みのもんた“限界”認める? TBS『人生劇変!』惨敗で、進む「引退準備」

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 最近、すっかり老け込んだといわれるみのもんたが、引退の準備をしているという情報が聞こえてくる。 「1月からスタートした、TBS系の新番組『結婚したら人生劇変!○○の妻たち』の低視聴率に限界を感じたようで、引退して、鎌倉にアナウンス養成学校を設立し、校長に就任する準備を進めているのではというウワサが流れてます」(TBS情報番組関係者)  かつては、レギュラー番組8本を抱え、“テレビ界の帝王”として君臨したみのだが、4年前に、当時日本テレビの社員だった次男が起こした“窃盗事件”の責任を取って、TBSの朝の情報番組『みのもんたの朝ズバッ!』を降板。レギュラー番組も次々に消え、現在、地上派レギュラーは、日本テレビの『秘密のケンミンSHOW』と『結婚したら人生劇変!』の2本。あとは、ラジオ番組の『みのもんたのニッポンdiscover again』(文化放送)のみだ。  4年前に『朝ズバッ!』を降板した際に、TBSとの上層部の間で「いずれ、復帰させる」という密約があったとの情報が流れたが、それとは別に、みのがTBSの幹部を何度も食事に接待するなど、レギュラー番組獲得に向けた営業活動を続けていたのは確かだ。  営業の成果があったのか、TBSは昨年、みのの司会で9月と10月の2回にわたって、パイロット版が放送された『結婚したら人生劇変!』を、今年1月から新番組としてスタートさせた。TBSサイドはその裏で「とりあえず、ワンクール。10%以上の視聴率を取ったら、4月以降も継続する」との条件を出していたという。 『結婚したら人生劇変!』の初回視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったが、2回目は10.3%と10%台をクリア。しかし、3回目は5.3%まで下落し、その後も10%を超えるような回復は見られていない。TBSの「4月の番組改編は最小限で」という方針もあり、3月末での終了は免れたが、6月いっぱいでの打ち切りの調整に入ったとの情報が流れている。  一方、文化放送のレギュラー番組も、スポンサーの関係で年内終了がささやかれている。そのために気力がなくなったのか、最近のみのは、すっかり老け込んでしまったように見える。夜の銀座遊びはいまだに健在らしいが、銀座のクラブ関係者も「お気に入りのホステスと同伴出勤する姿からも、以前のようなギラギラした表情は消えて、一気に老け込んだ。単なる好々爺に見えますよ」と言う。  みのも、もう72歳。勇退のタイミングが迫っているのかもしれない。潔く引退して、第2の人生を歩みだすのか、去就に注目したい。 (文=本多圭)

仕事を断り、CMも「降りたい」……嵐・松本潤に裏切られた井上真央は“引退”寸前!?

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 昨年12月、名バイプレーヤーの岸部一徳が所属する事務所に移籍した井上真央。新事務所で積極的に活動するのでは? と注目が集まっていたが、実際には仕事を次々に断わって、現在、契約金3,000万円といわれる企業とのCM契約すら降りたがっているという情報が流れ、電撃引退が危惧されている。考えられる原因は、嵐・松本潤との破局だ。  井上と松潤は、2005年にTBSドラマ『花より男子』で共演。その後、交際に発展したが、ジャニーズ事務所がそれに反対。息がかかったスポーツ紙やマスコミに“後追い取材禁止令”を出して封印しようとしてきたが、2人極秘で交際を続けていた。  15年に井上がNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の主演に抜擢され、大河ドラマ終了後に電撃入籍があるのかどうか注目されたが、井上の所属事務所の先輩であり、ドル箱女優だった松嶋菜々子の人気に陰りが見え始めたことから、松嶋に代わって、井上への期待が一層高まった。  その井上は、あるインタビューで「好きな人に『芸能界を辞めろ』と言われたら、どうします?」という質問に対し「辞めます」と、きっぱりと答えている。  引退されてしまっては困るとの危惧からか、事務所側は松潤との結婚に反対の姿勢を見せていたようだ。井上は、このまま事務所にいたら、結婚問題も含め、自分の思うような活動をすることが難しいと考えて、独立を画策。昨年12月に、事務所を移籍した。  ところが、その矢先に、松潤から“別れ話”を切り出されたという。井上は1月9日の30歳の誕生日に、松潤と「入籍したい」という願望を持っていたといわれていただけに、突然の別れ話だった。  それと前後して「週刊文春」(文藝春秋)に2週連続で「裏切りの4年恋人」として、松潤にAV女優の葵つかさの存在が報じられた。松潤は「そんな人、知らない」とシラを切り通しているが、4年間もの間、裏切られてきた井上のショックは計り知れない。  松潤と結婚するために新事務所に移籍したのに、裏切られた井上。極秘で交際を続けてきただけに、誰にも苦しい胸の内は打ち明けられない。周囲は今後、井上が引退を決断しないかと危惧している。  松潤の裏切りが井上をここまで追い込んだのだとしたら、その責任は重い。 (文=本多圭)

KANA-BOON・飯田は、過去の不倫関係をほのめかした、清水富美加を訴えられるのか?

