『ポツンと一軒家』が絶好調! タレントなしロケ番組「コスパが良くて、撮れ高も見込める」と増加傾向

 現在、テレビ界で最も熾烈な視聴率争いが展開されているのが、日曜日の夜8時台。NHKの大河ドラマや日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』といった強豪がひしめく中、3月10日にテレビ朝日系『ポツンと一軒家』が平均視聴率17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で自己最高を記録。同時間帯でのトップとなった。

「『ポツンと一軒家』はスタッフだけで国内ロケをして、それをスタジオのゲストと一緒に見るというスタイルの番組。タレントが海外ロケに行く『イッテQ!』に比べると、だいぶ少ない予算で済むという意味で、相当コストパフォーマンスがいい番組ですよ。これで数字も取れるんだから、同様の番組がどんどん増えていくでしょうね」(テレビ誌記者)

 海外でのロケとなると、コーディネート会社を使い、さらには『イッテQ!』のようにヤラセ疑惑が浮上するなど、問題も少なくない。

「国内ロケだからヤラセがないというわけではないですが、海外ロケでヤラセが横行しやすいのは、“せっかく海外まで来たんだから、ちゃんと撮れ高を残さなくては……”という思いが働くから。国内であれば撮り直しもできるし、撮れ高が少なければボツにもできる。コストをかけないで済む分、フットワークも軽くなるので、結果的にヤラセリスクも低くなるんですよね」(テレビ局関係者)

 スタッフだけでロケをしたVTRを見るスタイルの番組は、以前から増加傾向にある。テレビ東京系の『家、ついて行ってイイですか?』や『YOUは何しに日本へ?』などは、その先駆者的存在だ。

「『家、ついて行って~』の場合であれば、終電後に街中で密着できる素人を探して、そこから家に帰って、せいぜい朝方くらいまでしかロケができない。撮れ高は、そんなに見込めないんです。でも、『ポツンと~』であれば、それなりにリサーチもするだろうし、密着する素人の人生をしっかり掘り下げられるので、撮れ高も見込める。このスタイルの番組の中では、かなり作りやすい題材なんだと思います」(同)

 3月4・11日の深夜には、テレビ東京で『フリマアプリを大捜査!売る人買う人どんな人?』という番組が放送された。これは、フリマアプリの出品物について、どんな人が売りに出していて、どんな人が買っているのかを調査するという内容。スタッフのみでロケを行い、そのVTRをスタジオのタレントが見るという、これもまた同様のスタイルだ。

「リサーチに時間はかかりそうですが、フリマアプリ上でネタ探しもできるということで、こちらもコスパが良さそうな企画ですね」(同)

 今後は、“いかにコストを抑えてスタッフだけでロケを成立させられるか”が、番組作りの重要なファクターとなりそう。バラエティー番組のロケに、タレントが出演しなくなる時代も近づいているのかもしれない。

テレ朝『ポツンと一軒家』、日テレ『イッテQ!』に再び勝利も、拭いきれない不安感

 昨年10月にレギュラー番組に昇格して以降、快進撃が続く、テレビ朝日系『ポツンと一軒家』が10日放送回で、再び、日本テレビの高視聴率番組『世界の果てまでイッテQ!』を破った。

 同日、『一軒家』は番組史上最高の17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。対する『イッテQ!』は16.5%にとどまり、2週ぶりに『一軒家』が勝利した。

 2月24日、『一軒家』が16.4%、『イッテQ!』は16.3%で、僅差ながら、初めて『一軒家』が『イッテQ!』を上回った。

 翌週の3日は、『イッテQ!』がイモトアヤコの新企画が始動したとあって、18.8%まで上げた。『一軒家』は15.9%で、『イッテQ!』が雪辱を果たしたものの、10日は『一軒家』が制した。ここ最近の流れを見ると、『イッテQ!』はイモト出演回に関しては、ほかの番組を寄せ付けていないが、イモトの企画がない週は、数字を落としている。

 いずれにしても、今後も両番組によるハイレベルなバトルが繰り広げられそうで、もはやNHK大河ドラマ『いだてん~オリンムピック噺~』が、そこに食い込むことは極めて難しい展開になってきた。

 レギュラー番組がスタートする前の予想をはるかに上回るレベルで、視聴率をグングン上げてきた『一軒家』だが、早くも“ネタ切れ”の不安が拭いきれなくなってきたようだ。

 10日放送回では、和歌山県内の一軒家を探していたところ、営林署が管理する作業小屋であることが判明し、ロケが空振りに終わりそうになった。ところが、地元の人から別の一軒家の情報が得られ、「備長炭を作っている、黒いヤギと犬のいる家」を発見。田舎暮らしがしたくて、移住してきた一家の暮らしぶりが紹介されたが、番組ファンには違和感があったはずだ。

