『スカパー!アダルト放送大賞』紗倉まな・天使もえが襲来! 「くぱぁ」の素晴らしさを激白!!

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きたよー!
 AV界の“金字塔”として、毎年さまざまなドラマを生む『スカパー!アダルト放送大賞』も、今年で12回目。年々注目度を増すこのイベントは、3月3日に授賞式を迎える。  授賞式まで2カ月を切った中、昨年「女優賞」を受賞した大人気・紗倉まな(さくらまな)ちゃんと、同じく昨年「新人女優賞」を受賞した新星・天使もえ(あまつかもえ)ちゃんが、PRのために各媒体社をキャラバン行脚。日刊サイゾー編集部にも2人そろって来てくれました。  昨年「女優賞」を獲得して、AV界の頂点に立ったといっても過言ではないまなちゃんと、飛ぶ鳥を落とす勢いのもえちゃん……マブしすぎて直視できないほどのカワイさにデレデレになりつつ、“深い”お話を聞いちゃいました!
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紗倉まなちゃん(左)と天使もえちゃん(右)
――よろしくお願いします!(悶絶) 紗倉・天使 よろしくお願いします~。 ――お2人は昨年、この『スカパー!アダルト放送大賞』で「女優賞」と「新人女優賞」を受賞されての今回のキャラバンですが、まずは天使さん、昨年の「新人女優賞」受賞で、周りの反応で変わったことはありましたか? 天使 そうですね、私ってもともと何かをがんばるタイプではなかったんですけど、「ここまで一生懸命がんばれる子なんだね」って、褒めていただけるようになりました。ちょうどこの時、「今日のあまつか」っていうタイトルで1日1枚写メを載せて投票を呼びかけていたんですけど、そうしたら、つくばテレビさんが『今日のあまつか』って番組を今でも作ってくれたりとか……。本当に、仕事に大きく影響しましたね。がんばった甲斐がありました!(↑) ――つくばテレビさん以外で、印象深かったこととかは……。 天使 受賞後のイベントで、スカパーで受賞の様子を観たファンの方が「一言、おめでとうが言いたくて」という理由で来てくださったのが続きましたね。それが本当にうれしかったなあ。 ――紗倉さんは、2013年に「新人女優賞」、2015年には「女優賞」を受賞され、名実ともに「トップ女優」になりましたね。どんな1年でしたか? 紗倉 いやあ、運をすべて使い果たしてしまった感が……(笑)。実は、この「女優賞」を取ることが一昨年の目標で、願かけに神社を回ったりしてたんですよ。『スカパー!アダルト放送大賞』はAV大賞の中でも長い歴史がありますし、受賞の瞬間はすごい達成感があって……。それが自分の自信にもなって、どんなことにも臆せずチャレンジできた1年だったと思います。 ――最大の目標を見事手にしたわけですけど、新たな目標などは見つかりましたか? 紗倉 AVで自分を表現するのもすごく好きなんですけど、文章を書くのも好きだし、絵を書くのも好きだし……やりたいことが目白押しです☆ ――なるほど~。ところで、お2人ほど本当に「演技」が上手だなあという印象があるのですがムフフ。 紗倉 もえちゃん、超演技うまいよね~! 天使 (笑)。小説とかマンガを読むのが好きだから、作品の世界とか、役柄にのめりこんじゃうのかもしれませんね。 ――のめりこむんですか(興奮)。 天使 そうですねえ(笑)。
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2人とも顔ちっちゃい!
――紗倉さんから見た天使さんの印象は? どんな後輩ですか? 紗倉 ありきたりだけど、めっちゃくちゃかわいいです! 私が男だったらヤリたいです!(一同爆笑)。新鮮な野菜っていうか、みずみずしいですよねえ。 ――食べてしまいたい、みたいな。 紗倉 まさにそうですね! ――では、天使さんから見た紗倉さんは、どんな先輩ですか? 天使 まなさんはやっぱり、誰よりも「才色兼備」ってイメージがありますね。 紗倉 わ、すごい、やだ、録音しとけばよかった!(笑) 天使 お話してて純粋に楽しいし、頭もいいのにすごく親しみやすいんです。たまに出る冗談がまた面白くて(笑)。アイドルと女優さんをカンペキの両立させてるんですよ! まさに「AV女優の新たな道の開拓者」じゃないかと! ――ベタ褒めですねえ。 紗倉 どうしよう、このあと地震でも起きるのかなあ(照)。 ――息の合ったお2人ですが、ファンの間ではお2人の共演を望む声も多いとか。もし作るなら、どんな作品がいいですか? 紗倉 そうですねえ、さっきもえちゃんと話をしていて、去年は陵辱モノが多かったらしいんですよ。もえちゃんて、見ての通りか弱い感じじゃないですか。だから逆に、私が「ちょっとまなちゃんしっかりして!」ってブッ叩かれるのとか面白そうだなって(笑)。もえちゃんが強気なお姉ちゃんみたいな。 天使 私がお姉ちゃんですか!? 私はまなさんにお姉ちゃんになってほしいです。カワイイ系じゃなくて、昼ドラみたいなドロドロしたやつとかもいいなあ。まなさんに台本も書いて欲しい! 紗倉 (笑)。
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編集部きってのAVマニアT、憧れの2人にはさまれてガチガチに……(何が?)
――いやー楽しいですねえ。ずっと聞いていたい(デレデレ)。では、お2人それぞれの、ご自身のオススメ作品を教えてください。まずは天使さん。 天使 『僕のことを大好き過ぎる僕だけの天使もえ』(エスワン ナンバーワンスタイル)です。いままでの私の総集編だと思っていて、エスワンさんが「これが天使もえだ!」っていう作品と言ってくださったので、オススメです☆ カメラの前でカワイイセリフをいうのは恥ずかしくて苦手なんですけど(笑)。 ――必ずチェックします! では、紗倉さんはどうでしょう。  紗倉 私は『都立しゃぶりながら高校』(SODクリエイト)ですね。学校の机や壁の穴からチ●ポが出てきて、それをスマホをいじるみたいな感覚で真顔で……みたいな。男優さんの顔と体が一切出てこなくて、出るのはイチモツだけ。すごいシュールなシチュエーションなんですよ! ぜひオススメです。 ――純粋に面白い意欲作ですよね(観賞済み)。では最後に、今年の『スカパー!アダルト放送大賞』の「女優賞」の予想とPRをお願いします。 紗倉 ファンの方が熱狂的だなと思うのは、桜井あゆちゃんと、初美沙希ちゃんですね。沙希ちゃんとイベント一緒のこともあるんですけど、「さきっぽー!」ってファンの方が絶叫してるくらいですから(笑)。桜井あゆちゃんは引退するので、ここで受賞する可能性もあるかも。誰が取ってもおかしくない混戦ですので、注目ですね! 天使 私は、小島みなみちゃんが受賞する姿を見たいかなあ。小島さんが「ハピネス!」って叫ぶところが見たいんです(笑)。すごくお世話になってる先輩なので、応援の意味も込めて。人気AV女優が一堂に集まるビッグイベントなので、多くの人に見ていただきたいです!
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ニヤニヤをかみ殺すサイゾー代表・揖斐。絶賛発売中の姫乃たま著『潜行』の宣伝も忘れません
──今年は「アダルト流行語大賞」という部門が新設されましたね。「おっぱい募金」「くぱぁ」「膣ドン」「NTR(ネトラレ)」「ペニクリ」「パイスラ」「アヘ顔Wピース」「ローレグ」「エロメン」の9つが候補だそうですが、あのー「膣ドン」ってなんですか? 紗倉 あははは! 天使 『壁ドンしてひるんだ隙に膣ドン!』っていう作品ですよね。いきなりやっちゃう系。 紗倉 ドン! グッ! みたいな。 ──わかったようなわからないような……。では、「アダルト流行語大賞」の予想は、お2人とも「膣ドン」で? 天使 個人的には「くぱぁ」が好きですね。 紗倉 「くぱぁ」作品、去年多かったですよね。 天使 「くぱぁ」いいですよね。 紗倉 素晴らしい言葉だと思います。「くぱぁ」。 ──ありがとうございました! 「スカパー!アダルト放送大賞 2016」は、観覧応募と各賞への投票を受付中。観覧応募受付は、2月7日。各賞投票受付は、2月14日までと残りわずかとなっているので、公式サイトにアクセスしてお気に入りの女優に投票しよう。 (取材・文=編集部) ●「スカパー!アダルト放送大賞 2016」 http://adult-awards.com/