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<今回の番組>
各局ワイドショー等

<今回の疑問>
清水富美加の不倫告白は名誉棄損になる?

 宗教団体「幸福の科学」に出家した女優・清水富美加が、ロックバンドKANA‐BOONのベーシスト、飯田祐馬と過去に不倫関係にあったことが明らかになった。告白本『全部、言っちゃうね。~本名・清水富美加、今日、出家しまする。~』(幸福の科学出版)内に記述されていた「悩みの種だった好きな人」について、ネット上でいろんな名前が取り沙汰される中で、飯田自ら所属事務所に報告し、判明したのだが、すでに終わった関係について公になったことで、飯田が活動休止等の不利益を被った場合、それについて清水に損害賠償を請求することは可能なのだろうか? アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士に聞いた。

 岩沙弁護士によると、飯田が活動休止になったとしても、清水に損害賠償請求することはできないという。

「不倫をした場合、飯田さんの奥さんが、飯田さんと清水さんに対して慰謝料を請求できるという関係になりますが、飯田さんが清水さんに損害を請求できる権利は発生しません。また、関係をあえて暴露したことが名誉毀損に当たるとして損害を請求することも考えられますが、そもそも清水さんが実名を暴露したわけではなく、名誉毀損が成立しないことも考えられますし、仮に成立したとしても、損害の範囲に活動休止の不利益まで認められるとは限りません」

 KANA-BOONの所属事務所は、公式サイト上に飯田による謝罪文を掲載。それによると、飯田は、既婚者であることを隠して清水と交際を開始。その後、既婚であることを告白してからも、妻との離婚をほのめかしつつ、交際関係を続けていた。既婚であることを隠したり、離婚をほのめかしたりして、相手を騙して不倫した飯田に対して、清水が慰謝料請求することは可能なのだろうか?

「独身であると偽り相手を騙して交際し、結婚に対する期待などを持たせると慰謝料を支払わなければならない場合があります。過去の判例では、妻と別居中の男性が、既婚者であることを隠して女性と交際し、妻との婚姻関係が修復された後も、そのことを隠し、相手に結婚に対する期待を持たせながら性的関係を継続した行為について、100万円の慰謝料を認めました(平成27年1月7日東京地方裁判所判決)。清水さんの場合も、独身であると偽り交際し、既婚であることを打ち明けたあとも離婚をほのめかし、清水さんに結婚への強い期待を持たせ続けていたという事情があり、飯田さんの悪質性が高いと判断された場合は慰謝料請求が認められる可能性があります」

 飯田は、謝罪コメントで、妻とその両親に謝罪し、夫婦間では解決しているとも表明しており、昨年多発した不倫騒動に学んで、速やかに対応したと思われる。しかも、3月1日リリース予定の新曲「Fighter」は、情報番組等で何度も流されており、彼らにとっては良い宣伝になったようだ。

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「脱退メンバーも幸せになってほしい」NEWS存続の危機を支えた、小山慶一郎の“包容力”

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どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと!芸能人」。  今回取り上げるのは、NEWSのリーダー小山慶一郎。夕方のニュース番組『news every.』(日本テレビ系)に月曜から木曜まで出演中だが、そんな彼のことをいまだに日テレのアナウンサーだと思っている視聴者もいるらしい。確かに「社員顔」ではある(失礼)。さて、そんな彼の魅力は、関わるすべての人間に対するハンパない「包容力」だ。  例えば「週刊朝日」(2016年7月29号/朝日新聞出版)誌上でNEWS4人の座談会を行ったとき、「話足りてないメンバーいます?」と記者を気遣ったり、「ザ・テレビジョン」(同8月26日号/KADOKAWA)では、手越祐也が、小山はよく台本を読み込むとした上で、「俺はアドリブでコメントを言う派だから」と言うと、「いいんだよ、グループなんだから、いろんな人がいていいの」と、メンバーにどこまでもやさしい。  そんな温かいまなざしは、元メンバーにも向けられている。「ポポロ」(13年6月号/麻布台出版社)では、「今は山P(山下智久)と(錦戸)亮を含め、元メンバー全員が幸せになればいいと思ってる。全員で幸せになって、おじさんになったときに笑い合いたい」と、その幸せを祈っている。   そして、何度も訪れた解散危機に対し、ファンにこう約束している。「みんなをいっぱい泣かせちゃったし、悲しい思いをさせちゃったからね。これからはどこのグループのファンよりも幸せにしたいと思ってる」  そんな包容力と責任感は、言うまでもなく、グループの存続危機によって育まれたものだ。まずは03年。9人でデビューした直後に、森内貴寛が脱退(現「ONE OK ROCK」Taka)。さらに06年12月、小山と似たような感性の持ち主で、仲の良かった内博貴がまさかの脱退。同時期に草野博紀もグループを去った。  そして最大の痛手は11年10月、グループ人気をけん引していた2枚看板、山下智久と錦戸亮の相次ぐ脱退だ。この2人がグループにいた当時は、小山もいい意味で2人に頼り、「リーダー」とは名ばかりだった部分が大きかったかもしれないが、NEWSが4人で再出発を図ったとき、小山はあらためて「リーダーであるはずの自分が何もしていないことに気づいた」と語っている。その不安が、彼を動かした。  09年、NEWSが『24時間テレビ~愛は地球を救う~』(日本テレビ系)のメインパーソナリティに抜擢されたとき、彼は自ら「手話をやらせてほしい」と直訴し、番組内で披露する。それを見ていたプロデューサーが「手話ができるのはすごい。君とだったら報道で向き合える気がする」と、彼を翌10年、新たに始まった『news every.』の曜日キャスターに招いたのだった(当初は木曜日、のちに水曜日にスイッチ)。  事務所の人間からは、キャスターのオファーを受けることについて「本当にいいのか?」と念押しされたというが、彼には断るという選択肢はなかった。手に入れられる武器を手に入れて、グループ人気へフィードバックしようとしたのだ。    もちろん、個人の活動に力を入れているだけではない。危機が訪れるたびに自分の意見をスタッフにぶつけ、またメンバーだけで会議を繰り返し、その都度、絆を強くしてきたといわれている。  その結束力がさらに強まったのが昨年夏、2度目のパーソナリティを務めた『24時間テレビ』だろう。オンエア直前、加藤シゲアキ主演の『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた』に出演していた高畑裕太が強姦致傷容疑で逮捕され、小山が代役として再撮に挑んだ。局内で原作者夫妻 を招いての完成披露試写会が開かれた後に事件が起きただけに、スタッフ、さらには加藤らキャストのショックも計り知れなかったことだろう。だが、その穴を小山は十二分にカバーした。そして番組冒頭、彼はリーダーとして「ここまで、いろんなことがありましたけど」とだけ触れていた。  だが「いろんなことがあった」のは、この限りではない。彼らにはデビューから今まで「何もなかったことが、なかった」。だが、それらはすべて、今、輝くのに必要な時間だったのかもしれない。去年のコンサートツアーのタイトルは「QUARTETTO」(カルテット)だったわけだが、今4人は、最高の四重奏を奏でている。これからも、どのグループにも負けない音色を聴かせてほしい。 (文=都築雄一郎) ◆「ズバッと!芸能人」過去記事はこちらから◆

