おひょいさん訃報映像で明らかになった、薬丸裕英の真実とは

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎茶の間に伝わる真実
 オヒョイさんの訃報を伝える『白熱ライブ ビビット』(TBS系)。生前出ていた『はなまるマーケット』(同)のトークコーナーVTRを使用。それはいいのだが、その中の薬丸裕英の顔にモザイクがかかっていてビックリ。

 薬丸が『はなまる』のMCだったのは皆知ってるし、トーク中の声はそのまま流されているというのに。異様な画ヅラに、「遺恨あり」の構図がありありと。権利関係の話なんだろうけど、薬丸とTBSが「使っていいスか?」「いッスよー」というやりとりもできない間柄であることはよくわかった。これからも「はなまるチェック」は、訃報の度の習慣にしたい。

◎燃え盛る対抗心
 「趣味・石原慎太郎」と言って憚らず、長いこと石原慎太郎の側近中の側近を務めた浜渦武生元東京都副知事。豊洲の用地取得の際の、東京ガスとの交渉のまとめ役。そんな最重要キーマンが、『ゴゴスマ〜GO GO!Smile!〜』(CBCテレビ)に初生出演! わー、出演直前に殺されたりしないだろうか、森喜朗の刺客に。いやいや、本番中に割腹自殺って線もあるかもと、ヤキモキワクワクしてたのだが。出てきた本人を見たら、何てことない、よくある老害だった。

 「私が(都政に)いれば、こんなことになってない」「(石原氏に対して、豊洲に関する質問を)文書でしたのが失礼。直接会って聞けば答えますよ」「先輩なんだから、もう年寄りなんだから、(石原氏に対する)礼儀を尽くせ」で、あらゆる質問をぬらりくらり。これはもう、例の裁判で徹底的にやるしかない、と世間の心は一つに。

 いや、もしかして、これがすでに作戦なのか。国を挙げての「石原慎太郎押しつけ切り離しプロジェクト」がスタートしたということなのか。

 1つだけ同調できた濱渦発言は「何で名古屋のテレビ番組が、こんなに(都政を)やるのか」というひとことだ。本当に、他局が江角マキコでも、ここでは小池百合子がトップニュース。『ゴゴスマ』の都政に対する、この尋常ならざる傾倒っぷりは何なのだ。「五大都市に籍はあるけど、何だか中枢にいる気がしない」という、市民的劣等感が歪んだ形で反映されているということなのか。

 理由はどうあれ、これからも、変わってゆく都政を遠くで叱って。

◎男気伝説
 「ステーキ店で一回に2000万使った」だの「ヘリコプターでディズニーランドに出かけた」だの、豪快伝説が次々飛び出す、故・松方弘樹。しかし一番豪快なのは、経営していたソープランドから手を引くとき語ったという、「粋な客が減って、ソープが文化じゃなくなったから」という理由だ。かっけーーー! もちろん非公開。

おひょいさん訃報映像で明らかになった、薬丸裕英の真実とはの画像2

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

「採精室でシコシコ」から解放! スマホ“精子検査キット”が日本男児を救う!?

 昨今の晩婚化とも相まって、妊娠を望むカップルにとってひとつの壁となり得るのが男性不妊症だ。  しかし、男性不妊症の診察につきものの、精子を採取して検査する「採精」への抵抗から、なかなか病院に足が向かないという男性も多いようだ。  そんな中、自身の精子の状況をスマホで簡単にチェックできるデバイスが発売された。「YO」と名付けられたこの商品(49.95ドル)は、簡単にいえばスマートフォンのカメラレンズにセットして使用する顕微鏡だ。  使用方法はまず、同梱されている精子カップに射精。液化剤を加えて10分放置し、スポイトですくい上げた一滴をプレパラートに載せる。その後、スマホに取り付けたYOにセットすると、画面に自分の精子たちの様子が浮かび上がる。そしてYOの専用アプリの機能により、精子の数や活動状況を分析。受精の可能性を判断することができるという。  ワシントン大学で男性不妊症を研究しているジョン・アモリー医師は、この製品について、「(男性だけでなく)女性にとっても有用だ」と一定の評価を与えている。カップルが望んでも子どもができない場合、男女のどちらに原因があるか、初めはわからない。しかし、男性がまずYOのような製品で精子の状態をチェックすることで、女性がさらに精神的負担の大きい不妊検査を受けずに済むかもしれないからだ。  ちなみに精子に関しては、最近、日本人には気になる報道も出ている。  英紙「デイリー・メール」(12月26日付)の記事によると、豆腐などの大豆製品の摂取が精子にダメージを与える可能性が、スペインのバレンシア大学などが参加する研究によって指摘されたのだ。研究員らは、大豆に含まれる女性ホルモンと似た働きをする成分、フィトエストロゲンと関係があると見ているようだ。  大豆消費量世界一である日本の男性は、さっそくYOで自身の精子の状態をチェックしたほうがいいかも!?

全くブレない自己信頼感こそが、渋谷ギャルのカリスマたるゆえん/藤井みほな『GALS!』

 連載の第1回目でも触れたように、少女漫画誌『りぼん』全盛期だった90年代は女子高生がもてはやされていた時代でもあり、特に90年代の後半は“コギャル”ブーム。当時私はまだ小学生だったけど、コギャルに限らず女子高生の存在や彼女たちが生み出すあらゆる流行に世間の注目が集まっているのは何となく感じていたし、憧れを抱いた。そしてこの国のあらゆる流行は“東京”から生み出されるらしいと知って、自分が暮らしている何にもない田舎がものすごくつまんない場所に思えた。今回取り上げるのは、東京・渋谷で自由に生きるコギャルたちの高校生活を描いた、藤井みほなの『GALS!』(1998~2002年)。

 安室奈美恵が大ブレイクし彼女のファッションやスタイルを真似する“アムラー”が社会現象になったのは1995年のこと。10代の女性が“コギャル”と呼ばれて、女子高校生の社会的価値は急激に上昇、彼女たちと繋がりたい成人男性たちは金銭を支払って“援助交際”し、それが社会問題化した。援助交際というワードは96年の流行語大賞に入賞したほどだった。渋谷はギャルの聖地になり、97年に渋谷109のカリスマ店員が崇拝され、98年には日焼けした肌に派手メイクのヤマンバギャルが登場。97年末に安室が結婚して産休・育休に入り(98年末に復帰)、99年にモーニング娘。と浜崎あゆみがブレイクすると今度は白ギャルが流行った。そんな時代の流れを受けて、『GALS!』は女子小学生をメインターゲットとする『りぼん』で連載開始したのである。

 前回取り上げた水沢めぐみは、1979年に高校一年生の若さでデビューしてから(漫画を描きながら早稲田大学教育学部に進学して卒業もしているからすごすぎる)、保護者も安心の“良い漫画”を常に発表していた。それに対して、90年に水沢と同じく16歳の若さでデビューしたという共通項はあるものの、藤井みほなの描く作品は、保護者をハラハラさせていただろう。

