「なんとか生き残った」アジアを制した“チンピラ上がり”渋谷莉孔が凱旋帰国!

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 元不良が、元WBOアジア太平洋王者を撃破!――チンピラ上がりで地下格闘技出身の渋谷莉孔(30=和術慧舟會HEARTS)が先月23日、アジア最大の総合格闘技イベント『ONE』の中国大会に出場し、ボクサー上がりのロイ・ドリゲス(34=フィリピン)に完勝した。これで海外2連勝。いよいよ次戦は、世界タイトルマッチに挑むことになりそうだという。凱旋帰国した渋谷に、完全アウェイだった中国遠征の苦労話と、今後の展望を聞いた。 * * * ――連勝、おめでとうございます。 渋谷 「なんとか生き残った」って感じですね。今回は試合前から大変なことだらけで、マジでツラかったっす。 ――遠征に同行したコーチの大沢ケンジさんも、試合前の渋谷選手の様子について「今まで見たことないぐらいピリピリしていた」とブログに書いていました。 渋谷 まず、行きの飛行機からひどかったんですよ。上海経由で長沙に向かったんですが、飛行機が遅延しまくりでなかなか乗り継ぎできず、本来なら8時間で着くところなのに15時間もかかって。上海で待たされてる間も空港が寒くて寝れないし。 ――減量中の死亡事故を受け、今回から計量の回数が増えて尿検査も導入されたため、それもキツかったのでは? 渋谷 地獄でした。オシッコの濃度が適正値かどうかを調べるために、現地入りした日から試合当日まで3日間、尿検査を何度もやるんですが、すぐに出せと言われて出るもんじゃないし、出たら出たで濃くてアウトだったりするし。水を飲んで薄くすれば今度は体重が増えちゃうから、いったいどうすりゃいいんだ? って感じで。オシッコを6時間くらい我慢させられる場面もありましたね。あと、試合当日はバスが会場を間違えるし、会場に着いたら着いたで公安が会場をチェックするってことで、車内に閉じ込められたまま3時間以上も待たされました。
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リハーサル中の場内。
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場内で整列する公安。
――公安は何人ほどいたんですか? 渋谷 100人ぐらいはいたかも。選手は会場入りする前に公安から持ち物検査を受けたんですけど、マイナス2度とか3度の外で、裸になんなきゃいけなかった。会場に入ってからもまた体重検査の時間が遅れたりしてイライラもピーク。自分がいた青コーナーの控え室は、なぜか暖房も使えませんでした。 ――ピリピリするのも無理はないですね。 渋谷 特に尿検査のことが終始気がかりで、髪の毛が抜けるくらいのストレスでした。オシッコが濃いかどうかなんて、自分じゃわからないじゃないですか。その不安で現地入りしてからほとんど寝れなかったし、食べたらオシッコが濃くなるかもしれないから食べられないし、どこにいても寒いし……。試合をやる前に風邪をひいちゃいました。 ――そんな状況下、試合に対するモチベーションをどのように保ったんですか? 渋谷 正直、何度も気持ちが折れましたね。試合当日も「今日は負けるんだろうな」と思ってましたから。 ――いつも強気な渋谷選手にしては珍しいですね。 渋谷 体調が最悪な上、相手に関する新情報を現地で聞いてさらに弱気になりました。これは中国に着いてから知ったんですが、対戦相手はなんと、元WBOスーパーフライ級のアジア太平洋王者だったんですよ。元プロボクサーで50戦くらいのキャリアがあるってことは出発前からわかってましたが、元チャンピオンってことはまったくの初耳で。そんなこと試合の2日前ぐらいに急に聞かされたら、焦るじゃないですか。「言うの遅すぎだろ! いっそのこと知らないほうがよかったよ!」って感じで(笑)。試合当日、控え室にいるときも相手がアップしてる様子がモニターに映るもんだから、「うわ、パンチ速ぇな」って、ますますナーバスになっちゃって……。 ――戦う前から凹んでいたんですか。 渋谷 おまけにもう一つ誤算があって。相手はフィリピン人だから寒い場所に弱いだろうと踏んでたんですけど、あいつ実は、北京にジムを持ってるらしいんですよ(笑)。だから寒いのに慣れてるってことも判明して。
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渋谷いわく「青コーナーの控え室はスネから下が麻痺するぐらいの寒さ」。選手たちはご覧の通り、アウターを着たままウォーミングアップを行った。
――そうしたマイナス要素を数多く抱えながらも、入場時は威勢がよかったですね。マットをバンバン激しく叩き、咆哮しながらケージ入り。デビュー当初、2008年頃の渋谷選手を見ているようでした。 渋谷 寒かったし、不安だったから、ああやって自分にカツを入れたんですよ。 ――中国では初めての試合でしたが、観客の反応はどうでしたか? 渋谷 僕はあんまり聞こえなかったけど、名前を呼ばれたとき、ブーイングがすごかったらしいです。相手選手のコールのときには歓声が上がってたし、試合中も僕が足を滑らしたりすると客席が沸いてましたから、完全にアウェイですね。試合後も、観客から握手とかを求められることは一切なかったです。 ――緊張は? 渋谷 緊張はないけど、ずっと「負けるかも」と思いながら戦ってました。 ――1ラウンドから主導権を完全に握っているように見えましたが。 渋谷 1ラウンドが終わっても「大丈夫かな?」と不安で。立った状態では一発もパンチをもらわなかったですけど、パンチ力があるのはわかった。「負けるかも」っていう不安は最後の最後までありましたね。 ――今回はテイクダウンした後、ヒジ打ちを多用しているのが印象的でした。クリーンヒットはありましたか? 渋谷 もうちょいでしたね。あんだけ守られると、ガツンと当てるのは難しい。でもハイキックは何発かクリーンヒットしましたし、タックルもうまく入れましたね。 ――結局、3ラウンドに渡って攻勢を維持し続けた渋谷選手が、判定勝ちを収めました。 渋谷 終わってみれば完勝でしたね。試合直後の心境は「生き残った」って感じ。ホント、負けが許されないんで。 ――負けたらタイトル戦が遠のきますからね。 渋谷 タイトル戦うんぬんの前に、スポンサーのために負けられないんですよ。スポンサーの人に「格闘技をやめろ」と言われたらやめるしかないし、「死ね」と言われたら死ななければならないので、負けは許されない。負けてその人に恥をかかすわけにはいかないんですよ。格闘技に復帰するキッカケを作ってくれた人で、俺の戦いはその人ありきなので。 ――渋谷選手の隠された一面を見たような気がします。さて、気になるのは今後の展開です。今回勝ったことで、ベルトの可能性が見えてきましたね。 渋谷 はい。早ければ今年の4月に、デェダムロン(・ソー・アミュアイシルチョーク)っていうONEの世界ストロー級チャンピオンとタイのバンコクで戦うかもしれないです。向こうが断ったら流れますけど、実現するなら、たぶんタイトルマッチになるでしょう。タイはデェダムロンのホームなので、判定だと厳しいっすね。KOか一本を取らないとヤバイです。 ――デェダムロンは、どんな選手なのでしょう? 渋谷 ルンピニーで3階級制覇してるムエタイ上がりの選手で、総合(格闘技)に転向後は6戦6勝。イボルブっていうビッグスポンサーがついてます。ちなみにイボルブの経営者は、アジアのトップ10に入る金持ちらしいっす。
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取材場所の喫茶店で先輩のA氏とバッタリ再会。
(ここで突然、たまたま同じ喫茶店にいた渋谷の先輩・A氏が、「おおっ! なんでおまえ、こんなところにいるんだよ!」と言って取材に割り込んできた。渋谷とは数年ぶりの再会だという。A氏は渋谷のことを熟知しており、格闘技にも造詣が深いので、そのまま同席してもらうことにした) ――Aさんは渋谷選手の活躍についてどう思いますか? A氏 プレッシャーのかかる海外でちゃんと結果を出し続けてるから、「すごい」の一言だよね。こいつは不良上がりでイロモノ的なところがあるから、悪く言われがちじゃないですか。ひがみじゃないけど、「練習ではたいしたことなかった」とかいう格闘家の声もよく聞くんですよ。でも世の中、結果がすべて。「名前売って、客呼んで、結果を出してるのは誰?」って話ですよ。日本の地下格闘技じゃほぼ無敵だった拳月でさえ、中国ではかなり苦戦してるらしい。海外はそれだけ厳しいんですよ。いくらでも強いやつがいるし、勝手も違うから。拳月も今ではおまえのことをリスペクトしてるってさ。 ――渋谷選手の長所は何だと思いますか? A氏 ビジネス的に見たら、クレバーで自己プロデュース能力があるところ。チケット売って人を楽しませる才能があるよね。格闘技はエンターテインメントだから、やっぱそれがないとね。技術的には、ステージが違うから俺なんかが言うのも気が引けるけど、とにかくディフェンスがうまいよね。並の選手のパンチじゃ、こいつに当たんないもん。 渋谷 僕は「神の目」を持ってますから(笑)。 A氏 今後苦戦するとしたら、渋谷に蹴り勝てるぐらいの技術があるやつと当たったときだよね。たとえばあいつ、なんだっけ、ONEかなんかですげえ強いやついるじゃん。ムエタイから来たやつ。 渋谷 デェダムロンですか? A氏 それそれ、そいつ。 渋谷 今度、そいつとやるかもしれないんですよ。 A氏 マジか? ヤバイヤバイヤバイ! あいつとやんの? あいつ、めちゃくちゃケンカ強いよ(笑)。総合に転向してから日が浅いけど、もうすっかりマッチして対応できちゃってるから。打撃勝負じゃキツイよね。ガードしても上からバンバン蹴ってくるし、ヒジ打ちも首相撲もハンパないし、スネもめちゃくちゃ硬いと思うよ。キックを受けた箇所、全部が弱点になる。痛いよ、あのスネ。あいつは本当に強い。俺、見ただけでわかるもん。「こいつ、ケンカじゃ負けたことないんだろうな」って。何が何じゃないのよ、結局。練習してるとかしてないとかブランクがどうとか、そういうのまったく関係なしに、どこまでいっても強いやつは強いから(笑)。
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――そんな強敵・デェダムロンを倒すには、どうすればよいでしょう? A氏 あのレベルだと、アドバイスもクソもねえよな。根性勝負だよ。一発だと倒れないじゃん? 腰も強いし。それでもテイクダウンのチャンスはきっとあると思うから、寝かせたら立たせないつもりで根性勝負だな。ケンカ勝負。ケンカが強いほうが勝つよ(笑)。極論、そういうことになるね。 * * *  不良時代はストリートファイトで無敗を誇った渋谷。そのケンカ根性は、果たしてデェダムロンに通用するのか? 世界ベルトを賭けた“タイマン”の実現に期待しよう。 (取材・文=岡林敬太/写真提供=大沢ケンジ)

「かつては60連勤も……」“お金大好きAV女優”上原亜衣の意外な金銭事情とは?

