イメクラ風俗嬢も困惑、定番の痴漢プレイで言葉責め、運動会のシチュエーションも!?

 風俗遊びの中に、「イメージプレイ」というものがあります。先生と生徒、上司と部下、などといったシチュエーションを設定して遊ぶプレイです。少しニッチなプレイなように感じますが、イメージプレイに特化した風俗店・イメージクラブ(イメクラ)は全国に点在しています。「俺が先生になるから、女子高生になりきって!」って頼むのは、どこか恥ずかしいですもんね……。  とあるイメクラに勤めているさくらさん(21歳/仮名)も、「なかなかパートナーにお願いできないから、風俗でイメージプレイを楽しんでいる人は結構いると思う」と話します。 イメージプレイは演技力が重要!  さくらさんが勤めているのは、デリヘル式の学園系のイメクラ。店にはさまざまな制服が用意されていて、学生(というテイの女性)とエッチなプレイを楽しめるという店です。コースの中に、学生に痴漢ができるというコースや、部屋を教室に見立ててプレイするというコースがあって、さくらさんいわく「一番人気は痴漢コースです」とのこと。 「痴漢コースって言っても、ホテルの一室でプレイするんですが(笑)。部屋に電車の吊革を掛けて、車内の音をプレーヤーで流すんです。お客さんが吊革に捕まっている女の子を自由に触って、痴漢している気分を味わえる、というもの。作り込みがチープですが、私は足を揺らして“電車に乗っている感”を出したりしていますよ。痴漢だから触られても小さく反応したり、抵抗したりします」  さくらさんは、「イメージプレイは女の子側もだけど、お客さん側にも多少の演技力が求められる」といいます。“ホテルで痴漢”というおかしさに気づいて、我に返ってしまうと、一気に雰囲気がぶち壊れるとか。 「やっぱり戸惑うお客さんもいますけど、びっくりする位シチュエーションに没入するお客さんもいますよ。耳元で『本当は気持ちいいんだろ』とか『抵抗しているけど濡れてるじゃねえか』ってささやく人もいます。なかなか迫真の演技ですよ」  さくらさんが勤めている店は、お客さん側がシチュエーションを提案することもできるそうです。AVでよく見る「マッサージ店でいつの間にかエッチなプレイ」や「お客さんが透明人間になってエッチないたずらをする」という驚きのものまで! 見えているのに、透明人間にいたずらされているフリをするのは、演技力がかなり求められそうです。 「一番戸惑ったのは“運動会”というシチュエーションですね。店に体操服のコスチュームがあるのでそれを着て、頭にはお客さんが持参したハチマキを巻いて。お客さんも同じ色のハチマキを巻いて。まず選手宣誓から始まるんですよ。ガチで拳を上げて『エイエイオー!』って言わされました(笑)。いろんな競技を“イメージ”でやっていくんですが、定番は綱引き。もちろんエア綱引きです。勝ち負けの裁量はそのお客さんが決めるんですが、大抵負けて、負けの責任を私にふっかけられて、エッチなお仕置きをされる、っていう流れでしたね。このお客さんは常連さんだっんですが、毎回運動会プレイでした。毎回綱引きで負けて、お仕置きされていました」  さくらさんはイメクラ店の経験を通じて、「本当にさまざまな性癖があるんだな」と実感したそう。確かに運動会プレイは奥が深すぎます!

