『スッキリ』加藤浩次、PTAへの持論に「勉強して」「参加したことないのがわかる」と総スカン! キャンベル氏には拍手喝采のワケ

 4月27日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、MCを務める加藤浩次がPTAに関して持論を展開。その見識に、ネット上で疑問の声が噴出している。

 番組では、新年度のシーズンということで、PTAの役員決めについて実態を調査。半ば強制的にクジ引きで決めているケースや、役員を免除してもらうために、全員の前で事情を説明する、いわば“公開処刑”のような儀式が行われる学校もあると伝えた。

 さらに別の学校では、行事を仕切ったら5点、当日に手伝ったら1点など、仕事によってポイントが決められており、保護者は我が子が卒業するまでに、一定の累計ポイントを取得しなければならないという、独自制度を取っていると紹介された。

「加藤は、『(役員が)できない人は(できない)事情がある』としながら、役員の人に『「ありがとうございます」と言うべき。感謝もなきゃいけない』とコメント。さらに、役員をやっている人と、そうでない人で『お互いの歩み寄りが必要』と求め、『(相互の)分断を生んでいる場所だと思う』と熱弁。このあとも、『分断を生むのはよくない』『分断をせずにできる形がいい』と、とにかく“分断”を多用していました」(芸能ライター)

 しかし、これに反論したのがロバート・キャンベル氏と森圭介アナウンサーだった。

 まずキャンベル氏は、“子どものため”という名目で、「保護者に外注をしているような感じが、すごくする」とPTAの問題点を指摘し、「お金があれば民間でやってもらえればいいと思うし、そもそも、やらなくてもいいものもあるはず」とコメント。ポイント制についても、「妙なひん曲がった民主主義的なもの」とバッサリと切り捨てた。

「加藤は『キャンベルさんのおっしゃってることは、すごくわかる』と同意しつつ、またもや『PTAの中の分断が(全てのトラブルを)生んでいる』と意見。『大変だなと思う仕事……汚れ仕事って言ったら言い方が悪いかと思うが、誰かがやらなきゃいけない』と食い下がっていました」(同)

 一方、現在小学1年生の息子を持つ森アナは「(かつては)地域で子どもを見るのが当たり前だったが、今は2軒隣の方を知らない」と現代の環境を踏まえた上で、「(加藤は)分断を解消したほうがいいとおっしゃっていましたが、地域コミュニティーの中でも分断があるのに、PTAの中で格差をフラットにするのは難しい」と発言。また、共働きと専業主婦で事情はまったく異なると話し、「お金を集めて委託したり、(定年で)仕事を辞めた人に入っていただくなど、親以外の人を巻き込むのがいい」と提案していた。

 ネット上は、加藤の熱弁した内容について「加藤さんは一度もPTAをやったことがない、参加したことがないのがよくわかる」「分断を失くすとか、お互いの歩み寄りとか……加藤さん、現実のPTAは違うんだよなぁ」「もう少しPTAについて勉強してから取り上げてほしいな。加藤さんの発言にはガッカリ」「加藤さん、PTAを汚れ仕事なんて、軽く言わないでよ」など不満が噴出。

 一方、キャンベル氏や森アナの意見には「PTAは保護者への外注。さすがキャンベルさん、その通り」「『ひん曲がった民主主義』、 めちゃくちゃ的を射てる!」「森さんがやんわりながらも『難しい』って反論してて、ちょっとホッとした」など拍手喝采が贈られていた。

 視聴者から総スカンを食った加藤だが、果たしてPTAについて今後学ぶことはあるのだろうか?
(村上春虎)

阿部寛主演『ドラゴン桜』は「期待はずれ」!?  初回14.8%の好スタートも、「まるで『半沢直樹』」「まった全く別物」と視聴者がっかりのワケ

 阿部寛が主演を務める日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系)が4月25日にスタート。初回平均視聴率14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、今期ドラマの中では最高を記録したものの、ネット上では視聴者から「前作のイメージと全然違う」「半沢直樹かと思った」と不満の声が上がっている。

「漫画家・三田紀房氏による同名作(講談社)が原作のこのドラマは、2005年に“金曜ドラマ”枠で放送された第1シリーズの続編。前作では、阿部演じる元暴走族のリーダーで三流弁護士の桜木健二が、経営難で廃校寸前に陥った偏差値36の私立校・龍山高校を立て直すため、落ちこぼれの生徒を集めて東大合格を目指す様子が描かれました。生徒役には、長澤まさみ、山下智久、小池徹平、新垣結衣ら当時注目を集めていた若手俳優たちが出演しており、最終回の視聴率は20.3%を記録するなど、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録しています」(芸能ライター)

 今回の第2シリーズでは、前作の15年後を描いた原作『ドラゴン桜2』の内容をもとに、令和の時代と日曜劇場のエッセンスを加えたドラマオリジナルストーリーを展開。初回では、偏差値32の龍海学園が経営破綻に陥り、教頭・高原浩之(及川光博)が理事長・瀧野久美子(江口のりこ)に反対されながらも、桜木による再建案を提案する。

