『イッテQ!』崩壊への序章!? 『ポツンと一軒家』に視聴率抜かれた「3つの要因」とは?

 日本テレビの看板番組『世界の果てまでイッテQ!』の牙城が崩れた――長年、圧倒的な視聴率を誇ってきた同番組が、2月24日、ついにテレビ朝日の『ポツンと一軒家』に“抜かれる”という事態が起き、マスコミ関係者が騒然としているという。

 『イッテQ』と『一軒家』は、共に日曜夜8時台放送の人気バラエティ。昨年10月に『一軒家』がレギュラー化されて以来、両番組は視聴率争いを繰り広げていたが、24日の放送で、『一軒家』が番組史上最高値となる16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録、一方の『イッテQ』は16.3%だった。

「わずか0.1ポイントの差ですが、関係者の間には『まさかあの「イッテQ」が……』と大きな衝撃が広がっています。『イッテQ』の視聴率は、07年の放送開始以来右肩上がりで、長年にわたって同時間帯トップを独走。テレビ局全体の視聴率が低調に推移する中、20%を叩き出せる稀有な存在でした」(マスコミ関係者)

 そのような人気番組が傾きつつある原因としてささやかれているのは、単純に『一軒家』が視聴者人気を獲得したからというのもあるが、昨年から続いた『イッテQ』の2つの騒動だ。

 一つ目は、昨年11月、「週刊文春」(文藝春秋)で大々的に報じられた“ヤラセ疑惑”。宮川大輔が世界中の祭りに参加する人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で、実際には存在しない祭りを番組が仕込んでいたというものだった。番組ファンからは「面白いんだからそれでいいじゃないか」「ヤラセというより演出」など擁護する声も多かったものの、「やはり視聴者を呆れさせた面も強かったのではないか」(同)という。

 二つ目は、レギュラーメンバーであるNEWS手越祐也の“未成年飲酒同席”報道。昨年6月に、一度、未成年女性との飲酒を「文春」で報じられたが、昨年大みそかにも再び「週刊文春デジタル」で、別の未成年女性との飲酒をすっぱ抜かれた。

「手越は、一度目の報道では何のお咎めもなくスルーされましたが、日テレ側は今後も同じような報道が続くのでは……と不安を抱いている様子で、『降板説』を唱えるスポーツ紙や週刊誌も後を絶ちません。手越は同番組内での“チャラ男”キャラが人気で17日放送の手越企画の回は18.3%と高視聴率でしたが、スキャンダルを経て『笑えなくなった』という視聴者が多いのも確かです」

 さらに『イッテQ』の番組内容に対して「下品」「子どもに見せたくない」という声も出始めているようだ。

「昨年12月放送の『イッテQ!遠泳部』という企画で、いとうあさこが泳力テストを受けた際、身に着けていた紐ビキニが乱れ、ほぼ全裸状態に。同5月には、同じくいとうにゲップとオナラを強要する企画もあり、一部視聴者から『下ネタに走りすぎ』『いとうがかわいそうになってくる』といった指摘が出ていたんです。視聴率低下は“日曜夜に家族で見られるクリーンな番組”というイメージが、度重なる不祥事や下品な企画によって損なわれてきた結果かもしれません」(同)

 「0.1ポイント差」は今後広がっていくのか、注目していきたい。

テレ朝『激レアさん』が『陸海空』と放送枠交換でプライム帯進出! 果たしていつまで続くのか?

 テレビ朝日の深夜のバラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』(月曜午後11時20分~)が4月より、土曜プライム帯(午後10時10分~)に進出することがわかった。同時間帯で現在放送されている『陸海空 地球征服するなんて』と枠を“交換”する形になる。

『激レアさん』は2016年10月から、『アップデート大学』のタイトルで深夜番組としてスタート。17年10月から、改題して、現在の枠に移動した。

 番組は激レアな体験をした人を研究サンプルとして招き、漫画のような実話、実体験を聞いて、ウソみたいな状況に対処できる人材の育成を目指す内容。オードリー・若林正恭(研究員)と弘中綾香アナウンサー(研究助手)が進行を担当している。

 弘中アナといえば、昨年9月まで、『ミュージックステーション』(同)のサブキャスターを務めていたが、『激レアさん』ではキュートなルックスとは不釣り合いな毒舌や、若林とのコミカルなやりとりを見せて人気急上昇。昨年12月に発表された『第15回好きな女性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)では初登場でいきなり2位にランクインし、同番組の好調ぶりに大いに貢献していている。それだけに、プライム帯で数字が取れるかどうかは、弘中アナにかかっているといっても過言ではなさそう。

 一方、深夜落ちする『陸海空』は、『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』のタイトルで、17年4月より、火曜午後11時台で放送開始。ナスDこと友寄隆英ディレクターのアマゾン部族への破天荒な潜入取材が人気を博し、わずか半年で現在の番組名に改題して、土曜午後10時台に昇格。だが、プライム帯進出と共に、ナスDの露出が激減したこともあり、視聴率は低迷。1年半で再び、深夜枠に戻る。それに伴い、『陸海空 こんなところでヤバイバル』にリニューアルし、超過酷な指令を出す“ヤバイ司令官”として、高嶋政宏が新加入。バイきんぐ・小峠英二と大石絵理のコンビはそのままで、大下容子アナが進行に加わる。

