『クレイジージャーニー』が『イッテQ!』ロケ現場に遭遇! あぶり出される「ネタかぶり」問題

 21日放送の『クレイジージャーニー ゴールデンSP』(TBS系)において、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)との思わぬコラボレーションが見られた。番組の常連出演者である丸山ゴンザレスがブラジル・リオデジャネイロを訪れていたところ、『イッテQ!』ロケ中のANZEN漫才・みやぞんと遭遇した。みやぞんは丸山に握手を求めるなど、気さくな振る舞いを見せた。

 このハプニングが用意されたものか、偶然なのかは定かではないが、図らずも「ネタかぶり」問題を浮き彫りにしたともいえるだろう。

「『イッテQ!』も『クレイジージャーニー』も、広い意味で“変わり種の旅”をテーマとするドキュメントバラエティー番組です。世界の変わったスポットや、面白い人物などを取り上げるのですから、どうしてもネタかぶりは生じますね。今回のような同時期に同じ場所のロケを行いバッティングしてしまうことも起こり得るでしょう。さらに、この手の番組は一度使ったテーマを、違う切り口で取り上げるといったことも難しいため、どんどんネタ不足に陥っていきます。結果的に『週刊文春』(文藝春秋)に報じられたような、実質的なやらせに手を染めざるを得ない事情も理解できますね」(業界関係者)

『クレイジージャーニー』は、2015年4月開始で、旅系バラエティーとしては後発にあたる。その分、さまざまな工夫がなされている。

「ひとつは、有名タレントではない人物を起用した点ですね。スラムや裏社会の取材を得意とするジャーナリストの丸山ゴンザレス、『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)などのヒット作で知られる紀行作家の高野秀行、世界の奇妙な場所を取り上げた『奇界遺産』(エクスナレッジ)などで知られる写真家の佐藤健寿などが出演しています。通常のテレビ番組ならば彼らは裏方のブレーンとして関わりますが、それを素のままテレビに出した点がウケたといえるでしょう」(同)

 この手法は『クレイジージャーニー』の専売特許となっており、ほかの番組がやれば即パクリと見なされ叩かれてしまう。旅番組は、ほかのジャンルに比べ制作過程で困難が多そうだ。
(文=平田宏利)

ジャニーズ需要激減のテレビ業界と、忖度にまみれる出版業界の明暗とは?

 テレビ業界では、ジャニーズの需要はかつてに比べて確実に低下している。

 ドラマ界が軒並み苦戦を強いられている現状では、ジャニーズが主演したところで、視聴率2ケタを獲得できるのは、もはや木村拓哉や山下智久、嵐・大野智など、ごくわずかのメンバーだけ。

 バラエティでも、ジャニーズ関連の番組の数字は、どうにも振るわない。

「以前は、ジャニーズの番組を担当するのはオイシイ仕事だったんですよ。全然数字が取れなくても、ジャニーズの番組は基本的に『終わらない』から、楽だったんです。だから、作家の卵の時代には、ジャニーズ番組でいろいろ遊ばせていただきました。でも、今は数字が低ければ、ジャニーズでも番組が終わる。甘くないですよ」

 そう語るのは、あるバラエティの放送作家。

 また、あるドラマ制作関係者も次のように指摘する。

「ジャニーズで数字が取れた時代は、もう昔のこと。今はジャニーズよりもお金がかからない、注文もうるさくない旬のイケメン俳優のほうが好まれることもありますし、視聴者も目が肥えてきているから、脚本や演出を重要視する人のほうが増えてきているところはあります」

 テレビ業界では、ジャニーズ離れが進んでいるように見える昨今。しかし、その一方で、現在、ジャニーズに熱い視線を送るのは、出版業界だという。

「テレビ雑誌が売れていたのは、ずっと昔のこと。部数が激減するとともに、もうずいぶん前からテレビ雑誌は軒並み『ジャニーズ雑誌』と化しています。特集記事や、インタビューなどの内容も、アイドル雑誌と内容が変わらないものになっていますよね。理由は単純、売れるからです。さらに、テレビだけでなく、最近は一般誌や女性ファッション誌、カルチャー雑誌などもどんどんジャニーズ頼みになりつつあります」

