ゲロシーンも完全再現! 『銀魂』でイジリ倒された橋本環奈の、コメディエンヌとしての才能

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橋本環奈オフィシャルブログより
 フジテレビ系で日曜夜9時に放送中の『警視庁いきもの係』は、記憶喪失の警部・須藤友三(渡部篤郎)が警視庁総務課動植物管理係(通称・警視庁いきもの係)に所属する女性警察官・薄圭子(橋本環奈)とともに、動物にまつわる事件を捜査するという異色の刑事ドラマだ。  同じ時間帯に放送されているTBS系日曜劇場に視聴率で惨敗しているため、このドラマ枠自体が今作で終了することが、すでに決まっている。  そのため、消化試合的な空気が漂っているが、ドラマ自体は面白く、緩い作りが見ていて安心する。  何より、橋本環奈が演じる圭子がかわいい。  圭子は動植物管理係が創設された際に一般から採用された女性で、大学では獣医学を専攻していた。だが、見た目が子どもっぽいため、警察官にはとても見えない。  物語は動物が絡む一話完結のミステリードラマ以上のものではないが、かわいい動物と橋本がじゃれ合っている姿を見ているだけで、目の保養になる。    身長152cmと、今の女優にしては小柄な橋本の制服姿は、グラビアやCMで見る時よりも幼い感じがして、まるで中学生のようだが、ハスキーボイスなのでギリギリ大人っぽく見える。この見た目と声のアンバランスさが強い印象をもたらす。  演技に関しては、現時点ではめちゃくちゃうまいというわけではない。しかし、思いきりがいいため、見ていて気持ちがいい。コントロールは苦手だが、剛速球を投げるピッチャーのようで、今後の成長に期待が持てる。    2010年代初頭、AKB48とももいろクローバーZがブレークしたことで、地下アイドルブームが起こった。その影響は今も続いており、個人で活動するインディーズアイドルや地方を拠点としたローカルアイドルを大量に生み出し、面白いことをやっていれば事務所の後ろ盾がなくても、ネットでバズってオタクが見つけてくれる――という幻想が広まった。  橋本も、そうやって見つかったアイドルだ。  橋本は福岡で活動するRev.From DVLというグループアイドルで活動していた中学3年生の時に、アイドルファンが撮影したライブ写真が「奇跡の一枚」としてネット上で話題となった。    その後、彼女はCMやバラエティ番組に多数出演するようになり、「かわいすぎるローカルアイドル」「1000年に1人の逸材」として大きく注目された。  女優としては『水球ヤンキース』や『貴族探偵』(ともにフジテレビ系)などのドラマに出演。2016年には、伝説のアイドル映画『セーラー服と機関銃』の続編に当たる『セーラー服と機関銃-卒業-』で主演を務めた。  角川映画40周年記念作品という鳴り物入りで公開された作品だが、“橋本を美少女として撮る”というビジュアルに対する意識は高かったものの、彼女が演じる主人公の星泉がお飾り人形みたいで、あまり物語とリンクしているとはいえず、彼女の魅力を生かしているとは思えなかった  かつて主演を務めた薬師丸ひろ子と比べるのはかわいそうだが、それを差し引いても、映画としてあまりうまくいっているとはいえなかった。  彼女が不幸なのは、“美少女”というイメージが定着しすぎていることだろう。そのため、人間として生き生きとした役が与えられず、いつもお客さん的な扱いで終わってしまう。  そんな中、彼女のイメージをいい意味でぶっ壊したのが、現在公開中の『銀魂』である。  本作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の人気漫画を映画化したもので、宇宙人に支配された架空の幕末を舞台にしたSF時代劇コメディだ。  橋本が演じるのは、宇宙最強「夜兎族」の生き残りの少女・神楽。神楽は三つ編みにチャイナ服を着て、語尾に「~アル」「~ヨ」と話す漫画的なキャラクターだ。ジャンプ史上初のゲロを吐いたヒロインであるため“ゲロイン”といわれているのだが、そこもしっかりと再現されていた(モザイクはかかっていたが)。  原作通り、下品なセリフも多い。今までの美少女的イメージからは大きく逸脱しており、こっちが心配になるような不細工な顔も披露している、 何より、フルショットが多いため、今までごまかしていたもっさり感が際立っている。だが、そんなもっさり感が、なんともいえない愛嬌につながっている。  監督はコメディの名手で、役者の魅力を引き出すことに長けた福田雄一だ。美少女という神棚に上げられて息苦しそうにしていた橋本を、福田は地べたに引きずり下ろして徹底的にイジリ倒すことで、今までにない魅力を引き出すことに成功した。 『銀魂』の後にも、同じく福田が監督するジャンプの漫画の映画化『斉木楠雄のΨ難』主演が決定しており、今後が楽しみである。 『銀魂』ほどではないが『警視庁いきもの係』の圭子も、渡部篤郎とのやりとりを見ていてクスッと笑わされることが多く、コメディエンヌとしての片鱗を少しずつ見せ始めている。  ドラマ自体はあだ花として終わりそうだが、橋本にとっては、大きな飛躍となる作品に違いない。 (文=成馬零一) ●なりま・れいいち 1976年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。 ◆「女優の花道」過去記事はこちらから◆

