岩井ジョニ男、コスプレだった“おじさん”が本当の“おじさん”になった日

 いま「おじさん」は、かつてないほど苦境に立たされている。ズレた発言、ズレたLINEは即さらされ、世間から厳しいジャッジを受ける。そんな中、インスタでの「昭和おじさん」っぷりが話題を呼び、このたびフォトブック『幻の哀愁おじさん』(文藝春秋社)を出版することになったのが、浅井企画所属・イワイガワの岩井ジョニ男だ。三つ揃えのスーツにくたびれた革のカバンを抱え、びっちり七三分けのちょびひげで東京にたたずむ。芸人界最後の秘宝、岩井ジョニ男に聞く、「愛されるおじさん」の作り方。

***

――以前、日刊サイゾーで、ずん飯尾さんのインタビューをさせていただきまして(参照記事)。

岩井ジョニ男(以下、ジョニ男) え! この前も一緒に野球見に行きましたよ。出川(哲朗)さんと3人で。おじさん3人で、はしゃいじゃいましたね。飯尾さんとは普段から仲がよくて、よく飲みに行くんです。

――同じ事務所だからでしょうか、お2人にはなんかこう近いものを感じます。

ジョニ男 そうですね。やっぱり伝統なんですかね。関根(勤)さんも小堺(一機)さんもキャイ~ンさんも、みんなそうなんですよ。

――温かい、人を傷つけない笑いというか。

ジョニ男 人を傷つけない……それはありますね。そういう人が偶然集まったのかもしれないんですけど。争いごととかが本当嫌いなんです。みんなで助け合って、結果みんなで溺れちゃうことのほうが多いんですけど。

――コントですよね(笑)。

ジョニ男 笑っちゃう。でも、「受けなかったけど全力でやったからね」っていう暗黙の了解があるんですよ。仕事終わった後のレモンサワーの味がね……違うわけですよ。

――レモンサワー?

ジョニ男 スベった時は、すごい酸っぱい。でも、そもそも何もなかった時は味がわかんないから、味がするってことはまだいいんだよ、って。

――レモンサワーの味に響いてくるわけですね、今日の仕事は。

ジョニ男 そうなんです。それはレモンサワーですね、やっぱり。あの酸っぱさを感じたいっていう。

――『幻の哀愁おじさん』拝読させていただきました。こちらもまた、甘くて酸っぱい。

ジョニ男 本当にみなさんのお力で、なんとか形にしていただけました。

――今「おじさん」というものが、非常に生きづらいと言われております。何かあると「○○おじさん」とひとくくりにされたり。おじさん独特のLINEをネットにさらされたり。

ジョニ男 そういうのあるんですか!? ドキッ。これは気をつけなきゃいけませんね。

――おじさんが嘲笑の的になりがちな世の中で、若い女性たちがジョニ男さんを「おじさん、めっちゃかわいい」と歓迎しているのです。

ジョニ男 お笑いでワーキャー言われたことは1回もないですよ。お客さんは、とにかくおじさん。家族連れには声かけられたことありますけど。たぶんそれは『ピタゴラスイッチ』(Eテレ)の影響で。ライブ出待ちのワーキャーはゼロですよ。

――ちなみに、ライブの出待ちには、どんな方がいらっしゃるんですか?

ジョニ男 悩んでる方……でしょうか。まれにですが、「いろんな宗教に行って最後警察にも相談したんだけど、解決しなかったから、ジョニ男さんにお願いします」って……。

――ど、どういうことですか?

ジョニ男 まぁ、それは手紙だったんですけど。最後終着駅がここだったのかと。

――すごい……。

ジョニ男 人の相談に乗ったこともないような人間に……。

――ジョニ男さんの中の何かを見抜いていたのでしょうか?

ジョニ男 ああでも、今までお笑いやってる時は何も言わなかった芸人が、辞める時だけ僕に相談するっていうのはある。

――やっぱり終着駅(笑)。

ジョニ男 「辞める」って言った時に、唯一優しい言葉をかけてくれそうな感じがあるのかもしれないんですよね。

――何かの答えを求めて相談するわけではなく?

ジョニ男 そうじゃないんです。「辞める」っていうのは決めてくるんです。だからこっちもなかなか……まぁ「どうして?」くらいは聞きますけど。

――本人が決めた答えを肯定する役割ですね。

ジョニ男 そう、肯定して、次の道に……旅立ちですよね。旅立ちの言葉です。最近ね、飯尾さんと一緒に行く店行く店、初めて入った店でさえも「今週いっぱいで終わります」って、そういうことが立て続けにあったんですよ。それで僕が会計の時に「旅立ちですね」って言ったのを、階段下りて外に出た瞬間に「なにが旅立ちだよ!」って飯尾さんが(笑)。でも、それぐらいしか言うことがないから。よかったですね、ってことでもないですし。

――確かに(笑)。

ジョニ男 なぜか飯尾さんと行くところばかり。それがまた「いい店見つけたね」なんて話をしてるところへ、後ろからマスターに「いや、今週で終わりなんです。店閉めるんです」って言われて。確かに、僕らしかお客さんがいないんですよ、だいたい。その状況で、かける言葉難しいじゃないですか。

――そうですね。「おいしかったです」のひとつも、なんか意味ありげになっちゃいますよね。

ジョニ男 初めて来た店で「いや、もったいない」とか言うのもねえ。「じゃあなんで、今まであなたたちは来なかったんだ」っていうふうにね、責められるから。やっぱり、旅立ちですね。その手の言葉は、結構今までも送ってきてるなとは思ってたんですよね。やっぱり辞めるのを止めたところで、なんの保証もないじゃないですか。

――「あの時止められたから、もうちょっと頑張ったけど、やっぱりダメだった」とか言われても困りますね。

ジョニ男 そうですね。助成金みたいなのをこっちが出せればいいけどね。いつ売れるかわからないし、いつ落ちるかわからないみたいな仕事なんで。なかなか引き止める勇気も……っていう。

――芸人さんは今、新しい世代も台頭してきて。お笑い第7世代と呼ばれている……。

ジョニ男 え!? もうそんなですか? 7!?

――霜降り明星とかハナコとか、20代で賞レースを制する芸人さんが出てきてます。

ジョニ男 賞レース……みんななんか戦いにきてるよなぁ。僕が子どもの頃は、お笑い芸人がそういう「戦い」をしてると思ってなかったんですよ。関根さんや小堺さんしかり、選ばれた人だけがテレビに出てるんだなっていうのが、この世界に入ってようやくわかったくらい。でも、僕は賞レースがどうも苦手で……。

――以前『『内村さまぁ~ず』の出演をかけたネタバトルの取材をしたことがあったんです。そこの控室にジョニ男さんもいらっしゃって。みなさん結構ピリピリとネタ合わせをしている中、ジョニ男さん1人、テーブルの上に散らかっているお菓子の袋とかを片付けていたんですよ。ちょっとニヤニヤ笑いながら片付けてて「あぁ、なんて肝の据わった方なんだろう」って。

ジョニ男 全然据わってないですよ!! めちゃくちゃ緊張してるんですけど、そういうふうに追い込んでいったら、なんかもっとダメになっちゃうんで。たぶん普段通りの、家でやってるような感じの方がいいんじゃないかなって思ってやってたと思います。まさか、そんなところを見られているとは(照)。

――誰かに勝とうとか、あまり思わないですか?