 そう話すのは、ある出版コーディネーター。確かに、近年は、ドラマ放送中や映画公開中などのジャニーズが表紙を飾る雑誌が明らかに増えている印象がある。その理由については、次のように説明する。

「テレビの視聴率においては、ジャニーズファンが頑張ったところで、世間に受け入れられないと10%にも届きませんが、不況の出版業界においては、ジャニーズファンは非常にパイが大きい。だから、ジャニーズを使うと売れるのです。しかも、若手イケメン俳優などは、流行のサイクルが非常に早いのに比べ、ジャニーズは固定ファンが根強くいるので、タレントやグループによって人気差があるとはいえ、どこでもそこそこ安定した売り上げが見込めると考えられています。そのため、これまで付き合いのなかった版元などでも、ジャニーズとの関係を作ろうとアプローチしているところが増えているようですよ」

 ちなみに、ジャニーズ需要が高まる出版業界においては、ますます「ジャニーズ忖度」が強まっているともいう。

「例えば、新規でジャニーズにオファーする会社なども、これまでに少しでも『新しい地図』との付き合いがあることが発覚すれば、全面NGにされると言われています。だから、本当は新しい地図にオファーしたくても、ジャニーズNGとなるのが怖くて、できないそうです。また、会社、媒体単位だけでなく、編集者や記者でSMAPと長く仕事をしてきた人、親しかった人などは、名指しで担当を外されたり、会見から締め出されたりしているそうです」(同)

 ごく最近は、さすがに新しい地図の影響力の強まりもあり、ジャニーズでもネット解禁が進められていることも含め、対応が少し軟化しているのではないかとも言われる。だが、その一方で、こんな話も。

「タレントの肖像権については、もともとうるさいジャニーズ事務所ですが、タレントを褒めちぎる提灯記事や、ジャニーズファンのことなどを取り上げる本・記事などについても、ジャニーズは良く思っていないようで、目を光らせていると聞きます。権利関係や商売ということよりも、要は『自分たちのあずかり知らぬところで勝手に何か書かれるのが許せない』ということらしいです」(同)

 深刻な不況が続く出版業界においては、ジャニーズは確実にある種の救世主にはなっている一方で、「ジャニーズ忖度」は深刻化しているようだ。

『今日から俺は!!』第6話 ムロツヨシと佐藤二朗のコントが足を引っ張る

 11月18日に放送された『今日から俺は!!』(日本テレビ系)の第6話は、オープニングからムロツヨシ扮する椋木先生が大フィーチャーされた回。ストーリーは、原作で言うところの「レプリカヤクザ編」である。

■ムロツヨシをメインにしたいがために選ばれた地味なエピソード

 まずは、今回のストーリーをざっと説明する。気の弱い教師・坂本(じろう/シソンヌ)は道でヤクザの剛田(勝矢)に激突。偶然そこに落ちてきた電光看板から自分を救った“命の恩人”坂本に、剛田は感謝した。

 ヤクザの事務所が潰れ、無職になってしまった剛田に、坂本は生徒指導専門の実習生の仕事を紹介。翌日から剛田は生徒指導の教師として軟高にやって来た。強力な用心棒を手に入れ気が大きくなった坂本は突然強気な教師にキャラ変し、三橋貴志(賀来賢人)をはじめとした不良たちに圧力を掛けていく……という内容である。

 まず意外だったのは、原作に数ある秀逸なエピソードの中で、比較的地味な「レプリカヤクザ編」が選ばれたことだ。はっきり言って、特にドラマでやるべき話ではない。ほかにドラマ向けのエピソードは数多いものの、ムロをメインにしたいがために教師を中心に据えた話が選ばれただけのような気がしてならない。話の回数は限られているのに、この1週分が本当にもったいない。

 しかも、原作版「レプリカヤクザ編」のいいところをことごとく改悪しているのが解せない。例えば、屋上から三橋と伊藤真司(伊藤健太郎)が飛び降りた場面。ドラマでは剛田が三橋らを追いかけるだけで終わったが、原作では「世の中の役に立とうと思っていたのに、青少年を死に追いやってしまった」と剛田はショックを受けている。

