吉高由里子『正義のセ』、初回視聴率11.0%で2ケタ発進も「既視感すごい」と賛否

 吉高由里子主演の連続ドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)第1話が4月11日に放送され、平均視聴率11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2ケタ台スタートで幸先がいいかと思いきや、ネット上では「既視感ありすぎ」とガッカリされているようだ。

「阿川佐和子の同名小説シリーズを実写化した同ドラマは、主人公の新米検事・竹村凜々子(吉高)がつまずきながらも一生懸命に“正義”を貫く姿が描かれます。第1話では、大阪から横浜地方検察庁港南支部に異動してきた凜々子が、ある傷害事件を担当。建設会社に勤める向井俊哉(浅利陽介)は上司・恩田徹(石黒賢)から暴行を受けたとして被害届を提出するも、恩田やその部下・田中啓介(六角慎司)の証言と食い違う……という展開でした」(芸能ライター)

『正義のセ』が放送される日テレ系「水曜ドラマ」枠の前クールは、広瀬すず主演の『anone』で初回9.2%に終わった。独特かつ暗い雰囲気に馴染めない視聴者も多かったため、新たに始まった『正義のセ』を見たネットユーザーからは「やっぱりこういう明るいムードでわかりやすいドラマのほうがいい」「ラクな気持ちで見られる」といったコメントも寄せられていたが……。

「正義感が強く、周りを巻き込んででも諦めない性格の凜々子のキャラクターについては、『いくら2年目の新米とはいえ、ちょっと落ち着きがなさすぎでは?』『熱いのはいいけど、ドジだし、検事に向いてない』などと、否定的な声も少なくありません」(同)

 また、吉高は昨年1月クールに『東京タラレバ娘』(同)でも主演を務めたが、「『タラレバ娘』と同じ演技」という指摘も多く、「ギャーギャー騒いでるだけで、なんかバカっぽい」「吉高ってこんなに演技ヘタだったっけ? 検事みたいなお堅い役が合わないのかな?」と、違和感を覚える者も散見された。

「さらに、ストーリーが進むにつれて『堅苦しくなくて見やすいドラマだと思って安心してたけど、逆に薄っぺらい内容だな』『キャラクターの性格も、ドラマの展開もオチも全部予想通り』『ありきたりで、面白味に欠ける』『似たようなドラマ、たくさんあるよね? 既視感ありすぎて二番煎じどころじゃない』といった書き込みが続出し、『別に毎週見なくてもいいかな』とも言われています」(同)

 せっかく2ケタ発進できたものの、視聴率が安泰というワケではなさそうだ。

坂口健太郎『シグナル』、初回視聴率9.7%で「舌足らず」「主演には力量不足」と不安の声

 坂口健太郎が主演するドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』(フジテレビ系)の放送が、4月10日からスタート。初回平均視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を記録し「期待通りの面白さ!」「次回も楽しみ」と高評価が上がったが、一方で「主役の演技力がちょっとな」と不満の声もみられた。

 同作は、無線機を通じてつながった“現在”を生きる刑事と“過去”を生きる刑事の2人が、長期未解決事件に挑むヒューマンドラマ。原作はリアルな人間描写と緻密な構成が話題を呼んだ韓国ドラマ『シグナル』で、『特命係長 只野仁』(テレビ朝日系)やNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』を手がけた尾崎将也が脚本を担当している。

「日本では、以前から韓国ドラマ・映画の根強いファンが存在していますが、今回のドラマも数々の賞を受賞した韓国ドラマが原作とあって注目度は高く、放送前から『期待しています!』『今期の本命ドラマだな』『予告見たら面白そうだったし、これは見てみよう』といった声が続出。日本でのリメイクに、期待が集まっていました」(芸能ライター)

 ドラマは、15年前に発生した女子児童誘拐・殺人事件を軸に展開。事件当時、小学生だった坂口演じる三枝は、女児が連れ去られる現場を目撃してたが事件は未解決のまま。警察官になった三枝が、廃棄予定だった無線機から事件に関する謎のメッセージを受け取り、再び事件が動き出す様子が描かれた。

