木村拓哉の海外進出戦略が本格化 “素顔解禁”で崩すアイドル像

 木村拓哉はSMAP解散後の二年で、大きな変貌を遂げた。単純に年齢を重ねて老け込んだということでもなく、アイドルとしてではない活動方針が明確に定まったようだ。

 昨年12月には、中国版ツイッターといわれている「Weibo(微博)」で、自身の公式アカウントを開設。木村と同じジャニーズタレントでは、山下智久も今年の6月にWeiboのアカウントを開設し、現在約50万のフォロワーを集めている。一方、木村は開設からわずか5日で約40万のフォロワーを獲得、中華圏でもファンが多いことを証明してみせた。

 木村は早速、中国語で「おはようございます」という文章と共にコーヒーの写真をアップしたり、「メリークリスマス」という文章と東京タワーの写真を上げたりと、番宣以外のプライベートな投稿を活発化。こういった投稿に対して、中華圏のファンだけでなく日本のファンからも、「キムタクを身近に感じられる」といった喜びの声が出ている。SMAP時代では、考えられないことだった。

 長年、木村拓哉は“スター”として、自身の素の表情や家族を連想させるような言動は避けてきた。それがジャニーズ事務所のやり方であり、SMAPマネージャーの方針でもあった。しかし、ここへきて木村は少しずつそのイメージを払拭しようとしている。

「私服コーデ」や「家族の話題」も解禁した木村拓哉の思惑
 2019年1月9日に発売される雑誌「an・an」(マガジンハウス)では、私服コーデや長年の愛用している、デニムやブーツ、シルバーアクセサリーを披露する。グラビア撮影当日に木村が着てきた私服をそのまま納めたショットもあるようで、“素の木村拓哉”が見られる企画になっているようだ。

 また昨年9月、映像配信サービス「GYAO!」のロケ番組『木村さ~~ん!#8』に出演した木村は、番組の企画でCaféレストラン「ガスト」杉並和泉店で食事。木村はメニューの中から、「ローストビーフのシーザーサラダ」と「若鶏の竜田揚げダブル おろしポン酢」を注文し、「ガスト最高、超うまい!」とべた褒めしていた(ちなみに木村は“シザーサラダ”好きでおなじみ。工藤静香がヨーグルトをベースにドレッシングを手作りしているという)。
また、同行したカメラマンから「ここ(ガスト)のコーラは、原液と炭酸とシロップの配合が絶妙」との助言を受けコーラを飲んだ木村は、これまた「ガストのコーラ、めっちゃ美味い!」とご満悦な表情を見せ、“庶民的な木村拓哉”を披露した。

 そのうえ、今までタブーとされてきた“父親としての木村拓哉”の姿もついに解禁した。すでに、2017年4月に放送された『夜の巷を徘徊する』(日本テレビ系)において、マツコ・デラックスに「(家族の中で)俺が一番チャンネルの選択権がある」と、家庭事情をポロリしていた木村。昨年、次女がKōki,の芸名で芸能界デビューを果たすと、その傾向はさらに強まった。

 昨年8月に出演した『ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、私生活でも親しいという宮根誠司からKōki,の芸能界デビューについて質問され、「自分ができるのはそれしかないですからね。彼女(Kōki,)がやってみたいっていうことは、その背中を押すしかない」とコメント。「Kōki,について触れた!」と視聴者を驚かせた。

 

 しかしこの話題はまだ完全解禁というわけではなく、微妙なバランスが要求されるようだ。木村主演の映画『検察側の罪人』の囲み取材では、報道陣が「いつかはKōki,さんと共演したいですか?」という質問を投げかけ、木村が「なんでこの場でそんな質問するんですか」と返すという、緊迫の場面もあった。

 マツコ・デラックスや宮根誠司は木村と昔から親交がある。深い関係の人物に対しては、不自然に隠すことなく家族の話もするというスタンスながら、報道陣に対しては慎重な姿勢を保っている。

木村拓哉の“スター”のイメージ払拭は俳優業にため?
 木村拓哉がプライベートを見せることに、ファンからは否定的な意見もある。

 たとえば、「an・an」で私服のデニムやシルバーアクセサリーを紹介と告知されるとネットでは、「46歳ならもっと落ち着いた服装をして欲しい」「キムタクはプライベートを披露するとボロがでる」など、素の木村拓哉を見せることは、彼のイメージダウンに繋がるとみる人もいるようだ。

 確かに、以前『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で明石家さんまが「木村拓哉は女を見る目が凄い」と評価し、木村は女性に対して「あの女ヤバイですよ」など瞬時に判断するといった、プライベートでの会話を暴露した。しかしそのトークはあまり上品なものとは言いがたく、「40代にもなって、あの女どうこうといった会話をしているとは幼すぎる」ことをバラされてしまったわけである。

 また、木村のファンでありながらも妻・工藤静香のアンチである人々は複雑な心境だろう。「家庭でのキムタクは求めていない」といった声も聞こえる。こうした面では、素顔を見せることへのデメリットも皆無とは言えない。