金正男氏暗殺事件が日本で起こったら……実行犯はどんな罪になるのか?

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金正男氏暗殺事件における、いたずらと犯罪の境界線

■殺人罪が成立するには「殺意」が必要

 連日テレビをにぎわせている北朝鮮の金正男氏殺害事件。実行犯として逮捕された2人の容疑者については、「いたずらビデオの撮影を依頼された」との供述が報じられている。もし、同様の事件が日本で起こり、悪ふざけで殺人を犯してしまった場合、どのような罪に問われることになるだろうか? アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士に聞いた。

 まず、殺人罪が成立するには、「殺意」があったことが必要になると岩沙弁護士は述べる。

「容疑者の女は男4人から『悪ふざけをしよう』と持ち掛けられ、別の女と2人で正男氏を襲ったと供述しました。女らはスプレーを吹きかけ、ハンカチで顔を10秒近く押さえたとのことです。これが、日本で起きた場合は傷害致死罪(刑法205条)が成立する可能性があり、法定刑は3年以上の有期懲役になります。殺人罪が成立するためには、(1)人を殺したこと、(2)殺意があったことが必要になりますが、2人は悪ふざけでやっており、殺意はありませんので、殺人罪は成立しません」

 しかし、まったく罪に問われないかというと、そうではなく、傷害致死罪が成立するという。

「傷害致死罪は、相手に暴行を加えたこと自体は故意(わざと)であるが、殺すつもりはなかった場合に成立します。2人は死に至るとは思っていなくとも、スプレーを吹きかけたり、ハンカチで顔を押さえるという暴行行為をわざと行い、その結果、死亡させています。その場合、仮に、死に至ると思っていなかったとしても、傷害致死罪が成立します」

 容疑者の2人は、使用したのがあらかじめ毒物と認識していたという報道もあるが、素手で犯行に及んでいたとしたら、死に至らしめる危険性があるとは認識していなかった可能性がある。

■「いたずら」と言い訳しても犯罪の成立は免れない

 なお、過去に石川県で起きた「落とし穴死亡事故」のように傷害致死罪ではなく重過失致死罪で送検された事例もある。

「この事件では殴る蹴る、液体をかけるといった典型的な暴行行為ではなく、穴を掘ったことが暴行行為と言いにくいため、傷害致死罪ではなく重過失致死罪で処理したと思われます」

 また、最近、いたずら動画は動画サイトにも数多く投稿されているが、「おでんツンツン事件」のように逮捕につながる事件もたびたび目にする。「いたずら」と「犯罪」の境界線は、どこにあるのだろうか?