 たとえば高校生モデルの恋と成長を描いた『パッションガールズ』(1994~1995年)では、主人公の櫻井エリカとそのライバルの月岡八純が共にめちゃくちゃ高飛車な性格で、顔を合わせばどちらが“上”であるかを巡って激しい(でもけっこう幼稚な)バトルを繰り広げる。2人の口をついて出るのは、露骨な「私は美しい」発言で、日常会話レベルで多用されていた。ファッションは、ブランド志向強め、露出度高め。そういえば、エリカの部屋には「私は美しい」と書かれた紙が貼ってあった。性的描写はキスシーンに留まっていたものの『パッションガールズ』は、『りぼん』の中では相当“下品な作品”だったと思う。『GALS!』の前作『秘密の花園』(1998年)では、女子中学生同士のセックスを(する前とした後の様子)描いて読者に度肝を抜かせ、また主人公・御園の首を絞める継母も猛烈に怖かった。『りぼん』だけど『りぼん』の枠にとらわれない自由度の高さが藤井みほなの魅力でありウリだった。

勧善懲悪のコギャル

 1998年にスタートした『GALS!』は、そんな藤井みほなの作風と、当時のコギャル全盛・渋谷サイコーの風潮、流行の存在を意識して憧れはじめる年頃という女子小学生読者のニーズという3つがマッチングしたのだろう。かなり下品でギャグ要素の強い作品なのだが、大ヒットした。2001年には『超GALS!寿蘭』のタイトルでアニメ化している。

 物語の舞台をはっきり「渋谷」と定めていて、『109』『渋谷センター街』『マック』『マツキヨ』といった実在の名称も出てくるのは、具体的な地名を記さない作品の多い『りぼん』では画期的だった。主人公は、“渋谷で最強のコギャル”として知られている寿蘭(ことぶき・らん)。私立鳳南(ほうなん)高校1年生。放課後は渋谷に繰り出し、常に渋谷で遊んでいる。蘭に憧れて鳳南高校に入学する者も大勢いるなど、コギャルのカリスマ的存在だ。

 何がどう“最強”なのか。まず、すれ違う男女が100%「すごいカワイイ!」と振り返る美貌。そして、特に格闘技をたしなんでいるワケでもなさそうなのに、めちゃくちゃ腕っ節が強い。勉強は出来ないが、運動神経も抜群に良い。喧嘩最強で、渋谷イチの美女。それが寿蘭なのである。

 両親と兄は揃って警察官で、さらには祖父母も曾祖父母も警察官だったという警察一家に育ち、父親から「警察官になれ」と口うるさく言われているが本人には全く持ってその気なし。蘭はとにかく「今」を楽しみたいのだ。赤メッシュやギャル系ファッションの蘭はチャラそうに見られがちだが、軽薄扱いされると「あたしをナメんじゃねえ!」と拳を振り回す。正義感が強く、曲がったことが大嫌い、男前な性格で、恋愛には相当鈍感、下ネタは人並みに喋るけれどキスもエッチもまだしていない(たぶん大事にとってある。なぜなら、自分のそれにものすごく高い価値があると認識しているから)。

 当時、さまざまなブームを生み出すコギャルたちを有力な消費ターゲットと見なす一方で、「品がない」「だらしない」「学生にふさわしくない」と眉をひそめたり、あるいは“援助交際”とセットで括ったり、コギャルに対する世間の視線や認識は必ずしも“良い”ものではなかった(私の中学にはルーズソックスを“ズルズルソックス”と呼んで嫌悪感を露わにする女性教師がいたなあ。職業柄仕方ないのか)。物語の世界にもそういう“良識”は取り入れられていて、蘭はそんな大人や世間の偏見に反発する。蘭自身はあくどいことや卑怯な真似を許さず、時に熱血発言だってする健全な精神のコギャルである。勧善懲悪のスーパーヒーローみたいな存在だ。作中には大人でも子どもでもなかなかクセの強い人物(闇を抱えた問題のある人物)が多数登場するのだが、卑怯なやつは許せないし、何だかんだ困っている人を放っておけない蘭があれこれ問題を解決する“正義の味方”的要素もあった。読んでいてスカッとする、女子高生版『半沢直樹』というか(でも復讐ものではない)。

 そんな蘭と行動をともにする親友が2人いる。

 蘭とは中学の頃からの親友の山咲美由(やまざき・みゆ)。彼女も私立鳳南高校1年生だが、裕福そうな蘭の家庭とは違い、育児放棄のシングルマザー家庭に育ち現在進行形で孤独を抱えている。中学時代は極悪不良で、チーマーのリーダーを務めていた美由、おそらくキレると蘭よりもっと喧嘩が強い。ただ、相手を殺しかねないため、蘭は美由を止めるストッパー的な役割でいなければならないと自覚し、いつもそばにいる。美由を支えるもう一人の存在は、蘭の実兄で新人警察官の大和だ。渋谷の交番に勤務し、たびたび補導される美由を親身になって救った大和は、美由に惚れられ今は相思相愛の恋人関係にある。美由が高校を卒業したら結婚する予定だ。

 もう1人は、初登場時は清楚なお嬢様系の優等生だった星野綾(ほしの・あや)、私立鳳南高校1年生。綾の両親は厳格で過干渉。そんな両親への反発で(肉体関係を伴わない)援助交際をしていたのだが、蘭にこっぴどく叱られ、そのことがきっかけで蘭、美由と打ち解けて仲間になった。自分に自信がなく、無意識に他人の評価を気にして動いてしまう性格だが、蘭や友人たちとの関係、恋愛を通して少しずつ成長していくキャラクター。

 『GALS!』は、この3人の友情を軸に、コギャル(女子高生)の恋愛、家族、高校生活、進路などを描いた青春ストーリーで、“コギャル”というカルチャーを活かした青春漫画といったところだ。3年半におよぶ長期連載で、登場人物も毎年進級し、やがて卒業する。

主人公がイケメンとくっつかない超展開

 女子の関心はいつでも恋とオシャレ、とばかりに、作中の女子高生たちは惚れた腫れたで忙しい。3人が在籍する鳳南高校は共学だが蘭たちはいつもコギャル同士で大騒ぎして盛り上がっているのが常で、男子生徒との絡みは少ない。その代わり、高校の枠を超えて“渋谷”つながりの他校男子生徒とはいつもつるんでいる。つまり、イケてるギャルは、イケてるメンズとセットで遊ぶのである。蘭たちが行動を共にするのは、「スーパー高校生グランプリ」で1位の乙幡麗(おとはた・れい)と2位の麻生裕也(あそう・ゆうや)。二人とも明匠第一高校の男子生徒で、いうまでもなく2人ともイケメン、渋谷を歩けばファンの女子に囲まれる人気者だ。実際、当時「スーパー高校生」の人気は凄まじかった。麗は見た目さわやか系で性格はクールでマイペース、裕也は見た目チャラそうだが相当なヘタレ。ちなみに2人とも学力は高い。明匠第一は男子校なのだが、麻布高校あたりがモデルなのだろうか。

 さて、その麗も裕也も、好きになった相手は蘭だった(ただし麗に関しては、伏線は多々あっても明確に示されるのは26話)。ここまではわりとよくある話である。読者の感触だと、最終的には麗とくっつくんじゃないかと想像する。が、鈍感すぎる蘭は、どちらの好意にも全く気づかず、第12話で突如登場したタツキチこと黒井達樹(くろい・たつき)と「お前面白いじゃん」という理由で、会った当日に付き合いはじめる。タツキチは蘭とノリが合うし面白い奴だが、麗、裕也ほどビジュアルが良いわけではなく(色黒のギャル男で町田在住)、いわゆる少女漫画の王道イケメンとは言い難いキャラで、こういう展開!? と衝撃的だった。しかも、かませ犬かと思いきや、その後ずーっとタツキチは「蘭の彼氏」として出続けるのである。

