若槻千夏に再ブレイクの気配? スタッフ受けの良さと姉御肌で”芸能界の大物”候補に

 2000年代前半にバラエティー界で大活躍していた若槻千夏が、ここ最近、再び勢いを取り戻している。

「年齢も30代半ばに差し掛かり、人生経験もそれなりにあって、ご意見番的な立ち位置でも行けるし、主婦目線もある。若手枠ではないけど、多少は見た目も綺麗どころの役割も担える。そして、もちろんトークスキルも十分。バラエティーのひな壇にはかなり使いやすいタレントですね。企画がまだ定まっていない、パイロット版のパネラーなんかには最適です」(制作会社関係者)

 そんなスタッフ受けの良さを持つ若槻千夏だが、所属するプラチナムプロダクションでは、序列トップとなっている。

「今なら、菜々緒が稼ぎ頭で、その次に木下優樹菜、中村アン、移籍組の小倉優子といった感じですが、若槻がトップであることは揺るぎない。というのも、プラチナムを軌道に乗せたのは、若手時代の若槻ですから」(芸能事務所関係者)

 プラチナムが設立したのは2000年。ほどなくして若槻をスカウトし、タレントとして活動が始まる。

「プラチナムで売れたタレント第1号が若槻なんですよ。当時若槻は『私が何でもやって、事務所を支える』と宣言し、それを実行したそうです。グラビアアイドルなのに、バラエティーで体を張りまくっていたのは、そういった強い思いがあったから。それで本当に売れて事務所を大きくしてくれたわけで、事務所も若槻には頭が上がらないんです」(同)

 その後、若槻はデザイナーとなって自身のブランドを立ち上げ、芸能活動を休止することとなる。

「ブランド事業については、プラチナム主導ではなかったので、事務所としてはそこまでおいしいものではなかったようですね。でも、若槻のこれまでの貢献度もあったので、自由にやらせていたという状況。ただ、ブランドを手放した今となっては、今度は若槻が事務所に恩返しをする番とのことで、最近また若槻がバラエティーで頑張っているようです」(同)

 そんな若槻は、事務所内でも姉御肌を見せているという。

「最近、プラチナムに小柳ルミ子が移籍してきたんですが、その小柳の誕生日会を若槻が主催して開いたそうです。言ってみれば、事務所内では後輩でも芸能界では大先輩である小柳も若槻一門に入ったということ。いい感じの姉御肌で、どんどん“芸能界の大物”っぽくなってきましたね」(同)

 紆余曲折を経てもなお、バラエティー番組で活躍する若槻千夏。今後もどんどん存在感が大きくなっていくかも?

堀ちえみ、同じがん患者にマウンティング?「医師の言葉紹介」で批判殺到のワケ

 堀ちえみのブログが炎上している。

 今年2月にステージ4の舌がんの手術を受け、4月にはごく初期の食道がんが発見されたことなどを明かしていた堀だが、6日にアップしたブログエントリーの中で、大学病院で診察を受けたことを報告。「経過も順調です」と明かした。

 また、堀は「今日の診察の、先生のお話の中で、一番心強かった言葉」として、「癌はもはや治る時代なのです」と紹介。「5年間は診察と検査は続くけれど、舌癌に関してはもうない」とし、「今日の診察を受けて、癌という病気に捕らわれるのではなく、もっと心を自由にして生きた方がいいと、悟りました」とつづっていた。

 しかし、堀が紹介した”この言葉”について、ネットからは、「治る時代、かもしれないけどそれでもまだがんで亡くなる方はいるのに…」「自分が言われて嬉しかったかもしれないけど心に秘めておけばいいのに」「あんたはそうかもしれない。でもそうじゃない人もいる。それがなぜわからない?」という批判が殺到している。

 癌を克服する人が増えてきたとはいえ、癌で亡くなる人もまだまだ大勢いる。癌患者はもちろん、癌で亡くなった方の遺族をも刺激するブログとなってしまっていた。

『カメ止め』に続く新風が映画界に吹き始めた!! 銭湯が舞台の殺人サスペンス『メランコリック』

 いくつかのメランコリックさが掛け合わさり、1本の新しい映画が誕生した。それが銭湯を舞台にした犯罪サスペンス『メランコリック』だ。無名の監督、俳優たちによる低予算の自主映画だが、閉塞的な社会に対して現代人が感じる憂鬱さをきれいさっぱりに洗い流す快作となっている。

 1987年生まれの田中征爾監督は、本作が長編デビュー作となる。映画づくりを学ぶために米国留学までしたものの、帰国後はサラリーマン生活を送っていた。学生時代の同窓会に出席しても、居心地の悪さを感じていたそうだ。田中監督と同年生まれの俳優・皆川暢二も似たような鬱屈を抱えていた。30歳を過ぎても代表作を残せずにいる。俳優仲間と酒を呑んでは「事務所が仕事を持ってきてくれない。もっと大きな事務所だったら……」と愚痴をこぼし合っていた。

 だが、ブレイクできない責任を事務所や世間のせいにしている限り、いくら待っても何も始まらない。自身の不甲斐なさに気づいた皆川は、旧知の仲だった田中監督に映画づくりを持ち掛け、アクションシーンの演出ができる同学年の俳優・磯崎義和も加わり、映像製作ユニット「One Goose(ワングース)」を結成。皆川は主演とプロデュースを兼任し、製作費300万円を調達。会社勤めをする田中監督の体の空く、金曜の夜から日曜日を撮影日に充て、『メランコリック』を撮り進めていく。

 3人がアイデアを出し合った『メランコリック』はこんな物語だ。主人公の和彦(皆川暢二)は自宅暮らしのほぼニート。東大を卒業したものの、卒業後はやりたいことが見つからず、無為な日々を過ごしていた。ある晩、自宅で風呂に入りそびれた和彦は、近所の銭湯へと足を運ぶ。レトロな雰囲気の銭湯は、和彦を和ませた。風呂上がりにロビーで寛いでいると、高校時代の同級生だった百合(吉田芽吹)とばったり再会し、話が弾む。百合に勧められ、和彦はアルバイトを募集していたこの銭湯で働き始める。

 都会のオアシスである銭湯だが、この店にはもうひとつ別の顔があった。通常営業だけでは経営が苦しいらしく、営業終了後にはワケありな人向けに殺人&遺体処理の場所として貸し出されていた。解体された死体はボイラーで焼却しているらしい。この秘密を知ってしまった和彦は、解体作業後の血で染まった洗い場を朝までに清掃するという特殊残業を請け負うことになる。残業代は思いのほか高額だった。誰も知らない危険な闇の仕事に関わるようになり、和彦はこれまで感じたことのない高揚感、充足感を感じるようになっていく。

 2018年の邦画界の話題を独占した上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』(17)と本作はいくつかの共通点がある。『カメ止め』はイタリアのウディネ・ファーイースト映画祭で観客賞第2位に選ばれたことで注目を集めたが、『メランコリック』は今年の同映画祭に出品され、新人監督賞を受賞している。