「永遠の5歳児」JUMP有岡大貴、ついに革命来たる?  “反則すぎる”二面性とは

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どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。  全国ツアー真っ最中のHey!Say!JUMP。10月の札幌まで計8会場28公演を駆け抜け、冷夏で涼しい日本列島を、太陽よりも熱狂させている。    そんなライブの合間を縫って、バラエティにドラマと大忙しなのが有岡大貴だ。その天衣無縫な言動が魅力で、ファンからは「5歳児」と呼ばれている。  7月5日の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演した際、スタジオに不在だった山田涼介から彼の取り扱い説明書が紹介され、「いじらずに放っておいてください。すぐに懐に入ろうとするので面倒くさいです」というタレコミが入っていた。  確かに火曜レギュラーを務める『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)のロケ中、演歌歌手・藤あや子から「超かわいいじゃない! 今日一日、息子になってくれる?」と意外なスカウトを持ちかけられるや「じゃあ、お母さんて呼んでいいんですか?」と即答。藤の心をわしづかみにしていた。その結果、食レポで微妙なコメントをしても、「わかる!」とあや子ママは手放しで息子を褒めていた。意外と主婦キラーなのかもしれない。    その『ヒルナンデス!』では毎回、名シーンを作ってくれる。特に注目なのが食レポの場面。エッグタルトのタルト生地をかじった有岡は味の感想を言おうとするも、「外側のね!……えー、なんでしょうね、外側のさ、わかってるでしょ!?」と、「タルト生地」という言葉が出てこず、最後は「わかってるでしょ」とコメント放棄。さらには、「ほどよい硬さ、甘味、風味、なめらかさ、さらにこのアンズ(中にアンズが入っている)がね、すべてが“肩を取り合って”」と言い間違える始末だ。  また、お宅訪問ではこんなひと幕も。中古マンションをリノベーションした家を訪れた有岡たち。壁には家主の遊び心で、雲の形をした鏡を何枚も取り付けてあったのだが、それを見た有岡は「どの鏡を見ればいいんすか?」と一言。アンジャッシュ渡部建に「好きなの見ろよ」とツッコまれていた。  他のタレントから「お前」などと呼び捨てにされるジャニタレは珍しい。同じJUMPのメンバー伊野尾慧は『メレンゲの気持ち』(同)でMCの久本雅美から「伊野尾」とか「エロ尾」などと呼ばれ、すっかりおなじみとなったが、有岡も『ヒルナンデス!』で共演者から「有岡!」とか「大貴!」などと、出来は悪いが憎めない、かわいい弟のようにいじられている。  だが今回、そんな有岡をおいそれと呼び捨てできない事態が起きてしまった。それが、ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)だ。大病院の息子で、医師になるしか道がなかったクールな医師・名取颯馬を好演している。  Hey!Say!JUMPによる「月9」参入は、現在のところ一進一退を繰り返している。中島裕翔は2015年の『デート~恋とはどんなものかしら~』で主演の長谷川博己のライバル役を演じ好評を博したが、山田涼介は『カインとアベル』で主演を果たすも平均視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という結果に終わっている。また、世間的な知名度を誇る伊野尾も、ドラマキャリアは順調に重ねてはいるが、そこまでの爆発力はない。  その中で、初回16.3%を記録し、今クールNo.1の好調ぶりが現在も伝えられている『コード・ブルー』に出演しているということは、有岡の知名度だけではなく10年目を迎えたJUMPのブランドも高める一助になっている。  JUMPがデビューした翌年に、1st seasonがスタート。『みんなのニュース』(同)の密着取材の中で有岡は放送開始当時のことに触れ、「高校のみんなで『コード・ブルー』の話題で盛り上がったりしていました。(高校の時からある作品に出ることについては)感慨深いですね」と語っていた。  考えてみればこの1st seasonと2nd seasonは、フライトドクター候補生だった山下智久らが主役だった。ということは7年ぶりに復活し、山下が後進を育成する側に立った今作の陰の主役は、実は有岡を始めとする4人の候補生ということになる。  つまり、近年低迷にあえぐ月9再生を託されたこの作品で、有岡の果たす責任は決して少なくないのだ。  バラエティでの「弟」的愛されキャラから一転、ドラマでは苦悩を抱え、クールな新人医師を演じるという、ファンからすれば反則すぎるこのギャップ。伊野尾の次の革命児は案外、有岡かもしれない。 (文=都築雄一郎) 「ズバッと芸能人」過去記事はこちらから

「永遠の5歳児」JUMP有岡大貴、ついに革命来たる?  “反則すぎる”二面性とは

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どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。  全国ツアー真っ最中のHey!Say!JUMP。10月の札幌まで計8会場28公演を駆け抜け、冷夏で涼しい日本列島を、太陽よりも熱狂させている。    そんなライブの合間を縫って、バラエティにドラマと大忙しなのが有岡大貴だ。その天衣無縫な言動が魅力で、ファンからは「5歳児」と呼ばれている。  7月5日の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演した際、スタジオに不在だった山田涼介から彼の取り扱い説明書が紹介され、「いじらずに放っておいてください。すぐに懐に入ろうとするので面倒くさいです」というタレコミが入っていた。  確かに火曜レギュラーを務める『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)のロケ中、演歌歌手・藤あや子から「超かわいいじゃない! 今日一日、息子になってくれる?」と意外なスカウトを持ちかけられるや「じゃあ、お母さんて呼んでいいんですか?」と即答。藤の心をわしづかみにしていた。その結果、食レポで微妙なコメントをしても、「わかる!」とあや子ママは手放しで息子を褒めていた。意外と主婦キラーなのかもしれない。    その『ヒルナンデス!』では毎回、名シーンを作ってくれる。特に注目なのが食レポの場面。エッグタルトのタルト生地をかじった有岡は味の感想を言おうとするも、「外側のね!……えー、なんでしょうね、外側のさ、わかってるでしょ!?」と、「タルト生地」という言葉が出てこず、最後は「わかってるでしょ」とコメント放棄。さらには、「ほどよい硬さ、甘味、風味、なめらかさ、さらにこのアンズ(中にアンズが入っている)がね、すべてが“肩を取り合って”」と言い間違える始末だ。  また、お宅訪問ではこんなひと幕も。中古マンションをリノベーションした家を訪れた有岡たち。壁には家主の遊び心で、雲の形をした鏡を何枚も取り付けてあったのだが、それを見た有岡は「どの鏡を見ればいいんすか?」と一言。アンジャッシュ渡部建に「好きなの見ろよ」とツッコまれていた。  他のタレントから「お前」などと呼び捨てにされるジャニタレは珍しい。同じJUMPのメンバー伊野尾慧は『メレンゲの気持ち』(同)でMCの久本雅美から「伊野尾」とか「エロ尾」などと呼ばれ、すっかりおなじみとなったが、有岡も『ヒルナンデス!』で共演者から「有岡!」とか「大貴!」などと、出来は悪いが憎めない、かわいい弟のようにいじられている。  だが今回、そんな有岡をおいそれと呼び捨てできない事態が起きてしまった。それが、ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)だ。大病院の息子で、医師になるしか道がなかったクールな医師・名取颯馬を好演している。  Hey!Say!JUMPによる「月9」参入は、現在のところ一進一退を繰り返している。中島裕翔は2015年の『デート~恋とはどんなものかしら~』で主演の長谷川博己のライバル役を演じ好評を博したが、山田涼介は『カインとアベル』で主演を果たすも平均視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という結果に終わっている。また、世間的な知名度を誇る伊野尾も、ドラマキャリアは順調に重ねてはいるが、そこまでの爆発力はない。  その中で、初回16.3%を記録し、今クールNo.1の好調ぶりが現在も伝えられている『コード・ブルー』に出演しているということは、有岡の知名度だけではなく10年目を迎えたJUMPのブランドも高める一助になっている。  JUMPがデビューした翌年に、1st seasonがスタート。『みんなのニュース』(同)の密着取材の中で有岡は放送開始当時のことに触れ、「高校のみんなで『コード・ブルー』の話題で盛り上がったりしていました。(高校の時からある作品に出ることについては)感慨深いですね」と語っていた。  考えてみればこの1st seasonと2nd seasonは、フライトドクター候補生だった山下智久らが主役だった。ということは7年ぶりに復活し、山下が後進を育成する側に立った今作の陰の主役は、実は有岡を始めとする4人の候補生ということになる。  つまり、近年低迷にあえぐ月9再生を託されたこの作品で、有岡の果たす責任は決して少なくないのだ。  バラエティでの「弟」的愛されキャラから一転、ドラマでは苦悩を抱え、クールな新人医師を演じるという、ファンからすれば反則すぎるこのギャップ。伊野尾の次の革命児は案外、有岡かもしれない。 (文=都築雄一郎) 「ズバッと芸能人」過去記事はこちらから

