コンビニのエロ本が売り場から消える日 メインは中高年で熟女系が人気

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コンビニ
明確な区分けがなされるコンビニの雑誌棚。
コンビニ歴 21 年・バイヤー歴 15 年の筆者が、コンビニを選ぶ視点からお得情報、裏ワザまでを伝授! バックヤード事情を見れば、毎日の生活が変わるーー? <今回のテーマ> コンビニとエロ本  闇夜にひっそりとたたずんでいたエロ本の自動販売機もほとんど世の中から消えてしまった昨今、成人指定雑誌(以下、エロ本)の購入先はコンビニ、という人も多いのではないだろうか?   一般の買い物と違い、エロ本はコンビニの中では買う時にお客様の心の揺れが最もある商品で、「買っていることを、なるべく知られたくない」「購入が恥ずかしい」などと考えるお客様が大多数。  購買を少しでもカムフラージュしたいという心理が働くので、 圧倒的にほかの商品と一緒に買われる“ついで買い”の多い商品となっている。もちろんエロ本と重ねて買うことでカムフラージュしやすい、一般雑誌と一緒に買われることが最も多い。実際には何と併買しようが、結局店員は商品を手にとって会計しているので、そんな努力もあんまり意味はないのだが、店側としては買い上げ単価がアップするので、エロ本目的のお客さまはありがたい商品なのだ。  ちなみにエロ本に関する、一般的な購買行動としては、 ・女性店員、特に若くて好みのタイプがレジにいる場合は絶対買わない。 ・いつも利用している店舗では買わないで、わざわざ少し離れた他店に行く。 ・必ずJANコードの付いている裏表紙にひっくり返してレジに持っていく。 の3つがオーソドックスである。  現在、有害指定図書(不健全図書)や地方自治体の青少年保護などの条例により、18歳未満に販売できず購買層が限られており、近年ではそうした取り締まりも一層強くなってきた。05年ごろからは成人指定雑誌専用コーナーが設置され、中身が読めないようにシールの貼り付けが義務付けられている(ただしレディースコミックは、女性誌コーナーで展開される上、中身が読める状態で販売されているけど)。  コンビニでのエロ本売り上げは、現状1店舗 1日平均1~2冊。本雑誌の全体売り上げの約10%を占めている。ただし、フランチャイズオーナーが成人指定の商品を扱うことに消極的だったり、小中学校のスクールゾーン内にあるなど家主の都合でエロ本をまったく取り扱わない店舗もあるので、大手チェーンでは店舗比率で50〜60%程度での展開となっている。そのため、取り扱ってる店での売り上げ比率はもっと高くなる。  だが、コンビニの雑誌全体の売り上げは、ここ10年間、前年比90%強とか減少傾向にあり、苦戦が続いている。それでもエロ本の売り上げは、2年前までは前年比95%前後と一般誌よりは高い水準で推移してきたが、ここにきて、スマホやタブレット端末の隆盛により、前年比85%強と逆に売り上げの低迷が加速しているようだ。  こうした状況の中で、スマホ・タブレット端末をまだ持っていない50〜60代が主力購買者層で、ターゲットニーズに合った人妻・熟女系エロ本の売り上げが高く、品ぞろえの約半分を占めるようになった。また、家族持ちだと自宅で保管することが難しいので、出張など独りで過ごす時間が増えるであろうビジネスホテルに近い店舗では、チェーンの大小に限らず、よく売れているようだ。  一方、スマホやタブレット端末を使って、世に氾濫する過激な無料のエロ動画を見ている40代以下の層に対してエロ本出版社では、エロ本のおまけにDVDをつけるなどで対応している。だが、これも行政指導が厳しく、また、リスク回避のためにどうしてもモザイクが濃くなるので、お客様からの支持がどんどん無くなっているようだ。スマホやタブレット端末が高年齢者層にも行き渡ることが見込まれる今後、エロ本の販売もますます厳しくなることが予想される。  地方自治体の青少年保護育成条例とは別に、時代の流れにより、売り上げが急激にダウンし、エロ本がコンビニ店頭からほとんど姿を消す日もそう遠くないのかもしれない。 (文=渡辺広明/流通クリエィティブディレクター) ■おすすめ記事 NTT社長、ドコモのiPhone導入に期待を表明「ニーズに応えることも必要」 次世代技術の結晶「初音ミク」を、“文化”にまで昇華させた者は単なるオタク? 気になる男性をオトすテクニックとは? マックが急速にカフェ化 セブンにローソン、モスもコーヒー導入の背景 バレンタインに異変? 友チョコ、ファミチョコ、豪華女子会で男いらず?

新宿、渋谷で話題のロボットレストラン宣伝カー、総工費100億円の謎を直撃取材!

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 柏木由紀まで坊主に !? 政務官のクビを取った新潮に対し、文春はまたもAKBスキャンダル! 米司法省、不当格付けの疑いでS&Pを提訴へ 営業的配慮で割高格付けか 今年こそ自分を変えたい人が考えるべき3つのこと ■特にオススメ記事はこちら! 新宿、渋谷で話題のロボットレストラン宣伝カー、総工費100億円の謎を直撃取材! - Business Journal(2月6日)
ロボットレストラン
ロボこえぇぇ! でもちょっと行ってみたい。
(「ロボットレストランHP」より)
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活!   今週は、鮫肌文殊氏が、東京新宿にオープンしたロボットレストランの総工費100億円について、疑惑を直撃した! [回答者]ロボットレストラン予約センター 様  最近のテレビバラエティは、昔のようにあざとい引っ張り方をすると視聴者が嫌がるため、そうした手法は自粛傾向にある。番組のオープニングのVTRで肝心のところをマル秘マークのテロップで隠しながら「衝撃映像100連発!」って煽りまくるとか、CM前に「この後、いったいどうなってしまうのか!?」とナレーター渾身のシャウトが入るとか、まあ見ているだけで暑苦しくなる過剰演出気味なアレがアウトなんですわ。  いくら番組側が煽り立てても、現代日本の視聴者は、老若男女テレビを見るプロばかりなので「はい、はい、煽るだけ煽っておいて、どうせたいしたこと無いんでショ?」と冷めた目で見られるのがオチである(実際たいしたことない事が多いしね)。  大昔、私の担当していたある番組では、オープニングVTRで「この後、凄いことが起きる!」ってガンガン煽っておいて、結局、番組のエンディング直前、最後の最後にその衝撃映像を寸止めで見せてから「この続きは来週!」(笑)。なんと週をまたいで引っ張ったことさえあるものなあ。よくそんなムチャクチャが許されていたものである。今、そんなことやったらツイッターだなんだで、非難轟々お祭り騒ぎであろう。  まだネットも普及していなかった時代、そんなドイヒーな引っ張りを見せられても「チックショー、まんまと騙されてしまったぜ。ま、来週また見りゃいっか」とあきらめてくれるオトナな余裕が、視聴者の皆さん側にもあったんだと思う。どの業界もそうでしょうが、今やちょっとでも非を見せた相手には、よってたかって正論ふりかざしてボッコボコに叩きまくる時代ですから。まあ、それにしても昔のテレビの煽り方はヒドすぎた。完全なオオカミ少年。そりゃ視聴者もテレビ離れしちゃいますって。  そんな風に反省しきりなタイミングで見つけた、ここんとこ新宿や渋谷の街なかを凄い音量で走りまくっている宣伝カー。なんだありゃ。見ると、ロボットレストランと書いてあり、巷で話題らしい。中でも目を引くのがその宣伝カーの車体にでっかく書かれたそのキャッチコピー。「総工費100億円」……また大きく出たものである。正直、昔の煽りすぎなテレビバラエティのノリを思い出して嬉しくなっちゃう大風呂敷っぷり! いいね~!  だから直接、ロボットレストラン予約センターに聞いてみた。 『最近、街中でロボットレストランの宣伝トラックをよく見るんですが、車体に書かれてる「総工費100億円」って本当なんですか?』 担当者 ロボットレストランというお店が新宿の歌舞伎町にありましてですね。そちらの総工費ということになります。 ――それは分かるんですが、レストランのどこに100億円もかかるんですか? ロボットもビルも含めてということですか? 担当者 はい。そうです(キッパリ)。 ――ちなみに、ロボット自体の金額はどれぐらいするんですか? 担当者 ロボットは何体もあるんですけれども、1体1億円ぐらいからとなっております。 ――1体1億円!? そんなにかかるんですか? 担当者 正味、実際に出るのが6台とですね、あとお客様に自由に乗って楽しんでいただくために2台置いてあります。あと他にも別のロボットが多数あります。  なんと! 巨大ロボットが一体1億円もするとは! そんなにかかってるなんて……。1億円を全く感じさせないチープな作りなんですけど(笑)。で、肝心なところをスバリ聞いた。 ――そのロボット1体1億円として、10体動いたとしたら10億円じゃないですか。で、残りの90億円は何に掛かっているんですか? 担当者 あのー。お店に来ていただければ分かると思うんですが、非常に(お店の内装が)派手なんです。そのようなところで総工費が100億円ということになっております。是非見てみてください。さくら通りというところにございます。  最後は、セールストークをされてしまったぜ。でも、担当者の話によればロボットも含めて総工費100億円はマジだそうである。こりゃこの目で見て「これだったら100億かかるわ」と確かめるしかないようだ。噂によればけっこうセクシーな要素もあるらしいし。誰か一度、一緒に行ってみませんか? (文=鮫肌文殊/放送作家) ■おすすめ記事 柏木由紀まで坊主に !? 政務官のクビを取った新潮に対し、文春はまたもAKBスキャンダル! 米司法省、不当格付けの疑いでS&Pを提訴へ 営業的配慮で割高格付けか 今年こそ自分を変えたい人が考えるべき3つのこと 東芝、半導体業界“弱者”再編・連合を尻目に、ひとり勝ちの兆し?工場売却へも意欲 金融庁、円滑化法終了受け、再生ファンド設立を検討〜地銀の債権放棄を後押しか