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※企業PR記事です(提供:バイナリークラウド)  2015年11月の電撃的な引退発表から3カ月。引退作となる『孕ませ隊vs守り隊』の収録も終え、いよいよ16年春の引退へ向けてカウントダウンが始まったAV女優・上原亜衣。押しも押されぬ人気女優である彼女の引退作となれば、売り上げも相当な本数が予想される。そうでなくても、これまで出演作でかなりのギャラを稼いでるであろう彼女。以前、TV番組に出演した際に「お金大好き!」と発言するなど、かなりお金を貯めこんでいる様子だ。そこで今回は、バイナリーオプションによるお金を増やす投資法『バイナリークラウド』提供による独占インタビュー。彼女にお金を貯める方法や、驚愕の生活術を披露してもらった。 ■かつては60連勤もありました……(笑) ――今回は上原亜衣ちゃんに、お金にまつわることをお聞きしたいと思います。ですがその前に、引退発表から3カ月経った今の環境や心境について聞かせてください。 上原亜衣(以下、上原) 引退作は撮り終えましたけど、引退イベントの告知なんかもあるので、まだ落ち着いてはないですね。引退作は6~7本出ると思うので、DMMのランキングページを上原亜衣で埋めたいなぁと。 ――まだ、バタバタしているという感じですね。 上原 それでも、前よりは落ち着いた感じです。以前は60連勤とかあったんですけど(笑)。 そのときに比べれは全然、落ち着きました。 ――引退後に関して不安はないですか? 上原 うーん。今はそんなに不安は感じていないし、引退するっていう実感がなくて。あんまり心境的には変わってないですね。 ――以前、TV番組で「お金が大好き」と発言していて、ずいぶん貯め込んでいるという話でしたが、実際のところ、やはりそうなんですか? 上原 そうですね。老後のために(笑)。結婚願望はあるんですけど、もしかしたら結婚できないかもしれないじゃないですか。結婚は30歳くらいまででいいかなと思っているんですけど……。もし結婚できないとなると、貯め込んでいたほうがいいかなって。 ――お金はたしかに、あるに越したことはないですね。そもそも、お金を貯め始めたきっかけってあるんですか。 上原 大学生のときにスカウトされてAV女優を始めたんですけど、その頃は3カ月くらいで辞めようと思っていました。ちょっとでもお金が貯まればいいかなって思って、30万円を目標としていたんですよ。そしたらその金額がすぐ貯まってしまって、それだったら、もうちょっと大きくしてみようっていうのが、きっかけといえばきっかけですね。大人の世界にいるので、お金の話とか聞いていると、将来に備えて貯めておいたほうがよさそうだぞって(笑)。 ――とはいえ、老後に備えるには年齢的に早くないですか? 最近なら、スマホで誰でもできるお仕事や投資もあります。欲しいものがあったり、旅行に行きたかったりとか、お金使いたい年頃ですし。 上原 苦労して生きたくないじゃないですか。若いうちに(老後に向けて)やれることはやっておきたいんです。私、物欲はないし、旅行もそんなに行きたいとも思わないんです。家がいちばん好きなんで、できれば引きこもっていたいんですよ(笑)。
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■生活用品はファンからの贈り物でまかなう ――家にこもっているときは何してるんですか? 上原 寝てます! それかアイドル(PASSPO☆)が好きなので、DVDを見たりして過ごしてますね。そのDVDもファンの人にもらったりしてるから、自分で買うことがなくて。生活用品から何から、ファンの人にもらっているんです。 ――!? 生活用品ですか? 上原 ええ。私のファンは私のことをすごく理解してくれていて。SNSやブログに書くと、実用的なものを送ってくれたり、イベントに持ってきてくれたり。生活用品をもらえるとうれしいって言うと、いっぱいくれるんです。トイレットペーパーとか! ――生活用品をファンにもらっているんですね。 上原 箱単位で送られてくるので、家の一角がトイレットペーパーの山になってます(笑)。お米や食べ物ももらうんですよ。ウナギとかウニとか、魚とか。この間もカツオのタタキが送られてきましたもん。 ――AV女優さんって、一般からしてみると、かなり稼いでるだろうっていうイメージがありますよね。友達と収入や生活でギャップを感じることはありませんか? 上原 保育士の友達がいるんですけど、保育士って給料が安いんですよ。その子たちとご飯食べに行こうってなったときに誘っても「そこ高いでしょ……?」ってなって、行けなかったりすることが多いですね。だから女優さんとか風俗の子とかとご飯に行くと、その辺は気を使わなくていいです。 ――保育士よりは稼いでるなっていう自覚は持っているんですね? 上原 もちろん、ありますよ。 ――そこで、具体的な金額を聞きたいんですが……。 上原 言えません! 事務所からも止められているので(笑)。
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■引退後にやりたいこと、欲しいもの ――4月に引退予定ですけど、その後のことは何か決まっているんですか? 上原 まだ、何も決まっていないんです。収入源がなくなってしまうので、今まで蓄えたお金で生活することになりますね。 ――普通のOLや店員になるのはとても目立ってしまうし、別の稼ぎ方を考える必要がありますね。映画『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』への出演も話題となっていましたけど、お芝居のほうにはいかないんですか? 上原 やりたかったんですけど……やらないですね! 私はAV女優であることに誇りを思っていて、上原亜衣はAV女優だし、普通の女優じゃありませんから。AVを引退した後もその名前で芝居の仕事をしようとは思わないですね。 ――では、引退後に何かやろうと思っていることは? 上原 車の免許を取りにいきたいです! 運転免許は、ずっとほしいと思ってたんですけど、これまで時間なくて取れなかったから。 ――今のところ、車を買う予定はない? 上原 免許を取ったら買うかもしれないけど……。中古でも、なんでもいいです。 ――ブログに書いたら、ファンの人に車もらえるかもしれないですね! 上原 たしかに(笑)。 ――では、最後にファンに向けてメッセージをお願いします。 上原 今までありがとうございました。私は企画の時代が長かったし、売れてなかった時代があったんですけど、ファンの人たちが応援してくれたり、メーカーさんに(上原亜衣の)イベントやってよって言ってくれたり、プッシュしてくれたりしたから仕事が増え始めたので、本当にファンの人がいないとやってこれませんでした。生活もそうですね(笑)。どうお礼を言っていいかわからないくらい。本当にありがとうございました! ――引退後も引き続き、ファンの人からの仕送りは必要? 上原 はい(笑)。いま、税理士さんと相談しているんですけど、お金を使わな過ぎて税金がものすごいことになっていて……。生活用品もそうですけど、今いちばんほしいのは領収書です(笑)。 ――宛名の「上 様」の間に「原亜衣」って書けばそのまま使えそうですね。 上原 よろしくお願いします! (取材・文=水嶋利道/撮影=尾藤能暢)
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 上原亜衣さんのようにブログ操作だけで生活用品を送ってくれる人がいれば良いが、そうでなければ自分でお金を増やすしかない! そこで投資に挑戦するなら「バイナリークラウド」がオススメ! スマホorパソコンの簡単操作で、お金が最短15秒で2倍に増えることも!? 「日刊サイゾーの記事を見た」と登録時にメールかチャットでご連絡いただいた方限定で150%ボーナスプレゼント中! お金好きなら、要チェックだ。 ●バイナリークラウドhttp://www.binary-cloud.com) 15秒後に上がるか下がるか、2択でお金を倍々ゲームで増やせるチャンス。それがバイナリーオプション取引。なかでも「バイナリークラウド」なら、世界中で信頼されているトレードロジック社のシステムを使用しており、チャート操作や約定遅延など、いわゆる胴元によるイカサマ行為の心配は一切ナシ。しかも「バイナリークラウド」の15秒取引なら、一般的な60秒取引よりも遥かに勝率アップ。たった1ドルから気軽に投資することが可能だ。 「日刊サイゾーの記事を見た」のボーナス以外にも、各種キャンペーン開催中。メールサポートだけでなく、チャットでのサポート(もちろん日本語)にも対応しているので、初心者でも安心だ。

「かつては60連勤も……」“お金大好きAV女優”上原亜衣の意外な金銭事情とは?

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■生活用品はファンからの贈り物でまかなう ――家にこもっているときは何してるんですか? 上原 寝てます! それかアイドル(PASSPO☆)が好きなので、DVDを見たりして過ごしてますね。そのDVDもファンの人にもらったりしてるから、自分で買うことがなくて。生活用品から何から、ファンの人にもらっているんです。 ――!? 生活用品ですか? 上原 ええ。私のファンは私のことをすごく理解してくれていて。SNSやブログに書くと、実用的なものを送ってくれたり、イベントに持ってきてくれたり。生活用品をもらえるとうれしいって言うと、いっぱいくれるんです。トイレットペーパーとか! ――生活用品をファンにもらっているんですね。 上原 箱単位で送られてくるので、家の一角がトイレットペーパーの山になってます(笑)。お米や食べ物ももらうんですよ。ウナギとかウニとか、魚とか。この間もカツオのタタキが送られてきましたもん。 ――AV女優さんって、一般からしてみると、かなり稼いでるだろうっていうイメージがありますよね。友達と収入や生活でギャップを感じることはありませんか? 上原 保育士の友達がいるんですけど、保育士って給料が安いんですよ。その子たちとご飯食べに行こうってなったときに誘っても「そこ高いでしょ……?」ってなって、行けなかったりすることが多いですね。だから女優さんとか風俗の子とかとご飯に行くと、その辺は気を使わなくていいです。 ――保育士よりは稼いでるなっていう自覚は持っているんですね? 上原 もちろん、ありますよ。 ――そこで、具体的な金額を聞きたいんですが……。 上原 言えません! 事務所からも止められているので(笑)。
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出演本数700本、経験人数2万人!人気AV女優、桜井あゆに引退の真相を直撃!

