玉木宏、『極主夫道』で“実は低視聴率俳優”の汚名返上なるか? 一部原作ファンからはすでにクレームも!

 俳優・玉木宏の主演ドラマ『極主夫道』(日本テレビ系)が、10月11日からスタートする。同ドラマは、おおのこうすけ氏の同名マンガ(新潮社)を原作にした極道コメディー。玉木が演じるのは、「不死身の龍」として恐れられたものの、現在は足を洗って“専業主夫”として生きる龍。全ての家事をこなし、妻と娘と平穏に暮らしていたが、抗争に巻き込まれそうになる家族と町のため、最強の主夫として立ち上がるというストーリーだ。

 玉木といえば、昨年の『スパイラル〜町工場の奇跡〜』(テレビ東京系)、今年の『竜の道 二つの顔の復讐者』(フジテレビ系)と連ドラ出演が続き、その地位と人気を確固たるものにしているが、肝心の視聴率は低迷が続いている。

「『スパイラル』は“テレ東の低視聴率枠”とも呼ばれる月曜午後10時『ドラマbiz』枠で放送されたこともあって、全話平均は3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と散々。『竜の道』も、新型コロナの影響で放送開始が当初の4月から7月に延び、勢いを失ったまま全話平均7.0%と低調に終わりました。玉木のそれ以前の連ドラ主演作は2016年の『キャリア〜掟破りの警察署長〜』(フジテレビ系)ですが、同作の全話平均も7.2%。視聴率だけで見れば、大コケ続きと言えます」(芸能ライター)

 “実は低視聴率俳優”だった玉木だが、今回の『極主夫道』が、その汚名返上のチャンスとなる可能性も。

「原作が累計200万部を超える人気マンガであることに加え、ドラマのメインビジュアルが公開されると、SNSが大盛り上がりになったんです。オールバックにサングラス、口ひげ、黒シャツという極道ファッションに、かわいい柴犬柄エプロンを合わせた玉木がにらみをきかせたインパクト大のメインビジュアルが『迫力ある』『イケメンすぎ』などとバズっています」(同)
  
 原作ファンからも『心配してたけど完成度高い』『ハマってる』といった好意的な反応が寄せられているが、その一方で、不満の声も散見される。

「原作の単行本が発売されるたびに公開されていた実写PVでは、人気声優の津田健次郎が龍を演じていました。そのPVでの演技が好評で、津田のほうがハマり役だったと推す意見も一部では根強いようです。ドラマの公式Twitterへ向けて『津田さんがよかった』『津田さんは?』といったクレームのようなコメントを残す人々も少なからず見られます」(同)

 賛否両論があるのも同作の話題性が高い証拠だろうか。果たして、玉木の再起がかかった『極主夫道』の行方はいかに!?

“ジャニオタ”疑惑のハロプロメンバー、活動休止を発表! “裏アカ”投稿「King&Prince・岸優太になりたい」が波紋

 ハロー!プロジェクトの女性アイドルグループ・つばきファクトリーの小片リサが、活動休止することが明らかになった。実は、彼女に関して少し前からSNSの“裏アカウント”の存在がネット上でウワサされており、拡散されたキャプチャ画像の中には、事務所やスタッフへの不満をつづった投稿が見受けられたほか、“ジャニーズファン”だとわかる画像も含まれていた。今回、事務所側がこれらの流出騒動を認めた形となり、ネット上で驚きの声が続出している。

 つばきファクトリーは、2015年に結成され、同年9月に1stインディーズシングル「青春まんまんなか!」でデビュー。現在21歳の小片は、グループのサブリーダーを務めているが、10月8日、ハロプロは公式サイトで「ハロー!プロジェクトのルールに反する事案が発覚」し、小片本人もこれを認めたため、活動休止に至ったと発表。ハロプロメンバーが所属する株式会社アップフロントプロモーションの代表取締役・西口猛氏は、「本来なら誰にも見られることのない日記のようにSNSを使っていたようですが、中には思い込みも含めその時の感情に任せて書かれたものもありました」などと事情を説明した上で、小片をフォローしながら、今後もサポートするといったコメントを出していた。

 小片も同日にブログを更新し、「ハロー!プロジェクトのオフィシャルホームぺージのお知らせにあった通り、全て私のもので間違いありません」と言及。ファンに対して謝罪しているが、“裏アカ”の存在を知らなかったハロプロファンは、「一体何があったの?」動揺しているようだ。

「9月中旬頃から、小片の“裏アカ”とされるインスタグラムのスクリーンショットがネット上に流出。仕事の愚痴や、メンバーと関係者を批判するような内容だけでなく、『平野は好き、けど岸くんが一番好き、岸くんに関してはもはや憧れの域』『岸くんみたいに大人かっこよく歌いこなして あの顔できたらまじで気持ち良いと思う 岸くんになりたい』など、King&Prince・平野紫耀と岸優太に関する記述もありました」(芸能ライター)

 女性アイドルが“ジャニオタバレ”した場合、ファンからの批判がつきものだが、ネット上の反応は「りさまるの裏アカ、『岸くんになりたい』ってかわいいな。ジャニオタの自分は逆に好感度上がった」「りさまるの裏アカ流出は残念だけど、人間味があっていいし、岸くん推しなのもいい」「小片リサちゃんの裏アカ、『岸くんと付き合いたい!』とかじゃなく『尊敬してる』みたいな感じで、嫌な感じがしなかった」など、今のところ辛辣な声は少ない様子。