「一筋縄ではいかない、謎が謎を呼ぶサスペンスドラマということもあって、視聴者は釘づけになった様子。ネット上には『すごく面白かった。このドラマは毎週見よう』『ちょっと怖くて、でもスピード感もあって、海外ドラマを見てるみたい!』『視聴率とか気にしないで最後までブレずに描ききってほしい』『ストーリーにひねりがあって良いね。最後まで見入っちゃった』などの感想があふれていました。2ケタには届かなかったものの、ストーリーを支持する視聴者が多いので今後上昇する可能性も秘めています」(同)

 おおむね高い評価の同ドラマだが、とはいえ絶賛ばかりではなかったよう。

「坂口はすでに数々の映画・ドラマで存在感を放っているものの、実は今回の作品が連続ドラマ初主演。いざ単独主演となると視聴者の目も厳しくなるようで、ネット上には『坂口くんの、ちょっと舌足らずなセリフ回しが気になる』『坂口健太郎にはもう一歩踏み込んだ演技を見せてほしい』『主演を張るには力量不足な感があるな』といった不満の声が噴出しました。ストーリーの評価が高いだけに、坂口は余計にプレッシャーを感じているかもしれません」(同)

 今後の視聴率の行方は、主人公を演じる坂口の演技が鍵になりそうだ。

嵐・二宮『ブラックペアン』キンプリ・平野『花晴れ』……4月期ジャニーズドラマ「大コケ候補作」

 4月期の連続ドラマがいよいよスタートとなり、早くも月9『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)の1ケタ発進が話題になっている。ジャニーズ事務所所属タレントが、主演もしくは相手役を務めるゴールデン・プライム帯の作品は、嵐・二宮和也主演の『ブラックペアン』(TBS系)、Sexy Zone・佐藤勝利出演の『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』、King & Prince・平野紫耀出演の『花のち晴れ~花男 Next Season~』など5作品。今回は、そんなジャニーズ出演作の前評判を、業界関係者に聞いてみた。

 日本テレビの“土曜ドラマ枠”では、菜々緒のゴールデン・プライム帯連ドラ初主演作となる『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』が放送される。菜々緒の相手役を務める佐藤のファンは、期待に胸を高鳴らせているだろうが、業界関係者からは「内容に難アリ」との声が聞こえてくる。

「正直なところ、台本を読む限り『つまらない』の一言。ありふれたセリフや設定ばかりで、初回こそ物珍しさでそこそこの数字は稼ぐかもしれないものの、後半は悲惨な結果に終わるでしょう。あるいは斬新な演出などを用いることで、固定視聴者をつかむつもりなのか……。同放送枠も、かつては高視聴率枠でしたが、近頃は大爆死することも珍しくありません。4月期では、三代目J Soul Brothers・岩田剛典主演の『崖っぷちホテル!』(同)と並ぶ“二大・大コケ作候補”とウワサされています」(芸能プロマネジャー)

 対して二宮主演の『ブラックペアン』は、「不安要素がまるで見当たらない」と、前評判はかなり上々だ。

「伊與田英徳プロデューサーの原作付きドラマは、現時点において業界最強の布陣。この枠でこの布陣であれば、主演が二宮ではなく、相葉雅紀や櫻井翔であっても、2ケタ超えのヒット作になるのは間違いありません。二宮は、2014年の主演ドラマ『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)で、全話平均9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と1ケタに終わっていただけに、今回は手堅く勝負をしたかったのかもしれませんね」(テレビ局関係者)

 そして、05、07年放送の前作『花より男子』(TBS系)と比較され、ネット上で早くも不評が飛び交っている『花のち晴れ~花男 Next Season~』(同)。同作には、5月にメジャーデビューを控える平野が出演するが……。

「『花男』が大ヒットを飛ばしただけに、何かと比べられるでしょうし、不安要素は確かに多い。ただ、学園モノが連ドラのトレンドから外れた今、あえてこの作品を放送するという“TBSの流行を追わない姿勢”は評価したいですね。それに主演の杉咲花は、井上真央と比較され『花がない』などと言われていますが、井上も『花男』スタート時には、同様の批判をされていました。主演女優を、共演の“今旬俳優”たちが引っ張っていった『花男』の流れを、もう一度、同作で見てみたいと思います」(制作会社スタッフ)

