ママ友LINEグループを「通知オフ」に……「夫婦のいざこざ話」連発のママが面倒くさがられるワケ

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 コロナ禍において、一気に浸透したものといえば、リモートワークであろう。通勤がなくなったおかげで、満員電車などのストレスが軽減されたが、子どものいる家庭では、夫婦間の家事や育児の分担に関し、特に妻側の不満がこれまで以上に募るようになったという。コロナ離婚」という言葉まで生まれた昨今。ママたちのLINEでは、どのような会話が交わされているのだろうか。今回は、その一部を紹介する。

「旦那さんは会社に行っているの? 」探りメッセージにモヤモヤ

 奈々子さん(仮名)は、4歳になる男児を都内の保育園に通わせている。介護士として働いている奈々子さんは、コロナ禍でも子どもを預けて、出勤し続けたという。

「夫は、国や研究機関から依頼された調査を行うシンクタンクに勤めています。個人情報を含むデータを扱うため、緊急事態宣言時も時差通勤などを利用して、週に数回は出社していました。夫婦ともに変わらず働き続けていたので、夫婦ともにリモートワークとなったママ友からのLINEに、どう返信すればよいのか悩んでしまうんです……」

 奈々子さんは、結婚前までは通信販売を行う企業のウェブ部門で働いていた。

「出産後に育児しながらでも働けるように、介護士の資格を取得しました。そのため一時期は、友人たちとも疎遠になっていたんです。でも緊急事態宣言後に、以前、職場で仲が良かった3人で、LINEのテレビ電話機能を使って、久しぶりに近況報告をしました。それぞれ結婚や出産の時期は違いましたが、みんなママとなったので、グループチャットでは子どもの話題で盛り上がるようになったんです」

 奈々子さんはテレビ電話で、「『最近、夫婦仲が良くない』と、つい愚痴ってしまった」という。するとその後、友人Sから、グループチャットではなく直でメッセージが届くようになったそうだ。

「Sちゃんは、さりげなく『旦那さんは会社に行っている? 』と聞いてきたのです。『今は出社をしている』と伝えると、『この前は夫婦仲が良くないって、言っていたけれど、今はどう? 』とか、『休みの日にずっと一緒にいると息が詰まらない?』と、やたらと夫婦仲について知りたがるようになりました」

 このようにコロナ禍では、夫の出社やリモートワークについて、ママ友同士で話題になることが増えたという。

「さりげなく夫婦仲には触れず、子どもについての話題だけを返信すると、そちらは既読ついているのにまったく返信なし。しばらくこちらからも連絡をしなかったら、『SNSを見ているけれど、旦那さんと〇〇に出かけたんだね』などと、夫婦仲について探りを入れるようなメッセが来たんです。思わず、もう一人の友人に、Sちゃんからメッセージが来ていないか聞いてみました。すると、そちらにも旦那さんが出社しているか確認するようなメッセージが届いていたようなのです。どうやらSちゃんの旦那さんは、3月からずっとリモートワークで、年内はずっと在宅勤務。派遣社員で働いていたSちゃんも、コロナで契約が終了になって家にいるため、四六時中夫婦一緒の生活に、ストレスが溜まっているようでした。夫婦仲も悪化しているかもしれませんね」

 リモートワークという想定していなかった事態で、長時間夫が家にいるようになり、一人になれる時間がなくなったというママも少なくないだろう。しかし奈々子さんは、「Sちゃんは同じような境遇の友達と、夫の愚痴を言い合いたかったのかもしれませんが、夫婦仲を探られるのはあまりいい気はしませんよ」とため息をついた。

 幼稚園に4歳になる娘を通わせている彩奈さん(仮名)は、春頃から、ママ友とのグループチャットがよく回るようになったと感じていた。

「娘と同じ幼稚園の仲が良いママ友たちと、数人だけのグループを作っています。ママたちの共通点は、パパが年上なこと。普段からみんなで『年上って頼れるかと思っていたけど、意外と頼りないよね』とか、『子どもの世話を頼むとすぐ疲れたって言うんだよ(笑)』とか、夫のちょっとした愚痴を送り合っていたんです」

 しかし、ママ友の中に、メッセージを送る頻度が多すぎる人がいるため、グループチャットの通知を切ってしまったそうだ。

「ママ友のMさんは、料理上手でSNSへの投稿もマメなタイプ。コロナ禍の前は『うちに食べに来てよ』と、よくママたちを食事に誘っていたのですが、今はそれもできないため退屈なようで、『おはよう』『おやすみ』のような短いあいさつから、今日あった出来事をまとめた長文メッセージまで、グループチャットに送ってくるようになりました」

 ママ友の中では、積極的に夫の話をするタイプと、聞かれるまではまったくしないタイプと分かれるそうだ。玲子さんは後者だが、Mさんは前者であり、「コロナ禍になってからは、旦那さんの話がさらに増え、正直疲れると感じるようになった」という。

「Mさんの旦那さんは過去にバンドを組んでいたことがあって、女性にとてもモテたそうなんです。そのせいか以前から、Mさんは旦那さんの帰りが遅い時、SNSで旦那さんを名指しして『〇〇と一緒にいる人は、〇〇に早く帰るように言ってください』とか、『私がこんなに具合が悪いのに、〇〇は帰って来ない』とか、そういった愚痴を投稿していました。そのことには何の文句もありませんが、旦那さんがリモートワークになり、些細なことでの衝突が増えたそうで、Mさんはグループチャットにまで、『さっきSNSに書いたけれど、今、夫と喧嘩中……』『どうすればいいかな?』などとメッセージを送りだしたんです」

 「Mさんは、自分のSNS投稿を、みんなも見ているという前提なんです」と彩奈さんは指摘する。

「いちいち面倒なので、SNSはチェックしていないのですが、グループチャットで反応しないと、幼稚園のお迎えなどで会った時に気まずいので、『大丈夫?』など一言だけレスするようにしています。でもなにげにこれがストレスなんですよね……」

