嵐・櫻井翔、発熱で『news zero』欠席の舞台ウラ……テレビ各局「コロナ対策」徹底化

 4月27日、嵐・櫻井翔が、月曜キャスターを担当する『news zero』(日本テレビ系)の出演を見合わせた。体調不良というわけではないものの、体温が「平熱より少し高かった」ために、大事を取って急きょ電話出演することになったという。有働由美子アナウンサーは「スタッフにうつさない、感染を広げないという櫻井さんの判断」とフォローを入れていたものの、実際に「判断」を行ったのは、櫻井やジャニーズ事務所ではなく、局サイドだったようだ。

「新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現在、テレビ局はドラマやバラエティなどの収録を原則中止に。通常通り放送されているのは、ニュース番組や情報番組くらいになっています。さらに、メインMCまでもリモートで自宅からの出演となるなど、徹底して感染を広げない措置が取られているんです。テレビ局がこうした措置を徹底したきっかけは、間違いなくテレビ朝日の一件からと言えるでしょう」(テレビ局プロデューサー)

 テレビ朝日は4月12日、『報道ステーション』のメインキャスターを担当する富川悠太アナが、新型コロナウイルスに感染したと発表。発症後も出演を続けており、番組スタッフからも複数の罹患者が出るという事態になってしまった。

「ニュース番組や情報番組は、コロナ禍の現状を世間に発信するという大きな使命がある。また視聴率も右肩上がりだけに、そこから感染者を出すことは、番組だけでなく、局の信頼をも揺るがす事態と言えるでしょう。それだけに、どの局も『うちから感染者を出すわけにはいかない』と、相当な危機意識を抱くようになっているんです」(同)

 そのため現在、各芸能プロや出演者らは、局から「少しでも体調の変化を感じたらすぐ申請するように」と、強く要請されているのだという。

「櫻井と同じく、日テレでは、ハリセンボン・近藤春菜が24日、体調不良で『スッキリ』を欠席。現在はリモート出演が続いていますが、こちらも出演休止を判断したのは、番組上層部だったそうです。ごく軽度の体調の変化だけで、出演中止措置を取ることに反対意見もあったようですが、現在の流れでは『体調不良=即欠席』は免れられないでしょうね」(日テレ関係者)

 今後も事態が収束するまで、このような措置が取られることとなりそうだ。

日テレ『ZIP!』、フジ『めざましテレビ』に勝てないワケとは? 「謎の降板劇」「付け焼き刃」の制作体制

 平日朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系、朝5時25分〜8時)で、番組最後の恒例フレーズが変わったのはご存じだろうか? これまではアナウンサーが、「今日も元気に行ってらっしゃい」と、仕事や学校などに送り出すような言葉だったのが、外出自粛要請に合わせて「今日も良い一日をお過ごしください」に差し替えられている。

 一方、『めざましテレビ』と同時間帯、朝5時50分から8時まで放送されている情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)のフレーズは、「今日という日が皆さんにとって、よりよい一日でありますように」というものだ。放送時間帯だけでなく、恒例フレーズまで似通ってきた両番組について、現在の状況を追ってみた。

 まずは、2番組の視聴率を見てみよう。4月17日の『ZIP!』は7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、同時間帯の『めざましテレビ第2部』(6時10分〜8時)は8.2%となっている。また20日は、『ZIP!』が7.5%で『めざましテレビ』は8.0%。これらに限らず、連日0.5~0.8ポイントの開きが見られる。

 両番組とも、その内容は最新のニュース・天気予報・スポーツ・エンターテインメントと、日本の今を伝える情報が中心だ。大きな違いはないと思われるが、『めざまし』が視聴者をつかむ差はどこにあるのだろうか?

 まずは『めざまし』の持つアドバンテージだ。『めざましテレビ』の強みは、実は本編の『めざましテレビ 第1部』が始まる前に、『めざましテレビ全部見せ』(4時55分~)という30分番組が存在していることだ。これは、この後の『めざまし』で放送される内容を凝縮した、いわばダイジェスト版。

「スタジオにはCGの巨大ボードが浮かんでおり、そこに、このあとの『めざまし』で紹介するニュースの見出しが大量に書かれてあるのです。ボードは『ニュース』『スポーツ』『エンターテインメント』の3枚あり、それぞれのボードに15項目ありますから、合計45項目の情報が一目でわかります。例えば4月24日の『ニュース』の場合は、『コロナ 岡江久美子さん(63)死去』『慶応病院 コロナ以外の患者 約6%が陽性』『埼玉 別の自宅待機男性も死亡』『国内 1日の死者 最多の29人』など。今日はこんなことを紹介しますよと、予告するのです」(芸能ライター)

