"バカ映画の巨匠"河崎実の逆襲!? 『新・巨人の星』のごとく復活せり

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「才能のあるエド・ウッド」を自認する河崎実監督。
中野のバー「ルナベース」は、"ミニロフトプラスワン"として賑わいを見せている。
 バカ映画を作り続けて四半世紀。『いかレスラー』(04)、『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』(08)など一連のB級作品で知られる"バカ映画の巨匠"河崎実監督。80年代には"萌えカルチャー"を先取りしたSFコメディー『地球防衛少女イコちゃん』(87)シリーズで注目を集め、90年代には元祖人気フードル、可愛手翔をフューチャリングしたセクシー青春ドラマ『飛び出せ!全裸学園』(95)を大ヒットさせた。ゼロ年代に入ると、トルネード・フィルム率いる叶井俊太郎プロデューサーとのタッグで、『コアラ課長』『ヅラ刑事』(06)などの劇場公開作品を次々と発表する快進撃ぶり。『ギララの逆襲』はベネチア映画祭に正式出品され、松竹系で全国公開されている。河崎監督の半生は日本におけるインディペンデント映画の歴史であり、同時にメジャーの壁に果敢に挑む不屈の男の現在進行形のリアルドラマでもある。トルネード・フィルムが倒産した今、バカ映画の巨匠は何を考えているのか? 3Dソフト「ルナベース地球防衛軍女子部 飛び出せ!野球拳3D」を発売するとの知らせを聞き、2月某日、河崎監督が経営する中野のバー「ルナベース」を訪ねた。ハイボールを片手に気持ちよくなった河崎監督は、数々の業界裏話を語ってくれた。 ──河崎監督、"実相寺昭雄監督のお宝開帳"以来ご無沙汰しています。昨年オープンした『ルナベース』、中野ブロードウェイから近くて、ステキなお店ですね。 河崎実監督(以下、河崎) 懐かしの特撮ドラマ『謎の円盤UFO』に登場する月面基地をイメージした内装ですよ。いつもなら、『謎の円盤~』のヒロイン、エリス中尉ばりのセクシーコスチュームを着た女性隊員がいるんだけど、まだ出勤前なんで来てないけどね。80インチの大型スクリーンがあるんで、DVDなどの上映ができるんです。イベントデイはけっこう賑わいます。毎週水曜日は中野貴雄監督の『大怪獣サロン』で、毎週木曜がボクがVJを務めている『河崎実ナイト』なんです。"ミニロフトプラスワン"っぽい感じで、楽しく過ごしてますよ。 ──トルネード・フィルムが潰れた後、どうしているかと思えば、サブカルの聖地・中野でサバイバルされてたんですね。
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河崎実監督の最新作となるゲームソフト「地球
防衛軍女子部 飛び出せ!野球拳3D」。知的
生命体と人類を代表したセクシー女子隊員たち
との激闘が繰り広げられる。
河崎 映画を作っているときも、毎晩のように酒を飲みながら打ち合わせしてたんでね、まぁ、自分専用の打ち合わせスペースを一般開放しているようなもんですよ。業界関係者、特撮ファン、間違えて入ってしまったOLたちを相手に、バカ映像を肴に盛り上がってます。このお店のテナント料ね、中野にしては激安なんです。内装もカウンターも全部手づくり。もともと自主映画やってたから、何でも自分で作っちゃうんです。『パラノーマル・アクティビティ』(07)なんて130万円程度で作ったらしいけど、このお店は敷金と内装費を合わせても同じくらいの金額だよ。まぁ、超低予算映画を一本撮る金額で、代わりにお店を開いたようなもんだね。ボクとしては、『ギララの逆襲』がベネチア映画祭に招待され、全国公開され、映画監督としてぐるっとひと回りして、また自主映画時代に戻ったわけですよ(笑)。 ──河崎監督、相変わらずC調で明るいなぁ(笑)。新作ソフト「ルナベース地球防衛軍女子部 飛び出せ!野球拳3D」は、ブームの3Dをしっかり取り入れてますね。 河崎 これはね、SF作家フレドリック・ブラウンの短編小説『闘技場』をモチーフにしたゲームソフト。エイリアンと戦う地球防衛軍の美人隊員たちが野球拳に負けると、一枚ずつコスチュームを脱いでいくという男子なら釘付けになるゲームソフトですよ。特殊ステレオビューアーを輪ゴムを使って、PSPに装着するというところが、ボクらしくて笑えるでしょう? この3D映像はね、パナソニックが開発した業務用一体型3Dカメラを日本で初めて使用したゲームソフトなんです。まぁ、ひとつ楽しんでくださいよ。 ■バカ映画に隠された驚愕の事実! ──おぉ、女子隊員がどこまでコスチュームを脱ぐのか気になるじゃないですか! いや、野球拳ゲームは後でじっくり楽しませていただきますが、今日は酒を飲んだ河崎監督がこれまでのバカ映画伝説を無礼講で語るという趣旨なんです。 河崎 ボク自身は過去を振り返らない男なんだけど、日刊サイゾーさんの頼みなら、いいでしょう。まず『地球防衛少女イコちゃん』? ボク自身はオタクじゃないんで"萌え"にはそれほど興味ないんだけど、『イコちゃん』で美少女+コスプレという企画を実写で真っ先にやったわけだよね。前回の取材で、実相寺監督は大変な熟女マニアということを話したけど、ボクはロリコン趣味じゃないからね。美少女よりも、美少女が着た特撮コスチュームが好きなんです(笑)。真性ロリコンの映画監督もいるけど、ボクは違うからね! ──どうりで「ルナベース」に勤務する女子隊員たちのコスチュームも凝ってるんですね。ヒット作『飛び出せ!全裸学園』はフードルの先駆者・可愛手翔を、河崎監督がみずからスカウトしたそうですね?
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ルナベースで行なわれた「飛び出せ!野球拳
3D」の発表会見。女子隊員たちがコスチューム
を脱ぎ捨てる姿は、知的生命体ならずとも必見だ。
河崎 「『ビデオ安売王』が1億円で100本のビデオ作品を作るというプロジェクトの一環だったんです。テリー伊藤さんの紹介でボクもそのプロジェクトに参加し、『全裸学園』をプレゼンしたところ、いちばんウケたんですよ。高橋がなりさんがSODで『全裸』シリーズをヒットさせましたが、あのシリーズはボクの作品からインスパイアされたものなんです(笑)。ヒロインを演じた可愛手翔はね、あの頃は今みたいに風俗情報誌がなかったんで、見つけるのが大変でした。高田馬場に行列のできるファッションヘルスがあると聞き、ボクも行列に並んだ末に彼女に会って、「Vシネ、出ない?」と直接交渉しましたね。今考えると、人気風俗嬢に直接話を持ちかけるなんて、ボクも無謀でした(苦笑)。バックに怖い人がいなくて良かった! ──面白い作品を作るために、後先を考えないところが素晴らしいです。そして、フジテレビ系の月9『東京ラブ・シネマ』(03)のモデルとなった映画界の名物男・叶井俊太郎プロデューサーとタッグ結成。 河崎 叶井はその頃、イギリス映画『えびボクサー』(02)を日本でヒットさせていて、「えびがボクシングするなら、いかがプロレスしてもいいじゃないか」とボクから『いかレスラー』の企画を売り込みに行ったんです。叶井とは4年間に合計6本も劇場作品を公開することができました。6本のバカ映画は、どれもボクからの企画でしたが、彼はあの気取った顔で「いいっすね。やりましょう」といつも2秒で即答してくれたんです(笑)。ボクにとっては、実にいいプロデューサーでしたよ。 ──叶井俊太郎プロデューサーが2005年に設立したトルネード・フィルムは、3億円の負債を抱えて2010年に倒産。一部では『ギララの逆襲』を調子に乗って全国公開したのが原因だと言われましたが......。 河崎 いやいや、『ギララの逆襲』はね、トルネードと共同配給した松竹の重役が「これは当たる!」と言い出して、宣伝費に数千万円も掛けちゃったんですよ。そうなると、もう誰も止められないわけです。それまでボクの劇場作品は単館公開だったのに、いきなり全国公開になっちゃった(笑)。若大将じゃないけど、「いやぁ、参ったなぁ」ですよ。その重役、もう松竹にいませんけどね(苦笑)。それにトルネード・フィルムが潰れたのは、『ギララの逆襲』だけのせいじゃないから。『いかレスラー』『日本以外全部沈没』『ヅラ刑事』は当たったんで、ボクの作品は勝率としては五分五分。それに『ギララ』は最近になって欧米で売れて、iTunesで配信されています。トルネードはねぇ、ボク以外の作品がこけたのが大きかったんですよ。そこは誤解なきよう、頼みますよ。 ■『あしたのジョー』より『新・巨人の星』  ルナベースの美人女子隊員が到着して、酒の量が増す河崎監督と取材スタッフ。お店は、図らずしも貸し切り状態。ここから、いよいよ蔵出しトークが始まった。 河崎 『日本以外全部沈没』はね、原作者の筒井康隆先生からOKもらっただけじゃなくて、樋口真嗣監督がリメイクした『日本沈没』(06)の原作者・小松左京先生からもちゃんとOKをもらった上で製作したんです。それでボクが映画化権をもっていることが業界で広まり、イケメンアイドルを多数抱えるあの大手芸能事務所から、『日本以外全部沈没』に出資したい、国民的アイドルグループから誰か出してもいいという電話が掛かってきたんです。この話、本当はNGなんだけど、まぁ、どうせバカ映画ばかり撮ってる監督の発言は誰も信じないから、話しましょう(笑)。確かに国民的アイドルが出演すれば、もっと話題になったし、大ヒットしたでしょう。でも、ボクはこの話を断りました。いろいろと規制が多くなり、ボクが撮りたいような作品にならないわけです。『日本以外全部沈没』では金日成のそっくりさんを出演させましたが、そーゆーアブないネタ、バカなネタは全部できなくなっちゃう。それじゃ、ボクが撮る意味がありません。メジャーに魂は売りたくないんですよ。 ──河崎作品はC調に見えますが、実は体を張って映画を作ってきたんですねぇ。今、そのインディペンデントシーンは厳しい状況です。
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ルナベースを拠点に、新企画を進行させている
河崎監督。『新・巨人の星』の星飛雄馬のような
ミラクル復活劇を果たすに違いない。
河崎 厳しいね。映画界はテレビ局が出資する10億円規模の映画と、若い監督に100万円程度で撮らせる激安インディペンデント映画に二極化してるよね。ボクみたいな中間層がなくなっちゃったね。ボクの作品を上映してくれていた「シネセゾン渋谷」も2月で閉館しちゃったしね。 ──最近では、園子温監督や井口昇監督のようなエッジを効かせたバイオレンス映画が人気を呼んでいます。そのへんは、どう見てますか? 河崎 井口監督の『片腕マシンガール』(07)、当たったらしいね。いいと思いますよ。でも、ボク自身は残酷映画を撮ろうとは思わない。河崎作品は、ゆるい世界なんでね。そこは曲げるつもりはありません。まぁ、学生時代の8ミリフィルムに始まって、オリジナルビデオ、テレビドラマ、劇場映画、それにゲームと、河崎作品はフォーマットにはこだわってません。DVDが売れなくなったことから、製作費を回収できず映画業界は苦しくなったわけだけど、その問題をクリアする秘策の目処はついています。いろいろ企画を準備しているところですよ。実は実写版『タイガーマスク』の企画も進めていたんです。ボクは特撮マニアと思われているけど、梶原一騎作品の大ファンでもあるんです。でも、これは出資者が集まらなくてね。今、公開してれば、ブームに便乗できたのにさ(笑)。 ──梶原一騎と言えば、『あしたのジョー』が実写化されました。原作ファンとしは複雑な気分です。 河崎 うん、やっぱり『あしたのジョー』は梶原作品の中で、いちばん人気あるからね。とりわけ、全共闘世代の人たちに人気なんですよ。『タイガーマスク』のラストはすごく格好悪いし、『巨人の星』の星飛雄馬は肩を壊して、その後も栄光を引きずって生きながらえていく。ボクにすれば、そこがいいんですけどね。それに比べて『あしたのジョー』の矢吹丈は真っ白い灰になって幕を閉じるという美しい終わり方なんで、全共闘世代の人たちはそういう死に様に憧れたんですよ。その点、今のボクは『新・巨人の星』の星飛雄馬の心境ですね。『ギララの逆襲』でベネチア映画祭に呼ばれ、全国公開され、映画監督としてほんの一瞬でしたが、栄光に触れることができたわけですよ(笑)。『新・巨人の星』の飛雄馬が左投手ではなく、右投手として巨人軍にカムバックしたように、ボクも奇想天外なアイデアで復活してみせますよ。まぁ、大リーグボールのようなユニークな企画をいろいろと進めているところなんで、野球拳ゲームしながら楽しみに待っててください。  夜も更け、さらにぶっちゃけトークは続いた。