 コロナ禍で直接人に会う機会が減った今、夫婦のトラブルといった込み入った話を、ついグループチャットに送ってしまうということもあるのかもしれない。

「誰かに聞いてもらいたいという気持ちはわかるのですが、正直、夫婦のいざこざまで送ってこられても返信に困るんです。グループチャットでは、みんなMさんにレスしていますが、仲の良いママ友から『Mさんは、ちょっと面倒だよね』とメッセージが来て、このモヤモヤは私だけではないんだ……とホッとしています」

 一人で夫婦間の悩みを抱え込むよりは、周りに吐き出したほうがいいのだろうが、グループチャットには終わりがないため、そのさじ加減が難しい。コロナの流行は、ママ友付き合いにも大きな影響を及ぼしたようだ。

買ってよかった『決定版 感動の冷凍術』! 自炊の手間が省ける、“凄テクニック”レシピをやってみた

時短、カンタン、ヘルシー、がっつり……世のレシピ本もいろいろ。今注目したい食の本を、フードライター白央篤司が毎月1冊選んで、料理を実践しつつご紹介!

今月の1冊:『ぐぐっと時短&もっと絶品 決定版 感動の冷凍術』著者:西川剛史

 買ってよかった。そしてこの内容で900円は……安いッ!

 自炊をある程度されている方であれば、「この食材、冷凍できるのかな、できないのかな?」と疑問に思ったことは一度ならずあると思う。同時に、この冷凍方法でいいのか、いつまでに食べ切ればいいか、解凍の仕方は適しているのか等々、冷凍に関する疑問を抱えているんじゃないだろうか。

 そして結局のところ、よくわからないまま“なんとなく”冷凍して、解凍して、「まあ……まだ大丈夫だろ」と食べている。私がまさにそうだった。冷凍に関する本はたくさんあれど、コンパクトにギュッと情報が詰まって、見やすく、値段も千円以下という理想的なものにようやく出会えた。

 著者の西川剛史さんは大学で食品栄養学を専攻、冷凍食品メーカーに就職して商品開発にたずさわったのち、独立して「冷凍生活アドバイザー」となった方。定期的にテレビも出演し、食品の冷凍利用に関するさまざまなテクニックを紹介されている。

 「冷凍の最大のメリットは、食材のおいしさや食感、栄養を『キープ』すること」とまず言い切る西川さん。そう、ここなんだよね。野菜や肉などを必要な分使い、その後に放置。「あ、そろそろ使わないと。でもきょう自炊はできない……」となって、とりあえず冷凍してしまう。鮮度の落ちた状態で冷凍しているのだから、解凍して再利用したときに「冷凍したものって、やっぱりおいしくないな」となってしまいがち。使わない分は買ってすぐ冷凍する、がおいしく食べるコツというのはひとつ真理なので、早めに習慣にするの本当におすすめ。

 冒頭で詳解される、冷凍・解凍する上での基本ルールと包み方や下処理のポイント。このあたり、ぜひ熟読してほしい。一般的な解凍法として6つものやり方があること、私も知らなかった。食材によっては、下処理を施す「グレージング」や「ブランチング」という冷凍方法が適していることも。13ページにある「冷凍前・後の約束」というコラムは耳が痛いけど、とても大事なのでぜひ覚えてほしい。

 実践的なノウハウを教える前に、「整理して冷凍」「食べる期限を決める」「冷凍庫の温度を上げないために」をまず考えてほしい、と掲げるところに私は著者の誠実さを思う。

 もちろんレシピもたくさん。冷凍食材を乾燥と酸化から守り、調理の時短にもなる「下味をつけての冷凍」は、休日作りおき派の人なら覚えればさらに便利になるだろう。私が面白いと思ったのは、冷凍した野菜をそのまま調味液に漬けて解凍し、一品完成となるレシピ。上の写真のピーマン、小松菜のおひたしがそれなんだが、“アリ”ですねえ。弁当の副菜づくりにもいいな。

 本の後半、常的に使われる主な食材や、よく作られる料理の計83種類を、どう冷凍し、どう解凍して、どんな料理に使うといいのか、カタログ的にまとめられている箇所がやっぱりとてもありがたい。特に冷凍した野菜は、冷凍後においしく活かせるか、そうでないかは調理法によって激しく分かれるところなので、ぜひとも個々の向いてる料理パターンを覚えてほしいところだ。

 冷凍できないとされてきた豆腐やこんにゃくなどの食材を、「変化した食感を楽しんでしまおう」というスタンスで紹介されているのもよかった。一度凍らせたコンニャクのキュッキュッとした食感は、それはそれでいいもの。市販の冷凍品を活用したレシピも紹介されて、これがまた楽しい。上の写真は、冷凍の皮つきポテトを使った肉じゃが。手間がかからず、味もしみやすくて、ハマってしまった。冷凍術を活用して「調理にかかる手間と時間を効率化して減らすことを、私は『手抜き』ではなく『手間抜き』と」呼んでいます、と西川さん。

 いいなあ、この考え方!

白央篤司(はくおう・あつし)
フードライター。郷土料理やローカルフードを取材しつつ、 料理に苦手意識を持っている人やがんばりすぎる人に向けて、 より気軽に身近に楽しめるレシピや料理法を紹介。著書に『 自炊力』『にっぽんのおにぎり』『ジャパめし』など。

「お父さん、亡くなったんですか?」知らないご近所の方の一言に「本当に救われた」と娘が思うワケ

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 三井麻美さん(仮名・31)は高校生のときに、まだ52歳だった父、義徳さん(仮名)が若年性アルツハイマー病と診断された。徘徊がひどく、毎回警察のお世話になったが、受け入れてくれる施設は見つからず、在宅介護は7年に及んだ。ようやく義徳さんが隣県の特別養護老人ホームに入居できたのは、麻美さんの結婚式の1カ月前だった。

