『帰れまサンデー』ゴールデン進出はもったいない? 即“打ち切り”の可能性も……

 日曜日の夕方に放送されている『帰れまサンデー 見っけ隊』(テレビ朝日系)が、4月からゴールデンに移動することが決定したが、業界内では「もったいない」との声が上がっている。

『帰れまサンデー 見っけ隊』は、「与えられた課題をクリアするまで帰れない」という番組。「秘境路線バスに乗って飲食店を探す」「○○を××種類見つける」など、シンプルで過酷なお題に、タカアンドトシやサンドウィッチマンなどが挑んでいる。これまでは日曜日の16時30分から放送されていたが、4月から月曜19時台に進出することになった。日曜夕方からゴールデンに移動といえば、完全に“栄転”だが、TV関係者はこう語る。

「日曜夕方といえば、特に視聴率が期待される時間帯ではありませんが、ここ最近はテレビ朝日が非常に好調です。徳光和夫と田中律子が出演するバス旅番組(『路線バスで寄り道の旅』)は、視聴率が2ケタに達することはザラで、昨年には15%前後取った日もありました。そして、その流れで続く『帰れまサンデー』も好調で、こちらも手堅く2ケタ前後は取り、高い占有率を誇っています。タレントとしては、日曜夕方よりゴールデンの方がうれしいに決まっていますが、テレ朝的には、せっかく日曜夕方にチャンネルを変えない流れができたのに、それを崩してしまうのはもったいないように思われます。ゴールデンでは、数字が悪ければ即打ち切りですしね」

 月曜19時台は、『有吉ゼミ』(日本テレビ系)、『ネプリーグ』(フジテレビ系)、『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)などが8~10%で横並びしており、強力なライバルはいないが、ゴールデンでもあのユルさが受け入れられるのだろうか?

『帰れまサンデー』ゴールデン進出はもったいない? 即“打ち切り”の可能性も……

 日曜日の夕方に放送されている『帰れまサンデー 見っけ隊』(テレビ朝日系)が、4月からゴールデンに移動することが決定したが、業界内では「もったいない」との声が上がっている。

『帰れまサンデー 見っけ隊』は、「与えられた課題をクリアするまで帰れない」という番組。「秘境路線バスに乗って飲食店を探す」「○○を××種類見つける」など、シンプルで過酷なお題に、タカアンドトシやサンドウィッチマンなどが挑んでいる。これまでは日曜日の16時30分から放送されていたが、4月から月曜19時台に進出することになった。日曜夕方からゴールデンに移動といえば、完全に“栄転”だが、TV関係者はこう語る。

「日曜夕方といえば、特に視聴率が期待される時間帯ではありませんが、ここ最近はテレビ朝日が非常に好調です。徳光和夫と田中律子が出演するバス旅番組(『路線バスで寄り道の旅』)は、視聴率が2ケタに達することはザラで、昨年には15%前後取った日もありました。そして、その流れで続く『帰れまサンデー』も好調で、こちらも手堅く2ケタ前後は取り、高い占有率を誇っています。タレントとしては、日曜夕方よりゴールデンの方がうれしいに決まっていますが、テレ朝的には、せっかく日曜夕方にチャンネルを変えない流れができたのに、それを崩してしまうのはもったいないように思われます。ゴールデンでは、数字が悪ければ即打ち切りですしね」

 月曜19時台は、『有吉ゼミ』(日本テレビ系)、『ネプリーグ』(フジテレビ系)、『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)などが8~10%で横並びしており、強力なライバルはいないが、ゴールデンでもあのユルさが受け入れられるのだろうか?