「通常、1時間番組で2軒の一軒家を訪ねるのですが、10日放送分では1軒のみ。番組が長く続けば続くほど、だんだんネタが切れてくるでしょうから、今後1軒のみの紹介で終わってしまうことも増えてくるでしょうね。そうなってきたときに、視聴率がどう動くかが問題ですね。それに、今回のように、現地に行ってみたら、衛星写真で見つけた一軒家に誰も住んでいないこともあるでしょうし、一軒家が見つかっても、住人が不在の場合もあるでしょう。そういったことが多くなってくると、空振りで番組が作れなくなってしまいますから、この番組はそのような不安がつきまとうでしょうね」(テレビ誌関係者)

『イッテQ!』と肩を並べるまでに急浮上してきた『一軒家』だが、この先、いつまでこの勢いが継続できるのだろうか?
(文=田中七男)

フジ月9「ラブストーリー」捨て復活! 4月期「窪田正孝の医療モノ」7月期も「監察医ドラマ」!?

 関ジャニ∞・錦戸亮が主演する月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)最新話が3月11日に放送され、平均視聴率10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。次週最終回は90分スペシャルで、「全話平均2ケタは手堅い」とテレビ局関係者の間で話題になっているという。ここ最近、全話平均10%超えの月9作品が続く背景にあるものとして、“大幅路線変更”の効果が挙げられているようだ。

 かつては20%超えを連発していた月9ドラマも、全話平均1ケタ台に沈むことが増え、フジテレビ凋落の象徴と言われ続けていた。

「2016年頃には『月9消滅危機』と週刊誌に報じられるなど、ドラマ枠自体の“完全撤退”が現実味を帯びていました。しかしフジは、これまで王道恋愛ドラマのイメージが強かった月9枠の内容にテコ入れを敢行。近年ドラマ業界で“鉄板”とされている、『事件モノ』『医療モノ』を放送するようになり、数字も目に見えて回復してきました」(テレビ局関係者)

 業界内で「1ケタ台のスパイラルから脱した作品」と指摘されているのが、昨年7月期の『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』だ。同作は人気シリーズの「Season3」にあたり、月9枠で放送されるのは初のこと。初回から10.6%を記録し、最終回も10.8%と、オール2ケタを記録した。続く10月期は、織田裕二主演の米弁護士ドラマのリメイク『SUITS/スーツ』で、こちらも最終的に全話平均は10.8%だった。

「そして『トレース』に続き、4月期は窪田正孝主演の医療ドラマ『ラジエーションハウス』の放送が決定。事件モノと医療モノがこうも続くとなると、やや違和感を覚えますが、フジとしては、“月9ドラマ”自体を存続させるため、まずは視聴率奪還を優先することにしたのでしょう」(同)

 さらに7月期にも、監察医ドラマが控えているという。

「出演陣は30代以上が中心で、企画としては、『科捜研の女』『遺留捜査』などを放送するテレビ朝日木曜午後8時ドラマ枠『木曜ミステリー』のテイストに近い。フジは、同枠の視聴者層を狙っているのではないでしょうか。『トレース』にしてもサブタイトルが、『科捜研の女』から引っ張ってきた“もろパクリ”ですし、もはやなりふり構わずというところでは」(芸能プロ関係者)

 “テレ朝路線”に舵を切ろうとしている月9は、かつての栄光を取り戻すことができるのか。

足立区が生んだ“名言メーカー”みやぞんの天然力

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(3月3~9日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

「僕、疲れる前に休むんですね」

「天然」というジャンルにくくられる芸能人がいる。最近だと、King & Princeの平野紫耀とか滝沢カレンとか丸山桂里奈とか。本人としてはボケようとしていない言動が、周囲にとってはボケになってしまう。そんな人たちだ。

 彼らの出自は幅広い。芸人、俳優、アイドル、ミュージシャン、スポーツ選手などなど。そんな多ジャンルに及ぶ人材のストックから天然が発見、ないし拡散される現場には、しばしば明石家さんまがいる(ジミー大西とか相田翔子とか)。一時期、とんねるずが、その役目を果たすことがあった(輪島功一とか定岡正二とか)。最近では、中堅芸人がそういう役回りを務める場面も多く、『しゃべくり007』(日本テレビ系)ではくりぃむしちゅーが中心となって、番宣に来た俳優の天然な部分を引き出したりしている。

 で、有田哲平の深夜番組で最初に見かけ、ゴールデン帯のとんねるずの番組で発見され、明石家さんまの番組で毎週のように拡散されていた天然が、ANZEN漫才のみやぞんだ。