 ただし、メリットも大きいはずだ。SMAPが解散して以降、“俳優”を軸にして活躍している木村拓哉。『無限の住人』『検察側の罪人』『マスカレード・ホテル』など連続して映画の主演を務めているが、時には、今まで築き上げた“かっこいい”“完璧なスター”といったイメージが影響し「どんな役をやってもキムタクにしか見えない」など、俳優としては致命的な指摘を繰り返し受けてきた。

 SMAPのメンバーではなく“俳優・木村拓哉”として活動していくための基盤固めが今、必要だ。50代を迎える前に、是が非でも“アイドルスター”の次のステップへ移りたいところだろう。そのためには、父であり夫である側面を見せることで、凝り固まっていたアイドルとしての木村拓哉像を少しずつ崩していくことが求められるのではないか。

 本人や事務所の戦略では、ハリウッド進出の計画もあったが、家族のことを考えて時期を逸したとの報道もあった。ただ、イギリスドラマや中国映画など、ハリウッド以外での海外活動はまだ視野内。日本を代表する役者となるべく、木村の奮闘は続く。

キムタク&koki,今年はどうなる? 昨年には“キムタク強化期間”や“バトンタッチ”も

 2018年末、中国版Twitterといわれる微博の公式アカウントを開設し、年末まで話題を振りまいた木村拓哉。そんな木村と次女・Koki,の“キムタクファミリー”は、今年はどんな動きを見せるのか、昨年を振り返りながら占ってみる。

「キムタクといえば、昨年、ジャニーズ事務所の中でも芸能イベントに多く出演したのが印象的でしたね。特に7~9月は二宮和也との初共演映画『検察側の罪人』のプロモーションのため完成披露試写、初日、大ヒット記念のイベントに出てきましたが、その間にもGYAO!新CMのイベント、ビートたけしと共演する『リョーマアイアン』CM発表会、“キムタクが如く”といわれたゲーム『JUDGE EYES:死神の遺言』発表会と、約2カ月半の間に期間に、計6回出演。“キムタク強化期間”と言いたくなるような連続での登場に、記者の間でも飽きている感じが否めませんでしたね」(ワイドショー関係者)

 そのキムタクとバトンタッチするように、イベントに多く登場したのがKoki,だったという。

「9月までの“キムタクプロモーション”と入れ替わるように、9月27日にkoki,の初登場イベントが開催。koki,はそこから、10月にボ清涼飲料水のCM発表会や11月に『エル シネマアワード2018』、12月にブルガリのイベントへの出演しており、下半期の半年のイベントは、キムタクファミリーに振り回されていた感じでした」(同)

 また、木村が公式微博を開設した同日には、こんなことがあったとも。

「キムタクは12月22日に中国のイベントに向かう最中の模様を、微博の公式アカウントに投稿したのが初投稿となりましたが、実は同日、日本でも『WEIBO Account Festival in Tokyo 2018』なる微博の公式イベントが開催されていたんです。そこには『乃木坂46』メンバーや『GENERATIONS from EXILE TRIBE』の片寄涼太などが出てきたり、藤田ニコルが微博を公式に開設するということで会見を開いていました。ですが、このイベントではキムタクのことはひと言も触れられなかったんです。会場にはほかにも、元ジャニタレの赤西仁が表彰のため登場していましたし、ジャニーズ事務所とのバッティングを避けたのかもしれませんね」(同)

 木村は1月18日から公開の主演映画『マスカレード・ホテル』の宣伝のためか、今月2日のバラエティー番組『ニンゲン観察バラエティ モニタリング 新春3時間スペシャル』(TBS系)にドッキリで美容師をしたり、20日にもTOKIOのバラエティー『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に出演が決まっており、露出に余念がない。

 この木村の宣伝の後には、昨年のように再びKoki,がメディアを賑わすことになるのだろうか……。

テレ朝『格付け』19.7%のウラで……フジテレビ年末年始「全部1ケタ」の大コケ惨事!

 年末年始のテレビ各局では、例年通り大型番組が次々と放送され、中でも元日放送の『芸能人格付けチェック!2019お正月スペシャル』(テレビ朝日系)は19.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と高視聴率を記録。しかし一方で、近頃ではテレビ東京にも差を付けられつつあるフジテレビに関しては、ゴールデンバラエティが「軒並み爆死」したようだ。

 昨年12月30日、フジは午後9時から関ジャニ∞・村上信五の特番『村上信五のスポーツ奇跡の瞬間アワード2018』が放送され、視聴率は5.5%と大惨敗。村上は2017年から『FNS27時間テレビ』のMCを任されており、フジと良好関係を築いてはいるものの、数字に結びつくまでには至っていないようだ。

「翌31日は、ボクシング元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーが参戦した『RIZIN.14』を放送。こちらは午後6時台で5.7%、ラストの10時台が7.5%と、『NHK紅白歌合戦』や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時』(日本テレビ系)の14.3%には敵わないものの、かろうじてダブルスコアでの惨敗は逃れています」(芸能ライター)

