“強い女”吉木りさはなぜ笑う? バスガイド体験でかいま見せたグラドルの苦悩

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「仕事ハッケン伝 公式サイト」(NHK HP)より
『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』(共にテレビ東京)『情熱大陸』(TBS)などの経済ドキュメンタリー番組を日夜ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で裏読みレビュー! 【今回の番組】 4月4日放送『仕事ハッケン伝』(NHK)  吉木りさは自分のことを「自信がない」と言う。さらに「ダメ人間」とも自分のことを言い切る。グラビアでブレイクし、CDデビューも果たしたタレント。僕も彼女が表紙の雑誌がコンビニで置かれていると、つい手に取って「ほほう」とその美しさに見惚れてきた。年下だけどキレイなお姉さんと表現したくなるような彼女のことをブレイク中と言っても異論はないだろう。  しかし、このネガティブな発言はいかがなものか。  んなアホな、と僕らは思う。と、同時に友人の女性が、彼女が苦手と言っていたことを思い出した。「全部、狙ってるに決まってるじゃない」と。「うん、そうかもね。でもいいじゃん、キレイなんだから」そう言い返したが最後、「男って結局こーゆー女が好きなのよ」と一刀両断。  今回の『仕事ハッケン伝』(NHK)は彼女がハトバスで企画を出し、ツアーに添乗するという内容。「自分を変えたい」という彼女が勤務することになる。最近のハトバスは攻めの姿勢だ。「工場夜景ツアー」「パワースポットツアー」「オープンバスツアー」といったユニークなツアーを年間100本以上も生み、倒産寸前の危機を脱した。企画力が会社を救ったのだ。  吉木には特別バスツアーの企画を考えることを命じられた。担当の上司も吉木に大きな期待はないように見える。奇跡の復活を遂げた彼らにとっては、グラビア上がりの美女にそう簡単に企画は出せないと見ていたのではないか。僕も同じ思いで番組を見ていた。  が、吉木は違った。  2〜3日の期限でプランを命じられた時、思わず笑ってしまっていた彼女だが、10個もの詳細な企画を出したのだ。これには上司の表情も緩んでしまう。企画は盛り上がり「着物でひな祭りを楽しむ」という案が採用された。  そういえば吉木はよく笑う。人と会う時はもちろん、困難な時、インタビューに答える時も笑顔を絶やさない。でもそれを「愛嬌が良い」と判断するのには抵抗がある。僕は番組の冒頭の言葉を思い出す。彼女は「自信がない」から笑うのではないか。笑顔は他人に不快感を与えない為の術であり、自分の気持ちを隠す防御として使っているのではないか。  なぜこんなことを考えたかと言うと、以前、何かと語尾に笑う女性と話したことがあって、気になったのでその理由を聞いたら「つらいこといっぱい経験したから、笑って誤摩化すことを覚えちゃって」と教えてくれた。僕はそんな彼女に好感を持ち、たくましいなと感じた。番組で吉木りさを見て、そんな言葉を思い出した。そして、そんな仕草が人によっては「甘えちゃって」と映るのだろう。  でもそれは違うと思う。  吉木がこだわった企画は、着物を着るというポイント。その理由は彼女自身にあった。中学生の頃いじめられた経験があり、そんな時に習っていた民謡と、着ていた着物が弱い自分の背中を押してくれたそうだ。だからこそお客さんにもその感動を伝えられるのではないか、と。  ハトバスの上司だけでなく、僕も彼女に惚れてしまいそうな言葉だった。  企画は見事に成功し、人気タレントが苦労をしている姿は、人力車を必死で追い越す姿だけしか撮影されていなかった。 『仕事ハッケン伝』ではタレントが苦労し、その中で素顔が垣間みれるような構成が多いが、今回は吉木の方から素の表情をさらけ出すように見えた。それも彼女が芸能界で得た力なのかもしれない。しかし彼女は「学生は努力で認められる。我々は努力したから偉いとは誰も言わない」と話す。苦労は客には関係ないのだ。彼女の笑顔にも苦労が詰まっているのかもしれないが、グラビアだけでは気づけなかった。ドキュメンタリースタイルの番組だからこそその理由を想像することが出来た。  彼女が苦手なあの子はこの番組を見ても「一週間程度の仕事で花束までもらっちゃって、キー」と怒るだろう。でも僕はより好感を持った。男はやっぱりこういう女性が好きなのよ。ごめんなさい。 (文=松江哲明/映画監督) ■おすすめ記事 眞鍋かをり、吉井和哉との破局報道を否定「破局はない。情報違う」 AKB、学力テストで大崩壊!?小嶋陽菜は高橋みなみに「いつもバカだと思ってた」 フジ『最高の離婚』、“実際の”視聴率は2倍? 正確な視聴率調査が行われないワケ 「君、もういいから…」上司から見放されないため心がけることとは? 実は売れてない!? ヨイショ記事で不動産バブルをあおるメディアの狙いは広告費