 一方の桜木は、東大受験に失敗した教え子の米山圭太(佐野勇斗)が2年前に自殺未遂を図ったあと、行方不明に。桜木法律事務所で共に働いていた元教え子で弁護士の水野直美(長澤)は、高校時代の後輩・坂本智之(林遣都)の力を借りながら桜木を見つけ出すことに成功。“教育コンサルタント”として桜木とともに龍海学園を訪れ、東大合格者5名を輩出を目指す……というストーリーが描かれた。

「ネット上では、理事長や教頭らが会議場に集まって再建案について議論する冒頭のシーンが『まるで「半沢直樹」』という声が続出。というのも、今作の演出は同局の日曜劇場『半沢直樹』シリーズを手掛けた福澤克雄氏が担当。また、及川や江口のほか、山崎銀之丞、木場勝己と出演者も『半沢』と被っていたことから、余計に既視感を訴える視聴者が多かったのかもしれません。『半沢』もTBSを代表するヒット作ですが、16年ぶりの続編を期待していた人たちからは、『ちょっと思ってたのと違う』『まったく別のドラマになってる』『「ドラゴン桜」はコメディタッチだからよかったのに、らしさがなくてガッカリ』と不満も聞こえてきています」(同)

 一方で、第1シリーズに生徒役で出演していた紗栄子が、事前予告などを一切行わず、東大出身の人気タレント役でサプライズ登場したことについては「ドラマファンとして、生徒のその後がわかってうれしい」と喜びの声も寄せられていたが……。

「今回の生徒役には、King&Princeの高橋海人、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士ら若手俳優が顔を揃えているのですが、『みんな暗すぎ』『華がある生徒が1人もいない』と不評の様子。さらに、佐野が演じる米山は、受験に失敗したことから桜木に強い恨みを持ち、自殺未遂を図ったドラマオリジナルキャラクターで、今後もストーリーに大きく関わってくるとみられるだけに、『米山の話に時間割かないでほしい』『いくらなんでも逆恨みしすぎだし、設定に無理がある』と批判が噴出。早くも『初回だから見たけど、これは面白くない』『次回から見ないかな』との声も見受けられ、視聴者離れが懸念されます」(同)

 シリアスな“日曜劇場のエッセンス”を加えたことで、視聴者が求める『ドラゴン桜』とは別物になってしまわなければいいのだが……。

結婚詐欺師の役名に「小室敬」! ドラマ『最高のオバハン 中島ハルコ』に「小室圭さんを意識?」「悪意ある演出」の声続出

 4月24日深夜に放送されたドラマ『最高のオバハン 中島ハルコ』(フジテレビ系)の第3話に、「小室敬」という名前の結婚詐欺師が登場。秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約内定者である小室圭さんを意識した名前なのではないかとの指摘が、ネット上で相次いでいる。

 同ドラマは、名古屋を舞台に、バツ2の敏腕経営者・中島ハルコ(大地真央)が、グルメ雑誌の編集者兼ライター・菊池いづみ(松本まりか)と関わる中で、出会った人々の悩みをバッサリと解決していく1話完結型のストーリー。林真理子氏の小説『最高のオバハン』シリーズ(文藝春秋)が原作で、『東京タラレバ娘』(講談社)などで知られる東村アキコ氏が同作を漫画化したことも話題になった。

「第3話では、いづみの後輩である東大卒の編集者・高田真央(真魚)が、ハルコに『結婚したい』という悩みを打ち明けたことから、いづみと高田は、女医御用達の婚活パーティーに女医と詐称して参加することに。そこでいづみが出会ったイケメン精神科医・小室敬(古澤蓮)が、実は結婚詐欺師だった……というストーリーでした。視聴者からは、結婚詐欺師役に『小室敬』という役名がつけられたのは、『眞子さまの婚約内定者・小室さんを意識しているのでは』と指摘され、『さすがにやりすぎ』『相当悪意ある演出』と反発の声が上がっています」(芸能ライター)

 小室さんは、2017年9月に眞子さまとの婚約が内定したものの、実母と元婚約者の間で金銭トラブルが報じられたことから、結婚が延期状態になっている。

「先日、小室さんは金銭トラブルに関して、A4用紙28枚にも及ぶ説明文書を公表。『借金があったと捉えかねられないので解決金は払わない』という主張を繰り広げたものの、一転して解決金を払う意向だと発表したことから、世間で物議を醸しました。そもそも小室さんは金銭トラブル発覚時から、解決のためになかなか動きを見せないばかりか、突如アメリカに留学してしまうなど、世間では『不誠実だ』と批判が噴出していましたが、もしドラマ製作側が意図的に、彼と似た名前を結婚詐欺師の役名に使用したのならば、確かにその良識を疑ってしまいます」(同)

 もちろん、たまたまの偶然だった可能性も否めないが、視聴者の反応を予想することはできなかったのだろうか。

月9『イチケイのカラス』、原作ファンから不評!? 「別物になっててガッカリ」「もう見ない」の声続出

 4月19日に放送された竹野内豊主演の“月9”ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)の第3話。平均視聴率は12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、初回から2ケタ台をキープしている。