ジョニ男 そうなんです。なんか戦ってね……『爆笑オンエアバトル』(NHK)とか、勝っても負けてもやっぱり嫌だったなと思って。でも、それじゃダメじゃないですか。だから自分の性格をよくよく見直したけど、やっぱり「よっしゃぁ」みたいな気持ちになれないんですよね。それを最初に感じたのは高校生の時。麻雀に誘われたんです。負けたらジュースおごるとか、そんくらいのやつですけど、やっぱり友達からね、お金をとったりするっていうことがすごい嫌だなと思っちゃった。どっちにしても気分悪いなっていうのが、その後の関係性にも響くじゃないですか。それで麻雀覚えなかったんです。

――ああでも、すごくわかります。

ジョニ男 比較的、浅井企画の人はやらないんですよ。見栄晴さんぐらいじゃないですか?

――見栄晴さんは、それお仕事にされてますし(笑)。

ジョニ男 そうでした。本物のギャンブラーでした。

――浅井企画には、今回の企画趣旨である「愛されるおじさん」が、たくさんいらっしゃる感じがします。

ジョニ男 「愛されるおじさん」かぁ。あまりそういうことは考えたことないですけど。でも……自分は、人が好きなんですよ。それはもう年齢関係なく。あと、すっごい年下でも、尊敬してたらおのずと「さん付け」になってますね。流れ星も「ちゅうえいさん」って呼んでるし。

――芸人さんの世界は上下関係が厳しそうですが、ご自身の中にあんまりそういう感情はない?

ジョニ男 それ、面白くないですもんね。

――ああ。

ジョニ男 自分も面白くなくなっちゃう。後輩たちも最初は「ジョニ男さん」って言ってくれるけど、途中から「おっちゃん」「おっちゃん」って言い始めるんです。まぁ、それが一番いいなっていう。結構若い頃から「おじさん」「おじさん」って言われてたんで、最近やっとそれに年齢が追いついてきて……まぁ40~50ですけど、一応年齢は非公表なんで(笑)。最近「思ったより若いですね」みたいなことを言われるようになったのもあるし。やっと本当のおじさんになれたんだなーって。

――ちょっと樹木希林さんみたいな感じですよね。

ジョニ男 ああ……希林さん、まさに。

――若い頃から、おばあちゃん役をやっていた。

ジョニ男 『寺内貫太郎一家』とか。自分は、昔から「おじさん」的なものが好きだったんです。ゴルフとか将棋とか、まぁお酒も好きだし、今もうやめちゃったんですけどタバコも吸ってましたし。オヤジがタバコケースからタバコを取り出して、それをね、縁側でこうやって吸ってるんですよ。それを見てね、なんかずいぶんおいしそうだなぁと思って。まぁ子どもながらに好奇心でちょっとやってみたら「うぇぇマズイ」。でも、おじさんになったらきっとああいうのがわかるんだなぁって思った。そしてやっと今、そういうものが、フキの味がわかってきましたよ。

――本当に小さい頃から憧れていたんですね、おじさんに。

ジョニ男 憧れていましたね。おじさんがお笑いをやってるんだと思ってたんですよ。ドリフもそうですけど、漫才だと瀬戸てんやわんやさんとかね、団しん也さんとか、みんなスーツでやってた。いま思えば皆さん30ぐらいだったと思うんですけど、ものすごいおじさんに見えて。

――確かに昔の動画を観たりすると「え、この人まだ25?」みたいな感じ……八代亜紀さんとか。

ジョニ男 いや、八代亜紀さんは本当貫禄ありましたよね。あの歌を、あの若さで歌ってたんです。「お酒はぬるめの燗がいい」なんてわかりませんよ、20代には。

――20代なんてカルアミルクとかじゃないですか。

ジョニ男 そうです。今になってやっと夏でも燗飲むっていうね、わかってきました。冷房が強くて燗酒飲むという。

――方向によっては冷風が直撃してきますしね。

ジョニ男 そうなんですよ。まぁ、みんな貫禄あっておじさんだった……いや、おじさんに見えた。三船敏郎さんとかハンフリー・ボガートとか。あっという間に時代も変わってね。30で若いっていう、今は。

――よくうちの祖母が俳優さんを見て「苦み走ったいい男」って言ってたんですよ。全然意味がわからなかったんですけど、きっとそういう……ジョニ男さんが見て憧れていたおじさんって、そういう感じなのかなと。

ジョニ男 そうです、ビターな感じです。もうそれはね、いろんなものを経てじゃないと出てこないものなんですよね。今の女性たちは、そういうものを男性に求めなくなったのかもしれませんが。

――今の若い女の子たちは、ジョニ男さんのインスタを見て「かわいい」ってなっています。

ジョニ男 「かわいい」か……。僕、20代の頃にタモリさんに言われて強烈に覚えていることがあって。「お前、絶対にかわいこぶるなよ」って。それはたぶんタモリさんのダンディズムみたいなものだと思うんですけど、かわいこぶってるやつを異常に嫌うんですよ、タモリさんって。前にですね、ちょっと袖の長いジャケットを着た男性マネジャーがいたんですよね。ちょっと手が隠れる感じの。

――「萌え袖」っていうやつですね。

ジョニ男 萌え袖っていうんですか? そのちょっとかわいこぶってる仕草を、タモリさんが嫌がって。タモリさんと4年半一緒にいたんですけど、この人はかわいこぶることを異常に嫌うんだな、と。だから俺も気をつけようと思って。

――「かわいい」に自覚的になると、結局かわいくはならないですからね。ジョニ男さんとしては、小さい頃に憧れていたおじさんを、ずっと今までやってきただけ。

ジョニ男 もともとは、スーツに関してはデヴィッド・ボウイの影響なんですけど。学生の頃からスーツを着てましたし、ポマードつけて。いま学園モノの映画はやってますけど、あそこに私服でスーツ着てポマードつけてる学生なんています? 山崎賢人くんや竹内涼真くんは、そんなことしないじゃないですか。だから、今考えるとだいぶ気持ち悪いです。

――当時の自分を冷静に振り返ると……?

ジョニ男 気持ち悪い。ポマードをつけてサイドにメッシュを入れて、それで学ランにヨーロピアン……尖った靴を履いて、セカンドバッグで学校に行ってたんですよ。偽物のルイ・ヴィトンとかヴァレンチノとか持って。

――ちょっと目は合わせられないかも(笑)。

ジョニ男 ですよ。好きな俳優やミュージシャンの格好をひたすら真似てましたけど、でもあれって人前に出る人だから着こなせたんであって。千葉の田舎の普通のやつが、なにも成し遂げてないやつがスカーフ巻いてバルーンジャケット着てるんですよ。それで気取ってサングラスしてあぜ道を歩いてる。

――あぜ道……。

ジョニ男 トラクターの跡があるあぜ道を……。そりゃ、やっぱり周りの人は声かけられないですよ。異様ですもん。

――でもそれが、ジョニ男さんが憧れた「大人」だった。

ジョニ男 同世代の人間には憧れないじゃないですか。やっぱりちょっと上の人たちが格好いいなぁと思って、音楽でもなんでも。

――国内外のかっこいい俳優やミュージシャンに憧れてやってきたことが、今は「昭和のおじさん」イメージになってるのも、なんか不思議ですよね。

ジョニ男 確かになぁ。僕が司会者で相方がラッパーのネタがあるんですけど、「NHKの堅い司会者をイメージしてるから、なんかスーツ持ってきて」って言われて持っていったら、ああいうスーツだったわけですね。それまで私服では、一応普通のスラックスとかジーパンとかはいてたんですよ。だけど、ある時期からそういうネタをいっぱいやるようになって、お客さんから「あのスーツの衣装で今度写真撮ってください」って言われるようになったんです。「だったら毎日スーツで行きゃいいんじゃない」って。もちろんスーツは好きですから。それからは、ワイシャツを着てカフスをはめてネクタイを締めて。髪の毛も、メイクさんにやってもらったことないんですよ。ぼさぼさの頭でスーツを着て行きたくないから、家出るときにはこうなってる。