「近年でいうと、今年7月にSTU48を卒業した新谷野々花は、現役メンバーだった昨年春頃、ジャニーズWESTの日記を“盗用”した疑いが持たれたと同時に、“ジャニオタ疑惑”が浮上して騒ぎになりました。重岡大毅、神山智洋らがジャニーズ公式携帯サイト・Johnny’s web内の日記に書いた文章と酷似する内容を、新谷がたびたび自身のブログにアップしていたり、愛犬の愛称が小瀧望を思わせる『コタ』だったことも、ジャニーズファンから厳しい目を向けられることに。事態が発覚したあと、新谷はライブ配信サービス『SHOWROOM』の放送で、ブログのネタに困った時に『お姉ちゃんの友達』に『面白い文章考えてや~』と相談し、教えてもらった文章をそのまま書いてしまった、と釈明。しかし、ネット上では『無理のある言い訳』『逆に怪しい』などと非難されていました」(同)

 さらに、今年5月にはSTU48の看板メンバー・瀧野由美子が、公式Twitterで“誤爆”してしまい、ジャニーズJr.・横原悠毅ファンだと判明。瀧野はプライベート用のアカウントと間違えたのか、「新垢/お出迎え/拒否なし」「横原悠毅くん」などと、ファン仲間を募集する書き込みを投稿してしまったのだ。これだけでなく、瀧野が横原の私服とよく似た服を着ていたことや、「SHOWROOM」で生配信を行った場所が不自然だったため、横原との“つながり疑惑”まで浮上。瀧野はのちに、会員制のモバイルメールで「不適切な投稿」だったとTwitterの一件を謝罪し、横原については「一方的に応援している方々」だと主張していたそう。とはいえ、これを機にジャニーズファンからはマークされているようだ。

 新谷や瀧野と比べ、厳重に“ジャニオタ”であることを隠していたからか、ジャニーズファンからほとんど叩かれていない小片。これ以上、イメージが悪くなるような投稿が見つからなければよいのだが……。

森山未來、北村匠海、勝地涼が“負け犬”ボクサーに! 映画『アンダードッグ』【前編】鑑賞券プレゼント

 森山未來が主演を務めるボクシング映画『アンダードッグ』の【前編】【後編】が、11月27日に同時公開するということで、今回【前編】の劇場鑑賞券を3名の方にプレゼントいたします! メガホンを取ったのは、話題を呼んだドラマ『全裸監督』(Netflix)を手掛けた武正晴監督。多数の映画賞を席巻した映画『百円の恋』(2014)ぶりに、ボクシングを題材にした作品に挑みました。

 過去のささやかな栄光が忘れられず、スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で“かませ犬”(=アンダードッグ)として踏み台にされながらも這い上がろうともがく崖っぷちボクサー・末永晃(森山)。幼い息子・太郎に父親としての背中すら見せてやることができず、どん底を這いずる男は、宿命的な出会いを果たす。一人は、過去に秘密を抱える若手ボクサー・大村龍太(北村匠海)。もう一人は、大物俳優の二世で、芸人としても鳴かず飛ばずの芸人ボクサー・宮木瞬(勝地涼)。リングの上で、人生から見放された3匹の負け犬たちの再起をかけたドラマが交錯する――。

 今回、ボクサー役に初挑戦した森山は、撮影が始まる半年以上前から本格的なボクシング練習を開始したそうで、その仕上がりは、武監督が「もはやプロボクサーにしか見えない」と絶賛するほど。北村、勝地との大迫力の試合シーンは必見だそうです! 

 なお本作は、東映ビデオとAbemaTVの共同製作作品で、2021年1月1日からはABEMAプレミアムで全8話の連続ドラマも配信されるとか。予習の意味も含めて、ぜひスクリーンでお楽しみください! みなさまのご応募をお待ちしてます。

※10月19日正午〆

【星作業中】 映画『アンダードッグ』鑑賞券プレゼントの画像2

なぜ小池百合子に人は熱狂するのか!? 魅せられた女たちが語る、ベストセラー『女帝』座談会

 新型コロナウイルスという国難のさなか、たとえ首相が変わろうとも、大きな変革が期待できそうにない日本。男性優位の政治に不信感は募るばかり。しかし、そんな中で異色の存在となっているのが小池百合子だ。7月の都知事選では次点の候補者に280万票以上の差を付けて再選を果たした。

 5月に学歴詐称疑惑に迫ったノンフィクション『女帝 小池百合子』(石井妙子著/文藝春秋)が発売されたが、そのダメージは一切なかったかのような人気ぶりだ。百合子の魅力はいったいなんなのか。『女帝』にハマった女性3人が、A(28歳・墨田区在住)、B(39歳・豊島区在住)、C(35歳・杉並区在住)が語り合う。

派手な服を着てアイドル気取りでイベントに登場

A 都知事2期目に入った百合子だけど、任期途中で国政に復帰するのではないかという説があるね。百合子はかつて「日本初の女性首相になるのでは?」と言われた人なんだよね。都知事選前、百合子のことを詳しく知らなかったので、「このまま百合子を応援していいのか」と思って『女帝』を読んだんだけど、ものすごい野心家だとわかったよ。

B すごいよね。それまで私も、百合子については「頑張ってるおばちゃん」という印象くらいしかなくて。学歴が疑われていることは知っていたけど、それは百合子を敵視している男連中が騒いでるんだろうなという認識だった。

C 2019年9月に豊洲市場で行われた「エビフェス!『海老の日』祭り in 豊洲」に行ったとき、百合子を生で見たんだけど、桜エビ色の派手なジャケットを着て、登場した瞬間に会場がワーッと沸いたことが印象に残ってるんだよね。ゲストにジャニーズのA.B.C-Zも来たんだけど、歓声の大きさは百合子も同じくらいで、本人もあれはアイドル気取りだった! 本書を読んだら、百合子は築地移転に反対する「築地女将さん会」を最初は支持すると言っておきながら、最終的には裏切った立場。よく豊洲に「イエーイ」なんてノリノリで出てこられたなと呆れるよ。