柏木由紀まで坊主に !? 政務官のクビを取った新潮に対し、文春はまたもAKBスキャンダル!

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 衝撃の事実が発覚!? あのロボットレストランは総工費●●億円だった!! 米司法省、不当格付けの疑いでS&Pを提訴へ 営業的配慮で割高格付けか 今年こそ自分を変えたい人が考えるべき3つのこと ■特にオススメ記事はこちら! 柏木由紀まで坊主に !? 政務官のクビを取った新潮に対し、文春はまたもAKBスキャンダル! - Business Journal(2月6日)
『壁掛 AKB48-05柏木 由紀 
カレンダー 2013年』
(わくわく製作所)
 2月6日発売の「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋)から、忙しいビジネスパーソンも要チェックの記事を早読み。今回は、新潮渾身のスクープとなった、徳田毅代議士の女性スキャンダルと、またも飛び出た「文春×AKBのゴシップコラボ」をチェック!  先週は、「坊主事件」にまで発展した「AKB48・峯岸みなみの朝帰りスクープ」を飛ばした文春にお株を奪われた新潮だったが、今週はやってくれた。  去る2月4日、国土交通省政務官だった徳田毅議員が「過去の女性問題」を理由に辞任したが、具体的に「女性問題」の内容が明かされることはなかった。永田町周辺では「今週発売の文春か新潮が、スキャンダル記事を書くようだ」と囁かれていたが、徳田議員に引導を渡したのは、新潮だった。「徳田毅代議士が慰謝料1000万円の『未成年女性』泥酔姦淫」という記事がそれだ。  記事によると、徳田議員は2004年、東京・赤坂で会食を共にした19歳の女性に飲酒をさせ、その後、バーに連れていき、酩酊するまで飲ませて、高級ホテルに連れ込んだという。さらにホテルの部屋で、徳田議員は抵抗する女性を抑圧して、性行為に及んだというのだ。女性はそれから3年後の2007年、こうした不法行為を行った徳田議員に対して、2000万円の損害賠償請求を求める民事訴訟を起こしている。また、この行為が行われたのは徳田議員の新婚時代で、盛大な披露宴から半年あまりのことだったというから、徳田議員のモラルの低さは人並み外れているといえるだろう。  女性の訴えに対して、徳田議員は答弁書の中で「未成年とは知らなかった」「お酒は女性がすすんで飲んだ」「性行為は合意の上」……と不法行為を否定したというが、新潮はこれをもって、先日、準強姦罪で実刑判決を受けた内柴正人被告と同様の主張である、と一刀両断している。 ●守秘義務を盾に説明義務を放棄  女性の訴えに対して、結果的には、徳田議員は1000万円を支払い、和解に持ち込んでいるが、新潮の記事に登場する、この女性の彼氏という人物は、徳田議員から直接謝罪がないことに対して、いまだ怒りが収まっていない様子だ。 「こうした裁判の和解では、その後、お互いのプライバシーを守るために、和解内容に守秘義務を課すのが普通です。実際、徳田議員側はこの守秘義務を盾に、新潮の取材や官邸への説明に応じていないようですが、そのために一方的に叩かれまくられる状況を生んでしまった。女性が訴えでた内容が真実であるならば、今後、議員辞職も避けられない。『真実ではない』と守秘義務を破って釈明をしたとしても、それはそれで約束違反だというそしりは逃れない。いずれにせよ、政治生命は大ピンチです」(全国紙政治部記者)  この新潮が発売される3日前には政務官辞任を決めた徳田氏。その決断の早さで、スキャンダルが安倍内閣に飛び火するのは避けられたかもしれないが、自身に対する火の粉は、それくらいでは払うことはできなさそうだ。  それにしても、5年前に和解に持ち込み、「終わったこと」と思っていた騒動が、「待ってました」とばかり、政務官就任直後のタイミングで再燃してしまうのだから、今回の件は、法的手段を使おうが、カネの力を使おうが、過去の過ちや汚点は決して消えることはないという教訓を与えてくれたのではないか。政治家のみならず、誰もが心しなければいけない点だ。  4カ月前には、第三次野田内閣の田中慶秋法務大臣の「暴力団スキャンダル」をスクープして、そのクビを取った新潮。06年の第一次安倍内閣時には、閣僚が次々とスキャンダルに襲われ、支持率低下を招いたという苦い経験を持つ安倍晋三首相にとっては、脅威の存在となりそうだ。 ●なんと、峯岸がゆきりんを…  一方で、出版業界内では「文藝春秋は安倍晋三の著書『美しい国へ』の発行元でもあるから、『文春』では安倍内閣のスキャンダルはやりにくいはず」などと囁かれているが、文春にはそんな“業界の仁義”など通じないはず。新潮に負けじと、安倍内閣には、バッチリ切り込んでくれることだろう。というのも、AKB48の写真集を出しておきながら、AKB48メンバーの恋愛スキャンダルを独走状態で連発しているという実績があるのだから。  その文春、先週の峯岸ネタに続き、今週もやってくれた。今回は、グループ随一の清純派である“ゆきりん”こと柏木由紀が、Jリーガーと合コンをしていたというスクープ写真を繰り出してきた。  この合コンは、1月12日の深夜に行われて、女性陣は柏木のほか、峯岸みなみ、AV女優の明日花キララら、男性陣はセレッソ大阪の扇原貴宏、杉本健勇らが出席し、朝までどんちゃん騒ぎが行われていたらしい。しかも、この合コンに柏木を誘ったのが峯岸というのだから、柏木ファンから「ゆきりんまで巻き込むな、坊主!」と、峯岸が袋叩きに合わなければいいが、と心配してしまう。  恋愛禁止のAKB48において、合コンまでが禁止されているかといえば微妙。昨年、同じく文春に合コン騒動が報じられたAKB48の佐藤亜美菜や近野莉菜は、運営サイドからのお咎めはなく、彼女たちからもファンに謝罪はなかった。 「しかし、ゆきりんの場合は意味が違う。彼女は自分自身で、恋愛を捨てて、AKB48とファンのために生きるということを標榜して人気を集めてきたんです。かつてスポーツ紙のインタビューでも『365日追いかけられても、写真誌にスキャンダルを撮られることはないですよ』と宣言していました。恋愛禁止というルールの肯定派でもある。それなのに、自分で高いハードルを設けた挙げ句、自分でつまずいてしまったのだから、自責の念は強いでしょう。『たかが合コン』とは言えないはず。だからといって、彼女の坊主頭は見たくないですが……(涙)」(あるAKBファン)  果たして、柏木は自分自身でどういう決着をつけるのか。  くしくも、2月6日は柏木のソロ・デビュー曲の発売日。新潮の“徳田スキャンダル”よろしく、文春が1カ月も前の合コンネタをこの時期にぶつけたのは、歌手活動の出鼻を挫こうという意地悪なのか、逆宣伝になるという優しさなのか。そして、来週はAKB48の誰のスキャンダルを出してきてくれるのか、文春に期待したい。 (文=編集部) ■おすすめ記事 衝撃の事実が発覚!? あのロボットレストランは総工費●●億円だった!! 米司法省、不当格付けの疑いでS&Pを提訴へ 営業的配慮で割高格付けか 今年こそ自分を変えたい人が考えるべき3つのこと 東芝、半導体業界“弱者”再編・連合を尻目に、ひとり勝ちの兆し?工場売却へも意欲 金融庁、円滑化法終了受け、再生ファンド設立を検討〜地銀の債権放棄を後押しか

