テレ東『ワールドビジネスサテライト(WBS)』MCの座を大江麻理子アナに奪われた小谷真生子アナが画面から消える!

 かつて、テレビ東京系の経済ニュース番組『ワールドビジネスサテライト』のメインキャスターとして、中高年ビジネスマンに絶大な人気を誇っていた小谷真生子アナが、ついにテレ東系列の画面から消えることがわかった。

 小谷アナは2014年3月末から、BSテレビ東京(旧BSジャパン)『BSニュース 日経プラス10』のMCを務めていたが、3月末で降板。後任には、これまで『Mプラス11』『NEWS ZONE』『日経マーケットアイ』『日経朝とく』『日経モーニングプラス』など、テレ東、BSテレ東、日経CNBC(CS放送)の数々の番組でキャスターを務めてきた榎戸教子アナが起用される。

 日本航空のCAだった経歴をもつ小谷アナは、NHKでキャスターデビュー。久米宏がメインキャスターを務めていた『ニュースステーション』(テレビ朝日系)などを担当した後、1998年4月より、『WBS』のMCに就任。以降、16年にわたって同番組を仕切った。持ち前の美貌に加え、経済の知識も豊富なことから、中高年ビジネスマンから熱い支持を受けていた。

 ところが、テレ東のエース女子アナ・大江麻理子が米ニューヨーク赴任を終え帰国すると、その座を大江アナに譲ることになり、14年3月末より、『日経プラス10』に異動していた。

 テレ東によれば、同局が降板させたわけではなく、米国にも拠点を置く小谷アナが「自身のビジネスに力を入れたい」として、自ら身を引いたと説明。

「地上波、BSでトータル21年にわたって、テレ東の経済番組を引っ張ってきた小谷アナの貢献度は大。その存在がなければ、『WBS』も継続できなかったかもしれません。BSに移る際は、ギャラもダウンしますし、じくじたる思いがあったようですが、フリーである以上、局の決定にはあらがえません。ファンにとっては、降板はショックでしょうが、小谷アナは3月でもう54歳。『日経プラス10』を引き継ぐ榎戸アナは、一回り以上年下の41歳。小谷アナとはちょっとタイプの違うエキゾチック系美人で、テレ東系の経済情報番組を見ている人にとっては、おなじみの存在。そろそろ若返りを図る必要もあるでしょう」(女子アナウオッチャー)

 同局によると、小谷アナは今後、特番などに出演する機会があるというが、長年番組を見続けてきたファンにとっては、悲しいお別れの春になりそうだ。
(文=田中七男)

小室佳代さんは日本一の非常識母さん? 巧みに誘導された世論

 秋篠宮家の長女・眞子さま(27)との婚約が延期になっている小室圭さん(27)について、今週も各週刊誌は動向を伝えている。婚約会見が2017年9月。その直後である同年12月から、母親の佳代さん(52)と元婚約者の男性A氏との間の金銭トラブルが週刊誌で報じられた。翌年2月には宮内庁が婚約延期を発表。そこから1年が経った。

 小室さんは秋篠宮さまにこの金銭トラブルについて問われ「借金ではなく贈与と認識しています」とお答えになったといわれている。またA氏は婚約期間中の佳代さんとのメールも公開しているが、そこには「お借りしてもよいでしょうか」との文面があり、佳代さん側には借金との認識があったはずだ、とA氏は主張している。

 贈与か借金か、佳代さんとAさんの主張はどこまでも平行線で、ゆえに週刊誌報道も、お二人の婚約について何かしら決着がつくまで追い続ける。

「前例のない待遇」と「脱税疑惑」に焦点
 今週は小室さんが留学中の米国ニューヨーク・フォーダム大学のロースクールでの動きを「週刊新潮」(新潮社)が報じたが、それによれば小室さんは、米国での司法試験を前倒しで受ける可能性があるのだという。これ自体が異例のことだが、小室さんは留学時点から眞子さまとの婚約をアピールして新入生で一人だけしか選ばれない返済不要の奨学金を受けることになったという。「前例のない」待遇を受けているため、前倒しの可能性もなきにしもあらず、というのだ。

 同大学の司法試験合格率は80パーセントを超えているが、これは試験が簡単ということではなく、一流大学の学生がある程度勉強すれば受かる、というレベルの高いもの。試験に合格すれば米国にそのまま移住するのではないか、と記事にはある。

 一方、「女性セブン」(小学館)では「週刊文春」(文藝春秋)が先立って報じたコムロコインについてページを割いている。これは『フォーダム大ロースクールの2019年同期の友人一同』と名乗る設立者が、仮想コイン『コムロコイン』の出資を募るサイトが立ち上がったという騒動のことだ。ただ、このサイトには日本で報じられているように「佳代さんがA氏に借金をしている」などと英語で明記されているため、現地でも多くの人が小室さんの“正体”を知ることになる……と報じている。

 母・佳代さんについては時折、その動向が伝えられるが「女性自身」(光文社)では先週、佳代さんの脱税疑惑を報じていた。くだんの400万円(同誌は409万円と報じている)が佳代さんのいうように贈与であれば、贈与税の支払い対象となるため、これを行わなければ脱税となる、というのだ。時効は来年3月であり、納税にはまだ十分な時間があるが、この状況を税務署も認識しており近いうちに税務調査が入る可能性もある、という。

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小室サイドの主張が甚だしく非常識であると読めるよう巧みに構成
 各誌、記事の構成が巧みなことが共通している。文中には明記していないが全体を読むと、例えば直前に紹介した「女性自身」の記事であれば“佳代さんは脱税するかもしれない”というマイナスイメージを読者に与えることに成功している。これまでの他誌の報道でも、贈与であると主張している佳代さんサイド、借金であると主張しているA氏、いずれの言い分も盛り込みながら、やはり佳代さんサイドの主張が甚だしく非常識であると読めるように構成されている。

 佳代さんに至っては“失踪”等の報もあり、犯罪を犯したわけでもないのに犯罪者のような扱いだ。ここまでの報道で、皇室に直接直談判しようという動きを見せたり、皇室に出向き「贈与である」ことを主張するなどといった彼女の動向が細かく伝えられており、“失踪”の報道は佳代さんへの怪しいイメージをより増大させることに成功している。

 しかし立ち止まって考えてみれば、佳代さんは何も犯罪を犯しているわけではない。現時点で、皇室に直接直談判したわけでもない。先の記事にもあるように、実際に借金であるならばA氏が佳代さんを相手取り民事訴訟を起こせば良いのである。

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 だがA氏はそれをせず、あくまでも週刊誌を利用して世論に訴えかける。宙ぶらりんのままの状態を続けていることで、佳代さんの“怪しさ”寄りの報道は1年以上にわたり続けられ、彼女は一市民であるにもかかわらず、その名誉が大きく損なわれている状態だ。

一般社会では小室家のような家は珍しくはない
 仮に、小室さんのお相手が眞子さまではなく一般女性だと仮定して、この騒動を女性側から見てみると、どうか。「結婚しようと思っていた相手のお母さんが、その元カレとお金でトラブルを起こしている。そのうえ、息子にベッタリで母子密着状態(実際は親子には物理的に距離があるが)」……こんなケースは、かの発言小町では何も珍しくはない。むしろ妊娠中の夫の不倫や婚約相手の経歴詐称など、バラエティに富んだ相談が日々寄せられる発言小町内にこの相談があっても、可愛い方の部類だ。

