城田優「『死ね』だとか『クズ』だとか、みなさんが想像している以上にきつい」三浦春馬さん死去後の苦痛を吐露

 俳優・城田優が約2カ月ぶりにインスタライブを配信した。城田は7月に亡くなった三浦春馬さんと親交の深かった役者のひとりで、8月半ばからInstagramの投稿は途切れていた。

 また、10月1日には所属事務所であったワタナベエンターテインメントからの独立が発表されたことで、ファンからは城田のメンタルを心配する声が上がっていたが、今回久々のインスタライブで元気そうな姿を見せた。

誹謗中傷は「みなさんが想像している以上にきつい」
 配信内で三浦春馬さんの名前を出すことはなかったが、城田はここ2カ月の間、ファンの方々と話したいという気持ちはあったものの、自分の中で葛藤があり、なかなかインスタライブに踏み出せなかったと明かした。

 「このままではいけない」との気持ちからインスタライブを決意。元気ではあるが、まだ日によってメンタルの波があると、素直な気持ちを吐露した。

<少なくとも、僕はインスタライブをすることができました
僕の中では結構大きい一歩なので>
<ひとつだけ誤解していただきたくないのは
心配かけたくないし、元気だし
だけどそれを過度に「大丈夫だよ、俺元気だよ」とも言えないし、言いたくもないし…>

 城田は三浦さんと撮影した多数の写真をコラージュした画像と、三浦さんへの思い、そして三浦さんのファンに向けたメッセージを長文でInstagramに綴ったが、それに対して一部ネット上では心無い批判もわいていた。

 また、城田のInstagramのコメント欄には、三浦さんの他殺説を信じる人から、真相の説明を求める声や城田の関与を疑う声も寄せられるなど、混沌とした状況だ。

 毎日そうした言葉を浴びせられ、思うところがあったのだろう。城田は視聴者に向けて、マイナスな言葉をネット上で特定の誰かに向けて発することは「止めよう」と呼びかけた。

<何をどう話しても思っている通りには伝わらないし…
心無い言葉とか声とか嫌でも入ってくるし
「そんなの無視」って周りは言っても、やっぱり言葉には思いがこもっていて
それがプラスだろうがマイナスだろうが、実際そこに声を、もしくは言葉を、文字を書いたり発した人の思いがそこに込められてしまうから
やっぱり受け取ってしまうんですよね
だから、なかなか発言するのが億劫になってしまったりとか
こう見えて(僕は)すごくネガティブ思考な人間で>

<ひとつだけみなさんにお願いしたいことがありまして
100%それが事実かどうかわからないこととか
自分がこうあってほしいとか、思っていることを人に棘を持ったかたちで伝えたり強要したりするのは止めましょう>

<どこに持って行っていいのかわからない怒りとか、どこに向けていいかわからない悲しみとかあると思うんですけど>

<みなさんが想像している以上にきついんですよ
「死ね」だとか「クズ」だとか>

三浦翔平も飛び入り参加
 城田優はコメントにも目を向け、カナダの俳優ラミン・カリムルーが視聴しているのを発見し、数分間だけ彼と動画を繋ぎ、英語で会話をした。

 さらに三浦翔平も城田のインスタライブを観ていたことがわかり、三浦とも動画を繋いだ。三浦翔平も三浦春馬さんと友人関係で、先日まで放送していた春馬さんの最後の出演ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)でも共演していた。

 城田と三浦の会話は終始明るい雰囲気で、二人はビールを持ち寄って乾杯。ビールの種類の話になると、城田からは<ビールは糖質ゼロを選びがち、おじさん>との冗談も飛び出す。

 また途中、三浦の妻である桐谷美玲が部屋に入ってきたようで、三浦が<妻のジェスチャーが面白くて>と笑い出す場面があり、<イチャイチャするな、俺を差し置いて!>ツッコみを入れるなど、友人との会話で城田の気持ちも少し軽くなったようだった。

 現在、城田のインスタグラムでは期間限定でインスタライブのアーカイブを公開しており、ファンからは「私も元気が出ました」「久しぶりに姿が見れて安心しました」といったコメントが寄せられている。城田の思いが、より多くのネットユーザーに伝わってほしい。

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いしだ壱成、「生活保護」不正受給疑惑スクープ! YouTubeでMV公開、テレビ出演も……「芸能活動再開」に影が差す!?

10月8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、俳優・いしだ壱成の生活保護不正受給疑惑を報じている。2018年、SNSの炎上をきっかけにメディア露出がまったくなくなったいしだだが、ここ最近、妻・飯村貴子とのYouTubeチャンネル「いっくん&たぁたんら ばらばちゃんねる」、さらには個人のチャンネル「いしだ壱成の一番星」も開設。テレビ出演の機会にも恵まれるなど、芸能活動を順調に再開させていたが、この疑惑が本当であれば、今後、復帰はかなり困難な状況となりそうだ。

 「文春」によれば、約3年前に石川県に移住したいしだは、生活が困窮状態にあったといい、妻が働いていたラーメン屋のオーナーに勧められる形で、今年6月から生活保護を受給するようになったという。その後、YouTubeチャンネルで活動を本格化させ、テレビ出演も果たし、それなりの収入を得るようになったものの、生活保護の対象から外れないようにと、YouTubeによる広告収入を、知人の口座に振り込ませるといった“工作”を行っていた疑惑が浮上。なお、9月の頭からは、生活保護を受給をしていないとみられるそうだ。

「いしだは、『収入が月30万円を超えなければ生活保護に当たるんだ』と豪語していたそうですが、7月に出演した『爆報!THEフライデー』(TBS系)のギャラが30万円だったそうです。決して裕福ではないものの、生活保護の枠はとうに外れている状態だったのかもしれませんね」(芸能ライター)

