『世界の果てまでイッテQ!』ヤラセ疑惑で打ち切り待ったなし? 今年の“ワースト視聴率”まで急降下!

“やらせ疑惑”に揺れる日本テレビ系の人気バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』の打ち切りが、いよいよ現実味を帯びてきてしまったようだ。

 11月8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、ラオスでの橋祭り企画を“でっち上げ”と報じたが、その当日、同局はやらせを完全否定し、現地コーディネート会社に責任転嫁。ところが、同15日発売の同誌が第2弾としてタイでのカリフラワー祭でのやらせを報じると、同局の態度は一変。お祭り企画の制作過程における不備を認めて謝罪するに至った。

 報道やドキュメンタリー番組とは異なり、バラエティーはある意味フェイクの世界で、大半の視聴者も、それを前提として見ている。しかし、リアルではないことを、リアルであるとして放送すれば、視聴者との信頼関係が損なわれてしまいかねない。

『イッテQ!』は同局ナンバー1の人気番組で、視聴率20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)超えを果たすこともしばしば。やらせ報道直前の同4日放送回は18.3%をマークしていたが、報道後の同11日は16.6%に降下。謝罪後の同18日も16.5%と伸び悩んだ。1週休みを挟んだ12月2日は、ついに14.0%まで落ち込んだ。同番組の視聴率が15%を割ったのは、昨年9月17日の14.4%以来、実に1年3カ月ぶりの緊急事態で、今年のワースト記録を更新した。

 2日、裏のテレビ朝日系でオンエアされた『M-1グランプリ2018』が17.8%の高視聴率を取り、『イッテQ!』に完勝したが、やらせ疑惑が発生していなければ、さすがにこのような結果には終わっていないだろう。

 今後、放送倫理・番組向上機構(BPO)がどう対応するかにもよるだろうが、このように『イッテQ!』の視聴率自体が、ジリジリ下がっていけば、同局ももはや“打ち切り”の判断をしなければならなくなりそうだ。
(文=田中七男)

チュート徳井の“誇大妄想力”は、もはや特殊能力!? AbemaTV『妄想不動産』で大暴走

 12月2日、AbemaTVにて『妄想不動産』が放送された。番組内容は、端的に言うとプロファイリング。他人の家の写真や映像を元に、住人の外見・性格・生きざまを予想し、トークするプログラムである。

 今、プロファイリングと述べたが、要するに妄想だ。「たこ足配線してるということは、貞操観念が甘い」など根拠不明の論にのっとって、住人のパーソナリティについて勝手にドラマを作り、妄想を膨らませる。

 以前、当サイトで『全人類がリサーチャー! 特定せよ!』(フジテレビ系)を取り上げたが(参照記事)、あちらは確固たる情報を元に正解へたどり着こうとしていた。リサーチ力が重要になってくるが、こちらは妄想力が肝になる。

 この番組で司会を務めたのは、チュートリアルの徳井義実と元・テレビ東京の大橋未歩アナ。「妄想」を専売特許にする芸能人といえば、今までは真っ先に関根勤が思い浮かんだ。松たか子との交際を妄想するも「お父さんの舞台を観に行き、タニマチのところにも行かなきゃいけないのが耐えられないので別れた」とキメの細かいストーリーを構築するほどの達人である。

 しかし、徳井も負けていなかった。キメの細かさは関根に譲るが、徳井の妄想には歩幅の大きさがある。妄想が飛躍するのだ。若さゆえだろう。

■徳井の妄想の正解率は低い

 一番目に登場したのは「看護師になるはずが●●になった女性」の部屋。この「●●」にあたる部分を妄想する。まず、部屋の間取りが紹介された。住所は東京・麻布十番。間取りは8階立てマンションの5階の1Kで、家賃14万円。住人は女性で24歳だ。真っ先に目が留まるのは「24歳にして家賃14万円」というバブリーな生活についてだ。

「麻布十番で、月14万円を24歳にして払っている。これ、夜の香りがしてくるんですねえ」(徳井)