 みやぞんが他の天然系の芸能人と異なっていることのひとつに、「名言を吐く」があると思う。ただ、名言を吐くのは簡単ではない。普通、何かいいことを言おうとするときは、どうしても名言を吐こうという意識というか欲求が邪魔をする。本人にはそういうつもりがなくても、周りから「『名言を吐こう』と思っている」と思われてしまうと、もうダメだ。自分から発露してしまう名言欲求、あるいは周囲から疑われてしまう名言欲求の存在は、「名言」の価値を下げる。たとえば、片岡鶴太郎が昨年、NHKの番組で「魂の歓喜」を語っていたけど、あれは面白かった。

 だが、これを、みやぞんはいとも簡単にやってのける。トークゲストとして登場した9日放送の『サワコの朝』(TBS系)で、たとえばこんなことを言っていた。

「僕、疲れる前に休むんですね」

 ロケで疲れたりつらいことがあったときは、山本彩(元NMB48)が歌う「ひといきつきながら」という曲を聴いてフッと一息つく。そんな話の中で、みやぞんの口から出た「疲れる前に休む」という言葉。疲れたから休む、という一般的な考え方の逆をいく発想である。働き方改革が叫ばれる世相にあって、社会性、批評性を帯びているようにも感じる。

 番組終盤での発言だったのだけれど、阿川はこれを聞いて、「もう、みやぞん名言ばっかり」とほほえんだ。阿川の「聞く力」が触媒となったのか、確かにこの日は冒頭からいつも以上にみやぞんの「名言」にあふれていた。

「私ね、全国のみやぞんファンの方から、今日頼まれてるんです」

 番組の序盤、阿川はそう切り出した。

「なんでそうやっていつもニコニコできるの?」

 みやぞんはカメラが回っているときだけニコニコしていて、カメラが止まるとむっつりしていたりするのではないか。そう疑う視聴者もいるだろうが、本当のところどうなのか。そんなことを阿川は聞いた。

 これにみやぞんは、「家でもずっとニコニコしている可能性があるんですよね」と答えたのだが、阿川はこの回答に「なるほど」と満足して終わりはしない。「つい不愉快になったりすることはないんですか?」「たとえばスリに遭っちゃいました。そのスリに対してどう思いますか?」など、さらに質問を重ねる。さすがの「聞く力」である。それを受け、みやぞんはこんなことを言った。

「そこから何か学ぶことといえば、お金に感謝するかなっていう。物事起きたことをすべてプラスに持っていく。お金をぞんざいに扱ってたから、こういうことが起きたのかもしれない。じゃあお金に感謝するか。全部ただじゃ終わりませんね。損しただけじゃ終わりたくないっていうか。すべてプラスに変えていきたい」

 そして、次のように続けた。

「僕もしかしたら、コンマ5秒を生きてる可能性がありますね」

 何か嫌なことがあったとしても、次の瞬間には自分が安心できる出来事が起きている。だから、スリに遭ったとしても、今この瞬間を楽しく笑っていれば、そしてその瞬間を連ねていけば、未来も自然と明るくなる。スリにいつまでも落ち込んでいると、そんな未来を手放すことになる。そんな意味合いを込めての、「コンマ5秒を生きている」。けだし「名言」である。「見えない未来は今この瞬間に折りたたまれている」みたいに言うと、もうちょっと名言っぽいかもしれないけれど、これはもう僕の「名言を吐こう」という自意識が過剰なやつだ。

 たぶん、当人にとっては名言を吐いているつもりはないのだろう。けれどそれが、周囲にとっては名言に聞こえてしまう。本人がボケのつもりで言っていないことが周りにはボケに聞こえてしまうという、天然の構造と同じである。“名言を吐こうと思ってるな、この人”みたいな周囲の邪推をほとんど呼び込まない。

 みやぞんは、ボケ方面にも名言方面にも天然を発揮している。阿川はみやぞんの話をひとしきり聞いた番組終盤で、「お笑い芸人と申し上げていいのかどうかがよくわからない」と言っていたけれど、たぶん、みやぞんはキャラクターなのだと思う。「バカと天才は紙一重」という言葉のキャラクターなのだと思う。

 天然の宿命のひとつに、本物なのか、偽物なのか、という視線を周囲から向けられるということがある。本物の天然ではなく、つくられた天然なのではないか。アイドル歌手からバラエティタレントに転身する時にマネジャーらを相手にダジャレだけをしゃべる日々を過ごした、というような話をアグネス・チャンがしていたことがあるけれど、何かしらの練習を経て天然界に参入するケースも確かにあるようだ。