 生活保護をめぐるトラブルというと、2012年に次長課長・河本準一が思い出される。河本は当時、吉本の売れっ子芸人で、その年収は5000万円とも言われていたが、母親が長年、生活保護を受給していることが発覚し、「なぜ息子が金銭的援助をしないのか」と大炎上。その後、河本はテレビ露出が激減し、今もその影響を引きずっているのか、騒動前ほどの活躍はできていない。

「いしだは妻とのYouTubeチャンネルで、子どもとの日常を披露したり、個人のチャンネルで自身のMVを発表するなど、さまざまな動画を投稿しており、少しずつ形になりつつあった。10月8日には『ナゼそこ?』、同日深夜には『じっくり聞いタロス〜スター近況(秘)報告〜』(ともにテレビ東京系)にも出演していました。活動が活発化している今だからこそ、不正受給疑惑については、きちんと説明の場を設けるべきでしょうね。そうでなければ、河本のように、長期にわたる世間からのバッシングに晒されることになりかねません」(同)

 「文春」の記事はネットに転載されておらず、またワイドショーの後追い報道もないため、「ネットユーザーからの反響はまだ小さいものの、世間に広く知られると物議を醸すのは間違いない」(同)との指摘もある。いしだには、報道に対するいち早い対応が求められるだろう。

不朽の名作『息もできない』が描く、韓国的な「悪口」と「暴力」――“抵抗の物語”としての一面を繙く

近年、K-POPや映画・ドラマを通じて韓国カルチャーの認知度は高まっている。しかし作品の根底にある国民性・価値観の理解にまでは至っていないのではないだろうか。このコラムでは韓国映画を通じて韓国近現代史を振り返り、社会として抱える問題、日本へのまなざし、価値観の変化を学んでみたい。

『息もできない』

 11月13日公開の韓国映画『詩人の恋』(キム・ヤンヒ監督、2017)に主演する俳優のヤン・イクチュン。在日朝鮮人の帰国事業をテーマにした『かぞくのくに』(ヤン・ヨンヒ監督、12)や、菅田将暉と共演した寺山修司の代表作の映画化『あゝ荒野』(岸善幸監督、17)など、日本映画でも活躍している俳優だが、実は彼、映画監督でもある。

 今から11年前、彼の長編デビュー作『息もできない』(09)は、ちょうど昨今話題の『はちどり』(キム・ボラ監督、19)のように世界の映画祭を席巻した。ロッテルダム映画祭、ドーヴィル・アジア映画祭、シンガポール映画祭をはじめ各国の映画祭で受賞し、日本では「東京フィルメックス」で最優秀作品賞と観客賞をダブル受賞したばかりか、世界的に見ても歴史のある映画賞「キネマ旬報ベスト・テン」で外国映画の1位まで獲得してしまったのである。

 ヤン・イクチュンはシナリオ、監督、主演の3役をこなし、国内外で高い評価を得て、興行的にも成功を収めた。デビュー作でここまでの記録を打ち立てるのは驚異的ですらあったが、次作への大きすぎる期待がプレッシャーになったのか、いまだ監督作が作られていないのは残念なことだ。今回のコラムでは、今もって映画としての魅力は色褪せていないヤンの『息もできない』を取り上げてみたい。

<物語>

 親友(先輩でもある)マンシク(チョン・マンシク)のもとでヤクザ稼業にいそしむサンフン(ヤン・イクチュン)は、大学生たちのデモに乗り込んで暴力を振るったり、無許可営業の屋台を容赦なく破壊したり、債務者の家を回っては無慈悲な暴力で借金を取り立てたりと、ことごとく最低な乱暴者だ。異母姉の幼い息子の遊び相手になるなど根は優しいものの、幼い頃、父(パク・チョンスン)の家庭内暴力が原因で母と妹を失うというつらい過去を持つ彼は、15年の刑期を終えて出所してきた父を前にして、イライラを募らせるばかり。そんなある日、女子高生のヨニ(キム・コッピ)と知り合ったサンフンは、自分のようなヤクザを前にしても物おじしない彼女に少しずつ惹かれていく。

 実はヨニの家庭も、決して幸せではなかった。ベトナム戦争の後遺症でPTSDを抱える父(チェ・ヨンミン)、無許可営業の屋台を潰された挙げ句に病死した母(キル・ヘヨン)、暗鬱な環境の家庭でますます暴力的になっていく弟(イ・ファン)と、ヨニもまたサンフンのような絶望的な状況に置かれていたのだ。サンフンとの出会いはヨニにとっても小さな救いをもたらし、2人は徐々に心を通わせていく。暴力的な自分を見つめ直し、ついにヤクザから足を洗う決心をしたサンフンだが、その先に待っていたのはあまりにも悲しい結末だった。

 物語を読む限り、「暴力的なヤクザ映画」だと本作を敬遠する向きもあるかもしれないが、この映画は完璧なまでに「メロドラマ」である。誰もが涙せずにはいられない展開の中で、サンフンの暴力も次第に彼の純粋さ故の葛藤であることが明らかになる。メロドラマの基本は「すれ違い」。サンフンの家族想いの優しさは表面上の暴力によってすれ違いをもたらし、ヤクザから足を洗おうと暴力をためらった瞬間に、彼に認めてもらいたい子分の暴力が爆発する。

 また、メロドラマにおいてもう一つの重要な点は、「登場人物が知らないことを観客は知っている」ところにあり、例えばヨニがサンフンに向かって幸せな家族のふりをすればするほど、彼女の家庭が絶望的に不幸なことを知っている観客は胸が痛む。瀕死のサンフンと彼を待つ人々を交互に映す編集は、観客だけがその悲劇を理解しているため、より一層泣けてくるのだ。ヨニとサンフンの家族ぐるみの因縁も含めて、こうしたメロドラマの要素が「家族」の主題と結びついて普遍的な物語となり、世界中で受け入れられたのだろう。

