中国産“危険ドラッグ”がロシアで氾濫中「2週間で25人が死亡、700人以上が中毒症状に……」

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イメージ画像(Wikipediaより)
 昨年1年間で100人以上の死者を出すなど、日本で社会問題となっている危険ドラッグ。その原料の多くが、中国から密輸されたものといわれている。  しかし、中国からの危険ドラッグ流入に手を焼いているのは、我が国ばかりではない。ロシアの麻薬流通監督庁の発表では、今年第3四半期までの合成麻薬の押収量は、前年同期比で約2倍となった。そして、その多くが中国から密輸されたものだという。  ロシア紙「モスクワ・タイムズ」によれば3月6日、モスクワのシェレメーチエヴォ空港で、合わせて約230キロの合成麻薬を隠し持って入国しようとしていた中国人、34人が逮捕された。  また、当局は最近、シベリア地方の複数の都市で、合成麻薬の一斉取り締まりを実施。犯罪組織のメンバー21人が拘束され、合成麻薬約100キロが押収された。これは、日本でも密かに流通している「スパイス」と呼ばれる危険ドラッグを2トン以上は製造できる量だという。  昨年10月にはロシア全土で、スパイスの使用により、2週間のうちに25人が死亡し、700人以上が中毒症状に陥るという事件も起きている。  当局によると、スパイスを含め、中国産合成麻薬によって普及する危険ドラッグの流通速度は、ヘロインの約2倍。ヘロインは路上で密売人によって手売りされる一方、法の網の目をかいくぐった危険ドラッグは、ネット上で半ば堂々と売買されていることが理由の一つだという。  こうした異常事態の中、ロシアでは目下流行中のスパイスを禁止する法律を制定。しかし、日本をはじめ諸外国同様、新しい化学式を持つ危険ドラッグが次々登場するという結果を招くのみで、イタチごっこから脱却できずにいる。何しろ昨年には、288の物質を、合成麻薬として禁止しているのだ。そしてその多くが、やはり中国産であるという。  今後、中国からまき散らされる毒の世界的蔓延を食い止めるには、国際的な連携が必要といえそうだ。

“金づる”中国人ツアー客を狙い撃ち! 北朝鮮の最新お土産事情「北海道名物のアレも!?」

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中国客向けの土産物店=北朝鮮新義州市
 3月上旬、北朝鮮は外国人に対して実施していたエボラ出血熱対策の入国制限を解除した。事実上、昨年10月から鎖国状態となっていたが、ここへきてようやく受け入れを再開した。だが、春節はすでに終わり、貴重な外貨収入が期待できる「爆買い」中国人ツアー客の恩恵は受けることができなかった。それでも北にとって、中国人観光客が金ヅルになっているのは紛れもない事実。北の土産物屋で並ぶグッズを探ると、「これでもか」というほど、スゴいシロモノが売られていた。  中国人向けの北朝鮮ツアーは、日帰りから数日間の本格的な周遊まで、多様なメニューが用意されている。ツアー代金は日帰りだと250元(約5,000円)から。宿泊が伴う場合は1,000~5,000元(約2~10万円)以内で行けるため、気軽な海外旅行先として人気を集めている。
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中国の旅行社が募集する朝鮮ツアーのポップ
 一方で、北朝鮮にはモノがない。最新鋭の炊飯器やカメラといった、「爆買い」中国人が好むアイテムは皆無だ。  そんな中でも生きるためには金儲けをしなきゃならんワケで、南部の大都市、開城(ケソン)特産の高麗人参や関連のお茶、健康食品、医薬品は土産物としてわりと人気があるという。
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漢字表記の多い朝鮮人参の土産物
 筆者が入手した中国人観光客が撮影した北朝鮮国内の写真には、「高麗人参」とばっちり漢字表記がなされていた。  中国人は、健康にバチッと効きそうな薬を好む。とある北の製薬メーカーは「糖尿病、腎臓病、高血圧、脳卒中、インポテンツ……」など、すさまじい効能書きのある薬品を開発し、土産物屋に陳列していた。
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怪しい万能薬「金糖-2」
 それが「金糖-2」注射薬だ。液体の入ったガラス製のアンプルを注射するという面倒くさい使用方法だが、ポスターには「無病長寿に効果あり」「鳥インフルエンザにも効きます」といい、事実であれば、鳥インフルがパンデミックした時に世界を救う特効薬になるかもしれない。  万能薬はこれだけではない。「パソコン疲れの目に効く鉱石」「血を浄化する指輪」など、1980年代のロールプレイングゲームを思い出させるアイテムもある。わが国のコエンザイムQ10もびっくりだ。
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どこかで見たことのある、木彫りの熊と豚
 元手のいらない木工製品も多い。入手した写真で驚かされたのは、昭和の家庭で一家にひとつはあった「木彫りの熊」の存在だ。シャケをくわえた木彫り熊。田中義剛の花畑牧場の台頭で、北海道土産としては最近ではすっかり見かけなくなったが、今は中国人向けの『北の国から』土産として、主力になっているようだ。 (文=金正太郎)