「テレ朝は深夜帯でちょっと数字がいいと、すぐゴールデン、プライム帯に昇格させます。4月改編では、『激レアさん』のほかに、サンドウィッチマンとKis-My-Ft2がタッグを組む『10万円でできるか』、長嶋一茂、石原良純、高嶋ちさ子の『ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会』がゴールデン帯に昇格することが決まっています。しかし、深夜だからこそできる企画もあるため、ゴールデン、プライム帯に進出して、人気がガタ落ちして打ち切りになった番組が多数あります。最近では、『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺!』『しくじり先生 俺みたいになるな!!』『日曜もアメトーーク!』『中居正広の身になる図書館』(3月で終了)などが、その例です。『陸海空』は打ち切りにならなかっただけ、まだまし。土曜午後10時台は、TBS系『新・情報7daysニュースキャスター』が高視聴率を取っており、決して簡単な枠ではありません。その意味で、『激レアさん』も、プライム帯でいつまで番組がもつのか甚だ疑問です」(テレビ関係者)

 プライム帯に昇格すれば、その時間帯にふさわしい番組づくりが求められる。『激レアさん』もまた、「プライム帯に進出して、つまらなくなった」といわれないように工夫をしないと、“短命”に終わってしまう恐れもありそうだ。
(文=田中七男)

大物司会者を翻弄させる、さかなクンの「ギョ語」と丸山桂里奈の「うどん問答」

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(2月17~23日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

■黒柳徹子「さかなクン用のギョラスでギョざいます」

 20日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、さかなクンが出演していた。以前、さかなクンが同番組に出た回は“伝説”と評されている。あの明石家さんまも、この時の黒柳徹子とさかなクンの応酬について、何度かテレビで絶賛しているほどだ。

 そんな注目のトークの冒頭で、徹子はさかなクンが出演した前回のやりとりを振り返る。

「アタシ、さんまさんに叱られまして。あんなに『そうでギョざいます』とかって言ってんのに、全然『はいはい』って言ってアタシがスルーしちゃってね、かわいそうじゃないかって」

 そして、前回の反省に基づき、徹子は約束する。

「アタシ、『はぁ』って言いますね。『ギョ』っておっしゃったら、『はぁ』って言います」

 さかなクンが「ギョ」と言ったら、徹子はスルーせずに「はぁ」と言う。さかなクンの「ギョ」話法を無視しない。これを聞いたさかなクンは、なんと言ったか。

さかなクン「『ギョ』と『はぁ』と。……ハートがあります!」

黒柳「あ、そうですか」

 個性的なセンスのギャグを披露するさかなクン。面白いかどうかは、この際置いておこう。とにかく、さかなクンの発言を今日は受け止めると約束した直後に、「あ、そうですか」と完全に受け流す徹子である。

 ではその後、さかなクンの「ギョ」に、徹子はどう反応したのか? たとえば、次のやりとりは、ダイオウイカなどを食べた前回の出演シーンを振り返った際のもの。さかなクンは「おいしゅうギョざいました」と回想した。「ギョ」の発動である。さて、徹子は「はぁ」と言ったか。

「おいしゅうございました」

 言わない。むしろ徹子は、さかなクンの発言を正しく言い直した。徹子は肉体派の男性が出演した際にやたら筋肉を触ることでも知られるが、自身の弁によると、これは視聴者に正しい情報を伝える役目を全うせんがためである。そんな徹子にとって、意味が正しく伝わらないリスクを抱えた「ギョ」話法は、しばしば矯正の対象である。

 次に、番組が用意した魚模様のグラスを使い、さかなクンが水を飲んだ場面。「ギョギョっとー! 水を得たお魚」とカメラ目線で叫ぶさかなクン。徹子は、この「はぁ」チャンスを生かしたか?

「フフ……」

 苦笑いである。徹子は困った笑いを一瞬口元に浮かべ、次の話題に早々と切り替えた。番組の円滑な進行に責任を負う司会者として、いちいち立ち止まっていられないとでも言うように。

 最後に、さかなクンがかぶっているハコフグを模した帽子を紹介した場面。さかなクンはTPOに合わせて帽子を変えており、現在5タイプを使い分けているらしい。一通り紹介を終えたさかなクンは「以上のギョタイプでございます」言った。さて、徹子は――。

「はい」

 惜しい。30分の番組中、ここが最も「はぁ」に近づいた瞬間だろうか。というか、今回の一連のトークで徹子が発したのは、「はぁ」よりも次のような言葉であった。

「アナタ用の、さかなクン用の、あのー、ギョラスでギョざいます」

 番組で用意した魚模様のグラスを紹介する際、徹子は自分から「ギョざいます」と言った。実は番組中、徹子はさかなクンの言葉を復唱する形で何度か「ギョ」と言っているのだが、ここでの「ギョ」は徹子発信である。しかし、「ギョ」話法の「ギョ」配分は素人には思いのほか難しい。グラスまで「ギョラス」と言ってしまう「ギョ」の過剰配分の過失を徹子が犯すのも仕方ない。

 さかなクンが「ギョ」と言ったら、徹子は「はぁ」と言う。そういう約束で始まったはずのトークは、エンディングで「ありがとうギョざいました」と徹子が謝意を述べて終わった。結局、徹子は一言も「はぁ」と発することなく、むしろ「ギョ」と言ったのでした。

 ただ、あらためて考えてみると、本当に「ギョ」にすべて「はぁ」で対応していたら、それこそ、さかなクンを全面的にスルーする結果となったのではないか。だとしたら、そもそも最初の約束はなんだったんだという話なわけだけれど、「ギョ」へのさまざまな対峙の仕方で視聴者を魅了し、最終的に自分から「ギョ」に巻き込まれていった今回の徹子の対応には、なるほど確かにハートがあったのかもしれない。

■丸山桂里奈「うどんって茹 でられて死んで、かむときに死ぬから、2度死ぬんですよ」

 19日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に、元サッカー日本代表・丸山桂里奈が出演していた。この日の番組には、食に対してこだわりがある人とない人を集めたトーク。そこで丸山は、うどんの食べ方に対する並々ならぬ思い入れを語りだした。

「うどんを切る人がイラっとするんですよ。私は1回もうどんとかを切ったことがホントになくて」

 丸山はうどんを食べる際、麺を途中でかみ切ることがないと言う。だが、うどんの麺は長いし、熱い場合はひと口ですするのが大変だ。なぜ、丸山はうどんをかみ切らないのか?