フジ『最高の離婚』、“実際の”視聴率は2倍? 正確な視聴率調査が行われないワケ

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 眞鍋かをり、吉井和哉との破局報道を否定「破局はない。情報違う」 AKB、学力テストで大崩壊!?小嶋陽菜は高橋みなみに「いつもバカだと思ってた」 日産、振るわぬEV、目標先送り……カルロス・ゴーン長期政権の弊害 ■特にオススメ記事はこちら! フジ『最高の離婚』、“実際の”視聴率は2倍? 正確な視聴率調査が行われないワケ - Business Journal(4月21日)
「Thinkstock」より
  テレビ視聴率とは、番組の人気度を測る重要な指標であり、調査会社ビデオリサーチが関東地区、関西地区、名古屋地区で各600世帯、それ以外の地区では各200世帯、全国27地区で計6600世帯を対象に、地区ごとに調査している。  このテレビ視聴率において、テレビ朝日は4月1日、2012年度の平均視聴率が、ゴールデンタイム(午後7~10時)とプライムタイム(午後7~11時)において、1959年の開局以来初の首位を獲得したと発表した。また、全日帯(午前6時~深夜0時)では42年ぶりの2位を獲得した。  しかし、テレビ視聴率には録画視聴者数が含まれていないため、テレビ業界内では、「実際の視聴率では、録画視聴者数が多いドラマに強いフジテレビやTBSのほうが、上回っているのでは」との見方もある。  このように、最近、現在のテレビ視聴率調査が、デジタル化による録画視聴者数の増加や、スマホやワンセグなどの視聴スタイルの多様化などに追いついておらず、「実態を反映していないのではないか」という指摘が増えている。テレビ業界からも、「反響が大きい割に、視聴率が伸び悩むケースも多い」との声も上がっている。  そこで今回、テレビ視聴率調査に詳しいリサーチ評論家の藤平芳紀氏に 「なぜ現在のテレビ視聴率調査は、実態を反映できていないのか?」 「リアルタイムより録画で視聴する人が多いドラマの、本当の視聴率とは?」 「より正確な視聴率調査が実施されない理由とは?」 などについて聞いた。 --現在ビデオリサーチにより行われている視聴率調査について、「実態を反映していない」と指摘する声も聞かれますが、どのようにお考えでしょうか? 藤平芳紀氏(以下、藤平) 去る2月1日、NHKのテレビ放送が始まって60年の歳月がたちました。この間、視聴率調査はテレビの進歩・発展とともに歩を進めてきました。しかし、テレビにデジタル化という大きな波が押し寄せてきたとき、視聴率調査はその波に上手く乗ることができませんでした。  これまでテレビの視聴者は、テレビ局から一方的に送られてくる番組を視ていました。つまり、限られた選択肢の中から視たい番組を選ばざるを得ませんでした。ところが、デジタル化によって、多メディア化・多チャンネル化になり、視聴者のテレビを視るスタイルや環境は、多様化しました。選択肢が大きく増えたわけです。  例えばワンセグ放送が始まり、携帯電話やスマホでもテレビ視聴が可能になり、自宅以外の場所でテレビを視る機会が増えました。加えて録画装置も進化して、外で働いている人は、番組は録画して、時間ができたときにそれを再生して視るというような傾向も加速していることはご存じの通りです。 --現行の視聴率調査は、そうした多様化をカバーしきれていないということでしょうか? 藤平 そう思います。ビデオリサーチ社がよりどころとしている視聴率調査の定義は、50年前の創業時に取り決めた「自宅の据え置き型テレビで、番組を放送とリアルタイムで視聴した世帯の測定」です。つまり、世帯別に自宅のテレビに取り付けた視聴率測定機の稼働状況を捉えたチューニング・データなのです。  ビデオリサーチは、1962年に視聴率調査を開始しましたが、その当時は、テレビはお茶の間に鎮座していて、家族全員でそろって番組を視ていましたから、テレビの電源が入っているのに、きちんとそれを視ている人がいない、という状態はなかったのです。ですから、視聴率調査は、「世帯の視聴を測定する調査」でも十分でした。  しかし今はどうでしょう。テレビがついていても、誰もきちんと視ていないケースも多いですよね。つまり、従来の定義では今日の多様なテレビ視聴を捉えきれない時代になっているのです。「視聴者はどのような視聴環境で、どういうテレビの視方をしているか」を捉えるビューイング・データでなければ、十分ではなくなっているのです。 --つまり、現在広く使われている「視聴率」は、実際の視聴率とはかなりかけ離れたものになっているというのでしょうか? 藤平 その通りです。今の視聴率調査では先にご説明した視聴の「定義」が邪魔をして、例えば職場や公共の場所など、自宅以外で視る番組の視聴もそうですが、携帯電話やスマホ、自動車搭載テレビの視聴や、録画したものを再生で視るケースの測定は、すべて「uncounted viewing」、つまり「視聴の測定漏れ」となってしまっているのです。 --実態を反映させた視聴率を測定するには、どういう調査が望ましいとお考えですか? 藤平 ひとつの例として、データニュースという会社が行っている「テレビウォッチャー」というウェブ調査があります。この調査は、20歳以上の男女を対象に、毎日、地デジ7局とBS7局の計14局すべての番組表を送信して、彼らが視た番組をクリックしてもらいます。その上で、どのくらいその番組を視たのか、つまり「全部視た」のか、「半分以上視た」のか、または「3分の1程度」だったのか、あるいは録画で視たのかなどを回答してもらいます。  また、その番組を視た人には満足度を5点法で評価してもらい、具体的な感想も記述してもらいます。この調査は視聴率ではなく、「回答者数3000人の中で、実際に何人がその番組を視たのか」を調べる視聴者数をカウントするもので、接触数という呼び方をしていますが、「テレビの視られ方」をより具体的に反映しているのではないでしょうか。テレビの視られ方が多様化した今日、このように実際に視た人のデータを読み取る指標が必要になっていると思います。しかも、より大きなサンプル数の調査なので、性別や年齢別に詳しく分析することもできます。近く5000にまで拡大する計画にあるとも聞いています。  ただ、このデータはインターネット調査ですから、調査サンプルに代表性がないという欠点もあります。しかし、今の時代に「サンプルの代表性」が得られる調査は存在しなくなっているのです。であるならば、「経済性」と「迅速性」、「有用性」がニーズに合致していれば、十分に使えるデータになり得ると思います。そのためにもしっかりとした「ノーム値」を持っておかねばなりません。この調査は、例えば月曜日の番組は木曜日に結果が出ますので、発表までに3日を要しますが、番組の視られ方のほか、視た番組の評価や具体的な感想、録画の状況を測定できるのであれば、それは大きな進歩ではないかと思います。 ●ドラマでは、録画視聴者のほうが多い番組も --この調査結果をみると、やはりドラマは録画で視る人が多いようですね。 藤平 ドラマの中でも、『夜行観覧車』(TBS系)や『最高の離婚』(フジテレビ系)、それから『母。わが子へ』(TBS系)など、ヒューマン・ドラマ色が強く、最初からじっくり視たい内容のものは録画で視る人が多い傾向が現れています。  例えば、『最高の離婚』の2月14日の結果は接触者数(自宅の内外を問わず視聴した人数)145人に対して録画で視た人は209。3月1日の『夜行観覧車』は接触者数159人に対し、録画で視た人187人と録画で視た人のほうが多い。『とんび』(TBS系)も、第1回放送は接触者198人に対し録画182。最終回は接触者230人に対して録画166人と、録画で視る人が結構多い。低視聴率と言われていた『サキ』(フジテレビ系)も同様(最終回:接触者数139人、録画数151人)の傾向です。  一方で、同じドラマでも、『相棒』(テレビ朝日系)やNHKの大河ドラマ『八重の桜』、朝の連続ドラマ『あまちゃん』のような番組は、録画する人は逆に少なくなっていますね。アニメやスポーツ、ニュース、バラエティーなども同様です。番組によって、どういう視られ方をしているのか、特徴がハッキリわかるのです。  --これだけ録画でテレビを視る人が増えているのに、そうした事情を加味した視聴率調査はできないのでしょうか? 藤平 やろうとすれば、すぐにでもできますよ。すでにアメリカやイギリスでは数年前からやっていますし、それをもとにしてCMは売り買いされているのですから。そうした調査をビデオリサーチ社が開発できないのであれば、そのシステムを買いさえすればいいわけです。そうすれば、  ・ライブ視聴率  ・ライブ視聴率プラスセイムデイ   …24時間以内に録画された番組の視聴率+ライブ視聴率  ・ライブ視聴率プラス3デイズ   …3日以内に録画された番組の視聴率+ライブ視聴率  ・ライブ視聴率プラス7デイズ   …1週間以内に録画された番組の視聴率+ライブ視聴率 の4つの視聴率の算出が可能になります。 --できるのに、行われない理由はなんですか? 藤平 理由は2つあります。まず、一番手っ取り早いのは番組にコード付けして、それを読み取る方法があるのですが、電波法の規制により、これができないことが第一です。映像が劣化する危険性があるからと、番組内へのエンコードが禁じられています。  次は視聴率調査会社ビデオリサーチの背景を知る必要があります。同社の創立以前、大手広告代理店・電通やテレビ局は独自に視聴率調査を行っていました。しかし、それでは信用性に欠けるということから、第三者機関による視聴率調査を行おうということになり、電通の吉田秀雄社長(当時)が主導的役割を果たし、民放18社に加え電通と東京芝浦電氣(現東芝)が出資してビデオリサーチを設立したわけです。ところが独立した第三者の調査機関であったはずなのですが、現在、ビデオリサーチは大株主の電通が支配的な経営を行うようになっているため、その意向を無視できないのです。  忘れてならないのは、視聴率というのは、人々の番組の嗜好を測定する指標であると同時に、テレビ局や広告代理店にとってはスポンサーのCM料金、すなわちテレビ局の売り上げにかかわる重要な広告効果の指標の1つでもあるわけです。そういう視聴率調査に、CMは早送りで視る人が多い録画で視る人の数を加味しても、彼らにとっては意味のない調査になるのでしょうね。「録画で視る人を視聴率調査する必要がない」という電通の意向が、このシステムの導入を大きく阻害しているのだと思います。一刻も早く、真のテレビの視られ方の尺度が確立されることを望みますね。そうでなければ、ビデオリサーチは番組の視聴を調べるのではなく、CMの視聴率を測定する道を選ぶことです。実情に合わないテレビの視られ方を調べて、「これがこの番組の視聴率です」とは言えません。 (構成=編集部) ■おすすめ記事 眞鍋かをり、吉井和哉との破局報道を否定「破局はない。情報違う」 AKB、学力テストで大崩壊!?小嶋陽菜は高橋みなみに「いつもバカだと思ってた」 日産、振るわぬEV、目標先送り……カルロス・ゴーン長期政権の弊害 「君、もういいから…」上司から見放されないため心がけることとは? 実は売れてない!? ヨイショ記事で不動産バブルをあおるメディアの狙いは広告費