 だが今回は、本作のもう一つの特徴でもある「暴力」と多用される「悪口」から、韓国社会の一断面を考えてみよう。

 英題の『Breathless』から訳された邦題は『息もできない』だが、原題は『똥파리(トンパリ)』という。「ウンコにたかるハエ=ウンコバエ」を意味するこの翻訳不可能な韓国語は、ハエの中でも一番汚らしいハエを指し、韓国社会で最も蔑まれる最下層の人間をたとえる際によく使われる言葉だ。サンフンの「トンパリ」ぶりは、映画を見れば明らかだが、その背景を知るにはもう少し説明が必要であろう。

 物語の紹介で、サンフンの仕事を「ヤクザ稼業」と曖昧な形で説明したが、韓国には「용역 깡패(ヨンヨク・カンペ=用役チンピラ)」と呼ばれる集団があり、サンフンもまさにこの存在である。日本語ではなじみの薄い「用役」とは、もともと生産性を伴わない、医療や教育といった社会的に提供されるサービス全般を示す概念だったが、実際には人手を必要とするさまざまな現場に派遣される労働者など、幅広く使われている。仕事の内容は、建物の清掃やイベントの警備、工事現場など多岐にわたるため、いわゆる「便利屋」のようなニュアンスだが、そこに「チンピラ」が加わると意味合いはだいぶ変わってくる。

 1980年の光州事件を踏み台にして大統領の座に就いた全斗煥(チョン・ドゥファン)軍事独裁政権時代、オリンピックの誘致に成功したチョン政権が真っ先に着手したのが、ソウルに点在する無許可建物の撤去だった。60年代以降、急激な産業化とともに仕事を求めて地方からソウルに上京した人々によって、「산동네(サンドンネ=山の町)」と呼ばれる町が形成された。雨風をやっとしのげるほどのみすぼらしい家々の集合体であるサンドンネは、ソウル周辺の山の中に許可なく建てられた一種のスラム街で、治安や衛生面の問題も抱えていたが、チョン政権が問題視したのはその景観だった。

 オリンピックによってソウルの景観にも注目が集まると考えた政府は、「国の恥」にもなりかねないサンドンネを隠蔽すべく、一時は町全体を緑色の布で覆うという信じがたい計画まで立てていたらしい。さすがに実行には至らなかったものの、政府はソウル美化のための再開発に乗り出し、サンドンネの住人に対し立ち退き命令を出した。だが人間のすみかを奪うとなると、事はそうやすやすとは運ばない。一方的に立ち退きを命じられた住人たちは、生存権の保障を要求して猛然と立ち向かったのだ。対処に手こずった政府は、民間業者を募集して暴力的なやり口で強制排除に踏み切り、公権力を後ろ盾にした業者は暴力の限りを尽くして住人たちを徹底的に排除した。

 この時、「用役会社」を名乗った民間業者に雇われ、先頭に立って破壊活動を行ったのがチンピラのような連中だったことが、「用役チンピラ」という呼称の由来となっている。用役チンピラによる住人への暴力や、それを黙認した公権力の横暴はドキュメンタリー映画にもなっているが、彼らはその後も、警察など権力側と癒着しながら、野党の政治集会の妨害工作や、デモ隊の排除などにしばしば動員され、韓国社会の暗部となっている。日本でも、ヤクザ組織が公権力と結びついて同様の行為を行ってきた歴史があるが、要するにサンフンは、権力に守られながら社会的弱者を攻撃し、権力に反発する者の権利を暴力的に奪ってきたという点においても、文字通り「トンパリ」なのである。

 そんな本作を見ながら、恐らく韓国語のわからない日本人観客でさえも、何度も耳にするうちに勝手に覚えてしまったフレーズがあったのではないだろうか。そのひとつが、韓国語で最も使われている悪口「シバル」である。けんかの際や相手を罵倒する時の悪口だが、もともとは「시팔 좆같다(シパル チョッカッタ)」という。

 まず「シパル」は、女性の性器を表す俗語「십(シプ)」+「하다(ハダ)=~する」で「セックスする」の意味になる。韓国語は文字の組み合わせによって音が変化するので、「シパル」→「シバル」となり、さらに「놈아(ノマ)=奴」がついて、サンフンの口から頻出する「シバルノマ」になる(女性に対しては「년(ニョン)=アマ」をつけて「シバルニョン」)。英語の「ファック・ユー」と思えばわかりやすいだろうか。

 「좆 같다(チョッカッタ)」に関しては、男性の性器を表す俗語「좆(チョッ)」に、「~のようだ」を指す「같다(カッタ)」が付いて「男根のようだ」の意味になる。「シバル チョッカッタ」と続けると、「セックスする男根のようだ」となり、勃起した男根のように興奮(拡張されたあらゆる意味での興奮)した状態、日本語で言うならば「血が上った」状態を指し示す。ムカついたとき、失敗したときなど、さまざまなネガティブな場面で叫び、つぶやき、時には相手に向けて言い放つのはもちろん、男同士(まれに女同士でも)で言い合ったり、サンフンのように日常的に口にすることも少なくない。

 このように、韓国の悪口には性的な語源を持つものが多いのだが、その裏には、性にまつわるあらゆる物事を「非道徳的」であるとして抑圧してきた朝鮮時代の影響を読み取ることができる。500年以上にわたって続いた朝鮮時代、儒教をこの上なく崇拝した貴族(ヤンバン)は、百姓たちに対しては「性」を抑圧していたのに対して、自分たちは性的な遊戯に明け暮れていた。そんな貴族に対する百姓たちの密かな抵抗が、性の言語化という形で表れているのではないだろうか。

 国語学者のソ・ジョンボムの言葉を借りるならば、最も抑圧される性的なものをあえて用いることで、百姓たちは儒教的抑圧と貴族の矛盾に全面対抗したのである。このコラムの中でこれまでもしばしば登場してきた、韓国における「悪しき」儒教的伝統は、「悪口」という被支配者の言語にも垣間見えるのだと言える。