B その姿、目に浮かぶ(笑)。衆議院議員時代の15年にも「池袋ハロウィンコスプレフェス2015」のオープニング・セレモニーに「魔法使いサリー」のコスプレをして出てきて、「魔法使いユリーで~す!」とノリノリで挨拶していたんだって。YouTubeに動画も出てるんだけど、「女帝」を読んで、そういうタレントみたいな仕事が好きな人なんだな〜って。カイロ大学留学時代から、男性たちに囲まれてアイドル的存在だったらしいね。

C ぶりっ子って女だけでなく男も嫌う人がいるけど、そこをうまいこと出さずに、すり寄っていく。そういう人づきあいのうまさ、人を引き寄せる力はもともとあるんだろうなと思った。

B 同じことをやって百合子と同じ結果を残せるかといったら……できないね。私、こんなに「女」 に夢中になったのは木嶋佳苗以来なんだよ。死刑囚と比べるのも申し訳ないけど、女をフルに使って一大事を起こしたという意味では似ていると思う。

C 本書の一番の読みどころとなっている、「カイロ大学を首席で卒業」という学歴の詐称疑惑はどうだった? 「首席」については、18年6月15日の記者会見で「先生から『非常に良い成績だったよ』とアラビア語で言われたのは覚えておりますので、うれしくてそれ(主席)を(自著に)書いたということだと思います」と、勘違いだったと言い訳している。

A そんな小学生みたいな言い訳をするんだと驚いたよ(笑)。都知事が言うことじゃないでしょ。あまりにも、すぎてツッコめない。卒業については、カイロ大学側も卒業したことを公式に認めているものの、大学と癒着しているのではないかという疑惑もくすぶってはいるよね。

B 「アラビア語が堪能」というのが百合子の武器だけど、専門家に言わせたら「中1レベル」。ごく簡単な日常会話レベルとも本書に書いてあるね。これが事実だとして、美智子皇太子妃(当時)とサウジアラビアの商工大臣夫人の通訳に行ってしまう百合子、すごい。普通は怖くて行けないよね? バレたらいろんなものを失ってしまうとか、考えてないのかな。

C それよりも、そこで得られるもののほうが重要だと考えてるんだろうね。百合子は常に攻めてる!

A それで、なんとかなっちゃってるしね……。アラビア語ができると売り込んだことで、テレビの世界に飛びこみ、ほとんど実績もないのに『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)の初代メインキャスターに。そうやって、うまくいったのは、女だからだよね? 「カイロ大卒でアラビア語が話せるきれいな女」は、テレビ的に価値になるから、多少経歴が怪しくても、「このまま起用しちゃえ」ということなんだろうね。男だったらもっと徹底的に過去を調べられていたはず。

B アラビア語に加え、ミニスカートとハイヒールを武器にしてキャスターから都知事まで登り詰めたってわけだ。ミニスカートやハイヒールがウケるというのは、ほとんどの女はわかってると思う。ただ、それをやるかやらないかの違い。そして百合子は、何か手にいれるためには差し出せる。その気持ちが私にはわからないし、そこまでして成り上がりたいのはなんで? って思うんだよね。

C ミニスカートとハイヒールで何かを得ても虚しくなるような気がするけど、百合子は全然ならない。環境大臣時代には「クールビズ」を打ち出したり(05年)、自民党の応援歌を作詞してあべ静江に歌わせてCDを作ったり(10年)、「東京アラート」や「密です」といったキャッチーな言葉を作ったり、時流を読んでうまく乗っているところがすごいよね。やってることが、広告代理店っぽいな。ただ、上手なのはイメージ作りだけで、よくよく考えると何しているのかよくわからない(笑)。

B 「政治こそマーケティングであります」と、16年の都知事選のときに訴えていたらしいね。百合子、マーケティング大好きそうだもん。ただ、こないだの都知事選のキャッチコピーは「東京大改革2.0」。「2.0」って、確かにはやってたけど、いまさら!? 「ちょっと百合子、鈍ってきてるんじゃない?」とガックリきたよ。

B そうやって成り上がってきた百合子だけど、本書では「右頬の赤いアザ」がコンプレックスになっていたと何度も書かれているね。私、これはこじつけ感があるように思う。本人は、そんなにネガティブにとらえていたのかな? 著者の思い込みが強いように感じた。

C 中高生時代の写真については「眉よりも細い、小さな眼」と表現していたのに、カイロ大留学時代にルームシェアをしていた「早川さん」が後に百合子の著書の表紙を見たときは「目頭から、くっきりと線の入った大きな二重瞼、粒の揃った白い歯」「早川さんが知る小池百合子とは、あまりにも顔が違って見えた。著者紹介欄を読むと、やはり自分の知る『小池百合子』のようだった」と書かれていて、暗に整形を指摘してたよね。容姿にコンプレックスがあったようにしたいんだろうけど、私もそんなわかりやすい動機で今の百合子が作られたわけではないと思う。

B 母親が「アザがあるから良縁には恵まれない」「手に職を持って自立するように」と強く言っていたというから、自分でも「そんなにヤバいのかな」と思い始めた可能性はあるね。周辺から言われ続けると、呪縛になっちゃうからね。貧乏な庶民なのに、お嬢さん学校の甲南女子中高に入学させられたのは、気の毒だったな。百合子に同情しちゃった。

C 上流階級の生活を知らなかったら憧れることもないのに、学校で本物のお嬢様と机を並べているから野心が爆発したのかな? 本書に登場する甲南の元同級生はみんな「ラージはとにかく英語がペラペラ」「ラージは気遣いの人」と、当時の愛称・ラージで好意的なコメントをしてたのが印象的で。中高時代にすでに英語がペラペラなんて、相当勉強を頑張ったんだろうね。そんな努力家なのに、なぜカイロでは勉強しなかったんだろう?