「実際、うどんって茹でられて死んで、かむときに死ぬから、2度死ぬんですよ」

 うどんは2度死ぬ。このキラーフレーズをきっかけに、トークは混迷を深めていく。「そこまで5度ぐらい死んではるわ」「刈られて、粉にされて、練られて、水責めにおうて、足で踏まれて」とツッコむさんま。そもそも“うどんが死ぬ”ってどういうことなのかよくわからないわけだけれど、“2度死ぬ”となると、さらに意味がわからない。しかし、丸山が展開したこのうどん問答のフィールドに足を踏み入れてしまったが最後、MCのさんまも含め誰しもが、うどんには死がある、しかも複数回、という前提で話を進めざるを得ない。

 この問答の管理者は丸山であり、ルールはすべて丸山が設定する。だから、うどんは麺にされた時点ですでに切られているのでは? というクリティカルな批判に対して、丸山はこう応じる。

「茹でられる前の話とかホントにどうでもいいんですけど」

 最終的に胃に入ると死ぬのだから、1度死ぬも2度死ぬもないのでは? という批判に対する反論はこうだ。

「そうなんですけど、本望じゃないと思うんですよ、うどん自体も」

 うどんの本望とは何か。そんな疑問をよそに、丸山はたこ焼きの食べ方へとトークを大きくサイドチェンジする。

「たこ焼きとかも、だったらひと口で食べないといけないんですよ。半分に切ると中にタコがいるから、半分に切ると(タコが)ワッとなるじゃないですか。わかります?」

 ここから周囲は、長さのある他の食品の食べ方について次々と質問を寄せる。丸山はチュロスをどう食べるのか?

「逆に真ん中ぶった切って食べますよね。なんのために、そんな1本を全部食べるんですか?」

 ホットドッグは?

「ひと口で入らないじゃないですか。限界っていうものを逆に考えてもらいたいです。だって、人間の限界でホットドッグをひと口で入れられます?」

 フランスパンは?

「フランスパンは手で割るのは無理だから、こうやってボーンって足で割ります」

 あらためて確認するが、そもそも、“うどんが死ぬ”ということ自体、丸山が始めたうどん問答の中で、丸山のみがその意味を理解している事柄である。どんな批判が入ろうとそれは丸山によって無効化され、どんな矛盾があろうと独自の論理で解消される。丸山は元サッカー日本代表でありながら、オフサイドのルールをよく理解していなかったことでも知られる。しかし、ルールの上でうまく立ち回る者ではなく、ルールを作る者が最も強力に その場を支配するのだ。

 丸山のうどん問答は、長い食べ物を丸山がいかに食べるかに話題が移行して終わった。だが、一連のトークで周囲が一斉にツッコミを入れるなか、1人、丸山の話に時々うなずいている出演者がいた。滝沢カレンである。丸山と滝沢の2人は、番組のエンディングで何やら楽しげに話しながら、連れ立ってスタジオを後にした。

丸山の問答を聞きながら、滝沢は何を思っていたのだろうか? 2人は何を話していたのだろうか? そして、何を共有していたのだろうか?

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

『世界の果てまでイッテQ!』が、ついに王座陥落! テレ朝『ポツンと一軒家』の価値ある勝利

 日本テレビが絶対的な強さを見せてきた、日曜ゴールデン帯で異変が生じた。これまで、他局の追随を許してこなかった人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』が、テレビ朝日系『ポツンと一軒家』に敗れてしまったのだ。

 24日放送回で、『イッテQ!』が16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったのに対して、『一軒家』は16.4%を獲得して、0.1ポイント差ながら勝利したのだ。関西地区では、『イッテQ!』が13.3%、『一軒家』が16.8%で大差がついた。

 同日、『イッテQ!』では、ANZEN漫才のみやぞんが韓国の国技テコンドーに挑戦。ケガを乗り越え、回し蹴りなどを習得し、演舞を披露。ロッチ・中岡はQ Tube企画で、スペインでドラマ缶闘牛にチャレンジした模様などがオンエアされた。一方の『一軒家』は岡山と岐阜の一軒家を捜索し、MEGUMIと横山だいすけがゲスト出演した。

 以前は、常時18%前後の視聴率を弾き出し、20%の大台突破も少なくなかった『イッテQ!』だが、昨年11月8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、ラオスでの橋祭り企画が“でっち上げ”として報じ、雲行きが変わった。当初日テレはヤラセを全面否定し、現地コーディネート会社に責任転嫁。ところが、同15日発売の同誌がタイでのカリフラワー祭でのヤラセを報道すると、同局の態度は一変。お祭り企画の制作過程における不備を認めて謝罪するに至った。この失態で、視聴者の信頼を損ない、視聴率はグングン降下。同12月には14%台まで落ち込んだ。

 それでも、今年に入ってから、視聴率も持ち直し傾向となり、1月20日には18.5%をマーク。同27日には20.5%で、ヤラセ疑惑報道以来、初の大台超えを記録。その後も18.4%→17.2%→18.3%と好調を維持していたが、24日は16.3%まで落ちて、『一軒家』に敗北を喫した。