――すごい。やっぱり美学があるんですね。

ジョニ男 飯尾さんはサンダルで登場したりするんで、よく言われるんです。「ジョニ男さん、面倒臭くないの? それ」って。「いや、僕はこれが好きなんですよ」と。

――スーツはすべてリサイクル品だから、元の持ち主の名前の刺繍が入っていたり。

ジョニ男 歴史を感じるんです。いま僕が着てますよ、と。まさかちょびひげ生やしてるやつが着てるとは思わないでしょうけど(笑)。すごく気が弱いんで、その人の力も借りてなんとか、という気持ちもあるんですよ。

――そうやって、見知らぬおじさんの魂を受け継ぎながら……。

ジョニ男 いま本当のおじさんになりました(笑)。
(取材・文=西澤千央)

●『幻の哀愁おじさん』(講談社)

「インスタ映えしすぎるおじさん」として注目を集める岩井ジョニ男。
そのインスタ(ジョニスタグラム)写真を中心に編んだ、おじさん愛とノスタルジーに満ちた心癒されるフォトエッセイ

岩井ジョニ男、コスプレだった“おじさん”が本当の“おじさん”になった日

 いま「おじさん」は、かつてないほど苦境に立たされている。ズレた発言、ズレたLINEは即さらされ、世間から厳しいジャッジを受ける。そんな中、インスタでの「昭和おじさん」っぷりが話題を呼び、このたびフォトブック『幻の哀愁おじさん』(文藝春秋社)を出版することになったのが、浅井企画所属・イワイガワの岩井ジョニ男だ。三つ揃えのスーツにくたびれた革のカバンを抱え、びっちり七三分けのちょびひげで東京にたたずむ。芸人界最後の秘宝、岩井ジョニ男に聞く、「愛されるおじさん」の作り方。

***

――以前、日刊サイゾーで、ずん飯尾さんのインタビューをさせていただきまして(参照記事)。

岩井ジョニ男(以下、ジョニ男) え! この前も一緒に野球見に行きましたよ。出川(哲朗)さんと3人で。おじさん3人で、はしゃいじゃいましたね。飯尾さんとは普段から仲がよくて、よく飲みに行くんです。

――同じ事務所だからでしょうか、お2人にはなんかこう近いものを感じます。

ジョニ男 そうですね。やっぱり伝統なんですかね。関根(勤)さんも小堺(一機)さんもキャイ~ンさんも、みんなそうなんですよ。

――温かい、人を傷つけない笑いというか。

ジョニ男 人を傷つけない……それはありますね。そういう人が偶然集まったのかもしれないんですけど。争いごととかが本当嫌いなんです。みんなで助け合って、結果みんなで溺れちゃうことのほうが多いんですけど。

――コントですよね(笑)。

ジョニ男 笑っちゃう。でも、「受けなかったけど全力でやったからね」っていう暗黙の了解があるんですよ。仕事終わった後のレモンサワーの味がね……違うわけですよ。

――レモンサワー?

ジョニ男 スベった時は、すごい酸っぱい。でも、そもそも何もなかった時は味がわかんないから、味がするってことはまだいいんだよ、って。

――レモンサワーの味に響いてくるわけですね、今日の仕事は。

ジョニ男 そうなんです。それはレモンサワーですね、やっぱり。あの酸っぱさを感じたいっていう。

――『幻の哀愁おじさん』拝読させていただきました。こちらもまた、甘くて酸っぱい。

ジョニ男 本当にみなさんのお力で、なんとか形にしていただけました。

――今「おじさん」というものが、非常に生きづらいと言われております。何かあると「○○おじさん」とひとくくりにされたり。おじさん独特のLINEをネットにさらされたり。

ジョニ男 そういうのあるんですか!? ドキッ。これは気をつけなきゃいけませんね。

――おじさんが嘲笑の的になりがちな世の中で、若い女性たちがジョニ男さんを「おじさん、めっちゃかわいい」と歓迎しているのです。

ジョニ男 お笑いでワーキャー言われたことは1回もないですよ。お客さんは、とにかくおじさん。家族連れには声かけられたことありますけど。たぶんそれは『ピタゴラスイッチ』(Eテレ)の影響で。ライブ出待ちのワーキャーはゼロですよ。

――ちなみに、ライブの出待ちには、どんな方がいらっしゃるんですか?

ジョニ男 悩んでる方……でしょうか。まれにですが、「いろんな宗教に行って最後警察にも相談したんだけど、解決しなかったから、ジョニ男さんにお願いします」って……。

――ど、どういうことですか?

ジョニ男 まぁ、それは手紙だったんですけど。最後終着駅がここだったのかと。

――すごい……。

ジョニ男 人の相談に乗ったこともないような人間に……。

――ジョニ男さんの中の何かを見抜いていたのでしょうか?

ジョニ男 ああでも、今までお笑いやってる時は何も言わなかった芸人が、辞める時だけ僕に相談するっていうのはある。

――やっぱり終着駅(笑)。

ジョニ男 「辞める」って言った時に、唯一優しい言葉をかけてくれそうな感じがあるのかもしれないんですよね。

――何かの答えを求めて相談するわけではなく?

ジョニ男 そうじゃないんです。「辞める」っていうのは決めてくるんです。だからこっちもなかなか……まぁ「どうして?」くらいは聞きますけど。

――本人が決めた答えを肯定する役割ですね。

ジョニ男 そう、肯定して、次の道に……旅立ちですよね。旅立ちの言葉です。最近ね、飯尾さんと一緒に行く店行く店、初めて入った店でさえも「今週いっぱいで終わります」って、そういうことが立て続けにあったんですよ。それで僕が会計の時に「旅立ちですね」って言ったのを、階段下りて外に出た瞬間に「なにが旅立ちだよ!」って飯尾さんが(笑)。でも、それぐらいしか言うことがないから。よかったですね、ってことでもないですし。

――確かに(笑)。

ジョニ男 なぜか飯尾さんと行くところばかり。それがまた「いい店見つけたね」なんて話をしてるところへ、後ろからマスターに「いや、今週で終わりなんです。店閉めるんです」って言われて。確かに、僕らしかお客さんがいないんですよ、だいたい。その状況で、かける言葉難しいじゃないですか。

――そうですね。「おいしかったです」のひとつも、なんか意味ありげになっちゃいますよね。

ジョニ男 初めて来た店で「いや、もったいない」とか言うのもねえ。「じゃあなんで、今まであなたたちは来なかったんだ」っていうふうにね、責められるから。やっぱり、旅立ちですね。その手の言葉は、結構今までも送ってきてるなとは思ってたんですよね。やっぱり辞めるのを止めたところで、なんの保証もないじゃないですか。

――「あの時止められたから、もうちょっと頑張ったけど、やっぱりダメだった」とか言われても困りますね。

ジョニ男 そうですね。助成金みたいなのをこっちが出せればいいけどね。いつ売れるかわからないし、いつ落ちるかわからないみたいな仕事なんで。なかなか引き止める勇気も……っていう。

――芸人さんは今、新しい世代も台頭してきて。お笑い第7世代と呼ばれている……。

ジョニ男 え!? もうそんなですか? 7!?