「なんで東野&恵?」「ナスDの二番煎じ」……『めちゃイケ』後番組に視聴者冷めた目線

 3月5日にフジテレビの4月番組改編発表会見が行われ、5月5日からMC・東野幸治、パネラー・恵俊彰のコンビで『世界! 極タウンに住んでみる』がスタートすることがわかった。大鉈を入れたフジの番組改変だったが、早くも「もう世界に飛び出すネタは飽きた」「見る気にならない」と冷めた目線が向けられている。

 同番組は、3月いっぱいで終了するフジテレビの長寿番組『めちゃ×2イケてるッ!』の後番組。1月に金曜プレミアム枠で放送された同名特番のレギュラー化で、特番放送時には番組ディレクターが「極端に○○な街・“極タウン”」で生活を実体験する“海外移住体験型バラエティ”がテーマになっていた。

「長寿番組を終了させてまでスタートする番組としては、どこかで聞いたことのあるような企画になりました。ネット上もフジの姿勢に呆れる声であふれ、『なぜ他局でも散々やってるような企画を持ってくるかね』『ナスDの二番煎じかな?』『どうせ世界に行くならイッテQの方がいい』『最近、海外に行く系の番組が多すぎない? もう興味ないんだけど』といった意見が続出。新たなお笑い番組や魅力的なバラエティの誕生を期待するテレビファンが多かったにもかかわらず、その声には答えられなかったようです」(芸能ライター)

「めちゃイケ」は、近年低視聴率に苦しみ、岡村隆史に番組終了を告げた2017年11月の放送回すら6.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と盛り上がらず。後釜の『世界! 極タウンに住んでみる』も、視聴率を心配する声が溢れている。

「『めちゃイケ』に限らず、フジはバラエティやドラマが軒並み低視聴率に悩まされています。かつての輝きが戻らず“末期症状”を指摘する声も少なくありません。『世界! 極タウンに住んでみる』もすでに他番組との類似が訴えられており、『視聴率爆死の匂いしかしないが大丈夫なのか?』『ひっそりと終わりそうだな…』『なぜこの企画で視聴率を取りにいけると思ったのかな』『フジにはもう勝負を仕掛ける人材がいないね』といった声も相次いでいます」(同)

 また、東野&恵という異色コンビの出演に、首を傾げる声も。

「東野は『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、恵は『ひるおび!』(TBS系)で安定した進行ぶりを披露。しかし、その2人がコンビを組むからといって視聴者の関心は集められなかったようで、ネット上には『東野と恵のコンビって、相性どうなの?』『そそられるキャスティングじゃないな』『「東野さんと恵さんなら見る」なんて人いるの?』といった厳しい意見が並んでいました」(同)

 芳しくない前評判を覆して、フジの新しい看板番組になることはできるのだろうか。

フジ『めちゃイケ』『みなおか』後番組発表、早くも「大失敗」と関係者を激怒させるウラ事情

 3月5日のフジテレビ番組改編発表会見にて、3月で終了する『とんねるずのみなさんのおかげでした』と『めちゃ×2イケてるッ!』の後番組が正式発表された。会見では同社の編成部長が、「フジは変わらなければ、変えなければ生き残れない」と宣言していたというが、すでにスタートしている新番組が大爆死しているだけに、今後はさらに“どん底”へと突き進んでしまいそうだ。

「4月改変の目玉とされるのは、『みなおか』の後番組『直撃!シンソウ坂上』と、『めちゃイケ』の後番組『世界!極タウンに住んでみる』。それぞれMCは、坂上忍と東野幸治が務めます。両番組ともに特に目新しさはなく、キャスティングも“守り一辺倒”に見え、ネット上ではすでに『とんねるずの後番組に坂上忍ではまるで変わらない』『この2番組は短命に終わりそう』などと不評を買っていますよ」(芸能ライター)

 フジは昨年、社長交代劇が取り沙汰されており、今回の刷新も、その影響が大きく表れているようだ。

「フジは昨年6月に亀山千広氏が退任し、宮内正喜氏が新社長に就任しました。一部メディアは、宮内氏を“コストカッター”などと称し、なあなあで続けてきた番組編成を一新させると報道。彼の判断によって、今回フジの2大バラエティが同時に打ち切りとなったわけです」(テレビ局関係者)

 しかし一方で、一連の大改編が「フジをさらなる窮地に追い込んでいるのでは」という指摘も、業界内からは聞こえてくる。先日は、月曜日午後10時枠で放送されている『世界の村のどエライさん』が、2.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という衝撃的な低視聴率を記録していたが……。