全員 確かに(笑)!

B オジサンみたいなヒドいことを言うけど、カイロで男を知ったとか……?

C 男と遊びまくったことで、「努力するより女を使ったほうがいい」と味をしめたのかもね。甲南時代の努力を続けていれば、何年かかろうとカイロ大学をちゃんと卒業できただろうに……。

A 百合子の名シーンの一つだと思うのが、阪神淡路大震災で家を失った被災者の女性が窮状を訴えたところ、マニキュアを塗りながら応じて「もうマニキュア、塗り終わったから帰ってくれます?」と言ったというエピソード(1996年)。人情のかけらもなくて震えた。百合子、ホントすごいよね。

全員 すごい。

B 北朝鮮拉致被害者の記者会見が終わった後、被害者家族がいる前で「私のバッグがない」「あったー、私のバッグ、拉致されたかと思った」と言ったというエピソード(02年)もすごい。こんな人がいるんだと信じられない。

全員 すごい(笑)。

B 13年には玉城デニー(当時は衆議院議員、現沖縄県知事)に対して「日本語読めるんですか」「日本語わかるんですか」というとんでもない差別的ヤジを飛ばしている。

C 19年には、東京オリンピックのマラソンについて「涼しい所でと言うなら北方領土で」と発言。散々イメージを大事にしてきた人なのに、なんでそういうことを言うのかが不思議じゃない? 戦略家だけど天然か、よほど他人の心が考えられない人なんだろうね。

B そういえば、小学5年生の時に校内の弁論大会で優勝したときのタイトルが「ウソも方便」だったんでしょ? 小5でその精神が宿ってるって、気合と年季が違う。百合子って、政治家じゃなければ素晴らしいエンターテイナーだと思う。

C 名人芸のようだよね。水俣病関西訴訟最高裁判決で、原告の水俣病患者に対して官僚が作った原稿を棒読みしたり(04年)、沖縄の基地問題については「沖縄のマスコミは理想主義で現実と乖離している」と発言したり(06年)、いろいろと「クズだな」と思うエピソードはあるんだけど、16年の都知事選で石原慎太郎を打ち負かして自民党推薦候補を大敗させたというのを見ると、グッときちゃう。かっこいい。百合子のこと、嫌いになれないんだよね。

――後編につづく(10月11日公開)

浜崎あゆみ、ひどいつわりや長男の様子を告白 第二子妊娠の「公表」はなぜ?

 第二子の妊娠を公表した浜崎あゆみ。10月7日のインスタグラム投稿では、愛犬のフレンチブルドッグについて<悪阻で毎日魂抜かれた顔してるわたしを見て何か察してるのか、一日中守護神のように頼もしく側にいてくれて>と説明し、つわりに苦しんでいることや、来月1歳になる長男が<必殺かかと落としや急襲ムササビジャンプ、ダンシング頭突き>をしているとも明かした。

 第一子の妊娠中は一切メディアに情報が漏れず、精力的にライブをこなすなどしていた浜崎。出産発表後も、彼女は“天使”との日常生活をInstagramに投稿することはなく、我が子を抱く写真などもUPしていない。

 それは浜崎あゆみが“浜崎あゆみ”という偶像を保つため意図的にプライベートをベールに包み、同時に素顔の濱崎歩としての生活を大事に守るための措置だと思われていたのだが、今回の第二子妊娠ではつわり情報や大きく膨らみつつあるお腹の写真も解禁。ネットでは様々な反響が上がっている。

 ネットでは「代理出産じゃないよアピール?」「安定期入っても悪阻って…長すぎない?」「第一子の時は妊婦とは思えない生活してたのに今回は悪阻?」といったツッコミが相次ぎ、長男の様子についても「1歳にもならない子どもはそんなに激しくアクティブには動けません」「2~3歳児ならわかるけど…まだ0歳だよね?」との指摘が寄せられている。

 妊娠中のつわりは一般的には安定期に入ると落ち着くといわれているが、妊娠・出産は非常に個人差の大きいもの。中には出産までつわりが続くケースもあり、つわりの有無や程度も1度目の妊娠と2度目の妊娠では変わる場合もある。

 また、赤ちゃんの成長は個人差が大きく、1歳前から歩いたり活発に動き回ったりすることもなくはない。そもそも“ムササビジャンプ”といっても実際にジャンプしているわけではなく、浜崎なりの比喩表現かもしれない。にもかかわらず様々な指摘が出るのは、いまだに浜崎の“代理母出産”を疑うネットユーザーもいるためだろう。

 浜崎は2019年11月に長男を出産。同年の春から夏にかけてホールツアーを行い、産後の大みそかにはカウントダウンライブを開催していた。インスタでは日々ライブのリハーサルに励んでいると投稿し、妊娠中のライブでもタイトな衣装を着用するなど、SNSを見る限りでは一切妊娠している素振りが感じられなかったため、ネットでは「いつ妊娠してたの?」「本当にあゆが産んだのかな?」「代理母出産したのでは?」などと疑う声が続出していた。

 また、浜崎が出産を発表した1月2日、彼女の母親は自身のインスタグラムに寄せられた浜崎ファンからの祝福コメントを受け、「甘い匂い C-uteな声 こしあんのようなウ○チ お届けしたい」と赤ちゃんの様子を明かしていた。しかし一般的に生後2カ月程度の赤ちゃんのうんちはゆるゆるの液状や泥状であるため、「その月齢でこしあんのようなうんちはあり得ない」「出産は嘘なのでは?」などとこれも疑惑の材料に。

