SKE48・須田亜香里が“女王不在”のプロレス興行で躍動! 総選挙2位から下剋上へ?

 7月10日にプロレス中継番組『DDT LIVE! マジ卍』(AbemaTV)の第11回が配信された。今回番組では「アイアンマンヘビーメタル級選手権バトルロイヤル」の模様が放送され、なんとSKE48・須田亜香里が王者に。華麗なプロレス技も披露したのだが、ファンの間では「これって松井珠理奈の仕事だったのでは?」といった声も上がっている。

 この日須田は解説席に座っていたのだが、隣にいた「株式会社DDTプロレスリング」代表取締役社長・高木三四郎に「私、ベルトが欲しいんです」と懇願。須田の“握手攻撃”に高木社長はすっかりメロメロになってしまい、リングで試合をしていたアイアンマンヘビーメタル級王者・竹下幸之介をパイプ椅子で殴打してしまう。

 高木社長の暴挙にレフリーは「おまえメロメロになりすぎだろ!」と激怒。リングに上がった須田にも「総選挙2位だかなんだか知らないけどな! ここはプロのリングなんだよ!」と声を荒げている。しかし再び須田が“握手攻撃”を繰り出し、レフリーもメロメロに。高木社長とレフリーが竹下に攻撃を加え、最後は須田の“卍固め”が炸裂しベルトの奪取に成功した。

「視聴者からは『これぞプロレス!』という声も上がっている通り、“振り”から“オチ”まで見事な展開でした。須田も握手でメロメロにするだけではなく、飛びつき式の“卍固め”を披露。プロレスファンも納得の興行になったと思います。しかしSKE48のプロレス好きといえば、やはり『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』で1位となった松井珠理奈。彼女は先日体調不良による休養を発表しているため、ネット上では『珠理奈がいない間に須田がプロレスキャラとして定着しそう』などとも囁かれています」(同)

 6月27日に『テレ東音楽祭2018』(テレビ東京)で23枚目のシングル「いきなりパンチライン」を初披露した時は、欠席した松井の代わりに須田がセンターを担当。『世界選抜総選挙』2位の須田が、女王不在の穴を埋めている形だ。

「7月7日の『THE MUSIC DAY 伝えたい歌』(日本テレビ系)では、センターの位置にトロフィーとマイクスタンドを設置して異例のパフォーマンスが行われました。この日の放送を須田は自身のブログで振り返り、『珠理奈さんを支えられなかった悔しさから涙がポロポロ出てきてしまいました』と悲しみのコメントを寄せています。とはいえ松井の“代理”という形ではあるものの、現在須田の知名度は急上昇中。結果的には大きな“チャンス”となっているようです」(同)

 8月22日には1st写真集もリリースする須田。今年は彼女にとって飛躍の年になりそうだ。

欅坂46・平手友梨奈の“カリスマの帰還”ライブ、MVとは違った「神演出」とは?

“カリスマの帰還”と呼ぶにふさわしいパフォーマンスに、ネット上は歓喜の声であふれかえった。

 7月7日、欅坂46の平手友梨奈が特番『THE MUSIC DAY 伝えたい歌』(日本テレビ系)に出演。一人だけ色違いのワインレッドのフライトジャケットを着用し、昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』以来、約半年ぶりに音楽番組でグループ初のミリオンセラーとなった6thシングル「ガラスを割れ!」を披露した。

「平手といえば、昨年末の紅白のステージで激しいダンスで知られる『不協和音』を熱唱。ウッチャンナンチャンの内村光良とコラボした2度目の歌唱後にはステージに倒れ込み、右腕を負傷した。回復が遅れたのか、予定されていた初の日本武道館公演(後に中止)やデビュー2周年コンサートも出演を断念。『ガラスを割れ!』は3月にリリースされていますが、平手はミュージックビデオやCMなどには出演していたものの、ライブで同曲を披露するのは今回が初めてでした」(音楽ライター)

 SNS上では「身震い止まらなかった」「ファンが待ち続けていた理由がわかったはず」「平手の率いてる感が半端ない」「泣きそう」といった声が相次ぎ、彼女の名前が即座にトレンド入りした。さらに前出の音楽ライターは「演出が素晴らしすぎた」と言って、その理由をこう解説する。

「間奏のところで、後ずさりする平手をキャプテンの菅井友香が後ろから支える場面がありました。よく見ると他のメンバーも手を伸ばしているのですが届かない。しかし、最後には菅井がいた。そして『お前はもっと自由でいい 騒げ』と、そっと背中を押すのです。すると、感情を爆発させた平手が吹っ切れたように真ん中を突っ走ってセンターで踊る。実はこの部分、MVでは平手が一人きりで倒れているんです。ですが、今回は倒れさせないと言わんばかりにキャプテンが受け止める。平手の復帰にふさわしい演出で心を打たれました」

 平手がファンから、ますます「神格化」されていきそうだ。

あなたにとってアイドルとは?――ヲタク心理を問われるドラマ『婚外恋愛に似たもの』第2話

「あなたにとって、アイドルとはどんな存在ですか?」

 アイドル好きを公言していると、しばしば聞かれる質問だ。正直、一言で説明することは難しい。実際、私自身も明確にわかってはいないし、ドルヲタ同士で酒を飲みながら延々と語り合ったこともある。最終的には、それぞれが自分の中に「アイドルとはこういう存在」というビジョンを持っていればそれが正解なのだと思う。

 dTVで配信中のドラマ『婚外恋愛に似たもの』第2話では、主人公たちのアイドルに対する思いが語られた。

 千葉の元ヤン主婦・益子昌子(江口のりこ)は、中学生の息子(畠山紫音)が万引きをしたとのことでスーパーに駆けつける。そこで目にしたのは、履歴書を万引きした息子の姿だった。「履歴書をどこに出すつもりだったのか?」そう問い詰める昌子。なかなか口を割らない息子であったが、やがて本当の気持ちを話し始める。

