『寺門ジモンの取材拒否の店』ジモンの“クセ”を浄化した……!? 久代萌美アナ投入の功罪とは

“クセの塊”寺門ジモンがこだわりの食の名店を紹介する『寺門ジモンの取材拒否の店』(フジテレビ系)シリーズ。

 食レポは言うに及ばず、店のリサーチ、チョイスから、撮影交渉、場合によっては支払いまですべてジモンが行う。ジモンの、ジモンによる、ジモンのためのグルメ番組。

 最近は「○○は取材拒否じゃないぞ」「前にテレビ出てた」と叩かれることも多くなっていて、今回も、最初に出た非公表のラーメン店(おそらく、というか絶対に三田の「ラーメン二郎」)も、テレビ出たことあるじゃねーか! 的な叩かれ方をしていたりするのだが(しかも10日ほど前のアウトデラックスに思いっきり出てた)、しかし、誤解を恐れず言わせてもらうならば、もはやこの番組の見所はそこではない。

 取材OK、取材拒否問わず、ジモンが自慢の店を得意げに紹介するそのうれしそうなテンション、うまいでしょ? が伝わった時の満足げな顔、そして、それを邪魔したり茶化すスタッフとの本気の攻防が、どちらかと言えば見所だ。

 だから「過去になんらかのしがらみで出たこともあるけど基本『取材拒否』してますけどね」くらいに考えていいと思う。

 さて、なんのメリットもないフォローはこれくらいにして、そんな番組に今回ある「事件」が起きた。番組初となる地上波23時台、しかも初の全国放送ということもあって、初めてジモン以外の出演者が加わったのだ。しかも女子アナ。

 しかし、男だけのむさ苦しいノリを尊ぶ『取材拒否』保守派はこれをよしとしなかった。「興ざめする」「女子アナいらない」「ずっと見てたが残念」……古参が往々にして変化を嫌がるのは、仕方がないことだ。

 筆者も正直、最初に聞いた時は「いらないのでは?」と思った。いくら全国放送だからといって、せっかくの番組が普通のグルメ番組になっても仕方がないし、それならわざわざ御大が出るまでもないだろう、と。

 しかし、演出とはいえ、ジモンを嬉々としていじりまくるスタッフ(主に遠藤ディレクター・マツコに番組内で嫌われてるあの人)のノリを心から嫌悪する人も一定数いるし、うまく機能しているからここまで続いているのかもしれないが(実際、ジモンが目で「いじり」を欲している様子も多々ある)、最近は強い信頼関係があるがゆえに、それを前提としすぎて、それが伝わっていない人に雑ないじめに見えてしまったり、ジモンを美味しくするためを通り越して、遠藤D自体が気持ちよくなってるように見えてしまうことも多々あった。それは出演者としてはプロでない遠藤Dの未熟さも原因かもしれないが、まったく顔を出さずに安全な場所から強く「いじり」続ける構図が、匿名での覚悟のないズルさと映ってしまうのかもしれない。

 とにかく、それなりにジモンとスタッフの信頼関係は理解してるつもりでも、イラっとしてしまう時があるので、初の全国放送で初見の人が一気に増える中、その不本意な嫌悪感を減らそうとするリスクヘッジはわからなくもない。

 そこで、久代萌美アナである。

 結論から言うと、これが悪くなかったのだ。好印象の声も実に多かった。ジモンの活躍と共に振り返りたい。

 まず、番組冒頭、女子アナ投入を「戦力にならないよ~?」と嫌がる(そぶりの)ジモンに対し、「嫌いでしょ女性のこと?」「上がっちゃうの?」「ドキドキしちゃうの?」とジモンの想定以上のいじりで過剰に追い込むスタッフ。さっそく、いつもの真骨頂。

 久代アナ登場。まず、いきなり久代のコートのファーを「このふわふわボンボンダメ」といじるだけならまだしも「ヒルナンデス感覚ダメ」と、他局ごと否定する危なっかしいジモン。

 最初こそ慣れない特殊な現場にギクシャクぎみだった久代アナだが、流れをつかんだのか、取材拒否の店とは何かとジモンに聞かれ「味に自信がない」と身もフタもない名回答。決してツッコミのうまくないジモンから、ナチュラルかつキレイな「バカヤロウ」を引き出す。すかさずそのツッコミに対し、スタッフから「初めて聞きましたよ、バカヤロウって」「(やれば)できるんですね」と背後から襲われるジモンの舐められっぷりも見事。久代アナの名アシストとも言える。