「たぶん、商業漫才、商業コントは一生作れない」21年目に開催した“野性爆弾20周年ライブ”の顛末

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 2015年、野性爆弾が「結成20周年記念」と銘打ったライブを敢行した。野爆の前に野爆なく、野爆の後に野爆なし、と言ってみたくなるほど、お笑い界の獣道を超然と歩むこのコンビがそんなベタなライブを打つとは、四十路を超えて何か心境の変化が……!? ※なお、20周年ライブで“くーちゃん”こと川島邦裕氏が「くっきー」に改名することを突如発表したため、本稿でも「くっきー」で統一しています。 ――20周年、おめでとうございます。 くっきー ありがとうございます。ただ、ほんまは20周年じゃないんですよ。2015年で21周年。 ロッシー そこはほんま謝らなあきません。 ――そうだったんですか? 「20周年記念ライブ」と銘打ってたんで、てっきりそうなのかと。 くっきー 一昨年、仲いい社員に「20周年記念ライブやってください」と頼まれていたのを、恥ずかしいから断っていて。それが15年に、「21周年で」と言われたので、じゃあ1年ずらしたし、やるわと。そこでキリいいから、20周年ということにして。 ロッシー 後輩に「あれ、野爆さん、20周年でしたっけ?」と聞かれるたび、ドキドキしてました。 ――20周年ライブは、僕もチケット買ってルミネの最前列で見てました。最後、会場が少し感動的な空気になっていたような……。 くっきー でも楽屋戻って相方と抱き合って泣いてるわけじゃないですからね(笑)。なんなら21周年やし。結構やり終えた感はありましたけど。 ――そこはいつもとは違った。 くっきー いつものライブはネタって感じじゃなくて、コーナーばかりなんで。先輩後輩集めて、ざれざれ遊んでるだけ(笑)。 ロッシー わちゃわちゃやってます。 くっきー その点、新ネタだけのライブは緊張するというか、ピリッとしますよね。でも腰重たいんです。〆切に追われないとやらんタイプで……。 ――ネタはどれぐらいで作ったんですか。 くっきー ネタ作りでいうと2日ぐらいです。 ロッシー 僕はネタできるまでなんもなかったんですけど、ネタできてからは早かったですね。1カ月ほど前から「合わすんで、来てください」と呼ばれて。 くっきー それまでは社員さんが会議室おさえて、箱詰めですよ。小道具作りにも1日取られて、監禁ですわ。地獄ですわ。ただ社員さんも「悪い」って気持ちが働くのか、甘いもんを差し入れてくれるのが、疲れてる時にオアシス的な存在になりまして……(笑)。うまいこと踊らされましたね。気がついたら作ってた。 ――20周年ライブはリズムネタや漫才もある中で、幕間に流れる映像が一番強烈でした。 くっきー 師匠のモノマネね。似てたでしょ? ――似てる・似てないという価値観で見てなかったですよ(笑)。オール巨人師匠や欽ちゃんが顔白塗りで……。 ロッシー DVDに入ってますからね。見てない人は、ぜひそっちで見てほしい。 ――あんな大胆な映像が入ってるんですか。怒られません? くっきー 大師匠がうちのDVDなんて見ないですよ!(笑) 絶対にばれない。 ロッシー そうですね。今のところ近場の巨人師匠にも届いてませんし。 ――そのDVDの見どころを教えてください。 くっきー マジメなコントはないんで、気負って見てほしくないです。「キングオブコント」のようなシリアスな大会に出るコントではないんでね。 ロッシー みんなで集まって、話のネタにでもするような感じで。 くっきー 柔らかい脳みそで、いいちこでも飲みながらゆっくり見ていただきたい(笑)。
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●「賞レース出たいですよ、それは。だって有名になるんでしょ?(笑)」 ――「キングオブコント」といえば、野性爆弾さんって賞レースの印象がないんです。若手の頃って参加してました? くっきー してましたよ。 ロッシー でも本人が出たいと言っても、なかなかエントリーしてくれないんですよね。「ムリやろ」って。できへんヤツが「進学したい」と言い出したみたいな感じなんです(笑)。 くっきー 「M-1」始まった時もマネジャーに「出てみるわ」と言うたら、「はいはい、わかりました」でエントリー表を渡されないまま終わっていく。それでも「M-1」出た時は3回戦で落ちたのかな。 ――「M-1」に出てたんですか。意外です。 くっきー 芸歴10年目、最後の年に出ましたね。手に寿司乗せて回るというネタやったんですよ。漫才に慣れてなくて距離感わからんから、マイクに手がバーンと当たって、そのままセンターマイクが客席に倒れて。悲鳴の上がる中、僕たちの「M-1」は終わりました(笑)。「キングオブコント」も一回、準決勝までいきましたし。今は出てませんけど。 ロッシー 予選の最後、うちらがコントやるのがボケみたいになってるんですよ。MCのあべこうじ君にいじられて、密着のカメラもついて「名前呼ばれへんやんけ! なんやこれ!」で帰るノリができあがってるみたいな。 ――「俺たちに賞レースは関係ないぜ」というポリシーを持って、参加しないものかと勝手に思ってました。 くっきー 出たいですよそれは。だって有名になるんでしょ?(笑)フフフ。 ロッシー 結局、バッファローさんがくれる賞(バッファロー吾郎が主催する「BGO上方笑演芸大賞」)しかもらってないですね。 くっきー 20周年ライブは「キングオブコント」を狙えるネタや営業で出稼ぎできるネタを目指してたんです。でも作りだしたら気持ち悪くて作られへんで、ああいう形になってしまう。結果、どこにも出せない。 ――今、営業で出稼ぎできるネタはあるんですか。 ロッシー それが営業用のネタが1本あるんです。奇跡的に。 くっきー 前半は結構かわいい、ベタな感じの歌ネタで。そこに「俺も歌いたい」と言い出して、急に弩級の下ネタを放り込みます(笑)。それに相方がキレてケンカになって、僕が鳥になって飛んでいく。 ロッシー で、僕が一人残される。 ――ほとんど野爆さんのコントのような……。 くっきー 反応は悪くないです。下ネタで一瞬お客さんが沈んでも、相方がキレるためのフリなんで、少しヒャッと引いたほうがいいんですよ。ヒャッとなりすぎると大変ですけど。15年ぐらいそれやって、もう目つむってもできます(笑)。
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●「大阪時代はクソみたいな扱いだったのが、東京出たら変わりました」 ――今、野爆さんは芸歴21年ですか。東京出てどれぐらい経ちます? ロッシー 僕ら大阪に14年いたんで、7年ですかね。結構しんどい時期に上京しまして。 くっきー レギュラーで出ていた劇場(うめだ花月)がつぶれることになったんです。そこは僕らと先輩の世代がメインだったんですけど、次にできる少し大きめの劇場(京橋花月)は師匠や中堅も出るよと。その話聞いて「それはだりーな」と(笑)。気を使うし、「おはようございます!」と元気に挨拶するのは面倒くせーじゃないですか。 ロッシー その「これからどうする?」のタイミングで、『やりすぎコージー』(テレビ東京)の正月特番で今年もっとも売れる吉本芸人を占ったら、くっきーさんが選ばれたんですよ。じゃあこのタイミングで東京に出ようかと。 ――東京出てきて、仕事は変わりました? くっきー まあまあとんとん拍子にテレビ出て、顔さされるようになりましたね(笑)。 ロッシー 大阪ローカルから全国区の番組に一本出ると、その差だけでだいぶ効果ありましたね。大阪時代はクソみたいな扱いだったのが、東京出たら変わりました。 くっきー 大阪で全然呼ばれなかったテレビ局がすぐ呼んだりして。「わかりやすいなー。はいはい」と(笑)。 ロッシー 急にホテルとってくれるようになったり。何もこっちは変わってなくて、「先月までおったで」って話ですけどね。 ――逆輸入というやつですね。「クソみたいな扱い」と言われましたが、バッファロー吾郎さんが、「大阪時代、ケンコバと野爆は吉本から見放された存在だった」と言われていて。 くっきー 本当、仕事はなかったですね。劇場、たまにテレビ、年にいっぺん『オールザッツ』。 ――『オールザッツ漫才』で披露する野爆さんのコントは輝いてたじゃないですか。 くっきー そうなんです。そこで輝いて、その名残で少し仕事もらえて、くすんできたらまた『オールザッツ』みたいな。その繰り返しでした。 ロッシー バイトもしてましたし。僕はダーツバーで。 くっきー 僕も先輩のカラオケボックスで働いてましたね。だけど、子どもできるとお金必要じゃないですか。そうなると「もっとわかりやすい漫才にしようかな」と思った時期あるんです。商業漫才。お金を稼ぐマニー漫才を(笑)。 ――悪い言葉ですねえ。 くっきー でもできなかったです。なんか違いました。丸みを帯びようとしたら、できなかった。
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●「ロック畑育ちなんでね、どうしてもネタにメッセージがね」 ――チャンスをつかんだのはいつなんですか。 くっきー 東京出るギリギリぐらいの時期、ヨシモトファンダンゴTVで『野爆テレビ』(07~08年)が始まったんですよ。それが東京のほうに流れて、それから呼ばれるようになりまして。 ――石野卓球さんが絶賛してた番組ですね。あと上京当時の『笑う妖精』(テレビ朝日/09~10年)も印象に残ってます。 くっきー あの番組はでかかったですね~。 ――そのおかげで商業漫才に進まずとも生活できるようになったと。 くっきー でも今もギリギリですよ……。(編集とライターに向かって)月5万円ずつ振り込んでくださいよ(笑)。 ロッシー それは助かりますわ。 くっきー 年とったら国に金入れること多くなったんでね。「健康保険、こんな払うんかい!」って。 ――それはこっちも同じですよ(笑)。年を重ねて、ネタは変わりました? くっきー 丸くなったりですか? それはないです。昔と変わりません。たぶん、商業漫才、商業コントは一生作れないでしょうね。 ――野爆さんのコントって何が核になってるんでしょうね。 くっきー ストーリーは大事にしてますし、あと意外とメッセージが入ってる。気づかなかったでしょ? ――メッセージ……。入ってましたっけ? くっきー 入ってますよ! 「ゴミを捨てるな」みたいなメッセージが。まあロック畑で育ってるんで、どうしても入ってしまいますね。ずっと僕の横にはロックがあったんで。 ――どんなミュージシャンに影響受けたんですか? くっきー 光GENJIとか(笑)。 ロッシー おかしいですね。ロックないですね。アイドルなのにローラースケートはいてるぐらいですよ、ロック感は。 くっきー そこな。そういう反骨精神な。遊ぼうよパラダイス、っていうタイトルでしたっけ? ――それ歌い出しですね。飛鳥涼さん作詞の。 くっきー ああ……。ね! ロッシー これ何も知りませんね(笑)。 (取材・文=鈴木工/撮影=市村岬) ■DVD情報 野性爆弾 20周年記念単独ライブDVD 『野性爆弾 初! ネタのみGIG』 タイトル通り、野性爆弾にとって初となったオール新ネタライブの様子をDVD化。特典映像には、突如「くっきー」に改名したくーちゃんこと川島の改名発表の裏側を収録 http://goo.gl/kWRO9I