 こうした悪口からひもとく儒教的抑圧と対抗という関係は、本作におけるサンフンと父の関係性を理解するヒントにもなるかもしれない。

 映画は幼い頃に父の暴力によって母と妹を失い、孤独に生きてきたサンフンが、刑期を終えて家に戻ってきた父を前にして憤りを募らせるあたりから始まる。自分の人生を不幸にした元凶である父に対して、恨みしか抱けずに暴力を振るってしまうのはよくわかるが、サンフンは父が異母姉とその息子と一緒に過ごすことさえ我慢ならない。その一方で、かつての面影が見えないほど弱々しくなった父が絶望のあまり自殺しようとすると、必死の形相で病院に担ぎ込み、「死なれては困る」と叫ぶ。

 そんなサンフンの分裂的な態度からは、儒教国家・韓国における父と息子のあまりにも強固な、それ故に不健全とも言える関係性が見え隠れしている。

 儒教には、「父子有親」という父と息子の強力な連帯を訴える概念がある。韓国にはどの家庭にも「族譜」と呼ばれる家系図が存在するのだが、つい最近までそこに女性の名前は記載されず、男系の成員の名のみが連綿とつづられてきた。「家」を重んじる日本とは異なり、韓国では何よりも「血」が大事なため、血が継承される父・息子の関係性しか重要視されない(女性の場合は「出嫁外人」と言って、父系の血の継承ができないものとされ、結婚すれば「嫁ぎ先の人間」として扱われる)。こうして、父と息子の間に特権的な絆を作ることで家父長制を維持してきた韓国だが、その両者の関係が正常に機能しない場合には、サンフン親子のような暴力に依存した服従関係が生まれてしまう。

 サンフンが「シバル チョッカッタ」と罵倒しながら父に暴力を振るい、同時に父を必死で救おうとする様子からは、自らを苦しめる父=家父長制に対する抵抗と、それでも儒教を絶対視する韓国的伝統から逃れられない宿命のようなものを感じずにはいられない。

 そして、そんなサンフンが唯一心を許す相手である友人のマンシクとヨニ、そして甥のヒョンインを思い出してみよう。サンフンは先輩であるマンシクに決して敬語を使わず、マンシクはそんなサンフンに文句を言いながらも温かいなまざしを送る。ヨニは常識で言えばサンフンに敬語を使ってしかるべきであるにもかかわらず、タメ口で話すばかりかサンフンに負けない量の悪口を繰り出し、サンフンはヨニに悪態をつきつつ心を許していく。そしてヒョンインとサンフンの間には、父子の服従的関係性の代わりに純粋な庇護の思いやりのみが介在している。サンフンにとってあらゆる上下(服従)関係は憎むべきものであり、そこから解放された関係性にのみ安らぎを見いだしていることがわかる。

 本作は、社会の底辺に生きる「トンパリ」の物語であると同時に、そんなトンパリたちが、韓国的な家父長制や儒教の伝統に抗う、抵抗の物語として読みうる映画でもあるのだ。サンフンが不在の中で私たちが目にする最後の光景は、彼が愛し、彼を愛する者たちが、血ではないつながりによって「家族」となっていくさまであり、それこそがサンフンが心から望んだ家族の形であったのだろう。

崔盛旭(チェ・ソンウク)
1969年韓国生まれ。映画研究者。明治学院大学大学院で芸術学(映画専攻)博士号取得。著書に『今井正 戦時と戦後のあいだ』(クレイン)、共著に『韓国映画で学ぶ韓国社会と歴史』(キネマ旬報社)、『日本映画は生きている 第4巻 スクリーンのなかの他者』(岩波書店)など。韓国映画の魅力を、文化や社会的背景を交えながら伝える仕事に取り組んでいる。

【付録レビュー】「InRed」11月号、スヌーピーの3wayエコバッグが機能性抜群! 買い物に大活躍!?【女性誌】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今月の付録:「InRed」2020年11月号「スヌーピー 背負えるエコバッグ」

デザイン:★★★★☆(スヌーピーがキュート♪)
クオリティ:★★★★☆(付録としては十分な機能性)
使い勝手:★★★★★(コンパクトに折りたためる!)

 「InRed」(宝島社)11月号の特別付録は、「スヌーピー 背負えるエコバッグ」!

【サイズ】高さ33×底幅28×マチ11.5cm
【素材】ポリエステル、POM、PP、合金、鉄

 ショッピングカートを押すスヌーピーの姿がプリントされたキュートなこのエコバッグは、どんな洋服にも合わせやすいベージュの色味で使い勝手も抜群♪ リュックサックとして使用することもできるので、両手が空くのも、今回の付録のうれしいポイントです。

 また、エコバック選びの際に必須条件となる「コンパクトに折りたたむことができる」点も、もちろんクリアしていますよ!

 早速、詳細を見ていきましょう!

 エコバック本体のカラーはベージュで、とても落ち着いた色味。どんな洋服にでも合わせやすそうなのが◎。バッグの下部分には、「PEANUTS」のロゴと、ショッピングカートを押すスヌーピーがプリントされています。優しいタッチのイラストに、とっても癒やされます♪

 また、持ち手にはブラウンのベルトストラップがついており、自由に長さを調節することが可能。ストラップ2本を肩にかけて持って肩掛けバッグにしたり、ストラップを短くして手提げトートとして持つほかにも、「背負えるエコバッグ」の名前の通り、リュックとしても使用できちゃいます!

 さらに、エコバックの上部には、スナップボタンが3つ付いています。両端のスナップボタンは、裏側のちょうど同じ位置についているスナップボタンとくっつけることで、バッグのシルエットが変化。

 中身が外から見えにくくなり、また中身の飛び出しを防ぐことができますから、荷物を持ち運ぶ際には、上記写真のようにボタンを留めておくといいと思います。

 バッグを使わない時は、折りたたんで付属のゴムで留めておけばOK! とってもコンパクトになるため、手持ちの鞄の中に入れてもそこまでかさばりません!

 レジ袋が有料となり、今や買い物時の必須アイテムとなったエコバックですが、機能性やデザインからなかなか気に入ったものに出会えないという人も多いのではないでしょうか?

