実写版サンダーバードだった『下町ロケット』SP 映画、ラグビーW杯へと続く池井戸ユニバース!

 お正月もやっぱり熱かった、阿部寛主演の熱血理系ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。昨年12月23日に最終回を迎えた『下町ロケット』第2シリーズは「ダーウィン・プロジェクト」と雌雄を決することなく終わったために消化不良状態でしたが、1月2日にオンエアされた実質的な最終回『下町ロケット 新春ドラマ特別編』は爽快感溢れる大団円となりました。感動のフィナーレを振り返りましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 まずは最終話で描かれなかった、「帝国重工」のダーティ重役・的場(神田正輝)vs.重田(古舘伊知郎)&伊丹(尾上菊之助)ら下町連合による「ダーウィン・プロジェクト」との決着戦です。重田たちの農業ロボット「ダーウィン」は“下町トラクター”として農家に大好評、一方「帝国重工」が売り出した農業ロボット「ランドクロウ」は営業的な苦戦を強いられます。社内での立場が危うい的場は、なりふり構わず「ダーウィン」を潰しに掛かります。

 的場のやり口とは、「ダーウィン・プロジェクト」に関係している下請け企業に、「今後は帝国重工で仕事ができなくなるよ」と脅すという卑劣なものでした。長いものには巻かれろと、多くの中小企業は「ダーウィン・プロジェクト」を抜けることに。一時的に重田たちは窮地に追い込まれますが、人を呪わば穴二つです。的場は自分で自分の墓穴を掘ってしまいました。

 

■的場も巨人軍も設計思想が古い

 重田たちのピンチを救ったのは、あの悪徳弁護士・中川(池畑慎之介)でした。弁護士資格は剥奪されたはずですが、重田の会社「ダイダロス」の法律顧問として復活したのです。毒は毒をもって制す。中川元弁護士は、的場の下請け企業いじめを公正取引委員会に訴え、さらに「週刊ポスト」にネタをリークするのでした。「佃製作所」を苦しめてきた中川ですが、的場を社会的に葬り去るという大きな仕事をやり遂げます。ヘビ野郎、グッドジョブです!

 佃社長(阿部寛)は複雑な心境で、的場と重田たちの抗争をマスコミを通して見守っていました。技術力やサービスで競い合うのならともかく、これではお互いの足を引っ張り合うだけで、ユーザーである農家のためにはなりません。佃社長の不安は的中しました。的場への長年の復讐を果たした重田と伊丹ですが、終わってみれば復讐を遂げたことを一緒に喜んでくれる家族も仲間もいません。残るのは空虚な気持ちだけです。そうしている間にも、「ダーウィン」が農作業中に停止してしまうという事故が多発するのでした。

 謝罪会見を開いた的場は「帝国重工」を辞職しますが、すれ違った財前部長(吉川晃司)に向かって「帝国重工は勝つしかないんだ」と捨て台詞を吐いて去っていきます。でも、これはどうなんでしょうか。プロ野球の巨人軍は強豪チームの主力選手を抜き取ることで目先の勝利を得ることを常套手段としていますが、それではいつまでもチーム力の底上げにはなりません。的場が指揮した農業ロボット「アルファ1」は審査機関から「設計思想が古い」と酷評されました。的場も巨人軍も、目先の勝利しか考えない発想事体がもう古くさいのではないでしょうか。そういった思考回路では、業界の盟主になることは到底不可能です。

 

■災害救助隊、出動せり!!

 場面は新潟県燕市へと移り、物語はいっきに佳境へと向かいます。「帝国重工」と「佃製作所」が提携して完成させた「コンバイン・ランドクロウ」の零号機が、殿村(立川談春)の実家の田んぼに導入されます。当初は農業ロボットを毛嫌いしていた殿村パパ(山本學)も大喜びです。そんな折、大型台風が接近。天気予報では関東地方に進むはずだったのに、台風は進路を変えて信越地方を直撃します。「ランドクロウ」のお陰で、殿村家は稲刈りを台風前に済ませる算段が立ちましたが、殿村にひとりの男が泣いてすがってきました。

 殿村に泣きついてきたのは、これ見よがしに「ダーウィン」を購入した稲本(岡田浩暉)でした。農林協の吉井(古川雄大)と一緒になって殿村家にせこい嫌がらせをしてきた稲本ですが、稲本家の稲が全滅することは放っておけない殿村は、絵に描いたようなお人よしです。殿村家のサポートに駆け付けてきた佃社長と天才エンジニアの島津(イモトアヤコ)は、「ランドクロウ」に入力されている地図データを「ダーウィン」のものと書き換え、「ランドクロウ」を稲本家の田んぼへと向かわせます。その陰には、北海道農業大学の野木教授(森崎博之)と「帝国重工」側の責任者・財前部長の理解と協力がありました。