井上監督が語る『あまちゃん』とトンネルの向う側 音楽ロードムービー『LIVE!LOVE!SING!』が劇場公開

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福島で被災した朝海(石井杏奈)たちは各地に散り散りになって生活を送っていた。高校の卒業を控え、小学校の同窓生たちと母校を再訪する旅に向かう。
 2013年に放映されたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』からは能年玲奈、橋本愛、福士蒼汰、有村架純ら新世代のスターたちが次々と飛び出していった。そしてドラマ、歌、笑いといったエンターテイメントが社会に大きな影響を与えることを改めて実証してみせた。東日本大震災と福島第一原発事故によって、長らく自粛モードにあった日本社会に明るさをもたらしたメモリアルな作品だった。その『あまちゃん』をチーフ演出として世に送り出したのが、井上剛ディレクター。阪神淡路大震災を扱った『その街のこども 劇場版』(11)も高い評価を受けている。監督第2作となる『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』は『あまちゃん』の舞台となった東北地方、そして『その街のこども』の舞台・神戸を繋ぐ音楽ロードムービーだ。『あまちゃん』のヒロイン・天野アキの運命にも大きく関わった3.11のその後を井上ディレクターはどう描いたのか? 『あまちゃん』ブームを振り返りつつ、本作を通して震災後の社会について語ってもらった。 ──本作は2015年3月に一度オンエアされたドラマですが、映画館という密閉された空間で観ることで、様々な感情を反芻することになる。震災から5年近く経ったけれど、この国は変わったのか? 自分は何をやっていたのか? 無人化してしまった被災地の風景を見つめながら、いろんな想いが渦巻きます。 井上 そんなふうに感じていただけて、うれしいです。一度放送したものに26分追加して、100分に再編集したものですが、観る人によって、いろんな風景をスクリーンの中に見つけてもらえればなと思っているんです。 ──井上ディレクターにとって、代表作である『あまちゃん』と『その街のこども』を繋いだ作品となっていますね。 井上 自分が作った作品なので、繋がっていると言えば繋がっていますが、どちらも自分で企画した作品ではないんです。「こういう企画あるけど、どう?」と打診されて、引き受けたわけです。受けたのは自分ですけど、進んで被災地をテーマにした作品を撮りたがる人はあまりいないんじゃないですか。2010年に阪神淡路大震災15年特集ドラマとして『その街のこども』を作り、そして東日本大震災が起きた。2011年3月は僕がチーフを務めていた『てっぱん』が放映中で、クライマックス部分の放映が1週間休止になり、とても印象に残っています。『あまちゃん』の音楽も担当した大友良英さんが福島出身だったので、気になって福島まで訪ねたりもしました。その年の夏には『あまちゃん』の企画が持ち上がって、宮城出身の脚本家・宮藤官九郎さんと「明るいドラマをやりたいよね」って話をしていましたね。まぁ、それで今の世の中を描くのなら、震災をなかったことにできないよねみたいなことをプロデューサーも交えて話し、『あまちゃん』は内容がまとまっていった感じです。『あまちゃん』を撮ったので東北地方には愛着がありましたし、『その街のこども』を撮った神戸にもまた行けるので、本作の企画も受けたんです。
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「人と人との間には溝があって当たり前。そんな溝や理不尽さを抱えながら、僕たちは社会と向き合うことになる」と井上剛ディレクター。
──『あまちゃん』は日本中に明るい笑いを届け、社会現象にもなりましたが、井上ディレクターはあの大ブームをどのように感じていたんですか? 井上 今もまだ、うまく客観視できていません。撮っている間に「騒がれているらしいぞ」とは耳にしていたんですが、目の前の撮影に追われて喜んでいる余裕がまったくなかった(笑)。全然、ブームになった実感がないんです。宮藤さんも脚本を書き終わって、かなり時間が経ってから『あまちゃん』人気は火が点いたので、あまり実感ないみたいですね。何だったんでしょうね(笑)。正直にやったのがウケたのかな。 ──ドラマはフィクションなわけですが、正直さがウケたとは……? 井上 通常のドラマだと田舎は美しい故郷として語られるわけですが、『あまちゃん』では田舎のイケてなさをそのまま素直に描いたんです。でも、イケてないことを『あまっちゃん』は「残念な」という言葉で表現したことで、どこか愛らしく伝わったんじゃないですか。田舎は賛美すべき場所ではなく、残念な場所だと。正直に描いたことでドラマとして表現の幅が広がった。役者のみなさんもそこに乗って、さらに正直なお芝居をした。小泉今日子さん演じた天野春子は若い頃はアイドルを目指していたという現実とリンクするような設定になっていたので、観るほうも感情移入しやすかったんでしょう。何よりも天野アキ役の能年玲奈さんはまさに透明度がそのまま魅力だった。最初は演技力がなかったけれど、逆に視聴者のみなさんは「俺たちが応援しなきゃ!」という気になったと思うんです。 ──『あまちゃん』がオンエアされた2013年は、天野アキという純朴なアイドルを日本中が応援していたと。 井上 そうだと思います。ちょっとイケてないけど、アキのことを応援せずにはいられなかったんでしょうね。それにもちろん、みなさん被災した東北のことが心配だったと思うんです。東北まで励ましに行きたいけど、なかなか気軽には足を運べない。『あまちゃん』の放映が終わってから、『あまちゃん』ツアーと称して東北を旅行する人が増えたのはうれしいかったですね。ドラマの中でやっていた町おこしが、現実のものになったんだなと。
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『あまちゃん』の井上ディレクターに加え、『あまちゃん』の音楽を手掛けた大友良英、Sachiko Mも参加。ユニークな音楽ドラマとしても楽しめる。
■絆という言葉では絆を結ぶことはできない ──正直さが『あまちゃん』人気を生み出したわけですか。本作も正直さを全面に押し出した作品ですね。主人公の朝海(石井杏奈)は中学生のときに福島で被災し、神戸に引っ越してきた。高校の卒業イベントで「しあわせ運べるように」を合唱することになるけれど、神戸復興の願いが込められた歌詞内容が彼女にはきれいごとに感じられてしまう。 井上 そうなんです。当たり前のことなんですが、東日本大震災で被災した人と阪神淡路大震災を経験した人とでは温度差があるし、同じ被災地でもそれぞれ被災状況が違うわけです。それを被災していない側は、同じ被災地、同じ被災者とひと括りにしてしまう。そこには溝があって当然だし、そう簡単に分かり合うなんてことはできない。絆って言葉では絆を結ぶことはできないんです。でも、「分からないから、さよなら」とサッと別れる人たちの話ではなく、「分からない。分からないけど……」というところから始まるドラマなんです。 ──最初は「しあわせ運べるように」の歌詞がきれいごとのように感じられていたのが、朝海たちと一緒に神戸から福島まで旅をすることで、被災者の心情を完全に理解することはできなくても、被災者たちの感じた痛みを想像することはできるようになる。被災地の風景を知ることで、最後に流れる「しあわせ運べるように」がまるで違う歌のように聞こえてくる。 井上 正直いうと、僕も最初に「しあわせ運べるように」を聞いたときは抵抗を感じたんです。それが神戸はもちろん、震災後の福島でもよく歌われていて、何度も聞くうちに聞こえ方が変わってくる。心が動かされていくんです。いちばん抵抗を感じるのは、「生まれ変わる神戸のまちに」というフレーズだと思います。「そう簡単に町が生まれ変わるわけないだろう」と劇中の朝海みたいに感じる人は少なくないでしょう。でも、何度も聞いているうちに「そうか、生まれ変わるのは町だけじゃないんだ。自分の気持ちが変わることで、町も変わっていくんだ」というようにも感じられていくんです。復興していく町を応援したいという希望と自分が知っていた町が消えていく哀しさとがないまぜになった複雑な心境ですね。最後の「しあわせ運べるように」の合唱シーンを撮るために、朝海役の石井杏奈ちゃんには1カ月前から地元の合唱グループと一緒に練習してもらいました。5分程度のシーンですが、「女子高生たちの文化祭みたいなイベントをやります」とホールを1日貸し切って、地元の人たちに集まってもらって公演を行なったんです。最後の1シーンを撮るために、かなりの手間ひまを掛けました(笑)。
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『ソロモンの偽証』(15)で迫真の演技を見せた石井杏奈、NMB48の木下百花ら若手キャストによるロードムービー。神戸出身の渡辺大知は音楽教師役。
■『あまちゃん』では描かなかったトンネルの向う側 ──朝海たちは故郷の町が立入制限区域に指定されて、ゴーストタウン化した現状を目の当たりにする。また旅の中でいろんな人たちと出会うことで成長し、それまでとは異なる風景を感じられるようになっていく。福島のロケシーンはドキュメンタリーを観ているようでした。 井上 若いキャストたちに対しては、こちらから細かく演出するのではなく、廃屋の前まで彼女たちを誘導し、どんなリアクションをするのかをカメラに収めました。彼女たちは瓦礫の中にあったミッキーマウスのぬいぐるみを見つけて「あっ、ミッキーだ!」と叫ぶんです。大人としては「おい、そこか?」と思ってしまうんですが、でも言葉でうまく表現できないだけであって、彼女たちも心に痛みは充分に感じているわけです。それで「何か言わなくちゃ」というときに「あっ、ミッキーだ!」と出てしまう。大人とは異なるリアクションをなるべく収めるようにしましたね。旅に同行する教師役の渡辺大知は放射能の怖さを知っているので、立入制限区域内では無闇に物に触ろうとしません。それに対し、朝海たちは自分の故郷なので平気で路上にしゃがみこみ、家屋に入っていこうとする。若いキャストたちは役そのものになりきっていましたね。 ──『あまちゃん』にも磯野先生役で出演した皆川猿時は、まるで『不思議な国のアリス』に登場するチェシャ猫のような役。彼の登場でドキュメンタリータッチのドラマがファンタジックなものへ変わっていく。 井上 皆川さんじゃなかったら、あそこまでこのドラマをジャンプさせることはできなかったでしょう。飛び道具ですね(笑)。たった1カットの中に、笑いと哀しみとファンタジーと、それにヤケクソ加減を交えて演じてくれた。決して自分から愚痴をこぼすような人ではありませんが、あの役は大変だったと思います。皆川さんのお陰で、制限区域内で行なったライブもすごく盛り上がった。実際に町から避難している住民の方たちに、ひと晩だけ撮影用に特別許可をもらって集まってもらったんです。避難後、初めて住民の方たちは顔を合わせ、ライブシーンは大変なハイテンションでした。『あまちゃん』の劇中曲「潮騒のメモリー」を手掛けたSachiko Mさんが作曲したオリジナルソング「ギグつもり」のヤケッパチな歌詞とおかしな振り付けを、みなさん面白がってやってくれたんです。 ──『あまちゃん』ではユイ(橋本愛)はトンネルの向う側、震災直後の被災地を目撃しますが、ドラマとしては生々しく被災地を描くことはしなかった。本作はトンネルの向う側を正面から映し出した作品と言えそうですね。被災地の復興は全然進んでいない。でも、顔を上げるとそこには大きな青空が広がっている。 井上 あぁ、ユイが立ち止まったトンネルですね。撮影中は「トンネルの向う側を撮ろう」という意識はありませんでしたが、確かにそうかもしれませんね。震災から時間は経過したけれど、被災地は何も変わっていない。無人化した町は震災直後に時間が止まって、そのままの状態なんです。その一方、あちこちに雑草が生い茂り、残酷なほど緑に覆われている。鳥も多く、震災を生き残った生き物たちもいっぱいいる。観る人によって、いろんな風景が見出せると思います。 ──やはり、『あまちゃん』と本作は繋がっている作品だと言えそうですね。最後に『あまちゃん』の続編を望む声も多いと思いますが、そういった声にはどう答えているんですか? 井上 よく尋ねられますが、続編はないでしょう。宮藤さんや大友さんたち『あまちゃん』のスタッフと顔を合わせても、続編の話はしませんね。『あまちゃん』が面白かったのは、毎日15分間という時間の中でくだらないことをやっていたから良かったと思うんです。スペシャルドラマや劇場版という形でやったら、「こんなくだらないことを延々とやるなんて。時間と金を返せ」と怒り出す人が出てくると思いますよ(笑)。でも、『あまちゃん』のキャストとまた仕事ができるなら、それはやってみたいです。能年さんみたいな才能の持ち主は希有ですよ。あんないい役者はそうそういません。『あまちゃん』とはまた別の作品でご一緒できる機会あれば、ぜひやりたいですね。 (取材・文=長野辰次/撮影=名鹿祥史)
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『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』 監督/井上剛 脚本/一色伸幸 音楽/大友良英、Sachio M 出演/石井杏奈、渡辺大知、木下百花、柾木玲弥、前田航基、津田寛治、二階堂和美、皆川猿時、ともさかりえ、南果歩、中村獅童 配給/トランスフォーマー 1月16日(土)よりフォーラム福島、シネマート心斎橋、元町映画館にて先行公開、1月23日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー (c)2015 NHK http://livelovesing-movie.com ●いのうえ・つよし 熊本県出身。1993年にNHK入局。代表作として劇場公開もされた『その街のこども』(10)、社会現象となった『あまちゃん』(13)などがある。その他、『クライマーズ・ハイ』(05)、『ハゲタカ』(07)、『てっぱん』(10)、『64(ロクヨン)』(15)など数多くのテレビドラマの演出を手掛けている。