(前回:認知症の父は「まったく怒らず、子どものよう」だと語る娘……「ムカつくけど一緒に過ごす」と決めた思い

コロナ禍で会えたのは15分だけだった

 施設に入った義徳さんのことが心配で、麻美さん家族は高速を利用しても1時間半かかる道のりを毎週面会に通った。

 入所してしばらくはまだ笑顔も見られ、家族の顔もわかっていたというが、2〜3カ月たち施設に慣れたころから、徐々に表情も会話もなくなり、施設内を無表情で徘徊するようになった。排泄も自分でできていたのが、おむつに変わった。

「この頃には、家族のこともわからなくなっていたと思います。環境が変わると進行が早くなるとは聞いていましたが、聞きしに勝るものでした。入所して1年たつころには車いすになっていた気がします。そして、あっという間に歩けなくなり、寝たきりになりました。私たち家族が行くと、知らない人が来たと思うのか、『アアアア~!』と泣き叫び、いつも面倒をみてくださる施設の方が来てくれると少し落ち着いていました」

 進行していくのが目に見えてわかったので、会いにいくのもつらかった。それでも施設に行って、義徳さんの手を握ったり、家族の写真を見せたりして、一緒の時間を過ごすようにした。

 そして、この5月。義徳さんは誤嚥性肺炎で亡くなった。コロナ禍で、義徳さんに会えたのは亡くなる3日前。許されたのは15分だけだった。

「それでも、最期に生きている父に会えて、本当によかったです」

 葬儀が終わり、母の典子さん(仮名・63)が家の前を歩いていたら、知らないご近所の人に声をかけられた。

 「ここのお父さん、亡くなったんですか? いつもうちに来て、いろいろお話していたんですけど、ずっとニコニコして、良い方でしたよ」と言われたという。

「その言葉で肩の荷が下りた、と。父が徘徊して、ご近所や警察から叱られたり、『ちゃんと面倒をみろ!』と怒鳴られたりして、家でヒステリックになっていた時期もありました。私も、近所に味方はいないと思っていました。でも父を『良い方』と言ってくれる人もいたんだと、その一言で本当に救われました。母もつらかったと思うし、それを見てきた私もつらかったので」

「父が今元気だったら、一緒にバイクに乗りたかった」
「重機オペレーターだった父と一緒に、庭もつくりたかった」
「いつも人の喜ぶ顔が見たくて、人のために一所懸命だったな」
「ものづくりが好きだったな」
「動物が好きだったな」

 一緒にやりたかったことが次から次へと出てくる。

「父の死から葬儀まで5日間くらいあって、父は新しくなった実家にゆっくり帰ってこれたし、久々に家族だんらんができてよかったと思います」

 親はいつも近くにいて当たり前の存在かもしれないけれど、そうじゃない。失ってからでは遅い。いつでも言えると思わずに、今感謝の気持ちを伝えてほしいと、麻美さんは父の話を締めくくった。

山口組の「ハロウィン」が禁止に! 元極妻が考えるお菓子配りの問題点

山口組の「ハロウィン」が禁止に! 元極妻が考えるお菓子配りの問題点の画像1今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

山口組のハロウィン禁止条例可決

 10月5日、兵庫県議会が「ハロウィン禁止令」を可決しましたね。昭和の時代から続く「山口組のハロウィンのお菓子配り」を、ついに暴排条例で禁止したのです。しかも罰則付き……。以前から「暴力団はハロウィンをやるな」とか漫画みたいな警察主導の反対運動をしても、子どもたちはうれしそうにお菓子をもらいに本家に入っていくので、いろいろな面で許せなかったのでしょう。

 まだ議会の公式サイトにも載っていないので、全文を読むことはできませんが、報道によると施行は10月26日。「正当な理由がある場合」(ご家族ってことでしょうかね)を除いて、子どもを事務所に立ち入らせたり、「支配下に置く目的」で会ったり連絡したりすることを禁止して、反すれば「6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金」だそうです。

もともとヤクザはお祭り好き

 以前も書かせていただいていますが、山口組のハロウィンのお菓子は、カリスマといわれた三代目・田岡一雄親分(1913‐81)の時代から始まったといわれています。

 神戸には外国人の住民も多く、子どもたちがオバケの格好をして、そうとは知らずに山口組の本家まで入ってきては「trick or treat」と言っていたようです。最初は意味がわからないのでお小遣いをあげていて、そのうちにお菓子になったんですね。去年までは一人当たり約2,000円のお菓子が配られていたようです。ハロウィンをイメージした絵柄入りのトイレットペーパーは、子どもを連れてくるママたちにも人気なのだとか。

 もともとヤクザはお祭り好きなので、おもしろがっているだけだと思います。阪神・淡路大震災の時の炊き出しボランティアもそうですが、一部でいわれているような「イメージアップ戦略」ではありません。ハデなことが好きなだけだと思います。

 ていうか大前提として、ハロウィンでお菓子を配った程度で、街の皆さんのヤクザに対するイメージが良くなるわけがないことは、ヤクザもわかっています。それでも、小さい子どもたちや引率の若いママたちに「ありがとうございます」とか言われると、うれしいでしょうしね。ヤクザはキホン寂しがり屋ですから。

 同列に語って失礼ですけど、スギ様こと俳優の杉良太郎さんは、被災地などでのボランティアについて「(俺のボランティアは)偽善で売名行為」とおっしゃっているのを思い出しました。

 スギ様はもともと有名人なんですから、別に被災地に行って活動を報じられたところで、「さらに知名度アップ」とかは別にないですよね。人気取りなどではなく、単純に困っている人に何かしたいと思うのがスギ様で、お祭り騒ぎをしたいのがヤクザなんです。

 山口組によるハロウィンお菓子配りを問題にしている人たちは、「暴力団員は、人を泣かせたカネで調達したお菓子を近所の子どもたちにあげている」→「子どもたちは『山口組のおじさんたちは、たくさんお菓子をくれるいい人だ』と思う」→「若いママたちにも人気があるのは許せない」→「将来は、子どもたちも山口組に入りたいと思うかもしれない」→「ヘタすると、若いママも山口組を好きになってしまうかもしれない」といったところでしょうが、なんとも世知辛い気がします。

 それにしても、「暴力団」と「ハロウィン」の組み合わせっておもしろすぎますよね。海外のマフィアではありえないお話で、日本のいいところだと思いますが、いかがでしょうか?