ビッグエコーの第一興商、恐怖のパワハラ&リストラの実態「ぶっこんで潰すぞテメェ!」

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 実は売れてない!? ヨイショ記事で不動産バブルをあおるメディアの狙いは広告費 人材のプロが新入社員へ送る「事故った時に周囲に助けられる人/見捨てられる人」 岡村隆史、AKB島崎出演ワンダCM批判に苦言「なんにもできなくなる。逆に良い宣伝」 ■特にオススメ記事はこちら! ビッグエコーの第一興商、パワハラ&リストラの実態「ぶっこんで潰すぞテメェ!」 - Business Journal(4月18日)
ビッグエコー
ビッグエコー茶屋町店(「Wikipedia」より)
 ニュースサイト「マイニュースジャパン」を中心に、企業のパワハラ問題や労働争議を追いかけ、常に弱者の立場にたった取材を続けるジャーナリストの佐々木奎一。独自のルートで取材した、企業裁判の渦中にある人々の声を世間に届ける!  カラオケ機器大手「第一興商」で労働事件が勃発している。原告は山成遊氏(実名、38歳)。山成氏の訴えは次の通りだ。  山成氏は99年の入社後、事務畑を歩んできたが、05年9月、突然、配転命令を受けた。異動先は、特販営業部(以下、特販部)だった。ここは、もともとは大手カラオケボックス数十社に対するルート営業をする部署だったが、新規開拓部門として再編され、それまでの1課のみ約7人の組織から、5課43人の大所帯になった部署だった。 「特販部は、営業未経験者が3割ほどで、上は50歳過ぎから、下は20歳前後まで、色々な年齢層の人が配属されていました。社内では『リストラ部署』と呼ばれており、実際、当時の緑川智博・常務取締役は、社内で公然と『新生特販部は、うば捨て山だ』と言っていたほどです」(山成氏)  山成氏は、その異動で特販部2課に配属された。その時に、A課長から各部員に課されたノルマは、年間4000万円以上の売り上げ。カラオケ機器、モニター、スピーカーの1セットは約100万円なので、ノルマ達成には1カ月3〜4セットのペースで売らなければならない。   当時、カラオケ市場はすでに飽和状態で、新規開拓でこのノルマを達成することは困難だったが、A課長は、毎週の営業会議で、「なぜ売れないんだ! いつまでに売るんだ!」と怒鳴りつけ、会議以外の場でも、毎日、「いつまでにノルマを達成するんだ!?」「俺の営業方法が気に入らなければ辞めるしかねぇぞ!!」「会社員は、辞めるか上司に従うかどっちかなんだぞ!」「おまえ、頭や考え方がおかしいんじゃないのか!」などと罵り続けたという。  山成氏によれば、特販部に配属された社員たちは、過剰なノルマ地獄から逃れるために、社内の人脈を辿って他部署に引き揚げてもらう動きを水面下で行っていたほどだという。当時社内では、こうした活動をすることを、北朝鮮の金日成の首を取る秘密特殊部隊を題材にした韓国映画『シルミド』になぞらえたり、他部署への異動がかなった従業員に対して「『脱北』できてよかったね」と言い合ったりしていたという。特販部は半年後には、半数の20人に減少した。  こうした中で山成氏が受けた、恐るべきパワハラの一例を紹介しよう。  ある日A課長は、特販部の部屋に入ってくるなり、突然、机や椅子を蹴り飛ばしながら、外回りに出掛けようとしていた山成氏を呼び止め、ほかの大勢の従業員がいる前で、「俺の言うことを聞けと言ってんだよ! 分かってるのか! ぶっこんで潰すぞテメェ!! なめんじゃねえぞ!! 返事しろ!! オイ!!」と大声を張り上げ恫喝してきたのだという。  山成氏は、何が何だか訳が分からず、A課長の鬼のような形相に恐れながらも、「お客さんのところへ行かないといけないのですが……」と言うと、「行くなと言っているだろうが!!」と怒鳴ってきた。この一件で山成氏はますます精神的に圧迫され、ストレスの蓄積はピークを迎えつつあったという。  07年4月1日、山成氏は突然、「営業統括本部DSサービス部」(以下、DS部)に異動となった。がしかし、やっと脱北できた、との喜びも、ほんのつかの間でしかなかった。  DS部について、山成氏はこう説明する。「この部署は、名目上は企画部門でしたが、企画とは名ばかりで仕事がない部署でした。リストラ要員を集めた、はきだめ、というか、吹きだまり、のような部署でした」  DS部に集まった社員は約20人。この部署の設立には次のいきさつがある。山成氏が特販部でいびられていた頃、実は社内で内紛があり、06年8月に突然、社長が米田龍佳氏から、和田康孝氏に代わった。このとき辞めさせられた米田社長が、じきじきに作ったのがDS部だった。社長交代に伴い、この部署は負の遺産のような扱いになり、後述のような吹きだまりの部署になったのだという。  DS部に配属後、山成氏に対する仕事の指示が何もなされないため、契約書面のチェックをしたり、各種書類の郵送用の宛名書きをして過ごすしかなかった。  さらに、現代社会で村八分にも遭ったという。DS部では1週間に1回全体会議があり、会議室に部の全員が集まる。配属直後の会議の際、山成氏が会議室に入ると、冒頭で全体あいさつがあり、それが終わって具体的な内容に入ろうとしたところで、いきなり、B課長に「席に戻って。出なくていいから。ここからは君は関係ないから」などと言われ、会議室から追い出された。それ以降、会議のあいさつが終わると、常に退席させられたという。  また、課に来客があっても、B課長は山成氏1人だけ紹介しなかった。ほかの従業員も皆一様によそよそしい態度をとり、助けてくれる従業員など1人もいなかった。山成氏は、孤独な日々で精神的に追い込まれて無気力状態に陥り、人生に不安感や絶望感しか抱かなくなってしまったという。胃痛や頭痛も毎日発生するようになり、朝、出社する前になると、激しい吐き気をもよおすようになった。夜中の午前3時〜4時ころ突然目が覚めてしまい、不安感に襲われ眠れない日々も続いた。  こうしたパワハラの日々の中で、08年5月中旬、山成氏は、突然、視界のピントが合わなくなり、見るものが二重に映り、奥行きがつかめなくなる異変に見舞われたという。同年半ばからは、テレビやパソコンといった発光体はすべて白色になってしまい、新聞や書類も白地の部分が発光し、文字や数字が読めなくなってしまった。病名は「網膜症又は視神経症」と診断された。    会社側は山成氏に対し、1年間の休職命令を言い渡した。  その後、山成氏は、会社に戻って仕事をしたい一心で、視覚障害者に対するIT訓練、就労支援を実施する、東京都世田谷区内にある視覚障害者就労生涯学習支援センターに通い始めた。そこで重度視覚障害者対象のビジネスパソコン技能習得と就職応援コースを受講し、視覚障害補助ソフトの操作、データ処理、ホームページ作成、各種アプリケーション操作技能の習得など、約3カ月間計244時間学び、修了証書を受領した。これにより、発症前と同程度のパソコン操作が可能になった。  医師からも「就業により悪化する可能性はなく、視覚障害補助具の活用により業務遂行は可能である」との診断書をもらった。  その後、山成氏は会社に対し、仕事をさせてほしい、と何度も訴えた。だが、会社側は、「客観的に判断した結果、復職は困難であるとの結論に至りました」というばかりで、ついに「休職期間満了による自動退職」に追いやった。  その後、山成氏は会社を相手取り、東京地裁に提訴した。訴えの内容は「雇用契約上の権利の地位確認」や、「退職無効により支払われる賃金」「後遺症による逸失利益4300万円」「精神的損害、弁護士費用、医療費2831万円」など。  会社側は、パワハラはなかったと全面否認し、退職させたことについても正当性を主張した。  その後、審議を重ね、12年12月25日、一審判決が下った。判決文によると、まず、パワハラの事実認定について裁判所は、暴言や嫌がらせ行為を裏付ける客観的証拠が存在しない、などとして山成氏の主張をしりぞけた。  しかし、地位確認については、「原告が日常生活を営むことすら困難な状態であったなどということはできない。(略)原告が視覚障害を負った状況下でもパワーポイント等のソフトを用いて企画書を作成できていたことなども併せ考慮するならば、原告は、本件休職期間満了時点にあっても、事務職としての通常の業務を遂行することが可能であったと推認するのが相当である」 「被告は、■■医師及び■■医師(※名前伏せる)の診断は客観性を欠くとか、個々の部門の業務内容を列挙して原告を配属できる業務は存在しない旨主張するが、被告は、原告に産業医の診察を受けさせたり、原告の復職の可否について産業医の意見を求めた形跡すらないものであって、復職不可とした被告の判断こそ客観性を欠くというべきであるし、(略)被告は、多様な部門を擁する大企業であることからすれば、高々月額26万円程度の給与水準の事務職が、被告の内部に存在しないとは考えにくいというべきである」  「したがって、原告は、被告に対し、雇用契約上の地位を有する」と判断した。    また、精神的損害や後遺症による逸失利益など計7000万円超の損害賠償請求については、パワハラがなかったと認定をしたので、被告の安全配慮義務違反も認めることはできない、として、請求を棄却した。  この判決を下したのは、東京地裁民事11部の西村康一郎裁判長だった。なお、この判決の後、会社は即日控訴、山成氏も翌日控訴している。  第一興商に、一審判決の見解を取材したところ、同社広報課は「地位確認の部分がひっかかっていたので、控訴した。今後控訴審でいろいろ当社も主張していくので、コメントは出せない」とした。  一方、山成氏は、「第一興商側の『障害者は生産性が無いので解雇は正当』という主張を司法は認めなかった。そのことを判決という形で公に残すという成果が出せたことを、一介の労働者、一人の障害就労者として誇りに思います。他方、会社側の数々のパワハラ行為などについては、客観的な証明が不十分として司法判断がなされませんでした。そのことを控訴審で問いたい」と語る。  裁判所のいうようにパワハラは本当になかったのか――? 控訴審を注目したい。 (文=佐々木奎一/ジャーナリスト) ■おすすめ記事 実は売れてない!? ヨイショ記事で不動産バブルをあおるメディアの狙いは広告費 人材のプロが新入社員へ送る「事故った時に周囲に助けられる人/見捨てられる人」 岡村隆史、AKB島崎出演ワンダCM批判に苦言「なんにもできなくなる。逆に良い宣伝」 ゆるキャラグランプリ、今年も開催決定 昨年ワースト3のキャラが人気急上昇? 陣内智則、藤原紀香との離婚当時の状況を告白「仕事なくなった。1度藤原に会いたい」