井上監督が語る『あまちゃん』とトンネルの向う側 音楽ロードムービー『LIVE!LOVE!SING!』が劇場公開

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福島で被災した朝海(石井杏奈)たちは各地に散り散りになって生活を送っていた。高校の卒業を控え、小学校の同窓生たちと母校を再訪する旅に向かう。
 2013年に放映されたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』からは能年玲奈、橋本愛、福士蒼汰、有村架純ら新世代のスターたちが次々と飛び出していった。そしてドラマ、歌、笑いといったエンターテイメントが社会に大きな影響を与えることを改めて実証してみせた。東日本大震災と福島第一原発事故によって、長らく自粛モードにあった日本社会に明るさをもたらしたメモリアルな作品だった。その『あまちゃん』をチーフ演出として世に送り出したのが、井上剛ディレクター。阪神淡路大震災を扱った『その街のこども 劇場版』(11)も高い評価を受けている。監督第2作となる『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』は『あまちゃん』の舞台となった東北地方、そして『その街のこども』の舞台・神戸を繋ぐ音楽ロードムービーだ。『あまちゃん』のヒロイン・天野アキの運命にも大きく関わった3.11のその後を井上ディレクターはどう描いたのか? 『あまちゃん』ブームを振り返りつつ、本作を通して震災後の社会について語ってもらった。 ──本作は2015年3月に一度オンエアされたドラマですが、映画館という密閉された空間で観ることで、様々な感情を反芻することになる。震災から5年近く経ったけれど、この国は変わったのか? 自分は何をやっていたのか? 無人化してしまった被災地の風景を見つめながら、いろんな想いが渦巻きます。 井上 そんなふうに感じていただけて、うれしいです。一度放送したものに26分追加して、100分に再編集したものですが、観る人によって、いろんな風景をスクリーンの中に見つけてもらえればなと思っているんです。 ──井上ディレクターにとって、代表作である『あまちゃん』と『その街のこども』を繋いだ作品となっていますね。 井上 自分が作った作品なので、繋がっていると言えば繋がっていますが、どちらも自分で企画した作品ではないんです。「こういう企画あるけど、どう?」と打診されて、引き受けたわけです。受けたのは自分ですけど、進んで被災地をテーマにした作品を撮りたがる人はあまりいないんじゃないですか。2010年に阪神淡路大震災15年特集ドラマとして『その街のこども』を作り、そして東日本大震災が起きた。2011年3月は僕がチーフを務めていた『てっぱん』が放映中で、クライマックス部分の放映が1週間休止になり、とても印象に残っています。『あまちゃん』の音楽も担当した大友良英さんが福島出身だったので、気になって福島まで訪ねたりもしました。その年の夏には『あまちゃん』の企画が持ち上がって、宮城出身の脚本家・宮藤官九郎さんと「明るいドラマをやりたいよね」って話をしていましたね。まぁ、それで今の世の中を描くのなら、震災をなかったことにできないよねみたいなことをプロデューサーも交えて話し、『あまちゃん』は内容がまとまっていった感じです。『あまちゃん』を撮ったので東北地方には愛着がありましたし、『その街のこども』を撮った神戸にもまた行けるので、本作の企画も受けたんです。
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「人と人との間には溝があって当たり前。そんな溝や理不尽さを抱えながら、僕たちは社会と向き合うことになる」と井上剛ディレクター。
──『あまちゃん』は日本中に明るい笑いを届け、社会現象にもなりましたが、井上ディレクターはあの大ブームをどのように感じていたんですか? 井上 今もまだ、うまく客観視できていません。撮っている間に「騒がれているらしいぞ」とは耳にしていたんですが、目の前の撮影に追われて喜んでいる余裕がまったくなかった(笑)。全然、ブームになった実感がないんです。宮藤さんも脚本を書き終わって、かなり時間が経ってから『あまちゃん』人気は火が点いたので、あまり実感ないみたいですね。何だったんでしょうね(笑)。正直にやったのがウケたのかな。 ──ドラマはフィクションなわけですが、正直さがウケたとは……? 井上 通常のドラマだと田舎は美しい故郷として語られるわけですが、『あまちゃん』では田舎のイケてなさをそのまま素直に描いたんです。でも、イケてないことを『あまっちゃん』は「残念な」という言葉で表現したことで、どこか愛らしく伝わったんじゃないですか。田舎は賛美すべき場所ではなく、残念な場所だと。正直に描いたことでドラマとして表現の幅が広がった。役者のみなさんもそこに乗って、さらに正直なお芝居をした。小泉今日子さん演じた天野春子は若い頃はアイドルを目指していたという現実とリンクするような設定になっていたので、観るほうも感情移入しやすかったんでしょう。何よりも天野アキ役の能年玲奈さんはまさに透明度がそのまま魅力だった。最初は演技力がなかったけれど、逆に視聴者のみなさんは「俺たちが応援しなきゃ!」という気になったと思うんです。 ──『あまちゃん』がオンエアされた2013年は、天野アキという純朴なアイドルを日本中が応援していたと。 井上 そうだと思います。ちょっとイケてないけど、アキのことを応援せずにはいられなかったんでしょうね。それにもちろん、みなさん被災した東北のことが心配だったと思うんです。東北まで励ましに行きたいけど、なかなか気軽には足を運べない。『あまちゃん』の放映が終わってから、『あまちゃん』ツアーと称して東北を旅行する人が増えたのはうれしいかったですね。ドラマの中でやっていた町おこしが、現実のものになったんだなと。
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『あまちゃん』の井上ディレクターに加え、『あまちゃん』の音楽を手掛けた大友良英、Sachiko Mも参加。ユニークな音楽ドラマとしても楽しめる。
■絆という言葉では絆を結ぶことはできない ──正直さが『あまちゃん』人気を生み出したわけですか。本作も正直さを全面に押し出した作品ですね。主人公の朝海(石井杏奈)は中学生のときに福島で被災し、神戸に引っ越してきた。高校の卒業イベントで「しあわせ運べるように」を合唱することになるけれど、神戸復興の願いが込められた歌詞内容が彼女にはきれいごとに感じられてしまう。 井上 そうなんです。当たり前のことなんですが、東日本大震災で被災した人と阪神淡路大震災を経験した人とでは温度差があるし、同じ被災地でもそれぞれ被災状況が違うわけです。それを被災していない側は、同じ被災地、同じ被災者とひと括りにしてしまう。そこには溝があって当然だし、そう簡単に分かり合うなんてことはできない。絆って言葉では絆を結ぶことはできないんです。でも、「分からないから、さよなら」とサッと別れる人たちの話ではなく、「分からない。分からないけど……」というところから始まるドラマなんです。 ──最初は「しあわせ運べるように」の歌詞がきれいごとのように感じられていたのが、朝海たちと一緒に神戸から福島まで旅をすることで、被災者の心情を完全に理解することはできなくても、被災者たちの感じた痛みを想像することはできるようになる。被災地の風景を知ることで、最後に流れる「しあわせ運べるように」がまるで違う歌のように聞こえてくる。 井上 正直いうと、僕も最初に「しあわせ運べるように」を聞いたときは抵抗を感じたんです。それが神戸はもちろん、震災後の福島でもよく歌われていて、何度も聞くうちに聞こえ方が変わってくる。心が動かされていくんです。いちばん抵抗を感じるのは、「生まれ変わる神戸のまちに」というフレーズだと思います。「そう簡単に町が生まれ変わるわけないだろう」と劇中の朝海みたいに感じる人は少なくないでしょう。でも、何度も聞いているうちに「そうか、生まれ変わるのは町だけじゃないんだ。自分の気持ちが変わることで、町も変わっていくんだ」というようにも感じられていくんです。復興していく町を応援したいという希望と自分が知っていた町が消えていく哀しさとがないまぜになった複雑な心境ですね。最後の「しあわせ運べるように」の合唱シーンを撮るために、朝海役の石井杏奈ちゃんには1カ月前から地元の合唱グループと一緒に練習してもらいました。5分程度のシーンですが、「女子高生たちの文化祭みたいなイベントをやります」とホールを1日貸し切って、地元の人たちに集まってもらって公演を行なったんです。最後の1シーンを撮るために、かなりの手間ひまを掛けました(笑)。
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『ソロモンの偽証』(15)で迫真の演技を見せた石井杏奈、NMB48の木下百花ら若手キャストによるロードムービー。神戸出身の渡辺大知は音楽教師役。
■『あまちゃん』では描かなかったトンネルの向う側 ──朝海たちは故郷の町が立入制限区域に指定されて、ゴーストタウン化した現状を目の当たりにする。また旅の中でいろんな人たちと出会うことで成長し、それまでとは異なる風景を感じられるようになっていく。福島のロケシーンはドキュメンタリーを観ているようでした。 井上 若いキャストたちに対しては、こちらから細かく演出するのではなく、廃屋の前まで彼女たちを誘導し、どんなリアクションをするのかをカメラに収めました。彼女たちは瓦礫の中にあったミッキーマウスのぬいぐるみを見つけて「あっ、ミッキーだ!」と叫ぶんです。大人としては「おい、そこか?」と思ってしまうんですが、でも言葉でうまく表現できないだけであって、彼女たちも心に痛みは充分に感じているわけです。それで「何か言わなくちゃ」というときに「あっ、ミッキーだ!」と出てしまう。大人とは異なるリアクションをなるべく収めるようにしましたね。旅に同行する教師役の渡辺大知は放射能の怖さを知っているので、立入制限区域内では無闇に物に触ろうとしません。それに対し、朝海たちは自分の故郷なので平気で路上にしゃがみこみ、家屋に入っていこうとする。若いキャストたちは役そのものになりきっていましたね。 ──『あまちゃん』にも磯野先生役で出演した皆川猿時は、まるで『不思議な国のアリス』に登場するチェシャ猫のような役。彼の登場でドキュメンタリータッチのドラマがファンタジックなものへ変わっていく。 井上 皆川さんじゃなかったら、あそこまでこのドラマをジャンプさせることはできなかったでしょう。飛び道具ですね(笑)。たった1カットの中に、笑いと哀しみとファンタジーと、それにヤケクソ加減を交えて演じてくれた。決して自分から愚痴をこぼすような人ではありませんが、あの役は大変だったと思います。皆川さんのお陰で、制限区域内で行なったライブもすごく盛り上がった。実際に町から避難している住民の方たちに、ひと晩だけ撮影用に特別許可をもらって集まってもらったんです。避難後、初めて住民の方たちは顔を合わせ、ライブシーンは大変なハイテンションでした。『あまちゃん』の劇中曲「潮騒のメモリー」を手掛けたSachiko Mさんが作曲したオリジナルソング「ギグつもり」のヤケッパチな歌詞とおかしな振り付けを、みなさん面白がってやってくれたんです。 ──『あまちゃん』ではユイ(橋本愛)はトンネルの向う側、震災直後の被災地を目撃しますが、ドラマとしては生々しく被災地を描くことはしなかった。本作はトンネルの向う側を正面から映し出した作品と言えそうですね。被災地の復興は全然進んでいない。でも、顔を上げるとそこには大きな青空が広がっている。 井上 あぁ、ユイが立ち止まったトンネルですね。撮影中は「トンネルの向う側を撮ろう」という意識はありませんでしたが、確かにそうかもしれませんね。震災から時間は経過したけれど、被災地は何も変わっていない。無人化した町は震災直後に時間が止まって、そのままの状態なんです。その一方、あちこちに雑草が生い茂り、残酷なほど緑に覆われている。鳥も多く、震災を生き残った生き物たちもいっぱいいる。観る人によって、いろんな風景が見出せると思います。 ──やはり、『あまちゃん』と本作は繋がっている作品だと言えそうですね。最後に『あまちゃん』の続編を望む声も多いと思いますが、そういった声にはどう答えているんですか? 井上 よく尋ねられますが、続編はないでしょう。宮藤さんや大友さんたち『あまちゃん』のスタッフと顔を合わせても、続編の話はしませんね。『あまちゃん』が面白かったのは、毎日15分間という時間の中でくだらないことをやっていたから良かったと思うんです。スペシャルドラマや劇場版という形でやったら、「こんなくだらないことを延々とやるなんて。時間と金を返せ」と怒り出す人が出てくると思いますよ(笑)。でも、『あまちゃん』のキャストとまた仕事ができるなら、それはやってみたいです。能年さんみたいな才能の持ち主は希有ですよ。あんないい役者はそうそういません。『あまちゃん』とはまた別の作品でご一緒できる機会あれば、ぜひやりたいですね。 (取材・文=長野辰次/撮影=名鹿祥史)
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『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』 監督/井上剛 脚本/一色伸幸 音楽/大友良英、Sachio M 出演/石井杏奈、渡辺大知、木下百花、柾木玲弥、前田航基、津田寛治、二階堂和美、皆川猿時、ともさかりえ、南果歩、中村獅童 配給/トランスフォーマー 1月16日(土)よりフォーラム福島、シネマート心斎橋、元町映画館にて先行公開、1月23日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー (c)2015 NHK http://livelovesing-movie.com ●いのうえ・つよし 熊本県出身。1993年にNHK入局。代表作として劇場公開もされた『その街のこども』(10)、社会現象となった『あまちゃん』(13)などがある。その他、『クライマーズ・ハイ』(05)、『ハゲタカ』(07)、『てっぱん』(10)、『64(ロクヨン)』(15)など数多くのテレビドラマの演出を手掛けている。