『一軒家』は特番を経て、昨年10月よりレギュラー番組に昇格。ここまで12回連続で13%を超え、昨年12月9日には、『イッテQ!』に0.5ポイント差まで迫ったことがあった。前回(10日)はレギュラー後、最高の15.2%をマーク。そして、24日は一気に番組最高の16.4%まで引き上げた。

「24日放送の『一軒家』はスペシャルでもなく、ゲストも数字が取れるような出演者ではなく、ごく通常の番組内容でした。ましてや、ここに来て、巻き返していた『イッテQ!』に勝ったのは、とても価値があります。主たる視聴者層は中高年といわれていますが、単に“ポツンと一軒家”を探すだけではなく、住人になぜそこに住んでいるのかを尋ね、ある意味ドキュメント番組風にもなっている点が好評の要因でしょう。この調子でいくと、大崩れはないでしょうし、日テレにとっては、厄介な裏番組になってしまいました」(テレビ誌関係者)

 日曜午後8時台は、日テレの独走状態だったが、『一軒家』の浮上で、“2強時代”に突入した。この環境下では、NHK大河ドラマ『いだてん~オリンムピック噺~』が、この先、高視聴率を挙げるのは、よほどのウルトラCがない限り難しそうだ。
(文=田中七男)

有吉弘行、”テレビから消えた”蛭子能収を猛プッシュ! 過去には意外な接点も……?

 浮き沈みの激しい芸能界。上り調子のタレントの存在を確認することはたやすいが、消えていくタレントを認識するのはなかなか難しい。“干され”という手段を用いていなければ、大半の者は緩やかに露出が減少し、いつしか人知れず消えていくからだ。

 しかし、そこに“待った”をかける事例が発生した。2月20日放送『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)にて、不意に有吉弘行が声を上げた。

「最近、蛭子見てないな。ヨシカズ見てないね」

 同番組で定期的にリポーターとして起用されていた蛭子能収だったが、四万十川を川下りした昨年11月21日放送分を最後に出演していない。それを、有吉は気にかけたのだ。

 それだけだったらちょっとしたイジりで終わる話だが、他番組でも有吉は「蛭子」の名前を口にする。2月24日放送『有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?』(テレビ東京系)で、岡本太郎の絵画の話をしている最中、唐突に「ヨシカズ、最近見ねえもんなあ。体調悪いんじゃねえのか? 最近見ねえよヨシカズ」とブッ込み、蛭子について言及。

 加えて、有吉の最近のTwitterを見ると、蛭子情報ばかりである。ついには、フォロワーたちから「夜中に蛭子さんをリツイートするのやめてくれませんか?」「蛭子氏ばかりをリツイートするのでフォロー外そうかと思ってる」「蛭子のリツイートしてないで有吉さんを見せて」などと苦情が出る始末だ。

 別に、蛭子に対して需要がなくなったわけではない。昨年12月8日放送『土曜スペシャル 太川・蛭子のローカル鉄道寄り道旅2』(同)のロケ中に転倒して右手小指を骨折して以来、気を遣ったスタッフが蛭子に声を掛けていないらしい。それを『かりそめ天国』スタッフから聞いた有吉は、蛭子再起用を促した。

「ちょっと声かけてよ、ヨシカズ。心配になるじゃん。また良からぬこと(98年の麻雀賭博逮捕)が起こるから。麻雀ばっかりやらせちゃダメだよ」

 蛭子の露出減を食い止めようとする有吉。この姿勢は、売れない頃お世話になり、ブレーク後のお返しに認知度を高める目的で、ビートたけしがしきりに「ポール牧みたいだな」と、先輩の名前を発し続けていた姿を思い出させる……なんてたとえはさすがに言い過ぎだ。そもそも、有吉は蛭子にそんな義理はないのだから。

■いつもと違う“悪キャラ有吉”に驚いた蛭子

 蛭子を引っ張り出そうとする有吉だが、反対に、蛭子は低迷期から脱しようとする有吉の転換期に立ち会っていた。2015年発行『芸能界 蛭子目線』(竹書房)で、蛭子はそのときの様子を漫画にしている。

「元・猿岩石の有吉さんと一緒になった。彼はどちらかというとおとなしい人だ。ツッ込まれてもイヤな顔せず、ボケを演じ、やさしいイメージだった。ところが今日はいつもの有吉さんと違っていた」

 漫画では、タレントの堀越のりに向かって「お前はブスだからよー。ブスは黙って聞いてりゃいいんだよ」と汗を垂らしながら毒を放つ有吉が描かれており、それを「いつもの有吉さんと違う。有吉さんが悪キャラになってる」と横目で見ている蛭子がいる。

「まるで堀越さんに恨みでもあるようにツッかかっていた。私はちょっと有吉さんに反論してみた」(蛭子)

蛭子「堀越さんはブスじゃないよ、美人だよ」

有吉「蛭子、お前はテレ東だけしか出演していないだろう」

蛭子「いや、そ……そんなことはないよ」

有吉「テレ東は必要かどうかのトークしてんだよ」

蛭子「テレ東は必要だよ、絶対!!」

有吉「テレ東がなくなったらお前が食えなくなるから必要って言ってるんだろ?」

蛭子「いやいや、テレ東は東スポみたいなもんで」

 改めて、蛭子はこのときのことを振り返った。

「有吉さんは自分が強く言ってることを自分でウケているようで、時々、下を向いて笑っていた。有吉さんがキャラを変えようとしているのは間違いない。いつまでもおとなしい有吉では生き残れないと本人が思ったか、マネージャーが考えたか。とにかく、有吉改造計画が進められていると私は思った。しかし、問題は彼の優しい顔である」