突然のアクシデントに鶴瓶が神対応! 演者と観客の壁を取り払う『きらきらアフロ』の特異性

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笑福亭鶴瓶公式サイト「つるべ.net」より
 笑福亭鶴瓶は、知人を集めて六本木でカラオケをしたという話を快調に語っていた。 「それはね、僕のファンの子らもいながらも、精神科医がおったり、NHKのアナウンサーがおったりとか、メイクさんがおったりとかね……」 とここまで言って、突然、鶴瓶は客席の女性に目を向け言った。 「大丈夫、自分?」  見ると、女性はハンカチを口に当て、顔色が真っ青。体調を崩していたのだろう。それにいち早く気づき、手を差し出しながら「おいでおいで」と席を立たせ、スタッフに指示を出しながら誘導していく。さらに、女性が申し訳なさそうに退室していくのに対して優しく声をかける。 「全然大丈夫、また戻っておいでや」  突然のアクシデントに、気遣いあふれる対応を見せた。まさに神対応だ。  これは、『きらきらアフロTM』(毎週水曜深夜1時~/テレビ東京系)の本番中での出来事だ。松嶋尚美が「よくわかったね。真っ青」と驚嘆の声を上げると、観客からも「すごーい」の声。「当たり前やんか」と答える鶴瓶に松嶋は言う。 「今、恋したと思うで」  これを受け、鶴瓶は以前の落語会での出来事を話し始める。人情噺を披露しているときだ。落語中は、観客席の照明を消している。だから真っ暗。鶴瓶から観客は見えない。  だが、バサーッという音がした。  誰かが倒れたのだとわかった。とっさに鶴瓶は叫んだ。 「救急車ー!」  しかし、舞台袖のスタッフは動かない。落語のセリフだと思ったのだ。すぐにそうとわかった鶴瓶は、もう一度叫び直す。 「落語違う! 早く救急車!」  ようやく異変に気づいたスタッフが対応。おばあさんが倒れたことがわかった。 「お医者さんいませんかー!」 という鶴瓶の呼びかけに観客席から名乗り出る者がいたりと、ドラマのような展開を回想する。 「全部自分でやったんやで。俺の独演会やから当たり前やけど。ほんだら、救急車が来はって、担架乗って。『ETC! ETC!』って。……ETCちゃう(笑)」  熱のこもったトークは、自らの言い間違いでぶった切られた。間髪入れず、観客のあちらこちらから「AED!」「AED!」の声が上った。 『きらきらアフロ』はよく、同じく鶴瓶が出演していた伝説の深夜番組『鶴瓶上岡パペポTV』(日本テレビ系)と比較される。どちらも基本は2人だけのトーク番組だからだ。 『パペポTV』の場合は、パートナーは10歳年上で大先輩の上岡龍太郎。『アフロ』は20歳年下で後輩の松嶋尚美。  必然的に鶴瓶の役回りは、前者は話し手、後者は聞き手となることが多くなる(もちろん、どちらも流動的に役割が入れ替わるが)。それが2つの番組の大きな違いだ。  さらに、上岡の場合、豊富な知識と記憶力で、鶴瓶に間違いがあれば即座にツッコむことができるが、『きらきらアフロ』の場合、そうはいかない。松嶋の素っ頓狂な間違いを訂正する役回りの鶴瓶もまた、記憶があやふや。結果、それを正すのが観客、というシーンをよく見る。  実はこの光景こそ、『きらきらアフロ』を唯一無二たらしめているのではないだろうか? つまりこの番組は、演者と観客との間に、壁が一切ないのだ。いわば、一緒に集まって話している感じ。その中心に、鶴瓶と松嶋がいるにすぎない。  実際、この日も、鶴瓶は自分が死んだら「密葬」がいいと言うと、観客席から「そんな有名なのに、密葬なんてもったいない」という声が自然と上がり、「なんでお前に言われなあかんねん」と笑いながら答える一幕があった。  観客から演者に声が上がるという光景は、認知欲求の強いファンがいるライブなどで見かけることがあるが、多くの場合、それは場の空気を壊し、ほかの観客からすると迷惑行為でしかない。  しかし、『きらきらアフロ』の場合は違う。  それは鶴瓶と『きらきらアフロ』が、観客との壁を取っ払い、日常の延長のように一緒にしゃべるという空気を作っているからだろう。それこそが、この番組の特異性なのだ。だから、観客の異変にも、すぐに気づくことができる。  ところで、前述の落語会で倒れたおばあさんの件だが、鶴瓶はその後が心配だったため、わざわざ座席から連絡先を調べ、自ら電話をかけたという。 「『(医師から)どない言われたんですか?』って聞いたら、『極度のストレス』やて(笑)。どんな落語やねん!」  客を客として以上に、一人の人間として接する。そのきめ細かい神対応な気遣いこそ、笑福亭鶴瓶の真髄なのだ。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

