
『ホンマでっか!?TV』や『ダウンタウンなう』(ともにフジテレビ系)、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)など、人気番組に多数出演し、芸能人たちを“霊視”して注目を集めているピン芸人・シークエンスはやとも氏。小学校3年生のときに殺人現場を目撃したことがきっかけで、幽霊や生き霊が視える特殊な能力があることを自覚したという彼は、2020年8月に自身の心霊体験をポップにつづった初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)を上梓。同年12月には早くも2冊目となる『霊が教える幸せな生き方』(KADOKAWA)を発売した。
今回はそんなシークエンスはやとも氏にインタビューを行い、新刊のみどころや2020年に霊視した芸能人たちの意外な素顔について話を聞いた。
マツコ・デラックスは、人間的な欲求が欠落している!?
――芸人になった当初は、霊感があることを売りにしていなかったそうですね。「霊視芸人」として活動するようになってから、悪い霊が寄ってきた、霊の影響を受けるようになったということはありますか?
シークエンスはやとも氏(以下、はやとも) 今のところは特にありません。結局、霊の影響を受けるかどうかは、考え方次第なのかもしれないなと思っているんです。ビクビクして心霊スポットに行ったり、怪談系の番組に出て、実際に体調崩しちゃう人ってやっぱりいるんですよ。でも、それとは逆で、例えば、先輩のケンドーコバヤシさんは、ある心霊スポットに行ったとき、霊能者さんから「ここはやばいところだから、絶対何にも触れないでください」と言われたにもかかわらず、バーンと部屋の中の物を壊してしまって(笑)。それでもピンピンしているじゃないですか。そういった先輩の姿を見て、霊の影響を受けない人って、何が違うんだろうなと思ったときに、まず「怖がっているか、怖がっていないか」というのと、「仕事への意識が強いか、強くないか」が、すごく大事なのかもしれないなと気づきました。
――芸能人のように、ルックスが整っている、性格がいい、自分に芯があるなど、人間として魅力的な人は霊にもモテるそうですが、2020年に霊視した中で一番印象に残っている人は誰ですか?
はやとも マツコ・デラックスさんですね。マツコさんの霊体は空洞なので、霊もその中をすり抜けてしまうんです。自我とか欲求みたいなものを全部殺している人だとも思っていて、恐ろしいぐらい、いやらしさというか欲求みたいなものを感じませんでした。食欲、睡眠欲、性欲の3大欲求は、どの人間からも感じないと変なんですが、マツコさんはご飯食べている時、すごくおいしそうに食べているけれど、食欲を満たしているわけではなく、ずっと視聴者目線を意識しながらコメントしているし、どんなにいやらしいことを言っても、性欲を感じさせないから、老若男女が嫌な気持ちにならず、面白く聞くことができる。マツコさんが眠っているところも、あんまり想像できないじゃないですか。
おそらくマツコさんは、自分がミッキーとかキティちゃんとかピカチュウみたいな、キャラクターのように見られていることを、芸能生活のどこかで気がついたんだと思うんです。世間は“マツコ・デラックス”というキャラクターを求めているから、少しでも見ている人が嫌悪感を抱かないように、欲を殺した。だから芸能人って、売れていれば売れているほど、人間的な欲求が欠落しているともいえます。
――ジャニーズタレントともよくお仕事をされている印象ですが、霊視をして「この人はすごい!」と思った方は誰ですか?
はやとも 霊が関係しているのかどうかはわからないんですが……。嵐の二宮(和也)さんがMCを務める『ニノさん』(日本テレビ系)に出演させていただいたときに、二宮さんが「おはようございます」ってスタジオに入って来て、席にポンと座っただけで、“番組が成り立つ”ぐらいの華というか、オーラがありました。それは単に「かっこいい」とかそういう単純な理由じゃなくて、「この人がいれば安心してしゃべることができる。この人がいてくれるだけで番組になるんだもん」と、緊張している僕ら若手に安心感を与えてくれるオーラのようなものを感じました。
そのぐらいの度量とか華がある人の中には、逆に僕たちに緊張感を与えてくる人もいるんですよ。スタジオ入って来ただけで、空気がピリッとして、思わず背筋がピンと伸びてしまうような(笑)。僕たちに安心感を与えつつ、番組をちゃんと成り立たせる。僕が今年お会いしたジャニーズの方々の中で、二宮さんはダントツで度量が大きかったですね。
――霊視をしてわかった、二宮さんの素顔はありますか?