ベネチア映画祭で日本からの招待枠を『ギララの逆襲』と争ったのが『おくりびと』(08)で、映画祭ディレクターの"『ギララ』の方が明るい"という判断から河崎監督がベネチアに呼ばれたそうだ。その結果、『おくりびと』はモントリオール映画祭に回り、北米の人たちの目に触れ、さらにはアカデミー賞外国語映画賞受賞の快挙につながったという不思議な巡り合わせがあったのだった。「映画というのは、大勢の人の想いが結実して形になるものだから、ときどき不思議な力を発揮するんですよ」と河崎監督はこのときだけは真顔で語るのだった。新しく注がれたハイボールの炭酸の泡が弾ける音の狭間に、バカ映画に情熱を賭ける男の情念がほとばしった。 (取材・文=長野辰次) ●Barルナベース 住所/東京都中野区新井1-14-16 ライオンズマンション中野第5B?101 営業時間/夜8:00~12:00 電話/03-5318-9980 貸し切りパーティーや1日カフェ&バーのオーナーとしての利用も可能。<http://luna-base.net> ●かわさき・みのる 1958年東京都出身。『フウト』『エスパレイザー』などの特撮映画を自主製作して名を馳せ、オリジナルビデオ『地球防衛少女イコちゃん』(87)で商業監督デビュー。青春ドラマとエロスを融合させた『飛び出せ!全裸学園』(95)は「ビデオ安売王」の大ヒット商品に。叶井俊太郎とのタッグで『いかレスラー』(04)を劇場公開。以後、『コアラ課長』『日本以外全部沈没』『ヅラ刑事』(いずれも06)、『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』(08)と叶井とのタッグが続いた。中でも欧州で人気の高い北野武監督をキャラクター&ボイスキャストとして起用した『ギララの逆襲』は、"インディペンデント映画として、最大限のメジャー的展開を成し遂げた作品"と河崎監督は位置づけ、同じことの繰り返しはやりたくないと語っている。『ヅラ刑事 頭上最大の作戦』(07)がフジテレビ系で放映されるなど、TVドラマでもすちゃらかぶりを発揮。その他、永井豪原作の人気キャラクターを対決させた『まぼろしパンティVSへんちんポコイダー』(04)、中川翔子をヒロインに迎えた『兜王ビートル』(05)、河崎監督自身が主演するライフワーク的作品『電エース』シリーズなどがある。『ウルトラマンはなぜシュワッチ!と叫ぶのか?』(角川書店)、『「巨人の星」の謎』(宝島社)、『タイガーマスクに土下座しろ!』(風塵社)など著書も多い。現在は新作の企画を練る傍ら、中野のバー「ルナベース」を経営。 <http://www.ponycanyon.co.jp/ikochan>
PSP用UMD3Dソフト「ルナベース 地球防衛軍女子部 飛び出せ!野球権3D」 出演/水澤ケイシー、たかさきゆこ、中村愛ほか 発売/リバートップ 販売/レインエンターテイメント 3月25日(金)より3,990円で発売(3Dビューアーは別売、ただし初回出荷には無償添付) <http://www.heroine-media.com/main/syouhin/lunabase/lptg/lptg-001/lptg_001.html> amazon_associate_logo.jpg
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AV電撃復帰も考えちゃう!? セクシータレント範田紗々が「頑張れニッポン!」

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「紗々の笑顔で日本を元気にするぞ♪」
 東日本大震災の後、数多くの有名人が多額な寄付をしたり、テレビで被災地への支援や連帯を呼びかけているが、その一方でAVを含むエンタメ業界ではDVDの販促イベントが相次ぎ中止になっている。そうしたなか、元AV女優で、今も女優兼タレントとして活躍している範田紗々ちゃんが、「みんなを元気にするため私にできることします!」と、ファンが義援金の寄付だけで参加できる「頑張れニッポン! 範田紗々チャリティーサイン会」を本人ノーギャラで開催するという。はたしてその心意気とは!? ――地震の後、秋葉原のDVD関係のイベントとかほとんど中止になっているけど、あえてイベントを開催する狙いは? 範田紗々(以下、範田) 地震の直後、私は携帯ドラマの撮影が延期になったり、ラジオ番組の収録がお休みになったりして、しばらく自宅にいたんです。でも、テレビで芸能人がたくさん寄付をしているのを見たりして......。私もコンビニで寄付をしてましたけど、もっと何かできることはないの? このまま自宅でブログを更新しているだけでいいのかな? って思ってました。AVも含めて、日ごろから私のお仕事は誰かを元気にするお仕事なんだと思っていたので、みんなを元気にできること、何かないの? って自問自答していたんです。 ――モノ不足とかもあって、バタバタしていたのでは? 範田 本当はお芝居の勉強のために舞台を見に行くつもりだったけど、それも中止になったり、東京でも水や食品が買いだめとかでなくなったりしているのを見て、これはなんかおかしいな? なんか良くないなって思ってましたね。 ――そこに声がかかった。 IMG_1122.jpg 範田 昔から仲良くしていただいているDVD販売チェーンのオーナーさんのお店で、私の新しいDVDの販促イベントをする予定があったんですが、それも中止かなって思っていました。そうしたらオーナーさんが、「業界も日本も、いつまでも下向きでいるのは良くない。だからDVDを買わなくても寄付だけで参加できる完全なチャリティーイベントをしたい。紗々にも協力して欲しい」と言われて、「誘っていただいて本当にありがとうございます! 喜んで」という話になったんです。 ――紗々ちゃんは地震のときはどこに? 範田 私は都内の自宅に一人でいて、すごく揺れて怖かった。飼っている2匹の犬もすごく怖がって......。それで2匹合わせて16キロを両脇に抱えてマンションの7階から階段で慌てて表に飛び出しました。 ――一人じゃ余計に不安では? 範田 私も一人じゃ怖いと思っていたら、うちのマンションは夜のお仕事をしている人が多くて、マンションの下に同じく犬を抱えて、眉毛のない女の子たちが大勢飛び出してきていたんです。その人たちと、いざとなったらどうしよう、とか話をして避難所に指定されている近くの小学校まで一緒に確認をしに歩いていったら、小学校の先生に「もう避難されるのですか?」とか言われて、「いや、まだです」とか言って帰ってきたりしたです(笑)。 ――家族や友人などは無事だった? 範田 私の家族は日ごろ関係が薄いんですけど......(苦笑)。こういうときはさすがになんとか連絡を取り合って、幸いみんな無事でした。東北の友達も無事で、福島のファンの人も、ファン同士の横の繋がりがあって、ブログを更新するなかで、すぐに無事だと分かった。またブログで妹の家で子どもの紙おむつがないと書いたら、仕事の関係者の方が送ってくれたりして。今回、ブログをしていて本当に良かったと思ったし、こういうときは助け合いが本当に大事だと思いました。それで余計に自分も何かできないのかって思ったんです。 ――ところでAV引退からちょうど1年経つけど最近のお仕事は? 範田 私も自分がAVを辞めて女優をするとか考えてなかったんですけど、Vシネマのお仕事とかいろいろとさせていただくなかで、最近は女優のお仕事も楽しいなって思っています。でも今も、たとえばAVとは違うけど、からみのシーンやパンチラとか、ちょっとエッチなシーンの撮影が一番楽しいんですけどね(笑)。 ――それならいっそ、AVに復活したらファンには一番のパワー注入になるんじゃない? 範田 あはは、私も実はAVを辞めたくはなくて......。SODさんを卒業した後、ほかのAVメーカーさんから誘っていただいたりもしたんですけど、私はSODさんに本当に良くしてもらっていたので、ほかのところに行く勇気がなかったというのが本当のところなんです。それに事務所の社長などと、私がまた芸能人として活躍することが、今もAVをしている女の子たちの励みになったりもするんじゃないかといった話をしたりします。 ――うーん今回、日本のため一肌脱ぐわけだけど、いっそのこと全部脱いで欲しいなぁ。 範田 私も刺激の少ない毎日をなんとかしたいのだけど......考えてみましょうかね(笑)。 ――ちなみにチャリティーイベントではオークションもあるとか。 範田 えーと、私がDVDの撮影で着た衣装やVシネマの台本とか、少しは価値があるモノを出します。なのでファンの人には、ほんと少しの気持ち(寄付)でいいので、持ってきてもらえたらうれしいです。それにサイン会の後には、私も参加するお花見会(参加費別)もあるんです。私も楽しみにしているし、少しでも皆が元気になってくれたらと思っているので、ぜひ参加してくださいね。 IMG_1183.jpg  AV女優時代、イベントの女王とも呼ばれたこともある紗々ちゃんだが、今回のサイン会は、これまでになく気合いが入っている様子。思わぬサービスも飛び出すかもしれないのでファンには気合を入れて駆けつける価値がありそうだ。  サイン会は大規模な余震の被害もあり、今も計画停電の影響を受けている静岡県東部のビドキッド函南店(http://www13.ocn.ne.jp/~vidkid/)で4月2日に行われる。詳細は同店HPか紗々ちゃんのブログ(http://blog.livedoor.jp/handa_sasa/)で要チェックだ。 (文・写真=杉原章一)
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中田監督の新作『チャットルーム』はネット社会を彷徨う若者たちの心理劇

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日本でも『キック・アス』が大ヒットしたアーロン・ジョンソン主演作。
『キック・アス』の正義を愛するヒーローと違い、心の闇を抱えたダークな
キャラクターだ。
 『女優霊』(96)で劇場デビューを果たし、『リング』(98)の大ヒットで"Jホラー"の旗手となった中田秀夫監督。ハリウッドで製作した『ザ・リング2』(05)は全米チャート1位を記録。その後もハリウッドの内情を監督自身がレポーターとなって掘り下げたドキュメンタリー『ハリウッド監督学入門』(09)、非ホラー系心理サスペンス『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(10)など、1作品ごとにその動向が注目されていた。そんな中、2010年のカンヌ映画祭・ある視点部門に出品された新作『CHATROOM/チャットルーム』が、3月19日(土)から急遽日本公開されている。イギリス映画となる本作は、中田監督が08年~09年ロンドンに渡り、アイルランド出身エンダ・ウォルシュの戯曲を『キック・アス』(10)に主演した若手人気男優アーロン・ジョンソンらを起用して映画化したもの。ネット上の"チャットルーム"を舞台に、イギリスの若者たちが抱える孤独感や心の闇が描かれる。可視化された"チャットルーム"のデザインは、中田監督がロンドンに持ち込んだ日本の廃墟やラブホテルの写真集が参考にされ、欧州っぽいアートな雰囲気に仕上がっており、新鮮な印象を与える。イギリスは、日本、ハリウッドに続く、中田監督の新しい拠点となるのか。岡山に滞在中の中田監督へのメールインタビューを行なった。
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新作『チャットルーム』をロンドンで撮影した中田
秀夫監督。夕方7時までの撮影ながら、セット
4週間、ロケ3週間で撮影を終えた。
──『チャットルーム』、とても新鮮な印象を受けました。名前がクレジットされていなければ、「気鋭の新人監督がイギリスから現われた!」と思ったかもしれません。製作環境が変わることで、演出スタイルなど変わった点はありますか? 中田 これは、ハリウッドでも経験したことなので、すぐに対応できましたが、一場面をいろんなサイズ、いろんな角度から何十テイクも撮るところは、日本での私のカットごとに細切れに撮っていくやり方と異なるので、少し戸惑いはありました。しかし、撮影監督のブノワー・デロームや美術のジョン・ヘンソンと息もよく合って、楽しく撮影は進みました。編集はダニー・ボイルと組んでいた、日本出身のマサヒロ・ヒラクボさんだったので、これもとても楽しかった。メーンスタッフたちとは感性的にとてもウマが合い、バーチャル空間と現実世界との視覚的違い、編集、音響の緩急など、私のセンスを見事に汲み取ってくれたことがすごくうれしかったです。ただ、製作者側との意見のすり合わせは大変でした。 ──日本、イギリス、ハリウッドでは、それぞれ撮影の進め方は違います?  
