テレ朝大誤算! 大人気の『ポツンと一軒家』を休止してまで放送した『空き家バスターズ』が惨敗!

 二匹目のどじょうは、そうそういないということだろうか。テレビ朝日のもくろみが、もろくも崩れ去ってしまったようだ。 

 17日(日)、同局が午後6時30分から特番『所有者不明!!解決!空き家バスターズ2』(ABC制作)を2時間半枠でオンエアしたが、視聴率は9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と振るわず、2ケタに乗せることはできなかった。

 言うまでもなく、同枠では『ナニコレ珍百景』『ポツンと一軒家』を放送している。昨年10月からレギュラー番組に昇格した、ABC制作の『一軒家』は15%前後をはじき出す大ヒットとなり、直近の10日放送分は15.2%をマークしている。同月より2年半ぶりにレギュラーに復活した『珍百景』もコンスタントに2ケタを記録するなど好調で、3日放送分は13.6%をマークした。

 人気の両番組を休止してまで『空き家バスターズ』を放送したからには、テレ朝、ABCには“ある狙い”があったようだ。

 ABCでは、過去に制作した『大改造!!劇的ビフォーアフター』がヒットし、2016年11月までレギュラー番組としてオンエアされた。そして、同局制作の“家シリーズ”第2弾となった『一軒家』が予想を上回る高視聴率を挙げたことで、“家シリーズ”第3弾の『空き家バスターズ』を放送するに至った模様。

 同番組は昨年9月の土曜夕方に初めて放送され、今回2回目にしてゴールデン帯に初進出。番組内容は、日本各地で起こっている所有者不明の空き家問題に真っ向から取り組み、解決策を導き出していくもので、俳優の平泉成、オアシズ・大久保佳代子、サンドウィッチマン・伊達みきお、千鳥・ノブ 、ヒロド歩美アナが出演した。

「現在、絶好調の『一軒家』も、ぶっちゃけ、いずれネタ切れやマンネリに陥るのが目に見えていますから、今回のように休止して、特番を流すときの“後番組候補”が必要です。それが『空き家バスターズ』だったのですが、2ケタ取れずに惨敗しました。しかも、ふだん1ケタしか取れていない、裏の『坂上&指原のつぶれない店』スペシャル(TBS系)が10.3%まで上げて、これにも負けてしまいました。当然、いつもテレ朝を見ている視聴者が、TBSに流れた可能性も高く、今回の編成は大失敗といえるでしょうね」(テレビ誌関係者)

 結果的に、「なぜ人気番組をわざわざ休止したの?」といった事態になってしまったが、新しい番組を育てることも必要。テレ朝、ABCの期待を背負った『空き家バスターズ』は今後、人気番組へと進化するだろうか?

(文=田中七男)

トンデモ急展開に理解不能……男は「貴様!」とブチ切れる女を愛せるものか? 

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(36歳未婚彼女ナシ)が、青春時代に夢中になった『あいのり』の新シリーズをウォッチ! 

<※これまでのあらすじはこちらから>

#14 最強の新メンバー「みゃあ」の無双。宝の持ち腐れになるのか?

 カザフスタンを走るラブワゴン。のっけから、でっぱりんの「お前、そういうところなんだよ!」が炸裂します。メンバーが昼食をとろうとする際に、でっぱりんだけが輪から外れ「新メンバー入ってきて、みんな(ラブワゴンを去ったメンバー)がおらんくなってさ」とスタッフに愚痴り、一人メソメソと泣いているのです。

 親友がハッピーエンドでワゴンを去り、まあまあ強めの新メンバーが入り、その子が想いを寄せる美容師・英クンにアタックしていることにストレスを感じているのです。『あいのりAJ』を引っ張ってきた女としてはいろいろと背負うものがあるんでしょうが、“かまってちゃん”がちょっと過ぎます。果ては、ストレスが原因と思われる腹痛で数日間リタイアする始末。僕は、彼女が「おなか痛い」と言うたびに、心の中で「でっぱりん、なんともないよ! 気のせいだよ‼」と思っていました。自分が強く出られるところではガンガン行き、立場が弱くなるとその場から消える――。正直、ちょっとめんどくさいです。これまで好き勝手やってこられたでっぱりん王国も、さすがに崩壊したように見えます。

 そして、そのでっぱりんのストレスの大きな原因となっている新メンバーみゃあがすごい。この女、男を落とす特殊な訓練でも受けてきたんだろうか? 若さを武器に、今しか使えない「あざとさ」を全力で振りかざしています。日中、薬を飲んでいた英クンを気遣って胃薬とめぐりズムを差し入れたり、休憩中には手押し車でスキンシップを図ったり……。

 さすが「猫みたいってよく言われるので、みゃあって呼んでください。天然系です」と初対面の人間に言える女。一人称も「みゃあ」で通しています。みゃあが何かするたびに「すごいな」と感心してしまいます。若い女子はみゃあと同じことをすれば、目の前の男はだいたい落とせるはずです。ただし、同性の敵は増やしますが。

 スタジオのベッキーやいとうあさこも「勉強になる」と絶賛の立ち振る舞いを続けるみゃあですが、そんな中、僕が注目したのは「萌え袖」です。長袖を着ている時は8割方、萌え袖になっているのです。前述の英クンを呼び出して薬を渡すシーンでも、もちろん萌え袖。さらに「そんな服持ってた?」という、露出度高めのワンピースがインナーです。そして、美容学生だけあって、メイクもうまい。『あいのり』の女子メンバーはたびたびカメラの前ですっぴんをさらしていますが、みゃあは自分の長所を伸ばし、短所を個性へと変えるメイクをしています。みゃあの「あざとさ」についてだったら、このまま数万字書けそうです。

 しかし、ひとつ心配事が……。それは、みゃあにとってラブワゴンはアウェイ、ということです。みゃあのようなタイプは、もっと大勢の集団の中で強みを発揮します。男性が3~4名しかいない『あいのり』で、このままで通用するのか心配です。

#15 能ある鷹が爪を出し始める。“筋を通す男”AIは迷走しているのか?

 でっぱりんがドクターストップで旅を離脱する中、ラブワゴンに異変が発生します。英クンも東大卒のAI(エーアイ)も、でっぱりんがいないことに喪失感ともいえる寂しさを感じているのです。喜んでいるように見えるのは、これまでの修羅場の被害者、トムだけ。しつこく連絡してきた人から急にパタリと音信が途絶えると心配してしまう、あの現象が発生しているのでしょうか。レストランで昼食をとるメンバーの元に回復したでっぱりんが現れると、英クンもAIも「あの笑顔が見られてうれしい」と口をそろえます。寒暖差にやられてしまったのでしょうか。心配です。

 AIも、隠していた爪を出し始めました。見た目は少し地味なのですが、実は『あいのり』向きの能力を持っています。女子の心をつかむ方法をちゃんと心得ており、人間の心理がどう動くか、という知識があるため、他人に対して恐怖心がないのです。年齢もみんなより上だし、常に余裕を持った立ち振る舞いができています。それを象徴するのが、#14で見せた、泣いているでっぱりんに「場違いなこと言っていい? 泣いてる顔もかわいいね」と言い、秒で笑顔にさせたシーンです。冷静に物事を分析し、しかるべき行動を起こせる男です。しかし、でっぱりんへ「あなたのことが気になるので猛アタックします」という、まさかの宣戦布告。僕はAIのことを初登場時から高評価していたので、戸惑いを隠せません。

 ちなみに、相変わらずトムは苦手です。コンシーラーを持ち歩き、それどころかクマをよりきれいに隠すためのコントロールカラー(知らなかったので調べました)まで持っているのです。女々しい。コンシーラーなんか持ち歩くな! 男は黙ってギャツビーの洗顔。やっても化粧水までだ!