 同作品は、漫画家・浅見理都氏による同名作(講談社)が原作のリーガルドラマ。竹野内演じる入間みちおは、冤罪の可能性がある事件を自ら捜査し、真相を解き明かしていく異端な刑事裁判官だ。

 第3話では、以前、入間の上司・駒沢義男(小日向文世)が行った裁判で、求刑よりも軽い判決を下された殺人犯・藤代省吾(岡田義徳)が、市役所の職員である野上哲司(成松修)の殺害と遺体損壊の容疑で再び起訴されることに。藤代は自身の罪を認めているものの、彼の態度や警察の実況見分の結果に違和感を覚えた駒沢と入間は、裁判所の主導により捜査を行う……という内容だった。

「入間らの捜査によって、野上は妻で警察官・奈緒(佐津川愛美)にDVをしていたことが判明。その娘である碧(渡邉心結)が野上を殺害してしまい、碧の実父である藤代が、彼女の罪を肩代わりしようとしたという真相が明らかになりました。この結末について、ネット上では『ラストが悲しくて泣いた』『今週は本当に切なくてしんどい……』といった声が続出し、思わず感情移入してしまった人が多かったようです」(芸能ライター)

 『イチケイのカラス』といえば、その内容に「リアリティがない」との指摘もあったが……。

「フジテレビの番組を自局で検証する『フジテレビ批評』が今月17日に放送され、審議委員を務める弁護士から『専門家から見てもリアリティがない』『裁判官が職権調査をすることはあっても、“捜査”という言葉は使わない』という意見が出たんです。この指摘について、『イチケイのカラス』のプロデューサーは、『リアリティを重視した上でファンタジーも入れた』などと説明していました」(同)

 しかし、ネット上では「ドラマなんだから、現実とは違う部分があってもいいと思う」「フィクションなんだし、全てにリアリティを求める必要はない」といった意見が続出。

「一方、第3話の放送後には、『原作が好きだから見てるけど、別物になっててガッカリ』『原作ファンを無視した作品になってて驚いた。もう見ないかな……』『原作者がよくOKしたなと思うぐらい、設定変わってるよね?』などの指摘が見受けられました。リアリティの問題よりも、原作との違いに批判が集まっているようです」(同)

 リアリティとファンタジー、そして原作再現のどれを大事にするのか……今後も目が離せない作品となりそうだ。

『ポツンと一軒家』所ジョージに「違和感」!? “婿養子”をめぐる発言で「ややこしい」「女をモノ扱い」の声も

 4月18日に放送されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)にて、MCを務める所ジョージの発言が、ネット上で波紋を呼んだ。

 この回では、広島県の山中にある一軒家を訪問。非常に細い道をたどって訪れたその家には、仏花として使われる櫁(シキミ)の栽培を営む70代の夫婦が住んでいた。

「この家は、妻の亡母のものであり、普段、夫婦は広島県福山市にある自宅に住んでいるそう。毎日40分かけてこの一軒家に通い、盆や正月などの繁忙期には、この家に泊まることもある、などと話していました。さらに、一人娘である妻の家業を継ぐために、夫が婿入りしたことも告白。この際、スタッフが『婿養子?』と夫婦に訪ねると、養子縁組はしておらず、妻の籍に入っただけだと答え、夫も長男であったため、婿入りの際は親に反対されていたと明かしていました」(芸能ライター)

 このVTRを見ていた所は、「うちだってそうですよ。私も長男で、かみさんも長女で、私は婿養子ですよ」と、自身が婿養子だと告白。スタジオの出演者が驚く中、所は「婿養子のほうがいい。長女もらっちゃったら、ずっと負い目があるわけじゃないですか? 長女もらっちゃったって」「そっちのほうがラクなんですよ」と持論を展開していた。

「この発言について、ネット上では『所さん、婿養子なんだ。知らなかった!』『衝撃のカミングアウトでビックリ』など、驚きの声が上がることに。一方で、VTRに登場した夫は“婿養子”ではないため、『所さんの発言がややこしい』『婿養子じゃないって言ってるのに、誤解を招きそう』といった指摘が寄せられることに。また、所が『長女をもらう』と発言したことにも、『“もらった”って表現には違和感ある』『女はモノじゃないんですが……』などと、批判されていました」(同)

 今回、その発言が物議を醸した所だが、以前より、視聴者の間でMCとしての“必要性”が問われているようだ。

「番組自体は高視聴率をキープしており、『ほのぼのする』などと評判もいいですが、ネット上では、MCを務める所とタレントの林修について、『所さんと林先生、あんまり面白いこと言わないよね』『ほとんどVTRだし、MCいらなくない?』など、“不要論”が浮上しているんです。そんな中で、彼らの発言に批判が飛び、視聴者から嫌厭されてしまうと、本格的に“いる意味なし”になってしまうのでは……」(同)

 所が今後も視聴者の声を代弁するMCであり続けるために、発言には注意したほうがよさそうだ。

『世界の果てまでイッテQ!』スタッフが新レギュラーを「いじめすぎ」!? 「不快」「笑えない」と物議醸す

 4月18日に放送されたバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。今回から、新レギュラーが加わったのだが、その“扱い”がネット上で物議を醸しているという。