性売買特別法は“違憲”!? 韓国風俗街の女性前警察署長が「売春合法化」を主張するワケ

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 “性産業大国”の汚名を払拭したい韓国で、一つのジレンマが生じている。性売買を根絶しようと施行された「性売買特別法」に対して、「そもそも同法は憲法違反ではないか?」という疑問符が投げかけられたのだ。  問題視されている条項は、性売買特別法の第21条第1項。「性売買を行った者は1年以下の懲役または300万ウォン(約30万円)以下の罰金、拘留、または科料に処する」という規定だ。性売買を行った女性が「国家が、搾取や強要のない成人間の性交渉にまで介入してもいいのか」と主張したことを受け、ソウル北部地裁が憲法裁判所に違憲法律審判を提起した。  確かに、売春婦にとって性売買は仕事だ。彼女たちからすれば、職業選択の自由を侵害されることになる。プロである売春婦たちが人権侵害を受けているわけでもないだろう。ただ「合法化された場合、性売買産業が拡大される」という反論にも筋が通っている。現在、むしろ性売買が合法化されることで「“管理”しやすくなる」「性売買の海外遠征が減少する」などなど、さまざまな意見が飛び交っている状態だ。憲法裁判所は4月9日に公開弁論を行う予定だという。  その公開弁論には、違憲派としてキム・ガンジャ氏が参加する。彼女は、ソウル鍾岩警察署の前署長。鍾岩といえば、風俗街“ミアリ・テキサス村”がある地域だ。つい先日の3月13日も、私服警官が同地の風俗店に潜入するなど取り締まりを強化したことで、鍾岩警察署の前で売春婦たちが抗議活動を行っていた。一言でいえば、風俗街を厳しく取り締まる警察署というわけだ。  そんなソウル鍾岩警察署の前署長は、なぜ性売買特別法に反対しているのだろうか。ある韓国メディアがインタビューしている。  それによると、キム前署長は「性売買特別法は違憲であり、売春街は合法化されるべき」と強く主張している。その理由は、「これまで、学ぶことができず、やれることがなくて売春婦となった人たちと数多く出会ってきました。彼女たちにとって性売買は生活のための手段。大々的な取り締まりを行って彼女たちに『ほかの仕事をしなさい』と言っても、結局はまた風俗街に戻っていく。最低限の生活費を稼ぎながら、教育を受け、“脱性売買”できるよう手助けする制度が必要だ」と強調する。また、性売買特別法が施行されたといっても、現場警察の捜査が十分に行えない現実もあるという。 「私の経験上、風俗店1軒を取り締まるためには、最低でも10人の警察官が必要だ。しかし性売買特別法の施行以降も、警察の人力はまったく増えていない。警察の取り締まりだと気付く目ざとい客は、すぐにコンドームを便器に捨てて下着を身に着ける。彼らが『していない』と言い張れば、処罰する方法がないのです」  実際問題、性売買特別法が施行されたことによって、性売買はより“隠密化”したとの指摘も尽きない。性売買を根絶することができない現実がある以上、合法化するほうが合理的に思えるが……。

“パチモン大国”中国に流通する「iPhone 5c→iPhone 5s」改造機って、ホントに使えるの!?