「ディセンバーズエンターテイメントスクールに送るつもりだった」

 そう、昌子が愛してやまないアイドルグループ「スノーホワイツ」の所属する事務所を受けようとしていたのだ。

 そもそも、昌子にとって推しの八王子(太田将煕)は、“理想の息子”だった。実際の息子の素行に苦しめられる昌子からすれば、アイドルに対しての感情は「母性」であったのかもしれない。

 実は、男性である私からしても、この感情は理解できる。

 若い頃、女性アイドルは、世間でよく言われるように「疑似恋愛」の対象であった。「あんな子と仲良くなりたい。恋人になりたい」そんな気持ちが強かったことも事実だ。しかし、自身が年を重ねるにしたがって、それだけでは説明のつかない感情も入ってくるようになった。複雑な感情ではあるが、その中には間違いなく「父性」というような気持ちが混じっいる。

 実際、アイドルの現場では、自分の娘のような年齢の女の子を応援しているファンが多く見られる。子供がいる人も、そうでない人もいるだろうが、「子供を応援したくなる気持ち」というのは多くの人に多くの人が共通して持つ感覚だと思う。

 昌子が、八王子に抱いた思いも、人間としてごく自然なものであったと言えよう。そして、それに対する息子の思いもまた胸に迫ってくる。

 母親がアイドルを理想の息子と思っている。そんな母親を喜ばせるため、自分もそのアイドルになろうとしたのだ。アイドルという存在をめぐって、親子の絆が深まっていく。そんなことが象徴されるいいシーンであった。

 一方、神田みらい(Da-iCE・岩岡徹)推しのセレブ主婦・桜井美佐代(栗山千明)は、同じホワラー(スノーホワイツのファン)ということで、昌子と仲良くなり、素直に自分の気持を話せるような関係にまでなる。

 昌子が美佐代のマンションを訪れた夜、テレビマンである美佐代の夫・修一郎(袴田吉彦)が怪しい男に襲われる。昌子の反撃により難を逃れたが、相手は修一郎が深い仲になったアイドル・さなのファンであった。

 ここで、アイドルファンの視点へと切り替わる。

 自分が好きなアイドルが、テレビ局関係者と不倫の関係にある。暴行は立派な犯罪だが、相手に一言言ってやりたくなる気持ちもわかる。その場に居合わせた美佐代も、昌子も、そしてもしかしたら修一郎でさえも、その男の気持ちは痛いほどわかっていたのかもしれない。この「2つの視点がぶつかりあうシーン」というのが、個人的には大好きだ。

 続いて、このドラマで重要な役となる人物が登場する。美佐代の会社員時代のライバル・隅谷雅(平井理央)だ。

「いつも上から三番目」を自認する美佐代にとって、何事もうまくこなし、一番になる雅は天敵なのである。鼻持ちならないセレブエリートの女性を、平井理央が嫌味な雰囲気たっぷりに演じている。彼女も実はホワラーで、次回以降、さらに美佐代らと大きく関わってくることになりそうだ。

 そして、スノーホワイツのライブに向かう朝、美佐代は言う。

「女にとってアイドルはデトックス」

 自分が若さを保ち、美しくいられるのもアイドルへの思いがあるからだという意味だろう。これは、女性アイドルを応援する男性ヲタクについても言えることだ。

 若い女の子を応援する男性は、おしなべて実年齢よりも若く見える。これは、現場でアイドルヲタを見ていての実感だ。それは、“若い子と会うから”という理由で意識的に服装などに気を使っていることもあるだろうが、やはり気持ちの面で“好きなものに夢中になっている”ということが、大きく働いていると思う。

 私自身、アイドルのライブを見たり、イベントで接したりしていると、自分が若くいられることを実感する。「好きなアイドルと1回握手をすると3日寿命が延びる」というのが私の持論である。

 男性アイドルの女性ヲタク、という視点で描かれたこのドラマ。1回25分と短いが、毎回、アイドルファンとしての立場を考えされるシーンが織り込まれている。もちろん、アイドルには興味がないという人が「ドルヲタってこういう世界なのね」という感覚で見ても十分に楽しめるであろう。

 今回テーマとなっていた、「自分にとってアイドルとはどんな存在か」。見ている人も、一度問いかけてみてはいかがだろうか。

 ちなみに私がヲタク仲間と議論した結論。それは、「アイドルは妖精」というものだった。気持ち悪い結論になってしまい、すみません。

(文=プレヤード)

■ドラマ『婚外恋愛に似たもの』
dTVにて毎週金曜日配信

おニャン子クラブ“31年目の復活”に見る人生の悲しさ「懐かしさよりも、考えるのは終活……」

 懐かしい? いや、もう悲しくなるからやめてほしい。おニャン子クラブが7月7日に、日本テレビ系列で放送される大型音楽特番『THE MUSIC DAY』に出演するというのだ。

 この特番では「バブルソングメドレー」というコーナーを設けて、1980年代後半から90年代初頭を駆け抜けたヒット曲をメドレーで披露するという。

 1987年に解散してから、すでに30年あまり。これまでも、再結成はあった。2002年には賛同者のみの一時的な再結成としてニューシングルをリリースし、テレビ番組にも出演。昨年9月にも、解散30周年記念イベントにメンバーが出演している。