 その点、みやぞんの本物度は高い。本物度を高めている理由のひとつに、普通のことも言う、というのがあると思う。『サワコの朝』でも「スリに遭ったら?」と聞かれて「なんで盗るんだと思います?」と言って笑っていた。何か面白いことを言う気配があるところで、あまりにも当たり前のことを言う、そんなみやぞんが面白い、という場面は多い。このあたり、かつて天然というかおバカと言われた系統のタレントになかったポイントである。

 7日放送の『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS系)にもみやぞんが出演。自分の子どもの頃からの履歴を話していた。18歳であらぽんとANZEN漫才を結成したみやぞんは、初期のころはキッチリとした台本で漫才をやっていたこともあるらしい。だが、「(台本を)一字一句まで覚えて、コンマ何秒まで測って、ロボットみたいな感じ」でやっていた漫才は、ウケたことがうれしいというレベルではなく、全部暗記して言えたことがうれしいというレベルで、楽しくなかった。コンマ5秒で生きているかもしれない人が、コンマ何秒を計算のもと演じるのは、やはり無理があったのだろう。

 しばらくフリーで芸人を続けていた2人。お笑いの養成所に入らなかったのは、母親の助言があったからだ。みやぞんの母親は過去に大衆演劇をやっており、「笑い」には一家言ある人だった。なので漫才を見てもらったが、そのとき母親は次のように言ったという。

「アンタらのネタはダメだ。お笑いって学ぶもんじゃないし、そのへんに笑いって落ちてんのに、それも見つけられないアンタらが(養成所に)行って何ができんの?」

 もはや「名言」癖とも言えるみやぞんには、こういう母親の影響があるのかもしれないと思ったりもするが、とにもかくにもみやぞんらは、この言葉で養成所に入るのをやめた。

「それでフリーで落ちてる笑いを探しましょうって、最終的に足立区の歌っていう、足立区の面白さ、自分の住んでるところがこんなに面白いんじゃないかってことで、歌でやってちょっと良くなってく。それでテレビ出れるんですけど」

 有田やとんねるずの番組など、みやぞんがANZEN漫才としてテレビに出ていた初期のころは、この「足立区の歌」を歌うことも多かった。足立区出身の2人が、足立区のことを自虐的に歌い上げるネタだ。砂場に麻雀パイが混ざってるとか、玄関には金属バットがあるとか、そういう足立区あるあるネタ。ホントに「あるある」なのかは知らないけれど。

 みやぞんは、当たり前のことを言う。そして、自らが生まれ育った土地にある当たり前から笑いを拾った。本物の「天然」は土から生える。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

中居正広の「慎吾ちゃん」発言放送! 日テレ、元SMAP排除をやめた背景に“公取委の動き”?

 3月10日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)にサプライズ出演した中居正広が、「慎吾ちゃん」と、香取慎吾の名前を口にしたことが話題になっている。ジャニーズ事務所を退所した香取の名を口にした中居、また、この内容をオンエアした日テレに対しても、ファンから感謝の言葉が飛び交っているのだ。一時期テレビ界は、元SMAPの香取、草なぎ剛、稲垣吾郎を“干す”ような対応を取っていたが、現在その扱い方を見直さなければならなくなっているという。

 番組では、ゲストの極楽とんぼ・加藤浩次が、かつて香取と共演したドラマ『人にやさしく』(フジテレビ系)の撮影秘話を披露。続いて、スタジオに登場した中居が、「慎吾ちゃんのくだり、よかったよ」と加藤に声をかけたのだ。

「加藤は、一昨年11月に放送された同局の『スッキリ』で、3人の扱いについて苦言を呈したことがあります。3人が登壇した『GQ MEN OF THE YEAR 2017』授賞式の模様がオンエアされるも、3人には紹介のテロップすらなく、ほとんどその場にいなかったかのような不自然な編集が施されていたんです。スタジオでVTRを見ていた加藤は、この扱いに『なんでいないの? なんだよそれ!』と指摘していました。視聴者の間でも、『あの編集はおかしい』と怒りの声が噴出していたものです」(スポーツ紙記者)

 この“事件”から1年4カ月。さすがに日テレも、この一件から反省したのか、今回の『行列』では香取の名前がごく自然に放送された。

「日テレだけでなく、各局とも、3人の扱い方に対し、今までとは逆の意味で慎重な姿勢を見せるようになっています。というのも、年明けから、『公正取引委員会が、ジャニーズ事務所の不正圧力について調査を進めているらしい』と、各方面から聞こえてくるようになったんです」(広告代理店関係者)

