内村光良『紅白』総合司会の裏で「ナンチャンを探せ!」状態に!? コンビ共演は実現せず、今年も“実質解散状態”継続か

『第68回NHK紅白歌合戦』が放送され、1部の平均視聴率が35.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、2部が39.4%を記録し、2部は歴代ワースト3位の数字となった。

 今回は、直前に安室奈美恵のサプライズ出演が実現。同時に注目を集めたのが、総合司会に抜擢されたウッチャンナンチャン・内村光良の相方であるナンチャンこと南原清隆の行方であろう。

「事前の報道では『ポケットビスケッツ・ブラックビスケッツ復活』や『はっぱ隊復活』などが取りざたされていましたが、実際の放送ではナンチャンの登場は一切ありませんでした。1995年の第46回大会にダウンタウンの浜田雅功がH jungle with tとして出演した折には、相方の松本人志がGEISHA GIRLSの格好で駆けつけました。そのため、ウンナンのコンビ共演に期待を寄せる声も大きかっただけに、残念ですね」(放送作家)

『紅白』の放送中、ネット上では「まるで『ナンチャンを探せ!』状態だわ」といった声が相次いだ。アラサー世代以上にとっては懐かしのフレーズといえよう。

「『ナンチャンを探せ!』は1990年から93年に放送された『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』(フジテレビ系)の人気コーナの一つです。変装して街の風景に溶け込んだナンチャンの居場所を当てるクイズです。難易度ごとにレベル分けがなされており、最も簡単なものでは、横断歩道のゼブラ模様などに化けていました。確かに『紅白』の会場のどこかにナンチャンがこっそりと隠れていたら、面白かったでしょうね」(同)

 懐かしさを伴うコンビ共演は実現せず、往年のファンにとっては、なんとも残念な結果になってしまった。実質解散状態は、今年も継続しそうだ。
(文=平田宏利)

読書家アピールの東野幸治「週刊新潮」で連載を持つ“最大のメリット”とは?

 かつてのひな壇芸人がどこへやら、すっかり司会業が板についた東野幸治が、週刊誌で連載を開始。“読書家・東野幸治”という戦略は、今後の芸能活動の枠を大きく広げそうだ。

 東野が連載を始めたのは、「週刊新潮」(新潮社)の「この素晴らしき世界」というコラムだ。WEBサイト「デイリー新潮」によれば、東野は90年代から週刊誌が大好きで、事務所に「無名の雑誌でもいいです、週刊誌でも月刊誌でもいいです」と頼んだところ、週刊新潮に決まったのだそう。コラムは、東野の周りにいる芸人たちをスケッチするもので、第1回では西川きよしが取り上げられている。

 ピース又吉をはじめ、劇団ひとり、麒麟・田村裕、品川庄司の品川ヒロシなど、本を出して話題になった芸人は多いが、東野もかつて、小説(『泥の家族』幻冬舎、2000年)や、ブログをまとめたエッセイ(『この間。』ワニブックス、13年)を出している。11月には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の“読書芸人”の回に出演し、読書家をアピールした東野だが、週刊誌での連載は彼にどんな影響をもたらすのか? 週刊誌記者が語る。

「書く内容がどうであれ、週刊新潮でコラムを書いているうちは、東野幸治は週刊新潮には絶対スクープされません。芸人とは違いますが、作家のスキャンダルがなかなか表沙汰にならないのは、それまでにその作家とすでに仕事をしたか、これから仕事をしようという人間が必ず社内にいるからです。仮に週刊誌が大きなネタをつかんでも、週刊誌の売り上げなど、たかが知れたもの。記者はイケイケでも、そのネタは絶対に上で潰されます」

 まさか東野が、こういったことまで計算ずくでコラムを書きたいと願ったはずはないが、スキャンダルが命取りとなる芸能人にとっては、なかなか賢いライフハック。“新潮で連載”というハクも付くだけに、まさに一石二鳥と言えそうだ。

“徹子いじり”で、ブルゾンちえみが大勝利! 芸人の鬼門『徹子の部屋』対策の貴重なサンプル例に

“芸人殺し”と称されることの多いテレビ朝日の『徹子の部屋』。確かに芸人と相対した途端、黒柳徹子の対応は危険度が急上昇する。

 くりぃむしちゅーが出演した際は「面白いんですよね、あなたたち。何かやって!」とあまりにもなリクエストを放るし、ナイツが得意の“ヤホー漫才”を披露すれば「お間違えになるのがお上手」と冷静に解説、間寛平が得意のギャグ「かい~の」を行うと「それは芸なんですか?」と温度の低い質問を投げ掛けるなど、数々の芸人の心を折ってきたのはお馴染みだ。お笑い界の中では“鬼門”というイメージさえ抱かれる名番組である。