 今回の付録は、バッグの生地やや薄いものの、スヌーピーのプリントがとってもキュートで機能性も十分! 大活躍してくれること間違いなしなので、まだエコバッグをお持ちでない方はもちろん、すでに持っている方にもおすすめですよ~!

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

【付録レビュー】「InRed」11月号、スヌーピーの3wayエコバッグが機能性抜群! 買い物に大活躍!?【女性誌】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今月の付録:「InRed」2020年11月号「スヌーピー 背負えるエコバッグ」

デザイン:★★★★☆(スヌーピーがキュート♪)
クオリティ:★★★★☆(付録としては十分な機能性)
使い勝手:★★★★★(コンパクトに折りたためる!)

 「InRed」(宝島社)11月号の特別付録は、「スヌーピー 背負えるエコバッグ」!

【サイズ】高さ33×底幅28×マチ11.5cm
【素材】ポリエステル、POM、PP、合金、鉄

 ショッピングカートを押すスヌーピーの姿がプリントされたキュートなこのエコバッグは、どんな洋服にも合わせやすいベージュの色味で使い勝手も抜群♪ リュックサックとして使用することもできるので、両手が空くのも、今回の付録のうれしいポイントです。

 また、エコバック選びの際に必須条件となる「コンパクトに折りたたむことができる」点も、もちろんクリアしていますよ!

 早速、詳細を見ていきましょう!

 エコバック本体のカラーはベージュで、とても落ち着いた色味。どんな洋服にでも合わせやすそうなのが◎。バッグの下部分には、「PEANUTS」のロゴと、ショッピングカートを押すスヌーピーがプリントされています。優しいタッチのイラストに、とっても癒やされます♪

 また、持ち手にはブラウンのベルトストラップがついており、自由に長さを調節することが可能。ストラップ2本を肩にかけて持って肩掛けバッグにしたり、ストラップを短くして手提げトートとして持つほかにも、「背負えるエコバッグ」の名前の通り、リュックとしても使用できちゃいます!

 さらに、エコバックの上部には、スナップボタンが3つ付いています。両端のスナップボタンは、裏側のちょうど同じ位置についているスナップボタンとくっつけることで、バッグのシルエットが変化。

 中身が外から見えにくくなり、また中身の飛び出しを防ぐことができますから、荷物を持ち運ぶ際には、上記写真のようにボタンを留めておくといいと思います。

 バッグを使わない時は、折りたたんで付属のゴムで留めておけばOK! とってもコンパクトになるため、手持ちの鞄の中に入れてもそこまでかさばりません!

 レジ袋が有料となり、今や買い物時の必須アイテムとなったエコバックですが、機能性やデザインからなかなか気に入ったものに出会えないという人も多いのではないでしょうか?

 今回の付録は、バッグの生地やや薄いものの、スヌーピーのプリントがとってもキュートで機能性も十分! 大活躍してくれること間違いなしなので、まだエコバッグをお持ちでない方はもちろん、すでに持っている方にもおすすめですよ~!

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

ブリトニーの“ダサい写真”、キム・カーダシアン愛児のおそろコーデ……“大絶賛された”今週のセレブ画像集

 セレブがインスタグラムで披露する日常の姿や意外な素顔は、微笑ましかったり、世間に強烈なインパクトを与えたり、時には物議を醸すことも。そんなセレブの今週のインスタグラムから、見逃せないショットを紹介!

 

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『だから私はメイクする』では描かれない!? 30代現役BAたちが「コスメカウンターに来る厄介な太客」暴露

 10月7日に放送がスタートした連続ドラマ『だから私はメイクする』(テレビ東京系)が好評を博している。

 同ドラマは、メイクをする理由を通して、さまざまな女性の生き方を描いた作品。初回では、地味なオタク女子だった錦織笑子(島崎遥香)がメイクの沼にハマり、人形のような濃いメイクを好むようになった結果、会社で浮いた存在となり思い悩む姿が描かれた。

 笑子は、同ドラマの主人公であるコスメショップのビューティーアドバイザー(BA)・熊谷すみれ(神崎恵)との出会いをきっかけに、他人のためではなく、自分のためにするメイクの素晴らしさを再確認するのだが、ネット上では、笑子に共感する声とともに、すみれのようなBAに「私も出会いたい!」というコメントが飛び交っていた。

 デパートの1階にある華やかなコスメカウンターに立つBA。多種多様なコスメの中から、自分に似合うものはどれか、こちら側の希望を聞きつつ的確にアドバイスをしてくれる存在だ。BAと話をしながら、自分がメイクに求めるものは何かに気づき、さらに買い物が楽しくなったという経験を持つ人も少なくないのではないだろうか。

 しかし、そんなBAだが、実際にはかなり過酷で、ブラックな職業といううわさは根強い。ばっちりメイクでの立ち仕事という重労働、ノルマが厳しく、かつ職場の人間関係もこじれがち……なんて話を耳にすることもある。

 サイゾーウーマンでは、そんなBAの裏側に迫るべく、現役BAの座談会を開催していた。都内の百貨店に勤める30代のBA3人は、一体どんな暴露をしてくれたのか。いまあらためてこの座談会を掲載する。
(編集部)

(初出:2017年10月9日)

現役BAが暴露! クレーマー、常連太客……華やかな化粧品売り場の過酷な実情

 デパートの1階にあるコスメカウンター。そこに待ち構えるのは、キラキラしたビューティーアドバイザー(BA)たち。バッチリメイクで立ち仕事は、いかにも疲れそうで、加えて女の園ゆえ、人間関係も難しいのでは……? ということで、都内の百貨店に勤めるBAさん3人に集まっていただき、座談会を開催。華やかな化粧品売り場の裏側に迫った。

<参加者プロフィール>
ファイト:33歳、BA歴8年。都内大手百貨店A勤務。他2名の参加者とは、前の店舗で一緒だった。客を引き寄せるトーク力に定評あり。
ヤスコ:32歳、BA歴5年。都内老舗百貨店B勤務。嫌いな客のタイプは、せっかちな人。
オン眉:31歳、BA歴6年。都内老舗百貨店B勤務。彼氏いない歴も6年。

◎BAに会いたい……恐怖のストーカー

――今日の座談会は、「知られざるBAの裏側」について語っていただければと思います。某ブランドのBAさん、3名にお集まりいただきました。皆さん、都内の百貨店に勤務してらっしゃるということで、かなりいろいろな経験をしてこられたのではないでしょうか?