 製作費は『カメ止め』『メランコリック』、どちらも300万円。『カメ止め』はキャストが製作費を分担し、『メランコリック』は主演の皆川が借金や深夜バイトすることで捻出した。従来、俳優は出演作のオファーが来るのを待つだけの受け身の仕事だと思われてきたが、いまどきの俳優は宣伝活動だけでなく、映画製作にも積極的に関わるという新しい流れが邦画インディーズ界に生まれつつある。これからの俳優は演技力だけでなく、才能ある監督に働きかけ、企画をプロデュースする能力も求められているようだ。新しい時代を迎えていることを感じさせる。

 また、「銭湯が殺人&解体場所として利用される」という内容の本作は、普通の銭湯なら嫌がって撮影は断られていただろう。これまでの銭湯が舞台となった映画は、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)をはじめ、ほのぼのしたものばかりだった。『メランコリック』の場合は、和彦と一緒に銭湯で働くバイト仲間・松本役とアクション指導を兼ねた磯崎義和が自宅近くのいい雰囲気の銭湯の店主に直接交渉したところ、「面白い!」と深夜から早朝に掛けてのロケ撮影を快諾。しかも、『メランコリック』のポスターを店に貼って、宣伝にも協力しているそうだ。ちなみにこの銭湯、インディーズ映画の傑作『ケンとカズ』(16)でもドラッグの取り引き現場の撮影に利用されている。

 物語の展開も従来の映画とは違った新鮮味が感じられる。前半はいわゆる奇妙な高額バイトをめぐる都市伝説系ミステリーとして進んでいくが、この奇妙なバイトに生き甲斐を見いだした和彦は、より深みにハマり、大きな決断を迫られる状況に陥る。スリリングなアクションシーンを交え、想定外なクライマックスへと雪崩れ込んでいく。果たして和彦と百合の運命は、そして裏の顔を持つ銭湯は営業を続けることができるのか?

 売れない俳優や監督たちが自分たちに付きまとうメランコリックさを吹き払うために作られた本作だが、従来の映画の枠に収まらない熱気がスクリーンからほとばしっている。この熱気、観客が感じているメランコリックさもきっと吹き飛ばしてくれるに違いない。街から消えつつある銭湯に新しい価値を見出した本作は、障害者の性をテーマにした片山慎三監督の『岬の兄妹』、繊細な映像で新しい宗教観を浮かび上がらせた奥山大史監督の『僕はイエス様が嫌い』に続く、令和元年を代表する新感覚インディーズ映画だといえるだろう。

(文=長野辰次)

『メランコリック』

監督・脚本・編集/田中征爾

出演/皆川暢二、磯崎義和、吉田芽吹、羽田真、矢田政伸、浜谷康幸、ステファニー・アリエン、大久保裕e太、山下ケイジ、新海ひろ子、蒲池貴範

配給/アップリンク、神宮前プロデュース、One Goose 8月3日よりアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、イオンシネマ港北ニュータウンほか全国順次公開中

(C)One Goos

https://www.uplink.co.jp/melancholic/

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滝川クリステル、元カレ小澤征悦とは長年「付かず離れずの関係」小泉進次郎の急所となりうる?

 小泉進次郎衆議院議員との電撃的な“デキ婚”を発表した滝川クリステル。これまで何人かの男性との熱愛を報じられたことがあったが、その中で最も結婚に近づいたのが、俳優の小澤征悦だ。

「滝川と小澤の交際が発覚したのは2009年のこと。しかし、小澤はその後、結婚前の杏とも交際するようになり、微妙な三角関係が続いた時期もありましたね」(芸能記者)

 滝川と杏との間を行ったり来たりする小澤だったが、13年ごろに滝川と小澤が同棲をスタートさせる。

「おそらく1年半くらいは2人で住んでいたようですね。ただ、滝川が動物愛護団体を設立し、そちらの活動が忙しくなった頃からすれ違うようになり、15年には破局してしまいます」(同)

 しかし、破局後も滝川と小澤は頻繁に会っていたという。

「小澤のほうが復縁を求めて滝川のマンションを訪れていたとのこと。滝川の方も、小澤の行きつけの飲食店に行って、そこで小澤と会っていたりもしたそうです。交際していたころも、付いたり離れたりしていた2人なので、同棲解消後も同じような状態が続いていたのかもしれません」(同)

 必ずしも「恋多き女」というタイプではないという滝川だが、少々の危うさも感じられる。

「別れた恋人と友人関係を続けられるタイプのようで、そのおかげでちょっと誤解されやすい部分もあるのは事実。小澤さんと破局した後も、いい感じになった男性がいたようですが、小澤さんの存在が少なからず影響したのか、ちゃんとした恋愛には発展しなかったようです」(制作会社関係者)

 そんななか、恋に落ちたのが小泉進次郎議員だった。

「政治家の妻ともなれば、元カレと会っているなんてことは許されない。もしも、滝川さんがこれまでと同じように、小澤さんと付かず離れずの関係で、また会うようなことがあれば、大問題ですよ。元カレに対してフランクすぎる滝川さんの性格が災いしなければいいのですが……」(同)

 “将来の総理大臣”と言われる小泉進次郎にとって、滝川クリステルは申し分ない相手。“急所”とならないように祈りたい。

「ロフト付き・メゾネット・管理人常駐」この中で“不要”な条件は?【アラサー女、理想の賃貸物件を探す】

 「引っ越しシーズン」といえば、新生活がスタートする春先を連想しがちだが、実はこれから“狙い目”な時期がやってくる。8~9月は転勤シーズンのため物件に空きが生まれ、10~12月中旬までは引っ越し業者が「閑散期」のため、費用が安く済むのだ。最適なタイミングで引っ越しをするには、まさに今から部屋を探すべき! とはいえ、不動産サイトをのぞいても、素人目では“いい物件”の判断がつかない……。そこで、住居・防犯・風水のプロが「アラサー女性ひとり暮らし」に最適な部屋をジャッジ。“物件三銃士”が認める理想の住みかは見つかるのか――!?

■今回のポイント:「ロフト」って本当に必要? 「メゾネット物件」「敷金・礼金」のマメ知識

<物件の場所>

・都心から電車で30分離れた駅にあり、物件は最寄り駅から徒歩10分
・周辺は一軒家・アパートが立ち並ぶ住宅街
・坂の途中、道沿い
・徒歩5分程度の場所に小学校あり

<詳細情報>

敷金/礼金どちらも1カ月分、木造、2階建/2階(8戸)、横並び4戸の真ん中、管理人常駐(1階に住んでいる)、防犯カメラなし、ペット可、オートロックなし、インターフォンあり(モニターなし)、宅配ボックスなし、ゴミ出し曜日指定、都市ガス、階段あり、エレベーターなし

 部屋を探していると、どんな地域・条件でも出てくるのが「ロフト付き物件」。収納スペースとしても、寝室としても使えて、すごく便利に見えます。でも、実際には物を上げ下げするのが大変そうだし、淀んだ空気も溜まりそう……。この物件は、クローゼットに十分な大きさがあるし、約6帖とそこまで狭くない。ロフトって、本当に必要でしょうか? また、メゾネットタイプの物件なので、防犯・騒音が気になります。都心部から離れていることもあって、家賃が安く魅力的だったのですが、この部屋ってぶっちゃけどうですか?