 これがあるとないとでは、全然違う。ただの荒くれ者なのか、良かれと思ってやってしまっていることなのか、剛田に対する印象がまったく異なるのだ。

 話の着地点も、原作のいいところがバッサリ削除された。三橋のワル知恵でみんなから「剛田先生!」と慕われ、暴力で生徒を屈服させていた剛田は「俺はオマエらの味方だー」と改心。こうして坂本の恐怖政治は終焉し、剛田は生徒に愛される教師を目指して猛勉強を始める。これが原作でのエンディングだった。しかしドラマ版では、教育者を目指すはずの剛田が、ただの悪い輩で終わってしまっている。赤坂哲夫(佐藤二朗)らの無駄なコント部分がなければ、それくらい描写できたはずなのに! 特に今回、原作にはないドラマオリジナルのくだりがことごとく足を引っ張っている。完全に失くせとは言わないが、もう少し自重してもいいのでは……。

 このドラマが批判されるとしたら、その大部分はムロと佐藤のコント部分に原因がある。福田組作品にとってドラマの筋に関係ない2人のユーモラスなくだりはマストかもしれないが、冷める時だってある。

 ムロが出演中のドラマ『大恋愛』(TBS系)では、彼のアドリブが作品のいいスパイスになっている。そう、スパイスでいいのだ。程々だからいい。1話丸々のムロは、正直キツかった。椋木先生は主役を張るようなキャラじゃない。今回はスピンオフ辺りでやるべき話だったと思う。

 前回のレビューでもチラッと触れたが、ならば原作版の重要キャラである中野誠や高崎秀一を登場させてほしい。こういう1週分が本当にもったいないのだ。

■次回「廃ビル編」と太賀への大いなる期待値

 しかし、最後の最後でテンションが上がった。第6話のクライマックスは次週予告にあった。ついに、今井勝俊(太賀)が廃ビルに閉じ込められる原作の伝説エピソードが選ばれたのだ。「廃ビル編」は、ドラマでも愛されキャラとして人気急上昇中の今井の最大の見せ場のひとつ。原作を知らない視聴者の反応が今から楽しみで仕方ない。

 YouTubeで公式の次回予告では、以下のような解説が記されている。

「原作伝説のエピソード解禁!! 三橋と今井の仁義なき、そして世界一ムダな闘いが幕を開ける…!」

「原作ファンの皆様、お待たせしました!ついにあの伝説のエピソードが解禁!!原作を知らない皆様、逆に何も情報いれずに見ても滅茶苦茶おもしろいですよ!!」

「三橋を罠にかけた今井。だが今井は忘れていた…三橋はやられたら100倍にして返す男だということを…。三橋と今井の仁義なき、そして世界一ムダな闘いが幕を開ける…!」

 正直、あの面白さを実写で表現するのは至難の業だと思う。しかし、もし成功したならば脱帽だ。元は背が高かったはずの今井を、決して長身ではない太賀は好演していると思う。しかし、「廃ビル編」の今井はとりわけハードルが高い。逆に言うと、これをうまく演じられたならば、ドラマ版『今日から俺は!!』の英雄になれる。三橋にしてやられた瞬間の今井のあの表情をどこまで演じきれるのか? 純粋に期待しながら、第7話を待ちたいと思う。

(文=寺西ジャジューカ)

『今日から俺は!!』第6話 ムロツヨシと佐藤二朗のコントが足を引っ張る

 11月18日に放送された『今日から俺は!!』(日本テレビ系)の第6話は、オープニングからムロツヨシ扮する椋木先生が大フィーチャーされた回。ストーリーは、原作で言うところの「レプリカヤクザ編」である。

■ムロツヨシをメインにしたいがために選ばれた地味なエピソード

 まずは、今回のストーリーをざっと説明する。気の弱い教師・坂本(じろう/シソンヌ)は道でヤクザの剛田(勝矢)に激突。偶然そこに落ちてきた電光看板から自分を救った“命の恩人”坂本に、剛田は感謝した。

 ヤクザの事務所が潰れ、無職になってしまった剛田に、坂本は生徒指導専門の実習生の仕事を紹介。翌日から剛田は生徒指導の教師として軟高にやって来た。強力な用心棒を手に入れ気が大きくなった坂本は突然強気な教師にキャラ変し、三橋貴志(賀来賢人)をはじめとした不良たちに圧力を掛けていく……という内容である。

