収不可能になったのであれば、所有権が害され『損壊した』といえることになるでしょう。 これらの刑罰としては、3年以下の懲役、30万円以下の罰金、1,000円以上1万円未満の科料、いずれかに処される可能性があります。器物損壊罪は、被害者の告訴がなければ公訴を提起できない親告罪ですので、被害者が告訴しなければ、刑事裁判にはなりません。また、事実上、警察による捜査が行われることもないでしょう。ただし、民法上の損害賠償責任については、また別の話で、被害者が、告訴まではしないが賠償は請求するとして民事裁判を起こした場合、賠償を命じる判決が行われる可能性があります」

 では、番組に出てきた父親のように、物を集めて捨てられない人は、どのような心理なのだろうか? 『ぼくらの60~70年代宝箱』『ぼくらの60~70年代熱中記』(共にいそっぷ社)の著者で、昭和の漫画・玩具コレクターである黒沢哲哉氏は次のように語る。

「もし、番組のように家族から『捨ててほしい』と頼まれたら、家族の言い分を聞き入れて、すっぱりと捨てるか、たとえ家族が断絶しても断固として断るかの二択しか私は考えません。番組のように1個だけ捨てるというのは、コレクターの気持ちが傷つき、家族関係はぎくしゃくし、家はまったく片付かないという最悪の判断です。番組では、プレミアが付かないガンプラと言われていましたが、市場価値がないからこそ散逸しやすく、二度と集まらない物なのです。コレクターにとってコレクションとは、金銭的価値の確認ではなく情熱の報酬なのです」

 黒沢氏によると、コレクターになりやすい人には6つの特徴があるという。

「たとえば、『コンビニでお菓子を買ったらオマケがついてきて、何となく毎日買っているうちに集まってしまった』などコレクターじゃなくてもよくあることですよね 。始まりはコレクターも一般人も同じなのですが、コレクターになりやすい人には共通点があるんです。(1)探究心が旺盛(2)リストマニア(3)時刻表や京都の街並みなど整然とした状態を好む(4)本棚の本などは番号順に並んでいないと気が済まない(5)電車の座席は端から詰めて座る(6)部屋がゴミ屋敷(本人的には理論的に分類されている)。こうした気質を持った人が、自分だけのコレクションアイテムを見つけて集め出したときが、コレクション地獄への第一歩なのです」

 また、『3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法』(KADOKAWA)の著者で、ミニマリストの尾崎友吏子氏は「家族の思い出の品を勝手に捨てたりするのはあまり良い判断とは思いません」と話す。

「私は、家族の持ち物に関しては基本的に干渉しないことにしていますので、 家族がコレクションしている物を捨てさせるのは、基本的に賛成しかねます」

 ではもし、家族に荷物を捨ててほしいと思った場合、よい方法はあるのだろうか?

「たとえ家族とはいえ、人を変えるというのは難しいと思います。もし、できるとすれば、自分自身がシンプルな暮らしをして、そのメリットが家族に伝わった場合でしょうね。家族は、もっとも小さい社会の単位だと考えます。お互いの領域を干渉し過ぎない、お互いに敬意を払うなど、社会の中では当たり前のルールを、馴れ合いの家庭の中ではつい忘れてしまいがちになりますが、それを少し意識するだけでも、お互いがもっと気持ちよく過ごせるのではないでしょうか」

 「物を減らしたい人」と「捨てられない人」が同じ家に住んでいると、このようなトラブルも起こり得る。居住空間を共有する家族だからこそ、お互い気を使うべきではないだろうか。
(カワノアユミ)

家族の物を勝手に捨てる、その是非は? コレクター、ミニマリスト、弁護士の見解

 7月1日に放送された土曜スペシャル『今日で捨てましょう!』(テレビ東京系)のあるシーンが、物議を醸している。その内容とは、「父親の所有する手付かずのプラモデル『ガンプラ』を捨ててほしい」という母娘と、「捨てたくない」という父親をめぐるもの。父親は「いつか作る機会が来ると思う」と懇願したが、娘は「4つ捨てる」と主張。父親は「なんでこんなに責められなきゃいけない」と不満を漏らしていたが、 最終的には1つ捨てることでまとまった。

 番組では最終的に父親の同意を得ていたが、もし家族のものを無断で捨てた場合、罪に当たる可能性はあるのだろうか? また、物を捨てられない人の心理とは? まずは前者について、アディーレ法律事務所の小堀信賢弁護士に聞いた。