「17年1月、長年同枠で放送された『SMAP×SMAP』の後番組として、フットボールアワーや田中みな実らがMCを務める『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』がスタート。しかし、視聴率不振が原因で、同年末には打ち切りになり、わずか1年弱という短命に終わりました。しかし同7~9月には、前時間帯放送の月9ドラマ『コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐THE THIRD SEASON』のヒットもあり、『もしズレ』が8%台後半を記録するなど、フジにしては好調を見せていたため、実は出演者からも、早期打ち切りには反発や怒りの声が上がっていたんです。それでも、やはり新社長の強行で打ち切りは止められず、『どエライさん』がスタートしたわけですが、平昌五輪中継の真裏とはいえ、極めて異例の低視聴率を記録とあって、関係者の間では『新体制自体が大失敗では?』と怒りの声が出ていますよ」(同)

 果たして、フジの新体制は出演者や視聴者に受け入れられるか、それとも、さらなる変革を求められるのか。今後もフジはジリ貧が続きそうだ。

フジ『めちゃイケ』『みなおか』後番組発表、早くも「大失敗」と関係者を激怒させるウラ事情

 3月5日のフジテレビ番組改編発表会見にて、3月で終了する『とんねるずのみなさんのおかげでした』と『めちゃ×2イケてるッ!』の後番組が正式発表された。会見では同社の編成部長が、「フジは変わらなければ、変えなければ生き残れない」と宣言していたというが、すでにスタートしている新番組が大爆死しているだけに、今後はさらに“どん底”へと突き進んでしまいそうだ。

「4月改変の目玉とされるのは、『みなおか』の後番組『直撃!シンソウ坂上』と、『めちゃイケ』の後番組『世界!極タウンに住んでみる』。それぞれMCは、坂上忍と東野幸治が務めます。両番組ともに特に目新しさはなく、キャスティングも“守り一辺倒”に見え、ネット上ではすでに『とんねるずの後番組に坂上忍ではまるで変わらない』『この2番組は短命に終わりそう』などと不評を買っていますよ」(芸能ライター)

 フジは昨年、社長交代劇が取り沙汰されており、今回の刷新も、その影響が大きく表れているようだ。

「フジは昨年6月に亀山千広氏が退任し、宮内正喜氏が新社長に就任しました。一部メディアは、宮内氏を“コストカッター”などと称し、なあなあで続けてきた番組編成を一新させると報道。彼の判断によって、今回フジの2大バラエティが同時に打ち切りとなったわけです」(テレビ局関係者)

 しかし一方で、一連の大改編が「フジをさらなる窮地に追い込んでいるのでは」という指摘も、業界内からは聞こえてくる。先日は、月曜日午後10時枠で放送されている『世界の村のどエライさん』が、2.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という衝撃的な低視聴率を記録していたが……。

「17年1月、長年同枠で放送された『SMAP×SMAP』の後番組として、フットボールアワーや田中みな実らがMCを務める『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』がスタート。しかし、視聴率不振が原因で、同年末には打ち切りになり、わずか1年弱という短命に終わりました。しかし同7~9月には、前時間帯放送の月9ドラマ『コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐THE THIRD SEASON』のヒットもあり、『もしズレ』が8%台後半を記録するなど、フジにしては好調を見せていたため、実は出演者からも、早期打ち切りには反発や怒りの声が上がっていたんです。それでも、やはり新社長の強行で打ち切りは止められず、『どエライさん』がスタートしたわけですが、平昌五輪中継の真裏とはいえ、極めて異例の低視聴率を記録とあって、関係者の間では『新体制自体が大失敗では?』と怒りの声が出ていますよ」(同)