 今回、出演するメンバーは現在も芸能界など、さまざまな分野で活躍する顔ぶれ。でも、今回出演予定のを年齢と共に並べると悲しさが……。

内海和子(51)、国生さゆり(51)、立見里歌(52)、新田恵利(50)、山本スーザン久美子(52)、渡辺美奈代(48)……

 いかがだろう。時の流れが残酷であることばかりを感じて、虚無感が止まらないではないか。

 もちろん、年齢を重ねることは悪ではない。そして、この同窓会的な出演には歓迎する向きも少なくない。SNSでは、出演を心待ちにしているファンの声も多く聞かれている。

 でも、いまさらアラフィフどころか還暦のほうが近くなった元おニャン子たちが「セーラー服を脱がさないで」を歌った時に感じるのは懐かしさか。いや、なんかの余興かという気分しか感じない。

 この出演企画でうれしさや懐かしさを感じさせるのは、当時のファンたちに、自分も同程度に老いてしまったということを強制的に知らしめる行為ではあるまいか。

 これは、そろそろ自分の人生にも結論をつけて、さぁ、終活の準備を始めようかという合図なのか。懐かしさよりも悲しさばかりが募るよ……。
(文=是枝了以)

「ただの“出オチ”じゃない!」作者が語る、極道×アイドルマンガ『Back Street Girls』の魅力とは

 今、アイドル界では、ありとあらゆるものとの組み合わせが考えられている。プロレスアイドル、元自衛隊アイドル、女医アイドルなど、挙げていけばきりがないほどだ。

 そんな中、「極道」と「アイドル」というありえない設定で人気となったマンガがある。2015年から「ヤングマガジン」(講談社)に連載されている『Back Street Girls』だ。

 主人公は、「犬金組」という組織に属する若手極道の男3人。彼らは性転換&全身整形を施し、アイドルグループ「ゴクドルズ」としてデビューすることになる。極道ならではの特訓でアイドルのスキルを身につけた彼らは、アイドルヲタクから人気となり、その中で様々な出来事が起こっていく――。

 この奇想天外な設定が、ネットを中心に話題となり、今回ついにアニメ化されることとなった。

 一体、どんな発想からこの作品は生まれたのか? そしてアニメの見どころを、作者のジャスミン・ギュさんにお話を伺った。

* * *

 

――作品のアイデアは、どのような形で生まれたのでしょう?

ジャスミン・ギュ(以下、ジャスミン) 一言で言うと“究極のギャップ”を描きたかったんです。もともと極道モノを描きたいという気持ちがあって、“極道”と対称的なものを考えたときに頭に浮かんだのが“アイドル”でした。

――極道モノを描きたかったというのは、何か理由があるのですか?

ジャスミン 私、おじさんを描くのが好きなんですよ(笑)。それで、極道を描いていたら、担当さんから「可愛い女の子も出してよ」と言われて、女の子を描いてみました。

 自分では、今でも女の子を描くのは下手だと思っています。あまり描きたくなかったですし(笑)。でもいい機会なので、思い切ってこの作品は女の子を主人公にして、上手くなりたいなとは思いました。

――作品を描くにあたって、モデルとした人物や、参考にしたものは?

ジャスミン キャラクターなどで参考にしたものは全くないですね。衣装を参考にさせてもらった程度です。

 取材でとあるグループのライブを何度か見に行きましたが、ファンの幅広さには驚きました。年齢層もさまざまだし、女性もいますし。 

――好きなアイドルはいますか?

ジャスミン テレビなどで見ることはありますけど、「ファン」と言えるほど好きになった人はいないですね。私は、いろんなことにハマりやすいタイプなんですよ。なので、もし本気でファンになってしまったらどうなるかが怖いです。作品に出てくる人たちみたいに、実際CD何百枚も買ってしまいかねないです(笑)。

――マンガ作品では、どのようなものが好きでしたか?

ジャスミン 子供の頃は、鳥山明先生の『ドラゴンボール』(集英社)などが好きでした。一番好きなマンガ家さんは、伊藤潤二先生。楳図かずお先生の作品も好きです。ホラーマンガがとにかく好きなんですよ。

 なので、影響されないように意識しています。それでも影響されてしまっている部分はあると思いますね。

――今作を描くときは、ストーリーから作られたんですか? それともキャラクターから?

ジャスミン まずは設定を作って、その後がキャラクターですね。ただ、組長のキャラクターについては、ずっとこういう人を描きたいと思っていたんです。“ヤクザがアイドルになる”という設定が話題になりがちですが、彼らのキャラクターにも注目してもらいたいです。

――ストーリーやギャグのアイデアは、どのようにして考えられているのでしょう?

ジャスミン 何か方法があるわけではなく、単純に絞り出す感じです。

――ゴクドルズが歌う曲の詞も、先生が考えられているんですよね?

ジャスミン はい、私が考えています。ぼんやりとイメージはあるんですが、なるべくポップな感じにしようと思っていますね。

 音楽は大好きで、私自身、バンドもやっていたくらいなんです。よく聴くのはレゲエとかですね。

――連載は、今年3月発売の「ヤングマガジン」16号で一旦休止されていましたが、6月18日発売の29号から再開されましたね。今後の展開はどのようになりそうですか?

ジャスミン 今までのストーリーは、いろんな人が不幸になっていたので、その人たちを幸せにさせてあげたいなと思っています。まぁ、実際描いてみないとそのとおりになるかどうかはわからないですが。もしかしたら、もっと不幸になるかもしれない……。たまに、「ゴクドルズ」の生みの親である組長が暴走しがちで(笑)。

――やはり組長にも幸せになってもらいたい?

ジャスミン 組長はひどいことをやってるじゃないですか。だから、「この人こそひどい目に遭ってほしい」とはよく言われますね。悪い人間なんですけど、かっこよさは保ってあげたいと思っています。

――今回の作品以外で、今後描いてみたいテーマなどはありますか?