「犯罪(故意犯)が成立するためには、犯罪にあたる行為をするという『認識」と、それでも構わないという『認容』が必要です。いたずらは『認識』と『認容』の両方があるため、犯罪にあたる行為をした以上、『いたずらです』と言い訳しても犯罪の成立は免れません」

 誰でも、知らないうちに犯罪に手を染めてしまう可能性はある。法律を「知らなかった」では済まされないこともあるのだ。

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フット・後藤輝基の「昔の写真」は、なぜ面白い!? 記者・ライターが明かす“写真芸”の極み

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 昨年いっぱいで放送が終了したフジテレビ系『SMAP×SMAP』の後番組『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』が、2月20日放送分の平均視聴率で3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、大苦戦中のフットボールアワー・後藤輝基。  しかし、その一方で後藤は現在、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)の週替わり司会や、『あのニュースで得する人損する人』(同)、『HKT48のおでかけ!』(TBS系)司会のほか、深夜放送だった『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)が4月からゴールデン進出、さらに4月からは新番組『ウチのガヤがすみません!』(同)の司会が始まるなど、レギュラー番組多数の好調ぶりを維持している。  その理由には、しゃべりのうまさや頭の回転の速さ、巧みで独特な「例えツッコミ」などが挙げられるが、実は最近じわじわと注目されてきているのが「後藤の昔の写真」である。  これは、『今夜くらべてみました』ではもはや恒例となっているもので、短パン姿でお母さんと旅行している写真や、メガネをかけた事務員風の写真など、イケてない田舎の中学生男子感みなぎる写真の数々は、幾度となく紹介されてきた。さらに、最近では「昔の動画」まで発掘されている。  なんの工夫も凝らしていない、ただの昔の写真なのに、そのインパクトは強烈。いったいなぜなのか?  テレビ雑誌記者は言う。 「後藤さんはツッコミが達者ですが、もともと周囲からイジられて輝くことの多いタイプ。イジられるポイントには、粋がっているところや、ダサさがありますよね。『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の『私服センスなし芸人No.1』企画でもグランプリを受賞していましたが、本当にダサい(笑)。スタイルのせいもあるのかもしれませんが、もはや『写真芸』といっていい領域です」  さらに、関西のお笑い好きライターは言う。 「後藤さんの写真の面白さは、昔から関西では有名で、ようやく世間が追いついてきた印象すらありますよ」  後藤の昔の写真イジリのルーツは、実は毎日放送の『ジャイケルマクソン』(2005~10年)だそう。 「もともと『フォトデニーロ』という企画の中で後藤さんの中学時代の写真が紹介されたとき、なんとも哀愁があって面白すぎて、それをきっかけに、強烈な過去の写真を持つ芸人を表彰する『ジャイケルフォトデミー賞』という企画が生まれたくらいなんです。後藤さんはそのズバ抜けた過去の写真の面白さから、もはや別格として『後藤顧問』と呼ばれていました」(同) 「売れてから、円 くなってしまった」ともいわれる後藤だが、「写真芸」のインパクトの強さ、キレの鋭さはバツグン。まだまだ眠っている「後藤の昔の写真」の魅力に期待したい。