 麗は密かに蘭に思いを寄せながらも、自分に好意を抱く綾と付き合いはじめるし、裕也は蘭に告白できないまま、こちらも自分に好意を抱く池袋のコギャル・本多マミと(半ば強引に)付き合いように。裕也はいつの間にか「蘭が好き」ではなく「蘭が好きだった」に変化していったが、麗は「蘭が好き」でありながらも告白する気はなさそうだし、綾をきっぱり拒否するわけじゃないし、女子読者にはその真意が掴みかねるような人物だった。しかも要所要所で、蘭と麗の信頼関係が強調される場面もあり(タツキチ曰く、目に見えない深ーいトコでつながってる)、後半タツキチはかなり嫉妬していた。

 第28話ではいたずらメール事件の影響で「麗が蘭を好き」という話が蘭の耳にも入ったが、第29話ではこんなやりとりをする。

蘭「おめーがあたしにホレたとかゆー話 『つまんねージョークだ』って笑いとばしといていーよな?」
麗「…かまわねーけど? どう取るかなんて おまえの自由だし」

 結局、蘭と麗が結ばれることは最後までなかったし、蘭自身が麗に対してどのような感情を抱いているのかも、作中では明確にされないまま。恋愛に鈍感で無頓着な蘭(でも他人の恋愛には助言している)は、終盤こそ多少繊細な面を見せる描写があったものの、作中“恋する女の子”らしいふるまいをするシーンはなかった。恋愛に悩み右往左往するのは親友の美由、綾で、蘭は終始、振り回されない。蘭は「振り回す側」で、誰に何をされてもブレないのだ。それは恋愛以外のことでも同様で、家庭事情や進路のことで動揺したり、自分の心に抱え込んだりする描写は、美由、綾の見せ場となっていた。

 話を恋愛に戻すが、「ヒロインとイケメン男子が両想いになる」のが定番の少女漫画において、『GALS!』のような設定と展開は、よくいえば斬新、悪くいえばすっきりしない、疑問が残るといったところ。ただ、蘭&タツキチ、綾&麗、マミ&裕也、美由&大和、といった4組のカップルの成り立ちや変化を長いスパンで描いており、しかも「超幸せ」「超どん底」の描写よりも、「問題残しつつ、まあまあ幸せ」「嫌な予感」といった緩い浮き沈みの繰り返しで、だから読んでいる側としてはなかなかすっきりしないわけだが、それはリアルな描き方だったのだと、今にして思う。ちなみに作中を通して、蘭・美由・綾は3人とも(おそらく)処女だし、キスシーンもキスしそうなところに邪魔が入ったりと性的描写はかなり初々しいものになっている。「エッチは~」云々の台詞こそあるが、『りぼん』ゆえの自主規制なのだろうか。

なぜ寿蘭はブレないのか

 蘭は強い。腕っぷしもメンタルも強い。自分がかわいいこともオシャレでイケててモテるのも当たり前だと思っている。虚勢でも自己顕示欲の表出でもマウンティングでもなく、蘭にとって、自分が周囲に愛されることは疑う余地のないことだ。よい意味でプライドが高く、コギャルとしてだけでなく、人間としての誇りを持っている。誰のことよりも自分を信じきっていて、自己肯定感・自己信頼感が突出している少女だ。

 本作に登場するほとんどの10代女子は、ありとあらゆる“人目”を気にして「こんな風に見られたい」願望を抱いている。それ以上に強いのが“「こんな風に見られたくない」願望で、ダサいにしろチャラいにしろ自分の望まない姿で見られていると知ったら、猛烈にプライドが傷ついたり、凹んだりする。他人からの評価を気にするあまり、過ちを犯してしまう登場人物も多い。けれど蘭はたとえ「チャラい」「援交やってそう」などの誤解を受けても、傷ついたりしない。キレるけどキレて終わり。自分のことは誰よりも自分がよく知っているから、気にしない。

 蘭の強さの源は、強烈なまでの自己肯定感。自分を大事にしているから、他者の視線など気にしないし、他人と自分を比べない。誰かを恨んだり、傷つけたりいじめたりしない。いじめや仲間はずれを楽しみたがったり、スクールカーストに捉われたり、空気を読んだりいじったりするのはみんな、自分に自信がないからなのだ。

 そういえば、「自分より強い、太刀打ちできない相手」だと認識している人物が自分より進んだオシャレをしていたり目立つ行動をしたからって文句は言わないのに、「自分より弱いはず、劣っているはずの相手」がオシャレをしたり目だったりすると、モヤモヤして「何あれ許せない」の心理に陥る女子、学生時代、ものすごく多かった……。自分ももっとオシャレしよう、ではなく、相手を攻撃する方向にエネルギーを転じてしまう。自分より弱いと思っていたはずの子に劣等感を抱いている、という自分の状況が許せないのだろう。

 蘭はそもそも劣等感を抱くことがないから、誰のこともいじめない。卑劣なやつには容赦しないけど、自分に逆恨みして攻撃してきた後輩でも謝れば全部チャラ、あっさり許す(第18話)。『GALS!』連載開始の数年前に見たテレビドラマで「一番強い人間っていうのは、一番難しいことができる人間。人のこと許すって難しいよな」という台詞があったのだが(小学校を舞台にした学園ドラマ『みにくいアヒルの子』)、なるほど、人を許せる蘭は、やっぱり一番強い人間だ。そんな蘭が、劣等感に苛まれる他者にかける言葉は「自分サイコー」「とにかく自分を愛せ」と力強い。

「いいか どーせなら男が勝手に貢いでくるくらいのいい女になりな このあたしみたいにな!」
「親の期待にこたえんのに命かけるなんてさ つまんねー人生だな!」
「おめーはそーやって自分の悪口ばっか言ってるん自分が好きなのか!? 自分嫌いなやつが人に好きになってもらおーなんてさー そりゃ虫がよすぎるぜー」
「バカにされんのこわくてギャルやってられっかよ」
「どんな瞬間でもさ あたしは生きてるのが大好きだからに決まってんじゃん」
「まるで操り人形みてーだな お前自身がどこにもいねー そんなんで生きてる手ごたえあったのかよ?」
「心は目に見えねえ だから信じるっきゃないんじゃねーのか? 信じあえなくなったら…もうお手上げじゃん」

 『GALS!』のメイン読者は女子小学生。持ち物も洋服も好きな芸能人も、みんなとうまく合わせる“協調性”が重視される思春期、思い悩む子は多い。保護者からは疎まれそうな藤井みほな作品だけれど、読者に本当に必要な言葉を届けていたんじゃないだろうか。これらの言葉はさらに上の年代、女子中学生にも女子高生はもちろん、大人の女性にも必要だし、男女の別なく、自分の大切さを信じられない人々に届くべきだ。昨今はコギャルブームの頃よりずっと“空気読む”ことが求められる時代だが、だからこそ空気など無視してとことん自分を愛する蘭の生き様は魅力的に映る。あのころ『GALS!』読者だった女子たちも、今は20代。蘭みたいな、いい女になっているだろうか。