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 スレンダーボディに芸能人顔負けの美貌で人気を博し、セクシー女優アイドルグループ「ミリオンガールズZ」のメンバーとしても活動したAV女優の桜井あゆが今年3月をもって引退する。デビューから約3年。企画単体女優を経て、ミリオンの専属女優に就任。これまでに700本以上のAVに出演してきた桜井の引退の理由とは何か? 今回は桜井を直撃。引退の真相や、これからの活動について思いを探ってみた。 ── 「ミリオンガールズZ」としての活動も軌道に乗っていて、AV界でもすっかり人気者の桜井さんですが、なぜ今回引退を決意されたんですか? 桜井あゆ(以下桜井) 引退というのは、もうデビューの時から決めていたことだったんです。この世界を始めた時に、きっちり3年で辞めようって。 ── 3年というのは、何か意味があって3年だったんですか? 桜井 もともと芸能界に行きたいって夢を、子どもの時からずっと持っていたんですけど、その後、別の仕事をしていたりしたので芸能界にいくのはちょっと難しいかなって思っていた矢先に、AVと出会ったんです。雑誌とかを見て「あ、AVから芸能界にって道もあるな」って。それでAVへの道を決めた時に「じゃ、ちょっと3年くらい頑張って、いけるとこまでいってみよう」って。初志貫徹じゃないですけど、やり始めてちょうど3年が経って、決めていたことだし、辞めようって。 ── AVから芸能界への夢はまだ実現できていないし、正直3年だと心残りな部分も多いのでは? 桜井 この3年間やってみて、芸能界にいくチャンスとか、そういうものがちょいちょいあったことはあったんです。ドラマのオファーだったり、ミュージックビデオのオファーをもらったりして。でも、企画単体時代は忙しくて、すっかりAV優先の生活になってしまって、そういう機会をことごとく逃してしまっていたんです。芸能界はもうないかなって。 ──続けていけば、まだまだチャンスが巡ってきそうな気もするのですが。 桜井  AVしかやってこなかったというのもあって、人前で話すとかも、実はあんまり得意じゃないんです、わたし。タレント性で自己評価した時に、話す仕事はたぶん自分に合わないだろうなって。 ──人前でのトークは、ミリガのステージを以前取材した時に、とても器用だという印象を受けたんですけど。 桜井 やっぱり、いざそういう舞台に立つとあがっちゃうんですよ。そう見えないかもしれないですけど、あがり性なんです、わたし。肝心なところで踏み込めないっていうか……。 ──芸能界には、何歳くらいから憧れを持っていたんですか? 桜井 物心がついた時から。とにかくテレビに出たいって。別に誰が好きだったからというわけではなくて、単純にテレビを見ていて、この画面の中にわたしも入りたいって。目立ちたがり屋というのもあったかもしれないですね。小学校の時は、いろいろとオーディションを受けたりもしました。「書類審査受かったので東京まで来てください」と言われたこともあったんですけど、当時は親に止められて、実現はしませんでした。
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──AVの世界に入って3年。振り返るとどんな3年間でしたか? 桜井 反省点としては、もっと女優として、自分のキャラをきちんと確立しておけばよかったなって思ったりもしています。 ──キャラはすごくはっきりしているじゃないですか? 桜井 そうですか? ── 僕の中だと、ちょっとSっ気のあるスレンダーで美人なお姉さんというイメージ。時々、清純な役をやると、そのギャップがまたたまらないという印象でした。 桜井 自分ではあんまり意識していなかったですね。基本、どんな役でもできちゃうし、イメージにとらわれずマルチでやりたいっていうスタンスだったので。でも仕事をしていく中で、“桜井あゆ”という女優の個性は確かにあって、それはプライベートのわたしとも別人。そこをもっと作り込んでもよかったんじゃないかって。 ──普段はどんな感じなんですか? 桜井 びっくりするかもしれないですけど、意外と恥ずかしがり屋なんです。セックスでいえば、好きな人の前では電気消してっていうような。あと、すごく甘えたがりだし。 ──SというよりMっぽい感じ? 桜井 好きな人の前に行くと、まず声のトーンから変わりますからね。好きな人を駅まで迎えにいくような、尽くすタイプですよ、わたし。自分で言うのもなんですけど、ギャップの固まりのような人間だと思っていて、見た目のイメージと内面がずいぶん違うと思います。元ヤンそうって言われたりもするんですけど、全然違いますから。好きな人とエッチする時も、付き合って最初のエッチまで3カ月かかったり。好きな人が相手だと、キスする時も目をつぶっていたり……。仕事では経験人数が2万人を超えているんですけど、プライベートでは、まだ9人。それが本当のわたしなんです。
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──そうなんですね。でも、仕事で2万人ってすごいですね。 桜井 東京ドーム2個分くらいです(笑)。一日で100人斬りなんて企画もありましたからね。 ── ああいうのって本当に100人斬りしているんですか? 桜井 本当に100人斬りしていますよ。100人ちゃんと集まっていましたし。 ── AVではたくさんの男優さんを相手にしたと思うんですけど、絡む人との相性とかってありましたか? 桜井 相性はありますけど、仕事では気にしなかったです。カメラがまわっている時は仕事モードなので、相手を選んだりもしなかったんです。仕事に対してNGを出したくない性格で。ちょっと体が合わないなっていう男優さんがいたとしても、そういうことで仕事を決めたりはしませんでした。好みとかも、あまり考えたことないです。 ──相手がたっていない時ってやっぱりあるんですか? 桜井 ありますね。でも、たっていないのを(演出として)生かしたりするんですよ。「なんでたたないの?」って言えるキャラなので、わたし。「自分で自コキしてよ」とか(笑)。 ──フィーリングが合って恋しちゃった男優さんとかは過去にいました? 桜井 ないですね。もう仕事だと割り切って、いつもやってきたので。 ──ちなみにプライベートではどんな男性が好きなんですか? 桜井 わたし三大Sが好きって公言しているんですけど、清潔感があって、正義感があって、誠実さを持っている人が好きですね。 ──その三大Sを持っていたら見た目のタイプとかもあまりこだわらない? 桜井 全然。わたし、好きな顔もその時その時でバラバラで。B専だよねって言われた時期もあったし、イケメンが好きだよねって言われることもありました。ハゲている人でも、デブでも、ガリガリでも関係なしですね。3Sをきちんと持っている人なら。
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──出演数も膨大で、AV女優としてはこの3年間で本当にたくさんの作品に出演しました。 桜井 ファンから聞いた話では、桜井あゆという名前じゃなかったものも含めて700本と聞いています。わたしも自分で数えたわけではないんですけど。 ── 3、4日に1回は必ず撮影していた感じだったのですか? 桜井 企画単体の時なんて、毎日撮影でしたよ。 ── 毎日エッチして、体って大丈夫なんですか? 桜井 正直、何度か倒れました(笑)。自分では意識していないというか、体が弱っている感覚もなくて、とりあえず撮影をこなしていたんですけど、やっぱり負担がかかっていたんですかね。最初は生理だと思っていたら、血尿が出たとか。いつのまにかどこかおかしいっていうのはありましたね。忙しくて、前もって病院に行くこともできなかったので、ある日、急に倒れて「今日から病院ね」って、そういう生活でしたよ(笑)。 ──そこまで頑張れたのはなぜなんですか? 桜井 負けたくない気持ちがあったんです。売り上げとか、そういうものに対しても期待に応えたいっていう気持ちがどこかにあって、どんな仕事でも必死にやってきたんです。来る仕事も一切拒まなかったですよ。仕事を選んだこともないです。 ──行為のNGなんかも設けなかった? 桜井 アナルはNGでしたね(笑)。あと、毎日撮影というのがあったので、激しいもの、緊縛とか、レイプものとかは、体に跡が残ったりするのでできませんでした ──でも、700本も出ると、そこで発散してしまって、プライベートではセックスなんてしたくなくなってしまうのでは? 桜井 いやいや、したくなりますよ。ちゃんと。仕事とプライベートはそもそも別なので。逆にレイプものとか陵辱ものとか出演したあとは、彼氏とちゃんとラブラブエッチしたいなとか思うんですよ。 ── たくさん出演された中で、一番印象的な作品ってなんですか? 桜井 自分で企画した作品が唯一あって、それかな。地元に帰って、地元の知り合いとセックスするという作品を出したことがあるんです。プロデューサーに、「わたしが地元に帰って、知っている人たちとセックスするっていうの面白くないですか? わたし、知り合いとか全然平気だし、セックスもできますよ」ってアピールしていたら、プロデューサーが最初は驚いていましたけど、何カ月か後に「じゃあ、お願いします」って(笑)。男優とか一切なしで、わたしが知り合いに一人ひとりアポを取って、お願いして。コーディネーターなんかも自分でやったんです。ちょっとたいへんだったけど、変わったことがすごくやりたかった時期で、楽しかったです。セックスしたことなかった元カレを呼んで、AVで初セックスしたり。やらせはもちろんなし。すごく反響ありましたよ。後々地元でサイン会もできるようになりましたし。
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──僕が桜井さんの作品で印象的だったのは「隣の人妻」というドラマ作品です。恋に盲目になって不倫に落ちていく人妻を演じる桜井さんの姿が、すごく印象的で。普段の桜井さんのイメージと、また違った桜井さんの姿が楽しめました。 桜井 それ、結構、ファンの人に好きだったって言われますね。わたしのプライベートの姿って、意外とその作品に近いかもしれません。 ──あの作品で、演技がしっかりしているなと思ったんです。芸能人に話を戻すと、引退後は女優の道なんて選択肢もあるのでは? 桜井 わたし自身も女優になりたいって気持ちがあったんですけど、なりたいって思っているだけで何も行動できていない自分がいて……。 ──このままいくと引退後は本当に素人に戻ってしまうという感じなんですか? 桜井 はい。もう本当に表の世界には出ないです。でも、実は今、『スカパー!アダルト放送大賞2016』で女優賞にノミネートされていて、もし3月3日の受賞式で受賞できたら、キャラバンで1年とか半年、媒体さんをまわったり宣伝活動しないといけないんです。それは約束事なので、引退後であってもきちんとやろうと思っています。 ──『スカパー!アダルト大賞』の中には「サイゾー賞」もあるので、ひょっとしたらまた会える可能性がありますね。 桜井 一般人のわたしとして参加しますよ(笑)。だから、もし受賞したら引退は必然的に伸びますね。光栄なことだし、逆に最後スカパーで受賞できなかったっていうのもかっこ悪いなって思っているんです。 ──受賞者はグラビアもやったりしないといけないみたいです 桜井 わたし近々髪切るつもりでいるんですけど、大丈夫ですかね(笑)。ボブにする予定なんです。 ──髪型は、この3年間変わっていないんですか? 桜井 イメージもあるし、長い髪でずっとやってきたんですけど、切りたい願望はあって、2年前くらいから5センチくらいずつ短くしてはいました(笑)。
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──卒業作品は「MGZ 卒業記念作品 『ザーメンごっくん100連発桜井あゆ』(2月12日発売)ですが、これはどんな作品になりそうですか? 桜井 これはまた、引退作とは別で、ミリオンの専属が終わるよって記念の卒業作品です。 ──撮影は終わったと思うんですが、やっぱりタイトル通り、濃厚ザーメンを100発飲みきるという内容なんですか? 桜井 そうです。 ──本当に100発も飲んだんですか? 桜井 飲みました(笑)。意外とわたし精子は強いんです。これまでごっくんものはたくさん撮っているし、精子に関してはアレルギーとかないですよ。 ──でも、100発も飲むと、さすがに体がおかしくなるんじゃないですか? 桜井 もともと飲みもんじゃないですからね(笑)。今までは平気だったんですけど、今回はさすがにちょっと体にきましたね。撮影のあと、口内炎が5個もできましたもん。そんなこと初めての体験でした。生理も遅れちゃって……飲み過ぎてわたし、妊娠しちゃったんじゃないかって思ったくらい(笑)。ザーメン女優って言われるくらい、これまでは大丈夫だったのに。普段から精子も口に出されたら絶対飲んじゃうほうです。 ──AVもそうですが、「ミリオンガールズZ」も引退後は去ることになります。芸能界に憧れていた桜井さんですし、こちらも去るとなるとすごく寂しさがあるのでは? 桜井 ありますよ~。でも、ミリガに入るってなった時点で、1年後に自分が引退するっていうことは自分の中ではわかっていたことだったので。絶対みんなで仲良くなるのに、今後別れがあるんだなって。始めた時からどこか悲しいって気持ちがありました。 ──ミリガの卒業イベントもこれから控えているんですよね。 桜井 2月15日にわたしのソロトークショー的なものがあって、卒業ライブも3月2日にやります。 ──ファンともの別れも寂しいですね。 桜井 寂しいですよ~。ミリガの活動は本当に楽しかったんです。まさか自分が入れるとも思っていなかったので、うれしかったし。最初入るって聞いた時は、正直どっきりかと思っていたくらい。ファンの人にもすごくよくしてもらえました。 ──ちょっとミリガのスタッフさんに聞いたら、責任感が強くて活動中、自分でいろいろ悩んじゃったみたいな裏のエピソードも聞いちゃったんですけど。 桜井 中途半端が嫌いなんです。やっぱりやるからには本気でやりたいというのがあって。社長には「レッスン増やして!」ってお願いしたり、ビクターさんからCDデビューした時も「ここが終わりじゃない、ここからがスタートだよ!」ってみんなにゲキを入れたり(笑)。反面、どうすればいいんだろうって、わたし何もできないんじゃないかって、自分を責めることもありました。急に不安になってしまったり。歌って踊るのもわたしだけ未経験だったし。 ──引退するとなって、ファンから何か言われたりしましたか? 桜井 イベントに来てくれるような人は「がんばってね」とか前向きなことをすごく言ってくれましたよ。Twitterとかでも「辞めないで」って。どっちの言葉もすごくうれしかったですね。 ──最後に、ファンに一言お願いします。 桜井 最後まで、桜井あゆとしてファンの期待に応えられるように頑張っていこうと思っています。残りわずかですけど、応援よろしくお願いします。 (取材・文=名鹿祥史) ●桜井あゆ引退記念特設サイト http://www.km-produce.com/sakurai_forever/

出演本数700本、経験人数2万人!人気AV女優、桜井あゆに引退の真相を直撃!