松下幸之助、稲盛和夫…成功者のエピソードには嘘が多い?成功は偶然、事業計画書は嘘…

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『人生で大切なこと』
(PHP総合研究所/松下幸之助)
 自己啓発理論を研究しつくしたビジネス・プロデューサーの鈴木領一氏が「自己啓発」「能力開発」の本質をレクチャー。話題の最新刊『100の結果を引き寄せる1%アクション』のエッセンスを交えながら、「自分が求める成果を出すために、本当にやるべきこと」をお伝えする--。  成功に関する話は、嘘が多い。  これは、私が300名以上の成功者を取材し、アメリカの「SUCCESS」誌と共同プロジェクトで成功者を研究した経験からハッキリといえます。  マスコミで伝えられる成功者のサクセスストーリーも脚色されたものが多く、真実の姿を報道するケースは稀です。  こんなことがありました。自身のサクセスストーリーが大手出版社から出版された著者に会った時のことです。  この方はベンチャー企業の創業者で、会社は飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びていました。書籍には「望めば叶う」「努力すれば成功する」というテーマで、ご自身のサクセスストーリーが綴られていました。  私はこの方に非常に興味を持ったので、実際にお会いして、さらに詳しいお話を聞かせていただこうと思ったのです。ここではT氏とします。  T氏にお会いしてみると、鋭い眼光でまさに勢いのある経営者という雰囲気でした。話は弾み、気がつくと5時間もお話を聞かせていただいていました。夕食の時間になったので、「一緒にお酒飲みませんか?」と誘われて、ディナーをご一緒させていただくことになりました。  T氏は私に心を許されたのでしょう。「実は鈴木さん……」と、そこで本音を語りはじめたのです。 「鈴木さん、僕はちょっと疲れてるんです。なぜなら、あの本に書いていることはほとんど嘘だから。  本を出す前から僕は名前が知られるようになり、講演などで“成功の秘密”を話すように望まれるようになって、“ウケる”話をするようになった。人々は美談を求めていて、僕はそれに応えるように、“努力は報われる”“夢を見続ければ叶う”という話をするようになったんだ。  そんな話をし続けているうちに、自分もそれが事実だと思うようになり、嘘を本当のように話してきたんだ。それがあの本になった。  鈴木さん、本当のことを言うけど、僕が成功したのは偶然なんだよ。たまたまやっていたことが当たっただけで、自分でも訳がわからないうちにこうなったんだよ。  単なる偶然です、と言ったら人々は納得しない。だからこれまで読んできた本に書いてある話を適当に組み合わせただけなんだよ」  私はこの告白を聞いて本当に驚きました。T氏が自信たっぷりに話をしていたため、私も嘘を見抜くことができなかったのです。それと同時に、本当の話をしていただいて嬉しい気持ちにもなりました。T氏は、嘘をつき続けていることに良心の呵責を感じていたのです。私に本音を話すことで、その呪縛から解放されたのでしょう。T氏は穏やかな顔で静かな雰囲気となっていました。  このような事例を、私は多く見てきています。成功した人で、自分を客観的に分析し、成功の要因を素直に表現できる人は稀です。悲しいかな、人は成功すると自分をより良く見せたいという気持ちになり、事実とは異なる話を美談として語りはじめるものです。  残念ながらこれが人間の性(さが)であり、洋の東西を問わず、誰でもあることなのです。 ●松下幸之助の真実の姿  私たちの周りには、事実と異なるサクセスストーリーが溢れています。必要以上に神格化させて、聖人君子のように仕立て上げられた成功者も少なくありません。    だいぶ前のことですが、当時の松下電器の副社長に直接お会いした時のことです。商談が終わった後に雑談となり、「松下幸之助さんについて、印象深い話がありますか?」という質問を向けるとこんな話をしていただきました。 「晩年は哲学について語ることが多かった方ですが、私が覚えている松下幸之助の姿は一般の方が思う姿とは大きく違います。  すでに現場から退かれていた幸之助が、久しぶりに奥様と新幹線で旅行に行くことになりました。新大阪から博多まで行くことになったのですが、新幹線に奥様と乗り込むやいなや、奥様に『君は反対側に座りなさい』と言われたのです。  幸之助は右側の窓側の席、奥様は左側の窓側の席に座りました。せっかくの旅行なのに離れ離れに座ったのです。そして幸之助は奥様にこう言いました。『これから、窓から見える松下電器の看板の数を数えてくれ』。新大阪から博多までの間、新幹線の窓から見える松下電器の看板を数えろ、というのです。奥様は文句も言わず、それに従いました。  博多駅に到着するなり幸之助は奥様が数えた看板の数と、自分が数えた看板の数を確認しました。そして、すぐに本社の広報担当役員に電話をしてこう言ったのです。 『君、新大阪から博多まで、新幹線から見える看板の数はいくつだ?』  この質問ほど怖い質問はありません。この後、担当役員に雷が落ちたのは言うまでもありません。  一般の方が信じている神様・松下幸之助ではなく、私は結果を追い求める商売人・松下幸之助の印象として記憶しています」  私はこの話を忘れることはできません。マスコミや書籍だけの情報だけだったら、私も松下幸之助氏を神格化して見ていたでしょう。しかし、この話を聞くことによって、逆に松下幸之助氏の凄さを感じることができました。凄まじい商売人魂です。これぞ日本一となった経営者の真の姿だと思いました。 ●真実にこそ、成功に必要な教訓がある  京セラ創業者・稲盛和夫氏の事例もあります。  今から十数年前、某ビジネススクールで稲盛和夫氏の講演があるというので、私も参加しました。講演が終わり、参加者からの質問を受ける時間となりました。  参加者の一人がこう質問しました。 「私は将来起業するのが夢です。このスクールで事業計画書の書き方を学んでいるのですが、なかなか上手に書けません。稲盛さんはどのようなことに気をつけて事業計画書を書かれていましたか?」  この質問に対する稲盛氏の回答に、参加者全員が驚きました。 「君は起業したいのだろう? なぜ事業計画書という嘘の作文を勉強しているのだ? 私でさえ見えるのは3カ月先ぐらいで、1年後を予測するような事業計画書なんて嘘を書くようなものだ。そんなものを勉強している時間があったら、さっさと事業を始めればいい。始めてから考えれば良い。資金を集めるためにどうしても必要ならコンサルタントに書かせればいいじゃないか。君がやることは、すぐに事業をスタートすることだ」  ビジネススクールで事業計画書の書き方を学んでいた生徒がどんな顔をしていたか想像にお任せします。私は、本音をズバリ語られた稲盛氏を私はますます好きになりました。 「ビジネスで成功するには○○が必要」「○○のスキルがあれば成功する」というビジネス界の常識も、そのまま鵜呑みにせず、一度疑ってみることです。  知らず知らずのうちに常識として信じてしまう現象を、私は外部からの「フレーム」(潜在的思考パターン)と呼んでいます。  マスコミなどから伝えられる情報を疑うことなく受け入れると、いつのまにかそれが思考のフレームとなり、間違った情報をベースに物事を考えるようになります。  特に成功に関する情報には気をつけてください。それが美談過ぎないか、別の商売と結びついた情報ではないか、本人が本音で語ったものなのか、をチェックしてください。  真実にこそ、成功に必要な教訓があります。真実を見抜き、真実を求めてください。その姿勢が、本物の情報を手に入れる第一歩となるのですから。 (文=鈴木領一/ビジネス・コーチ、ビジネス・プロデューサー) ■おすすめ記事 岡村隆史、AKB島崎出演ワンダCM批判に苦言「なんにもできなくなる。逆に良い宣伝」 陣内智則、藤原紀香との離婚当時の状況を告白「仕事なくなった。1度藤原に会いたい」 しまむら、毛皮製品販売中止を求める署名の受け取りを拒否した理由とは? ソニーが命運賭ける「プレステ4」も市場から無視…据え置き型ゲーム機は「絶滅危機種」 東京五輪の経済効果は3兆円!? 推進派が煽るフレーズは本当か?