――霜降り明星とかハナコとか、20代で賞レースを制する芸人さんが出てきてます。

ジョニ男 賞レース……みんななんか戦いにきてるよなぁ。僕が子どもの頃は、お笑い芸人がそういう「戦い」をしてると思ってなかったんですよ。関根さんや小堺さんしかり、選ばれた人だけがテレビに出てるんだなっていうのが、この世界に入ってようやくわかったくらい。でも、僕は賞レースがどうも苦手で……。

――以前『『内村さまぁ~ず』の出演をかけたネタバトルの取材をしたことがあったんです。そこの控室にジョニ男さんもいらっしゃって。みなさん結構ピリピリとネタ合わせをしている中、ジョニ男さん1人、テーブルの上に散らかっているお菓子の袋とかを片付けていたんですよ。ちょっとニヤニヤ笑いながら片付けてて「あぁ、なんて肝の据わった方なんだろう」って。

ジョニ男 全然据わってないですよ!! めちゃくちゃ緊張してるんですけど、そういうふうに追い込んでいったら、なんかもっとダメになっちゃうんで。たぶん普段通りの、家でやってるような感じの方がいいんじゃないかなって思ってやってたと思います。まさか、そんなところを見られているとは(照)。

――誰かに勝とうとか、あまり思わないですか?

ジョニ男 そうなんです。なんか戦ってね……『爆笑オンエアバトル』(NHK)とか、勝っても負けてもやっぱり嫌だったなと思って。でも、それじゃダメじゃないですか。だから自分の性格をよくよく見直したけど、やっぱり「よっしゃぁ」みたいな気持ちになれないんですよね。それを最初に感じたのは高校生の時。麻雀に誘われたんです。負けたらジュースおごるとか、そんくらいのやつですけど、やっぱり友達からね、お金をとったりするっていうことがすごい嫌だなと思っちゃった。どっちにしても気分悪いなっていうのが、その後の関係性にも響くじゃないですか。それで麻雀覚えなかったんです。

――ああでも、すごくわかります。

ジョニ男 比較的、浅井企画の人はやらないんですよ。見栄晴さんぐらいじゃないですか?

――見栄晴さんは、それお仕事にされてますし(笑)。

ジョニ男 そうでした。本物のギャンブラーでした。

――浅井企画には、今回の企画趣旨である「愛されるおじさん」が、たくさんいらっしゃる感じがします。

ジョニ男 「愛されるおじさん」かぁ。あまりそういうことは考えたことないですけど。でも……自分は、人が好きなんですよ。それはもう年齢関係なく。あと、すっごい年下でも、尊敬してたらおのずと「さん付け」になってますね。流れ星も「ちゅうえいさん」って呼んでるし。

――芸人さんの世界は上下関係が厳しそうですが、ご自身の中にあんまりそういう感情はない?

ジョニ男 それ、面白くないですもんね。

――ああ。

ジョニ男 自分も面白くなくなっちゃう。後輩たちも最初は「ジョニ男さん」って言ってくれるけど、途中から「おっちゃん」「おっちゃん」って言い始めるんです。まぁ、それが一番いいなっていう。結構若い頃から「おじさん」「おじさん」って言われてたんで、最近やっとそれに年齢が追いついてきて……まぁ40~50ですけど、一応年齢は非公表なんで(笑)。最近「思ったより若いですね」みたいなことを言われるようになったのもあるし。やっと本当のおじさんになれたんだなーって。

――ちょっと樹木希林さんみたいな感じですよね。

ジョニ男 ああ……希林さん、まさに。

――若い頃から、おばあちゃん役をやっていた。

ジョニ男 『寺内貫太郎一家』とか。自分は、昔から「おじさん」的なものが好きだったんです。ゴルフとか将棋とか、まぁお酒も好きだし、今もうやめちゃったんですけどタバコも吸ってましたし。オヤジがタバコケースからタバコを取り出して、それをね、縁側でこうやって吸ってるんですよ。それを見てね、なんかずいぶんおいしそうだなぁと思って。まぁ子どもながらに好奇心でちょっとやってみたら「うぇぇマズイ」。でも、おじさんになったらきっとああいうのがわかるんだなぁって思った。そしてやっと今、そういうものが、フキの味がわかってきましたよ。

――本当に小さい頃から憧れていたんですね、おじさんに。

ジョニ男 憧れていましたね。おじさんがお笑いをやってるんだと思ってたんですよ。ドリフもそうですけど、漫才だと瀬戸てんやわんやさんとかね、団しん也さんとか、みんなスーツでやってた。いま思えば皆さん30ぐらいだったと思うんですけど、ものすごいおじさんに見えて。

――確かに昔の動画を観たりすると「え、この人まだ25?」みたいな感じ……八代亜紀さんとか。

ジョニ男 いや、八代亜紀さんは本当貫禄ありましたよね。あの歌を、あの若さで歌ってたんです。「お酒はぬるめの燗がいい」なんてわかりませんよ、20代には。

――20代なんてカルアミルクとかじゃないですか。

ジョニ男 そうです。今になってやっと夏でも燗飲むっていうね、わかってきました。冷房が強くて燗酒飲むという。

――方向によっては冷風が直撃してきますしね。

ジョニ男 そうなんですよ。まぁ、みんな貫禄あっておじさんだった……いや、おじさんに見えた。三船敏郎さんとかハンフリー・ボガートとか。あっという間に時代も変わってね。30で若いっていう、今は。

――よくうちの祖母が俳優さんを見て「苦み走ったいい男」って言ってたんですよ。全然意味がわからなかったんですけど、きっとそういう……ジョニ男さんが見て憧れていたおじさんって、そういう感じなのかなと。

ジョニ男 そうです、ビターな感じです。もうそれはね、いろんなものを経てじゃないと出てこないものなんですよね。今の女性たちは、そういうものを男性に求めなくなったのかもしれませんが。

――今の若い女の子たちは、ジョニ男さんのインスタを見て「かわいい」ってなっています。

ジョニ男 「かわいい」か……。僕、20代の頃にタモリさんに言われて強烈に覚えていることがあって。「お前、絶対にかわいこぶるなよ」って。それはたぶんタモリさんのダンディズムみたいなものだと思うんですけど、かわいこぶってるやつを異常に嫌うんですよ、タモリさんって。前にですね、ちょっと袖の長いジャケットを着た男性マネジャーがいたんですよね。ちょっと手が隠れる感じの。

――「萌え袖」っていうやつですね。

ジョニ男 萌え袖っていうんですか? そのちょっとかわいこぶってる仕草を、タモリさんが嫌がって。タモリさんと4年半一緒にいたんですけど、この人はかわいこぶることを異常に嫌うんだな、と。だから俺も気をつけようと思って。

――「かわいい」に自覚的になると、結局かわいくはならないですからね。ジョニ男さんとしては、小さい頃に憧れていたおじさんを、ずっと今までやってきただけ。

ジョニ男 もともとは、スーツに関してはデヴィッド・ボウイの影響なんですけど。学生の頃からスーツを着てましたし、ポマードつけて。いま学園モノの映画はやってますけど、あそこに私服でスーツ着てポマードつけてる学生なんています? 山崎賢人くんや竹内涼真くんは、そんなことしないじゃないですか。だから、今考えるとだいぶ気持ち悪いです。

――当時の自分を冷静に振り返ると……?