 続いて元日では、恒例の『さんタク』が7.2%のトップを記録するも、坂上忍MCの『ニッポンよ!セカイを倒せ!フジヤマ!』が、前半3.4%、後半2.2%という、衝撃的な大惨敗。

「裏番組は『格付け』のほか、『ウルトラマンDASH』(日本テレビ系)15.4%と強豪もありましたが、『関口宏の東京フレンドパーク元日SP』(TBS系)8.0%、『YOUは何しに日本へ? 新年あけおめ“怒涛のコラボ祭り”』(テレビ東京)6.9%と比較しても、明らかな爆死となっています」(同)

 さらに2日も、現在では不定期で放送される往年のクイズ番組の特番『新春! スーパードレミファドン!~冬ドラマ豪華女優・俳優大集合SP~』が放送されたが、こちらも前半4.5%、後半5.5%と低水準だった。

「この日は日テレが『新春しゃべくり007超最強ゲスト初夢共演SP!』で11.2%、テレ朝『夢対決2019とんねるずのスポーツ王は俺だ!! 5時間スペシャル』が11.6%、テレ東『緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦 お宝出た!出た!2019 2大名城プロジェクト』も11.1%と、他局は軒並み11%台を記録。すべてダブルゲーム差以上となってしまいました」(同)

 昨年、一部ドラマの視聴率が上昇し始めたことで、19年のフジに期待する声が業界内でも多く聞かれていたが、この状況を見る限り、下剋上となるのはもう少し先の話になってしまうのかもしれない。

松嶋菜々子にいつ絡まれるかと冷や汗……スタッフが「二度と仕事したくない」人気女優たち

 誰もが知る美人女優たち。しかし、中には態度の悪さで「二度と仕事をしたくない」とスタッフに言われてしまう者も多いという。

「こういった話になると、やはり名前が出てきてしまうのは松嶋菜々子さんと吉瀬美智子さんですね。2人とも既婚者ですが、スタッフのみならず夫にも厳しいというエピソードが出てきて、思わず納得してしまいます」

 と語るのはテレビ局関係者だ。この2人は業界の中でも“2大こわい女優”といわれ、かなり取り扱い注意の存在として悪名高いという。

 たしかに松嶋といえば、2019年4月から始まるNHK朝ドラ『なつぞら』にて娘と義母という関係で共演する広瀬すずとの初顔合わせの際、広瀬に向かって「ちゃんと台本読んできてね」と先制パンチをお見舞いし、その場を凍りつかせたということが週刊誌に報道されるなど、そういった“気の強い”エピソードに枚挙の暇がない人物。反対に夫である反町隆史はスタッフに礼儀正しく親切と芸能界で評判が良いため、かなり同情を買っているという。

「というのも、松嶋さんはかなり短気で、夫の反町隆史さんと一緒にいる際も周囲に人がいるにもかかわらずイラついた態度を隠そうとせず、そんな松嶋さんに抵抗しない反町さんが気の毒だという声が出ているとか」(芸能事務所勤務)

 また、吉瀬も夫に対する驚愕の態度をバラエティ番組で明かしたとこがある。18年3月27日に放送された『チマタの噺』(テレビ東京系)に出演した際は、夫と別に寝ていることを明かし、理由を夫のいびきがうるさいからと暴露。それだけならまだしも「殺したくなる時ありません?」と笑顔で言い放ち、「何度枕で、顔を押さえつけようと……」と物騒なことを言い出し、司会の笑福亭鶴瓶を驚かせている。

「吉瀬さんは過去、週刊誌に学生の頃の茶髪ワンレン&ロングスカートという“スケ番時代”をすっぱ抜かれたことがある人物。つまり、根がヤンキー気質なんですよね。だからスタッフにも言いたいことは言うし、怒ると語気が強まったり舌打ちが出たりするとか」(テレビ局勤務)

 そして、愛らしい顔からは想像もつかないやる気のなさでスタッフをがっかりさせているのが本田翼。本田は今年7月11日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に出演した際、あまりのやる気のさを司会の明石家さんまに指摘され、ネットで話題に。過去には13年に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演した際、江角マキコやベッキーに、台本をちゃんと読まずNGを出しまくっていたことや、休憩中に漫画ばかり読んでいたことを暴露されたことも。

「人見知りで漫画やゲームが大好きという今時のタイプなので、コミュニケーションが取りづらい女優として知られています。演技がさほど上手いわけでもないのに現場で頑張ろうとする様子も見せない、と評判はあまり良くないですね」(テレビ局勤務)

 テレビからは伝わってこない人気女優の裏の顔。あまりのギャップに驚きを隠せない人も多いのでは?