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中田監督がオーディション映像をネットでチェック
する形で、キャスティングが進んだ。『28週
間後...』(07)のイモージェン・プーツ(中央)
ら才能ある若手俳優が選ばれた。
中田 イギリスでは、撮影時間が朝8時から夕方7時までと決められていて、基本的にこれをオーバーできないことが大変でした。ハリウッドにも定時制は厳格にありますが、予算規模が大きいので、夜間手当を払えば残業が可能です。また、日本では基本的にその日与えられたスケジュールをこなしていくので、このイギリス流は初体験で、緊張もしましたが、制約があるのが映画撮影なので、日々気合いを入れて撮っていきました。現場の雰囲気は、クルーの数が数十名と日本と同じ規模なので、撮影を通してそれぞれが親しくなり、和気あいあいとしていたと思います。ハリウッドではどうしても巨大産業の歯車的に感じさせられることもあったのですが、少なくとも撮影中のイギリスでは、日本と同じように監督として現場をほぼ完全に掌握できました。 ──主人公のウィリアム(アーロン・ジョンソン)がネット上で配信するクレイアニメーションは、欧州風のダークな雰囲気で非常にユニーク。アニメーターはイギリスの方ですか? また、中田監督からはどのようなディレクションを? 中田 そうです、イギリスの新進気鋭のアニメーターです。彼の持つ「世界に対する悲観的な目」が気に入り、参加していただきました。彼への指示というか、相談したことは、それぞれのアニメーションの、皮肉さ、孤独さをどう前面に出すかという全体像についてでした。 ■ヒッチコックを意識した英国産スリラー!? ──本作はホラーではありませんが、"チャットルーム"の一室は、貞子のビデオの世界、『仄暗い水の底から』(02)の水槽にも繋がっているかのような気がしました。舞台用の戯曲が原作ですが、やはり中田ワールドと繋がりがあると思ってよいでしょうか?
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ウィリアム(アーロン・ジョンソン)が設けたチャ
ットルームの一室に、悩みを持つ若者たちが集
まる。現実世界と色調を変えた仮想現実の描写が
ユニーク。
中田 エンダ・ウォルシュの戯曲は、ハリウッドの型にハマったシナリオと違い、戯曲ならでは、またアイルランド出身のエンダならではのイギリスの社会、若者たちを捉える視線が新鮮でした。映画化に当たっては、プロデューサーの意向もあり、ヒッチコック的なスリラー的要素を取り入れて、ダークなものになるようエンダと議論しました。それほど強く、『リング』や『仄暗い水の底から』などの自作を意識したわけではありませんが、3作品に共通して言えるのは、閉じた世界、室内空間をどう見せていくかということでしょうか。無意識に共通したものが、どこかあるのかも知れません。 ──"チャットルーム"の別室で、サラリーマン風の日本人がちらりと映りますが、あの男性は中田監督ですか? イギリス出身のヒッチコック監督へのオマージュ? 中田 そうです、私です。エキストラ代の節約および、実は出たがり気質もあります(笑)。ヒッチコックももちろん、ちらりと意識しましたが、むしろ現場にいるスタッフ、キャストに笑ってもらいたくてやったという感じでしょうか。
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チャットルームに集まるウィリアムらの現実社会で
の姿が次第に明らかになっていく。仮想現実は
人間の心の闇を増長させるのか、それとも救
済しうるのか?
──セルフドキュメンタリー『ハリウッド監督学入門』(09)の中でハリウッドでは脚本にGOサインが出て撮影に入るまでに気が遠くなるほど時間がかかることに言及されていました。ハリウッドに比べると、本作はスムーズに企画が動き、作品が完成したのではないでしょうか? 今後の創作活動の場を、日本、ハリウッド、イギリス......と、どのような位置づけをイメージされているのでしょうか? 中田 08年3月に私のオリジナル作品を香港映画祭映画企画マーケットに持って行ったときに『チャットルーム』のエグゼクティブプロデューサーと出会い、イギリスの製作会社とチャンネル4に私を監督として推薦してくれ、同年5月に渡英したというのが今回の参加の経緯です。しかし、この作品も私が参加する前におそらく半年以上の企画開発の時間があり、参加後もクランクインまで脚本の直しやキャスティングなどで1年ほど掛かりました。ですから、"監督が指名されるときは原則的に企画としてGOがかかっている"という日本映画の状況とは違います。やはり、日本をベースにしていくのが、"心地よい"環境だとは思っています(笑)。  イギリスからの逆輸入映画『チャットルーム』は、中田監督のナイーブな演出とイギリスの実力派スタッフ&若手俳優たちの尖ったセンスとの化学反応がうまく働いたと言えそうだ。何よりロンドンのどんよりした空模様は、中田ワールドにかなりハマっている。東京での取材が難しいことから今回はメールでのインタビューとなったが、世界を股に掛けて活躍する中田監督の日刊サイゾーへのご登場、お待ちしております。 (文=長野辰次) ●『CHATROOM/チャットルーム』 監督/中田秀夫 音楽/川井憲次 出演/アーロン・ジョンソン、イモージェン・プーツ、マシュー・ビアード、ハンナ・マレー、ダニエル・カルーヤ 配給/アルシネテラン PG12 3月19日(土)よりシネマート新宿、シネマート六本木ほか全国順次公開中 http://www.facebook.com/chatroommoviejpp (C) 2010 RUBY FILMS (CHATROOM) LTD, CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, UK FILM COUNCIL & NOTTING HILL FILMS LIMITED ●なかた・ひでお 1961年岡山県出身。92年に文化庁芸術家在外研修員として渡英し、95年に帰国。古い撮影所で起きる異変を描いた『女優霊』(96)が劇場公開され、話題に。『リング』(98)、『リング2』(99)は大ヒットし、世界的なブームを巻き起こした。セルフリメイクとなる『ザ・リング2』(05)でハリウッドデビュー。黒木瞳をヒロインに迎えたドラマ性の高いホラー『仄暗い水の底から』(02)、『怪談』(07)や、非ホラー系の作品『ガラスの脳』(00)、『ラストシーン』(02)、『L change the warLd』(08)、『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(10)などがある。また、赤狩りでハリウッドから英国に亡命したジョセフ・ロージー監督の評伝『ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男』(98)の他、『サディスティック&マゾヒスティック』(00)、『ハリウッド監督学入門』(09)など映画業界、映画監督を題材にしたドキュメンタリー作品も手掛けている。デビュー作『女優霊』が、ハリウッドリメイク作『THE JOYUREI 女優霊』として今年日本公開されたことも話題。
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「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の10回目なのですが、なんと今回は私! 小明がルンルンに写真を撮られてインタビューまでされてしまっています! そしてインタビュアーには、なんと津田大介さんが! 忙しいのに! もったいない! 小明 ギャー! ほんとに津田さんが来た!! 忙しいのにすみません!! 津田さんの貴重なお時間を私なんぞに使わせてしまってすみません!! 津田 いえいえ。初めまして、ですよね。 小明 本当は以前インターネットの番組でご一緒するはずだったんですが、道中でダウンしてしまって......よくあるんですよ。先日も駅のホームで白目を剥いていたら駅員さんに声をかけられてしまって。 津田 よくあるんだ(笑)。でも人生って、生きていて楽しいこともあれば、辛いこともあるわけじゃない。例えば、この1年は楽しいことと辛いことのバランスはどれくらいでした? 小明 8-2くらいで辛いような......。でも、それなりに良いこともあるからなんとかなってます。最近、あまりにも寂しくて、わびしくて、「このままじゃ死ぬかもしれない」と思ったら、Amazonでマンガを買うんです。本屋じゃなくAmazonで。なぜなら、それを待ってるときと、ポストにマンガが入ってるときと、それを読むとき、本棚に入れるとき、何回も楽しいじゃないですか。だからいっぱい買いすぎちゃって、どんどん貧しくなっていくんですよ~。 akari_shishido002.jpg 津田 そうは言っても、小明さんはすごくいろんなメディアを使って表現しているわけじゃないですか。文章を書いて本を出したり、インタビューもするし、インターネットで生放送もすれば、ブログもTwitterもやる。自分では、どれが一番自分に向いてますか? 小明 向いている......? たぶんどれひとつ向いてないです。 津田 そのわりに、すごくいろんなことをしっかりやってるなって印象がある。 小明 他に何もできないからじゃないですかね......私、普通に働こうと思ったら絶対に使えないと思うし......。 津田 自分で営業はするんですか? 仕事を取ってくるための。 小明 営業はできないです。自分を売り込むのができないんですよ。「私はこれができます! 得意です!」っていうのがないので......。 津田 じゃ、このサイゾーなんかも含めて、いろんな表現をやってみて、それを「面白い」と思った人から声がかかるっていう。 小明 それだと一番助かります。だから、とりあえず仕事の間口だけは広げておかないと、と思って、TwitterとかUstreamとかもやってみてるんですけど、いまいち使いこなせてないような......。自分で営業に行くとなると、「私、なんでもできます!」って言わなきゃいけない気がして、なかなか行けずにいるんですよ。 津田 普通は言うんですか? 「何でもできます」って。 小明 グラビアアイドルで事務所に所属していたときに、そっちの方が可愛がられると思って、初めは「何でもやります! がんばります!」って姿勢だったんですけど、私はがんばり方を、事務所はがんばらせ方を間違えたみたいで、精神的な疲労だけがたまって、頭がハゲたり鬱になって文句と自虐しか言えなくなったりで、誰も得をしない状態に......。だから、「何でもやります!」って言わないほうがいいのかなって思ってます。不得意分野を頑張ることが力になる人と、鬱になる人がいるから。 津田 今は、インターネットを使っていろいろやってますけど、初めて自分専用のPCを持ったのはいつごろですか? 小明 それは高校、大学くらいですね。遅いほうですよ。今の子は前略プロフとかモバゲーとか、本当に幼いうちからいろんなツールがあるから、自分の恥ずかしい黒歴史を残しがちじゃないですか。恥ずかしい日記や写真をフルネームつきで晒してる人も多いし......私がひきこもってた中2のころにそれがなくて本当によかった。携帯もパソコンも持ってなくて命拾いですよ。 akari_shishido003.jpg 津田 やっぱり、痛いことを考えたり、鬱々したポエムとか書いたりしてた? 小明 完全にひきこもりのオタクだったので......。とにかくマンガが好きで、当時は『るろうに剣心』とか『幽☆遊☆白書』とか、皆が一周して飽きてきた頃にハマりだす、みたいなのが多かったです。ひねくれてるんで、流行ってるときには手を出せずに、ちょっと過ぎてから読んで「面白いじゃん!!」みたいな。だから、3年後くらいに「今、『ワンピース』が超熱い!」とか言ってそうです。 津田 オタクをやめなきゃ、という反動があって芸能界を目指したってことなのかな。 小明 反動というか、中3のときに、ひきこもりから脱するためにも、お気に入りのマンガを全部ダンボールに入れて厳重に封印したんです。ほら、二次元にハマッて、更にひきこもりだと、現実と妄想の区別がつかなくなってくるじゃないですか? 津田 いいえ? 僕はそういうことはないですけど......。 小明 本当ですか!? へぇー!! そういう人もいるんですね!! 津田 ......はい。そのときは、世の中や社会はどのような物だと思っていました? 小明 そんなのは、自分の部屋から出ないから、分かるわけがないです。インターネットもなかったし。とにかくマンガだけは毎週出てくるし、夜になれば外出もできて単行本も買いに行けるから、それだけで幸せでした。もしあのころネットがあれば、ハードな2ちゃんねらーかネトゲ廃人になってたと思います。 津田 学校にはまったく行ってなかったんですか? 小明 中2はほぼ行ってないですね。3年になって、「このままじゃ二次元の世界から帰ってこられなくなる」という危機感があって、現実に帰ろう、高校に行こう、と。まずは塾に通わせてもらって、女子高に受かって、高校デビューです。 津田 高校デビューはどのような形で? 小明 ひきこもりオタク時代の私を知ってる人がいないので......いっちょまえに社交して、友達もいて、カラオケに行ったり、プリクラを撮ったり、ファーストフードでダベッたり......あれが人生の春でしたね。青春と呼べる日々でした。『あずまんが大王』みたいな、良いバカな女子高生でしたよ。 津田 部活とかは? 小明 部活、ダメ、怖い。 津田 怖い? クラスとかには仲のいい人もいたでしょ? 小明 一年先に生まれた人が絶対的な権力を持っていて、それに屈さねばならないのが理解できなくて......