 大型台風が間近に迫り、猛烈な暴風雨が襲い掛かります。果たして1台の「ランドクロウ」だけで収穫は終わるのでしょうか。絶望マックス状態のとき、地平線の向こうからヘッドライトが輝き始めました。自然災害対策にと「帝国重工」がスタンバイしていた「ランドクロウ・キャラバン」が、財前部長の出動命令でついにその全貌を明らかにしたのです。コンテナに搭載されていた初号機から六号機、そして零号機を含めた計7台の「ランドクロウ」が稲本家の田んぼへと降り立ち、黙々と作業を開始します。まるで往年の特撮人形劇『サンダーバード』(1966年~67年)の実写版を観ているかのような大スペクタクルシーンです。真っ赤なレインコートを来た吉川晃司は、戦隊ヒーローの司令官のようなかっこよさでした。地味な展開が続いた『下町ロケット』第2シリーズでしたが、SFパニック映画を思わせる迫力満点なクライマックスが用意されていたことにびっくりです。

■企業が抱える問題点は映画で描かれることに

 台風に立ち向かう「ランドクロウ」たちの一昼夜にわたる奮戦を、軽部(徳重聡)たちは「佃製作所」のテレビで見守っています。ひねくれ者だった軽部ですが、自分たちが開発した「ランドクロウ」に向かって「がんばれよ~」と父親らしい表情でエールを送ります。すっかり残業大好き人間になった軽部。心臓が弱い実の娘の病院への送り迎えは奥さんに任せているのかが、ちょっと気になりますが……。

 台風の夜が、そして「ランドクロウ」たちの無言の働きぶりが、みんなの心を変えました。立花(竹内涼真)は自分たちが苦労して開発した特許を、トランスミッションの不具合が発覚した「ダーウィン」に使わせることに大反対していましたが、考えを改めました。藤間社長(杉良太郎)の「我が社が作っているのは心だ。下請け企業が力を発揮できる環境をつくってこそ帝国重工だ」という決め台詞によって、「帝国重工」も他社への特許使用を認めることに。かくして、ライバルだった「ダーウィン」は製造中止の事態を免れたのです。すべては目先の利益や勝ち負けではなく、日本の農業を、そして日本の未来を明るいものにしたいという佃社長の英断から生まれたものでした。「帝国重工」への復讐のためにダースベイダー化していた伊丹社長は、人間らしい素顔に戻り、感謝の涙を流すのでした。
 
「ダーウィン」の不具合を開発主任の氷室(高橋努)が黙殺しようとしたり、「帝国重工」の製造部長・奥沢(福澤朗)が「アルファ1」の不備を野木教授や「佃製作所」の責任に押しつけようとした商品の安全性に関する問題点は、2月1日(金)から全国公開される池井戸潤原作の映画『七つの会議』でより深く掘り下げられることになります。監督は『下町ロケット』の福澤克雄チーフディレクターです。さらに9月20日(金)から日本で開催される国際的ビッグイベント「ラグビーワールドカップ2019」に先駆けて、7月期には池井戸原作&福澤ディレクターによる連続ドラマが予定されているそうです。福澤ディレクターは慶應大学時代にラグビー部の主力選手として日本一に輝いています。熱さ200%のスポーツドラマになることでしょう。

 異例となる年またぎで完結した『下町ロケット』第2シリーズ。『新春ドラマ特別編』の視聴率は14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。お正月3日間のゴールデン帯とプライムタイム帯で全局トップに立ったテレビ朝日の看板ドラマ『相棒season17元旦スペシャル』が15.5%、1月3日放送の『科捜研の女 正月スペシャル』が11.4%だったので、かなりの健闘だったと思います。内容的にも満足度の高い2時間15分でした。

 大企業から転職してTBSに途中入社した福澤ディレクターが1964年生まれ、理系大学出身の伊輿田英徳プロデューサーが1967年生まれ。『新春ドラマ特別編』は国際救助隊が活躍する『サンダーバード』の実写版であり、また年末に放映された最終話には『ウルトラセブン』(TBS系)に主演した森次晃嗣が首相役を演じました。福澤ディレクターや伊輿田プロデューサーたちが子どもの頃に夢中になっていたスーパーヒーローたちを現代に蘇らせたのが、『下町ロケット』だったのではないでしょうか。佃社長や財前部長に憧れるエンジニアの卵が、『下町ロケット』から生まれるといいなと思います。
(文=長野辰次)

