7 MEN 侍・矢花に「ひろゆきのモノマネ」疑惑! Lil かんさい・大西は「サブいっすよ」となにわ男子・西畑を一蹴【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、9月30日~10月6日公開の動画を注目度順にチェックします!

7 MEN 侍・矢花、「ひろゆきのモノマネ」疑惑

 10月1日に更新されたのは「7 MEN 侍【フリースタイル】Rapでバトルしちゃいました!」。9月24日配信のSixTONESとのコラボレーション動画には菅田琳寧も参加していたが、今回は彼を除く5人が出演している。菅田は新型コロナウイルスに感染し、8月上旬から休養をとり、9月10日に仕事復帰。今回の動画は、菅田が不在の期間に撮影されたのだろう。

 一方、今野大輝、佐々木大光、中村嶺亜、本高克樹、矢花黎で行うのは「Rapで紹介BATTLE」。1対1のトーナメント戦で、お題を見て即興で30秒間のラップを披露しなければならないという。初戦の今野と中村は「俺のソウルをぶつけたいと思います」(今野)「目つぶっても勝てるし、手加減してやってあげようかなと思います。面白くするために」(中村)と互いに自信満々。

 しかし、肝心のお題はトマト、きゅうり、りんごなど、なかなか紹介に困るもんばかり。瞬時に歌詞をつけるのは難しいようだったが、グループのラップ担当・本高はバナナを手にして「これはパナマで採れたバナナ!」と、リズムよくまとめていた(実際はフィリピン産)。

 なお、ファンの間では、4分8秒頃からの矢花のコメントシーンが話題に。本高との対決前、矢花は「ラップやる前からもう、勝敗って実は見えちゃってるんですよね。本高さんは軽くひねれると思います」と鼻で笑っていたのだが、これはネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者で、“ひろゆき”こと西村博之氏のモノマネではないかといわれているのだ。

 たしかに話し方はよく似ていて、SNSでは「矢花のしゃべり、絶対にひろゆきだよね」「矢花さんのひろゆきがツボに入った」「矢花のひろゆきのモノマネがうますぎてずっと笑ってる」といった感想で盛り上がっていた。再生回数は11万台(8日時点)。

 関西Jr.の動画は、コンビニエンスストア・ローソンの「ウチカフェスイーツ」とのコラボレーション動画「なにわ男子【スイーツウルフ】まさか…アイツにやられるとは!?」(10月4日)と、「Lil かんさい【追いつけ追い越せ!】なにわ男子初のアリーナツアー裏側お見せします!!」(6日)が配信されている。2本目は『なにわ男子 First Arena Tour 2021 #なにわ男子しか勝たん』のバックダンサーを務めたLil かんさいの密着映像。9月12日に行われた北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ公演の舞台裏を公開している。

 Lil かんさい・西村拓哉がアップを兼ねてなにわ男子・高橋恭平、藤原丈一郎らと一緒にキャッチボールしている場面や、振り付け確認の様子、楽屋での過ごし方など、貴重な情報が盛りだくさん。先輩の背中を見て学びながらも、「ただただ楽しい」(嶋崎斗亜)と話しており、若手のLil かんさいにとってはツアーで全国をまわること自体が新鮮なようだ。

 また、「カメラに向かって一言」とコメントを求められた大西風雅は、「今度のYouTubeの密着みたいのは次、Lil かんさいの単独(ライブ)の密着をぜひお願いします」と切望。そんな大西は、なにわ男子の楽屋に突入して、西畑大吾に「今、何されてるんですか?」と質問していたが、「ファンの皆さんのこと一人一人のことを思いながら、髪の毛をセットしてますね」とキメ顔でコメントした西畑に、「サブいっすよ」と冷たく一蹴していた。

 そのほか、ライブ本編の映像のほか、終了後に楽屋へ戻るなにわ男子の模様もキャッチ。高橋は「あ、Lil かんさいの密着や。ごめんなさい。僕なんかが映っちゃって。すいません。なにわ男子が映っちゃいました。ごめんなさい。あ、Lil かんさい来たんで」と言ったり、大橋和也も「お疲れっしたー」とカメラマンに挨拶しつつ、「リトかん撮って。おるおるおる。こっち、こっち」と、後方を歩くLil かんさいメンバーを収めるよう指示していた(優しい)。

 そんな今回は、Lil かんさいの担当回とはいえ、“なにわ男子ツアーありき”の企画なことが、一部で不評を買っているようだ。ファンからも「今回の動画ってリトかんの密着なのに、なにわ男子の部分が多くない?」「なにわ男子のライブだけど、リトかんの密着だよね? 想像よりもなにわ男子のシーンが長かったから尺を考えてあげて」と、不満の声が漏れていた。Lil かんさいメインの密着映像は、大西が目標を掲げていた通り、彼らの単独コンサートが開催される時まで、お預けということなのだろうか。

 なお、動画が上がった当初は、14分13秒頃に表示される関西Jr.・大内リオンと佐田一眞の名前のテロップが逆になっていたそう。Jr.の部分は後に修正したようだが、冒頭でLil かんさいメンバーが会場入りするシーンも、嶋崎と西村の名前が入れ替わっているのではないかと指摘する声もあった。再生回数は1本目が41万台、2本目は通常の火曜午後8時ではなく、6日水曜の午前7時台にアップされ、30万台を記録している(8日時点)。