#16 でっぱりん王国復活の裏に、台本あり?

 みゃあのあざとさが通用しない男、AI。普通の男ならメロメロになるであろうテーブルの下での秘密のイチャイチャにも「あいつ、やりよるな」と冷静です。そして、AIで一番の感心したのは「筋を通す」ということです。自分に想いを寄せているであろうみゃあに「僕は、あなたじゃない人に恋をしている」と、明確な意思表示をするのです。キープしない。全然キープしてもいいのに。それどころか、みゃあに「応援して」とまで言います。しかも、ライバルの英クンにも「僕は、でっぱりんのことが好きだ」と宣言します。

 地味な顔立ちとは裏腹に、男気あるAI。彼が持つ独自の空気が『あいのり』の中では映えます。そして、AIはでっぱりんに告白すると言うのです。AIが「でっぱりんのこと気になる」と言い始めた頃からそうですが、何度AIがでっぱりんへの想いを語ろうが、「え? なんで? どうした?」以外の感想がありません。AIだけではありません。英クンだってそうです。大丈夫でしょうか、この2人。もしかしたら男同士で「こいつには負けたくない」という気持ちがそうさせているのではないでしょうか。ちょっと理解に苦しむ展開です。ちょっとというか、まったく理解できません。何度も言ってきましたが、キレると「貴様!」と絡んでくる女を愛せるものなのでしょうか? 彼らが若者で、僕がおっさんだからわからないのでしょうか? 誰か教えてほしい。でっぱりんのことを好きになる心理を。

『あいのり』でたびたびアナウンスされる「でっぱりんは誰よりも笑顔がステキ」が要因なのでしょうか。確かに笑顔はステキです。でも、グーパンで男を殴る女です。ケガした男子に、でっぱりんがキズパワーパッド貼っただけで「女の子らしい」と評価されています。なんだ、これ。何見せられてんの? 僕の性格が悪いのか「台本?」と勘繰ってしまいます。

 きっとAIも英クンも、日本で仕事があるんでしょう。職場から「3週間限定な」とか言われているのです。タイムリミットが近いんです。スタッフも、シーズン1で突然消えたウエディングの件があるので「どうせ帰るなら、その前にドラマを」とか言ったのではないでしょうか。だって、AIの誕生日のサプライズ演出も、ベースにあるのは『あいのり』伝家の宝刀、修羅場です。スタッフのテコ入れを感じざるを得ません。それくらい、AIと英クンの心変わりが疑問なんです。もし、このコラムを読んでいる方で「でっぱりんのことが好きになるのがわかる」「っていうか、好き」という男性がいたらメールかDMください。

 #16はAIとでっぱりんの、(恐らくは)最後のデートで幕を閉じます。手をつなぐ2人。なんなん? いいの、これ? でっぱりんは流されやすいタイプなので心配です。できればAIを振って、英クンに振られて、華麗に散ってほしい。それが女、でっぱりんの有終の美のはず。

 でっぱりんと手をつなぐAIが背負ったナップザックには「MY HAPPINESS IS HERE(私の幸せはここにあります)」の文字。少し吹きました。次週、恐らくAIはでっぱりんに告白して、ひとつの結論が出るはずです。どんなエンディングになるのか。僕は『あいのり』史上最も楽しみにしています。

◆毎週木曜新エピソード配信中『あいのり Asian Journey SEASON2』<https://www.netflix.com/jp/title/80174280>

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 そして、そのでっぱりんのストレスの大きな原因となっている新メンバーみゃあがすごい。この女、男を落とす特殊な訓練でも受けてきたんだろうか? 若さを武器に、今しか使えない「あざとさ」を全力で振りかざしています。日中、薬を飲んでいた英クンを気遣って胃薬とめぐりズムを差し入れたり、休憩中には手押し車でスキンシップを図ったり……。

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 しかし、ひとつ心配事が……。それは、みゃあにとってラブワゴンはアウェイ、ということです。みゃあのようなタイプは、もっと大勢の集団の中で強みを発揮します。男性が3~4名しかいない『あいのり』で、このままで通用するのか心配です。

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 でっぱりんがドクターストップで旅を離脱する中、ラブワゴンに異変が発生します。英クンも東大卒のAI(エーアイ)も、でっぱりんがいないことに喪失感ともいえる寂しさを感じているのです。喜んでいるように見えるのは、これまでの修羅場の被害者、トムだけ。しつこく連絡してきた人から急にパタリと音信が途絶えると心配してしまう、あの現象が発生しているのでしょうか。レストランで昼食をとるメンバーの元に回復したでっぱりんが現れると、英クンもAIも「あの笑顔が見られてうれしい」と口をそろえます。寒暖差にやられてしまったのでしょうか。心配です。

 AIも、隠していた爪を出し始めました。見た目は少し地味なのですが、実は『あいのり』向きの能力を持っています。女子の心をつかむ方法をちゃんと心得ており、人間の心理がどう動くか、という知識があるため、他人に対して恐怖心がないのです。年齢もみんなより上だし、常に余裕を持った立ち振る舞いができています。それを象徴するのが、#14で見せた、泣いているでっぱりんに「場違いなこと言っていい? 泣いてる顔もかわいいね」と言い、秒で笑顔にさせたシーンです。冷静に物事を分析し、しかるべき行動を起こせる男です。しかし、でっぱりんへ「あなたのことが気になるので猛アタックします」という、まさかの宣戦布告。僕はAIのことを初登場時から高評価していたので、戸惑いを隠せません。

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#16 でっぱりん王国復活の裏に、台本あり?

 みゃあのあざとさが通用しない男、AI。普通の男ならメロメロになるであろうテーブルの下での秘密のイチャイチャにも「あいつ、やりよるな」と冷静です。そして、AIで一番の感心したのは「筋を通す」ということです。自分に想いを寄せているであろうみゃあに「僕は、あなたじゃない人に恋をしている」と、明確な意思表示をするのです。キープしない。全然キープしてもいいのに。それどころか、みゃあに「応援して」とまで言います。しかも、ライバルの英クンにも「僕は、でっぱりんのことが好きだ」と宣言します。

 地味な顔立ちとは裏腹に、男気あるAI。彼が持つ独自の空気が『あいのり』の中では映えます。そして、AIはでっぱりんに告白すると言うのです。AIが「でっぱりんのこと気になる」と言い始めた頃からそうですが、何度AIがでっぱりんへの想いを語ろうが、「え? なんで? どうした?」以外の感想がありません。AIだけではありません。英クンだってそうです。大丈夫でしょうか、この2人。もしかしたら男同士で「こいつには負けたくない」という気持ちがそうさせているのではないでしょうか。ちょっと理解に苦しむ展開です。ちょっとというか、まったく理解できません。何度も言ってきましたが、キレると「貴様!」と絡んでくる女を愛せるものなのでしょうか? 彼らが若者で、僕がおっさんだからわからないのでしょうか? 誰か教えてほしい。でっぱりんのことを好きになる心理を。