 そこまでは、きっと多くの人が予想できる域。ここからが徳井節だ。少し長いが、彼による妄想をそのまま引用しよう。

「アルバイトしながら看護学校に行っていた。でも、ある時に悪い男に出会ってしまって、そいつがギャンブルか何かに使うための金をせびるようになってきた。『これ渡したら学費を払えなくなってしまう。でも、彼のことが好き』と、ちょっとずつ払ってるうちに学校を辞めなきゃいけなくなってしまった。そんな矢先に、その彼はほかに女が何人もいることがわかるんですよ。でも、彼女が『私、それでもいい。そばにいて』って言ったら、彼は『おまえ、面倒くさいな』と無残にも捨てられるんですね。傷ついた心を抱えながら六本木を歩いていた彼女は、キャッチのお兄さんにつかまった。すごい高級店じゃないです。そこそこのクラブで働くことによって、家賃14万円を捻出している。そんな、24歳の冬」

 なぜ、間取りの情報だけでここまで行けてしまうのか?

 そんな徳井に、住人についての情報が追加されていった。まずは、玄関の写真。所有しているのはスニーカーばかりだ。

「出勤したらヒールに履き替えるから、それまではスニーカーでええねん。だから、ホステスさん?」

 加えて、玄関付近にはウォーターサーバー用の水のダンボールが積み上げられていた。

「定期的に来る水がたまっているということは、ウォーターサーバーの水が減っていない。あまり家にいないんですよ」

 リビングの写真を見ると、約80体ものシナモロールのぬいぐるみが棚に収まっていた。

「夜のお店だとしたら、『シナモロールが好きなんだぁ』って言うのを聞いたお客さんが、たくさんくれた可能性がありますね。で、同じぬいぐるみが何点かあるでしょ? プレゼントがかぶったんでしょう」

 ここまで見事な妄想を膨らませてきた徳井には残酷だが、住人の正体は実はキャバクラ嬢ではない。そうとわかれば、一から妄想のし直しである。

 改めてのプロファイリングで徳井が注目したのは、住人が施すネイルのカラーだ。赤と黒を基調にした妖艶なデザインである。この趣味から、彼はSMの雰囲気を感じ取ったようだ。

「女王様って、Mの気持ちがわからないとできないんですよね。攻め立ててるように見えて、人のしてほしいことをしてるんですよ。で、患者さんのしてほしいことをするのが看護師さん。そういう意味で、看護師さんとSMの女王様はつながってくるんですよね」

「看護師さんをあきらめたのは、男に騙されたからじゃなかったんや。『患者さんに医療行為をする。人を救うって、本当にそういうことなんだろうか? もっと、ほかの救い方があるんじゃないか』ってところから、SMの女王様になった。SMというものに救いを見たんじゃないですか?」

 さて、気になる正解の発表だ。実は、キャバ嬢もSMの女王様もハズレである。住人の正体はバーレスク東京のダンサー。学生時代は人気者で、学園祭でダンスを披露するなどの青春時代を送り、友人から「看護師になるのもったいないよ」と言われ、ダンスの世界へ転身したとのこと。

 でも、はっきり言って正解不正解は大した問題ではない。どのように妄想の階段を上がり、勝手に確信を深め、正解へ行き着いたつもりになるのかが醍醐味なのだから。

■その誇大妄想力は特殊能力の域

 とにかく、徳井の妄想が広がるスピードに驚愕である。世田谷区1K(家賃6万円)の22歳女性の部屋を見る時も、ものすごい歩幅だった。

 この部屋の台所には、「知多」など数多くのウイスキーが並べられていた。

「お酒飲まないとやってられない。若くして付き合ってた彼との間に子どもができて、子どもができたことを彼に言うかすごく迷って、言ったら男の人はその時は『よかった、結婚しようか』って言ってたけども、1~2週間すると連絡が取れなくなり、彼女はひとりでその子を育てていくことを決意したんですよ。愛知県の南知多町から出てきたんです」