R・ケリーの「性暴力」告発番組、ガガやジャスティンは証言拒否! “アリーヤへの手切れ金は1万円”で大炎上

 2017年7月、米ニュースサイト「BuzzFeed」に「未成年女性を洗脳し監禁している」と性暴力疑惑を報じられた、歌手のR・ケリー。昨年3月には英インターネットテレビ「BBC3」が「14歳の頃からケリーの性奴隷になるよう調教された」「彼は性奴隷を監禁している家を“セックス・ダンジョン”と呼ぶ」という女性の証言を放送し、4月には「ケリーから性病をうつされた」と告発する女性が登場。5月になるとケリーに対するボイコット運動「#MuteRKelly」が活発化。大手音楽配信サービス「Spotify」や「Pandora」がケリーの楽曲をプレイリストから除外するなど、イメージダウンの一途をたどっている彼が、ますます窮地に追い込まれている。米ケーブル局「LifeTime」が、『Surviving R.Kelly(R・ケリーからの生還)』を1月3日から3夜連続で、全6話を一挙に放送したからだ。

 これは、「ケリーがどうやって未成年の女性を心身ともに支配し、性奴隷に仕立て上げていったか」を、被害者や元妻、きょうだい、仕事関係者が告発するドキュメンタリー番組。3日に放送された『Surviving~』第1話では、ケリーのバックアップシンガーだったジョバンテ・カンニガムが、1990年代前半にツアーバスの中で、ケリーと当時未成年だった歌手のアリーヤがセックスしているのを目撃したという証言を紹介。涙を流しながら「みんなアリーヤのことを大事に思っていたから、本当にショックだった」と吐露した。

 アリーヤが12歳の時、ケリーは当時のマネジャーであるバリー・ハンカーソンから「歌手志望のめい」と紹介された。それから間もなくリリースしたケリーのシングル「She’s Got That Vibe(彼女、いい感じ)」(92)で、「小ちゃくてかわいいアリーヤもいい感じ」と歌っていることから、ケリーは彼女をすぐさま気に入ったよう。ケリーは彼女のデビューアルバムのプロデュースを手がけることになり、彼女が14歳の時に「Age Ain’t Nothing But A Number」(94)をレコーディング。少女が「あなたがたまらなく好き」「今夜は最後までヤルわよ」と男を性的に挑発するとんでもない曲だが、抜群の歌唱力で評価され、アリーヤは「これまでにないタイプの歌手」としてたちまちスターとなった。

 『Surviving~』に出演したケリーの元ツアーマネジャー、デメトリオス・スミスは、2人が親密すぎることを懸念し、ケリーに「何もしてないよな」と確認したことを証言。ケリーは「手は出していない」と否定していたが、しばらくたち「どうしよう。アリーヤを妊娠させたかもしれない」と告白され、「裏切られた気持ちになった」と振り返った。

 そして、94年。当時27歳だったケリーは、15歳のアリーヤの年齢を18歳だと偽り、結婚。立ち会ったデメトリオスは「アリーヤの年齢偽証は自分がした。悪いことをした」「イリノイ州メイウッドのホテルで結婚したのだが、挙式と呼べるようなものではなかった。アリーヤは白いドレスを着たわけでもなく、ケリーもタキシードではなく2人とも普段着だった」と回想。続けて、「アリーヤは当惑しており、おびえていた」と深いため息をつき、「心配そうで、すごく怖がっていたんだ。彼女の腕をつかんで、(本当にこれでいいのかと)話をしたくなるような衝動に駆られたよ。アリーヤは本当におびえていて。自分の話を聞いてほしいと訴えているような、そう思わせるような表情をしていたんだ……」と懺悔するように語った。

 この結婚は年齢を偽装したことが明らかになり、2カ月もしないうちに無効に。2人は別れることになり、「ケリーがアリーヤに、“自分のことを法的に訴えない”という同意をさせるための金として100ドル(約1万円)を支払った」というテロップが流れると、ネット上は「たった100ドル!?」「タイプミスでしょう?」「ケリー最低」「本当にキモい!」と大炎上した。

 ケリーと別れたアリーヤは01年に飛行機事故に遭い、22歳の若さで他界。ケリーは翌02年にシカゴ警察、03年にはフロリダ警察に、児童ポルノの罪で逮捕・起訴される。だが、シカゴの裁判は「逮捕のきっかけとなったセックス動画の中で、未成年の女性に金を手渡し、自分のことをダディと呼ばせながらフェラチオさせ、セックスし、女性に放尿した男は自分じゃなくて弟」という主張を陪審員が信じたのか、無罪に。フロリダの方も、証拠とされるデジタルカメラに収められていた「未成年女性とのハメ撮り写真」は、警察が不当な家宅捜索によって発見したものだと裁判所が判断し、起訴が取り下げに。この2つの訴訟、裁判に関しては、4日に放送された『Surviving~』第3話、4話で紹介された。