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 スレンダーボディに芸能人顔負けの美貌で人気を博し、セクシー女優アイドルグループ「ミリオンガールズZ」のメンバーとしても活動したAV女優の桜井あゆが今年3月をもって引退する。デビューから約3年。企画単体女優を経て、ミリオンの専属女優に就任。これまでに700本以上のAVに出演してきた桜井の引退の理由とは何か? 今回は桜井を直撃。引退の真相や、これからの活動について思いを探ってみた。 ── 「ミリオンガールズZ」としての活動も軌道に乗っていて、AV界でもすっかり人気者の桜井さんですが、なぜ今回引退を決意されたんですか? 桜井あゆ(以下桜井) 引退というのは、もうデビューの時から決めていたことだったんです。この世界を始めた時に、きっちり3年で辞めようって。 ── 3年というのは、何か意味があって3年だったんですか? 桜井 もともと芸能界に行きたいって夢を、子どもの時からずっと持っていたんですけど、その後、別の仕事をしていたりしたので芸能界にいくのはちょっと難しいかなって思っていた矢先に、AVと出会ったんです。雑誌とかを見て「あ、AVから芸能界にって道もあるな」って。それでAVへの道を決めた時に「じゃ、ちょっと3年くらい頑張って、いけるとこまでいってみよう」って。初志貫徹じゃないですけど、やり始めてちょうど3年が経って、決めていたことだし、辞めようって。 ── AVから芸能界への夢はまだ実現できていないし、正直3年だと心残りな部分も多いのでは? 桜井 この3年間やってみて、芸能界にいくチャンスとか、そういうものがちょいちょいあったことはあったんです。ドラマのオファーだったり、ミュージックビデオのオファーをもらったりして。でも、企画単体時代は忙しくて、すっかりAV優先の生活になってしまって、そういう機会をことごとく逃してしまっていたんです。芸能界はもうないかなって。 ──続けていけば、まだまだチャンスが巡ってきそうな気もするのですが。 桜井  AVしかやってこなかったというのもあって、人前で話すとかも、実はあんまり得意じゃないんです、わたし。タレント性で自己評価した時に、話す仕事はたぶん自分に合わないだろうなって。 ──人前でのトークは、ミリガのステージを以前取材した時に、とても器用だという印象を受けたんですけど。 桜井 やっぱり、いざそういう舞台に立つとあがっちゃうんですよ。そう見えないかもしれないですけど、あがり性なんです、わたし。肝心なところで踏み込めないっていうか……。 ──芸能界には、何歳くらいから憧れを持っていたんですか? 桜井 物心がついた時から。とにかくテレビに出たいって。別に誰が好きだったからというわけではなくて、単純にテレビを見ていて、この画面の中にわたしも入りたいって。目立ちたがり屋というのもあったかもしれないですね。小学校の時は、いろいろとオーディションを受けたりもしました。「書類審査受かったので東京まで来てください」と言われたこともあったんですけど、当時は親に止められて、実現はしませんでした。
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──AVの世界に入って3年。振り返るとどんな3年間でしたか? 桜井 反省点としては、もっと女優として、自分のキャラをきちんと確立しておけばよかったなって思ったりもしています。 ──キャラはすごくはっきりしているじゃないですか? 桜井 そうですか? ── 僕の中だと、ちょっとSっ気のあるスレンダーで美人なお姉さんというイメージ。時々、清純な役をやると、そのギャップがまたたまらないという印象でした。 桜井 自分ではあんまり意識していなかったですね。基本、どんな役でもできちゃうし、イメージにとらわれずマルチでやりたいっていうスタンスだったので。でも仕事をしていく中で、“桜井あゆ”という女優の個性は確かにあって、それはプライベートのわたしとも別人。そこをもっと作り込んでもよかったんじゃないかって。 ──普段はどんな感じなんですか? 桜井 びっくりするかもしれないですけど、意外と恥ずかしがり屋なんです。セックスでいえば、好きな人の前では電気消してっていうような。あと、すごく甘えたがりだし。 ──SというよりMっぽい感じ? 桜井 好きな人の前に行くと、まず声のトーンから変わりますからね。好きな人を駅まで迎えにいくような、尽くすタイプですよ、わたし。自分で言うのもなんですけど、ギャップの固まりのような人間だと思っていて、見た目のイメージと内面がずいぶん違うと思います。元ヤンそうって言われたりもするんですけど、全然違いますから。好きな人とエッチする時も、付き合って最初のエッチまで3カ月かかったり。好きな人が相手だと、キスする時も目をつぶっていたり……。仕事では経験人数が2万人を超えているんですけど、プライベートでは、まだ9人。それが本当のわたしなんです。
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──そうなんですね。でも、仕事で2万人ってすごいですね。 桜井 東京ドーム2個分くらいです(笑)。一日で100人斬りなんて企画もありましたからね。 ── ああいうのって本当に100人斬りしているんですか? 桜井 本当に100人斬りしていますよ。100人ちゃんと集まっていましたし。 ── AVではたくさんの男優さんを相手にしたと思うんですけど、絡む人との相性とかってありましたか? 桜井 相性はありますけど、仕事では気にしなかったです。カメラがまわっている時は仕事モードなので、相手を選んだりもしなかったんです。仕事に対してNGを出したくない性格で。ちょっと体が合わないなっていう男優さんがいたとしても、そういうことで仕事を決めたりはしませんでした。好みとかも、あまり考えたことないです。 ──相手がたっていない時ってやっぱりあるんですか? 桜井 ありますね。でも、たっていないのを(演出として)生かしたりするんですよ。「なんでたたないの?」って言えるキャラなので、わたし。「自分で自コキしてよ」とか(笑)。 ──フィーリングが合って恋しちゃった男優さんとかは過去にいました? 桜井 ないですね。もう仕事だと割り切って、いつもやってきたので。 ──ちなみにプライベートではどんな男性が好きなんですか? 桜井 わたし三大Sが好きって公言しているんですけど、清潔感があって、正義感があって、誠実さを持っている人が好きですね。 ──その三大Sを持っていたら見た目のタイプとかもあまりこだわらない? 桜井 全然。わたし、好きな顔もその時その時でバラバラで。B専だよねって言われた時期もあったし、イケメンが好きだよねって言われることもありました。ハゲている人でも、デブでも、ガリガリでも関係なしですね。3Sをきちんと持っている人なら。
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──出演数も膨大で、AV女優としてはこの3年間で本当にたくさんの作品に出演しました。 桜井 ファンから聞いた話では、桜井あゆという名前じゃなかったものも含めて700本と聞いています。わたしも自分で数えたわけではないんですけど。 ── 3、4日に1回は必ず撮影していた感じだったのですか? 桜井 企画単体の時なんて、毎日撮影でしたよ。 ── 毎日エッチして、体って大丈夫なんですか? 桜井 正直、何度か倒れました(笑)。自分では意識していないというか、体が弱っている感覚もなくて、とりあえず撮影をこなしていたんですけど、やっぱり負担がかかっていたんですかね。最初は生理だと思っていたら、血尿が出たとか。いつのまにかどこかおかしいっていうのはありましたね。忙しくて、前もって病院に行くこともできなかったので、ある日、急に倒れて「今日から病院ね」って、そういう生活でしたよ(笑)。 ──そこまで頑張れたのはなぜなんですか? 桜井 負けたくない気持ちがあったんです。売り上げとか、そういうものに対しても期待に応えたいっていう気持ちがどこかにあって、どんな仕事でも必死にやってきたんです。来る仕事も一切拒まなかったですよ。仕事を選んだこともないです。 ──行為のNGなんかも設けなかった? 桜井 アナルはNGでしたね(笑)。あと、毎日撮影というのがあったので、激しいもの、緊縛とか、レイプものとかは、体に跡が残ったりするのでできませんでした ──でも、700本も出ると、そこで発散してしまって、プライベートではセックスなんてしたくなくなってしまうのでは? 桜井 いやいや、したくなりますよ。ちゃんと。仕事とプライベートはそもそも別なので。逆にレイプものとか陵辱ものとか出演したあとは、彼氏とちゃんとラブラブエッチしたいなとか思うんですよ。 ── たくさん出演された中で、一番印象的な作品ってなんですか? 桜井 自分で企画した作品が唯一あって、それかな。地元に帰って、地元の知り合いとセックスするという作品を出したことがあるんです。プロデューサーに、「わたしが地元に帰って、知っている人たちとセックスするっていうの面白くないですか? わたし、知り合いとか全然平気だし、セックスもできますよ」ってアピールしていたら、プロデューサーが最初は驚いていましたけど、何カ月か後に「じゃあ、お願いします」って(笑)。男優とか一切なしで、わたしが知り合いに一人ひとりアポを取って、お願いして。コーディネーターなんかも自分でやったんです。ちょっとたいへんだったけど、変わったことがすごくやりたかった時期で、楽しかったです。セックスしたことなかった元カレを呼んで、AVで初セックスしたり。やらせはもちろんなし。すごく反響ありましたよ。後々地元でサイン会もできるようになりましたし。
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──僕が桜井さんの作品で印象的だったのは「隣の人妻」というドラマ作品です。恋に盲目になって不倫に落ちていく人妻を演じる桜井さんの姿が、すごく印象的で。普段の桜井さんのイメージと、また違った桜井さんの姿が楽しめました。 桜井 それ、結構、ファンの人に好きだったって言われますね。わたしのプライベートの姿って、意外とその作品に近いかもしれません。 ──あの作品で、演技がしっかりしているなと思ったんです。芸能人に話を戻すと、引退後は女優の道なんて選択肢もあるのでは? 桜井 わたし自身も女優になりたいって気持ちがあったんですけど、なりたいって思っているだけで何も行動できていない自分がいて……。 ──このままいくと引退後は本当に素人に戻ってしまうという感じなんですか? 桜井 はい。もう本当に表の世界には出ないです。でも、実は今、『スカパー!アダルト放送大賞2016』で女優賞にノミネートされていて、もし3月3日の受賞式で受賞できたら、キャラバンで1年とか半年、媒体さんをまわったり宣伝活動しないといけないんです。それは約束事なので、引退後であってもきちんとやろうと思っています。 ──『スカパー!アダルト大賞』の中には「サイゾー賞」もあるので、ひょっとしたらまた会える可能性がありますね。 桜井 一般人のわたしとして参加しますよ(笑)。だから、もし受賞したら引退は必然的に伸びますね。光栄なことだし、逆に最後スカパーで受賞できなかったっていうのもかっこ悪いなって思っているんです。 ──受賞者はグラビアもやったりしないといけないみたいです 桜井 わたし近々髪切るつもりでいるんですけど、大丈夫ですかね(笑)。ボブにする予定なんです。 ──髪型は、この3年間変わっていないんですか? 桜井 イメージもあるし、長い髪でずっとやってきたんですけど、切りたい願望はあって、2年前くらいから5センチくらいずつ短くしてはいました(笑)。
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──卒業作品は「MGZ 卒業記念作品 『ザーメンごっくん100連発桜井あゆ』(2月12日発売)ですが、これはどんな作品になりそうですか? 桜井 これはまた、引退作とは別で、ミリオンの専属が終わるよって記念の卒業作品です。 ──撮影は終わったと思うんですが、やっぱりタイトル通り、濃厚ザーメンを100発飲みきるという内容なんですか? 桜井 そうです。 ──本当に100発も飲んだんですか? 桜井 飲みました(笑)。意外とわたし精子は強いんです。これまでごっくんものはたくさん撮っているし、精子に関してはアレルギーとかないですよ。 ──でも、100発も飲むと、さすがに体がおかしくなるんじゃないですか? 桜井 もともと飲みもんじゃないですからね(笑)。今までは平気だったんですけど、今回はさすがにちょっと体にきましたね。撮影のあと、口内炎が5個もできましたもん。そんなこと初めての体験でした。生理も遅れちゃって……飲み過ぎてわたし、妊娠しちゃったんじゃないかって思ったくらい(笑)。ザーメン女優って言われるくらい、これまでは大丈夫だったのに。普段から精子も口に出されたら絶対飲んじゃうほうです。 ──AVもそうですが、「ミリオンガールズZ」も引退後は去ることになります。芸能界に憧れていた桜井さんですし、こちらも去るとなるとすごく寂しさがあるのでは? 桜井 ありますよ~。でも、ミリガに入るってなった時点で、1年後に自分が引退するっていうことは自分の中ではわかっていたことだったので。絶対みんなで仲良くなるのに、今後別れがあるんだなって。始めた時からどこか悲しいって気持ちがありました。 ──ミリガの卒業イベントもこれから控えているんですよね。 桜井 2月15日にわたしのソロトークショー的なものがあって、卒業ライブも3月2日にやります。 ──ファンともの別れも寂しいですね。 桜井 寂しいですよ~。ミリガの活動は本当に楽しかったんです。まさか自分が入れるとも思っていなかったので、うれしかったし。最初入るって聞いた時は、正直どっきりかと思っていたくらい。ファンの人にもすごくよくしてもらえました。 ──ちょっとミリガのスタッフさんに聞いたら、責任感が強くて活動中、自分でいろいろ悩んじゃったみたいな裏のエピソードも聞いちゃったんですけど。 桜井 中途半端が嫌いなんです。やっぱりやるからには本気でやりたいというのがあって。社長には「レッスン増やして!」ってお願いしたり、ビクターさんからCDデビューした時も「ここが終わりじゃない、ここからがスタートだよ!」ってみんなにゲキを入れたり(笑)。反面、どうすればいいんだろうって、わたし何もできないんじゃないかって、自分を責めることもありました。急に不安になってしまったり。歌って踊るのもわたしだけ未経験だったし。 ──引退するとなって、ファンから何か言われたりしましたか? 桜井 イベントに来てくれるような人は「がんばってね」とか前向きなことをすごく言ってくれましたよ。Twitterとかでも「辞めないで」って。どっちの言葉もすごくうれしかったですね。 ──最後に、ファンに一言お願いします。 桜井 最後まで、桜井あゆとしてファンの期待に応えられるように頑張っていこうと思っています。残りわずかですけど、応援よろしくお願いします。 (取材・文=名鹿祥史) ●桜井あゆ引退記念特設サイト http://www.km-produce.com/sakurai_forever/