「採点ミスを疑っています」「絶対おかしい」中学受験不合格を引きずる母が、涙ながらに訴えたこと

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 中学受験は、その準備に、多大な時間と手間とお金がかかるものだ。子どもへの負荷も相当なものであるが、親にもそれと同じくらい、いや、おそらくそれ以上に重圧がかかっていることであろう。

 それゆえ中学受験を「苦行」と捉える親も存在し、彼らはそれ相応の“結果というご褒美”を渇望している。しかし、哀しいかな、第1志望校に合格する子は今や、5人に一人とも言われるのが、中学受験の世界。当然のことながら、全員が万々歳という結果は望めないのだ。

 たとえ不合格を突きつけられたとしても、じょじょに「人生はままならない」と達観し、次なる歩みを進めていく親子が多数派ではあるが、中には“ご褒美なし”という現実を引きずり続ける親もいる。

 麻美さん(仮名)も、その一人であった。

 彼女の一人息子である翔太君(仮名)は中学1年生。この春、H中学に入学した。しかし、麻美さんはいまだに心が晴れないと訴える。

「なんで、うちの子がH中学なんかに行かないといけないんでしょうか? 毎朝、翔太を見るたびに、『なんで、H中学の制服を着ているのかしら?』と思っちゃう自分がいるんですよ……」

 小学4年生から大手中学受験塾に通い、S中学を目指して、日夜勉強に励んでいたという翔太君。6年生になると、志望校別特訓クラスにも通うようになり、「S中学合格!」の旗印のもと、仲間たちと共に気合を入れる日々だったそうだ。

 ところが、結果は不合格。その志望校別特訓クラスでは、不合格者のほうが少なかったという。

「絶対、おかしいんですよ。翔太はいつも合格確率も80%以上を出していましたし、今でも学校側の採点ミスを疑っています。塾の先生が『翔太の不合格は考えられない』とまでおっしゃったくらいなんですよ!」

 さらに続けて、彼女はこうまくし立てた。

「あり得ないんです! 翔太は3年間も塾でコツコツと頑張ってきたんですよ。それなのに、J君が受かって、翔太が残念だったなんて、絶対、おかしいです!」

 聞けば、J君は5年生の後半頃から中学受験をしようと思い立ち、同じ塾に通うようになったという同級生。翔太君の良きライバルだったという。麻美さんはJ君の母親とも顔見知りの間柄であったため、しばしば情報交換という名の立ち話をしていた。

「ずるいんですよ、J君のお母さんは! 『うちは新参者だから、いろいろ教えてください』なんて殊勝なこと言って、私からS中学の情報を抜き取ってたんです! それだけじゃありません。『Jの成績じゃ、とてもS中学は無理ですよ~。翔太君が羨ましい』なんて、思ってもないことを言って、今頃、おなかの中で大笑いしてるんでしょうね……J君親子より、うちのほうが、S中学への思いは強いはずなのに」

 要するに、麻美さんは「中学受験は、熱望者順に合格するべきである」と主張するのだ。

 しかし、言うまでもなく、受験は当日の出来次第。成績の良い順に入学が許可されるシステムである。学校側にとっては、親子の熱意うんぬんの優先順位はかなり低い。それを正しく推し量る手段がないからだ。

 ゆえに、受験というのは時に非情なもので、「同じくらいの成績で、同じ学校を目指していた仲良し同士であっても、友達だけが合格し、自分は不合格になった」というケースは珍しくもない。「受験とはそういうものである」と想定しておくのは親の仕事なのだが、思考があまりに受験一辺倒になると、結果が明らかになってなお、不合格を引きずり続ける親が出てしまうのだ。

 今現在、翔太君はというと、元気にH中学へ通い、部活の新人戦に向かって、練習にも熱が入っている様子だという。

「頭ではわかってはいるんです。私だけがいつまでもS中学に固執しているってことは……。こんなことを思って、ため息ばかりついていても、翔太に対して悪影響にしかならないってことも、わかっています。でも、心が追いついていかないんですよ……」

 そう言う麻美さんの声は、泣いているようだった。

 中学受験に傾ける親のエネルギーは膨大なので、その思惑が外れた時のショックは計り知れない。こういう時、当人にとって、「中学受験とはそういうもの」「H中学もいい学校」「いつまでも落ち込んでいたら、子どもが気に病む」といった「正論」は虚しく響くばかりだろう。

 しかし、麻美さんのような苦しみを吐露してきた人たちを数多く見てきた筆者は思う。

「時間薬のみが、中学受験で負った傷を治癒させることができる」

 多分、来年の今頃、麻美さんに会ったならば、少し遠いものを見るような眼差しで「今もS中学に未練はありますけど、H中学もなかなかなものですよ!」と微笑んでくれるのではないか……そんな予感がしている。

「作家になって暴露本出版」「『Spotify』日本人アーティスト第1位」“転身”を遂げた元ジャニーズアイドル

昨年4月にジャニーズJr.を卒業し、“ジャニーズ事務所所属の振付師”へと転身した林真鳥が、このほど女性との交際を公表し、ファンに衝撃を与えている。

「林は、公式携帯サイト・Johnny’s webの『かんじゅ日誌』内でJr.卒業と裏方転身を発表し、同時にSNSアカウントを開設。日々の出来事を投稿していた中、今月5日に突如Twitterで、『僕は今、大切な人がいます。お相手は一般の方で、もちろん一生付き合っていくつもりです』と、インスタグラマー・浜田くるみとの交際を明らかにしたんです。Jr.を卒業したとはいえ、現在も裏方としてジャニーズ事務所に所属する身ということもあって、ファンからは『ジャニーズと関係がある限りは公表するべきじゃない』『本人はどうでもいいけど、後輩Jr.に悪影響が出ないか心配』といった批判の声が相次ぎました」(芸能ライター)