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笑福亭鶴瓶論 スキマさんの新刊、好評発売中です! 突然のアクシデントに鶴瓶が神対応! 演者と観客の壁を取り払う『きらきらアフロ』の特異性の画像3

『ザ・ディフェンダーズ』配信前に要チェック! NETFLIXのマーベルドラマ4選

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『Marvel ザ・ディフェンダーズ』NETFLIX公式サイトより(以下同)
 近年ますます活況を見せるアメコミ映画のユニバーサル化。DCもマーベルも映画・ドラマでそれぞれにユニバーサル展開しているが、やはり要注目なのはNETFLIXのマーベル・ドラマ・シリーズ。8月18日には各作品のヒーローが集結する『Marvel ザ・ディフェンダーズ』の配信もスタートする。それに先駆け、デアデビル役のチャーリー・コックスとアイアン・フィスト役のフィン・ジョーンズも来日し、放送前から大いに盛り上がっている。  見るからに仲の良さそうな雰囲気に、ドラマでのチームワークもバッチリだった様子。それぞれに強烈な個性を持つヒーローたちがどのようなタッグを組んでヴィランと対峙していくのか、そしてそのヴィランを演じるのがシガニー・ウィーバーとあって、期待は高まるばかりだ。もっとも、NETFLIXのマーベル・ユニバースは『ザ・ディフェンダーズ』単体で見るより、事前にこれまでのシリーズを見ておくのがマスト! 各作品とのつながりも時系列的に見たほうがより楽しめる作りになっているので、放送スタート順に紹介しよう。
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『デアデビル』
 NETFLIXが制作するマーベル・シネマティック・ユニバースに属するドラマ・シリーズ第1弾は『デアデビル』。映画のキャラクターが登場することはないが、世界観は共有しており、ニューヨーク決戦後の世界が舞台になっている。弁護士のマット・マードックは少年時代に視力を失った代わりに得た超感覚を生かし、夜は盲目のヒーローとしてヘルズ・キッチンの犯罪者たちと闘っていた。シーズン1ではヘルズ・キッチンの再開発計画を推し進める企業家ウィルソン・フィスクとの戦いを通して、マットがデアデビルとなるまでが描かれ、シーズン2では復讐に燃えるパニッシャーことフランク・キャッスルとの死闘を経て、大物麻薬ディーラーをめぐる攻防から闇の組織ヤミノテとの戦いへと発展していく。  マットの昔の恋人エレクトラの登場、謎の中国人マダム・ガオの存在、ヤミノテが探すブラックスカイとはなんなのか、そうした事柄が『ザ・ディフェンダーズ』へとつながり、さらなる広がりを見せていく。ちなみに『デアデビル』に登場する看護師のクレアは、唯一全シリーズに登場するキャラクター。クレアが各ヒーローたちとどう関わっていくようになるのかも、サイド・ストーリーとして要チェックだ。
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ジェシカ・ジョーンズ
 第2弾の『ジェシカ・ジョーンズ』はマーベル・シリーズ唯一の女性ヒーロー作品だ。主人公のジェシカは驚異的な身体能力を持つ人物。かつてはその力で世界を守ろうとしていたこともあるが、ある事件がトラウマとなり、ヒーロー稼業を断念。今では私立探偵としてヘルズ・キッチンを拠点に活動していた。そんな彼女の元に、行方不明の少女探しの依頼が舞い込み、調査を進める中、事件の背後に彼女のトラウマの原因となったキルグレイブの存在が浮かび上がる。他人を意のままに操れるキルグレイブという強敵と対峙し、トラウマを克服するというのがひとつのテーマ。  クリステン・リッター演じるハードボイルドなヒロイン像は、これまでのアメコミ作品にはない新鮮さがあり、ダークだが人間ドラマとしての見どころも大きい。シリーズ第3弾の主人公ルーク・ケイジが元彼として登場したり、ジェシカに仕事を斡旋する弁護士ホガースが、後に『デアデビル』のフォギーを雇ったり、アイアン・フィストの弁護を務めることになるなど、他シリーズとのつながりも多い。ヤミノテとの直接的な関わりはなかったが、『ザ・ディフェンダーズ』では、同じヘルズ・キッチンを拠点とするマット・マードックと探偵稼業の流れで関わるようになり、ヒーローチームに参加することになる。
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『ルーク・ケイジ』
マーベル・シリーズ第3弾『ルーク・ケイジ』では、『ジェシカ・ジョーンズ』の最後から数カ月後、ハーレムに移ったルークとストリート・ギャング、コットンマウスとのバトルが描かれる。鋼の肉体を持つルークだが、『ジェシカ・ジョーンズ』での出来事が尾を引き、ヒーローとして活動する気は一切なく、能力を隠して生きようとしていた。そんな彼の想いとは裏腹に、コットンマウスによってハーレムの状況は悪化の一途をたどり、彼は否応なくストリートの抗争に身を投じていくことになる。これまでのシリーズとは雰囲気もガラリと変わり、70年代の犯罪ドラマのようなグルーヴ感のある仕上がりで、他と一線を画す個性を作り上げている。 『ハウス・オブ・カード』のレミーことマハーシャラ・アリがコットンマウスを演じ、ルークの前に立ちはだかるヴィランとして強烈な存在感を見せているのも見どころだ。『ザ・ディフェンダーズ』ではハーレムの子どもたちが関わる汚れ仕事を追ううちに、アイアン・フィストことダニーと知り合い、ヒーローチームに参加する。
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『アイアン・フィスト』
 そして第4弾となる『アイアン・フィスト』は『デアデビル』シーズン2と並んで『ザ・ディフェンダーズ』とのつながりが最も濃い作品だ。幼い頃に飛行機事故で亡くなったと思われていた大富豪の息子ダニー・ランドが15年ぶりにニューヨークに戻ってくるところからドラマは始まる。事故で両親を失った彼は、秘境の地クン・ルンの寺院で育てられ、厳しい東洋武術の訓練を積み、闇の組織ヤミノテと戦うアイアン・フィストとなっていた。両親の死の真相を突き止めるためニューヨークにやってきた彼だったが、父が経営していた会社は今では従兄弟のウォードが実権を握り、ウォードはダニーを偽物と断じ、冷酷にあしらう。 家族同然だった者たちとの愛憎劇を挟みながら、紆余曲折の末、偶然出会った道場経営者のコリーンの世話になるダニーは、彼女とともにヤミノテを追うことになるわけだが、完全無欠のヒーローとは縁遠いNETFLIXのマーベル・ユニバース作品の中でも、ダニーは最も未熟なヒーローといえる。秘境で育った彼は世事に疎く、見た目は大人でも中身は子どものまま。アイアン・フィストの力をまだ上手くコントロールできず、何かうまくいかないことがあるとかんしゃくを起こす。だが、そんな未熟な青年がいかにして成長していくかというのがシリーズの見どころとなる。シーズン1ではまだその入り口に立ったばかり。『ザ・ディフェンダーズ』で他のヒーローと接し、それがシーズン2でどう反映され、成長していくのか注目だ。 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin

『ザ・ディフェンダーズ』配信前に要チェック! NETFLIXのマーベルドラマ4選

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『Marvel ザ・ディフェンダーズ』NETFLIX公式サイトより(以下同)
 近年ますます活況を見せるアメコミ映画のユニバーサル化。DCもマーベルも映画・ドラマでそれぞれにユニバーサル展開しているが、やはり要注目なのはNETFLIXのマーベル・ドラマ・シリーズ。8月18日には各作品のヒーローが集結する『Marvel ザ・ディフェンダーズ』の配信もスタートする。それに先駆け、デアデビル役のチャーリー・コックスとアイアン・フィスト役のフィン・ジョーンズも来日し、放送前から大いに盛り上がっている。  見るからに仲の良さそうな雰囲気に、ドラマでのチームワークもバッチリだった様子。それぞれに強烈な個性を持つヒーローたちがどのようなタッグを組んでヴィランと対峙していくのか、そしてそのヴィランを演じるのがシガニー・ウィーバーとあって、期待は高まるばかりだ。もっとも、NETFLIXのマーベル・ユニバースは『ザ・ディフェンダーズ』単体で見るより、事前にこれまでのシリーズを見ておくのがマスト! 各作品とのつながりも時系列的に見たほうがより楽しめる作りになっているので、放送スタート順に紹介しよう。
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『デアデビル』
 NETFLIXが制作するマーベル・シネマティック・ユニバースに属するドラマ・シリーズ第1弾は『デアデビル』。映画のキャラクターが登場することはないが、世界観は共有しており、ニューヨーク決戦後の世界が舞台になっている。弁護士のマット・マードックは少年時代に視力を失った代わりに得た超感覚を生かし、夜は盲目のヒーローとしてヘルズ・キッチンの犯罪者たちと闘っていた。シーズン1ではヘルズ・キッチンの再開発計画を推し進める企業家ウィルソン・フィスクとの戦いを通して、マットがデアデビルとなるまでが描かれ、シーズン2では復讐に燃えるパニッシャーことフランク・キャッスルとの死闘を経て、大物麻薬ディーラーをめぐる攻防から闇の組織ヤミノテとの戦いへと発展していく。  マットの昔の恋人エレクトラの登場、謎の中国人マダム・ガオの存在、ヤミノテが探すブラックスカイとはなんなのか、そうした事柄が『ザ・ディフェンダーズ』へとつながり、さらなる広がりを見せていく。ちなみに『デアデビル』に登場する看護師のクレアは、唯一全シリーズに登場するキャラクター。クレアが各ヒーローたちとどう関わっていくようになるのかも、サイド・ストーリーとして要チェックだ。
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ジェシカ・ジョーンズ
 第2弾の『ジェシカ・ジョーンズ』はマーベル・シリーズ唯一の女性ヒーロー作品だ。主人公のジェシカは驚異的な身体能力を持つ人物。かつてはその力で世界を守ろうとしていたこともあるが、ある事件がトラウマとなり、ヒーロー稼業を断念。今では私立探偵としてヘルズ・キッチンを拠点に活動していた。そんな彼女の元に、行方不明の少女探しの依頼が舞い込み、調査を進める中、事件の背後に彼女のトラウマの原因となったキルグレイブの存在が浮かび上がる。他人を意のままに操れるキルグレイブという強敵と対峙し、トラウマを克服するというのがひとつのテーマ。  クリステン・リッター演じるハードボイルドなヒロイン像は、これまでのアメコミ作品にはない新鮮さがあり、ダークだが人間ドラマとしての見どころも大きい。シリーズ第3弾の主人公ルーク・ケイジが元彼として登場したり、ジェシカに仕事を斡旋する弁護士ホガースが、後に『デアデビル』のフォギーを雇ったり、アイアン・フィストの弁護を務めることになるなど、他シリーズとのつながりも多い。ヤミノテとの直接的な関わりはなかったが、『ザ・ディフェンダーズ』では、同じヘルズ・キッチンを拠点とするマット・マードックと探偵稼業の流れで関わるようになり、ヒーローチームに参加することになる。
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『ルーク・ケイジ』
マーベル・シリーズ第3弾『ルーク・ケイジ』では、『ジェシカ・ジョーンズ』の最後から数カ月後、ハーレムに移ったルークとストリート・ギャング、コットンマウスとのバトルが描かれる。鋼の肉体を持つルークだが、『ジェシカ・ジョーンズ』での出来事が尾を引き、ヒーローとして活動する気は一切なく、能力を隠して生きようとしていた。そんな彼の想いとは裏腹に、コットンマウスによってハーレムの状況は悪化の一途をたどり、彼は否応なくストリートの抗争に身を投じていくことになる。これまでのシリーズとは雰囲気もガラリと変わり、70年代の犯罪ドラマのようなグルーヴ感のある仕上がりで、他と一線を画す個性を作り上げている。 『ハウス・オブ・カード』のレミーことマハーシャラ・アリがコットンマウスを演じ、ルークの前に立ちはだかるヴィランとして強烈な存在感を見せているのも見どころだ。『ザ・ディフェンダーズ』ではハーレムの子どもたちが関わる汚れ仕事を追ううちに、アイアン・フィストことダニーと知り合い、ヒーローチームに参加する。
『ザ・ディフェンダーズ』配信前に要チェック! NETFLIXのマーベルドラマ4選の画像5
『アイアン・フィスト』
 そして第4弾となる『アイアン・フィスト』は『デアデビル』シーズン2と並んで『ザ・ディフェンダーズ』とのつながりが最も濃い作品だ。幼い頃に飛行機事故で亡くなったと思われていた大富豪の息子ダニー・ランドが15年ぶりにニューヨークに戻ってくるところからドラマは始まる。事故で両親を失った彼は、秘境の地クン・ルンの寺院で育てられ、厳しい東洋武術の訓練を積み、闇の組織ヤミノテと戦うアイアン・フィストとなっていた。両親の死の真相を突き止めるためニューヨークにやってきた彼だったが、父が経営していた会社は今では従兄弟のウォードが実権を握り、ウォードはダニーを偽物と断じ、冷酷にあしらう。 家族同然だった者たちとの愛憎劇を挟みながら、紆余曲折の末、偶然出会った道場経営者のコリーンの世話になるダニーは、彼女とともにヤミノテを追うことになるわけだが、完全無欠のヒーローとは縁遠いNETFLIXのマーベル・ユニバース作品の中でも、ダニーは最も未熟なヒーローといえる。秘境で育った彼は世事に疎く、見た目は大人でも中身は子どものまま。アイアン・フィストの力をまだ上手くコントロールできず、何かうまくいかないことがあるとかんしゃくを起こす。だが、そんな未熟な青年がいかにして成長していくかというのがシリーズの見どころとなる。シーズン1ではまだその入り口に立ったばかり。『ザ・ディフェンダーズ』で他のヒーローと接し、それがシーズン2でどう反映され、成長していくのか注目だ。 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin

完全ブレークでアンチ大増殖も……高橋一生の異常な“業界内人気” アイドル並みの「おっかけ」も

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旅する氷結公式(@hyoketsu_issey_tabisuru)インスタグラムより
 ドラマ『民王』(テレビ朝日系)や『カルテット』(TBS系)により、にわかファンが大量に増えた印象の俳優・高橋一生。  NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では、柴咲コウ演じる主人公・井伊直虎の幼なじみであり、井伊家家臣の小野政次を好演。報われない不憫さにより、女性たちの心をわしづかみにし、視聴率で苦戦する同作を支え続ける存在となっている。  8月4日放送『あさイチ』(同)の「プレミアムトーク」に出演した際には、まさかのサングラス姿で登場。ご本人いわく「調子に乗ってるわけでは」なく、その理由は「角膜炎」ということだった。  しかし、この思いがけないサングラス姿に、萌える女性が続出。 「角膜炎万歳だわ」 「イッセイは角膜炎でも素敵です」 「あさイチでの、サングラス一生さんに『うあー朝から、なんか、エロい/////』なんて思ってごめんなさい」 「丸サングラスとふわふわ後頭部のコラボが可愛すぎてありがとうございます」 「角膜炎がトレンドに上がる謎www一生さんさすがの影響力やな」 「心配なのですが、サングラス姿の一生様に感激してしまうダメなミーハーがここに」 などなど、「角膜炎」がTwitterのトレンドにランクインする事態となっていた。  あまりのブレークぶりに、ネット上には「ブサイク」「バナナマン日村に似てる」といったアンチの書き込みや、“自称・古参ファン”による「メインとかやってほしいわけじゃない」「脇で地味にいるのがいいのに」などという声が増えている。  急な人気上昇だけでなく、仕事の量も質も、破格のものとなってきているようだ。 「『直虎』で高橋さんがクランクアップしたときには、途中で退場する脇役にもかかわらず、わざわざ会見まで組まれるという特別扱いでした」と話すのは、ある女性週刊誌記者。 「局内やスタッフ内、マスコミの人たちにも、ファンがすごく多いので、『一目見てみたい』という人はたくさんいます。また、一度取材したことのある記者や編集者の女性たちは、『これまで取材した中で、一番カッコよかった』とか『一番いい印象だった』『すごく聡明で素敵な人だった』などと夢中になってしまうようです」(同)  マスコミのウケはかなりいいようだが、それどころか、いまや「追っかけ」まで存在するという。 「高橋さんが大河ドラマの収録でNHK入りするときには、追っかけのような女性たちが大量に来るんですよ。20代くらいから中高年まで、かなり幅広い年齢層で。みなさん、一体どこで情報を得ているのかわからないんですけど、“出待ち”しているんです。その熱狂度は、ほとんどアイドル状態」(テレビ関係者)  また、『カルテット』のエキストラを経験したという、ファンの女性は言う。 「驚いたのは、芸能人オーラが全然ないこと。見た目は、普通なんです。すごく静かで。でも、エキストラにも深々と頭を下げて挨拶してくれて、とっても感じのいい方でした。こういうところが、好かれるんでしょうね」  アンチが増えたり、にわかファンの増加にうんざりする古参ファンが離れていったりしても、まだまだ勢いが衰える気配はないようだ。