「家族の持ち物を勝手に捨てることは、器物損壊罪(刑法261条)に該当します。仮に、妻が夫から預かっていた物を夫に無断で捨てた場合も同様です。所有物を捨てられた家族が、その物を占有(保管)していないときでも、捨てられて回収不可能になったのであれば、所有権が害され『損壊した』といえることになるでしょう。 これらの刑罰としては、3年以下の懲役、30万円以下の罰金、1,000円以上1万円未満の科料、いずれかに処される可能性があります。器物損壊罪は、被害者の告訴がなければ公訴を提起できない親告罪ですので、被害者が告訴しなければ、刑事裁判にはなりません。また、事実上、警察による捜査が行われることもないでしょう。ただし、民法上の損害賠償責任については、また別の話で、被害者が、告訴まではしないが賠償は請求するとして民事裁判を起こした場合、賠償を命じる判決が行われる可能性があります」

 では、番組に出てきた父親のように、物を集めて捨てられない人は、どのような心理なのだろうか? 『ぼくらの60~70年代宝箱』『ぼくらの60~70年代熱中記』(共にいそっぷ社)の著者で、昭和の漫画・玩具コレクターである黒沢哲哉氏は次のように語る。

「もし、番組のように家族から『捨ててほしい』と頼まれたら、家族の言い分を聞き入れて、すっぱりと捨てるか、たとえ家族が断絶しても断固として断るかの二択しか私は考えません。番組のように1個だけ捨てるというのは、コレクターの気持ちが傷つき、家族関係はぎくしゃくし、家はまったく片付かないという最悪の判断です。番組では、プレミアが付かないガンプラと言われていましたが、市場価値がないからこそ散逸しやすく、二度と集まらない物なのです。コレクターにとってコレクションとは、金銭的価値の確認ではなく情熱の報酬なのです」

 黒沢氏によると、コレクターになりやすい人には6つの特徴があるという。

「たとえば、『コンビニでお菓子を買ったらオマケがついてきて、何となく毎日買っているうちに集まってしまった』などコレクターじゃなくてもよくあることですよね 。始まりはコレクターも一般人も同じなのですが、コレクターになりやすい人には共通点があるんです。(1)探究心が旺盛(2)リストマニア(3)時刻表や京都の街並みなど整然とした状態を好む(4)本棚の本などは番号順に並んでいないと気が済まない(5)電車の座席は端から詰めて座る(6)部屋がゴミ屋敷(本人的には理論的に分類されている)。こうした気質を持った人が、自分だけのコレクションアイテムを見つけて集め出したときが、コレクション地獄への第一歩なのです」

 また、『3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法』(KADOKAWA)の著者で、ミニマリストの尾崎友吏子氏は「家族の思い出の品を勝手に捨てたりするのはあまり良い判断とは思いません」と話す。

「私は、家族の持ち物に関しては基本的に干渉しないことにしていますので、 家族がコレクションしている物を捨てさせるのは、基本的に賛成しかねます」

 ではもし、家族に荷物を捨ててほしいと思った場合、よい方法はあるのだろうか?

「たとえ家族とはいえ、人を変えるというのは難しいと思います。もし、できるとすれば、自分自身がシンプルな暮らしをして、そのメリットが家族に伝わった場合でしょうね。家族は、もっとも小さい社会の単位だと考えます。お互いの領域を干渉し過ぎない、お互いに敬意を払うなど、社会の中では当たり前のルールを、馴れ合いの家庭の中ではつい忘れてしまいがちになりますが、それを少し意識するだけでも、お互いがもっと気持ちよく過ごせるのではないでしょうか」

 「物を減らしたい人」と「捨てられない人」が同じ家に住んでいると、このようなトラブルも起こり得る。居住空間を共有する家族だからこそ、お互い気を使うべきではないだろうか。
(カワノアユミ)

『陸海空』『水曜日のダウンタウン』「フジの深夜」テレビ業界人がよく見る番組5本

 テレビの地盤沈下が叫ばれて久しいが、裏方として実際にテレビ番組を作っている人間は普段どんな番組を見ているのだろうか。面白いと感じるポイントや、評価する部分はお茶の間と異なるのか? 業界人に聞いてみた。

 まず挙がったのは、目下、テレビ朝日版『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)として話題の番組名。