「住居のプロ」福岡由美氏の評価 ★☆☆☆☆

 管理人さんが常駐してくれている点はとても心強いのですが、オートロック無し、防犯カメラなし、宅配ボックスなしというのは減点要素。女性は家賃よりも防犯を優先した方がよいでしょう。

 ロフト付き物件というのは、賃貸住宅業界でも一定の人気がありますが、実際に暮らしはじめてみると「最初は喜んでロフトを使っていたのに、しばらくしたら昇り降りが面倒で物置きになった」というのはよくある話。また、ロフトがあると天井高が高くなる分、冷暖房の効きが悪くなり、仮に毎月の家賃が相場より安かったとしても、月々の光熱費が高くなるケースがあるため、注意した方がよいでしょう。

 お金の話でいうと、この物件は敷金・礼金をそれぞれ1カ月分支払う必要がありますね。この「敷金・礼金」というのは、賃貸住宅業界の古い慣習で、江戸時代の婚姻システムが由来している説が有力とか。その内容や相場は地域によって異なり、関東地方では「敷金=修繕費(預け金)」「礼金=大家さんへの謝礼金」を意味します。一方、西日本の一部地域では「保証金・敷引き」と呼ばれる制度があり、「保証金」の中から原状回復費用として「敷引き」が差し引かれ、「敷金」と違って差額返金されません。

 しかし、最近はこうした古い慣習を見直す大家さんが増え、「敷金・礼金ゼロ」を謳う物件も増加しつつあります。一見するとお得なように感じますが、安心してはダメ。室内をキレイに使わないと、退去時に数万円から数十万円の原状回復費用を請求されることがあります。タバコを吸う人、アロマを焚く人、ペットを飼う人などは特に気をつけてください。また「敷金・礼金ゼロ」の物件は、「人気がないから初期費用をサービスしている」という場合も多々あります。「なぜ敷金・礼金がゼロなのか?」を冷静に見極めた上で契約を検討しましょう。

 また、「木造」という点に不安を感じる方も多いかもしれませんが、築年数や工法によって建物強度は異なりますから、一概に「鉄筋のほうがおすすめ」とは言いにくいです。とはいえ、耐震・耐火などの防災性や遮音性能を考える上では、やはり鉄筋の建物に軍配が上がります。ちなみに、火災保険料も木造より鉄筋の方が安く抑えられる傾向があります。

■福岡由美(ふくおか・ゆみ)
ライターエージェント、ヒューズ・エンタープライズ代表取締役。住宅ライター・住宅ローンアドバイザー・FP技能士・ ラジオ構成作家。大手生命保険会社で事務職に従事した後、 ラジオレポーターに転身し名古屋・ 東京の放送局で中継レポーターとして活躍。その後、 間取り好きが高じて住宅ライターとしての活動をスタート。 現在は東京・ 名古屋を拠点に全国で取材を行いながら住宅情報ウェブサイト等で コラム・レポートを執筆中。20年超の取材経験を生かし『女性のためのマンション購入セミナー』や『失敗しない家づくりセミナー』などの講師も務めている。
中日新聞「オピ・リーナ」ブログ『なごやのねたや福岡由美の名古屋ネタ帳

 外から廊下や玄関が見えないマンションやアパートも多いですが、メゾネットは構造上、玄関が通りに面したところに並ぶ場合が多いです。玄関周りが人目につきやすく、不審者が身を潜められなかったり、死角ができにくい点は防犯上のメリットですね。また、この物件は生活スペースが2階になっています。玄関は1階にあっても、覗かれたり侵入されたりする危険は減り、安心感があります。

 ただ、坂の途中に位置しているため、住居は2階でも、外から見ると道路と近い高さになっている場合があります。外から侵入しやすかったり、バルコニーに干した洗濯物に手が届いてしまうといった可能性があり、心配です。バルコニーの周辺がどのようになっているか、よく確認しておく必要があります。

 インターフォンにモニターがついていないのは、女性の一人暮らしの防犯としてはマイナスです。特にメゾネットだと、2階から1階まで降りて、玄関まで出てからでないと相手を確認できませんよね。階段を降りてしまうと気配も伝わるため、居留守も使いにくく、不安があります。ただし、管理人常駐というのは高ポイント。不審者の侵入を未然に防いだり、住人同士のトラブルも避けやすくなります。しかも、その物件に住んでいるのであれば、万が一夜間や休日にトラブルがあったときにも連絡が取りやすいというメリットがあります。

 また、小学校が近くにある住宅街に位置しているため、ファミリー層も多く住んでいる地域と考えられます。シングル世帯と比べて、ファミリー層は地域や学校のつながりも多く、近所づきあいも増えるでしょう。顔見知りが多い地域は不審者が入り込みにくく、自然と防犯意識が高まる傾向にあります。一人暮らしの場合は地域とのつながりを無理に持とうとする必要はありませんが、よく顔を合わせる近隣の人には笑顔であいさつをするなど、気持ちのいいつきあいを心がけましょう。

■河野真希(かわの・まき)
一人暮らしアドバイザー。自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、2001年からWebを中心に各種メディアで暮らしに関する情報を発信。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な、自分らしい暮らしづくりを応援している。また、2016年4月より『料理教室つづくらす食堂』を主宰している。

 ロフト自体、もともと人が“寝室”として使う場所ではなく、あくまで“荷物をしまう場所”だと考えてください。人間は、寝ている間にコップ1杯ほどの汗をかくと言われていますが、風水的に「良い家」というのは、第一に「湿気が少ない家」です。邪気は湿気を好むことから、いかにうまく除湿できるかがポイントになってきます。また、寝ている間は「天からの気」を受ける時間と言われていますが、そんな大事な時間に、天井が低い場所で圧迫を感じながら眠るというのも、あまりおすすめできません。この2点を考えてみても、ロフトを寝室にするのはNGと言えます。

 では“収納スペース”として使えばよいかと言うと、そうでもありません。ロフトには「使わないもの」を置く可能性が高いと思われますが、気を循環させるためには、こまめな掃除が必要です。これは単に「きれいな場所で生活をすると気持ちがいいから」ということだけでなく、掃除中に家具や家電に触れることで、自分の気が物に入り、循環していくのです。きちんとロフトの掃除ができて、毎日使うものばかり置いてあるというのであれば、収納として利用しても良いですが……。ロフトがある部屋は、風水の視点からは特別おすすめしません。

 また、この物件はメゾネットタイプになっており、玄関を入ってすぐの場所に階段が設置されています。玄関は“運気の入り口”と言われていて、ここから気が入って、家の中を循環していきます。そんな場所にいきなり階段があると、良い気が乱れてしまいます。 坂の途中にある家も、風水的にはNGです。平坦な土地に比べて偏りがあり、バランスが取れていないですから、「安定感がない=不安を招きやすい」場所となります。上り坂・下り坂というように、運気の浮き沈みも激しい場所です。

 この物件の良いところは、トイレに窓があるところ。トイレは、家の中でも最も“陰の気”が強いところです。窓があることで換気がスムーズにでき、気が循環しやすくなりますし、明るさも取れます。トイレに窓がある物件自体が少ないので、これは高ポイントとなります。

■生田目浩美。(なまため・ひろみ)
1998年より風水師に師事し、風水・九星・祐気採り(吉方位判断)・吉日の選定・手相・姓名判断・家相学などを学ぶ。独立後、恋愛・仕事など、女子たちが持つ多くの悩みに寄り添い、楽しく前向きに生きるコツを伝授する。

■物件三銃士の総合評価 6点/15点

次回は……話題の「極狭物件」って、本当に住みやすいの? 風水的に“問題外”なヤバい間取りが登場!