ジョニ男 気持ち悪い。ポマードをつけてサイドにメッシュを入れて、それで学ランにヨーロピアン……尖った靴を履いて、セカンドバッグで学校に行ってたんですよ。偽物のルイ・ヴィトンとかヴァレンチノとか持って。

――ちょっと目は合わせられないかも(笑)。

ジョニ男 ですよ。好きな俳優やミュージシャンの格好をひたすら真似てましたけど、でもあれって人前に出る人だから着こなせたんであって。千葉の田舎の普通のやつが、なにも成し遂げてないやつがスカーフ巻いてバルーンジャケット着てるんですよ。それで気取ってサングラスしてあぜ道を歩いてる。

――あぜ道……。

ジョニ男 トラクターの跡があるあぜ道を……。そりゃ、やっぱり周りの人は声かけられないですよ。異様ですもん。

――でもそれが、ジョニ男さんが憧れた「大人」だった。

ジョニ男 同世代の人間には憧れないじゃないですか。やっぱりちょっと上の人たちが格好いいなぁと思って、音楽でもなんでも。

――国内外のかっこいい俳優やミュージシャンに憧れてやってきたことが、今は「昭和のおじさん」イメージになってるのも、なんか不思議ですよね。

ジョニ男 確かになぁ。僕が司会者で相方がラッパーのネタがあるんですけど、「NHKの堅い司会者をイメージしてるから、なんかスーツ持ってきて」って言われて持っていったら、ああいうスーツだったわけですね。それまで私服では、一応普通のスラックスとかジーパンとかはいてたんですよ。だけど、ある時期からそういうネタをいっぱいやるようになって、お客さんから「あのスーツの衣装で今度写真撮ってください」って言われるようになったんです。「だったら毎日スーツで行きゃいいんじゃない」って。もちろんスーツは好きですから。それからは、ワイシャツを着てカフスをはめてネクタイを締めて。髪の毛も、メイクさんにやってもらったことないんですよ。ぼさぼさの頭でスーツを着て行きたくないから、家出るときにはこうなってる。

――すごい。やっぱり美学があるんですね。

ジョニ男 飯尾さんはサンダルで登場したりするんで、よく言われるんです。「ジョニ男さん、面倒臭くないの? それ」って。「いや、僕はこれが好きなんですよ」と。

――スーツはすべてリサイクル品だから、元の持ち主の名前の刺繍が入っていたり。

ジョニ男 歴史を感じるんです。いま僕が着てますよ、と。まさかちょびひげ生やしてるやつが着てるとは思わないでしょうけど(笑)。すごく気が弱いんで、その人の力も借りてなんとか、という気持ちもあるんですよ。

――そうやって、見知らぬおじさんの魂を受け継ぎながら……。

ジョニ男 いま本当のおじさんになりました(笑)。
(取材・文=西澤千央)

●『幻の哀愁おじさん』(講談社)

「インスタ映えしすぎるおじさん」として注目を集める岩井ジョニ男。
そのインスタ(ジョニスタグラム)写真を中心に編んだ、おじさん愛とノスタルジーに満ちた心癒されるフォトエッセイ

「モラハラ悪化しそう」「菩薩のように優しい」浮気を許して賛否集めた有名人夫婦3人

 4月18日放送の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング3時間SP』(TBS系)で11年間交際していた一般女性に公開プロポーズを行い、視聴者から称賛を受けたお笑いコンビ・オードリーの春日俊彰。しかし、同26日発売の「フライデー」(講談社)が、プロポーズの10日ほど前に春日が別の女性を自宅に招き入れていたことをスクープ。祝福ムードは一転、春日へのバッシングが吹き荒れた。

「翌27日深夜放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、春日の婚約者が電話出演し『すみません、お騒がせしておりまして。こっちも本当に反省ですよ』と謝罪。これにネットユーザーからは、『一番傷ついている婚約者が謝罪するなんて、菩薩のように優しい』と絶賛が寄せられる一方、『想定内だったのかも』との指摘も相次ぎました」(芸能ライター)

 配偶者の浮気に寛容な態度を示して波紋を呼んだ有名人といえば、お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功の妻・小川菜摘もその一人。

 浜田は、14年6月13日発売の「フライデー」で、当時グラビアアイドルだった吉川麻衣子との“3年不倫”が報じられた。これを受け、小川はブログで「彼は羽目を外し過ぎ、伸ばし過ぎた羽根を、家族にバキバキに折られ、その羽根をそっと畳み、意気消沈ゴリラになっています。そんな彼を、私達は変わらず笑顔で支えて行こうと思っています!」とコメント。

「浜田を許す姿勢を見せた小川に対し、『笑いのネタにしてくれる妻を持てて浜田は幸せ』という声も寄せられましたが、結婚前から浮気をしても明るく許していたと過去に明かしていただけに、『何度も許してきたからこそ、また浮気されちゃったんじゃない?』『浮気を美化しないでほしい』という厳しい声も噴出することに」(同)

 俳優の太川陽介は、17年12月14日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に妻で女優の藤吉久美子の不倫疑惑が報じられた。

 藤吉は、大阪・朝日放送のプロデューサーと同じホテルに宿泊し、藤吉の部屋で一夜を過ごしたとされたが、太川は同日に会見を開き、妻から不倫ではないと説明を受けたと明かした上で、「カミさんだもん。僕は信じる」と離婚しない姿勢を見せた。

「ネットユーザーからは、『同じホテルに泊まっていても、奥さんを信じるのは優しい』『奥さんを信じて、許したことは素敵だと思う』という声が上がった一方、太川は亭主関白で、藤吉の寝る時間を指示したり、焼肉店では藤吉にメニューを見せないといった姿がバラエティ番組で放送されていただけに、『モラハラが悪化しそうで恐い』『あれは怒りを押し殺したコメント』という意見も少なくありませんでした」(同)

 タレント・安田美沙子は、妊娠中の16年12月にファッションデザイナーの夫に不倫が発覚。それから約1年後、17年10月12日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に出演した際、出演者たちから不倫騒動について触れられると、「たまたまです。事故みたいなものです」「3年目な上に妊娠中やったんです。ほんとあるあるやなと思って」とコメントした。

「スタジオからは『エラい』といった声が上がり、ネット上でも『前向きに頑張ってる姿に好感度が上がった』というコメントが見られましたが、『浮気を許せる自分に酔っているように見えた』『男は浮気をするのが普通っていう感じの言い方はやめてほしい』と批判的な意見も。賛否分かれることになりました」(同)

 浮気したのは配偶者とはいえ、発言によっては“された側”の好感度にも影響を及ぼすだけに、芸能人夫婦はくれぐれも不貞には気をつけてもらいたいものだ
(立花はるか)

「モラハラ悪化しそう」「菩薩のように優しい」浮気を許して賛否集めた有名人夫婦3人

 4月18日放送の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング3時間SP』(TBS系)で11年間交際していた一般女性に公開プロポーズを行い、視聴者から称賛を受けたお笑いコンビ・オードリーの春日俊彰。しかし、同26日発売の「フライデー」(講談社)が、プロポーズの10日ほど前に春日が別の女性を自宅に招き入れていたことをスクープ。祝福ムードは一転、春日へのバッシングが吹き荒れた。