 こうした声は浜崎の耳にも届いていたのか、その後インスタでは<全力ですべてから守り通して下さるスタッフさん達が居て下さり、それこそ24時間態勢でサポートをして下さる病院の先生方、助産師さん達も居て下さいました。そんな環境だからこそ何とか実現出来たステージであって、女性が産後すぐに動けるという事の証明では決してありません>とつづり、あくまでも自分は特例であると強調していた。

 実際、浜崎の周りには非常に多くのスタッフが常駐しており、彼女と子どもを守るべく今も尽力していることだろう。出産までバレずに隠し通したのはプロのなせるワザといえる。

 第一子の妊娠判明時、すでに浜崎のライブツアーの予定は組まれていたと考えられ、あらかじめ決まっていたスケジュールをいかに乗り越えるか、スタッフともども腐心したに違いない。無事にライブを達成し、母子元気な出産を終えられたことは喜ばしいことだ。

 浜崎の公式サイトによると、今後はしばらくツアーやライブの予定がない。今回は出産準備に専念できるため、あえて公表したのかもしれない。40歳を過ぎての年子出産は、いくら体を鍛えている浜崎あゆみといえども心配ではあるが、前回同様に万全なサポート体制の中、元気な赤ちゃんを産んでほしいものだ。

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『家事ヤロウ!!!』【柿ピーディップ】は、焼肉のタレが好相性!! サラダチキンと食べてみたら◎ 

料理がまったくできない主婦の私。料理は夫担当になっていますが、子どもが大きくなるにつれ、私も作らなアカンときに見舞われるように。まずはツイッターで人気の簡単レシピから料理にチャレンジ!

今日のレシピ:【柿ピーディップ】『家事ヤロウ!!!』

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 おかきの「柿ピー」。誰もが知ってる「柿のたね」を、焼肉のタレや砂糖と混ぜて「ディップ」にしてしまうレシピが『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)で放送されていた。混ぜてレンチンするだけ。しかも、『家事ヤロウ!!!』公式インスタグラムによると、このディップはサラダチキンと最も相性が良い、ベストパートナーらしい。気になる。所詮、おかきだぞ? と思うのだが、されどおかき。検討の余地はあるかもしれない。私の心がざわついたので作ってみました。

 料理手順はこちら。

1)小袋の柿ピーを袋の上から叩いて砕く
2)ボウルにごま油小さじ1、砂糖大さじ1、黒こしょう少々、焼肉のタレ大さじ2を加えて混ぜる
3)電子レンジ500wで20秒チンする
4)砕いた柿ピーを混ぜ馴染んだら完成!
★食感が残る程度の粗めに砕くのがポイント!
★お肉との相性抜群!
★家事ヤロウ的ベストパートナー食材は『サラダチキン』

(レシピは『家事ヤロウ!!!』公式インスタグラムより)

 実際に作ってみましょう! ごま油小さじ1、砂糖大さじ1、黒こしょう少々、焼肉のタレ大さじ2を混ぜて、柿ピーを用意しました。

 柿ピーを砕きます。粗めに砕くのがいいそうです。

 砕いた柿ピーと、さっきの焼肉のたれ達を混ぜて500wで20秒レンチンします。

 はい完成。柿ピーが気持ち、ネッチョリしてるような感じがします。

 あっという間に作れた。料理できない私は盛り付けのセンスもないので、サラダチキンは買ってきたままお皿にのせました。

 サラダチキンをそっと割いて、柿ピーをディップしました(ディップという言葉の使い方は合っているのだろうか)。

 食べてみると、てっきりフニャっとなってると思っていた柿ピーが、全くフニャっとしてない。逆にザクザクして歯ごたえがいいくらいだ。ごま油の食欲そそる風味と、味が濃いめの焼肉のタレが、香ばしい柿ピーをさらに濃厚で香ばしくしている。柿ピーが「甘辛おかき」に変身だ。

 めっちゃ焼肉のタレを吸い込んでるのに、フニャフニャにならずに食感がいいのはレンチンしたからなのだろうか? その辺りはよくわからなかったが、シンプルなサラダチキンと一緒に食べるのは、確かにかなり相性が良かった。

 チキンの旨味と焼肉ごま油が香ばしくて、食感も楽しめるレシピだ。しかしおそらく「柿ピーディップ」単品だけで食べるのは辛い。これ単品は少々きついと感じた。サラダチキンや、お肉との相性も抜群にいいらしいので、次回は肉で柿ピーディップをやってみたいところである。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★☆☆
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(超簡単です)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★☆☆

江頭2:50の“謝罪動画”が「反省してない」と話題、霜降り明星・粗品は「例の椅子」にツッコミ!【YouTube急上昇ランキング】

 24時間365日更新されるYouTubeの中でも、特に注目を集めるのが「急上昇」動画。ランキングを見てみると、芸能人や有名人が出演しているのに、意外と世間で話題になっていない“名作(迷作!?)”もチラホラあります。「見逃した!」なんてことのないように、急上昇No.1とおすすめポイントを毎週振り返っていきます!