 何がどうなってシングルマザーという人物像に行き着いたのだろう? 案の定、この部屋の住人は、シングルマザーではなかった。正解は、若きイラストレーターである。

 徳井の妄想は、基本的に対象に向き合っていない。情報を手に入れた途端、己の欲求と経験値に向き合ってしまう。そして、勝手な小説を構築する。でも、妄想ってそういうものだ。だから、正解率は大した問題ではないのだ。理解不能な誇大妄想力を評価したい。

 徳井の妄想が正解に行き着いていたら、逆に怖い。ハズレてるから救われる。だから、かろうじてバラエティになる。当たってたら、もはやエスパーだ。いや、この妄想力はすでに特殊能力の域かもしれないが。

(文=寺西ジャジューカ)

『下町ロケット』第2作はなぜ苦戦? 最新話平均11.5%で「1ケタ目前」で関係者焦り

 今期の連ドラでは“下馬評トップ”だったはずの『下町ロケット』(TBS系)が、思わぬ苦戦を強いられている。2015年のシリーズ第1作は、初回視聴率の16.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)がワーストで、文字通りの右肩上がりをみせ、最終話では22.3%を記録したが、今作は現時点(第8話まで)の最高値が第3話の14.7%。終盤にきて1ケタ台も視野に入っており、関係者から心配する声が出ているのだという。

 阿部寛主演の『下町ロケット』は、ドラマ業界におけるここ数年のヒットの法則となっている「池井戸潤原作」、「勧善懲悪ストーリー」を地で行く“鉄板作品”。前宣伝も大きく展開しており、放送前には多くの雑誌で特集が組まれるほどだった。

「ところが、10月14日の初回は13.9%と、ロケットスタートとまでは言えない出だしに、各メディアからはがっかりの声が出ていたほど。さらに第2話で12.4%、第4話が13.3%、前半の山場となる第5話も12.7%と、多少の上下はあっても、20%台は夢のまた夢です」(スポーツ紙記者)

 最新の第8話では11.5%まで数字を落としており、これでは前回達成した20%超えどころか、1ケタ転落も目前という状況にまで追い詰められてしまっている。

「作風からキャスティングまで、大きな変化はないことから、いわゆる『水戸黄門』的な王道パターンが、視聴者から飽きられてしまったのではと見られています。ストーリーの流れも見えてしまうため、驚きもないし、面白さや感動まで半減してしまったと。また、前作のロケット開発から、今回は農業がメインテーマとなっていますが、その点もイマイチ視聴者の心をつかめていないのではとされています」(テレビ局関係者)

 とはいえ、例え11%台と言えども、これで『下町ロケット』のブランドが完全崩壊、とまではならないようだ。

「もともと同作は、主演の阿部をはじめとして出演者のギャラがそこまで高額ではないこともあり、コストパフォーマンスは抜群。確かに今期は苦戦を強いられていますが、それでも安定して11~13%台を望めるとあって、このままシリーズ終了とはならないでしょう。1ケタ落ちでもしない限り、他局からすれば、まだまだ羨ましいコンテンツです」(同)

 それでも今期に関しては、予想外の“肩透かし”となってしまった感は否めない。前作の20%超えの期待がかけられた『下町ロケット』は、低空飛行のまま終わってしまうのだろうか。

『今日から俺は!!』伝説回に賛否両論も、太賀の”愛され度”が爆上げ! 

 11月25日放送『今日から俺は!!』(日本テレビ系)の第7話の視聴率は10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。ついに2桁台へ到達した、栄えある記念回だ。

「原作ファンの皆様、お待たせしました!ついにあの伝説のエピソードが解禁!!」と、事前の煽りも十分だった第7話。今井勝俊(太賀)が三橋貴志(賀来賢人)に廃ビルに閉じ込められる、通称「廃ビル編」が今回のエピソードである。

 見ると、ストーリーはほぼ原作通りに進んだ模様。決してオリジナルストーリーを否定するわけではないが、椋木先生(ムロツヨシ)や赤坂哲夫(佐藤二朗)を出すより、高校生を主軸にしたほうが得策。数字がそれを証明しているのではないだろうか。