 そして12月21日放送回では、ゲストとしてお笑い界からブルゾンちえみ with Bが出演している。

「今年の顔」と紹介され登場した彼女らは、さっそくお馴染みの持ち芸(ブルゾン扮するキャリアウーマンが「35億!」と決めるネタ)を披露。その後、徹子がどういう態度を取るかに注目していたのだが、これが悪くないのだ。それどころか、彼女らのネタは見事に琴線に触れたようで「新しい芸だと思った」「面白かった!」と徹子は絶賛。どうやら、徹子とブルゾンは相性がいいようだ。

 いや、どうも相性だけの問題で片付けられないぞ……。この日の徹子の上機嫌を見ていると、そんな風に思えた次第。ブルゾンちえみ with Bが選んだ今回の作戦、完全にドンピシャだったのだ。

 

■素性を徹底的にリサーチされ、喜びを隠せない黒柳徹子

 

 3人はこの日の出演に備え、いわゆる“徹子さんネタ”を用意していた。その内容は、以下のようなものであった。

「あ~、『徹子の部屋』に来れて、よかった! どうしたの、徹子ちゃん。えっ? ピザとパンダとかき氷が大好きで、最近はインスタグラムにもハマってる? 趣味はとっても乙女で可愛いんだけど、交友関係がちょっとすごいんだよね。……チャップリンとゴルバチョフはマブダチ(with Bが脱ぐとそれぞれの背中に『チャップリン』『ゴルバチョフ』と書いてある)。交友関係がとってもいかつい。ちなみにそんな徹子ちゃん、とっておきの秘密があるんだけど知ってる? ……普段からノーブラ」

 まだ、ある。with Bことブリリアンの2人(金髪のコージと黒髪のダイキ)は、特定の人物を中央に据えて「with B!」と決めポーズを取るくだりが恒例だ。もちろん、この日のブリリアンは徹子を中央に決めポーズを取っているのだが、その時の彼らにソツがなかった。

・「カバンの中は!」(ダイキ) 「グチャグチャ!」(コージ) 「徹子です」(徹子) 「with B!」

・「焼肉!」(ダイキ) 「大好き!」(コージ) 「黒柳徹子」(徹子) 「with B!」

・「かき氷が好き!」(ダイキ) 「食べすぎてスタッフに叱られる!」(コージ) 「黒柳徹子です」(徹子) 「with B!」

 この芸に参加した時の徹子は、あからさまに大喜び! 「あんまり本当のことだったんで(笑)」「私のこと、調べてきてるんだ?」と、声が裏返るほど興奮してしまっているのだ。

 お笑い芸人にとって、昔から“客いじり”は「邪道」だと言われている。しかし、この日の彼女らは“徹子いじり”を徹底的に行い、結果、見事にハマった。数々の芸人が無残な姿を晒した『徹子の部屋』でだ。

 今回の成功例は、貴重なサンプルではないだろうか。推測するに、黒柳徹子は“徹子いじり”に弱い。

 芸人出演回において、ネタを披露する流れになるのは必然の『徹子の部屋』。ならば、そのネタを徹底的に“徹子仕様”にしてしまうのも一つの手か。数多い芸人の心を折ってきたこの番組で結果を残せるならば、邪道も何も言ってられないという気がする。

 ちなみに、黒柳徹子には「筋肉に弱い」という一面も持っている。法政大学アメフト部主将という経歴を持つコージの肉体を見た徹子は、やはり大興奮し、手形が付きそうな勢いで「スゴいですね」と胸筋の感触を確かめまくっていた。

 なるほど。今回の彼女らの勝因は、「相性」と「リサーチ力」と「肉体」か。
(文=寺西ジャジューカ)

矢部浩之が『ぐるナイ』ゴチ“クビ”で、ナイナイの「実質解散状態」が加速! コンビ分断へ

 12月21日放送の『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)において名物企画「グルメチキンレース ゴチになります!」が放送され、レギュラーメンバーのTOKIOの国分太一と、ナイナイの矢部浩之が“クビ”になった。