「フライデー」美人局“セックス動画”流出のアイドルAとは? 過去には「フジ月9出演」も

 8月4日発売の「フライデー」(講談社)が、現役アイドル・Aによる“美人局”の「証拠セックス動画」を入手したと報じている。誌面にはモザイク入りではあるものの、Aの全裸画像などが掲載されており、「場合によっては警察沙汰に発展しかねない」(スポーツ紙記者)と、業界内で物議を醸している。  同誌によれば、今回流出した動画は3年前に撮影されたもので、裸のAと映っているのは青年実業家・B氏とのこと。Aは、自身が心酔するという芸能事務所社長・Cの仲介でB氏と出会い、肉体関係を結んだそうだ。しかも、AはC社長の指示で行為中の自分たちを盗撮し、その動画を使ってC社長がB氏を恐喝していたと伝えている。 「誌面には、一糸まとわぬ姿のAが、ベッドの上でBと会話をしたり、カメラにお尻を向けてキスしている画像が公開されています。また、記事の中では“Gカップ”や“写真集だけではなくドラマや映画にも出演”といったAを特定するヒントが散りばめられている。盗撮や恐喝が事実であれば、C社長だけでなくAも罪に問われかねない内容です」(同)  同誌発売前日から、業界内ではAの情報が拡散されていたという。 「アイドルだけでなく女優としても活動するAは、過去にフジテレビ系“月9ドラマ”にも出演しています。しかし、芸能活動よりも、数々のトラブルで有名になった印象が強いです」(芸能プロ関係者)  その“トラブル”には、今回と似たような流出騒ぎもあったようだ。 「Aは過去にも『セックス写真』絡みのトラブルが、一部週刊誌で報じられている。相手の男性が“芸能界の重鎮”と呼ばれる有名人だっただけに、業界やネットなどではそれなりの騒動になりましたが、本人は一切コメントを出しませんでした」(同)  それでも、同騒動でスキャンダラスなイメージがついたAには、それに見合う過激なオファーも舞い込んでいた。 「この時期から、複数の社がAに対して写真集や映像などでヌードオファーを行っていたんです。ただ、Aはグラビアの経験があるとはいえ、『絶対に乳首は出さない』という主義を貫いており、実現には至っていません」(出版関係者)  ポリシーとして守り抜いてきたヌードが、こんな記事で出てしまったことについて、A本人としては、自業自得では済まされない思いだろう。不可思議な流出騒動の今後は――。

“西の女帝”上沼恵美子のお墨付きも!? 「炎上議員」上西小百合、関西タレントへの道

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『小百合』(双葉社)
 上沼恵美子が、上西小百合衆議院議員に意外な評価を下した。7月30日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)において、世間を騒がせている浦和レッズサポーターとのネットバトルを紹介。その際、過去の上西の同番組への出演を振り返り「いいように言えば、純粋なものを持っている方」「公人とか議員という意識がない普通の女性」「生でやり合ったので好感度は高い」と述べ、スタジオを驚かせた。次の選挙の出馬についても触れた上沼は「今度はやめといたほうがええって。小百合ちゃんって呼ばせてもらおう。そのへんは違うな」と、くぎを刺した。 「『上沼・高田のクギズケ!』は世間を騒がせている当事者を呼んで、上沼さんが愛のある説教を展開する、関西のおばちゃんノリ全開の番組です。上西議員は、2015年9月27日の放送に出演しましたが、上沼さんから一連の言動を批判され『一回(議員を)お辞めになったらどうですか?』と辞職を勧告されるも、上西議員はまったく動じませんでした。上沼さんも『よぉ、泣きませんね』『この場に出てきたことは評価したい』と胆力の強さを認めていましたし、そうした点が面白がられたのではないでしょうか」(放送作家) “西の女帝”である上沼から意外にも気に入られた上西であるが、そこで期待されるのが関西でのタレント活動であろう。何しろ上沼は、関西のメディアでは絶大な影響力を持つ。彼女のお墨付きなら、幅広い活躍が望めそうだ。 「次の衆議院議員選挙は任期満了であれば18年12月に行われますが、政局の流れ次第ではそれより早くなる可能性も高い。上西議員は無所属での出馬となれば、当選はまず望めないでしょう。その後の進路としては、杉村太蔵などと同じくバラエティもこなせる元政治家タレントの道を選ぶのではないでしょうか。関西には『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)、『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(朝日放送)など、ズバズバとモノを言える番組が多い。彼女の高飛車キャラもうまくハマりそうです」(同)  好き嫌いは分かれるが、上西がタレントに求められる強烈なキャラクターと、メンタルをそなえているのは事実であろう。上沼は、すでに上西のタレント適性を見抜いているのかもしれない。 (文=平田宏利)