2019年、誰もが“もう一つの肉体”を! 3Dアバターファイルフォーマット「VRM」の国際標準化へ、さらに一歩

 いよいよ2019年は、誰もが自分のもう一つの肉体=アバターを持つ時代になるのか。

 昨年12月、VR向け・3Dアバターファイルフォーマット「VRM」の国際標準化を目指す「VRMコンソーシアム」の発足が発表され、注目を集めている。

「VRMコンソーシアム」には、クリプトン・フューチャー・メディアやpixiv、ドワンゴなど13社が発起人として参加。今年2月に一般社団法人として「VRMコンソーシアム」を発足させるとしている。

 昨年、3Dアバターを使えるサービスが、飛躍的に増大した。しかし、まだフォーマットはアプリケーションやプラットフォームごとに仕様が異なるために、せっかく作ったアバターも限られたところでしか使えないのが実情。まだ、多くの人は理想的な自分の分身を作って眺めて楽しむ程度で止まってしまっている。

 すでに「VRchat」では、多くのアバターがセックスまで楽しんでいるわけだが、それを誰もが遊ぶにはまだまだ敷居が高いことは否めない。今後、標準フォーマットができれば、もっと間口は広がっていくことになるだろう。

 ただ、サービスが増加する中で、標準フォーマットを作成する動きは、必然のもの。VRに関わる企業が考えているのは、それをどうやって収益化するかだという。

「収益を上げるのは、標準化されたフォーマットを、どこで読み込んで遊ぶか。ユーザーが利用してくれる遊び場をどのように提供するかです。まず魅力的な遊び場を提供できるかどうかが成功のカギになるでしょう」(VRに詳しい関係者)

 昨年公開された映画『レディ・プレイヤー1』では、近未来の仮想現実が普及した世界が描かれた。作中に登場するような、さまざまな娯楽やビジネスを、ユーザーが作成したアバターを通して利用できる場……そんなものを生み出した企業が、覇権を握っていくことになるだろう。

 恐らく、ひとつのカギになるのはセックスであろう。すでに分身として異性のアバターを利用し、同化している人は多い。そして、その多くがアバターに性欲を抱く回路を開いている。そうしたアバターを通したセックスを「VRchat」なんかよりも、もっと簡易にできるようになったら、世界は激変するだろう。

 2019年には、きっとそうなると思っている。
(文=昼間たかし)

池井戸潤の「傑作」が豪華俳優陣で映画化! 『七つの会議』鑑賞券をプレゼント

 人気作家・池井戸潤氏の『七つの会議』(同)が、2月1日より、実写映画として全国公開となります! 主演を務めたのは、狂言者や俳優としても活躍中の野村萬斎。そして、その脇を固めているのは、香川照之や及川光博、片岡愛之助など、豪華メンバーたち。数ある池井戸作品の中でも「傑作」との呼び名が高いという本作は、一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじをご紹介していきます!

 都内にある中堅メーカーの営業一課で万年係長の八角民夫(野村)は、営業部長・北川誠(香川)が進める結果主義方針の下、ひょうひょうとした毎日を送っていた。そんなある日、社内でパワハラ騒動が勃発。その当事者として、トップセールスマンの坂戸(片岡)が異動処分を下されてしまう。その後、坂戸に代わって一課の課長に着任したのは、万年二番手に甘んじてきた原島(及川)。特に違和感を抱くことなく、新しい課長を受け入れる八角たちだったが、社内には想像を絶する秘密が隠されており……。

 本作は、闇に包まれた企業の内情を暴くエンターテインメント。豪華俳優陣によって繰り広げられる、企業内での仁義なき戦いに、興奮が止まらなくなりそうです! ただし、「働く意義とは一体何なのか」を、あらためて考えさせられる内容とのウワサもあり、ちょっと見るのが怖いような気もしてきますね。 

 今回は、映画『七つの会議』の鑑賞券を3名の方にプレゼント。「池井戸作品、大好き」という方はもちろんのこと、「上司の理不尽な要求に疲れ果ててます……」という方にもオススメです。サイ女読者の皆さま、奮ってご応募くださいね。お待ちしております!

※1月14日〆

ご応募はこちらから
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木村拓哉の海外進出戦略が本格化 “素顔解禁”で崩すアイドル像

 木村拓哉はSMAP解散後の二年で、大きな変貌を遂げた。単純に年齢を重ねて老け込んだということでもなく、アイドルとしてではない活動方針が明確に定まったようだ。

 昨年12月には、中国版ツイッターといわれている「Weibo(微博)」で、自身の公式アカウントを開設。木村と同じジャニーズタレントでは、山下智久も今年の6月にWeiboのアカウントを開設し、現在約50万のフォロワーを集めている。一方、木村は開設からわずか5日で約40万のフォロワーを獲得、中華圏でもファンが多いことを証明してみせた。

 木村は早速、中国語で「おはようございます」という文章と共にコーヒーの写真をアップしたり、「メリークリスマス」という文章と東京タワーの写真を上げたりと、番宣以外のプライベートな投稿を活発化。こういった投稿に対して、中華圏のファンだけでなく日本のファンからも、「キムタクを身近に感じられる」といった喜びの声が出ている。SMAP時代では、考えられないことだった。

 長年、木村拓哉は“スター”として、自身の素の表情や家族を連想させるような言動は避けてきた。それがジャニーズ事務所のやり方であり、SMAPマネージャーの方針でもあった。しかし、ここへきて木村は少しずつそのイメージを払拭しようとしている。