 ケリーが無罪になったことは奇跡だとされるが、ネット上では「未成年への強姦ではなく児童ポルノだったから、適当に裁かれたのでは?」「黒人が白人の少女に同じようなことをした事件だったら、絶対に有罪になる。被害者が黒人女性だったから、軽く見られたのだろう」などと推測する声が上がっている。

 このようなセックススキャンダルに見舞われていたケリーだが、ロックスターがグルーピーなどの少女たちとの情事を好んでいた歴史がある音楽業界では、あまり問題視されなかった。無罪になったこともあり、ケリーは変わらず仕事をこなし、レディー・ガガやジャスティン・ビーバーなどの大物アーティストともコラボ。昨年「#MuteRKelly」が巻き起こるまで、ツアーを行うなど順調だったのだ。

 『Surviving~』の製作総指揮者ドリーム・ハンプトンは、米ニュースサイト「Detroit Free Press」に、ケリーと一緒に仕事をしたレディー・ガガ、エリカ・バドゥ、セリーヌ・ディオン、ジェイ・Z、デイヴ・シャペルに同番組への出演を依頼したが断られたことを明かし、「#MuteRKelly」を支持し、今回番組にも出演してくれたジョン・レジェンドのことを「ヒーローだ」と称賛した。また、ドリームは米ニュースサイト「Shadow and Act」の取材に対しては、メアリー・J.ブライジ、リル・キム、クエストラブにも出演を断られたといい、「みんなケリーを支持しているわけじゃないけど、この泥沼に足を踏み入れたくない、関わりたくないんでしょうね。背を向けることで被害は拡大していくのに」と、出演を拒んだセレブたちをやんわりと批判した。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、ケリーは女性たちの証言が「すべてウソ」の「売名行為」であり、「局は出演者のウソを知っている。その証拠である音声テープを2本持っている」と主張。弁護士を通して、放送直前まで「LifeTime」局に対して「もしオンエアしたら法的措置をとる」と警告していたことを報じた。

 弁護士から放送中止通告書まで受け取った「LifeTime」局だが、「インタビューに応じた女性たちを信じる」と断言。昨年12月4日の試写会イベントは「中止しないと発砲する」という脅迫を受けて中断したが、今回は予定通り放送に踏み切った。

 番組では第1話に「7歳から13~14歳まで、ある親戚から性的虐待を受けていた」とケリーが12年に告白したインタビュー映像を流し、臨床心理士の「児童性虐待の被害者は、性的な関係において支配したがる傾向にある」というコメントを紹介。ケリー自身も被害者だと示したうえで、被害女性の証言を次から次へと紹介。5日に放送された第5話と6話では、未成年とのセックスに取り憑かれ、少女たちを精神的に虐待し、支配していくケリーの実態を放送した。

 全6話の放送を終えた『Surviving~』。ネット上では「未成年をターゲットにするケリーは、(影響力を盾に女優たちに性的暴行を働いてたハリウッドの名プロデューサー)ハーヴェイ・ワインスタインよりタチが悪い」という怒りの声、「別に何も驚かない」「今も昔も変わらない、ロリコンのキモい男」だという声などが飛び交っている。

 業界から干され、さらに追い打ちをかけられた形となったケリーが今後、「LifeTime」局にどのような応戦をするのか? 昨年7月にリリースした反論ソング「I Admit」のように曲で対抗するのか、はたまた性的暴行で起訴されているケヴィン・スペイシーのようにYouTubeに動画を載せるのか? 今後のケリーの動向に注目したい。

【新年企画】7名の漫画家が描き下ろし! 2019年の「年賀状イラスト」をスペシャル公開

 新年あけましておめでとうございます。 

 日頃のご愛読に感謝を込めて、サイゾーウーマンで執筆中の漫画家さん7名より読者のみなさまへ、描き下ろし年賀状をご提供いただきました!

 それぞれの年賀状をクリックすると、これまでの作品がイッキ読みできますので、ぜひ読んでみてくださいね。

 本年もご愛読よろしくお願いいたします!