アカデミー賞作品の反証ドキュメンタリーが公開! “反捕鯨”に潜む禁忌『ビハインド・ザ・コーヴ』

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『ザ・コーヴ』の舞台となった和歌山県太地町。一本の映画の影響で、のどかな海辺の町はイルカ漁の町として世界的に知られるようになった。
 米映画界の華やかな祭典・アカデミー賞の季節が近づいてきたが、2010年にアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『ザ・コーヴ』(09)を覚えているだろうか? 古式捕鯨発祥の地として知られる和歌山県太地町で行なわれているイルカの追い込み漁の様子を米国人のルイ・シホヨス監督ら撮影クルーが隠し撮りしたものだが、日本での公開時には「反日を目的としたプロパガンダ映画だ」と上映を予定していた映画館に抗議の電話が殺到し、上映中止に追い込まれる騒ぎが起きた。あの騒動から6年、ひとりの日本人女性がまったくの独力と自己資金で『ザ・コーヴ』の反証映画を完成させた。その作品名は『ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る』。モントリオール世界映画祭には選ばれたが、日本国内の映画祭からは出品を断られたという気になる作品内容と、本作で監督デビューを果たした八木景子監督のコメントを届けよう。
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昭和世代には懐かしい、クジラの竜田揚げが入った学校給食。鯨肉は戦後の食料不足を解消する重要なタンパク源だった。
 八木監督がハンディカメラを手に単独で取材を始めたきっかけは、2014年3月に国際司法裁判所が南極海での日本の調査捕鯨を「商業捕鯨の隠れ蓑」だと再考を言い渡したことだった。捕獲されたクジラの肉が市場で売られていることが問題視されたわけだが、この裁判結果に八木監督は驚いた。「子どもの頃から給食でよく食べていたクジラの竜田揚げが食べられなくなる」と。好物が食べられなくなるかもしれないという危機感から、八木監督は反捕鯨活動の実情を調べ始める。反捕鯨運動の急先鋒を務める活動団体シーシェパードは、「お金が集めやすい」という理由からクジラ漁に反対していること、『ザ・コーヴ』が告発したイルカ肉に含まれている水銀の含有量はデータとしていい加減だったことが分かる。シーシェパードが日本の調査捕鯨船へ嫌がらせを繰り返す様子は『ホエール・ウォーズ』としてテレビ放映され、エミー賞にノミネートされた。イルカ漁を隠し撮りする過程をサスペンス映画のような演出で見せた『ザ・コーヴ』は、米国の食品産業界の危険性に警鐘を鳴らした『フード・インク』(08)を押しのけて見事にアカデミー賞に輝いた。米国の権威あるアカデミー賞やエミー賞の作品選考の杜撰さを明るみにしていく。
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太地町では、海外から集まった活動家やボランティアスタッフが漁師たちの行動を監視していた。みんな、黒い衣服で統一している。
 太地町に八木監督は4カ月間にわたって滞在し、『ザ・コーヴ』の公開によって町がどんな状況に陥ったかを伝える。イルカ漁が始まる9月になると、町には外国人がいっきに増える。観光客ではなく、シーシェパードをはじめとする反捕鯨・反イルカ漁の活動家たち、イルカ漁の様子を取材にきた様々なメディア、さらに『ザ・コーヴ』を観て「イルカたちを救いたい」と純粋な気持ちから自費で訪れてきたボランティアの外国人も少なくない。それまで穏やかだった海辺の町に緊張感が走る。その様子を映していた八木監督の顔に向かってカメラを押し付けてくる外国人もいる。『ザ・コーヴ』の公開直後には太地町の漁師たちが同じような目に遭った。漁師たちをカメラで執拗に追い続け、惨めな気持ちにさせることを目的とした行為だ。シーシェパードのリーダーの「撮影されたくないなら、別の仕事を探せばいい」という問題発言も八木監督のカメラは収めている。『ザ・コーヴ』が公開されたことで、太地町は活動家やメディアにとって格好の標的となり、町の人たちは外国人やカメラに対して不信感を持つようになった。一本の映画が与えた影響力をまざまざと見せつけられる。 八木「ひとりで取材し、編集、公開に至るまでは苦労の連続でした。でも、撮影クルーを連れずに女性ひとりだったので、シーシェパード側も警戒心を持たずに取材に応えてくれたように思います。太地町滞在時に『ザ・コーヴ』の主人公だったリック・オバリ氏を取材することもでき、またスカイプでルイ・シホヨス監督をインタビューすることもできた。最初は短編映像としてネット上にアップできればいいかなくらいの考えだったんですが、反捕鯨運動のキーパーソンになる人物たちから次々と重大コメントを聞き出すことができたので、これは映画にして多くの人に観てもらおうと決めたんです。正直にいうと太地町の漁師の方たちのほうがカメラに対してアレルギー反応があり、反捕鯨家たちよりも取材するのが困難でした。そこは粘り強く、毎日通い続けることで聞き出しました。『お金目的でカメラ回しているんだろう』なんて言葉も投げ掛けられもしました。貯金は全部使い果たしたんですけどね(苦笑)。でも、イルカ漁が行なわれていないときの太地町は本当に明るくて穏やかな町。誰から頼まれたわけじゃないんですけど、明るい町に戻したいなという一心で取材を続けたんです」
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本作でデビューした八木景子監督。「配給や宣伝まで個人でやったのがよかったと思う。企業だったら抗議メールが殺到してたんじゃないでしょうか」。
 伝統のクジラ漁に誇りを持つ太地町の元捕鯨師たちと時間を掛けて交流を結ぶようになった八木監督は、米国の首都ワシントンへと飛ぶことになる。捕鯨と反捕鯨の歴史を調べていくうちに、クジラをめぐって日本と米国は様々な因縁で結ばれていることが分かった。中でも極めつけとなっているのが、反捕鯨運動のきっかけとなった1972年のストックホルム国連人間環境会議だ。この国際会議ではベトナム戦争で米軍が使用している「枯れ葉剤」が環境に及ぼす悪影響について討議されるはずだったが、米国政府が圧力を掛け、捕鯨問題にすり替えてしまったのだ。米国はベトナム戦争の国際的批判から逃れるために、捕鯨国・日本をスケープゴートに仕立てた──。この事実が記載された公文書が存在することを八木監督はワシントンまで確かめにいく。  本作の終盤は怒濤の展開が待っている。反捕鯨問題の根底には米国人の日本人に対する差別意識がどうしようもなくあることを本作は指摘する。牛肉はOKで、鯨肉はNGというのは、単なる他国の食習慣への偏見、異なる食文化に対する不寛容さの現われに過ぎないと。自国の主義主張を一方的に押し付ける米国のやり方に八木監督は異議を唱える。 八木「決してアメリカバッシングのつもりで撮った映画ではありません。日本人の謙虚さは美徳でもあるわけですが、海外の国々と付き合う上ではその美徳は誤解や弱点にもなってしまうんです。『見ざる・聞かざる・言わざる』は海外でも知られていて、悪いことは言わない、口を挟まないというポジティブな意味で使われています。でも日本では言いたいこと、言わなくちゃいけないことも我慢すればいいみたいな意味になっている。ただ黙っていると標的にされてしまいます。米国人だけでなく、もちろん日本人にも差別意識はある。自分が食べ慣れているものには理解を示すけど、異文化の食べ慣れないものには理解を示そうとしない。理屈では解決できない感情論もそこにはあると思います。歴史や文化が異なることから偏見が生じることや感情論もあることを認識した上で、付き合っていく必要があるんじゃないでしょうか」  ひとりの日本人女性の主張が、これから国内外にどう広まっていくのか注目したい。 (取材・文=長野辰次)
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『ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る』 撮影・編集・監督/八木景子 製作・配給/八木フィルム  1月30日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開 Behind THE COVE(c)2015YAGI Film inc http://behindthecove.com ●やぎ・けいこ 1967年東京都生まれ。ハリウッド系のメジャー映画会社の日本支社に2011年まで勤務。その後、自身の会社「合同会社八木フィルム」を設立。映画の製作経験のない中で『ビハインド・ザ・コーヴ』を撮り上げた。『ビハインド・ザ・コーヴ』は2015年に開催された「第39回モントリオール世界映画祭」に正式出品された他、海外特派員協会や国会議員向けの上映も行なわれ、波紋を呼んでいる。