ジャスミン いろいろありますね。具体的なところまでは決まっていませんが、スケールの大きな作品を描いてみたいです。もちろんギャグマンガで。

――この作品もギャグ要素がありますが、時折ヒューマンストーリー的なシーンも出てきますよね。

ジャスミン 私は、ドラマや映画でもヒューマンストーリーの方が好きなんですよ。小説も恋愛小説が好きですし。なので、いろいろ挑戦していきたい気持ちはあります。

――ちなみに、原作のファンの方は、どのような層が多いと思われますか?

ジャスミン 20~30代の男性で、マンガ好きな人かなと思っているんですが、担当からは、結構女性ファンも多いと聞いています。たまにやりすぎる下ネタがあったりするので、ドン引きされない程度にとどめていこうとは思っています(笑)。

――この作品が話題になった一番の要因は、何だと思われますか?

ジャスミン やはり、最初の設定が大きいと思います。でも、それだけだと思われると悔しい部分もあります。「“出オチ”じゃなくて、その後のストーリーも、ギャグも、ちゃんと面白いよ!」と言いたいです。

――ここからはアニメについてお聞きしたいのですが、アニメ化の話は、いつ頃決まったのでしょう?

ジャスミン 話自体はかなり前からあったのですが、正式に決定したのはわりと最近です。決まってからはバタバタと具体化していきましたね。原作の雰囲気のまま作ってくださるということだったので嬉しい反面、過激な描写もあるので、大丈夫なのかなという心配もありました。

――ネットでの反響も大きいですが、SNSなどはチェックされていますか?

ジャスミン ネガティブなことが書かれている掲示板などは見ないようにしていますね(笑)。

――声優さんのアフレコ現場にも立ち会われたそうですが、先生から「こうしてほしい」など要望を出されたりはしたのですか?

ジャスミン 私はほとんど何も言わずに、アニメのスタッフの方におまかせしました。ただ、1話でアイリが「ちくしょう!! 売れちゃったよ!!」と言うシーンがあるのですが、それだけは「思い切って叫んでほしい」とお願いしましたね。

 現在PVも公開されていますが、一視聴者として見て、普通に面白かったです。インパクトがあって(笑)。

――7月3日からいよいよ放送が始まりますが、「ここは注目してもらいたい」という点は?

ジャスミン もちろん、“極道”であり“アイドル”でもあるメインキャラたちのギャップは面白いので見てほしいですが、個人的には脇役にも注目してもらいたいです。マンガを描く段階では、それほど作り込んでいなかったキャラでも、声優さんたちが声をあてることで本当に面白くしてくれているんです。実は、メインキャラ以外にも豪華な声優さん方が出演してくださるので、そこも楽しみにしていただきたいですね。

――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いいたします。

ジャスミン アニメもマンガも、これからもっともっと面白くなりますので、ぜひ期待していてください!

* * *

 一見、突飛な設定に思われがちだが、先生のお話を伺って、それだけにとどまらない魅力と見どころのある作品であることを再認識した。アニメ放送後も、必ずやネットで話題になることだろう。ギャグ漫画好き、極道もの好き、アイドル好き、それぞれの見方で楽しむことができる作品だと思う。まずは、今夜放送の第1話に注目だ。

(取材・文=プレヤード)

■TVアニメ『Back Street Girls-ゴクドルズ-』
原作:ジャスミン・ギュ(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:今 千秋

BS11 7月3日より毎週火曜深夜1時~
TOKYO MX 7月3日より毎週火曜深夜1時40分~
MBS 7月3日より毎週火曜深夜3時~
AT-X 7月7日より、毎週土曜23時30分~
※リピート放送:毎週火曜15時30分~/毎週金曜7時30分~

公式HP:http://backstreetgirls-anime.toeiad.co.jp/ 
公式Twitter:https://twitter.com/inuganekikaku
公式Facebook:https://www.facebook.com/animebsg/

©ジャスミン・ギュ・講談社/犬金企画

■マンガ『Back Street Girls』
講談社「ヤングマガジン」にて連載中
単行本 1~11巻発売中

「ただの“出オチ”じゃない!」作者が語る、極道×アイドルマンガ『Back Street Girls』の魅力とは

 今、アイドル界では、ありとあらゆるものとの組み合わせが考えられている。プロレスアイドル、元自衛隊アイドル、女医アイドルなど、挙げていけばきりがないほどだ。

 そんな中、「極道」と「アイドル」というありえない設定で人気となったマンガがある。2015年から「ヤングマガジン」(講談社)に連載されている『Back Street Girls』だ。

 主人公は、「犬金組」という組織に属する若手極道の男3人。彼らは性転換&全身整形を施し、アイドルグループ「ゴクドルズ」としてデビューすることになる。極道ならではの特訓でアイドルのスキルを身につけた彼らは、アイドルヲタクから人気となり、その中で様々な出来事が起こっていく――。

 この奇想天外な設定が、ネットを中心に話題となり、今回ついにアニメ化されることとなった。

 一体、どんな発想からこの作品は生まれたのか? そしてアニメの見どころを、作者のジャスミン・ギュさんにお話を伺った。

* * *

 

――作品のアイデアは、どのような形で生まれたのでしょう?

ジャスミン・ギュ(以下、ジャスミン) 一言で言うと“究極のギャップ”を描きたかったんです。もともと極道モノを描きたいという気持ちがあって、“極道”と対称的なものを考えたときに頭に浮かんだのが“アイドル”でした。

――極道モノを描きたかったというのは、何か理由があるのですか?

ジャスミン 私、おじさんを描くのが好きなんですよ(笑)。それで、極道を描いていたら、担当さんから「可愛い女の子も出してよ」と言われて、女の子を描いてみました。

 自分では、今でも女の子を描くのは下手だと思っています。あまり描きたくなかったですし(笑)。でもいい機会なので、思い切ってこの作品は女の子を主人公にして、上手くなりたいなとは思いました。

――作品を描くにあたって、モデルとした人物や、参考にしたものは?