 果たして、フジの新体制は出演者や視聴者に受け入れられるか、それとも、さらなる変革を求められるのか。今後もフジはジリ貧が続きそうだ。

大杉漣さん死去、仲間由紀恵が妊娠! テレ朝が頭を悩ませる『相棒』次期キャスティング

 “名バイプレイヤー”として鳴らした俳優・大杉漣さんが2月21日、急性心不全で急逝した。万人に愛されるキャラクターで、映画、ドラマ、舞台、バラエティ番組に引っ張りだこだっただけに、現場は大混乱に陥っている。

 中でも、テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒』(水谷豊主演)は、シーズン15から、警視庁ナンバー2の副総監・衣笠藤治役という“要職”で大杉さんを起用していたため、彼が欠けた穴は大きい。現在放送中のシーズン16は、佳境に入っているものの、警視庁副総監の出番をなくすか、人事異動あるいは失脚したなどの措置が必要になるだろう。10月からの次期シーズンでは、新たな副総監役をキャスティングするしかない。

 また、警視庁総務部広報課課長・社美彌子役で、シーズン13、15、16に出演している仲間由紀恵が、現在妊娠4カ月で、今夏に出産予定であることが明らかになった。仲間はスポット出演だったが、これまた重要な役どころであるため、その処遇をどうするのかも、テレ朝にとっては重大事項だろう。

 仲間は、2014年9月、名脇役の田中哲司と結婚。妊活のため仕事をセーブしていたが、昨年6月には、夫の不倫報道があり、田中は文書で謝罪した。夫婦関係の危機を乗り越えてのおめでたとなった。

「存在感のあった大杉さんの後任だけに、テレ朝も、その人選には慎重にならざるを得ないでしょう。仲間については、今夏に出産予定ですから、本人が早期復帰を望むなら続投は可能。ですが、当面育児に専念することになれば、仲間に代わるキャスティングをするしかないですね。一時は、現在の4代目相棒・反町隆史に代わる、“5代目”への起用も取り沙汰された仲間ですが、『相棒』は2クールをまたぐロングランですから、その線は消えたと言っていいでしょう」(テレビ誌関係者)

 10月にスタートするシーズン17は、新たなメンバーを迎えて臨むことになる『相棒』。歴史ある人気ドラマだけに、同局は、そのキャスティングに頭を悩ませることになりそうだ。
(田中七男)

『マグロに賭けた男たち』で判明した“素人密着モノ”の強みとリスク

 2月18日にテレビ朝日系で放送されたマグロ漁師密着ドキュメント『マグロに賭けた男たち2018~あの悲運の漁師は?極寒の死闘SP~』が、並み居る強豪を前に11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の視聴率を獲得。“素人密着モノ”の強さを見せつけたが、現場では素人ならではの苦労もあるようだ。

『マグロに賭けた男たち』は、マグロの一大ブランドである「大間のマグロ」の漁師に密着したドキュメント番組。同シリーズはすでに15年近くの歴史を持つ長寿人気シリーズだが、18日放送は苦戦が予想されていた。テレビ情報誌記者が語る。

「“悲運の漁師”と呼ばれる山本さんを中心とする『マグロに賭けた男たち』ですが、今回は、『イッテQ!』(日本テレビ系)、『平昌五輪 スピードスケート女子500m決勝』(TBS系)、『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)と、裏番組が超強力だったので、数字は伸び悩むものと思われました。ところがフタを開けてみれば、11.5%とキッチリ2ケタを取ったのは立派です。視聴者にとっては、似たようなタレントが似たような内容のことをやるバラエティよりも、計算ができない素人の方が面白いのでしょう。素人密着モノの強さを見せつけられました」

 ジャンルは異なるが、かつての『痛快!ビッグダディ』シリーズ(テレビ朝日系)や、日テレがおよそ20年にわたって密着した“石田家“(『7男2女11人の大家族石田さんチ!』)といった大家族モノは、低迷するテレビ局にとって救世主的な高視聴率番組。ビッグダディなどは、一時はタレントとして引っ張りだこだったが、時には素人ならではのトラブルもあるようだ。番組制作スタッフが語る。