「悪キャラ有吉か……。この優しい顔でツっ込みができるのか。彼のセリフにはどことなく無理矢理感が漂うのだ。ただいまテスト中と見える。ツっ込みだからはたしてどうなるか?」

■蛭子のオカズを「ガロでしょ」と尋ねる有吉

 蛭子が漫画化したのが、2008~10年に放送されていた『アリケン』(テレビ東京系)の人気企画「アリケンしゃべり場」であることに間違いはない。当時のやりとりは、2009年発売のDVD『アリケン Vol.1』に収録されており、新鮮な有吉の毒舌砲を今でも確認することができる。

「アリケンしゃべり場」は、その名の通り、『真剣10代しゃべり場』(NHK)を真似した討論会企画。「熟女は好きですか?」というテーマの際、くりぃむしちゅー・有田哲平らから自慰行為について尋ねられた蛭子と、それを執拗に追及する有吉のくだりが秀逸だった。

有田「アダルトビデオ見てるでしょうが」

蛭子「見てない、見てない! オナニーするけどさ(笑)」

有田「どうやってするんですか!?」

有吉「何を見るの? ガロでしょ、ガロ」

蛭子「いやいや、ガロじゃないって(笑)」

「芸能界にダメな人間多くない?」というテーマでの、有吉の口撃も勢いがある。

有吉「客観的に見て蛭子さん、いいところ1ミリもないですよ」

蛭子「じゃあ、自分のいいところ言える?」

有吉「あります。優しさ持ってますし」

蛭子「俺もそりゃ、もちろん優しいよ」

有吉「優しくないでしょ」

蛭子「優しい、優しい」

有吉「奥さんが死んで、笑ってたじゃないですか」

蛭子「それは違うよ! 奥さんが死んだときは泣いたよ、いくらなんでも。他の人が死んだときでしょ」

「彼のセリフにはどことなく無理矢理感が漂う」と判定していた蛭子だが、DVDを見る限り、有吉の毒舌は冴えていた。その後の有吉は、ご存知の通り大ブレーク。いまや、テレビ界のど真ん中に位置する天下人である。『アリケン』収録時は様子見だった蛭子も、有吉が成功した後にこう発言している。

「カメラが回っていないところでは、昔と変わらないですよ。俺に対してもすごく優しいし。だからあの毒舌キャラってのは、やっぱり演じてるんだと思いますよ。ホントはすごく優しい人だから。だから、遠慮なしに思い切り、毒舌をやったんじゃないかな。中途半端な感じだとキャラが変えられなかったと思うし、今みたいに成功してないんじゃないかな」

 上昇期の有吉を蛭子が語り、引っ込もうとする蛭子のことを有吉が制止する。そんな2人の不思議な関係性は妙だ。面白い。

(文=寺西ジャジューカ)

常盤貴子『グッドワイフ』、「唐沢派、それとも孝太郎派?」女性視聴者の間で論争勃発!?

(これまでのレビューはこちらから)

 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第7話が2月24日に放送され、平均視聴率8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 以前、8〜9%台を行ったり来たりしている同ドラマ。主婦層からの人気は高いので、この状態はちょっと残念ですが……。

 ではでは、今週もあらすじからいきましょう!

■夫の弁護人となり、真相を突き止めようとする杏子

 自分がモデルとなったであろう映画の公開差し止めと謝罪動画公開を求めた新進気鋭のIT社長・剣持(浜野謙太)の弁護を担当することとなった杏子(常盤)。映画は、誰がどう見ても剣持をモデルにしているのは明確で、悪者として描かれていた。しかし、映画プロデューサー・二見(田中要次)は「勘違いだ」と言い張る。

 決定的な証拠がなく困難を伴う中、多田は二見が剣持をモデルにした映画と話して出資を募っていた事実を発見。裁判でその事実を突きつけ、無事勝訴する。

 一方、夫・壮一郎(唐沢寿明)の弁護人となり、杏子は事件の全容を知ることに。1年前に内閣副官房長官・南原(三遊亭圓楽)の汚職を知った壮一郎が、部下の佐々木(滝藤賢一)とともに極秘捜査。情報提供者から秘密文書をもらう約束を取り付けていたが、バレて逮捕されてしまったという。それを聞いた杏子は驚くも無実だと信じることに。弁護のためにと、不倫相手・遠山(相武紗季)にも話を聞きに行くも、会えないまま……。なかなか、前進できずにいた。

 そんな中、夫は情報提供者から再度、秘密文書をもらおうと試みるも、検察側にバレてしまい、苦境に立たされる。「おしまいだ」と弱音を吐く壮一郎を見た杏子は、なんとしても夫を無実にすると心に決めるのだった、というのが今回のストーリーでした。

■壮一郎のシーンにツッコミどころが満載

 毎回、杏子が担当する案件や裁判シーンに関しては、内容も面白く、1話完結で満足なので何もいうことはありません。ですが、壮一郎の事件の方ではツッコミどころが満載なんですよね。特にツッコんじゃったのが、杏子と壮一郎が佐々木と会い、事件の全容を杏子に説明するんですが、そこが思いっきり喫茶店……。前回、保釈されて妻が弁護人になり、という展開で、検察側からマークされているだろう人物が、こんな大ぴろげなところで事件の全容を説明して大丈夫なのか? ふと、そんな疑問が湧いたんです。で、そのあとの検察庁でのシーンで、佐々木が杏子に「こちらの関係を(検察側に)悟られないように気をつけてください」というのですが、「あんだけ大ぴろげに会っておいて、お前それ今言うか?」と思っちゃう。