ジャスミン キャラクターなどで参考にしたものは全くないですね。衣装を参考にさせてもらった程度です。

 取材でとあるグループのライブを何度か見に行きましたが、ファンの幅広さには驚きました。年齢層もさまざまだし、女性もいますし。 

――好きなアイドルはいますか?

ジャスミン テレビなどで見ることはありますけど、「ファン」と言えるほど好きになった人はいないですね。私は、いろんなことにハマりやすいタイプなんですよ。なので、もし本気でファンになってしまったらどうなるかが怖いです。作品に出てくる人たちみたいに、実際CD何百枚も買ってしまいかねないです(笑)。

――マンガ作品では、どのようなものが好きでしたか?

ジャスミン 子供の頃は、鳥山明先生の『ドラゴンボール』(集英社)などが好きでした。一番好きなマンガ家さんは、伊藤潤二先生。楳図かずお先生の作品も好きです。ホラーマンガがとにかく好きなんですよ。

 なので、影響されないように意識しています。それでも影響されてしまっている部分はあると思いますね。

――今作を描くときは、ストーリーから作られたんですか? それともキャラクターから?

ジャスミン まずは設定を作って、その後がキャラクターですね。ただ、組長のキャラクターについては、ずっとこういう人を描きたいと思っていたんです。“ヤクザがアイドルになる”という設定が話題になりがちですが、彼らのキャラクターにも注目してもらいたいです。

――ストーリーやギャグのアイデアは、どのようにして考えられているのでしょう?

ジャスミン 何か方法があるわけではなく、単純に絞り出す感じです。

――ゴクドルズが歌う曲の詞も、先生が考えられているんですよね?

ジャスミン はい、私が考えています。ぼんやりとイメージはあるんですが、なるべくポップな感じにしようと思っていますね。

 音楽は大好きで、私自身、バンドもやっていたくらいなんです。よく聴くのはレゲエとかですね。

――連載は、今年3月発売の「ヤングマガジン」16号で一旦休止されていましたが、6月18日発売の29号から再開されましたね。今後の展開はどのようになりそうですか?

ジャスミン 今までのストーリーは、いろんな人が不幸になっていたので、その人たちを幸せにさせてあげたいなと思っています。まぁ、実際描いてみないとそのとおりになるかどうかはわからないですが。もしかしたら、もっと不幸になるかもしれない……。たまに、「ゴクドルズ」の生みの親である組長が暴走しがちで(笑)。

――やはり組長にも幸せになってもらいたい?

ジャスミン 組長はひどいことをやってるじゃないですか。だから、「この人こそひどい目に遭ってほしい」とはよく言われますね。悪い人間なんですけど、かっこよさは保ってあげたいと思っています。

――今回の作品以外で、今後描いてみたいテーマなどはありますか?

ジャスミン いろいろありますね。具体的なところまでは決まっていませんが、スケールの大きな作品を描いてみたいです。もちろんギャグマンガで。

――この作品もギャグ要素がありますが、時折ヒューマンストーリー的なシーンも出てきますよね。

ジャスミン 私は、ドラマや映画でもヒューマンストーリーの方が好きなんですよ。小説も恋愛小説が好きですし。なので、いろいろ挑戦していきたい気持ちはあります。

――ちなみに、原作のファンの方は、どのような層が多いと思われますか?

ジャスミン 20~30代の男性で、マンガ好きな人かなと思っているんですが、担当からは、結構女性ファンも多いと聞いています。たまにやりすぎる下ネタがあったりするので、ドン引きされない程度にとどめていこうとは思っています(笑)。

――この作品が話題になった一番の要因は、何だと思われますか?

ジャスミン やはり、最初の設定が大きいと思います。でも、それだけだと思われると悔しい部分もあります。「“出オチ”じゃなくて、その後のストーリーも、ギャグも、ちゃんと面白いよ!」と言いたいです。

――ここからはアニメについてお聞きしたいのですが、アニメ化の話は、いつ頃決まったのでしょう?

ジャスミン 話自体はかなり前からあったのですが、正式に決定したのはわりと最近です。決まってからはバタバタと具体化していきましたね。原作の雰囲気のまま作ってくださるということだったので嬉しい反面、過激な描写もあるので、大丈夫なのかなという心配もありました。

――ネットでの反響も大きいですが、SNSなどはチェックされていますか?

ジャスミン ネガティブなことが書かれている掲示板などは見ないようにしていますね(笑)。

――声優さんのアフレコ現場にも立ち会われたそうですが、先生から「こうしてほしい」など要望を出されたりはしたのですか?

ジャスミン 私はほとんど何も言わずに、アニメのスタッフの方におまかせしました。ただ、1話でアイリが「ちくしょう!! 売れちゃったよ!!」と言うシーンがあるのですが、それだけは「思い切って叫んでほしい」とお願いしましたね。

 現在PVも公開されていますが、一視聴者として見て、普通に面白かったです。インパクトがあって(笑)。

――7月3日からいよいよ放送が始まりますが、「ここは注目してもらいたい」という点は?

ジャスミン もちろん、“極道”であり“アイドル”でもあるメインキャラたちのギャップは面白いので見てほしいですが、個人的には脇役にも注目してもらいたいです。マンガを描く段階では、それほど作り込んでいなかったキャラでも、声優さんたちが声をあてることで本当に面白くしてくれているんです。実は、メインキャラ以外にも豪華な声優さん方が出演してくださるので、そこも楽しみにしていただきたいですね。

――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いいたします。

ジャスミン アニメもマンガも、これからもっともっと面白くなりますので、ぜひ期待していてください!