「翌27日深夜放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、春日の婚約者が電話出演し『すみません、お騒がせしておりまして。こっちも本当に反省ですよ』と謝罪。これにネットユーザーからは、『一番傷ついている婚約者が謝罪するなんて、菩薩のように優しい』と絶賛が寄せられる一方、『想定内だったのかも』との指摘も相次ぎました」(芸能ライター)

 配偶者の浮気に寛容な態度を示して波紋を呼んだ有名人といえば、お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功の妻・小川菜摘もその一人。

 浜田は、14年6月13日発売の「フライデー」で、当時グラビアアイドルだった吉川麻衣子との“3年不倫”が報じられた。これを受け、小川はブログで「彼は羽目を外し過ぎ、伸ばし過ぎた羽根を、家族にバキバキに折られ、その羽根をそっと畳み、意気消沈ゴリラになっています。そんな彼を、私達は変わらず笑顔で支えて行こうと思っています!」とコメント。

「浜田を許す姿勢を見せた小川に対し、『笑いのネタにしてくれる妻を持てて浜田は幸せ』という声も寄せられましたが、結婚前から浮気をしても明るく許していたと過去に明かしていただけに、『何度も許してきたからこそ、また浮気されちゃったんじゃない?』『浮気を美化しないでほしい』という厳しい声も噴出することに」(同)

 俳優の太川陽介は、17年12月14日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に妻で女優の藤吉久美子の不倫疑惑が報じられた。

 藤吉は、大阪・朝日放送のプロデューサーと同じホテルに宿泊し、藤吉の部屋で一夜を過ごしたとされたが、太川は同日に会見を開き、妻から不倫ではないと説明を受けたと明かした上で、「カミさんだもん。僕は信じる」と離婚しない姿勢を見せた。

「ネットユーザーからは、『同じホテルに泊まっていても、奥さんを信じるのは優しい』『奥さんを信じて、許したことは素敵だと思う』という声が上がった一方、太川は亭主関白で、藤吉の寝る時間を指示したり、焼肉店では藤吉にメニューを見せないといった姿がバラエティ番組で放送されていただけに、『モラハラが悪化しそうで恐い』『あれは怒りを押し殺したコメント』という意見も少なくありませんでした」(同)

 タレント・安田美沙子は、妊娠中の16年12月にファッションデザイナーの夫に不倫が発覚。それから約1年後、17年10月12日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に出演した際、出演者たちから不倫騒動について触れられると、「たまたまです。事故みたいなものです」「3年目な上に妊娠中やったんです。ほんとあるあるやなと思って」とコメントした。

「スタジオからは『エラい』といった声が上がり、ネット上でも『前向きに頑張ってる姿に好感度が上がった』というコメントが見られましたが、『浮気を許せる自分に酔っているように見えた』『男は浮気をするのが普通っていう感じの言い方はやめてほしい』と批判的な意見も。賛否分かれることになりました」(同)

 浮気したのは配偶者とはいえ、発言によっては“された側”の好感度にも影響を及ぼすだけに、芸能人夫婦はくれぐれも不貞には気をつけてもらいたいものだ
(立花はるか)

「通報するレベル」「理解に苦しむ」“ベビーカートラブル”告発で議論読んだ芸能人3人

 公共の場、特に公共交通機関などでしばしば噴出する“ベビーカー問題”。近年はバリアフリー化が進み、ベビーカーでの外出がしやすくなったものの、通勤ラッシュ時や人が多く集まる場所では、「ベビーカー利用を避けるべき」という声もある。また、外出先でベビーカーを使用し、トラブルに巻き込まれたという芸能人も。その一人が、流れ星・瀧上伸一郎の妻で、タレントの小林礼奈だ。

「4月19日に自身のツイッターを更新し、娘をベビーカーに乗せてエレベーターが来るのを待っていたところ、『おじさんが降りてきていきなり娘とベビーカー蹴飛ばし』たと告白。さらに、『気をつけろ! バカヤロウ!』と暴言を浴びせられたといい、『めちゃくちゃキレられた』と振り返っています」(芸能ライター)

 男性がなぜ激怒したのかは不明だが、小林は「おじさんが降りるときにベビーカーが近くで邪魔だったからブチ切れたんだと思う」と推測。一方で、「そんなにドアの近くにはいなかったんだけど」と疑問を呈している。

「小林は続けて、ベビーカーを利用していたことで中年男性・女性から因縁を付けられた過去を告白。そして『可哀想に、娘は怖かったのか 泣きました。オジサンに蹴られて』とつづりました。ネット上では『片方の言い分だけだと状況がわからないけど、それでもベビーカーを蹴った方が絶対に悪い』『警察に通報するレベルの話だと思う』『どんな事情があろうと、赤ちゃんが乗っているベビーカーを蹴るなんてありえない』との声が相次ぎ、ベビーカー利用について議論が巻き起こるほど話題になりました」(同)

 また、双子のパパ、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明も、買い物中の“ベビーカートラブル”を明かしている。

「石田は18年7月31日に更新したブログにて、妻が双子用ベビーカーで子どもを連れ、スーパーで買い物をしていた際の出来事を報告。なんでも、レジに並んでいたところ、後ろにいた中年女性から『もうちょっと前行けないの?』と注意され、妻が『すみませんベビーカーなんで』と答えたところ、舌打ちをされたとのこと。また会計後、レジ付近の道幅が狭くベビーカーでは出られなかったため、来た通路を戻ろうと、妻がその女性に『通してもらっていいですか』と声を掛けたところ、『人の迷惑って考えた事ある?』『買い物する時すら預ける人いないの?』『頼るところもないのに産むからこうなるのよ!』などと罵倒されたとか」(同)

 ブログでは「迷惑かけているのはわかってますよ」としつつ、「でも、そんなに言われなきゃいけないことですか?(中略)いくらなんでもひどくないですか?」と悔しさを吐露。石田のこの訴えには、ネットユーザーから「どうして協力してあげようとしないんだろう?」「舌打ちに暴言なんてひどすぎる」「『頼るとこないなら産むな』って……? 理解に苦しむわ」「心の狭い人が増えたな。本当に悲しい」など、中年女性を非難する声が続出した。

 さらに、女優の北川弘美も、一歩間違えば大事故につながりかねない経験をブログにつづっている。

「北川は2月13日に更新したブログにて、狭い歩道でベビーカーを押しながら歩いていたところ、後ろから来た自転車が北川にぶつかりながら走り去っていったと報告し、『とっても気分が悪かったです』と怒りをあらわにしました。その後、前方の交差点にその自転車が止まっていたため、北川が『ぶつかりましたよね? ぶつかる必要ありましたか?』と問うと、自転車を運転していた女性は『聞こえないふりをし私を視界から外すように別方向を向かれました』とのことで、北川への謝罪はなかったようです」(同)

 その女性の自転車には「3歳くらいの女の子」が乗っていたらしく、「なんて無責任な行動なんでしょう? 子供を乗せた自転車で赤ちゃんを乗せたベビーカーにぶつかる!? お互いにリスクしかないですよね」とブログで激怒していた北川。ネット上でも「子どもを巻き込む大きな交通事故になりかねない、本当に危険な行為」「明らかに自転車側が悪いのに、この態度はなに!?」「たまたま大事故にならなかったからいいけど、北川さんが気の毒すぎる」と、同情を集めた。