完全ブレークでアンチ大増殖も……高橋一生の異常な“業界内人気” アイドル並みの「おっかけ」も

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旅する氷結公式(@hyoketsu_issey_tabisuru)インスタグラムより
 ドラマ『民王』(テレビ朝日系)や『カルテット』(TBS系)により、にわかファンが大量に増えた印象の俳優・高橋一生。  NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では、柴咲コウ演じる主人公・井伊直虎の幼なじみであり、井伊家家臣の小野政次を好演。報われない不憫さにより、女性たちの心をわしづかみにし、視聴率で苦戦する同作を支え続ける存在となっている。  8月4日放送『あさイチ』(同)の「プレミアムトーク」に出演した際には、まさかのサングラス姿で登場。ご本人いわく「調子に乗ってるわけでは」なく、その理由は「角膜炎」ということだった。  しかし、この思いがけないサングラス姿に、萌える女性が続出。 「角膜炎万歳だわ」 「イッセイは角膜炎でも素敵です」 「あさイチでの、サングラス一生さんに『うあー朝から、なんか、エロい/////』なんて思ってごめんなさい」 「丸サングラスとふわふわ後頭部のコラボが可愛すぎてありがとうございます」 「角膜炎がトレンドに上がる謎www一生さんさすがの影響力やな」 「心配なのですが、サングラス姿の一生様に感激してしまうダメなミーハーがここに」 などなど、「角膜炎」がTwitterのトレンドにランクインする事態となっていた。  あまりのブレークぶりに、ネット上には「ブサイク」「バナナマン日村に似てる」といったアンチの書き込みや、“自称・古参ファン”による「メインとかやってほしいわけじゃない」「脇で地味にいるのがいいのに」などという声が増えている。  急な人気上昇だけでなく、仕事の量も質も、破格のものとなってきているようだ。 「『直虎』で高橋さんがクランクアップしたときには、途中で退場する脇役にもかかわらず、わざわざ会見まで組まれるという特別扱いでした」と話すのは、ある女性週刊誌記者。 「局内やスタッフ内、マスコミの人たちにも、ファンがすごく多いので、『一目見てみたい』という人はたくさんいます。また、一度取材したことのある記者や編集者の女性たちは、『これまで取材した中で、一番カッコよかった』とか『一番いい印象だった』『すごく聡明で素敵な人だった』などと夢中になってしまうようです」(同)  マスコミのウケはかなりいいようだが、それどころか、いまや「追っかけ」まで存在するという。 「高橋さんが大河ドラマの収録でNHK入りするときには、追っかけのような女性たちが大量に来るんですよ。20代くらいから中高年まで、かなり幅広い年齢層で。みなさん、一体どこで情報を得ているのかわからないんですけど、“出待ち”しているんです。その熱狂度は、ほとんどアイドル状態」(テレビ関係者)  また、『カルテット』のエキストラを経験したという、ファンの女性は言う。 「驚いたのは、芸能人オーラが全然ないこと。見た目は、普通なんです。すごく静かで。でも、エキストラにも深々と頭を下げて挨拶してくれて、とっても感じのいい方でした。こういうところが、好かれるんでしょうね」  アンチが増えたり、にわかファンの増加にうんざりする古参ファンが離れていったりしても、まだまだ勢いが衰える気配はないようだ。

相模原障害者施設殺傷事件・植松聖被告は、内向的だけど目立ちたい「アンバランスな人間」【THE 筆跡鑑定ファイル】

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺、27人が負傷した事件から1年がたつ。植松聖被告は「手紙魔」でもあり、事件前に衆議院議長に手紙を渡そうとしており、事件後も複数のメディアに対し手紙を送っている。ここではその手紙に書かれていることではなく、手紙の「筆跡」に注目したい。筆跡鑑定人で、筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る!』(東邦出版)の著者、牧野秀美氏に植松被告の筆跡からその人物像を読み解いてもらった。

■簡単なはずの字を間違えて書く心理とは?

――植松被告が事件前に送った手紙と事件後に送った手紙は、同じ人が書いたのだろうか? と思うほど筆跡が異なるように、素人目には見えます。事件前の字は子どもが書くような字に見えますが、事件後は大人の字になっているというか。

牧野秀美氏(以下、牧野) 一見すると文字の形が異なっているように見えますが、両方とも本人の筆跡です。確かに事件前の横書きの筆跡は、拘置所で落ち着いて書かれた縦書きのものより、雑で稚拙な感じを受けますが、これはその時の精神状態の違いが大きいのではないかと考えられます。横書きの手紙を見ると、教員免許を持つ植松被告の文字は漢字が多く、誤字や脱字が見受けられません。しかし、非常に目立つ箇所の「戦」の字を間違えています。

――ちょっと珍しい間違え方ですよね。「戦」という字はよく見るので、間違えようがない気もします。

牧野 「自分は有能である」と慇懃にアピールしている植松被告にとって、小学生で習う単純な文字を間違うとは考えにくいことから、通常とは違う精神状態であったのではないか、例えば、これから事件を起こすことで、日本中から一斉に注目を浴びている自分の姿を想像し、精神が異常に高揚している状態などが考えられると思います。横書きと縦書きで特に違いが出ているのは「思」という字です。縦書きに比べ、横書きでは下の「心」という文字の左右の払いが短く、異なる感じを受けますよね。

――横書きだと、下の「心」の部分が、きゅっと縮こまっているような感じですね。縦書きは、心の部分が一気にのびのびしています。だから、違う人が書いた字のように見えてしまうんですよね。

牧野 ただ、そのほかの特徴(かんむりの独特な形、へんとつくりの間の間隔、接筆部分が閉じている、角に丸みがあるなど)などは一致しています。横書きを見ると、文字を下部の罫線にぶつからないように書いていますよね。一方、縦書きで「思」などの文字の左右の払いが長いのは、下の罫線がないために、のびのびと書けた結果です。植松被告は、文字を罫線と交差させて書きたくない気質なのでしょう。縦書きにあるような、左右払いの長い形が本来の筆跡だと思われます。 通常、残虐で暴力的な犯罪者は、衝動性を抑えられないものです。そのような気質は交差文字(異常接筆や線衝突)となって表れるものですが、植松被告の筆跡に、交差文字はほぼ見られません。何かの拍子で画線が交差した文字はいくつかありますが、安定的に交差文字が現れているわけではないようです。植松被告は、残虐な犯行を行っていますが、衝動的犯罪ではありません。

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――以前、宮崎勤や酒鬼薔薇聖斗についても伺いましたが、犯行声明文の、内容を一切読まずとも、筆跡だけで、一見ゾワッとなるような感覚が、植松被告の文字にはないですね。筆跡自体は普通です。

牧野 植松被告は安全圏にいるわけです。自らに危害が及ぶような修羅場を乗り越える度胸はないということです。わかりやすく言えば、「弱い者いじめ」をする人間だということでしょう。 また、「無」の字に見られるれっか(下の四つの点々)ですが、散開させず、すぼまったように書かれています。これは「明るく社交的にふるまうことが苦手な内向的な人」の書き方です。さらに「植」と「松」は、木へんの縦画の上部への突出があまりないことから、自分が矢面に立たず、人の後ろから様子をうかがう面もあるようです。一方で、縦書きの「思」の下の「心」の部分など、左右の払いは大きく払われています。これは「目立ちたい、スポットライトを浴びたい、自分の世界に没頭し、なりきる」といった、自己顕示欲につながる書き方です。