* * *

 一見、突飛な設定に思われがちだが、先生のお話を伺って、それだけにとどまらない魅力と見どころのある作品であることを再認識した。アニメ放送後も、必ずやネットで話題になることだろう。ギャグ漫画好き、極道もの好き、アイドル好き、それぞれの見方で楽しむことができる作品だと思う。まずは、今夜放送の第1話に注目だ。

(取材・文=プレヤード)

■TVアニメ『Back Street Girls-ゴクドルズ-』
原作:ジャスミン・ギュ(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:今 千秋

BS11 7月3日より毎週火曜深夜1時~
TOKYO MX 7月3日より毎週火曜深夜1時40分~
MBS 7月3日より毎週火曜深夜3時~
AT-X 7月7日より、毎週土曜23時30分~
※リピート放送:毎週火曜15時30分~/毎週金曜7時30分~

公式HP:http://backstreetgirls-anime.toeiad.co.jp/ 
公式Twitter:https://twitter.com/inuganekikaku
公式Facebook:https://www.facebook.com/animebsg/

©ジャスミン・ギュ・講談社/犬金企画

■マンガ『Back Street Girls』
講談社「ヤングマガジン」にて連載中
単行本 1~11巻発売中

菊池桃子のストーカー再犯逮捕……もっと深刻な「地下アイドル」たちへの“つきまとい”事案

 タレントの菊池桃子に対するつきまとい行為の再犯を犯したとして、警視庁は無職の56歳の男をストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。男は3月にも菊池へのつきまとい行為によってストーカー規制法違反容疑で現行犯逮捕され、4月に罰金30万円の略式命令を受けていた。

 このニュースを受け、フジテレビの久代萌美アナウンサーが情報番組『ワイドナショー』で「出待ちされたこともありますし、合鍵が送られてきたこともあります」と、自らも被害に遭った過去を告白。また、同番組内ではアイドルグループHKT48の矢吹奈子が「HKT48でもストーカーに遭った子がいて、その子は自分の出したゴミをあさられていた」と衝撃の事実を明かした。

 テレビ局のアナウンサーや人気タレントとなれば、この手のストーカー行為の被害を受けることも多い。そのため、セキュリティーの高いマンションや、マネジャー、送迎車などに守られ、対策を取った上で活動している。

 ところが最近、各都市で増えてきている「地下アイドル」が、危険な目にさらされることが多いという。

「マネジャーもおらず、所属事務所に守られていないようなフリーのアイドルがストーカー被害に遭うケースが頻発しています。もともとそういったアイドルの場合、ファンと密に接する機会も多いので、親近感を覚えられやすい。一方で、収入も少なく、セキュリティーの甘いアパートに住むことも多いため、住居がファンに知られてしまうと、どうしようもない。先日も秋葉原を中心に活動するフリーター兼業のアイドルが、ファンに家の場所を知られてしまい、同じアパートにそのファンが引っ越してきてしまったので、自分が違うアパートに転居せざるを得なくなったというケースがありました」(芸能関係者)

 アイドルになるためのハードルが下がり、簡単に人前で踊ったり歌ったりができる現代だが、安易にタレント活動をすることで負うリスクも大きくなると覚えておいた方がよさそうだ。

清純派アイドル・吉川友の路線変更が話題「下ネタキャラに転向したのかな?」

 6月30日放送の『有吉反省会』(日本テレビ系)に、清純派アイドルとしてお馴染みだった吉川友が登場。アイドルとは思えない“下ネタ”を連発し、「いつの間にこんな…」と視聴者をざわつかせている。

 吉川友といえば、かつてはハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)として活動。アニメ『きらりん☆レボリューション』の声優ユニット「MilkyWay」としてCDをリリースし、当時の子どもやアニメファンにも知名度を広げた。2011年にはCDシングル「きっかけはYOU!」でソロデビュー。続く2ndシングル「ハピラピ ~Sunrise~」は、オリコンランキング4位にランクインしている。

 そんな彼女は同番組で、“体操が気持ち悪い”ことを反省。下半身の関節が非常に柔らかく、ファンを引かせてしまうという。実際にスタジオでは、仰向けに寝そべった状態で膝の関節を180度曲げる“逆M字開脚”を披露。見たことのない体勢に、共演者からは悲鳴が巻き起こっていた。

「今回吉川は、胸元が開いた赤い衣装とバッチリメイクで登場。この時点でかつてのファンは『なんかしばらく見ない間にケバくなった』とげんなりしてしまったようです。さらに彼女は、番組で意味深な言葉を連発。下半身だけが柔らかいことを『ゆるいんです、股が』と言ったり、『もし役に立つとしたら夜の営みくらい』と自虐していました。これにはMCの有吉弘行は『アイドルっぽくないよね意外と』と驚いた模様。ネット上では『下ネタキャラに転向したのかな?』『清純派とはなんだったのか…』『アイドルとしてこれはどうなの?』といった声が上がっています」(芸能ライター)

 放送内で吉川は、タレント・ぱいぱいでか美の衣装に着替えて番組後半に再登場。胸元にハートマークの穴が開いたセクシーな衣装を披露した。下ネタで散々場をかき乱した吉川だが、これには視聴者も「最高にエロい」「やっぱり吉川っていい乳してるな」と納得。とても“清純派”とは呼べない現在の彼女の姿が、無事世間に広まったようだ。

「以前から吉川は、一部ファンの間で“黙っていれば清純派”“中身がおっさん”などと言われてきました。アイドルにしては発言がかなり明け透けで、2016のバースデーイベントでも『肉食系女子としてやっていきたい』と抱負を語っています」(同)