“よしもとイチのモテ男”ノンスタ井上「努力型のブサイクがイケメンに勝つから、恋愛は面白い!!」

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撮影=後藤秀二
 どんなに暴言を吐かれても悪意をぶつけられても、すべてポジティヴではね返す男、ノンスタイル井上裕介。M-1チャンピオンの称号を持つ一方で、現在その特異なまでのナルシストキャラが開花し、処女作『スーパー・ポジティヴ・シンキング』(ヨシモトブックス)も、日めくり『まいにち、ポジティヴ!』(同)も、好評を博している。そして、今回ポジティヴ恋愛論に特化した『マイナスからの恋愛革命』(同)を上梓。ネガティヴな自虐がもてはやされる昨今、井上が全国の“マイナスさん”たちに伝えたいこととは――。 ――恋愛におけるネガティヴの芽をひとつひとつつぶしていったこちらの本、書くきっかけはなんだったんですか? 井上裕介(以下、井上) 『スーパー・ポジティヴ・シンキング』(ヨシモトブックス)の中でも恋愛のテクニック的なことは書いていたんですけど、読者の方から「恋愛のことだけで一冊書いてほしい」という声をいただきまして、せっかくなら……と。もちろん生まれ持った顔やスタイルは大きな要素ですが、そこがよくないからと最初からあきらめてしまっている人が多すぎると思うんですよ。僕自身、決してモテるタイプではありません。だからこそ、努力で恋愛を勝ち取ってきました。「俺ができんねんから、みんなだってできるんだよ」ということは言いたかった。だって、めっちゃ男前の後輩が、俺より全然モテなかったりするんですよ。そういう後輩に「おまえ、女性の気持ち、ちゃんとわかってへんのとちゃうか」とか、飲みながらよく話しているんです。それをまとめたら一冊の本になった……という感じでしょうか。 ――外見は、努力でなんとかなるのでしょうか? 井上 よく言う「性格がよければ、顔なんてどうでもいい」っていうのは、絶対にウソだと思うんですよ。理性ではそう言えても、本能ではそうじゃない。本能の部分で、どうしても惹かれちゃう外見ってありますから。ただ持って生まれたものを、よりよく見せることはできるじゃないですか。なんの努力もしなかったら、50点の顔を100点にすることはできないけど、努力で70~80点にはできるというのが僕の考え。だとしたら、素材だけで努力してない60点のやつに勝てます。素材にあぐらかいているイケメンに、努力したマイナス人間が勝つのが、一番気持ちいいじゃないですか。そして、その勝負に勝ってきたのが、僕なんですよ。 ――この本を読んでいると「人間って、いっぱい言い訳をして生きてるんだな」ということに気づかされます。 井上 進むべき道より、逃げ道のほうが絶対的に多いですからね。いい意味でも悪い意味でも、恋愛におっくうになっている人たちに「サボってる時間ないぞ」って思わせる本になったかなとは思いますよ。 ――井上さんは、小さい頃からポジティヴハートを持っていたんですか? 井上 どうだろう……。もしかしたら、歴代の彼女が、こういうふうに育ててくれたのかもしれません。僕はもともとメールに絵文字を使わない人でしたが、当時付き合っていた5歳年下の彼女に「なんでメールに絵文字入れないの? 絵文字なきゃ、メール楽しくないやん」って言われて「あぁ、女の子って、メールを“楽しい遊び”としてやってるんやな」ってわかった。僕は、メールを仕事の連絡を取る手段、くらいにしか考えてなかったから、価値観って男と女でだいぶ違うんやっていうのを学びましたし。
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■本能の扉をこじ開けていかないと、つまらない ――そういう指摘を、ちゃんと受け入れられるのがすごいです。 井上 例えば19歳の感覚って、19歳にしかわからないでしょう。付き合ってる子のそういう“リアル”は大事にしたいし、そのいい部分だけ自分にも取り込めばいいと思う。パンケーキ屋とか、男同士なら絶対に行かないですよ。でも、彼女に誘われてパンケーキ屋に行ったら、そのパンケーキなるものが、おいしいかまずいかは知ることができます。それまでゼロだった知識が、1になる。ゼロか1かって、恋愛においては、ものすごくデカイことなんですよ。 ――すべては「経験」として、蓄積されると。 井上 結局、ゼロから1にすることが一番大変なんです、仕事も恋愛も。1回パンケーキ食べに行っていれば「俺、あのシロップが苦手やねん」って逃げられるじゃないですか。「あそこ女の子ばっかりで恥ずかしいわ」とも言える。1回行っていれば、さも100回行ったテンションでしゃべれますからね。 ――何事も決めつけないで、1回はやってみないとダメですね。 井上 そう、女性も1回でいいから、男に雑に遊ばれたらいいんですよ。その雑な扱いに、快感を覚える人もいるかもしれない。そこで初めて「私ってMやったんや」とわかる。 ――新しい癖の扉が開かれる(笑)。 井上 大事やと思いますよ。ずっとイケメンと付き合ってきた女性が、ブサイクといわれる男性とエッチしてみたら「私、顔よりも、下のサイズのほうが大事だったんだ……」って気づくかもしれない(笑)。 ――私は見た目じゃない……サイズ!! 井上 人間は理性で恋愛を考えがちですけど、本能の扉をいっぱいこじ開けていかない、とつまらないと思いますよ。いろんな人と会って話せば、それだけ情報を得るわけで、いろんな情報を得るから正しい情報を知るわけで。新聞だって同じニュースなのに、全紙表現は違うでしょ。頭のいい人は全部読んで、情報の本質を知るそうですよ。それは、恋も一緒だと思う。いろんな女を、男を知って、本当の自分の好みを知ることが大事。 ――今まで井上さんが「本能の扉開けられたな……」と感じたことは? 井上 多少下品な話でも大丈夫ですか? ――安心してください。 井上 芸人になったばかりの頃、先輩と女の子たちとホテルで飲んだことがあるんです。その中にひとり、イケメンゴリラの「シャバーニ」に似た女の子がいまして。やがて先輩たちはその女の子たちとコトを始めたのですが、僕は酔っていたのもあって、ひとり隣の部屋で寝てたんですね。どれくらいしてからか、ふとシャバーニちゃんに起こされたんです。「どしたん?」って聞いたら、先輩に「井上のとこ行ってあげて」って言われたと。そんな経験なかったし、正直タイプじゃないし、「え……」ってなったんだけど、それって先輩は先輩で俺のこと思ってくれて、シャバーニちゃんはシャバーニちゃんで俺のこと思ってくれてるってことじゃないですか。2人の愛情をむげにはできないと思って、俺は抱きました。でも、それが思いのほか楽しかった。セックスって、こういう楽しみ方もあるんやなって知りました。もっといろんな人と経験を重ねたら、もっと楽しいことが待ってるのかもしれないって。 ――では、逆に「自分が相手の扉をこじ開けた」というご経験は? 井上 ラブラブでイケメンの彼氏がいる女性を、彼氏から奪い取ったということならありますよ。半年くらいかかりましたけど。 ――なかなかの長期戦ですね。 井上 奪うつもりで奪いにいったというよりは、いいなと思った女の子にたまたまイケメンの彼氏がいた……という感じです。半年は友情という形で関係を築き上げて、その中で小さな愛情を投げ続けました。
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■“策士”井上の、恋の国盗り合戦 ――小さな愛情とは? 井上 いきなり「別れてくれや」は重いじゃないですか。友達として仲良くご飯食べて、親身に話を聞いて……。「彼氏とケンカした」とか「ブスって言われた」とかそういう話が出たときに「間違ってへんと思うよ」「俺はカワイイと思うけどな」と、その子を肯定する言葉を地道に積み上げていくんです。それで向こうが大きいケンカをドンとしたときに「だったら俺のところにこうへんか」と。 ――なるほど。 井上 もちろん、肯定だけもよくないですよ。わがままモンスターを生み出すだけだから。だけど、彼氏持ちの子を奪うのであれば、肯定してあげることは大事。その彼氏が否定している部分を肯定してあげて「私間違ってないよね。彼が間違ってるんだよね」と火に油を注ぐ。それも、いきなり油ドバーじゃダメ。スポイトくらいで、チョチョンと。 ――猜疑心の火を絶やさぬくらいの油で。 井上 そうしていると、どっかのタイミングで「私、井上くんみたいな彼氏やったら、絶対幸せやと思うわ」となる。でも、そこで一気に取りには行かない。 ――え、行かないんですかっ!? 井上 このタイミングでがっつくと、十中八九「そういうつもりじゃないねん」ってなります。相手を冷静にさせてしまう。こっちに向きかけた愛情のベクトルが、また彼氏に戻ってしまいます。ベクトルが徐々に動きだしているのを感じつつ、そこからどれだけ地道に頑張れるか。 ――ここぞというタイミングは、どう見極めればいいのでしょうか? 井上 そこで大切になるのが、彼女の友達です。友達から彼女の動向をよく聞き出しておく。彼女の友達を援軍にして「だったら、井上くんにしたら?」と言わせるんです。 ――彼女の友達とも、良好な関係を構築しないといけませんね。 井上 この作戦を取るためには、自分自身が「いいやつ」にならないとダメです。中身が魅力的な人間にならないと、援軍も集まらないから。三国志でいうところの、劉備玄徳のようにならないと。武力もカネもないけど人が集まる、これが最高です。 ――恋の国盗り合戦……。 井上 彼女が友達と女子会をしているところに呼ばれるのを嫌がる男って、多いじゃないですか。でも、これは声を大にして言いたい。そこに行くからこそ、彼女の友達に「彼氏いいやつやん」って思われるし、何かあったときに助けてくれる。恋愛は1対1じゃないんです。 ――そうなんですか!? 井上 1対1で相手を倒せる力があればいいけど、俺は1対1ではイケメンに勝てないと思ってるから、チームを作って戦うんです。しかも、この本は、ただ彼女・彼氏を作るというものではなく「イケてる彼女・イケてる彼氏」を作るための指南書ですから。イケてる男、イケてる女というのは、モテるんです。そんな人らをオトすためには、何ひとつめんどくさがってたらダメですよね。自分よりランクが上なんだから。 ■恋は「戦略」、結婚は「運」 ――数々の恋愛の修羅場をくぐり抜けてきた井上さんがいま思う、本当にイケてる女とは? 井上 これは人それぞれですよ。僕がとてもステキだと思う子でも、相方から見たら全然魅力がないかもしれない。要するに「自分にピッタリだ」と思う女性を探すことです。 ――不特定多数に言い寄られるというより、自分にピッタリの人を見つけ出し、その人に思ってもらう……それが「モテ」であると。 井上 それが一人目の彼女/彼氏だったら、一番ハッピーなんじゃないですか? でも、そんなことなかなかないから。恋愛は、わらしべ長者と一緒。広げてナンボです。情報は、あるに越したことない。100人の中から彼女を見つけるのと1万人の中から見つけるのとではパーセンテージが大きく変わってきますから。恋愛1割バッターは、10回打席に立てば1回はヒット打てるでしょ。10回合コンに行けば1回はお持ち帰りできるし、100回合コン行けば10回イケる。そして10回のお持ち帰りを経験すれば、10回お持ち帰りできる雰囲気が自然と出てくるんです。すると不思議なことに、10回の合コンで3回お持ち帰りできるようになる。つまり、モテ打率が上がるということです。 ――……井上さんは仮に芸人にならなくても、なんらかの形で財を成していそう。 井上 ハハハ。僕がガキの頃になりたかった仕事は教師なんですよ。人に何かを理論立てて教えるのが好き。学生の頃は数学が一番得意でした。数学って、理論と公式でしょ? Xが女でYが男やとしたら、どの公式に当てはめたら、この問題は解けるのか……と考えるのが好きなんです。 ――男と女の方程式ですね。 井上 素材だけで勝負できるやつのモテ方は、全部少女漫画に描いてあります。『NANA』(矢沢あい/集英社)と『君に届け』(椎名軽穂/同)を読めば、女性のやってほしいことはだいたいこの2冊に詰まってる。だけど、僕が壁ドンやってもハマらない。そもそも背が足りません。だから僕たちは、その少女漫画的な手法にプラスアルファで独自のエッセンスを加える必要があるんですよ。例えば女性が大好きなサプライズ。でも、僕はベタなサプライズはしません。 ――しないんですか? 井上 仰々しいサプライズを1年に一回クリスマスにするくらいだったら、小さいサプライズを年に20回30回やります。風邪ひいたときにドアノブにポカリをかけておくとか、彼女との何気ない会話で欲しいものをリサーチして翌日不意にプレゼントするとか、寒いときに上着をそっとかけるだけでもいい。 ――日常のサプライズには、知恵と工夫が必要ですね。 井上 こと恋に関しては、そうですね。戦略が大事。しかし、結婚に関しては、そうとばかりは言えない。「運」が、ものすごい重要になってくるから。一緒におってしんどくない、波長が合う人を見つけるのは、最終的には「運」です。でも多くの人と出会わないと、運をつかむことはできないとも思います。 ――まずは、たくさん打席に立つこと。 井上 そう。この本を読んであなたが行動に移したときが、「恋愛革命」の始まりなんです!! (取材・文=西澤千央)

「心筋梗塞!?」「DV疑惑勃発!?」“元アウトローのカリスマ”瓜田純士夫妻が新年早々お騒がせ!

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 新宿の交番に救急車が出動。担架に乗せられ運ばれる女、その傍らには顔面タトゥーの男!――“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)の2016年が、サイレンの音とともにけたたましくスタートした。新年早々、いったい何が起きたのか? 瓜田家を襲った“事件”を徹底追跡する!  まだお屠蘇気分が抜けない1月初旬、新宿区内の交番に1台の救急車が到着した。担架の上にぐったりと横たわり、搬送される女。その様子を見守る顔面タトゥーの男。野次馬の多くは、こう思ったに違いない。「この男がこの女を殴ったのか」と。  ところが、実情は異なるようだ。一件落着した数時間後、当事者のひとりである瓜田純士が電話取材に応じた。 ――いったい何が起きたのでしょう? 瓜田 家にいた嫁が突然、「背中に稲妻みたいな痛みが走った。これ、アカンやつや!」と寝起きに騒ぎ出しまして。眠いしうるさいから、しばらく無視してたんですよ。そしたら彼女、ガバッと布団から飛び出して、「心筋梗塞や……」とつぶやくなり、手にしてた携帯をゴトッと床に落っことしたんです。僕がその携帯を拾い上げて、画面を見たら、Wikipediaの心筋梗塞のページだった。「症状が完全に一致する」と泣きそうな顔で彼女は言うんですよ。 ――ヤバイですね。 瓜田 ぶっちゃけ僕は半信半疑だったんですが、念のため病院に連れて行くことになりまして、一緒に家を出たんですが、そしたら今度は「歩けへん」と言い出して、道端にうずくまっちゃった。「ウチ、痛みには強いほうやで。そのウチが歩けへんって、相当や」なんて弱音を吐くから、目の前の交番にお願いして、救急車を呼んでもらいました。 ――大ごとですね。 瓜田 そのうち声もかすれ始めて、みるみる元気がなくなってきて。でも、おまわりさんが電話で「容態が悪いのは20代くらいの女性です」と実際の年齢よりもかなり若く説明したのを聞いて、彼女がニヤニヤうれしそうな顔をしたのを僕は見逃しませんでした。コイツ、けっこう余裕あるじゃねえか、と。やがて救急車が到着し、多くの通行人が見守る中、衰弱した彼女が担架に乗せられて病院に運ばれていきましたが、傍から見たら完全に「DV男とその被害者」ですよ(笑)。 ――そのあと、どうなったのでしょう? 瓜田 最寄りの大きな病院の緊急処置室に搬送された彼女は、まず心電図を取られたんですが、お医者さんからは、「心筋梗塞をかなり心配されているので大変言いにくいのですが、ビックリするぐらい綺麗な心電図ですよ。ハハハ」と笑われたそうです。それでバツが悪くなったのか、大袈裟にうめき声を上げ始めた彼女は、レントゲン検査を待つ間、僕と目が合うたびに、「純士、今までありがとな」などと、まるで今生の別れをするかのようなことを言うんです。 ――瓜田さんはそのとき、どんなお気持ちでしたか? 瓜田 レントゲンも終わってないのにコイツは何を言ってんだ、と思いました。本当は「大丈夫そうだね」と言いたかったけど、「大丈夫か?」と言ってあげました。 ――結局、お身体のどこが悪かったのでしょう? 瓜田 あれこれ調べてもらったんですが、なんと、「すべてにおいて異常なし」という検査結果が出ました。背中の痛みは、ただの「寝違え」だそうです(笑)。寝違えただけで救急車呼ぶなんて聞いたことあります? さすがの僕もビックリしましたし、恥ずかしくなりましたよ。……あ、ちょっとすいません。嫁がしゃべりたいというので、電話を代わりますね。  もしもし。あけましておめでとうございます。あのですね、お医者さんが言うには、「ひょっとしたら胸膜炎の症状がこれから出てくるかも」とのことでした。だからたぶん、私は胸膜炎なんです!
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救急車が駆け付けた交番
――胸膜炎?  あとは、「脱水症状もあるかも」と言われました。水分が足りなくて、血が濃くなってるみたいです。 ――水を飲まずに寝て、寝汗をかいただけでは?  違います! ホンマに息もできへんぐらいに痛かったんですよ! 帰り際、お医者さんから「ところで、暴力は振るわれてないですか?」と小声で聞かれたので、「少し」と答えておきました。本当は振るわれてないんですけどね。純士、ザマーミロ!(笑) 瓜田 (慌てて携帯電話を奪い取り)あぁ、バカな嫁がすいません。彼女はどうしても、なんかの病気にしたいみたいです。あまりにも検査に引っかからなすぎて、本人も恥ずかしくてしょうがないみたいです。(背後では大声で反論する奥様の声) ――奥さん、お元気そうですね。 瓜田 はい、もうすっかり元気です。でもほんの数時間前、病院にいるときは、今にも死にそうな様子でした。点滴を打たれながら車椅子に座り、余命3日みたいな顔をして、お医者さんや看護士さんから声をかけられるたびに、「あぁ……はい……」と力なくつぶやいてたんです。ところが、バカ高い会計を終えて病院を出た瞬間、目の前のラーメン屋を見て、「おいしそうやなぁ。なぁなぁ純士、これ食べて帰ろうや!」ですからね。おまけに背脂コッテリのラーメンにオプションのニンニクをガンガン入れながら、「替え玉、もらっちゃおうかな」だって。病院関係者に見られたらどうしようって、僕がハラハラドキドキしましたよ。いやぁ、お恥ずかしい限りです。 ――年明け早々、大変な思いをしましたね。 瓜田 まぁでも、無事でよかったです。
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 瓜田は昨秋、パニック障害を患った(記事参照)。それ以来、夫婦揃ってガン検診を受けるなど、健康意識が高まりつつある瓜田家。今回は過剰反応だったようだが、救急車を呼ばずに手遅れになるよりはマシだったと言える。瓜田家の今年一年の「無病息災」と「家内安全」を祈りたい。 (取材・文=岡林敬太) ※日刊サイゾーでは今年より、ほぼ月イチペースで瓜田純士の最新情報をお届けします。今後の動向にご注目ください。