 また、交際を明かす前から2人が“匂わせ投稿”をしていたことも発覚し、ネットは炎上状態に。この事態を受け、林は当該ツイートを削除した上で、7日に「僕の配慮の足りなさが招いたことで深く反省しております」と謝罪。「少しTwitterを離れようと思います」ともつづっている。

 表舞台を去ってもジャニーズ事務所に所属する林のような存在がいる一方、事務所を離れて意外な転身を遂げた人も少なくない。

「まず挙げられるのは、SMAPの元メンバー・森且行でしょう。1988年にSMAPとしてデビューし、翌89年には連続ドラマ『ツヨシしっかりしなさい』(日本テレビ系)で主演を務めるなど、順調に芸能活動を行っていましたが、96年5月にオートレーサーへの転身を表明し、ジャニーズ事務所を退所。芸能界からも引退しました。同年8月には、オートレース選手養成所で事故を起こし、大けがを負うアクシデントに見舞われたものの、その翌年には選手デビューし、2017年に通算600勝を達成するなど、順調な選手生活を送っています」(同)

 また、“ミュージシャン”として改めてデビューし、世界的人気を獲得したのは、元NEWSの森内貴寛だ。

「森進一と森昌子の長男である森内は、03年9月に結成されたNEWSのメンバーでしたが、わずか3カ月で『学業に専念する』として活動を休止。そのままグループを脱退し、ジャニーズ事務所も退所したあと、ロックバンド・ONE OK ROCKのTakaとして06年にCDデビュー。同バンドは、海外でもコンサートツアーを行っており、17年にはストリーミングサービス『Spotify』において、国内・海外とも『最も再生された日本人アーティスト』第1位に輝くほど大活躍。ファンからも『Takaはジャニーズを退所してよかったと思う』『元ジャニーズの中で一番成功したんじゃない?』と評価されているほどです」(同)

 さらに、芸能やスポーツなどとは全く別の分野で、“元ジャニーズ”として活動している人も。

「1980年にジャニーズへ入所し、95年に退所した平本淳也は、ジャニーズ事務所の内幕に触れた“暴露本”もいくつか書いているため、一部のジャニーズファンの間では知られた存在。イベント企画会社などを立ち上げた実業家の一面もあり、今年4月には『国際ビジネス大学校』というスクールの特別講師に就任し、エンターテインメントについて教えているようです」(同)

 TOKIO・長瀬智也も来年3月をもって退所し、裏方へ回ると発表している。一体どのような活躍を見せてくれるのか、期待したいところだ。

麻辣、激辛ブームの次は……!? 全国161品のナンバー1決定戦「調味料選手権2020」審査会に行ってきた

 食べるラー油、塩レモン、酒粕、麻辣……食にブームを巻き起こしてきた「調味料」。家庭の食宅に新たな味覚を与えてくれる存在だが、そんな調味料が全国津々浦々から集い、評価を競い合う選手権があるのをご存じだろうか? その名も「調味料選手権」。今年で11回目を迎える、日本野菜ソムリエ協会が主催する大会だ。

 11月3日の「調味料の日(イイ味覚の日)」に最終審査を控え、現在まさに審査のまっただなか。今年集まった調味料は、北海道から沖縄まで全161品と過去最多。同大会のホームページを見ると酢、めんつゆといった定番調味料から、「親父と息子の合わせ技」や「だしプレッソ」という、味や使い方の想像がつかないものまでエントリーされている。いったい、これらをどのように審査しているのか? 今年の傾向はどんなものか? 一般人を対象にした「審査会」が行われていると聞きつけ、取材してきた。

この2〜3年は「辛味」のブーム

 調味料選手権の審査員長で調味料ソムリエのMICHIKO氏によると、この2〜3年は「辛味」のブームがきていて、今回のエントリーにも反映されているという。

「山椒が入っているものや、唐辛子を使っているものが目立ち唐辛子の種類も、さまざまになってきました。ほかには、タイなどエスニック系の調味料も登場していますね。地元の特産品を使い工夫を重ねた調味料、伝統的な調味料、こんな調味料が食べてみたかったと気付かされるような、アイデアが光る商品も多かったように思います。例年ですと、パッケージデザインにも傾向があるのですが、今回ははやりがなく、それぞれ個性的なものが多くて見ているだけでも楽しいです」

 昨年の総合1位は「雲丹醤油」(株式会社ロコファームビレッジ)、2位に「ゴールデンマスタード」(GOLDEN MUSTARD株式会社)、3位は「発酵のちから サクサクしょうゆアーモンド」(キッコーマンこころダイニング株式会社)。3つとも、それぞれジャンルの異なる商品だが、過去10年の中でエントリーの傾向はどう変わってきたのだろうか?

「最初の頃は、まだ調味料の中心は『さ・し・す・せ・そ』で、今のように加工調味料などは多くありませんでした。10年前は、醤油といっても地域によって味が違うことをご存じない方も多く、九州の甘い醤油だったり、京都の淡口醤油だったり、それらが目新しい存在だったんです。そうした、土地土地の伝統的な『さ・し・す・せ・そ』が多く揃っていた時代を経て、今では、年ごとに新定番調味料、ご当地調味料、加工調味料などの新製品が登場しています」

 たしかに、今でこそ九州の甘い「さしみ醤油」は一般的になったものの、10年前の関東地区では目新しく映ったことだろう。年々、調味料のバリエーションが増えている背景には、なにが考えられるのか?