朝日に読売…消費増税に賛成し、自らは平然と軽減税率を求める大手新聞社の醜態

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) AKB河西「手ブラ写真集」騒動でわかった 隠蔽される少年への性的虐待 mixiは意外と稼いでる!? FacebookやTwitterへ原点回帰で反撃! 夢をかなえるのに才能は必要か? ■特にオススメ記事はこちら! 朝日に読売…消費増税に賛成し、自らは平然と軽減税率を求める大手新聞社の醜態 - Business Journal(2月5日)
日本新聞協会の秋山耿太郎会長が、
会長を務める朝日新聞東京本社。
(「Wikipedia」より)
 昨年8月に法案が成立し、現行5%の消費税率は、2014年4月に8%、15年10月には10%に引き上げられる見通しだ。大手新聞各社は消費増税に賛成しながら、新聞の購入金額には軽減税率を適用するよう主張し続けている。  軽減税率とは、本来の標準税率より低い税率のこと。新聞社は「自分たちだけは税金を安くしろ」と言っているわけである。例えば、読売新聞は1月9日の社説でこう書いている。 「税制改正では、生活必需品などの消費税率を低く抑える軽減税率の導入を明確に打ち出す必要がある。(中略)公明党が提示している2段階の導入論は、検討に値する。公明党前代表の太田国土交通相は『消費税率を8%に引き上げる段階で軽減税率の対象をコメ、みそ、しょうゆ、新聞などに限定し、10%への引き上げ時に対象を拡大する』との案を示した」  公明党の太田氏がそういう発言をしたのは事実だが、「コメ、みそ、しょうゆ、新聞」という並びには、少し違和感を感じる。  他紙も軒並み同じ論調だ。産経新聞の1月8日社説のタイトルは『軽減税率 8%からの導入決断せよ』だった。 「新聞に対する税率も、ドイツでは食料品と同じ7%だ。(中略)国民の『知る権利』にかかわる言論の多様性を確保し、活字文化を守るために『新聞への課税は慎重であるべきだ』という伝統による。知識への課税は活字文化を損なう恐れがあり、日本もこうした欧州の例に学んでほしい」 ●経営への影響大きい毎日は必死?  毎日新聞も昨年12月、総選挙の投開票日を5日後に控えた11日、「軽減税率で自公を評価」というタイトルの社説を掲載した。税制面で新聞業界を優遇してくれそうな政党を支持しようという露骨なものだ。リベラルで庶民的という定評があった毎日でさえ、このありさまである。しかも、毎日が新聞への軽減税率適用を求めた社説やコラムを掲げたのは、この日だけではない。 『一体改革は必要だ 欧州の実例に学ぼう』(2011年12月15日付社説) 『一体改革 与野党で問題点を洗え』(2012年1月12日付社説) 『「大人の自民党」が見たい』(2012年4月12日付「熱血!与良政談」与良正男) 『消費増税法案 複数税率の検討を』(2012年4月25日付社説) 『ケーキ? ビスケット?』(2012年4月27日付「発信箱」福本容子)  これだけ度重なると、悪質としか言いようがない。全国紙とはいえ、毎日の朝刊部数は約340万部といわれ、朝日と読売には大きく水をあけられている。増税分を転嫁できず自社で負担すれば、他紙よりも経営的に大きなダメージを受けると見られる。  さて、朝日新聞はどうかと言えば、これまでのところ、他紙のような露骨な主張はしていない。『消費増税と低所得層ー軽減税率は将来の課題に』(2012年5月20日付社説)では軽減税率を客観的に論じながらも新聞への適用には触れていない。しかし、素直に褒められたものではなかった。 ●ロビー活動にご熱心な朝日新聞社長  日本新聞協会の会長を務める朝日新聞の秋山耿太郎会長は昨年10月、第65回新聞大会で「知識課税の強化は活字文化の衰退を招く」とあいさつし、「経営を直撃する消費税の大波をどう乗り越えていくべきか。進むべき道を探り出していかねばならない」と述べた。軽減税率導入に向けた新聞協会のロビー活動は、昨年3月と6月にも大々的に行われており、そのたびに秋山会長が出席している。「業界の総意」という隠れ蓑を使って、朝日新聞としての本音を抑えていると考えるのは、勘ぐりすぎだろうか。それとも、朝日新聞社では、経営者たる会長の意見と論説含む編集陣の意見はまったく違うということなのか。 ●読売は財務省の天下り先?  みんなの党の山内康一衆院議員は2011年6月19日のブログで、「財務省主導の増税路線にマスコミも乗っかっています」「消費税が上がっても大手新聞社は困らないカラクリがあります」と書いている。その中身として「大手新聞は『新聞購読料は消費税対象外』という主張をし、その主張に財務省はOKを出している様子」と暴露している。もしこれが本当ならば、財務省と大手マスコミは蜜月状態といえよう。  実際、2010年11月には丹呉泰健氏が読売新聞の社外監査役に就任しているが、丹呉氏は09年の政権交代直前に財務事務次官となり、10年7月に退任した人物だ。読売が同氏の財務省に対する影響力を見込んでの人事であると見るのは普通だ。 ●国から守られ続けてきた大手新聞社  そもそも、自由競争の業界なのに、大手新聞ほど国から守られて生き延びている民間企業はない。古くは国有地を安く払い下げてもらい本社を建て、戦後はテレビ局を開設して電波利権まで手中に収めてきた。長らく官庁丸抱えの記者クラブで一次情報を独占し、役人提供のリリースに少し手を加えただけの原稿で紙面を埋めてきた。そして、現在も再販制度で新聞価格を高く維持している。記者出身の素人が経営者になっても、会社を存続できるわけである。  各社は新聞を軽減税率の対象にすべき理由として「活字文化の存続」や「知る権利」などを挙げているが、今や新聞社だけが情報取得手段の担い手ではない。インターネットの普及で、役所や企業も独自に情報を発信しており、記者会見にはフリーの記者も参加できるケースが増えた。フリージャーナリストの活動はネットによって飛躍的な広がりを見せ、情報は多様化している。中には新聞社の社説よりもはるかに説得力のあるものも多い。また、ネット中継や動画の進歩によって、速報性でもネットメディアは力を発揮している。新聞が軽減税率の対象になるとすれば、それは新聞社の既得権以外の何ものでもない。  さて、自民党と公明党は1月23日に与党税制協議会を開き、軽減税率は「消費税率10%への引き上げ時に導入を目指す」ことで合意した。これで、今回は新聞業界の要望が入れられる見込みはなくなったが、今後も新聞業界は恥も外聞もなくロビー活動を展開してくるだろう。彼らの動きに、目を光らせておかねばなるまい。 (文=横山渉/ジャーナリスト) ■おすすめ記事 AKB河西「手ブラ写真集」騒動でわかった 隠蔽される少年への性的虐待 mixiは意外と稼いでる!? FacebookやTwitterへ原点回帰で反撃! 夢をかなえるのに才能は必要か? 富士通、黒字見込みから一転、赤字1000億円へ…不振事の半導体は再編・減損 セイコー“総帥”名誉会長追放クーデター事件の全内幕!みずほコーポ銀が暗躍?