しまむら、毛皮製品販売中止を求める署名の受け取りを拒否した理由とは?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 巨人・澤村と元日テレ・森麻季、スピード離婚の原因はW不倫とDV? ソニーが命運賭ける「プレステ4」も市場から無視…据え置き型ゲーム機は「絶滅危機種」 松下幸之助、稲盛和夫…成功者のエピソードには嘘が多い?成功は偶然、事業計画書は嘘… ■特にオススメ記事はこちら! しまむら、毛皮製品販売中止を求める署名の受け取りを拒否した理由とは? - Business Journal(4月18日)
ファッションセンターしまむら 和泉万町店
(「Wikipedia」より/撮影:Kinki_explorer)
 衣料品販売大手・しまむらが、リアルファー(毛皮)製品の販売中止を求める約4000人分の署名の受け取りを拒否したことが、話題を呼んでいる。 「週刊金曜日」(金曜日/3月29日号)によれば、グラフィックデザイナーの山中安澄さんは、普段よく買い物をする「しまむら」がリアルファーを使っていることに疑問を感じ、今年2月からインターネット上で署名活動を開始。3月22日、他の賛同者と計5名でしまむらに署名を持参したが、同社は受け取りを拒否したという。    山中さんは、同誌の取材に対し「中国では動物が生きたまま毛皮をはがされている例もあります。しまむらがリアルファーを使わないと決めれば、企業価値は上がると思います」と、署名活動を行う動機を語っている。  インターネット上では、「今どき本物の毛皮を使う必要があるのか」「動物を殺すにしても、せめて苦しませないようにしてほしい」「企業を絞って抗議することに疑問を感じる」など、さまざまな意見が見られる。  今回、しまむらが署名の受け取りを拒否したことについて、流通業界関係者は次のように解説する。 「同社は、主力の『しまむら』のほか『アベイル』など計6形態のショップを運営し、その店舗数は計1500以上にも上る。そのため、取り扱う商品は膨大であり、リアルファー製品の選別や代替商品への切り替えなどにかかる手間とコストはかなり大きくなることが予想される。加えて、同社にリアルファー製品を仕入れるメーカーや卸売り業者、工場など多岐にわたる取引先との調整も行わなければならないし、中には取引を打ち切らなければならないケースも出てくるかもしれない。こうした複雑な事情もあり、簡単に『署名を受け取ったので、販売はやめます』とは言えないでしょう」  今後の対応について、同社は前出の「週刊金曜日」の取材に対し、「今後は売り上げ状況、他社の動き、消費者の意見などを勘案しようと思います」と回答している。  今回、改めて同社が署名を受け取らなかった理由や今後の方針について、同社企画室に問い合わせたところ、「担当者が19日(金)まで出張で不在のため、週明け(22日)以降に改めてご連絡をください。同様のお問い合わせはいくつかいただいております」とのことだった。  しまむらは、1953年の設立以降、主に首都圏以外の地方で出店を増やし、急成長を遂げたが、ここ数年、東京都心部などの首都圏に積極的に出店。「しまラー」と呼ばれる根強い若年女性ファン層を獲得し、「しまむらブーム」といわれるほど人気を博している。同社の主力ショップ「しまむら」の店舗数は 1237店舗(12年2月20日現在)にも及び、アパレル業界では、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングに次ぎ第2位のシェアを誇る。 (文=編集部) ■おすすめ記事 巨人・澤村と元日テレ・森麻季、スピード離婚の原因はW不倫とDV? ソニーが命運賭ける「プレステ4」も市場から無視…据え置き型ゲーム機は「絶滅危機種」 松下幸之助、稲盛和夫…成功者のエピソードには嘘が多い?成功は偶然、事業計画書は嘘… 「寄ってくる男はダメ男ばかり……」“お嬢様”を目指しダメンズ引き寄せ体質から脱却せよ!! 東京五輪の経済効果は3兆円!? 推進派が煽るフレーズは本当か?

巨人・澤村と元日テレ・森麻季、スピード離婚の原因はW不倫とDV?

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「東京読売巨人軍 公式サイト」より
 4月13日に判明した巨人の澤村拓一投手と元日本テレビアナウンサー森麻季の電撃離婚。その原因については、さまざまな臆測が飛んでいるが、4月18日発売の「週刊文春」(文藝春秋/4月25日号)、「週刊新潮」(新潮社/同号)が、この問題を追及。文春は昨年澤村に口説かれていたという女子短大生の証言を、新潮は2人の間に激しい夫婦ゲンカがあったという情報を独自入手している。  中央大学からドラフト1位で巨人軍入り後、先発ローテーションを任され、WBC日本代表にも選ばれた澤村が、森と結婚したのは2011年12月。澤村が大学在学中から交際し、7歳の歳の差を乗り越え結ばれたが、わずか1年半での離婚となった。  文春の記事によれば、澤村は昨年9月に2軍に降格した前後に、トリンドル玲奈似の女子短大生を懸命に口説いていたという。その女子短大生の証言によれば「彼と都内のリッツ・カールトンホテルに泊まったり、彼が泊まっていたホテルに行ったこともあります」。また「ディズニーランドやグアム、北海道へ旅行に行く約束もしていました」という。  また、ネット上で囁かれている森と日本テレビアナウンサー・上重聡との不倫疑惑について、この女子短大生は、澤村が森の行動に不信感を抱き、知り合いに森のあとをつけさせた結果、「日テレの上重聡アナウンサーと密かに会っていたといういうんです」と証言している。  離婚の原因は、こうした澤村と森のW不倫疑惑では? と見る文春に対し、新潮は別の原因を推測している。新潮の記事によれば、姉さん女房である森が澤村に社会人の心得をアドバイスしたが猛烈に反発したという。さらに昨年の秋には「強烈な夫婦ゲンカ」をし、「彼女は顔に青痣をつくり、相当にショックを受けた様子でした」との証言を紹介し、澤村のDV疑惑にまで言及している。  離婚の真相は依然闇の中だが、「女性弁護士ナビ」の「離婚の原因ランキング」によると、日本国内の離婚原因の1位は「性格が合わない」、2位が「異性関係」、3位が「家族・親族と仲悪い」だという。2位の「異性関係」には夫側の17.9パーセント、妻側の29.4パーセントが離婚の動機と答えている。  夫婦の3組に1組が離婚する時代といわれている現在、澤村と森のようにスピード離婚をした有名人夫婦は多い。例えば、辺見えみりと木村祐一が2年2カ月、藤原紀香と陣内智則が約2年、竹内結子と中村獅童が約1年半、フジテレビアナウンサーの佐々木恭子とTBS報道記者でJNNパリ支局長の池田裕行が9カ月、葉月里緒菜とハワイの寿司職人が約3カ月のスピード離婚をしている。  また、もはや定番になりつつある、女性アナウンサーとプロ野球選手の結婚としては、元ヤクルトの古田敦也と元フジテレビの中井美穂、澤村と森と同じく歳の差・年上女房婚の、ニューヨーク・ヤンキースのイチローと元TBSの福島弓子、松坂大輔と元日本テレビの柴田倫世と、大物も多い。  ほかにも、西武ライオンズの石井一久と元フジテレビの木佐彩子、元巨人の元木大介と元日本テレビの大神いずみ、巨人の高橋由伸と元日本テレビの小野寺麻衣、横浜の林昌範と元テレビ東京の亀井京子、中日の井端弘和と元テレビ朝日の河野明子、元ヤクルトの城石憲之とテレビ東京の大橋未歩など、例は多いが、離婚しているカップルはほとんど見当たらない。その上、スピード離婚となるとさらに珍しいゆえ、澤村のケースは注目度も高いのだろう。  果たして、この離婚を乗り越え、澤村は巨人のエースとなれるのか? 騒動を吹き飛ばすには、マウンドで結果を残すしかない。 (文=本多カツヒロ) ■おすすめ記事 しまむら、毛皮製品販売中止を求める署名の受け取りを拒否した理由とは? ソニーが命運賭ける「プレステ4」も市場から無視…据え置き型ゲーム機は「絶滅危機種」 松下幸之助、稲盛和夫…成功者のエピソードには嘘が多い?成功は偶然、事業計画書は嘘… 「寄ってくる男はダメ男ばかり……」“お嬢様”を目指しダメンズ引き寄せ体質から脱却せよ!! 東京五輪の経済効果は3兆円!? 推進派が煽るフレーズは本当か?

渋谷東急ハンズは設計ミス? まるで迷宮なフロア造りの謎をハンズに直撃!