“日テレ・スポーツの顔”上田晋也に期待したい、障害者スポーツの伝え方

日テレ・スポーツの顔上田晋也に期待したい、障害者スポーツの伝え方の画像1
BS日テレ『ストロングポイント』番組サイトより
 くりぃむしちゅー・上田晋也の、“日テレ・スポーツの顔”化が止まらない。  週末の『Going! Sports&News』に、未来のメダリストを取り上げる『上田晋也の日本メダル話』、24日放送の「金曜ロードShow!」枠では、スポーツエンタテインメント特番『人生が二度あれば 運命の選択』で大トリのナビゲーターも務めた。  そんな上田が関わる日テレ系スポーツ番組で、もっと知られるべきだと思うのが、BS日テレの『ストロングポイント』(毎週土曜17時30分~)だ。上田がナレーションを務める「民放BS初のレギュラー障がい者スポーツ番組」が、この2月末で1周年を迎えた。  年々、注目度が高まっているパラスポーツということもあって、地上波でも『PARA DO!』(フジテレビ系)や『勇気のシルシ~パラアスリートの挑戦~』(TBS系)といった番組が始まっている。だが、こちらはどちらも5分に満たないミニ番組。その中にあって、毎週30分、一人のアスリートをじっくり掘り下げる『ストロングポイント』は、パラスポーツを知る手がかりとして貴重な存在だ。  パラスポーツはクラス分けが複雑だったり、個々の抱える障害がどう競技に影響を及ぼしているのか、言葉では伝わりにくい場合も多い。だからこそ、ルール解説から含め、丁寧に競技特性を伝えてくれるのも、この番組の魅力のひとつといえる。  ただまあ、気になる点もある。良くも悪くも、上田のナレーションだ。どうにも「カッコつけすぎる」のだ。ちょっと想像してほしい。もはや懐かしい「うんちく王・上田」の決めゼリフのときのような、あのドヤ顔をしているに違いないという低音ボイスで番組が始まる。もういきなり重い。そこから少しずつ冗談も交えながら、軽いナレーションに切り替わっていくのだが、番組内容やコンセプトがいいだけに、入り方はもうちょっとどうにかしていただきたい。  それと比べて、ごくまれにあるロケの回は、もう抜群に面白い。パラアスリートのスゴさを、上田ならではの純粋な驚きで表現してくれる。  筆者自身、パラアスリートに取材する機会があるのだが、彼ら・彼女らは普段なかなか注目されないからこそ、語りたがりであることが多い。そして、健常者アスリート同様、世界で戦っている選手たちは常軌を逸した「超人性」を秘めている。その「素の部分」と「超人性」を的確に表現できるのは、例えツッコミの元祖ともいえる上田ならではだ。  特に1月放送のブラインドサッカー回は、その魅力が顕著だった。この回では、上田のほかに横浜F・マリノスの新10番・齋藤学がロケに参加し、上田とともにブラインドサッカーに初挑戦。期待通りのズッコケプレーを見せる上田に対して、齋藤は目隠し状態でも足元の感覚だけでスムーズなドリブルを披露するという、J屈指の技術の高さを見せつける形となった。そして、その齋藤も舌を巻く、ブラインドサッカー選手の「視覚に頼らない空間把握能力」という異能ぶり。ひとつの放送で、パラアスリートとサッカー日本代表の技術力を証明する形となったのだ。  加えて、齋藤がミスをすると、おなじみ「ぶはははは!」の大爆笑。障害者番組で、ここまで笑いがあふれるのは珍しい。  障害者をテーマにする番組は、往々にして真面目すぎたり、変に「感動」の方向性に持っていこうとしがちだ。もちろん、それはそれで正しいのだが、時には、とことんふざけた一面を見せてもいい。『ストロングポイント』はそのへんのバランス感覚にも優れているから、毎週見ていて、変におなかいっぱいにならない。上田のバランス感覚の妙もあるはずだ。  だからこそ、上田晋也にというか、日本テレビに期待したいことがある。  ひとつは、もっと『Going! Sports&News』でもパラスポーツを取り上げてほしいということ。もちろん、相対的な注目度からいって時間を割けない、というのはわかる。だが、19日の『Going! Sports&News』では亀梨和也の4月からの新ドラマの話題をわざわざニュース枠で取り上げ、上田が「スポーツ番組ですけどぉ!」と声を荒らげる場面があった。  上田の発言はもちろんポーズではあるだろうが、上田の憤りを「その通り」と思った視聴者も多いに違いない。だって、その時間で、もっとほかの競技について扱うことができるから。  特にこの日は、パラアスリートの中では知名度の高い成田緑夢と山本篤が、障害者スノボ全国大会に出場。成田が連覇を達成したニュースは、NHK『サンデースポーツ』も取り上げる大きなネタだった。山本に至っては『ストロングポイント』の最多出演者。上田ならではのコメントだって出せたはずだ。プロ野球のペナントレースが始まれば、もっともっと野球一辺倒になっていくのが目に見える『Going! Sports&News』なだけに、オフシーズンの今くらいは、適度なバランス感覚を保持してほしい。  そしてもうひとつ、切実に期待したいのが『24時間テレビ』における障害者の取り上げ方だ。「感動ポルノ」と批判されて久しい『24時間テレビ』にこそ、『ストロングポイント』の真摯な番組作りを見習ってほしい。なんならこの番組をベースにして『24時間テレビ』をやってみてはどうだろうか? いや、本気で。 (文=オグマナオト)

AV男優だけじゃない! グラビアアイドルの「勃ち待ち」とは?

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 グラビアアイドルの「勃ち待ち」と聞いて、何を想像しますか?  女性の体にあるもので、唯一“勃つ”もの――それは、乳首ー!  私がイメージDVDで「まだ出さない!」と、ひた隠しにしている乳首です。  以前のコラムで「グラドルはそれぞれ、どこまで露出できるか異なる」というお話をしました。グラドルといっても、みんながみんなビキニを着るわけではなく、TバックOKの子もいればNGの子もいるし、下乳NGの子もいればニプレスなし、アンダー(ショーツ)なしを売りにする子もいます。ニプレスとは、主に乳首に貼り付けるシールのようなものなのですが、基本的には、これをつけてから水着を着ます。私はニプレス愛用者なのですが、ノーニプレスの売りは、やはり乳首ポチ! 女性の私からしたら何がいいんだかわかりませんが、グラビアファンには根強い人気があります。  以前ある撮影で、ノーニプレスのグラドルちゃんと一緒になりました。私とは別撮りだったものの、なんだか撮影が難航している様子。「どうしたの?」と声をかけると、とんでもない回答が返ってきました。 「乳首がまったく勃たなくて、撮影にならないの~(泣)」  そうです、乳首が勃つのを待っていたのです。スタッフは、水着や服の上からポチっとしたのを撮りたいのに全然勃たず、撮影が中断。氷で冷やしたりこすったりしてもまったく勃たないので、最終的にメイクさんが「柿ピーでも貼り付けよっかぁ?」と無謀な提案まで出す始末。  AV男優さんが、撮影中に緊張して勃起しなくなると、「勃ち待ち」するという話を以前聞いたことがありましたが、その話がふと頭をよぎりました。  余談ですが、私はめちゃめちゃ乳首が勃ちやすいです。寒いだけで勃つので、普段は乳首を折りたたんでニプレスをしているくらいです。しかも二枚重ね(笑)。だから、その子に「乳首貸してあげたい……」とポツリと言うと、「さりぃさんはニプレスしてるのに、なんで私はつけちゃダメなんだろう?」と涙目になっていました。とっさに、「私はババアだから需要ないんだよ!」と言って彼女を励ましましたが、ちょっと切なくなりました……。  私が乳首ポチを解禁したら、恐ろしいほどスムーズに撮影が進むことは間違いないです。……ですが、まだまだ当分、解禁しません!
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●よしざわ・さりぃ バスト107cmのKカップを武器に活動する三十路グラドル。趣味は、キックボクシング・飲酒・少女漫画研究・箱根駅伝研究で、特技はお酒の一気飲み。タレント事務所にてマネジャーをしていた経験もあり、芸能の表も裏も知り尽くしている。ミスFLASH2016ファイナリスト。