「マグロドキュメントは、複数の局がやっています。漁師には当然ギャラを払っていますが、慣れてくるとギャラ交渉をするようになるんですよね。芸能人と違ってテレビ局になんのしがらみもないので、『じゃあもう出ないよ』みたいな(笑)。大食い番組では、あるチャンピオンが別の局の大食い番組の引き抜きにあってあっさり他局に移り、“永久出禁”になりました。大家族モノでは、かつて、家族の1人が警察沙汰を起こして、撮りためたテープが全部お蔵入りになったものがあります。また、子どもの1人が事件を起こして更生施設に入った別のケースでは、『全寮制の学校に入った』と説明して乗り切ったそうです」

 つまらない芸能人にバカ高いギャラを払うぐらいなら、アクの強い素人の方がよっぽど面白いが、“ハイリスク・ハイリターン”なのは間違いないようだ。

『家、ついて行ってイイですか?』が偶然にも行き着いた「世界の暗部」 父親は自殺したのか、暗殺されたのか……

『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)は、ガチらしい。駅前で行き交う人に声をかけ、「タクシー代を出しますので、家ついて行っていいですか?」と交渉。もちろん、OKが出ることは稀だ。1カ月にのべ200~300班がロケを行うも、7割は空振りとのこと。

 ついて行けたとしても、撮れ高を稼げるかはわからない。印象的なエピソードを引き出せないばかりか、泥酔しているためトークが成立しないことさえあるという。

 今、「撮れ高」といったが、番組は市井の人たちの“秘話”を切り取ろうとはしていない。家で待つ奥さんの鬼嫁っぷりやラブラブっぷりを、赤の他人(視聴者)が垣間見る。平凡で普通の人による飾りっ気のない生活だが、そのリアルは滅多に見ることができないもの。

 同番組の高橋弘樹プロデューサーは、この手法を「『半径10m以内』、そして『偶然』のドキュメンタリー」だと定義している。

 

■世界最強のスパイ組織と親交のあった父親

 

 2月26日深夜に放送された『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』(テレビ東京系)が、すごい人の家にお邪魔した。

 カフェのアルバイト帰りだという女性「もり」さんは実家住まい。日本語が上手ではないと告白する彼女は、父親が外交官で、幼少期から各国を転々としていた。

 そして、サラッと打ち明ける。

「お父さんが亡くなってしまって。もうすぐ5年くらいです。自殺したんですけど」

 到着すると、部屋の奥からお母さんが出てきた。それにしても、室内は散らかり放題だ。ご主人が亡くなって生活がガラッと変わり、こんな状態になった。生前のご主人は参事官としてロシアで日露間の政治的案件を扱い、特に北方領土問題では強い信念を持って交渉に当たっていた。

「日本として北方領土四島同時返還は主人の夢でした」(奥さん)

 リビングに飾られてあるメダルに「MOSSAD」と記されてある。イスラエル諜報特務庁で、世界最強とも言われる同国のスパイ組織のことだ。その実力はアメリカのCIAに並ぶとも評されている。

「その時に知り合った情報官から、もらったんじゃないでしょうか」(奥さん)

 亡くなった時期、ご主人は外務省から内閣情報調査室へ出向中だった。MOSSADの情報官と知り合う機会があっても不思議はない。

 ちなみに「内閣情報調査室」とは、テロやミサイルに関する機密情報を総理に直接報告する機関のこと。俗に「日本版CIA」といわれることもある。出向してから、ご主人は家族に仕事の話を一切しなくなった。

■「自死ではなく暗殺だった方が、まだ気持ちは楽」

 

 自殺したご主人が発見されたのは、2013年4月1日。さまざまなメディアがこのことを報じており、ある記事は「鈴木宗男氏と国後島に訪れた際、鈴木氏に殴られたとして揉めたことがある」と、ご主人のエピソードを紹介している。

 だが、外務省は詳細を明らかにしなかった。死の原因は業務に関わることなのか、個人的理由なのか……?