9月28日~10月2日 YouTube急上昇ランキング 曜日別No.1

月:ジャルジャル「『キングオブコント決勝でやったネタ「野次ワクチン」をする奴』ジャルジャルのネタのタネ【JARUJARUTOWER】
火:那須川天心「皇治戦 試合直後インタビュー
水:江頭2:50「応援してくださっている皆様へ
木:皇治「那須川天心戦~皇治が語る。
金:霜降り明星「【初公開】せいやの新居に押しかけたら何の料理ふるまってくれるのか?【霜降り明星】

江頭2:50、謝罪動画が「中毒性ある」と話題

 公開した動画が炎上したり、SNSでの発言が物議を醸したりした際、「謝罪動画」を公開するのがYouTubeの“お決まりパターン”。芸能人YouTuberも同様で、チャンネル登録者数216万人を誇る「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」も、「応援してくださっている皆様へ」と題した動画の中で、ある“珍事”について謝罪しています。

 事の発端は、この謝罪動画の前に公開された「最高の温泉で最低の回…… これって広告審査通ります?」という動画。江頭と「エガちゃんねる」のスタッフたち(ブリーフ団)が、温泉旅館を訪れるというハートウォーミングな内容でしたが、肝心の入浴シーンにて、陰部のモザイクが一部処理されないまま、動画がアップロードされてしまったようなのです。

 謝罪動画では、ブリーフ団の1人が「あまりに陰部が映っていたので、陰部が映っているのは普通だと思えてきた。そのため、見落としが発生した」などと、“モザイク忘れ”の理由を説明。終始カミカミだった上、「ち〇こ」を連発するという異例の謝罪動画には、「問題の動画よりもこっちのほうが中毒性ある」「謝罪してるはずなのに、笑いがとまらない」「これほど反省してない謝罪動画、なかなかない(笑)」といった、温かいコメントが投稿されていました。

 霜降り明星のYouTubeチャンネル「しもふりチューブ」では、“不祥事”にまつわるアイテムがやり玉に挙げられました。

 急上昇にランクインした動画「【初公開】せいやの新居に押しかけたら何の料理ふるまってくれるのか?【霜降り明星】」にて、粗品がせいやの新居を電撃訪問。何度もドアをノックした挙げ句、「腹減ったからよお、なんか作ってくれ。飯もてなして」といって、部屋に上がり込みました。

 せいやに案内され、リビングに入った粗品がまず見つけたのは、“例の椅子”。6月にニュースサイト「文春オンライン」は、せいやがウェブ会議ツール「Zoom」を使い、ファンに自慰行為を見せていたと報じたのですが、その際に掲載された写真に写っていたのが、この椅子だったのです。粗品が「あの時の椅子?」とツッコむと、せいやはタジタジ。視聴者からも「いきなり例の椅子の話するんじゃないよ(笑)」「今回の動画は椅子が主役だった」といった声が上がりました。ちなみに、せいやの新居で撮影された動画は全8本公開されており、4本目でようやく料理がスタートしています。

 9月26日に放送された『キングオブコント2020』(TBS系)にて、悲願の優勝を勝ち取ったジャルジャル。公式YouTubeチャンネル「ジャルジャルタワー JARUJARU TOWER」には、早くも決勝戦で披露した「『野次ワクチン』をする奴」というネタがアップされ、急上昇ランキング入りまで果たしました。約5分間ネタを披露したあと、コントの延長でチャンネル登録を勧めるなど、YouTubeならではの仕掛けも用意されています。

 コメント欄には「『キングオブコント』優勝おめでとうございます!」「急上昇ランキングも優勝するジャルジャル強すぎ」といった祝福の声だけでなく、「番組後にジャルジャルの優勝を知ったので、動画を公式で上げてくれるのは助かる」「毎日動画を公開した努力が報われてうれしい!」といったコメントも。

 ジャルジャルは約2年前から、コントの“ボツネタ”をほぼ毎日YouTubeに投稿していて、今回の『キングオブコント2020』で披露したネタも、その中の一つだったとか。今回の優勝を機にジャルジャルのファンになった人も、何年も前から彼らを応援する人にとっても、うれしい動画公開となったようです。

「お次は悠仁さま」? 皇族恒例の伝統、後継者は「めんどうくさいからやらない」と本音ポロリ

皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます! 前回まではこちら。

――5月頃、雅子さまが、美智子さまがこれまでお世話していた「お蚕の飼育」を引き継いだというニュースがありました。これは女性皇族だけのお仕事といえるのでしょうか?

堀江宏樹氏(以下、堀江) はい。女性皇族のお仕事というと、「お世継ぎを……」とかいう話ももちろんなのですが、さまざまな人と会い、さまざまな場所を訪問する、通常のご公務のほか、文化・伝統の継承も見逃せないです。

――妃殿下は大変ですね。

堀江 そうですねぇ。さて、先程のお蚕の話題ですが、正式には「御養蚕始の儀(ごようさんはじめのぎ)」のことですね。歴代の皇后陛下が、皇居内の御養蚕所で蚕を飼うという伝統がありました。明治4(1871)年以来の「長い」伝統です。

 皇后さま直々にお世話する蚕は「小石丸」という純国産の特別な品種なんですね。明治時代の日本の輸出物のトップは長い間、生糸……つまり、蚕のマユを解いて作られる絹糸でした。小石丸の糸は、その他の蚕の糸よりも2分の1程度の細さなのに強靭で、つややか。織物に仕上げた時、薄くて軽いのに丈夫な布に仕上がるのが最大の特色です。

 たとえば、いわゆる「十二単」などの御装束は、究極の重ね着というかレイヤードファッションなのですが、小石丸の絹糸で織られている場合、重さも厚みも何割もダウンさせられるので、着心地も見た目もグンとあがるのです。

 美智子様が育てられた小石丸の絹糸が、正倉院(8世紀の聖武天皇・光明皇后の遺品を中心とするコレクション)に受け継がれた絹織物などの修復に使われたりしたこともありましたね。

堀江 ただ、小石丸は病気に非常に弱く、糸の量も少なく、皇居の外ではほかの品種の蚕に切り替える農家さんも増えました。昭和の末には、皇居でも「そろそろ止め時かなぁ」となっていたのですが、美智子様(現在・上皇后)が「なんとかもう少し……」と踏みとどまってくださったおかげで、伝統がつながったのですよ。

 ただ、生き物相手ですから、難しさはありますよね。お蚕って、自分も昔、飼育キットでお蚕を最後まで育てたことがありますが、結構大変ですし、だんだんめんどくさくなった記憶が……。