現体制活動終了! “アイドルラップの先駆者”lyrical school「韻」で辿る彼女たちの足跡

 ラップブームといわれる昨今、アイドルがラップを、ラッパーがアイドルの楽曲を手掛けることは珍しくない。この連載では、アイドルファンで「社会人ラップ選手権」決勝進出経験を持つ、ラッパーのMC内郷丸が“ラッパー的観点”から毎月大量にリリースされるアイドルソングを定点観測。
現体制活動終了! アイドルラップの先駆者lyrical schoolの「韻」から見るラップ史の画像1
『date course』(T-Palette Records)
 2016年12月21日。日本のアイドルラップシーンを担うグループ、lyrical schoolが、2017年2月末のライブをもって現体制での活動を終了することを発表した。来る2月26日、この日を境に、立ち上げメンバーのami、ayaka、meiの3人は卒業してしまう。どうせならayakaさんと一度チェキを撮っておくべきだった……と、僕はいま後悔している。  いてもたってもいられない気持ちになり、今回の「現代アイドルソング学概論」は、直近でリリースされたアイドルソングではなく、lyrical schoolを扱うことにした。ただ、今回扱うのは、lyrical schoolの歌詞についてである。特にその中でも今回はラップとは切っても切れない関係にある「韻(ライム)」に注目したい。  まずそもそも「韻」とはなんだろうか。少し前に「彼氏が執拗に韻を踏んできます」というYahoo!知恵袋の投稿が話題になったが、意外と「韻を踏む」って何? と聞かれると、なんて答えればいいのか難しい。多くの場合、「母音が同じ言葉を使って、歌唱にリズム感を出すこと」と説明されている。簡単にlyrical schoolの歌詞から紹介しよう。
「P.S.」(YouTubeより)
“日焼けした白いスニーカーのキャンバス お揃いで買ったビーチサンダル”  13年9月にリリースされた1stアルバム『date course』(T-Palette Records)に収められた「P.S.」の一節だが、この歌詞の一行ごとの末尾の単語に注目してほしい。「キャンバス」と「サンダル」。それぞれの母音だけを抜き取ると、どれも「あ・ん・あ・う」だけで構成されている。これらの言葉が、区切りのいい場所に決まったタイミングで発音されるように歌詞を当てはめると、ただ言葉をリズムに合わせる以上のリズム感が生まれる、というのが「韻」である。  ただ、厳密に母音が同じでなくても、実際にラップをしてみるとリズム感が生まれる場合はかなり多いので、「母音が似たような言葉を使って、リズム感を出すこと」くらいに捉えていただければと思う。  それにしても、紹介した「P.S.」のリリックは素晴らしい。特に引用した一節は、このあと“2人の文字滲む一枚の短冊 固く結んだ ほどけないように”と続く。「キャンバス」「サンダル」「短冊」と韻を踏みながら、ひと夏の思い出の情景をさらっと描ききる。ラップの歌詞を読んでいると、韻を踏むことを優先させ文章として不自然になっていたり、歌詞中の物語がしっちゃかめっちゃかになっているようなものも多いが、こういう自然な韻を歌詞に忍ばせるのはかなり高度なことだと思う。  ほとんど病気のように、その単語を見つけると、「その言葉でどんな韻を踏めるか」を考えてしまう。先の「キャンバス」「サンダル」だったら、「淡白」「感覚」「腕白」……と、勝手に出てくるのがラッパーのさが。出てきた言葉を使って歌詞を書く。「何と何で韻を踏んでいるか」には、その詞の作者の作家性が如実に出ていると言っても過言ではない。  ここで、lyrical schoolの歌詞の特徴と比較するために、『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日)などに出ているような、バトルMCたちはどのような言葉で韻を踏んでいるか見てみよう。  たとえば、MCニガリとIcereyのバトル。一回で決着がつかず延長戦となったこの試合では、先攻のIcereyが“なっちまったぜ延長戦 延長の強さは川崎(Icereyの地元)の伝統芸”とラップ。「延長戦」と「伝統芸」で韻を踏んでいる。対するMCニガリは“延長戦から伝統芸 ネタ臭いライムマジで便所くせえ”とラップ。相手の踏んだ韻に対してさらに「便所くせえ」という言葉で韻を踏み返している。