「休業してたの?」久々登場の森下千里“意識高い系”が裏目に? 知的イメージのゴリ押しで……

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森下千里 オフィシャルブログより
「日刊ゲンダイ」が、タレントの森下千里の近況を報じている。  森下は2001年にレースクイーンとしてデビュー後、グラドルとして人気を博し、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)や『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)などのバラエティ番組でも活躍したが、最近はテレビで見かけることがなかった。同紙によると、森下は2015年に所属事務所を退所し、今春まで2年ほど芸能活動を休止していたという。 「そもそも休業していたことを誰も知らなかったわけですが(笑)、自発的に芸能活動を休止したというよりも、人気に陰りが見え始め、最終的にメディアから声がかからなくなったというのが実際のところでしょう。グラドルはビジュアルが売り物だけに、賞味期限が短い。熊田曜子のように三十路を過ぎても、グラドルとして活動しているのはきわめて異例。なので、多くはグラビアで得た人気を足がかりに女優やタレントへの転進を試みるのですが、芸能界はそんなに甘くない。結局、グラドルにとって最終目的はスポーツ選手やベンチャー社長らとの結婚、いわゆる“玉の輿”になってしまうんです」(芸能記者)  だが、森下の場合、玉の輿に走らなかった“意識の高さ”が、逆に休業に追い込まれるという苦境を招いてしまったと言える。 「休業前はバラエティー番組に進出するだけでなく、株式投資やIT、起業といったジャンルにも手を出しています。また、15年には初の書き下ろし小説『倍以上彼氏』(河出書房新社)も発表しましたが、どれもモノになりませんでした。こうした動きからは、オンナを売り物にするグラドル色を排して、知的なイメージで売り出していこうとする意識の高さがうかがえます。しかし、その一方で、14年に出演した『有吉反省会』(日本テレビ系)では、芸能界の大御所に取り入ろうと必死だったことを明かしています。芸能界での生き残りを懸けて試行錯誤していたということでしょうね」(同)  休業中は広告代理店でインターンとして働いたり、ピラティスのスタジオを経営したりしていたという森下だが、今後はタレント兼作家として活動していきたいと語っており、相変わらずの意識の高さが見え隠れする。知的イメージのゴリ押しが仇とならなければいいが。

「休業してたの?」久々登場の森下千里“意識高い系”が裏目に? 知的イメージのゴリ押しで……

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森下千里 オフィシャルブログより
「日刊ゲンダイ」が、タレントの森下千里の近況を報じている。  森下は2001年にレースクイーンとしてデビュー後、グラドルとして人気を博し、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)や『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)などのバラエティ番組でも活躍したが、最近はテレビで見かけることがなかった。同紙によると、森下は2015年に所属事務所を退所し、今春まで2年ほど芸能活動を休止していたという。 「そもそも休業していたことを誰も知らなかったわけですが(笑)、自発的に芸能活動を休止したというよりも、人気に陰りが見え始め、最終的にメディアから声がかからなくなったというのが実際のところでしょう。グラドルはビジュアルが売り物だけに、賞味期限が短い。熊田曜子のように三十路を過ぎても、グラドルとして活動しているのはきわめて異例。なので、多くはグラビアで得た人気を足がかりに女優やタレントへの転進を試みるのですが、芸能界はそんなに甘くない。結局、グラドルにとって最終目的はスポーツ選手やベンチャー社長らとの結婚、いわゆる“玉の輿”になってしまうんです」(芸能記者)  だが、森下の場合、玉の輿に走らなかった“意識の高さ”が、逆に休業に追い込まれるという苦境を招いてしまったと言える。 「休業前はバラエティー番組に進出するだけでなく、株式投資やIT、起業といったジャンルにも手を出しています。また、15年には初の書き下ろし小説『倍以上彼氏』(河出書房新社)も発表しましたが、どれもモノになりませんでした。こうした動きからは、オンナを売り物にするグラドル色を排して、知的なイメージで売り出していこうとする意識の高さがうかがえます。しかし、その一方で、14年に出演した『有吉反省会』(日本テレビ系)では、芸能界の大御所に取り入ろうと必死だったことを明かしています。芸能界での生き残りを懸けて試行錯誤していたということでしょうね」(同)  休業中は広告代理店でインターンとして働いたり、ピラティスのスタジオを経営したりしていたという森下だが、今後はタレント兼作家として活動していきたいと語っており、相変わらずの意識の高さが見え隠れする。知的イメージのゴリ押しが仇とならなければいいが。