「『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(テレビ朝日系)は、ガチで取材してる感じがあって、つい見てしまいますね」(業界関係者)

 これは世界の珍しい部族や不思議スポット、さらには巨大魚など地球のあらゆる謎に立ち向かっているアドベンチャー番組。今年4月のスペシャル放送が日曜午後9時の激戦区で9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の好視聴率を記録したことから、4月から火曜夜にレギュラー化された。

「目下、その人気をけん引しているのが、アマゾンを取材中の『ナスD』こと、友寄隆英ディレクターです。生魚を丸呑みして地元の部族に怒られたり、『美容に良い』とダマされて、タトゥーの原料となる果物の果汁を塗りたくり、全身の皮膚が真っ黒に変色してしまうなど、同行しているお笑いコンビ・U字工事がかすんでしまうほどの存在感を放っています」(芸能ライター)

 『陸海空』はテレ朝にとって久々のヒット番組。今後に大いに注目だ。続いては、複数人から名が挙がったあのバラエティ番組。

「『水曜日のダウンタウン』(TBS系)です。毒のある番組が好きなので、いつかそんな番組に携われたらいいなあと。勉強になります」(在京キー局AD)
「『水曜日のダウンタウン』は笑えます。企画が攻めてるなあと思います」(制作会社勤務)

 毎回、エキセントリックともいえる企画を連発するこの番組。そのためBPO(放送倫理・番組向上機構)にも苦情が絶えない一方で、2015年7月には「徳川慶喜を生で見たことがある人ギリまだこの世にいる説」で、優れたテレビ番組に与えられる「ギャラクシー賞(7月度月間賞)」という栄誉ある賞も獲得。絶賛と非難の両極端を「W受賞」している稀有な番組だ。

「特に、裏番組で『良かれと思って!』(フジテレビ系)がスタートしたこの4月から、企画のギアが一段上がった気がします。『水曜日のダウンタウン』の常連だった、劇団ひとり、バカリズム、ハライチ・澤部佑、メイプル超合金・カズレーザーがMCを務めてる番組ですけど、『水曜日』は完全に潰しにかかっていますね」(放送作家)

 そのフジテレビこそ、長らくの低迷が続いているが、意外にもある番組の名が挙げられた。

「フジテレビの深夜は、なぜか見ます。特にゲーム番組は数年前からフジの独壇場です。『ヌメロン』『人狼~嘘つきは誰だ?~』『邪鬼王』、つい最近は有吉弘行が深夜3時前からトランプの定番『大富豪』を2時間延々やっていたのも面白かった(『大富豪・有吉』)。フジのゴールデンはまったく興味ありませんが、深夜は意外と侮れません」(番組制作進行)

 いっそのこと、ゴールデンと深夜帯に放送している番組を入れ替えてみるのも一案かもしれない。

 これらのほかに、「タレントの壮絶な人生が面白い」という理由で『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)、「真似できないような企画が放送されている」ということで『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)、「タレントのキャスティングに役立つ」ということで『踊る!さんま御殿!!』(同)といった番組名も聞こえてきた。

 こうして並べると、視聴者が面白いと思うものや人気番組を、業界人も普通に見ていることがわかる。だが面白い番組をいくら見ていても、自分ではそれを作り出せないのが、歯がゆいところだろう。業界人にはより一層の奮起を求めたいところだ。
(村上春虎)

フジ「万引き冤罪ドッキリ」が大炎上! 無実の芸能人を“犯罪者扱い”に「神経疑う」「不愉快」

 7月6日放送のバラエティ番組『人気芸能人にイタズラ! 仰天ハプニング77連発』(フジテレビ系)で、芸能人をターゲットにした“万引きドッキリ”が放送されたが、ネット上では「まったく笑えない」と大炎上に発展している。

 問題となったのは、「万引き犯に間違えられちゃうハプニング」と題したドッキリのコーナー。ニセ番組の打ち合わせのためにスーパーを訪れたターゲットが、外へ出たタイミングで、万引きGメンから声をかけられ、バックヤードでの取り調べを受けたり、ニセ警察官を呼ばれたりするという“イタズラ”を仕掛けられたのだ。