「女性の社会進出がどんどん増え、簡単で手間なし、時短料理がもてはやされるようになりました。ご飯のお供や加工調味料などが人気となり、それに応えるようにメーカーも熱い思いで商品開発に取り組むようになっています。年々、調味料のへの関心は強くなっているとは感じていましたが、特に今年はそれを感じます。一つにはコロナ禍で家にいる時間が増えたことで、手軽にいつもと違う味わいに出会える調味料への興味が増しているのでしょう。そして、新たな調味料は食卓での話題にもなります。生産地や原料などを話すことも楽しいですよね」

 「家食」への関心、ひいては調味料への興味が過去最高になっているといえる今年、果たしてどんな調味料が1位に選ばれるのか? 実際に、一般人も参加できる一次審査に参加してみた(事前申し込み必要、現在は受け付け終了)。

 

 審査員それぞれの机に用意されているのは全エントリー161品のうち40品。商品に番号が振られ、トレイに入った状態で提供された。今回は148番の「野菜たっぷりスパイシーソース」から始まって「親父と息子の合わせ技」(味噌)で終了。なお、審査を公正に行うため、審査員それぞれでスタートする番号は異なる。最初と最後では味覚や集中力に違いが出てしまい、公正にジャッジできなくなる可能性があるからだという。

 評価の基準は、味・商品背景(生産背景)・パッケージ・価格の4ポイント。味を感じながら、生産への思いをつづった資料を読み、パッケージもチェックしていくが、思った以上に時間がかかる作業で、特に生産ストーリーには人柄が表れているため、読みながら感情が揺さぶられてしまう。伝統の食材を後世に残したいという思いや、開発中に起こった人間関係の衝突や育まれた友情、地域の人々への愛や家族愛などドラマにあふれているのだ。味だけではなく、そうしたストーリーも評価ポイントになるのが、この大会の魅力だと思う。

 それにしても、時間がいくらあっても足りない。MICHIKOさんが「審査時間の目標は40分です」と言っていたのも納得。結局40品を審査するのに、1時間半かかってしまった。

 実際に食べていると、「いますぐ買って帰りたい!」と衝動を覚えるモノもあり、MICHIKOさんに購入可能か聞いてみると、10月27日からECサイトがオープンするので、そこで最終選考に残った調味料を購入できるとか。また、その購入数は最終審査にも影響するという。その最終審査は、11月3日に東急プラザ銀座で開催。会場は一般にも開かれているため、実際に試食はできないものの「買ってみたい」という商品に投票、審査に参加可能となっている。

 いち早く、次のブームとなる調味料と出会いたい人、新たな味覚と出会い人は、販売サイトや最終審査をチェックしてみると、食がもっと楽しくなりそうだ。

 ちなみに、いまリアルに人気の調味料はどんなものなのか、ECサイト・Amazonで調味料部門の人気ランキングをチェックしてみた。

【調味料ランキング2位:新宿中村屋 「香りとしびれほとばしる食べる麻辣油」 110g 価格428円】

 調味料ランキング2位は、いままさにブームの麻辣を使った「香りとしびれほとばしる食べる麻辣油」。クラッシュピーナッツ、くるみなどナッツをたっぷり使って食べごたえのある調味料になっているという。麻辣初心者が手を出しやすい商品かもしれない。

【酢・ビネガーカテゴリ1位:内堀醸造「臨醐山黒酢」 360ml 価格540円】

 酢・ビネガーカテゴリのベストセラー1位にランクインしていたのが、この「臨醐山黒酢」。岐阜県八百津町で造られた黒酢で、炒めものをはじめとした料理に使ってよし、そのまま水や牛乳で薄めて飲んでよし、万能に使える調味料だという。数年前に訪れた黒酢ブームだが、流行に終わらにず定番調味料として人気になっているよう。

【スパイス・ハーブカテゴリ1位:黒瀬食鳥 「黒瀬のスパイス」 瓶 110g 価格929円】

 スパイス・ハーブカテゴリのベストセラー1位は「黒瀬のスパイス」。“知る人ぞ知るクセになる万能調味料”とのことで、福岡県北九州市の鶏肉専門店「くろせ」が作っている。レッドベルペッパー、ガーリック、パプリカ、コリアンダー、グリーンベルペッパー、唐辛子、マジョラム、オレガノ、バジルなどのスパイスが配合され、野菜炒めや串焼きなどコレ1本で味つけが完了するとか。

 日本だけでも味わいきれないほどの数が存在する調味料。ついついあれもこれもと買ってしまって、使い切れないまま冷蔵庫に眠ってしまいがちだ。そんなときは、「調味料使い切りレシピ」が参考になるかもしれない。

調味料選手権 ECサイト

調味料選手権公式サイト

麻辣、激辛ブームの次は……!? 全国161品のナンバー1決定戦「調味料選手権2020」審査会に行ってきた

 食べるラー油、塩レモン、酒粕、麻辣……食にブームを巻き起こしてきた「調味料」。家庭の食宅に新たな味覚を与えてくれる存在だが、そんな調味料が全国津々浦々から集い、評価を競い合う選手権があるのをご存じだろうか? その名も「調味料選手権」。今年で11回目を迎える、日本野菜ソムリエ協会が主催する大会だ。

 11月3日の「調味料の日(イイ味覚の日)」に最終審査を控え、現在まさに審査のまっただなか。今年集まった調味料は、北海道から沖縄まで全161品と過去最多。同大会のホームページを見ると酢、めんつゆといった定番調味料から、「親父と息子の合わせ技」や「だしプレッソ」という、味や使い方の想像がつかないものまでエントリーされている。いったい、これらをどのように審査しているのか? 今年の傾向はどんなものか? 一般人を対象にした「審査会」が行われていると聞きつけ、取材してきた。

この2〜3年は「辛味」のブーム

 調味料選手権の審査員長で調味料ソムリエのMICHIKO氏によると、この2〜3年は「辛味」のブームがきていて、今回のエントリーにも反映されているという。

「山椒が入っているものや、唐辛子を使っているものが目立ち唐辛子の種類も、さまざまになってきました。ほかには、タイなどエスニック系の調味料も登場していますね。地元の特産品を使い工夫を重ねた調味料、伝統的な調味料、こんな調味料が食べてみたかったと気付かされるような、アイデアが光る商品も多かったように思います。例年ですと、パッケージデザインにも傾向があるのですが、今回ははやりがなく、それぞれ個性的なものが多くて見ているだけでも楽しいです」

 昨年の総合1位は「雲丹醤油」(株式会社ロコファームビレッジ)、2位に「ゴールデンマスタード」(GOLDEN MUSTARD株式会社)、3位は「発酵のちから サクサクしょうゆアーモンド」(キッコーマンこころダイニング株式会社)。3つとも、それぞれジャンルの異なる商品だが、過去10年の中でエントリーの傾向はどう変わってきたのだろうか?