 9月30日の動画は「Travis Japan【アポなし旅】仙台から東京へ…1泊2日のドライブ旅~感動のフィナーレ編~」で、8月19日配信回よりスタートしたアポなし企画のファイナルだ。コンサート終了後、宮城県・仙台を出発した一行は観光を楽しんだ後、栃木のホテルに宿泊。今回の動画ではドライバーが松倉海斗から川島如恵留にバトンタッチし、東京へ向けて出発。川島は、その途中に“立ち寄りたい場所”があると話していたのだが……。

 川島が車で出発すると、メンバーは皆就寝モードに。「みんな寝たんだけど。そんなことある!?」とビックリする吉澤閑也に、川島は「いいよ、閑也も寝てて」と声を掛けていたが、「俺、全然大丈夫。ライブもあったしね。みんな可愛い寝顔だよ」と吉澤は返答していた。きっと運転手の川島をさりげなく気遣ったのだろう。この場面だけでも、彼の優しい一面が垣間見えるやりとりだった。

 川島もスヤスヤと眠っているメンバーの姿に「寝顔見れるのって幸せだなって、今感じた」と満足そうな様子で、吉澤は「ちゃか(宮近海斗)の寝顔が一番好きだけど」と好みがあるようだ。この段階で起きていた松倉も「赤ちゃんみたいだよね」と会話に参加しながら、「いいね、7人で旅も」(吉澤)としみじみ。今後はワールドツアー先での“アメリカ横断編”など展望を語っていた。

 そんな中、たどり着いたのは「東京スカイダイビングクラブ」。川島が立ち寄りたかったのはこの場所だったようで、「いい施設が! こんなところに!?」とノリノリだったが、一方の吉澤は「しまった、マジか……」と意気消沈。実は、吉澤のスカイダイビング挑戦は過去の企画で決まっていて、川島も「吉澤と一緒にスカイダイビングできる権利」を獲得していたのだ。

 その機会が今回めぐってきたようだが、吉澤は「すでに足すくんでるんよ。落ちるのがもう無理」と恐怖に怯え、同意書にサインするのも渋る始末。震える手でなんとか記入を終えたが、川島に本音を聞かれて「マジでやりたくない。結構ガチで、う○○漏らすかもしれない」と、ジャニーズアイドルらしからぬ返答をしていた。

 メンバーとの円陣で気合を入れ、飛行機へ移動。精神的にかなり追い詰められていた吉澤も、「まぁ、楽しんでいこう。もったいないしね」と覚悟を決めたようだ。ところが、2人が空から落ちてくる気配はなく、乗り込んだはずの車がメンバーのもとに戻ってきてしまった。なんと、飛ぶ直前に雨が降ってきてしまい、安全上の理由でスカイダイビングが実施できなくなったとか。

 中村海人が「本当だったら、だいたいこれで中止で、今回はなしってなるんだけど。絶対にこれはやるらしいです」と日をあらためてチャレンジすると言うと、吉澤は「もちろんです!」と即答。「決めたことだし、カッコ悪いところ見せられない。Travis Japanなら。一人でもカッコ悪いやついたらTravis Japanじゃなくなっちゃうから!」と、再チャレンジを約束したのだった。今回の旅では、大衆演劇用のメイクも披露するなど、何事も果敢に取り組んでいた吉澤。彼の男気や、人柄の良さにあらためて気づくことのできる旅でもあった。再生回数は33万台(10月8日時点)。

 10月3日の動画は「HiHi Jets【キムタクさんがハマってる】カードゲームをやってみた」。タイトル通り、今回はジャニーズ事務所の大先輩・木村拓哉からヒントを得た企画。『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系、9月16日放送)で木村が紹介したボードゲーム「ディクシット」をプレイしている。

 冒頭、高橋優斗が「櫻井(嵐・櫻井翔)さんと、有吉(弘行)さんの『夜会』で、木村さんが今、どハマリしているみたいな」と伝えると、番組を見ていたのか、橋本涼が「木村家のブームらしいよ」と補足。ディクシットはイラストを使った連想ゲームなのだが、1分40秒頃に「これが木村家か……」(橋本)と、感じ入ったようにつぶやく一幕もあった。

 カメラが回っているにもかかわらず、すっかり自然体で楽しんでいるHiHi Jetsは、途中で別のゲームもスタート。高橋がテーマを選んでいる最中、井上瑞稀の提案で「ジャニーズ1文字曲当てクイズ」を開催し、KinKi Kidsや嵐の楽曲がお題になっていた。猪狩蒼弥が「おもろい、これ」と声を上げるシーンもあり、別の動画でメイン企画への昇格もありそうだ。なお、再生回数は8日時点で17万台と、大先輩の名前を出して視聴者を“釣った”わりには、さほど伸びていなかった。

 10月6日の動画は「少年忍者 【ドッキリ!】ズブ濡れ企画第2弾!」で、前週と同じく内村颯太、織山尚大、久保廉、黒田光輝、檜山光成、深田竜生が出演している。前回の収録では「最強! オシャレコーデ選手権」だと聞かされ、「クリスマスにぴったりなコーディネート」をテーマに私服を用意してきた6人。一応、ファッションショーは行われたものの、最終的にスタッフが「検証企画! 水が入ったビニール袋に鉛筆を刺しても水濡れしないって本当!?」と書かれたカンペを見せ、ファッション企画は“前フリ”だったことが判明していた。