『あいのり』でたびたびアナウンスされる「でっぱりんは誰よりも笑顔がステキ」が要因なのでしょうか。確かに笑顔はステキです。でも、グーパンで男を殴る女です。ケガした男子に、でっぱりんがキズパワーパッド貼っただけで「女の子らしい」と評価されています。なんだ、これ。何見せられてんの? 僕の性格が悪いのか「台本?」と勘繰ってしまいます。

 きっとAIも英クンも、日本で仕事があるんでしょう。職場から「3週間限定な」とか言われているのです。タイムリミットが近いんです。スタッフも、シーズン1で突然消えたウエディングの件があるので「どうせ帰るなら、その前にドラマを」とか言ったのではないでしょうか。だって、AIの誕生日のサプライズ演出も、ベースにあるのは『あいのり』伝家の宝刀、修羅場です。スタッフのテコ入れを感じざるを得ません。それくらい、AIと英クンの心変わりが疑問なんです。もし、このコラムを読んでいる方で「でっぱりんのことが好きになるのがわかる」「っていうか、好き」という男性がいたらメールかDMください。

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 でっぱりんと手をつなぐAIが背負ったナップザックには「MY HAPPINESS IS HERE(私の幸せはここにあります)」の文字。少し吹きました。次週、恐らくAIはでっぱりんに告白して、ひとつの結論が出るはずです。どんなエンディングになるのか。僕は『あいのり』史上最も楽しみにしています。

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ヒロミ新番組『アオハルTV』のヤバすぎる低視聴率……2カ月で“スピード打ち切り”の可能性も

 ヒロミがメインキャスターを務める新バラエティ番組『アオハル(青春)TV』(フジテレビ系)が、早くもヤバい状況になってきた。

 同局では、日曜午後8時台、9時台に放送していた特番枠『ニチファミ!』を、1月20日をもって終了させ、この時期に異例の改編に踏み切った。午後8時台には、『でんじろうのTHE実験』が3日にスタート。9時台には『アオハルTV』が27日から放送開始した。

 ヒロミが同局のゴールデン帯で、レギュラー番組の単独MCに起用されるのは初めて。再ブレークを果たしたヒロミだけに、同局の期待も大きかったはずだが、番組がスタートしてみると、目も当てられない事態に陥ってしまった。

 初回2時間スペシャルは4.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と壮絶爆死していたが、第2回(2月10日)放送は3.3%と、さらに数字を下げ、ゴールデン帯としては目を疑うような低視聴率に終わった。

 しかも、前々番組の『サザエさん』が13.1%、前番組の『四大陸フィギュアスケート選手権2019 男子フリー』が10.5%で、同局としては珍しく2番組連続で2ケタを取っていたにもかかわらず、『アオハルTV』でガクッと数字を落としたのだから事態は深刻だ。

 そのほかの民放局の同時間帯の視聴率は、日本テレビ系『行列のできる法律相談所』が17.2%、テレビ朝日系ドラマスペシャル『庶務行員・多加賀主水が悪を断つ』(高橋克典主演)が12.0%、TBS日曜劇場『グッドワイフ』が8.5%、テレビ東京系『池上ワールド“スパイの(秘)事件簿”美しすぎるスパイ&日本の秘密組織』が5.4%で、『アオハルTV』が断トツのビリだった。

 同番組は、アツくてちょっぴり変わっていて面白い“アオハル(青春)さん”に出会うべく、全国をリサーチ。さまざまなコーナーを通じて、現役“アオハル”のリアルな実態、年齢問わず何かに熱中している全国の人々や芸人、心揺さぶる青春ドキュメンタリーまで、幅広く“アオハル”を紹介する内容。ヒロミのほか、Sexy Zoneの菊池風磨と佐藤勝利、DAIGO、ビビる大木がレギュラー出演している。10日放送回は、「高校生ロケット部に密着!種子島宇宙センターで打ち上げSP」だったが、視聴者にはまるで響かなかったようだ。

「終了した『ニチファミ!』の視聴率はおおむね5~6%程度。この枠最後の特番『超見逃せない瞬間SP』は6.4%でしたから、改編でかえって悪くなってしまいました。しかも、ゴールデンでは出してはならない5%割れどころか、3%台前半では話になりません。この低視聴率が続くようなら、3月で打ち切りも検討せざるを得ないでしょうね」(テレビ誌関係者)

 第3回放送は24日に予定されている『アオハルTV』。このまま、数字が上向かないようなら、わずか2カ月で“スピード打ち切り”の可能性もありそうだ。
(文=田中七男)

常盤貴子『グッドワイフ』夫の事件が急展開! 唐沢寿明出演シーン増で視聴率回復か

(これまでのレビューはこちらから)

 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第6話が2月17日に放送され、平均視聴率9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 二桁回復とはなりませんでしたが、微増という結果に。集団訴訟も話以外にも壮一郎(唐沢寿明)と杏子(常盤)の話も進み、面白さがいつもの2倍となったようで、ネットでは大好評となった6話。ではではどこが面白かったのか振り返っていきましょう。

 その前に、あらすじをさらっと。

■最凶(?)車椅子弁護士の登場で事務所がピンチに!

 賠償金15億円を見込める健康被害の集団訴訟を、多田(小泉孝太郎)とともに担当することとなった杏子。3年無料相談に乗り、やっと訴訟になったということで、張り切る多田。しかし、車椅子に乗った弁護士・三栗谷(春風亭昇太)が現れ、代理人の座を戦うことに。

 そんな中、三栗谷は裏でこの訴訟を利用して大企業の顧問弁護士の座を狙っていることが発覚。さらに、その大企業と被告側である企業が繋がっており、和解金を安く済ませようとしていたことも発覚。それを知った杏子たちは三栗谷にその事実を突きつけ、一人2,000万円の賠償金を支払うという条件で大勝訴となった。

 その一方、夫・壮一郎の方は保釈され、杏子たち家族の住むマンションに住むも、着々と自分を引き摺り下ろした黒幕を探っていた。そんな中、壮一郎の不倫相手である遠山亜紀(相武紗季)がテレビで関係を告白。さらに壮一郎を担当していた林弁護士(博多華丸)が辞任することになり、夫の不貞への怒りを持ちながらも、杏子は壮一郎の弁護士となるのだった、というのが今回のストーリーでした。

■面白さ抜群の回! だけど、ひとつ気になる点が……

 今回、視聴者から「最高に面白かった!」と大好評の声が放送直後から殺到していました。特に面白かったというのが、保釈され自宅に戻ってきた壮一郎と杏子のギクシャク感(笑)。まあ、どちらも演技が上手で「場が引き締まる」と好評だった様子。また、壮一郎の不倫相手・相武紗季がやっと登場。テレビのインタビューで壮一郎との関係を「お互い本気だった」と告白し、壮一郎は「違う、違う。そうじゃない!」と弁明するも、杏子はもう激怒。その上、担当弁護士は激怒して辞任。杏子がついに担当弁護士になるという、ここまで焦らした分、ハイスピードで進む内容に、視聴者も見ていてスッキリしたよう。それに、唐沢の出演シーンが増えたことで、男女問わず楽しめた様子。

 まあ、このまま、次回以降も軽快に進めばいいのですが……。原作版みたいな展開になるのでしょうか?