 その詳細を、このあとの『めざまし』で取り上げるという戦法。この二段構えによって、視聴の固定を促しているのだ。

 『めざまし』は1994年、大塚範一、八木亜希子アナウンサーの2人で始まったもので、今年放送26年目となる長寿番組。現在は、三宅正治アナウンサーと永島優美アナウンサーがメインキャスターを務めている。

「女性キャスターの歴史は、八木アナから順に小島奈津子・木佐彩子・高島彩・生野陽子・加藤綾子、そして現在の永島へとバトンが受け継がれてきた。『めざまし』の特徴は、番組のサブ的な立場で小さい話題を紹介してきたアナウンサーが、その後、司会に昇格していくシステムにあります。例えば生野、加藤、永島がそれです。視聴者は、女子アナの成長を目にすることになり、毎日その姿を見ることで、自分とともに人生を歩いている感覚すら湧いてくる。だから、彼女たちが春、卒業するときは、多くの視聴者の涙を誘うんです」(放送作家)

 また『局を代表する女性アナウンサーを「めざまし」から売り出す』というフジの姿勢が、はっきり見て取れる。

 では、『ZIP!』はどうだろう。番組は出演者のことを「ZIP!ファミリー」と呼んで家族感を打ち出している一方で、レギュラーの変動が激しいようだ。曜日パーソナリティーを見ると、月曜日を担当していたネプチューン・原田泰造が抜擢からわずか5カ月で降板するなど、多くのタレントが次々と交代している。番組の売りの一つだった女性有名人の総合司会についても、関根麻里、北乃きい、川島海荷と、3代まで続いたものの、その後撤廃。

 パーソナリティーから司会まで目まぐるしく変動し、当然、コーナーも次々と消滅、名物コーナーまで唐突に終了してしまうのだ。象徴的なのは、放送開始から番組人気を支えた、速水もこみちの料理コーナー「MOCO'Sキッチン」の終了だろう。

「19年3月にコーナーが終わってからも、もこみち関連で何かしらのイベントPRはあったはずですが、番組のエンターテインメントコーナーでは紹介されておらず、遺恨を残しているのではないかと勘ぐってしまう。『めざまし』は、出演者が去ってもコミュニケーションをとっているようで、仲の良さそうな感じが伝わってきますが、『ZIP!』はビジネスライクな関係が透けて見える。そんなところも、視聴者は見抜いているのかもしれません」(業界関係者)

 さらに、金曜に据えている“月間パーソナリティー”という存在も「付け焼き刃に感じる」(同)という。もともと金曜パーソナリティーの吉田沙保里に加えて、今一番人気のある女優やタレントが抜擢されることが“売り”となっている。

「これまでEXITや、りんごちゃん、山田裕貴、橋本環奈、上白石萌歌などが登場。吉沢亮が出た2月は高視聴率を連発したそうですが、やはりビッグネームを出し続けるのは難しい。3月の佐野勇斗、4月の玉城ティナは、そこまで話題にならなかった。それに比べて『めざまし』は、比較的流行を追わないキャスティングと言えるかもしれません」(前出・放送作家)

 出演者の移り変わりが激しい番組に、視聴者が信用を置くのは容易ではないだろう。番組の企画うんぬんというわけではなく、上に立って作る側、制作者側のマインドが2番組の最も大きな違いだろう。

 番組全体で人を育て、卒業後も大事にする『めざまし』と、話題性で人を選び、去ってからは音沙汰もない『ZIP!』。これでは、出演者に愛されているのはどちらかなのは、明白な気がするが……。
(村上春虎)

浜崎あゆみ役、存在感ゼロ!? 『M 愛すべき人がいて』は「田中みな実ありきのドラマ」に?