「仕事柄、暗殺とかあってもおかしくないような立場にあったと思いますけど……」
「何があの時あったのか、それは私も知りたい」(奥さん)

 機密情報を扱っているため、家族にも仕事の話をしなかったご主人。事情を知る由もない家族は、置いてけぼりを食った格好だ。

「正直なところ、私にとっては、暗殺であった方がまだ気が楽だった気が……。でも、自死だったと私は思いますね。他殺であった方が、気持ち的には楽です。何があったか本当にわからないんですけど、私は。本当の原因がどこにあるかわからないです。なんか、ずっと夢を見ているみたいで」(奥さん)

 ご主人は、もりさんに“最後の手紙”を送っている。

「もりが全然この件には関係ない」
「すごい良い娘でした。本当に本当に好きです。でもごめんなさい。でもずっと愛しているので」

「『半径10m以内』、そして『偶然』のドキュメンタリー」の強烈さが身に沁みた。半径10m以内に、映画のようなエピソードは存在している。“仕込み”という手段を介さず、偶然にもそこへ行き当たっている。

 思わず「奇跡だ!」と叫びたくなるが、果たしてそうだろうか。人には「内ヅラ」と「外ヅラ」があり、我々が見せ合うのは「外ヅラ」の方。行き交う人々の「内ヅラ」に劇的なドラマが隠されているなんて知りもしないし、あっても不思議じゃない。今回、それがよくわかった。
(文=寺西ジャジューカ)

テレ東、月10ドラマ新設! TBS『ペコジャニ∞!』フジ『どエライさん』の大コケで勝機も

 現在、テレビ業界はまさに“バラエティ全盛期”。時代の変遷と共に、視聴者のニーズ、趣向も変わり、ドラマはなかなか視聴率を取ることができないようだ。ましてや、ドラマはバラエティより制作費が高いとあって、近年、民放局のドラマ枠が減ることはあっても、増えることはなかった。

 そんな中、4月改編でテレビ東京が新たなチャレンジを始める。月曜午後10時に、ドラマ枠を新設するのだ。コンセプトは、「働く」ことをテーマとした、大人たちへ向けた上質で本格的なビジネスドラマで、枠名は「ドラマBiz」。これに伴い、同時間帯で放送中の『未来世紀ジパング』は水曜午後10時台に移動する。

 第1弾となる『ヘッドハンター』では、江口洋介が主演を務め、小池栄子、杉本哲太の出演が決まっている。同局で、江口は経済ドキュメンタリー番組『ガイアの夜明け』の案内人を、また小池は経済人を迎えるトーク番組『カンブリア宮殿』でサブインタビュアーを、そして杉本は『ガイアの夜明け』でナレーターを務めており、同局の経済番組の顔でもある3人が集結する。

 同ドラマのテーマは“転職”で、弱小人材紹介会社・SAGASU代表のヘッドハンター・黒澤和樹(江口)が、対象者やクライアントの心の中に深く入り込み、強引ともいえる手腕で企業と候補者の理想のマッチングを実現していく。その存在は時に救世主、時に悪魔的ともいえ、転職斡旋会社最大手・ブリッジの赤城響子(小池)と対立。人生の大きな転機に巻き起こるスリリングな出来事や、さまざまな人間模様を描いたビジネス・エンターテインメント作だという。杉本は腐れ縁ながら、黒澤を支えるサポート役の灰谷哲也を演じる。

 脚本は、フジテレビ系の『離婚弁護士』『医龍‐Team Medical Dragon‐』『BOSS』『コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐』、テレビ朝日系『アイムホーム』など数多くのヒット作を生んだ林宏司氏が担当するとあって、テレ東の意気込みは並々ならぬものがあるようだ。

 このドラマ受難の時代に、新たにプライム帯にドラマ枠を新設するのは無謀にも思えるが、果たして、同局の挑戦は吉と出るのか、凶と出るのか?