 番組のオーディションに合格したという新レギュラーは、お笑いコンビ・まかろにステーションのギャビン。お試し企画として、今回は京都でロケを行うこととなった。

「アメリカ・フロリダ州出身のギャビンの家族は、両親が医者、姉と兄が弁護士というエリート。お試し企画は、“学業の神”が祀られた神社・北野天満宮のライトアップや、京丹波町で猿の追い払い、摩気神社の茅葺屋根の葺き替えなど、京都のさまざまな仕事を手伝う内容でした」(芸能ライター)

 そんな中、視聴者から苦言が漏れたのは、ギャビンに対する番組スタッフの対応。コーナーの冒頭でギャビンがタイトルコールを行うも、番組スタッフは「どこかの安い旅番組みたいになっちゃった」とそっけない対応で、“ギャビ~ン”という一発ギャグに対しても、「何それ?」「あんま使わない方がいいよ」と、キツいダメ出しをしていたのだ。

「ほかにも、テロップやナレーションで『掃除は一生懸命やっているが、未だに笑いが作れない』『歌の才能まるでなし』『運動神経は中の下』など、徹底的に“ダメキャラ”としてイジり倒されました。途中でモンブランの食レポをしたときには、『パサパサ』とコメントしてまたダメ出しを受け、泣いてしまう場面までありました」(同)

 この放送を受け、ネット上には「スタッフがギャビンをいじめすぎ。かわいそうで見ていられない」「こっちがつらくなってきた。全然笑えないわ……」「ギャビンくんは面白いのに、スタッフが不快」などと、指摘が寄せられることに。

「『イッテQ!』といえば、タレントがスタッフをイジって批判されたこともあります。今年1月17日の放送では、お笑い芸人の宮川大輔が、女性スタッフに対して『お前、なんかアマゾンの子どもみたいな顔してんな』と発言し、ネット上で『差別的な発言』『下品すぎる』などと、物議を醸していたんです」(同)

 こうしたイジリこそ、タレントとスタッフが“身内”である証しなのかもしれないが、一部の視聴者は拒否感を抱いてしまったよう。今後、新レギュラーのギャビンが、どのような形で番組に登場するのか注目したい。

『おちょやん』杉咲花演じる千代の“鬱展開”は史実よりマシ!? ドラマより救いがない夫・渋谷の外道っぷり

現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。ヒロインの千代は、喜劇女優の浪花千栄子さんをモデルとしていて、浪花さんの自伝『水のように』(朝日新聞出版)に登場する人々や逸話を巧みに再構成して出来上がった作品です。そんなドラマの登場人物の“本当の話”を、『あたらしい「源氏物語」の教科書』(イースト・プレス)などの著作を持つ歴史エッセイストの堀江宏樹氏が解説!

 20世紀中盤の演劇史に名を残す、2代目・渋谷天外。

 NHKの朝の連続ドラマ小説『おちょやん』の主人公・千代(杉咲花さん)の夫、天海一平(成田凌さん)のモデルです。「何でうちやあれへんの?」(第20週)の放送では、千代の後輩女優・灯子(小西はるさん)に手を出し、妊娠させていることまで判明しました。

 千代と一平夫妻がうまくいっているように見えていたので、破局しないという話になればいいなぁ……と思っていたけれど、甘かったですね。残念ながら、史実に即した鬱展開になってしまいました。

 しかし、今回は「救いがないように見える」ドラマのほうが、史実よりも「よほどマシだったんだよ」という悲しいお話です。

 史実においても、浪花千栄子(千代のモデル)の後輩女優を妊娠させた時、浪花の夫・渋谷天外には反省の色などほとんど見えなかったようです。当時、史実の松竹新喜劇の看板女優は、名実ともに浪花でした。浪花のファンが来てくれるから、劇団は黒字になっていたにもかかわらず、です。

 浪花は、渋谷から感謝されるどころか、苦労ばかりさせられていました。彼女には、こんな証言があります。

「あの人(=渋谷)、女性関係がとても多くて、もらったお金はほとんどそちらへ(略)。天外の名をよごさぬよう、(浪花は)なるべくお芝居して(外見を)つくろって」いたのだそうです。

 こんなリアルすぎるエピソードも、浪花は語っています。

「役者の楽屋へはいろんな女が出入りしますがな。ある女が、主人がおらんとき、主人の座ぶとんにすわり、主人の鏡台で顔なおしてたら、そらァもう、完全にできてますな。間違いなし」(以上、「週刊読売」昭和40年9月号)

 渋谷が九重京子(灯子のモデル)を妊娠させるまでも、彼が劇団内の女優に手出しするのは日常茶飯。しかも、芸者にも貢いでいたので、夫の稼ぎの大半は女関係に費やされてしまっていた。

 夫の浮気相手が女優だった場合は、さらにつらかった。座長の妻である浪花を差し置いて、浮気相手の女が大胆な行動に出ることもしばしばで、それに気づいていても、泣く泣く、自然に振る舞い続ける必要が浪花にはあったというわけですね。