「姉の婚約者とその母が非常識で困ってます」(妹がトピ主)
「娘の交際相手に口を出すべきでないのか」(母がトピ主)
「婚約者の母親が原因でマリッジブルー」(女性本人がトピ主)

 こんなトピで相談が寄せられてもおかしくない事案ではある。ちなみにこのトピのうち2つは実際に発言小町に存在する。

 コメントでは、こんな書き込みが多くなるだろう。

「お姉さまは少し盲目的になられているようです」
「本気で結婚するというのなら、距離を置いてみては?」
「今嘘をつく人は結婚しても同じですよ?」
「いくら大好きでも結婚はゴールでなく始まりです。結婚生活は大好きだけでは通用しません」

 この騒動は、皇室の問題になってしまったから、ことさらに小室家が非常識扱いされているが、一般社会では小室家のような家は珍しくはない。日本一の非常識お母さんのような報じられ方をしている佳代さんのような女性も、小町ではよく見かける。

 皇室に釣り合うか否か、という論点から見ればもちろんまた別の話になるが、この親子を叩き続ける報道を長期間見続けていると、まるでイジメのようにも見えてきてしまうのであった。

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アンチノミーを抱えたハリウッドの頑固オヤジ! クリント・イーストウッドが贖罪の旅『運び屋』

 ハリウッドが誇る大スターでありながら、名監督でもあり続けるクリント・イーストウッド。誰もが認める唯一無二の存在だ。イーストウッド自身による生前葬を思わせた主演&監督作『グラン・トリノ』(08)の後も、『インビクタス/負けざる者たち』(09)や『アメリカン・スナイパー』(14)などの力作、名作を監督し、精力的に活動を続けている。そんなイーストウッドが10年ぶりに主演&監督したのが、全米大ヒット作『運び屋』(原題『The Mule』)。88歳になるイーストウッドが実在した87歳の麻薬の運び屋を演じ、イーストウッドの映画人生と重なり合うロードムービーとなっている。

「今のハリウッドは若者向けの映画ばかりで、自分に合った作品がない」と『グラン・トリノ』以降は、イーストウッド作品を長年プロデュースしてきたロバート・ロレンツの監督デビュー作『人生の特等席』(12)に出演しただけで俳優業はリタイア状態だった。1930年生まれというイーストウッドの年齢を考えれば、年1本ペースで監督業を続けていることすら驚異だが、久々に俳優として興味を示したのが87歳のおじいちゃんが麻薬の運び屋をやっていたという雑誌記事だった。「この役を演じられるのは俺だ」と久々に主演&監督作を引き受けることになった。

 主人公のアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は地方都市で暮らす園芸家。特にデイリリーという手間の掛かる花を育てることに情熱を注いできた。品評会では多くの賞を受賞し、社交的な人柄で人気者だった。だが、外面のよさとは反対に、家庭を省みることはなかった。娘アイリス(アリソン・イーストウッド)の結婚式すら欠席し、妻のメアリー(ダイアン・ウィースト)とは離縁。さらにはネットビジネスの台頭で、アールは園芸場と家も失い、天涯孤独の身に。そんなとき、アールに怪しい儲け話が持ち掛けられる。

 アールは全米各地の品評会に参加してきたので、車の運転には自信がある。しかも違反ゼロ。そんなアールに目をつけたのがメキシコの麻薬カルテルだった。アールは言われるがまま、年代物のトラックに大きなバッグを載せ、指定された場所へと届ける。「見るな」と言われたバッグの中身は、キロ単位の大量の麻薬だ。警察もまさか80歳過ぎの老人が麻薬の運び屋だとは思わないだろうという麻薬カルテルの狙いだった。

 アールじいさんは朝鮮戦争に従軍した退役軍人なので肝っ玉が据わっている。レストランでのんびり休憩したり、タイヤがパンクして困っている家族を見つけては手助けしたりと、自由気まま。麻薬取締局のコリン捜査官(ブラッドリー・クーパー)が麻薬ルートを一網打尽にしようと網を張っているが、その網にアールはなかなか引っ掛からない。

 運び屋稼業で儲けたギャラで園芸場を取り戻しただけでなく、唯一アールのことを慕ってくれていた孫娘ジニー(タイッサ・ファーミガ)の結婚パーティーの費用を全額負担する。さらには閉鎖が決まっていた退役軍人クラブに大金を寄付するなどの大判振る舞い。義賊ロビンフッドになったような気分だった。男としての自信をすっかり取り戻し、宿泊先にセクシーな風俗嬢を2人も呼ぶほど。麻薬カルテルから派遣された若い監視役に「人生には遊びが必要だ」と説教を垂れるアールじいさんだった。

 旅する園芸家アールには実在のモデルがいるものの、イーストウッド自身の姿とダブッて映る。イーストウッドも映画づくりに情熱を注ぐことを優先して生きてきた。映画の仕事がないときは、趣味の音楽に時間を割いた。その分、家族と過ごす時間は少なく、離婚と再婚を重ねてきた。『アウトロー』(76)から『ダーティハリー4』(83)まで度々共演した女優ソンドラ・ロックとは長年ダブル不倫関係にあり、最後は慰謝料をめぐって泥沼裁判となった。映画人としての名声とは裏腹に、家庭人としてはダメダメな人生を歩んでいる。

 運び屋稼業で生活力を取り戻したアールじいさんは、これまで傷つけてきた別れた妻メアリーや顔を合わせようともしない娘アイリスに詫びを入れる。もちろん、運び屋をやっていることは内緒にして。結婚生活が実質10年しか保たなかった元妻メアリーは、アールに向かって囁く。「あなたは私にとって最愛の人。でも、あなたは私に最大の苦痛も与える」と。憎んでも憎みきれない人。それがアールであり、またイーストウッドでもある。

 イーストウッド監督作は、どれもストーリーは明瞭だが、テーマは深遠なものが多く、簡単には咀嚼することができない。イーストウッド監督作を観ながら思ったことは、この人はアンチノミー(自己矛盾)そのものを描いているのではないかということだ。

 イーストウッドが監督としての作家性を明確に発揮し始めたのは、『ホワイトハンター ブラックハート』(90)からだろう。ハリウッドの巨匠ジョン・ヒューストンをモデルにした主人公は人種差別を嫌うリベラリストでありながら、“地上で最も崇高な生き物”アフリカ象をハンティングすることに異常な執念を燃やす。『ミリオンダラー・ベイビー』(04)ではボクシングに生き甲斐を見い出したヒロインに、死の引導を渡す役割を演じた。

 実質的にイーストウッドが監督した犯罪サスペンス『タイトロープ』(84)も興味深い作品だった。風俗嬢を専門に狙う強姦殺人鬼の足取りを調べるうちに、刑事役のイーストウッドはアブノーマルなSM世界へとハマってしまう。犯罪者を追い詰める刑事の心の中にも、黒い影が蠢いていた。新人監督をクビにしてまで映画づくりにのめり込む父親の姿は、『タイトロープ』で親子共演していた少女時代のアリソン・イーストウッドの目にはどのように映っていたのだろうか。