 ちなみに彼女は、「8月8日はぱいぱいの日! ~わがままBODY頂上決戦~」というイベントでぱいぱいでか美と共演する。『有吉反省会』で吉川は「今でも清純派」と言っていたが、その路線はさすがにもう厳しいかもしれない。

人生が辛い時ほどアイドルは輝いて見える――ドルヲタを描いた栗山千明主演ドラマ『婚外恋愛に似たもの』レビュー

 今の時代、一口に「アイドル」と言っても、その種類は多岐に渡る。それらをひとくくりに語ることはもはや不可能だろう。ただ、絶対的に大きなくくりとして分けられるのは「女性アイドルのファン」と「男性アイドルのファン」である。

 その中で、「女性アイドルファン」については、地下のライブハウスでヲタ芸を打ち、サイリウムを振っているような姿で、ドラマやドキュメンタリーなどで多く取り上げられてきた。しかし、一方の「男性アイドルファン」というものは、あまりセンセーショナルにとらえられることがなかった。ある意味、ヲタクの中でもベールに包まれた存在だと言えるかもしれない。

 そんな男性アイドルのヲタクが主人公となった、宮木あや子の小説『婚外恋愛に似たもの』(光文社)が、ドコモの動画配信サイト「dTV」で連続ドラマ化された。6月22日に配信された第一話をチェックしたので、レビューしていこう。

 まず注目したいのは、今回の出演者だ。主人公・桜井美佐代を演じるのは、栗山千明。学生時代からモデル・女優として活躍し、男女問わず人気を集めているが、2000年に主演した深夜ドラマ『秘密倶楽部o-daiba.com』(フジテレビ系)では、宮崎あおいやベッキーらと「リアルシスターズ」を結成、アイドルファンからも大いに注目を集めた経歴がある。

 そして、有名なのは彼女のオタク趣味。アニメ、ゲーム、マンガなどに造詣が深く、役を演じる上でも、その気質が見え隠れすることがある。昨年放送されたドラマ『でも、結婚したいっ!~BL漫画家のこじらせ婚活記~』(同)では、そのヲタクぶりが遺憾なく発揮され、恋愛に疎いBL漫画家をリアリティを持って演じていた。

 第一話でもう一人のメインとなっていたのは、やんちゃな息子に手を焼くシングルマザー・益子昌子役の江口のりこ。言わずと知れた名バイプレーヤーだ。とにかく個性的な役を演じたらピカイチ、作品自体にコミカルさや深みを与えることができる。

 今回は、美佐代と昌子との置かれている環境の差がじっくりと描かれていた。子供はいないものの、テレビマンの夫(袴田吉彦)と結婚し、いわゆる「勝ち組」とも言える美佐代。高級マンションに暮らし、ブランド物を身につけるその姿からは、不満などなにもないように思える。

 しかし、義母からの「子供はまだか」との催促や、夫の女遊びなどに悩まされる日々。そんな時、街で偶然見かけた男性アイドルに心奪われてしまう。

 彼女が夢中になっているのは、5人組の男性アイドルグループ「スノーホワイツ」。中でも「みらきゅん」こと神田みらい(Da-iCE・岩岡徹)が彼女のイチオシだ。彼のことを思っている時が、彼女の唯一の幸せなのかもしれない。

 そんなある日、美佐代は、夫から家を出ていくようにと告げられる。もともとアイドル好きの夫は、「KGB64」という女性アイドルグループのメンバー、さなちゃんといい仲になり、一緒に暮らしたいというのだ。男性アイドルヲタの女性が、女性アイドルヲタの夫に別れを迫られるという修羅場の構図。 好きな女性アイドルと関係を持った夫を前に、美佐代は思う。

「好きなアイドルと寝たいとは思わない。でも一晩中独占できるなら、その美しい寝姿をただ眺めていたい」

 ここに男性と女性のアイドル観の違いが透けて見える。

 双方のアイドルファンの名誉のために言っておくが、アイドル好きの男性が皆アイドルと繋がりたいと思っているわけではなく、もちろん逆に女性がみな関係を持ちたいと思っていないわけでもない。ただ、一般的に、女性アイドルに対して男性ファンが「繋がりたい」という欲求を持つことは多い。

 これは、男女の資質によるものが大きいだろう。

「夜空に輝く星を見て、男はそこに行くことを願い、女はそれを手にすることを願う」そんな言葉を聞いたことがある。男性ヲタクと女性ヲタクの違いがあるとすれば、そこに介在するセクシャリティの差だと言えるかもしれない。

 さて、一方の昌子である。彼女は、問題ばかり起こしている中学生の男の子を抱えたシングルマザー。スーパーのレジのパートをしながら息子を養っているが、生活は楽にはならない。そんな彼女が心の支えにしているのもまた「スノーホワイツ」。彼女は「ハッチ」こと八王子(太田将煕)のファンである。

 彼女がパートをする高級スーパーに、美佐代が買い物に来るシーンで二人の運命が繋がる。ひょんなことからお互い“ホワラー(スノーホワイツのファン)”であることを知り、話をするのだ。

 ここでは、二人の格差が顕著に現れる。セレブな生活をし、客として食材を買う者と、そこで働く者。しかし、その格差さえも「同じアイドルのファン」ということで、一瞬で消え去ってしまう。これこそが、アイドルファンの中にある自由なのだ。

  そしてもう一つ、二人が「今の現実をつらい」と感じている点も重要だ。アイドルとはつらい気持ちを感じた時に、すっと心に入ってくるものだ。人生がつらければつらいほど、アイドルはより輝いて見える。そんな気がする。この二人もそうなのであろう。