 ドラマより、史実のほうが、よほどひどかったことがわかります。渋谷と浪花の夫婦関係が破綻しなかった理由は、ただ一つ。渋谷が、ヨソの女との間には子どもを作らなかったからです。

 浪花に替わって渋谷の2番目の妻になった九重も、渋谷に対して「お金でなんとかなる玄人の女性とだけ浮気はして」「ヨソで子どもを作ることだけはやめて」の2点を守るように頼んでいたようです。

 一方、浪花は渋谷に対して「ヨソで子は作らないで」くらいしか言えていなかったのかもしれませんね。渋谷のことを、浪花は深く愛しすぎていました。しかし渋谷は浪花との約束を破り、九重という新人女優を妊娠させてしまったのです。

 九重は、松竹芸能が「タカラヅカ」を真似たOSK(大阪松竹歌劇団)という女性だけの劇団の元男役で、松竹芸能から「客を呼べるスターにするように」と、松竹新喜劇が世話を任されていた女性でした。ですから、浪花にとっては、2人に裏切られた感は強かったでしょうね。

 ただ、当時の劇団を知る人たちの複数の証言から見て、浪花は「ふだんは我慢強いが、芸に対しては厳しく、口やかましい」……そういう、お局型の女優になっていたようです。多くの若い女優たちは、そんな浪花に気圧され、成長できないままでした。

 おそらく、妊娠事件がなければ、九重もただの若手女優の一人として終わったでしょう。実際に、九重が女優という仕事にかける熱量はそう高くはなかったようです。妊娠出産後には女優をすんなり引退、渋谷天外夫人として夫の創作活動を支える影の存在となっています。

 それとは真逆の頑張り型女優の浪花は、夫・渋谷天外からすれば、頼れる戦友ではあったでしょうが、妻としては見ることができない存在になっていたのでしょう。

 意外かもしれませんが、渋谷と浪花の離婚は九重の出産後、しばらくしてからのことでした。それはつまり、九重の生んだ渋谷の子を自分たち夫婦の養子にもらえるのなら、離婚しない。退団もしない。結婚生活を守りたいと、浪花が最後まで粘ったことを意味しているように思われます。

 残念ながら、浪花の頑張りは実を結ばず、渋谷は実子を生んだ九重をパートナーに選びました。パートナーと書いたのは、2人が長い間、正式には結婚しなかったからです。ちなみに、両者の結婚は事実婚をスタートさせて同居してから約8年も後のことです。すでに第2子(後の3代目・渋谷天外)も生まれた状態での電撃婚(?)でした。

 浪花は渋谷との約20年の結婚生活をこう振り返っています。

「天外の女房という立場は補欠の立場みたいなもんでしたね。人のいやがってた役とか病気の代役ばかりやらされ、新しい衣装を着せてもらえず(略)、気兼ねせんならん(略)。お話にならん苦労を続け、二十年も主人大事になりふりかまわず働き、やっと戦後に松竹新喜劇が出けて(=出来て)、やれ安心とおもったら、あきまへん」(昭和31年11月16日、東京新聞夕刊「浪花千栄子芸談」)

 「あきまへん」というのは、夫と自分が目をかけて面倒を見てきた、九重の不倫と妊娠が発覚したという事件を指しています。夫婦関係の破綻は男女両方に責任があり、浪花の主張ばかりを見ていてはいけません。

 ところが、渋谷は元・妻である浪花への言及自体がほとんどない。これには驚かされました。渋谷の悪口を隠せない浪花に比べ、しゃべりもしない渋谷を見ていると、浪花に対する気持ちは、何も残っていなかったことがわかります。

「あれだけ技量とキャリアを持った人気女優(=浪花千栄子)を失ったのだから劇団としては大きな痛手である。私にこそ一言の文句もいわなかったが、劇団員の心中はオヤジ(=座長・渋谷天外)不信の一歩手前であったと言える」とは認めていますが、浪花への絶賛はどこか白々しいです。

 そして、浪花の退団後については

「酒井光子はじめ若手の女優がムクムクと頭をあげて、見違えるばかりの演技の上達である。劇団の責任者の妻であり、ピカ一的な存在であった浪花さんのその人気と芸に押さえつけられて伸びる機会のなかった彼女たちが、その重圧から解放されて一時(いっとき)に開花したのである。ピンチ即チャンス、ということになったのである」(渋谷の自伝『わが喜劇』)

とも言っています。結局、古株の浪花が抜けてくれたから、新しいスター女優が、それも複数育つことになって、逆によかった! と結論づけているのですから、驚いてしまいました。

 これが渋谷天外という男の本質であり、浪花千栄子が自伝『水のように』で、「よく、だましてくださいました」と皮肉を言うのもよくわかります。

 浪花は渋谷から「お前が一番大事で、一番頼りにしている(だから無理をかけてすまん)」と言われ、それを信じようとしていたのだと思われます。「よくだました」の後に、「よくぶってくださいました」、つまり手を上げられていたとも浪花は自伝に書いていますから。

 しかし、渋谷は浪花ではなく、九重京子を最終的に選んだ、ということですね。ちなみに渋谷にいわせれば、「極論すれば喜劇役者と喜劇作者は生活破たん者であったほうが良いとまで思っている」(日経新聞「私の履歴書」)のだそうです。