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渋谷は迷宮だらけ?
(東急ハンズ渋谷店「Wikipedia」より)
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活!   今週は、鮫肌文殊氏が、あの複雑怪奇な渋谷の東急ハンズのフロアの謎について直撃した。 [回答者]東急ハンズ 様  この前、ネタ帳用のボールペンが欲しくなった。手のひらサイズなので、なかなかそれにピッタリ見合うような適当な長さのボールペンがない。長さ8センチくらいがちょうどよいのだが、そんな特殊なサイズのボールペンはそこらへんの街の文房具屋には売っていない。  そんな時、ヘタにいろんな店を探し回るより、渋谷の東急ハンズへ行ったほうが絶対に早い。とにかくあの圧倒的な商品量。でも、とにかくなんでもいいから置いておけ! というドン・キホーテ的な雑な品揃えではなく、そこにはちゃんとした店側のポリシーが感じられる。欲しかったボールペンも無事手に入った。  しかーし! この渋谷の東急ハンズ、ひとつ欠点がある。  どんなブツでも手に入るのはよいのだが、フロアがあまりにも複雑怪奇すぎるのだ。なぜか知らないが、ひとつのフロアが3つに分かれている。普通の店なら1階のフロアは1階のフロアだけなのに、渋谷東急ハンズは「1A」「1B」「1C」の3つに分かれていやがるのだ。渋谷の東急ハンズに一回でも行ったことのある方なら実感としてワカルと思うが、なかなかに面倒くさい。5Aに行こうとしてエレベーターに乗って、着いたら5Cだったりする。なので段差のある5階のフロア内を移動して、目的の5Aまで、またわざわざ歩いて移動しなくてはならない。品揃えは申し分ないんだけど、あの複雑怪奇なフロアだけはいつも「なんだかな~」な気分になるのであった。  だから直接、東急ハンズに聞いてみた。 『渋谷の東急ハンズの階数がわかりづらいんですが、普通のフロアじゃダメだったんですか?』 担当者 「スキップフロア」のことですね。 ――あ、あれって「スキップフロア」って呼んでるんですか。 担当者 なぜ(ひとつのフロアが)ABCに分かれているかといいますと、もともと渋谷店ができた時にフロアの中をくまなくお客様に見ていただきたいということで、一番上の7階から下りてくるに従って、ABCフロアの3層に分かれてますので、階段を下りながら(売り場を)俯瞰できるという趣旨です。 ――全部合わせると何フロアに? 担当者 そうですね。地下2階から7階までありまして、全部で25フロアあります。 ――それって、渋谷店とかだけで、全店舗でやっていないのはなぜなんですか? 担当者 1つの階を3つに分けているものですから、非常に効率が悪いわけですね(苦笑)。物流面とか商品のPRとか催し物の変更とか、フラットなフロアに比べて非常にやりづらいです。ですので、その後、ABCフロアで建物を建てるというのは、東急ハンズでは今のところ、やめております。  やはり、東急ハンズの人も、あの複雑怪奇なフロアを「やっぱ使い勝手悪いな~」って感じて反省していたのだ! そりゃそうだ。でも、じゃあなんで、あんなものを造ってしまったんだ? 担当者 そうですね。もともとはお客様に楽しんでいただこうというコンセプトで、建物自体を楽しく造ったということでございます。ですので、東急ハンズの創業時に造られた店舗に関しては、できるところはそういう形にしておりますね。 ――ぶっちゃけ、スキップフロアの評判ってどうなんですか? 担当者 そうですね。初めて来られるお客様にはですね、やはりぐるぐると回らなければいけませんので、高齢化社会もありまして、(現在のようにABCの3つのフロアを歩いて移動する形式より)エレベーターとかエスカレーターとかあったほうが全然よいというようなことは言われています。 ――ですよね! 確かに渋谷店の今あるエレベーターは来るのがむっちゃ遅いですよね。もっと増やしてもいいと思います。 担当者 はい。お客様の来店数に(今のエレベーターの数が)見合っているかと言われますと、ちょっと難しいところがありますね。  やはりあのフロアは「失敗だった」と、東急ハンズの人も思っているのがわかったのが収穫だった(笑)。こんなバリアフリー化の時代が来るなんて思いもせずに「遊び心いっぱい」で造ってしまったのが今の東急ハンズ渋谷店だったってわけか。ちなみに、近々できる新店舗について聞いてみたら、3月20日に熊本店がオープン! もちろん、この店舗は渋谷店のスキップフロアの反省を踏まえて(!?)普通のフラットなフロアらしい。またスキップフロアにしたら、くまモンも「使いにくいよ~」って困るところだった。熊本の人、よかったね! (文=鮫肌文殊/放送作家) ■おすすめ記事 2ちゃんねる等で誹謗中傷されたらどう対処?犯人探しはハイコスト・ローリターン… 強制わいせつ事件で、東京地裁裁判官が被害者女性を“脅迫”疑惑? 男性誌「GOETHE」が醸し出すワーキングマッチョ臭…オトコのおしゃれは頭の良さで決まる!? ビニール袋の中に入らないと飛行機に乗ってはいけない宗教 東京ディズニーランドが30年間飽きられることなく、夢を提供し続けられるワケ