マコーレー・カルキンが『ホーム・アローン』リブート版のニュースを受けて、「アラフォーのケビン」の生々しい写真を投稿

 近年、名作映画/ドラマのリメイクやリブートが大流行しているハリウッド。「過去にヒットした作品で再び金もうけしようするなんて、浅はかな考えだ」という批判が少なくないが、オリジナル版のファンが観客として見込めることから、ブームが衰える気配はない。

 8月6日に、米ハリウッド業界紙の「The Hollywood Reporter」は、米ディズニーが今年11月にアメリカでスタートする動画配信サービス『Disney +』のために、人気映画シリーズ『ホーム・アローン』『ナイト・ミュージアム』『グレッグのダメ日記』『12人のパパ』のリメイク、リブート版を製作する予定だと報じた。これを受け、ネットではクリスマスの定番映画『ホーム・アローン』に関して、「あの映画は天才子役のマコーレー・カルキンだからおもしろかったのに。ほかの子役ではムリ」「(マコーレーが出演しなかった)『ホーム・アローン3』で、マコーレー不在ではコケると証明されてるのに……」と反対する人が多い。

 そんな中、『ホーム・アローン』で主人公ケビン・マカリスター役を演じたマコーレーが、Twitterに「最新の『ホーム・アローン』はこんな感じだから」という言葉と共に1枚の写真を投稿。ネット上を騒然とさせている。

 彼が投稿した写真は、ボクサーパンツに、サイズアウトしたタンクトップからビール腹を出し、白いヘアバンドで無造作に前髪を上げている“アラフォーのケビン”。ソファーに座り、膝にPCを乗せて、「ながら食べ」している。二重アゴの彼の目はうつろで、「不摂生な生活を送っているキモいおじさん」を完璧に作り上げている。また、ケビンの横には宅配かテイクアウトしたと思われるパックに入った料理が、電話や書類、タバコの箱などと一緒に無造作に置かれており、とてもだらしなく見える。

 この写真はたちまち話題となり、「あのケビンが……ショック」「ケビンはあんなにかわいかったのに、こんなキモい中年になるなんて」「リアルで最高!」といった賛否両論と共に拡散されている。

 今回の写真は、『ホーム・アローン』でケビンが家にいるのは自分1人だけと気づき、大量のケーキを食べながら、母親から観賞を禁じられていたギャング映画を見るというシーンを元に、「おっさんのケビンだったら……」と再現したもののよう。

 マコーレーは、昨年末に「大人になったケビンがGoogleアシスタントを活用しながら再び“ホーム・アローン”状態を楽しむ」という内容のGoogleのCMに主演。「ジャンクフードを食べながらギャング映画を見ている」シーンも登場したのだが、その際の服装は清楚で、表情もにこやか。食べているのは特盛アイスクリームと普通のものだった。このCMを見て喜んでいた人たちにとって、今回の写真はかなりショッキングなもので、「マカリスター家(ケビンのファミリー)は、ここまで落ちぶれたのか」「ホワイトトラッシュ(白人貧困層)感があふれていて、生々しい」と嘆いている。

 ちなみにマコーレーは4年前にも、YouTubeのミニコメディ『:DRYVRS』のエピソード1「Just Me In The House By Myself(この家にいるのは自分だけ)」で、大人になったケビンを熱演。これは、「8歳のクリマスに、広い家にたった1人置き去りにされ、サイコパスな2人組の泥棒と闘わなければならなかった」ことがトラウマとなり、“情緒不安定で闇を抱えた大人”になったという設定で、外見も小汚かった。このミニコメディを覚えていた人たちは、今回マコーレーが投稿した写真を見て、「情緒不安定なケビンと通じるものがあって最高!」「中年太りし始めた感じに親しみが持てる」と大喜びしている。

 この写真を投稿後、マコーレーは「ヘイ、ディズニー! 電話くれよ!」と“営業”ツイートもしており、「マコーレー主演で、おじさんになったケビンの『ホーム・アローン』だったら絶対に見る!」「リブートに出演するのかな? めちゃくちゃ楽しみ!」とファンは大盛り上がりしている。

 『ホーム・アローン』のリメイクは失敗するに決まっている、という暗いムードを一瞬にして消したマコーレー。まだリメイク版のキャスティグは決まっていないとのことなので、彼の“営業”にディズニーがどう反応するのか、熱い注目が集まっている。

『Mステ』の観覧条件はなぜ“女性限定”なのか? RADWIMPS野田洋次郎「不思議だな」

 9日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系、以下『Mステ』)に出演予定のRADWIMPS・野田洋次郎が、同番組の観覧条件に疑問を呈した。

 野田洋次郎は6日、自身のTwitterで<今日はMステのリハをしてきました。楽しみが何倍にもなった。楽しみに待っていてください>と投稿したところ、あるユーザーから<男子も応募させて欲しかった。。。>とのリプライがあった。

 野田は、このリプライを引用ツイートするかたちで、<ねっ、色々質問もらいましたが一般観覧は“女性だけ”みたいです。今の時代に少し不思議だなと思いつつ、そういうルールみたいなのですいません。男子諸君に向けてももちろん全力で歌う>と投稿。彼自身も、Mステの観覧者が女性に限定されていることに違和感を持っているようだ。

 『ミュージックステーション』の観覧は、テレビ朝日の番組公式サイトではなく、出演アーティストのオフィシャルサイトやファンクラブサイトにて募集するスタイルが定着している。日本のアーティストの場合、ファンクラブ会員限定と定められている傾向が強く、最近は公式Twitterやブログで募集を告知することも多い。応募可能な期間は総じて短く、告知されるのは本番のほんの数日前だ。

 RADWIMPSの観覧がそうだったように、多くのアーティストで観覧者は「女性」に限定されている場合が多い。たとえば、2017年1月に西野カナが出演するにあたっては「高校生以上の女性の方」、2018年5月にAKB48が出演するにあたっては「女性限定となります」と、定められていた。また、数年前までは「16~25歳」という年齢制限が課せられていることも少なくなかったという。

 12月の特番『ミュージックステーションスーパーライブ』の観覧も例外ではない。2012年の『ミュージックステーションスーパーライブ』の観覧は、番組観覧者募集を受け付けるwebサービスのサイト「CLAP&WALK」で募集をかけられたが、応募要項には「18歳~25歳」「女性のみ」「選考用の写真が無い場合は受付対象になりません」とあった。

 なぜ年齢制限が設けてあったり、“女性”に限定されていたりするのか。ネット上では数年前から疑問の声が上がっているが、番組は理由を説明していない。当然、どんなアーティストにも男女のファンがおり、どのファンも平等に観覧する権利があってよいはずだろう。