 「生活破たん者」とまではいいませんが、そして苦労を芸のコヤシにするという考え方は今でもありますが、渋谷天外の外道っぷりには、ちょっと納得しづらいものがありますよね。

▼『おちょやん』解説▼

『おちょやん』成田凌演じる「天海天海」の史実がひどすぎる! 不倫妊娠だけじゃないヒロインへの裏切り

現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。ヒロインの千代は、喜劇女優の浪花千栄子さんをモデルとしていて、浪花さんの自伝『水のように』(朝日新聞出版)に登場する人々や逸話を巧みに再構成して出来上がった作品です。そんなドラマの登場人物の“本当の話”を、『あたらしい「源氏物語」の教科書』(イースト・プレス)などの著作を持つ歴史エッセイストの堀江宏樹氏が解説!

天海天海のひどすぎる史実

 今季の朝ドラ『おちょやん』で、個人的に一番の収穫といえるものは、成田凌さんという俳優を”再発見”できたことです。以前の朝ドラ『わろてんか』(2017)にも、成田さんは出演していましたが、「背の高いイケメンさん」くらいしか印象がなかったんですよね。

 ところが、今回の成田さんは『わろてんか』とはまるで違う存在感を発揮しているように思われます。関西弁の台詞回しだけでなく、立ち姿、動き、目線まで「上方喜劇のプリンス」天海天海(あまみ・てんかい)こと天海一平になりきっています。「芝居の世界でしか生きられないんだろうなぁ」というオーラ、まさに「役者はん」という感じが出ていますよね。

 今回は、そんな成田さんが熱演中の天海天海のモデル、昭和中期のカリスマ喜劇俳優にして名脚本家の渋谷天外(しぶや・てんがい)のお話です。

 母親に早くに捨てられた孤独な渋谷いわく、「九つで私は酒を飲むことを知った」そう。父親の晩酌の相手をさせられたからで、渋谷の少年時代は荒れたものでした。ドラマでも父親が亡くなった後、劇団の人との確執が描かれましたが、史実はさらにめちゃくちゃで、劇団からは冷遇され居場所がないので、13歳のときに「かけごとを覚えた」が最後、のめり込んだ渋谷はプロの「ギャンブル師」として毎月の生活費を稼ぐようになり、15歳で年上の女浪曲師のヒモになったという、文字通りの「非行少年」だったのです。

 ちなみにこの部分のソースは、日経新聞の名物連載「私の履歴書」ですが、当時はコンプライアンスがゆるかったみたいですね。

 十代後半は東京で「中華そば」ばかり食べてブラブラしているのを、屋台のオヤジに心配されて過ごしたり、俳優なんかやめて「株屋」として稼ぐ、と息巻いたりしたけれど、芝居の世界が彼を離してくれず、結局はまた舞台に立つようになったのでした。

 ちなみにドラマでも描かれた、女形の俳優さんを切り捨て、ボコボコにされる事件は本当に起きたことです。史実ではさらにひどく、失神するほどリンチされたそうですよ!

 ほかにも、ヒロイン・千代のモデルである浪花千栄子と結婚するまでに、本気になった女性(氏名不詳)と入水自殺を企てるものの、邪魔がいろいろと入り、飛び込めないままでその日は終わりました。

 しかし、それでお互いの気持ちまでが冷めてしまい、うどんを一緒に食べて「では、お達者で」と別れてそれっきり、というようなこともありました。

 というように、渋谷の「私の履歴書」は、浪花千栄子の自伝『水のように』(朝日新聞社)の上をいく、ドラマ化できない事実のオンパレードなのでした。

 浪花は自伝『水のように』では、渋谷との出会いをほとんどしゃべっていないのですが、別の情報源から、彼女の史実に迫ることに今回成功しました。

 浪花は本当にイヤだったこと、都合の悪いことについては沈黙するクセがあるようです。

 浪花は(ドラマのように)芝居茶屋ではないにせよ、「岡島」という料理屋で居候兼女中として働いていたことがあります。自伝ではなぜかオールカットされているのですが、そこで同じように居候していた渋谷と出会い、そこで渋谷から彼がやっていた「家庭劇」に出演しないか、と持ちかけられ、女優の仕事にあぶれていた彼女はすぐに承諾したようなのです。

 ドラマの「鶴亀家庭劇」は、いざこざがあるものの、ちゃんと続いていますが、史実の「松竹家庭劇」は主要メンバーの脱退とか一時解散とか、本当にめちゃくちゃで、紆余曲折がありすぎるので詳細については省きます。ちなみに、松竹家庭劇は韓国公演に行ったこともあり、その時、浪花と渋谷は「デキたらしい」とのことです。当時の浪花をよく知る、和田富美恵という女性の証言です。

 また浪花と離婚後、渋谷の2人目の妻となった渋谷喜久恵いわく、劇団関係者にも渋谷と浪花の関係は「デキた」後も秘密でしたが、2人は大阪・住吉にある家で同棲を始めていました。