 その一方で、メインとなるはずの、集団訴訟の話では、ちょっと日本離れしているかというか、「弁護士法に違反しているのでは?」と思う部分が。

 春風亭昇太が演じる三栗谷弁護士は、一度原告団の依頼を受けて多田とともに共同代理人になりました。しかし、三栗谷は裏である大企業の顧問弁護士を狙っていて、その大企業と今回の訴訟被告側の企業の重役が同じということが発覚。実は原告のためではなく、被告側に有利になるように進めていたという内容だったのです。

 ですが、 正体が杏子たちにバレたことで、今度は企業側の代理人として立ち、原告側の弁護士である杏子たちと交渉するのは日本の弁護士法に違反しているような気が……。この点は視聴者からも指摘があがっていたんです。アメリカだとありなのかもしれませんが……。

 うーん。まあ、ドラマだしいいのかと思いたいのですが、今まで日本らしく脚色していただけに、ちょっと残念でした。

■スパイ探しが激化! 視聴者予想一番人気は……

 壮一郎を陥れた黒幕が南原官房副長官(三遊亭円楽)だということがわかり、その南原にいろいろと吹き込んだスパイを探そうとしていた今回。結局今回だけではわからなかったのですが、ネットでは、滝藤賢一演じる検察官・佐々木だと見る視聴者が続出。なんでも、壮一郎はあまり佐々木のいうことを聞かず勝手に動いているため、その反撃では?、という声があがっているよう。

 それと、滝藤だと、味方も敵も演じられるため、「ありそう!」という声が。

 また、今回最後に博多華丸が演じる林弁護士が辞任したんですが、この時、壮一郎は淡々としていたため、「もしかしたら華丸さんが!?」とこちらにもスパイ説が浮上。

 ますます、スパイ探しが激化している様子。次回ぐらいには影くらいはわかるかなと思うのですが……。うーん! 早く知りたい! ここは次回放送を楽しみに待ちましょう!

■視聴率悪くても、女性ウケ獲得で万々歳なTBS!?

 視聴率があまり良くないのがネックな『グッドワイフ』。今までと違った女性ウケを狙った作品だったことで、サラリーマン層が見ないのかもしれません。

 ですが、TBSとしては視聴率ではなく、この作品で今までなかった女性ウケを獲得したいと思っているのかなと思うんですよ。というのも、次回作が福山雅治主演ドラマ。これこそ、女性層が見ないと絶望的な感じが。その上、今福山は結婚以降、女性ウケが悪くなってますからね。

 福山作品のために、この作品を機に女性層を獲得したいだけなのかも? と思っちゃったんですよね〜。

 そのための作品だとすると、正直、視聴率なんて関係ないのかも!?  まあ、でも、作品の内容自体は面白いので、満足なんですがね(笑)!

 以上6話のレビューでした。

 次回はカリスマIT社長の案件を担当することに。壮一郎の方も夫婦で敵と戦っていくようですし、まだまだ、目が離せないですよ! 放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

常盤貴子『グッドワイフ』夫の事件が急展開! 唐沢寿明出演シーン増で視聴率回復か

(これまでのレビューはこちらから)

 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第6話が2月17日に放送され、平均視聴率9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 二桁回復とはなりませんでしたが、微増という結果に。集団訴訟も話以外にも壮一郎(唐沢寿明)と杏子(常盤)の話も進み、面白さがいつもの2倍となったようで、ネットでは大好評となった6話。ではではどこが面白かったのか振り返っていきましょう。

 その前に、あらすじをさらっと。

■最凶(?)車椅子弁護士の登場で事務所がピンチに!

 賠償金15億円を見込める健康被害の集団訴訟を、多田(小泉孝太郎)とともに担当することとなった杏子。3年無料相談に乗り、やっと訴訟になったということで、張り切る多田。しかし、車椅子に乗った弁護士・三栗谷(春風亭昇太)が現れ、代理人の座を戦うことに。

 そんな中、三栗谷は裏でこの訴訟を利用して大企業の顧問弁護士の座を狙っていることが発覚。さらに、その大企業と被告側である企業が繋がっており、和解金を安く済ませようとしていたことも発覚。それを知った杏子たちは三栗谷にその事実を突きつけ、一人2,000万円の賠償金を支払うという条件で大勝訴となった。

 その一方、夫・壮一郎の方は保釈され、杏子たち家族の住むマンションに住むも、着々と自分を引き摺り下ろした黒幕を探っていた。そんな中、壮一郎の不倫相手である遠山亜紀(相武紗季)がテレビで関係を告白。さらに壮一郎を担当していた林弁護士(博多華丸)が辞任することになり、夫の不貞への怒りを持ちながらも、杏子は壮一郎の弁護士となるのだった、というのが今回のストーリーでした。

■面白さ抜群の回! だけど、ひとつ気になる点が……

 今回、視聴者から「最高に面白かった!」と大好評の声が放送直後から殺到していました。特に面白かったというのが、保釈され自宅に戻ってきた壮一郎と杏子のギクシャク感(笑)。まあ、どちらも演技が上手で「場が引き締まる」と好評だった様子。また、壮一郎の不倫相手・相武紗季がやっと登場。テレビのインタビューで壮一郎との関係を「お互い本気だった」と告白し、壮一郎は「違う、違う。そうじゃない!」と弁明するも、杏子はもう激怒。その上、担当弁護士は激怒して辞任。杏子がついに担当弁護士になるという、ここまで焦らした分、ハイスピードで進む内容に、視聴者も見ていてスッキリしたよう。それに、唐沢の出演シーンが増えたことで、男女問わず楽しめた様子。

 まあ、このまま、次回以降も軽快に進めばいいのですが……。原作版みたいな展開になるのでしょうか?

 その一方で、メインとなるはずの、集団訴訟の話では、ちょっと日本離れしているかというか、「弁護士法に違反しているのでは?」と思う部分が。

 春風亭昇太が演じる三栗谷弁護士は、一度原告団の依頼を受けて多田とともに共同代理人になりました。しかし、三栗谷は裏である大企業の顧問弁護士を狙っていて、その大企業と今回の訴訟被告側の企業の重役が同じということが発覚。実は原告のためではなく、被告側に有利になるように進めていたという内容だったのです。

 ですが、 正体が杏子たちにバレたことで、今度は企業側の代理人として立ち、原告側の弁護士である杏子たちと交渉するのは日本の弁護士法に違反しているような気が……。この点は視聴者からも指摘があがっていたんです。アメリカだとありなのかもしれませんが……。

 うーん。まあ、ドラマだしいいのかと思いたいのですが、今まで日本らしく脚色していただけに、ちょっと残念でした。

■スパイ探しが激化! 視聴者予想一番人気は……

 壮一郎を陥れた黒幕が南原官房副長官(三遊亭円楽)だということがわかり、その南原にいろいろと吹き込んだスパイを探そうとしていた今回。結局今回だけではわからなかったのですが、ネットでは、滝藤賢一演じる検察官・佐々木だと見る視聴者が続出。なんでも、壮一郎はあまり佐々木のいうことを聞かず勝手に動いているため、その反撃では?、という声があがっているよう。

 それと、滝藤だと、味方も敵も演じられるため、「ありそう!」という声が。

 また、今回最後に博多華丸が演じる林弁護士が辞任したんですが、この時、壮一郎は淡々としていたため、「もしかしたら華丸さんが!?」とこちらにもスパイ説が浮上。

 ますます、スパイ探しが激化している様子。次回ぐらいには影くらいはわかるかなと思うのですが……。うーん! 早く知りたい! ここは次回放送を楽しみに待ちましょう!