 与えられ人生を、目の前に続く道を懸命に走れば走るほど、自分の生き方は矛盾をはらんでいることに気づくことになる。多くの人を楽しませるために映画づくりに励んできたイーストウッドだが、気がつけば身近な人たちを傷つけてしまっていた。別れ離れになっていた家族と復縁するためにアールじいさんは、せっせと麻薬を全米各地へとバラまき、多くのジャンキーを生み出すことになる。アールじいさんとイーストウッドは、表裏一体の関係ではないだろうか。

 どうすれば、このアンチノミーを解消することができるのだろうか。多分、この難解な方程式は死ぬまで解くことはできないと思う。それでも、その答えを求めてイーストウッドは旅を続ける。自分が抱え込んだアンチノミーとどう向き合うのか。それが生きるということなのかもしれない。

(文=長野辰次)

アンチノミーを抱えたハリウッドの頑固オヤジ! クリント・イーストウッドが贖罪の旅『運び屋』の画像4

『運び屋』
監督・製作/クリント・イーストウッド 脚本/ニック・シェンク
出演/クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィースト、アンディ・ガルシア、イグナシオ・セリッチオ、アリソン・イーストウッド、タイッサ・ファーミガ
配給/ワーナー・ブラザース映画 3月8日(金)より全国公開
(C)2018 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
http://wwws.warnerbros.co.jp/hakobiyamovie

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アンチノミーを抱えたハリウッドの頑固オヤジ! クリント・イーストウッドが贖罪の旅『運び屋』

 ハリウッドが誇る大スターでありながら、名監督でもあり続けるクリント・イーストウッド。誰もが認める唯一無二の存在だ。イーストウッド自身による生前葬を思わせた主演&監督作『グラン・トリノ』(08)の後も、『インビクタス/負けざる者たち』(09)や『アメリカン・スナイパー』(14)などの力作、名作を監督し、精力的に活動を続けている。そんなイーストウッドが10年ぶりに主演&監督したのが、全米大ヒット作『運び屋』(原題『The Mule』)。88歳になるイーストウッドが実在した87歳の麻薬の運び屋を演じ、イーストウッドの映画人生と重なり合うロードムービーとなっている。

「今のハリウッドは若者向けの映画ばかりで、自分に合った作品がない」と『グラン・トリノ』以降は、イーストウッド作品を長年プロデュースしてきたロバート・ロレンツの監督デビュー作『人生の特等席』(12)に出演しただけで俳優業はリタイア状態だった。1930年生まれというイーストウッドの年齢を考えれば、年1本ペースで監督業を続けていることすら驚異だが、久々に俳優として興味を示したのが87歳のおじいちゃんが麻薬の運び屋をやっていたという雑誌記事だった。「この役を演じられるのは俺だ」と久々に主演&監督作を引き受けることになった。

 主人公のアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は地方都市で暮らす園芸家。特にデイリリーという手間の掛かる花を育てることに情熱を注いできた。品評会では多くの賞を受賞し、社交的な人柄で人気者だった。だが、外面のよさとは反対に、家庭を省みることはなかった。娘アイリス(アリソン・イーストウッド)の結婚式すら欠席し、妻のメアリー(ダイアン・ウィースト)とは離縁。さらにはネットビジネスの台頭で、アールは園芸場と家も失い、天涯孤独の身に。そんなとき、アールに怪しい儲け話が持ち掛けられる。

 アールは全米各地の品評会に参加してきたので、車の運転には自信がある。しかも違反ゼロ。そんなアールに目をつけたのがメキシコの麻薬カルテルだった。アールは言われるがまま、年代物のトラックに大きなバッグを載せ、指定された場所へと届ける。「見るな」と言われたバッグの中身は、キロ単位の大量の麻薬だ。警察もまさか80歳過ぎの老人が麻薬の運び屋だとは思わないだろうという麻薬カルテルの狙いだった。

 アールじいさんは朝鮮戦争に従軍した退役軍人なので肝っ玉が据わっている。レストランでのんびり休憩したり、タイヤがパンクして困っている家族を見つけては手助けしたりと、自由気まま。麻薬取締局のコリン捜査官(ブラッドリー・クーパー)が麻薬ルートを一網打尽にしようと網を張っているが、その網にアールはなかなか引っ掛からない。

 運び屋稼業で儲けたギャラで園芸場を取り戻しただけでなく、唯一アールのことを慕ってくれていた孫娘ジニー(タイッサ・ファーミガ)の結婚パーティーの費用を全額負担する。さらには閉鎖が決まっていた退役軍人クラブに大金を寄付するなどの大判振る舞い。義賊ロビンフッドになったような気分だった。男としての自信をすっかり取り戻し、宿泊先にセクシーな風俗嬢を2人も呼ぶほど。麻薬カルテルから派遣された若い監視役に「人生には遊びが必要だ」と説教を垂れるアールじいさんだった。

 旅する園芸家アールには実在のモデルがいるものの、イーストウッド自身の姿とダブッて映る。イーストウッドも映画づくりに情熱を注ぐことを優先して生きてきた。映画の仕事がないときは、趣味の音楽に時間を割いた。その分、家族と過ごす時間は少なく、離婚と再婚を重ねてきた。『アウトロー』(76)から『ダーティハリー4』(83)まで度々共演した女優ソンドラ・ロックとは長年ダブル不倫関係にあり、最後は慰謝料をめぐって泥沼裁判となった。映画人としての名声とは裏腹に、家庭人としてはダメダメな人生を歩んでいる。

 運び屋稼業で生活力を取り戻したアールじいさんは、これまで傷つけてきた別れた妻メアリーや顔を合わせようともしない娘アイリスに詫びを入れる。もちろん、運び屋をやっていることは内緒にして。結婚生活が実質10年しか保たなかった元妻メアリーは、アールに向かって囁く。「あなたは私にとって最愛の人。でも、あなたは私に最大の苦痛も与える」と。憎んでも憎みきれない人。それがアールであり、またイーストウッドでもある。

 イーストウッド監督作は、どれもストーリーは明瞭だが、テーマは深遠なものが多く、簡単には咀嚼することができない。イーストウッド監督作を観ながら思ったことは、この人はアンチノミー(自己矛盾)そのものを描いているのではないかということだ。

 イーストウッドが監督としての作家性を明確に発揮し始めたのは、『ホワイトハンター ブラックハート』(90)からだろう。ハリウッドの巨匠ジョン・ヒューストンをモデルにした主人公は人種差別を嫌うリベラリストでありながら、“地上で最も崇高な生き物”アフリカ象をハンティングすることに異常な執念を燃やす。『ミリオンダラー・ベイビー』(04)ではボクシングに生き甲斐を見い出したヒロインに、死の引導を渡す役割を演じた。

 実質的にイーストウッドが監督した犯罪サスペンス『タイトロープ』(84)も興味深い作品だった。風俗嬢を専門に狙う強姦殺人鬼の足取りを調べるうちに、刑事役のイーストウッドはアブノーマルなSM世界へとハマってしまう。犯罪者を追い詰める刑事の心の中にも、黒い影が蠢いていた。新人監督をクビにしてまで映画づくりにのめり込む父親の姿は、『タイトロープ』で親子共演していた少女時代のアリソン・イーストウッドの目にはどのように映っていたのだろうか。