「フリースタイルバトルは格闘技!」 話題の深夜番組『フリースタイルダンジョン』演出家が明かす、“戦場”の裏側

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『フリースタイルダンジョン』|テレビ朝日
 いま、深夜番組『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)が騒がしい。Zeebraがオーガナイザーを務めるフリースタイル(即興)ラップのMCバトル番組で、「チャレンジャー」たちが、般若を“ラスボス”とする5人の「モンスター」に挑戦し、賞金獲得を目指す。  昨年9月から放送が開始され、コアな題材にもかかわらず、YouTube公式チャンネルの再生回数は約900万回を突破。ヘッズ(ヒップホップファン)以外にも、確実に番組中毒者が広がっている証しだ。特に第9回(11月24日)の放送で行われた般若 VS 焚巻は、大反響を巻き起こした。  1月からは、いよいよRec4が開始。ますます盛り上がりを見せる中、演出を担当する岡田純一氏に、その人気の秘密や舞台裏、そしてヒップホップを知らなくても楽しめる見どころなどを、テレビウォッチャー・てれびのスキマが直撃した。 ――僕は今までヒップホップにはぜんぜん興味なくて、むしろ苦手なくらいだったんですけど、最近会った複数の人に立て続けに『フリースタイルダンジョン』はヤバいって薦められて見たら、本当にスゴくて。岡田さんは、もともとヒップホップ好きだったんですか? 岡田純一氏(以下、岡田) 番組が始まるまでは、広く浅く嗜む程度でした。今はズッポリはまってます。 ――企画は、すんなり通ったんですか? 岡田 いや、すんなりは通ってないです。ラップのバトルって、放送禁止用語が出てくるじゃないですか。それを、どうやって地上波で放送するかっていうのが一番の課題で。禁止用語を絶対に言わないっていうルールを決めて、なんとか企画が通ったって感じですね。で、うっかり言っちゃたら、演出上、「ピー」音ではなく、「コンプラ」(という表示)で消しましょうと。「テレビ局はコンプライアンスでうるさいっていうのを逆手に取ろう」っていう発想です。 ――演出面でいえば、ラップにはすべてテロップを入れてますね。「トラブル」に「虎舞竜」と当てたり、芸が細かいなと(笑)。
YouTube番組公式ページより
岡田 やっぱり、テレビでやるからには、わかりやすく伝えなければという思いからです。正直、僕なんか、一度聞いただけじゃ、なんて言ってるかわからないですから。実際にテロップを入れてみると、実は壮大な物語が語られていたとか、意外な発見がたくさんある。一部の方からは「(テロップを)見たくない」って意見もあったりするんですけど、いうてもテレビなんで、極論お母さんにも楽しんでもらいたいですからね。  だから、審査員の方たちは本当にスゴいなって、よく聞き取れてるなって驚いてます。で、大変なのはADさん。何度も聞き直して全部書き起こして、本人に一回「これで合ってますか?」って投げて、赤ペン入れて戻してもらって、あのテロップが出来上がっているんです。そのADさん、今ではどっぷりヘッズになってます(笑)。ちなみに、「虎舞竜」はR-指定からの赤字リクエストです。 ――「モンスター」に「チャレンジャー」が挑戦するという形式にしたのは? 岡田 タイトルが「ダンジョン」ということもあり、「RPG的な要素を入れたいね」っていう、Zeebraさんのアイデアです。『BAZOOKA!!!』(BSスカパー!)の「高校生ラップ選手権」との差別化じゃないけど、ゲーム的な世界感を出せたらいいなって。「クリティカルヒット」(審査員が全員一致の場合、一発で勝敗が決る)という番組オリジナルルールも、ゲーム性が出る部分ですね。ほかのMCバトル大会では、ドローで延長っていうのがあるんですけど、ウチはそこをなくしたんで、審査員さんがドローと思っても、どちらかを選ばなきゃいけない。なので、僅差なのに一発で勝敗決まっちゃうこともあるスリリングさが、ジャッジのポイントになってるんじゃないですかね。ルールに関しては、すでにZeebraさんの中で出来上がってましたから、さすがですね。 ――審査員のキャスティングも絶妙で、特にいとうせいこうさんの存在が大きいですよね。『源氏物語』を引き合いに出したり、「本洒落と駄洒落の違い」を解説してくれたり、僕のようにヒップホップに詳しくない人に翻訳してくれてる感じで。 岡田 審査員の皆さんは、先生だと思ってます。毎度わかりやすく解説していただいて、助かってます。「なんでこの判定なの?」ってところを、納得させてもらってますね。チャレンジャーやモンスターのキャスティングも、基本的にはZeebraさんです。でなければ、般若さんも出なかったと思いますね。モンスターはみんな、リスクを承知で引き受けてくれています。バトルに負けた後なんて、声かけられないですからね。申し訳ないなと思いつつ、毎回1STバトルで勝たれると、今度は放送尺が足らなくなっちゃう。ジレンマですね。でも真剣勝負なんで、毎回何が起こるか本当にわからない(苦笑)。
YouTube番組公式ページより
――なんといっても、「般若VS焚巻」(https://www.youtube.com/watch?v=drxDMVzPYfs)の回はスゴかったですが、現場で見ていてどうでしたか? 岡田 いやー、震えましたね。本当に。予算のない番組なんで、賞金100万円出たらどうなっちゃうんだろうって(笑)。 ――そっち!(笑) 岡田 それもありつつ、約7年ぶりにフリースタイルバトルに出る般若さんの鬼気迫る感じとか、めちゃくちゃカッコ良かったですね。あの回は本当にすごかった。プロデューサーが、たまらず酒を買いに走るっていう(笑)。そのくらい、スタッフのみんなも興奮させてくれたバトルでしたね。僕はいつもフロアで見てるんですけど、お客さんと一緒に叫びましたね。ほえました。「100万円守ったー」って!(笑) ――やっぱりそこ!(笑) 岡田 Rec1では最高賞金50万円だったんですけど、収録を終えて、プロデューサーに「めったに100万円出ないし、目標は大きいほうがいいから、賞金100万円にしてくれ」って頼んだんです。そしたら、Rec2でまさかの般若戦っていう。余計に焦りましたね(笑)。でも、いずれは100万円を手にする人が出てほしいなとも思ってますよ(笑)。 ――あの対戦があれだけ盛り上がったのは、やっぱりそれまでの積み重ねが大きかったと思います。CHICO CARLITOが直前まで追い詰めて緊張感が高まっていたり、般若さんが“通訳”を使って、それまで一切しゃべらないっていう演出だったり。 岡田 あれは、般若さんの希望で。一切しゃべらないでテレビに出ることが、10年くらい前からの夢だったそうです(笑)。般若中継では、犬の喜多川景子が出たり、失踪していたO.G(おじ)さんが出てきたり……。この先いったいどうなるんだろうと、楽しみと不安でいっぱいです(笑)。 ――Rec2で般若さんを出してしまったからか、Rec3でモンスターたちがギアチェンジした感じで。 岡田 特に、T-PABLOWの成長っぷりがすごいですね。バトルの内容も、素人目にもぜんぜん違うなって。この番組は、彼らの成長を見る、ドキュメントみたいな要素もあるのかなって思いますね。Rec3はとにかくみんな気合が入っていて、どんどん挑戦者を負かしちゃうんで、「あれ? これはこれで、今度は放送尺が足りなくなっちゃうぞ」って(笑)。掌幻戦でほっとする自分がいたり……これが制作の哀しきジレンマなんです。般若さんに出番を回すまいとするモンスターたちの気迫、チームの絆が強くなったりと、いろんな方面で、影響を与えたバトルでしたね ――放送には乗っていないけど、印象的なシーンなどは? 岡田 いや、それちょっと記事にできないことばっかり(笑)<※以下、「コンプラ」でカット>。真剣勝負でやってるからこそ、いろいろあるんですよ。    
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岡田純一氏
――YouTubeでも再生回数900万回を超え、一般層にも広がりを見せていますが、何かきっかけがあったのでしょうか? 岡田 いろいろな芸能人の方が、SNSで番組についてリアクションしてくれたことが大きいですね。カンニング竹山さんが「ラップは全然わかりませんが今観ているフリースタイルダンジョンがクソおもしろい」とTwitterでツイートしてくれたことで一気に広がって、ほかにも、アジカンの後藤さんや、湘南乃風のSHOCK EYEさん、一番驚いたのは北川景子さんです。「時代きたー」と確信しました(笑)。 ――ヒップホップをよく知らない人には、どんなところを見てほしいですか? 岡田 そのまんまなんですけど、バトルです。バトルを見れば、そのスゴさがわかるっていう。ラップとして見るんじゃなくて、どう韻を踏むのか、頭の体操的な要素で見てくれてもいいと思いますし、いろんな見方ができると思うんです。僕は、フリースタイルバトルは格闘技だと思っているので、格闘技中継を意識して番組作りをしています。あと、般若劇団の行く末ですかね(笑)。    ――音楽番組がなかなか放送されない中で、バトル以外にも、ゲストによるライブも挟んでいますね。 岡田 これは、Zeebraさん、たっての希望なんです。バトルはできなくてもラッパーとして一生懸命頑張ってる人がいて、いい曲もってるのに、テレビには出られない、CDは売れないって人がたくさんいて。そんな人たちにチャンスを与えたいという、ヒップホップには夢があるんだっていう、Zeebraさんの熱い思いがベースにあったからこそのコーナーです。Rec1一発目の挑戦者、Dragon Oneが、今度はゲストライブで登場するって、ヒップホップドリームじゃないですか? ――1月から始まったRec4の見どころは? 岡田 新システムを導入して「隠れモンスター」がどこかで出てきます。まだ誰かは言えないんですけど、あっと驚く人が出てくるので、お楽しみに! さらにヤバい挑戦者もどんどん出てきて、濃厚キャラクター祭りです。Twitterで出せ出せ言われていたアノ人も出てきます。挑戦者の年齢幅を拡げたので、ますますヤバい人が出てきそうです。本当に100万円出ちゃうかもしれません! (取材・文=てれびのスキマ) ●テレビ朝日『フリースタイルダンジョン』 毎週火曜 深夜1:26~1:56  メインMC&オーガナイザー/Zeebra 進行/UZI モンスター/般若、漢 a.k.a. GAMI、サイプレス上野、R-指定(Creepy Nuts)、T-PABLOW 番組公式HP <http://www.tv-asahi.co.jp/freestyledungeon/> YouTube公式番組ページ <https://www.youtube.com/channel/UCpW67m9qez6GUd5-gbWS9Ag>