 まず意外だったのは、原作に数ある秀逸なエピソードの中で、比較的地味な「レプリカヤクザ編」が選ばれたことだ。はっきり言って、特にドラマでやるべき話ではない。ほかにドラマ向けのエピソードは数多いものの、ムロをメインにしたいがために教師を中心に据えた話が選ばれただけのような気がしてならない。話の回数は限られているのに、この1週分が本当にもったいない。

 しかも、原作版「レプリカヤクザ編」のいいところをことごとく改悪しているのが解せない。例えば、屋上から三橋と伊藤真司(伊藤健太郎)が飛び降りた場面。ドラマでは剛田が三橋らを追いかけるだけで終わったが、原作では「世の中の役に立とうと思っていたのに、青少年を死に追いやってしまった」と剛田はショックを受けている。

 これがあるとないとでは、全然違う。ただの荒くれ者なのか、良かれと思ってやってしまっていることなのか、剛田に対する印象がまったく異なるのだ。

 話の着地点も、原作のいいところがバッサリ削除された。三橋のワル知恵でみんなから「剛田先生!」と慕われ、暴力で生徒を屈服させていた剛田は「俺はオマエらの味方だー」と改心。こうして坂本の恐怖政治は終焉し、剛田は生徒に愛される教師を目指して猛勉強を始める。これが原作でのエンディングだった。しかしドラマ版では、教育者を目指すはずの剛田が、ただの悪い輩で終わってしまっている。赤坂哲夫(佐藤二朗)らの無駄なコント部分がなければ、それくらい描写できたはずなのに! 特に今回、原作にはないドラマオリジナルのくだりがことごとく足を引っ張っている。完全に失くせとは言わないが、もう少し自重してもいいのでは……。

 このドラマが批判されるとしたら、その大部分はムロと佐藤のコント部分に原因がある。福田組作品にとってドラマの筋に関係ない2人のユーモラスなくだりはマストかもしれないが、冷める時だってある。

 ムロが出演中のドラマ『大恋愛』(TBS系)では、彼のアドリブが作品のいいスパイスになっている。そう、スパイスでいいのだ。程々だからいい。1話丸々のムロは、正直キツかった。椋木先生は主役を張るようなキャラじゃない。今回はスピンオフ辺りでやるべき話だったと思う。

 前回のレビューでもチラッと触れたが、ならば原作版の重要キャラである中野誠や高崎秀一を登場させてほしい。こういう1週分が本当にもったいないのだ。

■次回「廃ビル編」と太賀への大いなる期待値

 しかし、最後の最後でテンションが上がった。第6話のクライマックスは次週予告にあった。ついに、今井勝俊(太賀)が廃ビルに閉じ込められる原作の伝説エピソードが選ばれたのだ。「廃ビル編」は、ドラマでも愛されキャラとして人気急上昇中の今井の最大の見せ場のひとつ。原作を知らない視聴者の反応が今から楽しみで仕方ない。

 YouTubeで公式の次回予告では、以下のような解説が記されている。

「原作伝説のエピソード解禁!! 三橋と今井の仁義なき、そして世界一ムダな闘いが幕を開ける…!」

「原作ファンの皆様、お待たせしました!ついにあの伝説のエピソードが解禁!!原作を知らない皆様、逆に何も情報いれずに見ても滅茶苦茶おもしろいですよ!!」

「三橋を罠にかけた今井。だが今井は忘れていた…三橋はやられたら100倍にして返す男だということを…。三橋と今井の仁義なき、そして世界一ムダな闘いが幕を開ける…!」

 正直、あの面白さを実写で表現するのは至難の業だと思う。しかし、もし成功したならば脱帽だ。元は背が高かったはずの今井を、決して長身ではない太賀は好演していると思う。しかし、「廃ビル編」の今井はとりわけハードルが高い。逆に言うと、これをうまく演じられたならば、ドラマ版『今日から俺は!!』の英雄になれる。三橋にしてやられた瞬間の今井のあの表情をどこまで演じきれるのか? 純粋に期待しながら、第7話を待ちたいと思う。

(文=寺西ジャジューカ)

『イッテQ!』問題は“謝罪テロップ”で一件落着!? 日テレ内では「日産のおかげ」と安堵広がる

「お詫びのテロップを流したことで、日テレとしては一件落着と考えているようですよ。実際、放送翌日には日産のカルロス・ゴーン会長の件もあって、この件に関する報道も落ち着きましたからね。日テレ内には『日産のおかげだね』という声が飛び交ってました」(バラエティスタッフ)