 そのため、今回の動画ではオープニング時点で浮かない顔の一同。お気に入りの洋服が水に濡れてしまう可能性が高まり、「また濡れるやん!」(深田)「もうちょい派手にして、やるなら!」(檜山)と明らかにテンションが下がっていた。使う鉛筆は30本、1人だけがビニール袋の下で寝転び、“水に濡れないか”を検証する。

 ペットボトルをルーレット代わりに使用したところ、キャップの方向に指し示されたおしゃれ番長・織山は「お前っ!! お前、マジで!!」と深田に掴みかかるほど動揺し、「ちゃんと真面目にやってきたのに……誰よりも真面目に……」と、ボソリ。しかし犠牲者はさらに増え、主役をビーチボール、水風船に変えて実験していった。

 果たして、織山はズブ濡れになったのかどうか、ぜひ動画で確認してほしい。なお、参加メンバーが前回と同じということも要因なのか、再生回数は8日時点で10万台と、伸び悩んでいる。

 10月2日の動画は「美 少年【CHOREOGRAPHY】 '虹の中で' Dance Practice」。浮所飛貴が主演を務めた映画『胸が鳴るのは君のせい』(今年6月4日公開)の主題歌である「虹の中で」のダンス動画となっている。

 概要欄に「定点カメラ映像がちょっと寄ったり引いたりしてます」と記載がある通り、2分7秒頃でカメラがグッと引きの映像に変わる場面も。メンバー6人の動きが全体的に楽しめるのがこの動画の最大ポイントで、3分8秒頃の浮所のセリフパート「君のせい」に合わせて、カメラを“寄り”にするといったファンへの配慮も感じられた。

 ファンからは「全体の振り付けが見れてうれしい」「久しぶりのダンス動画、美 少年みんなのダンスが進化していてビックリした!」「みんなのダンスが揃っていて、シンクロするように努力したことが伝わってきた」「美 少年のパフォーマンス力が上がっていて、かなり練習しているんだなと思った」「ステージ上よりもダンスがハッキリと見えて、振りも揃っていて綺麗」と、美 少年の練習の成果を評価する声が数多く上がっている。再生回数は8日時点で22万台。

 

 

櫻井&相葉のW結婚発表は嵐終了の始まりか再生への道か、『ドクターX』と『科捜研』対決、有吉元相方……週末芸能ニュース雑話

記者I 9月28日の発表直後は日本中を席巻した嵐・櫻井翔と相葉雅紀の”W結婚発表“でしたが、自由民主党の総裁選やら緊急事態宣言の解除やらに時間を割かれた結果、一気に沈静化していきましたね。

デスクH それも含めてかなりお上手なタイミングだったよね。唯一の失策は某メディアがフライングして、それに釣ら…

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求職者にとってフェアな転職を キャリアSNS「YOUTRUST」代表・岩崎由夏さんに話を聞いた

 副業・転職先探しというと、求職サイトや転職エージェントを思い浮かべる人が多いだろう。だが、今の時代はそれだけではない。SNSでのつながりをベースに求職するサービスが注目を集めている。 

 2018年4月にリリースされたキャリアSNS「YOUTRUST」は、1年でユーザー数が5倍以上となっており累計ユーザー数5万名を突破。転職や副業へのニーズの高さがうかがえる。

 株式会社YOUTRUST代表取締役CEO・岩崎由夏さんは「求職者様にとってフェアな転職市場であるべき」と同サービス立ち上げへの思いを語る。「YOUTRUST」のサービス内容や、大切にしている思いについて聞いた。

岩崎由夏(いわさき・ゆか)
株式会社YOUTRUST代表取締役CEO。大阪大学理学部卒業。2012年株式会社ディー・エヌ・エーに新卒で入社。2017年YOUTRUSTを設立。

■日本のキャリアSNS「YOUTRUST」:https://youtrust.jp/

信頼をベースに転職や副業を

株式会社YOUTRUSTより提供
——「YOUTRUST」立ち上げの背景にある課題意識をお伺いします。

 前職のディー・エヌ・エーでは中途採用を長く担当しており、「採用は尊い仕事」という意識を持っていました。一方で仕事に真剣に取り組む中で、中途採用市場の構造は思いのほか、求職者様の人生のために動いていないことにも気づいてしまったんです。

 私が中途採用を担当し始めた2013年当時は、転職といえばエージェント一強でした。転職エージェントは「紹介した求職者様の総額年収のうち、何割かを成果報酬として得る」というビジネスモデルです。そして、成果報酬のフィー(費用)比率は、企業側が決めることができます。
 すると「成果報酬フィーを平均よりも高く出します」と仰る企業さんが自然と出てき ます。結果として、フィーが多く受け取れる企業を、エージェントの方が求職者様に紹介しやすい構造が生まれていました。資本主義社会なのでやむを得ないと思いつつも、求職者様本人が知らない中で誘導したり、あえて見せない求人があることに対して強い疑問が湧きました。

——求職者の知らないところでそんなことが起きているのですね。

 のちに私も転職活動をするのですが、最初に提示されたのはエージェントの報酬が高い企業ばかりで。私は事情を知っているので「他にありませんか?」と言えましたが、多くの人は気づけないですよね。

 そこで「転職エージェントとは異なるモデルで成り立つ転職チャネルを作れば、それを市場にできるのではないか」と考え、「YOUTRUST」を立ち上げました。

——「YOUTRUST」はどのようなサービスなのでしょうか。

 一言でいうと「信頼でつながる日本のキャリアSNS」です。友人同士のつながりをベースに、友人や同僚と仕事の話を楽しみながら、新しいつながりやキャリアに役立つ情報、自分にマッチしやすい転職や副業の仕事などと出会えます。また、友人からの紹介コメントもあるため、一般的な経歴書にはない人となりや、仕事っぷりも可視化されます。