 美佐代は、自分は「一番になりたくてもいつも三番目の女」だと思い悩む。ヒエラルキーの底辺にいる人から見れば、三番目など羨ましくて仕方がないだろう。しかし、人の思い、欲望というものは、相対的に見てしまいがちなのだ。

 アイドルの現場というのは、そんな社会のヒエラルキーをなくしてしまう空間だ。

 もちろん、同じイベントに来た人にも、収入や家庭など差はあるだろう。しかし、好きなアイドルを思い、応援する瞬間において、それらを消し去る力があるのだ。ファンになってしまえば、誰が偉いわけでも誰がみじめなわけでもない。それが根底にあることを知ってもらいたい。おそらくは、このドラマも、その素晴らしさを伝えてくれるものとなっていくことだろう。

 第一話では少しの登場となったものの、他のキャストも見逃せない。

 まずは、女経営者、隅谷雅役の平井理央。元フジテレビアナウンサーのイメージが強いが、もともとは『おはスタ』(テレビ東京)の「おはガール」として活動するなど、アイドルファンにも人気が高かった。実際にアイドル側にいた彼女が、アイドルファンの側を演じるというのが、なんとも面白い。

 主要メンバーの中で一番の「オタク具合」を見せてくれるのではと期待されるのが、片岡真弓役の富山えり子。14年の『ごめんね青春!』(TBS系)や、16年の『重版出来!』(TBS系)など、アイドル女優が出演したドラマにも出ていたので馴染みがあるだろう。今年1月~3月に放送された、芳根京子主演の『海月姫』(フジテレビ系)で、人形オタクの女性を見事に演じていたのも記憶に新しい。ちなみに同作では、昌子役の江口のりこも、個性的な役で出演していた。この二人の掛け合いがまた見られるというのも興味深い。

 最後は、専業主婦・山田真美役の安達祐実。子役時代から積み重ねてきたキャリアでは、アイドル的な曲を出していたこともある。彼女の中で「オタク」という存在がどう消化され、演じられるのかも見ものである。

「婚外恋愛」という不思議なワードが冠されたこのドラマ。「不倫」でも「浮気」でもない愛情の形を見せてくれるのではないかと思っている。

 なお、最後になるが、回想シーンでアイドルのコスプレをした栗山千明はなかなかのサービスショットだった。「男性アイドルファン」がテーマであるだけに、メインターゲットは女性に設定されているだろうが、男性が見ても十分に楽しめる作品となっているし、今後も遊び心あふれる展開を見せてくれるのではないかと期待は高まるばかりだ。

(文=プレヤード)

■ドラマ『婚外恋愛に似たもの』
dTVにて6月22日より毎週金曜日配信

フジテレビ『夢大陸』ステージ廃止の影響で、“マナーが悪すぎる”アイドルフェス「TIF」の規模が縮小……今年で最後に?

 毎年夏に東京お台場周辺で開催されている日本最大規模のアイドルフェスティバル『TOKYO IDOL FESTIVAL』(以下TIF)。今年は8月3~5日の3日間にわたって行われるが、その会場規模が縮小されている。

 フジテレビが旗振り役となって開催されるTIF。ここ数年は、フジがお台場エリアで毎年夏に開催しているイベント『お台場みんなの夢大陸』内のステージを利用していたが、今年は『夢大陸』が『ようこそ!!ワンガン夏祭り THE ODAIBA 2018』という名称にリニューアルし、それに伴ってステージが廃止されたのだ。アイドルフェス事情に詳しい芸能ライターが説明する。

「今年のTIFは、去年までのメインステージがなくなって、去年の第2ステージだったZepp DiverCityがメインステージに繰り上げられたという状況です。一番大きなステージがなくなり、追加のステージもないので、規模はかなりの縮小です」

 さらに、これまで物販エリアとして使用されていた場所が、別イベントに使われるため、使用できなくなり、別の場所に移動するなどといった変更点もある。

「毎年恒例で行っているイベントなのに、場所すら確保できないというのは、なかなか珍しいこと。アイドルブームもだいぶ落ち着いているので仕方ないとしても、フジ内でのTIFの存在感は相当薄まっているのでしょう。同局は視聴率が取れなくて、懐事情もよくないだろうから、TIFが縮小するのは仕方ないと思いますよ」(テレビ局関係者)

 そもそもここ数年は、毎年開催されるかどうか怪しい状況があったという。

「2020年東京五輪の会場としてお台場エリアが使用されることが決まってから、土地利用のハードルが高くなっているとか。実は今年も五輪の準備などの影響で、TIFが開催できないかもしれないと噂されていました」(同)

 そんなTIFだが、数あるアイドルイベントの中では、最もマナーが悪いといわれている。

「SMILE GARDENという無料の野外ステージは、基本的にオープンスペースで、通行人がのぞくことができる。フェスの空気を誰でも簡単に味わえるということで、近くにテントを立てて、酒盛りしている客までいますよ。アイドルファンではなくても、野外でどんちゃん騒ぎができるからという理由で来る客は少なくないし、マナーが悪い客も多い。そういった状況があると、イベント開催を反対する声が増えてくるのは仕方ないことでしょう。フジ内部にもTIF反対派は少なくないようで、無条件に“毎年開催”という感じではないのです」(前出・芸能ライター)

 さらに、TIFがお台場で開催されるのは今年で最後という話まである。

「お台場全体が五輪仕様に変わっていく中で、エリアを荒らすこととなりかねないTIFを開催するのは、なかなか難しくなるでしょう。しかも、客のマナーが悪いとなれば、対外的なイメージもよくない。来年以降のTIFは、やるとしても、どこか屋内の会場でこぢんまりと開催されるる可能性があります」(前出・テレビ局関係者)

 今までの形のTIFは、今年で最後になるかもしれないという状況。アイドルブームも、いよいよ一区切りとなりそうだ。