 さらにジモンが「匂いチェック」と称し、久代アナの香水が過剰すぎないか背後からクンクン嗅ぎだした瞬間、スタッフがジモンの頭頂部をスパーンと叩く。

「セクハラだって怒られるよ!」

 もはや、ジモンもスタッフもうれしそう。

 むさい部室に突如現れた女子マネジャーの前で、それぞれ頑張っている、あの感じ。古参からしたらぬるいかもしれないが、健全な浮かれ方だ。

 1件目のラーメン店で静止画のみ公開した後の2件目。その焼肉屋のレア度を伝えるため、ジモンが熱弁する。

「表に出さず、誰にも教えず、テレビなんか絶対断ってるわけです。出てないんです、すべて」

 すかさず久代アナが「じゃあ、そっとしといた方がいいですよ」と、番組コンセプトごと否定する。

「君は味方か敵かどっちかわかんない」とジモンのツッコミがまた冴える(この久代アナが「じゃあ取材やめとこう」とするパターンは何度もみられた)。

 さらにジモンは、店に入る「前フリ」に緊張感が足りないと指摘、久代アナに「死にかけたことある?」と、入店間際とは思えない詰問を投げかける。なおかつ「大体、お前フエ持ってないだろ?」と謎の飛躍。地震で瓦礫に埋もれた際に使うという緊急用のホイッスルのことらしいのだが、それを「ピー」と得意気に吹いてみせる。ゼンジー北京や村西とおるでも、普段から笛を持ち歩きはしないだろうに、この流れで入店するという、見たことのないグルメ番組。

 まずは入店後、ジモンが店主に撮影交渉。

「常連さんがいっぱい入れなくなっちゃったから~いろんな番組断ってるんでしょ?」というジモンの問いに「全然断ってますよ」と店主が答えた瞬間、「じゃあもう(取材)ダメじゃないですか」とキレイにジモンの腰を折る久代アナ。

 それでも撮影を許可してくれた店主に、「もし放送したら、すっごいたくさんお客さん来ちゃいますよ?」と店主の決心をぐらつかせるようなことを言う久代アナも久代アナだが、「お前さ、マイナスなこと言うなよ」と自分の目的以外は害(マイナス)として語るジモンもジモンだ。久代アナはさらに「電話鳴り止まないかも」と追い討ちをかけていた。

 ヒレ肉の最上の部分(シャトーブリアン)を焼いている際、的を射ないジモンの説明を「何言ってるか全然わかんない」と笑顔で切り捨てだした頃には、かなり噛み合ってきた。

 久代アナがいいのは、トークだけでなく分厚い肉塊に躊躇なく噛り付くなど、食べっぷりがいいことだ。

 分厚いヒレ肉の上に、ウニとキャビアが乗った「お遊び(命名ジモン)」を口に入れた際には「ウニ・キャビア・ニク! ウニ・キャビア・ニク!」と浮かれて連呼、さながら「U・S・A! U・S・A!」と熱狂するスタジアムの米国人のようだった。

 3軒目のコロッケ店。「すごい有名な割烹や凄い料理を勉強してる人に持って行くと『何このコロッケ』って言われるコロッケなの(ハート)」とうれしそうなジモンにおかまいなしに「コロッケって味の違い出ますか?」と容赦ない持論を吐き捨てる久代アナ。「全然食べ物わかってないでしょ?」とイラつくジモンに「わりと最後の(ウスターとか中濃)ソースで決まる」と決めつけ、「ぜんっぜん!(違う)」と、ジモンをいつも以上に般若みたいな顔にさせた。

 ジモンがいい年して独身という話の流れで、スタッフの「ジモンさん外国の人が好きなんです」といういじりに、ジモンはあわあわするだけだったが、すかさず久代アナが「だから『ジモン』ってカタカナなんですか?」とすぐさまカブせ、キレイな「違うわ!」へとジモンを導いた。

 普段は、このあわあわするジモンが苦しまぎれに吐き出す言葉が面白かったりもするのだが、そのままあわあわで終わってしまう場合も多々あるのを考えると、この助け舟は見事だ。

 その後の伝説の食パン店でも、ジモンと久代アナはいいコンビネーションを見せていた。

・「取材拒否度は何パーセントでしょう?」というフリを局アナっぽいと言われ、すかさず「え~じゃあ拒否度何パ~ですかあ~?」と拗ねたような声で言ってのける久代アナと「キャバクラの女じゃないんだから」と返すジモン。

・「パンを愛して早40年だから」といきがるジモンに「でもさっきパン屋さんは気まずくて面倒臭いっておっしゃってましたよね?」と店主に向けてバラし、ジモンを慌てさせる大胆な久代アナ。

・公園の石垣に腰掛け、焼きたてのパンを食べようとするジモンを「仕事を失ったサラリーマンみたい」と笑い、パンに目のくらんだジモンを「は?」と冷静にさせる久代アナ。

 クライマックスは、ジモンが買った(生)コロッケを油で揚げながら、時折、箸で持ち上げ要らない油を落とすというコツをレクチャーしていた時。スタッフが「ダチョウ倶楽部で要らないものを出すなら誰?」と仕掛け「俺だろうな、バカヤロウ!」と従来のコンビネーションがキレイに決まった時でも、すかさず久代アナは「自覚はあるんですね」と付け足し、笑いをさらに倍にしていた。見事。

 賛否あるとは思うが、深夜では今まで通りジモンのみで、全国放送の時は久代アナを交えて、という両軸での稼働はいかがだろうか。
(文=柿田太郎)

テレビ局関係者らが選ぶ、「よくも悪くも予想を裏切られた」4月期ドラマ3作品とは?