 特に、今井がビルに閉じ込められてからは、原作にかなり忠実な脚本になっていた。唯一、今井の見た悪夢が『あしたのジョー』の力石徹チックになっていたが、できることなら、あそこも原作をなぞってほしかった。砂漠をさまよう中で見つけた豆腐にかじりつくと現実はコンクリートだったという、キャラ的にさもありなんな夢だったので。コンクリートさえかみ砕く今井の食いっぷり、ぜひ見てみたかった。

 ■相思相愛の三橋と今井

 飢餓状態のあまりプライドを失った今井への、三橋の接し方は秀逸だ。

「ションベンって飲めるらしいぜ」

「革靴って食えるらしいぜ。牛だからな」

「食いもんあるぞ。バナナの皮」

「藁 もあったけど、食うか?」

「卵の殻もあったけど。カルシウム」

 今井をまるで三角コーナーのように扱う三橋。

 今井は今井で、心が折れそうになりながら、三橋の存在を支えにしていた。時には「あきらめてんじゃねえよ、お前、そんなタマかよ!」と、三橋を励ましたり。友情を隠さなくなってからの今井が放つ発言も、いちいち抜群だ。

「『夕暮れや 雷鳴響く 俺の腹』。俺の辞世の句だ、覚えとけ」

「三橋よぉ〜。お前、チュウしたことあるか? やっぱいいもんなのかなー、おい」

「これからはバナナは皮ごと食うぜ」

「藁って意外とコクがあるんだな。超うまい」

 隙だらけだ。三橋を信頼し切っているからに違いない。

 つまり、三橋と今井は相思相愛ということ。何しろ、三橋の今井への執着は異常なのだ。伊藤真司(伊藤健太郎)から、赤坂理子(清野菜名)を含めたダブルデートへ誘われても「用事あんだよ」と今井を選ぶほどに。なんだかんだ、夜まで今井に付き合ってるし。

 三橋の「執着」は、「愛」と言い換えることもできる。愛されキャラとしてすでに視聴者のハートをがっちりキャッチする今井だが、今回でその愛され度はさらに上昇したはずだ。

■存在感で三橋を食い続ける今井

 実はこの第7話、視聴者からの評価が真っ二つに分かれている。「爆笑! 神回だった!!」という賛の声と「今井がかわいそうすぎる」「三橋が嫌なヤツにしか見えない」という否の意見、双方があるのだ。

 否の意見をよく見ると、今井に肩入れしているからということがわかる。賛も否も、どちらも今井への愛から出た感情だった。漫画史の中で今井並みのバイプレイヤーを探すのは難しいが、その愛され度はついにドラマ版でも同レベルになった。

 今井を演じる太賀の技量も見逃せない。バナナの皮や藁を食べる瞬間の至福の表情は、「今井役は太賀でよかった」と原作ファンにさえ思わせる好演だった。

 太賀といえば、2016年のドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で“ゆとりモンスター”山岸ひろむを演じたのち、スピンオフ『山岸ですがなにか』がHuluオリジナルドラマとして配信されたことがあった。

 ここはひとつ、『今日から俺は!!』のスピンオフで、今井を主軸にした作品が生まれてもいいのではないか。ぶっちゃけ、存在感で三橋を食ってしまっている今井。彼が主役だった回は、漏れなく面白かった。だからこそ、『今井ですがなにか』的な特別編を。一ファンとして、もう勝手に期待している。

(文=寺西ジャジューカ)

『家政夫のミタゾノ』第3期決定か――TOKIO・松岡の相手役・剛力彩芽は「オファー蹴った」?