 矢部は1年間の謹慎だが、国分は19年間務めたレギュラー番組を去ることになった。最後のあいさつでは「(いつかは)卒業しないといけないと、いつも思っていた」と語った。国分の卒業で懸念されるのが、ナイナイのコンビ仲であろう。

「放送を受け岡村隆史はラジオ『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)において、現在のナイナイは、ほかの番組では楽屋が別だが、『ぐるナイ』だけは矢部、岡村、国分、羽鳥慎一アナの4人部屋で、国分が矢部と岡村の話をつないでくれるので『すごい助かる』『間接的に3人でしゃべってる仲いい感じになる』と述べていました。ただ『ほかの3人は結婚して子どもがいるので、家庭の話が始まると孤立する』とも嘆いていましたね」(芸能記者)

 来年3月末の『めちゃ×2イケてるっ!』(フジテレビ系)終了後は『ぐるナイ』が、ナイナイにとって唯一の定期レギュラー番組となる。だが、番組のメイン企画である「ゴチ」から矢部が消えることで、同番組においてもコンビそろっての露出が減るのは必至であろう。

「長い間、ナイナイの両者がそろう場所は、ラジオの『オールナイトニッポン』であり、フリートークで近況報告や思い出話をすることでコミュニケーションを図っていました。しかし、14年9月に矢部が降板。以降は岡村ソロの番組となっています。テレビにおいてコンビとして接点のあった『めちゃイケ』に続き『ぐるナイ』を失うことになれば、かねて指摘されている実質解散状態がさらに加速する可能性は高いといえるでしょう」(同)

 個人での活動も、東京に完全に根を下ろした矢部に対し、このところ関西への回帰傾向が強い岡村と、対照的な2人。来年は、コンビ“分断”への始まりの年ともいえそうだ。
(文=平田宏利)

SMAPに言及できない『明石家サンタ』で見せた、明石家さんまの“冷徹な怒り”その矛先は……

  12月24日深夜に毎年恒例となっている『明石家サンタ史上最大のクリスマスプレゼントショー2017』(フジテレビ系)が放送された。

 SMAP解散と、元メンバー3人のジャニーズ事務所退所後、初の放送となるため、司会を務める明石家さんまの言動に注目が集まったが、結果的にSMAPには一切言及しなかった。

「来年年明けは、さんまが木村拓哉と行う特番『さんタク』(フジテレビ系)が2年ぶりに正月番組として復活。この番組は11月中に収録を済ませるため、なんらかのエピソードを披露するかと思われましたが何もありませんでした。もちろん『名乗っただけで即合格』であろう、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の元メンバー3人や、中居正広からの“生電話”もありません。今年の芸能人枠には、相方の堤下敦が連続して事故を起こし謹慎に至った、インパルスの板倉俊之が登場し“即合格”を得ていましたね」(放送作家)

 SMAPネタのない地味な『明石屋サンタ』となったが、番組の最後に爆弾発言が飛び出した。さんまが「俺、実はホンマ一番不幸やったんけどね。プロデュースしたドラマ飛んでしもうたから」と述べたのだ。

「愛弟子のジミー大西を主人公としたドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』ですね。さんまが、企画とプロデュースを務め、ネット動画で配信される点も注目を集めました。しかし、小出恵介が未成年との飲酒と淫行騒動を起こし、ドラマ放送自体が頓挫してしまったのです。よりによって、小出は明石家さんま役を演じているため映画『シン・ゴジラ』(2016)のように出演シーンのみをカットするわけにいきませんでした。ドラマは代役を立てて撮り直しされるようですが、全面的な作り直しになるのは間違いないでしょう」(同)

 さんまの怒りは大声でなく、静かな一言に表れ、後輩芸人たちはその態度に恐れをなす。『明石家サンタ』の最後の一言も同様であろう。事件に関して不起訴処分が下されたとはいえ、小出に対するさんまの怒りは大きそうだ。
(文=平田宏利)

アジアン・隅田美保“ブスイジリ克服”テレビ復帰の裏で奔走した「アノ」大物芸人って……?