 歌手・浜崎あゆみの自伝的小説が原作の連続ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)が4月25日に第2話を迎え、平均視聴率5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。土曜夜11時台という放送枠ながら、初回平均5.6%に続き好成績をキープしているが、「“浜崎あゆみのドラマ”ではなくなっている」(芸能ライター)ようだ。

「同ドラマは、ノンフィクション作家・小松成美氏が浜崎への取材をもとに書き上げ、昨年8月1日に発売された同題小説(幻冬舎)の実写版で、浜崎(ドラマでは主人公・アユ)のサクセスストーリー、そして現エイベックス株式会社会長CEO・松浦勝人氏(ドラマではレコード会社「A VICTORY」代表取締役専務・マサ)とのラブストーリーを展開。アユ役にはエイベックスの新人歌手・安斉かれん、マサ役には俳優・三浦翔平が起用されています」(同)

 初回は、マサの秘書・姫野礼香役の田中みな実の“怪演”がネット上で話題になったが、第2話ではボーカルトレーナー・天馬まゆみ(水野美紀)にも注目が集まった。

「天馬はアユにハードなレッスンを課す鬼講師で、アユへ嫉妬心を燃やす姫野とそろってかなり“濃い”キャラクター。ネットユーザーは『アユより脇役が目立ってストーリーが全然頭に入ってこないけど、めちゃくちゃ笑える』『田中みな実も水野美紀も、演技が振り切れてて最高』『ギャグドラマとして見てる』『もはや田中みな実ありきのドラマだよ』などと、大盛り上がり。水野はゲスト出演でしたが、田中はメインキャストとして3話以降の活躍も期待されています」(同)

 一方、アユ役を演じる主演の安斉、そしてモデルの浜崎自身も、今のところ“空気”のような存在になっている。

「安斉はもともと無名ということもありますが、浜崎自身に視聴者の関心が集まっているような反応も見られず存在感ゼロ、完全に田中と水野に話題を持っていかれていますね。また業界関係者の間では、アユのモデルである浜崎本人が、同ドラマについて一切言及していないことも話題になっています。正直、浜崎の栄光を称えるような内容ではないため、彼女のイメージアップには、何もプラスにならない作品ではありますが、どう思っているのかは気になるところ。とりあえずネットの注目度が高いので、エイベックス的には好ましい状況なのではないでしょうか」(テレビ局関係者)

 このままさらなる盛り上がりが見られればいいが、気になるのは撮影の進行状況だ。

「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、各局、ドラマの撮影を中断しており、『M』に関しても現状撮影できているのは第4話分までだといいます。5月6日に、緊急事態宣言が解除されたら、撮影を即再開し、放送を継続させられるでしょうが、撮影が間に合わなければ第5話以降の放送は休止になるでしょう。せっかく話題になっているのにもったいないとは思いますが、こればかりは仕方ありません」(同)

 放送継続についての危機はあるものの、『M』の勢いはどこまで続くだろうか。

国民的アニメ『サザエさん』、「放送事故レベル」と炎上! 家族旅行ストーリーに「自粛しろ」と厳しい声

 1969年に放送が始まり、2019年に「世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス記録された、国民的アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)。磯野家の日常を描いたこのアニメが、現在、ネット上で“炎上騒動”を起こしているという。

 4月26日の『サザエさん』は3本立てで、「G.W.のBプラン」という作品が2本目に放送された。磯野家の長男である磯野カツオが、ゴールデンウィークに向けて家族旅行の計画を立て、泊まりがけの「Aプラン」と、泊まりが無理だった場合の「Bプラン」を考える、という内容だ。

「3話目は『お父さんのいない動物園』という回で、家族で動物園を訪れたものの、磯野家の父である磯野波平だけが急な仕事で行けなくなる話でした。この2話について、新型コロナウイルスの感染防止のため、外出自粛が要請されている時世にそぐわないという批判が噴出したんです。ネット上では『のんきに旅行の計画立てる話とか、放送事故レベルの内容でしょ』『アニメの世界とはいえ、今やっていい話じゃない』という意見が飛び交いました。その一方、『アニメにまで自粛を求めるのは過剰すぎる』『磯野家が外出自粛してる内容のほうが見たくないわ』という声も上がり、賛否両論となっています」(芸能ライター)

 こうした騒動に反応したのが、俳優の佐藤二朗。放送と同日、佐藤は自身のTwitterに息子が『サザエさん』を見て「お母さん、サザエさんたち、『ゴールデンウィークどこ行く?』って話してるよ。大丈夫かなあ」と、心配していたエピソードを投稿。佐藤の妻は「サザエさんの世界にはコロナないからねえ」と答えたという。また、「改めて、せめて創作の世界の中では殺伐を忘れて頂きたいとの思い」と『サザエさん』にフォローも入れていた。