 ヒットと爆死の明闇がくっきりと分かれた1月期の連続ドラマ。当初から高視聴率を見込まれていた、嵐・松本潤主演の『99.9‐刑事専門弁護士‐ SEASON II』(TBS系)、木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)は、共に全話平均視聴率が15%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大台を突破した。そんな中、業界関係者が「よくも悪くも予想を裏切られた」という3作品を明かす。

 まずは、視聴率が右肩下がりで、何度もネット上を騒がせた広瀬すず主演の『anone』(日本テレビ系)。初回の9.2%が最高で、その後は4%台にまで数字を落としてしまった。

「脚本や演出も『客を選ぶ出来』でした。広瀬の評価以上に、脚本を担当した坂元裕二氏の責任が、関係者の間でも二分しています。もともと坂元作品は、前作の『カルテット』(TBS系)もそうでしたが、“数字が追いつかない”点を懸念されていましたが『anone』ほどの大爆死は珍しい。業界評は高いものの、今後、坂元脚本の起用は、局としても慎重にならざるを得ないところでしょう」(芸能プロ関係者)

 一方で、業界内での下馬評はパッとせず、全話平均も7%台に届かなかった『トドメの接吻』(日本テレビ系)は、意外な好評価を得ているようだ。

「主演の山崎賢人、ヒロインの門脇麦ではなく、新田真剣佑や新木優子ら、二番手以降の役者が見どころを作っていた印象です。キャスティングや『キスで人を殺す謎の女』という突拍子もない設定から、もっとひどい数字になると思っていましたが、この数字は逆に大健闘といえる。中高年視聴者は度外視し、10~20代前半にターゲットを絞って制作したことによって、いい意味で“吹っ切れることができた”事例となったのではないでしょうか」(制作会社スタッフ)

 そして、『アンナチュラル』(TBS系)も、業界内で「予想以上の出来」「今期ナンバーワンの作品」といわれており、また主演の石原さとみも、「演技が作品に合っていてよかった」「新境地を切り開いた」と評されているそうだ。

「法医解剖医が主役、1話完結のミステリーという点だけでも、現在のドラマ界のトレンドに非常にマッチしている。『99.9』や『BG』は、キャスティングや制作費を見ても、『数字を取りにいった』ことがわかるドラマでしたが、『アンナチュラル』は作品の力で勝負して、全話平均視聴率11%超を記録したといえる。劇中の演出や米津玄師の主題歌など、全体的にセンスがいい作品でした」(テレビ局関係者)

 4月期以降も、こうした「いい意味で予想を裏切る」作品が放送されることに期待したい。

“危険人物”和牛・水田と“パンサー第3の男”菅が本領を発揮! 自ら「警察」を名乗るほどのこじらせっぷり

 街中で着物を着ている人へ唐突に近付き、「帯の色が着物に合ってない!」など着方の細部を注意する人がいるらしい。この存在、ネット上で「着物警察」と呼ばれている。

 一方、女子特有の行動や発言を指摘し、槍玉に挙げる警察もいるみたいだ。3月12日深夜に放送された『山里亮太のナナ目線』(テレビ朝日系)に出演した芸人たちのことである。

 今回含め、計2回分が制作された同番組。今思うと、3月6日放送の初回は助走だった。「飲食店でメニューが運ばれてきても撮ってばかりで一向に食べないインスタ女子」「自分のことを“毒舌”と言ってるけど、口が悪いだけの子」に関する指摘は、かなり以前より多くの人に言及されている。

 打って変わった、第2回。この日、ゲストとして出演したのはパンサーの菅良太郎と和牛の水田信二だ。彼らの警察っぷりは、侮れない。

 

■自ら「ポリス」を名乗る、パンサー・菅

 

 まずは、菅の出番。彼が挙げたのは「可愛く写るために仲間を犠牲にする女子」である。他の女友達は白目だったり目が半開きで、自分だけ可愛く写った画像をアップする行いを指摘したのだ。

「ダレノガレ明美さんがよく使う手法ですね」(菅)

 事例自体はありがちだが、具体例を持ち出してくるあたりが恐怖だ。彼の矛先は「インスタ女子」で、その中でも芸能界のインスタ女子に物申す危険球を放りに行く。

菅「あとよくあるのが、女の芸人さんを隣に置いてみる」

山里「いつも思う。いいか、お前ら。オカリナはパセリじゃねえぞ! すぐ、横にオカリナを添えるでしょ? 今はゆりやんも添えられがち」

水田「あと、尼神インターの誠子ね」

山里「モデルたちは誠子と顔交換アプリをするの。自分の顔の可愛さをアピールした後に、誠子の顔を借りて自分のボディとのギャップで笑いまで取る。ムチャクチャじゃない!」