腐敗警察24時!! 麻薬大国フィリピンの捜査内情を生々しく暴き出した『ローサは密告された』

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フィリピンのダークサイドをリアルに描いた『ローサは密告された』。食べていくためには、きれいごとを言っていられない。
 警察を見たらヤクザと思え。思わず、そんな言葉が口からこぼれてくる。フィリピン映画『ローサは密告された』は、2016年のカンヌ映画祭で主人公ローサを演じたジャクリン・ホセに主演女優賞が贈られた力作だ。国家権力を楯に警察官たちが庶民を喰いものにして、とことんしゃぶり尽くす様子がドキュメンタリータッチで生々して描き出されている。  本作を撮ったのは、“フィリピン映画第三期黄金時代”の中核となっているブリランテ・メンドーサ監督。カンヌ映画祭監督賞を受賞した『キナタイ マニラ・アンダーグランド』(09)では、警察学校に通う純真な若者が警察組織の腐敗構造にどうしようもなく取り込まれていく姿をやはりドキュメンタリータッチで描いてみせた。イザベル・ユペールが主演した『囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件』(12)では、ホームレス状態の子どもが生きていくためにゲリラ兵にならざるを得ないフィリピンの社会背景について言及した。目覚ましい経済発展を遂げる一方、激しい社会格差を生んでいるフィリピンのダークサイドにメスを入れ続けている監督だ。本作では主演女優ジャクリン・ホセたちの熱演もあって、スクリーンのこちら側で見ている観客をもマニラの闇世界へと引き込んでいく。  ローサ(ジャクリン・ホセ)はマニラのスラム街で“サリサリストア”を経営している。サリサリストアとはスーパーマーケットなどで袋菓子などを大量に仕入れ、ビンボー人相手にバラ売りしているフィリピン特有の小さな雑貨店のこと。タバコ1本や飴玉1個をバラ売りしているから、当然ながら収益はごくわずか。ローサがいくら頑張っても、夫ネストール(フリオ・ディアス)と4人の子どもたちを食べさせていくのは難しい。そこで一家が食べるのに困らない程度だけ、覚醒剤の密売もしている。近所の少年・ボンボンが「アイス、ちょうだい」と店を訪ねてくるが、これはアイスクリームではなく、シャブの隠語。ご近所の手前もあるので、ローサはごく少量のシャブしか小売りしない実に良心的な売人だった。そんなローサの店はスラム街の風景によく馴染んでいる。
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警察に逆らえば、殺されても仕方ない。それでもローサ(ジャクリン・ホセ)は小さな店を守るために懸命に闘う。
 ローサが目を離していると、夫のネストールはすぐに商品のシャブに手を出してラリってしまう。子どもたちも遊びたい盛りで、店の仕事をあまり手伝わない。ローサがしっかりしているから、辛うじて成り立っている一家だった。その晩も夫婦で覚醒剤をパック詰めする作業を終え、これから家族みんなで晩ご飯を食べようとしていた矢先、警察官たちが逮捕状なしで店に雪崩れ込んできた。抜き打ちでのガサ入れだった。「何? 覚醒剤? 知らない!」とシラを切るローサたちだったが、タバコの箱の中に仕込んでいた覚醒剤の包みと顧客リストが見つかってしまう。夫婦そろって手錠を掛けられ、警察署へと連行されるはめに。到着した警察署では警官たちは私服姿でだらしなくたむろっており、ほとんどヤクザの事務所といった風情だ。ローサ夫婦を取り調べる警察のやり口がこれまたエグい。 「早く釈放されたければ、罪を認めろ。20万ペソ(日本円で44万円)で手を打ってやる」  家に残してきた子どもたちのことが心配で、ローサは一刻も早く帰りたい。少量とはいえ、覚醒剤を扱っていたのは事実で、言い逃れすることは難しい。夫婦で持ち金すべてを警官に手渡すが、当然ながら20万ペソには及ばない。足りない分を埋めるため、ローサは捜査官に言われるがまま覚醒剤の売人の名前を告げる。ローサが電話で誘き出したことで、売人もあっという間に捕まった。売人が持っていた売上金が手に入り、警察署はいっきにパーティーモード。ローサ夫婦が保釈金のつもりで渡したお金も、すべてその場にいた警官たちで山分けしていた。署内は呑めや歌えやのドンチャン騒ぎだ。宴会を始めた警官の目を盗んで売人はケツ持ちを頼んでいる警察上層部にスマホで連絡を入れるが、それが見つかり売人は半殺しにされる。自分が売った売人が血だるまになって倒れた姿を見て、声を失うローサだった。そして、そんなローサに警官は告げる。 「誰かにしゃべったら、お前も殺すぞ!」  メンドーサ監督は実際にあった事件をベースに本作を撮っているが、本作は2015年に撮影しており、16年に就任したロドリゴ・ドゥテルテ大統領による“麻薬戦争”が始まる前の穏やかだった時期の様子を映し出したものだ。麻薬犯罪の撲滅を公約に掲げたドゥテルテ大統領から、超法規的捜査を認められた警察および自警団による犠牲者数は17年1月の時点で7,000人を越えている。麻薬捜査に抵抗しようとした者は問答無用で殺され、警察側にとって都合の悪いことをしゃべらないようにと口封じのために殺された人間も少なくないとされている。殺されるよりはマシと、自分から出頭する覚醒剤常用者たちが相次ぎ、フィリピンの刑務所はすし詰め状態だ。フィリピン警察の過激さは、本作で描かれている以上のものとなっている。
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子どもたちの力で両親を救い出せるのか。長女ラケルを演じたのは、ジャクリン・ホセの実の娘アンディ・アイゲンマン。
 警察がヤクザよりもヤバい存在なら、弁護士を雇えない下流市民は誰を頼ればいいのか。結局は家族同士で助け合うしか方法は残されていない。それまで母親のローサに頼りっきりだった4人の子どもたちは、追加請求された5万ペソを集めるために夜のマニラを走り回る。イケメンの次男カーウィン(ジョマリ・アンヘレス)はオッサンを相手に性サービスに励み、いつもより多めのお小遣いをもらう。母親そっくりで気が強そうな長女ラケル(アンディ・アイゲンマン)は親戚を訪ねて回り、借金を申し込む。父方の叔母さんからは「私たちがマニラに越してきたとき、あんたの母親は何もしてくれなかった」と悪態を突かれまくる。うつむいた長女は唇を噛み締めて、じっと耐えるしかなかった。多分、母ローサはこれよりもっと辛い目に遭いながら、あの店を手に入れたに違いない。長男ジャクソン(フェリックス・エコ)は両親を警察に売ったヤツの正体を知り、怒りを爆発させる。それまで自分勝手に暮らしていた子どもたちだが、両親を助け出すために一致団結する。救いのない悲惨な物語の中で、唯一胸が熱くなるシーンだ。  メンドーサ監督は、大統領選挙中からドゥテルテ支持を表明しており、ドゥテルテ大統領により麻薬戦争について、以下のように語っている。 「最善の策とは言えない。でも、今できることをやっている。麻薬撲滅戦争は犠牲者を数多く出しているけれど、その分だけ根底の悪人を処分できていることも事実なんです」  刑務所にいる薬物中毒者たちをどう社会更生させるのか、また警察内部の腐敗構造はどう改善していくのかという重要問題はそのまま残されている。フィリピンが抱える闇はそうとうに深い。ローサが懸命に守ろうとしたスラム街のあの小さな店は、今は何を売っているのだろうか。 (文=長野辰次)
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『ローサは密告された』 監督/ブリランテ・メンドーサ 出演/ジャクリン・ホセ、フリオ・ディアス、フェッリックス・ロコ、アンディ・アイゲンマン、ジョマリ・アンヘレス、イナ・トゥアソン、クリストファ・キング、メルセデス・カブラル、マリア・イサベル・ロペス 配給/ビターズ・エンド 7月30日より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー中 (c)Sari-Sari Store 2016 http://www.bitters.co.jp/rosa
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『パンドラ映画館』電子書籍発売中! 日刊サイゾーの人気連載『パンドラ映画館』が電子書籍になりました。 詳細はこちらから!