 もうパチモンとは呼ばせない!? 中国のネット上で、iPhone 5cをiPhone 5sへ変身させる過程が写真付きで紹介され、話題となっている。投稿したのは、広東省深セン市の電気街、華強北路(ファーチャンペー)にある、スマホ改造工場で働く作業員だ。  彼によると、このチューンアップは、両モデルの共通部品はそのまま使用。もともとiPhone 5sだけに備えられている指紋センサーのホームボタンを追加し、プラスチック製のボディを金属製に取り替えるというものだ。主な手順は以下の通り。
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これがiphoneの基板。これから組み立てが始まる。
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ホームボタンはもちろん、指紋タッチ式のものを取り付けていく
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次に、タッチパネルの装着に取り掛かる。完成までもう少しだ。 
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 電池を入れて、最後に上下のフレームをドッキングさせて完成だ。  
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 彼によると、一日に組み立てられる台数は10台ほどで、台数が多いときは家に持って帰って作業をすることもある。給与は出来高制で、1台当たり100元(約1,900円)ほど。単純計算で、日当約1万9,000円ということになる。現在は同業者が増え、競争が激しくなってきたが、かつてはもっと稼げたという。  また彼は、「中国市場で売られているiPhone 5sの多くが、iPhone 5cから改造されたものだ」と明かす。  このような改造品が出回る背景について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、こう話す。 「かつてはiPhoneの新製品が出るたびに山寨品(パチモン)が登場していましたが、このところは見かけません。『安くて見かけが似ていても、使えなかったら意味がない』ということに、ようやく気づいたのでしょう(笑)。そこで、ちゃんと使え、本物よりも安い改造iPhoneが登場している。複数のジャンク品から部品取りして1台に仕上げた、再生iPhoneも多数流通しています」   パチモン大国は、改造品大国に転身する!? (文=青山大樹)

「中国の佳子さま」説は……? 美人説とウワサの習近平・娘“尊いお顔”初公開に人民ガッカリ

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目元のあたりは、確かに父親そっくり!
 まるで国家機密であるかのように、これまでベールに包まれていた習近平の娘の姿が、ついに明らかになった! 香港紙「明報」が、彼女が留学していたハーバード大学の担当教授の証言とともに、卒業写真を公開したのだ。  習近平は、妻で人民解放軍に所属する国民的歌手である彭麗媛との間に、一人娘・習明沢をもうけている。 1992年生まれの彼女は、現在22歳。杭州外国語学校を出て浙江大学外国語学院に入学し、外国語の同時通訳を専攻。大学卒業後にアメリカに渡り、名門ハーバード大学に入学したというウワサは広まっていたものの、未確認情報のままだった。  しかし今回、ハーバード大学の名誉教授で、東アジア研究の大家であるエズラ・ヴォーゲル氏が、アメリカ合衆国政府が運営する国営放送「ボイス・オブ・アメリカ」のインタビューに答えたところによると、彼女は確かにハーバード大学で学んでおり、昨年大学を卒業し、すでに帰国したという。学内では偽名を使っており、彼女が習近平の娘であることは、ほんの一部の学生と教授しか知らなかったようだ。そのため、大学で特別扱いされることもなく、普通の学生として学んでいたという。  さらに同紙は、昨年行われた卒業式の際に撮られたという、彼女の写真を掲載した。
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ガセ写真1
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 これまでも、彼女のものとされる写真がネット上で拡散したことが幾度となくあった。結果、すべてガセだったことが判明しているが、それらのニセ写真の人物が毎度、美人であったためか、人民の間では「主席の娘は美人」というウワサが定着していた。また、彼女の母親がなかなかの美人であることも、ウワサに信ぴょう性を与えていた。
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母、彭麗媛(ポンリーユワン)
 そんななか公開された彼女の本物の写真は、人民たちにとって期待外れだったよう。中国版Twitter「微博」には、 「中国の佳子公主だと思っていたのに、ちょっと違うな」 「主席と同じ、尊いお顔じゃないか!」 といった、皮肉めいた書き込みも散見される。13億人の頂点に立つ最高権力者の娘である彼女にとって、ルックスの良し悪しも重要なようだ。 (文=牧野源)