 特徴はマッチングサービスではなく、SNSであることです。そう遠くない未来に、終身雇用は終わりを迎え、ほとんどの人が「いつかは転職するだろう」といった考えが頭の片隅にあるような世界になるでしょう。

 これまでは転職を決意してから履歴書を準備し、エントリーして、面接を受けて……といった流れでしたが、これからは日々仕事に取り組むだけで転職などキャリアのチャンスが広がる世界を迎えると推測しています。

 そんなときに「YOUTRUST」をSNSとして気軽に使っていただくなかで、声がかかったり、良い会社と出会えたりといった場にしていきたいと思います。

——私も「YOUTRUST」を利用しています。SNSとはいっても、投稿の公開範囲が最大で「友人の友人まで」ですし、誰が共通の友人であるかも表示される点が安心だと感じました。

ありがとうございます!

“普通”の人こそ副業をオススメしたい

——ここ最近は身近にはなってきましたが、いまだ「副業は一部の優秀なスキルや実績がある人がやること」といったイメージを持っている人もいると思います。「YOUTRUST」では“普通の人”でも副業に成功されているのでしょうか。

 実はきらびやかな経歴の人ばかりではないんです。むしろ自分のことを“普通”だと思っている人にこそ、私は副業をオススメしています。

 一度副業をしてみると見方が変わります。「社内では評価されないようなことでも、社外では拍手喝采だった」といった話を聞きますので、副業をすることで「自分のスキルって世の中でこんなに役に立つんだ」「他の会社ではこんなに喜んでもらえるんだ」といったことを知り、自信がつくこともあるんです。

——印象に残っている利用者の反応はありますか。

 「YOUTRUST」では、副業や転職の意欲をそれぞれ四段階で表示できるのですが、「意欲を変えただけで、副業・転職先が見つかった」といった声が一番嬉しいです。

 今までの転職は、履歴書の準備など工数が多く面倒でしたが、「YOUTRUST」で意欲を変更しただけで、自分のことを見つけてくれる会社がいて仕事が決まるというのは、今までなかった価値を生んでいるという実感を得られます。

——採用する企業側からの声はいかがでしょうか。

 副業や転職の意欲の表示を見たことがきっかけで声をかけ、採用につながったという声をいただいています。

 リファラル採用(知人の紹介を通じた採用)が流行っており、友人から良い人を探そうという機運は高いのですが、友人の中で誰が転職活動したいのかは、なかなかわからないですよね。例えば前の会社で一緒に働いていた人でも、突然連絡することのハードルは高いですが、意欲が表示されていれば理由があるので声をかけやすいんです。

起業は難しいことはではない
——岩崎さんは2017年にYOUTRUSTを設立されていますが、起業の際に不安はなかったですか。

 私も最初は「会社を失敗したら借金背負って、責任を負わないといけない」と本気で思っていたので「起業は怖い」と思っていました。でもそれを起業した先輩に話したら「そんなわけないじゃん !」と教えてもらったんです(笑)

 また、起業できるかも不安だったのですが、同じ先輩から「起業なんて誰でもできる」と言われ、法務省に書類提出、会社印を発注……などタスクに分解してみたら「自分でもできるじゃん!」と気づきました。

——「起業は怖い」というイメージを抱いている人は多いですが、知らないから「難しそう」と思うのかもしれません。

 そうですね。それから身近に起業している人がいないと「起業は難しそう」「自分なんかにできない」と思いがちですよね。大半の人にとって「社長」って遠い存在ですが、自分の同級生が何人か起業していたら「自分にもできる」と思えるのではないでしょうか。

——岩崎さんからはポジティブなエネルギーを感じるのですが、大切にしている考え方はありますか。

 最近しっくり来ているのは仏教でいうところの「唯識論」ですかね。何か事象が起きたときに、事象の問題ではなく、自分の解釈の問題とする考え方です。この考えをもとに、自分の世界をハンドリングできるのではと思っています。

 例えば近所で建築工事が行われているのを見て、「うるさい」と思うか、「家を建つ過程を見られておもしろい」と思うか。事象は同じでも考え方は違います。普段から自分の解釈を大事にしていて、大変なことがあっても「これを乗り越えられたら、私めっちゃかっこいいのでは?」と思いながら生きています。

——考え方ひとつで変えられることはありますよね。とはいえ、ジェンダー差別といった社会問題など、自分の解釈だけで解決できないこともあると思うのですが、どうされていますか。

 そうした面で納得いかないことがあった場合は、はっきりと言うようにしています。以前、知人から「ママ社長すごいね!」とメッセージが来たときは、本人に「やめてください」と伝えました。私が母親であることと社長であることは無関係で、会社や事業を評価してほしいからです。でも、 怒りはしますが、悲観はしていません。その人は今まで教わる機会がなかっただけで、「今ここで私が言わないと、この人は今後も誰かを無意識に傷つけてしまう」と思ったんです。

 また、昨年スタートアップのとあるコンテストで選考に呼ばれたのですが、あえてお断わりしました。というのも審査員の方全員が男性だったからです。「スタートアップ関係者の多くがその是正に向けて取り組む中で、全員男性というのは意識があれば自然発生する確率ではないため参加に賛同できない」と伝えました。だからなのかはわかりませんが、今年は審査員のジェンダーギャップが格段に解消されていました。事業を思えば参加するに越したことはなかったのですが、勇気を出して声をあげたのが時間はかかったものの届いたようで嬉しかったです。