「佐藤の投稿に対しては、ネット上で『創作の世界ではリアルを感じたくないもんね』『「サザエさん」まで殺伐とされたら、ますます心がつらくなりそう』『佐藤さんの意見に同感。現実がしんどくても、創作の世界は明るくあってほしい』など、共感の声が上がっています。現在、アニメもドラマと同じく、新たな収録を行うことが困難になり、再放送が続いている作品は多いです。そんな中で、『サザエさん』は通常通りの放送を行ったわけですが、今回批判を浴びてしまったことで、次週から放送内容が変わるかもしれませんね」(同)

 『サザエさん』がこれだけの批判を浴びるほど、世間では外出自粛への鬱憤が溜まっているということなのかもしれない。

『JIN-仁-』『野ブタ』『ハケンの品格』……再放送が「春の新ドラマ」の視聴率抜く異常事態!

 新型コロナウイルス感染拡大による自粛ムードの中、テレビ各局もいわゆる“3密”回避のため収録やロケをストップさせ、初回放送から延期となるドラマが続出している。そんな中、にわかに脚光を集めているのが、その穴を埋めるべく放送されている再放送ドラマの健闘だ。

 テレビ朝日系の『BG〜身辺警護人〜』(木村拓哉主演)やTBS系の『恋はつづくよどこまでも』(上白石萌音&佐藤健主演)といった最近のヒット作から、2005年放送の日本テレビ系『野ブタ。をプロデュース』(亀梨和也主演)、07年放送の『ハケンの品格』(篠原涼子主演)、09年放送のTBS系『JIN-仁-』(大沢たかお主演)といった10年以上前の作品まで、再放送されているドラマは軒並み2桁視聴率を記録。「視聴率が取れないと嘆いていた昨今のテレビドラマの現状が嘘のようです。どれも放送されている新作ドラマより視聴率がいいんです。局関係者はみなあぜんですよ」(マスコミ関係者)と驚きを隠せない様子だという。

 先のマスコミ関係者は続ける。

「どの家庭も今は自宅待機を半ば強いられたような状態になっているわけですから、必然的にテレビを見る時間が増える。若い世代には、『ネットしか見ない』という層も多いでしょうが、20代後半以降の世代は、まだまだテレビ依存が強い傾向にあるといえるでしょう。しかもネットはここのところ、SNSも情報サイトも、ネガティブな書き込みや情報ばかりが躍っており、『見るだけで気がめいる』という声も上がっているんです。そんな中、ヒットドラマの再放送は、心を癒やすコンテンツなのかもしれません。特に、再放送ドラマのラインナップは、ジャニーズをはじめとしたイケメン主演のドラマや、女性の活躍を描くドラマが多く、主に女性視聴者が視聴率を押し上げているという印象があります」

 一方で、数少ない春ドラマの新作は、再放送ドラマの勢いに完全に押されてしまっている状況だという。

「フジテレビは今期、織田裕二主演で2018年にスマッシュヒットした『SUITS』の続編『SUITS/スーツ2』の放送に期待をかけていましたが、初回こそ11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したものの、2話は8.8%に下落。第3話以降の放送時期は未定のようです。また、日本テレビも、中村倫也のゴールデン・プライム帯初主演作『美食探偵 明智五郎』を放送中ですが、『SUITS』同様に、初回は2桁に乗せたものの第2話で1桁に転落してしまいました。第1話の内容を見て、リタイアした視聴者が少なくなく、それが数字に反映されてしまったのでしょう」(同)

 実際にTwitterで反響を見てみると、「特に10年以上前の再放送ドラマに関するツイートが目立っている」(同)とのこと。「名作はいつの時代も不滅」「過去のドラマでも、いま高視聴率狙える作品はいっぱいある」「フジも『あすなろ白書』とか『ロンバケ』とかをやってほしい」「もうずっと再放送でいいんじゃない」「再放送ドラマは、懐古しながら楽しむ視聴者、初めて見る若い世代の視聴者、両方取り込めるから強い」といった声が飛び交っているようだ。

「コロナ禍が続く限り、テレビ局はドラマに限らず、アニメやバラエティ、音楽番組など、再放送に頼らざるを得ません。しかし、再放送だとスポンサーからの広告料が激減するため、局にとっては死活問題になります。ただ、再放送で話題になった作品の傾向、その視聴者層などを分析し、今後のドラマ作りに生かせる面はあるかもしれません。YouTubeのトレンドを見ていても、必ずしも最新の情報を扱っているものだけが話題を呼ぶわけではない。『若者にウケるような、新しい感覚のドラマを生み出さねば』というテレビ局の意識にも変化が生じる可能性はあります」(同)