「同企画では、スギちゃんやおかずクラブ・オカリナ、TKO・木下隆行など、お笑い芸人のほか、俳優・的場浩司がターゲットにされました。それぞれの荷物にはあらかじめ店の商品が仕込まれており、ターゲットたちは身に覚えがないのに、証拠が出てきたことで動揺。その様子を隠しカメラで撮影し、スタジオ出演者らが楽しむ……といった内容でした」(芸能ライター)

 しかし、ネット上には「こんな状況に陥れられたら、イタズラじゃ済まされないほどの精神的苦痛だよ」「何が面白いのかわからなかったし、見ている方もつらかった。仕掛けられたタレントさんがかわいそう」「痴漢冤罪が問題視されてる今、よく万引き冤罪のドッキリを企画にしたな。不愉快でしかなかった」「無実の人を犯罪者扱いして笑いを誘うって、フジテレビの倫理観はどうなってんの? 神経を疑う」などと批判が噴出。実際に「フジにクレーム入れてきた」と報告する書き込みもみられるほど、物議を醸している。

「また、ターゲットにされた芸人たちは困惑するばかりでしたが、的場だけは明らかに激怒している様子でした。ニセ警察官から『盗っちゃったんですか?』と言われた際には、『お巡りさんね、ホント言葉には気を付けた方がいいっすよ』と、苛立ちながらも冷静に意見していたんです。その姿に、ネットユーザーは、『的場さんが怒るのは当然』『的場さんは、悪質な番組に巻き込まれた被害者』と、擁護の声を上げていました」(同)

 最終的に、ネタばらしをされた際には、「ふざけんじゃねぇよ、コノヤロー!」と笑っていた的場。表面上は丸く収まっていたようだが、フジは視聴者の反発をどのように受け止めているのだろうか。

フジ「万引き冤罪ドッキリ」が大炎上! 無実の芸能人を“犯罪者扱い”に「神経疑う」「不愉快」

 7月6日放送のバラエティ番組『人気芸能人にイタズラ! 仰天ハプニング77連発』(フジテレビ系)で、芸能人をターゲットにした“万引きドッキリ”が放送されたが、ネット上では「まったく笑えない」と大炎上に発展している。

 問題となったのは、「万引き犯に間違えられちゃうハプニング」と題したドッキリのコーナー。ニセ番組の打ち合わせのためにスーパーを訪れたターゲットが、外へ出たタイミングで、万引きGメンから声をかけられ、バックヤードでの取り調べを受けたり、ニセ警察官を呼ばれたりするという“イタズラ”を仕掛けられたのだ。

「同企画では、スギちゃんやおかずクラブ・オカリナ、TKO・木下隆行など、お笑い芸人のほか、俳優・的場浩司がターゲットにされました。それぞれの荷物にはあらかじめ店の商品が仕込まれており、ターゲットたちは身に覚えがないのに、証拠が出てきたことで動揺。その様子を隠しカメラで撮影し、スタジオ出演者らが楽しむ……といった内容でした」(芸能ライター)

 しかし、ネット上には「こんな状況に陥れられたら、イタズラじゃ済まされないほどの精神的苦痛だよ」「何が面白いのかわからなかったし、見ている方もつらかった。仕掛けられたタレントさんがかわいそう」「痴漢冤罪が問題視されてる今、よく万引き冤罪のドッキリを企画にしたな。不愉快でしかなかった」「無実の人を犯罪者扱いして笑いを誘うって、フジテレビの倫理観はどうなってんの? 神経を疑う」などと批判が噴出。実際に「フジにクレーム入れてきた」と報告する書き込みもみられるほど、物議を醸している。

「また、ターゲットにされた芸人たちは困惑するばかりでしたが、的場だけは明らかに激怒している様子でした。ニセ警察官から『盗っちゃったんですか?』と言われた際には、『お巡りさんね、ホント言葉には気を付けた方がいいっすよ』と、苛立ちながらも冷静に意見していたんです。その姿に、ネットユーザーは、『的場さんが怒るのは当然』『的場さんは、悪質な番組に巻き込まれた被害者』と、擁護の声を上げていました」(同)

 最終的に、ネタばらしをされた際には、「ふざけんじゃねぇよ、コノヤロー!」と笑っていた的場。表面上は丸く収まっていたようだが、フジは視聴者の反発をどのように受け止めているのだろうか。

鈴木おさむのテレ朝番組が“大爆死”中! 『ミになる』『ルーツ探検隊』など瀕死状態

 
 
 