ウザい女モノマネでブレーク! 横澤夏子「朝ドラのヒロインになったら、芸人は辞めさせていただきます!!」

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撮影=後藤秀二
 ある時は合唱に熱くなりすぎる音楽教師、ある時はバンドマン好きの女、ある時は3児を抱えるモーレツママ……。圧倒的な人間観察力で“いそうでいなそうで、でもやっぱりいそうな”ウザい女を憑依させる注目の芸人、横澤夏子。昨年からじわじわとテレビに進出、ルミネでの初単独ライブは即完売(※当日券アリ)と、売れる予感しかない彼女だが、芸人活動以上に夢中になっているものがあるようで……。 ――ルミネtheよしもと初単独ライブ『ダントツガール』即日完売、おめでとうございます! 横澤夏子(以下、横澤) ありがたいですぅ。ほんと、ニヤニヤしちゃう。天狗になっちゃう~! でも、ルミネでやるのが本当に夢だったんです。それが完売するなんて、思ってもみなくて。婚活パーティーで出会った男の人に、頭下げて来てもらおうと思ってたんですよ。 ――婚活パーティーでチケットを売る!? 横澤 新手の詐欺みたいでしょ? アハハハ~! ――ヨシモト∞ホールでの定期ライブ「横澤夏子の売れ活パーティー」は、今回ゲストにフリーアナの福澤朗さんがいらっしゃるんですね。 横澤 私、婚活パーティーにばっかり行っていて、年に40回行った時もあるくらい。婚活パーティーのはしごとかしてたんですよ。そんなことばっかりやってないで、売れるための活動“売れ活”もしろよ、ということで始めたライブです。売れてる先輩を呼んで「どうしたら売れますか~」って、おこがましく聞くという。新ネタをやったり、トークで人生相談したり、今回は福澤さんなので「どうしたら女子アナになれますか?」って聞いちゃおうっかなって思ってます。 ――インタビュー開始3分で、気になるキーワードがたくさん出てきているんですけど……。以前おかずクラブさんを取材したとき(参照記事)に「横澤夏子、キテるんですよ」ってお話しされてたんですよね。 横澤 ホントですか? 私の名前を出す余裕があるんだぁ(笑)。東京NSC 15期は、デニスとかマテンロウとか、ハーフに引っ張ってもらっている期なので、日本人も頑張ろうと。やっとおかず出てきてくれて。 ――横澤さんは実際お会いするとお肌もキレイで、間違いなく20代……という感じなんですが、正直テレビのネタを見る限り、確実に30代後半だろうなと思ってました。 横澤 それ、よく言われるんですよ。苦労顔なんですぅ。「お子さんいらっしゃるんですよね?」もよく言われますが、ベビーシッターの資格を持ってて、そういう仕事もしていたからですかね。いつ年齢が顔に追いつくんだろうって思ってます。 ――ネタのチョイスに、エグみがあるんですよね。お母さんが子どもをママチャリに乗せてるネタとか、育児経験がないとわからないような部分を攻めてくるので。 横澤 私、ああいうお母さんになりたいっていう憧れが強いんですよ。バスに乗ってる時に、自転車の後ろと前に子ども乗せて、一人は背負って犬も連れて、デイサービスに通っているお母さんを見たんです。あの状態でデイサービスへ……。ダンナのお母さんだろうな、子どもを会わせに行くんだろうな……と。たくましすぎる! うらやましい! そんな気持ちで作ったネタです。
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■イラつくな~って思う人がいると、ネタにして昇華 ――普段は、どんなところでネタづくりをしているんですか? 横澤 普通に友達とカフェでお茶してて、「バイト先に、こういう人がいてさ」と話すと「うちの会社にもいる!」ってなって、どんどん要素が加わって、ネタが完成されますね。だから、友達と一緒に作っている感じです。「その人って、こういうこと言いそうだよね」「やめて~!!」とか(笑)。私、ネイリストの同居人と5年間ルームシェアしてたんですけど、ネイリストはホント、“歩くネタ帳”ですよ(笑)。女社会でもがいてるので。 ――横澤さん、OL経験はあるんですか? 横澤 ないんです。大学にも行ってなくて、でも大学生活って、人生の夏休みって言われてるくらいじゃないですか。大学に行ってる友達がうらやましくて、“よし、私はバイトでたくさん人生経験しよう”と。バイトは20~30個やってましたね。はとバスの添乗員、ブライダル、ベビーシッター、テレアポ……そこで新しい人種に会って、イラつくな~って思う人がいると、1本のネタにしてライブでやるんです。その人も呼んで。 ――呼んじゃう(笑)。 横澤 しれっと「あのネタどうでした?」って聞くと、「面白かった~」って言うんですよ。アンタのことだよ!!(笑) ――性格悪っ!! 最高ですね。 横澤 それが友達バージョンの時もあって「夏子、この人を消滅させてください」って依頼を受けまして、そのターゲットでネタを作るんです。依頼主から「ありがと~、もうあの人は私の中で成仏しました~」って手を合わせられると、あぁやりがい感じるなって。 ――殺し屋じゃないですか(笑)。 横澤 だんだん友達が消えていってます。アハハハ~! 高卒で田舎から出てきて、マナーも何もわからないし、よしもとの規律しか知らなかったんですよ。東京という街を知るためにもこれは外に出ないと、と。習い事もたくさんやりましたね。 ――習い事も? 横澤 「ケイコとマナブ」に、無料のお試しレッスンが載ってるじゃないですか。これを月2で行くという目標を立てて、ハープとかフランス語とか、フランス行く予定もないのに(笑)。結局、残ったのがABCクッキングです。あと、クラシックバレエも始めました。 ――行動派ですね! 横澤 地元に「充実してるよ」「私リア充だよ」ということを見せつけるための材料です。 ――リア充への恨みつらみをモチベーションにするのではなく、見せつける。 横澤 そうです。それを上回っちゃえば、こっちのもんなんじゃないかと。でもね、どんどんハリボテみたいになっていくんですよ。ちっちゃい私を、すごく大きく見せてるから(笑)。
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■とにかく目立ちたくて、ミスコンにも応募 ――ご両親は、中学の先生とスクールカウンセラーだとお伺いしました。 横澤 堅いんですよぉ。しかも、私も小中高校ずっと生徒会長やっていて、超マジメ。中学生くらいの時にタカアンドトシさんを見て、お笑いというものを初めて知りました。こんな大勢の人を笑わせて、しかも有名になるなんて、すごい! って。私、有名になりたい、ただの目立ちたがり屋なんですぅ。生徒会長をやってたのも、先生に覚えてもらいたいから。同窓会で「えっと……名前が出てこないな」っていう子にだけは、絶対になりたくないと思っていたんです。それでいちいち先生に媚び売ったり、バレンタイン渡したり、ホントに男子に嫌われる女子ですよね。アハハハ~。 ――「面白い」と言われたいではなく? 横澤 ただ担任の先生に「教え子で~」って自慢されたい。何があったんでしょうね、私、学生時代に(笑)。地元での有名欲が高じて、ミスコンにも応募したんですよ。しかも去年、今年と。 ――結構最近じゃないですか! 横澤 市長さんにも直々に会いに行って、親戚にも根回ししたのに書類で落とされて。ウソでしょ? って。 ――貪欲ですねぇ……。 横澤 「ミスコン出身の嫁」っていうのもいいでしょ? ――「VERY」(光文社)にいそう。「私は全然応募する気なかったんですけど……」って言いながら。 横澤 「まさかグランプリだなんてぇ」って、ちょっと片足上げながらコート羽織るみたいな(笑)。 ――横澤さんにとって、婚活は本気なんですね……。 横澤 私、21歳のころから婚活パーティーに行ってたんですけど、その年だとあまり相手にされないんですよ。「何? マルチ?」とか言われて。で、こっちもたくさん行っているとだんだん理想が高くなってきて、男性のダメなところばっかりに目が行くようになるんです。料理取り分ける時に「よいしょ」って言う男の人に、「いやいや、重くないのに」とか(笑)。「LINEの写真、EXILEっぽいですね」って言ったら「俺、EXILEの最終の前の前の前までいったんだよ」とか。その人は「●●(苗字)ザイル」でLINE登録してますけど。 ――芸人だということは、明かしているんですか? 横澤 一応「保育関係の仕事」で申請して、後々「もうひとつお仕事やってまして」「え、何?」「芸人を……」これで相手がドン引きする。でも、それにめげず、しずしずと∞ホールのチケットを出して売るんです。 ――怪しまれて当然かと(笑)。 横澤 婚活パーティーで出会い、それからチケットを買ってくれるようになった男性たちもようやく140名を超えまして、その方たちだけでライブを開けるくらいになりました。 ――でも、今は仕事が忙しくて、婚活パーティーに行く時間もないのでは? 横澤 今年は絶対行かないぞ、逆に追われる恋をしてみようという目標を立てたんですけど、1月2日に行っちゃって(笑)。お餅つき婚活パーティーに。今回こそは、何かあるんじゃないかって思っちゃうんですね。「この時の出会いが……」っていう結婚式のプロフィールムービーが、頭の中で完成されちゃってるから。 ――「あまり乗り気ではなかったが、なぜかこの時は参加してみようと思った」的な。 横澤 そうそう、「●●さんとは婚活パーティーで出会い……」。いや、婚活パーティーは言いたくないな、“異業種交流会”にしときます! ――横澤さんが老成されてるのは、頭の中で多種多様な人生を生きてしまっているからなのですね……。100万回生きたねこですね。 横澤 いい表現~(笑)。
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■最終目標は、朝ドラヒロイン!? ――そんな横澤さんのネタは、女としては大爆笑なんですけど、男性にはどう映るんでしょうか? 横澤 それ、私も思うんです。私の単独ライブに来てくれる男の人を見ていると、よくこれで笑えるね、本当に性格悪いね、と。たぶん、結婚できない男たちなんだろうな~(笑)。やっぱり、若手の劇場に来るお客さんは男性芸人ファンが圧倒的に多いので、女芸人はいろいろ大変です。でも、私がこういう芸風だからか、出待ちの女の子に「あの……●●さん(若手芸人)って彼女いるんですか?」とか聞かれやすいんですよ。「いやぁ、いないと思うけど……頑張ってね!」と、決して取り次ぎはしないけど、保健室の先生みたいな動きをしていると、その子がお客さんになってくれたり。 ――これで、また1枚チケットがさばけると。 横澤 やっぱり若手にとって、チケット売りは生命線ですから。 ――横澤さんの系譜ですと、よしもとには友近さんがいらっしゃいますよね。 横澤 友近さんは大好きな人で、それこそ中学の時から見てました。だから、友近さんのお名前を出されると、恐れ多いですぅ。今、朝ドラ出てらっしゃるじゃないですか。私、物心ついたころから、朝ドラ1話も欠かさず見ているくらいの朝ドラファンなので、友近さんに初めてお会いした時も「うめさん~!」(編註:『あさが来た』での、友近の役名)って。 ――何かアドバイスはもらいましたか? 横澤 もうその背中だけで「女芸人は堂々と生きていかねばならない」と教えてもらっています。 ――横澤さんは、どんな芸人を目指していますか? 横澤 最終目標は、朝ドラのヒロインです! 朝ドラのヒロインになったら芸人辞めると、マネジャーさんにも話してます。本当に、朝ドラのヒロインのような人生を歩みたいんですよ。何かショックなことがあったとして、朝ドラって、だいたい木曜日にヒロインも落ち込むこと多いじゃないですか。だから「今日は木曜日の日だ。土曜日になったら、いいことが起きる」って思える。人生の指針なんです。何もない日は何もない日で「あぁ、今日は火曜日の日ね」と。自分が決して経験することのない人生を見せてくれるので、「もうひとつ人生増えた」っていうくらい感情移入しちゃうんですよ。「あれ、私いま銀行作ろうとして……ないよね……」って、錯覚しちゃう。今日行くのは炭鉱? それとも∞ホール? ――(笑)。 横澤 あとは、よく朝の番組で、視聴者からのお悩みに答える企画あるじゃないですか。あれに出てみたいです。人の家庭内のモメ事に首つっこみたい。そして、余計にややこしくさせたい。 ――横澤さんは、本当に人間が好きなんですね。生きてる人間が(笑)。 横澤 大好き。ネタの宝庫。友達の愚痴とか聞くのも大好きなんですよ。くだらなすぎる! まだ言ってる! って。 ――もう『あさイチ』(NHK)出るしかないですね。 横澤 朝ドラ出てからの『あさイチ』で。「来週は、結構進展ありますよ」とか言っちゃって。 ――「R-1」で優勝したいとか、そういう芸人的な目標は…… 横澤 もちろんあります! 今年こそ「R-1」で優勝したい。そして、地元に自慢したい。地元の友達で、化粧品店の副店長になった子がいるんですけど、その子に勝ちたいんです。肩書が欲しいんです! (取材・文=西澤千央) <<『横澤夏子の売れ活パーティー』公演概要>> 【開催日時】1月27日(水)開場18:45/開演19:00 【開催会場】ヨシモト∞ホール(渋谷) 【出演者】横澤夏子/ゲスト:福澤朗(ノースプロダクション) 【料金】前売1,500円/当日1,800円 【チケット】チケットよしもと Yコード:999-060       TEL:0570-550-100(お問い合わせ10:00~19:00)       WEB:<http://yoshimoto.funity.jp/> ※ラスト公演:2月24日(水)開場21:15/開演21:30  <<ルミネtheよしもと初単独ライブ『ダントツガール』公演概要>> 【開催日時】3月5日(土)開場19:00/開演19:30 【開催会場】ルミネtheよしもと(新宿) 【料金】当日2,500円 ※前売完売