 菅は他にも、自分の靴のつま先だけ写った画像をアップする女子、夕焼けの画像とともにポエムをアップする女子の理解できなさを指摘した。彼は“インスタ女子警察”なのだ。

「こういうインスタを上げてる人たちを、みんなで報告し合うLINEグループで、『ポリス』っていうのを作ってます」(菅)

 本当に「警察」を名乗っていたなんて、さすがにそれは驚いた。

■和牛・水田のエグすぎる斜め目線

 

 続いて、水田の出番。彼のクセのある性格は、徐々に知られつつあるようだ。「異常な潔癖症」「料理イベントで敗北し、負けた相手の悪口を2時間言い続けた」「なかなかメニューが運ばれてこない飲食店に怒り、お金だけ払って食べずに帰ってきた」等の逸話は、ファンの間では有名だ。

 そんな水田が指摘するのは「先に『ありがとう』を欲しがる女」。自宅へ招いた女性が「洗ってないお皿たまってるけど、洗ってもいい?」「洗濯物、畳んでてもいい?」と聞いてきた時、彼は「聞かんでいいやん」「洗いたいんやったら、黙って勝手に洗ったらいいやん」と思うという。

 なかなかの新説である。事実、山里にはピンと来なかったようだ。しかし、この恩着せがましさにうんざりした男子は確実にいるはずだ。敏感な警察である。

 水田は、視点が強烈なのだ。菅が指摘した「夕焼けの画像とともにポエムをアップする女子」についても、以下のような持論を展開している。

「その日、何があったかという気持ちで見るから、そういう(ポエムのような)空に見えるんですよ。その空の部分だけ見せられても、(ポエムと)同じ気持ちで見れるわけないんですよ。だから、自分の気持ちの中に置いといたらいい。『わかるでしょ?』って出すことは、自分の気持ちを大事にしてないのと一緒ですよ。安売りしてますよ、自分だけの景色を」

「あなたが今まで撮った空の写真をバーッて並べて『どの空か説明して』って言われても、わからないじゃないですか?」

 番組タイトルよろしく、エグすぎる斜め目線だ。

 そういえば、昨年末の『M-1グランプリ』で和牛はとろサーモンに敗れ、準優勝という結果に終わった。世間的には「正統派の和牛にクズキャラのとろサーモンが勝利した」という構図で捉えられているが、どうしてどうして。水田のアクの強さは半端ではない。

 パンサーの知恵袋でありながらダークホース的な存在で捉えられている菅。危険人物でありながら正統派として見られがちの水田。今回、2人は警察に扮して見事に本領を発揮した。
(文=寺西ジャジューカ)

“危険人物”和牛・水田と“パンサー第3の男”菅が本領を発揮! 自ら「警察」を名乗るほどのこじらせっぷり

 街中で着物を着ている人へ唐突に近付き、「帯の色が着物に合ってない!」など着方の細部を注意する人がいるらしい。この存在、ネット上で「着物警察」と呼ばれている。

 一方、女子特有の行動や発言を指摘し、槍玉に挙げる警察もいるみたいだ。3月12日深夜に放送された『山里亮太のナナ目線』(テレビ朝日系)に出演した芸人たちのことである。

 今回含め、計2回分が制作された同番組。今思うと、3月6日放送の初回は助走だった。「飲食店でメニューが運ばれてきても撮ってばかりで一向に食べないインスタ女子」「自分のことを“毒舌”と言ってるけど、口が悪いだけの子」に関する指摘は、かなり以前より多くの人に言及されている。

 打って変わった、第2回。この日、ゲストとして出演したのはパンサーの菅良太郎と和牛の水田信二だ。彼らの警察っぷりは、侮れない。

 

■自ら「ポリス」を名乗る、パンサー・菅

 

 まずは、菅の出番。彼が挙げたのは「可愛く写るために仲間を犠牲にする女子」である。他の女友達は白目だったり目が半開きで、自分だけ可愛く写った画像をアップする行いを指摘したのだ。

「ダレノガレ明美さんがよく使う手法ですね」(菅)

 事例自体はありがちだが、具体例を持ち出してくるあたりが恐怖だ。彼の矛先は「インスタ女子」で、その中でも芸能界のインスタ女子に物申す危険球を放りに行く。

菅「あとよくあるのが、女の芸人さんを隣に置いてみる」

山里「いつも思う。いいか、お前ら。オカリナはパセリじゃねえぞ! すぐ、横にオカリナを添えるでしょ? 今はゆりやんも添えられがち」

水田「あと、尼神インターの誠子ね」

山里「モデルたちは誠子と顔交換アプリをするの。自分の顔の可愛さをアピールした後に、誠子の顔を借りて自分のボディとのギャップで笑いまで取る。ムチャクチャじゃない!」

 菅は他にも、自分の靴のつま先だけ写った画像をアップする女子、夕焼けの画像とともにポエムをアップする女子の理解できなさを指摘した。彼は“インスタ女子警察”なのだ。

「こういうインスタを上げてる人たちを、みんなで報告し合うLINEグループで、『ポリス』っていうのを作ってます」(菅)