横綱と38回目の祝いの宴。Tシャツはフィッシャーズからもらったもの

鈴木おさむ 放送作家さん(@osamuchan_suzuki)がシェアした投稿 –

 5月29日に放送された、テレビ朝日系バラエティ『中居正広のミになる図書館』2時間スペシャルが、5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という低視聴率に終わった。

「この日は、10~70代まで5万人にアンケート調査した『青春時代に登場して感動した家電ランキング』と、『子ども時代・青春時代に登場してビックリしたお菓子&デザートランキング』をスタジオのパネラーが解答。番組は大いに盛り上がっている様子でした」(テレビ誌ライター)

 だが、結果は“大爆死”。裏番組の『有吉ゼミ 坂上不動産&兄弟有名すぎる芸能人SP』(日本テレビ系)は13.7%で、ダブルスコア以上の大差をつけられて敗れた。

「4月からゴールデンに進出し、大いに期待された『ミになる図書館』ですが、前週の22日も5.7%とフジテレビ並みのローアベレージです」(業界関係者)

 だが、不調が伝えられる“テレ朝バラエティ”はそれだけではない。

「KAT-TUN・中丸雄一がオードリー・若林正恭とタッグを組んだ『世界ルーツ探検隊』の22日放送は5.6%。さらに『土曜ワイド劇場』を打ち切って午後10時台に始まったバラエティ『こんなところにあるあるが。土曜・あるある晩餐会』も、27日オンエアの数字は6.4%と軒並み消費税割れの低迷です」(同)

 民放視聴率1位を独走する日本テレビを追撃すべく、『ミになる図書館』『ルーツ探検隊』『あるある晩餐会』はゴールデンに新設された。しかし、追撃どころか同じ土俵にも立てていないありさまが続いている。

「実は、これら3番組の構成を担当しているのは、あの売れっ子放送作家・鈴木おさむ氏です」(同)

 鈴木氏はテレ朝で、これら3本と合わせ、15本もの番組を手がけている。例えば『帰れまサンデー』や、『林修の今でしょ!講座』、爆笑問題の『バクモン学園』などだ。

「鈴木さんは、それらほとんどでチーフ作家を務めていて、もはやテレ朝バラエティの実権を握っていると言っても過言ではありません。ただ、担当番組が好調であれば何の問題もありませんが、残念ながら全て、まったく振るわない」(バラエティ制作スタッフ)

 かつては『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)や『香取慎吾の特上!天声慎吾』(日本テレビ系)、『内村プロデュース』(テレビ朝日系)などの名番組を手がけてきた鈴木氏。再び、人気バラエティを作ることは難しいのだろうか?

「来年は、吉田羊主演の作品『ラブ×ドック』で映画監督デビューするなど、放送作家以外にも活躍の場を広げているうえ、彼が携わるテレビのレギュラー番組は週22本。少しは仕事を整理した方がいいのかもしれません」(同)

 トップをひた走る日テレの最近だがバラエティでは、『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』や『1周回って知らない話』が1ケタに沈んでおり、テレ朝としてはチャンスなのだが、まだまだその背中は遠そうだ。
(村上春虎)

フジ・亀山千広社長、退任! 「月9ワースト連発」「ご長寿番組廃止」「肝煎り番組大コケ」の黒歴史

 1980年にフジテレビに入社し、『ロングバケーション』や『踊る大捜査線』といったドラマを大ヒットに導き、2013年6月に第9代代表取締役社長に就任した亀山氏。就任以前から、フジは視聴率が低迷しており、その手腕がどう発揮されるか注目を集めていたが……。

「残念ながら、亀山氏就任後、フジはさらなる低迷を極めることになります。なんといっても、看板ドラマ枠だった“月9”が視聴率1ケタ台を連発し、特に16~17年にかけては『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(16年1月期)、『ラヴソング』(同4月期)、『カインとアベル』(同10月期)、『突然ですが、明日結婚します』(17年1月期)と、立て続けに月9ワースト視聴率を更新してしまいました」(芸能ライター)

 さらに15年、亀山氏の肝煎りで、森高千里をMCに大抜てきした音楽番組『水曜歌謡祭』も、ゴールデン帯にかかわらず、6月3日放送回で3.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、大爆死。ネット上では今回の退任について、「『月9が低迷したのはこの人のせい』『亀山さんになってから、バラエティがチャラチャラしてて、どうもダメだったわ』『「水曜歌謡際」は、ただただ森高がかわいそうだった』などの声が上がっています」(同)。