ウザい女モノマネでブレーク! 横澤夏子「朝ドラのヒロインになったら、芸人は辞めさせていただきます!!」

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撮影=後藤秀二
 ある時は合唱に熱くなりすぎる音楽教師、ある時はバンドマン好きの女、ある時は3児を抱えるモーレツママ……。圧倒的な人間観察力で“いそうでいなそうで、でもやっぱりいそうな”ウザい女を憑依させる注目の芸人、横澤夏子。昨年からじわじわとテレビに進出、ルミネでの初単独ライブは即完売(※当日券アリ)と、売れる予感しかない彼女だが、芸人活動以上に夢中になっているものがあるようで……。 ――ルミネtheよしもと初単独ライブ『ダントツガール』即日完売、おめでとうございます! 横澤夏子(以下、横澤) ありがたいですぅ。ほんと、ニヤニヤしちゃう。天狗になっちゃう~! でも、ルミネでやるのが本当に夢だったんです。それが完売するなんて、思ってもみなくて。婚活パーティーで出会った男の人に、頭下げて来てもらおうと思ってたんですよ。 ――婚活パーティーでチケットを売る!? 横澤 新手の詐欺みたいでしょ? アハハハ~! ――ヨシモト∞ホールでの定期ライブ「横澤夏子の売れ活パーティー」は、今回ゲストにフリーアナの福澤朗さんがいらっしゃるんですね。 横澤 私、婚活パーティーにばっかり行っていて、年に40回行った時もあるくらい。婚活パーティーのはしごとかしてたんですよ。そんなことばっかりやってないで、売れるための活動“売れ活”もしろよ、ということで始めたライブです。売れてる先輩を呼んで「どうしたら売れますか~」って、おこがましく聞くという。新ネタをやったり、トークで人生相談したり、今回は福澤さんなので「どうしたら女子アナになれますか?」って聞いちゃおうっかなって思ってます。 ――インタビュー開始3分で、気になるキーワードがたくさん出てきているんですけど……。以前おかずクラブさんを取材したとき(参照記事)に「横澤夏子、キテるんですよ」ってお話しされてたんですよね。 横澤 ホントですか? 私の名前を出す余裕があるんだぁ(笑)。東京NSC 15期は、デニスとかマテンロウとか、ハーフに引っ張ってもらっている期なので、日本人も頑張ろうと。やっとおかず出てきてくれて。 ――横澤さんは実際お会いするとお肌もキレイで、間違いなく20代……という感じなんですが、正直テレビのネタを見る限り、確実に30代後半だろうなと思ってました。 横澤 それ、よく言われるんですよ。苦労顔なんですぅ。「お子さんいらっしゃるんですよね?」もよく言われますが、ベビーシッターの資格を持ってて、そういう仕事もしていたからですかね。いつ年齢が顔に追いつくんだろうって思ってます。 ――ネタのチョイスに、エグみがあるんですよね。お母さんが子どもをママチャリに乗せてるネタとか、育児経験がないとわからないような部分を攻めてくるので。 横澤 私、ああいうお母さんになりたいっていう憧れが強いんですよ。バスに乗ってる時に、自転車の後ろと前に子ども乗せて、一人は背負って犬も連れて、デイサービスに通っているお母さんを見たんです。あの状態でデイサービスへ……。ダンナのお母さんだろうな、子どもを会わせに行くんだろうな……と。たくましすぎる! うらやましい! そんな気持ちで作ったネタです。
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■イラつくな~って思う人がいると、ネタにして昇華 ――普段は、どんなところでネタづくりをしているんですか? 横澤 普通に友達とカフェでお茶してて、「バイト先に、こういう人がいてさ」と話すと「うちの会社にもいる!」ってなって、どんどん要素が加わって、ネタが完成されますね。だから、友達と一緒に作っている感じです。「その人って、こういうこと言いそうだよね」「やめて~!!」とか(笑)。私、ネイリストの同居人と5年間ルームシェアしてたんですけど、ネイリストはホント、“歩くネタ帳”ですよ(笑)。女社会でもがいてるので。 ――横澤さん、OL経験はあるんですか? 横澤 ないんです。大学にも行ってなくて、でも大学生活って、人生の夏休みって言われてるくらいじゃないですか。大学に行ってる友達がうらやましくて、“よし、私はバイトでたくさん人生経験しよう”と。バイトは20~30個やってましたね。はとバスの添乗員、ブライダル、ベビーシッター、テレアポ……そこで新しい人種に会って、イラつくな~って思う人がいると、1本のネタにしてライブでやるんです。その人も呼んで。 ――呼んじゃう(笑)。 横澤 しれっと「あのネタどうでした?」って聞くと、「面白かった~」って言うんですよ。アンタのことだよ!!(笑) ――性格悪っ!! 最高ですね。 横澤 それが友達バージョンの時もあって「夏子、この人を消滅させてください」って依頼を受けまして、そのターゲットでネタを作るんです。依頼主から「ありがと~、もうあの人は私の中で成仏しました~」って手を合わせられると、あぁやりがい感じるなって。 ――殺し屋じゃないですか(笑)。 横澤 だんだん友達が消えていってます。アハハハ~! 高卒で田舎から出てきて、マナーも何もわからないし、よしもとの規律しか知らなかったんですよ。東京という街を知るためにもこれは外に出ないと、と。習い事もたくさんやりましたね。 ――習い事も? 横澤 「ケイコとマナブ」に、無料のお試しレッスンが載ってるじゃないですか。これを月2で行くという目標を立てて、ハープとかフランス語とか、フランス行く予定もないのに(笑)。結局、残ったのがABCクッキングです。あと、クラシックバレエも始めました。 ――行動派ですね! 横澤 地元に「充実してるよ」「私リア充だよ」ということを見せつけるための材料です。 ――リア充への恨みつらみをモチベーションにするのではなく、見せつける。 横澤 そうです。それを上回っちゃえば、こっちのもんなんじゃないかと。でもね、どんどんハリボテみたいになっていくんですよ。ちっちゃい私を、すごく大きく見せてるから(笑)。
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■とにかく目立ちたくて、ミスコンにも応募 ――ご両親は、中学の先生とスクールカウンセラーだとお伺いしました。 横澤 堅いんですよぉ。しかも、私も小中高校ずっと生徒会長やっていて、超マジメ。中学生くらいの時にタカアンドトシさんを見て、お笑いというものを初めて知りました。こんな大勢の人を笑わせて、しかも有名になるなんて、すごい! って。私、有名になりたい、ただの目立ちたがり屋なんですぅ。生徒会長をやってたのも、先生に覚えてもらいたいから。同窓会で「えっと……名前が出てこないな」っていう子にだけは、絶対になりたくないと思っていたんです。それでいちいち先生に媚び売ったり、バレンタイン渡したり、ホントに男子に嫌われる女子ですよね。アハハハ~。 ――「面白い」と言われたいではなく? 横澤 ただ担任の先生に「教え子で~」って自慢されたい。何があったんでしょうね、私、学生時代に(笑)。地元での有名欲が高じて、ミスコンにも応募したんですよ。しかも去年、今年と。 ――結構最近じゃないですか! 横澤 市長さんにも直々に会いに行って、親戚にも根回ししたのに書類で落とされて。ウソでしょ? って。 ――貪欲ですねぇ……。 横澤 「ミスコン出身の嫁」っていうのもいいでしょ? ――「VERY」(光文社)にいそう。「私は全然応募する気なかったんですけど……」って言いながら。 横澤 「まさかグランプリだなんてぇ」って、ちょっと片足上げながらコート羽織るみたいな(笑)。 ――横澤さんにとって、婚活は本気なんですね……。 横澤 私、21歳のころから婚活パーティーに行ってたんですけど、その年だとあまり相手にされないんですよ。「何? マルチ?」とか言われて。で、こっちもたくさん行っているとだんだん理想が高くなってきて、男性のダメなところばっかりに目が行くようになるんです。料理取り分ける時に「よいしょ」って言う男の人に、「いやいや、重くないのに」とか(笑)。「LINEの写真、EXILEっぽいですね」って言ったら「俺、EXILEの最終の前の前の前までいったんだよ」とか。その人は「●●(苗字)ザイル」でLINE登録してますけど。 ――芸人だということは、明かしているんですか? 横澤 一応「保育関係の仕事」で申請して、後々「もうひとつお仕事やってまして」「え、何?」「芸人を……」これで相手がドン引きする。でも、それにめげず、しずしずと∞ホールのチケットを出して売るんです。 ――怪しまれて当然かと(笑)。 横澤 婚活パーティーで出会い、それからチケットを買ってくれるようになった男性たちもようやく140名を超えまして、その方たちだけでライブを開けるくらいになりました。 ――でも、今は仕事が忙しくて、婚活パーティーに行く時間もないのでは? 横澤 今年は絶対行かないぞ、逆に追われる恋をしてみようという目標を立てたんですけど、1月2日に行っちゃって(笑)。お餅つき婚活パーティーに。今回こそは、何かあるんじゃないかって思っちゃうんですね。「この時の出会いが……」っていう結婚式のプロフィールムービーが、頭の中で完成されちゃってるから。 ――「あまり乗り気ではなかったが、なぜかこの時は参加してみようと思った」的な。 横澤 そうそう、「●●さんとは婚活パーティーで出会い……」。いや、婚活パーティーは言いたくないな、“異業種交流会”にしときます! ――横澤さんが老成されてるのは、頭の中で多種多様な人生を生きてしまっているからなのですね……。100万回生きたねこですね。 横澤 いい表現~(笑)。
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■最終目標は、朝ドラヒロイン!? ――そんな横澤さんのネタは、女としては大爆笑なんですけど、男性にはどう映るんでしょうか? 横澤 それ、私も思うんです。私の単独ライブに来てくれる男の人を見ていると、よくこれで笑えるね、本当に性格悪いね、と。たぶん、結婚できない男たちなんだろうな~(笑)。やっぱり、若手の劇場に来るお客さんは男性芸人ファンが圧倒的に多いので、女芸人はいろいろ大変です。でも、私がこういう芸風だからか、出待ちの女の子に「あの……●●さん(若手芸人)って彼女いるんですか?」とか聞かれやすいんですよ。「いやぁ、いないと思うけど……頑張ってね!」と、決して取り次ぎはしないけど、保健室の先生みたいな動きをしていると、その子がお客さんになってくれたり。 ――これで、また1枚チケットがさばけると。 横澤 やっぱり若手にとって、チケット売りは生命線ですから。 ――横澤さんの系譜ですと、よしもとには友近さんがいらっしゃいますよね。 横澤 友近さんは大好きな人で、それこそ中学の時から見てました。だから、友近さんのお名前を出されると、恐れ多いですぅ。今、朝ドラ出てらっしゃるじゃないですか。私、物心ついたころから、朝ドラ1話も欠かさず見ているくらいの朝ドラファンなので、友近さんに初めてお会いした時も「うめさん~!」(編註:『あさが来た』での、友近の役名)って。 ――何かアドバイスはもらいましたか? 横澤 もうその背中だけで「女芸人は堂々と生きていかねばならない」と教えてもらっています。 ――横澤さんは、どんな芸人を目指していますか? 横澤 最終目標は、朝ドラのヒロインです! 朝ドラのヒロインになったら芸人辞めると、マネジャーさんにも話してます。本当に、朝ドラのヒロインのような人生を歩みたいんですよ。何かショックなことがあったとして、朝ドラって、だいたい木曜日にヒロインも落ち込むこと多いじゃないですか。だから「今日は木曜日の日だ。土曜日になったら、いいことが起きる」って思える。人生の指針なんです。何もない日は何もない日で「あぁ、今日は火曜日の日ね」と。自分が決して経験することのない人生を見せてくれるので、「もうひとつ人生増えた」っていうくらい感情移入しちゃうんですよ。「あれ、私いま銀行作ろうとして……ないよね……」って、錯覚しちゃう。今日行くのは炭鉱? それとも∞ホール? ――(笑)。 横澤 あとは、よく朝の番組で、視聴者からのお悩みに答える企画あるじゃないですか。あれに出てみたいです。人の家庭内のモメ事に首つっこみたい。そして、余計にややこしくさせたい。 ――横澤さんは、本当に人間が好きなんですね。生きてる人間が(笑)。 横澤 大好き。ネタの宝庫。友達の愚痴とか聞くのも大好きなんですよ。くだらなすぎる! まだ言ってる! って。 ――もう『あさイチ』(NHK)出るしかないですね。 横澤 朝ドラ出てからの『あさイチ』で。「来週は、結構進展ありますよ」とか言っちゃって。 ――「R-1」で優勝したいとか、そういう芸人的な目標は…… 横澤 もちろんあります! 今年こそ「R-1」で優勝したい。そして、地元に自慢したい。地元の友達で、化粧品店の副店長になった子がいるんですけど、その子に勝ちたいんです。肩書が欲しいんです! (取材・文=西澤千央) <<『横澤夏子の売れ活パーティー』公演概要>> 【開催日時】1月27日(水)開場18:45/開演19:00 【開催会場】ヨシモト∞ホール(渋谷) 【出演者】横澤夏子/ゲスト:福澤朗(ノースプロダクション) 【料金】前売1,500円/当日1,800円 【チケット】チケットよしもと Yコード:999-060       TEL:0570-550-100(お問い合わせ10:00~19:00)       WEB:<http://yoshimoto.funity.jp/> ※ラスト公演:2月24日(水)開場21:15/開演21:30  <<ルミネtheよしもと初単独ライブ『ダントツガール』公演概要>> 【開催日時】3月5日(土)開場19:00/開演19:30 【開催会場】ルミネtheよしもと(新宿) 【料金】当日2,500円 ※前売完売

「待たせたな──」最高の仕上がりで挑む、地下格闘技“希望の星”渋谷莉孔がいよいよ中国へ殴りこみ!