AKB河西「手ブラ写真集」騒動でわかった 隠蔽される少年への性的虐待

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『卓上 AKB48ー132河西 智美
カレンダー 2013年』(わくわく製作所)
 版元・講談社の事情聴取という事態にまで発展したAKB48・河西智美の「手ブラ写真集」騒動。お得意のメディア操作で芸能マスコミは黙らせているものの、写真集が発売中止に追い込まれたうえ警察沙汰にまでなったわけだから、AKBや講談社の受けた損害・イメージダウンはけっして小さいものではない。  しかしそうなると、改めて不思議に思うのは、彼らがなぜこんな写真集をつくってしまったか、である。児童ポルノ法、そして青少年育成条例施行後、大手出版社も芸能界も児童ポルノには非常に神経をとがらせてきた。それが、今回は児童ポルノどころか、乳房との接触強要という性的虐待の疑いもある写真を堂々と表紙にしてしまったのだ。 「それは相手が男の子だったからですよ。マスコミは少女の性的描写については慎重ですが、少年となるとほとんど気にしない」(大手出版社社員)  実際、当初は講談社だけでなく他のメディアも今回の写真集の問題点にまったく気づいていなかった。スポーツ新聞などはAKB・講談社のパブリシティにのっかり、発売直前に堂々と問題の写真を掲載したうえ、「豊満バストの手ブラ披露!」「一糸まとわぬセクシー姿で悩殺」「超過激な手ブラショットを披露」などと煽り立てていたのだ。  また、熱烈なAKBファンで知られるマンガ家の小林よしのりにいたっては、問題発覚後も「この程度の写真が載せられないことにも十分驚いたが、写真集そのものが発売白紙というニュースにはつくづくあきれた」と手ブラ写真擁護論を展開している。  こうした少年ポルノへの甘い対応の背景にあるのは、「男の場合は性的虐待にならない」という先入観だ。 「男は常に女性との性的接触を望んでいる、女性とできるなんてラッキーだという思い込みがある。それが性的虐待を受けるわけがない、受けたとしてもたいしたことがない、という意識につながっていると思います」(児童虐待に詳しい心理カウンセラー)  以前、河西と同じAKB48の高橋みなみの母が、少年への複数回のわいせつ行為で逮捕された事件があったが、この時も同様の構図があった。淫行という重大な容疑で刑事事件になっているにも関わらず、メディアやファンの間では「しつこく性的関係を求めたのは少年のほうで、たかみなの母親はむしろ被害者」という見方が広がって、報道が尻すぼみに終わってしまったのだ。 「この時は、AKBサイドがメディアにそういう情報を流して報道を封じ込めた経緯がありましたが、その情報操作を受け入れたベースにはやはり、『男が性的虐待を受けるはずがない』という意識があったと思う」(スポーツ紙記者)  しかし、この「男が性的虐待を受けるはずがない」という先入観は、明らかに認識不足といわざるをえない。  例えば、アメリカの臨床心理研究家・リチャード・B・ガードナーが出版した研究書『少年への性的虐待』によれば、アメリカの一般男子大学生を対象とした調査で、16歳までに直接的な(接触のある)性的虐待を受けたと回答した数は全体の18%、接触のない虐待も含めると、被害者は28%にものぼるという。  また、同書は、有名なシアトルの小学校女性教師妊娠事件をはじめ、少年の性的虐待被害の具体的な事例を複数紹介しているが、その内容がすさまじい。同じような教師による男児への性的いたずらはもちろん、37歳の女性が近隣の少年をレイプしたケース、修道女が男児に1年間にわたって自分の性器を触らせ続けていたケース、さらには、母親の息子に対するセックス強要、さらには父親による息子への性的虐待……。  これらの現象は、女性が強く、ゲイの多いアメリカだからだと思われるかもしれないが、けっしてそうではない。日本でも2003年、アジア女性基金が行った「高校生の性暴力被害実態調査」では「無理やりセックスをされそうになったことがある」と回答した男子が2.7%、「無理やりセックスをされた」と回答した男子が1.5%。05年に実施された「青少年の性行動全国調査」では、「性的行為を強要されたことがある」と回答した高校生男子が1.2%、「相手の裸や性器を見せられた」と回答した男子が4.8%にのぼった。  しかも、こうした数字は氷山の一角だと専門家はいう。 「アメリカでも男児の場合は性的虐待を受けながら、自分自身がその被害者感情を抑圧し、体験を封印してしまうケースが多い。アメリカよりも閉鎖的な日本ではもっとこの傾向が強いですから、実際には10%近い男児が性的虐待を受けている可能性がある」  そして深刻なのは、こうした性的虐待を受けた少年たちが、女児のケースと同等かそれ以上にひどいトラウマを負っている可能性があることだ。先の『少年への性的虐待』でも抑うつ状態や性的不能になったケース、さらには自分自身が性的虐待の加害者になってしまったケースなどが多数紹介されている。  そう考えると、河西智美の騒動も「この程度の写真で……」の一言で片づけられる話でないことがよくわかるだろう。むしろ、今回の騒動を契機に、これまでひた隠しにされてきた少年への性的虐待の実態を明るみに出し、対策をきちんと考える必要があるのではないか。  もっとも、この国ではそれ以前に、どんなスキャンダルを引き起こしてもほとんど報道されることのないこの異常なAKBタブーをなんとかしなければいけないのかもしれないが……。 (文=須田 林) ■おすすめ記事 朝日に読売…消費増税に賛成し、自らは平然と軽減税率を求める大手新聞社の醜態 mixiは意外と稼いでる!? FacebookやTwitterへ原点回帰で反撃! 夢をかなえるのに才能は必要か? 富士通、黒字見込みから一転、赤字1000億円へ…不振事の半導体は再編・減損 セイコー“総帥”名誉会長追放クーデター事件の全内幕!みずほコーポ銀が暗躍?