「最初の頃は、まだ調味料の中心は『さ・し・す・せ・そ』で、今のように加工調味料などは多くありませんでした。10年前は、醤油といっても地域によって味が違うことをご存じない方も多く、九州の甘い醤油だったり、京都の淡口醤油だったり、それらが目新しい存在だったんです。そうした、土地土地の伝統的な『さ・し・す・せ・そ』が多く揃っていた時代を経て、今では、年ごとに新定番調味料、ご当地調味料、加工調味料などの新製品が登場しています」

 たしかに、今でこそ九州の甘い「さしみ醤油」は一般的になったものの、10年前の関東地区では目新しく映ったことだろう。年々、調味料のバリエーションが増えている背景には、なにが考えられるのか?

「女性の社会進出がどんどん増え、簡単で手間なし、時短料理がもてはやされるようになりました。ご飯のお供や加工調味料などが人気となり、それに応えるようにメーカーも熱い思いで商品開発に取り組むようになっています。年々、調味料のへの関心は強くなっているとは感じていましたが、特に今年はそれを感じます。一つにはコロナ禍で家にいる時間が増えたことで、手軽にいつもと違う味わいに出会える調味料への興味が増しているのでしょう。そして、新たな調味料は食卓での話題にもなります。生産地や原料などを話すことも楽しいですよね」

 「家食」への関心、ひいては調味料への興味が過去最高になっているといえる今年、果たしてどんな調味料が1位に選ばれるのか? 実際に、一般人も参加できる一次審査に参加してみた(事前申し込み必要、現在は受け付け終了)。

 

 審査員それぞれの机に用意されているのは全エントリー161品のうち40品。商品に番号が振られ、トレイに入った状態で提供された。今回は148番の「野菜たっぷりスパイシーソース」から始まって「親父と息子の合わせ技」(味噌)で終了。なお、審査を公正に行うため、審査員それぞれでスタートする番号は異なる。最初と最後では味覚や集中力に違いが出てしまい、公正にジャッジできなくなる可能性があるからだという。

 評価の基準は、味・商品背景(生産背景)・パッケージ・価格の4ポイント。味を感じながら、生産への思いをつづった資料を読み、パッケージもチェックしていくが、思った以上に時間がかかる作業で、特に生産ストーリーには人柄が表れているため、読みながら感情が揺さぶられてしまう。伝統の食材を後世に残したいという思いや、開発中に起こった人間関係の衝突や育まれた友情、地域の人々への愛や家族愛などドラマにあふれているのだ。味だけではなく、そうしたストーリーも評価ポイントになるのが、この大会の魅力だと思う。

 それにしても、時間がいくらあっても足りない。MICHIKOさんが「審査時間の目標は40分です」と言っていたのも納得。結局40品を審査するのに、1時間半かかってしまった。

 実際に食べていると、「いますぐ買って帰りたい!」と衝動を覚えるモノもあり、MICHIKOさんに購入可能か聞いてみると、10月27日からECサイトがオープンするので、そこで最終選考に残った調味料を購入できるとか。また、その購入数は最終審査にも影響するという。その最終審査は、11月3日に東急プラザ銀座で開催。会場は一般にも開かれているため、実際に試食はできないものの「買ってみたい」という商品に投票、審査に参加可能となっている。

 いち早く、次のブームとなる調味料と出会いたい人、新たな味覚と出会い人は、販売サイトや最終審査をチェックしてみると、食がもっと楽しくなりそうだ。

 ちなみに、いまリアルに人気の調味料はどんなものなのか、ECサイト・Amazonで調味料部門の人気ランキングをチェックしてみた。

【調味料ランキング2位:新宿中村屋 「香りとしびれほとばしる食べる麻辣油」 110g 価格428円】

 調味料ランキング2位は、いままさにブームの麻辣を使った「香りとしびれほとばしる食べる麻辣油」。クラッシュピーナッツ、くるみなどナッツをたっぷり使って食べごたえのある調味料になっているという。麻辣初心者が手を出しやすい商品かもしれない。

【酢・ビネガーカテゴリ1位:内堀醸造「臨醐山黒酢」 360ml 価格540円】

 酢・ビネガーカテゴリのベストセラー1位にランクインしていたのが、この「臨醐山黒酢」。岐阜県八百津町で造られた黒酢で、炒めものをはじめとした料理に使ってよし、そのまま水や牛乳で薄めて飲んでよし、万能に使える調味料だという。数年前に訪れた黒酢ブームだが、流行に終わらにず定番調味料として人気になっているよう。

【スパイス・ハーブカテゴリ1位:黒瀬食鳥 「黒瀬のスパイス」 瓶 110g 価格929円】

 スパイス・ハーブカテゴリのベストセラー1位は「黒瀬のスパイス」。“知る人ぞ知るクセになる万能調味料”とのことで、福岡県北九州市の鶏肉専門店「くろせ」が作っている。レッドベルペッパー、ガーリック、パプリカ、コリアンダー、グリーンベルペッパー、唐辛子、マジョラム、オレガノ、バジルなどのスパイスが配合され、野菜炒めや串焼きなどコレ1本で味つけが完了するとか。

 日本だけでも味わいきれないほどの数が存在する調味料。ついついあれもこれもと買ってしまって、使い切れないまま冷蔵庫に眠ってしまいがちだ。そんなときは、「調味料使い切りレシピ」が参考になるかもしれない。

調味料選手権 ECサイト

調味料選手権公式サイト

NGT48・荻野由佳「異例の低評価ラッシュ」梅宮アンナ「4本だけ公開」芸能人のYouTube事情

アイドルグループ・NGT48のメンバーである荻野由佳が、9月25日にYouTube公式チャンネル「おぎゆか」を開設。しかし、ネット上ではそれ自体が賛否両論を生んでいるという。