オン眉 確かに給料が安い割に、やることは多いし、人間関係も含めて、結構ハードかもしれない。私の後輩で、常に辞表を持ち歩いてる子がいますよ。

――えっ! いつでも辞められるようにということですか?

オン眉 そうそう。いつも愚痴ってる。でも、持ってるだけで、まだ辞めてないですけどね。

――やっぱり、ストレスのたまる仕事なんですね。 

ファイト たまるたまる。前にうちの百貨店に変質者が来て、大声で「死ぬ! オレはもう死ぬ!」って言いだしたんです。それ聞いた先輩が、「こっちが死にてぇよ!」ってつぶやいてるのが印象的だった。「叫んでる変質者がうらやましい」って……。その先輩はまだどこかの店で、ストレスと戦いながら続けてるはず。

――なんか、初っぱなからすごい話題ですね。具体的には、どんなことでストレスがたまるんですか?

ファイト 接客業だから、変な客は来ます。うちみたいに大型の店舗になると、それこそ平日でも100人くらいの客は来ますからね。私が今までで一番キモかった客は、ストーカー。週3回くらい来てました。

――ええ! そもそもストーカーって、どういうことですか?

ファイト 婚活パーティーで1回だけ会った人なんだけど、どういうわけか気に入られちゃって、連絡先も交換してないのに、仕事先を突き止められたんです。多分、SNSで名前検索されたんだと思う。ヤバイよね。電車の中で視線感じるなと思ったら、真後ろにいたことがありますよ。

――超怖いですね!

ファイト ストーカーネタもいろいろあるけど(笑)、とにかく、そいつが週に3回くらいお店に来るんです。「彼女に頼まれて買いに来ました」とか言うんだけど、嘘バレバレなのね。しかもそのストーカー、頭が回るので、製造中止になったネイルをわざわざ取り寄せするわけ。店まで来て、私が店頭に立ってるのを確認してから、電話してくるの。「頼んでたネイル届いてますか〜?」って。私が店にいるの知ってるから、担当させようとしてるんだよね。

ヤスコ あの時期、やばかったですよね。ファイトさん、めっちゃ狙われてた。

ファイト そうそう。でもヤスコが機転利かせてくれて、「ネイル届いてません」って言ってくれたから、難を逃れた。本当は届いてたんだけど。

オン眉 朝のミーティングのときに、共有事項として全員に周知されましたよね。「ファイトさんのストーカー来るから気をつけて」って。

――でも、お客さんとして来るから、難しいですよね。出入り禁止にできたらいいけど……。

ファイト 実害がないから、出禁は難しいんです。会社もSNSで悪口拡散されるのを恐れてるから、簡単には出禁にさせてくれないと思う。でも、スタッフが皆、優しくて、ストーカーから遠ざけてくれてた。でも結局、気持ち悪いのに耐えられなくて、店を異動させてもらった。だから今は平気。でも、また来るかもしれないって思うと、キモい。

――普通に通報していいくらいのレベルですよね。

◎無意味にキレだす、厄介な常連

ヤスコ ファイトさんのストーカーは、かなり特殊です。フツーにムカつく客もたくさんいますよ〜。今日も一番最後に接客した人は、すごく感じ悪かった。

――どんな人ですか? ここで吐き出して、成仏させましょう!

ヤスコ 常連さんの中には、「私のことわかってて当たり前だよね?」みたいな客が多いんですよ。そういう人には、名前を聞いちゃダメなんです。

――1回で覚えないといけないんですね。

ヤスコ そうそう。「お名前こちらでご登録ありますか?」って言うと、「当たり前でしょ!? あんた、あたしのこと知らないの!?」くらいの勢いで来る。いや、こっちは「知らないし……」って感じですよ。直接担当してない場合もあるから。これはBAの中でも“超あるある”です。

オン眉 うちらみたいに超大型店舗だと、年間30万円以上使う常連さんが何百人もいるから、いちいち覚えられないんです。

ヤスコ そうなんです! 今日来た客も、そういう感じ悪い常連で、雑誌に掲載されてた新製品があるか聞かれたから、「こちらですか?」って商品見せたら、「ハッ? 違うんだけど!」って。そんな感じ悪く言う必要ありますかね。70歳くらいのお婆さんですよ。

オン眉 私もこの前、オバサンのクレーマーに対応しました。閉店間際に走ってきて、「ファンデーション、返品したい!」って。もう、走ってきて突然そんなこと言うとか、絶対普通じゃないですよね。でも、よくよく話を聞いてると、うちのブランドの商品だけど、別の店舗で接客されて買ったものだったんです。「こっち悪くないよね……」って、心の中でひたすら思いました。

ファイト でも同じブランドだから、謝らなきゃいけないんですよね。「申し訳ありません」って。

ヤスコ 理不尽ですよね〜。殴り込みに来る店、間違えてるのに。

◎即売してくれなかったら、自分に何か問題がある

――それで、どうなったんですか?

オン眉 違う店舗で買ったものなので、うちでは返品手続きできないんですよ。でも、相手は「今すぐ返品したい」と言って譲らない。仕方ないので、購入した店舗に電話して、後日返品処理するという話で、なんとか納得してもらいました。返品する際に、別のファンデを買いたいと言われたんですけど、それは丁重にお断りしました。これもBAあるあるで、クレームつけてきた客には基本的に売りません。またすぐ返品してきて面倒くさいからです。

――へえ、そうなんですね! 知りませんでした!