 本当に「警察」を名乗っていたなんて、さすがにそれは驚いた。

■和牛・水田のエグすぎる斜め目線

 

 続いて、水田の出番。彼のクセのある性格は、徐々に知られつつあるようだ。「異常な潔癖症」「料理イベントで敗北し、負けた相手の悪口を2時間言い続けた」「なかなかメニューが運ばれてこない飲食店に怒り、お金だけ払って食べずに帰ってきた」等の逸話は、ファンの間では有名だ。

 そんな水田が指摘するのは「先に『ありがとう』を欲しがる女」。自宅へ招いた女性が「洗ってないお皿たまってるけど、洗ってもいい?」「洗濯物、畳んでてもいい?」と聞いてきた時、彼は「聞かんでいいやん」「洗いたいんやったら、黙って勝手に洗ったらいいやん」と思うという。

 なかなかの新説である。事実、山里にはピンと来なかったようだ。しかし、この恩着せがましさにうんざりした男子は確実にいるはずだ。敏感な警察である。

 水田は、視点が強烈なのだ。菅が指摘した「夕焼けの画像とともにポエムをアップする女子」についても、以下のような持論を展開している。

「その日、何があったかという気持ちで見るから、そういう(ポエムのような)空に見えるんですよ。その空の部分だけ見せられても、(ポエムと)同じ気持ちで見れるわけないんですよ。だから、自分の気持ちの中に置いといたらいい。『わかるでしょ?』って出すことは、自分の気持ちを大事にしてないのと一緒ですよ。安売りしてますよ、自分だけの景色を」

「あなたが今まで撮った空の写真をバーッて並べて『どの空か説明して』って言われても、わからないじゃないですか?」

 番組タイトルよろしく、エグすぎる斜め目線だ。

 そういえば、昨年末の『M-1グランプリ』で和牛はとろサーモンに敗れ、準優勝という結果に終わった。世間的には「正統派の和牛にクズキャラのとろサーモンが勝利した」という構図で捉えられているが、どうしてどうして。水田のアクの強さは半端ではない。

 パンサーの知恵袋でありながらダークホース的な存在で捉えられている菅。危険人物でありながら正統派として見られがちの水田。今回、2人は警察に扮して見事に本領を発揮した。
(文=寺西ジャジューカ)

TOKIO・国分太一のTBS『ビビット』今秋打ち切り!? 番組女性スタッフが嘆く「国分女子会」も消滅へ

 TBS情報番組『ビビット』の女性スタッフが顔を曇らせている。聞けば「秋にも番組が終わるかもしれない」というのだ。

「テレビの仕事に番組終了は付き物ですから、それ自体はいいんですが『女子会』がなくなってしまうことが寂しくて……」

 彼女の言う女子会というのは、番組の女性スタッフを中心とした飲み会のことらしく、その主催者は、なんと司会の国分太一なのだという。

「国分さんはスタッフにとても気配りができる方で、定期的に女性スタッフだけを集めた慰労会があったんです。番組が終わったら、それがなくなりますよね……」

 現時点で番組の終了は決まったことではない。しかし、一部週刊誌では「ビビットは今年上半期にも打ち切りの方向で調整を進めています」というTBS幹部の話を伝えている。理由は「視聴率の低迷」と国分自身が「やりたくない」と言い出したことにあるという記事だった。

 女性スタッフによると「記事は上半期で終わるって書いてありましたが、番組は4月と10月の改編が基本。上半期なら4月ということになりますけど、それはないです。私が聞いているのは、終わるのであれば10月だという話で、昨年の10月改編のときに『あと1年かも』と聞いていたので」という。

 ビビットは裏番組の『スッキリ』(日本テレビ系)、『モーニングショー』(テレビ朝日系)、『とくダネ!』(フジテレビ系)に押されて視聴率が低迷しており、打ち切りは想定内の事態だが、気になるのは国分が「やりたくない」と言い出したという話。

 その理由は、昨年1月に放送したホームレス特集が「ヤラセ」だったことに国分が激怒したというもの。この問題は多摩川の河川敷に住むホームレスが、狂犬病の予防接種を受けさせずに犬を多頭飼いしてる迷惑行為などを取り上げたところ、ホームレスを「人の皮を被った化け物」などと表現し、BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会でも「表現は不適切で放送倫理違反は明らか」とされたものだ。

 出演したホームレス男性には、番組側が事前に接触して演出をお願いしていた疑惑もあり、およそニュースも扱う情報番組とは到底思えないものだった。国分に良識があれば「こんな番組やってられるか、辞める!」と言い出してもおかしくはないだろう。

 ただ、前出の女性は「スタッフのためだけに飲み会を開くほどの彼が、そのミスを理由に辞めるとは思えない」という。

「反省会で、そこは『ちゃんとやろうよ』という意見でまとまって、前向きな“出直し”を促していましたし、問題を起こした担当スタッフはもともと番組内でも『ダメな奴』として見下されてた人なので、国分さんがそれだけで全体を放り投げるとは思えないんですよ」