 TOKIO・松岡昌宏の“代表作”となりつつある、テレビ朝日系連続ドラマ『家政夫のミタゾノ』の第3弾が、早くも決定したという。しかし、松岡の“相棒”家政婦を演じるヒロインをめぐって、一部業界関係者をざわつかせているようだ。

 2016年10月放送の第1シリーズでは、女装の家政夫・三田園薫を演じる松岡の相手役として、同僚家政婦・花田えみりを清水富美加が演じた。そして今年4月期の第2シリーズでは、同じポジションの五味麻琴を剛力彩芽が担当していたが……。

「清水は昨年2月、突如芸能界を引退、宗教法人『幸福の科学』での活動に専念することを宣言。所属のレプロエンタテインメントからも離れることになりました。その後、教団製作の映画での女優活動こそ続けているものの、一般のテレビやCM・広告関係など、これまでの主戦場からはすっかり姿を消しています」(スポーツ紙記者)

 そのため『ミタゾノ』第2シリーズの放送が発表された当初は、「松岡&清水コンビをまた見たかった」と残念がる声がネット上で相次いでいた。

「もともと続編の制作予定はなかったそうですが、評判が思ったよりもよかったこと、さらに視聴率も同枠としては上々とあって、主演の松岡、上司役の余貴美子以外のキャストは総入れ替えながら、第2シリーズの放送。これまた視聴率が手堅く推移し、このたび第3シリーズの話が浮上しているそうです」(同)

 ところが最新作では、剛力がキャストから姿を消してしまっているという。

「放送は19年4月を予定していますが、剛力の出演は、事務所側がオファーを断ったそう。またしてもヒロイン役が交代することになってしまいました」(テレビ局関係者)

 剛力といえば、近頃は株式会社ZOZO・前澤友作社長との交際が話題を集めているが、決して女優活動を中止しているわけではない。

「ただ、前澤氏との時間を優先させたいのか、仕事を選ぶようになっていると聞きます。それが、今回の『ミタゾノ』降板につながっているのかは不明ですが、ウワサでは元AKB48・川栄李奈がキャスティングされているとのことです」(同)

 こうして2期連続でヒロインが交代することとなった『ミタゾノ』だが、“元AKBの出世頭”とうたわれる川栄の出演が確定した際には、ドラマを盛り上げる存在として期待したいものだ。

『イッテQ!』のコーディネーターM社 夜の遊び場も手配する「至れり尽くせり」

 今なお波紋を広げ続けている、「週刊文春」(文藝春秋)が報じた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のヤラセ疑惑。番組内の人気コーナー「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で紹介されたラオスの「橋祭り」などが、タイのロケーションコーディネート会社・M社が仕込んだものであることが相次いで発覚。当該コーナーが放送休止となり、さらに日本テレビの大久保好男社長が過去に放送された番組についても調査中だと定例会見で報告するに至った。

「日本テレビでは『イッテQ!』以外にも、『ザ!世界仰天ニュース』や2012年まで放送されていた『週末のシンデレラ 世界!弾丸トラベラー』でも、M社を使っていた。そういう意味でも、まだまだ余罪が出てくる可能性はあるでしょう」(テレビ局関係者)

 タイに拠点を置くM社は、主に東南アジアでのロケをコーディネートする会社。セットやエキストラの手配も行っているという。

「M社に任せていれば、簡単に海外ロケができるとまでいわれていて、とにかく“手間が省ける”ということで、日本のテレビ局に重宝されているようです」(同)

 また、M社がコーディネートするのは、ロケに関することだけではないという。

「機材を現地で調達してくれたり、撮影スタッフの移動手段も全部手配してくれたりするそうですよ。つまり、最低限の荷物で現地に行っても撮影ができるということ。もちろん、食事や宿泊場所も全部用意してくれるそうで、さらには女性が接待してくれる夜のお店などにも連れて行ってくれるのだとか。日本のスタッフにしてみれば、M社に頼めば、撮影の仕事だけでなく、歓楽の目的も果たしてくれるというわけです」(同)

 海外で撮影する際は、入国審査やビザ申請など、さまざまな手続きが必要となるケースも少なくないが、M社を通せば、スムーズに進むといわれている。

「個人だと入国審査に何時間もかかる場合でも、M社のスタッフにパスポートを渡しておけば一瞬で入国できる、なんてこともあるようですね。現地の警察やらイミグレーションオフィスとも通じているということなのかもしれません」(同)

 それだけ至れり尽くせりなのであれば、M社を使う局が多いのも仕方ないのかもしれない。だが、M社のサービスがいいからといって、ヤラセをしてもいいなんていう論理は通用するはずもない。『イッテQ!』のスタッフは猛省する必要があるだろう。