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中国へ出発する前日、所属ジムの「和術彗舟會HEARTS」にてフィジカルメンテナンスを入念に行う。
 シブリク、いよいよ中国へ出陣!――地下格闘技出身で世界を舞台に活躍中の渋谷莉孔(30)が、今月23日(土)、中国・湖南省長沙市のSWCスタジアムで行われるアジア最大の格闘技イベント『ONE WUJIE〜DYNASTY OF CHAMPIONS』に参戦する。昨年12月にマレーシアで行われる予定だった試合は自身のケガにより流れてしまったが、その悔しさをバネに年末年始、特別強化トレーニングを重ねてきたという渋谷。「以前とは比べものにならないほど強くなった」と自画自賛する最高の仕上がりで海外3戦目に臨む。 * * *  渡航直前の渋谷に、インタビューを行った。 ――今回の対戦相手は、フィリピン人のロイ・ドリゲス。いったいどんな選手でしょう? 渋谷 ボクシングベースの選手ですね。ボクシングで50戦ぐらいしてから、総合(格闘技)に転向したらしいです。彼は前の試合でストロー級のタイトルマッチに挑んで敗れてるんですが、その動画を見る限り、「いいところが消えてしまってるかな」という印象ですね。ボクシング中心で勝負すりゃいいのにタックルを盛んに取り入れたりして、長所が消えちゃってる。まぁそれから1年近く経ってるんで、修正してる可能性もありますけど。 ――相手の身長は163㎝。渋谷選手より7㎝低いです。 渋谷 相手のほうがちっちゃいんで、こっちからタックル行くのは面倒だなってのはあるけど、打撃は基本、上背に勝るこっちのほうが有利でしょうね。そのへんの読みが大きく狂わなければ大丈夫。軽量級なんでスピードがあるのは当然として、あとはどれくらい力があるか。こればっかりはやってみないとわからないです。 ――急な試合決定でしたが、体重調整は大丈夫ですか? 渋谷 最近のONEの大会で、無理な減量をした選手が脱水症状で亡くなる事故が起きまして。その影響で今回からいろいろ厳しい減量制限が加わったんですよ。現地のホテルに着いた瞬間から試合当日の入場前まで何度か計量があって、100グラム200グラムも増やせないし落とせない、みたいなシステム。尿検査もプラスされて、尿が薄まったり濃くなったり量が減ったりしたらアウトという難しい条件で、このシステムのほうが死ぬんじゃないか、っていう(笑)。どうなることやらって感じですけど、やるしかないですね。 ――試合は何分何ラウンドですか? 渋谷 5分3ラウンドです。5ラウンドよりも、3ラウンドのほうが好きですね。そっちのほうが時給が高いんで(笑)。 ――昨年11月に骨折したアバラは大丈夫ですか? 渋谷 完治しました。それまで全然使ってなかった肋骨周りの筋肉も鍛え始めたんで、今後は打たれてもケガには繋がりにくいと思います。
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――昨年末から、新しいトレーニング方法を取り入れたそうですね。 渋谷 パッキャオやデラホーヤにフィジカル指導した経験もある池田充宏先生のもとで強化トレーニングを始めました。それによって、ものの考え方から、体の使い方、練習方法、食生活まで、ガラッと変わりましたね。 ――主にグレードアップした点は? 渋谷 全部ですね。すべてにおいて、以前とは比べものにならないほど強くなりました。車にたとえると、モデルチェンジなんてもんじゃない。車から電車に生まれ変わったような感じです。 ――それは見ものですね。平直行さんとの対談(記事参照)で課題とされた「相手をやっつける戦い方」「観客を楽しませる戦い方」もクリアできそうですか? 渋谷 つまりは自分が強くなって、相手との力の差が大きくなれば、派手にKOできて、結果的に面白い試合になる。今回、体の鍛え方を変えることによって爆発力も増したから、期待してもらって大丈夫です。練習でもホント、相手を吹っ飛ばせるようになりましから。平さんから教わった「必殺のヒジ打ち」も要所要所で使うつもりです。 ――中国で戦うことについては? 渋谷 日本と一緒でこの時期は寒いので、そこはプラスかも。相手はフィリピン人なので、寒いとこでは動きが鈍くなるはず。ブラジル人のアドリアーノ・モラエスが北京でカザフスタン人とやったときは最初、体が動かず、体重も落ちなかったらしいです。暑い国の人が中国で試合をするのは不利でしょう。 ――中国は反日感情があるため、ブーイングを浴びるかも。 渋谷 対戦相手が中国人だったらすごそうだけど、今回はフィリピン人だから、どうなんでしょうね。まぁ、あったとしても気にしないです。むしろ最初はブーイングがあるぐらいのほうがいいかも。それをひっくり返すのが楽しいから。
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戦闘態勢完了!
――最後に、ファンへメッセージをお願いします。 渋谷 「待たせたな」「今回俺の試合を見れるおまえらはホントに幸せもんだな」って言いたいです。逆に、もし今回の試合で実力を出せなかったら俺はホントに運が悪い、って思いますね。 ――どういう意味ですか? 渋谷 それぐらい今の自分は強くて調子がいい、ってことです。生まれ変わった今の自分をみんなに見せたくてしょうがない。お披露目パーティーみたいなもんですね。早くベールを脱ぎたいです。だから試合前の事故や風邪には十分気をつけます(笑)。 ――非常に楽しみです。今日はありがとうございました。  当日の試合は下記URLからライブストリーム(9.99ドル)で観戦可能。日本からも大きな声援を送ろう!  http://onefc.com/livestream (取材・文=岡林敬太) 大会……ONE WUJIE〜DYNASTY OF CHAMPIONS(CHANGSHA) 会場……SWCスタジアム(中国・湖南省長沙市) 会期……2016年1月23日(土)18:30(現地時間)※日本との時差は1時間

「僕は狂ってない」 TBS『クレイジージャーニー』で話題の写真家・佐藤健寿が語る、10年間の奇妙な冒険

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 タイや台湾の奇っ怪な寺から、中国の洞窟村、ギリシャのオーパーツ、そしてカザフスタンの宇宙基地まで……世界中のあらゆる奇妙な場所やモノを巡ってきた写真家・佐藤健寿氏。「奇界遺産」というジャンルを確立した彼が12月に刊行した書籍が、奇界遺産をめぐる旅を文章で記録した『奇界紀行』(角川書店)だ。  アルゼンチンのUFO村を訪れ、インドでサイババを目撃し、漫画家・諸星大二郎とパプアニューギニアを訪れた日々などなど、世界22カ所の旅の記録を詰め込んだ本書には、佐藤氏の代表作『奇界遺産』(エクスナレッジ)とは打って変わって、文字で楽しむ奇妙な旅が展開されている。  いま話題の伝聞型紀行バラエティ『クレイジージャーニー』(TBS系)にもたびたび出演し、知名度も急上昇中の佐藤が、10年にわたる奇界な旅を振り返る!  ――本書では、『奇界遺産』などで発表された旅を、文章によって詳細に描いた一冊です。 佐藤健寿(以下、佐藤) 『奇界遺産』では、場所そのものにフォーカスしているので、旅の過程や旅の中で感じた思いを詳しく書いてなかったんです。ただ、旅の最中に日記をつけていたり、雑誌などで旅の記録を文章で残していたので、本書ではそのような原稿をまとめて大幅に加筆修正を施しました。 ――文字によって佐藤さんの旅が描かれると、『奇界遺産』とはまた別の旅を追経験できるようですね。 佐藤 ただ、基本的に、あまり文章を書くのが好きじゃないんです……。 ――そうなんですか!? 佐藤 写真に比べると、大変じゃないですか(笑)。それに、取材地優先でやってるので、よく紀行文に描かれるような食に対するこだわりとか、旅先でのトラブルには興味がなくて、旅の過程が淡白なんです。それを求めて旅してるわけではないですから。帯に「見るもの、出会う人、みな奇妙。」と書いてますが、紀行文としても奇妙なものになりましたね。 ――とことん奇妙なものにしか興味がないと(笑)。本書には台湾の奇妙なお寺から、チェルノブイリやブータンまで、さまざまな旅の記録がつづられています。あらためて、佐藤さんの興味の幅を感じさせますね。 佐藤 タイや台湾のお寺は奇妙ですが、チェルノブイリはジャーナリズムっぽいし、ブータンは普通の旅行記っぽい。いわゆる、バックパッカーの旅行本のようなものでもない。旅業界もいろいろな系統がありますが、どこに行ってもわりとアウトサイダーで、バックパッカー系のイベントに呼ばれても違和感があるし、オシャレな場所に呼ばれても異物感がある。そういうのが、この本にも出てるかもしれないですね。
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漫画家・諸星大二郎氏と訪れた、パプアニューギニア(本書より)
――本書に掲載されている中で、特に思い入れのある場所はどこでしょうか? 佐藤 10年前にインドに行った時の記録は、もともと誰に見せるためでもない日記として書いていたので、素直に旅の感想をつづっています。今回の本のために加筆はしましたが。あとは、タイで溺れかけた話ですね。人生で一番死にかけた状況だったんですが、必死だったのであまり覚えていない(笑)。後で思い出しつつ、苦労しながら文章にしました。 ――10年間の旅を振り返って、何かご自身の中で変化はありましたか? 佐藤 行きたい場所のハードルが上がってきた、というのはありますね。パッと思いついて簡単に行ける場所が少なくなってきた。行きたい場所はもちろんあるけど、時間も費用もかかって、何カ月も前から申請しなきゃいけない。どんどんハードルが上がってきていますね。もちろん、冒険家ではないので、身近な場所にある奇妙なものも、もっと探していきたいとは思いますが。 ――こんなにたくさんの奇界を見ていると、少し感覚がマヒしてしまう部分もありますか? 佐藤 それは当然あると思いますし、何かと比べちゃうってのはありますね。ある仏像を見たときに、“あの仏像のほうが大きかったな”とか。ただ、少数民族からロケットまで、僕が扱ってる範囲ってけっこう広いので、その都度、ジャンルを変えて、飽きないようにやってます。 ――思わず笑ってしまうような場所も多いので誤解してしまいがちですが、佐藤さんの文章からは、考えを巡らしながら真摯に旅をする様子が伝わってきます。 佐藤 『クレイジージャーニー』(TBS系)に出ているほかの旅人たちもそうですが、本当に狂ってる人って、多分、こういう旅はできないんです。現地に行くと、すぐに危ないことになってしまいますからね。だから、クレイジーなことをやってる人ほど、ある意味では緻密で慎重な人が多いと思います。ただ、行く場所がおかしいだけなんです(笑)。 ――スラムを旅する丸山ゴンザレスさんや、アラスカの写真家・松本紀生さんなど、本当にみなさん“クレイジージャニー”ですよね。 佐藤 謙遜するわけではないんですが、あの番組の中で、僕は一番普通の人間だと思います。行く場所は狂ってるかもしれませんが、至ってまともな人間なんです。10年も旅を続けているから、それなりにはおかしいかもしれませんが……。 ――だいぶおかしいと思います! 佐藤 旅人も、あのレベルまで行くと、もはや比べようがないんです。アラスカとスラム、どちらがすごいかなんて、わかりません。そもそも、僕もそうなんですが、あの番組に出ている人たちは、ほかの人が何をしているかにあまり興味がない。ただ、自分がやりたくてやっているだけなんです。緻密でわけわかんないことやっているっていうのが、唯一の共通点ですかね。
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西アフリカ・トーゴ「呪術師の市場」(本書より)
――テレビだからこそ、取材できた場所ってあるんですか? 佐藤 テレビだからこそというわけではないですが、逆にテレビでよくできたな、というのは廃墟ですね。廃墟って、個人で行く分には簡単というか、基本的にはみんな無許可で、勝手に侵入して撮っている場合が多いんですよ。テレビでなぜ今までやらなかったかといえば、許可取りがめちゃくちゃ難しいから。テレビだから不法侵入はできないし、そもそも誰が許可を持っているのかもわからない。けれど、僕が番組で行った4カ所の廃墟は、運よく許可が取れたんです。事前にロケハンして、タレントさんを連れて行って、「はい撮ります」というのとは違って、リアルな廃墟探検の様子を番組で公開できたのは、画期的なことなんじゃないかと思いますね。ありていなテレビ番組として見せるんじゃなくて、廃墟写真家とかそういう人たちが普段やってるやり方で、そのまま番組として放送できたのは、僕としても面白かったです。 ――書籍だけでなく、テレビ、ラジオなどさまざまな方面に活動の幅が広がり、「奇界遺産」というジャンルもすっかり確立されましたね。 佐藤 僕は別にマニアだけに向けているわけではなくて、むしろ変わったものを、全然興味がない人たちにこそ見てもらいたい。だからテレビに出てるというのもあります。最近も、歌舞伎町歩いてたらホストみたいな人に声かけられて「番組見て、本買いました。共産党ホール、やばいっすね」って言われて、つくづくやっててよかったなと思いましたね(笑)。 ――今後、どんなことにチャレンジしてみたいですか? 佐藤 幸い、テレビ番組でもラジオ番組(NHKラジオ第一『ラジオアドベンチャー奇界遺産』)でも割と自分がやりたいようにやらせてもらっています。ただ、昨年は意図していろいろなことに手を出した時期だったので、今年はもう一度初心に戻って本を作りたいですね。 ――待望の『奇界遺産3』ですか!? 楽しみにしています! (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン]) ●佐藤さん今後の予定 1/27(水)『クレイジージャーニー』DVD発売 1/29(金)「TRANSIT 佐藤健寿 特別編集号 美しき不思議な世界」発売 1/29日(金)~2/8(日) 写真展「From Caves to Spaces」(中目黒Roots to Branches)を開催 2/5(金) TRANSIT特別編集号「美しき不思議な世界」発売記念トークイベント(代官山蔦谷書店) 公式サイト<http://kikai.org/> Twitter <https://twitter.com/x51>