 雅子さまも、責任重大だと感じておられるのではないかな、と……。

――日本古来の伝統を、次の世に伝えるというお仕事も、男性というより女性皇族の重要なお役目なんですね。

堀江 そうですね。「文藝春秋」(文藝春秋)昭和51年2月号の「新春座談会 皇族団欒」という記事を見ていると、あきらかにそういう面は感じられました。逆にいうと、夫である宮様から押し付けられているような部分も感じられたり(笑)。

 皇居のお正月行事の中に「歌会始」がありますね。それに提出なさるお歌以外にも、皇族となったからには、「お歌を詠んでいただかなくては……」という空気はあって、皇族がたには毎月毎月、歌のお題が与えられるのだそうです。

 専門的には「ご兼題」というのですけど、そういう明治以前からの伝統の保存に非常に熱心だった貞明皇后(大正天皇皇后)が、ご存命だったころとはうってかわり、今では歌を詠むことは義務ではないということで、ほとんど詠まないという皇族方も増えた……というわけです。あくまで令和2年の話ではなく、昭和後期の話ですがね。

――ということは詠まない皇族もたくさんいらっしゃる?

堀江 昭和後期にはそうみたいですね。とくに男性皇族がた。高松宮宣仁親王はなんと「(毎月は)詠んでない、めんどうくさいから」とまで言い切っておられます(笑)。昭和後期の男性皇族の一部は高松宮さまのように「別に義務じゃないなら、詠まない」と言い切ることも可能だったようですよ。

 一方、そう言い切れる自由があるらしい男性皇族がたに対し、妃殿下がたは「毎月出さなきゃならないから(高松宮喜久子妃)」「毎月は女だけね、東宮妃殿下(=美智子さま)初めとして……(秩父宮勢津子妃)」とコメントなさっています。男女格差ですね(笑)。

 ただし現代では、そこらへんの事情についてはわかりませんよ。とくに平成の天皇・皇后両陛下は伝統の継承ということに非常にご熱心でしたから。トップの醸し出す空気に皇族全体が感化されるということもあるわけで、提出率は男女ともども、上がっているのではないかなぁ……とも個人的には思われます。

――ほかにも皇族が受け継いでいる重要な伝統ってあるのですか?

堀江 ありますよ。女性特有の伝統というわけではありませんが。書道に詳しい方ならご存知かもですが、有栖川宮家が生み出し、その後は皇族、もしくはその家族に継がせていく独特の書体「有栖川流(ありすがわりゅう)」というものがありましてね。

 一般庶民には書くことも許されないものでもなく、書道展でも目にすることができるほど有名な書体ではありますが、正統後継者といえる方が減っていって、昭和後期には高松宮喜久子妃お一人だけになってしまったそうです。

 その喜久子さまが、秋篠宮さまにお教えして伝統をつないだ。ということは、お次は悠仁さまでしょうか……。

 平成29(2017)年の夏休み、秋篠宮さまは悠仁さまもご同伴で、日本古来の方法で筆を作るという「攀桂堂(はんけいどう)」という工房を訪ねておられたそうなので。書道の英才教育が施されているような気がしてなりません。悠仁さまも大変だなぁと思いつつも、皇族も男女平等の時代ですから、伝統の継承についても、男女で分かち合い、次代に受け継がれていくとよろしいですね。

万引きGメン困惑、急増する「カゴパク」の実態! ホームセンターで高額商品をカゴごと盗んだ男に、店長がブチ切れたワケ

 こんにちは、保安員の澄江です。

 近頃の現場は、食品スーパーばかりなのですが、久しぶりにホームセンターの現場を踏んできました。個人的な好みを言えば、いわゆるガテン系のお客さんが目立つホームセンターは、あまり好きではありません。食品スーパーと比べて、粗暴で犯罪慣れした被疑者と遭遇する機会が多く、その危険度に鑑みれば、私のようなおばちゃん保安員が活躍できるような現場ではないのです。

 ホームセンターにおける被害は、取扱商品の幅広さから大量、高額となってしまいやすく、当然に逮捕までに至る確率も高まります。車で来店される方が多く、集団で犯行に及ぶケースも珍しくないため、受傷事故の発生率が高いことも特徴といえるでしょう。過去には、車に乗り込んだ被疑者を捕捉するべく運転席のドアノブに手をかけた仲間が、そのまま引きずられて中指と人差し指の一部を欠損したこともありました。今回は、つい先日に関東圏の大型ホームセンターで捕らえた高額万引き犯について、お話ししたいと思います。

 当日の現場は、ホームセンターH。ネジ本からペットまで、ありとあらゆる商品を取り扱う郊外型の巨大店舗です。1時間ちょっと電車に揺られて、最寄駅からバスに乗り継ぎ、のどかな道を20分ほど走って現場に到着。大きな駐車場と資材館を通過して事務所に入ると、アインシュタインの稲田直樹さんに似た店長が、不愛想に出迎えてくれました。

「高額品を中心に見てください。それと、レジ袋が有料になってからカゴの持ち去り(カゴパク)が増えているので、もし見つけたら教えてもらえますか」
「わかりました。カゴを持っていかれた場合、どう対応されますか?」
「捕まえるわけにはいかないから、やんわりと注意して返してもらう感じかなあ」

 以前から見かける事象ではありますが、レジ袋有料化以降、店内カゴの私物化は全国的に急増しており、どの店も対応に苦慮しています。つい先日も、独立系の食品スーパーで、カゴを戻さず車内に持ち込んだ初老のお客さんと、オーナー兼店長さんが駐車場内でトラブルになっていました。

「お客さん、カゴごと持っていかれたら困るんですけど。ちゃんと戻してもらえますか?」
「次、来たときに返すよ。カゴぐらい、いいじゃないか」
「全然よくないですよ。それはウチの物ですから、持っていかれたら困ります」
「なんだと! 客を泥棒扱いしやがって、この野郎!」