高校デビューでそこそこの社交性はアップしたものの、部活に励むほどの協調性はまだなかったんだと思います。仲の良い子もいましたよ! akari_shishido004.jpg 津田 高校のときは、オタク趣味は? 小明 マンガは好きでしたね~! 同じ巻を何冊も持ってましたね! 津田 ......ごめんなさい、ちょっと意味がよく分からない。 小明 気に入った巻を何冊も持ってたんです。 津田 例えば、『るろうに剣心』の12巻が最高だよねと思ったら、それを何冊も持っていたと。 小明 ええ、ええ。ちなみにその時は『幽☆遊☆白書』の7巻、8巻、13巻、あと確か......。 津田 (無視して)何のために? 保存用、観賞用、布教用みたいな? 小明 布教する友達もいないので、完全に自己満足ですね。あとは、弱い私を支えてくれた、漫画家さんを支えたい、とも思って。 津田 尊敬するクリエイターに恩返し! ませた子どもですね。そんな子がなぜ芸能界に......? 小明 姉がすごい美人でモデルだったんです。なので、中学に入ったあたりから、いろんな人に「あれ、妹らしいよ」「うそ、ぜんぜん似てないじゃん」「お姉ちゃんはカワイイのにね」って言われて。私はまったくかわいくなかったので、まー、ひどいもんですよ。 津田 比較の対象だったんですね。 小明 そうですね、昔、母に「集金のお金払っといて」って言われて財布を見たときに、財布に家族の写真を入れてるのを見つけて。おお、家族愛、と思ってみたら、私と姉が写ってる写真なのに、私の顔が半分切れてるんですよ。カメラに向かって笑ってるのに、フレームに入れてもらえてない。それってつまり、母が美人の姉を職場なりなんなりで自慢するときに「これが娘で......」って出す写真なわけじゃないですか。私、何? とショックで。「これは私が美しくないせいだ。でも、私だってプロに撮ってもらえばかわいく写るはず」と思って、グラビアを始めたのかなぁ......。 津田 プロに撮ってもらえば、というのは確かにそうかもしれないですね。でも、それで事務所に所属してアイドルに、っていうプロセスに飛躍があるような気が......。 小明 調子づいてましたね。女子高生って制服着てたら多少かわいいじゃないですか。それがまぁね、失敗だったんですけどね、売れませんで。 津田 結果的には、辞めようと思ってフリーになって。例えば、事務所を辞めるっていうときに、もっといい事務所があるんじゃないか、私の魅力を引き出してくれるところがあるんじゃないか、とは思わなかった? 小明 もう、そういう気力がなかったです。頭はハゲてるし、パニック発作みたいなのも持ってたし、鬱こじらせてたしで、「移籍したって、もうアダルトビデオに出るくらいしか道はないだろう」と。 津田 芸能界って、どうでした? 小明 怖かったです。 津田 どこらへんが? 小明 人と信頼関係がうまく築けない人だったみたいで......アットホームな事務所だったので、親戚みたいに思って、信頼とか信用をしてたんですけど、それがすごく独りよがりなものなんだな、と気付いたときには、もう事務所のお荷物になってた。若かったし、そういうの、難しくって......。 津田 うまくやれなかった。でも、それで完全に引退して、大学に行って普通のOLさんを目指すっていう選択肢もゼロじゃなかったでしょ。それでもフリーになって、あえて活動を続けようと思ったのは? 小明 なんでだろう。たぶん、社会に出るのが怖かったんじゃないかな。あと、グラビアアイドルになろうと思って芸能界に入ったから、「辞めるんだったらひと花くらい咲かせてから辞めたいよね!」みたいに思っていたのもあって、まぁ咲かなかったんですけどね、咲かないまま、ずるずるとまだ続けているんだと思います。 津田 いつか咲くかもしれないって。 小明 なんとなく、咲かないタイプの植物っぽいな、というのは分かってきましたが。 津田 今、客観的にアイドル業界、グラビア業界、芸能界、ネット、出版、どこか分からないですけど、自分の立ち位置というか、自分の職業は何だと思いますか? 小明 今は、「アイドルライター」という微妙な肩書をいただいてるんですけれど、アイドルの仕事もたいしてやっていないので、いつまでこの肩書きが使えるのだろうか、という危機的状況です。 津田 それは客観的に見えているんですね(笑)。例えば、今26歳っていう年齢で、30歳という区切りの年齢があるときに、これくらいはできるようになろうとか、30になったときにこれができていたらいいな、という目標はありますか? 目標を立てずに漫然と生きていると、時間はバーっと過ぎるので。 小明 目標......? 「死なない」とかかな......。生きているのに、精一杯で。一応、毎年の目標が「現状の斜め上」なんですよ。それでやっと現状維持って感じで。私は本当に自虐でも、卑下でもなくクズなので、特に「これになりたい!」と思うことが、おこがましいと思ってしまう。どうすれば良いんですかね......。 akari_shishido005.jpg 津田 とにかくTwitterやニコ生をガンガンやって、今の素のままを拡大していって、いろんな人に巻き込まれて、結果的に収入が増えていた、というのを目指すのがいいのかもしれないですね。だから、まずは自分のベーシックな活動場所を作ったうえで、広げていくという。 小明 ひとつ自分のね、しっかりとした背骨になるような活動がほしいです。 津田 でも、僕にもそういう「背骨」がないから、どうしようかなって最近思ってますよ。 小明 津田さんが? 本当に? 思ってないでしょ! そんなこと! 津田 いやいや「ジャーナリスト」って名乗ってるくせに書くのが本当に辛いので......。 小明 もうライターさんになられて10年以上なんですよね、大先輩だ! 今、Twitterから巻き起こった津田さんムーブメントがあるじゃないですか。「tsudaる」もそうですけど、自分の名前がそういう使われ方をするのはどうですか? 津田 嫌に決まってるでしょ! 本当に「tsudaる」という単語だけは廃れてほしいな......。 小明 津田さんでもお辛いんですね。津田さんくらい成功してる人が辛いんなら、もうどうやったって辛いんでしょうね。どうやって生きていけばいいんだ。 津田 見通しは......? 小明 どうやっていこうかな......。 津田 だったら「どうやって生きていこうかなぁ、と悩み続けているんです」っていうのを、そのまま1億2,000万人くらいの人に知ってもらえる活動をするべきだと思いますよ。結局、小明さん他人には答えを求めてないでしょ? ぐるぐるぐるぐる回って、最後にはバターンって倒れるかもしれないけど、話聞いた感じまだまだバターンとはいかなそう。だから、むしろそれをもっと活かして、より過激にぐるぐるすればいいんじゃないですか。ぐるぐるしている様を見せればそれが「コンテンツ」になる。今よりもっとぐるぐるする。まだぐるぐるが足りない! ニコニコ生放送とかを自分ではじめて、ぐるぐるすればいい! 小明 ニコニコ生放送かぁ、ちょっと怖いけどやってみようかなぁ......。あっ、申し訳ないです。インタビューしていただいて、アドバイスまでいただいてしまいました。 津田 いえいえ、もっともっとぐるぐるしてください。 小明 ぐるぐるします! ぐるぐる!(回りながら帰ってゆく) (聞き手=津田大介/写真=宍戸留美/構成=編集部/2011年2月9日収録) ●つだ・だいすけ 1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学在学中からライター活動を始め、コメンテーターとしても活動している。2006年~08年、文部科学省文化審議会著作権分科会専門委員。近著に『Twitter社会論』(洋泉社)『未来型サバイバル音楽論 - USTREAM、twitterは何を変えたのか』(中公新書ラクレ=共著) ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動。フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 下北沢発インターネット音楽市場【Majix】 ニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」 新曲「ミルク」1曲100円で配信中!! 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 津田さんありがとうございました! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

"空手ガール"武田梨奈が忍者に変身! アクション時代劇『女忍 KUNOICHI』

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"いつも心にヌンチャクを"。19歳のアクション女優・武田梨奈から、
満点スマイルをいただきました。
 スクリーンの中で見せるハードなアクションとは裏腹に、普段はふんわりした笑顔を見せる"リナティー"こと武田梨奈。『ハイキック・ガール!』(09)で主演デビューを飾り、今年2月に主演第2作『KG カラテガール』が公開されたばかりの大注目のアクション女優なのだ。主演第3作となる『女忍 KUNOICHI』は初のアクション時代劇。キックボクサーとして鳴らした虎牙光揮を相手にスピード感溢れる忍者バトルを繰り広げる。実は取材当日、交通機関が運行しておらず、リナティーは自宅から取材を行なったソニー・ミュージックアーティスツまで3時間かけて辿り着いたのだ。疲れたそぶりをちっとも見せずに、いつも通りの明るい笑顔を振りまくリナティーに、もう日刊サイゾー取材班のハートはキュンキュンです。 ──平成生まれの19歳! 時代劇って観てましたか? 武田 正直、勉強不足で恥ずかしいんですが、時代劇はあまり観たことがありませんでした。"忍者"のイメージもつかめず、すぐにインターネットなどで調べました。今までと全然違う役ということもあり、戸惑いもありました。でも初めての時代劇で「自分にとって新しい挑戦だ」と思い、とても楽しみでもありました。
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時代劇アクションに初挑戦。「うま
くできたのは、共演の虎牙光揮さんや
アクションコーディネイターの園村健
介さんのお陰です」。
──チャレンジすることに燃えるタイプなんだ。 武田 そうですね。『ハイキック・ガール!』『KG カラテガール』と、これまでは私の得意な空手をベースにしたアクションが多かったので、今回はアクションの幅を広げるいいチャンスだなって。私、ヌンチャクは扱えるんですけど、今回のような刀を使った殺陣は初めて。勉強になりました。 ──『ハイキック・ガール!』『KG』『女忍』のアクションポイントをそれぞれ簡潔に解説すると、どんな感じ? 武田 『ハイキック・ガール!』のテーマは、"当てる"だったんです。きれいなアクションでなくてもいいから、"痛い"リアルなアクションを目指しました。『KG カラテガール』は相手の背中に乗ってのキックなど、より魅せるアクションに挑戦しました。この2作は空手をベースにした"一撃必殺"だったんですが、今回の『女忍』は時代劇ということもあり、アクションのテンポも間合いもまるで違って難しかったですね。技の手数がとても多く、テンポも速く、覚えるのが大変でした(苦笑)。最終的には殺陣の手数を覚えるというよりも、1対1で戦う虎牙さんと呼吸を合わせることに意識を集中させましたね。『女忍』はスピード感を見てほしいです。 ──今回の敵役は、ボクシング、キックボクシング、ブラジリアン柔術まで経験しているコワモテ男優・虎牙光揮! 武田 虎牙さんは格闘技をいろいろ経験されていることもあって、アクションの動きのことをすごく理解されていて、撮影期間中もその日の撮影が終わった後に2時間くらい私の稽古に付き合ってくれ、昼食中や撮影の空き時間にも、いろいろアドバイスしていただきました。虎牙さんは普段から体を鍛えている方なので、「本番中に当たっても気にしないで」と言ってくださったので、存分にやることができましたね。逆に虎牙さんが私のお腹を2発蹴るシーンは、寸止めじゃなくて本当に当ててもらいました。かなり痛かったです(笑)。
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 "もしも痴漢に襲われたら"という質問には、
「まず、危ない場所には近寄らないようにしま
す。護身術は最後の手段」とクレバーな返答。
──痛かったです(笑)って......。格闘技を経験した者同士の信頼関係があってのハードアクションだったんスね。クライマックスの洞窟での激闘シーンは、足元が小石まじりの砂利でコケたらヤバかったでしょ? 武田 はい、足元が滑りやすくて危なかったですね。走るシーンでは、滑ってずいぶん擦り剥いちゃいました(笑)。あれでも小石はかなり拾ったんですが、石を使った殺陣もあるので、あまり石がないのも変なので、わざと石はそのままにしてあったんです。大ケガだけはしないように、気を引き締めてやりました。でも私の擦り傷よりも、朝方まで撮影が続いたのでスタッフの方は寒くて大変だったと思います。 ──『女忍』の千葉誠治監督、『ハイキック・ガール!』の西冬彦監督と演出スタイルはかなり違った? 武田 違いましたね。西さんはアクションシーンをじっくり長回しで撮るんですが、千葉監督はものすごくカット数が多いんです。「えっ、こんなに多くのカット数を撮るの?」と思ったんですけど、完成した作品を観たらスピード感があってとてもカッコよかった。どちらも違った面白さがありますね。すごく勉強になりました。 ■19歳の乙女の密かな心配事とは......? ──17歳のときに『ハイキック・ガール!』でいきなり主演デビューを果たしたわけだけど、アクションの師匠である西監督とはどんな形での出会いだったの?