【マンガ連載作品一覧】

ネット配信で人生が狂った人の裏側ぶっちゃけていいスか!?』……あさの☆ひかり

婚約破棄で訴えてやる!~毒親持ち彼氏と167日間壮絶バトル~』……音咲椿

アラサー独身女、今日も日雇いで生きてます』……柿ノ種まきこ

ヤリマン引退!~マンを持して育児はじめました~』……ドルショック竹下

東京をディグる』……のがみもゆこ

ふっくらタイ移住まんが』……ふっくらボリサット

私の生理、「病名」がつきました。』……まお

30代独女、それでもお酒がやめられない』……緑丘まこ

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これまで仲良かったママ友との関係に変化が……個人的に感じた「上にきょうだいがいるママ」の傾向

 先日の土曜日、近所の児童館で遊んでいた小学3年生の娘ココを迎えに行くと、遊び足りないのか、2年生の女子4人と一緒に公園で遊びたいと言い出しました。「行くのは問題ないけど、みんなのお父さんとお母さんはなんて言ってるの?」と聞くと、みんな口をそろえて「夕方5時に帰れば大丈夫!」と言います。でもその前に2人の子が家にキックボードを取りに行きたいというので、オレも付いていくことに。ちなみにこの4人はココと同じ学童保育クラブに通ってるので見覚えはあるけど、保護者のことは知らない。保護者会にも学童の行事にも来たことないからね。

 1軒目。マンション内にココと4人が入って行ったので、オレは入り口で待つことに。しばらくして女の子とママが出て来ました。「はじめまして。みんなで公園に行ってきますね、オレが付き添いしますので」とあいさつすると、「本当すみません! ちょっと手が離せないのでよろしくお願いします」と言われます。そして2軒目。家の前で待っていると、ご両親が出てきて「すみません。遊びに連れてってくれるみたいで……」とあいさつされたので、「いえいえ、うちの子もいるので問題ないですよ」と、5人を連れて公園に行く。

 オレが公園に付き添うのはまったく問題ないんだけど、保護者のみなさん、よく小学2年生の女子を夕方5時まで自由にさせてるな~と驚いたね。オレは絶対無理。この日だって、児童館で祭りがあるから連れて行ったけど、ココは友だちを見つけるなり、「帰って!」と騒ぎました、親がいると恥ずかしいと思う年頃になってきたんでしょう。面倒だけど一度帰って、また迎えに来たんですよ。やっぱりココ一人で帰ってこさせるのは不安だからね。

 公園に行く途中、女子たちに「きょうだいはいるの?」と聞くと、4人ともお姉ちゃんがいるそう。なるほど。2人目、3人目のパパママは気持ちの余裕があるのか、物理的に1人の子に付きっ切りが無理なのか、子どもを自由にさせる人が多いんですよね。

 上にきょうだいがいる子のパパママには、別の傾向も。ココには、幼稚園の時から仲のいいSちゃんという子がいるんですが、この子はお兄ちゃんが2人います。近所の子ども向けのイベントがあると、Sちゃんママに「一緒に行かない?」とLINEするんですが、「無理」という返事。ほかの友だちも、上にきょうだいがいる人には断られることが多い。逆に、下のきょうだいがいるママは予定が会えば一緒に行く。思うに、上にきょうだいがいるママはすでにいろんなところに遊びに行っていて、めんどうなのか、子どもイベントが混むことを知っていて行列に並びたくないのか、とにかく誘いを断ることが多い。

 Sちゃんママが言うには、Sちゃんは職業体験施設「キッザニア」には行ったことがないそう。「上のお兄ちゃんを何度も連れて行ったのでもう飽きたんだよね」とのこと。「いや、ママは飽きたんだろうけど、Sちゃんは行ったことないんでしょ!」とツッコんでみたけど、行列で長時間立ってるのがつらいらしい。「きょうだい一緒に行くとか、お兄ちゃん2人は留守番させてSちゃんだけでも連れて遊びに行けないものかね?」と聞いたら、「3人連れて行くとお金がかかるし、上は男だから女の子の遊びに付き合いたくないみたい」とのこと。

 なるほどなぁ。ココは一人っ子だから、オレと妻くらたまの両方がかかりっきりになれるし、オレ1人でも旅行やイベントに連れて行けるけど、きょうだいがいると確かにお金がかかるから、行く場所を考えるかも。特にオレは現在、無職でお金ないからさ。

 でも誘う側としては、上にきょうだいがいるママはフットワークが悪いなと思うのが本音です。LINEでの返信もほぼ100%「無理」と一言だけだから、もう誘わない方がいいのかもなあ。