 コロナ禍が過ぎ去った後、テレビ業界がどう変わるのか、注視していきたい。

『半沢直樹』、「最悪お蔵入り」の可能性も? TBSが頭を悩ませる「堺雅人のモチベーション」問題

 新型コロナウイルス感染拡大により、テレビ各局の連続ドラマの撮影が中止となり、初回放送日が未定という作品が相次いでいるが、7年ぶりの新作となった『半沢直樹』(TBS系)も、放送開始のメドが立たないようだ。局内でも、放送や撮影の可否は「コロナウイルスの流行状況次第」とあって、「話数短縮」や「放送延期」など、さまざまな案が浮上しているというものの、それ以上に関係者は、主演の堺雅人が、この緊急事態にどこまで対応してくれるのかに頭を悩ませているようだ。

 4月21日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、『半沢直樹』の危機的状況を詳報。撮影は1カ月ほど遅れていて、現時点では2話目までしか撮り終わっていないという。現状、緊急事態宣言が解除されるという5月7日以降、撮影がすぐに再開されれば、予定されていた話数を放送できるというが、しかし現在の状況から解除されるか否かの見通しは不透明で、その保証はどこにもなく、お蔵入りの可能性もあるようだ。

「このスケジュール問題に加えて、TBSには主演・堺の“モチベーション維持”という課題も抱えています。本来『半沢直樹』は、2013年の第1作放送時点で続編化が内定していて、米倉涼子の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)のようにシリーズ化するという話まで出ていた。しかし、堺と所属事務所がこれを拒否したため、長らく新作を制作できずにいました」(TBS関係者)

 その後、堺は16年のNHK大河ドラマ『真田丸』で主演を務めたが、これ以降は、さらに「仕事を選ぶようになっていた」(広告代理店関係者)という。

「オファーに対して、ハッキリとしたNGを出すというわけではないものの、一言でいうと『超高額のギャラ』を提示し始めたんです。それこそ、日本ではトップと言われる木村拓哉レベルのギャラを要求された局もあったため、業界的に『堺は連ドラに出るつもりがないから、あんな高額なギャラを提示するんだろう』と言われるように。その後、堺は本人が選んだ映画や、一部CMにしか出演しなくなりました」(同)

 しかし、どれだけギャラが高くつこうとも、TBSが『半沢直樹』を諦めることはなかったようだ。

「水面下でのオファーはずっと続いていたようで、7年越しでようやく続編の放送を実現させることができたんです。しかし誰もが想定しなかったコロナ騒動が起こってしまった。もし撮影が、コロナが収束に向かうまで延期となった場合、堺が同じ条件で出演してくれるという保証はないため、関係者はどうしたものかと右往左往しているのです」(前出・TBS関係者)

 全てのテレビ局が同じ状況と言えるが、長らくの悲願が直前になって“お預け”となってしまったTBS。果たして『半沢直樹』は復活を果たせるのだろうか。

テレビ界、ソーシャルディスタンスで4つの波紋――恋愛ドラマも「濃厚接触シーン廃止」?

 オーバーシュート(感染爆発)、ロックダウン(都市封鎖)、クラスター(集団感染)と新たなカタカナ語が飛び交っている昨今。その中で最も注目を集めているのはソーシャル・ディスタンス、社会的距離という言葉だろう。周知の通り、新型コロナウイルス感染予防のために他者と一定の距離を保つことで、2メートルとされている。だが、この2メートルは「最低限の距離」とする識者もいる。

 2メートルという距離は意識してみると意外に遠い。テレビ業界では、この距離をめぐって波紋が広がっているようだ。まず第一に、バラエティ番組で「無観客」が相次いでいる。『VS嵐』(フジテレビ系)『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)といった、観覧者のリアクションなどが場の雰囲気を作り上げていた番組でも無観客収録が始まった。さらに、4月16日放送の『ダウンタウンDX』(同)でも番組開始27年にして初の無観客収録が行われた。

 観覧客だけではない。2つ目の変化には、出演者への対応が挙げられる。

「各ワイドショー・情報番組は、司会や主要メンバー以外のテレワーク(在宅)出演が主流に。しかし、司会から振られないと発言しないコメンテーターや、発言が司会と同時になってしまうケースもある。このままこの状況が続けば、存在事態が『不要』と判断されて、そのままフェードアウトしてしまう人も出てきそうです」(テレビ業界関係者)