2ちゃんねる等で誹謗中傷されたらどう対処?犯人探しはハイコスト・ローリターン…

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 強制わいせつ事件で、東京地裁裁判官が被害者女性を“脅迫”疑惑? 男性誌「GOETHE」が醸し出すワーキングマッチョ臭…オトコのおしゃれは頭の良さで決まる!? 渋谷東急ハンズは設計ミス? まるで迷宮なフロア造りの謎をハンズに直撃! ■特にオススメ記事はこちら! 2ちゃんねる等で誹謗中傷されたらどう対処?犯人探しはハイコスト・ローリターン… - Business Journal(4月17日)
「Wikipedia」より
 今やインターネット上での匿名はあり得ない。かつて匿名性がウリだった「2ちゃんねる掲示板」でさえも、もはや完全な匿名性が担保されたものではないことは常識である。  もっともこれは、書き込んだ者が用いたPCのIPアドレス(インターネット上の住所)が、きちんとした手続きを踏めば開示されるということにすぎず、「誰が書き込みを行ったのか?」がわかるわけではない。 ●もしネット上で誹謗中傷されたなら 「2ちゃんねる掲示板」を例に解説しよう。例えば、同掲示板で、自分に関することについて、「明らかに名誉を毀損する内容」などを含んだ書き込みがなされていたとする。  この場合、まず、その書き込み内容をプリントアウト、もしくは写真撮影するなどして証拠保全し、刑事事件としての対応を望むなら警察署の刑事課へ行く。民事事件としての対応ならば弁護士などに相談、民事裁判で書き込み者の責任を追及することになる。 ●警察が動きにくい理由とは?  しかし、現実的にはインターネット上での誹謗中傷事案で、警察はなかなか動いてくれない。憲法で許されている「表現の自由」との関係もあるからだ。また刑法230条の2(名誉毀損)の規定、「その目的が専ら公益を図ることになったと認める場合に、事実の真否を判断し、真実であるとの証明があったときはこれを罰しない」もある。公益性を訴えるものかもしれない書き込みには、警察といえども検挙には二の足を踏む。  加えて、刑法での名誉毀損罪は、被害者が告訴しない限り、公訴を提起できない親告罪だ。警察からみれば、この被害者の一方的な言い分を鵜呑みにして捜査を行うことになりかねず、慎重に動かざるを得ない。  事実、何人かの警察官の話を総合すると「世間一般でいう悪口、悪意を持った噂程度では警察は動けない。事件性がなければ難しい」と話す。では、インターネット上での誹謗中傷事案で、警察が動く境目はどこなのだろうか。 ●警察が動いてくれるネット上での誹謗中傷の言葉 「ネット上である人物について『殺人犯』と書き込みがなされ、書き込まれた人物が刑事告訴をしたならば、警察は刑事捜査に踏み切る可能性は高い」(インターネット犯罪を担当する警察官)  タレントのスマイリーキクチさんが、女子高生コンクリート詰め殺人事件に関与しているかのような噂がネット上で拡散したケースが、これに該当する(中傷犯はすでに書類送検され、スマイリーさんの名誉は回復されている)。  また、ある一般人会社員男性も、とあるネット掲示板で「ミャンマーのジャーナリスト殺害事件に関与している」「元オウム信者」という事実ではない書き込みがなされ、刑事告訴し、警察が犯人を特定したというケースもある。  だが、スマイリーキクチ事件で検挙された中傷犯は、名誉毀損罪や脅迫罪で書類送検。この一般人会社員男性に至っては、中傷犯がまだ学生だったということもあり、警察から学校に通報、学内での指導徹底を願って事件を収束させている。本人の将来を考えての措置である。刑法上の名誉毀損で実刑となることは、大阪の交通事故で亡くなった高校生の両親をネット上で誹謗中傷したケースがあるが、極めてまれな事案といえよう。 ●悪口、男女問題の類いでは警察は動けない?  他方、刑事告訴そのものが受け付けられないのが「単なる悪口」「男女間のスキャンダル」の類いだ。これは「井戸端会議的な内容の書き込みに、警察、すなわち国家が踏み込み、かつ罪に問えるのかという問題を孕む」(前出の警察官)ためである。  これらの書き込みで俎上に載せられた当事者は、警察では告訴、もしくは被害届すら受理されないことが多い。 「個人が自らについて書き込まれた内容をいちいち告訴して警察が動くというのも、現実としてどうなのかと思う」(同)  そこで、これら「単なる悪口」「男女間のスキャンダル」をネット上で広められた被害者は、刑事ではなく、民事での事件化を目指す。弁護士などに相談し、書き込み者に対して、民事で責任を追及するというわけだ。 ●ネット中傷犯特定の第一歩 IPアドレス開示仮処分  民事での事件化は、書き込まれた被害者が、書き込みを行った加害者を、まずは特定する必要がある。つまり、加害者を被害者が捜すというわけだ。  具体的にどうするか?  最近の例では、2ちゃんねる掲示板の場合、まず当該書き込み内容の削除、およびIPアドレス開示の仮処分命令申請を裁判所に求めるのが一般的である。この仮処分は、今ネット上では「パカ弁(パカパカとIPアドレスを開示させるの意味)」と呼ばれる弁護士のみならず、特にIT関係を得意としない弁護士でも、頼めば受けてくれるものだ。  なお、この仮処分とは、証拠保全などのため、急ぎで処分を行わなければならない場合に用いられるもの。手続きさえ整っていれば、IPアドレス開示の仮処分命令が出る。  そして裁判所から仮処分命令が出れば、今度は2ちゃんねる掲示板運営元にIPアドレス開示を求める。アクセスログが残っていれば、当該書き込み発信元のIPアドレスがわかる。しかしアクセスログが破棄されていれば、当該書き込み発信元の特定は不可能となる。  ここで2ちゃんねる掲示板が、当該書き込みを行ったIPアドレスを公表すれば、今度は、このIPアドレスを割り振っているインターネット接続業者に、当該書き込みに関する発信者情報開示請求を提出、インターネット接続業者からの回答を待つ。もし発信者情報が開示されたならば、この発信元に対して直接、民事で名誉毀損による損害賠償請求を行うことになる。 ●書き込み者特定、現実的には困難  しかし事はそう簡単ではない。なぜなら、インターネット接続業者に、当該IPアドレスの発信者情報開示請求書を送っても、ほとんどが回答拒否で戻ってくるからだ。  当該書き込みの発信元の契約者が、インターネット接続業者とサービス利用の契約時に、届け出た自らの氏名、住所、電話番号、メールアドレスといった個人情報を、請求者=被害者に伝えてもいいというケースが、めったにないことは、容易に想像できよう。 「契約者が、請求者に対し発信者情報の公開を望むケースはほとんどない。インターネット接続会社としては、請求者の言い分だけを聞いて、契約者の個人情報を提供するようなことはできません」(インターネット接続会社関係者)  そうすると被害者は、そのインターネット接続業者を被告として、発信者情報開示訴訟を行わなければならない。この訴訟に勝って、初めて“発信元のPC”が特定できるのだ。そして、この裁判に勝訴して、ようやく民事における名誉毀損による損害賠償請求が行えることとなる。つまり、コスト面でも費用はかさみ、ハードルが高いといえる。 ●ネット誹謗中傷犯捜しのコストは約50万円  以上、これまで見てきた内容を整理すると、書き込み者の発信元を特定するには、以下3つのハードルを乗り越えなければならない。 (1)裁判所による、当該書き込み発信元IPアドレス開示請求の仮処分 (2)開示されたIPアドレスを割り振っているインターネット接続業者へ、発信者情報開示請求を直接行う。 (3)インターネット接続業者への発信者情報開示請求が不調に終わった場合、インターネット接続業者を被告とする発信者情報開示訴訟を行う。  これら作業を弁護士に頼んだ場合、 (1)IPアドレス開示だけで約20万円 (2)5〜10万円 (3)約30万円~ というのが相場だ。これらすべてを行うと、ざっと50万円以上はかかるといったところか。決して安い金額ではない。  これらのハードルを乗り越えて、ようやく本来の目的である名誉毀損による損害賠償請求訴訟を発信元に対して行うことができるのだ。  しかし、発信元を特定しても、これはあくまでも“発信元”でしかない。契約者が必ずしも「書き込み者」という保証はない。インターネットカフェ、会社、学校など、大勢の人が利用する場であれば、証拠品となるPCなどを押収しても、書き込み者を特定することは極めて困難である。ましてや民事では家宅捜索などを行うこともできない。 ●「放置する」というのも1つの選択肢  中傷被害者側の弁護士にとって最も嫌なのは、インターネット接続業者を通して回答される発信者情報開示請求意見照会書が、その拒否理由を白紙、もしくは「知らない」などと短い文だけで返ってくることだという。  これだと、はたしてその回答をよこしたのは、本当に契約者なのか、あるいは契約者ではない誰かが書いたものなのかわからないからだ。これでは訴訟時、被告になり得ない。裁判に持ち込むこと自体が難しいからだ。 「現実の話として、発信元に発信者情報開示請求意見照会書が届いたこと自体、十分中傷書き込みの抑止となる。しかし、被害者側は、この照会書を発信元に送りつけるまでに結構なお金を使っています。コスト面では、たとえ書き込み者が特定できても、その犯人から損害賠償金をもらえなければ採算は取れません」(弁護士)  つまり、自分に関する「単なる悪口」「男女スキャンダル」の類いの書き込みでいちいち訴訟を起こしても、結局、騒ぎを余計に大きくするだけで終わる可能性が高い。 「そもそも刑事で立件できないから弁護士のところに来て、民事で裁判沙汰にする。書き込み者が特定できるかどうかもわからない中でのIPアドレス開示の仮処分や発信者情報開示訴訟は、個人の方にはあまりお勧めしません。放っておけば自然に収まりますから」  ネットの世界では、噂の類いを気にしていればキリがないと割り切ることも、1つの考え方かもしれない。 (文=編集部) ■おすすめ記事 強制わいせつ事件で、東京地裁裁判官が被害者女性を“脅迫”疑惑? 男性誌「GOETHE」が醸し出すワーキングマッチョ臭…オトコのおしゃれは頭の良さで決まる!? 渋谷東急ハンズは設計ミス? まるで迷宮なフロア造りの謎をハンズに直撃! ビニール袋の中に入らないと飛行機に乗ってはいけない宗教 東京ディズニーランドが30年間飽きられることなく、夢を提供し続けられるワケ