 放送終了時、こうした下馬評は覆されるのか? 注目していきたい。

月9『コンフィデンスマンJP』、初回視聴率9.4%で2ケタ届かず「脚本に不満」の声

 長澤まさみ主演のドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)が、4月9日に初回放送を迎えた。伝統の“月9”枠ながら平均視聴率は9.4%と2ケタに届かず、視聴者からは「好き嫌いが分かれそうなドラマだったね」「お金をかけたスケールの大きいギャグコントにしかみえない」といった反応が見られた。

 同ドラマは、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』やドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ系)などを手がけている古沢良太が脚本を担当。長澤に加えて東出昌大と小日向文世を共演に迎え、主要キャストが全員詐欺師という、騙し合いの“コンゲーム”が描かれる。

「月9は近年低視聴率にあえいでいて、特に2010年代は歴代ワースト記録を更新する不名誉な事態が続いています。前作の『海月姫』では知名度が上がりきっていない芳根京子を主演に迎えていましたが、その反省を踏まえてか、今作では11年ぶりの“月9ドラマ主演”となる長澤を召集。抜群のネームバリューと人気を盾に視聴率獲得を狙ったのかもしれませんが、9.4%という結果となり『視聴率が全てじゃないけど、2ケタは欲しかった』『月9復活の狼煙は上がらなかったか……』といった声が上がっています」(芸能ライター)

 同ドラマは、古沢によるオリジナル作品。フジがこれまで“コンゲーム”を題材にドラマを制作したことはなく、今回が“月9ドラマ史上初”の試みとなる。

「二転三転する壮絶な騙し合いがウリのドラマとあって、視聴者の注目度は高まっていました。実際に、ドラマを視聴した肯定派からは『長澤まさみのハジケ具合が面白かった!』『現実離れした娯楽ドラマで、興味を惹かれた』『あまり考え込まずに見られて良かった』『月曜夜に見るには、ちょうどいい感じ』といった声が続出。長澤が常識外れのコンフィデンスウーマン(信用詐欺師)を演じているのも、ファンにとって大きな魅力になったようです」(同)

 第1話では、江口洋介をゲストに迎えてストーリーが展開された。

「否定派から上がった意見として、ドラマのテンポの悪さを指摘するものが多く見られます。特に古沢は前述の通り、堺雅人と新垣結衣の共演で大好評だった『リーガルハイ』シリーズを担当した脚本家。視聴者の中にはどうしても見比べてしまう人もいたようで、ネット上には『キャストの演技がイマイチで、堺雅人の偉大さがよくわかった』『堺&ガッキーコンビに比べると、魅力が数段落ちる』『古沢さんの脚本なのに、間延びしてる感じ。演出が悪いのかな?』『脚本の出来栄えに不満が残る。「リーガルハイ」の方が格段に上』といった批判が並びました」(同)

 スタートからつまずいてしまった、新月9ドラマ。果たして視聴率回復となるか、長澤たちの活躍に期待しよう。

飽和状態の「日本礼讃番組」飽きられ始めた“愛国ポルノ”乱発の裏に撮影カメラの進化アリ!?

 ここ数年、日本の倫理観や道徳観、モノづくりの巧みさ、おもてなし、文化などについて、外国人に「日本を褒めてもらう」番組を非常に多く見かける。『世界!ニッポン行きたい人応援団』(テレビ東京)のように真正面からホメるものもあれば、『Youは何しに日本へ?』(同)のように「個人」をフォーカスしつつも間接的にホメるもの、世界のニセJAPANに正しい日本の技術をドッキリ伝授する『ぶっこみジャパニーズ』(TBS系)なんて不定期放送番組もある。

 さらに、2月にはテレビ東京で『ヒャッキン~世界で100円グッズ使ってみると?~』という番組まで放送されていた。『アメージパング!』(TBS系)、もう終了した『ネプ&イモトの世界番付』(日本テレビ系)など、ほかにも単発の特番などを含めると、かなりの数になる。

 そもそもなぜ日本礼賛番組が増えたかというと……。バラエティ系放送作家は言う。

「ひとつには、自分の国や民族が褒められるとうれしいという気持ちが、もともと根底にあったことがあるでしょう。さらに、技術的な変化も大きいですね」

 かつてロケには大きなカメラが必要だったが、今は小さくても高性能なカメラが登場したことで、簡単に良い「画」が撮れるようになったのだという。また、以前は海外に行くとなると、ロケに何人ものスタッフが必要となり、費用がかさむという問題もあった。しかし、今はディレクターさえ行けばなんとかなるため、比較的お金をかけずに海外ロケが敢行できるそう。