——「YOUTRUST」の採用募集ページの「弊社とマッチしない人」の項目で「差別的思想をお持ちの方」「ハラスメント体質の方」と明言されているのも素敵だと感じました。ここまではっきりと書かれる企業はまだ珍しいですよね。

 実は、少し過激かな? とドキドキしながら書いたので、そう言っていただけて嬉しいです。

 私は「転職市場やキャリア市場が求職者さまのためになること」をYOUTRUSTという会社の柱と考えているのですが、個人の人生の柱としてはジェンダーに関する思いがあります。女性として生まれたゆえに何かを我慢するなど、本人の努力と関係のないところで不平等が生じることが許せないんです。女性ゆえに起業すると何か言われたり、管理職の女性が異常に少なかったり……そういったものの是正に自分の人生を使えたらと思っています。

 この二つは別のルートを走っていますが、「本人の努力や意思と関係のないところで、人生が左右されるのは嫌」という点で、私の人生の中では一貫しているんです。

 私はそういう哲学を軸として、事業を行い、人生を歩んでいる人間です。ジェンダーバイアスの強い方やハラスメントをする方とは、一緒に働いてもお互い幸せにならないだろうと思っているため、はっきりと書きました。

「意識高い系」が今後の日本を牽引する
——今後の展望についてお伺いします。

 短期的には“意識高い話”を安心してできる場を作りたいという思いがあります。今年9月に「YOUTRUST」内の「投稿」を「脳内メモ」に名称変更しました。その背景は、キャリアについて、真面目に書けるソーシャルな場がないことを課題に感じていたためです。

 私は今後「意識高くキャリアに向き合う方」が日本を牽引すると思っています。自分の将来やキャリア、環境や社会問題について真剣に考え行動している人に対して、「頑張っているのがダサい」「意識高い系」と揶揄するような空気感が今の日本社会には少なからずあったと思います。

 一方で真面目に反省したり「明日も頑張るぞ」といった、健全な向上心やエネルギーはものすごく重要です。「あいつ頑張っちゃって」と斜に構える人より、目の前の仕事に全力で取り組む人がこれからの日本を変えるのではないか。

 意識高く人生と真摯に向き合っている人が「自分はこのままでいいんだ。頑張ろう」と思える、安心して仕事の話をできる世界を作りたいです。私たちの次の世代はSDGsが当然の世界で育っていて、今後はその層がマジョリティになっていく。私たちの世代が過渡期であって、今後変わっていくと期待しています。

 また、日本の労働生産性はアメリカの6割程度しかないというデータがあります。意識の高い、仕事に対して前向きな人が増えれば生産性も上昇し、日本の活力も上がっていくのではないでしょうか。現在の日本の状況を悲観する「日本は今後沈んでいく」といった考えも変えていきたいです。

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『関ジャム』藤井風のルーツは古いジャズと90年代のR&B、そして日産スタジアムでカバーしたマイケル・ジャクソン

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90万のダイヤが優待券で77万で買えるのに……支払い方法ですべてチャラ&5万も損!?

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 読者のみなさん、聞いてください!!!! 優待券が、あたいの優待券が9月27日をもって使えなくなるのよ!! ふおおおお~~~、なにか買いてえ~~~!!!!!!!!!!

 私の“買い物欲”が爆上がりしているのは、私の愛するジュエリーブランド「AbHeri(アベリ)」さんの優待権の有効期限がもうちょっとで切れてしまうから。9月27日までなら、アベリさんの全商品を15%オフで購入できるのです。このコラムを書いている現在、私が狙っているものとは……90万2,000円のダイヤのバングル! この子がほちいのよおおおおお!!!!!!!!!!

 なんと、このバングル、15%オフで購入すれば76万6,700円! なんと13万円以上も安くなっちまうのです。ねえ、これは買うっきゃないよねえ!? ねえ!?

 しかし、問題がひとつ……。それは私の家計が今、火の車ってこと。借金はえーと、ママンに借りた360万円でしょ。ステディに借金の前借をお願いしている45万円でしょ。それと、ボーナス払いで買った40万円にパソコンの返済額が16万円って………あひゃひゃひゃひゃ、軽く400万円オーバーじゃないのさ!!!!

 こうやって見ると、あたしって本当にやべえ女だわ……。ぽいぽい購入して、全部「支払いは未来の私に任せるわ! ホーッホッホッホッホ!!」なんてことをやってるからこういうことになるのよ。そして、わたしゃ今、新たに高額な買い物をしようとしている、という……。

 でもね、聞いて? 今、バングルを購入するとするでしょう? するってーと、ポーンと即金でなんて買えないから、分割払いで購入することになるのね。で、36回払いで購入すると、月々2万6,000円くらいで買えちゃうのよ!!!! まあその代わり、向こう3年間支払い続けるって条件だし、分割手数料も合わせると、総支払額は95万円くらいになるんだけどね。

 つまり、優待分の13万円はチャラで、上乗せで5万円も支払う必要がある。でも、こうも考えたの。私はこの通り散財家の女だから、今後もなんだかんだと買い物しちゃって、手元に金は残らんと思うのよ。だったら、2万6,000円は積み立てって感じでさ。強制的にとられてしまえば、払うしかないわけじゃない? ひいひい言いながらも3年頑張れば……って、今、自分でこうやって書いていて頭が痛くなってきたわ……。

 だって、よく考えてみて。3万円支払えばいいんじゃないのよ、あたしの場合。ほかに母に毎月10万円と、ステディに生活費として3万円+食費3万円と、パソコンのローン1万円を払わなきゃいけないのよ。あと脱毛の費用もあるわ。こっちは毎月2万円。ということは……? 