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くのいち=由美かおる、という従来のイメージ
を塗り替えるか? 武田梨奈が初となるソー
ドアクションに挑んだ『女忍 KUNOICHI』。
武田 もともと小3くらいから、役者さんの仕事がやりたくてオーディションを受けていました。空手は10歳から始めたんですが、空手の全国大会で優勝したことなどもあって、私のブログを西さんが注目してくれたんです。それで『ハイキック・ガール!』のオーディションを受けてみないかと声を掛けてくださった。それが高1のときですね。自分のやりたかったお芝居と特技の空手を活かせるので、「このオーディションは2度とないチャンスだ! と思いました。まさか主演に選ばれるとは思ってなかったので、ビックリ(笑)。 ──"映画に出てみない?"という誘い、怪しいとは思わなかった? 武田 はい、最初は正直いって怪しいと思いました(笑)。私のブログに「映画に興味ありませんか?」とメールが突然届いたので、「あっ、変なメールが来た」と(笑)。1週間くらいシカトしてたんです。でも、やっぱり気になったので父から連絡してもらいました。連絡して良かった(笑)。あのときシカトしたままだったら、今の武田梨奈はいなかったわけですよね。 ──メールをくれた西さんがまっとうな映画人でよかったですね。憧れの人が、ジャッキー・チェンと武田鉄矢ということだけど、もしかして年上の男性がタイプ? 武田 いやー、どうなんでしょうか(笑)。ジャッキー・チェンさんはアクションスターとして昔から憧れの存在です。武田鉄矢さんは『3年B組金八先生』(TBS系)の大ファンだったんです。後から『刑事物語』シリーズ(82~87)を観て、「金八先生ってアクションもやるのね!」と驚きました。『刑事物語』の頃の武田鉄矢さん、ちょっとジャッキー・チェンさんっぽくていいですね。
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敵対する甲賀の里から女をさらっていく、伊賀の
忍者・霜月(虎牙光揮)。虎牙は『あしたの
ジョー』ではウルフ金串を演じるなどアクション
映画に欠かせない存在。
──いつか片山刑事のハンガーヌンチャクと競演を果たしてくださいよ。 武田 いいですね。『金八先生』に出演するのが長年の夢だったんですが、終わってしまって残念だなぁって思ってたんです。『刑事物語』の新作が作られる際は、ぜひ武田さんのハンガーと私のヌンチャクで競演したいですね。でも、ハンガーをあそこまで自在に操る武田さんはすごい。私も今度、ハンガーヌンチャクに挑戦してみようと思います(笑)。 ──19歳の年ごろの女の子に聞くのも何だけど、カバンにいつもヌンチャクを入れてるの? 武田 毎日じゃないですけど、アクションの稽古がある日や空き時間ができそうなときは、ヌンチャクを持ち歩いてます。公園や自宅の前でも、よくヌンチャクを振り回してます(笑)。ひとつ心配なことがあって、お巡りさんに「カバンの中を見せてください」って言われたら、どうしようかなって。ヌンチャクを持ち歩いていたら、捕まっちゃいますか? ──大丈夫。もうすぐ、"武田梨奈=アクション女優"として世間が認知するようになりますよ。『マッハ!!!!!!!』(03)、『チョコレート・ファイター』(08)のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督はわざわざタイから来日して、西道場での練習を見学したとか。 武田 はい、『KG カラテガール』のクランクイン前の練習を観ていただきました。『KG カラテガール』用のスタントの練習の他に、ピンゲーオ監督の希望で空手の基本の型もお見せしました。ピンゲーオ監督からは「いつか一緒にお仕事できるといいですね」と言葉を掛けてもらえたので、実現させることを目標にしています。『チョコレート・ファイター』でヒロインを演じたジージャさんとも格闘雑誌の企画で対談する機会があったので、ぜひジージャさんと競演してみたいです。 ──タイのアクション映画は、まじでガチンコですよね。『チョコレート・ファイター』ではジージャの顔面を突きや蹴りが直撃してましたが......。
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素早い身のこなしで伊賀忍者たちを翻弄する
甲賀忍者の如月(武田梨奈)。「私は男を殴る
のが大好きさ」なんてサディスティックな台詞が!
武田 『ハイキック・ガール!』を撮影する前に、西さんから『チョコレート・ファイター』のジージャを目指せと言われたんですが、さすがにあのレベルのスタントは当時の私には難しく感じました。でも、その後『KG カラテガール』などで経験を重ねることで、少しずつですがあのレベルに近づけていると思うんです。周りからも「同じ女性だから、できるよ」と励まされているので、自分で「できない」と思わずに、「そうだ、やれる!」と思うようにしています。 ──そのポジティブ思考から、超絶ハイキックが繰り出されるんスね。最後に日刊サイゾーのユーザーにメッセージをお願いします! 武田 『ハイキック・ガール!』『KG カラテガール』と『女忍』はまったく違った作品になっているので、前2作を観ていただいた方でも新しい面白さがあると思います。前2作とはテンポも雰囲気も違った時代劇アクションに、男性の方はコーフンできるはずです(笑)。キャッチコピーに"男ども。なめるなよ。"とあるんですが、女性の方がご覧になってもすっきりするアクション時代劇になっていると思います。虐げられた女性が逆襲するストーリーなので、ぜひ女性のみなさんにも観ていただきたいですね。  劇中ではリナティー扮する女忍者・如月が「私は男を殴るのが大好きさ」と口にするシーンがあり、普段のふんわかしか雰囲気とのギャップがたまりません。スクリーンいっぱいに元気のオーラを振りまくアクション女優・武田梨奈に、目はもうクギづけです。 (取材・文=長野辰次/メイク=門間導子/スタイリスト=山本真里江/オランジェ) ●『女忍 KUNOICHI』 監督・脚本・編集/千葉誠治 アクションコーディネイター/園村健介 出演/武田梨奈、虎牙光揮、三元雅芸、佐藤雄一、小野村麻郁、藤澤志帆、琴乃、島津健太郎 配給/日本出版販売 3月19日(土)よりシアターN渋谷ほか全国順次公開 <http://kunoichi-movie.com> ●たけだ・りな 1991年神奈川県横浜市出身。10歳から空手を始め、全日本チャンピオンにも輝く。現在琉球少林流空手道月心会の黒帯。西冬彦監督の『ハイキック・ガール!』(09)の主演に抜擢されたのに続き、主演第2弾『KG カラテガール』が2月に公開されたばかり。その他の出演作に『少女戦士伝シオン』(10)、テレビドラマ『古代少女隊ドグーンV』(毎日放送)など。6月には青春スポーツ映画『アベックパンチ』が公開予定。 <http://ameblo.jp/rina615>
ハイキック・ガール! おみごと! amazon_associate_logo.jpg
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寄付をすれば世の中を変えられるって、本当ですか!?