「やっと“憂鬱な家族”を笑い話に変えることができた」漫画家・まんしゅうきつこの逃げ続けた過去

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撮影=後藤秀二
 壮絶なアルコール中毒体験を漫画にした『アル中ワンダーランド』(扶桑社)がスマッシュヒット。そして2015年12月、まさに“満を持して”原点である伝説的ブログ「まんしゅうきつこのオリモノわんだーらんど」が『まんしゅう家の憂鬱』(集英社)として書籍化された漫画家・まんしゅうきつこ。奇抜なペンネームから想像もつかない端麗な容姿、そしてシュールかつゲスかつユーモラスな作風で一躍時の人となった彼女が抱える、本当の「憂鬱」に迫る。 ――『アル中ワンダーランド』のヒットで、周りの環境など、何か変わったなと思うことはありますか? まんしゅうきつこ(以下、まんしゅう) 名前問題は相変わらずありますよ。私、「ナタリー」さんにタグを作ってもらえないんです。ほかの漫画家さんは、みんなタグがあるのに。結局ヒットしても、そこまでのヒットじゃない。やっぱり30万部くらいは売れないと……。 ――ペンネームで自ら業を背負い……。 まんしゅう 名前のせいなのか、私自身が嫌われているのか、それはわからないんですけど。この間トークイベントをやったときに、「おめおめこさん」というライターさんが来てくださって。やはり変わった名前の方は、親近感を持ってくださるようです。でも、そのあとに「潮吹プシャ美さん」(あやまんJAPANユース)がいらっしゃったときは、さすがに自分よりすごいな……と思いました。上には上がいるものですね。 ――まんしゅうさんは、確実に「その世界」の扉を開いたと思います。 まんしゅう 先人として、このままいくしかありませんよね。 ――メディアなどに顔出しするようになって、変わったことはありますか? まんしゅう 特にないですね。顔出ししたから本が売れたのか、しないほうが売れたのかは、よくわからないですけど。顔出ししたことを、快く思わない人もいるじゃないですか。漫画家たるもの、表に出ないほうがいいと思う方は多数いらっしゃるので。 ――ミステリアスな存在であってほしいという。 まんしゅう 私、精神的によくないので、ネットはアマゾンのレビューさえも見ないようにしてるんですけど、さすがにグラビアに出たとき(「週刊SPA!」4/14・21号)だけは恐る恐る見ちゃったんですよ。そりゃもう、散々でした。「ブス」だの「鶏ガラ雰囲気ババア」だの。「まんしゅうきつそうな顔してるな」っていうのも、もちろんありました。 ――ショックを受けましたか? まんしゅう でも、顔出しする前の「美人らしい」とかいわれてる時期がすごくイヤだったんですよね。だから、晴れてババアだの鶏ガラだのが明らかになって、ホッとした部分は正直あります。ウワサがひとり歩きしてハードルが上がりすぎて、でもフタを開けてみたらこれですよ。
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■弟がしんどい ――さて、このたび出版された『まんしゅう家の憂鬱』には、家族とのエピソードがたくさん綴られています。 まんしゅう 最初に書籍化の依頼があった版元の担当さんから漫画として描き下ろすよう言われて、でもそうなるとあのブログ特有の、スクロールすると画が出てくる“びっくり箱”的期待感が薄れてしまうんですよね。それは、私の能力と技術が追い付かないということなんですが。2本くらい描いて「う~ん」ってなっちゃって、それからずっと渋っていたら、その編集さんとは結局、違う漫画を描くことになって……。その直後くらいですかね、「集英社さんから出したほうがいい」っていう、啓示を受けたのは。 ――……啓示、ですか? まんしゅう そうです。でも、そのときは何も考えずに、ただ「集英社さん」っていう啓示を受けたと思っていたんですけど、よくよく考えてみたら、集英社さんから出せば『ドラゴンボール』の悟空(註:少女時代のまんしゅうさんの憧れの人。『まんしゅう家の憂鬱』にも登場)に目線が入らないの。 ――啓示は、どのタイミングでやってきたんですか? まんしゅう あの、フェイクプレーン(飛行機に擬態しているUFO)から(笑)。そのとき犬の散歩してたんですけど、急いで家に帰って、弟に「フェイクプレーンがね、集英社だって」って言ったら「全部オマエの声だよ!!」って言われちゃった。 ――弟さん(写真家の江森康之氏)との関係も、本当に面白いです。 まんしゅう 持ちつ持たれつって感じなんですよ。弟とは、合わせ鏡みたいな関係なんです。相手が元気ないと、自分まで引っ張られてしまう。 ――姉弟というか、双子みたいですね。 まんしゅう 確かに。いま弟夫婦の家の一室をアトリエとして借りているんですけど、私がいつものように漫画を描いていると、弟が扉をバっと開けて言うんです。「オマエ、どんどんブスになっていくな」「最近、毒が回ってて、だらしなくなってるぞ」と。 ――突然ですか? まんしゅう はい。弟って、めちゃくちゃストイックなんですよ。夏は部屋が42度くらいになっても、絶対にエアコンをかけない。「汗をかくと、精神状態が安定する」「汗をかくのは、うつ病にいい」というヘンな持論があって。それを、私にも強要するんです。無理ですよ、42度なんて死ぬじゃないですか。でも、エアコンをかけると、どこからともなく怒鳴り込んできて、「エアコンかけただろ!」って。あと「スープ春雨なんて食うな! 見ろ、この添加物!」とかもありますね。あの子、本当に漬物と玄米とか食べてるんですもん。 ――ストイックの域を超えてますね……。 まんしゅう でも、それをやったら私の人生も楽しくなると信じてるから、タチが悪い。弟の奥さんなんて、もっと大変ですよ。結婚して10kg痩せましたからね。最近では弟の罵声があまりにも大きすぎて、家の前に住んでいるおばあちゃんが弟のことを無視するようになりました。弟が「おはようございます」って挨拶しても、目も合わせないそうです。田房永子さんの『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)ってありますけど、「弟がしんどい」っていう、そういうレベル!
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■機材代に200万円つぎ込んだ、宅録娘時代 ――……話がそれましたが、一度は筆が止まった『まんしゅう家の憂鬱』をまた描こうと思ったのはなぜでしょうか? まんしゅう 正直、もうやめようと思っていたんですよ。ブログもなかったことにしていただいて、今までの生活に戻ろうと。普通の主婦の生活にね。ただ、私は今までいろいろなことからすぐ逃げてきたので、さすがに35歳も過ぎてここでやめたら「またやめるんかい!」ってツッコむ自分もいたんです。だから、漫画だけはもうちょっと頑張ろうと。 ――今まで、どんなものから逃げてきたのですか? まんしゅう 22歳くらいから宅録をしていたんです。自分でドラム叩いて、ギター弾いて、ピアノ弾いて、作詞作曲して……みたいな。デモテープ作って送って、レコード会社から連絡もらったこともありました。それも、漫画の持ち込みと同じく、ダメ出しをされるわけですよ。そうなると「やっぱりいいや」って心が折れちゃって、そこでやめちゃった。結局、最後まで頑張れなくてやめちゃう。 ――レコード会社から連絡来るなんてすごい! まんしゅう かなり本格的にやってたんですよ。だって、機材代に200万円くらいかけてますから。バニーガールとキャバクラのバイトでためたお金を全部つぎ込んで。親は「あいつ大学留年したのに、何やってんだ!?」って思っていたでしょうね。 ――そんな宅録娘が今度は漫画家として、しかも『まんしゅう家の憂鬱』という家族の本を描くとは……。 まんしゅう 本当ですよ。ただ父と母は、まだ読んでいなくて。特に父は、読んだらなんて言うか……。この本に、父が松葉杖ついてるシーンがあるじゃないですか。あれ、事実なんですけど、ブログにアップしたときに父から「ウソ描くな!」って怒られたんです「俺はやられてない。逆に俺がボコボコにしてやったんだ」と。プライドがあるみたいで(註:本書に出てくる、弟の友達とケンカするシーンでのこと)。怖いです。母には「父を本屋に近づけないで」と、お願いしてるんですけど。 ――そんな危ない橋を渡ってまで(笑)、家族の話を描くのはなぜですか? まんしゅう 家族ものを描いてくれっていうオファーが、すごく多いだけ。家族の話にすると、どんなにぶっ飛んだ内容でも、結局、普遍的なところに落ち着くじゃないですか。でも、正直言えば家族のことは描きたくないです。 ――それはなぜですか? まんしゅう 私は今でも父が怖くて、父のイラストを描いているときは動悸がしてきちゃうくらい。昔ね、父がでっかい置時計を持って私を追いかけてきて、母が「逃げてぇぇぇ!!」って絶叫したことがあったんです。私、裸足のまま家から飛び出して、そのまま車の中で夜を明かしたんですよ。だから、父を描いていると、どうしても人殺しの目になっちゃう。 ■家族のことを書く、ということ ――……家族の漫画を描いて、よかったなと思ったことは? まんしゅう 私、自分の家族が変わってるなんて、1mmも思ったことなかったです。でも友達が遊びにくると、必ず言われる。「ほんっとに、変わってるねぇ……」って。まず聞かれるのが「ケンカしてるの?」です。ケンカはしてないんです。ただ会話が常にケンカ腰で、罵声が飛び交ってる家なんです。この本を描いて、みんなに「面白い」って言われて、ようやく「うちは変わってたんだ……」と認めることができました。 ――家族のことを描くというのは、自分を見つめる作業でもあったんですね。 まんしゅう つらかった話を笑える話に変換させることで、嫌な気持ちを昇華させているのかもしれません。うまく説明できないけど、私がこれから生きていく上でとても大切な作業だったと思います。 ――今後、描いてみたい題材はありますか? まんしゅう 本当はノンフィクションではなく、フィクション作品を描きたいんですよ。スポ根とかカンフー漫画とか。殺人拳法のお話とか。正直、私にとって、エッセイ漫画は楽なんです。実際体験したことを絵にするのは、フィクションよりたやすいと思う。本当にやりたいのはフィクションですけど、そこまでの能力はまだ自分には備わっていないので、もう少し修業して、技術力を身につけたいですね。 ――殺人拳法のスポ根漫画、楽しみに待ってます! まんしゅう ……でもわからない、いつやめたいという気持ちが勝ってしまうか。来年くらい、全部の連載終わりにしてたりして(笑)。 (取材・文=西澤千央)

新人AV女優でいちばんの変態は誰!? クリスマスイヴだからこそ…3人の新人女優へ過激インタビュー!