 公取委は以前から、芸能界の契約問題をめぐって、芸能プロダクションが独占禁止法に抵触していないか調査していると報じられていた。

「加藤が怒った『スッキリ』の編集は、ジャニーズが日テレに圧力をかけたのではなく、あくまで日テレが勝手に忖度した結果だといいますが、それ以外にも、業界最大手の広告代理店が一時期3人の起用をNGにしていたようですし、複数のコンサート会場も、彼らの使用を許可しなかったといわれています」(同)

 各メディアがジャニーズサイドの意向をくむことは、結果的に、自らの首を絞める危険性もはらんでいるのだという。

「すでに公取委の調査は、テレビ局や代理店にまで入っており、ジャニーズは彼らに露骨な圧力をかけることで、国から警告を受けかねない状況。3月中には、公取委がジャニーズ本体に対してヒアリングを行うという話も出ているだけに、各局や代理店関係者は固唾をのんで、その動向を見守っています」(同)

 この流れが進むと、「ジャニーズを退所した3人と、ジャニーズに所属する中居、木村拓哉がテレビなどで共演するのも夢じゃなくなる」(同)との声も。もし実現すれば、SNAPファンにとっては悲願だろうが、果たして……。

中居正広の「慎吾ちゃん」発言放送! 日テレ、元SMAP排除をやめた背景に“公取委の動き”?

 3月10日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)にサプライズ出演した中居正広が、「慎吾ちゃん」と、香取慎吾の名前を口にしたことが話題になっている。ジャニーズ事務所を退所した香取の名を口にした中居、また、この内容をオンエアした日テレに対しても、ファンから感謝の言葉が飛び交っているのだ。一時期テレビ界は、元SMAPの香取、草なぎ剛、稲垣吾郎を“干す”ような対応を取っていたが、現在その扱い方を見直さなければならなくなっているという。

 番組では、ゲストの極楽とんぼ・加藤浩次が、かつて香取と共演したドラマ『人にやさしく』(フジテレビ系)の撮影秘話を披露。続いて、スタジオに登場した中居が、「慎吾ちゃんのくだり、よかったよ」と加藤に声をかけたのだ。

「加藤は、一昨年11月に放送された同局の『スッキリ』で、3人の扱いについて苦言を呈したことがあります。3人が登壇した『GQ MEN OF THE YEAR 2017』授賞式の模様がオンエアされるも、3人には紹介のテロップすらなく、ほとんどその場にいなかったかのような不自然な編集が施されていたんです。スタジオでVTRを見ていた加藤は、この扱いに『なんでいないの? なんだよそれ!』と指摘していました。視聴者の間でも、『あの編集はおかしい』と怒りの声が噴出していたものです」(スポーツ紙記者)

 この“事件”から1年4カ月。さすがに日テレも、この一件から反省したのか、今回の『行列』では香取の名前がごく自然に放送された。

「日テレだけでなく、各局とも、3人の扱い方に対し、今までとは逆の意味で慎重な姿勢を見せるようになっています。というのも、年明けから、『公正取引委員会が、ジャニーズ事務所の不正圧力について調査を進めているらしい』と、各方面から聞こえてくるようになったんです」(広告代理店関係者)

 公取委は以前から、芸能界の契約問題をめぐって、芸能プロダクションが独占禁止法に抵触していないか調査していると報じられていた。

「加藤が怒った『スッキリ』の編集は、ジャニーズが日テレに圧力をかけたのではなく、あくまで日テレが勝手に忖度した結果だといいますが、それ以外にも、業界最大手の広告代理店が一時期3人の起用をNGにしていたようですし、複数のコンサート会場も、彼らの使用を許可しなかったといわれています」(同)

 各メディアがジャニーズサイドの意向をくむことは、結果的に、自らの首を絞める危険性もはらんでいるのだという。

「すでに公取委の調査は、テレビ局や代理店にまで入っており、ジャニーズは彼らに露骨な圧力をかけることで、国から警告を受けかねない状況。3月中には、公取委がジャニーズ本体に対してヒアリングを行うという話も出ているだけに、各局や代理店関係者は固唾をのんで、その動向を見守っています」(同)

 この流れが進むと、「ジャニーズを退所した3人と、ジャニーズに所属する中居、木村拓哉がテレビなどで共演するのも夢じゃなくなる」(同)との声も。もし実現すれば、SNAPファンにとっては悲願だろうが、果たして……。

『3年A組』菅田将暉の最終目標はやはりSNS? 永野芽郁の告白の真意とは? 伏線を徹底検証!