 う〜ん。壮一郎のシーンは、もう少しリアル感を突き詰めて欲しいです……。

■「唐沢派? 孝太郎派?」女性層の間で毎回話題に

 女性視聴者からアツイ支持を受けている同ドラマ。中でも、毎回話題になるのが、“唐沢派なのか、孝太郎派なのか”ということ。

 前回、多田が杏子の携帯の留守電に告白メッセージを残し、それを聞いた壮一郎が激怒し消去という修羅場シーンがあったのですが、それがネットで論争に。

「勝手に消しちゃう旦那はどうなの?」「多田もさ、相手の声を聞いてから話せよ」といったツッコミもありましたが、「嫉妬している唐沢さんいいわ〜」「ずっと思い続けている多田も一途でいいな〜」など、様々な声が。さらに、今週2人が杏子を巡って、ケンカ腰を見せるんですが、もう視聴者は、最終的に杏子がどっちを選ぶのかと物議に。

 女性層の注目はいつの間にか恋愛要素になっており、弁護士部分や事件部分はおまけっぽい感じに(まあ、原作もそういった感じなので、日本版でもいいのでしょうが……)。

 原作では、この三角関係で結構引っ張っている上、予想外な展開になるだけに、これを3月で終わらせるのは結構きつい感じがするんですが。日本版は最終的にどっちを選ぶのか、それともどちらも選ばないのか?

 この部分の結末にも、期待が膨らみますね!

■ついに、悪女・相武紗季が登場!

 壮一郎の不倫相手と報道された遠山が、今回の最後でついに登場し、こちらも修羅場が加速!

 会いに来た杏子に「本当に聞きたかったのは、ご主人との関係ではないのですか」と、突っ込む相武紗季がなんとも言えないほどの悪女感が漂っているんですよね〜。で、来週は「ご主人からはしょっちゅう、情報をもらってましたから」とさらっとぶっちゃけるし。

 さらに杏子との対決が面白くなりそうな予感が。この2人の対決も見どころ。次週の放送も期待できそうです!

(どらまっ子KOROちゃん)

『3年A組』化けの皮がはがれた田辺誠一と菅田将暉の演技バトル! 第7話は情報量多すぎ?

 2月10日放送の『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の第7話。とにかく、情報量の多い回だった。

■永野芽郁(さくら)は真実を知っている?

 黒幕と断定するつもりはないが、茅野さくら(永野芽郁)の動きがイチイチ怪しい。

 第6話のエンディングで柊一颯(菅田将暉)は、景山澪奈(上白石萌歌)のフェイク動画作成を半グレ集団・ベルムズに依頼したのは武智大和(田辺誠一)であると断言した。

 柊は2つの動画を生徒に公開した。1つは、命を落とした当日の澪奈が「フェイク動画の犯人に会いにいく」と告げているもの。もう1つは、防犯カメラの流出映像。死の当日に澪奈が怪しい男とどこかのビルへ入っていく映像だ。ザワつく教室内。ある生徒が「この男が澪奈を殺した可能性がある」と言い、同調する生徒が現れると、いきなりさくらは「そんなのありえない」と真っ先に否定に掛かった。結局、流れを止められず、クラス中が「この男は武智だ」という意見に染まってしまうのだが。

 美術室に戻る柊をさくらは追い掛けた。

「あの動画はなんなんですか!? あれって、どう考えても……」

 どう考えても、なんなのか?

 動画の男が本当に武智なのか、生徒たちは躍起になって解析する。でも、難しい。解析を担当する生徒が「そんな簡単にわかったら、とっくに誰かが暴いてるよ~」とこぼした後の、さくらの顔。ホッとしているような、どこか意味深な表情なのだ。

 そもそも、あの動画で2人が入ろうとしているビルはどこなのか? 第1話の回想シーンで澪奈とさくらが仲良さげに会話をしていたのは、とあるビルの屋上だった。まさかとは思うが、今回の流出映像とつながっている気がして仕方がない。

 そもそも「犯人に会いに行く」と事前に聞いておきながら、澪奈をノコノコと1人で向かわせる柊の対応も解せない。どう考えても危険である。そういえばあの映像、澪奈の後を男が付いていく形になっていた。「会いに行く」のに犯人を後ろに従わせているのも妙である。

 要するに、「澪奈と犯人の男(武智?)が2人で歩く動画」と断定できない要素が多すぎるのだ。そして、裏にある真実をさくらはきっと知っている。

■第7話で初めての教師への説教

 高校3年生にとって、「進路」ほど大事なものはない。すべてだと言ってもいい。

 瀬尾雄大(望月歩)と魚住華(富田望生)は武智のおかげで大学のスポーツ推薦が決まっていた。武智が問題を起こせば、自分たちの推薦はなくなる。そうはさせまいと、瀬尾は柊を襲撃した。彼らの襲撃は失敗に終わったが、柊は瀬尾の気持ちを理解した。

柊「お前のゴールはどこだ? スポーツ推薦で大学に入ることか? それとも、大学を卒業しても選手を続けることか?」

瀬尾「知らねえよ。……目の前のことにいっぱいいっぱいで、考えたこともねえよ」

「推薦まであと一歩だった。もうちょい力があれば……。でも、そのわずかな差が天才と凡人の差なんだろうな」と諦めていた矢先、降って湧いたように武智から持ち掛けられた推薦の話。「俺にはこれしかねえんだよ。やっとつかんだチャンスなんだ」と高3生がいっぱいいっぱいになってしまう気持ちは、正直わかる。