「週刊文春」(文藝春秋)の報道から始まった『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のヤラセ疑惑。放送開始当初からの人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で、実際には存在しない祭りがあったという内容だっただけに、どうしてもメイン出演者の宮川大輔をクローズアップした報道が多かった。

「大輔さんも『なんで俺が悪いみたいになってんねん!?』と怒り心頭でした。オンエアでも普段からディレクターにもキレてる様子が出てますが、それはあくまで芸人として面白くなればという演技。今回は、祭りがあるか、ないかという根本的なところの話ですから、『何を信じたらええねん!』と周囲に当たり散らしていたそうです」(芸能事務所関係者)

 一方で司会者のウッチャンナンチャン・内村光良の責任を問う声もあったが……。

「さすがに彼はそこまで関係してないですからね。それよりも、今は平成最後の紅白の総合司会のことで頭がいっぱいのようで、会う人会う人に『平成最後だから、NHKも張り切ってて、打合せが多くて困ってる』と愚痴をこぼしてましたよ。今の内村さんには『イッテQ!』より紅白の方が大変みたいですよ」(スポーツ紙記者)

 どちらも国民的人気番組だけに、司会者のプレッシャーは半端ないようだ。

フジ『坂上どうぶつ王国』、視聴率5%台の爆死……動物番組として致命的な「欠点」とは

 今年2月、坂上忍が『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演した際、こんなことを言っていた。「あと10年後の60歳で芸能界をセミリタイアし、さらには『忍どうぶつ王国』という、たくさんの動物と暮らせる楽園を造りたい」というものだった。そんな大それた構想に共演者は驚いていたが、その8カ月後の10月、坂上が本気であることがわかる。それが、新番組『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)のスタートだった。

 この番組は、 坂上の夢をかなえるというコンセプトで、坂上と出演者が「どうぶつ王国」を作るため動物のことを学んでいく内容。10月12日の初回3時間SPは9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずの数字だったが、それから1ヵ月、現在はどんな状況にあるのだろうか?

「放送2回目の19日は6.1%、26日は5.0%に低下。11月に入ってからも、5.2%、5.5%、5.7%とほぼ5~6%で推移しています。この枠は、9月まで古舘伊知郎司会による『モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~』という教養番組でした。数字が取れず約1年で撤退したのですが、『坂上どうぶつ王国』より良い数字を出していた回もあります」(業界関係者)

 動物ブームの昨今だけに、すでに「動物番組はやりつくされている」(同)というが、さらに分が悪ことに、同時間帯に『超かわいい映像連発!どうぶつピース!!』(テレビ東京系)が放送されているのだ。そのほかにも、『坂上どうぶつ王国』には致命的な欠点があるという。

「動物の世話をしているのが、王国の野望を持つ坂上ではなく野生爆弾・くっきーや、King&Prince・高橋海人だという点。多忙を極める坂上のことですから、なかなかロケできない事情もあるんでしょうけど、くっきーたちはあくまで出演者。実際に『忍どうぶつ王国』が完成した暁には、動物の世話をするのは、くっきーたちではありません」(同)

 そんな中、16日のオンエアでは、大きな進展が見られたという。王国の建設候補地探しがスタートし、坂上が実際に7,500坪ある広大な場所を下見。今後、王国作りが現実味を増していく可能性がみえたのだ。

「しかし、一番怖いのが番組の打ち切りです。番組の終了と同時に、進行していたプロジェクトが止まることは、今まで多くの番組が経験してきたこと。ただ、坂上はもともと個人的に王国を開拓しようと思っていて、予算も自分で捻出すると初回で宣言していましたが……」(放送作家)

 坂上と動物たちの王国が、夢で終わらないことを祈るばかりだが……。
(村上春虎)

『イッテQ!』終了確実の“超ド級情報”を「文春」が仕込み済み?

 嵐の前の静けさなのか?