さらにIcerayは“俺はヒップホップ界のベートーベン”と、「ベートーベン」という言葉で韻を踏み返している。  MCニガリとT-Pablowの延長戦では、MCニガリが“目と目を合わせた結果 何ができるのか”とラップしたのに対し、T-Pablowが“合わせようか目と目 とってやるスキルのレントゲン 理想の扉ノックしても返答ねえ この日のために負けた戦極、罵倒、KOK”とラップ。相手の「目と目」という言葉から、「レントゲン」「返答ねえ」「KOK」という言葉を使って韻を踏んでいく。ちなみに「KOK」とは「King Of Kings」というMCバトルの大会の一つ。T-Pablowは実際にKOKの東日本予選で敗れており、彼だからこそ踏める韻に会場も大きいに盛り上がった。  ここまでで紹介したバトルMCが韻を踏むために使った言葉をざっと並べてみよう。「延長戦」「伝統芸」「便所くせえ」「ベートーベン」「目と目」「レントゲン」「返答ねえ」「KOK」。ざっと見ただけでも、相手を批判したり、自分を偉く見せたり(「ベートーベン」がその最たる例だ)するための言葉選びをしていることがわかる。また、MCバトルの大会の名前が出てくるのも、バトルMCならではの言葉選びだなと思う。ここまでの言葉はすべて母音が「え・え・お・え・え」に近いものだけを選んでいる。  ではこれらの言葉に近いもので、lyrical schoolが韻を踏むとどうなるか。最新アルバムのなかの一曲「マジックアワー」の歌詞を引用してみよう。
「マジックアワー」(YouTubeより)
“迷った目と目と手と手 自分勝手のデートは迷路です”  先のT-Pablowが使っていた「目と目」という言葉が入っているが、これに対して、デートでの男女の一瞬のすれ違いを描くために「手と手」「迷路です」といった言葉を使って韻を踏んでいる。相手をディスり、勝ち上がるためだけでなく、恋愛を描くために韻を踏むと、これだけ使う言葉が変わるのである。  別の曲を見てみよう。上記と似たような母音の言葉を使って韻を踏んでいる曲がある。うまくいかない恋路に悩む女の子の気持ちを歌った「ひとりぼっちのラビリンス」という曲の一節である。
「ひとりぼっちのラビリンス」(YouTubeより)
“結局この距離は平行線 出口の見つからない迷路で 思い描く君との成功例 行きたかった素敵なデートへ” “ドラマみたいな恋はエンドレス 思い通りできない劣等生 の私はおとなしくベッドへ”  一つ目の引用は一番の歌詞、二つ目の引用は二番の歌詞だが、語尾の言葉「平行線」「迷路で」「成功例」「デートへ」「エンドレス」「劣等生」「ベッドへ」はすべて先に挙げたバトルMCたちが使った言葉のどれでも韻を踏める。形式的には母音が「え・え・お・え・え」に近い言葉で韻を踏むということで、lyrical schoolもバトルMCたちもやっていることは同じだが、ラップから描き出される情景はむしろ正反対というのが面白い。  ちなみに「ひとりぼっちのラビリンス」が収録されているのは先の「P.S.」同様『date course』で、アルバム全体を通して気分良く出かけ、恋をし、恋を悩み、また日常に戻っていくという感情の流れを見事に描いている。アイドルがラブソングを歌うというのはよくある話だが、一貫して「デート」にフォーカスしたシティボーイ、シティガール的な感性を表現していたというのは、lyrical schoolを混沌としたアイドルシーンにあってもも埋もれることなくここまでこれた一つの要因だったのではないだろうか。  そのクリエイティビティが話題となった「RUN and RUN」のMVのような視覚的表現だけでなく、韻を踏むための言葉選びという細部にもこだわった一貫した世界観を表現し続けてきたlyrical school。いままでも何度かメンバーの入れ替わりはあるにはあったが、それらを生み出してきた現体制は、2月26日で終了してしまう。これからのlyrical schoolもまた、いままでのような一貫した世界観を表現し続けるのか、それとも何かが大きく変わるのか。最後のライブと今後の活動に、注目だ。 (文=MC内郷丸) Twitterアカウントは@bfffffffragile MC内郷丸の「ほんと何もできません」https://synapse.am/contents/monthly/uchigomaru