 女性お笑いコンビ・アジアンの隅田美保(42)が、テレビ出演復帰に向けて意欲を見せている。

 隅田といえば、「ブスだとイジられることによって彼氏ができない」という理由で、2015年からテレビ出演を休止。仕事は劇場などの漫才のみに抑えて、カフェでアルバイトするなど結婚に向けて突き進んできた。

 ところが、今月に入り自身のブログで「正直、彼氏ができんへん事をお笑いのせいやと思ってたんですがどうやら全く関係ありませんでした。テレビを休んでも、彼氏ができませんでした。やっと、気づきました!! 3年弱かかりました」と、思い込みから解けたことを明かし、今後、本格的な活動を再開させることをアピールしていた。

 そんな隅田の決断に、ある大物芸人が関わっていたという。

「吉本の先輩であるの今田耕司さんが、テレビ活動を休止していた2年8カ月の間、隅田さんのことを、ずっと気にかけていたようなんです。相方の馬場園梓さんに、隅田さんの近況を聞いたり、直接本人と連絡を取って相談に乗ったりグチを聞いたりと、温かく見守っていたみたいですね」(芸能関係者)

 16年7月9日には、関西ローカルのバラエティ番組『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』(読売テレビ)で、今田の発案で、隅田をテーマにトークを展開。隅田のことを視聴者や世間に忘れられないように配慮することもあった。

「これから隅田さんとしては、まず関西圏でのテレビ出演から徐々に再開していって、以前のように東京でも活動を広げていきたいようですね。その足掛かりとして現在、今田さんがMCを務める番組に隅田さんを呼ぶ企画が進行しているそうです。そんなことまでしてもらって、隅田さんは今田さんに頭が上がらないはずですよ」(同)

 コンビとしては、11日に日本テレビで放送された賞レース『女芸人No.1決定戦 THE W』で、さっそく3位という成績を収め、その実力がまだまだ落ちていないことを証明してみせた。18年はコンビでの仕事が増えるとみられるだけに、今後の活躍が楽しみだ。

日馬富士の暴行事件に、とんねるずや中居正広も悲鳴!?「年末年始の特番に相撲取りが使えない……」

 日本中を揺るがした、横綱・日馬富士による暴行事件。いまだ全容の解明には至っていないが、その影響は角界のみならず、テレビ界にも波及していた。

 テレビ関係者が内情を明かす。

「この暴行事件により、日本相撲協会は、年末年始のテレビ番組への力士の出演を自粛することを決定。白鵬をはじめ、出演が内定していた力士も多かったが、テレビ局側と交渉し、ほとんどがキャンセルとなりました」

 春日野広報部長も「番組づくりが始まっていて、どうしても断ることができないケースもあるが、チャラチャラした番組には極力出さない」と話していたが、その結果、力士の出演が内定していた『全日本歌唱力選手権 歌唱王』『中居正広のスポーツ10番勝負(仮)』(日本テレビ系)、『とんねるずのスポーツ王は俺だ(仮)』(テレビ朝日系)、『演歌の花道 のど自慢SP(仮)』(テレビ東京系)は、企画とキャスティングが見直されることとなったようだ。

「テレビ出演は力士たちにとって直接ギャラを受け取れる、貴重な小遣い稼ぎの場。特に新春特番は各局とも奮発して、横綱なら1本200万円、大関で150万円、そのほかの幕内力士で50万円が相場となっています」(前出・テレビ関係者)

 騒動の時期と年末年始特番の収録時期が重なったのは、不運というしかない。バラエティ番組スタッフも、こう言って残念がる。

「太っている人はそれだけで面白いので、数字を持っている。テレビ界には“困ったときはデブキャラを使え”という格言があるほどです。マツコ・デラックスが体調不良でフル稼働できないことに加え、相撲ブームの勢いもあって、今年は例年以上に力士需要が高まっていた。普段見られない力士の歌唱シーンなどは、かなりの高視聴率が期待できたはずですから、番組スタッフはさぞかし無念だったでしょう。とはいえ、いまだ騒動は尾を引いたままで、のんきに歌なんか歌っていたら、局や相撲部屋に抗議電話が殺到していたでしょうね」

 来年末には、デンモクで頭を叩くコントができるくらい雰囲気が改善しているといいのだが……。

イモトアヤコ、石油風呂突入の臭い取れず……芸人たちの“深刻すぎる”健康被害問題

 12月10日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)においてイモトアヤコが石油風呂に入り話題となっている。イモトは産油国として知られるアゼルバイジャン共和国を訪れ、現地で「黄金風呂」と呼ばれる石油風呂に入った。

「イモトは自らのインスタグラムに『#3日間』『#臭いがとれない』といったタグとともに、油まみれになった自身の姿をアップしました。石油風呂は美肌効果や、神経痛に効くとされており、健康上の問題はないのでしょうが、ハードなロケであるのは確かでしょうね。日本テレビでは、先ごろ『女芸人No.1決定戦 THE W』が放送されましたが、これはイモトをはじめとする女芸人の活躍を受けて企画されたとも言われています。ベテランの面目躍如といったところでしょう」(放送作家)