柊「お前たちはそれでいい。だが……教師はそうはいかない」

 このドラマは、「犯人探し→説教」という流れがフォーマットとしてある。今回は、まさかの教師に対する説教だった。

 毎年、一定数の生徒を豪翔大学に推薦入学させ、選手の活躍に応じ報酬を受け取っていた武智。1年目で結果を出せなかった生徒への処遇はむごい。強制退部と授業料免除撤回だ。 結果、武智の推薦で入学した生徒の9割は1年目に大学を退学していた。

 武智「俺はただ、見込みのありそうな奴においしい環境を与えてやっただけじゃないか。それの何が悪い! できなければ消される、そんなの当然だろ。生徒がどうなろうと自己責任だ、俺には関係ない! 結果が出ずに辞めた奴のことなんか知るか。商品価値のない奴に用はないんだよ」

柊「生徒は物じゃない! 俺たちが導いてやらなきゃならない、脆くて未完成な人間なんだよ! 3歩先しか見えてない彼らに長いレールを敷いてやる! 未来を信じ、 行く先を案じて、どの道を歩めばそれが彼らにとっての最善なのかを考える。寄り添って一緒に答えを探す! それが、教師の務めだろう」

 生徒はいっぱいいっぱいでいい。でも、教師はそうはいかない。最善のレールを敷いてあげるべき。毎回、柊は説教をしている。いつも当たり前のことばかり言っている。当たり前のことすらわからない者が多いからである。

■“映像の男”は本当に田辺誠一(武智)じゃないっぽい

 流出映像に武智の顔が映っていたと知らされ、武智はうろたえた。

武智「僕じゃない! そこに映ってるのは、僕じゃない!!」

 どうも、この男の反応がガチなのだ。「なぜバレた!?」ではなく「自分じゃないのに!」という取り乱し方に見える。本稿序盤で触れた通り、動画に映るあの男は武智じゃない可能性がある。武智は何か大事なことを言おうとしていた。言い終わらなかったが……。

柊「フェイク動画の件は認めるんですね?」

武智「ああ。でも、俺は彼女(澪奈)に会えなかった! 彼女は俺と会う前に……」

柊「(遮って)皆さ~ん、お聞きしましたか? ご覧の通り、武智先生が自分の罪を認めました」

 武智は何を言おうとしていたのか。武智と会う前、澪奈に何があった?

 とにかく、今回で謎は激増した。情報量の多い第7話だった。追い掛けるだけで大変である。

(文=寺西ジャジューカ)

『快傑えみちゃんねる』関東進出は“瀕死”のフジテレビを救う? 「弱気な試み」の成否は……

 フジテレビが2月初めより、夕方15時50分からの「メディアミックスα」で、関西の人気番組『快傑えみちゃんねる』の放送を始め、25日には同じく関西ローカルの『やすとも・友近のキメツケ!※あくまで個人の感想です』の放送も決定。突然の関西シフトが話題になっている。東京に住んでいると、面白い番組は東京発のものばかりだと思いがちだが、それは大きな誤りだ。テレビ情報誌の記者が語る。

「『快傑えみちゃんねる』は、司会の上沼恵美子と、ひな壇に座った複数のゲストがトークを繰り広げるバラエティ番組です。番組は放送開始から20年以上経過していますが、関西ではずっとゴールデンタイムに放送されており、毎回2ケタの視聴率を取る超人気番組です」

 上沼といえば、『M-1グランプリ』の審査員として知られる“関西の女帝”。関東でもおなじみの顔だが、なぜ突然関東でも放送されることになったのか?

「フジのこの時間帯は、もともとニュース番組が放送されていましたが、視聴率不振が甚だしくて15~16時台の放送が打ち切られ、その後はドラマの再放送が中心でした。しかしフジとしては、ドラマの再放送ではテレ朝の『相棒』に歯が立たないので、新たな視聴者の掘り起こしを狙って、関西の人気番組を持ってきたのでしょう。これが好評なら、関西ローカルで活躍するタレントを関東で使うという手もありますし」

 下手な挑戦をするぐらいなら、実績があるもので勝負するのはよくある話。しかしテレビ界の歴史をひもとくと、フジの試みが成功する確率は低そうだという。キー局の関係者が語る。

「関西の人気番組を東京に持ってこようというプランは定期的に持ち上がりますが、うまくいったためしがありません。その代表が『探偵ナイトスクープ』(朝日放送)です。放送がすでに30年を超える『ナイトスクープ』は、23時台という放送時間にもかかわらず、毎回15%前後の視聴率を取るオバケ番組ですが、関東ではいろいろと時間帯を変えて放送してみたものの、視聴率は関西の半分もいきません。明石家さんまの『さんまのまんま』(関西テレビ)も、関西ではゴールデンでしたが、関東では深夜や日曜の昼間に放送され、扱いは決して良くありませんでした」

 しかも関西ローカルの番組が関東で放送されるのは、タレントにとっても喜ばしいことではないという。芸能事務所関係者が語る。

「関西ローカルのトーク番組に出る多くのタレントは、“少々話を盛ろうが、面白ければOK”というノリで番組に臨みます。関西は“笑わせてナンボ”の世界ですから。しかし、それが関東でも放送されるとなると、軽い気持ちで話したトークの内容が問題視されたり、場合によっては炎上する可能性もあります。正直、フジの試みをありがた迷惑に感じる人もいると思います」