「私服コーデ」や「家族の話題」も解禁した木村拓哉の思惑
 2019年1月9日に発売される雑誌「an・an」(マガジンハウス)では、私服コーデや長年の愛用している、デニムやブーツ、シルバーアクセサリーを披露する。グラビア撮影当日に木村が着てきた私服をそのまま納めたショットもあるようで、“素の木村拓哉”が見られる企画になっているようだ。

 また昨年9月、映像配信サービス「GYAO!」のロケ番組『木村さ~~ん!#8』に出演した木村は、番組の企画でCaféレストラン「ガスト」杉並和泉店で食事。木村はメニューの中から、「ローストビーフのシーザーサラダ」と「若鶏の竜田揚げダブル おろしポン酢」を注文し、「ガスト最高、超うまい!」とべた褒めしていた(ちなみに木村は“シザーサラダ”好きでおなじみ。工藤静香がヨーグルトをベースにドレッシングを手作りしているという)。
また、同行したカメラマンから「ここ(ガスト)のコーラは、原液と炭酸とシロップの配合が絶妙」との助言を受けコーラを飲んだ木村は、これまた「ガストのコーラ、めっちゃ美味い!」とご満悦な表情を見せ、“庶民的な木村拓哉”を披露した。

 そのうえ、今までタブーとされてきた“父親としての木村拓哉”の姿もついに解禁した。すでに、2017年4月に放送された『夜の巷を徘徊する』(日本テレビ系)において、マツコ・デラックスに「(家族の中で)俺が一番チャンネルの選択権がある」と、家庭事情をポロリしていた木村。昨年、次女がKōki,の芸名で芸能界デビューを果たすと、その傾向はさらに強まった。

 昨年8月に出演した『ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、私生活でも親しいという宮根誠司からKōki,の芸能界デビューについて質問され、「自分ができるのはそれしかないですからね。彼女(Kōki,)がやってみたいっていうことは、その背中を押すしかない」とコメント。「Kōki,について触れた!」と視聴者を驚かせた。

 しかしこの話題はまだ完全解禁というわけではなく、微妙なバランスが要求されるようだ。木村主演の映画『検察側の罪人』の囲み取材では、報道陣が「いつかはKōki,さんと共演したいですか?」という質問を投げかけ、木村が「なんでこの場でそんな質問するんですか」と返すという、緊迫の場面もあった。

 マツコ・デラックスや宮根誠司は木村と昔から親交がある。深い関係の人物に対しては、不自然に隠すことなく家族の話もするというスタンスながら、報道陣に対しては慎重な姿勢を保っている。

木村拓哉の“スター”のイメージ払拭は俳優業にため?
 木村拓哉がプライベートを見せることに、ファンからは否定的な意見もある。

 たとえば、「an・an」で私服のデニムやシルバーアクセサリーを紹介と告知されるとネットでは、「46歳ならもっと落ち着いた服装をして欲しい」「キムタクはプライベートを披露するとボロがでる」など、素の木村拓哉を見せることは、彼のイメージダウンに繋がるとみる人もいるようだ。

 確かに、以前『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で明石家さんまが「木村拓哉は女を見る目が凄い」と評価し、木村は女性に対して「あの女ヤバイですよ」など瞬時に判断するといった、プライベートでの会話を暴露した。しかしそのトークはあまり上品なものとは言いがたく、「40代にもなって、あの女どうこうといった会話をしているとは幼すぎる」ことをバラされてしまったわけである。

 また、木村のファンでありながらも妻・工藤静香のアンチである人々は複雑な心境だろう。「家庭でのキムタクは求めていない」といった声も聞こえる。こうした面では、素顔を見せることへのデメリットも皆無とは言えない。

 ただし、メリットも大きいはずだ。SMAPが解散して以降、“俳優”を軸にして活躍している木村拓哉。『無限の住人』『検察側の罪人』『マスカレード・ホテル』など連続して映画の主演を務めているが、時には、今まで築き上げた“かっこいい”“完璧なスター”といったイメージが影響し「どんな役をやってもキムタクにしか見えない」など、俳優としては致命的な指摘を繰り返し受けてきた。

 SMAPのメンバーではなく“俳優・木村拓哉”として活動していくための基盤固めが今、必要だ。50代を迎える前に、是が非でも“アイドルスター”の次のステップへ移りたいところだろう。そのためには、父であり夫である側面を見せることで、凝り固まっていたアイドルとしての木村拓哉像を少しずつ崩していくことが求められるのではないか。

 本人や事務所の戦略では、ハリウッド進出の計画もあったが、家族のことを考えて時期を逸したとの報道もあった。ただ、イギリスドラマや中国映画など、ハリウッド以外での海外活動はまだ視野内。日本を代表する役者となるべく、木村の奮闘は続く。

新時代の幕開けにアイドルはどんな景色を見せてくれるのか?――2019年アイドル界勝手に大予想

 いよいよ2019年が幕を開けた。

 昨年末は、乃木坂46が日本レコード大賞2連覇を達成。『第69回NHK紅白歌合戦』では、AKB48とBNK48が共演し、休養中の平手友梨奈に代わって小林由依がセンターを務めた欅坂46は、見事なパフォーマンスを見せてくれるなど、まだまだアイドル界は安泰と実感させられた。

 さて、今年は、アイドル界にどんなことが起こり、どんな女の子がブレイクするのか、独断と偏見を交えながら、予想してみたい。

 

■改元とともに新たなアイドルが生まれる?