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フィリピンのダークサイドをリアルに描いた『ローサは密告された』。食べていくためには、きれいごとを言っていられない。
 警察を見たらヤクザと思え。思わず、そんな言葉が口からこぼれてくる。フィリピン映画『ローサは密告された』は、2016年のカンヌ映画祭で主人公ローサを演じたジャクリン・ホセに主演女優賞が贈られた力作だ。国家権力を楯に警察官たちが庶民を喰いものにして、とことんしゃぶり尽くす様子がドキュメンタリータッチで生々して描き出されている。  本作を撮ったのは、“フィリピン映画第三期黄金時代”の中核となっているブリランテ・メンドーサ監督。カンヌ映画祭監督賞を受賞した『キナタイ マニラ・アンダーグランド』(09)では、警察学校に通う純真な若者が警察組織の腐敗構造にどうしようもなく取り込まれていく姿をやはりドキュメンタリータッチで描いてみせた。イザベル・ユペールが主演した『囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件』(12)では、ホームレス状態の子どもが生きていくためにゲリラ兵にならざるを得ないフィリピンの社会背景について言及した。目覚ましい経済発展を遂げる一方、激しい社会格差を生んでいるフィリピンのダークサイドにメスを入れ続けている監督だ。本作では主演女優ジャクリン・ホセたちの熱演もあって、スクリーンのこちら側で見ている観客をもマニラの闇世界へと引き込んでいく。  ローサ(ジャクリン・ホセ)はマニラのスラム街で“サリサリストア”を経営している。サリサリストアとはスーパーマーケットなどで袋菓子などを大量に仕入れ、ビンボー人相手にバラ売りしているフィリピン特有の小さな雑貨店のこと。タバコ1本や飴玉1個をバラ売りしているから、当然ながら収益はごくわずか。ローサがいくら頑張っても、夫ネストール(フリオ・ディアス)と4人の子どもたちを食べさせていくのは難しい。そこで一家が食べるのに困らない程度だけ、覚醒剤の密売もしている。近所の少年・ボンボンが「アイス、ちょうだい」と店を訪ねてくるが、これはアイスクリームではなく、シャブの隠語。ご近所の手前もあるので、ローサはごく少量のシャブしか小売りしない実に良心的な売人だった。そんなローサの店はスラム街の風景によく馴染んでいる。
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警察に逆らえば、殺されても仕方ない。それでもローサ(ジャクリン・ホセ)は小さな店を守るために懸命に闘う。
 ローサが目を離していると、夫のネストールはすぐに商品のシャブに手を出してラリってしまう。子どもたちも遊びたい盛りで、店の仕事をあまり手伝わない。ローサがしっかりしているから、辛うじて成り立っている一家だった。その晩も夫婦で覚醒剤をパック詰めする作業を終え、これから家族みんなで晩ご飯を食べようとしていた矢先、警察官たちが逮捕状なしで店に雪崩れ込んできた。抜き打ちでのガサ入れだった。「何? 覚醒剤? 知らない!」とシラを切るローサたちだったが、タバコの箱の中に仕込んでいた覚醒剤の包みと顧客リストが見つかってしまう。夫婦そろって手錠を掛けられ、警察署へと連行されるはめに。到着した警察署では警官たちは私服姿でだらしなくたむろっており、ほとんどヤクザの事務所といった風情だ。ローサ夫婦を取り調べる警察のやり口がこれまたエグい。 「早く釈放されたければ、罪を認めろ。20万ペソ(日本円で44万円)で手を打ってやる」  家に残してきた子どもたちのことが心配で、ローサは一刻も早く帰りたい。少量とはいえ、覚醒剤を扱っていたのは事実で、言い逃れすることは難しい。夫婦で持ち金すべてを警官に手渡すが、当然ながら20万ペソには及ばない。足りない分を埋めるため、ローサは捜査官に言われるがまま覚醒剤の売人の名前を告げる。ローサが電話で誘き出したことで、売人もあっという間に捕まった。売人が持っていた売上金が手に入り、警察署はいっきにパーティーモード。