 だが、芸能人の過酷なロケは、時として寿命を縮めることもある。

「アントニオ猪木のものまねで知られた春一番は、2014年に47歳の若さで亡くなっています。極度の酒好きのため体を壊したといわれていますが、もう一つの病気を抱えていました。それが皮膚病の乾癬(かんせん)です。『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)でカレー粉のプールに落とされ、それを落とさないままに金粉を塗ったマラソンに挑戦し、皮膚病を発症したよう。その治療のために飲んだ免疫抑制剤も、内臓を痛める一因になったのではないかといわれています」(同)

“体を張る仕事”は芸人のメインディッシュともいえるが、くれぐれも健康には留意してもらいたいものだ。
(文=平田宏利)

イモトアヤコ、石油風呂突入の臭い取れず……芸人たちの“深刻すぎる”健康被害問題

 12月10日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)においてイモトアヤコが石油風呂に入り話題となっている。イモトは産油国として知られるアゼルバイジャン共和国を訪れ、現地で「黄金風呂」と呼ばれる石油風呂に入った。

「イモトは自らのインスタグラムに『#3日間』『#臭いがとれない』といったタグとともに、油まみれになった自身の姿をアップしました。石油風呂は美肌効果や、神経痛に効くとされており、健康上の問題はないのでしょうが、ハードなロケであるのは確かでしょうね。日本テレビでは、先ごろ『女芸人No.1決定戦 THE W』が放送されましたが、これはイモトをはじめとする女芸人の活躍を受けて企画されたとも言われています。ベテランの面目躍如といったところでしょう」(放送作家)

 だが、芸能人の過酷なロケは、時として寿命を縮めることもある。

「アントニオ猪木のものまねで知られた春一番は、2014年に47歳の若さで亡くなっています。極度の酒好きのため体を壊したといわれていますが、もう一つの病気を抱えていました。それが皮膚病の乾癬(かんせん)です。『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)でカレー粉のプールに落とされ、それを落とさないままに金粉を塗ったマラソンに挑戦し、皮膚病を発症したよう。その治療のために飲んだ免疫抑制剤も、内臓を痛める一因になったのではないかといわれています」(同)

“体を張る仕事”は芸人のメインディッシュともいえるが、くれぐれも健康には留意してもらいたいものだ。
(文=平田宏利)

芸人をセンスで判断しない『くりぃむナンチャラ』新企画 答えをピークにしない大喜利の楽しみ方

 お笑いコンビには、2つの種類がある。コンビの両者が案を出し合い、練ってネタを作り上げていくタイプ。もう1つは、片方が完全にネタ作りを担当するタイプである。

 今回は、後者に注目してみよう。この種のコンビの場合、ネタ作りを担当する側がフリートーク等の平場でもセンスを発揮するパターンが主流。そしてもう1人は、社交的に振る舞って他タレントとの交流を広げたり、爆発的なキャラクターで異なった角度から笑いを取りにいく役目を担当するケースが多いように思う。

 12月15日放送『くりぃむナンチャラ』(テレビ朝日系)にて、コンビを組む2人の性格、役割の違いに焦点を当てた企画が行われている。題して「UNKOダウト」。

 企画の趣旨は、こうだ。まず、それぞれのコンビに大喜利が出題される。そして、どうかと思う言いぐさだが、コンビでセンスを発揮する方を「センス側」、そうではない方を「ウンコ側」と名付け、コンビのうちの「ウンコ側」が考えた答えはどれかを当てる……という内容だ。

 ちなみに、今回出演したコンビは3組。くりぃむしちゅー(「センス側」が有田哲平で「ウンコ側」が上田晋也)、ロッチ(「センス側」がコカドケンタロウで「ウンコ側」が中岡創一)、トレンディエンジェル(「センス側」が斎藤司で「ウンコ側」がたかし)という座組である。

 

■「ウンコ側」が考えた大喜利の答えに、芸人たちから低評価が飛び交う

 

 では、まず「ウンコ側」が答えを考えた大喜利を挙げてみよう。

お題:「日本のお寺を出禁になった外国人 一体何をした?」

答え:「ワーイ ジャパニーズピーポーと何回も言ってくる」(ロッチの「ウンコ側」中岡が回答)