■視聴率悪くても、女性ウケ獲得で万々歳なTBS!?

 視聴率があまり良くないのがネックな『グッドワイフ』。今までと違った女性ウケを狙った作品だったことで、サラリーマン層が見ないのかもしれません。

 ですが、TBSとしては視聴率ではなく、この作品で今までなかった女性ウケを獲得したいと思っているのかなと思うんですよ。というのも、次回作が福山雅治主演ドラマ。これこそ、女性層が見ないと絶望的な感じが。その上、今福山は結婚以降、女性ウケが悪くなってますからね。

 福山作品のために、この作品を機に女性層を獲得したいだけなのかも? と思っちゃったんですよね〜。

 そのための作品だとすると、正直、視聴率なんて関係ないのかも!?  まあ、でも、作品の内容自体は面白いので、満足なんですがね(笑)!

 以上6話のレビューでした。

 次回はカリスマIT社長の案件を担当することに。壮一郎の方も夫婦で敵と戦っていくようですし、まだまだ、目が離せないですよ! 放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『3年A組』菅田将暉の剣幕に福原遥がガチ泣き! 真犯人は本当に田辺誠一!?

 2月10日放送の『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の第6話。

 このドラマには、「犯人探し→説教→改心」という流れが毎回のフォーマットとしてある。今回の“犯人探し”の対象は生徒ではなく魁皇高校の教師だ。景山澪奈(上白石萌歌)を死に追いやった動画の作成を半グレ集団「ベルムズ」に依頼した悪の根源は誰なのか? 柊一颯(菅田将暉)は5人の教師に迫った。

「名乗り出なかった場合、教室を爆破します」(柊)

 教室に監禁されている生徒たちがザワついた。

「お前ら、先生を説得してみるか? 生徒が必死に命乞いをすれば、犯人の心が揺らぐかもしれない。Let’s Think!」(柊)

 こうして、3年A組内で教師を対象とした犯人予想が始まった。みんなの意見を募り、最終的に本命視されたのは水泳部顧問の坪井勝(神尾佑)だ。しかも、A組には個人的に坪井に恨みを持つ生徒がいる。

 水越涼音(福原遥)は、かつては人一倍練習する水泳部員だった。しかしある日、恋人の中尾連(三船海斗)と一緒にいるときの写真を坪井に差し出され、「男とイチャついてる奴が、練習来ても迷惑なんだよ!」と退部させられた過去がある。涼音はSNSを使って坪井を告発せんと動画を撮影した。

「元水泳部の水越涼音です。私は水泳部の顧問・坪井先生に執拗なセクハラとパワハラを受けました。私に付き合っている男性がいるとわかった途端、水泳の練習にすら参加させてもらえず、退部に追い込まれました。きっと、澪奈も同じ目に遭ったんだと思います。フェイク動画を作ったのは坪井先生に違いありません」

 ネットを使って坪井を追い詰める。涼音はそういう腹づもりだ。

 実は、坪井が涼音に退部を強制したのには理由があった。涼音は運動誘発性の致死性不整脈だった。過度な練習によって不整脈を起こし、そのまま運動を続けると命を落とす危険性がある。

「俺はお母さんからお前を説得するように頼まれた。『自分が言えばお前は無理してでも大会に出るだろうから』って。でも、俺が言っても同じだと思った。俺には ああいうやり方しか思いつかなかった。でも、結果的にそれがお前を苦しめていたんだな。本当に申し訳なかった」(坪井)

■5日間の“俺の授業”でも変わらなかった生徒たち

 涼音による告発動画アップは、すんでで柊がストップを掛けていた。坪井の真意を知り、動画の拡散を後悔していた涼音は、膝から崩れ落ちて安堵する。

「なんだ……よかったぁ……」(涼音)

 足元にいる涼音を柊は足蹴にし、引きずり回し、壁に叩きつけた。

「何がよかったんだ。おい、何がよかったんだ。お前が、この動画をネットに流そうとしたことに変わりはない、違うか? この動画が世間に広まったら、坪井先生がどんな目に遭ってたのか、よく考えたのか? なあ! 考えたのか!! お前の不用意な発言で、身に覚えのない汚名を着せられ。本人が! 家族が! 友人が! 傷つけられたかもしれないんだ。お前は取り返しのつかないことをやろうとしたんだ、なあ! わかってんのか!?」(柊)

 大前提として、坪井はやり方がよくない。写真をばらまくという形で部を辞めさせられた涼音は深く傷ついた。本人のためを思うなら、病気と向き合わせるべきである。今さら「実は……」と美談でまとめられても腑に落ちない。坪井は涼音を説得する努力を放棄した。不信感を抱かれるのも当然だ。

 それを踏まえても、柊は行く。今までのどの生徒よりも、涼音を厳しく指導する。あまりの剣幕に、クラスメートが制止に入った。

「もう、いいじゃん! しょうがないでしょ。結果、やってなかったんだからもう許してあげなよ!」

「そうだよ、涼音だって反省してんだ」

 まさに、そういうところだ。

「目を覚ませ! 何がしょうがないんだよ、おい。何を反省してるんだよ! お前ら、いいかげん目を覚ませよ。変わってくれよ! 何がいけなかったのか、上辺だけで物事を見ないで、よく考えるんだよ!」

「目の前の起こっているものをちゃんと目で受け止めて、頭に叩き込んで! 胸に刻むんだよ!! お前ら、それをしないから何回も何回も同じこと繰り返すんじゃねえのか?」

 今まで、3年A組は同じことを繰り返してきた。澪奈が自分を避けていると逆恨みし、感情に任せフェイク動画を拡散した宇佐美香帆(川栄李奈)。自分の不幸な境遇を誰も助けてくれないと決め付け、澪奈の盗撮動画をベルムズに渡した甲斐隼人(片寄涼太)。事実を確かめず、「自分は傷ついたから」と感情に身を任せ、取り返しのつかないことを起こしてしまう。それぞれの安易な思いで動画は投稿され、人生をムチャクチャにされた澪奈は自殺した。香帆も甲斐もそれを後悔している。その姿を目の前で見ていたはずの涼音が、また同じ過ちを繰り返そうとした。「変わろう!」と柊は繰り返し説いてきたのに、まだ感情に任せ後先考えず事を起こしてしまう生徒。今まで、何を見ていた!? まだ変わっていない、伝わっていない涼音だからこそ、他のどの生徒よりもキツく行ったのではないか。

「デジタルタトゥー」という言葉がある。ネット上に公開された書き込みは、一度拡散すると完全な削除は不可能という事実を示す表現だ。告発動画が投稿されたら、後で誤解とわかっても取り消せない。澪奈がフェイクの動画で自殺したように、不正確な情報でも坪井の人生は壊れてしまう。

「この動画が世間に広まったら、坪井先生がどんな目に遭ってたのか、よく考えたのか? なあ! 考えたのか!! お前の不用意な発言で、身に覚えのない汚名を着せられ。本人が! 家族が! 友人が! 傷つけられたかもしれないんだ。お前は取り返しのつかないことをやろうとしたんだ、なあ! わかってんのか!?」(柊)

「結果、やってなかったんだから」で許してしまうわけにはいかない。行動そのものを看過しない。よく考えろ。澪奈のような最期を生まないために。「傷ついた」を大義名分に、衝動的に事を起こしてはダメなのだ。

 第5話で、柊はこう言っていた。

「景山の事件は、誰が死んでいてもおかしくなかった。ターゲットになったのがたまたま景山だっただけで、お前たちの誰かが同じような目に遭う可能性も十分にあった」

 何かの拍子で、誰しもがSNSで標的にされる可能性がある。その意味も含んでの発言だったのではないか? だからこそ、よく考える。「Let’s Think!」なのだ。

 柊は、「不用意な発言で身に覚えのない汚名を着せられる人がいる。取り返しのつかないことだ」と強く説いた。そんな彼が、テレビカメラが入る公の場で「真犯人は武智大和(田辺誠一)」と名指しした。やはり、本当に武智が犯人なのだろうか?