全くブレない自己信頼感こそが、渋谷ギャルのカリスマたるゆえん/藤井みほな『GALS!』

 連載の第1回目でも触れたように、少女漫画誌『りぼん』全盛期だった90年代は女子高生がもてはやされていた時代でもあり、特に90年代の後半は“コギャル”ブーム。当時私はまだ小学生だったけど、コギャルに限らず女子高生の存在や彼女たちが生み出すあらゆる流行に世間の注目が集まっているのは何となく感じていたし、憧れを抱いた。そしてこの国のあらゆる流行は“東京”から生み出されるらしいと知って、自分が暮らしている何にもない田舎がものすごくつまんない場所に思えた。今回取り上げるのは、東京・渋谷で自由に生きるコギャルたちの高校生活を描いた、藤井みほなの『GALS!』(1998~2002年)。

 安室奈美恵が大ブレイクし彼女のファッションやスタイルを真似する“アムラー”が社会現象になったのは1995年のこと。10代の女性が“コギャル”と呼ばれて、女子高校生の社会的価値は急激に上昇、彼女たちと繋がりたい成人男性たちは金銭を支払って“援助交際”し、それが社会問題化した。援助交際というワードは96年の流行語大賞に入賞したほどだった。渋谷はギャルの聖地になり、97年に渋谷109のカリスマ店員が崇拝され、98年には日焼けした肌に派手メイクのヤマンバギャルが登場。97年末に安室が結婚して産休・育休に入り(98年末に復帰)、99年にモーニング娘。と浜崎あゆみがブレイクすると今度は白ギャルが流行った。そんな時代の流れを受けて、『GALS!』は女子小学生をメインターゲットとする『りぼん』で連載開始したのである。

 前回取り上げた水沢めぐみは、1979年に高校一年生の若さでデビューしてから(漫画を描きながら早稲田大学教育学部に進学して卒業もしているからすごすぎる)、保護者も安心の“良い漫画”を常に発表していた。それに対して、90年に水沢と同じく16歳の若さでデビューしたという共通項はあるものの、藤井みほなの描く作品は、保護者をハラハラさせていただろう。

 たとえば高校生モデルの恋と成長を描いた『パッションガールズ』(1994~1995年)では、主人公の櫻井エリカとそのライバルの月岡八純が共にめちゃくちゃ高飛車な性格で、顔を合わせばどちらが“上”であるかを巡って激しい(でもけっこう幼稚な)バトルを繰り広げる。2人の口をついて出るのは、露骨な「私は美しい」発言で、日常会話レベルで多用されていた。ファッションは、ブランド志向強め、露出度高め。そういえば、エリカの部屋には「私は美しい」と書かれた紙が貼ってあった。性的描写はキスシーンに留まっていたものの『パッションガールズ』は、『りぼん』の中では相当“下品な作品”だったと思う。『GALS!』の前作『秘密の花園』(1998年)では、女子中学生同士のセックスを(する前とした後の様子)描いて読者に度肝を抜かせ、また主人公・御園の首を絞める継母も猛烈に怖かった。『りぼん』だけど『りぼん』の枠にとらわれない自由度の高さが藤井みほなの魅力でありウリだった。

勧善懲悪のコギャル

 1998年にスタートした『GALS!』は、そんな藤井みほなの作風と、当時のコギャル全盛・渋谷サイコーの風潮、流行の存在を意識して憧れはじめる年頃という女子小学生読者のニーズという3つがマッチングしたのだろう。かなり下品でギャグ要素の強い作品なのだが、大ヒットした。2001年には『超GALS!寿蘭』のタイトルでアニメ化している。

 物語の舞台をはっきり「渋谷」と定めていて、『109』『渋谷センター街』『マック』『マツキヨ』といった実在の名称も出てくるのは、具体的な地名を記さない作品の多い『りぼん』では画期的だった。主人公は、“渋谷で最強のコギャル”として知られている寿蘭(ことぶき・らん)。私立鳳南(ほうなん)高校1年生。放課後は渋谷に繰り出し、常に渋谷で遊んでいる。蘭に憧れて鳳南高校に入学する者も大勢いるなど、コギャルのカリスマ的存在だ。

 何がどう“最強”なのか。まず、すれ違う男女が100%「すごいカワイイ!」と振り返る美貌。そして、特に格闘技をたしなんでいるワケでもなさそうなのに、めちゃくちゃ腕っ節が強い。勉強は出来ないが、運動神経も抜群に良い。喧嘩最強で、渋谷イチの美女。それが寿蘭なのである。

 両親と兄は揃って警察官で、さらには祖父母も曾祖父母も警察官だったという警察一家に育ち、父親から「警察官になれ」と口うるさく言われているが本人には全く持ってその気なし。蘭はとにかく「今」を楽しみたいのだ。赤メッシュやギャル系ファッションの蘭はチャラそうに見られがちだが、軽薄扱いされると「あたしをナメんじゃねえ!」と拳を振り回す。正義感が強く、曲がったことが大嫌い、男前な性格で、恋愛には相当鈍感、下ネタは人並みに喋るけれどキスもエッチもまだしていない(たぶん大事にとってある。なぜなら、自分のそれにものすごく高い価値があると認識しているから)。

 当時、さまざまなブームを生み出すコギャルたちを有力な消費ターゲットと見なす一方で、「品がない」「だらしない」「学生にふさわしくない」と眉をひそめたり、あるいは“援助交際”とセットで括ったり、コギャルに対する世間の視線や認識は必ずしも“良い”ものではなかった(私の中学にはルーズソックスを“ズルズルソックス”と呼んで嫌悪感を露わにする女性教師がいたなあ。職業柄仕方ないのか)。物語の世界にもそういう“良識”は取り入れられていて、蘭はそんな大人や世間の偏見に反発する。蘭自身はあくどいことや卑怯な真似を許さず、時に熱血発言だってする健全な精神のコギャルである。勧善懲悪のスーパーヒーローみたいな存在だ。作中には大人でも子どもでもなかなかクセの強い人物(闇を抱えた問題のある人物)が多数登場するのだが、卑怯なやつは許せないし、何だかんだ困っている人を放っておけない蘭があれこれ問題を解決する“正義の味方”的要素もあった。読んでいてスカッとする、女子高生版『半沢直樹』というか(でも復讐ものではない)。

 そんな蘭と行動をともにする親友が2人いる。

 蘭とは中学の頃からの親友の山咲美由(やまざき・みゆ)。彼女も私立鳳南高校1年生だが、裕福そうな蘭の家庭とは違い、育児放棄のシングルマザー家庭に育ち現在進行形で孤独を抱えている。中学時代は極悪不良で、チーマーのリーダーを務めていた美由、おそらくキレると蘭よりもっと喧嘩が強い。ただ、相手を殺しかねないため、蘭は美由を止めるストッパー的な役割でいなければならないと自覚し、いつもそばにいる。美由を支えるもう一人の存在は、蘭の実兄で新人警察官の大和だ。渋谷の交番に勤務し、たびたび補導される美由を親身になって救った大和は、美由に惚れられ今は相思相愛の恋人関係にある。美由が高校を卒業したら結婚する予定だ。