ファイト 「一日様子を見て、お考えください」って言って断ります。サンプルだけ渡して帰ってもらうとか。とにかく、買ってもらわないようにする。だから、お客さんたちは、BAが即売してくれなかったら、自分に何か問題があるって察してほしいですね。

――勉強になります。

(後編へ続く)

『だから私はメイクする』では描かれない!? 30代現役BAたちが「コスメカウンターに来る厄介な太客」暴露

 10月7日に放送がスタートした連続ドラマ『だから私はメイクする』(テレビ東京系)が好評を博している。

 同ドラマは、メイクをする理由を通して、さまざまな女性の生き方を描いた作品。初回では、地味なオタク女子だった錦織笑子(島崎遥香)がメイクの沼にハマり、人形のような濃いメイクを好むようになった結果、会社で浮いた存在となり思い悩む姿が描かれた。

 笑子は、同ドラマの主人公であるコスメショップのビューティーアドバイザー(BA)・熊谷すみれ(神崎恵)との出会いをきっかけに、他人のためではなく、自分のためにするメイクの素晴らしさを再確認するのだが、ネット上では、笑子に共感する声とともに、すみれのようなBAに「私も出会いたい!」というコメントが飛び交っていた。

 デパートの1階にある華やかなコスメカウンターに立つBA。多種多様なコスメの中から、自分に似合うものはどれか、こちら側の希望を聞きつつ的確にアドバイスをしてくれる存在だ。BAと話をしながら、自分がメイクに求めるものは何かに気づき、さらに買い物が楽しくなったという経験を持つ人も少なくないのではないだろうか。

 しかし、そんなBAだが、実際にはかなり過酷で、ブラックな職業といううわさは根強い。ばっちりメイクでの立ち仕事という重労働、ノルマが厳しく、かつ職場の人間関係もこじれがち……なんて話を耳にすることもある。

 サイゾーウーマンでは、そんなBAの裏側に迫るべく、現役BAの座談会を開催していた。都内の百貨店に勤める30代のBA3人は、一体どんな暴露をしてくれたのか。いまあらためてこの座談会を掲載する。
(編集部)

(初出:2017年10月9日)

現役BAが暴露! クレーマー、常連太客……華やかな化粧品売り場の過酷な実情

 デパートの1階にあるコスメカウンター。そこに待ち構えるのは、キラキラしたビューティーアドバイザー(BA)たち。バッチリメイクで立ち仕事は、いかにも疲れそうで、加えて女の園ゆえ、人間関係も難しいのでは……? ということで、都内の百貨店に勤めるBAさん3人に集まっていただき、座談会を開催。華やかな化粧品売り場の裏側に迫った。

<参加者プロフィール>
ファイト:33歳、BA歴8年。都内大手百貨店A勤務。他2名の参加者とは、前の店舗で一緒だった。客を引き寄せるトーク力に定評あり。
ヤスコ:32歳、BA歴5年。都内老舗百貨店B勤務。嫌いな客のタイプは、せっかちな人。
オン眉:31歳、BA歴6年。都内老舗百貨店B勤務。彼氏いない歴も6年。

◎BAに会いたい……恐怖のストーカー

――今日の座談会は、「知られざるBAの裏側」について語っていただければと思います。某ブランドのBAさん、3名にお集まりいただきました。皆さん、都内の百貨店に勤務してらっしゃるということで、かなりいろいろな経験をしてこられたのではないでしょうか?

オン眉 確かに給料が安い割に、やることは多いし、人間関係も含めて、結構ハードかもしれない。私の後輩で、常に辞表を持ち歩いてる子がいますよ。

――えっ! いつでも辞められるようにということですか?

オン眉 そうそう。いつも愚痴ってる。でも、持ってるだけで、まだ辞めてないですけどね。

――やっぱり、ストレスのたまる仕事なんですね。 

ファイト たまるたまる。前にうちの百貨店に変質者が来て、大声で「死ぬ! オレはもう死ぬ!」って言いだしたんです。それ聞いた先輩が、「こっちが死にてぇよ!」ってつぶやいてるのが印象的だった。「叫んでる変質者がうらやましい」って……。その先輩はまだどこかの店で、ストレスと戦いながら続けてるはず。

――なんか、初っぱなからすごい話題ですね。具体的には、どんなことでストレスがたまるんですか?

ファイト 接客業だから、変な客は来ます。うちみたいに大型の店舗になると、それこそ平日でも100人くらいの客は来ますからね。私が今までで一番キモかった客は、ストーカー。週3回くらい来てました。

――ええ! そもそもストーカーって、どういうことですか?

ファイト 婚活パーティーで1回だけ会った人なんだけど、どういうわけか気に入られちゃって、連絡先も交換してないのに、仕事先を突き止められたんです。多分、SNSで名前検索されたんだと思う。ヤバイよね。電車の中で視線感じるなと思ったら、真後ろにいたことがありますよ。

――超怖いですね!

ファイト ストーカーネタもいろいろあるけど(笑)、とにかく、そいつが週に3回くらいお店に来るんです。「彼女に頼まれて買いに来ました」とか言うんだけど、嘘バレバレなのね。しかもそのストーカー、頭が回るので、製造中止になったネイルをわざわざ取り寄せするわけ。店まで来て、私が店頭に立ってるのを確認してから、電話してくるの。「頼んでたネイル届いてますか〜?」って。私が店にいるの知ってるから、担当させようとしてるんだよね。

ヤスコ あの時期、やばかったですよね。ファイトさん、めっちゃ狙われてた。

ファイト そうそう。でもヤスコが機転利かせてくれて、「ネイル届いてません」って言ってくれたから、難を逃れた。本当は届いてたんだけど。

オン眉 朝のミーティングのときに、共有事項として全員に周知されましたよね。「ファイトさんのストーカー来るから気をつけて」って。

――でも、お客さんとして来るから、難しいですよね。出入り禁止にできたらいいけど……。

ファイト 実害がないから、出禁は難しいんです。会社もSNSで悪口拡散されるのを恐れてるから、簡単には出禁にさせてくれないと思う。でも、スタッフが皆、優しくて、ストーカーから遠ざけてくれてた。でも結局、気持ち悪いのに耐えられなくて、店を異動させてもらった。だから今は平気。でも、また来るかもしれないって思うと、キモい。

――普通に通報していいくらいのレベルですよね。

◎無意味にキレだす、厄介な常連

ヤスコ ファイトさんのストーカーは、かなり特殊です。フツーにムカつく客もたくさんいますよ〜。今日も一番最後に接客した人は、すごく感じ悪かった。

――どんな人ですか? ここで吐き出して、成仏させましょう!