本屋の棚はなぜ頻繁に入れ変わる? 青山ブックセンターさんを直撃取材!

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うまいこと名前付けたって思ってそうな。
(「Wikipedia」より)
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活!  今週は林賢一氏が、本屋さんの棚替え頻度について不満をぶつけた! [回答者]青山ブックセンター 六本木店 様  ほぼ毎日、本屋に行く。  たしかにAmazonは便利だけれど、やはり本をじかに触れて選書するという行為は捨てがたいものがある。あと単純に本を触るって気持ちよいし。  僕の本屋での行動パターンはこうだ。  お店に入ると、まずは積んである新刊本をチェックする。これは欠かせない。その後、雑誌棚をぶらっと散歩し、定期購読している雑誌が発売されているかをチェック。そして、文庫棚を冷やかす。最後は専門書の棚を散歩する。  みたいな、みなさんも本屋での行動パターンがそれぞれあると思う。そんな習慣が崩れる瞬間が、突然訪れる。  棚が変わっている。  そう、いきなり棚の中身が変わってゲシュタルト崩壊的な悲劇がやってくる。もう、どこがどこにあるか分からなくなる。  棚卸しかと思ったら、本屋では冊数の管理は行き届いているはずだから、どうもそれとは違うはずだ。 「あれ? 文学の棚はどこだろう?」「ん? この棚、新書になったのか」  などなど、新たな情報を頭に入れなくてはならないし、目指す棚を探すだけでも時間がかかる。 「これまでの俺の脳内棚を返して下さい!!!!!!!!」こう本屋の中心で叫びたくなってもしまう。なぜこんなことをするんだ?  そこで【青山ブックセンター 六本木店】に直接聞いてみた。 「よく棚の中身を入れ替えるのはなぜですか?」 担当者 えーっと、今年の1月初めにお店のレイアウト変更を行ったんですが、その件でしょうか? ──はい。A棚はこれまで文学だったのにビジネス書にしたり、B棚はスポーツ本だったのがマンガに変更、みたいな感じの変更って頻繁にありますよね? 担当者 そうですね、大きい変更は年に2回くらいですかね。 ──年に2回? 担当者 そうですね、大きいジャンルの入れ替えというのは、年に2回くらい行ってますね、はい。 ──これって、なぜ入れ替えるんですか? どのジャンルがどこにあるのか分からなくなることがあるもので……。 担当者 はい、申し訳ありません。そうですね、お客さまの流れだったり、反響とかいろいろ細かく毎月分析をしている中で、例えば今回ので言いますと、写真アートとデザインアートを一緒にご覧になる方が多いんですが、元々の場所がスゴくかけ離れていたので、今回は隣同士にしようとか、そういうことが多いですが。 ──常に改善しているってことですか? 担当者 そうですね、改善を。繰り返しになってしまっているんですけど。 ──年に2回くらいやっているから、ちょくちょく入れ替わってるように感じるんですね……。 担当者 はい。ただ、今回1月のレイアウト変更はだいぶ大きなものだったので、お客様にも分かりづらさがあったかと思います。 ──今回の変更のポイントは、どんな所ですか? 担当者 そうですね、例えば文芸書が一括りに変わって、ビジネス書も変わっています。 ──棚の位置を定期的に変え続けていると結局、元の位置に戻るってこともあるんじゃないですか? 担当者 まあ、何年か単位で見るとあるかもしれませんが、数カ月でってことはないと思います。 ──それは結局、元の場所の方が良かったから戻ってくるわけですか? 担当者 そうですね、まあ、話題書とかの動向も年々変わってきますので、それにも応える感じで考えているので、戻るってことはあるかと思います。まあ、本屋に限らずお店の方ではいろいろあると思うんですけど、うちの方は改善としかちょっと言いようがないのですが。日々改善しております。  改善してもらうのはいいことだと思うけれど、ヘビーユーザーにはあまり意味がない。年に2回も変更するのではなく「これがベスト」という配置で長年戦ってほしいものである。  例えば、料理屋さんが年に2回もレシピや味を変更するわけがないように、本屋も棚の変更はすべきではない、と毎日本屋に通っている身としては思ってしまう。  本屋さん! 【ベストな棚の位置を決める会議】みたいのをお客さん交えて公開で行うといいんじゃないんでしょうか、と謎の提案をして今回はドロン。 (文=酒平民 林賢一/放送作家) ■おすすめ記事 「自殺者は部屋が汚い」特殊清掃人を変えた自殺と孤独死のリアル 太陽光発電買取価格引き下げで三菱商事・ソフトバンクに逆風!? グリーの“優れた”ビジネス…新パッケージガチャ、射幸性強くコンプよりお金つぎ込む人も続出 さらに激化? 狙われている日本の水資源 バイアグラを部下に買わせ、愛人の指南で合併を決める大手新聞社長の性癖