 4月からは夕方のニュースに加藤綾子を投入し、局面の打開をもくろむフジテレビ。その“前座”がコテコテの関西テイストというのも、何か違う気がするのだが……。

黒柳徹子が終始真顔!? 『徹子の部屋』のさかなクン回が相変わらず“神回”だと話題

 2月20日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にさかなクンが出演。自由過ぎる2人の“頂上決戦”が繰り広げられ、前評判通りの神回となった。

「『徹子の部屋』にさかなクンが出演するのは今回が初めてではなく、2014年の放送にも登場しています。しかしさかなクンは独特なワードセンスや世界観を持つ人物で、かたや黒柳徹子は“芸人殺し”と呼ばれるほどのスルースキルで有名。この時の放送も次々に繰り出されるさかなクンの小ボケを黒柳が全てスルーしており、独特な緊張感が漂っていました。一歩間違えると“事故”になりかねない放送ですが、視聴者の間では『ある意味伝説の回』『シュールすぎて笑える』と大好評。以前は明石家さんまも『人生で一番テレビを観て面白いと思ったのは『徹子の部屋』のさかなクンの回』と絶賛していました」(芸能ライター)

 今回さかなクンは5年ぶりに出演したのだが、冒頭から黒柳は「私さんまさんに叱られまして」と告白。14年の放送で「ギョざいます」などのネタをスルーしてしまい、「かわいそう」と言われたという。そこで今回はさかなクンが「ギョ」と言うたびに、「はあ」と反応することを宣言。するとさかなクンは「『ギョ』と『はあ』と…… ハートがあります!」と独特なギャグを披露。

 これに黒柳は「あ、そうですか」と答え、序盤から微妙な雰囲気に。視聴者からは「いきなり大事故が起こってて笑う」「これは今回も神回になりそうだ……」「開始3分なのに30分くらい見たような濃さ」と歓声が上がっている。

「その後も5年前の再現とばかりに、かみ合わないトークを繰り広げる2人。ただ改善が見られるところもあり、さかなクンが『50cm』を『ギョじゅっセンチ』と言った時には、黒柳も『ギョじゅっセンチ』としっかりノっています。またさかなクンのために用意した魚模様のグラスを紹介する際も、『あなた用のグラスで“ギョ”ざいます』と発言。これには視聴者から『黒柳さんが自分から“ギョ”って言った!』『さかなクン語がうつってる!』と歓喜の声が上がっていました」(同)

 最後は2人で「ありがとう“ギョ”ざいました」と頭を下げて終了。全体的には中々笑わない黒柳をさかなクンが強い心で押し切る形で、今回の放送も「長すぎる30分だった」「また5年後くらいに共演してほしい」「いやーすごいもん見させてもらったわ」「やっぱりこの2人が揃うと神回になるな」と大好評だった。

 終始テンション高めのさかなクンと、真顔な黒柳のコントラストが見事な“さかなクン回”。次の共演にも新たな“伝説”を期待せざるを得ない。

黒柳徹子が終始真顔!? 『徹子の部屋』のさかなクン回が相変わらず“神回”だと話題

 2月20日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にさかなクンが出演。自由過ぎる2人の“頂上決戦”が繰り広げられ、前評判通りの神回となった。

「『徹子の部屋』にさかなクンが出演するのは今回が初めてではなく、2014年の放送にも登場しています。しかしさかなクンは独特なワードセンスや世界観を持つ人物で、かたや黒柳徹子は“芸人殺し”と呼ばれるほどのスルースキルで有名。この時の放送も次々に繰り出されるさかなクンの小ボケを黒柳が全てスルーしており、独特な緊張感が漂っていました。一歩間違えると“事故”になりかねない放送ですが、視聴者の間では『ある意味伝説の回』『シュールすぎて笑える』と大好評。以前は明石家さんまも『人生で一番テレビを観て面白いと思ったのは『徹子の部屋』のさかなクンの回』と絶賛していました」(芸能ライター)

 今回さかなクンは5年ぶりに出演したのだが、冒頭から黒柳は「私さんまさんに叱られまして」と告白。14年の放送で「ギョざいます」などのネタをスルーしてしまい、「かわいそう」と言われたという。そこで今回はさかなクンが「ギョ」と言うたびに、「はあ」と反応することを宣言。するとさかなクンは「『ギョ』と『はあ』と…… ハートがあります!」と独特なギャグを披露。

 これに黒柳は「あ、そうですか」と答え、序盤から微妙な雰囲気に。視聴者からは「いきなり大事故が起こってて笑う」「これは今回も神回になりそうだ……」「開始3分なのに30分くらい見たような濃さ」と歓声が上がっている。

「その後も5年前の再現とばかりに、かみ合わないトークを繰り広げる2人。ただ改善が見られるところもあり、さかなクンが『50cm』を『ギョじゅっセンチ』と言った時には、黒柳も『ギョじゅっセンチ』としっかりノっています。またさかなクンのために用意した魚模様のグラスを紹介する際も、『あなた用のグラスで“ギョ”ざいます』と発言。これには視聴者から『黒柳さんが自分から“ギョ”って言った!』『さかなクン語がうつってる!』と歓喜の声が上がっていました」(同)

 最後は2人で「ありがとう“ギョ”ざいました」と頭を下げて終了。全体的には中々笑わない黒柳をさかなクンが強い心で押し切る形で、今回の放送も「長すぎる30分だった」「また5年後くらいに共演してほしい」「いやーすごいもん見させてもらったわ」「やっぱりこの2人が揃うと神回になるな」と大好評だった。

 終始テンション高めのさかなクンと、真顔な黒柳のコントラストが見事な“さかなクン回”。次の共演にも新たな“伝説”を期待せざるを得ない。