『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の「祭り企画」で、実際にはない祭りをでっち上げた疑いがあると「週刊文春」(文藝春秋)が報じた問題について、18日の放送では「一部の『祭り』において開催実績や開催経緯などの説明に誤りがありました」との謝罪テロップが表示され、当面の間、同企画は休止することが発表された。

 11月8日、15日発売号と2週にわたってやらせ疑惑を報じた文春だったが、21日発売号には追撃記事は見当たらない。しかしスポーツ紙デスクは、こう語る。

「番組自体はこのまま継続されるようですが、『文春』は番組の息の根が止まるような超ド級のスクープを温めているというウワサがあるんです。考えられるとしたら、出川哲朗の『はじめてのおつかい』シリーズか、イモトアヤコの『珍獣ハンター』『登山部』シリーズあたりではないか。まず、『おつかい』に出てくる外国人たちが全員エキストラという可能性はありそう。あんなに怪しい東洋人がウロウロしていたら、普通はポリスが駆け付けてくるはず。『珍獣~』も、いかにも危険動物のように見せかけていますが、実は毒がない安全な状態にしてあったという可能性は十分ある。もしやらせがあったとして、番組的に一番ダメージが大きいのが、花形企画の『登山』でしょう。ヘリを使っていたと暴露されたら、イモトはタレント生命を絶たれてもおかしくない。そればかりか、日本テレビの大久保好男社長は、同番組について『やらせやでっち上げの意識はなかった』と否定していますから、番組終了や社長辞任といった事態にまで及ぶのは必至です。年末の合併号あたりで、何かが飛び出るかもしれません」

 関係者は、しばらく首筋が寒いだろう。

『紅白』裏で『SASUKE』とボクシング井岡……TBSの大みそかに勝機はあるか?

 大みそかに放送される『第69回NHK紅白歌合戦』の出演者が発表されたが、その裏となる民放各局の動向はやや鈍い。『紅白』の裏で、8年連続民放トップを独走する日本テレビは、13年目となる『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しSP絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!』のオンエアを早々に決めた。そんな中、ここ数年低迷が続くTBSは8年ぶりに“改編”を決めた。

 同局が『紅白』裏で放送するのは、『平成最後の大晦日スペシャル!SASUKE2018&ボクシング井岡一翔世界タイトルマッチ(仮)』(午後6時~11時55分)。

 同局は『紅白』の裏で、2010年まで格闘技番組『Dynamite!!』をオンエアしていたが、11年にはスポーツバラエティー『ビートたけしの勝手にスポーツ国民栄誉SHOW』を放送。その流れで、12年からはリニューアルした『KYOKUGEN』をオンエアしてきた。

 同番組は健闘した年もあったが、近年は不振が続いている。昨年は田口良一、木村翔、京口紘人のボクシング3大世界戦、浅田真央の生・氷上メッセージや、ボクシング・井岡一翔のサプライズ引退会見などを放送したが、視聴率は第1部5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2部5.9%、第3部4.0%、第4部2.2%と大惨敗を喫し、『紅白』裏で民放最下位に滑り落ちた。

 さすがに危機感を覚えた同局では、8年ぶりに番組を変更。今年は『SASUKE』と、同日にマカオで行われる井岡VSドニー・ニエテスのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦をオンエアすることになった。

『SASUKE』は、1997年9月にスタートした単発のスポーツエンターテインメント番組で、今年3月26日の放送で第35回を数えた。開始当初は20%前後をはじき出す人気番組だったが、05年7月の第15回あたりからジリ貧となり、10年3月の第25回では初めて1ケタ台に転落。その後は10%前後が続き、最新の第35回は10.5%だった。

 一方、井岡の大みそかの試合は11年の『スポーツ国民栄誉SHOW』で始まり、16年まで続いた。13年には井岡の試合の時間帯で14.5%の高視聴率をマークした実績もある。

「『KYOKUGEN』で放送してきた従来の内容では、もう厳しいでしょう。『SASUKE』は一定の人気があるだけに、『ガキ使』にはとてもかなわないでしょうが、テレビ朝日、テレビ東京、フジテレビとの戦いでは、そこそこ善戦する可能性もあるでしょう。井岡の大みそかの試合は2年ぶりとなりますから、視聴者もピンと来ない面はあるかもしれません。さすがに去年のように、『紅白』裏でビリは、なんとか回避できそうな気もします」(テレビ誌関係者)

 日テレ、TBS以外の3局では、フジが格闘技番組『RIZIN』を放送するのは濃厚だが、テレ朝、テレ東は未確定。その3局のラインナップ次第ではあるが、TBSがどれだけの視聴率を取れるのか注目が集まる。
(文=田中七男)

『イッテQ!』即打ち切りにならなかったワケは「ストック多いため」だった?