「日本に来ている外国人に密着する番組なども、1日中空港で待っているのは大変そうに見えますが、実はカメラ1台あればいいだけなので、意外とラクにつくれる番組なんです」(同)

 こうして見ると、「日本×世界」の番組は常にそれなりに需要があるように思えるのに、その一方で現在『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の枠で放送されている『世界の村のどエライさん』は、視聴率2.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、「どエライ」ことになっている。

 いったいなぜ?

「オリンピックの中継などで日本人選手ばかりが映るのと同じで、多くの人は『日本と、日本人にしか興味がない』からです。日本が外国からどう見られているかが気になり、世界で活躍する日本人や、世界で褒められる日本人を見るのは大好き。だから、海外の話であっても、日本人の活躍を紹介する『世界ナゼそこに? 日本人』などは好きなわけです。それと似て非なるものが『世界の村のどエライさん』で、日本とも日本人とも関係ない世界のすごい人がどうしたとか、大変だとかいうことには、全く興味がないんですよ」(同)

 ちなみに、日本礼賛番組は今もまだ多いが、すでにピークは過ぎているという。

「日本スゴイ! という番組をうれしく思って見る人もそれなりにいる一方で、そうした番組の多さに辟易している人が多数いるのも事実。ネット上にも『胃もたれする』『気持ち悪い』という声がたくさんありますし、『愛国ポルノ』なんて呼び方があるくらいですから」(同)

 気持ち悪いと感じる人の声がそれなりにありながらも、まだまだ続く日本礼賛番組。そこには、意外な企画・制作のイージーさも一因としてあるのかも。

『24時間テレビ』毎年批判殺到でも「チャリティーマラソン」をやめられない裏事情とは?

 毎年夏の恒例行事となっている『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の「チャリティーマラソン」が中止になるのではと複数のメディアが報じている。

 昨年の2017年度は、本番当日までランナーが発表されず、フタを開けてみればブルゾンちえみであった。汗をかいても落ちないメイクや、「誰得」と言われた“揺れ乳”、お約束の放送時間ギリギリのゴールなど、できすぎた展開が批判を浴びた。

「今年の『24時間テレビ』のパーソナリティーは、ジャニーズアイドルグループの“セクゾ”ことSexy Zoneが担当します。例年だと4月から5月の発表だったものが、早くも1月に発表され、メンバーの一人である中島健人が『ぐるぐるナインティナイン』(同)の名物企画『グルメチキンレース・ゴチになります!』の新レギュラーに加入するなど、局を挙げて宣伝に力を入れている様子がうかがえます。セクゾの知名度が低いこともあるでしょうが、これまでにない、新しい『24時間テレビ』像を模索しているのも確かでしょう」(業界関係者)

 だが『24時間テレビ』のマラソン企画が、何があっても実行されるという見方もある。それには、お正月の名物番組が関係している。

「実は『24時間テレビ』のマラソン中継は、『箱根駅伝』の公開リハーサルを兼ねているともいわれています。『箱根駅伝』はレースのすべての時間が中継されますが『24時間テレビ』の場合は断片的にしか映りません。その放送されていない時間を利用して、機材のチェックや、スタッフの中継練習として、この企画が使われているといった話もあるんです」(同)

『箱根駅伝』は毎年30%近い高視聴率を記録する人気コンテンツのひとつである。同番組を成功させるために、批判があろうとも「チャリティーマラソン」を続ける理由が、日本テレビにはあるのだ。
(文=平田宏利)

『24時間テレビ』毎年批判殺到でも「チャリティーマラソン」をやめられない裏事情とは?