 テレビ朝日の視聴者センターに問い合わせてみたところ、「資料がないので、回答はしかねますが、そのようなご意見があることは番組にお伝えします」「回答が欲しい場合は、お問い合わせフォームか、手紙でお願いします。ただし、返事があるかどうかの確約はできません」とのことだった。お問い合わせフォームからも質問を送ったが、9日現在、回答は返ってきていない。

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なぜ兵士は慰安所に並んだのか、なぜ男性は「慰安婦」問題に過剰反応をするのか――戦前から現代まで男性を縛る“有害な男らしさ”

 【特集「慰安婦」問題を考える】第1回では、「慰安婦」問題について国際的に非難されているポイントや日韓対立の本質に迫った。第2回では、「慰安婦」問題の“加害者”である日本軍兵士に目を向けてみたい。家族のためにと戦地に赴き、時間があれば親やきょうだいに向けて手紙を書いていた“善良な市民”である彼らは、なぜ慰安所に並び、敵地で女性をレイプしたのか? 慰安所に並んだ兵士と、並ばなかった兵士の分岐点は何か。『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(岩波書店)の編著者の一人で、同書の中で「兵士と男性性」を記した女性史・ジェンダー研究家の平井和子氏に話を聞いた。

【特集】「慰安婦」問題を考える第1回 今さら聞けない「慰安婦」問題の基本を研究者に聞く――なぜ何度も「謝罪」しているのに火種となるのか

――平井さんは大学で講義をされていますが、「慰安婦」問題の受け止め方にジェンダー差はありますか?

平井和子氏(以下、平井氏) 私が初めて大学で「慰安婦」問題 について話をしたのは、1991年に金学順さんが「慰安婦」だったと名乗り出て運動の機運が上がった90年代、静岡大学でのことでした。40人ほどの教室に入った途端にびっくりしたんですけれども、いつもはごちゃごちゃに座っているのに、その時だけは男女でくっきり分かれて座っていたのです。学生も緊張していたんでしょうね。慰安所の実態について話していくうちに、女子学生は身を乗り出して「女性への人権侵害だ」という怒りを示すんです。男子学生は、兵士と自分自身に重なる思いがあるのでしょうか、身の置き場がないという感じで、どんどん小さくなっていく。途中から、私も男子学生を責めているわけではないのに、何か申し訳ないような気分になって、女子学生側の方ばかり向いて講義をしたという忘れられない思い出があります。でもそれは、素直な愛すべき学生たちだったと思うんです。

――というのは?

平井氏 2010年代に入ってくると、自分の中にある男性性と切り離し、「戦争のせいだ」「今はもう徴兵制がないし、想像ができない」という男子学生も増えてきます。戦後60年、70年経つと、「慰安婦」問題は過去の歴史の一項目になってしまう。一方、女子学生は、変わりなく自分の痛みのように受け止めています。時代によって学生の受け止め方は変化し、性別でも違うなぁと思います。

――私自身、90年代後半に大学生活を送っていましたが、周囲の男子学生が『新・ゴーマニズム宣言』(小林よしのり、※1)を読んで「慰安婦」をおとしめたり、今でいう歴史修正主義的な発言が聞こえ始めたりと、大きなうねりが生まれつつある時代でした。なにがそういった流れの要因だと思われますか?

平井氏 男女共同参画やフェミニズムへのバックラッシュが始まった時代ですね(※2)。バブル崩壊後の経済の低成長によって、男性にも非正規雇用や格差が広がりました。そのような中、従来の男性としての特権が崩れることに対して漠然とした「不安・怒り・抑うつ」などが累積して、被害者として名乗り出た女性たちをバッシングする、いわば過剰防衛のような現象ではないでしょうか。女性専用車両に対して「男性差別だ」と逆襲してくる男性がいるでしょう? それと根はつながっているような気がします。あるいは、小林よしのりさんの「慰安婦」バッシングにも感じるのですが、“レイプ被害女性には、恥じ入って永遠に口を閉ざしていてほしい”という男性中心的な「願望」の裏返しかも。

――そういった“怒り”を強めると、「慰安婦」問題否定派や右派の意見に流されてしまう可能性が高いのではないでしょうか?

平井氏 はい。新自由主義の競争社会の中で、孤立感や帰属意識の希薄化が進んで、保守派が唱える家族・郷土・国家などの共同体幻想へ飛びつきたくなるのでしょう。「あの戦争は祖国防衛のために悪くなかった」「『慰安婦』は『金を稼いだ売春婦』で、日本兵は悪くなかった」という右派の流す言説に煽動され、ウェブ上で簡単にプチナショナリズムに染まっていくのでしょう。

(※1)小林よしのり氏が社会問題・政治問題を取り上げたコミックエッセイ。さまざまな火種をはらんでいたが、ことに太平洋戦争の歴史認識においては右派寄りの主張を続け、のちの「ネトウヨ」誕生の大きな源流になったともいわれる。

(※2)ジェンダー主流化の動きに反対する流れ、動き。日本では1990年代~2000年代前半が特に顕著だといわれている。バックラッシュに関しては、『Q&A 男女共同参画/ジェンダーフリー・バッシング―バックラッシュへの徹底反論』(日本女性学会ジェンダー研究会編、明石書店)が参考になる。

――13年5月の当時大阪市長だった橋下徹氏の「慰安所は必要だった」といういわゆる「橋下発言」(※3)も国内でも反発はありましたが、海外からほどの厳しい目は向けられませんでした。一定層が「納得」したからではないかと危惧していますが、「橋下発言」の危険性を改めて教えてください。

平井氏 「橋下発言」の前から、一般社会でも、年配の女性にも「慰安所は必要悪」という発想はありました。彼はそれを公言したにすぎない。“レイプは性欲が原因であり、男性の性欲というものは解消しなければ暴走する”という「レイプの性欲起源説」「男性神話」を信じる土壌はありましたし、今でもあると思う。まず、個々の兵士の性欲とレイプや慰安所の利用は関係ないことを、ここではっきりと言っておきたいと思います。それは後で述べる、戦争や軍隊が必要とする「男らしさ」と関係があります。

 次に、「橋下発言」で重要なポイントは、彼は「世界各国のどの軍隊も女性の性を利用してきた。日本だけがsex slaves、sex slaveryと言われて、批判されるのはアンフェアだ」という旨の発言をした。それは一面では、正しい。他国の軍隊も、戦時下では性暴力や売春宿を利用してきました。正義の戦いといわれる「ノルマンディー上陸作戦」(※4)後のフランスでも、米軍は大量のレイプや買春をしています。 韓国軍も、朝鮮戦争のときに国連軍向けの慰安所を作った。橋下氏の「各国どの軍隊もやってる」というのは、その通りなんですよ。だからこそ、「なぜ日本だけが責められるんだ」と戦争犯罪の相対化をするのではなく、世界中で取り組むべき共通課題にしなければならないと思います。その動きはグローバル社会でできつつあり、紛争下の性暴力を戦争犯罪として裁くICC(国際刑事裁判所)が発足しました。橋下さんはそのような世界史的潮流をご存じないようで残念です。