 1月1日、ネット上で新たなアイドルオーディション開催の告知がされた。その名も「平成ラストアイドルオーディション」。

 48グループや坂道グループの楽曲を制作した片桐周太郎がプロデュースを担当し、運営陣には元℃-uteの梅田えりかや、元アイドリング!!!の遠藤舞なども名を連ねている。すでにエントリーは始まっており、メンバー決定後、今年の春にはCDデビューが約束されているという。「本気で武道館を目指せるグループ」という言葉からも、その力の入れ具合が伝わってくる。

 翌2日、今度は、モーニング娘。’19が15期となる新メンバーのオーディションを行うことを発表した。新たに加入するメンバーは、今年の春に行うツアーでお披露目となる予定で、こちらも「新元号に合わせての加入」といった報道が多く見られた。

 これらのオーディション状況からもわかるように、なんといっても今年最大のトピックスは、“元号が変わる”ことである。新しい時代の始まりとして大々的に行事が行われるのだ。アイドル界もこれに乗っからないわけがない。「平成最後の」や「新時代初の」といった触れ込みは、耳目を集めるにはうってつけの言葉なのだ。

 おそらく、元号が変わった5月以降、新たなアイドルがいくつも誕生すると思われる。しかも、キャッチフレーズやコンセプトに新元号を使って、「〇〇最初のアイドル」「〇〇時代のダンスユニット」といった触れ込みが増えるのではないだろうか。

 もしかすると、5月1日の0時ちょうどに結成を発表し、「うちが最初だ」「いやうちの方が早かった」などと、「最初の」の称号を取り合うことになるかもしれない。

 そしてもう一つ、その新しい元号を冠したり、もじったりした名前のグループが出てくることも予想される。ジャニーズグループの「Hey! Say! JUMP」のようなパターンである。

 ここで述べておきたいのは、たくさん出てくるであろう新しいアイドルを、できるだけ“目撃してほしい”ということだ。

 アイドル界には「古参」と呼ばれる、初期から見続けてきたファンを指す名称がある。良い意味でも悪い意味でも使われることがあるが、そのアイドルの誕生時を見ておくと、その後の応援が何倍も楽しくなるのだ。

 ももいろクローバー(現「ももいろクローバーZ」)が、路上で活動をしていた頃から見ていた人や、Perfumeが、ショッピングセンターでイベントをしていた頃から通っていた人、そんな人たちは、ドーム級の会場でコンサートをやるまでになった時、これまでの軌跡を思って、涙が出るほどに感動できる。

 新しいアイドルか出てきて、少しでも気になったら、活動をチェックし、現場へ行く。これだけで、その後のヲタク生活は充実したものになるはずだ。ぜひとも、新しいアイドルとともに、新時代を体感してもらいたい。

■アーティストとアイドルの境目が変わる?

 次に注目したいのは、今年デビューが予定されている、秋元康とワーナーミュージック・ジャパンによるガールズバンド「ザ・コインロッカーズ」である。

 昨年12月23日、Zepp Tokyoで行われたイベントで、オーディションで選ばれた41名のメンバーが初お披露目となったが、いずれ劣らぬ美女ぞろい。アイドル的な人気を得ることも十分考えられる。

 この動きが、アイドル界の一つのカギを握ると思われる。昨年行われたネット上でのオーディションも盛り上がりを見せ、評判は上々である。もし彼女らがスターダムにのし上がっていけば、「アーティスト」と「アイドル」両方の要素を兼ね備えた存在が、大きな位置を占めることになる。

 そして、アイドル界というのは、一つの成功例ができると、そのフォロワーが多く出てくる世界なのだ。同じようなコンセプトのアイドルバンドが、続けて登場する可能性は十分ある。

 アイドル界にはいくつかの系譜のようなものがあるが、「アイドルバンド」というのも定期的に出てくるものの一つだ。かつて「夏祭り」のヒットを飛ばした「Whiteberry」や、「secret base ~君がくれたもの~」で一躍その名を轟かせた「ZONE」などをイメージしてもらえばわかりやすいだろう。

 すでに、自分で楽曲を作り、歌いながら、それでも「アイドル」という存在にこだわり続ける眉村ちあきや、同じく弾き語りで活動する原田珠々華、里咲りさなども人気だ。彼女たちには、アイドル的な応援をするファンや、楽曲を強く支持するファンなど、より多くの人にアピールできる点が強みだ。