 2人が家でご飯を食べていると、ドラマでは星田英利さんが演じる須賀廼家千之助(すがのや・せんのすけ)のモデル、曾我廼家十吾(そがのや・じゅうご)が訪ねてきたので、浪花は便所に隠れたそうです。

 しかし、十吾が便所を使ったことで全てがバレて、彼の提案で「それなら正式に結婚しなはれ」といわれ、ようやく結ばれたのでした。

 浪花といえば便所に何かと縁がある人なんですね。史実では「おちょやん」として、芝居茶屋で地獄の児童労働を経験していた頃も、便所で首吊り自殺をしようとしたことがありました。

 でも、結婚を決意するところまで便所がらみとは……。こういうのがイヤだったのか、浪花は渋谷との出会いや結婚に至った理由、2人で喜劇をやっていたことについても、無言を貫いたり、まったく別のことを事実として語っていたりするわけですね。

「劇場のおどけた看板を見て、(喜劇は)よけい大きらいだったんです。(略)主人にくっついてやむを得ずきらいな喜劇に私も入れてもらったんです」(昭和31年11月16日「東京新聞」夕刊)

 などと浪花は言っていますが、これは史実ではありません。

「ヨソで子どもだけは作らないでほしい」という浪花の思い

 渋谷の女性関係は結婚後も激しいものだったのですが、浪花は役者の女房としてそれを耐えていたそうな。しかし、「ヨソで子どもだけは作らないでほしい」と渋谷に言っていたようなんですね。

 渋谷と浪花は約20年の結婚生活の間に子どもを授かれず、結局、渋谷が44歳のときに劇団の若い女優・九重京子(後の渋谷喜久恵)に手出しをして妊娠させ、初めてパパとなった事件をきっかけに、2人は破局するのです。

 さらに、これまで自分と暮らしている時には、金はあったのに家を買うという選択をしなかった渋谷が、生まれてくる子どもと次の妻のためには自宅を購入したと知った浪花は、(離婚後なのに)激怒、自分たちの結婚生活をまるでなかったことのように振る舞うようになったようです。

 ドラマでも千代の父・テルヲの毒親具合は話題になりましたが、実際にも崩壊家庭に育った浪花は、温かい家庭に大きな憧れを持ち、妻として夫に尽くし、やがては母にもなるというような、古典的な理想を思い描いていたようです。推測ですが、母の愛を知らずに孤独に生きてきた渋谷との間に温かい家庭を作り、子どもも産んであげたいと思っていたのではないでしょうか。

 長年の夢が叶わなかったことが心残りで、コンプレックスですらあったのを、渋谷が別の女との間に子を設け、彼らのために家を買ったことで刺激され、ついに浪花は怒り心頭に達してしまったようなのですね。

 史実をたどれば悲しい話ばかりですが、今後、『おちょやん』ではどういうふうに千代と一平を描いていくのか、楽しみであり、ちょっと怖くもありますね。

川口春奈主演『着飾る恋』、初回9.1%と振るわず……敗因は横浜流星の「狙いすぎ」な“胸キュン”演出!?

 川口春奈が主演を務める連続ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系、以下『着飾る恋』)が4月20日にスタートし、初回平均視聴率は9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、2ケタ台には一歩及ばず。ネット上では「狙いすぎててキュンとしない」「中身がなさすぎる」と辛辣な声が上がっている。

 同ドラマは、価値観の違う男女がひとつ屋根の下でルームシェアすることによって、さまざまな恋を繰り広げる“うちキュン”ラブストーリー。昨年1月期に放送され、社会現象を巻き起こした上白石萌音主演ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(以下、『恋つづ』)を手掛けた金子ありさ氏が脚本を担当しているほか、『MIU404』(2020年6月期)や『グランメゾン東京』(19年10月期)、『アンナチュラル』(18年1月期)など、TBSの人気ドラマの制作チームが集結した意欲作だ。

「今回川口が演じるのは、インテリアメーカーで広報として働き、PRのために始めたSNSのフォロワー数が10万人を超えるインフルエンサーとなった主人公・真柴くるみ。ルームシェアのメンバーで、キッチンカー『Fuji Bal』の店主である自由気ままなミニマリスト・藤野駿を横浜流星、真柴が7年間思いを寄せているインテリアメーカーの社長・葉山祥吾を向井理が演じています」(芸能ライター)

 第1話では、マンションの契約更新を忘れていたことで部屋を追い出された真柴が、“姉御”と慕うフードスタイリスト・早乙女香子(夏川結衣)の住むマンションへ引っ越すことに。しかし、そこは藤野をはじめとする個性的なメンバーが集まるシェアハウスで、真柴は戸惑いながらも共同生活をスタートさせる。そんな中、長年想いを寄せていた社長・葉山が突然辞任。ショックを受けた真柴を励ますため、藤野がカレーを振る舞う……というストーリーだった。

「TBSの火曜午後10時枠といえば、これまでに数々のラブコメ作をヒットさせてきました。最近放送された同枠ドラマの初回視聴率を見ると、『恋つづ』9.9%、『私の家政婦ナギサさん』(20年4月期)14.2%、『おカネの切れ目が恋のはじまり』(20年7月期)11.6%、『この恋あたためますか』(20年10月期)9.4%、『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』11.4%(21年1月期)と、いずれも『着飾る恋』よりは高い数字をマーク。そのため、ネット上では『視聴率が低いのには理由があるよね……』と、ドラマタイトルをもじった皮肉も聞こえてきています」(同)