“ガッカリ端末”VAIOスマホに中国人失笑「Xiaomiの倍の価格で、このスペックかよ!」「日本終わったな」

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発表されたVAIOスマホ(日本通信HPより)
 3月12日、VAIOと日本通信が発表したスマートフォン「VAIO Phone」(税別5万1,000円)。ソニーから独立した、ファンの多いVAIOブランドを冠した初のスマホということもあり、大きな関心が寄せられた。発表のニュースは、日本はもちろん、世界中で報じられ、ソニー好き、VAIOファンが多い中国でも関心が集まった。  国内では「日本ブランドのVAIOスマホが世界で勝負に出た」などの好意的なものから、スペックがミドルレンジで、価格はハイスペックスマホ並みなことから「ガッカリ端末」と揶揄するなど、意見はさまざまだ。  しかし、VAIOスマホに一番がっかりしているのは中国人かもしれない。スマホ・IT情報サイト「快科技」のフォーラムに17日に投稿されたテーマは「VAIOスマホ、詐欺すぎだろ」。投稿者によると、2012年に発売された韓国・LGエレクトロニクス製のグーグルスマホ「Nexus 4」と見た目がそっくりな上、台湾パナソニックが発売した「ELUGA U2」(約3万円とVAIOスマホより2万円安い)のリブランドなのでは、と指摘。「VAIOのロゴにするだけで2万円も高く払わないといけないのか」と怒りをあらわにしていた。またEluga U2もVAIOスマホも台湾の大手ODMが手がけていることもあり、「台湾デザインの中国製スマホでは?」と疑問を呈している。  中国版Twitter「微博」やガジェット系の掲示板では、もっと辛らつな意見が出ている。 「小米(Xiaomi)の倍の価格で、このスペックかよ!」 「VAIOブランドは終わったな。スマホは小米、ノートPCはMacBookに完敗」 「VAIOは台湾メーカーになったのか?」 「小米はもちろん、華為(HUAWEI)やOPPOにも劣るとは……日本終わったな」
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微博では、VAIOスマホに関する投稿が飛び交う
 一方、筆者は深セン・華強北路(中国のアキバ)の旧知のスマホ小売バイヤーに意見を求めたところ、以下のような答えが返ってきた。 「XiaomiのスマホはVAIOスマホより2万円安いのに、スペックは大きな差がある。デザインもXiaomiのほうがいいんじゃないかな? あと、最新のXiaomi Mi4は液晶がシャープで、カメラのセンサーはソニー。ほかにも、京セラや村田製作所の部品が使われている。こっちのほうが、よっぽど日本のスマホだよ(笑)。VAIOスマホもいっそのこと、発展途上国向けのロースペックで安価な路線にシフトしたほうがいいんじゃない!? そこならまだ勝負できるでしょう」  新生VAIOには頑張ってほしいところだが、現状では中国でさえ足元を見られているようだ。 (取材・文=金地名津)

辰巳ゆい、里美ゆりあ、北条麻妃……日本のAV女優が韓国ポルノ映画を席巻中!?

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辰巳ゆいTwitterより
 辰巳ゆい、里美ゆりあ、北条麻妃。AVファンの間では言わずと知れたAV女優たちだが、彼女たちの名がにわかに韓国の男性たちの間で話題になっていることをご存じだろうか?  韓国の大手ポータルサイト「NAVER」でその名を検索してみると、辰巳ゆいは270件以上のニュースを検索できるし、里美ゆりあには「最強日本AVのトップ女優」「日本のAVレジェンド」との修飾語が付いてくる。北条麻妃に関しては、「日本でミスクニョ(美熟女=美しい中年女性)のブームを主導する女優であり、美人でありながらセクシーで賢い、三拍子をそろった役者として評価を得ている不世出のAV女優」と大絶賛しているほどだ。  そもそも韓国では、以前から日本のAV女優たちが“有名人”だった。蒼井そらなどは、ファンクラブも存在したほど。今でも日本のAVは合法的に流通されていないが、相田由美、麻美ゆま、穂花、小澤マリア、吉沢明歩などは広く知られている。韓国芸能記者が語る。 「2006年にネット上で日本のAVを大量流布させた男が逮捕される事件がありました。彼は03~06年まで、約1万4,000作品以上の日本のAVを不法アップロードし、ネット界では“ポルノ帝王”“エロ動画の教祖”と崇められ、釈放運動まで起きたほど。それほどまでに日本のAVは人気があるんです」  実際、韓国における日本のAV女優たちの近年の活躍はめざましい。RIOとみひろはドラマに出演したほどで、最近では宇都宮しをん、上原亜衣、桃谷エリカなどが人気らしい。AVの流通が禁止されている中、なぜ彼女たちは知名度を上げているのか? 「闇ルートで入ってくる日本のAVに押されて、韓国のAV市場は壊滅状態です。そんな中、逆に作品数を伸ばしているのが、18禁のポルノ映画。その映画で活躍しているのが、日本のAV女優なんです」(同)  例えば辰巳ゆいは、2012年に韓国ポルノ映画『AV女優』に主演。韓国のセクシー女優、ヨ・ミンジョンと絡んだ。韓国で行われたプロモーションでは、「ウォンビンと一晩過ごしたい」などと発言して話題になった。  里美ゆりあは昨年、『さとみを探せ』という作品に主演。プレミア試写会ではバニーガール姿で登場し、その様子が各種ネットニュースでも大きく取り上げられた。  韓国の男性雑誌「MAXIM KOREA」や「GQ KOREA」にグラビアモデルとして登場したこともある北条麻妃は、12年に日本で製作された『淫義母』が3月12日から公開されている。ちなみに韓国語タイトルを直訳すると、『濡れたパンティーの密かな誘惑』。韓国のタブロイド紙「日曜新聞」では、「劇中で濡れたパンティーが妙に活用されていて、タイトルに説得力がある」と、真面目に紹介されているのだから、たいしたものだ。  韓国の公的機関である韓国映画振興委員会によると、14年度に同委員会に登録されたポルノ映画は40数本で、近年は増加傾向にあるという。韓国のポルノ映画が、日本のAV女優たちにとってブルーオーシャンになる日も近い!?