はやとも ナチュラルに頭のいい方なんだろうなと思いました。二宮さんの“中身”ともいうべき生き霊の意識が、出演者全員に向いているんですよ。「今この人に話を聞かなきゃ」と思っているんじゃなくて、「全員に気を配るのが当たり前」の精神状態というか、生き霊状態だったので、本当に当たり前のように全体を見ることができる人なんだなぁと感じました。
その時にご一緒したある出演者の方は、1年ぶりぐらいに『ニノさん』に呼ばれたそうなんですが、二宮さんにメイクルームで会った時に、「あ! また来たんだ! また面白くしてくれるんじゃないの?」と話しかけられた、と。番組でたった1回しか会っていない “1年ぶり”の人に対して、そんなフランクに話せる人ってあまりいないじゃないですか。本当にすごい人なんだなと思いました。
そういえば、ゲストの1人として、Hey!Say!JUMPの山田(涼介)くんもいました。顔が小さくてスタイルも良く、「うわ~かっこいいな~、アイドルだな~!」って思っていたら、僕らひな壇芸人にも、にっこり笑って「よろしくお願いします」って挨拶をしてくださって。「こんな人いるんだ! いい人だな」って思っていたんですが……でもやっぱり、二宮さんのオーラには敵いませんでしたね。
――番組出演時、芸能人の方から、個人的に「霊視してください」とお願いされることはあるんですか?
はやとも ありますよ。特に興味がおありだったのは、KAT-TUNの亀梨(和也)さんですね。『アウト×デラックス』(フジテレビ系)でご一緒したんですが、映画『事故物件 恐い間取り』の撮影をしていた時に、亀梨さんの身の回りに、良くないことが結構起きたらしいんですよ。そのタイミングにはきまって、松原タニシさんという、映画のモデルになった事故物件芸人の方がいらしたと聞きました。それで、実際に霊視したところ、亀梨さんに「なんだこれ!?」っていう数の女性の死霊が憑いていたんです。
ここからは僕の仮説ですが、タニシさんに取り憑いていた霊が、亀梨さんに乗り移ったんじゃないかと思っています。というのも、実際に映画を見たところ、亀梨さんの役作りは完璧で、髪形、雰囲気、しゃべり方全てが「タニシさんになりきっているな」と感じました。そこで、タニシさんに取り憑いた事故物件の霊の気持ちになってみたんですが、「タニシさんに似ているかっこいい人がいたら、そっちいくよな」と(笑)。
――霊も、かっこいい人が好きということですか?
はやとも 霊とはいえ女の人ですから、そりゃあ絶対イケメンのほうがいいじゃないですか。しかも亀梨さんは昔から売れているから、亡くなった人たちもその存在を記憶していると思うんですよ。だから、「あ! 亀梨くんだ!」「しかも私が好きで憑りついているタニシさんに雰囲気も近い!」となれば、亀梨さんに乗り換えると思うので、多分その影響じゃないかとお話しました(笑)。
――イメージ的に、心霊などスピリチュアル系のお話は、男性より女性のほうが関心が高いように思います。
はやとも 確かに、亀梨さんは真剣に話を聞いてくださいましたが、ほかの男性芸能人は、「俺も視てよ!」「俺なんか憑いてる?」みたいな軽いノリの方が多かったかもしれません。女性芸能人の場合は、楽屋を訪ねて来て「ちょっと見ていただきたいんですけど……」と、結構本気の相談をされるケースが多いですね(笑)。
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インタビュー後編では、さまざまな芸能人を霊視してきたはやとも氏に、2021年にスキャンダル噴出が懸念される人物について語っていただく。
シークエンスはやとも
1991年7月8日生まれ、東京都出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。NSC東京20期生。“霊がよく見えるピン芸人”として、『ホンマでっか!?TV』や『ダウンタウンなう』などのテレビ番組で数々の有名芸能人たちを霊視して話題に。16年12月より「女性自身」にてコラム『ポップな心霊論』を連載中。著書に『ヤバい生き霊』(光文社)、『霊が教える幸せな生き方』(KADOKAWA)
公式Twitter :@HayaTaka78
公式インスタグラム:@takahayatomo
公式YouTubeチャンネル:「シークエンスはやともチャンネル〜1人で見えるもん。〜」