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社会起業家・駒崎弘樹氏。
 社会的企業であるNPO法人フローレンスは、病児保育を行っている団体だ。病児保育とは、幼児が熱を出したり、風邪を引いたりしたとき、仕事のために看病ができない親や、そうしたニーズに対応できない保育園に代わって子どもたちを預かるサービス。同団体の代表理事を務める社会起業家の駒崎弘樹氏が、自らの団体の活動の様子や寄付によって世の中がどう変わるかなどを考察した著書『社会を変える お金の使い方』(英治出版)を昨年12月に出版した。今回、駒崎氏に日本で寄付を増やす方法や最近話題を集めた"タイガーマスク現象"について話を聞いた。 ――本書を執筆した経緯を教えてください。 駒崎弘樹氏(以下、駒崎) ある講演会で我々の行っている病児保育について話す機会がありました。その講演が終わったあと、一人の女性が私のところに来て、「フローレンスの活動は素晴らしいが、私には(フローレンスを利用するための)月々の会費7,000円も払えない」というのです。よくよく話を聞くと、彼女は非正規雇用で一人で子どもを育てているので、そこまでお金に余裕がないということでした。 ――母子家庭の多くは、非正規雇用で所得は低いと聞きます。 駒崎 そうなんです。そして、お金が教育にまで回せないので、子どもが高校や大学まで進学できない。そうすると子どもの代でも所得が低くなる傾向が高く、いわゆる貧困の世代間連鎖のようになってしまう。そんな中で、少しでもいい教育環境で子どもを育ててもらうには、親が働きやすくするための社会的なサポートが必須です。そこで、そんな家庭の方でも利用できるように、寄付に支えられた病児保育を作ろうと思いました。それまで僕は寄付について、よく知らなかったのですが、よく調べてみると奥が深い。単にお金をもらうという経済的行為に留まらず、人々の意識を変えるという効果があることを知り、多くの人に寄付について知ってもらいたいと思い、本を書きました。 ――よく、アメリカには寄付文化が根づいているが、日本にはそれがないと言われます。その背景として、日本とアメリカを比べた場合、寄付に関する税制上の問題(寄付に関しては、日本の場合、公的に認められた寄付金だけ所得控除される。一方で、アメリカは寄付金が認められる範囲が広い上、税額控除される。つまり免除される税金が、アメリカのほうが多い)が大きいのでしょうか? 駒崎 税制の問題はかなり大きいと思います。むしろ税制ぐらいしか大きな違いはありません。僕はアメリカに留学していたことがありますが、アメリカ人の中にも寄付文化がある人もいれば、ない人もいます。寄付に関する社会のシステムが整っているかどうかだと思います。 ――日米を比べた場合、個人の寄付に対する意識の違いはどうでしょうか? 駒崎 アメリカの場合は、建国当初からアソシエーショニズムという、みんなで助け合い、何かをしていこうというところがあります。一昔前の日本でも、ほとんどの神社仏閣は地域の人々の寄付でできています。そういう意味では、日本人だから寄付の文化がないとか、アメリカ人だからあるというのは、歴史的に見れば、根拠が希薄じゃないかと思います。 ――本書にも出てきますが、世界的なコンサルティングファームのベイン・アンド・カンパニーが社会福祉団体やNPOに無償でコンサルティングを行っているように、外国の大企業の中には社会貢献活動に積極的なところが少なくありませんが、日本の企業の場合はどうでしょうか? 駒崎 かつての日本企業はメセナ(文化・芸術活動への支援)みたいな感じで、余ったお金を慰め程度に社会貢献に回す場合が多かったのですが、最近は、すごく戦略的になってきています。コーズ・リレイテッド・マーケティングといって、企業の社会問題や環境問題への取り組みをお客さんにアピールしつつ、利益の獲得を目指すマーケティング手法で、商売しながら寄付をするという形が知られざる流れとしてあります。今では有名企業でそういった活動をしていない企業はかなり少なくなってきました。 ――コーズ・リレイテッド・マーケティングの具体的な例としては? 駒崎 有名なところでは、「Say Loveキャンペーン」といって、参加したさまざまな職種の企業が自社の店頭や職場に共通の募金箱を置いてくれたり、寄付付き商品を販売したりしたプロジェクトが挙げられます。また、「PASS THE BATON」というリサイクルショップで寄付付き商品を買うと、売り上げの一部が私たちの団体に入ってくる仕組みになっています。 ――ズバリ日本で寄付を増やすにはどうすればよいでしょうか? 駒崎 四の五の言わず、僕らが寄付をする。そして、我々NPOが、コンビニに置かれている募金箱ぐらい気軽に寄付ができるような機会をもっと作れば、はっきり言って今のレベルじゃないほど募金は集まると思います。 ――寄付と言えば、最近のタイガーマスク現象についてはどう思われますか? 駒崎 あれだけ多くの人が伊達直人とわざわざ書いて、日本全国でランドセルなどを寄付している。ということは、寄付文化の定着ということは容易に起こりえるということを示していると思います。これを機に"寄付をすることが当たり前だよね"っという風に一般化できればと思います。"日本には寄付文化がないから"で諦めていたら、何も変わらない。とにかく、自分がやり始めることじゃないかと思います。 ――寄付をすると何がどう変わるかというのが、思い描けない人が多いと思います。寄付をすると何がどう変わるのでしょうか? 駒崎 今回のタイガーマスク現象で児童養護施設に国民の目線が集まりました。その結果、1月18日付の東京新聞によると、30年ぶりに厚生労働省が児童養護施設の職員数を増やすことを打ち出したそうです。実は、政府は国民の目線に弱いのです。養護施設に国民が寄付をするだけで、国を揺り動かすことができます。実際、国というのは本当に動きが鈍いので、ソーシャルメディアなどで"俺たちで勝手に支援しようぜ"って盛り上がれば、それを国や自治体が追いかけてきます。つまり、寄付をすれば世の中を変えることができるんです。 ――出版後の反響はどうですか?  駒崎 僕のTwitterには、毎日のように感想が寄せられます。すごく売れているんじゃないかと錯覚するぐらいですよ(笑)。寄付をタイトルに入れると、本が売れないと出版社の方には言われたんですが、本書はサブタイトルに「投票としての寄付 投資としての寄付」と入れた。寄付の本を出さないと誰も寄付の力を理解してくれないし、このまま寄付後進国ではよくないと思います。  本書は、寄付について書かれた珍しい本である。寄付は社会を変える力を持っているという力強い駒崎さんの言葉が印象的だった。もし、寄付に興味をもったならば、まずは下記にあるフローレンスのホームページを一度のぞいてほしい。 (文=本多カツヒロ) ●こまざき・ひろき 1979年生まれ。慶応義塾大学卒業。NPO法人フローレンス代表理事(http://www.florence.or.jp/)。著書に『働き方革命』(ちくま新書)などがある。
「社会を変える」お金の使い方 自分が食べていくだけで精一杯ですが。 amazon_associate_logo.jpg
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オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ……」(後編)

IMG_1214_.jpg前編はこちらから ――なんて難儀な性格......! でも、そういうある種の選民意識じゃないんですけど、「本当の私はこんなはずじゃない!」感がなければ、こういう世界に入らないですよね。大久保さんは、ずいぶんたくさんオーディションを受けていたって本に書かれていましたけど、どんなオーディションを? 大久保佳代子(以下、大) とにかく「何かしなきゃ!」と思って、『進ぬ! 電波少年』(日本テレビ系)の「15少女漂流記」とか、演劇だったら三谷幸喜さんか宮本亜門さんとか、「この人知ってるな」っていうだけで履歴書を出してました。 ――大御所ばかり! けっこう自信があったんですね! 大 モテたことも、クラスで人気ものだったこともほとんどないけど、「私がいるとみんな笑っていたよな~」とか、そんなのを引っ張り出して捏造して、無根拠な自信で今もやっているところはありますよね。 ――分かります! 自分のいい思い出を引っ張り出して、完成度が高いひとつのストーリーを作ってしまって、振り返ってみると「あの思い出、本物だっけ......?」ってことが、わりとあります。  ありますね! 私は「学生時代、私はマスコットガールでみんなから人気者だった」って思ってるんですけど、傍から見ると「それ、いじめられてたじゃん!」ってなるんですよ。学校に行ったら私の机だけ何故か校庭に出されていて、友達は「そんなことされたら死んじゃうよ......」って言うんですけど、私は「も~、みんな私のことをいじって楽しんじゃって~!」って思ってるので、机を取りに行ってクラスに戻るときも、どんなリアクションしたらみんなが笑うかを考えてて。 ――アハハ! 「机が落ちてたんだけど交番に届けたほうがいいかな?」って言ったんでしたっけ! タフすぎる!  そんなのずっと考えながら(笑)。落ち込むこともいっぱいあるし、グジグジと執念深いんですけど、どこかで根っからのポジティブなのかも。 ――私も小学生の頃は机にゴミを盛られたりして、多分いじめに遭ってたんですけど、「この子はきっと私が好きで意地悪をしているんだわ、男の子ってバカね!」って、ポジティブに考えて乗り切ってたことがあります。  一緒ですね、そうですよ。大丈夫、大丈夫。 ――でも、テレビの露出なり『大久保佳代子劇団』なり、活動がどんどん増えていって、無根拠な自信が本物の自信になったんじゃないですか?  そうですね......。でも、『大久保佳代子劇団』も、1回目にやったときには私も舞台の経験があったり、脚本も光浦さんが書いているものだからセリフ覚えが良かったりとかで、「私、出来ちゃうな~」って思ったんですけど、2回目に意外と本格的な、小劇場とかで引っ張りだこの方々が出ることになって......。 ――池谷のぶえさんとか、宮崎吐夢さんとか、豪華でした! でも、傍から見てる分には大久保さんも十分、馴染んでましたよ!  傍から見る分にはね......。今回はそういう本気の人たちが入ってきたので、「自分、そこまでたいしたことないな~」って落ち込みましたね。やっぱり、こう、突き詰めたものが何かないと、本物の人たちには通用しないな、と......。 ――大久保さん、謙虚なんだかネガティブなんだか分かんないですね......。ちなみに、最近はそういうオーディションだったり、「今やらなきゃ!」っていう衝動はありますか?  今だと、合コンとか男関係がそうですけど、急に行動を起こしておいて、すぐ飽きちゃったり面倒くさくなったり。持続力がないんですよ。 ――「とにかく何か!」って思いつきで行動しても、それに思い入れがあるわけじゃないから、努力し続けることが困難なんですよね。  困難ですね~。男関係だと、ひとりが楽なのも分かっちゃってるし。ひとりでも成立すると思ったら、わざわざ外部の人間と一からコンタクトをとって嫌な思いしたくないなっていう気持ちが強くなって。「これじゃイカン!」と思って合コンしたりとか。 ――でも、ひとりでいる時間が長ければ長いほど、コミュニケーション能力がどんどん低下して、いざ「やるぞ!」と思ったときに、「あれ? 男の子と友達になるのってどうやるんだっけ?」ってなりませんか?  分からないですねぇ......。もう、しんどい。そう、男の人とちょっといい感じになったときにも、マンツーマンで飲みに行けばいいのに「マンツーマンって、きついな......」と思って、アラフォーの女友達4人くらい連れて行ったりして。 ――アハハハ! なんの集いだか分からない!  夜、お酒飲みながら考えていると、「あの人いい人だったな~、また会いたいな~」って思うんだけど、お日様浴びちゃうと急にね~。"夜+お酒"っていう状況下じゃないとそうならないみたいです。 ――分かります。分かります。逆に、朝はやたらやる気があるんだけれども、夜にはもうダメだったりとか。こういう現象は「生理前症候群」とも言うらしいですね。  そうですね、分かる。その女としての生物学的バイオリズムがすごく左右されるようになってきて。あるみたいですよ、本当に。生理が始まって終わるとすっきりしますしね。 ――そう思うと、ものすごい憂鬱なときも「あ、生理前か~」と思えばちょっと楽になる。......あっ、あと、相談というより質問なんですが、大久保さんの本に「だんだん生理がしょぼくなって、もう高級懐石料理みたいな量しか(自主規制)」みたいなことが書かれてたんですが、あれは本当なんですか? 私も何かと他人事ではなく不安で......!  そうですね、上品な感じにね、懐石料理。でも、それも月によっての感じで、ドバッとバイキングの時もありましたし、うん、大丈夫でした! ――良かった! まだイケる!  ただ排卵の量は限られているから。最近は医療が進んでいろいろな方法があるけどねぇ......「そこまでして?」って思っちゃってねぇ。 ――生々しいけど、確かに......あ、もう時間みたいです! なんかいろいろすみません!  え? これで大丈夫なの? 劇団の宣伝もちゃんとしてよねぇ? ――どうもありがとうございました! 『大久保佳代子劇団』、オススメです! (取材・構成=小明) ●おおくぼ・かよこ 1971年、愛知県生まれ。92年に幼なじみだった光浦靖子とお笑いコンビ「オアシズ」を結成。長くOLとタレント生活を両立させていたが、10年8月に退職している。主演を務める「大久保佳代子劇団」第2回公演『村娘』(コンテンツリーグ)DVDが発売中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
大久保佳代子劇団 「村娘」 お気づきでしょうが、当サイトは大久保さん推しです。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」(前編) 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ……」(前編)