 毎年夏の恒例行事となっている『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の「チャリティーマラソン」が中止になるのではと複数のメディアが報じている。

 昨年の2017年度は、本番当日までランナーが発表されず、フタを開けてみればブルゾンちえみであった。汗をかいても落ちないメイクや、「誰得」と言われた“揺れ乳”、お約束の放送時間ギリギリのゴールなど、できすぎた展開が批判を浴びた。

「今年の『24時間テレビ』のパーソナリティーは、ジャニーズアイドルグループの“セクゾ”ことSexy Zoneが担当します。例年だと4月から5月の発表だったものが、早くも1月に発表され、メンバーの一人である中島健人が『ぐるぐるナインティナイン』(同)の名物企画『グルメチキンレース・ゴチになります!』の新レギュラーに加入するなど、局を挙げて宣伝に力を入れている様子がうかがえます。セクゾの知名度が低いこともあるでしょうが、これまでにない、新しい『24時間テレビ』像を模索しているのも確かでしょう」(業界関係者)

 だが『24時間テレビ』のマラソン企画が、何があっても実行されるという見方もある。それには、お正月の名物番組が関係している。

「実は『24時間テレビ』のマラソン中継は、『箱根駅伝』の公開リハーサルを兼ねているともいわれています。『箱根駅伝』はレースのすべての時間が中継されますが『24時間テレビ』の場合は断片的にしか映りません。その放送されていない時間を利用して、機材のチェックや、スタッフの中継練習として、この企画が使われているといった話もあるんです」(同)

『箱根駅伝』は毎年30%近い高視聴率を記録する人気コンテンツのひとつである。同番組を成功させるために、批判があろうとも「チャリティーマラソン」を続ける理由が、日本テレビにはあるのだ。
(文=平田宏利)

フジ『グッディ!』、ありえない”社員誤認”なぜ起きた? 事情知る関係者「同情」の声も

 

 ビートたけし独立騒動の渦中にある“オフィス北野取材”で、またしてもバッシングにさらされているフジテレビ。4月5日放送の情報番組『直撃LIVE グッディ!』で「独自 オフィス北野現役社員語った」と銘打ち、直撃インタビューを放送したものの、同日中にオフィス北野・森昌行社長が「本物の社員でないことを確認した」と抗議し、翌6日放送で、番組はこれを認め謝罪した。ネット上では「ありえないミス」と猛批判されているが、他局の情報番組関係者は、どう受け止めているのだろうか。

「撮影後、即座に放送する“撮って出し”の場合、こういうミスも起こりがちですが、前日撮影、翌日昼のオンエアでは、確認不足というしかない。取材した番組ディレクターもそうですが、放送にGOサインを出したプロデューサーは、降格されてもいいレベルの大失態です」(情報番組ディレクター)

 今回のケースでは、取材対象者の本人確認は、現場に委ねられる部分が大きい。

「例えば一度カメラをストップさせて、名前や所属部署、勤務歴を聞くのは当然です。ネット上では『名刺や社員証の確認をすべきでは』という声もありますが、相手の機嫌を損ねて放送にストップをかけられては元も子もないので、そこは難しいと思います。ただ、後日確認できる最低限のデータは、やはり取っておかなければならないでしょう」(同)

 それ以上に問題なのが、『グッディ』の“チェック体制”という。

「事務所内では箝口令が敷かれているのに、ここまでペラペラしゃべることに、まず疑問を持つべきだった。この男性の素性が『怪しい』とは思ったはずですが、他局を出し抜いてスクープ映像を撮ったことに、舞い上がってしまったのでしょう。そして直撃シーンでのナレーションやテロップでは『オフィス北野現役社員』と、断定してしまったことも大きなミス。前後に『自称』や『~と見られる』とつけるだけでも、フジの傷口はかなり小さくなったはずですよ」(他局の芸能担当スタッフ)

 しかし「とはいえこのレベルのミスは、正直どこの局のどの番組でも、発生してもおかしくはない。多くのテレビマンの本音は、『ウチの番組じゃなくてよかった』だと思います」(同)との、同情の声も聞かれた。

 グッディは今年3月での終了説もあったが、なんとか4月以降も継続される運びに。その矢先からこれでは、先行き明るいとはいいがたいようだ。

フジ『グッディ!』、オフィス北野の“社員ねつ造”疑惑で「またフジか」と呆れた声

 4月5日の情報番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)が、ビートたけしの事務所独立騒動を取り上げる中で「独自 オフィス北野現役社員語った」というインタビューVTRを放送。ところが、オフィス北野の森昌行社長の指摘で“偽社員”だったことがわかり、ネット上にはフジへの批判が相次いでいる。