「自殺者は部屋が汚い」特殊清掃人を変えた自殺と孤独死のリアル

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) さらに激化? 狙われている日本の水資源 本屋の棚はなぜ入れ変わる? 書店業績不振の裏にある緻密な分析 太陽光発電買取価格引き下げで三菱商事・ソフトバンクに逆風!? ■特にオススメ記事はこちら! 「自殺者は部屋が汚い」特殊清掃人を変えた自殺と孤独死のリアル - Business Journal(2月4日)
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(「Thinkstock」より)
ーー『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』(共にテレビ東京)『情熱大陸』(TBS)などの経済ドキュメンタリー番組を日夜ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で裏読みレビュー! 【今回の番組】 1月20日放送『ザ・ノンフィクション 特殊清掃人の結婚』(フジテレビ)  名言の連発だった。  冒頭、いきなり竹内結子のナレーションで「ずっと一人で生きていくんだと決めていました」である。  さらに「仕事は現場が教えてくれるよ」「日本語の使い方間違えたら大変なことになるぞ」「弟子に必要としてるのは技術より人の心」と続くのだからたまらない。  僕はこの原稿の為に言葉をテキストに写しながら見ていたが、心のノートにも留めておこう。  『ザ・ノンフィクション 特殊清掃人の結婚』は、清掃会社の社長が恋人を家族に紹介するシーンから始まる。出前寿司を囲んで男の両親が「彼女が出来たということで幸せだよ」と笑う。で、カンパーイ。和やかな雰囲気だが、竹内結子の声は重い。独身主義者を貫いてきた男が結婚を決めた理由を、番組は彼の過去を振り返る形で描く。  男の仕事は特殊清掃人。孤独死や自殺した部屋の後始末をするのが彼の仕事だ。たとえば37歳の女性が自殺した場合。遺体からハエが異常発生したことにより、その死が判明した。そんな状況を「文字通り虫の知らせだ」と竹内結子は説明するが、「巧いこと言ってる場合か」とツッこみたくなるほどの酷い現場。対して社長は淡々と状況を説明する。自殺をする人の特徴は部屋が汚い。そうなると人を招くこともないから自分で考える時間が増えてしまう。外にも出ないから、深く考え過ぎて自殺を選んでしまう場合が多いのだ、と。  また、ある父親の死は「死のかたちは さまざま。時には幸せな孤独死もある」と紹介された。このケースは他の現場との違いが際立った。この状態を見て社長は「亡くなっている人はだいたい玄関に首が向いている。苦しんで出ようとするから。でもこの人は違う」と語る。娘からの手紙を大切に保管してある袋を見つけ、遺族に渡す。「こういう人だったよね」とまるで暖かい通夜のような会話を交わす家族たち。袋を抱きしめる姿が僕にはスローモーションのように見えた。  番組の中盤、個性の強いキャラクターが登場する。社長とは一回り以上も歳の違う25歳の若者だ。彼はミュージシャンをしながら「仕事として」と割り切って特殊清掃に就いた。「結構考えがドライなんですよ、僕」とキャメラの前で言えてしまうのだから相当な礼儀知らずだと映る。彼が仕事のトラブルが多そうなことは十分に分かってしまう。ある日は他人の駐車場に駐車してしまい、怒られてから移動したものの、なんとその際に接触事故を起してしまった。その結果、さらに相手を怒らせることに。彼は「やっちゃったものはしょうがない。勉強になったと……」言うのだが、それは事故を起こした人間が言う言葉ではない。社長は、怒られた経験がないからあやまるタイミングを知らないんだろうと分析する。  しかし、彼のように若くても感情を抑えられるからこそ、特殊清掃の仕事も出来るのかもしれない。だが、それではいけないと社長は言う。ある孤独死と対面した時、社長は耐え切れなくなって外に出た。その人の職業が「清掃業」だったからだ。自分の過去と重ね、感情移入してしまったのだ。一方、若者は黙々と仕事を続ける。この現場で二人の仕事に対する明確な差が浮き彫りになってしまった。  社長は行きつけの寿司屋に彼を誘う。「亡くなった人から何かを学べよ。俺はこの生き方で間違ってなかったのか教えて下さいって。現場で涙しながら作業するくらいになって欲しい。そうなった時にお前自身は大きく変わる」。この言葉を若者は黙って聞くが、僕には社長が自分自身に問いかけているかのようにも見えた。  そして若者は変わる。ある清掃の場で、依頼人が彼のことをこう語っていた。「ほかの業者は靴を脱がなかった。でも彼は靴を脱ごうとしてくれた」と。  さて、冒頭にある社長が結婚を決めた理由は、いくつもの死の現場とある若者の成長を通して見事に描かれていた。死に様を通して生き様を見せる、見事な構成だったと思う。そして不思議とポジティブな気持ちにもなれた。  ラストの「家庭を持てるような男になりたいって思うようになった」という言葉が、とても暖かく聞こえた。 (文=松江哲明/映画監督) ■おすすめ記事 さらに激化? 狙われている日本の水資源 本屋の棚はなぜ入れ変わる? 書店業績不振の裏にある緻密な分析 太陽光発電買取価格引き下げで三菱商事・ソフトバンクに逆風!? グリーの“優れた”ビジネス…新パッケージガチャ、射幸性強くコンプよりお金つぎ込む人も続出 バイアグラを部下に買わせ、愛人の指南で合併を決める大手新聞社長の性癖

トクホコーラ戦争〜サントリー・ペプシ、シェア食われた“コーラ初心者”キリンを猛追中

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) グリーの“優れた”ビジネス…新パッケージガチャ、射幸性強くコンプよりお金つぎ込む人も続出 バイアグラを部下に買わせ、愛人の指南で合併を決める大手新聞社長の性癖 上杉隆×池田信夫“名誉毀損”裁判始まる…上杉側、資料準備に1カ月半もかかる? ■特にオススメ記事はこちら! トクホコーラ戦争〜サントリー・ペプシ、シェア食われた“コーラ初心者”キリンを猛追中 - Business Journal(2月3日)
「サントリーホールディングス HP」より
 脂肪の吸収を抑えるトクホのコーラが今、大ヒットしている。キリンビバレッジは昨年4月24日、「キリンメッツコーラ」を発売。2012年は602万ケースを販売し、大ヒットを記録した。これに半年以上遅れてサントリーが発売した「ペプシスペシャル」も、170万ケースを突破する勢いとなっている。  コーラ飲料市場は今、販売実績(1億4900万ケース(業界推定)で横ばい。2012年も前年並み。そしてゼロ系コーラは4720万ケースで前年比8%減と、やや陰りを見せている。ところが昨年発売されたゼロ系コーラに分類されるトクホコーラは、発売から約8カ月の間に770万ケースと急成長している。  年間100万ケースが大ヒットだといわれる飲料市場の中で、先行したキリンメッツコーラがわずか2日で目標の100万ケースの5割を達成、4月に年間目標を600万ケース、9月には700万ケースに上方修正した。これに対して、トクホ飲料では「黒烏龍」でキリンに先行したサントリーが「ペプシスペシャル」を発売。キリンのヒット商品に追撃した。水面下で、いったい何があったのか?   「キリンは5年ほど前から、独自で初めてコーラを開発販売しようとしていました。しかし普通のコーラを販売したのでは、先発メーカーにかなわない。そこで、トクホコーラが検討されるようになったのです」(業界関係者A氏)  トクホとは消費者庁が定める「特定保健用食品」のことで、血圧や血中コレステロールの正常化や、おなかの調子を整えるなどの効果が期待できる食品で、同庁が審査し許可を与えた商品。キリンは、コーラに脂肪吸収を抑える食物繊維「難消化性デキストリン』(難デキ)を加えている。  しかし最初は、社内で「トクホコーラなどというものが、あってもいいのか?」と議論になったという。 「なにせ、前代未聞の取り組みです。社内では、だいぶもめたようです。しかし否定する理由もないので、最終的には『やってみようじゃないか』ということになったようです」(前出のA氏)  さらにキリン広報は言う。 「2007年の飲料業界はトクホブームに沸いていて、お茶のカテゴリーではすでに他社商品が人気を集めていた。どうせなら、他社の後追いをするよりも、新たな市場をつくろうと考えた」(キリン広報担当者) ●サントリーへ闘志をむき出しにするキリン  キリンは、黒烏龍で先行されたサントリーに闘志をむき出しにした。しかし、それでもこれまでまったく経験のない新商品の開発。最初の臨床試験では、治験データなどが思うように集まらなかった。 「データの選び方を誤り、消費者庁のガイドラインでは、メタボの人を選ぶようになっていたのに、病気の人ばかり集めてしまったり、逆に健康な人ばかりを集めてしまいました。そこで、もう一度データを取り直し、やっとうまくまとまったのです」(業界関係者B氏)  実はその間、サントリーもペプシコーラを使ったトクホ商品をつくろうと、水面化で開発を進めていた。 「難デキのサンプルなどを使い、独自の研究を進めていました。ただ米ペプシコーラ本社は、コーラのレシピを門外不出にしているため、出してくれない。味のレシピについてはサントリーもアドバイスしましたが、最終的にはペプシの米国本社が決めたようです。そのあと、サントリーは日本でヒト試験や安全性に関する臨床試験などを行ったようです。サントリーはキリンに比べ3年ぐらいスタートが遅れたのですが、持ち前の開発力で、一気にその差を縮めました」(前出のB氏)。 ●サントリー・ペプシは、キリンにマーケット食われた  キリンは2010年10月にトクホ申請、昨年5月に発売にこぎ付けた。キリンメッツコーラが爆発的にはヒットすると「ペプシネックス」のマーケットが食われ、サントリーは11月13日、半年遅れで「ペプシスペシャル」を発売した。  辛うじてペプシスペシャルの健闘で巻き返しをかけたが、「ペプシ」ブランドの2012年販売実績は2900万ケースで、前年同期比3%減となった。  サントリー広報は次のように語る。 「『ペプシ』ブランドは3400万ケースで前年17%増、『ペプシスペシャル』は前年比プラス253%の600万ケースを目指します。そのために『ペプシネックス』はリニューアルし、“ゼロ系コーラ”としての価値をよりいっそう強化します。また『ペプシスペシャル』では490mlペットの強化に加えて、新たな容量として1.5Lペットを発売することで飲用機会の拡大を狙い、『ペプシ』ブランドの年間計画達成を目指します。また、TV-CMなどのコミュニケーション活動にも、積極的に取り組んでいきます」(サントリー広報担当者)  一方、猛攻をかけるキリンは2013年、「キリンメッツコーラ」を800万ケースにする目標を立てているという。果たしてトクホコーラ戦争はどちらに軍配が上がるのか、まだまだ目が離せない。 (文=松崎隆司/経済ジャーナリスト) ■おすすめ記事 グリーの“優れた”ビジネス…新パッケージガチャ、射幸性強くコンプよりお金つぎ込む人も続出 バイアグラを部下に買わせ、愛人の指南で合併を決める大手新聞社長の性癖 上杉隆×池田信夫“名誉毀損”裁判始まる…上杉側、資料準備に1カ月半もかかる? ある営業マンが経験した「モンスター客地獄」 楽天と比べ見劣り? 巨額赤字企業が産業競争力会議にいる謎