 このようにして、2019年はアイドルとアーティストの存在が近くなっていくことが予想される。

■女優系アイドルの攻防

 女優業に関して注目したいのは、昨年、アイドルグループの解散や卒業が相次いだことにより、ソロ活動を始める人が多くなったことだ。

 それらの中から、ドラマで活躍する人が出てくるのではないかと思っている。乃木坂46を卒業した西野七瀬は、昨年放送されたドラマ『電影少女 ~VIDEO GIRL AI 2018~』(テレビ東京系)も高評価であったし、欅坂46卒業の今泉佑唯は、事務所をエイベックスに移籍し、本格的に女優活動を始めることとなった。また、NMB48卒業の市川美織も、昨年公開の映画『放課後戦記』で主演を務めるなど活躍している。

 他にも、ベイビーレイズJAPANの高見奈央や、アイドルネッサンスの比嘉奈菜子などは、グループ解散後、舞台に出演するなどして、活動の場を広げている。また、オスカープロモーションに所属していたX21のメンバーも、女優として大成した先輩が多いこともあり、今後活躍してくれる可能性があるだろう。

 もう一つポイントなのは、子役出身の女優が、そろそろ大人びた役を演じられるようになってきたということだ。現在活躍中の女優を見ても、杉咲花や井上真央など、子役から活動をしている人は多い。そのような人たちが、“子役”から“女優”となっていくのが、14~15歳ぐらいの時なのだ。今年は、芦田愛菜、本田望結、鈴木梨央といった、実力派の面々がその時期に差し掛かる。ドラマや映画で、彼女たちの「少し大人びた」演技と表情を見ることができるかもしれない。

 その他新人については、今の段階で、どの女の子がブレイクするかは難しい。ただ、1月6日から日本テレビで放送が始まる『3年A組―今から皆さんは、人質です―』はぜひ注目してもらいたい。

 生徒役として、永野芽郁、川栄李奈、今田美桜など、すでにドラマで活躍中の女優をはじめ、昨年『義母と娘のブルース』(TBS系)で、綾瀬はるかの娘役を好演した上白石萌歌、『チア☆ダン』(同)に出演していた堀田真由と箭内夢菜、元Dream5で、グラビアで活躍中の大原優乃、同じくDream5メンバーであった日比美思、モデル・女優・バラエティと幅広い活躍を見せる福原遥など、注目株が多数出演する。

 主役は、担任役の菅田将暉なので、生徒役がどこまで出番があるかはわからない。しかし、後々活躍することになる子は、そんな中でも、きらりと光る何かを感じさせるものだ。ぜひ、「どの子が才能を秘めているか」という視点でドラマを見て、お気に入りの女の子を探してみてほしい。

■メディアミックスの進化

 今に始まったことではないが、アイドル的な存在の子は、ライブやテレビなどに限らず、ネットのプラットフォームをうまく利用している。YouTubeをはじめ、SHOWROOMなどの動画配信サービス、Instagram、Twitterなどでも人気を集めていることが多い。元AKB48の高城亜樹や、昨年引退した、仮面女子の神谷えりななど、活動が高じて、YouTuberとして活躍した事例もある。

 今のところ、純粋にネットだけから火がついてメジャーアイドルまで上り詰めた事例は見当たらないが、音楽界でのヒャダインやDAOKOなどのように、ニコニコ動画に作品を投稿したことから人気を博した人も多いため、アイドル界で同様の道をたどる人が出てくるのも時間の問題だと思う。

 また、時に自虐的に、時に攻撃的にと、鋭いツイートをし、そこが人気となりつつある、NGT48の中井りかや、狩野英孝の元カノの話を赤裸々に暴露してしまい、炎上によって話題になった、ZOCの戦慄かなのなど、SNSでバズることによって人気を得たり、知名度が上がったりするアイドルもいる。

 あえて、炎上を狙ってくる人もいるかもしれないが、この手のものは、意図的にやるとその真意を見抜かれてしまうものだ。先に挙げた2人にしても、悪気はなく、ストレートに思ったことを発言しているところが、最終的に人気となるポイントなのかもしれない。

 メディアミックスといえば、もう一つ予想しておきたいことがある。それは、“スキャンダル”である。

 昨年、剛力彩芽がZOZOTOWNの前澤友作社長と交際していることが明らかになったほか、石原さとみとSHOWROOMの前田裕二社長との熱愛も報じられた。我々からすると、「IT系社長と若手女優なんてどこで出会うんだ?」という疑問が湧かなくもないが、芸能界とネットの親和性が高くなっている今、いろいろとルートはあるのだろう。

 そして、毎年のように新たなサービスが生まれている今、今年もITサービス系の社長や社員と、アイドルの熱愛はさらに増えてくるのではないかと思っている。最近急成長しているところで言うと、TikTokやPayPayの関係者などがありそうだと思っているのだが、いかがだろうか。

 以上、今年のアイドル界で起こりそうなことを勝手に予想してみた。ライブやテレビ、動画を見ることなど、アイドルの楽しみ方はたくさんあるが、「今後の展開を予想する」というのもまた、楽しい作業のひとつなのである。応援しているアイドルの、今年の活動を想像してみたり、新たに出てきそうなアイドルを思って気持ちをときめかせてみたり、そんな楽しさを、ぜひ味わってみてもらいたい。そうして、我々を楽しませてくれるアイドルの幸せを祈りつつ、年の始まりを過ごしたいと思う。

(文=プレヤード)

4人に1人は持つ「子宮筋腫」と「ピル」の関係は? 眉唾情報の真偽を産婦人科医に聞く!