 芸能人がこうしたトラブル体験を明かすことで、少しでも啓蒙につながればよいのだが――。
(立花はるか)

霜降り明星、『ものまねグランプリ』優勝に疑問の声……「漫才なのに?」「明らかに忖度」

 5月7日、『ものまねグランプリ特別編 ものまねレジェンドが選ぶ次世代ものまね芸人No.1決定戦』(日本テレビ系)が放送され、初登場したお笑いコンビ・霜降り明星が優勝した。しかし、この結果にネットユーザーからは「なんでこの人たちが優勝なの?」「完全にゴリ押し」など、不満の声が噴出している。

「タイトルに“次世代ものまね芸人No.1決定戦”とある通り、Mr.シャチホコや山田七海、やしろ優ら若手ものまねタレントが多数出演した同番組。審査員は、モノマネ界のレジェンドであるコロッケ、神無月のほか、ホリ、関根勤、井森美幸が務めました。しかし、チョコレート・プラネット、横澤夏子、平野ノラなどの芸人たちが、いかに似ているかを競うのではなく、“コント”に近いネタを披露していたため、『ただのネタ見せ番組になってない?』『全然似てないじゃん……超つまんない』『ネタは面白いけど、これはものまねじゃないでしょ』など、視聴者の反応はイマイチでした」(芸能ライター)

 その中でも、ものまね番組初登場の霜降り明星が優勝したことについて、疑問が続出している。

「霜降り明星は、せいやのモノマネに対して粗品がツッコむスタイルでネタを披露し、サザンオールスターズ・桑田佳祐や武田鉄矢など、クオリティの高いモノマネを多数披露しました。とはいえ、決勝戦に残っていたMr.シャチホコや古賀シュウといった、ものまねを専門とした芸人たちのネタも非常に完成度が高く、ネット上には『霜降り明星の優勝は明らかに忖度! ただの漫才だったのになんで?』『圧倒的にMr.シャチホコが面白かったのに、優勝できないのはおかしい』『ものまね芸人No.1を決める大会で漫才師がでしゃばるな!』など、結果に納得いかない視聴者が怒りをあらわにしています」(同)

 霜降り明星は『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)優勝に続き、粗品がピンで出場した『R-1ぐらんぷり2019』(フジテレビ系)も優勝。そして今回の『ものまねグランプリ』でも優勝を果たし、見事3冠となった。しかし『R-1ぐらんぷり2019』では、6人の審査員によって対戦相手と“同点”がつけられたにもかかわらず、「より多くの審査員から支持されたほうが勝利」というルールにより、粗品が優勝した。この結果について、ネットユーザーから「なんかモヤモヤする」「素直に喜べない……」と言われていた過去がある。

「一部では、粗品の『R-1』優勝は“出来レース”だと指摘する声もあり、以降は、霜降り明星が結果を残せば残すほどバッシングされる状態です。彼らのファンからも『さすがに最近のゴリ押しは見てて引く』『ちゃんと実力があるんだから、真正面から勝負してほしい』『ゴリ押しなんかしないで実力で売れて!』と、複雑な声が聞こえてきます」(同)

 “面白さ”の基準は千差万別なだけに、誰もが納得する結果を出すのは難しいのかもしれないが、若手芸人の活躍を後押しする番組が盛り上がることを願いたい。

桂文枝、愛人・紫艶さんが41歳で孤独死――「不倫の証拠」流出も完全否定し続けた代償は

 桂文枝の“愛人”として注目を集めた元演歌歌手の紫艶さんが、孤独死をしていたことをウェブサイト「FRIDAYデジタル」がスクープした。記事によると紫艶さんは3月に自宅で亡くなっており、遺体は司法解剖の結果、「病死」という判断が下されたものの、多くの種類の薬を服用していたことから、薬の過剰摂取が死因ではないかと伝えている。

 文枝と紫艶さんの泥沼不倫騒動は、2016年2月発売の「フライデー」(講談社)における紫艶さんの激白報道によって勃発。当時はベッキーの不倫騒動がきっかけとなり、芸能人の不倫スキャンダルが次々と表面化し、文枝も記者会見を行うほどの事態に発展した。

「16年の報道では『20年に及ぶ愛人関係』が報じられたものの、文枝は会見で『彼女とは2年前、東京の落語会に来ていただいたときにお会いしたのが最後。それ以前も12年ぐらい会っていない』と釈明。会見の途中、涙を流して妻に謝罪の弁を述べましたが、紫艶さんとの男女の関係については、かたくなに否定し続けました」(情報番組スタッフ)

 今回の「FRIDAYデジタル」による直撃取材にも、文枝は“元恋人”の死に無言を貫いた。

「しばらくの間、不倫騒動は『文枝のウソを紫艶が暴く』という展開が続き、紫艶さんのFacebookに文枝の全裸写真が“誤って”公開されるなどのアクシデントが発生。それでも文枝は、公の場で紫艶さんとの“不倫関係”を絶対に認めず、結果として泥沼化していきました。収束する様子がない師匠の騒動に、周囲の関係者も振り回されている状況だったんです」(スポーツ紙記者)

 そして今回の報道で、再び文枝へのバッシングが起こり始めているという。

「不倫スキャンダルに見舞われた芸能人は、CMや出演番組の降板など、それ相応の痛手を負っていますが、文枝に関してはほとんど“無風状態”でした。紫艶さんの言い分にも、少々苦しい部分があったものの、どんなに不倫の証拠写真が流出しても、一貫して『不倫ではない』と言い逃れをした文枝が、さらに世間の反感を買うのは間違いないでしょう」(同)

 41歳という若さでこの世を去った紫艶さん。不誠実な対応を続けた文枝は、彼女の死にどのような感情を抱いたのだろうか。

博多大吉、不倫疑惑の「20代女優」の正体! 芸人からは「要注意人物扱いされている」

 フリーアナウンサー・赤江珠緒との“芝生デート”が「フライデー」(講談社)にスクープされ、物議を醸した博多華丸・大吉の博多大吉。そんな渦中にいる大吉だが、今度は自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で「20代前半女優との不倫疑惑」に言及した。確かに、業界関係者の中にも、大吉と女優・Aの不倫疑惑を耳にした者がおり、ここ1年ほどの間にマスコミ界隈でも話題になっていたという。

 大吉は5月1日放送のラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)で、もともと週刊誌が追っていたのは、自身と赤江アナではなく、Aとの関係についてだったと発言。Aとは「付き合っているわけがない」と釈明したが、なぜ一部業界関係者らは「不倫」を疑ったのだろうか。

「Aは同年代の女優の中でもトップクラス。数々のドラマや映画に出演するほか、バラエティ番組やCM、さらには大型音楽番組での司会を務めるなど、誰もが知る超有名女優です。プライベートで食事をしているだけでも、十分スクープになるでしょう」(スポーツ紙記者)

 大吉はこのウワサを、芸能界きってのゴシップ好きとして知られる“今田耕司”から聞いて、初めて知ったという。しかし、週刊誌が2人の関係を取材し始めたのは、別の大物芸人の存在がきっかけになったようだ。

「その大物芸人は、Aから直接『最近、大吉さんが会ってくれない。相手にもしてくれない』などの相談を受けたそうです。しかも、Aは、すでに両者が深い仲になっているかのような口ぶりだったとのことですが、実際に大吉とAの間に不倫関係はなく、あくまで『食事に行く程度の仲』だったとか。しかし、その大物芸人から、『大吉がAを捨てた』という誤解が、ゴシップ好きの芸人やほかの芸能人の耳に入り、さらにはマスコミ関係者にも広まっていったといいます」(週刊誌デスク)