akari_okubo000.jpg  モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第22回のゲストは、大久保佳代子劇団『村娘』で主役を務めているオアシズの大久保佳代子さんです! [今回のお悩み] 「まだ、逃げ道が欲しいんです......」 ――ご無沙汰してます! 実は4~5年前にトークイベントでご一緒させていただいたんですが......私のこと、覚えてますか? 大久保佳代子(以下、大) ......あー、言われてみれば見覚えが。私、何しゃべってました? ――確か、私のかぶっていた帽子を「その帽子、後でくれない?」って真顔で言われて、「あげた方がいいのかな?」って悩んでいる間にすごい早さで帰っていかれて......あれはなんだったんでしょう?  本当? 私、言うだけ言って無責任に帰るってことが非常に多いので......ふふふ。それで、その後はどうしてましたか? ――その当時は売れないアイドルで、そのまま順調に売れませんで、2年ほど前にかろうじて単行本を出せたぐらいです。今はアイドル界ではライターと言い、ライター界ではアイドルアピールをするという卑怯な逃げ道でなんとか生活を......。  ああ、良かったですね、お互い変わらずで(笑)。あ、日記形式の本なんだ、こういうの好き(『アイドル墜落日記』をめくりながら)。 ――大久保さんはいつも女芸人のブログをチェックして、忙しそうにしているのを見ては嫉妬して、売れてなくて暇そうな芸人を見つけるまでネットサーフィンするって、『私、地味女』(大和出版)に書かれてましたね。私の本も、売れなすぎて毎日暇してゴネてる日記なので、もしお邪魔じゃなければ......。  やった、今日読みます。 ――いやいや全然、お暇なときで!  いや、暇なんですよ。 ――またまたそんな! OLさんお辞めになったばかりじゃないですか!  そうなんですよ。ただ、今までは、芸能界の仕事の合間にOLをやっていたから「このままじゃ体力的にもキツいし、ストレスで死んでしまう」と思っていたんですけど、いざOL辞めたら単純にその時間がポコっと空いただけなので、時間を持て余していますねぇ。 ――でも、テレビを見る限りだと忙しそうですよね。  テレビの仕事が減ったってわけじゃないんですけど、収録が夕方からだったり、それも5~6時間で終わったりするじゃないですか。だから、午前中が毎日空いちゃって油断して前日飲んじゃうっていう、悪いサイクルに......。 ――アハハ! 私、大久保さんを初めて『めちゃイケ!』(フジテレビ系)で見たとき、すごく短いスカートを履いてマッサージ嬢として登場されて、普段はOLっていうギャップがすごくって。だから、今、OLの肩書きがなくなったっていうのは、けっこう衝撃的ですよ!  うん、それこそさっき小明さんが言っていた、アイドルの中ではライターで、ライターの中ではアイドルっていう、そういう逃げ道をなくしてしまったことは、今の段階ではまだ「どうしよっかなぁ」って思ってますよ。本来なら辞めたことも公表を延ばせるだけ延ばして、「OLは休職中なんです~」って濁そうとしていたんですけど、ご丁寧に『めちゃイケ!』が、「区切りをつけて宣言したほうがいい」って言ってきたので......今まで私の人生にそんなに関心がなかったくせに......。 ――......あの、今日は私の「アイドルライター」とか言ってる逃げをなくすべきか聞こうと思ってたんですが......もしかして大久保さんも「現役OL」っていう肩書は、本当は捨てたくなかったんですか?  捨てざるを得なかったんだよなぁ......。休職でよかったんだけど、退職に追い込まれたんですよ。そんなつもりじゃなかったのに......。 ――かなり長いこと勤めてたはずですよね、なんでまた?  逆に長かったから、最初ちやほやしてくれた職場のメンバーも辞めつつあって、私のことを知っているメンバーも、私が触れてほしくないオーラをすごい出すから、「別にいてもいいんだけど、休むし、遅刻はするし、注意はできないし......」みたいな。みんな優しいから言わないけど、そういう空気は感じていたんですよね。だから私も大人だし、「辞めてあげましょうかね」と思ったけど、「どうなるか分からないから休職にしておこう」と思って、「今、もう1個の仕事が忙しくて......」って話をしたら「じゃあしょうがないですね!」って結構早い段階で休職じゃなくて退職の書類を出されちゃって......。辞めるなんて言ってないのに! ――ちょっと寂しいですね......。でも、これでよりいっそう芸能の仕事に力が入るんじゃ?  それで急に私が俄然やる気出して、どんな仕事でも「ちょっとちょっとー!」って前に出ても、おかしな話でしょ? ――確かに、決して自分から前に出るタイプではないですよね。  うん、うん。出れない。もう、自分から発言するのは他の人に任せて、振られたときに何か言えるようにしとこうって思うんですけど、それも難しいんですよね......。ボーッとしちゃうから。1時間くらい喋ってないと、よっぽどのこと言わないとダメでしょ? ――一つの発言で確実に狙わなきゃいけないのはプレッシャーかかりそうです......。『おねマス!』『ちょいマス!』(テレビ東京系)も、女の子たちがすごい面白いじゃないですか。  ね! あれも最近は普通の視聴者みたいに、スタジオに行って楽しんでいるだけになりましたけど、本来は「女の子に怒ってください」とか「ひがみを言ってください」って言われてたんですよ。でも、あの子たちどんどん自分で処理しちゃうから。 ――若いのに、みんな見せ方もトークも上手すぎますよね。大好きな番組です! でも、大久保さんも彼女たちと同年代だった24~25歳の頃は劇団で活動されてたんですよね。  やってましたね。テレビの仕事がなくっても、変なポジティブシンキングで「いやいや、私はこんなところで終わるはずはない」って思って。ほら、劇団ってすぐ出来るじゃないですか? 自分でお金出して劇場借りて、人から「何やってる人なんですか?」って聞かれたら「俳優やってます~」って言えるし。アレはアレでいい経験になったなぁ。 ――その経験が今の『大久保佳代子劇団』につながってるんですかね。新作の『村娘』は『めちゃイケ』新メンバーのたんぽぽのお二人も出ているし、共感できる卑屈なセリフがたくさんあって面白かったです!  ですよね、ブスを大量発注しただけありますよ。 ――ブスの中でのヒエラルキーとか、美人の振る舞いにいちいち過剰に反応する卑屈な感じとか、学生時代を思い出しました。千葉の田舎でキラキラした同級生を憎んで生活していたもので。  光浦さんはそういう脚本を書くのが本当にうまいんですよ。心の叫びなんですよね。私も光浦さんも高校3年間男子とほぼ一言もしゃべらずに過ごしたんですよ、共学なのに。今年の正月に同窓会みたいなものがあって、まあ、高校時代のだから、かっこいいって言われていた男子たちとは喋ったこともないんだけど、会場に行ったらみんな私のことをチラチラ見るんですよ。私が芸能人だから。それで徐々に近寄ってきて、「活躍してますね~」ってお酌してくるんですよ。でも、みんなはとっくに結婚もして幸せな家庭もあるし......何もなかった。もっと何か特別なことがあるかな~と思ったんですけどね。 ――そもそも火がつく焼けぼっくいもないですからね......。私もグラビアをやっていたときは、地元で偶然会った全然仲良くないヤンキーに「あいつアレじゃね? 中川翔子の友達じゃね?」「しょこたんと仲良いんでしょ? 紹介して!」とか言われるくらいでしたね。せっかく芸能界に入ったのに、「しょこたんの友達」ってことでしか話しかけられない自分に落ち込んで、傷つかないためにもそいつらを見下すようになって......でもそいつらも、もう家庭作って幸せそうにしてるんですよ! もう、見下したり羨んだりで、何もないのに頭の中が忙しいです。  卑屈ですねぇ......。小明さん、まだまだ大丈夫そうなのに。 ――姉が元カリスマ読者モデルで、ほぼ同期の友達が超売れっ子で、私のすっぴんの写真が、コレですよ。(携帯を見せる)自意識過剰にもなりますよ。  これは......頑張ってますね! ここからここまで持ってくるのは立派ですよ! アハハ! 私の場合は光浦さんがそうだけど、分かりやすく比較できる人間が近くにいて、自分の方が下だったらツラいですよね。私も、「比較されない世界に行った方が精神的に楽だろうな」って思うけど、私の場合、もともと人を上下で見る人間だから、どこに行っても「この人は上だけど、こいつは下だ」ってランクを付け出すんですよね。それで、下の人にはやたらと余裕を持って接するっていう。だから、「この人、光浦さんと比較して私のことを下に見てる!」とか、そういう意識が出るのも、自分がそういう人間だからなんですよ。 ――なるほど、残念だけど、分かる気がします。でも、それだと友達ぜんぜん出来ないですよね? 結局、自分と似たような人を周りに集めるのが一番平和なんでしょうか?  そうですね、でも私は似たような人の中でも、「ここならトップに立てる」って思っちゃう人間なので。そうすると、「私が卑屈なのはこいつらのせいじゃないのか?」って気になってきて、もっと上にあがろうとするんですよ。それでいざ上にあがると、「違う、この人達といると卑屈になる!」って、また下にさがったりして......ちょうどいい人がいないの。私の周りには。 (後編につづく/取材・構成=小明) ●おおくぼ・かよこ 1971年、愛知県生まれ。92年に幼なじみだった光浦靖子とお笑いコンビ「オアシズ」を結成。長くOLとタレント生活を両立させていたが、10年8月に退職している。主演を務める「大久保佳代子劇団」第2回公演『村娘』(コンテンツリーグ)DVDが発売中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
大久保佳代子劇団 「村娘」 お気づきでしょうが、当サイトは大久保さん推しです。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」(前編) 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

「確信犯? それともガチ?」"ハイパー・メディア・フリーター"黒田勇樹を直撃!

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ネットを騒がす"愉快なお兄さん"こと黒田勇樹氏。
 1歳でモデルデビューし、ドラマ『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』(TBS系)や『仮面ライダーディケイド』(テレビ朝日系)などで個性光る演技を見せていた黒田勇樹。2010年4月に所属事務所を退社し一線から退いた彼は、現在フリーターをしながら自作のホームページ「黒田運送(株)」(くろだうんそうかっこかぶ)を運営している。  今年2月4日に立ち上げたばかりの「黒田運送(株)」だが、繰り返し流れる不思議なテーマソングや、問答無用に自動再生される本人出演のハイテンション動画など、その衝撃的な内容に「え、こんな人だったの?」とネットユーザーたちを翻弄中だ。彼は確信犯なのか? それともアレなのか? 「ハイパー・メディア・フリーター」を自称する彼の現在を直撃した。 ――そういえば今日、Twitterで「こう次から次へとストレスが飛び込み続けてくると、頭おかしいのはこっちで社会の為になんないから消えてなくなってやろうかとすら思うけど平静を装って今夜はサイゾーの取材受けに行ってきます」とつぶやかれていましたが、何があったんですか!? 黒田勇樹(以下、黒田) 今朝、同居人に「出てけ」って言われただけの話です。 ――同居人って女性ですか? 黒田 女ですね。 ――何だか大変な日にすみません。 黒田 朝は「もう無理!」って思ってましたけど、今は引越しのこと考えてテンション上がってます(笑)。 IMG_2073_.jpg ――良かったです。では本題ですが、「黒田運送(株)」すごい反響だそうですね。 黒田 1日30アクセスくらいの予定で作ったんですけど、最初の1週間で21万アクセスで、今も1日に3万アクセスくらいあるんです。僕、ただのフリーターだし、世の中を騒がそうってつもりもないんですけど、とにかく皆の反応がおかしいんですよ(笑)! ――ホームページを立ち上げたきっかけは何ですか? 黒田 順を追って話すと、僕の芸能界引退がニュースになった時に、親父から「こうやって人様に注目してもらってる時に、何か1つ人前に出るようなことをしろ」って言われたんです。それで何か出来ないかなって考えてる時期に、ネイキッドロフト(新宿のトークライブハウス)さんから「トークライブやりませんか?」っていう話をもらって、今年の1月にやったんですね。そしたら世間から「人前に出るつもりあるんだ」って思われたみたいで、人伝えで仕事の連絡が来るようになったんです。でも人を介すと面倒臭いじゃないですか。だから「窓口を作ろう」と思ったんです。 ――ちなみに「黒田運送(株)」というタイトルには、何か熱い想いが込められているのでしょうか? 黒田 ないですね。以前、酔っぱらってる時に、どっかの女の子に「きっと勇樹君は、運送会社の社長を経て大臣になって、総理になって、宇宙貿易会社をやって、最後はそれが認められて宇宙大統領になるの」って言われたことがあって。その時に思い付いた会社名が「黒田運送」だったんです。 ――要するに酔っ払ったノリで思い付いたんですね。内容的には、どんなホームページを目指して作られたんですか? 黒田 『愛の妖精ぷりんてぃん』(http://www.takamagahara.com/printin/)を下書きにして作ってるんです。あんな風に見ただけで元気になれる、遊園地みたいなサイトにしたくて。 ――自動再生される動画の数々は、どんなイメージで? 黒田 "ウザスタイリッシュ"な感じにしたくて、バイト中に「ウザくてスタイリッシュっていったら誰だろう......エレカシの宮本さんだ!」って思って。『ぷりんてぃん』の管理人みたいな感じで宮本さんが出てきて、「このサイトはっ!」ってしゃべったら絶対面白いなって。 ――あのハイテンションは、エレカシの宮本さん風だったんですね。 黒田 はい。特に「about」のページの動画は評判良いですね。「All about you! だいたい全部お前!」って言うだけの(笑)。 ――動画の背景の布は手作りですか?