 与えられ人生を、目の前に続く道を懸命に走れば走るほど、自分の生き方は矛盾をはらんでいることに気づくことになる。多くの人を楽しませるために映画づくりに励んできたイーストウッドだが、気がつけば身近な人たちを傷つけてしまっていた。別れ離れになっていた家族と復縁するためにアールじいさんは、せっせと麻薬を全米各地へとバラまき、多くのジャンキーを生み出すことになる。アールじいさんとイーストウッドは、表裏一体の関係ではないだろうか。

 どうすれば、このアンチノミーを解消することができるのだろうか。多分、この難解な方程式は死ぬまで解くことはできないと思う。それでも、その答えを求めてイーストウッドは旅を続ける。自分が抱え込んだアンチノミーとどう向き合うのか。それが生きるということなのかもしれない。

(文=長野辰次)

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『運び屋』
監督・製作/クリント・イーストウッド 脚本/ニック・シェンク
出演/クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィースト、アンディ・ガルシア、イグナシオ・セリッチオ、アリソン・イーストウッド、タイッサ・ファーミガ
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『クリミナル・マインド』『13の理由』『フラーハウス』も!? アメリカで打ち切りが望まれているドラマ7本

 この冬、記録的な大寒波に見舞われたアメリカは、すでに多くの人が春を待ち望んでいる。しかし春はテレビ番組の放送継続/打ち切りが発表される時期のため、視聴率がイマイチだった番組関係者たちは春の到来にヒヤヒヤしていることだろう。

 昨年は、ジェニファー・ロペス主演の『シェイズ オブ ブルー ブルックリン警察』、マーベル・コミックの人気シリーズを原作とした『マーベル イン ヒューマンズ』、プリヤンカー・チョープラー主演の『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』、オタク系天才集団が難事件を解決する『SCORPION/スコーピオン』、ブリート版『X-ファイル』などが打ち切りとなった。架空の警察署を舞台にしたコメディ『ブルックリン・ナイン-ナイン』も放送終了が発表されたが、多くのファンの強い要望により復活。しかし、このようなケースはまれである。

 そんなシビアな米ドラマ業界において、長々と制作が続いている作品がある。視聴率も人気もあるという作品が多いが、中には「終わるタイミングを完全に逃している」「ずるずると放送しているだけで、おもしろくない」と思われている作品も。今回はそんな「アメリカで打ち切りが望まれているドラマ」を紹介したい。(参照:エンタメ情報サイト「FANSIDED」)

『スーパーナチュラル』

 米The CW(旧The WB)局で2005年9月から放送されているホラーサスペンスドラマ。幼少期に悪魔に母親を殺された兄ディーン(ジェンセン・アクレス)と4歳年下の弟サム(ジャレッド・パダレッキ)が、ハンターとして悪霊退治に奮闘する物語。魔王を封印しようと全米各地で悪魔たちと戦い、時には悪魔になり、天使になり、刺客に翻弄され、絶望するという、手に汗握る展開が続く。「悪魔」や「天使」などキリスト教にまつわる存在だけでなく、魔女、吸血鬼、狼男、ゾンビや妖怪などが登場。オカルト好きな視聴者に長年支えられてきた。

 実は番組クリエーターのエリック・クリプキはシーズン3で番組を完結させるつもりだったが、途中でシーズン5まで制作すると変更。プロット(物語)が一巡したシーズン5でエリックは降板した。その後、「主要キャラクターが死に、地獄に堕ちた後に蘇る」というパターンが何度も繰り返されるため、「また?」としらける視聴者が続出。それでもシーズン15の更新が決定したのは、熱狂的なファンのおかげだといわれている。18年のThe CWの高視聴率ドラマランキングでは3位と好位置につけたが、そろそろ幕を引く時機なのかもしれない。

『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』

 米ABC局で2005年3月にスタートした医療恋愛ドラマ。外科インターンとして、シアトル・グレース病院で働くことになったメレディス・グレイ(エレン・ポンピオ)の医師としての成長、胸が締め付けられるような恋、同僚医師たちの恋模様、友情などが描かれている。ヒューマンドラマとしても質が高く、登場するキャラクターは多種多様。ショッキングなエピソードもあり、長年「飽きがこない」と人気を集めていた。

 スピンオフ作品『プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち』(07~13)や『Station 19』(18~)、ウェブシリーズとして配信された『Grey’s Anatomy: B -Team』(18)と、関連作品も好評。売れっ子クリエーターでもある、製作総指揮者ションダ・ライムズの才能が感じられると業界からも高く評価されていた。

 しかし、この番組で名が売れた多くの役者が番組を降板。新しいキャラクターが入ってきたと思ったらすぐ去っていくというパターンが定着すると、キャストの入れ替わりの激さに戸惑う視聴者が続出。物語もどんどん非現実的になっていき、シーズン1からの視聴者も「また波乱?」「ひとつの病院で、これだけのことが起きるなんてあり得ない」「ついていけない」と脱落。視聴率は稼ぐものの、「もうそろそろハッピーエンドで幕を下ろしてほしい」という意見が強くなっている。

『Hawaii Five-0』

 米CBS局で2010年9月に始まった刑事ドラマ。1960年代後半~80年代に大ヒットした『ハワイ5-0』のリメイク版で、常夏の島ハワイを舞台に、同州で発生する犯罪に立ち向かう特別捜査チームの活躍を描く。凶悪犯罪をスピーディに解決していく刑事たちの姿が痛快で、11年に発表された「全米新作番組視聴率」では1位を獲得した。人気ドラマ『HEROES/ヒーローズ』のマシ・オカ、人気セレブのケンダル・ジェンナーや日本の女優・すみれもちょい役で出演するなど、ゲストも多彩でファンを楽しませていた。

 しかし、昨今の「オリジナルに変更を加える」リメイク版ブームにうんざりしている人も多く、本作の人気も低迷。シーズン8で主演のアレックス・オローリンとスコット・カーンの契約が切れたため、このタイミングで終了かと思われたが、結局2人は契約を更新。オリジナルドラマのファンからは、「シーズンを更新するなら、せめてオリジナルに寄せた内容にしてくれ」という要望が上がった。安定した視聴率を維持しているのは、アメリカ本土に住む人にとって憧れのリゾートであるハワイを見たいからだとされ、ドラマ自体は酷評されている。

 米CBS局で、2005年9月より放送されている大ヒット・クライムサスペンスドラマ。残酷極まりないシリアルキラー(連続殺人鬼)の次なる犯行を先回りして防ぐため、プロファイリングで犯人像を推理するFBIの活躍を描く。

 この作品は実際に起こった事件をヒントにしたエピソードがあり、描写もとてもリアル。捜査官自身もシリアルキラーたちのターゲットとなって、危険な目に遭うことが多い。そんな彼らの苦悩が繊細に描かれており、キャラクター目当ての視聴者も獲得した。

 普段は軟派なイケメンながらも、事件になると熱血捜査官に変貌するデレク・モーガン役のシェマー・ムーアはシーズン11で番組を去り、冷静にチームを引っ張ってきたアーロン・ホッチナー役のトーマス・ギブソンはスキャンダルのためシーズン12で降板。「これは人気キャラになるかも!」とファンを期待させたケイト・キャラハン役のジェニファー・ラブ・ヒューイットは、登場したシーズン10の1シーズンだけで降板。メインキャラクターを演じた俳優は降板後に復帰したり、ゲスト出演したりすることもあるが、「ここ数シーズンは昔のような一致団結が見られずにつまらない」との評価が聞かれる。モーガンやホッチナーに代わる人気キャラは出てこないため、「駄作になる前に終わらせた方がいい」とドラマの行く末を懸念するファンは非常に多い。