 もちろん単純にテレワークをするのではなく、いろいろ工夫や改善が見られる番組もある。

「『王様のブランチ』(TBS系)は、スタジオに同時に入るタレントの人数を2人に制限し、進行に合わせて順々に入れ替えるという手法を取り始めました。さらに18日放送のオンエアでは、なんと同番組の一般視聴者もリモートで生出演。タレントと一緒にVTRをワイプごしで見るという画期的な試みを取り入れてましたが、『斬新』という声の一方、『素人なんか見たくない』と不満がるユーザーもいるようです。また『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、もともとひな壇だったのが、おそらく上の出演者からの飛沫感染を防ぐためなのか、スタジオ出演者は同じ高さの椅子に座るようになりました」(芸能ライター)

 この『サンデー・ジャポン』のように、「ひな壇」を活用しているトークバラエティはどうなるのだろうか? 3つ目の問題は、こうした「ひな壇」番組だ。160人規模のタレントがひな壇に大集合し、クイズなどに挑戦する期首期末の人気番組『オールスター感謝祭』(TBS系)。こちらは今回の事態を受けて中止となったが、番組側はあくまで「延期」としている。

「トークが熱くなるあまり、ツバを飛ばすことで知られる明石家さんまの番組は気になりますね。『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)のような集団によるトークも、かなり距離を取らざるを得なくなるのかもしれません。もちろん『行列のできる法律相談所』(同)や『アメトーーク!』(テレビ朝日系)なども、それなりの距離をあけなければならないでしょう」(放送作家)

 4つ目の問題はドラマ撮影だ。現在、ほぼ全てのドラマ撮影が一時中断しているテレビ界だが、ここで価値観の変換を求められるというのが「ラブストーリー」だという。

「恋愛ドラマはキスやハグ、時にはベッドシーンなど、濃厚接触のオンパレードです。これからの時代は、もしかしたら手を握るというシーンすらも非難されるかもしれない。そういう意味では1月クールにオンエアされ、ヒットした火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)こそ、人類最後の濃厚接触ドラマとして刻まれてしまう可能性もあります」(同)

 これはもちろん極端な推測だが、今後はラブシーンでは革新的な撮影手法が必要になってくるか、出演者に対し「陰性」の証明書提出を義務化するなどして撮影に臨まないと、非難が降り注ぐのではないだろうか。

 しかし、こうしたバラエティやドラマの制作姿勢に関し、前出のテレビ業界関係者は、こう警告する。

「コロナ禍の中、番組を作る上での非難を全て聞き入れていたら、テレビ局で放送するプログラムが何もなくなり、本当に首を絞めることになりかねない。『じゃあ再放送すればいいのではないか』という声もあるが、過去の名作ドラマも総集編や傑作選を流しているだけでは、実際に制作したことにはならないので、ギャラが入ってこないのです。もちろん、その危機的状況は観光業・飲食業も同様ではありますが」(同・関係者)

 このように、コロナ禍の中、なくなる危険があるのはテレビの世界だけではない。映画、舞台、ミュージカル、ライブ、格闘技の試合、屋内のスポーツ大会も同様だ。気づいたときにはもう、映画館やコンサートホールは永遠に使われない廃墟になっているのかもしれない。
(村上春虎)

浜崎あゆみのドラマ『M 愛すべき人がいて』に「ネタドラマ」の声続出! 「ダサすぎて逆にハマりそう」と意外な評価も

 歌手・浜崎あゆみの半生を描いた連続ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)の初回が4月18日に放送され、午後11時台ながら、平均視聴率5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の好スタートを切った。しかし、古すぎるセリフの言い回しや演出に、ネットユーザーからは「ネタドラマなの?」「マジでやってる? ギャグにしか見えないんだけど」と苦笑されている。

 同ドラマは、ノンフィクション作家の小松成美氏が、浜崎への取材をもとに、歌姫にのぼりつめるまでのサクセスストーリーと、エイベックスの松浦勝人会長CEOとの出会いと別れをつづった同名小説(幻冬舎)が原作。主人公であるアユを、新人歌手・安斉かれん、アユをスターへと押し上げる音楽プロデューサー・マサを三浦翔平が演じている。

「初回では、上京後に女優として活動を始めていたアユに目をつけたマサが、歌手として育てていくと決意するまでが描かれました。しかし、ネット上ではドラマ初主演となる安斉の演技力に『棒演技すぎてひどいな』『想像を超えるヘタさ』と辛らつな声が続出。その一方で、『しゃべり方があゆっぽい』『あゆ感が出てていいかも』と案外役にハマっているという声も見受けられました」(芸能ライター)