 最近仲良くしているママ友2人は、どちらとも子どもがココと同じバドミントンクラブに通ってる3年女子なんだけど、ココとは別の小学校。クラブではココもこの2人と仲良くしてるんです。どちらも下に弟がいるんだけど、遊びに対してのフットワークはめちゃ軽い! 何度か近所のイベントに誘ったけど、だいたい快諾。LINEで「無理」「行かない」と一言で返信されると、こっちも「あっそ」で会話が終わるじゃないですか。でもフットワークが軽いこのママ友は「いいですね! じゃ現地で適当に!」と、特に待ち合わせしなくても現地で会えば一緒に子どもを遊ばせられる。さらには近所のイベントや面白かった場所など情報交換もできるんです。

 ココが小学3年になり、ママ友との付き合いも変わってきたという感じかな。さみしいけどね。でも学童のママ友たちとは比較的話します。ママ友もフットワークが軽くてコミュニケーション能力がある人じゃないと、オレとしても誘いにくいってことだよ。

【マンガ】ピル使用者への「思い込みあるある」――セクハラすぎる誤解にイライラ!【第16回】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

ムカつきすぎて震える

(つづく)

――「私の生理、病名がつきました。」は、毎週日・月・火の週3回更新になります。お楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

【第1回】私の生理、ビョーキでした!?
【第2回】「生理で病院」を後回しにしていたら
【第3回】恥ずかしすぎる「例のイス」
【第4回】私のアソコ、何が入ってるの!?
【第5回】「子ども生みたい? 結婚してる?」
【第6回】月経困難症、はじめてのピル!
【第7回】「避妊薬」じゃないピル
【第8回】「ピルの副作用」って?
【第9回】ピルを飲み始めたら「こうなった」!
【第10回】2週間も「血が流れっぱなし」!?
【第11回】「ピルを飲む時間」は結構シビア
【第12回】「月経困難症+就職」で検索してみたら
【第13回】生理痛で欠勤、正直に言ってみた
【第14回】ピルを飲んで数カ月、どうなった?
【第15回】PMSが軽くなった!?

【マンガ】ピル使用者への「思い込みあるある」――セクハラすぎる誤解にイライラ!【第16回】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

ムカつきすぎて震える

(つづく)

――「私の生理、病名がつきました。」は、毎週日・月・火の週3回更新になります。お楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

【第1回】私の生理、ビョーキでした!?
【第2回】「生理で病院」を後回しにしていたら
【第3回】恥ずかしすぎる「例のイス」
【第4回】私のアソコ、何が入ってるの!?
【第5回】「子ども生みたい? 結婚してる?」
【第6回】月経困難症、はじめてのピル!
【第7回】「避妊薬」じゃないピル
【第8回】「ピルの副作用」って?
【第9回】ピルを飲み始めたら「こうなった」!
【第10回】2週間も「血が流れっぱなし」!?
【第11回】「ピルを飲む時間」は結構シビア
【第12回】「月経困難症+就職」で検索してみたら
【第13回】生理痛で欠勤、正直に言ってみた
【第14回】ピルを飲んで数カ月、どうなった?
【第15回】PMSが軽くなった!?

『ボヘミアン・ラプソディ』異例の大ヒットと“ミーハーファン”に支えられた「クイーン」の真実

 昨年下半期に大ヒットした映画といえば、世界的人気を誇る英ロックバンド・クイーンの軌跡を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』(20世紀フォックス映画)。昨年12月23日の時点で、興行収入が62億3,576万7,480円、観客動員が453万3,806人に達するほどだ。ちなみに、この興収は昨年公開の洋画の中では、81億円の『ジュラシック・ワールド 炎の王国』(東宝東和)に次いで、第2位となる。

 さて、今でこそレジェンド級のロックバンドの1つに数えられるクイーンだが、1973年にデビューした当初はアメリカはおろか、本国イギリスでも鳴かず飛ばずだった。70年代の日本における洋楽シーンをよく知る50代の音楽ライターは、次のように語る。

「比較的よく知られた話ではありますが、クイーンを世界で最初に評価したのが日本の洋楽ファンでした。ただ、その人気は主に女性ファンに支えられたものであり、クイーンは硬派な洋楽ファンからはキワモノ扱いされる存在だったんです」

 70年代前半、コアな洋楽ファンはレッド・ツェッペリンやディープ・パープルといったハードロック、ピンク・フロイドやイエスといったプログレッシブ・ロックを好んで聴いていた。そうした人たちからすると、本国でも評価が低かった初期のクイーンは、音楽的にもビジュアル的にも異端でしかなかった。