『モダン・ファミリー』

 米ABC局で2009年9月から放送されている、大ヒットコメディ番組。気難しい会社経営者ジェイの再婚相手は、年の離れたコロンビア出身のセクシー美女グロリア。彼女の連れ子はませた性格で、ジェイとグロリアの間に生まれた息子は愛されキャラ。また、ジェイと前妻との間の長男はゲイで、同性パートナーと迎えた養女の子育てに大わらわ。長女は男勝りな性格で、彼女の夫は性格は良いがどこかマヌケで、3人の子どもたちは「超イマドキ」な性格。そんな3家族が次々に降りかかる災難を家族の絆と愛で乗り越えていく姿が大ウケし、たちまち国民的コメディになった。

 地上波のプライムタイムでLGBTQや中南米移民、アジアからの養子などが普通のこととして描かれているのは、この作品が初ともいわれている。米ドラマ界の最高栄誉である「エミー賞」の常連となり、全米脚本家組合の「史上最高のテレビドラマ101」にも選ばれるなど、業界からも高く評価されている。

 しかし、ここ数年は放送開始時のような「目新しさ」に欠けているとの指摘も。シーズンを重ねるうちに長女夫婦の3人の子どもたちがすっかり成長したため、ドラマの要である彼らのジョークや引き合いに出す固有名詞が「古い」と感じられるようになったのだ。もはやモダンではない『モダン・ファミリー』を、人気のあるうちに終わらせたいと願う視聴者は決して少なくないのである。

(さらに…)

『クリミナル・マインド』『13の理由』『フラーハウス』も!? アメリカで打ち切りが望まれているドラマ7本

 この冬、記録的な大寒波に見舞われたアメリカは、すでに多くの人が春を待ち望んでいる。しかし春はテレビ番組の放送継続/打ち切りが発表される時期のため、視聴率がイマイチだった番組関係者たちは春の到来にヒヤヒヤしていることだろう。

 昨年は、ジェニファー・ロペス主演の『シェイズ オブ ブルー ブルックリン警察』、マーベル・コミックの人気シリーズを原作とした『マーベル イン ヒューマンズ』、プリヤンカー・チョープラー主演の『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』、オタク系天才集団が難事件を解決する『SCORPION/スコーピオン』、ブリート版『X-ファイル』などが打ち切りとなった。架空の警察署を舞台にしたコメディ『ブルックリン・ナイン-ナイン』も放送終了が発表されたが、多くのファンの強い要望により復活。しかし、このようなケースはまれである。

 そんなシビアな米ドラマ業界において、長々と制作が続いている作品がある。視聴率も人気もあるという作品が多いが、中には「終わるタイミングを完全に逃している」「ずるずると放送しているだけで、おもしろくない」と思われている作品も。今回はそんな「アメリカで打ち切りが望まれているドラマ」を紹介したい。(参照:エンタメ情報サイト「FANSIDED」)

『スーパーナチュラル』

 米The CW(旧The WB)局で2005年9月から放送されているホラーサスペンスドラマ。幼少期に悪魔に母親を殺された兄ディーン(ジェンセン・アクレス)と4歳年下の弟サム(ジャレッド・パダレッキ)が、ハンターとして悪霊退治に奮闘する物語。魔王を封印しようと全米各地で悪魔たちと戦い、時には悪魔になり、天使になり、刺客に翻弄され、絶望するという、手に汗握る展開が続く。「悪魔」や「天使」などキリスト教にまつわる存在だけでなく、魔女、吸血鬼、狼男、ゾンビや妖怪などが登場。オカルト好きな視聴者に長年支えられてきた。

 実は番組クリエーターのエリック・クリプキはシーズン3で番組を完結させるつもりだったが、途中でシーズン5まで制作すると変更。プロット(物語)が一巡したシーズン5でエリックは降板した。その後、「主要キャラクターが死に、地獄に堕ちた後に蘇る」というパターンが何度も繰り返されるため、「また?」としらける視聴者が続出。それでもシーズン15の更新が決定したのは、熱狂的なファンのおかげだといわれている。18年のThe CWの高視聴率ドラマランキングでは3位と好位置につけたが、そろそろ幕を引く時機なのかもしれない。

『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』

 米ABC局で2005年3月にスタートした医療恋愛ドラマ。外科インターンとして、シアトル・グレース病院で働くことになったメレディス・グレイ(エレン・ポンピオ)の医師としての成長、胸が締め付けられるような恋、同僚医師たちの恋模様、友情などが描かれている。ヒューマンドラマとしても質が高く、登場するキャラクターは多種多様。ショッキングなエピソードもあり、長年「飽きがこない」と人気を集めていた。

 スピンオフ作品『プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち』(07~13)や『Station 19』(18~)、ウェブシリーズとして配信された『Grey’s Anatomy: B -Team』(18)と、関連作品も好評。売れっ子クリエーターでもある、製作総指揮者ションダ・ライムズの才能が感じられると業界からも高く評価されていた。

 しかし、この番組で名が売れた多くの役者が番組を降板。新しいキャラクターが入ってきたと思ったらすぐ去っていくというパターンが定着すると、キャストの入れ替わりの激さに戸惑う視聴者が続出。物語もどんどん非現実的になっていき、シーズン1からの視聴者も「また波乱?」「ひとつの病院で、これだけのことが起きるなんてあり得ない」「ついていけない」と脱落。視聴率は稼ぐものの、「もうそろそろハッピーエンドで幕を下ろしてほしい」という意見が強くなっている。

『Hawaii Five-0』

 米CBS局で2010年9月に始まった刑事ドラマ。1960年代後半~80年代に大ヒットした『ハワイ5-0』のリメイク版で、常夏の島ハワイを舞台に、同州で発生する犯罪に立ち向かう特別捜査チームの活躍を描く。凶悪犯罪をスピーディに解決していく刑事たちの姿が痛快で、11年に発表された「全米新作番組視聴率」では1位を獲得した。人気ドラマ『HEROES/ヒーローズ』のマシ・オカ、人気セレブのケンダル・ジェンナーや日本の女優・すみれもちょい役で出演するなど、ゲストも多彩でファンを楽しませていた。

 しかし、昨今の「オリジナルに変更を加える」リメイク版ブームにうんざりしている人も多く、本作の人気も低迷。シーズン8で主演のアレックス・オローリンとスコット・カーンの契約が切れたため、このタイミングで終了かと思われたが、結局2人は契約を更新。オリジナルドラマのファンからは、「シーズンを更新するなら、せめてオリジナルに寄せた内容にしてくれ」という要望が上がった。安定した視聴率を維持しているのは、アメリカ本土に住む人にとって憧れのリゾートであるハワイを見たいからだとされ、ドラマ自体は酷評されている。

 米CBS局で、2005年9月より放送されている大ヒット・クライムサスペンスドラマ。残酷極まりないシリアルキラー(連続殺人鬼)の次なる犯行を先回りして防ぐため、プロファイリングで犯人像を推理するFBIの活躍を描く。