 そこで浮上するのが、国分が秋から予定する新番組のウワサだ。

「いまTBSが用意している新番組プランと、他局からのオファーと2つあって、どっちになるか決まっていないとかいうウワサですが、自局だと同じ局内での引き抜きみたいに思われるので、誰かがビビット自体の失敗のせいにしたがっているのではないでしょうか」

 いずれにせよ、視聴率が苦戦している番組から自ら抜けようと画策しているのであれば、泥舟からの逃亡というようにも見えてしまうが……。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

『みなおか』はもう、やる気なし!? 石橋貴明のANN出演に見た、収録の「手抜き感」と「身内ネタ」

 3月1日深夜放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に、とんねるずの石橋貴明が番組冒頭から登場し、長時間のフリートークを繰り広げた。

 石橋は、かねてからウワサされていたニッポン放送との確執や、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のダウンタウン、爆笑問題らとの共演、プライベートはおとなしすぎる岡村など、多くの裏話を披露した。さらに、この日は『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)の収録を行っており、その話題にも及んだ。

「もともと番組の収録が終わり次第かけつける話だったのですが、午後の4時半にコントの収録が終わってしまい、銀座のクラブを2軒“やっつけて”から番組に現れたようです。コント収録には宮沢りえや渡辺満里奈など懐かしの面々が参加したようですね。この話から、番組では最終回に向けて往年の名物企画であるコントが復活することがわかりました」(放送作家)

 だが懸念は収録時間であろう。「いつまで押すかわからない」緊張感のある内容だったものが、夕方に終わってしまったのは、番組作りの変化を感じさせる。

「かつては何度もテイクを重ねてじっくりとコントを作り上げていたため、終了時間を未定としたものの、今回はあっさりと終わってしまったのでしょう。昨年、無配慮に保毛尾田保毛男を復活させ、猛批判を浴びただけに、下ネタを含む暴走など、かつてのとんねるずのコントにあった勢いがあるのかは気になりますね。時間と予算をかけて良い番組を作り上げていた伝統が失われてしまったとしたら残念です」(同)

 最後の最後までチープな身内ネタに甘んじているように見える『みなおか』は、最終回に向けて「晩節を汚す」ことになってしまわぬよう願いたい。
(文=平田宏利)

テレ東『TVチャンピオン』復活! 成功の鍵を握るのは“名付け親”中村有志か?

 テレビ東京の人気バラエティ番組『TVチャンピオン』が、10年ぶりにレギュラーで復活することが判明。新たな才能の発掘の場だった番組が復活するが、果たして成功するのだろうか?

『TVチャンピオン』は1992年にスタート。「ラーメン王」「大食い王」「手先が器用王」など、テーマに沿った素人が登場し、驚愕の知識や技を見せる姿が人気を集めたが、2006年に終了、その後『TVチャンピオン2』として08年まで放送された。

 しかしテレビ東京は3月2日、4月から『TVチャンピオン極~KIWAMI~』という番組名で、『TVチャンピオン』を復活させることを発表。「カニむき王」「チョーク看板王」「腹筋女王」「女装メイク王」「ギリギリ駐車王」など、さっそくマニアックなテーマが提示されている。

 毎回1つのジャンルで優勝者を決めるこの番組からは、多くのスターが生まれた。テレビ東京のライバル局の関係者が語る。

「『TVチャンピオン』が偉大だったのは、数々のスターを生み出したことです。歴代のラーメン王の多くは、その後、ラーメン評論家として活動していますし、鉄道、プラモデル、フィギュアなど、それまで日陰だった趣味に光をあてたのもこの番組の功績だと思います。ライバル局の番組でしたが、優勝者をウチの局の番組に呼んだことは何度もありましたし、思いっきり『○○王』と紹介していましたね(笑)。寿司、カレー、ラーメンなど、料理人大会で優勝した料理人のお店が有名店になって、後に商品化が実現したようなケースもありました。番組末期は正直ネタ切れの感がありましたが、『知られざるスゴい人』を世に紹介するというコンセプトは素晴らしかったと思います」

 復活の報はネットでも大きく取り上げられ、「まじか!!」「嬉しすぎるわ」「めちゃくちゃ楽しみ」といった声が殺到。放送は、BSジャパンでは1時間、テレビ東京では30分の枠で放送されるそうだが、成功にはキーマンがいるという。テレビ情報誌の記者が語る。

「数々の異才を発掘した『TVチャンピオン』出身で、タレントとして活躍している人物には、ギャル曽根、ジャイアント白田、さかなクンなどがいますが、3人とも命名したのは中村有志です。中村は、『TVチャンピオン』終了後も続いた『大食い選手権』で長らく司会を務めていましたが、2016年に番組からの引退を発表しました。しかし『TVチャンピオン』の復活がアナウンスされると、中村はTwitterで、『現場MCやりたいな~!』とツイートしました。中村が戻ってくるなら、全盛期の勢いを取り戻すのも夢ではないでしょう」