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黒田勇樹公式サイト「黒田運送(株)」より
黒田 布に見えます? あれは100均で青と黄色の模造紙を買ってきて、張り合わせて作ったんです。今後は、背景を何でもピカーッとさせようと思って。ゆくゆくは楳図かずおさんの赤と白のシマシマみたいにピカーッを定着させたいですね。 ――黒田さんはホームページよりも以前に、自作アニメ「ウルフくんとうさぎさん」(http://www.nicovideo.jp/watch/sm10300442)を「ニコニコ動画」上で発表し、話題となりましたよね。 黒田 「発表した」って言われてますけど、元々は「zoome」(http://www.zoome.jp/)っていう地味な動画投稿サイトに置いてて、「一人でアニメ作れた!」って友達にニヤニヤ見せてただけなんです。そしたらいつの間にか僕の作品だって世間にバレて、「ニコ動」に転載されちゃって......。だから最初は全く公表するつもりはなかったんですよ。でもね、やっぱり皆に「面白い」って言ってもらえるとうれしいですね。 ――「ウルフくんとうさぎさん」は途中でストーリーが終わってますが、続きを作るご予定は? 黒田 アートという観点から見たら、「ミロのヴィーナス」は手が欠けてることで「世界最高の美」と言われてるように、「ウルフくんとうさぎさん」も完成しないことで完成してるのかもしれない。でも、エンタテインメントの観点から見たら、求められる限り作り続けなきゃいけない。その中で今、僕は引き裂かれそうな思いをして作るべきか悩んでいる......ってことにしといてください。 ――ホームページ立ち上げ以降、ネット上では黒田さんに対して「天才」「奇才」「電波」「キ●ガイ」などさまざまな意見が飛び交ってますが、これを受けてどんな心情ですか? 黒田 僕、「この人、狙ってやってるのかな? 本気でやってるのかな?」っていうのが、いつまでも半々の状態で続いたらいいなって思ってるんです。 ――それに関しては大成功してると思います。 黒田 それに、実際に僕に会っても、どっちか分かんないでしょ? ――はい。正直、まだ「この人、どっちなんだろう」って思ってます。 黒田 そうやって僕は、「黒田勇樹」っていう世の中にただ一人の人間になるんです。 ――私たちは、もしかしたら黒田さんに踊らされているだけかもしれないのですね......。ところで黒田さんのTwitterやブログには「死にたい」「消えた方が」など後ろ向きな発言も多いですが、悩みなどはあるんですか? 黒田 僕なんて悩みだらけですよ(笑)。来週どこに住んでるかも分からないし、再来週は何の仕事してるかも分からないし。でも、人生何とかなるって思ってます。僕、今、失業手当をもらってみようかなあって思ってるんですよ。したことないし、せっかくだから失業してみようかなあって。アフェリエイト収入は不労収入だから、失業手当には影響しないみたいなので、ホームページは続けられるし。 ――俳優に戻る気はないんですか? 黒田 「芸能界を引退した」って報じられてますけど、自分の中では「俳優業を生業として生活費を稼ぐことから、一旦離れました」っていうのが一番正しいと思います。じゃあ俳優を全くやらないのか、っていうと微妙なところで、どうしても自分にしか演じられない仕事を持って来られちゃったら、それは断れない気もするんですよね......。実際、今お芝居の話も来ているので、ここ数日はそんなことを考えてモヤモヤしてます。 ――ブログに「女の子とたくさん遊んでる」と書かれてましたが、芸能人の女性とお付き合いすることもあるんですか? 黒田 過去に一度だけあったんですけど、芸能人の女の子はやたら面倒臭かったので、それ以降は芸能人でも売れないグラビアアイドルみたいな子にしか手出してないですね。 ――黒田さんってオタクだけど、社交的で女の子にも不自由してないし、オタク要素とリア充要素を持ち合わせていてズルいですよね。 黒田 まあ、そうですね。ハイブリッドなのかもしれないですね(笑)。 ――ところで3月26日にカレーライブ『僕と黒田と勇樹と俺と、部屋とYシャツとカレー。』を開催されるそうですが、カレーライブとは何ですか? 黒田 僕がライブ中に50人分のカレーを作って、最後に皆で食べて終わりです。 ――それは「トークライブ中にカレーを作る」というのとは違うんですか? 黒田 カレーが主役だからあんまりしゃべんないです。だって指切っちゃうでしょ? ――まあ、確かに(笑)。今日はいろいろとお話頂きありがとうございました。今夜は家に戻られるんですか? 黒田 いや、今日は帰らないで、どっかお姉ちゃんのいるとこに遊び行こうかな。あ! 明日は不動産屋に行こうっと♪ (取材・文=林タモツ) ●くろだ・ゆうき 1982年東京生まれ。1歳でモデルデビュー。以後『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』(TBS系)や『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ系)など、数々の人気ドラマに出演し、中性的な容姿を持つ個性派俳優として活躍。98年、初主演の山田洋次監督作品「学校III」の演技で、日本アカデミー賞新人賞をはじめ、数々の賞を受賞する。2010年4月いっぱいで芸能界を引退し、現在は引っ越し屋でアルバイトしながら生計を立てている。今の目標は「日本を元気にすること」。 ブログ< http://yuukikuroda.com/> ●黒田勇樹 presents『僕と黒田と勇樹と俺と、部屋とYシャツとカレー。』 日時:2011年3月26日 OPEN11:30/START12:00 場所:ネイキッドロフト(http://www.loft-prj.co.jp/naked/) チケット:前売2,000円/当日1,500円(前売のみカレー付き)+ドリンク代別500円
人間・失格-たとえばぼくが死んだら- DVD-BOX 現在とのギャップをお楽しみください。 amazon_associate_logo.jpg
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日本を根底からひっくり返す!? 大仁田厚がアツいトークを開催中!

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撮影=尾藤能暢
 元プロレスラーで、タレントや元参議院議員などさまざまな分野に渡って活動する大仁田厚氏。そんな大仁田氏が、今年2月から毎週木曜夜23時00分~24時00分の1時間、DMMライブトークで『ファイアーTV!』を開始した。日刊サイゾーでは放送開始を記念して、大仁田氏に徹底インタビュー。さっそく番組の意気込みなどをアツく語っていただきました! ――本日はよろしくお願いいたします! さて、ついに始まった『ファイアーTV!』ですが、やはり政治を中心にアツい内容にしていくおつもりなのでしょうか? 大仁田厚氏(以下、大仁田) まあ、俺は今はもう政治家ではないしね。ただ、日本国民のひとりとして、できることをしていこうかと考えてる。だから最近、自分なりに変だなと思うことに対しては行動を起こして伝えようと。 ――最近、大仁田さんが興味があることは何でしょうか? 大仁田 最近は外国のほうが面白いなと思うよ。俺はこれまでアフガンとかパキスタンとかルワンダとか、いろいろ外国を見に行ったり取材に行ったりしてきたけど、やっぱり人間の生きるエネルギーが違うんだよ。特に東南アジア諸国のバイタリティーはすごい。もちろん、原爆を2発も落とされて何もなくなった戦後の状態からここまで経済を発展させた日本もすごいけど、このままじゃあと5年くらいで他の国にどんどん抜かれると思うよ。去年の中国との尖閣問題じゃないけど、やっぱり日本は弱くなってる。あんな風に船ぶつけられたら、普通は戦争だよなあ。 ――では、弱体化している日本は今後どうすればいいのでしょうか? 大仁田 根底からひっくり返さなきゃダメでしょ! だって俺たち、満たされすぎてるんだよ。こうやってコーヒーも飲めるし、何だって手に入る。外国を見てみろよ、本当に不便なんだからさ。 110221bt_0023.jpg ――具体的にはどんな行動を取っていけばいいとお考えですか? 大仁田 子ども手当とか反対なのはもちろん、まずは中小企業を立ち直らせる。徹底的な内需拡大の攻撃型、これしかねえよ。日本はこれまで外側ばっかりに目を向けてきたけど、まずは内側を強くしなきゃ。日本の9割は中小企業だけど、今の世の中、大手だって何が起きるか分からない。天下のトヨタだって、あんなにガタガタになるんだから。だったらより一層、己自身が強くないと。ひとりひとりがまず強くなって自立する、その意識が5,000万人でも広がれば、日本は変わると思うよ。 ――なるほど。では、そうやって全日本国民に喝を入れる番組にしていただければと思います! 大仁田 もちろん、そんな話だけをするような普通の番組はやらないけどね。だって俺、今までマスコミにいいことなんて書かれたことねえもん。だけど、自分の番組なら好き勝手できるからいろいろと話していこうと思うよ。 ――ということは、もしかすると裏話とか暴露話もあるというわけですね!? 大仁田 例えば俺、参議院議員の頃に国土交通省の官僚と一緒に参議院宿舎でキャバクラ嬢やAV女優と乱交パーティーを開いていたって週刊誌に書かれてたけど、それだって元はと言えば国土交通省に勤めている友達と一緒に合コンやろうかという話になって、たまたま呼んだメンツの中にAVやってた子も来てただけなんだよ。でも俺、キッチンでチキン焼いてただけなんだよ! だからおっぱいなんか見てねえし。なのに俺がエロいことやってたように書かれてさ。あと、大学に行ったら行ったで、「大仁田厚カンニング事件」と4ページも書かれて! そもそも捕まってねえよ! 俺何もしてないんだからさ、意外に(笑)。だからそういうことも正直に番組で言っていこうかと。 ――すごくスキャンダラスなトークが炸裂する番組になりそうですね(笑)。 大仁田 面白いと思うよ。もしかしてトークだけじゃなくて、女たちが戦うオイルレスリングをいきなりやりだすかもしれないし。日本中、いや世界中からのアクセスがあるようにしたい。何が飛び出すか分からないので、興味がある人は見てほしい。ま、興味がない人は見なくていいけどね(笑)。 110221bt_0035.jpg ●DMM.comライブトーク 生放送で有名人とコミュニケーションできる新感覚エンタテインメント。無料番組も多数あり、旬のアイドルや注目のアーティストと、リアルタイムでチャットできる。 『ファイアーTV!』 閉塞感漂う日本を救うために大仁田厚が立ち上がる! 若者が立ち上がることで、日本は変わる!! 大仁田厚がユーザーと熱いトークを繰り広げる番組。 <http://dbirth.dmm.co.jp/hit.html?ID=ie01-2>