 店長に掴みかかる勢いで詰め寄った初老のお客さんでしたが、この騒ぎを周囲で見守っていた若いお客さんが間に入ると、店長に向けてカゴを放り投げて車に乗り込んでしまいました。新型コロナウイルス発生以降、小さな間違いや当たり前のことを他人に指摘されることで、無駄に大声を出したり、乱暴な態度を取ってしまう人が増えているように感じるのは気のせいでしょうか。いわゆる迷惑客は、店側が曖昧な態度を取ると、さまざまな形でつけこんでくるので、慎重に対応する必要があるのです。呆気に取られる店長を車内から睨みながら、ものすごい勢いで走り去った初老の老人の表情を見れば、まるで悪気のない感じでした。その時の状況を稲田さんにお伝えして、カゴパク発見時の対応を検討していただきます。

「そんなヤツもいるんだ。とんでもねえなあ。警察を呼ぶのも、ちょっと違う気がするしねえ」
「声のかけ方が、難しいですよね。きちんと警察が扱ってくれるかも微妙ですし……」
「わかりました。その時は、相手を見て判断します」

 挨拶を終えて店内の巡回を始めると、客足は常にまばらで、業務終盤まで大過なく過ごすことになりました。不審者など、一人もおらず、こんな日は自分の存在が無駄に感じられます。業務終了まで、あと30分。まるで客足が伸びず、見るべき対象のいない状況に嫌気が差した私は、暇つぶしを兼ねてペットコーナーに潜んで、そこから客の出入りをチェックすることにします。

 可愛い動物たちと出入口を交互に見る形で、ゆるく警戒していると、どことなく長州力さんに似た50代くらいと思しき作業着姿の男性が入ってきました。小太りの体全体から発せられる違和感のようなものが気になって動向を見守ると、カートにカゴを載せた長州さんは、周囲を威圧するような歩き方で工具コーナーへと向かって行きます。

(あんなにたくさん……)

 売場に着くと、電動工具セットを3セットもカゴに入れた長州さんは、続けてラチェットやドライバー、計測器など、比較的高価な商品を吟味することなく、次々と放り込んでいきます。それから、出口脇にあるカー用品コーナーに立ち寄った長州さんは、3万円に近い値札のついた自動車用バッテリーを棚から降ろしてカートの下段に載せると、自身のベルトにかけられた黒いポシェットの中から一つの工具を取り出しました。マネされると困るので詳細は語りませんが、手際よく防犯タグを除去してみせると、証拠を隠滅するためなのか、棚の下に蹴り入れてしまいます。捕まらない手口を考えてきたとしか思えぬ動きをみれば、犯罪慣れしている人としか思えず、みるみると恐怖心が膨らんでいきました。

(もう出るわね。危ない人かもしれないから協力してもらわないと……)

 相手が強面で体格の良い男性であるため、たまたま近くを通りかかったアルバイトの方を捕まえて応援を要請すると、店内無線を通じて店長と副店長を呼び出してくれました。長州さんの位置と人着を伝えて、声をかけるまで見守ってもらうようお願いします。

 すると、ちらりと後方を窺い、ほぼ駆け足で防犯ゲートを突破した長州さんが、駐車場に停められた軽ワゴンのトランクを開きました。カート上にあるカゴに続けて、車内にバッテリーを積もうと腰を下ろしたところで声をかけます。

「あの、お客様? こちらの代金、まだお支払いいただけてないようなのですが、どうするおつもりですか」

 声をかけると同時に、店長をはじめとするお店の男性スタッフが、私の後方に居並んでいることが雰囲気でわかりました。その迫力に動じてしまったらしい長州さんが、しゃがんだまま大きく目を見開いてポツリと呟きます

「……ごめん、申し訳ない」
「わかってると思うけど。ごめんで済む話じゃないからさ、それ持って事務所まで来てくれる?」

 我慢できないといった様子で前面に出てきた店長さんの、少しばかり高飛車な言い方が気に入らないのか、しゃがんだまま店長の顔を睨みつけた長州さんは、いまにも暴れそうな雰囲気で立ち上がりました。そして、あふれる怒りを堪えるような表情で、トランクに入れたカゴをカートに戻すと、明らかに不貞腐れた顔で立ち尽くしています。もう隠していないかと、いやらしくトランクを覗き込んだ店長が、振り返ると同時に怒鳴りました。

「ちょっと、あんた。このカゴも、ウチのじゃねえかよ。これも、返してくれよ」

 トランクの中を覗き込めば、この店の名前が入ったカゴが無造作に置かれており、その中には工具やテープ、安全ベルトなどが整頓された状態で入れられていました。

「いや、これは現場で使っているやつだから、ちょっと困る」
「は? あんた、自分の言ってること、わかってる? こりゃ、警察だな」

 結局、その場で警察を呼ばれた長州さんは、手口が悪質で被害額が大きいことから、基本送致されることになりました。本来ならば逮捕されるべき事案と思われますが、意外にも初犯であったことと、コロナ禍における警察の人員不足が影響したようです。

 この日、全ての手続きを終えて警察署を出たのは、午前2時を過ぎたところでした。自宅まで送ってもらえる雰囲気ではないので、仕方なくネットカフェで時間を潰して、始発を待って帰宅します。疲労困憊の状態でアパートに戻ると、早朝から原状回復工事の業者さんが出入りされており、これからの安眠に暗雲が立ち込めました。

(あ……)

 原状回復工事にかかる部屋の前を通りかかると、複数の工具が入れられた有名チェーンストアの名前が入ったカゴが置かれており、一言言ってやりたい気持ちになりました。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)