ヤスコ 常連さんの中には、「私のことわかってて当たり前だよね?」みたいな客が多いんですよ。そういう人には、名前を聞いちゃダメなんです。

――1回で覚えないといけないんですね。

ヤスコ そうそう。「お名前こちらでご登録ありますか?」って言うと、「当たり前でしょ!? あんた、あたしのこと知らないの!?」くらいの勢いで来る。いや、こっちは「知らないし……」って感じですよ。直接担当してない場合もあるから。これはBAの中でも“超あるある”です。

オン眉 うちらみたいに超大型店舗だと、年間30万円以上使う常連さんが何百人もいるから、いちいち覚えられないんです。

ヤスコ そうなんです! 今日来た客も、そういう感じ悪い常連で、雑誌に掲載されてた新製品があるか聞かれたから、「こちらですか?」って商品見せたら、「ハッ? 違うんだけど!」って。そんな感じ悪く言う必要ありますかね。70歳くらいのお婆さんですよ。

オン眉 私もこの前、オバサンのクレーマーに対応しました。閉店間際に走ってきて、「ファンデーション、返品したい!」って。もう、走ってきて突然そんなこと言うとか、絶対普通じゃないですよね。でも、よくよく話を聞いてると、うちのブランドの商品だけど、別の店舗で接客されて買ったものだったんです。「こっち悪くないよね……」って、心の中でひたすら思いました。

ファイト でも同じブランドだから、謝らなきゃいけないんですよね。「申し訳ありません」って。

ヤスコ 理不尽ですよね〜。殴り込みに来る店、間違えてるのに。

◎即売してくれなかったら、自分に何か問題がある

――それで、どうなったんですか?

オン眉 違う店舗で買ったものなので、うちでは返品手続きできないんですよ。でも、相手は「今すぐ返品したい」と言って譲らない。仕方ないので、購入した店舗に電話して、後日返品処理するという話で、なんとか納得してもらいました。返品する際に、別のファンデを買いたいと言われたんですけど、それは丁重にお断りしました。これもBAあるあるで、クレームつけてきた客には基本的に売りません。またすぐ返品してきて面倒くさいからです。

――へえ、そうなんですね! 知りませんでした!

ファイト 「一日様子を見て、お考えください」って言って断ります。サンプルだけ渡して帰ってもらうとか。とにかく、買ってもらわないようにする。だから、お客さんたちは、BAが即売してくれなかったら、自分に何か問題があるって察してほしいですね。

――勉強になります。

(後編へ続く)

嵐・二宮和也の“一言”に、演出家・蜷川幸雄氏が激怒! 「ごめんなさい」と逃げ回ったワケ

 10月8日に放送された嵐の冠番組『VS嵐』(フジテレビ系)で、メンバーの“恥ずかしい過去”が暴露され、ネット上で話題になっている。

 この日、最後のゲーム「ボンバーストライカー」前に、嵐5人が「若手のころ盛ってしまった話」をテーマにトークすることに。櫻井翔は若い頃にしていたピアスについて、「人と違うのが好きだったから。(耳の)上のほうと、へそに開けてたんですね」と明かし、自ら「だいぶ尖ってるじゃないですか?」と言いながらも、ピアスホールは「きちんと病院で麻酔して開けてます」と告白。これを受け、松本潤が「雑誌のインタビューとかでは、ノリで……って(言ってた)」と指摘すると、櫻井は肯定しつつ、「なんかいいじゃん。『バチンってやっちゃってさ、痛いのよね』みたいな。(でも実際は、その話を聞いて)『へえ~(と言いつつ)、麻酔しよ』って(思った)」と、きちんと計画してピアスホールを開けたことを明かしていた。

 また、「20代前半、身長がでかくなりたかった」という大野智は、雑誌の撮影時、靴をわざと浅く履き、靴の中で背伸びをしていた時期があったそう。さらに二宮和也は「俺、舞台とかをやらせてもらってた頃とかに、ダメ出しとかをされるとき、若かったからなのか『はい』って言えなかった」と告白。2004年3月に出演した、演出家・蜷川幸雄氏の舞台『シブヤから遠く離れて』の稽古でダメ出しされた時も、「でも俺、『ハイ』って言うの、すごいやだなと思って」と、素直に受け入れることができず、蜷川氏の指摘に対し「あー、なるほどね」と答えたという。

 二宮によると、「『俺はそっちじゃないよ。でもそっちのパターンもあるのね』っていうようなテンション」だったそうだが、それを聞いた蜷川氏は激高し、劇場中追いかけ回されたとのこと。二宮は追いかけてくる蜷川氏に「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝りながら走って逃げたことを明かし、大野は「逃げたんだ、それがすげえ」とつぶやいていた。

 16年に死去した蜷川氏は、演技指導が厳しい演出家として知られていた。このまさかのエピソードに、視聴者からは、「あの蜷川幸雄に生意気な口きいたなんて」「若い時は素直に『はい』って言えないってのは、まあわからなくもないけど……」「怒るとめっちゃ怖い蜷川さんにも、怯えたり媚びたりしないのはさすが」などと驚きの声が集まっていた。