 もう1人は、初登場時は清楚なお嬢様系の優等生だった星野綾(ほしの・あや)、私立鳳南高校1年生。綾の両親は厳格で過干渉。そんな両親への反発で(肉体関係を伴わない)援助交際をしていたのだが、蘭にこっぴどく叱られ、そのことがきっかけで蘭、美由と打ち解けて仲間になった。自分に自信がなく、無意識に他人の評価を気にして動いてしまう性格だが、蘭や友人たちとの関係、恋愛を通して少しずつ成長していくキャラクター。

 『GALS!』は、この3人の友情を軸に、コギャル(女子高生)の恋愛、家族、高校生活、進路などを描いた青春ストーリーで、“コギャル”というカルチャーを活かした青春漫画といったところだ。3年半におよぶ長期連載で、登場人物も毎年進級し、やがて卒業する。

主人公がイケメンとくっつかない超展開

 女子の関心はいつでも恋とオシャレ、とばかりに、作中の女子高生たちは惚れた腫れたで忙しい。3人が在籍する鳳南高校は共学だが蘭たちはいつもコギャル同士で大騒ぎして盛り上がっているのが常で、男子生徒との絡みは少ない。その代わり、高校の枠を超えて“渋谷”つながりの他校男子生徒とはいつもつるんでいる。つまり、イケてるギャルは、イケてるメンズとセットで遊ぶのである。蘭たちが行動を共にするのは、「スーパー高校生グランプリ」で1位の乙幡麗(おとはた・れい)と2位の麻生裕也(あそう・ゆうや)。二人とも明匠第一高校の男子生徒で、いうまでもなく2人ともイケメン、渋谷を歩けばファンの女子に囲まれる人気者だ。実際、当時「スーパー高校生」の人気は凄まじかった。麗は見た目さわやか系で性格はクールでマイペース、裕也は見た目チャラそうだが相当なヘタレ。ちなみに2人とも学力は高い。明匠第一は男子校なのだが、麻布高校あたりがモデルなのだろうか。

 さて、その麗も裕也も、好きになった相手は蘭だった(ただし麗に関しては、伏線は多々あっても明確に示されるのは26話)。ここまではわりとよくある話である。読者の感触だと、最終的には麗とくっつくんじゃないかと想像する。が、鈍感すぎる蘭は、どちらの好意にも全く気づかず、第12話で突如登場したタツキチこと黒井達樹(くろい・たつき)と「お前面白いじゃん」という理由で、会った当日に付き合いはじめる。タツキチは蘭とノリが合うし面白い奴だが、麗、裕也ほどビジュアルが良いわけではなく(色黒のギャル男で町田在住)、いわゆる少女漫画の王道イケメンとは言い難いキャラで、こういう展開!? と衝撃的だった。しかも、かませ犬かと思いきや、その後ずーっとタツキチは「蘭の彼氏」として出続けるのである。

 麗は密かに蘭に思いを寄せながらも、自分に好意を抱く綾と付き合いはじめるし、裕也は蘭に告白できないまま、こちらも自分に好意を抱く池袋のコギャル・本多マミと(半ば強引に)付き合いように。裕也はいつの間にか「蘭が好き」ではなく「蘭が好きだった」に変化していったが、麗は「蘭が好き」でありながらも告白する気はなさそうだし、綾をきっぱり拒否するわけじゃないし、女子読者にはその真意が掴みかねるような人物だった。しかも要所要所で、蘭と麗の信頼関係が強調される場面もあり(タツキチ曰く、目に見えない深ーいトコでつながってる)、後半タツキチはかなり嫉妬していた。

 第28話ではいたずらメール事件の影響で「麗が蘭を好き」という話が蘭の耳にも入ったが、第29話ではこんなやりとりをする。

蘭「おめーがあたしにホレたとかゆー話 『つまんねージョークだ』って笑いとばしといていーよな?」
麗「…かまわねーけど? どう取るかなんて おまえの自由だし」

 結局、蘭と麗が結ばれることは最後までなかったし、蘭自身が麗に対してどのような感情を抱いているのかも、作中では明確にされないまま。恋愛に鈍感で無頓着な蘭(でも他人の恋愛には助言している)は、終盤こそ多少繊細な面を見せる描写があったものの、作中“恋する女の子”らしいふるまいをするシーンはなかった。恋愛に悩み右往左往するのは親友の美由、綾で、蘭は終始、振り回されない。蘭は「振り回す側」で、誰に何をされてもブレないのだ。それは恋愛以外のことでも同様で、家庭事情や進路のことで動揺したり、自分の心に抱え込んだりする描写は、美由、綾の見せ場となっていた。

 話を恋愛に戻すが、「ヒロインとイケメン男子が両想いになる」のが定番の少女漫画において、『GALS!』のような設定と展開は、よくいえば斬新、悪くいえばすっきりしない、疑問が残るといったところ。ただ、蘭&タツキチ、綾&麗、マミ&裕也、美由&大和、といった4組のカップルの成り立ちや変化を長いスパンで描いており、しかも「超幸せ」「超どん底」の描写よりも、「問題残しつつ、まあまあ幸せ」「嫌な予感」といった緩い浮き沈みの繰り返しで、だから読んでいる側としてはなかなかすっきりしないわけだが、それはリアルな描き方だったのだと、今にして思う。ちなみに作中を通して、蘭・美由・綾は3人とも(おそらく)処女だし、キスシーンもキスしそうなところに邪魔が入ったりと性的描写はかなり初々しいものになっている。「エッチは~」云々の台詞こそあるが、『りぼん』ゆえの自主規制なのだろうか。

なぜ寿蘭はブレないのか

 蘭は強い。腕っぷしもメンタルも強い。自分がかわいいこともオシャレでイケててモテるのも当たり前だと思っている。虚勢でも自己顕示欲の表出でもマウンティングでもなく、蘭にとって、自分が周囲に愛されることは疑う余地のないことだ。よい意味でプライドが高く、コギャルとしてだけでなく、人間としての誇りを持っている。誰のことよりも自分を信じきっていて、自己肯定感・自己信頼感が突出している少女だ。

 本作に登場するほとんどの10代女子は、ありとあらゆる“人目”を気にして「こんな風に見られたい」願望を抱いている。それ以上に強いのが“「こんな風に見られたくない」願望で、ダサいにしろチャラいにしろ自分の望まない姿で見られていると知ったら、猛烈にプライドが傷ついたり、凹んだりする。他人からの評価を気にするあまり、過ちを犯してしまう登場人物も多い。けれど蘭はたとえ「チャラい」「援交やってそう」などの誤解を受けても、傷ついたりしない。キレるけどキレて終わり。自分のことは誰よりも自分がよく知っているから、気にしない。

 蘭の強さの源は、強烈なまでの自己肯定感。自分を大事にしているから、他者の視線など気にしないし、他人と自分を比べない。誰かを恨んだり、傷つけたりいじめたりしない。いじめや仲間はずれを楽しみたがったり、スクールカーストに捉われたり、空気を読んだりいじったりするのはみんな、自分に自信がないからなのだ。