『イッテQ!』のコーディネーターM社 夜の遊び場も手配する「至れり尽くせり」

 今なお波紋を広げ続けている、「週刊文春」(文藝春秋)が報じた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のヤラセ疑惑。番組内の人気コーナー「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で紹介されたラオスの「橋祭り」などが、タイのロケーションコーディネート会社・M社が仕込んだものであることが相次いで発覚。当該コーナーが放送休止となり、さらに日本テレビの大久保好男社長が過去に放送された番組についても調査中だと定例会見で報告するに至った。

「日本テレビでは『イッテQ!』以外にも、『ザ!世界仰天ニュース』や2012年まで放送されていた『週末のシンデレラ 世界!弾丸トラベラー』でも、M社を使っていた。そういう意味でも、まだまだ余罪が出てくる可能性はあるでしょう」(テレビ局関係者)

 タイに拠点を置くM社は、主に東南アジアでのロケをコーディネートする会社。セットやエキストラの手配も行っているという。

「M社に任せていれば、簡単に海外ロケができるとまでいわれていて、とにかく“手間が省ける”ということで、日本のテレビ局に重宝されているようです」(同)

 また、M社がコーディネートするのは、ロケに関することだけではないという。

「機材を現地で調達してくれたり、撮影スタッフの移動手段も全部手配してくれたりするそうですよ。つまり、最低限の荷物で現地に行っても撮影ができるということ。もちろん、食事や宿泊場所も全部用意してくれるそうで、さらには女性が接待してくれる夜のお店などにも連れて行ってくれるのだとか。日本のスタッフにしてみれば、M社に頼めば、撮影の仕事だけでなく、歓楽の目的も果たしてくれるというわけです」(同)

 海外で撮影する際は、入国審査やビザ申請など、さまざまな手続きが必要となるケースも少なくないが、M社を通せば、スムーズに進むといわれている。

「個人だと入国審査に何時間もかかる場合でも、M社のスタッフにパスポートを渡しておけば一瞬で入国できる、なんてこともあるようですね。現地の警察やらイミグレーションオフィスとも通じているということなのかもしれません」(同)

 それだけ至れり尽くせりなのであれば、M社を使う局が多いのも仕方ないのかもしれない。だが、M社のサービスがいいからといって、ヤラセをしてもいいなんていう論理は通用するはずもない。『イッテQ!』のスタッフは猛省する必要があるだろう。

日本テレビ「三冠王陥落」! 社員たちはむしろ歓迎? 視聴率の呪縛から逃れ、優良コンテンツを生み出せるか

 58カ月にわたり、地上波放送の視聴率「月間三冠王」に君臨していた日本テレビが、2018年10月の月間三冠王から陥落した。王者日本テレビの失速でテレビ界も再編成も進むのだろうか──。

 午前6時~翌午前0時の「全日」、午後7時~11時の「プライム」、午後7時~10時の「ゴールデン」の3つの時間帯で平均視聴率首位を獲るのが三冠王だが、今回日テレは全日での首位をテレビ朝日に奪われる形となった。

「プライム、ゴールデンでは相変わらず首位ということですが、特に午前中の時間帯が弱めで、三冠王陥落になったという状況。『イッテQ!』のヤラセ疑惑などはあるものの、日テレのゴールデンのバラエティー番組はまだまだ好調。確かに勢いではテレ朝が強く、日テレは完全に押され気味です。でも、実は今回の三冠王陥落でホッとしたという同局スタッフもいるというのです」(制作会社幹部)

 日テレ局内では、「三冠王」に対するこだわりも強く、視聴率を獲得するための番組制作が行われていたという。

「とにかく視聴率を取ることが第一の目標となっており、“面白さよりも数字”という空気が流れていたのは事実。でも、三冠王を逃したことで、数字にこだわりすぎる空気から解放され、シンプルに面白い番組を作る流れができるようになるのでは……と期待しているスタッフもいるとか」(同)