「世界に先駆け、日本でいち早く人気に火がついたといっても、あくまでもミーハー人気だったわけです。とりわけドラムのロジャー・テイラーの王子様風のビジュアルは、女性ファンのハートをつかみました。当時の洋楽専門誌はプレーヤー別の人気ランキングが毎年掲載されていたのですが、テイラーは常に上位にランクインしていましたね。たぶん当時は、クイーンのファン層はベイ・シティ・ローラーズ(70年代に世界的な人気を博したイギリスのアイドルバンド)のファン層とも被っていたと思いますよ。もちろんクイーンの音楽性を評価した男性ファンも少ないながらも存在したのですが、マニアックな洋楽の世界ではファンであることを公言できず、肩身の狭い思いをしたはずです。日本で人気があったとはいえ、クイーンが音楽的評価を得るのには、それなりに時間がかかりました。こうした話は、新しいファンからすると、意外かもしれませんが」(同)

 インターネットのなかった70年代は、欧米の流行がリアルタイムで日本に入って来なかった事情もあり、クイーンに限らず、本国で無名のバンドが突然日本で人気を集めたりするケースが少なからずあった。クイーンの現在の名声を考えると、日本のミーハーファンの嗅覚も捨てたものではないと言える。

『ボヘミアン・ラプソディ』異例の大ヒットと“ミーハーファン”に支えられた「クイーン」の真実

 昨年下半期に大ヒットした映画といえば、世界的人気を誇る英ロックバンド・クイーンの軌跡を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』(20世紀フォックス映画)。昨年12月23日の時点で、興行収入が62億3,576万7,480円、観客動員が453万3,806人に達するほどだ。ちなみに、この興収は昨年公開の洋画の中では、81億円の『ジュラシック・ワールド 炎の王国』(東宝東和)に次いで、第2位となる。

 さて、今でこそレジェンド級のロックバンドの1つに数えられるクイーンだが、1973年にデビューした当初はアメリカはおろか、本国イギリスでも鳴かず飛ばずだった。70年代の日本における洋楽シーンをよく知る50代の音楽ライターは、次のように語る。

「比較的よく知られた話ではありますが、クイーンを世界で最初に評価したのが日本の洋楽ファンでした。ただ、その人気は主に女性ファンに支えられたものであり、クイーンは硬派な洋楽ファンからはキワモノ扱いされる存在だったんです」

 70年代前半、コアな洋楽ファンはレッド・ツェッペリンやディープ・パープルといったハードロック、ピンク・フロイドやイエスといったプログレッシブ・ロックを好んで聴いていた。そうした人たちからすると、本国でも評価が低かった初期のクイーンは、音楽的にもビジュアル的にも異端でしかなかった。

「世界に先駆け、日本でいち早く人気に火がついたといっても、あくまでもミーハー人気だったわけです。とりわけドラムのロジャー・テイラーの王子様風のビジュアルは、女性ファンのハートをつかみました。当時の洋楽専門誌はプレーヤー別の人気ランキングが毎年掲載されていたのですが、テイラーは常に上位にランクインしていましたね。たぶん当時は、クイーンのファン層はベイ・シティ・ローラーズ(70年代に世界的な人気を博したイギリスのアイドルバンド)のファン層とも被っていたと思いますよ。もちろんクイーンの音楽性を評価した男性ファンも少ないながらも存在したのですが、マニアックな洋楽の世界ではファンであることを公言できず、肩身の狭い思いをしたはずです。日本で人気があったとはいえ、クイーンが音楽的評価を得るのには、それなりに時間がかかりました。こうした話は、新しいファンからすると、意外かもしれませんが」(同)

 インターネットのなかった70年代は、欧米の流行がリアルタイムで日本に入って来なかった事情もあり、クイーンに限らず、本国で無名のバンドが突然日本で人気を集めたりするケースが少なからずあった。クイーンの現在の名声を考えると、日本のミーハーファンの嗅覚も捨てたものではないと言える。

バブリーな独裁アミューズメントパーク「朴正煕大統領生家」

 60~70年代に大統領を務め、韓国の高度経済成長を成し遂げた朴正煕(パク・チョンヒ)。その業績から「半神半人」と崇められる一方で、軍事政権を率いた独裁者とも酷評される、何はともあれ韓国ぶっちぎりの偉人である。

 そんな元大統領閣下の故郷である亀尾(クミ)市は、国内有数の保守派タウンであり、ネット民からスターリングラードとかけて「朴正煕グラード」とも呼ばれている。その街に、閣下の生まれた家がバブリーな様子で公開されていると聞き、足を運んだ。