 先ほど話に出た『新・ゴーマニズム宣言』では、「慰安婦」問題に関して、「祖国のため 子孫のため 戦った男たちの性欲を許せ!」と描かれている。橋下さんや小林さんのように、“兵士個人が性欲を持ち、その解消のためには慰安所が必要”と、慰安所設置の根拠を個人の性欲にしてしまうと本質が見えない。兵士を慰安所に並ぶよう誘導した軍による兵士の性的コントロールこそが問題なのです。

――軍の性的コントロールと構造について、具体的に教えてください。

平井氏 まず各国の軍隊共通のメカニズムとして押さえておきたいこと、これはスーザン・ブラウンミラーというフェミニスト/ジャーナリストが言っていることですが、強制売春宿や戦場レイプは「戦術」という意味を持つということ。例えば第二次世界大戦中、ドイツ軍が大量のソ連女性を強姦しているのですが、それはナチスの恐怖作戦の一環。逆に大戦末期にソ連軍がベルリンに侵攻した際に、大量レイプ事件が発生しますが、それは「報復」です。日中戦争で日本軍が抗日ゲリラ地区で行った「三光作戦」(焼光・殺光・槍光=焼き尽くし、殺し尽くし、奪い尽くす)でも、それに付随して、討伐時に逃げ遅れた女性たちを一定期間監禁し性暴力を振るうという「レイプセンター」のような「慰安所」が作られました。

――それらの戦術は、家父長制社会でいうところの「女性は男性の所有物だ」という考え方から生まれたものですか?

平井氏 そうです。女性はその国の男性のものなので、妻や娘がレイプされることは「自分たちの女を守れなかった」という、敗者の男性にとって最大の恥辱。武器を使わずに最大限に相手を攻撃することが可能で、勝者側の優位性や支配を敗者の目に焼き付けるための戦術のひとつだということです。

(※3)5月13日午前に大阪市役所で記者団に対し、「あれだけ銃弾の雨嵐のごとく飛び交う中で、命かけてそこを走っていくときに、そりゃ精神的に高ぶっている集団、やっぱりどこかで休息じゃないけども、そういうことをさせてあげようと思ったら、慰安婦制度ってのは必要だということは誰だってわかるわけです」と話し、同日夕方には「僕は沖縄の海兵隊、普天間(基地)に行った時に司令官の方にもっと風俗業活用してほしいって言ったんですよ。そしたら司令官はもう凍り付いたように、苦笑いになってしまって」と発言。その後、内外からの反発を考慮してか、26日には「私の認識と見解」を公表し、「戦場において、世界各国の兵士が女性を性の対象として利用してきたことは厳然たる歴史的事実です」「日本は自らの過去の過ちを直視し、決して正当化してはならないことを大前提としつつ、世界各国もsex slaves、sex slaveryというレッテルを貼って日本だけを非難することで終わってはならないということです」と、日本以外にも「慰安所」に似たシステムがあったと強く訴えた。

(※4)1944年に行われた、ナチス・ドイツ占領下にあったフランスを解放するための連合国軍による軍事作戦。

――2点目は?

平井氏 慰安所の利用やレイプは、弱者(女性)への攻撃を通じて連帯する「戦士兄弟たちの儀式」「男同士の絆の確認」ということです。「ホモソーシャルな同調意識」というべきでしょうか。実際に戦地に行った故・曽根一夫さんという方が『続私記南京虐殺―戦史にのらない戦争の話』(彩流社)という本で、初めて強姦したときのことを書いています。自分では強姦することに躊躇してるんだけれども、周りの兵士から「まだようせんのか?」と言われたので、「男としての虚勢を張り」強姦をしたのだと。慰安所に行かなかったりレイプに参加しなかったりすると、「腰抜け」「男じゃない」というレッテルを貼られる。明治以降、徴兵制度が敷かれる中で、男性たちは徴兵検査によりランキングされてきました。その中で「戦闘の力の強い男ほど、優秀な男」と、「男らしさ」を内面化していく。軍において、「腰抜け」は最大の恥辱になります。

 これが軍隊が作る性暴力のメカニズムで、近代的な軍隊の指揮者たちは兵士の性的欲求を戦闘行為に誘導し、利用してきたのです。新兵は、訓練を通して、戦闘能力と「男らしさ」を身につけ、精神的・身体的にタフで攻撃的であるかを競わされ、それにより出世する。このような「男らしさ」と性暴力が結び付けられている構造を理解しないと、「個人の性欲」に矮小化されてしまう。

――各国共通に戦時下の性暴力メカニズムがあることは理解できましたが、日本軍による慰安所設置やレイプの規模の大きさはほかに類を見ません。日本軍の固有の問題は?

平井氏 アジア太平洋戦争が無謀な侵略戦争であり、それがゆえに兵士が人権的観点から見てものすごく軽く扱われているということです。戦況が厳しくなるにつれて、食料や物資などの補給路がなくなるので、「現地自活」と言われる。「現地自活」と聞こえはいいですが、要は中国など戦地国の民衆から略奪しろということで、そこには女性の略奪まで含まれる。

――総力戦になるにつれ、「馬よりも兵士の命の扱いが軽くなっていった」という指摘もありますね。

平井氏 そうです。通常、軍隊には物資を運んでくれる輜重(しちょう)部隊がいるのですが、日本軍の場合は自分たちで体重の半分ほどの荷物を持って延々と行軍させられる。一度召集されると、そのまま戦地で何年も留め置かれる。米軍だと、半年招集されると、半年は後方部隊に回してもらったり国に帰してもらったりする。特別サービス班が同行して、レクリエーションとかスポーツを企画し、精神的に休憩させます。それに対し、日本軍は常に前線を転戦し、休暇がない。たまに慰問団が来るぐらいで、そんな中、「殺伐たる気風を和らげるため」に設けられたのが慰安所なんです。アジア太平洋戦争は、兵士にとって大義名分が理解できない戦争。「東洋平和のため」「聖戦」と言われてましたけど、前述の曽根さんは「やっていることは略奪行為」と書いていました。戦争の目的が示されないままに理不尽な命令をされ、前線に張り付かされている。戦争への疑問がムクムクと湧き、上官への不満も募る。そんな兵士たちに唯一与えられたガス抜きが「慰安所」だった。

――本来は現地での強姦事件を抑止するために設置された「慰安所」ですが、まったく強姦が減らなかったという事実にも驚きました。

平井氏 「慰安婦」に対価を払う慰安所が設置されたことで、兵士たちは「軍が買春を公認した」と思い、それなら「タダでやれる買春」(レイプ)もやっていいだろうと、かえってレイプ事件が増加したと言われています。慰安所は、強姦の歯止めにはならなかった。

――南京事件では、強姦のみならず、猟奇的な性暴力や殺害も見られたといわれていますが、そこまで暴力性が増した原因なんだったと思われますか?