有名受刑者は、塀の中では“芸能人”! 世間を騒がせた「あの女性犯罪者」の素顔

 覚せい剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■女子刑務所は殺人犯から万引き常習犯まで一緒

 女子刑務所と男子刑務所との違いはいろいろありますが、やはり女子受刑者の人数が男子の1割くらいしかいないことは最大の特徴でしょうか。やっぱり女子は悪いことしないんですよ……って私はしましたが(苦笑)。

 なので、男子は犯罪傾向とか刑期とかでいくつかに分類されるのですが、女子は初犯と累犯の分類くらいで、基本的に「殺人犯から万引き常習犯まで一緒」です。初犯の時は「もうムショに戻ってこないように」という配慮からか刑務官もけっこう厳しいのですが、再犯になると「また来たのか」「作業教えんでもできるヤツが来てラッキー!」という態度になります。

 私たち受刑者も最初はビクビクしていても、時間がたつと刑務官に対して「うちらあってのアンタらやろ」「ありがたく思え」となっていきます。そして、少ない人数の中ですから、世間を騒がせたあの事件のあの人たちとも一緒になることも多いわけです。

■特別扱いの「芸能人」

 施設によって違う隠語も多いのですが、私が“お勤め”した和歌山刑務所や栃木刑務所などは、有名な犯罪者は「芸能人」と呼ばれていました。たぶんどこも同じじゃないですかね。

栃木には昨年夏までタレントの小向美奈子さんがいらっしゃいましたが、こういうガチの芸能人だけではなくて、整形しながら逃亡を続けた福田和子さんや、夫を殺してバラバラにした三橋歌織さんも有名なのでムショでは芸能人ということになります。

 刑務所や拘置所は、とにかく「事なかれ主義」なので、トラブル発生に敏感です。自殺なんてもってのほかですが、まあたまにありますね。私も初犯の時はいじめられて死にたくなったことはありますし。やっぱりいじめのターゲットになるとキツいですね。みんなストレスがたまっているので、イライラしていて、弱い者をいじめたくもなるのでしょう。女だけの世界なので、態度が鼻につく女や目立つ女も標的になりますね。

 だから、施設側は特に芸能人には気を使うのです。有名な受刑者がいじめを受けたり、自殺されたりしたら、マスコミが黙っていないからです。偉い人たちはマスコミと法務省に弱いんですよ。普通はこのような芸能人さんたちと、ほかの受刑者とは接触させませんが、福田和子さんは、なぜか普通に工場に出てきていました。なかなかの「女親分」的な雰囲気を持っていましたよ(笑)。これは珍しいケースだと思います。

 だいたいの芸能人は、「昼夜独居」といって、ずっと独房で洗濯ばさみを組み立てたりデパートの紙袋に取っ手をつけたりしてます。ほとんど誰とも話さないので、失語症になることも多いそうです。あとは幻聴や幻覚、異常行動などの拘禁反応もありますね。福田さんは病気で獄死されましたが、たまに獄死もあります。酒もタバコも、もちろん薬物もNGで、早寝早起きの生活ですから、シャバにいるよりも健康で長生きできる人もいますが、医療体制にいろいろと問題があって持病が悪化する場合もあるのです。

■あのカルト教祖の妻は房内でもベジタリアン

 そんな中でも、世間を騒がせた受刑者と同房になることもあります。私の心に残っているのは、たとえばSちゃんですね。Sちゃんは夫に保険金をかけて殺し、バラバラにしてキッチンに置いていました。悪臭でご近所から苦情があって発覚したようです。そりゃあ臭いですよね。チン○は串刺しにされていたと報道されていました。

 そんなSちゃんですが、テレビドラマで解剖のシーンなんかがあると、よく「いやん、怖い」なんてよく言ってました。「アンタのほうがよっぽど怖いわ!」とみんな思っていましたが、誰もつっこまなかったと思います。でもSちゃんは房に紛れ込んで来たハエは我先にと容赦なく殺してましたね。しかも半笑いで……。

 それから、昨年、冤罪が証明されて釈放されたAさんは模範囚でした。共犯とされていた男性も模範囚だったそうですよ。無期懲役からの生還ですから、たいしたものですね。

 あとは、例のカルト教団“最大手”のアノ教祖の奥さんもいました。彼女は独居でしたが、いつも朝晩大きな声でお祈りをする声が所内に響いていました。なんかお経みたいなやつですね。ケンカとかで大声を出したらもちろん懲罰ですが、お祈りはいいみたいです。でも、私も真似して座禅を組んで跳び跳ねてたら、私だけは怒鳴られましたけどね(笑)。

 彼女は食べ物も変わっていて、ほとんど野菜しか食べないと調理の担当から聞きました。「特食」といって、このような人たちには宗教上の理由などに配慮した特別な食事メニューが作られていたそうです。

■「極妻」と「愛人」が同じ房になることも

 それから、これは芸能人の話ではないですが、たまにわざとなのか偶然なのか、「極妻」と、その旦那の「愛人」が同じ房になることもありました。こんな時は、私たち周囲のほうがあせるわけですが、たいていは極妻がしっかりしています。「ウチの旦那がえらい目に遭わせたな。迷惑かけて堪忍して」とかなんとか、さすが「姐」の貫禄があります。こんなふうに言われたら「姐さん、すんません……」てなりますよね。ハブとマングースみたいなバトルを見たい人たちは残念でしょうけど。

 アカの他人と24時間一緒ですから、タイヘンなことのほうが多いのですが、面白いこともたくさんありました。

 ちなみに『網走番外地』や『刑務所の中』など男子刑務所が舞台の映画やドラマはたくさんありますが、女子ものはほとんどないですね。あっても梶芽衣子の『女囚さそりシリーズ』くらい。またはポルノとか。以前、テレビで話題だった泉ピン子さんの「女囚」シリーズ『女子刑務所東三号棟』(TBS系)も、ピン子さんだけにピンときませんでした。

 私が監修したらめっちゃ面白くなると思いますけど、いかがでしょう? 映画やテレビの製作の皆さん、いつでも相談のりますよ(笑)。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」