――以前鑑定した松居一代さんの筆跡は「すぼまる、縮こまる」とは一切無縁の、自信みなぎるダイナミックな筆跡でした。

牧野 植松被告は自分に自信がなく内向的であるのに、強烈な自己顕示欲はある。このような心のバランスの悪さを、コントロールできなかったのでしょう。また、ハネが弱いのですが、これは責任感の乏しさや、待つのが苦手であること、思考面も行動面も自分の型にはまっており、融通性が乏しいことが読み解けます。

――「自己顕示欲は強いのに自信がなくて内向的」な人って、ネット、特にSNS上でよく見かけますね。

牧野 ただ、誤解しないでもらいたいのですが、これらの特徴自体は、別に悪いことではありません。考え方や行動面で融通が利かないのは、言葉を変えると生真面目で実直。ハネが弱い(=責任感がない)は、切り替えが速いともいえます。人によって、持っている気質は、良く出ることもあれば悪く出ることもあります。

――人の長所は、裏返せば、その人の短所でもありますよね。

牧野 はい。ですから、一概に筆跡の特徴で、善良な人や悪人が決められるわけではありません。その人の持つ価値観、生き方と筆跡の特徴の組み合わせによって、その人の行動が決まってくるわけです。植松被告は犯罪を実行すると自分で決めて、自身の持つ気質に沿った手口で、それを行ったのです。
(石徹白未亜)

牧野秀美
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所

実話ヤクザホラー! 「あそこは出る」と刑事も怖がる組事務所

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

 夏といえば怪談ですね。実は、不良にはスピリチュアル好きが多いです。「御朱印集め」がブームになる前からみんな集めてましたし、怪談や占いも好きですね。大きなパワーストーンのブレスレットは、ヤクザファッションの定番でもあります。

 また、幽霊など縁起の悪いデザインの刺青も魔除けとして人気があります。角界の「オシャレ番長」こと石浦関の着物も生首と幽霊の柄で話題ですが、デザインはやはり彫師さんだそうです。

 切った張ったの世界で生きているので、縁起を担ぐ気持ちはわかりますね。そういえば、オットの組の若い衆たちも、心霊スポットなどにとっても詳しかったです。以前はよく「姐さん、○○ホテルの○階は出ますから、泊まっちゃダメですよ」とか教えてもらっていました。

■組事務所で「殺し」は(多分)ありません

 殺人や自殺、火事のあった建物で「出る」というウワサは、まあありがちですよね。でも、「○○組の事務所に出る」となると、お聞きになったことのある方は少ないのではないでしょうか。これが実は結構あるんです。

 もともとみんな怖い話が好きですから、「○○事務所の廊下に白い人影がうずくまってる」とか、「入り口にいつも半透明の中年の男が立っている」とかいうウワサはよくありました。そうなると、必然的に「あそこの親分、やっぱり殺(や)ってるんだなあ」とか話題になります。でも、指定団体の事務所のことは警察が常に把握していますから、そこで殺人はまず起こらないと思うんですよ。

 そもそもヤクザの事件は目立つだけで、実際にはそうそう殺人は起こりません。ヤクザはカッとなって殴ったり蹴ったりすることはあっても(これもよくないですけど)、殺してしまったら自分も長い懲役に行かなくてはならないし、場合によっては親分にも殺人教唆の嫌疑がかかり、「使用者責任」も追及されますので、そういうことは計算しているはずです。だから、事務所に出る幽霊さんはおおむね「ヤクザに殺された人」ではないと思います。

■オッサンがオイオイ泣いている声が聞こえる

 例えば、某事務所には「刑事も怖がって行かない」というウワサがありました。刑事さんが「あの事務所は怖い」と言っているのを聞いた、とオットも生前に言っていました。目撃者によると、トイレ脇の洗面台のところに女性、キッチンに小さな子どもの霊がいるそうです。さらに午前零時をまわるとラップ音が鳴り、買ったばかりの家電がしょっちゅう壊れるなどの実害も続出だったとか。

 それで、若い衆から相談された姐さんが「拝み屋さん」(祈祷師)に見てもらったら、なんと「江戸時代からいる古い霊で、女性と子どもは(事務所とは)無関係らしい」と言われたそうです。近くに川があって、そこから来たのだとか。ヤクザが珍しかったんでしょうか。

 そこはもうないんですけど、「あの事務所はデボチン(刑事)も怖がって来ないから、シャブ(覚醒剤)や道具(拳銃)を預かってもらおう」とオットたちがよくふざけて言っていました。

 もう1つすごいのは、「泣きを入れるオッサン」が出る事務所です。これは、ある古い雑居ビルの一室を事務所にしていた組の若い衆から聞きました。明け方になると、「オレはまだ死にたくなかったのに……」と、オッサンがオイオイ泣いている声が聞こえるのだそうです。

 組員たちはまったく心当たりがないので調べてみると、その組が借りるずっと前にカタギさん同士の殺人があった物件でした。「どうりで間取りの割に安いと思いました。30年くらい前の事件でしたから、不動産屋の告知義務もなかったみたいです」と若い衆。私が聞いた時にはもう笑い話になっていましたが、そのビルは解体されたそうですよ。幽霊さんたちはどこへ行くんでしょうね。南無阿弥陀仏。

■殺した相手が夢枕に……

 以前のヤクザなら年がら年中、むやみに人を殺しているイメージかもしれませんが、実際には昔も今もそんなことはありません。「組織として仕方なく」という場合が多いです。それでも、罪悪感はあるようで、殺した相手が夢枕に立ったという話を以前はよく聞きました。それで自首した例もあります。

 でも、懲役に行っていたオットの若い衆は、「むしろカタギさんのほうが、サバサバしていて怖かったです」と苦笑していました。この若い衆と同じ施設にいた政治運動家さんは殺人犯で、「だって、(殺人も)組織のためですから」とまったく悪びれず、どうやって殺したかを笑いながら具体的に話していたそうです。

 まあ、私が女性だから若い衆たちも気を許して話してくれるのでしょうが、幽霊よりもヤクザよりも、その運動家さんのほうが怖いなあと思ってしまいました。