『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が番組存続の危機に立たされている。「週刊文春」(文藝春秋)が、ラオスにおける橋祭りの捏造疑惑を報じ、当初は否定するも、続報としてタイのカリフラワー祭りにも同様の疑惑が報じられると一転して、当該企画の当面の中止を発表した。19日の放送では番組冒頭、視聴者への謝罪テロップも流れた。

 ただ、今のところ番組の打ち切りはないようだ。過去に同様の問題を起こした番組としては、納豆に大きなダイエット効果があると虚偽の事実を報じた『発掘!あるある大事典II』、実際の内容とはかけ離れた対決を放送した『ほこ×たて』(ともにフジテレビ系)が即座に打ち切られている。放送局の違いがあるとはいえ、なぜ『イッテQ!』は即打ち切りとならないのだろうか。

「『イッテQ!』が即刻打ち切りとならないのは、20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)近い視聴率を獲得する人気コンテンツのためでしょう。さらに放送時間の日曜夜8時はNHKの大河ドラマのほか人気番組がひしめく視聴率激戦区です。日テレ的には今『イッテQ!』を失うのは得策ではないと考えているのかもしれません。さらに、ヤラセ疑惑が発覚したのはあくまで1コーナーであり、番組全体は『ガチ』であるとの主張も不可能ではありません」(業界関係者)

 さらに『イッテQ!』を打ちきれない理由はほかにもある。

「未放送ロケのストックも相当にあるものと思われます。今、打ち切りとなった場合には、すべてお蔵入りとなってしまいます。少なくともストック分の消化が終わったのちに、番組打ち切り論が出てくるかもしれません。ある程度、時間があれば次番組の準備も可能です。タイミング的には来年の4月改編で終了の可能性などがあり得るでしょう」(同)

 これまでの報道を見る限り、『イッテQ!』のやらせが「2件のみ」の可能性は限りなく低い。今後の続報次第ではさらなるピンチを迎えそうだ。
(文=平田宏利)

『イッテQ!』即打ち切りにならなかったワケは「ストック多いため」だった?

『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が番組存続の危機に立たされている。「週刊文春」(文藝春秋)が、ラオスにおける橋祭りの捏造疑惑を報じ、当初は否定するも、続報としてタイのカリフラワー祭りにも同様の疑惑が報じられると一転して、当該企画の当面の中止を発表した。19日の放送では番組冒頭、視聴者への謝罪テロップも流れた。

 ただ、今のところ番組の打ち切りはないようだ。過去に同様の問題を起こした番組としては、納豆に大きなダイエット効果があると虚偽の事実を報じた『発掘!あるある大事典II』、実際の内容とはかけ離れた対決を放送した『ほこ×たて』(ともにフジテレビ系)が即座に打ち切られている。放送局の違いがあるとはいえ、なぜ『イッテQ!』は即打ち切りとならないのだろうか。

「『イッテQ!』が即刻打ち切りとならないのは、20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)近い視聴率を獲得する人気コンテンツのためでしょう。さらに放送時間の日曜夜8時はNHKの大河ドラマのほか人気番組がひしめく視聴率激戦区です。日テレ的には今『イッテQ!』を失うのは得策ではないと考えているのかもしれません。さらに、ヤラセ疑惑が発覚したのはあくまで1コーナーであり、番組全体は『ガチ』であるとの主張も不可能ではありません」(業界関係者)

 さらに『イッテQ!』を打ちきれない理由はほかにもある。

「未放送ロケのストックも相当にあるものと思われます。今、打ち切りとなった場合には、すべてお蔵入りとなってしまいます。少なくともストック分の消化が終わったのちに、番組打ち切り論が出てくるかもしれません。ある程度、時間があれば次番組の準備も可能です。タイミング的には来年の4月改編で終了の可能性などがあり得るでしょう」(同)

 これまでの報道を見る限り、『イッテQ!』のやらせが「2件のみ」の可能性は限りなく低い。今後の続報次第ではさらなるピンチを迎えそうだ。
(文=平田宏利)