 3月3日放送『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の第9話。正直、今回はほとんど進展がなかった。端的に言えば、まだ回収していない伏線をなぞった程度。

 そこで、本稿では残された未解決箇所で特に気になるものを振り返っていこうと思う。

武智の惨状が暗示する、澪奈の死の真相

 まず気になるのは、景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相だ。あのとき、澪奈はどういう状態だったのか。

 柊一颯(菅田将暉)は、騒動を起こした目的の1つとして「武智大和(田辺誠一)に犯した過ちを気づかせ、澪奈が味わった苦痛を追体験させること」を挙げた。ビルから出てくるフェイク動画が拡散されて以降、武智の様子は明らかにおかしい。視界は歪み、幻覚と幻聴が彼を襲っている。ネットで袋叩きに遭ったせいで猜疑心にさいなまれ、世の中すべてが敵に見えてしまっている。

 追体験ということは、澪奈もこんな状況に陥っていたのかもしれない。生前の彼女が発した言葉「私はもう私じゃない」は、レッテルを貼られ、本来とは違う自分(ドーピング疑惑など)がネット上で作り上げられたことに対する嘆きだった気がする。

 そんな彼女が茅野さくら(永野芽郁)にビルへ呼び出され、そこで何かが起こった。武智の身に起こっている視界の歪みは、澪奈が死んだ原因の大きなヒントになっているはずだ。

さくらの告白は自責の念から?

 今回、さくらは意を決して「私が澪奈を殺した」とクラスメートに打ち明けた。 

 第9話のオープニングでは、舞台は数年後の3月9日へ移り、3年A組の生徒たちが亡き柊の三回忌に再び教室へと集まっていた。さくらも出席している。よって、さくらが真犯人ではないことは明らかだ。しかも、「俺の授業」で柊は“本当の犯人”の名を生徒たちに明かしている(放送上は伏せられた)。つまり、さくらの告白は自責の念にかられたフライング発言の可能性が高い。

 柊は逢沢博己(萩原利久)に協力を仰いだ際、「(計画の実行は)茅野のためでもある」と言っていた。この発言から、さくらの抱える“罪の意識”を払拭する狙いが柊にあったと考えられる。

 そもそも、初回でさくらが「私のせいで澪奈は命を絶った」と言った際、柊ははっきりと「お前のせいじゃない」と否定していた。さくらのせいじゃないのだ。

 なぜ、さくらは自責の念にかられたのか?

 澪奈は「強い」と言われることを極度に嫌がっていた。水泳のオリンピック代表を有望視されていた澪奈。プレッシャーの強い日々だ。そんな彼女がさくらと出会い、喜んだ。

「私、本当の友だちができたかもしれない」と。

 しかし、さくらも他の者と同じように澪奈を特別扱いし、崇めた。

「澪奈は、天上天下唯我独尊、『私は私、文句ある?』、タフネスの代名詞じゃん。澪奈は最強だもん」(さくら)

 この言葉を聞き、澪奈は表情を曇らせた。

「さくらが、私は強いって……。たぶん、さくらに一番言われたくなかった言葉。私は強くなんかないから」(澪奈)

 結局、初回でさくらが言った「私は澪奈を被写体としてしか見てなかった」という後悔に集約されるのだ。弱さを見せてもいい“本当の友だち”と思っていたのに、やっぱりさくらも澪奈を偶像崇拝した。澪奈の悲しみに気づいたさくらが「澪奈を追い詰めたのは私」と悔やみ、その感情から「私が澪奈を殺した」と口にしてしまった気がする。

■柊の最終目標はSNSか?

 この仮説に則ったとすると、柊の最終目標はやはりネット民、SNSではないだろうか。他者の投稿で“自分じゃない自分”が独り歩きし、拡散される場でもあるからだ。そうなると、武智をターゲットにしたことが一層腑に落ちる。ネットでの蛮行がブーメランとして襲ってきてからでは、気づいたとしてももう遅い。武智の惨状は、それをわかりやすく表している。

 つまり、このドラマが言っていることは毎回同じだ。不確かな情報に踊らされず、本質を見極めろ。浅はかで愚かな投稿は人を傷つけ、死に追いやることさえある。悪意にまみれたナイフは本人だけでなく家族や友人を巻き込み、食い尽くす。

 現在、『3年A組』が映画化されるというネットニュースが流布されている。最終話で謎が解き明かされず、真のエンディングは劇場に持ち越されるという内容だ。

 この情報そのものが、「ネットに踊らされるな」「本質を見極めろ」というドラマからのメッセージにさえ思えてきた。まさに、ドラマを見てきた視聴者に向けてのLet’s Think!というところか。

(文=寺西ジャジューカ)