 そういえば、「自分より強い、太刀打ちできない相手」だと認識している人物が自分より進んだオシャレをしていたり目立つ行動をしたからって文句は言わないのに、「自分より弱いはず、劣っているはずの相手」がオシャレをしたり目だったりすると、モヤモヤして「何あれ許せない」の心理に陥る女子、学生時代、ものすごく多かった……。自分ももっとオシャレしよう、ではなく、相手を攻撃する方向にエネルギーを転じてしまう。自分より弱いと思っていたはずの子に劣等感を抱いている、という自分の状況が許せないのだろう。

 蘭はそもそも劣等感を抱くことがないから、誰のこともいじめない。卑劣なやつには容赦しないけど、自分に逆恨みして攻撃してきた後輩でも謝れば全部チャラ、あっさり許す(第18話)。『GALS!』連載開始の数年前に見たテレビドラマで「一番強い人間っていうのは、一番難しいことができる人間。人のこと許すって難しいよな」という台詞があったのだが(小学校を舞台にした学園ドラマ『みにくいアヒルの子』)、なるほど、人を許せる蘭は、やっぱり一番強い人間だ。そんな蘭が、劣等感に苛まれる他者にかける言葉は「自分サイコー」「とにかく自分を愛せ」と力強い。

「いいか どーせなら男が勝手に貢いでくるくらいのいい女になりな このあたしみたいにな!」
「親の期待にこたえんのに命かけるなんてさ つまんねー人生だな!」
「おめーはそーやって自分の悪口ばっか言ってるん自分が好きなのか!? 自分嫌いなやつが人に好きになってもらおーなんてさー そりゃ虫がよすぎるぜー」
「バカにされんのこわくてギャルやってられっかよ」
「どんな瞬間でもさ あたしは生きてるのが大好きだからに決まってんじゃん」
「まるで操り人形みてーだな お前自身がどこにもいねー そんなんで生きてる手ごたえあったのかよ?」
「心は目に見えねえ だから信じるっきゃないんじゃねーのか? 信じあえなくなったら…もうお手上げじゃん」

 『GALS!』のメイン読者は女子小学生。持ち物も洋服も好きな芸能人も、みんなとうまく合わせる“協調性”が重視される思春期、思い悩む子は多い。保護者からは疎まれそうな藤井みほな作品だけれど、読者に本当に必要な言葉を届けていたんじゃないだろうか。これらの言葉はさらに上の年代、女子中学生にも女子高生はもちろん、大人の女性にも必要だし、男女の別なく、自分の大切さを信じられない人々に届くべきだ。昨今はコギャルブームの頃よりずっと“空気読む”ことが求められる時代だが、だからこそ空気など無視してとことん自分を愛する蘭の生き様は魅力的に映る。あのころ『GALS!』読者だった女子たちも、今は20代。蘭みたいな、いい女になっているだろうか。

関ジャニ∞横山裕が『メレンゲの気持ち』に登場! 2月4日(土)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂

●V6

21:00~21:54 『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系) 井ノ原快彦

 

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寿退社の紺野あさ美アナは「思ったより使えなかった」? “元アイドル”採用したテレ東の誤算とは

寿退社の紺野あさ美アナは「思ったより使えなかった」? 元アイドル採用したテレ東の誤算とはの画像1
テレビ東京アナウンサールームより
 テレビ東京アナウンサーである紺野あさ美の退社が報じられた。紺野は、今年1月1日、かねてから交際していたプロ野球・東京ヤクルトスワローズの杉浦稔大投手と結婚。家庭優先のため退社を決めた。現在のところフリー転身の予定はない。  紺野は元モーニング娘。の元メンバーとして、2011年にテレビ東京へ入社。だが、元アイドルの肩書のわりに、目立った活躍はなかった。 「彼女は入社直後からスポーツ、報道、情報番組を幅広くこなしていました。15年3月には初の冠番組として『紺野、今から踊るってよ』が始まります。内容は紺野があちこちに出没し、踊るというシュールなものです。テレ東らしいアクの強い番組といえますが、こちらもそれほど話題となりませんでした」(業界関係者)  紺野は入社3年目となる14年には体調不良から3カ月間、仕事を休養している。一部報道では“局内イジメ”も取りざたされた。いずれにせよ激務である女子アナ業務に馴染めなかったのは確かだろう。 「テレビ東京には、ニュースもバラエティもこなせる能力の高い女子アナが多くいます。ハードな下ネタのイジりを受けていた『やりすぎコージー』の大橋未歩や『ゴッドタン』の松丸友紀は代表的でしょう。紺野はタレントとの絡みはほとんど行っていません。彼女を泥臭いバラエティ仕事に起用できなかったのは、テレビ東京にとって誤算だったといえるかもしれません」(同)  過去、大江麻理子、狩野恵里がアシスタントを務めたバラエティ番組『モヤモヤさまぁ~ず2』では、2016年10月より紺野の後輩にあたる福田典子アナウンサーがアシスタントを務めている。  元アイドルの話題性から採用してみたら「思ったより使えなかった」──これがテレビ東京の本音かもしれない。 (文=平田宏利)

和田アキ子がネット炎上に不満爆発も……「出川の顔がずっと青かった」と支離滅裂な弁明

和田アキ子がネット炎上に不満爆発も……「出川の顔がずっと青かった」と支離滅裂な弁明の画像1
 歌手の和田アキ子が、2日放送のトークバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)に出演。ネットで炎上した出川哲朗へのパワハラ騒動に対し、強く反論した。  先月22日放送の生番組『アッコにおまかせ』(TBS系)で、前日に謝罪会見を終えたばかりの狩野英孝の話題を取り上げた際、和田は同じ事務所の出川哲朗に「電話してみて?」と命令。  出川は、「(狩野は)昨日から謹慎中なんで」「今、僕から連絡したら、相当テンパッてると思うので、もうちょっと落ち着いてから話そうかなと」などと繰り返し拒否したが、和田に「謹慎中イコール、電話も出たらあかんの?」「一応、電話出るかどうかだけ。マネジャーに電話借りてみてよ」などと押し切られ、結局2度にわたり電話をかけさせられていた。  当然、ネット上では「出川も狩野もかわいそう」「謹慎発表の翌日なのに、常識なさすぎ」などと批判が殺到したが、『バイキング』で和田は、「パワハラってさあ、ハラスメントの意味が違うと思うんですけど」「これ、ハラスメント? これはどういう意味のハラスメントに取られたんですか?」などと納得がいかない様子。  和田は、『アッコにおまかせ』の本番前、出川に「おんなじ事務所ちゃうの? ひょっとしたら、(狩野に)電話するかもわからへんでえ」と伝え、出川のマネジャーも電話を用意していたと説明。「出川がずっと顔が青かったから、電話しようか迷ってんけど」というが、結局、本番では電話させることにしたという。  また、この炎上騒動を人から聞かされて知った様子の和田は、「人は打つんだけど、打たれ弱いのよ。だから見ないのよ」と、Twitterをやめた理由を語り、共演者から「強いキャラを演じているだけ」とフォローされると、「えーん! えーん!」と泣くフリで笑いを誘った。 「『なんのハラスメントなの?』とキョトン顔の和田ですが、そもそも謹慎発表の翌日に、生放送で電話をかけるという行為が非常識。さらに、和田は『スピーカーフォンにして? スピーカーフォン知らんの?』『ホンマにかけたか?』『もう1回、かけてみ?』と、終始高圧的で、あの勢いで和田に詰め寄られたら、マセキのマネジャーも携帯電話を差し出すしかないでしょう。アッコファミリーの関係性や、番組の裏で何があったかはわかりませんが、テレビに映った和田が、視聴者を不快にさせたことには変わりません」(芸能記者)  これまで、的外れの発言や、共演者への高圧的な態度が原因で、たびたび炎上騒動を起こしてきた和田。好感度が低い有名人として定着し、「週刊文春」(文藝春秋)が毎年発表する「女が嫌いな女」ランキングでは、首位が定位置となっている。 「1970年代のバラエティ番組『金曜10時!うわさのチャンネル!!』(日本テレビ系)の出演をきっかけに姐御キャラが定着し、『ゴッド姉ちゃん』と称されるようになった和田ですが、和田がいくら通常運転でも、持ち前の“パワハラ芸”は今の時代には合わない。和田自身が世間の声を遮断し、取り巻きに褒められて喜んでいる限り、ネットでの袋叩き状態は続くでしょう」(同)  自ら「出川の顔が青ざめていた」と語りながらも、「了承を得てる」と言い張った和田。この調子では、芸能界の“アッコ・ハラスメント”は続きそうだ。