 えーと、あたしは月に19万円も支払わなきゃならんのか――い!!!!!!!!!!

 ぶへえ……。その上、あたしは自分に甘いから、自由になるお小遣いも10万円は欲しいわ? するってーと、バングルの代金を合わせたら月32万円ないと生活できないってことじゃないのーーーー!!!! オーノー!!!!!!!! ぐむむむ、恐ろしい。いよいよやべえ女になってきたわ、あたし。つい最近、パンクして母に泣きついた分、もう母を頼ることはできない……。甘ったれるのもいい加減にしなさいよ、千葉N子……!!!!

 そう思いつつ、Twitterに「バングルほちい」と投稿したところ、読者さんが私がブログで書いた文章「でもね、もう終わりよ。もうこれっきり!! このピアスを買ったら、あたしのジュエリーの旅は一旦終焉するの。そう決めたの!」という文章を切り抜きしてくれて、「なんとか踏みとどまってください! ステディさんを泣かせてはだめです……!」というコメントをしてくださいました。

 おうふ……。あたしゃ読者もステディも泣かせるような女になりかけていたわ。はあ……。この記事が公開される頃、私は冷静な気持ちを持ち続け、スタディとコメントをくれた読者を裏切らないで居られるのでしょうか。その結末やいかに!

宮沢りえ『真犯人フラグ』で17年ぶりの民放連ドラ復帰…思い起こされる波乱に満ちた半生

 10月10日にスタートする、西島秀俊主演の新ドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)。企画・原案の秋元康をはじめ、2019年に大ヒットした同局のドラマ『あなたの番です』の制作スタッフが再集結し、2クールにわたって放送される。

 『真犯人フラグ』は平凡なサラリーマンの凌介(西島)が、突然の妻子の失踪により日本中から疑惑の目を向けられ追い詰められながらも、真実を暴きだし、愛する家族…

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「クズ芸人」実はクレバー? ウエストランド井口、鬼越坂井が大演説「俺はもう『クズセレブ』って呼んでます」

 当然ながら、芸能界には時代時代で流行がある。Jリーグ黎明期は「サッカー好き」を掲げるタレントが多かったし、今で言えば「キャンプ好き」を宣言する芸人をやたらと目にする。

 不思議なのは、それぞれが必ずしもライバルにならないところ。限られた座席を奪い合うこともあれば、はたまた守り合うことだってある。類似タレント内に互助会的な見えない組合が自然とでき上がるのは不思議だ。

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仲良し姉妹の関係は簡単に変わった……認知症の母について「妹とは気持ちが通じ合ってる」と思っていたが

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 親の「ヨロヨロ・ドタリ」期には家族の関係も変わっていく。川原路子さん(仮名・53)と妹の由美さん(仮名・50)の話を続けよう。

 路子さんと由美さんは、父親と離婚した母親の土地に家を建て、3世帯で仲良く暮らしていた。母親の物忘れがひどくなったころ、シングルマザーだった由美さんが再婚した。路子さんは由美さんが再婚後の家族を優先して、母親のことをないがしろにしていると感じるようになった。

▼前編はこちら▼

何かあったらそのときに考えればいいじゃない

 由美さんが再婚相手と同居すると、路子さんは由美さんののんびりした性格にいら立つことが増えた。由美さんは新しい家族をどうつくっていくかで頭がいっぱいだったのだろう。路子さんが母親の物忘れのことを相談しても、上の空のように思えた。そんな由美さんの態度に業を煮やした路子さんがきつい言葉で由美さんを責めても、「何かあったらそのときに考えればいいじゃない」という返事がきただけだった。

「みんなで暮らせる家を建てたときは、こんなことになるなんて思ってもみませんでした。父のことでずっと苦しんできて、妹とは気持ちが通じ合っていると思っていました。私たち姉妹の関係がこんなに簡単に変わってしまうなんて……。こんなことなら、みんなで住める家なんて建てなければよかった」

 母親は認知症と診断された。もはや由美さんとの関係が好転するのを待っている時間はない。今後、母親が金銭管理をするのも難しくなるだろう。土地のこと、家のこと、お金のこと……今のうちにやっておかなければならないことはたくさんある。

 路子さんは焦った。

「いろいろ調べると、任意後見制度というのがあるのがわかったんです。それで、母に判断力があるうちに私と妹を任意後見人に選んでもらって、財産管理ができるようにしておきたいと考えました。でも妹に何度そう言ってものらりくらりとかわすばかりなので、私一人で司法書士の先生のところに相談に行ったんです」

 路子さんがいう任意後見制度とは、認知症などで判断能力が低下したときに備えて、本人が選んだ任意後見人と事前に財産管理などを契約しておくという制度だ。路子さんは、一人で母の財産管理を行うのは荷が重たかったので、できれば由美さんと二人で行いたいと考えていた。

 ところが相談した司法書士の言葉で、路子さんは再び由美さんとの関係を考え直すことになった。

「今、妹との関係に不安を感じているのだとしたら、妹と一緒に任意後見人になるのはやめておいた方がいいと言われたんです。考えてみれば、確かにその通りかもしれないと思いました」