『池の水ぜんぶ抜く』や『家、ついて行ってイイですか?』など、他の局とは一線を画す番組作りで快進撃を続けるテレビ東京から、また新たな伝説が生まれることを期待したいものだ。

サッカー専門誌編集長が、テレビで赤っ恥!「だから雑誌は売れなくなる」

 先日、TBSで放送された『ロシアW杯プレゼンバトル 論破×RONPA』でのサッカー専門誌編集長の質問が、サッカーファンから嘲笑されている。

『ロシアW杯プレゼンバトル 論破×RONPA』は、サッカーを語らせたら誰にも負けないと豪語するプレゼンターが集結し、プレゼンバトルを繰り広げる番組。3夜にわたって放送されるが、3月3日深夜放送の第1夜では、元日本代表の戸田和幸氏、前園真聖氏、松木安太郎氏、熱狂的なサッカーファンとして知られるタレントの小柳ルミ子が「もし自分が日本代表監督だったらどういうチームをつくるか」をベースに11人のメンバーとフォーメーション、交代選手をプレゼンした。

 一人目のプレゼンターとなった戸田氏は、リアリティある戦略を紹介する。守備の局面では5バックにして、FIFAワールドカップ2010年南アフリカ大会のように守り切る。一方で攻撃時は10年より進化させ、4バックにして前線の枚数を増やす。それは「(高い個のあるセンターフォワードのいない日本は)1トップだけでは点は取れない」からだ。

 その理路整然とした戦術で、サポーターからぶっちぎりの票を獲得した。

 だが、そんな戸田氏に対し、審査員の一人として参加した「サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画出版社)誌の編集長が「香川(真司)選手、乾(貴士)選手、守備に不安があるのでは?」「運動量が必要では?」と訊ねる。この質問に「サッカー専門誌の編集長とは思えない」と批判の声が上がっているのだ。

 というのも、確かに香川や乾は1対1の守備に強い選手ではないが、「人への強さを要求しているわけではない。ドルトムントを見ていても、香川が必ずプレッシングのスイッチを入れている。乾も(同じで)説明する必要はない。空間を管理しながら、ひとつ目のアタックをして、ボールを(限定して)出させれば、酒井(宏樹)や長友(佑都)が奪う」「それぞれがエリアを分担すれば、走り回る必要はない」という戸田氏の意見は、指導者のS級ライセンスを所持している人間ならではのクレバーさだ。

 なぜ「サッカーダイジェスト」の編集長はあのような質問をしたのだろうか? サッカーライターに聞いた。

「この日出演していた編集長は、スタジアムでも見かけたことありますし、海外サッカー専門の『ワールドサッカーダイジェスト』(同)にもいたはずです。ということは、今回の番組は、あくまでバラエティですから、視聴者の声を代弁した。一般層は香川や乾は守備が得意ではないと思っているでしょうから。と、もう一つ考えられるのが、意外にサッカー誌編集者 って現場の感覚とかけ離れている人も多いんです。たとえば、『守備』となるとゲームの『ウイニングイレブン』的な守備力を想像している。個人戦術やグループ戦術、さらにいえば試合でのスカウティングのポイントも理解してない。今は選手コメントのみで記事を作るので、そういった考察は不要なんです」

 前者の「一般層に向けたコメント」ならばまだましだが、後者ならば専門誌が専門的でなくなっている証左といえる。週刊だった「サッカーマガジン」(ベースボール・マガジン社)は月刊に、「サッカーダイジェスト」が月2回刊行になったゆえんが、戸田氏とのやりとりで垣間見えた気がする。
(文=TV Journal編集部)

熾烈極める「日8」戦争! TBS『坂上&指原のつぶれない店』は短命濃厚!? テレ東『池の水ぜんぶ抜く』は脅威!

 激戦区の「日曜午後8時」が、今春から、さらに激しい視聴率獲得合戦が繰り広げられそうな気配となった。

 同時間帯は、日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』が常時20%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークし、大きくリード。それを、NHK大河ドラマが追走している。両番組共に、高い数字を記録しており、ほかの民放4局は苦しい戦いを強いられている。

 テレビ朝日は、昨年11月から、伝説のスポーツバラエティ番組『ビートたけしのスポーツ大将』を、27年ぶりにレギュラーで復活させて話題を呼んだ。同番組は2ケタを超える回もあり、裏の強さを考えれば、健闘している。ところが、放送自体が月1回程度しかないため、オンエアがない週は苦戦を免れない状況だ。

 そんな中、TBSは現在、同時間帯で放送されている『ピラミッド・ダービー』を3月で終了させ、4月から新番組『坂上&指原のつぶれない店』をスタートさせる。同番組は昨年6月と10月に特番で放送されており、今回レギュラーに昇格する。同番組は、「街で見かける“つぶれそうなのにつぶれない店”は、なぜつぶれないのか?」をテーマに、そのミステリーを解き、おカネのこと、世の中のからくりを学ぶ“銭ゲバ”バラエティー。