草なぎ剛の“がんばらない”司会術 フジテレビ系『草なぎ剛の第23回がんばった大賞』(3月16日放送)を徹底検証!

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 かつてテレビには、「司会者」という職業が存在していた。たとえば児玉清であり、愛川欽也だ。あるいは大橋巨泉や石坂浩二、草野仁や生島ヒロシもそう呼ばれていた。普段は役者業をしながら、あるいはアナウンサーとしてその地位を確立した後、彼らは「司会者」としてテレビショーの進行を務めた。だが2015年現在、「司会者」と呼ばれるタレントはそう多くはない。多くの場合、番組での進行はいわゆる芸人が務めるようになり、結果として「司会者」というポジションは特別なものではなくなった。  だが近年になって、この「司会者」という役割に日が当たり始めている。テレビ朝日系『パネルクイズアタック25』の司会がこの4月から谷原章介に代わるというのは、その一例だといえるだろう。番組の性質もあるが、視聴者の嗜好として、そろそろ攻撃的な番組ではなく、落ち着いた雰囲気の番組を見たいという欲求がおそらくそこにはある。特に年輩の視聴者にとっては、その傾向は強くあるだろう。  それでは今、「司会者」の椅子を狙えるタレントはどこにいるのか? その答えのひとつが、3月16日に放送された『草なぎ剛の第23回がんばった大賞』(フジテレビ系)にあった。この番組における草なぎ剛の司会ぶりは、草なぎ剛にしかなし得ない、非常に独特なものだといえるだろう。  この番組の特殊な点は、バラエティ番組には普段あまり出演することのない俳優・女優が多数出演しているというところにある。『問題のあるレストラン』『残念な夫。』『デート 〜恋とはどんなものかしら〜』『ゴーストライター』『銭の戦争』に出演する役者陣が一堂に会して、それぞれの収録現場でのNGシーンを見て楽しむという趣旨だ。ここで最も重要なのは、出演する役者陣に負担をかけず、できるだけリラックスして番組に参加してもらわなくてはならないという点である。通常のバラエティ番組のような攻撃的な笑いではなく、俳優・女優の自然体の魅力を引き出すというのが、この番組の「司会者」に求められる仕事なのだ。  この意味で草なぎ剛の司会は、見事というほかなかった。果たして彼がどのようにして役者陣の自然体の魅力を引き出したのか、3つの例で紹介してみたい。 (1)司会者であることに照れている  番組の冒頭は、NGシーンのVTRから始まる。それを受ける草なぎ剛の言葉が、スタジオの一言目だ。草なぎ剛は、明らかに台本に書かれていたであろうセリフを、おそらく一字一句違わずに視聴者に伝える。「早速ドラマNGシーンをご覧いただいたわけですが、いやー面白かったですねー」とあえて気持ちを込めず、ただこの文章を読み上げる。そして直後、自分自身でこう告げる。「うん。ボク、司会してます」と。  番組の司会者が「司会してます」と発言するというのは、滅多にあることではない。ここには草なぎ剛の照れがある。司会者だからといって大仰に司会者ぶることを、草なぎ剛は本能的に拒否する。そしてそれは、出演する役者陣にも影響を与える。バラエティ番組に出演しているからといって、無理にバラエティ仕様である必要はない。草なぎ剛の「司会してます」という発言は、間違いなく役者陣を落ち着かせる。  番組冒頭の草なぎ剛のこの発言で、明らかに空気ができ上がる。司会者である草なぎ剛が司会者であるということ自体に照れている。それによって役者陣は、番組に対して気負うことなく、自然体の自分を見せることができるのだ。 (2)自分の立場を弱く打ち出す  司会者というポジションは進行であり、出演者への会話を振るという役目も担っているから、本来であればほかの出演者よりも一段強い立場にいる。草なぎ剛はしかし、そこから降りてしまう。ほかの出演者に対して「玉ちゃん(キスマイ玉森裕太)元気? (大島)優子ちゃんも助けてね」と自らヘルプを要請し、さらには「皆さん今日、一言は絶対しゃべってくださいね」とまで口にする。