ローサ夫婦が保釈金のつもりで渡したお金も、すべてその場にいた警官たちで山分けしていた。署内は呑めや歌えやのドンチャン騒ぎだ。宴会を始めた警官の目を盗んで売人はケツ持ちを頼んでいる警察上層部にスマホで連絡を入れるが、それが見つかり売人は半殺しにされる。自分が売った売人が血だるまになって倒れた姿を見て、声を失うローサだった。そして、そんなローサに警官は告げる。 「誰かにしゃべったら、お前も殺すぞ!」  メンドーサ監督は実際にあった事件をベースに本作を撮っているが、本作は2015年に撮影しており、16年に就任したロドリゴ・ドゥテルテ大統領による“麻薬戦争”が始まる前の穏やかだった時期の様子を映し出したものだ。麻薬犯罪の撲滅を公約に掲げたドゥテルテ大統領から、超法規的捜査を認められた警察および自警団による犠牲者数は17年1月の時点で7,000人を越えている。麻薬捜査に抵抗しようとした者は問答無用で殺され、警察側にとって都合の悪いことをしゃべらないようにと口封じのために殺された人間も少なくないとされている。殺されるよりはマシと、自分から出頭する覚醒剤常用者たちが相次ぎ、フィリピンの刑務所はすし詰め状態だ。フィリピン警察の過激さは、本作で描かれている以上のものとなっている。
腐敗警察24時!! 麻薬大国フィリピンの捜査内情を生々しく暴き出した『ローサは密告された』の画像3
子どもたちの力で両親を救い出せるのか。長女ラケルを演じたのは、ジャクリン・ホセの実の娘アンディ・アイゲンマン。
 警察がヤクザよりもヤバい存在なら、弁護士を雇えない下流市民は誰を頼ればいいのか。結局は家族同士で助け合うしか方法は残されていない。それまで母親のローサに頼りっきりだった4人の子どもたちは、追加請求された5万ペソを集めるために夜のマニラを走り回る。イケメンの次男カーウィン(ジョマリ・アンヘレス)はオッサンを相手に性サービスに励み、いつもより多めのお小遣いをもらう。母親そっくりで気が強そうな長女ラケル(アンディ・アイゲンマン)は親戚を訪ねて回り、借金を申し込む。父方の叔母さんからは「私たちがマニラに越してきたとき、あんたの母親は何もしてくれなかった」と悪態を突かれまくる。うつむいた長女は唇を噛み締めて、じっと耐えるしかなかった。多分、母ローサはこれよりもっと辛い目に遭いながら、あの店を手に入れたに違いない。長男ジャクソン(フェリックス・エコ)は両親を警察に売ったヤツの正体を知り、怒りを爆発させる。それまで自分勝手に暮らしていた子どもたちだが、両親を助け出すために一致団結する。救いのない悲惨な物語の中で、唯一胸が熱くなるシーンだ。  メンドーサ監督は、大統領選挙中からドゥテルテ支持を表明しており、ドゥテルテ大統領により麻薬戦争について、以下のように語っている。 「最善の策とは言えない。でも、今できることをやっている。麻薬撲滅戦争は犠牲者を数多く出しているけれど、その分だけ根底の悪人を処分できていることも事実なんです」  刑務所にいる薬物中毒者たちをどう社会更生させるのか、また警察内部の腐敗構造はどう改善していくのかという重要問題はそのまま残されている。フィリピンが抱える闇はそうとうに深い。ローサが懸命に守ろうとしたスラム街のあの小さな店は、今は何を売っているのだろうか。 (文=長野辰次)
腐敗警察24時!! 麻薬大国フィリピンの捜査内情を生々しく暴き出した『ローサは密告された』の画像4
『ローサは密告された』 監督/ブリランテ・メンドーサ 出演/ジャクリン・ホセ、フリオ・ディアス、フェッリックス・ロコ、アンディ・アイゲンマン、ジョマリ・アンヘレス、イナ・トゥアソン、クリストファ・キング、メルセデス・カブラル、マリア・イサベル・ロペス 配給/ビターズ・エンド 7月30日より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー中 (c)Sari-Sari Store 2016 http://www.bitters.co.jp/rosa
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NEWSの大黒柱、小山慶一郎の魅力を徹底解剖!