 40代女性の4人に1人は持つ「子宮筋腫」。子宮にできる「こぶ」であり、10センチ以上(赤ちゃんの頭程度)になる人も少なくない。不妊要因になったり貧血や重い生理痛を引き起こすこともあるが、「下腹が出ている以外問題なし」というケースも多く、手術するほどでは、とためらってしまう人も多いのがこの病気の難しいところだ。

 子宮筋腫は女性ホルモン「エストロゲン」で大きくなるとされる。日本産科婦人科学会ホームページでは「(執筆注:自然に体内から分泌されるよりは)女性ホルモン量の少ないピルを使うことで、筋腫が大きくならず、(執筆注:子宮筋腫の)症状も楽になることがあります」との記載もある。果たしてピルと子宮筋腫の関係とは? 子宮筋腫の手術で知られる四谷メディカルキューブ・子安保喜医師と、調布keijinkaiクリニック・瀧康紀医師に話を伺った。

低用量ピルなら、もともと体が出す女性ホルモンより量は減るが……

【四谷メディカルキューブ 子安保喜医師】

――ピルと子宮筋腫の関係について教えてください。

子安保喜医師(以下、子安) 子宮筋腫は女性ホルモン、エストロゲンで大きくなります。ピルにもエストロゲンが入っていますが、いわゆる「低用量ピル」は、自分の卵巣から出てくるエストロゲンに比べてみれば非常に量は少なくなります。そのため、ピルを服用すれば筋腫の大きくなるスピードを少し制限できる「かもしれない」という点はありますね。

――それでは、子宮筋腫のある人が、子宮筋腫の成長を抑えるためにピルを飲む、という方法についてはどうでしょうか。

子安 予防はできるかもしれませんが、当院ではそこまではしていません。理由は2つあり、まだ子宮筋腫の抑制をピルで抑えられると言えるほどの十分なエビデンス(証拠)がないというのが1点です。

 そして2点目は、ピルにも副作用があるという点です。特に血管をふさぐことのある「血栓」は致命的な影響を及ぼすこともあります。また、35歳以上の女性で喫煙している方は、血栓リスクが高まるのでピルを処方することができません。

 なお、子宮筋腫でなく、子宮内膜症(子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、卵巣など子宮以外の場所で増殖する病気)の場合、ピルは保険適用になっていますね。ピルは排卵を抑えますので、子宮内膜の増殖を防ぐからです。

【調布keijinkaiクリニック 瀧康紀医師】

――ピルと子宮筋腫の関係について教えてください。

瀧康紀医師 ピルを飲むことで女性の体は妊娠中と同じ状態になります。月経が停止されますから、月経痛が重い、月経時の出血が多い、という人にはピルはいいのではないでしょうか。

 ただ「子宮筋腫の対処としてのピル」には欠点があります。まず低用量ピルの中にもエストロゲンが含まれていますから、このエストロゲンが子宮筋腫を大きくする可能性があるわけです。これがまず1つ目の欠点です。もう一つは低用量ピルにも副作用のリスクがあり、まず血栓のリスクがあります。また、ピルを服用すればタバコは吸えなくなります。

 ただ、ピルのいいところはやめれば元の体に戻るところです。 過多月経に関してはピルはいいと思いますが、大きな筋腫を小さくするためにピルを使うというのはありえないですね。そもそも、ピルにもエストロゲンが入っているのですから。

 子宮筋腫を小さくしたいのならば、ピルではなく、子宮筋腫の薬物療法で治療するリュープリンを利用します。リュープリンは「女性の体を疑似的に閉経後の状態にする」というもので、「女性の体を疑似的に妊娠の状態にする」低用量ピルとは異なります。

 閉経後はエストロゲンの分泌が大幅に抑えられますから筋腫は小さくなります。ただ、閉経状態になるので更年期障害の症状ともいえるホットフラッシュやイライラが出る人もいますし、人によってはうつ状態になる人もいます。動脈硬化も進み、骨のカルシウムも失われます。ですので、リュープリン治療は長期間できません。だいたい半年ですね。なお、子宮筋腫において、粘膜下筋腫の方の場合10~17%ぐらいはリュープリン治療を行うことで大量出血を起こす伴うケースもあるので、注意が必要です。

 ただリュープリンもピル同様にやめれば体は元に戻るのと、誰がやっても、どこでやっても同じ効果が出るというのは手術とは違ったメリットとも言えますね。

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 子安医師、瀧医師ともに、「現状では(子宮筋腫の治療において)ピルは勧めるほどのものではない」という意見となっており、また、両医師ともにピルによる血栓のリスクを指摘されている。

 「子宮筋腫」は40代女性の3~4人に1人はなる非常にポピュラーな病気でありながら、まだ謎多き病気ともいえるのだ。サイゾーウーマンでは子宮筋腫特集として、子安医師、瀧医師に引き続き話を伺っていく。
(石徹白未亜)