 改革を推し進めた亀山氏がフジテレビに残した“負の遺産”は、まだまだある。

「亀山氏は社長就任直後の13年10月、根本的改革を図るとして『笑っていいとも!』の番組終了を決定しました。その後も15年の春改編では、21年続いていた『ニュースJAPAN』や17年続いていた『スーパーニュース』といった報道番組を打ち切りに。また16年の春改編では、31年続いた『ライオンのごきげんよう』と、15年続いていた『すぽると!』、52年続いた“昼ドラ枠”を打ち切る決断を下しました。しかしこの英断も視聴率回復には結び付かず、『完全に打ち切る番組を間違えたよね』『いい番組を打ち切る力だけはピカイチ』といった指摘が上がっています。さらに“日曜ゴールデン枠”に参戦した『フルタチさん』も視聴率4%台の大コケを記録するなど、亀山氏が就任してから、フジが明るい話題で注目されることはほとんどありませんでした」(同)

 こうして社長から追いやられることとなった亀山氏。新社長・宮内氏が復活の立役者となれるか注目だ。

元女囚が斬る! ドラマ『女囚セブン』、受刑者が全員美人以上に“ありえへん”こととは?

 覚せい剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■獄中で人気のテレビ番組は、「月9」やサスペンス系のドラマ

 なんとこの春は、女子刑務所が舞台の『女囚セブン』(テレビ朝日系)のほか、実在の脱走犯がモデルのドラマスペシャル『破獄』(テレビ東京系)もあってんですね。ムショ、注目されてるやん(笑)って、どっちも見てませんが(汗)。

 これまでの女子刑務所モノは、泉ピン子さんかポルノくらいで、ほとんどは男子刑務所が舞台ですよね。やっぱりリアルにおもろくするのって難しいんでしょう。私に相談してくれはったらええのに。

 皆さんは、テレビ見てますか? 私は、今は経営しているラウンジの仕事が忙しくなってしまい、夜にテレビドラマを楽しむ時間がありません。でも、ムショでは、夕食後や刑務作業のない「免業日」(土日祝・年末年始)、お正月の朝から夜などにテレビを見ることは、数少ない楽しみのひとつでした。ドラマやバラエティも、けっこう見られましたよ。

 人気があったのは、やはり「月9」やサスペンス系のドラマでした。リアルタイムで見られるのは、NHKニュースと『のど自慢』と『大相撲』と『紅白歌合戦』くらいで、あとは録画なんですけど、大人気でしたね。それに旅番組も好きでした。自分の地元が出ると、テンションがハンパないです。みんな大はしゃぎでした。大阪の西成が映ったりすると、私や同じ大阪出身者たちは皆、知り合いが映ってないか、探したりしてました(笑)。

 私は、もともとお笑いが好きなので、ダウンタウンさんやナインティナインさん、吉本新喜劇の番組、それから『のど自慢』も大好きでよく見ていました。今思えば、つらい現実から逃げたかったのかな?(笑) あとはなぜか「警察24時」のシリーズも、みんな大好きでした。警察官に長時間密着してクスリの売人や女子高生の援助交際、交通違反者なんかを逮捕するアレですね。自分たちはパクられる側なのにおかしいんですけど、ポン中や酔っ払いのおっさんが保護されているところとかを大笑いしながら見ていました。

 さて本題です。予告編を見ましたが、『女囚セブン』は、現実のムショではありえないと思います。隠蔽体質や冤罪、房内のイジメと、「刑務所的に」イヤなお話が多そうですね。それに受刑者が美人ぞろい。あれはないやろ(笑)。しかも、1回目の放送はいきなり「脱走」で、しかも脱走犯を「新入り」(の懲役)が連れ戻しているようですから、これはもう絶対ムリです。脱走と自殺は、ムショが最も恐れることなんです。

 ドラマですから、多少はリアルでないところがあってもいいかとは思うのですが、脱走は「受刑者がみんな美人」という以上にありえへんです。そもそも日本の刑務所は、ほとんど脱走はないですよね。和歌山刑務所で前に炊場さん(受刑者の食事を作る工場で働く受刑者)が逃亡して、マンホールの中に隠れていたところを見つかるって事件がありましたけど、そのくらいです。「塀の外」に出るのは、到底無理なんだと思います。