 柊の呼びかけに対し、教師から名乗りは出なかった。予告どおり教室は爆破された。しかし、柊が爆破したのはA組ではなく、武智が受け持つB組だった。これは「もう授業しないでいいですよ」というメッセージであり、武智への挑発か?

 ただ、この教師が“黒幕”というのもひねりがない気もする。次回予告を見ると、郡司真人(椎名桔平)の「柊の狙いは本当にこいつなのか!?」という声も聞こえてくる。

 メッセージは存分に伝わってくる。でも、相変わらず先の読めないドラマである。

(文=寺西ジャジューカ)

【テラスハウスレビュー】テラハ最終回で不安になった、「まさおの失恋」に爆笑するまやの人間性

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。Netflixにて配信される「長野・軽井沢編」が最終回を迎え、ファンからは惜しむ声が飛び交っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、2月の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

優衣ちゃん、出演時間0秒(第48話)

 大学4年生の優衣ちゃん、第48話では一度も画面に映らなかった。モデル・りさことゲスの極み乙女。のベース・まさおによる、「あれ? まさおさんだけ?」「優衣ちゃんいるよ」「いるの? 上に?」の会話に名前が登場したのみだった。

 ここのところ優衣ちゃんは、自作自演でテラスハウス内の人間関係をめちゃくちゃにし、裏では元サッカー選手の愛大とバージン喪失一歩手前の行為をするなど、大活躍。前回で、その「優衣ちゃん劇場」がクライマックスを迎え、一段落着したため、もうお役御免ということだろうか。それとも、視聴者からの「優衣ちゃんはもう見たくない」という声がNetflixに殺到したからだろうか。

 優衣ちゃんが映らず、メインがりさこ&まさおだった48話は、久々にキラキラしたテラハが戻ってきた気がし、なんとなく画面がキレイに感じた。スタッフの皆様、ありがとうございました。

まや、波に対して怒る(第48話)

 毛布の中でキスを交わしたが、曖昧な関係を続けている専門学生・まや&プロボーダー・海斗は、湘南の海へ出かけた。まやは、波打ち際の砂浜に「MAYA・KAITO」と書くベタな行動を見せ、それが波で消えると「消えちゃった~、最悪~! 最悪なんだけど~! 波ぃ、怒るよ~!」と、波に対してプンプンしていた。もっと離れた場所に書けばよかったのでは。

 海を見ながら海斗は、「まやのこと好きなんだけど~、忙しいじゃん。だから今すぐに付き合いたいとは思ってないんだけど~、好きじゃん? お互いじゃん? だから付き合うっていう形にはなんなくても、支え合うことはできるみたいな。待っててというか、俺は来年海外に行くし~」と、よくわからないことを告げる。言葉の意味を理解したのか、していないのか、まやは「うん、一番応援してる~」と笑い、そのままキスした。波に対して怒るような人々は、付き合わないままするキスを「支え合い」と呼ぶようである。

 最終回ということで、軽井沢編の歴代メンバーも続々出演。それぞれのクリスマスイブの過ごし方が映された。我らが「聡太先生」こと、IT系会社員・聡太もご登場。ヘアメイク志望・俊亮と、新宿二丁目のゲイバー「marohige」へ赴き、従業員のバビ江ノビッチさん、イズミ・セクシーさんと盛り上がっていた。聡太先生が楽しそうでよかった。

 スタジオが最も盛り上がったのは、プロスノーボーダーの寮長こと中村貴之のシーン。寮長は、軽井沢編の最長在籍メンバーだったものの、これといった活躍はせず、結局はテラハとまったく無関係の女性に恋をして卒業。その姿が映ると、「山ちゃん」こと南海キャンディーズの山里亮太は、「どの面下げて出てきたんだ、コノ野郎、最終回だから出てきてあげました、みたいな空気出すなバカたれ! この中村って大っ嫌いだ! ただ(テラスハウスにいた期間が)長かっただけ! 最終回で時間がないんだ、こちとらよ。いらないシーンじゃ!」と、まくしたてた。最終回まで視聴者の声を代弁してくれてありがとう、山ちゃん。

優衣ちゃん、誕生日を雑に祝われる(第49話)

 クリスマスイブが誕生日の優衣ちゃん。テラスハウスには、優衣ちゃんのバースデーを祝う愛大、まや、海斗の姿があった。

 まやがハッピーバースデーを歌いながらケーキを持って来るが、そのケーキは優衣ちゃんが予約したクリスマスケーキ。優衣ちゃんは「これ私が予約したケーキ」と言いながらも、笑顔でろうそくの火を吹き消していた。テーブルの上にはケンタッキー。かなり「クリスマスのついで」感の強い、雑な祝われ方をした優衣ちゃんであった。

 彼氏である愛大からのプレゼントは、ティファニーの名刺入れ。来年から営業職の新社会人になるから、という理由でのチョイスだと思うが、ペーペーの新入社員が、一目でティファニーとわかるブランドカラー丸出しの名刺入れで営業に出ようとしたら、筆者だったら止める。

 まさおの出演するクリスマスライブのため、福岡まで駆けつけたりさこ。ライブ終了後、夜景のきれいな港で、まさおは「付き合いたい、大好きです」と何度目かの告白をする。しかし、りさこからは「まさおさんが気持ちを伝えてくれてからずっと考えてて、今の今まで、さっきのさっきまで考えてて。でも……何回も考えてんけど、まさおさんのことを恋愛感情で見ることができひんかった」と振られてしまった。

 翌日、テラスハウスに帰ったまさおは、まや&海斗に失恋を報告。まやは「え、振られたの~? アハハハ、めっちゃ笑っちゃった! アハハハハハ!」と、なぜか爆笑。まさおが「振られた瞬間に汽笛が鳴ったんだ」と続けると、「え、めっちゃおもしろ~い! アハハハハ! 海斗、おもしろ~い!」とはしゃいでいた。波に怒り他人の失恋を笑う、まやの脳内が心配になる。だが“いい人”まさおは、「なんか二人に話してちょっと、すっきりしたかも」と微笑んでいた。まさおさんに素敵な人が見つかりますように。

 軽井沢編は終了してしまったが、次シーズンが5月からスタートするという。また新たな物語に期待したい。

ケンドーコバヤシは「悔しい」と言った……テレビのコンプライアンスと『マツコ&有吉』

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(1月27~2月2日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

 