 この回答への評価は、「そんなんじゃ出禁にならないから。大喜利を理解してない」(トレエン斎藤)と散々であった。

また、こちらの回答も強烈に“臭って”くる。

お題:「日本のお寺を出禁になった外国人 一体何をした?」

答え:「お坊さんのコスプレをしてきた」(ロッチの「ウンコ側」中岡が回答)

 周囲から「プンプン臭うな~」「これは人糞だ」と責められ続けた中岡は「僕は頑張って出たウンコだと思うんですけど……」と首をひねるのだが、確かに客観的に見ると臭う気がする。

お題:「サッカー未経験の山田和夫さん(58)が日本代表に選ばれた。どうして?」

答え:「殺人的なスライディングの持ち主」(トレエンの「ウンコ側」たかしが回答)

 この答えも、「安易すぎる」「どういう出し方してもウケへんと思う」とひどい言われようであった。

お題:「サッカー未経験の山田和夫さん(58)が日本代表に選ばれた。どうして?」

答え:「『これぞ日本人だ!』という顔をしているから」(ロッチの「ウンコ側」中岡が回答)

「コカドさんがこんな答え出すわけなくない? だとしたら、ロッチを疑うよ。あんな巧みなコントやってる人間が、こんなの出さないですよ」とトレエンたかしが断言したとおり、上記の回答は中岡考案のものであった。

 

■センスあるロッチ・コカドの考えた答えを中岡作と読み誤り、「浅い」と酷評するくりぃむ・有田

 

 逆に、「センス側」と「ウンコ側」のどちらによるものかわかりにくい回答も登場している。

お題:「日本のお寺を出禁になった外国人 一体何をした?」

答え:「お参りの仕方が2礼2拍手2ブレイクダンス1礼」(ロッチの「センス側」コカドが回答)

 この答えについて、くりぃむ有田は「“2礼2拍手2~”の中に何かを入れる時、ブレイクダンスにするかね。もっと具体的なものにするんじゃない?」と予想したものの、ロッチの「ウンコ側」中岡は「ウンコだと“2礼2拍手”という言葉を大喜利の答えに持ってこれないですよ!」と断言する。

 実はこのゲームの“目利き”として中岡は達人的な判断力を持っており、言ってる内容には説得力が溢れている。しかし、よく考えると自身のセンスの無さを力説していることにもなり、芸人としてはあまりにも哀しい。

お題:「日本のお寺を出禁になった外国人 一体何をした?」

答え:「出家中のお坊さんにマックを差し入れしたから」(トレエンの「ウンコ側」たかしが回答)

 この回答がたかし考案によるものと見破ったのはロッチ中岡だが、正解にたどり着くまでは難産だった。彼は「“お坊さんにマックを差し入れしたから”はウンコのものやねん。でも“出家中”っていう言葉は、多少センス頑張っちゃってんだよな……」という悩み方をするのだ。考えの巡らせ方が常人には計り知れない。「ウンコはウンコを知る」とでも言うべき境地だろうか。

 

■大喜利の答えの面白さは、ここでは二の次

 

 この企画が新しいのは、大喜利の答えを笑いのポイントに置いていないところにある。かつて、糸井重里は「『笑点』で座布団をもらえるような面白さがつまんないとわかっちゃってからの面白さは本当に難しい」と発言していたが、今回はそのレベルを遥かに超えている。

 フジテレビの人気番組『IPPONグランプリ』が存在する最中、いい答えをまるでありがたがろうとしない。スベって外したところを笑いにするというヤマっ気すらない。事実、今回の番組内で答えが出た瞬間に起こった笑いは皆無だったのだから。

 それより、「センス側のくせに、この答えは何?」「ウンコ側にしては頑張ってる」と予想しながら語り合う。“人となり”と“過程”を重視して行う遊びが、「UNKOダウト」なのだ。このゲームでは、センスある人間も必要だし、ウンコなセンスの持ち主も絶対に必要。

 加えて、感性でクラス分けされることがないのでヒエラルキーも出来上がらない。読みが深い「ウンコ側」(今回で言えばロッチ中岡)がMVPを奪ることだってあり得る。

 とかく競技化されがちな昨今の“笑い”だが、それとは真反対を行く「UNKOダウト」は至極心地がいい。「ウケないことすら“笑い”に変える」(すべり笑いとは別物)という芸人の原点に帰着したと感じたのは、私だけではないはずだ。
(文=寺西ジャジューカ)