「昨今、硬派なドラマの数は少なくなりましたが、需要がまるでないわけではありません。TBSが『日曜劇場』枠で、池井戸潤氏のビジネスモノを何度も放送し、いずれも高視聴率を獲得していますから、脚本、演出、キャスティングがよければ、需要はあるはず。ただ、テレ東では制作費に限度があるでしょうから、その辺とどう折り合いをつけるかですね」(テレビ誌関係者)

 同局では、平日午後11時から、経済情報番組『ワールドビジネスサテライト』をオンエアしており、一定の固定視聴者を確保しているだけに、「午後10時スタート」のビジネスドラマなら、功を奏する可能性もある。

「『月10』という時間帯は、狙い目かもしれません。日本テレビ系『しゃべくり007』は、15%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を超える週もあり、テレビ朝日系『報道ステーション』も10%程度取っています。しかし、TBSとフジが弱すぎるんですよ。TBS系の『ペコジャニ∞!』は低視聴率が続いており、1月に放送開始したばかりのフジ系『世界の村のどエライさん』は2~3%台を記録することもあるだけに、テレ東にとってはチャンスかもしれません。2ケタ台は難しいとは思いますが、作品次第では、案外うまくいくのでは」(同)

 テレ東の冒険ともいえるチャレンジは、成功するだろうか?
(田中七男)

関ジャニ∞・村上、『音楽チャンプ』半年打ち切りは序の口!? トホホすぎるテレ朝の春改編

 テレビ朝日が今春の改編で、日曜夜の2時間特番枠を1年ぶりに復活させることがわかった。番組名は『日曜プライム』(日曜午後9時~11時5分)で、初回は斎藤工、二階堂ふみがダブル主演を務めるスペシャルドラマ『探偵物語』がオンエアされる。

 現在同時間帯に放送されている報道番組『サンデーステーション』(日曜午後8時54分~)は日曜午後4時30分~6時枠に移動。また関ジャニ∞・村上信五と黒木瞳が司会の『今夜、誕生!音楽チャンプ』(日曜9時58分~)は打ち切りとなり、不定期で放送していく予定だという。

 同局は、昨年春の改編で、土日の夜に大型報道番組を放送すべく、同4月より、『土曜プライム』『日曜エンタ』を打ち切って、『サタデーステーション』『サンデーステーション』の放送を開始。これによって、平日の『報道ステーション』を含め、全曜日のプライム帯で報道番組をオンエアすることになった。メインキャスターには、『サタステ』が元フジテレビの高島彩アナ、『サンステ』が、同月2日に終了した『報道ステーションSUNDAY』の元フジテレビの長野智子アナを起用している。

 初回視聴率は、『サタステ』が8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『サンステ』は8.0%で大差なかったものの、その後、徐々に差がついていった。『サタステ』は番組が浸透すると、2ケタを超える週も出るようになったが、『サンステ』は低迷したまま。裏には、日本テレビ系『行列のできる法律相談所』やTBS日曜劇場など、強力なライバル番組があり、なかなかその牙城を崩せなかったようだ。結局1年で、もともと『報ステSUNDAY』を放送していた日曜夕方に戻るハメになった。

 一方、『音楽チャンプ』は、打ち切られた『しくじり先生 俺みたいになるな!!』の後番組として、昨年10月にスタートしたが、平均6%前後と低調。休止になる週も増え、わずか半年で見切りをつけられた。

「長野アナはフリーながら、『報ステ』など数多くの報道番組を支えてきた功労者で、なかなか切るに切れない事情があるようです。日曜夕方に放送中の『帰れまサンデー・見っけ隊』が月曜ゴールデンに昇格するに伴い、その枠が空いたので、元のサヤに収まった格好。『音楽チャンプ』は放送時間帯を変えても、需要があるとは思えず、打ち切りとなりました。この番組が日曜のプライム帯で通用するかどうか、たった1回の特番で判断した編成側のミスでしょう。村上にとっては、“黒歴史”になったといえそうです」(テレビ誌関係者)

 日曜夜の特番枠といえば、フジテレビも昨年10月、1年ぶりに『ニチファミ!』として復活させたばかりだが、視聴率は振るわない。日曜午後9~10時台は日テレが圧倒的な強さを誇っているだけに、テレ朝もまた苦戦をしいられそうだ。
(田中七男)