 ネットの躍進でテレビの存在感が薄まる昨今、数字ばかりにこだわらない番組制作こそがテレビ局に大きな利益をもたらすともいわれている。

「たとえばテレビ朝日の『おっさんずラブ』などは、深い時間での放送だったし、視聴率はそれほどでもなかった。でも口コミで人気が広がり、動画サービスでの配信も好調で、大きな利益を生み出しています。スポンサーがすべてではない今の時代、視聴率が高くなくても、重要なコンテンツになりうるわけで、逆に言うと視聴率ばかりを求めていたら、『おっさんずラブ』のヒットは生まれなかったでしょう。日テレとしては、今まで視聴率を求めすぎたがゆえに、『おっさんずラブ』のように長く深く愛されるコンテンツを生み出せなかった。今後は、視聴率の呪縛から逃れ、いろいろなタイプの優良なコンテンツを創造できるのではないか……という期待もなくはないようです」(同)

 災い転じて福となす。日テレは三冠王の座から陥落したことで、さらにそのパワーを増していくのかもしれない。

日曜ゴールデン帯“激戦区”にフジテレビが殴り込み! 弱体化した日テレを切り崩すチャンス!?

 激しい視聴率戦争を繰り広げる日曜ゴールデン帯に、来年1月期からフジテレビが殴り込みをかけることがわかった。

 現在フジは日曜午後7時台に、ダウンタウン・浜田雅功が司会の『ジャンクSPORTS』を、午後8時から2時間の特番枠『ニチファミ!』を放送しているが、同番組の打ち切りが決定。1月期より、午後8時から『でんじろうのTHE実験』、午後9時から『アオハル(青春)TV』をオンエアする。同局が同時間帯にバラエティー番組をレギュラー放送するのは、約3年ぶりとなる。

『でんじろうのTHE実験』は、サイエンスプロデューサー・米村でんじろう氏の冠番組で、オードリーと共に進行。でんじろう氏の代名詞でもある「笑えて学べる科学実験」をもとに、世界の興味深い科学実験や身近に潜む科学を、わかりやすく解説する番組。

 一方の『アオハルTV』は今年4月と9月に特番がオンエアされ、今回レギュラー化に至った。MCはヒロミで、「何かに一生懸命な人≒アオハル(青春)な人」を発掘し紹介していく“青春応援バラエティー”。勇気を持って初めての一歩を踏み出そうとしている“アオハルさん”のドキュメントなども届けていく番組だ。

 日曜ゴールデン帯といえば、『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』を放送する日本テレビの独走状態だった。しかし、少女へのわいせつ事件で、山口達也がTOKIOを脱退したことが尾を引く『DASH!!』はマンネリ化、メンバーが揃わない状態が続き、視聴率も下降線をたどっている。“ドル箱”だった『イッテQ!』は、ラオスやタイのお祭り企画での“やらせ疑惑”が発生し、同局上層部が初動対応を誤ったこともあり、視聴者間で不信感が渦巻き、視聴率も下がってしまった。

『DASH!!』『イッテQ!』の不振で、後番組の『行列』も引きずられるように低調になっている。同局自らの失策により、“王者”の牙城が崩れようとしているのだ。

 そんな中、急浮上しているのが、10月期に改編したテレビ朝日だ。午後6時半から始まる90分バラエティー番組『ナニコレ珍百景』は2ケタを取る回もあり、午後8時台の『ポツンと一軒家』は11日、25日と2回連続で15%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)超えを果たした。

 同じく10月期に改編したTBSの『坂上&指原のつぶれない店』(午後8時台から午後7時台に移動)は低調だが、午後8時台の『消えた天才』は18日のスペシャルで10.7%と2ケタに乗せる健闘ぶりを見せた。

 テレビ東京も月イチレギュラーながら、『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』も8~9%台をキープしており、侮れない番組だ。