 この作品は実際に起こった事件をヒントにしたエピソードがあり、描写もとてもリアル。捜査官自身もシリアルキラーたちのターゲットとなって、危険な目に遭うことが多い。そんな彼らの苦悩が繊細に描かれており、キャラクター目当ての視聴者も獲得した。

 普段は軟派なイケメンながらも、事件になると熱血捜査官に変貌するデレク・モーガン役のシェマー・ムーアはシーズン11で番組を去り、冷静にチームを引っ張ってきたアーロン・ホッチナー役のトーマス・ギブソンはスキャンダルのためシーズン12で降板。「これは人気キャラになるかも!」とファンを期待させたケイト・キャラハン役のジェニファー・ラブ・ヒューイットは、登場したシーズン10の1シーズンだけで降板。メインキャラクターを演じた俳優は降板後に復帰したり、ゲスト出演したりすることもあるが、「ここ数シーズンは昔のような一致団結が見られずにつまらない」との評価が聞かれる。モーガンやホッチナーに代わる人気キャラは出てこないため、「駄作になる前に終わらせた方がいい」とドラマの行く末を懸念するファンは非常に多い。

『モダン・ファミリー』

 米ABC局で2009年9月から放送されている、大ヒットコメディ番組。気難しい会社経営者ジェイの再婚相手は、年の離れたコロンビア出身のセクシー美女グロリア。彼女の連れ子はませた性格で、ジェイとグロリアの間に生まれた息子は愛されキャラ。また、ジェイと前妻との間の長男はゲイで、同性パートナーと迎えた養女の子育てに大わらわ。長女は男勝りな性格で、彼女の夫は性格は良いがどこかマヌケで、3人の子どもたちは「超イマドキ」な性格。そんな3家族が次々に降りかかる災難を家族の絆と愛で乗り越えていく姿が大ウケし、たちまち国民的コメディになった。

 地上波のプライムタイムでLGBTQや中南米移民、アジアからの養子などが普通のこととして描かれているのは、この作品が初ともいわれている。米ドラマ界の最高栄誉である「エミー賞」の常連となり、全米脚本家組合の「史上最高のテレビドラマ101」にも選ばれるなど、業界からも高く評価されている。

 しかし、ここ数年は放送開始時のような「目新しさ」に欠けているとの指摘も。シーズンを重ねるうちに長女夫婦の3人の子どもたちがすっかり成長したため、ドラマの要である彼らのジョークや引き合いに出す固有名詞が「古い」と感じられるようになったのだ。もはやモダンではない『モダン・ファミリー』を、人気のあるうちに終わらせたいと願う視聴者は決して少なくないのである。

(さらに…)

眞子さま、元ももクロ・有安杏果は「洗脳状態」? 精神科医が「恋愛感情」との危険な関係を説く

 2月、ももいろクローバーZの元メンバー・有安杏果に、熱愛スキャンダルが勃発した。25歳年上の精神科医との交際、また、医師が有安の個人事務所代表を務めることが明るみとなったほか、ももクロ脱退や事務所退所にも医師が絡んでいたのではないかと、週刊誌が報じたのである。ももクロファンは、この事態に驚愕し、「有安は洗脳されているのではないか?」「早く目を覚ましてほしい」などと、ネット上で悲痛な声を漏らしている。

 今、世間で「洗脳疑惑」がささやかれているのは有安だけでない。秋篠宮家の長女・眞子さまもその一人だ。一昨年、当時、都内の弁護士事務所でパラリーガルとして勤務していた小室圭さんと婚約内定を発表。しかしその後、小室さんの母が元婚約者との間に借金トラブルを抱えていることが報じられ、昨年2月、「結婚延期」の運びに。8月には小室さんが3年間の米フォーダム大学への留学に旅立ち、結婚は暗礁に乗り上げている状況だ。世間では、実母がトラブルを抱え、さらには自身も将来の見通しが立っていない小室さんへの不信感が高まっている中、週刊誌報道によると、それでも眞子さまの結婚のご意思に変わりはない様子。「まるで現実が見えていない」「小室さんに洗脳されているみたいだ」といった指摘が国民から上がる事態となっている。

 有安と眞子さまの共通点――それは、両者とも恋人との関係が歪んでいるように見える点だ。今回、「洗脳と恋愛」という観点から、『被害者のふりをせずにはいられない人』(青春出版社)や『高学歴モンスター~一流大学卒の迷惑な人たち~』(小学館)などの著者である精神科医・片田珠美氏に話を聞いた。

洗脳が恋愛感情によってより強くなるワケ

 まず片田氏は、洗脳とはどのような状態かについて説明をしてくれた。

「相手に対する批判力を失い、相手を過大評価し、欠点が美点に見えてしまう状態のことを指します。別の言葉では、『相手を理想化してしまう』とも言えるでしょう」

 なお精神医学において「洗脳」という診断名は存在しないが、患者から相談を受ける中で、「洗脳状態」と指摘することはあるそうだ。

「例えば、夫からこれまでの自分の価値観を全否定され、鬱状態になっているのに、『夫はとても賢くて正しい。私はバカだから』と言う女性は結構います。そういう方に、『あなたは洗脳状態にあります。旦那さんの価値観が必ずしも全て正しいわけではないし、あなたの実家の価値観や、これまでやってきたことが全て間違ってるわけじゃないですよ』と申し上げると、目からウロコが落ちたような反応をされますね。自分が夫から“洗脳されて”鬱になっていることに気づいていないんです」

 このような洗脳状況下では、「DVをされても、これがDVであること自体わからなくなるケースもあります。しかもDVをする男というのは、暴力を振るった後、涙を流して土下座して謝ることも多く、被害者側がつい絆されてしまうんですね。ちなみに、もともと洗脳されているため、DVに気づけなくなる場合もあれば、DVによる恐怖で、『私が悪い』と思い込まされる場合もあります。相互作用によって洗脳が強まっていくのです」。

 ほかにも片田氏は、コミュニティ内で強い権力を握るママ友や近所の奥さんに洗脳されて、高額商品を買わされてしまった女性などの例を挙げるが、相手に対して「恋愛感情」を持っていると、より洗脳されやすい面があるという。

「恋愛している人の精神状態を『ほれこみ』と言うのですが、その場合、恋愛対象を過大評価して、批判力を失いやすい。先ほど説明した、洗脳と同じ状態なのですが、洗脳とほれこみはニアリーイコールで、『恋愛にのぼせ上がっているときは、洗脳も起こりやすい』と言えるでしょう。ただ、この『ほれこみ』は、恋愛につきものであり、そもそも相手にのぼせ上がるようでなければ、恋愛じゃないんですね。問題になるのは、『ほれこみ』が度を超し、他者から見て『おかしい』と思われるような洗脳状態になっているケースです」

 恋人に対して「好き」という感情が高まり、「あばたもえくぼ」となっている人は珍しくない。そういうときに起こりやすい洗脳は、“他人事ではない”と思わされる。

 では、有安のケースはどうだろう。精神科医に洗脳されているのではと、ファンから心配の声が飛び交っているが、そもそも有安が抱く恋愛感情自体、「典型的な『転移性恋愛』です」と、片田氏は厳しい目を向ける。転移性恋愛とは、精神分析の創始者、ジークムント・フロイトによれば「患者が転移の結果として、医師や精神分析家などに恋愛感情を抱くこと」を指すという。