「チャンネル開設と同日に、YouTubeにてライブ配信を行った荻野は、『すでに何本かYouTube(動画)のほう撮影しました』と報告。また、人気YouTuber・ヒカキンとのコラボにも意欲を見せていました。しかし、この配信のアーカイブ動画には、10月7日現在で高評価が約1,800件ついているのに対し、低評価は約8,000件も殺到する異例の事態。コメント欄には『これだけ低評価がつくアイドル、なかなかいない』『この人、やっぱりアンチが多すぎるな』『メンタルが強靭すぎる……』といった驚きの声も見られます」(芸能ライター)

 NGT48といえば、2018年12月に元メンバー・山口真帆が、男性ファンから暴行を受けたとされる事件が記憶に新しい。この事件を山口が告発した際、自身を襲った男性と一部メンバーのつながりを示唆したことから、ネット上では“黒幕”を探る動きが起こっていた。

「荻野は、18年5月に行われた『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』で第4位にランクインするなど、NGT48の中でも特に人気のメンバーでしたが、山口の暴行事件では“黒幕の一人”とウワサされ、アンチが急増。その影響がYouTubeにも如実に表れています」(同)

 現在、芸能人が次々とYouTubeに進出しているが、必ずしも成功するとは限らない。18年に公式チャンネルを開設したお笑い芸人のスギちゃんは、たった1年で“撤退”している。

「『ワイルドだろぉ?』の一発ギャグで一世を風靡したスギちゃんは、18年4月に公式YouTubeチャンネルを開設。しかし、チャンネル登録者数は1万人にも満たず、動画の再生数も数千回程度という状況が続いていました。翌19年5月に『【重大発表】絶対みて下さい!スギちゃんねるから重要なお知らせです!!【スギちゃん】』という動画を投稿し、早々にYouTubeからの撤退を発表したんです」(同)

 芸能人のYouTubeチャンネルには、そもそもやる気があったのか疑いたくなるようなケースも。モデルでタレントの梅宮アンナは、スギちゃんと同じく18年4月に公式YouTubeチャンネルを開設し、「YouTubeだったら、自分の好きなように、好きなところをアップできて、面白く編集ができるのかなと思って」などと抱負を語っていたものの、現在までに4本の動画を投稿しただけで休眠状態に。どの動画も数万回は再生されているが、チャンネル登録者数は3,700人弱となっている。

「スギちゃんや梅宮は、開始当初から再生数が苦戦したケースですが、スタートダッシュは調子がよかったものの、その後尻すぼみになる場合もあります。今年3月、パワハラ問題を理由として所属事務所を退所した、お笑いコンビ・TKOの木下隆行は、4月1日にYouTubeチャンネルを開設。1本目にパワハラ問題の謝罪動画を公開し、450万回以上再生されていましたが、現在では1万回に満たない動画もチラホラある状況です。そもそも、動画の内容つまらないという声も少なくなく、『何をやっても面白くないから、動画をアップするだけムダ』『笑える動画が一つもないし、企画もありきたり』などと言われています」(同)

 スポーツ関連の動画が特に人気を集めている、とんねるず・石橋貴明や、すっかり“人気YouTuber”となった江頭2:50など、成功例も少なくない。とはいえ、「有名人なら必ず成功できる」という保証は全くないことも、覚悟しなくてはならないだろう。

玉木宏、『極主夫道』で“実は低視聴率俳優”の汚名返上なるか? 一部原作ファンからはすでにクレームも!

 俳優・玉木宏の主演ドラマ『極主夫道』(日本テレビ系)が、10月11日からスタートする。同ドラマは、おおのこうすけ氏の同名マンガ(新潮社)を原作にした極道コメディー。玉木が演じるのは、「不死身の龍」として恐れられたものの、現在は足を洗って“専業主夫”として生きる龍。全ての家事をこなし、妻と娘と平穏に暮らしていたが、抗争に巻き込まれそうになる家族と町のため、最強の主夫として立ち上がるというストーリーだ。

 玉木といえば、昨年の『スパイラル〜町工場の奇跡〜』(テレビ東京系)、今年の『竜の道 二つの顔の復讐者』(フジテレビ系)と連ドラ出演が続き、その地位と人気を確固たるものにしているが、肝心の視聴率は低迷が続いている。

「『スパイラル』は“テレ東の低視聴率枠”とも呼ばれる月曜午後10時『ドラマbiz』枠で放送されたこともあって、全話平均は3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と散々。『竜の道』も、新型コロナの影響で放送開始が当初の4月から7月に延び、勢いを失ったまま全話平均7.0%と低調に終わりました。玉木のそれ以前の連ドラ主演作は2016年の『キャリア〜掟破りの警察署長〜』(フジテレビ系)ですが、同作の全話平均も7.2%。視聴率だけで見れば、大コケ続きと言えます」(芸能ライター)

 “実は低視聴率俳優”だった玉木だが、今回の『極主夫道』が、その汚名返上のチャンスとなる可能性も。

「原作が累計200万部を超える人気マンガであることに加え、ドラマのメインビジュアルが公開されると、SNSが大盛り上がりになったんです。オールバックにサングラス、口ひげ、黒シャツという極道ファッションに、かわいい柴犬柄エプロンを合わせた玉木がにらみをきかせたインパクト大のメインビジュアルが『迫力ある』『イケメンすぎ』などとバズっています」(同)
  
 原作ファンからも『心配してたけど完成度高い』『ハマってる』といった好意的な反応が寄せられているが、その一方で、不満の声も散見される。

「原作の単行本が発売されるたびに公開されていた実写PVでは、人気声優の津田健次郎が龍を演じていました。そのPVでの演技が好評で、津田のほうがハマり役だったと推す意見も一部では根強いようです。ドラマの公式Twitterへ向けて『津田さんがよかった』『津田さんは?』といったクレームのようなコメントを残す人々も少なからず見られます」(同)

 賛否両論があるのも同作の話題性が高い証拠だろうか。果たして、玉木の再起がかかった『極主夫道』の行方はいかに!?