 もちろん、今後由美さんとの関係が良くなるのなら杞憂で済むだろう。でも、関係が改善しなかったとしたら――土地や家のことで、由美さんと意見が合わず、争う可能性も出てくる。そんなことまで想像して、路子さんはゾッとした。

「母の介護費用を捻出するのに、土地を売らなければならなくなるかもしれないし、悪くすれば私たち家族が住むところを失うことにもなりかねません。それだけは、どうしても避けたい」

 路子さんは司法書士の意見に従って、もう一人の任意後見人として路子さんの長男を選ぶことにした。といっても、選んだのは母親ということにはなっているのだが。

 任意後見契約をするとき、由美さんが欠席すると厄介だと路子さんは不安だったが、幸い同席はしてくれた。

「ものすごく機嫌が悪かったですが。そりゃ当然ですよね」

 そして意外なことに、路子さんと路子さんの長男が任意後見人になることにも反対しなかったという。

「あっさりと同意したので、私たちも拍子抜けしたほどでした。反対されたら司法書士の先生に説得してもらうよう準備もしていたんですが。たぶん、妹は面倒なことはしたくなかったんだと思います。緻密な金銭管理とか、アバウトな妹が一番苦手なことですから」

 ホッとしつつも、これから先のことを考えると、同じ屋根の下で暮らす由美さんとどんな問題が起きるのかわからない。「不安がなくなることはない」と路子さんはつぶやいた。

 まさに、きょうだいは他人のはじまり――。

ヤクザの家はガスも止められる時代に! 元極妻が考える、どんどん進む排除と「ライフライン」

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

東京ガスが暴力団の契約を解除できる

 この10月で、全都道府県に暴力団排除条例が整備されて10年を迎えました。以前も書かせていただきましたが、過剰な暴排が奏功してか(?)、2020年のヤクザの数は過去最小、半グレの検挙数は過去最多になっていますね。

 さらに、この10月からは東京ガスなど都市ガスの約款に「反社会勢力の排除条項」が設けられたことが報道されています。

 東京ガスの公式サイトによりますと、約款には、「お客さまおよび当社は、ガス需給契約成立時において、自己または自己の役員が、暴力団、暴力団員、暴力団準構成員、暴力団関係企業・団体、総会屋等その他これらに準ずる者(略)にも該当しないことを表明し、かつ将来にわたっても該当しないことを表明し、保証するものとします。違反した場合はガス需給契約を解約することがあります」とあります。

 まあ想定内ではありましたが、やっぱりちょっと怖くなりました。ライフラインを断たれるというのは、すごいことです。それにしても総会屋って、今も190人はいるんですね。

まず「暴力団事務所」が対象に?

 この都市ガスの供給停止については、反社会勢力そのものでなく「同居する家族の人権」に同情するメディアも多いです。

 たとえば「デイリー新潮」は、「奥さんや子供までにも不利益をかぶせてしまうのは、ちょっと可哀そうだなと同情してしまいます」とか「果たしてガスの供給が反社会的勢力への利益供与や活動の助長と言えるのか、唐突感が拭えず、さすがに驚きましたね」などと、警察幹部やOBのコメントを紹介しています。

 ちなみに、上の記事には「反社認定されれば、生命保険や車の保険が契約できない」とありますが、事故の被害者救済策として暴力団員であっても自賠責(自動車損害賠償責任)保険への加入は義務づけられています。念のため。

 あと、細かいところですが、警察官時代に配られた「暴力団組織図」を天下り先の民間企業で使うのは問題ないのでしょうかね。ちょっと気になりました。

 話がそれましたが、いきなりガスが止められることは、まずないと思います。多くの方が指摘されている通り、いきなり個人宅のガスが止められることはなく、事務所の規制からでしょうね。そもそも枝(末端)の組員の自宅までチェックするのは、数が多すぎてムリですし。

 そして、やっぱり「排除第1号」は山口組の本部事務所の可能性が高いですが、「特定抗争指定暴力団」の指定により、同事務所はすでに使えなくなっていますから、意味あるのかなとも思います。むしろ指定を受けていない組織の事務所は、若い衆が住んでいる場合もあるので、けっこう大変だと思います。

 今から10年前の11年といえば、六代目山口組・司忍組長が産経新聞の取材に応じて話題になった年でもあります。山口組のトップのインタビューは、まさに「何十年ぶり」のレベルでした。

 現在は公開されていないようですが、このインタビューに関する報道はまだ読めます。六代目の一人称が「俺」なのは、意外な気がしたのを思い出しました。なんかカジュアルですよね。

 「山口組を解散する考えはないか?」という記者さんのどストレートな質問に、六代目は「今、解散すれば、うんと治安は悪くなるだろう」と、きっぱり。「若い者は路頭に迷い、結局は他の組に身を寄せるか、ギャングになるしかない」と分析しています。

 過剰な暴力団排除で生活できなくなった若い衆たちは、半グレと組んでいるようですし、分析通りになってきていますよね。一方で、「俺にできることは、これまで以上の任侠道に邁進する組織にすることだ」と話したことは、ネット上などで「そうなっていない」という指摘も目立ちました。六代目の出身母体である弘道会は、けっこう事件を起こしていますしね。

 でも、六代目が「オレオレ詐欺やクスリ(違法薬物)をやめろ」と言えば、やめる子分さんはいるはずなんですよ。やめられないのは、ほかにシノギがないから。そもそもやめたところで、ほとんどの暴排条例は「『暴力団』をやめてから5年」は「みなし暴力団員」としてますしね。この5年間は、どうすればいいんでしょうか?