 2人が疎遠になったのは、大吉が『あさイチ』(NHK)のレギュラーに就任し、多忙となったため、自然と会う機会もなくなった……というのが、実際のところのようだ。

「にもかかわらず、『大吉が会ってくれない』などと周囲に言いふらすAは、一部の芸人たちから“要注意人物”としてマークされているそうですよ。Aは博多華丸・大吉のファンのようですが、人気お笑い芸人と有名女優というお互いの立場を考えれば、これらの言動が週刊誌の“ネタ”になることくらい、わかりそうなものですし、あまりに危機感がなさすぎる。また、今回、大吉がラジオで自ら『Aとの不倫疑惑』について言及したのは、赤江アナとの“芝生デート”が報じられたことで、Aが『どうして私とは会ってくれないのに、赤江アナとはデートをしているのか?』などと、“暴走”してしまうのを回避するため、予防線を張ったのかもしれません」(同)

 人知れず、芸能界の要注意人物になっていたというA。果たして大吉は、彼女をスルーし続けられるのだろうか。

「100%パワハラ&セクハラ」「立場を利用するな」言動に大ブーイングを受けた芸能人3人

 「セクハラ」に関する報道が大きく取り沙汰され、社会全体に問題意識が高まっている昨今。ハラスメント問題を改善しようという取り組みが進む一方、いまだにテレビ番組では“セクハラ”行動が見られ、物議を醸すことがある。お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実の行動も、その一つ。

「2019年4月8日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、フィギュアスケート選手の本田望結・本田紗来姉妹が登場しました。その中で『フィギュアスケーターのスゴい所』として紗来の三半規管の強さが挙げられ、徳井と『ぐるぐるバット』で対決することに。ルールは『バットにおでこをつけて10回まわり、自分の席まで戻れたら勝ち』という定番のもの。その際まわり終わった徳井が、フラフラになり紗来の方へバランスを崩すというアクシデントが発生しました。徳井は紗来の腰をつかみ、さらに自らの方に紗来を抱き寄せているように見えたため、ネットユーザーからは『ハプニングの割には、ガッツリ触っていた』『すぐ離せばいいのに、長いこと手が触れていて気持ち悪かった』『徳井は意識してないかもしれないけど、小学生でも女性。配慮が足りない』と非難のコメントが噴出したんです」(芸能ライター)

 また、お笑いコンビ・さまぁ~ずの三村マサカズも、出演者へのセクハラ行動で、大ブーイングを受けている。15年3月10日に放送されたバラエティ番組『さまぁ~ずのご自慢列島ジマング』(フジテレビ系)の中で、ゲスト出演したグラビアアイドル・谷澤恵里香への行為が問題視されたのだ。

「谷澤が『超カッコよくミンティアを食べられる』という特技を披露した際、台に座り後ろにのけぞるようなポーズをとると、三村は正面から近づき、太ももをタッチ。続けて、胸をわしづかみにしたんです。この出来事に谷澤が『今、触った!』と驚いた表情で指摘すると、続けて共演者のハライチ・澤部佑が『頭おかしいんじゃねぇの!?』とツッコみ、スタジオは爆笑に包まれました。三村と谷澤が当時同じ事務所だったことから、ネット上には『事務所の先輩っていう立場を利用している。これは100%セクハラだしパワハラ』『谷澤は笑っていたけど、空気を読まないと仕事がなくなるから? 三村の行動は理解できない』という声や『真似する人が出たらどうするの?』と批判が続出する事態に」(同)

 さらに、フリーアナウンサー・徳光和夫がテレビ番組で見せた“ある”行動も、過去に批判を集めた。18年9月11日放送のバラエティ番組『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)の『スナック有吉』というコーナーにゲスト出演した徳光は、収録中にもかかわらず、芋焼酎のロックと水割りを飲み続けていた。

「誰がどう見ても酔っぱらい状態になった徳光は、共演者のアンタッチャブル・山崎弘也やお笑いタレントの陣内智則からも『ベロベロやないですか!』とツッコまれていたんです。するとその直後、隣に座っていたタレントの藤田ニコルに手を伸ばし、『かわいいね』と肩を叩き、藤田の顔を手の甲で撫でまわすといった驚きの行動に。この徳光の行動に対してネットユーザーからは『会社で同じことをしたら完全にアウト』『顔や髪に馴れ馴れしく触るのは絶対にダメ。生理的に無理』『ただのセクハラ。これを面白いと思って放送するのもおかしい』と厳しい声が集まりました」(同)

 自覚のない行動が、人を傷付けることもある。セクハラは芸能界を含めた社会全体の大きな課題だが、多くの人に影響を与える芸能人こそ、軽率な行動は控えるべきだ。
(立花はるか)

「子どもは商売道具!?」「見せるものじゃない」出産映像を公開してドン引きされた芸能人3人

 2018年12月に妊娠を発表し、双子を出産予定の蒼井そらが、Abema TVで4月30日から5月1日かけて出産ドキュメンタリーを中継することを発表し、賛否が集まっている。母となる覚悟を生中継するほか、出産約3カ月前からの妊娠生活の密着映像も放送されるとのことだが、過去には出産映像をテレビ番組で公開し、ブーイングを受けた芸能人がいる。その一人がタレントの安田美沙子。

「安田は18年1月25日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演し、17年に第1子である長男を自宅で出産した際の映像を公開しました。夫が撮影した映像には、生まれたばかりの息子を目の前に、安田が感極まって涙する姿が映し出されましたが、これに対しネット上は、『他人の出産は見たくない』『プライベートな出産を公開する意味って?』『羊水や血がついたままの赤ちゃんを全国に放送するってどんな神経?』といった呆れた声が寄せられました」(芸能ライター)

 また、お笑いトリオ・森三中の大島美幸は15年7月5日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で出産シーンを公開し、物議を醸した。

「同年6月22日に第1子を出産した大島ですが、リアクション芸人を自負するだけに、出産中もCCDカメラ付きのヘルメットカメラを着用。カメラに自身の出産する瞬間の顔を収めました。また、番組では誕生した長男を見て、『ありがとう……可愛いね』と号泣する様子も放送されましたが、映像を公開した大島に対して、ネットユーザーからは『撮影するのは個人の自由だけど、テレビで放送する必要はない』『この人たちにとって赤ちゃんは商売道具なの?』『人に見せるものではない。番組は好きだけど途中でチャンネルを変えた』と否定的なコメントが続出したんです」(同)

 さらに、お笑いコンビのクワバタオハラ・くわばたりえも、14年4月に次男の出産映像を公開し、批判を集めた。13年10月に次男を出産したくわばたは、当時レギュラーを務めていた情報バラエティ番組『ハピくるっ!』(関西テレビ)で、出産時の密着映像を放送。

「その後、番組がローカル放送だったことや、『見逃した』との声が寄せられたため、短く編集したダイジェスト版をYouTubeにくわばた本人がアップ。ネット上は『なんでも公開すればいいってもんじゃない』『出産は素晴らしい事だけど、そこまでして人様に見せるものではない』『どうして不特定多数に見せたがるか理解できない』という批判のコメントが相次ぎました」(同)

 出産はめでたい話題ではあるものの、その様子を世間に公開することに疑問を抱く人は少なくないようだ。
(立花はるか)