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左から涼海みさ、浅田結梨、宮益ことは
「AV女優」というより、今やセクシータレントやセクシーアイドルと呼ぶ方がふさわしいだろう。SODクリエイトから発足した新レーベル『青春時代』と『副職』から、ほぼ同時期に3人のセクシーアイドルがデビューした。生まれたての超新人セクシーアイドルは、果たしてSODを代表する『SOD Star』レーベルの女優のように、輝く星(スター)になれるのか? Hな質問をぶつけてみた。 ――3人はもう顔なじみなんですか? 3人 ハイ。イベントとかでよく会います(笑)。 ――デビューのきっかけは?
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涼海みさ(以降、みさ) ちっちゃい頃からお兄ちゃんと一緒に親のAVをこっそり見てたんですけど、そのせいか、スッゴイAVに興味があったんで自分で応募しました。 浅田結梨(以降、結梨) 新潟から東京に出て来て、渋谷でスカウトしていただいたんです。 宮益ことは(以降、ことは) 私は、普通の平凡な生活を送ってたんで、何か楽しいことがあればいいかなって自分から応募しました。お母さんに相談したら、「やりたければいいんじゃない」って(笑)。 ――ご理解あるお母さんでよかったね(笑)。初体験はどんな感じでした? みさ 16歳、高2の夏でした。 ――おお、ありがちな高2の夏。 みさ そう、青春時代(笑)。わたし、初恋の相手も同い年のいとこだったんです。高2のお盆の夜、おばあちゃんちで、兄弟やいとことかと雑魚寝してたんだけど、そこで……。 ――みんながいる中で?  みさ そう。恥ずかしさと驚きでいっぱいだったけど、わたしもいとこが好きだったんで受け入れちゃいました。チュッチュしてるのが楽しかったです(笑)。 結梨 ワタシも高校2年生の時ですけど、相手……あんまり覚えてなくて……。 ――覚えてない? 一番大切な相手じゃないの? 結梨 田舎なんで遊ぶとこ何もなくて、出会い系で遊べる人探してたんで、どの人が最初だったか……。 ――じゃあ、初体験の感想もわからないか。 結梨 あ、でもすぐに気持ちよくなって……。オナニーとは違うなって。 ――それは覚えてるんだね。 2人 (笑)。 ことは 16歳のとき、彼氏の家でした。わたし、中学校卒業するまでは絶対エッチしないって決めてたんで、卒業したら早々にできた彼氏とすぐに(笑)。 ――相手はどんな人だったの? ことは 違う高校の同い年で、彼は初めてじゃなかったと思うんだけど。でも、アッという間に終わっちゃって、「アレー?」みたいな(笑)。
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――それから何人くらいの男性と? ことは 5、6人ですかね。 結梨 20人(笑)くらい。 みさ ふたりです。 結梨 みんな自重してない? 2人 そんなことないよ。ホントのこと言ってるよ(笑)。 ――デビュー前に変わったセックス体験はあった? みさ 学生でお金がないんで、カラオケとかでよくヤリました。あとレズとか。 ――レズ!? それはどんな相手だったの? みさ 私、女子高だったんですけど、「好き好き」って言ってくる後輩がいて迫られてたんです。わたしは襲いたい方なんだけど、ウチで遊んでる時に襲われちゃいました(笑)。 ――気持ちよかった? みさ お互いに指でイカせ合っちゃいました(笑)。 ――結梨ちゃんの変わった体験は? 結梨 えー、そんな、ホント、マンキツとかカラオケとかクルマとか、普通のところでしかないです。 ――それ普通なの? 結梨 クルマで誰も来ない高速のガード下でヤッたりしてて、真っ暗でいつ幽霊が出て来くるかめっちゃ恐かった。 2人 え、そっち!?(爆笑)。 ――ことはちゃんはどんなセックスをしてたの? ことは 外です。実家のマンションのエントランスとか。 2人 えっ、それはコワイよ。人来るじゃん! ことは ウチのマンションはエントランスの奥に外に出る通路があるんですけど、そこで同じマンションの二階上の知り合いと。 結梨 萌え~! ――それ、作品でしょ(笑)。やっぱり立ちバックで? ことは だいたいそう。一度、顔射したいって言われてしゃがんで顔射に出されたんですけど、そしたらティッシュを持ってなくて。しょうがないから、その辺の植木の葉っぱちぎって拭いたんです。 2人 エーッ、葉っぱ! ワイルドぉ(笑)。 ――広葉樹でよかったねぇ。やってみたい役やプレーはある? みさ えっと、痴漢? 襲う方。ホントは感じてるのに、感じてないフリをする顔を見るのが好きなんです(笑)。 結梨 先生と生徒役で、先生にハメ撮りとかされたいです。 ――みんな貪欲だねー(笑)。ことはちゃんは? ことは う~ん、童貞の人とヤッタことがないから、童貞の筆おろししてみたいかな~。初めての相手なら私のこと覚えててくれるかなって(笑)。
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――将来の夢は? みさ 応援してくれるファンの方がいる限り頑張ります! 結梨 ワタシ、女優を終えたら(オトナの)おもちゃをプロデュースしたり、女優さんをサポートする方に行ってみたいです。 ことは 私は……普通でいいです。競争心はそんなにないんで、普通に(笑)。 ――ことはちゃんは3人の中では一番お姉さんで、見た目もモデル系なんだけど、性格は一番おっとりしてるよね(笑)。 みさ ゆとりなの(笑)。 ことは え~、だって、売れて1位にはなりたいけど、なんでオマエが1位なんだよって、叩かれたくないし……。 ――誰も叩いたりしないから(笑)。SOD期待の新レーベル「青春時代」と「副職」の中で、どんな位置づけの女優になりたいですか? みさ 「青春時代」といえば制服姿の涼海みさという感じで覚えてもらいたいです。いつも制服で出てます。 結梨 すごい恐れ多いんですけど、SODといえば「SOD Star」と「青春時代」と「副職」だよねって言われるように……。 ことは 「SOD Star」に追いつけ追い越せって感じですかね。ゆとりのあたしがこんなこと言うのも……(笑)。 ――最後に、アピールポイントを。 みさ Fカップのオッパイと大きなオシリをよろしくお願いします。私たちFカップトリオなので、なんかユニットでお仕事したいです。 結梨 毎日オナニーしてるくらい性欲が強いんで、ワタシより強い猛者を募集中です。「あんまん、肉まん、ゆーりまん」って呼んでください。 ことは ん~~特に普通なんですけど……。 みさ ことははめっちゃ美脚なんです! 美脚でオッパイが大きいって言う……。 結梨 奇跡のスタイル! ことは そうです、細い割には大きいオッパイが自慢です。モデル系だけどゆとりですみません(笑)。作品見てくださいね。
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 おっとり美人お姉さんを、ヤリたい盛りとしっかり者の妹2人がもり立てるという絶妙のトリニティーぶりは、紙幅の関係で削らなくてはならないのが非常に惜しまれるインタビューとなった。「普通」と言いつつも、突拍子もない経験談が飛び出て来るあたりは、「イマドキ」という言葉でくくれない程の淫乱さ。Fカップの変態美少女ユニット誕生もそう遠くはないのでは!? (取材・文=松本雷太/撮影=後藤秀二) 浅田結梨 twitter https://twitter.com/yuri_asada?lang=ja 宮益ことは twitter https://twitter.com/kotoha_miyamasu 涼海みさ twitter https://twitter.com/suzumi_misa 青春時代 特設サイト http://www.sod.co.jp/special/seishunjidai/index.html

新人AV女優でいちばんの変態は誰!? クリスマスイヴだからこそ…3人の新人女優へ過激インタビュー!

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左から涼海みさ、浅田結梨、宮益ことは
「AV女優」というより、今やセクシータレントやセクシーアイドルと呼ぶ方がふさわしいだろう。SODクリエイトから発足した新レーベル『青春時代』と『副職』から、ほぼ同時期に3人のセクシーアイドルがデビューした。生まれたての超新人セクシーアイドルは、果たしてSODを代表する『SOD Star』レーベルの女優のように、輝く星(スター)になれるのか? Hな質問をぶつけてみた。 ――3人はもう顔なじみなんですか? 3人 ハイ。イベントとかでよく会います(笑)。 ――デビューのきっかけは?
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涼海みさ(以降、みさ) ちっちゃい頃からお兄ちゃんと一緒に親のAVをこっそり見てたんですけど、そのせいか、スッゴイAVに興味があったんで自分で応募しました。 浅田結梨(以降、結梨) 新潟から東京に出て来て、渋谷でスカウトしていただいたんです。 宮益ことは(以降、ことは) 私は、普通の平凡な生活を送ってたんで、何か楽しいことがあればいいかなって自分から応募しました。お母さんに相談したら、「やりたければいいんじゃない」って(笑)。 ――ご理解あるお母さんでよかったね(笑)。初体験はどんな感じでした? みさ 16歳、高2の夏でした。 ――おお、ありがちな高2の夏。 みさ そう、青春時代(笑)。わたし、初恋の相手も同い年のいとこだったんです。高2のお盆の夜、おばあちゃんちで、兄弟やいとことかと雑魚寝してたんだけど、そこで……。 ――みんながいる中で?  みさ そう。恥ずかしさと驚きでいっぱいだったけど、わたしもいとこが好きだったんで受け入れちゃいました。チュッチュしてるのが楽しかったです(笑)。 結梨 ワタシも高校2年生の時ですけど、相手……あんまり覚えてなくて……。 ――覚えてない? 一番大切な相手じゃないの? 結梨 田舎なんで遊ぶとこ何もなくて、出会い系で遊べる人探してたんで、どの人が最初だったか……。 ――じゃあ、初体験の感想もわからないか。 結梨 あ、でもすぐに気持ちよくなって……。オナニーとは違うなって。 ――それは覚えてるんだね。 2人 (笑)。 ことは 16歳のとき、彼氏の家でした。わたし、中学校卒業するまでは絶対エッチしないって決めてたんで、卒業したら早々にできた彼氏とすぐに(笑)。 ――相手はどんな人だったの? ことは 違う高校の同い年で、彼は初めてじゃなかったと思うんだけど。でも、アッという間に終わっちゃって、「アレー?」みたいな(笑)。
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――それから何人くらいの男性と? ことは 5、6人ですかね。 結梨 20人(笑)くらい。 みさ ふたりです。 結梨 みんな自重してない? 2人 そんなことないよ。ホントのこと言ってるよ(笑)。 ――デビュー前に変わったセックス体験はあった? みさ 学生でお金がないんで、カラオケとかでよくヤリました。あとレズとか。 ――レズ!? それはどんな相手だったの? みさ 私、女子高だったんですけど、「好き好き」って言ってくる後輩がいて迫られてたんです。わたしは襲いたい方なんだけど、ウチで遊んでる時に襲われちゃいました(笑)。 ――気持ちよかった? みさ お互いに指でイカせ合っちゃいました(笑)。 ――結梨ちゃんの変わった体験は? 結梨 えー、そんな、ホント、マンキツとかカラオケとかクルマとか、普通のところでしかないです。 ――それ普通なの? 結梨 クルマで誰も来ない高速のガード下でヤッたりしてて、真っ暗でいつ幽霊が出て来くるかめっちゃ恐かった。 2人 え、そっち!?(爆笑)。 ――ことはちゃんはどんなセックスをしてたの? ことは 外です。実家のマンションのエントランスとか。 2人 えっ、それはコワイよ。人来るじゃん! ことは ウチのマンションはエントランスの奥に外に出る通路があるんですけど、そこで同じマンションの二階上の知り合いと。 結梨 萌え~! ――それ、作品でしょ(笑)。やっぱり立ちバックで? ことは だいたいそう。一度、顔射したいって言われてしゃがんで顔射に出されたんですけど、そしたらティッシュを持ってなくて。しょうがないから、その辺の植木の葉っぱちぎって拭いたんです。 2人 エーッ、葉っぱ! ワイルドぉ(笑)。 ――広葉樹でよかったねぇ。やってみたい役やプレーはある? みさ えっと、痴漢? 襲う方。ホントは感じてるのに、感じてないフリをする顔を見るのが好きなんです(笑)。 結梨 先生と生徒役で、先生にハメ撮りとかされたいです。 ――みんな貪欲だねー(笑)。ことはちゃんは? ことは う~ん、童貞の人とヤッタことがないから、童貞の筆おろししてみたいかな~。初めての相手なら私のこと覚えててくれるかなって(笑)。
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――将来の夢は? みさ 応援してくれるファンの方がいる限り頑張ります! 結梨 ワタシ、女優を終えたら(オトナの)おもちゃをプロデュースしたり、女優さんをサポートする方に行ってみたいです。 ことは 私は……普通でいいです。競争心はそんなにないんで、普通に(笑)。 ――ことはちゃんは3人の中では一番お姉さんで、見た目もモデル系なんだけど、性格は一番おっとりしてるよね(笑)。 みさ ゆとりなの(笑)。 ことは え~、だって、売れて1位にはなりたいけど、なんでオマエが1位なんだよって、叩かれたくないし……。 ――誰も叩いたりしないから(笑)。SOD期待の新レーベル「青春時代」と「副職」の中で、どんな位置づけの女優になりたいですか? みさ 「青春時代」といえば制服姿の涼海みさという感じで覚えてもらいたいです。いつも制服で出てます。 結梨 すごい恐れ多いんですけど、SODといえば「SOD Star」と「青春時代」と「副職」だよねって言われるように……。 ことは 「SOD Star」に追いつけ追い越せって感じですかね。ゆとりのあたしがこんなこと言うのも……(笑)。 ――最後に、アピールポイントを。 みさ Fカップのオッパイと大きなオシリをよろしくお願いします。私たちFカップトリオなので、なんかユニットでお仕事したいです。 結梨 毎日オナニーしてるくらい性欲が強いんで、ワタシより強い猛者を募集中です。「あんまん、肉まん、ゆーりまん」って呼んでください。 ことは ん~~特に普通なんですけど……。 みさ ことははめっちゃ美脚なんです! 美脚でオッパイが大きいって言う……。 結梨 奇跡のスタイル! ことは そうです、細い割には大きいオッパイが自慢です。モデル系だけどゆとりですみません(笑)。作品見てくださいね。
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 おっとり美人お姉さんを、ヤリたい盛りとしっかり者の妹2人がもり立てるという絶妙のトリニティーぶりは、紙幅の関係で削らなくてはならないのが非常に惜しまれるインタビューとなった。「普通」と言いつつも、突拍子もない経験談が飛び出て来るあたりは、「イマドキ」という言葉でくくれない程の淫乱さ。Fカップの変態美少女ユニット誕生もそう遠くはないのでは!? (取材・文=松本雷太/撮影=後藤秀二) 浅田結梨 twitter https://twitter.com/yuri_asada?lang=ja 宮益ことは twitter https://twitter.com/kotoha_miyamasu 涼海みさ twitter https://twitter.com/suzumi_misa 青春時代 特設サイト http://www.sod.co.jp/special/seishunjidai/index.html