 それに、「更生」の受け皿も、報道ではたくさんあるように見えますけど、実はそんなにないし、あっても建設業とか肉体労働がメインですよね。ヤクザだって肉体労働が向いている人ばかりではないですし、年齢も限られます。

 ガスの供給停止だけではなく、これからもさらにヤクザは排除されていくでしょう。「ヤクザは悪いから排除していい」という気持ちはわかりますが、排除された人たちは、どこへ行くと思われますか?

中学受験は本当に課金ゲーム!? 受験塾を盲信した母子、リアル『二月の勝者』の結末は

“親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 いよいよ10月16日から日本テレビ系列で連続ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』が始まる。これは中学受験の実態をリアルに描いて大ヒットしている漫画が原作。「中学受験は課金ゲーム」「親はスポンサー、子どもは金脈」という塾講師である主人公の歯に衣着せぬ言葉に驚いた人もいることだろう。

 「塾は営利企業」と言い切る主人公。こういう側面は確かにあるだろう。難関中学にどれだけの受験生を合格させることができたかという“数字”にその塾の存亡がかかっているといっても過言ではないからだ。それゆえ、塾によっては受験生親子を執拗なまでに煽る教室も出てくる。

 聡さん(仮名)は息子の潤くん(仮名)に中学受験をさせる気は全くなかったのだそうだ。ところが、潤くん自身が「学校の授業はつまらない! 塾に行きたい!」と言い出したので、近くの塾に行かせてみたら、そこが中学受験塾だったということでスタート。潤くんが小学5年生の春のことだったらしい。

「もちろん最初は真ん中よりも下のクラスの所属でした。ところが、潤は負けず嫌いな子で、4年生から通っている子たちをライバル視しまして、あれよあれよという間に最上位クラスに上がっていったんです」

 さぞや息子を誇らしく感じているのかな? と思いきや、聡さんの本音は別にあった。

「うちは代々、地域密着で商売をしているので、何も私立に行く必要はないんです。いえ、むしろ地元で人脈を作ってもらったほうが助かるので、地元公立中、地元高校のほうがいいんですよ」

 聡さんによると、家業を潤くんに継いでもらいたいのは山々。しかし、それよりも家業的には今現在のほうが大事なのだそうだ。小学校PTAの要職を積極的に引き受けているのは、地元人脈を強固にする必要があるから。もし潤くんが地元中学に通うようになったならば、当然、PTA役員も引き受ける気持ちがあったという。

「潤の塾は難関校Kに合格者を多数入れていることがウリみたいなんですが、そんなことはまったく知りませんでした。知っていたら、入れなかったです。とにかく『Kに入らずば人間ではない!』みたいな説教を先生が大真面目にするらしいんですよ。『君たちはKに入るだけの実力を備えたエリートである!』みたいなね。まあ、塾生を鼓舞するのが先生の仕事でしょうが、問題は潤がその影響をモロに受けちゃったってことです。小学生が土日もなく勉強している姿は異常です。しかも、僕から見たら、人としては最低な価値基準を持つように思えてしまい、受験には大反対でした」

 聡さんによれば、潤くんの下位クラスの子をバカにする発言が目立つようになってきたことが気になり、また、少しでも成績が下がっただけで機嫌が悪くなるなどという態度が目に余るようになって、父親としては非常に問題だと思うようになったという。

 ところが、母親であるさやかさん(仮名)は違う考え方を持っていた。潤くんが自分からK中学に行きたいという以上、サポートするのが親であるという主張である。

 それゆえ、塾の言うままにオプション講座をすべて取り、もちろん勉強合宿なるものにも参加し、弱点補強にとプロ家庭教師まで頼むようになり、それこそ“課金ゲーム”さながらにお金をつぎ込んでいったという。

 妻と息子は、何かをしないとK中学には入れない、それどころか最上位クラスもキープできないという熱病に冒されたかのような勢いだったと聡さんは回想する。

「もちろん、妻とは喧嘩の日々でした。『潤が勉強するのを邪魔するの?』、そして、最後は『潤があなたみたいな高卒止まりになってもいいの?』です。自分は高卒ですが、人並み以上には稼いでいるので、問題ないと思うんですけどね……」

 結局、潤くんはK中学に不合格。併願校に入学し、現在、高校生である。

「そりゃ本人も妻も不本意だったでしょうが、僕は逆に良かったと思っています。金をかけました、受かりました、有頂天になりましたっていうのは絶対に良くないと思いますから。大学は本人が行きたければ、行けばいいと思いますが、予備校とかに頼らずに自力で行ってほしいですね。(中高の)授業料は払いますが、僕は予備校代を出すつもりはありません」

 聡さんの試算によると、潤くんの塾代関係の諸経費は小6の1年間だけで300万円になっているそうだ。

「我が家には潤の下にも、まだ小さいですが、弟妹がふたりいるんですよ。この子たちも私立に行くとなったら、一体、いくら課金することになるのかと、恐怖しかないですね……」

「合格のために必要なのは、父親の経済力、そして母親の狂気」と言ったのは『二月の勝者』の主人公、黒木先生だが、聡さんの話を聞きながら、改めて、確かにそういう面はあるよなぁという感想を持ってしまった。