 その要因は、横浜演じる藤野の“胸キュンを狙いすぎた演出にあるようだ。

「第1話には、真柴が藤野の車に乗るシチュエーションで、藤野が運転席から助手席のドアを閉め、真柴と顔が近づく場面がありました。さらに、犬を散歩中、自転車にぶつかりそうになる真柴を抱き寄せたり、終盤には、ソファーで寝落ちした真柴を藤野がお姫様抱っこして部屋まで運ぶシーンも。ネット上では、横浜のファンから『めっちゃかっこいい』『キュンキュンした』と喜びの声が上がっていましたが、一部の視聴者には『「ここでキュンとして!」みたいなのが丸見えで全然キュンとこない』『ドラマの内容が空っぽ』『いろいろ勘違いしてるドラマ』『キュンシーンだけでなんとかする気なら脱落かも』と響かなかった様子。一方、向井演じる葉山に対しては『こんな社長いたら頑張れる』『やっぱりスタイルいいな~かっこいい!』と心を打たれた人も多かったようです」(同)

 ちなみに、横浜は19年に深田恭子が主演を務めた同枠のドラマ『初めて恋をした日に読む話』で、ピンク頭がトレードマークの高校生役を演じブレーク。初回視聴率8.6%、全話平均視聴率8.4%と数字は振るわなかったものの、自身の人気に火をつけることはできただけに、今回も藤野役で話題を集めたいところだろうが、果たして……。

『トリニクって何の肉!?』に“やらせ”疑惑浮上!? 「笑いを取るためのネタ」と指摘のタレント2人

 4月20日に放送されたバラエティ番組『芸能界常識チェック~トリニクって何の肉!?~』(テレビ朝日系)について、視聴者から“やらせ”を疑う声が噴出しているという。

 同番組は、今年3月まで放送されていた『そんなコト考えた事なかったクイズ!トリニクって何の肉!?』を大幅リニューアル。常識を問うクイズ番組から、冠婚葬祭の作法や食事のマナーなどを正しく知っているか、出演者が実際にチャレンジする内容に変わっている。その第1回となった今回は、「焼き魚の食べ方」のチェックが行われた。

「この企画には7人の芸能人が挑戦し、モデルのダレノガレ明美が“好プレー”を見せてネット上で話題に。中骨に沿って切れ目を入れる、途中で中骨を外す、魚を裏返さないなど、完璧に作法を理解していたようで、“常識あり”と判定されていました。ちなみに、俳優の梅沢富美男と、女優の片瀬那奈も、同じく“常識あり”という結果でした」(芸能ライター)

 MCを務めるダウンタウン・浜田雅功も「すごい!」と絶賛し、スタジオでは驚きの声が続出。ネット上でも、視聴者から「作法やマナーがちゃんとしてると、好感度上がるよね」「若い人がサラッとやってるとカッコいいな」「こういうギャップがあるのはいいね!」などと、好印象を持たれていたようだ。

 一方で、同じチャレンジを行った田原俊彦の娘でタレントの田原可南子と、プロボディビルダーの横川尚隆には、「ドン引き」との声が上がっていた。

「田原はまず、『田原家では、目を食べちゃうんですよ』とコメントし、魚の目をほじってパクリ。また、箸の持ち方も減点され、“常識なし”となりました。横川に至っては、『絶対大丈夫です、100%』と自信満々だったものの、魚の頭と尾を食いちぎったり、小骨を吐き出したりと豪快すぎる食べ方を披露し、スタジオではほかの出演者から『ウソ~!?』『なんで!?』と悲鳴が上がることに。ネット上でも、『さすがに目から食べるのにはドン引き……』『横川の食べ方、最悪じゃない?』『テレビで流すものじゃないぐらい汚かった』など、厳しい声が飛んでいました」(同)

 あまりの衝撃からか、「この番組、やらせっぽくない?」「笑いを取るためのネタだよね?」と指摘する視聴者まで現れていたが、「そもそも、リニューアル前から“やらせ疑惑”が取り沙汰されていた」(同)という。

「今回は絶賛されたダレノガレも、2019年12月放送の『トリニク』で、視聴者から疑いの目を向けられたことがあるんです。『奈良市の真ん中にいる野生動物は何?』という問題が出題された際、『シカ』が正解のところ『ハトさん』と回答し、スタジオは騒然。しかしその後、ダレノガレが15年6月にTwitterで『撮影4時間巻きだったからシカちゃん見にいきました』『in奈良☆』とのコメントと共に、奈良公園と思しき場所でシカとたわむれる写真をアップしていたのが見つかり、ネット上で『わざと間違えたのがバレバレ』『番組の仕込みとしか思えない』と批判を浴びていました」(同)

 こうした“前科”があるため、田原と横川もやらせを疑われてしまった様子。今後、2人がテレビで“食リポ”をする機会があれば、必然的に注目が集まってしまいそうだ。