「フジの『ニチファミ!』は、いわば“敗戦処理”的な番組で、日テレに対抗しようという気もなく、案の定5%前後しか取れていませんでした。しかし、フジが本格的にテコ入れしてくるからには、日曜ゴールデン帯はますます激戦区となるでしょう。『イッテQ!』の裏となる『でんじろうのTHE実験』は、正直厳しい気がしますが、『行列』の裏となる『アオハルTV』は企画次第で善戦するかもしれません。日曜午後9時台はTBS日曜劇場もあれば、テレ朝のスペシャルドラマもあります。民放各局が一気に攻め立てれば、日テレが切り崩される可能性も十分あるでしょう」(テレビ誌関係者)

 身から出たさびとはいえ、日テレの独壇場だった日曜ゴールデン帯が弱体化したことで、各局による視聴率戦争はさらに激しくなりそうだ。
(文=田中七男)

『笑点』司会、がん克服の三遊亭圓楽に交代へ? 昇太の不人気、TOKIO・城島茂抜擢プランの頓挫で……

 日本テレビ系の国民的長寿番組『笑点』。その司会が、がん手術から復帰した三遊亭圓楽に交代するらしいという情報が流れている。

『笑点』の司会といえば、一昨年、5代目司会者だった故・桂歌丸から春風亭昇太に代わったばかりだが、実はこの時、水面下では圓楽率いる三遊亭をはじめとする大喜利メンバー一門の熾烈な跡目争いが落語界を激震させていた。

 結局、日テレが司会に抜擢したのは、出演歴が浅くも若い昇太だったが、昇太が6代目司会になって以降、しばらくは20%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を保っていたものの、今年1月21日の放送回では、これまで一度も抜かれたことがなかった裏番組のNHK大相撲中継に抜かれ、視聴率も15%割れを喫した。

 これに危機感を抱いたスタッフが司会交代の検討に入ったのだが、当初、若い視聴者層を獲得できるとして候補に挙がったのは、ジャニーズ事務所・TOKIOのリーダーである城島茂だった。

 TOKIOは、『笑点』が特番を行う際の大喜利メンバーの常連で、とりわけ城島は知る人ぞ知る落語・ダジャレ好き。『笑点』の司会は、過去にも落語家以外のタレントが務めた例があり、バラエティ番組の司会をこなしている城島は適任と見られていた。

 ところが、そのさなかにグループのメンバーだった山口達也の“未成年強制わいせつ事件”が発覚。話は立ち消えとなり、代わって再浮上したのが、以前から司会の座に執念を燃やしていた圓楽だったという。

 圓楽は、話芸こそ昇太より上だが、番組では“腹黒い”イメージが強く、また、プライベートでは“錦糸町ラブホ不倫”が報じられたこともあり、女性層から反感を買っていると思われていた。ところが、番組の収録が行われる後楽園ホールには、圓楽を出待ちする“おばあちゃんファン”が少なくなく、さらに今年4月1日、『笑点』のエイプリルフール企画で、圓楽が1日限定で司会者に就いたところ、20%近い視聴率を記録したのだ。

 その後、司会が昇太に戻って以降、再び視聴率は下降線をたどっていたが、9月28日、圓楽が初期の肺がんを患っていることを告白すると、直後の30日に放送された『笑点』の視聴率が19.9%にまで盛り返した。

 こうしたことから、スタッフは改めて“圓楽人気”を再認識し、情にもろい制作スタッフや大喜利メンバーから、「あれだけ司会をやりたがっているんだから、最後にひと花咲かせてやろう」という声が上がり始めているという。以前から、圓楽が制作スタッフと飲み会を開くなど、落語界の一門を飛び越えて積極的に交流を図っていた“根回し”も、ここにきて、功を奏したようだ。

 肺がんの手術後、10月に復帰した圓楽だが、12月末にも昇太から司会を譲り受ける企画もある──業界ではそんな情報も飛び交っている。

 ちなみに、『笑点』の司会者の年収は1億円超ともいわれ、さらに、その噺家一門にとっては、地方などで開催される落語会のチケット売り上げがケタ違いになるなど、莫大な収入増につながるのは間違いない。

 7代目司会が圓楽にとって最後の花道となるのか、そして『笑点』は復活を果たせるのか。しばらく目が離せない。
(文=本多圭)