グリーの“優れた”ビジネス…新パッケージガチャ、射幸性強くコンプよりお金つぎ込む人も続出?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) バイアグラを部下に買わせ、愛人の指南で合併を決める大手新聞社長の性癖 ある営業マンが経験した「モンスター客地獄」 上杉隆×池田信夫“名誉毀損”裁判始まる…上杉側、資料準備に1カ月半もかかる? ■特にオススメ記事はこちら! グリーの“優れた”ビジネス…新パッケージガチャ、射幸性強くコンプよりお金つぎ込む人も続出? - Business Journal(2月3日)
グリー本社が所在する六本木ヒルズ森タワー
(「Wikipedia」より)
 ソーシャルゲーム大手・グリーの未成年者超過課金被害者数が拡大している。  1月7日公表時に733人だった被害者数が、同月18日公表時には5544人と7.6倍に拡大、被害金額も2811万円から1.8倍の4937万円へ拡大した。  1月7日の公表時、グリーは「未成年者の超過課金該当者が少なく、軽微な事象と考えていた。今後利用者に通知し、申し出があれば返金する」と釈明。同月18日にも、「原因はシステムの設計ミス」としている。  消費者問題関係者は、グリーの対応について次のように語る。 「設計ミスによる超過課金は技術的問題だとしても、それによる収益を業績として決算報告しているわけだから、これは立派な不正会計。その自覚がグリーの報告からまったく感じられない。また、グリーの一連の対応には、問題を把握時点で即座に公表しない不祥事隠蔽体質、問題発生を即座に察知できないシステム監視体制不備、『返金は申し出者のみ』という不誠実対応が見られ、被害者への誠意が感じられない」 ●グリーの“優れた”ビジネスモデル  このような企業体質は、グリーのビジネスモデル自体に内在しているように思われる。  グリーの収益は、主に次の5つで成り立っている。 (1)一般広告収入……広告代理店を通じて販売しているインターネット広告枠の売上。バナー広告と、広告コンテンツを連動させたタイアップ型企画広告の制作・販売がある。ほかにコミュニティ企画運営受託による売上もある模様。 (2)成果報酬型広告収入(アフィリエイト)……グリーにアクセスしたユーザを販売サイトに誘導し、それで発生した売上から成果報酬として得た収入。 (3)有料サービス売上……有料会員向けサービス。携帯会員向け「GREEプラス」(月額300円)、PC会員向け「GREEプレミアム」(同)などがある。 (4)コンテンツ売上……携帯会員向け「きせかえプレミアム」(500〜5000円)でプロフ素材(プロフィールページの背景全体を好みのデザインに装飾できる素材や機能)を、デジタルコンテンツとして販売している。 (5)パッケージガチャ……最上級レアカードを引き当てる課金ガチャ  そして会員は、成果報酬型広告への参加、有料サービスへの登録、グリーへの友達招待などによりサイト内通貨「ゴールド」を獲得できる。ゴールドに換金性はなく、アバター(グリーのサイト上で利用できる自分の分身となるキャラクタ―)やSNS連動型ゲームの各種アイテム等と交換するためのグリーサイト内仮想通貨。  ここで注目されるのが、アバターやゲームアイテムはゴールド交換のみで入手可能になっていること。ユーザの「ゴールドニーズ」が成果報酬型広告、有料サービス、ユーザ数拡大に大きな役割を担っている点を見逃せない。  ゴールドは、実店舗やネット通販各社が顧客囲い込みを図るために付与している「ポイント」と同じ働きを持っている。  ソーシャルメディアでは、成果報酬型広告への参加、有料会員の登録獲得、友人の招待、商品購入、サイトの充実(コンテンツ・レビュー投稿、コミュニティ開設等)、他のユーザ評価(ランキング上位者、評価の高い回答等)、アンケート(投稿、回答等)などが重要になる。  これらのユーザ行動に対しポイントを付与することで、ユーザ行動をメディア側でリードでき、それが売上拡大の重要なビジネス手法になっている ●ミクシィとの違い〜無料から有料へ誘導  グリーのビジネスモデルがミクシィなどと違うのは、「無料ゲーム」というキラーコンテンツを持っている点だ。無料ゲームは初期集客の呼び水となると共に、有料コンテンツに誘い込むツールになっている。  つまり、SNSで大量のユーザを集めると共に広告で儲け、さらに無料ゲームで取り入れたユーザを有料課金コンテンツや課金ガチャへ誘導する仕組みだ。SNSとソーシャルゲームを連携させた、実に巧みなビジネスモデルといえる。 ●パッケージガチャはコンプガチャより射幸心煽る?  業界の自主規制に従い、コンプガチャを中止した後、グリーの新収益源になっているのが「パッケージガチャ」だ。数百種類のカードを1つの箱に入れ、1回300円程度の料金でカードを1枚ずつ引いてゆき、最上級レアカードの「SSレア」を引き当てる課金ガチャだ。  たとえば人気ソーシャルゲーム『探検ドリランド』には、ユーザ目当てのSSレアは箱の中のカード330枚中に1枚しか入っていない。つまり確率は330分の1なので、パチンコ並みといわれている。パチンコとの違いは、毎回330分の1の確率に賭けるゲームではないところだ。一度引いたカードは次回の課金ガチャから除外されるため、最悪でも330回引けばSSレアを引き当てられる。パチンコより一見良心的に映るが、そうでないところがポイントだ。  コンプガチャは毎回抽選でカードを引くため、パチンコのように青天井だった。だから途中であきらめるユーザもいたと言われる。ところが、パッケージガチャは「10万円前後注ぎ込めば、必ずSSレアを獲得できる」仕組み。それがわかっているので、途中であきらめるユーザが少ない。  30代の男性ユーザは「パッケージは必ずSSレアを獲得できるとの心理が働き、1回5〜10万円で済んでいたコンプ以上に金を注ぎ込んでしまう。パッケージはコンプより射幸性が強い」との感想を漏らしている。  しかも、ゲーム内ではSSレア複数枚を所持するのが定石となっている。SSレアは330枚中1枚しか入ってないので、2枚、3枚と獲得するためにはその分パッケージガチャに挑戦しなければならない。最初の挑戦で仮に5回目にSSレアを引き当てたとしても、2度目は330回目になることもある。パチンコ初体験で当たりを取った客ほどパチンコ依存症に陥りやすいと言われているが、パッケージガチャにもそれと似たような傾向がありそうだ。 ●国民生活センターも警戒  国民生活センターは、コンプの中止で課金ガチャ被害の相談件数が一旦下火になったのも束の間、パッケージで「V字急増するのでは」と警戒を強めている模様だ。  こうして「健全化」を謳う業界自主規制の隙間を潜り、射幸心を煽るとの指摘のある事業を続けるグリーは、「ユーザを、ネギを背負った鴨としか見ていない」(業界関係者)との批判も多い。  現在、グリーが注力しているのが世界展開だ。  昨年9月、「東京ゲームショウ2012」で基調講演した田中良和社長は、新興国におけるスマホ普及急拡大に触れ、「ゲームを楽しみたくても楽しめない新興国の人たちに、ゲームを楽しめる環境をつくるのが当社の使命」と言い、「ゲームは成長産業であり、世界中の人たちにゲームは求められている」と強調した。また、メディアの取材に対しては、今後の目標について「5年後に世界中で10億人が利用するサービスをつくる」と語り、「日本で誕生した会社でも、全世界に通じるサービスをつくれることを自ら証明したい」との意気込みを語っている。  しかし、あるゲームアナリストは「射幸心の高い課金ガチャを世界中に広められることこそ世界の人たちの迷惑。また、日本のゲーム業界に対する信用を損ねかねない」と懸念を語る。 (文=福井晋/フリーライター) ■おすすめ記事 バイアグラを部下に買わせ、愛人の指南で合併を決める大手新聞社長の性癖 ある営業マンが経験した「モンスター客地獄」 上杉隆×池田信夫“名誉毀損”裁判始まる…上杉側、資料準備に1カ月半もかかる? トクホコーラ戦争〜サントリー・ペプシ、シェア食われた“コーラ初心者”キリンを猛追中 楽天と比べ見劣り? 巨額赤字企業が産業競争力会議にいる謎