 まあ自殺はけっこうあるんですが(苦笑)、日本は世界でも脱走が少ないことで有名です。脱走の名人で『破獄』のモデルの白鳥由栄は昭和前半の人ですが、そのくらいしかいてませんよね。

■大震災でも懲役が脱走しない理由

 日本人は、DNA的に「神妙にお縄をちょうだいする」タイプが多いと聞いていますが、ホンマかどうかはさておき、過去の脱走騒ぎも外国人が目立ちます。広島刑務所(2012年)は中国人、東京拘置所(1996年)はイラン人でした。この時はイラン人7人が逃げて、最後の1人が捕まるまで9カ月くらいかかっていますが、あとはすぐ捕まったとネットに出てました。

 女性は男性よりも計算高いので、リスクを冒してまで脱走は考えないのだと思います。まあ本当に計算高ければ、ムショに行くようなことはしないハズですけどね。

 とはいえ私も「脱走したいな」って思ったことはありますよ。「あと何年ここにいなきゃダメなんかなあ」って案じだしたら、アレコレと考えましたよ、トンズラする方法を(笑)。でも、脱走してからのことを想像したら「さっさと務めて帰るほうががラクだな」と思ったので、犯行(笑)には及びませんでしたけど。仮に逃亡できたとしても、それからずっと警察の追跡におびえながら暮らさなくてはならないですからね。一生を堂々と生きられないくらいなら、ロングな懲役もきちんと務め上げて、「晴れて堂々と生きる前科者」でいるほうが賢いとバカなりに考えた結果なのです。

 ちなみに東日本大震災の時には、騒ぎに乗じて少年刑務所で脱走があったようです。着替えもできずに、すぐに戻ってきたそうですが。福島の女子刑務所も含めて、東北の刑務所の建物は、ほとんど無事だったと聞いていますが、仙台にある宮城刑務所から5キロも離れていない海岸には、たくさんの遺体がうち上げられたとニュースで見ました。お気の毒ですね。

 そういえば、東北の某刑務所長は、慰問にやって来た噺家さんに「ウチの懲役はみんないい人ですから、脱走はありませんでした」と言ったとか(笑)。意味わからんですが、おもろいですね。個人的には、脱走なんかしないでおとなしく務めて、早くシャバに復帰することをオススメします。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」

視聴率3%、放送倫理に問題……国分太一『ビビット』、TBSの“お荷物”でも続行するワケ

「マツコ・デラックスが『最近、ビビットいい感じよ』などとテレビで言っていましたが、一体どこを見ているんでしょうか?」(業界関係者)

 物の売り上げを伸ばし、人気を高めるといわれるマツコの称賛コメント。だがTBS系の朝のワイドショー『白熱ライブ ビビット(現・ビビット)』に限っては、その神通力は利かないようだ。この番組は、実は今、抜き差しならない2つの爆弾を抱えているという。

 まず1つ目は、1月31日の放送内容だ。多摩川沿いに住むホームレスを「多摩川リバーサイド族」と呼び、さらには多数の犬を飼う男性について「犬男爵」「人間の皮をかぶった化け物」と紹介したのだ。これを受けて、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が4月、「明らかな偏見と名誉毀損的な表現がある」として審議入りを決めた。

 さらに、この「犬男爵」と名指しされた男性は後に産経新聞記者の直撃取材に応じ、自分が不在のときに犬のゲージなどを勝手に撮影しているクルーに対し、後ろから「何やってんだ!」と怒鳴る演技をしてくれと、「ヤラセ」依頼があったことを話している。この証言が「事実認定」されれば、「内容の一部に虚偽がある」とされ、さらに上の「審理入り」となる。コンプライアンスが厳しく問われる昨今にあって、過剰演出のワイドショーは、打ち切りは免れないだろう。「委員会は今後、TBSテレビの関係者からヒアリングを行うなどして審議を進める」(同)としているという。

 しかし、この番組が瀬戸際なのは今に始まったことではない。2つ目の爆弾は、「スタート以来、ブッチギリの同時間帯最下位(テレビ東京を除く)を記録していること」であると制作会社スタッフは指摘する。

「この時間の民放ワイドショーは、『スッキリ!!』(日本テレビ系)『モーニングショー』(テレビ朝日系)『とくダネ!』(フジテレビ系)が、しのぎを削る激戦区。これら3番組は、視聴率6~10%の間で推移しています。そんな時間帯にあって『ビビット』は平均3%で安定してしまっている。この4月からリニューアルしたものの、まったく上がる気配はありません」