■ケンドーコバヤシ「もどかしい、悔しい。感情で言うたらそれやね」

 最近のテレビはコンプライアンスが厳しくなっている、みたいなことを聞くようになって久しい。ただ、そういう話は本来、テレビを作っている人たちの間で話されていればいいことだ。視聴者がそういう情報を事前に提供されてテレビを観ているというのは、よく考えると不思議な話である。

 もしかすると、そのあたりの裏事情を差し引いてテレビをお楽しみくださいということなのだろうか。なんだか、プロ野球を観に行ったら、試合前にアナウンスで「今日はローテーションの谷間です。各自お察しください」と言われているような。いや、そうかもしれないけれど、わざわざそちらから言うことじゃない。

 毎回3人の芸能人・著名人が集まりトークを繰り広げる『ボクらの時代』(フジテレビ系)。3日の放送には、大阪NSCで同期生だった陣内智則、たむらけんじ、ケンドーコバヤシの3人が登場した。

 トークの終盤、話題は3人が感じている現在のテレビの苦境に及ぶ。自分たちが子どものころ観て育ったテレビは、ビートたけしの番組をはじめ、なんでもありだった。ただただ何も考えずに笑えた。そして、同じようなことがしたいと思って自分たちも芸人の世界に入ってきた。

 でも、実際に芸人になり、テレビで活躍できるようになった今、テレビの状況はどうだろう? 食べ物を粗末に扱うのはアウトだし、ちょっとしたツッコミで頭を叩いても視聴者からお叱りが飛んでくる。自分たちが恋い焦がれたテレビの世界が、やりたいことができないところになってきている。そんな現状に対し、ケンコバは自分の思いを次のように吐露する。

「もどかしい、悔しい。感情で言うたらそれやね」

 陣内はネガティブな展望を語る。以前のテレビに戻ることはもうないだろう。これからむしろ、もっと厳しくなるのではないか。

 対して、ケンコバはポジティブに切り返す。俺は昔の状況にテレビは戻ると思う。なぜか。

「みんなちょっと嫌気さしてるやん。テレビ業界の人だけじゃなくて、一般の人もしゃべってみたら、今なんかもう『堅苦しい』『息苦しい』って言うてるけどね」

 これからのテレビのお笑い番組が、もっと表現上の制約を受けることになるのか、それとも昔のような状況に戻ることがあるのか、それはよくわからない。けれど、テレビのバラエティ番組の第一線で活躍している芸人が、「テレビはいま厳しいんです」という話をして、それが娯楽として視聴者に提供されるというのは、いまやお馴染みの光景ではあるけれど、なんだか不思議なことだとあらためて思う。

 もちろん、野球ファンがローテーションの谷間への対処を含めてペナントレースを楽しんでいるように、テレビの裏事情を込みで楽しむというテレビの観方もあるのだろう。個人的にはテレビの裏事情的なことをそこまで考慮したくないのだけれど、テレビに関してこうやって毎週書いている僕自体が、そういう楽しみ方とまったく無縁だとも思えない。

 けれど、出演者のほうからテレビの苦境に関する情報が大いにお届けされ、「最近のテレビはコンプライアンスが厳しい」という情報を込みで楽しむテレビ視聴が進むとすると、それはやっぱり、今回の3人が郷愁を覚えていたような「ただただ何も考えずに笑えた」テレビからは、離れていってしまうようにも思う。「ただただ何も考えずに笑えた」テレビの良し悪しの評価は置いておくとして。

 というか、今のテレビが昔よりつまらなくなっているとは思わないけどな。ケンコバも陣内も面白くて好きな芸人だ。たむけんについては、各自お察しください。

■マツコ・デラックス「今、100人中2人に向けたことをやっている人多いよね」

 コンプライアンスがうんぬんというような状況下のテレビを、この10年くらい席巻しているのがマツコ・デラックスと有吉弘行だ。そんな2人の番組、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)の6日の放送は、自信家と謙遜家はどちらのほうが信用できるかという問いかけから始まった。

 この問いそれ自体に対する2人の回答は、マツコの次の言葉に尽きる。

「そんなに自信満々で来られても、そんなに謙遜されすぎても、どっちも信用できないわよね。要はバランスじゃない?」

 トークはそこから、最近は謙遜が強い人が多い、という話題に展開する。ネット社会では自信家よりは謙遜家のほうが叩かれる率が低いという理由で、謙遜が強すぎる人がいるのではないか。たとえば有吉いわく、番組収録中にお茶を飲むことひとつとっても、「こんな僕が本番中にすいません、お茶飲むの生意気なんですけど、どうしても喉渇いたんで飲ませてください」と言ってしまうような、過剰にへりくだる人がいる。そんな謙遜家を有吉が一喝する。

「別にここでお茶飲むのいいじゃん。100人いて2人ぐらいがさ、『本番中にお茶飲んでんじゃねぇよ』って言うのを気にして謙遜入っちゃうヤツがいるのよ。98人はなんとも思ってないのに」

 この有吉の意見を受けて、マツコも言う。

「今、100人中2人に向けたことをやっている人多いよね。だから、どんどんどんどんつまらなくなっていっちゃうのよね」

 マツコと有吉いわく、100人中2人の声を必要以上に大きく受け止めて過度に謙遜してしまう人には、残り98人の声があまり入ってこない。98人はなんとも思っていなかったり、逆に応援していたりするかもしれないのに。98人の声なき声よりも2人の大きな声が目立ちやすいネットが、過度な謙遜家を増やしている面もあるのだろう。だから、あまりエゴサーチとかするものじゃない。そんな話で、この話題は終わった。

 で、この98人と2人の比喩で考えてみたいのだけれど、マツコや有吉自身がブレイクあるいは再ブレイクしたのは、100人中2人の代弁者としての側面が大きかったはずだ。有吉は一発屋としてしばらく苦汁をなめた経歴があるという意味で、マツコはゲイの中でもさらに少数派の女装家という意味で、マイノリティ性を強く帯びた存在である。世間の風潮に対して物申すというようなスタンスをとることも多い。両人ともに、一般的には“毒舌”というカテゴリに入れられている。

 つまり、「世間とズレを感じて生きづらい100人中2人に属する私の思いを代弁してくれる」存在として、マツコと有吉は人気になったのではなかったか。もちろん、どちらもそういう期待に安易に乗ることがなく、今では“毒舌”であることを自ら否定することも多いのだけれど、世間の評価としてはいまだ“毒舌”のカテゴリに収まっているはずだ。

 ただ、本当に100人中2人の代弁者であるだけでは、テレビでブレイクするはずもない。大衆を相手にするテレビには、98人の側に立とうとする慣性が働いている。だから実際には、マツコと有吉の言動に「100人中2人に属する私の思いを代弁してくれる」と感じた者が、98人いたということである。希少であることを求める凡庸な欲望が、マツコと有吉を押し上げたというか。

 テレビは最近コンプライアンスが厳しくなっている、みたいなことを聞くようになって久しい。それはつまり、100人中2人の声に反応しなければならない場面が増えてきているともいえる。そんな中にあって、大衆つまり98人の側に傾きがちなテレビには、絶妙なバランスが求められているのだろう。100人中2人でありたい98人の代弁者としてのマツコと有吉は、そんなバランスの均衡点に立っているように思う。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

ケンドーコバヤシは「悔しい」と言った……テレビのコンプライアンスと『マツコ&有吉』

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(1月27~2月2日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