 そんな中、初回で最も視聴者を釘付けにしたのはマサの秘書・姫野礼香役で出演していた田中みな実だ。

「田中は、マサに恋心を抱き、アユに嫉妬する秘書という原作には登場しない役柄を演じているのですが、なぜか右目に“オレンジ色の眼帯”を付けて登場。眼帯を付けることになった理由に、マサが関係しているようですが、ビジュアルのインパクトが強すぎて『眼帯というかみかんの皮に見えるんだけど(笑)』『キャラ濃すぎだろ。話が入ってこない』と、衝撃を受けた人が多かったようです」(同)

 小説はあくまでも「事実に基づくフィクション」との注意書きがあり、ドラマにもオリジナル要素が加えられているようだが、浜崎が台頭する以前に一世を風靡していたTRFや小室哲哉など、実在の人物を彷彿させるようなキャラクターも登場している。

「そのため、『田中みな実の役も、ほんとにこんな人がいたのかなって思っちゃう』『芸能界の裏側って、こんな感じなのかな?』と話題になっています。また、『いちいちセリフがクサすぎて笑える』『全員演技はヘタだし、キャラ濃すぎてコントみたい』と批判の声も多いですが、『バブリーすぎて面白い』『いろんな意味で、久々にこんな面白いドラマ見た』『ダサすぎるのが逆にハマりそう』という好意的な意見も見受けられます」(同)

 なお、ドラマが放送された18日、松浦は自身のインスタグラムを更新して浜崎とのツーショット写真を投稿。「いつもどんな時も何があっても どんなことがあっても 俺たちは負けなかったよな。多分それはこれからも続くのさ。永遠にね。誰に邪魔されてもぜってぇ負けねぇ!」とつづっており、ドラマの冒頭でマサが放った「ぜってぇに負けねぇ!」というセリフを用いながら、浜崎へメッセージを送っている。

 果たして、原作の主人公である浜崎は、今回のドラマ化をどのように思っているのだろうか。ぜひ、1話を見た感想を聞かせてほしいものだ。

浜崎あゆみ暴露本ドラマ『M 愛すべき人がいて』3つの不安要素ーー松浦勝人役の三浦翔平が、早くも弱音!?

 浜崎あゆみの自伝的小説を原作とする連続ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)が、4月18日にスタートする。かつては「歌姫」と呼ばれ、若い女性を中心に圧倒的な人気を誇っていたものの、現在は“お騒がせ歌手”として、さまざまなニュースを振りまく浜崎。そんな彼女の「過去」が題材のドラマであるだけに、話題には事欠かないが、それゆえに放送前から「3つの大きな不安要素を抱えている」(芸能ライター)とも指摘されている。

 原作は、ノンフィクション作家・小松成美氏が浜崎に取材を重ねて書いた“事実に基づいたフィクション小説”『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)。デビュー当時の浜崎が、「M」こと現エイベックス株式会社会長兼CEO・松浦勝人氏と交際していた事実が明かされていることから、“暴露本”とも言われ、話題になった。

 ドラマは、放送作家の鈴木おさむ氏が脚本を担当。原作と同じように、浜崎と松浦氏の恋愛が軸となり、エイベックス所属の新人シンガーソングライター・安斉かれんが“アユ”役、俳優・三浦翔平が“マサ(松浦氏)”役でダブル主演を務めるが、1つ目の不安要素は、この三浦にあるという。

「本人が堂々と弱音を吐いています。三浦がマサを演じると発表された時点で、実際の松浦氏とは容姿が似ても似つかないことから、ネット上では『ミスキャスト』と騒がれましたが、それが本人の耳にも届いているようで、4月8日放送の自身の冠ラジオ『三浦翔平 It's 翔 time』(NACK5)では、『たぶんディスられるんじゃないか』と吐露。ドラマの公式サイトにも『良くも悪くも、物凄く注目される作品だと思いますので、エグいプレッシャーを感じています…』『温かく見守って』と、ディスられることを前提としたコメントを寄せています」(同)