「自分の悩みを親身に聞き、相談に乗ってくれる主治医のことを『頼りになる』と感じると、恋愛感情を抱きやすい。有安さんはももクロ時代から、この医師に相談をしていたそうですが、特に精神科ではよくあることなんです。フロイトは、治療中に起こる転移性恋愛を『非常に危険なこと』とみなし、患者さんと距離を置くなどして深みにはまらないように助言していました。実際には、主治医と患者さんが結婚することもあるのですが、同業者として今回のケースを考えるに、『若い女の子の弱みに付け込み、転移性恋愛を利用して男女の関係になったのではないか』といった批判はやむを得ないと感じています」

 転移性恋愛によって、有安は「ほれこみ」という精神状態になり、おのずと、洗脳も起こっているのではないかと考察することができる。

「ほれこみや洗脳が起こりやすいのは、本人が弱っているとき。ももクロでの活動に疑問を感じ、弱っているとき、医師と出会ってのめりこんでいったのではないでしょうか。精神科医といったって人格者ばかりではありませんから、有安さんを洗脳し、“支配しよう”と考えても不思議ではないと思います」

 一方、眞子さまに関しても、片田氏の目には「ほれこみによって洗脳状態になり、相手を過大評価している」状態に映るという。ほれこみや洗脳の要因となる、皇室のプリンセスが抱える“弱み”とは、一体何なのだろうか。

「皇室という閉鎖空間にいらっしゃる眞子さまには、“出会い”がありません。国際基督教大学(ICU)に通われていましたが、恐らくほかの学生は、畏れ多くて声をかけることも憚られたことでしょう。眞子さまは、恋愛結婚だったご両親の影響により、ご自身もお見合いではなく、恋愛結婚を強く望まれていたと聞きますが、しかし、出会いがないんです。そんな中、交際を申し込んだ身の程知らずが小室さんだったわけで、そうなると眞子さまも、視野狭窄に陥り、ますます小室さんにのめりこんでいったと考えられます。そもそも眞子さまは、皇族という身分ゆえに、男性との交際経験があまりないように見えます。こういう真面目な人ほど、洗脳されやすいという面もあるんです」

 さらに眞子さまには、「この相手といま結婚できなければ、一生結婚できないのではないか。結婚がかなり遅れるのではないか」といった不安もあるのではないかと片田氏。出会いがないという状況と、婚期を逃すことへの不安によって「洗脳が解けにくくなっているように見えます」という。

「一部週刊誌で、眞子さまがご友人に対して、『私のせいで、あんなに世間に晒されて、彼に申し訳ない…』と、小室さんへの思いを語っていたと報じられたそうですが、眞子さまが自分自身のことを加害者のように思わされているところも問題と言えるでしょう」

 有安も眞子さまも「洗脳状態」といえるとの考察が繰り広げられる中、ここで気になるのが、どうしたら洗脳が解けるのかという点だ。現在双方ともに、世間から疑問の目を向けられているが、片田氏いわく「周りから非難されれば非難されるほど、2人の結びつきは強くなる。『自分たちを迫害するものと、一緒に戦おう』となり、洗脳によって強固に結びついた関係が続いていきます」とのこと。

「洗脳から解き放たれるためには、本人が洗脳されていると気づき、『これではダメだ』と思わなければいけません。有安さんは3月にソロライブを行うそうですが、『ライブ会場がガラガラ』『CDを出しても全然売れない』という“どん底”に陥り、精神科医の男性と一緒にいても『どうにもならない』と気づいたら、洗脳が解けるのではないでしょうか。実際に危機的状況に直面する前の段階で、周りが何を言っても無駄。そもそも周囲の声が耳に入るなら、洗脳状態には陥りません。有安さんは、擬似恋愛の対象であるアイドルだった方なので、今回25歳年上の精神科医と交際していることを知り、ファンをやめた人も多いと思います。ある意味、洗脳が解けやすい状況になったと言えるのではないでしょうか」

 一方、眞子さまに関しても同様だという。いくら秋篠宮さまや紀子さま、宮内庁が結婚に反対しようと、週刊誌が小室さんに関するネガティブな報道をしようと、眞子さまには何も響かないばかりか、「火に油を注ぐようなもの。恋愛というのは、障害があればあるほど燃えますから」という。眞子さまが洗脳から解き放たれるのは、実際に結婚生活をスタートして苦労を強いられるなど、“どん底”を経験したときとも考えられるが、「ただし、そういった苦境に立たされたとき、逆に『また二人で力を合わせて頑張ろう』となる可能性もある」とのことだ。

 なお、洗脳する側の特徴として、「自己愛、承認欲求が強く、ゆえに相手を支配し、相手を変えたいという気持ちを持っている」点が挙げられるという。洗脳が解けた相手が逃げ出そうとすると、「『自己愛が傷つけられた』と怒り、ともするとストーカー化してしまう」だけに、洗脳問題は根深いことがわかる。

 最後に片田氏は、こうした洗脳を「珍しいことではない。一般的にもよく起こり得る」と警鐘を鳴らす。“洗脳疑惑”と聞くと、特別な状況下の人にだけに起こることととらえがちだが、より「身近なこと」として受け止め、自身を振り返るきっかけにしてみてもよいのかもしれない。

小川彩佳『NEWS23』起用は「女子アナ」の終わりの始まり?

 テレビ朝日では小川彩佳アナ、宇賀なつみアナ、TBSでは吉田明世アナ、宇垣美里アナらエースアナがこぞって退社し、両局は局アナ不足に悩まされそうだ。

 その一方で、テレ朝の『報道ステーション』は小川アナの降板後に同局OGの徳永有美がキャスターを務め、その小川アナは7月から『NEWS23』のメインキャスター起用が取り沙汰されている。

「これにはテレ朝、TBSの局アナたちからも、『なぜ自局のアナウンサーを使わないのか』との不満の声が漏れているようです。とりわけ、TBSは以前から自局のアナウンサーよりも草野満代、膳場貴子、雨宮塔子など知名度のあるフリーアナに看板番組を任せる傾向が目立ちます」(テレビ関係者)

 しかし、これはテレ朝、TBSだけではなく、テレビ界全体にとっても根が深い問題だという。民放プロデューサーが語る。

「昨今、局アナの退社が相次ぎ、フリーアナが飽和状態となっています。局アナ1人育てるのに、会社は莫大な育成・教育費を投入している。それでようやく1人前に育ったところで辞められるのであれば大損です。これまでは高額のフリーアナを起用するなら自局アナで安く済ませようとする傾向が強かったが、今やフリーアナの数が多すぎて、局アナの人件費よりも安く済ませることができる。それならば、もうアナウンス部を廃止して、人材育成は番組を委託するフリーアナ事務所に任せたほうがメリットも大きいわけです。かつてほど若手のスターアナも育っていませんし、近い将来、『女子アナ』はいなくなるかもしれませんよ」

「平成」と共に始まった「女子アナ」ブーム。新時代では違った形が生まれるのだろうか。

坂口健太郎『イノセンス~冤罪弁護士~』小市慢太郎は冤罪製造機!? 検事が毎回一緒はおかしすぎ!