平井氏 猟奇的な性暴力は南京だけでなく、三光作戦などを通じて中国全土で恒常的に行われました。『戦争における「人殺し」の心理学』(筑摩書房)という本を書いたデーヴ・グロスマンは、殺人とセックスの結びつきやすさについて、「性器(ペニス)を犠牲者の体内に深く突き通すことと、武器(銃剣やナイフ)を犠牲者の体内に深く突き通すこと」は、「征服行為」であり「象徴的な破壊行為」であると言っています。

――『新・ゴーマニズム宣言』では「最後に女と経験して死を覚悟した者だっていただろう」と描かれていますし、「死を前にすると性欲が高まる」という男性神話が信じられていますが、兵士の回想録の中では、「引き揚げ船の中では縮こまった性器を見せ合い、性的に不能になったかと不安がっていた男たちが、本土が見えて身の安全が保障されてようやく性欲が出てきた」などと書かれています。また『戦争と性暴力の~』により、「慰安所に並ばなかった兵士」の具体例も初めて知りました。

平井氏 行かなかった理由は、「妻に申し訳ない」「将来の妻に申し訳ない」といったロマンティックな性道徳規範を持った人、「慰安婦」に対する嫌悪感を持っていた人、慰安所に並んでいる兵士たちを見て幻滅した人などさまざまです。意外だったのは、慰安所の設置自体を「兵隊を見くびっていると思った」と指摘した人。軍による性的コントロールを見抜いたんでしょうね。それと数は少ないんですけども、「女性の人権が軽視されている」と思った人。「兵士は銃剣を持っていたから、有無を言わさない存在であり、女たちはその銃剣におびえていたはずだ」と、兵士と「慰安婦」の間の非対称な権力関係を見抜いていた兵士もいます。

 私が好きなのは、『戦争と性暴力の~』にも書いた久田次郎さん。徴兵制度や軍隊になじめなかった人です。中国の野戦に4年間いても慰安所には行かず、休日は食堂でライスカレーを食べに行く方が楽しかったとおっしゃっていました。軍隊が求める「男らしさ」から降りて、仲間からは変わり者扱いをされていたそうです。生前、静岡大学で彼に話をしてもらったときに、「私は腰抜けの兵隊でありました」とにっこり笑われていたのが、すごく素敵でした。「腰抜け」と言われても淡々と受け入れる、そういう「男らしさ」から降りた人がいたことは覚えておきたいです。

――『戦争と性暴力の~』の中では、初年兵は「性欲には無関心であった」「全くそんな欲望を持つ暇などなかった」と書かれていますね 。

平井氏 毎日の訓練で疲れ、非人道的な扱いにストレスがあったのでしょう。それに初年兵の「慰安所」行きは古参兵たちによって抑圧されていました。慰安所に「行った/行かなかった」を分けるものは、「性欲」だけではなく、軍隊内での階層も関係しています。

――初年兵に対する非人道的な扱いというのは、具体的にはどういったものなのでしょうか?

平井氏 私的制裁、ビンタです。「靴ひもがみんなと同じように結べてない」「服が畳めていない」とか、難癖をつけては古参兵が次々殴っていく。どの国の軍も初年兵を殺人マシンになるように調教していくわけですが、日本軍の場合は精神的なもの(根性を入れるとか)が伝統的な慣行になっています。兵隊の回想録を読んでいると、ビンタへの恨みが満載です。彼らの鬱憤を晴らす対象が、戦場で一番弱い者へ向けられた。曽根さんは、それが中国の農村の人たちだったと書いています。抑圧移譲といって、いじめと同じ構造です。

 さっきの質問にあった猟奇的な性暴力について、曽根さんが書かれていたことを思い出しました。戦友の中に一人、ものすごい弱虫の兵隊がいたそう。軍隊の中では、そういった兵隊はいじめの対象になります。そんな彼が戦場で、中国人のお母さんと息子に性行為させるということを思いつき、手を打ちながらその様子を喜んで見ていたのだとか。軍隊でいじめられていた者が、戦場で一番弱い者を見つけて、猟奇的な性暴力を仕掛けて得意そうにしていた。それは初年兵いじめによる抑圧移譲が、猟奇的な性暴力となったものと見ることができるかもしれないですね。

 曽根さんがその人と40年ぶりくらいに戦友会で再会したら、好々爺になっていたそう。曽根さんの本には「彼の奥さんは、彼のそういう面は知らない。知っているのは戦友だけである」と書いてあります。私たち研究者が聞き取りに行っても、きっと元兵士たちは本当のことは言わない。戦友会のホモソーシャルな仲間内だけで話しているんだろうなと思います。ビルマ戦の戦友会に入って聞き取りをされている遠藤美幸さん(『「戦場体験」を受け継ぐということ』高文研)は、よくやられているなと思いますが、やはり外部の人間では限界があると思ってしまいます。

――実は私の祖父も、兵士として中国に送られています。戦後、年に1回は孫たちに戦争の悲惨さを伝えようと機会を設けていましたが、戦友の話や彼らとの交流、どう食べ物を確保したかといった話にとどまり、彼自身どうしても核心に触れられないまま亡くなりました。南京事件や「慰安婦」問題の実情を知ると、祖父や日本兵をどういったまなざしで見ればいいのか悩んでいます。これは長年の個人的な煩悶であるとともに、戦争を知らない世代の普遍的な問題でもあると思います。

平井氏 個人を断罪することは、歴史をやる者はやってはいけないと思っています。ただ、お気持ちはよくわかります。

 大学の授業でも、戦時性暴力を兵士の個人的なセクシュアリティ問題だけとして受け止められないように、彼らが追い込まれていく構造の問題として話すようにしています。すると学生たちは、「戦争が悪い」「兵士も被害者なんですね」と安心するんですよ。でも、そこで止まってはいけない。やはり直接、性暴力を振るったのは兵士たちです。彼らの加害責任を免除してはいけない。と思いつつ、私も元兵士にインタビューすると、彼らの置かれていた厳しい状況につい同情心を抱きます。

 徴兵制度そのものが人権侵害なのです。有無を言わさず戦場に連れて行き、「人殺しをしないと優秀な兵士とはいえない」という環境に置かれる。軍隊は起床から就寝までずっと集団行動で、号令ひとつで一斉に行動する全制的施設です。空間的にも時間的にも自由がない。そうすると、外出だけが自由なのです。慰安所の女性たちの証言にもありますが、少なくない兵士が性行為をせずに、そこで寝転んだり、本を読んだり、家族に手紙を書いたりしていた、と。唯一自由になれる空間として慰安所があったんですね。回想録で、慰安所に行くことを「軍紀の縄が解かれる」と書いた兵士の表現がすごく胸に迫ってきました。だから、兵士の置かれた非人道的な状況を理解すべきだと思います。

――簡単に善悪を結論づけずに、苦しくても考え続けることが、戦争を知らない世代に託された課題かもしれません。

平井氏 簡単に白黒つけられないこと、前世代が残した不都合な史実にも向き合い続けることは、苦しくても、次世代に平和を引き継いでゆくための知的営みだと思います。今後、安保関連法の新たな枠組みの中で、自衛隊が米軍と一緒に戦争に行くことになるかもしれない。自衛官に慰安を与えるという名目で、「慰安婦」制度が再生産されるという悪夢が繰り返されないようにするためにも、軍隊がどれだけ非人道的なものであるか、「慰安婦」たちや日本軍兵士の証言から学ぶべきことは多いですね。慰安所に行った兵士の背後にある軍隊や戦争の持つ構造的暴力を見つめ続けることが必要だと思います。それに、徴兵制はなくなったとはいえ、戦後も「企業戦士」「男は働いて妻子を養うもの」という「男らしさモデル」は、引き続き男性自身や日本社会を縛っているように思います。