「たけしのオフィス北野退社をめぐっては、4月1日にたけし軍団が事務所を批判する内容の声明を発表したのに対し、森社長も反論を行うなど、泥沼化しつつあった。そんな中、『グッディ!』は3日に『オフィス北野現役社員』を名乗る男性に接触し、インタビュー映像をオンエアしていたのです」(マスコミ関係者)

 男性の顔にはボカシが入れられていたが、森社長のことを「オヤジ」と呼ぶなどしてインタビューに対応。たけし軍団が訴えていた“赤字問題”についても「オヤジがやっていて赤字のわけないじゃん」と、コメントしていた。

「しかし、VTRを見た森社長は6日発売の『スポーツニッポン』の取材に『本物の社員でないことを確認した』と、断言。『これは“ねつ造”じゃないですか。公共の電波を使ってありえない』と、番組への怒りもにじませています」(同)

 ネット上にも「また誤報かよ」「報道番組で相手の素性を確認せず、そのまま放送するなんて有り得るの?」「こんないい加減なことをする番組、やめてしまえ!」といったバッシングが飛び交っているが、「またフジか……」と呆れた声も。

「というのも、フジにはいろいろな“前科”があるから。今回の『グッディ!』のように確認を怠っていたものとしては、昨年6月の『ノンストップ!』で人気の氷菓『ガリガリ君』(赤城乳業)の“実在しないフレーバー”を紹介し、翌日謝罪。また、同4月の『映っちゃった映像GP』では鳥取城跡の“心霊現象のウワサ”を取り上げるも、鳥取県知事から事実誤認を指摘され、6月に番組公式サイトで誤りを認めて謝罪しました」(同)

 さらに2016年3月には、『めざましテレビ』がゲームイベントの取材でソニーのSIEワールドワイド・スタジオのプレジデント・吉田修平氏を一般人と間違えて「50代男性」としてインタビュー。このことは、海外のネットユーザーの間からも嘲笑を浴びた。

「先日の『とんねるずのみなさんのおかげでした』最終回では、とんねるずから『フジテレビを おちょくるなよ』というメッセージが贈られていましたが、さすがに擁護しきれないのでは?」(芸能ライター)

『グッディ!』は、今回の件をどのように釈明するだろうか。

イノッチ&有働アナ卒業の新生『あさイチ』視聴率急降下! テレ朝『羽鳥慎一モーニングショー』に抜かれそう……

 3月30日で、メインキャスターの有働由美子アナ、V6・井ノ原快彦が卒業した、朝の情報番組『あさイチ』(NHK総合)の視聴率が急降下し、先行き不安なスタートとなった。

 同番組の3月30日の視聴率は14.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったが、司会に博多華丸・大吉、近江友里恵アナを迎えた新生『あさイチ』初回(4月2日)の視聴率は10.1%にとどまり、4.5ポイントもの大幅ダウン。同日は、前番組のNHK連続ドラマ小説『半分、青い。』も初回で、21.8%の高視聴率をマークしたが、その後の『あさイチ』にはつながらなかったようだ。

「確かに人気者の有働アナ、イノッチが卒業したのは大きいです。一般的には、司会者が変わっても、しばらくは様子見するものですが、あっさり『あさイチ』を見限ってしまった視聴者が多かったということなんでしょうね。この状況が続くようだと、民放が息を吹き返しそうです」(テレビ誌関係者)

 一方、同時間帯では、テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』が、平均視聴率8.3%で、2017年度の民放トップの座を守った。16年度も民放1位だったが、同年は平均7.4%で、この1年で大きく数字を上げてきた。それだけに、新生『あさイチ』がもたついていると、一気にテレ朝が抜き去ってしまう可能性も十分。

『あさイチ』にとって、怖いのはテレ朝だけではない。日本テレビ系『スッキリ』は、昨年10月より、エースの水卜麻美アナを、『ヒルナンンデス!』から移動させて、虎視たんたんと、テレ朝との順位逆転を目指している。フジテレビ系『とくダネ!』は、4月から、伊藤利尋アナ、山崎夕貴アナという両エースを投入して、巻き返しを図ってきた。

『あさイチ』が新布陣になったことで、午前8時から9時台の各局の情報番組は、さらに熾烈な視聴率獲得合戦が繰り広げられることになりそうだ。
(文=田中七男)