 

■ケンドーコバヤシ「もどかしい、悔しい。感情で言うたらそれやね」

 最近のテレビはコンプライアンスが厳しくなっている、みたいなことを聞くようになって久しい。ただ、そういう話は本来、テレビを作っている人たちの間で話されていればいいことだ。視聴者がそういう情報を事前に提供されてテレビを観ているというのは、よく考えると不思議な話である。

 もしかすると、そのあたりの裏事情を差し引いてテレビをお楽しみくださいということなのだろうか。なんだか、プロ野球を観に行ったら、試合前にアナウンスで「今日はローテーションの谷間です。各自お察しください」と言われているような。いや、そうかもしれないけれど、わざわざそちらから言うことじゃない。

 毎回3人の芸能人・著名人が集まりトークを繰り広げる『ボクらの時代』(フジテレビ系)。3日の放送には、大阪NSCで同期生だった陣内智則、たむらけんじ、ケンドーコバヤシの3人が登場した。

 トークの終盤、話題は3人が感じている現在のテレビの苦境に及ぶ。自分たちが子どものころ観て育ったテレビは、ビートたけしの番組をはじめ、なんでもありだった。ただただ何も考えずに笑えた。そして、同じようなことがしたいと思って自分たちも芸人の世界に入ってきた。

 でも、実際に芸人になり、テレビで活躍できるようになった今、テレビの状況はどうだろう? 食べ物を粗末に扱うのはアウトだし、ちょっとしたツッコミで頭を叩いても視聴者からお叱りが飛んでくる。自分たちが恋い焦がれたテレビの世界が、やりたいことができないところになってきている。そんな現状に対し、ケンコバは自分の思いを次のように吐露する。

「もどかしい、悔しい。感情で言うたらそれやね」

 陣内はネガティブな展望を語る。以前のテレビに戻ることはもうないだろう。これからむしろ、もっと厳しくなるのではないか。

 対して、ケンコバはポジティブに切り返す。俺は昔の状況にテレビは戻ると思う。なぜか。

「みんなちょっと嫌気さしてるやん。テレビ業界の人だけじゃなくて、一般の人もしゃべってみたら、今なんかもう『堅苦しい』『息苦しい』って言うてるけどね」

 これからのテレビのお笑い番組が、もっと表現上の制約を受けることになるのか、それとも昔のような状況に戻ることがあるのか、それはよくわからない。けれど、テレビのバラエティ番組の第一線で活躍している芸人が、「テレビはいま厳しいんです」という話をして、それが娯楽として視聴者に提供されるというのは、いまやお馴染みの光景ではあるけれど、なんだか不思議なことだとあらためて思う。

 もちろん、野球ファンがローテーションの谷間への対処を含めてペナントレースを楽しんでいるように、テレビの裏事情を込みで楽しむというテレビの観方もあるのだろう。個人的にはテレビの裏事情的なことをそこまで考慮したくないのだけれど、テレビに関してこうやって毎週書いている僕自体が、そういう楽しみ方とまったく無縁だとも思えない。

 けれど、出演者のほうからテレビの苦境に関する情報が大いにお届けされ、「最近のテレビはコンプライアンスが厳しい」という情報を込みで楽しむテレビ視聴が進むとすると、それはやっぱり、今回の3人が郷愁を覚えていたような「ただただ何も考えずに笑えた」テレビからは、離れていってしまうようにも思う。「ただただ何も考えずに笑えた」テレビの良し悪しの評価は置いておくとして。

 というか、今のテレビが昔よりつまらなくなっているとは思わないけどな。ケンコバも陣内も面白くて好きな芸人だ。たむけんについては、各自お察しください。

■マツコ・デラックス「今、100人中2人に向けたことをやっている人多いよね」

 コンプライアンスがうんぬんというような状況下のテレビを、この10年くらい席巻しているのがマツコ・デラックスと有吉弘行だ。そんな2人の番組、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)の6日の放送は、自信家と謙遜家はどちらのほうが信用できるかという問いかけから始まった。

 この問いそれ自体に対する2人の回答は、マツコの次の言葉に尽きる。

「そんなに自信満々で来られても、そんなに謙遜されすぎても、どっちも信用できないわよね。要はバランスじゃない?」

 トークはそこから、最近は謙遜が強い人が多い、という話題に展開する。ネット社会では自信家よりは謙遜家のほうが叩かれる率が低いという理由で、謙遜が強すぎる人がいるのではないか。たとえば有吉いわく、番組収録中にお茶を飲むことひとつとっても、「こんな僕が本番中にすいません、お茶飲むの生意気なんですけど、どうしても喉渇いたんで飲ませてください」と言ってしまうような、過剰にへりくだる人がいる。そんな謙遜家を有吉が一喝する。

「別にここでお茶飲むのいいじゃん。100人いて2人ぐらいがさ、『本番中にお茶飲んでんじゃねぇよ』って言うのを気にして謙遜入っちゃうヤツがいるのよ。98人はなんとも思ってないのに」

 この有吉の意見を受けて、マツコも言う。

「今、100人中2人に向けたことをやっている人多いよね。だから、どんどんどんどんつまらなくなっていっちゃうのよね」

 マツコと有吉いわく、100人中2人の声を必要以上に大きく受け止めて過度に謙遜してしまう人には、残り98人の声があまり入ってこない。98人はなんとも思っていなかったり、逆に応援していたりするかもしれないのに。98人の声なき声よりも2人の大きな声が目立ちやすいネットが、過度な謙遜家を増やしている面もあるのだろう。だから、あまりエゴサーチとかするものじゃない。そんな話で、この話題は終わった。

 で、この98人と2人の比喩で考えてみたいのだけれど、マツコや有吉自身がブレイクあるいは再ブレイクしたのは、100人中2人の代弁者としての側面が大きかったはずだ。有吉は一発屋としてしばらく苦汁をなめた経歴があるという意味で、マツコはゲイの中でもさらに少数派の女装家という意味で、マイノリティ性を強く帯びた存在である。世間の風潮に対して物申すというようなスタンスをとることも多い。両人ともに、一般的には“毒舌”というカテゴリに入れられている。

 つまり、「世間とズレを感じて生きづらい100人中2人に属する私の思いを代弁してくれる」存在として、マツコと有吉は人気になったのではなかったか。もちろん、どちらもそういう期待に安易に乗ることがなく、今では“毒舌”であることを自ら否定することも多いのだけれど、世間の評価としてはいまだ“毒舌”のカテゴリに収まっているはずだ。

 ただ、本当に100人中2人の代弁者であるだけでは、テレビでブレイクするはずもない。大衆を相手にするテレビには、98人の側に立とうとする慣性が働いている。だから実際には、マツコと有吉の言動に「100人中2人に属する私の思いを代弁してくれる」と感じた者が、98人いたということである。希少であることを求める凡庸な欲望が、マツコと有吉を押し上げたというか。

 テレビは最近コンプライアンスが厳しくなっている、みたいなことを聞くようになって久しい。それはつまり、100人中2人の声に反応しなければならない場面が増えてきているともいえる。そんな中にあって、大衆つまり98人の側に傾きがちなテレビには、絶妙なバランスが求められているのだろう。100人中2人でありたい98人の代弁者としてのマツコと有吉は、そんなバランスの均衡点に立っているように思う。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)