28歳新富町職員、業務集中による過労で薬物自殺…危険把握していた町長は放置

サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 「かぶると問答無用で開発者を潰すアップル」山本一郎氏が見る最近のiOS、Android界隈のアプリ話 初音ミクの画像は勝手に使ってよい? 『初音ミク』の販売元のクリプトン社に聞く イオン、ダイエー子会社化の舞台裏と再建のカギ…丸紅との確執、店舗老朽化、社員の反発 ■特にオススメ記事はこちら! 28歳新富町職員、業務集中による過労で薬物自殺…危険把握していた町長は放置 - Business Journal(4月16日)
亡くなられた松本美香さん
 松本美香さん(当時28歳)の朝は、規則正しく慌ただしかった。  5時15分に起床して自分で弁当をつくり、バタバタと出かけていくのだ。だが、朝から雨が降っていた2008年5月19日、起床時間になっても起きてこなかった。6時ごろに母が起こしにいくと、いびきをかいて寝ていた。「よっぽど疲れているのかな」と思ったという。 ●「役所の顔」の総合窓口カウンター担当に  美香さんは、大学卒業後の02年4月から、地元・宮崎県児湯郡の新富町役場の正規職員として働き始めた。  最初の配属先は税務課。相当勉強したようで、税務署の職員ではないのに、農家から頼まれて確定申告の手伝いをしたり、相談の指名を受けるようになっていた。入庁5年目の06年7月に、税務課から町民生活課(現・町民こども課)の町民生活グループに異動。「役所の顔」ともいえる総合窓口のカウンターが美香さんの席だ。  多少の残業もあったが、異動翌年の07年度に入ると状況が変わり始めた。  新富町は全電算システムの一新を決定しており、07年後半から本格的に移行作業が始まった。住基データの移行を担当したのが美香さんだ。住基データは住民サービスの根幹であるうえ、新富町は翌年度から新システムによって課税業務を行うとされていた。  だが、旧システムのデータにはミスが多かったらしい。データチェックの作業量が07年12月ごろから増加し始め、08年の美香さんの仕事は、午後から1時間半ほど在庁した1月1日に始まり、4日以降毎日夜8時まで残業している。 ●過労は医者が入院を勧めるレベルに  住民の転入出が増える3月に入ると、稼働したばかりの新システムにトラブルが発生して対応に追われたほか、航空自衛隊の新田原基地があるため「自衛隊の異動の時期は、昼食が15時ごろになることもあるんです」と母が言うほどの忙しさになった。  移行作業は残業で対応するしかなかった。課長は「毎夜23〜0時まで残業していたことはわかっています」と遺族に話している。ほかの職員が20時ごろに帰っても、美香さんだけが残って作業を続けていたそうだ。 「住基のことも詳しく、旧システムと新システムのことも詳しくて、どうしても美香さんに頼っていたようです」というのが、死亡時の課長の説明だった。  土日の短時間の在庁も含めれば、美香さんは3月23日から4月11日まで休むことなく仕事にあたっていた。3月下旬に医者にかかったときは話ができないほど疲れ切っており、医師は入院を勧めたという。  変調が目に余ることから、美香さんの母は4月6日に開催された地元の畜産祭りで、面識のあった土屋良文町長に負担軽減を求めて直談判。「病院に行って点滴を打ちながらやっているので、なんとかしてください」と訴えた。  この話を聞いた美香さんはほっとしたように喜んだというが、状況はいっそう悪くなっていた。 ●年度替わり、上司が全員交代、マニュアルづくり…  まず、年度末の異動で課長は1年で交代、町民生活グループの係長が2人とも退職した。産休中の同僚の代わりに配置されていた臨時職員も、別の臨時職員に代わった。  また、児童手当などを算定するために旧システムも継続使用しなければならないことが判明し、住民データを新旧両システムに入力する事態が生じていた。  加えて、地方自治法の改正により、5月1日から戸籍関係の窓口では本人確認が厳格化されることが決まっていたため、制度に詳しかった美香さんにマニュアルづくりが任された。ちなみに、美香さんがこの間一生懸命やってきたのは、税務作業が新システムでなければ処理できないとされていたからだが、4月下旬ごろ、旧システムでも作業が可能であることが判明した。  この間、負荷軽減を求めた母の訴えは放置されたらしく、遺族の聞き取りに町長は、「(美香さんの上司である)課長には言っていなかった」と答えたという。 ●課長が土下座を続ける  美香さんがいびきをかいて寝ていた5月19日の朝、町民生活課は大騒ぎになっていた。始業より1時間早く登庁し、準備を済ませてから総合窓口の業務にあたるのが日課だった美香さんが、始業時刻を過ぎても登庁しなかったからだ。  役場から電話があったのは、家族が「体調が悪いし、入院させないといかんね」と話していた時だった。そして母が部屋に行くと、美香さんは昏睡状態になっていた。救急車が来るよりも早く、美香さんの上司である課長が役場から到着。課長は家に入ってすぐに土下座をし続けた。  美香さんは同日午前10時15分、病院で死亡が確認された。急性薬物中毒による過労自殺だった。  その後、遺族が新富町に損害賠償を求めた裁判は昨年11月、宮崎地裁で和解が成立した。遺族への8000万円の支払いや職員の過重労働防止策の充実などの和解案を、町が受け入れた。 (文=佐藤裕一/回答する記者団) ■おすすめ記事 「かぶると問答無用で開発者を潰すアップル」山本一郎氏が見る最近のiOS、Android界隈のアプリ話 初音ミクの画像は勝手に使ってよい? 『初音ミク』の販売元のクリプトン社に聞く イオン、ダイエー子会社化の舞台裏と再建のカギ…丸紅との確執、店舗老朽化、社員の反発 韓国高級幹部極秘来日 金正恩に対して「弱い犬はよく吼える」 米倉涼子、結婚について「人と暮らす自信ない…」、理想の男性は「もう何でもいい…」

「かぶると問答無用で開発者を潰すアップル」山本一郎が見るiOS、Android界隈アプリ話

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大人気。(「Puzzle & Dragons HP」より)
――投資家として企業情報を幅広くをウォッチするあの山本一郎氏が、国内外の経済・企業スキャンダルから、テレビ・芸能ネタまで、幅広くチョイス。今回は、最近だとパズドラの出現など、常に新しい話題が渦巻くソシャゲ業界に関するニュース記事をピックアップしていただきました!  最近はソーシャルゲームバブルもひと段落するかどうか、といったところですが、そんなアプリ界隈の話をまとめておきたいと思いました。 ・【Google Play】1年で見えてきた【北米+日本+韓国】3つの巨大アプリ市場ざっくりまとめ。ーーAndroid×グローバル(4月2日)  メタップスの佐藤航陽さんご謹製、アプリ方面のランキング状況。日本市場でっかいっすわー以上の感覚を掴もうとするには、こういうほかの国とのマーケット比較が大事になってきますね。そんで、改めて「日本市場でかいなー」と感じるわけでありますが。ネタとして面白いので興味ある方は是非。 ■パズドラ関連 ・「パズドラ」1000万DL突破ーーJ-CASTニュース(3月13日) ・パズドラの収益、Androidアプリで世界1位、iOSでも世界2位にーーApp Annie(リンゲルブルーメン 2013/3/27)  絶好調であったパズドラ方面のお話。現在、スマホ向けゲーム市場では文字通り制圧状態になっています。もちろん、売り上げの結構な割合が日本市場でありまして、状況的には「ぷよぷよ以上、プリクラ未満」といった雰囲気です。さて、ブームはどこまで続くのでありましょうか。 ■iOSとAndroidの比較について ・iOSより利用頻度が低い、Androidユーザーの謎ーーWIRED.jp(4月11日)  確かにアプリ作っててAndroidユーザーの動向がiOSよりも鈍いというのはここしばらくの定説でありました。徐々に改善してきているようでありますが、今度は違法アプリ問題が出てきたり、どうにも問題が尽きないところではありますね。 ■自社P/FがあってもiOS版は出ている現状 ・iOS版Chromeがアップデート Android版にはないページ印刷機能もーーITmedia(4月10日) ・Microsoft、「SkyDrive」最新版iOSアプリで写真まわりの機能を強化ーーINTERNET Watch(4月4日)  自社のスマホ向けOSやプラットフォーム事業を持っているにも関わらず、iOS向けにアプリを出して、それなりに力を入れてアップデートをしている現状をみますと、やはりiOSの英語圏での影響力の大きさというものを感じますね。 ■ようやくGoogleはデジタルコンテンツ販売に力を入れ始め ・「Google Play」アプリがリニューアル、よりシンプルに見つけやすくーーITpro (4月10日)  以前から「見づらい」と評判の悪かったGoogle Playのアプリでありましたが、リニューアルしてくれるようです。また、購入の手間が少し楽になる、というのは大きいですね、ようやくデジタルコンテンツ販売に本気が見えてきそうな感じでしょうか。 ■Appleが競合アプリに無慈悲な鉄槌を下している ・アップル、無償iOSアプリ提供サービス「AppGratis」を削除ーーApp Store規則違反でーーCNET Japan(4月9日) ・App Storeからアプリを削除されたAppGratisのCEOが経緯を説明 Appleに「話し合いを」ーーITmedia(4月10日) ・AppStoreの電子書籍アプリは終了ーーひまつぶし雑記帳(3月31日)  iOSアプリが抱える問題点は、アプリ開発者とAppleがそれぞれ目論むビジネスモデルが被ってしまうと、問答無用でアプリ開発者が潰されてしまう点に尽きます。まあ、これはプラットフォーム事業者特有の行動様式のようですけれども、どっかで歯止めをかけられないものなんでしょうかね。 ■Androidのセキュリティはどうにもなっていない点 ・気になるセキュリティ、iPhoneアプリは安全なの? ーー いまさら聞けないiPhoneのなぜーーマイナビニュース(3月25日) ・Google Playにワンクリ詐欺アプリが大量発生、ユーザー情報の外部送信もーーINTERNET Watch(4月10日) ・メールアドレス取得が目的の不正アプリが出回っているようです、注意しましょうーーAppLab(4月8日) ・Google、 Playストアから低品質アプリ6万件近くを削除ーースパム撲滅に本腰ーーTechCrunch Japan(4月9日)  Androidアプリが抱える問題点は、まず第一に、相変わらずセキュリティ面の担保ができていない点です。アプリマーケット上で不正なアプリが発見されて排除されても、すぐにまた次の不正なアプリが登場するイタチごっこ状態。ひどいもんです。解決の兆しがないというのも恐ろしいことで、大きな問題が起きたときにどうするのか、ダメージコントロールがきかない恐ろしさがありますね。 ■結局、Googleも競合潰しに余念がありません ・Google Playで広告遮断アプリが相次ぎ削除、セキュリティ企業は「懸念」ーーITmedia(3月15日)  また、GoogleもAppleと同じように、ビジネスモデル面でぶつかるアプリ開発者に対しては潰すという手法に動いています。もうこの辺はプラットフォーマー共通だといってよいですね。 (文=山本一郎) ■おすすめ記事 初音ミクの画像は勝手に使ってよい? 『初音ミク』の販売元のクリプトン社に聞く 28歳新富町職員、業務集中による過労で薬物自殺…危険把握していた町長は放置 イオン、ダイエー子会社化の舞台裏と再建のカギ…丸紅との確執、店舗老朽化、社員の反発 韓国高級幹部極秘来日 金正恩に対して「弱い犬はよく吼える」 米倉涼子、結婚について「人と暮らす自信ない…」、理想の男性は「もう何でもいい…」