 三浦がここまで怖気づくのには、脚本にも理由があるようだ。

「鈴木氏による脚本が、2つ目の不安要素です。予告動画を見るだけでもわかる通り、意識的に、古くさい作りのネタドラマにして、ネット上での“バズり”を狙っているようです。鈴木氏が手掛けた愛憎ネタドラマ『奪い愛、冬』(テレビ朝日系、2017年)がその手法で成功したため、踏襲したのでしょう。『奪い愛』は、ドロ沼愛で歪んでしまったキャラクターたちのおぞましい姿が一周回って笑える内容でしたが、今作にも田中みな実が演じる謎の“眼帯”秘書など、強烈キャラが目白押し。公式サイトでも『鈴木おさむ脚本で「奪い愛」を超えるジェットコースター・ラブ作品に昇華!』『大映ドラマのような衝撃なキャラクターも登場』という煽り文句が躍っています。このやり方は、浜崎を笑いモノにしているようで、純粋な浜崎のファンにはショックを与えそうです」(同)

 一般視聴者からは笑われ、浜崎ファンからは反感を買うことが予想される同作は、三浦のコメント通り、「良くも悪くもものすごく注目される」ことになるかもしれない。3つ目の不安要素は、そこを逆手に取ったようなエイベックス・松浦会長のあからさまな商売っ気だ。

「エイベックスの新人、安斉がアユ役に抜擢されているのをはじめ、脇役にも5人組ユニット『FAKY(フェイキー)』のHina、同じく5人組『lol(エルオーエル)』のYup'in(ヤピン)といった同社所属の無名の若手がわんさか出演することから、エイベックスのPRドラマ化も懸念されます。さらに90年代にヒットしたエイベックスの楽曲もドラマで流れるとのこと。そこかしこに松浦氏のゴリ押し感が漂い、視聴者から否定的な反応が出そうですね」(同)

 原作を踏襲したシリアスな作りでは視聴率は期待できないと予想され、こうするしか道がなかったのかもしれないが、波紋を呼ぶことは確実。“ネタ”にされる浜崎自身は、このドラマ化をどう思っているのだろうか。

フジ新バラエティ、初回から「大コケ」「打ち切り説」も……「一般人を占うだけ」の内容に苦言

 フジテレビ系の新バラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』が、4月15日に放送を開始。初回は午後9時からの2時間スペシャルを放送し、平均世帯視聴率は6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、平均個人視聴率は3.4%だったと発表され、「ネット上の評判も踏まえると、“打ち切り”の不安がつきまとう」(芸能ライター)という。

「同番組がスタートした枠では、昨年10月30日~今年3月11日までドキュメントバラエティ『BACK TO SCHOOL!』を放送していましたが、平均視聴率2~3%台を記録するなど“爆死”ぶりが続き、全11回で打ち切りとなりました。その後続番組となった『突然ですが占ってもいいですか?』は、人気占い師たちが街で一般人を占い、そこから浮かび上がる人間ドラマを、スタジオMCの沢村一樹、水野美紀、そして“みちょぱ”こと池田美優が見守るという内容です」(同)

 初回はスペシャルゲスト占い師としてゲッターズ飯田も登場し、占いによって、美容師や会社員の女性の婚期をみたり、女性ダンサーが抱えてきた“闇”を引き出した。

「ネット上では、番組開始前から『占い好きだから面白そう』『占いだけガッツリやる番組ってなかなかないよね? 新鮮!』といった好意的な声もあり、放送中は『私も占ってほしくなってきた!』との書き込みが散見されるなど、一部では盛り上がりがみられました。しかし、『知らない一般人を占う様子を見せられても……』『占いに興味があるから期待して見てたけど、占いのやり方とか知識は教えてくれず、ただ一般人を占っていくだけなのか』と、ガッカリする者も少なくなかったようです」(同)

 また、『突然ですが占ってもいいですか?』は通常、午後10時スタートだというが、その裏の日本テレビ系「水曜ドラマ」枠では、篠原涼子主演ドラマ『ハケンの品格』の第2シリーズが放送される。

「現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、『ハケンの品格』の放送開始が延期されているのですが、ネットユーザーからは、『今日は占い番組を見たけど、「ハケンの品格」の新作放送が始まったら、そっちを見る予定』といった声も多く、今後『突然ですが占ってもいいですか?』はさらに視聴率を落としそう。というか、15日には、日テレで『ハケンの品格』前作の特別総集編が放送されたのですが、平均世帯視聴率10.5%、平均個人視聴率5.8%を記録しており、『突然ですが占ってもいいですか?』は視聴率で負けてしまっているんです。このままでは『BACK TO SCHOOL!』のように、半年足らずで打ち切られてしまう可能性もあります」(同)

 占い師に、番組の今後を占ってもらったほうがいいのかもしれない