(これまでのレビューはこちらから)

 坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系)の第6話が2月23日に放送され、平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 自己最高タイとなった今回ですが、今回はどういう内容となったのでしょうか?

 あらすじから振り返っていきましょう!

■真犯人が判明するも、拓の怒りは収まらず……

 大学時代からの悪友・新島彰を殺害した容疑で逮捕された樽前裕也(須賀健太)を弁護するとなった拓(坂口)と楓(川口春奈)。樽前は顧問契約している樽前物産の息子ということで、なんとしてでも冤罪を証明しろと事務所から圧力をかけられてしまった。

 しかし、当の樽前は拓と楓に悪態をつき、近所からも嫌われている人物。その上、大学時代に性的暴行したウワサも。そんな樽前の弁護をやめて欲しいと新島の母を名乗る女性(山下容莉枝)がやってくるも、事務所は無視。

 そんな中、パラリーガルの穂香(趣里)の息子が誘拐されるという事件が。犯人はだれなのか、捜査したところ、新島の母を名乗っていた女性だったことが発覚し逮捕。新島の母を名乗っていた女性は、大学時代に新島から性的暴行を受けた娘の母親だったことがわかり、その娘の父親は樽前家の使用人・有珠田(吹越満)だった。

 法廷でその事実とともに、事件当時、近所の住民は樽前が弾いていたというベース音が聞こえなかったという「聴覚特性」による現象を証明した拓は、樽前の冤罪を証明。さらに、真犯人が有珠田であるとも解き明かし、事件は万事解決。だが、冤罪となり開き直る樽前に拓は激怒。後日、樽前が性的暴行容疑で起訴となるも、事務所は弁護しないと頑なに樽前の父親からの依頼を拒否した、というのが今回のストーリーでした。

■冤罪になる事件にリアル感がない……

 今回、冤罪となった事件を簡単に説明すると、依頼人が過去に起こした性的暴行の被害者の両親が犯人で、彼らが復讐のためにやったという動機。

 う~ん。ドラマとしてはいいのかもしれませんが、なんだか浮世離れしているというか、リアル感がなかったんですよね。今までは結構、事件も科学実験も現実に起こった事例を取り上げていて良かったんですが……急に2時間ドラマ風な作りになって残念。

 せっかく冤罪弁護士というだけあるのだから、実際に起こった冤罪事件を取り上げてほしいんですよね。痴漢とかでもいいし、それこそ有名な冤罪事件とかを扱って欲しい。せっかく、本格リーガルドラマの作りで評判もいいですから、残りの回でそんなリアルな冤罪事件のお話があればいいなと思います。

■誘拐事件のくだりがうまく絡み合ってない……

 鬼畜な樽前の弁護をやめて欲しいと新島の母を名乗る母が言っても、聞かない事務所側に怒りを感じ、誘拐事件を起こしたという流れですが、この誘拐事件がメインである事件にうまく絡んでいないのではと思ってしまいました。

 というのも、この誘拐事件が意外とあっさりと解決する上、犯人の動機を語らせるだけの場となってしまっただけで……。正直、だったら別に誘拐事件にしなくても、爆破予告とかでもいいわけなんですよね~。これまで、出番の少なかった穂香役の趣里の出番を増やしてあげたかったとしたか思えなくて仕方ない。この誘拐事件を扱うなら、もう少し掘り下げて、四苦八苦する事務所の面々を見たかった。この点もちょっと残念だったと思いました。

■検事が毎回同じって……おかしすぎ!

 冤罪がテーマなだけあって、検事が無能であるのは仕方ないのですが、この検事が毎回一緒で、指宿検事役の小市慢太郎。毎回坂口と小市の2人の間で冤罪が起こっているので、この2人が日本の冤罪率を上げているとしか思えない(ドラマだからしょうがないといわれれば仕方ないんですが……)!

 特に、小市の方は、毎回冤罪を生み出してしまっているので、検察での立場は大丈夫なのか? と、毎回心配してしまい、ストーリーよりもそのことが頭に浮かんで仕方ないんです(笑)。絶対検察で「アイツ無能」だと言われているはず。

 なんともかわいそうな指宿検事です。

 で、それを踏まえて思うのが、なぜ出てくる検事を1人に設定してしまったのか。チームにしてあげたほうが、まだよかったのは? と思っちゃうんですよね~(笑)。

 う~ん。ちょっとここは設定ミスった感が否めません。

 以上、6話のレビューでした。

 今回は残念なところばかりをあげてしまいましたが、個人的には好きなドラマのひとつ。拓の過去も段々明らかになってきており、これからもっと面白くなりそうな予感。次回放送を期待して待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

フジ、NHK……「親をアピールするな!」「人気ないのに」2世アナウンサー3人の明暗

 2世タレントが多く活躍する芸能界だが、最近ではタレントではなくアナウンサーとして活動する2世も誕生している。親と同じテレビ業界に進出するだけに、たとえアナウンサーだとしても「どうせコネ入社」との揶揄は免れないようだ。

フジテレビの藤井弘輝アナウンサーは、2016年の入社が報道されると同時に、「親の七光り」といった声が噴出。元チェッカーズの藤井フミヤを親に持ち、入社式はニュースでも報じられた。

「18年5月、『バイキング』(フジテレビ系)に初出演した際には、同年4月に亡くなったアニメーション映画監督・高畑勲さんのお別れ会のニュースを読むも、『たかはしいさお』と読み間違えるミス。コーナーの最後には謝罪とともに『父子ともどもよろしくお願いします』と、なぜか父親を持ち出したことで、『親をアピールするな』『全然反省してないじゃん』とネット上で散々叩かれました」(芸能ライター)

 女子アナとしてスピード出世したものの、そのゴリ押しぶりでたびたび話題になっているのは、14年にフジテレビに入社した永島優美アナウンサー。元サッカー日本代表でスポーツキャスターである永島昭浩の娘で、入社1年目から『めざましテレビ』のレギュラーに、3年目の16年4月からは同番組7代目の女性メインキャスターに就任するなど、順風満帆だ。

「しかし、活躍と人気が伴わず、入社から現在までオリコン発表の『好きな女子アナウンサーランキング』でもランクインしたことがありません。『やっぱり親が有名だから出世するのか』『フジのゴリ押しが目に余る』といった声も上がっています」(同)

 一方、2世アナウンサーにもかかわらず、視聴者から好感を集めているのはNHKの魚住優アナ。女優・浅野温子の息子で、2008年にNHKに入局し、現在は朝の情報番組『あさイチ』でリポーターとして活躍中だ。前職では日刊スポーツ新聞社に勤務していたという異色の経歴も持つ。

「入局した頃は親を隠していましたが、18年11月15日放送の『あさイチ』で突然、浅野が母だとカミングアウト。ネットからは驚きの声こそ聞かれましたが、それまで息子であることを隠していたことや、正統派NHKアナで人当たりが良いだけに、批判は上がらず。それどころか、『ある程度実績を積んでから、こうやってカミングアウトするのが一番いいと思う』『親の七光りナシにやってきたのが好感持てる』といった高評価の声を集めることに。とはいえ、突然すぎる告白だったため、『「あさイチ」が、話題づくりのためにカミングアウトさせたのでは?』という臆測も上がることに」(同)

 実力ある2世には至極まっとうな評価が集まるところは、アナウンサーであってもタレントと同じといえるだろう。
(立花はるか)