 MCのTOKIO・国分太一は、『ビビット』前に同枠で放送されていた『いっぷく!』から数えるとワイドショーの司会歴は4年目を迎える。しかし、まったくと言っていいほど評価されないどころか、番組中「猶予」が読めずに赤っ恥をかくなど、逆に評判を落としている様子だ。

「彼の好感度はTOKIOとして出ている『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)によって支えられているといわれている。『DASH』以外の番組に出ると、彼の持つ野心家な一面や、空気を読めない性格があらわになってしまうことが多々ある」(プロダクション関係者)

 国分にとっても、『ビビット』は自身の魅力が生きる仕事とは言いづらく、局全体が上向きのTBSの番組の中にあっても視聴率面で完全に“お荷物”番組と化しているが、絶対に打ち切れない理由があるという。

「もちろん、国分の奥さんが元TBS社員だからです。15年に、7年の交際を経て結婚し、のちに女児も誕生。TBSはある意味身内、永久に国分と切れないのです」(同)

 裏の『あさイチ』(NHK)のMCぶりで評価を上げたV6・井ノ原快彦と比べ、MCの存在も番組自体も話題に上らない『ビビット』の運命やいかに。
(後藤港)

松本人志、『ワイドナショー』が“暗黒”突入……視聴率6%台で「芸能ゴシップ頼み」?

 『ワイドナショー』(フジテレビ系)が、かつての“暗黒時代”に逆戻りしているという。一時は視聴率2ケタを記録するなど、勢いづいていた同番組は一体どうしてしまったのだろうか。3月19日は6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と消費税割れで、対して、裏の『サンデー・ジャポン』(TBS系)は10.0%、『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)は8.6%と差をつけられている。

「結局、スキャンダル特需だったんですよ。番組が初めて2ケタに乗ったのは、ベッキーの不倫を取り上げた昨年1月31日。また、同10月9日に『サンジャポ』の視聴率を初めて上回り10.4%を取りましたが、これはベッキー本人が登場した回でした。つまり『ワイドナショー』の上げ潮は、ベッキーによるところが大きかったというわけなんです」(芸能ライター)

 視聴率が上り調子になると、番組について「松本ならではの視点と発言」「東野幸治の仕切り」「出演者の掛け合い」などが魅力と評されることもあったが、耳目を集めていたのは結局、芸能ゴシップのようだ。レギュラー陣だけでなく、ゲストコメンテーターも「硬直化している。似たような顔ぶれ」(業界関係者)との指摘も。

「石原良純、乙武洋匡、古市憲寿、ヒロミ、長嶋一茂と、どの回も似たような顔ぶれです。最近はマンネリを防ぐためか、エレファントカシマシのボーカル・宮本浩次や、昨年末『絶対に笑ってはいけない科学博士24時!』(日本テレビ系)で全裸芸人アキラ100%と共演して話題となった俳優・原田龍二などを出して空気を変え、新たな人材発掘に努めているが、なかなかハマってません」(同)

 さらにこの3月、「ワイドナ高校生」として人気のあった岡本夏美や、女流棋士の竹俣紅、まえだまえだの兄・前田航基が相次いで“卒業”、レギュラー出演しているサッカー元日本代表の前園真聖も当初でこそ、飲酒によるタクシー運転手への暴行容疑で逮捕され、謹慎していた過去をイジられていたものの、現在はそれもあまり話題にのぼらず、新機軸も見い出せないでいる。

 当の松本は53歳。加齢により世間感覚に視聴者とズレが出てくる可能性も否めない。本人は、「たまたま毎週スケジュールがあって、たまたま呼ばれているだけなので、いつでも辞められる」と発言しており、このことからみても、番組出演のモチベーションは特にないようだが……。

「とはいえ、人一倍視聴率を気にする松本のことなので、『サンジャポ』を倒すまでは出るでしょうね」(同)

 さらに4月からは、今まで長らく日曜午前の視聴率争いで他局の後塵を拝するテレビ朝日が、実質上『土曜ワイド劇場』の後継番組にあたる『日曜ワイド』をスタートさせる。果てなき「日10戦争」はいつまで続くのだろうか。
(後藤港)