和田アキ子がネット炎上に不満爆発も……「出川の顔がずっと青かった」と支離滅裂な弁明

和田アキ子がネット炎上に不満爆発も……「出川の顔がずっと青かった」と支離滅裂な弁明の画像1
 歌手の和田アキ子が、2日放送のトークバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)に出演。ネットで炎上した出川哲朗へのパワハラ騒動に対し、強く反論した。  先月22日放送の生番組『アッコにおまかせ』(TBS系)で、前日に謝罪会見を終えたばかりの狩野英孝の話題を取り上げた際、和田は同じ事務所の出川哲朗に「電話してみて?」と命令。  出川は、「(狩野は)昨日から謹慎中なんで」「今、僕から連絡したら、相当テンパッてると思うので、もうちょっと落ち着いてから話そうかなと」などと繰り返し拒否したが、和田に「謹慎中イコール、電話も出たらあかんの?」「一応、電話出るかどうかだけ。マネジャーに電話借りてみてよ」などと押し切られ、結局2度にわたり電話をかけさせられていた。  当然、ネット上では「出川も狩野もかわいそう」「謹慎発表の翌日なのに、常識なさすぎ」などと批判が殺到したが、『バイキング』で和田は、「パワハラってさあ、ハラスメントの意味が違うと思うんですけど」「これ、ハラスメント? これはどういう意味のハラスメントに取られたんですか?」などと納得がいかない様子。  和田は、『アッコにおまかせ』の本番前、出川に「おんなじ事務所ちゃうの? ひょっとしたら、(狩野に)電話するかもわからへんでえ」と伝え、出川のマネジャーも電話を用意していたと説明。「出川がずっと顔が青かったから、電話しようか迷ってんけど」というが、結局、本番では電話させることにしたという。  また、この炎上騒動を人から聞かされて知った様子の和田は、「人は打つんだけど、打たれ弱いのよ。だから見ないのよ」と、Twitterをやめた理由を語り、共演者から「強いキャラを演じているだけ」とフォローされると、「えーん! えーん!」と泣くフリで笑いを誘った。 「『なんのハラスメントなの?』とキョトン顔の和田ですが、そもそも謹慎発表の翌日に、生放送で電話をかけるという行為が非常識。さらに、和田は『スピーカーフォンにして? スピーカーフォン知らんの?』『ホンマにかけたか?』『もう1回、かけてみ?』と、終始高圧的で、あの勢いで和田に詰め寄られたら、マセキのマネジャーも携帯電話を差し出すしかないでしょう。アッコファミリーの関係性や、番組の裏で何があったかはわかりませんが、テレビに映った和田が、視聴者を不快にさせたことには変わりません」(芸能記者)  これまで、的外れの発言や、共演者への高圧的な態度が原因で、たびたび炎上騒動を起こしてきた和田。好感度が低い有名人として定着し、「週刊文春」(文藝春秋)が毎年発表する「女が嫌いな女」ランキングでは、首位が定位置となっている。 「1970年代のバラエティ番組『金曜10時!うわさのチャンネル!!』(日本テレビ系)の出演をきっかけに姐御キャラが定着し、『ゴッド姉ちゃん』と称されるようになった和田ですが、和田がいくら通常運転でも、持ち前の“パワハラ芸”は今の時代には合わない。和田自身が世間の声を遮断し、取り巻きに褒められて喜んでいる限り、ネットでの袋叩き状態は続くでしょう」(同)  自ら「出川の顔が青ざめていた」と語りながらも、「了承を得てる」と言い張った和田。この調子では、芸能界の“アッコ・ハラスメント”は続きそうだ。

運営側も困惑! ビヨンセ妊娠でコーチェラ出演はどうなる?

 世界中にファンを持つ歌姫ビヨンセが1日、インスタグラムに「ふっくらしたおなかを大事そうに抱える」写真を投稿し、双子を妊娠していることを発表。わずか8時間で650万を超える「いいね!」を獲得し、インスタグラムの「いいね!」最多記録を樹立した。祝福コメントも40万件以上書き込まれており、トランプ大統領へのバッシング一色だったアメリカが一転して、お祭りムードとなった。

 しかし、このビヨンセの妊娠に渋い顔をしている人もいるという。4月にビヨンセがヘッドライナーとしてパフォーマンスを行うことになっている、コーチェラ・フェス運営組織の上層部たちだ。

 コーチェラ・フェスとは、世界最大級の野外フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」のこと。運営組織は1月3日、今年のフェスは4月14日~16日と21日~23日に開催することや出演アーティストを発表。ビヨンセは、15日と22日のヘッドライナー(その日の主役アーティスト)を務める。

 コーチェラ・フェスの「一般3Dayパス」は399ドル(約4万5,000円)、「VIP3Dayパス」は899ドル(約10万円)と高額。おまけに開催地はカリフォルニア州インディオの砂漠地帯のため、宿泊施設や交通手段を確保することが必要だ。安上がりにキャンプしようと思っても専用パスを購入せねばならず、それらを合わせると1人10万円は軽く超える計算になる。それでもチケットは販売開始後すぐにソールドアウトになるほどの人気フェスなのだ。

 今年はビヨンセのパフォーマンスを楽しみにチケットを購入したファンも多かったはず。しかし、すでにおなかの大きいビヨンセが、2カ月後に激しいダンスを伴うパフォーマンスを行えるのだろうか? 米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」は2月1日、コーチェラ・フェスを運営する大手プロモーション企業「AEG Live」の関係者の話として、上層部はビヨンセの妊娠を知らされていなかったようだと報道。ビヨンセは現在妊娠4~5カ月に近く、4月にはいわゆる安定期に入っているだろう。しかし、双子なのでお腹が通常の妊婦より大きくなっている可能性が高い。AEG Live関係者は「予定通り行うよ。デイヴ・グロールの巨大なイスを借りればいいんだ」とキレ気味に語ったという。