 同局にとって、同枠は、2009年3月で終了した『どうぶつ奇想天外!』以降、ヒットした番組がなく、これで9度目の改編だという。MCは坂上忍とHKT48・指原莉乃で、それなりに注目を集めそうだが、『イッテQ』を裏に回して、どこまで対抗できるかとなると甚だ疑問で、この番組もまた、“短命”に終わってしまう可能性もありそうだ。

 一方、独自路線で、激戦区に一矢を報おうとしているのがテレビ東京だ。同局は、『日曜ビッグ』をオンエアしているが、4月から『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』を月1回のレギュラー番組とすることを明らかにした。

 同番組は、ロンドンブーツ1号2号・田村淳、ココリコ・田中直樹がMCを務め、池の水を全部抜いて、迷惑外来生物の駆除、巨大岩石の撤去、お宝探しなどをする企画で、昨年1月に第1弾が放送された。当初、視聴率は1ケタ台だったが、第4弾(同9月)で11.8%を記録。第5弾(同11月)も12.8%と高視聴率をマーク。今年1月2日にオンエアされた第6弾のお正月3時間スペシャルは、13.5%まで跳ね上がった。この数字がどれだけすごいかというと、同時間帯に放送された正月特番では、NHK総合『ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 初夢スペシャル』の11.3%、日本テレビ系『新春しゃべくり007超超超豪華な4時間半』の10.0%を上回り、堂々の2位だったのだ。

 まさに人気急上昇中の同番組は、3月11日に、池松壮亮をゲストに招いて、第7弾をオンエアする。4月から月1レギュラー番組となることで、『イッテQ』、大河にとって、“脅威”となるのは必至。『池の水ぜんぶ抜く』が放送される週は、さらに熾烈な「日8」戦争が展開されることになりそうだ。
(文=田中七男)

熾烈極める「日8」戦争! TBS『坂上&指原のつぶれない店』は短命濃厚!? テレ東『池の水ぜんぶ抜く』は脅威!

 激戦区の「日曜午後8時」が、今春から、さらに激しい視聴率獲得合戦が繰り広げられそうな気配となった。

 同時間帯は、日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』が常時20%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークし、大きくリード。それを、NHK大河ドラマが追走している。両番組共に、高い数字を記録しており、ほかの民放4局は苦しい戦いを強いられている。

 テレビ朝日は、昨年11月から、伝説のスポーツバラエティ番組『ビートたけしのスポーツ大将』を、27年ぶりにレギュラーで復活させて話題を呼んだ。同番組は2ケタを超える回もあり、裏の強さを考えれば、健闘している。ところが、放送自体が月1回程度しかないため、オンエアがない週は苦戦を免れない状況だ。

 そんな中、TBSは現在、同時間帯で放送されている『ピラミッド・ダービー』を3月で終了させ、4月から新番組『坂上&指原のつぶれない店』をスタートさせる。同番組は昨年6月と10月に特番で放送されており、今回レギュラーに昇格する。同番組は、「街で見かける“つぶれそうなのにつぶれない店”は、なぜつぶれないのか?」をテーマに、そのミステリーを解き、おカネのこと、世の中のからくりを学ぶ“銭ゲバ”バラエティー。

 同局にとって、同枠は、2009年3月で終了した『どうぶつ奇想天外!』以降、ヒットした番組がなく、これで9度目の改編だという。MCは坂上忍とHKT48・指原莉乃で、それなりに注目を集めそうだが、『イッテQ』を裏に回して、どこまで対抗できるかとなると甚だ疑問で、この番組もまた、“短命”に終わってしまう可能性もありそうだ。

 一方、独自路線で、激戦区に一矢を報おうとしているのがテレビ東京だ。同局は、『日曜ビッグ』をオンエアしているが、4月から『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』を月1回のレギュラー番組とすることを明らかにした。

 同番組は、ロンドンブーツ1号2号・田村淳、ココリコ・田中直樹がMCを務め、池の水を全部抜いて、迷惑外来生物の駆除、巨大岩石の撤去、お宝探しなどをする企画で、昨年1月に第1弾が放送された。当初、視聴率は1ケタ台だったが、第4弾(同9月)で11.8%を記録。第5弾(同11月)も12.8%と高視聴率をマーク。今年1月2日にオンエアされた第6弾のお正月3時間スペシャルは、13.5%まで跳ね上がった。この数字がどれだけすごいかというと、同時間帯に放送された正月特番では、NHK総合『ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 初夢スペシャル』の11.3%、日本テレビ系『新春しゃべくり007超超超豪華な4時間半』の10.0%を上回り、堂々の2位だったのだ。

 まさに人気急上昇中の同番組は、3月11日に、池松壮亮をゲストに招いて、第7弾をオンエアする。4月から月1レギュラー番組となることで、『イッテQ』、大河にとって、“脅威”となるのは必至。『池の水ぜんぶ抜く』が放送される週は、さらに熾烈な「日8」戦争が展開されることになりそうだ。
(文=田中七男)