絶好調『ポツンと一軒家』に弱点? 『イッテQ!』『DASH!!』敗北も日テレ“問題ない”ワケ

 2月24日放送の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が関東地区の視聴率で、長らく頂点に君臨してきた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)を0.1ポイント上回ったことがニュースになった。

 昨年11月には、『ポツンと一軒家』2時間半SPが『ザ!鉄腕!DASH!!』(同)に0.8ポイント差をつけて勝利。レギュラー化初回の特番では14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークし話題を集めたが、その後もオンエアごとに数字を伸ばし続け、6回目で番組最高視聴率となる15.4%を記録し、『DASH』を抜き去ったのだ。それから3カ月、ついに『イッテQ!』にも勝利。

 日曜午後8時の『イッテQ!』は高視聴率を誇り、その裏番組は、かつて不毛地帯と呼ばれるほどに各局大苦戦していた。古舘伊知郎が『報道ステーション』(テレビ朝日系)を降板後、初めて務めたレギュラー番組『フルタチさん』(フジテレビ系)は大惨敗を喫し、1年足らずで打ち切り。さかのぼれば、ロンドンブーツ1号2号・田村淳が、FUJIWARA、有吉弘行、おぎやはぎらとともに殴り込んだ『クイズ☆タレント名鑑』(TBS系)も2年で終了したこともあった。

 そんな、『イッテQ』が難攻不落の牙城を築いていた枠で、伏兵とも思えるテレビ朝日の番組が勝利したことは歴史的な快挙ともいえる。ただ、翌週の3月3日放送回は、『一軒家』が15.9%に対して『イッテQ』が18.8%と再び上回っている。

 今後も接戦が続くとみられるが、日テレ関係者はこの状況をどう受け止めているのだろうか? まずは2番組の内容についてだが……。

「『イッテQ』は笑える番組ですが、その“波状攻撃”がしつこくて疲れるときがある。そんなとき、『一軒家』の抑制のきいた作りはホッとしますよね。NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の数字が落ち込む中、この2番組は今後も伸びていくと思います」

 『一軒家』が『イッテQ』を打ち破ったことについては、「脅威ではあるが、そこまでショックではない」という。

「それぞれ視聴者の属性が違うので問題ないでしょう。『一軒家』の“お客さん”は高齢者、対して『イッテQ』は20~30代、もしくは40代と、物を買ってくれる方々がメイン。民放はCMで成り立っていますから、そのターゲットに訴求できている『イッテQ』は、これまでと変わらず、ブレずに作ればとよいと思います。ただし危険なロケも多くあり、そこは十分考慮して作らないと。タレントに重傷を負わせたら一発で番組が終わりますから要注意ですね」

 では、日テレ側から見た『一軒家』の弱点はどこにあるのだろうか?

「3月3日の放送では、捜索していた一軒家が空き家だったので、周辺住民の方に『このへんでポツンと一軒家ありませんか?』と聞いていました。結局、目的の家は空き家というわけではなかったので難を逃れましたが、時には留守中ということも多い。ロケの段取りミスといった“失敗”を笑える『イッテQ』に比べて、こうした真面目なロケは何かしら“成果”がないと視聴者が離れていく。それに、次第に『山奥』の定義もあいまいになっていきそうです」(日テレ関係者)

 いずれにしても、日テレの圧勝を伝えるニュースが多い中、こうして裏番組同士でしのぎを削る状況は、テレビ界にとって好ましいことに違いない。
(村上春虎)

絶好調『ポツンと一軒家』に弱点? 『イッテQ!』『DASH!!』敗北も日テレ“問題ない”ワケ

 2月24日放送の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が関東地区の視聴率で、長らく頂点に君臨してきた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)を0.1ポイント上回ったことがニュースになった。

 昨年11月には、『ポツンと一軒家』2時間半SPが『ザ!鉄腕!DASH!!』(同)に0.8ポイント差をつけて勝利。レギュラー化初回の特番では14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークし話題を集めたが、その後もオンエアごとに数字を伸ばし続け、6回目で番組最高視聴率となる15.4%を記録し、『DASH』を抜き去ったのだ。それから3カ月、ついに『イッテQ!』にも勝利。

 日曜午後8時の『イッテQ!』は高視聴率を誇り、その裏番組は、かつて不毛地帯と呼ばれるほどに各局大苦戦していた。古舘伊知郎が『報道ステーション』(テレビ朝日系)を降板後、初めて務めたレギュラー番組『フルタチさん』(フジテレビ系)は大惨敗を喫し、1年足らずで打ち切り。さかのぼれば、ロンドンブーツ1号2号・田村淳が、FUJIWARA、有吉弘行、おぎやはぎらとともに殴り込んだ『クイズ☆タレント名鑑』(TBS系)も2年で終了したこともあった。