 亀尾駅でタクシーに乗ること15分。「朴正煕路」と名付けられた広い道路をまっすぐ進むと、駐車場の整備された大きな公園が現れた。ここが「朴正煕大統領生家」だ。

 最初に目に飛び込んできたのは、手書きのメッセージと大量の国旗を掲げる、駐車場の脇の怪しげなテント。正煕の娘であり、2017年3月に収賄罪などで逮捕された元大統領・朴槿恵(パク・クネ)の釈放をスピーカーで訴える極右団体だが、そこにはお年寄り数人の姿しか見えず閑散としている。時期が時期なら大変盛り上がっていたことだろう。

 食事処である韓国家屋を左手に見ながら歩道を進むと、現れたのが「民族中興館」。現代美術館を思わせるモダンな建物だ。ちなみに、民族中興館の建設費に58億ウォン(約6億円)が使われているという。

 中庭の真ん中には、大統領閣下と一緒に握手をしたりマッコリを飲んだりできる、浮かれたトリックアートが立っている。トリックアート大国、韓国ならではの風景である。

 建物に足を踏み入れると、制作費だけは無駄に高そうな巨大なオブジェが登場! 逆三角形の部分にホログラムの大統領閣下が浮かび上がり、本物みたいに動くからちょっとしたSFだ。こんなものが自宅の寝室にあったら結構つらい。

 館内には閣下の私物や業績を紹介するコーナーが。閣下のお顔をモチーフに作られたという「へえ」としか言いようがないアートを眺め、フォトコーナーで閣下との合成写真を作ってもらう。

 中でも圧巻の展示物が「ハイパードーム上映館」だ。360度のドーム型空間にプロジェクター10台で映写するアジア初の最先端技術で、閣下の一代記を上映してくれるのだという。

 私のほか、10人前後のお年寄りたちがわらわらと集まり、やがて上映が始まった。映像はまさに未知の体験。前後左右から景色や文字が飛び出してくるので、どこを観ればいいのかまったくわからない。周囲のお年寄りたちも固まったままだ。

 圧倒されっぱなしの13分は過ぎ、最後の最後に閣下の名言「我が一生、祖国と民族のために」がドカーンと映し出されると、謎の感動が込み上げてきた。

 興奮冷めやらぬまま民族中興館を出ると、向かいにお土産店が。「我が一生、祖国と民族のために」の文字が書かれた置き時計などが販売されており、思わず購入しそうになる。

 さらに奥へと向かうと、このスポットの総本山、閣下の生まれた家にたどり着いた。その入り口にて、等身大パネルの大統領と夫人がフレンドリーに迎えてくれる演出が憎い。なお、このパネルには撮影時の注意事項として「肩に手をかけない」とあるので、要注意だ(まったくフレンドリーではない)。

 生家の左手には「追慕館」という礼拝所があるが、16年に放火され、今は新しいものに変わっている。なお放火犯は、13年に盧泰愚(ノ・テウ)元大統領の生家も放火し、さらに全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の生家も放火しようとしたこともあるという。大統領生家放火フェチか。

 閣下の生家はかやぶき屋根の住まい。1917年に生まれ、20歳まで過ごした当時そのままの姿ではなく、64年に改装されているためリアリティはない。なので、ここが勉強部屋だと言われても微妙ではある。

 最後に、朴正煕大統領生家における最大の見どころを確認しに、庭園の方へと歩いた。長い石畳の向こうで待っていたのは、ゴージャスな朴正煕銅像だ!

 銅像は全長5メートルと大きく、圧倒的な神々しさ。ご丁寧にもその背後からは、大統領閣下が作詞作曲した「セマウルの歌」がノンストップで流れており、何周も聞くうちに夢の国に連れていかれそうになる。

 この銅像は2011年、制作費12億ウォン(1億円以上)かけて建立された。当初は10.7メートルという、もっと巨大なサイズで予定されていたそう。大仏か。

 銅像の後ろには、工事中の敷地が遥か彼方まで続いていた。計画によると、この7万8,457平方メートルの敷地(福岡ドームよりも大きい)には、286億ウォン(約28億円)の予算をかけて追慕館、時代村、ふたつめの復元生家、遺品展示館などを作る計画があるという。生家のニセモノ、もうひとつ作ってどうすんの?

 時代に逆行したこうした公園整備にはさすがに反対の声が多く、今も事業は進んでいないという。とはいえ、建築費用を出す立場にはない珍スポ好きの外国人としては、さらに充実した独裁アミューズメントパークの姿をぜひとも見てみたいと思った。

(文・写真=清水2000)

●朴正煕大統領生家

住所 慶尚北道亀尾市朴正煕路107(上毛洞171)

休館日 月曜、元旦、旧正月、旧盆

開場時間 9:00~18:00