 それに、スウェーデンは、2018年、徴兵制復活に際して、対象を男女平等にしました。世界で最も女性兵士の比率が高いのはアメリカですが、日本の自衛隊の女性割合も6.5%を超えました。「戦闘も男女共同参画で」という流れが進んでいます。戦争と性暴力の問題も、新たな枠組みの中で考えなければならない段階に入っていると思います。

平井和子(ひらい・かずこ)

女性史・ジェンダー研究家。専門は、近現代女性史、ジェンダー史。『日本占領とジェンダー 米軍・売買春と日本女性たち』(有志舎)で2014年度山川菊栄賞を受賞。

(取材・文=小島かほり)

浜崎あゆみの暴露本、”M”のイニシャルを持つあの元カレが一丁噛みも……衝撃の結果に

 浜崎あゆみが8月1日、事実に基づいたフィクションとして『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)を発売し、世間を騒がせている。

 そんな中、一時は時の人となったあの人が、「買おうかな」とつぶやいていた。

「2012年頃、浜崎あゆみの交際相手として話題になった、ダンサーの内山麿我です。書籍が発売となった1日、自身のブログを更新し、『すげー、色んな人からライン来てます。何やら書籍が出るんだね、素直に興味あるなー』と、浜崎あゆみの本を匂わせるような投稿をしていました」(芸能記者)

 確かに内山麿我のイニシャルも、本のタイトルと同じ“M”とすることができるが……。

「しかし、以前は妻と浜崎のライブに出かけたなど、過去の栄光を掘り起こすと、あゆのファンからバッシングが相次ぎ、ブログが炎上する騒ぎとなりましたが、今回の投稿ではコメントは数件と衝撃の結果に。全く話題となりませんでした」(前出・記者)

 この流れに乗ってか、突然、ブログを鬼のように更新し始めた内山だが、ほとんど話題になっていない。いつまで“あゆブランド”にすがりつくのか。

『Iターン』救いのなかったムロツヨシに初めて見えた光明 ”牧歌的ヤクザ”古田新太と信頼関係芽生える

 8月2日に放送された『Iターン』(テレビ東京系)の第4話。ドツボ続きでまったく救いのなかった主役・ムロツヨシに、初めて光明らしきものが現れた回だった。同時に、ムロ自身にもひそかなキャラ変が起こり始めている。

第4話あらすじ トイレ中に白い粉を見つけるムロツヨシ

 岩切猛(古田新太)に命じられ、借金返済のため、土沼昭吉(笹野高史)と組んでキックバックを受け取った狛江光雄(ムロツヨシ)。そのお金は岩切への返済に充てる予定だったが、待ち伏せしていた闇金北島(アントニー)に奪われてしまう。無一文になった狛江は竜崎剣司(田中圭)からの甘い誘いを思い出し、竜崎組から500万円を借りることにした。

 岩切が待ち合わせ場所に指定するホルモン店へ着いた狛江は、店に入る直前、竜崎組組員から500万円が入ったバッグを渡された。店内で岩切を待っていると、狛江はおなかの具合が悪くなり、バッグを持ってトイレに向かう。そこでバッグの中を見ると、なぜか白い粉を発見! その後、岩切がホルモン店に到着すると刑事の城島豊(河原雅彦)が現れ、岩切と狛江の持ち物検査をし始める。刑事たちの目が岩切に向いている間、狛江は白い粉を烏龍茶に入れ、グイッと飲み干すことで事なきを得た。竜崎と城島は裏でつながっており、狛江に渡したバッグに白い粉を忍ばして岩切をハメようとしていたのだ。

土地ころがしで大金をつかむ経済ヤクザ VS 内職で折り鶴を作る牧歌的ヤクザ

 古田が仕切る岩切組と田中が仕切る竜崎組の違いが次第に鮮明になってきた。岩切組の組員たちはコワモテだけど、なんかかわいいのだ。かごに造花や折り鶴を積み、仲間と作品を褒め合いながら自転車を漕ぐ光景。土地ころがしで大金を動かす竜崎組とのコントラストはくっきりだ。トップに立つ者のポリシーや倫理観によって、同じヤクザでもまったく違う組織になってしまうということ。

 ヤクザのなんたるかがまったくわからず、事あるごとに慌てふためくムロに決してキレず、敬いながら指導する組員・桜井勇一(毎熊克哉)。ほかの組員から八つ当たりされるムロを献身的にかばう彼は重要人物だ。岩切組にはどこか牧歌的な雰囲気が漂っている。

 彼らに比べれば、意図的な誤植やキックバックを喜々として行う笹野高史のほうがよっぽど怖い。笹野は内職なんかしないだろうし。

 ホルモン店でのすったもんだは、原作小説でもかなり印象的なシーンだった。ここでの流れをムロは好演している。

 竜崎組から借りた金を大事に抱え、トイレでうんこするムロ。出し終わった後、尻を拭こうとしたのに紙がない! 迷った挙げ句、ムロは「1枚くらいいいですよね」と1万円札で拭こうとするのだ。明らかにムロは正気を失っている。普通なら自分のパンツや靴下、もしくはトイレットペーパーの芯を使うなど、もっとマシな手が思い浮かびそうなもの。テンパった人間が陥る判断力の欠如を彼はうまく表現している。

 すると、バッグの中から幸か不幸かムロは白い粉を発見してしまう。トイレの個室で繰り広げられる出来事がジェットコースターすぎて、さすがにかわいそうになってきた。しかも、竜崎組が用意したのは万札ではなく、ただのペラペラの紙だったし。ハメる気まんまん!

 古田がムロからバッグをぶん取ると、客を装っていた刑事たちが古田の身体検査をし始めた。ヤバイと思ったムロは、一か八か白い粉を烏龍茶に入れてグイッと飲み干す。これが、結果的に古田を救う形になった。

古田「そうかあ~。お前、ワシを守ろうとしたのか」

ムロ「そうですよ! 僕は組長を守ろうとしたんですよ!」

古田「お前の中に、まだそんな男気があったとはな。その目を忘れんな。人間、目が腐ったら終わりやからのう」

 前回までは窮地になっても人に責任をなすり付けようとし、さらにドツボにハマるという負のループから抜け出せなかったムロ。しかし、今回は自らの判断で行動。結果、ギリギリで最悪の事態を免れることができた。ラッキーパンチが奇跡的にヒットし、ピンチをチャンスにしてみせた! まさに、自分で自分の尻を拭ったのだ。さらに、古田との間に信頼関係らしきものまで芽生えている。このドラマが始まって4話目で、初めて見えた光明だ。ただし、竜崎組との対立は決定的なものとなったが……。

田中「あのガキィ……!」

 裏では警察ともつながる田中圭陣営 VS 古田&ムロ陣営という構図がようやくはっきりした今回。そうでなくては、ムロと古田が並んで波打ち際を歩く牧歌的なエンディングもしっくりこないというもの。

 原作小説を参考にすると、『Iターン』はここからだんだん面白くなっていく。

(文=寺西ジャジューカ)