 そんな、『イッテQ』が難攻不落の牙城を築いていた枠で、伏兵とも思えるテレビ朝日の番組が勝利したことは歴史的な快挙ともいえる。ただ、翌週の3月3日放送回は、『一軒家』が15.9%に対して『イッテQ』が18.8%と再び上回っている。

 今後も接戦が続くとみられるが、日テレ関係者はこの状況をどう受け止めているのだろうか? まずは2番組の内容についてだが……。

「『イッテQ』は笑える番組ですが、その“波状攻撃”がしつこくて疲れるときがある。そんなとき、『一軒家』の抑制のきいた作りはホッとしますよね。NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の数字が落ち込む中、この2番組は今後も伸びていくと思います」

 『一軒家』が『イッテQ』を打ち破ったことについては、「脅威ではあるが、そこまでショックではない」という。

「それぞれ視聴者の属性が違うので問題ないでしょう。『一軒家』の“お客さん”は高齢者、対して『イッテQ』は20~30代、もしくは40代と、物を買ってくれる方々がメイン。民放はCMで成り立っていますから、そのターゲットに訴求できている『イッテQ』は、これまでと変わらず、ブレずに作ればとよいと思います。ただし危険なロケも多くあり、そこは十分考慮して作らないと。タレントに重傷を負わせたら一発で番組が終わりますから要注意ですね」

 では、日テレ側から見た『一軒家』の弱点はどこにあるのだろうか?

「3月3日の放送では、捜索していた一軒家が空き家だったので、周辺住民の方に『このへんでポツンと一軒家ありませんか?』と聞いていました。結局、目的の家は空き家というわけではなかったので難を逃れましたが、時には留守中ということも多い。ロケの段取りミスといった“失敗”を笑える『イッテQ』に比べて、こうした真面目なロケは何かしら“成果”がないと視聴者が離れていく。それに、次第に『山奥』の定義もあいまいになっていきそうです」(日テレ関係者)

 いずれにしても、日テレの圧勝を伝えるニュースが多い中、こうして裏番組同士でしのぎを削る状況は、テレビ界にとって好ましいことに違いない。
(村上春虎)

加藤浩次「固定電話は犯罪に利用」と言及し、スポンサーを敵に? 危うい発言に賛否両論! 

 お笑い芸人の極楽とんぼ・加藤浩次が3月4日放送の『スッキリ』(日本テレビ)で、アポ電殺人に関してのコメントとして固定電話の存在意義について言及。その内容が波紋を広げている。

 アポ電とは詐欺師や強盗犯などが親族や公的機関などを装い、対象家庭の資産状況や家族構成などを確かめる行為である。犯罪を仕掛ける前の準備段階であることから警視庁では「犯罪予兆電話」と呼んでいる。

 加藤はアポ電のほとんどが固定電話に掛けられているとし、「僕ね、これほんとに語弊がある言い方かもしれませんけど、固定電話の存在意義って、もう1回考えたほうがいいのかもしれないんですけど」や「携帯だとなかなか知られづらい、固定電話だと電話帳に載ってるから分かってしまう部分があるから、固定電話って俺は犯罪に利用されてるような気がしてならないんですけど」などと発言した。

 ネットでは概ね正論であるという声が多いが、一方で「古い知人や親戚と連絡を取ったり、緊急連絡などには必要」や、あるいは「スポンサーに対して危うい発言」などさまざまな意見が飛び交っている。

「電話帳や各種の名簿などから漏れた固定電話の番号は住所とリンクすることが多く、犯罪に利用されがちです。加入率を見ても固定電話は高年齢者が多く、そういった家庭は詐欺の対象になりやすいのも事実です」(犯罪ライター)

 考えてみると固定電話にかかってくる電話といえば詐欺以外にもしつこいセールスや、勧誘ばかり。もはや存在意義を問われても仕方ない段階まで来ているのかもしれない。

「しかしながら、加藤氏の発言だと犯罪の被害に遭っている側の責任のみを問うようで少し引っかかりますね。犯罪を犯しているのは犯人です。それも、おそらく彼らは携帯電話を使用している側です。この問題の根源はアシのつかない携帯電話を持っている者や、1日に数十件、数百件も携帯電話から電話をかける者が野放しになっていることでは。むしろ携帯電話の利用法や、サービスを提供する側の管理体制の問題でもあります。決してただ固定電話をやめればいいという問題ではありませんよね」(同ライター)

 犯罪行為は日々アップデートされ多様かつ悪質になっている。被害に遭わないよう注意も必要だが、社会全体が犯罪を根元から断つ工夫をする必要があるということだろう。