上杉隆×池田信夫“名誉毀損”裁判始まる…上杉側、資料準備に1カ月半もかかる?

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「上杉隆 公式サイト」より
2013年1月28日 第1回口頭弁論 池田氏は出席も、上杉氏は不在 いよいよ開廷!「まずは資料整理を……」!?  1月28日、“元ジャーナリスト”上杉隆氏が名誉毀損で池田信夫氏ほかを訴えた民事裁判の第一回口頭弁論が、東京地裁の721号法廷で行われた。フリーランスのジャーナリストらが傍聴するなか、口頭弁論は静かに始まったのだが、まずは裁判に至った経緯をおさらいしておこう。  政治問題や震災報道で著名な上杉氏が、事務所を通じて「提訴のご報告」と題したリリースを発表したのは、昨年11月15日のこと。そこには、池田信夫氏ほか2名を東京地方裁判所に「名誉毀損による損害賠償等で提訴いたしました」とあった。  発端は、さかのぼること約1カ月前、池田氏が自身のブログ上に「読売の記事を盗用した上杉隆氏」とのタイトルでエントリーした記事である。池田氏は同記事中で、上杉氏が「著者調べ」としてメールマガジンや自著、およびダイヤモンドオンラインなど各メディアで使用していた東日本大震災における原発事故に対する各国政府の対応をまとめた一覧表が、読売新聞が以前に朝刊ならびにウェブサイト上で発表していたものをそのままコピーして使っているのではないかとの指摘がネット上にある、と元記事にリンクを張ったうえで、「読売の記事をコピペしておきながら、『大手メディアが大使館の退避勧告を報じなかった』と非難する彼の頭の構造は、いったいどうなっているのだろうか。こういうのを『盗っ人猛々しい』という」「ダイヤモンド社が責任をもって答えるべきだ」と評した。  これに対し上杉氏はすぐさま「事実無根」として即時の削除と謝罪とをツイッター上で要求。以降、この「読売新聞記事盗用問題」は、ツイッターも含めたネット上でまとめサイトが複数つくられるほどの話題となったが、両者ともに主張を譲らず事態は膠着していた。  ところが、上杉氏の記事や釈明を掲載したダイヤモンドオンラインやメールマガジンの発行元が、事実の確認に動き出したことで事態は再び流動化。こうした名のある者どうしの事案では、表向きは対決姿勢を鮮明にしながらも裏ではメディアなどの仲介者が間を取り持ち、双方の顔を立てながら沈静化を図ることも珍しくないだけに、がっぷりとガチンコで組み合ったままのタイミングでの提訴報告は、あらためてネット上での耳目を集めることとなった。  さて、民事裁判の法廷に赴くのは、ずいぶんと久しぶりである。実は筆者は、かつて名誉毀損の被告として約3年間争い、本人尋問の壇上にも立ったことがある。そのほかにも、主にネットにおける名誉毀損事件や著作権問題の取材として、複数の裁判の傍聴へ熱心に通った時期があった。さらには、ほとんど当たらなかったが、堀江・ライブドア裁判の傍聴券を求める列に並んだことも一度や二度ではない。こちらは、れっきとした刑事裁判だったから余談だけれども。  定刻までに原告・上杉氏側の代理人弁護士1名、被告側には池田氏をはじめとして弁護士ら6名が着席、口頭弁論が始まった。名誉毀損の民事裁判において、ドラマやゲームにあるような激しい応酬が続くということは、経験上からもあまりない。あるとすれば本人尋問の時ぐらいだろうが、まだ第1回である。裁判長から原告側に対し、訴状や準備書面でバラバラに指摘されている名誉毀損の対象部分について、具体的に特定して一覧表にして出してほしいとの要請があったりしながら、事前の予想どおり淡々と進んでいった。  だが、それでも見所がないわけではない。個人的に興味を惹かれたのは、裁判長からの「記事中の名誉毀損部分を特定して一覧表にしてほしい」などの要請に、原告側弁護士が「他の案件もあるので、1カ月半ほど時間がかかる」と答えた時だ。  優秀な弁護士が多忙を極めていることは知っている。それにしても、すでに訴状でも名誉が毀損されている記事中部分は示しているのだし、池田氏が上杉氏の名誉を毀損した記事やツイートが何千、何百とあるわけでもないのだから、一覧表を新たに作成するにしても、もう少し早く出してくるものと予想していたからだ。  民事の名誉毀損裁判でも、やはり戦略がいろいろとある。名誉毀損に限らず、民事裁判をやり遂げるには原告であれ被告であれ想像以上の根気と体力、それに金銭も必要だから、合目的的な合理性は不可欠なのだ。  今回の訴訟戦略がどのようなものかはわからないが、かつての自分自身のことを思い出して興味深い。たとえば、当事者は公式の発言では「裁判中なのでノーコメント」となることがほとんどのため、必然的に巷間の俎上に上りにくくなり、話題として風化しやすくなる。時間をかけることで、当事者や支援者はともかく、結果的に一般的な話題性や興味をなくしてしまうことができるわけだ。もちろん、ネットが普及したために完全に忘れ去ることも難しくなってはいるが、それでも筆者が経験した約3年という時間は、人々が別の話題に夢中になるのには十分すぎた。  次回からは本格的なやり取りが行われるものと思われるが、期日はすっかり春めいて花見もとっくに終わった頃、4月22日である。 (文=井上トシユキ/ジャーナリスト) ■おすすめ記事 【緊急調査】AKB峯岸みなみ丸ボウズ騒動、ファンの意外な本音と秋元Pヤラセ説 上杉隆疑惑で対応ミス連発のTOKYO MX、面白発言が炸裂! バイアグラを部下に買わせ、愛人の指南で合併を決める大手新聞社長の性癖 パナ・富士通半導体事業統合へ最終調整 “発案者”ルネサスは離脱で再建策に誤算も セブン&アイの苦悩…PB、四国進出で好調のセブンイレブン、低迷で正社員半減のヨーカドー