 「デイヴ・グロールの巨大なイス」とは、2015年6月、ロックバンド「フー・ファイターズ」のコンサート中に、ステージから落下し足を骨折したボーカルのデイヴが、完治するまでステージで座っていた巨大なイスのこと。ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』にイスパイアされたという、何本ものギターネックを突き刺し、後方に多数のライトをあしらった特製のもの。昨年4月に足を骨折したロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のアクセル・ローズは、完治するまでデイヴのイスを借り、コーチェラ・フェスでもこれに乗ってパフォーマンスした。そんなことから、主催者側としては「イスに乗ってでもパフォーマンスしろ!」と言いたい気分なのだろう。

 翌2日になると「TMZ」は続報として、「ビヨンセは今年のコーチェラ・フェスのヘッドライナーを務めると発表された時点で、AEG Liveには妊娠していることを伝えていなかった」と報道。AEG Live傘下のプロモーター「Goldenvoice」関係者は、ビヨンセが双子を妊娠していることを「TMZ」の報道を見て知ったとも伝えた。ビヨンセの消息筋の話としてさらに、「ビヨンセは予定通り4月のパフォーマンスを行うつもりでいる。もちろん妊娠が順調だというのが絶対条件だが」とい消息筋の話を紹介しているが、こればかりは予測がつかないだろう。

 しかし当のGoldenvoice側は、多くのアーティストとのパイプがあるため、ビヨンセの代打探しを楽観視しているとのこと。コーチェラ・フェスなら、どんな大物アーティストでも出たがるため、ピンチヒッターもさほど苦労せずに見つけられると思っているのだろう。とはいえ、AEG Live上層部としては「なんでこんな大事なことを隠していたんだ」「信用されていなかったようで恥をかいた」という気持ちを持っていることだろう。

 ビヨンセは13年に放送されたドキュメンタリー『Life is But a Dream』で、愛娘ブルー・アイビーを授かる数年前に流産していたと告白。「人生の中で最もつらい経験だった」「心音を聞いたときはすごくうれしかった。名前も決めていたし、どんな顔なのかなと想像したりした。でも、その後検診に行ったら、もう赤ちゃんの心臓は動いていなかった……」と心境を語ったことがある。そういった過去と、妊娠というデリケートな問題からビヨンセは、AEG Liveサイドに事前に報告できなかったのだろう。

 ビヨンセがこれからどんな妊婦生活を送るのか? どれだけ体重増加するのか? 出産時は前回同様130万ドル(約1億4,000万円)で病院のワンフロアーを貸し切るのか。今年はビヨンセの妊娠・出産の話題に持ち切りになりそうだ。

運営側も困惑! ビヨンセ妊娠でコーチェラ出演はどうなる?

 世界中にファンを持つ歌姫ビヨンセが1日、インスタグラムに「ふっくらしたおなかを大事そうに抱える」写真を投稿し、双子を妊娠していることを発表。わずか8時間で650万を超える「いいね!」を獲得し、インスタグラムの「いいね!」最多記録を樹立した。祝福コメントも40万件以上書き込まれており、トランプ大統領へのバッシング一色だったアメリカが一転して、お祭りムードとなった。

 しかし、このビヨンセの妊娠に渋い顔をしている人もいるという。4月にビヨンセがヘッドライナーとしてパフォーマンスを行うことになっている、コーチェラ・フェス運営組織の上層部たちだ。

 コーチェラ・フェスとは、世界最大級の野外フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」のこと。運営組織は1月3日、今年のフェスは4月14日~16日と21日~23日に開催することや出演アーティストを発表。ビヨンセは、15日と22日のヘッドライナー(その日の主役アーティスト)を務める。

 コーチェラ・フェスの「一般3Dayパス」は399ドル(約4万5,000円)、「VIP3Dayパス」は899ドル(約10万円)と高額。おまけに開催地はカリフォルニア州インディオの砂漠地帯のため、宿泊施設や交通手段を確保することが必要だ。安上がりにキャンプしようと思っても専用パスを購入せねばならず、それらを合わせると1人10万円は軽く超える計算になる。それでもチケットは販売開始後すぐにソールドアウトになるほどの人気フェスなのだ。

 今年はビヨンセのパフォーマンスを楽しみにチケットを購入したファンも多かったはず。しかし、すでにおなかの大きいビヨンセが、2カ月後に激しいダンスを伴うパフォーマンスを行えるのだろうか? 米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」は2月1日、コーチェラ・フェスを運営する大手プロモーション企業「AEG Live」の関係者の話として、上層部はビヨンセの妊娠を知らされていなかったようだと報道。ビヨンセは現在妊娠4~5カ月に近く、4月にはいわゆる安定期に入っているだろう。しかし、双子なのでお腹が通常の妊婦より大きくなっている可能性が高い。AEG Live関係者は「予定通り行うよ。デイヴ・グロールの巨大なイスを借りればいいんだ」とキレ気味に語ったという。

 「デイヴ・グロールの巨大なイス」とは、2015年6月、ロックバンド「フー・ファイターズ」のコンサート中に、ステージから落下し足を骨折したボーカルのデイヴが、完治するまでステージで座っていた巨大なイスのこと。ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』にイスパイアされたという、何本ものギターネックを突き刺し、後方に多数のライトをあしらった特製のもの。昨年4月に足を骨折したロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のアクセル・ローズは、完治するまでデイヴのイスを借り、コーチェラ・フェスでもこれに乗ってパフォーマンスした。そんなことから、主催者側としては「イスに乗ってでもパフォーマンスしろ!」と言いたい気分なのだろう。

 翌2日になると「TMZ」は続報として、「ビヨンセは今年のコーチェラ・フェスのヘッドライナーを務めると発表された時点で、AEG Liveには妊娠していることを伝えていなかった」と報道。AEG Live傘下のプロモーター「Goldenvoice」関係者は、ビヨンセが双子を妊娠していることを「TMZ」の報道を見て知ったとも伝えた。ビヨンセの消息筋の話としてさらに、「ビヨンセは予定通り4月のパフォーマンスを行うつもりでいる。もちろん妊娠が順調だというのが絶対条件だが」とい消息筋の話を紹介しているが、こればかりは予測がつかないだろう。

 しかし当のGoldenvoice側は、多くのアーティストとのパイプがあるため、ビヨンセの代打探しを楽観視しているとのこと。コーチェラ・フェスなら、どんな大物アーティストでも出たがるため、ピンチヒッターもさほど苦労せずに見つけられると思っているのだろう。とはいえ、AEG Live上層部としては「なんでこんな大事なことを隠していたんだ」「信用されていなかったようで恥をかいた」という気持ちを持っていることだろう。

 ビヨンセは13年に放送されたドキュメンタリー『Life is But a Dream』で、愛娘ブルー・アイビーを授かる数年前に流産していたと告白。「人生の中で最もつらい経験だった」「心音を聞いたときはすごくうれしかった。名前も決めていたし、どんな顔なのかなと想像したりした。でも、その後検診に行ったら、もう赤ちゃんの心臓は動いていなかった……」と心境を語ったことがある。そういった過去と、妊娠というデリケートな問題からビヨンセは、AEG Liveサイドに事前に報告できなかったのだろう。

 ビヨンセがこれからどんな妊婦生活を送るのか? どれだけ体重増加するのか? 出産時は前回同様130万ドル(約1億4,000万円)で病院のワンフロアーを貸し切るのか。今年はビヨンセの妊娠・出産の話題に持ち切りになりそうだ。