 「最高の2番手になる」――“自分を生かし、同時に周囲を立てる”ことを標榜するNEWSのリーダー・小山慶一郎。
 彼がたどった苦節、人生のターニングポイントにフォーカスすることで、その奥行きの知れない魅力の数々に迫ります!

俺はマジでメンバーが好きなんですよ、マジで・・・・4P~
—–僕の最大の誇りはNEWSの小山慶一郎でいること

「当たり前」が「感謝」に変わった・・・・14P~
—–みんなが笑顔でいてくれたら、正直、それで幸せです

生意気な言葉かもしれないけど、無駄な努力はないと思う・・・・32P~
—–EFFORT=RESULT

“あ、やっと戦えるな”って。自分の気持ちが整ったというか・・・・・・46P~
—–今、戦わなければNEWSがなくなる。だったら僕はNEWS存続のために戦う。

さよならは言わないよ。ありがとう!バイバイ!!・・・・60P~
—–失言、天然何でも来い!本人の意図とは裏腹に量産するボケ発言

「お前の意見、どこにあんだよ!?」って(笑)。結構、あります・・・・74P~
—–決断ができなくて、全部OKを出すリーダー

僕はなんでもやります!・・・・88P~
—–責任を引き受けることに躊躇しない小山くんの気持ちの強さが意味するもの

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