これは、仕事で来ているのだからしゃべるようにという命令ではなく、皆さんがしゃべることで自分を助けてほしいという意味合いである。  つまり草なぎ剛の司会術とは、自分が周囲を助けるのではなく、自分が周囲から助けられるという、かなり特殊な形なのだ。それはきっと草なぎ剛の人となり、パーソナリティと、あるいは周囲の人物を信頼しきっているという意識による。そのために、草なぎ剛は自分を弱く打ち出す。ローラに対して「僕のドラマ見てる?」と問いかけ、即座に「見てなーい」と返されるというやりとりは、草なぎ剛にしかできないものだといえるだろう。  テレビ番組はチームプレイだといわれるものだが、草なぎ剛は誰よりもそれを理解している。番組をよくするためになら自分を犠牲にすることを一切厭わない、強いプロ意識がそこにはある。 (3)あくまでも部外者である  ここまで草なぎ剛の独特な司会術について書いてきたわけだが、しかし彼は番組終盤で、司会者として極めて正しい選択をする。ほぼすべてのVTRを見終わって、出演者たちがそれぞれ面白いと思った場面を口にする流れだ。そこで草なぎ剛もどれが印象に残っていたかを問われるのだが、その答えがすごい。「いっぱいありすぎて、何がなんだかねえ」と、回答そのものを拒否するのである。  ここで、スタジオでは笑いが起こる。何かひとつぐらい答えなさいよと、そういった意味での笑いだ。しかしここでの草なぎ剛の選択は、一人のタレントとしては笑いの対象ではあるが、司会者としては極めて正しい。そもそも司会者とは、番組の出演者でありながら部外者である。ここで司会者である草なぎ剛が何かしらの答えを発したら、それが番組としての総意になりかねない。だからこそ草なぎ剛は、そこでの回答を避ける。司会者としては、明らかに正しい選択だといえるだろう。  さらに恐るべきは、(1)(2)の伏線があるために、この発言が笑いになっているというところだ。決して派手ではない。目に見えるすごさではない。だが、この日の『草なぎ剛の第23回がんばった大賞』が常にハッピーな空間だったのは、司会者である草なぎ剛の功績である。恐るべき司会者の誕生が、この日、確かに行われたのだった。 【検証結果】  ここまで読んでいただければお分かりかもしれないが、この草なぎ剛の司会術は、明らかにタモリの影響下にある。草なぎ剛本人がどこまで意識しているかは分からないが、『笑っていいとも!』で長年共演したタモリのDNAは、間違いなく彼に宿っているのだろう。気を張らない、欲張らない、がんばりすぎないという司会術。「やる気のある者は去れ」というタモリの言葉は、確かに草なぎ剛に根付いている。 (文=相沢直) ●あいざわ・すなお 1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。 Twitterアカウントは @aizawaaa

「ロイヒ」と「アイボン」は外せない!? 韓国人旅行者に人気の“日本で買える”BEST BUYとは

 円安ウォン高が続く中、日本を訪れる韓国人が増えている。4年ぶりの5連休となった旧正月期間(2月18~22日)に韓国人が最も多く訪れた海外旅行先は、やはり日本だったという。日本への関心が高まった理由は数多くあるが、最近特に目立つのがショッピングだ。  ブログや日本旅行コミュニティでよく見かけるのが「日本に行ったら必ず買って帰るモノリスト」。日本を旅行した人たちが、自分が買ってきたお土産の画像などをアップして、“これは絶対買ったほうがいい”などとアドバイスしたり、リストを元に買い物した人たちのコメントが寄せられたりしている。また、“どこそこのドラッグストアが安かった”などの情報交換も欠かさない。そんな韓国のネットにアップされているリストの中で、多くの人が共通して勧めるモノをいくつか紹介したい。
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ニチバン公式サイトより
●「ロイヒつぼ膏」(ニチバン)  肩こりや腰痛の症状をやわらげる温感タイプの貼り薬。韓国では「コインパス」と呼ばれ、ものすごく効果があると口コミで話題になっている。年配者へのお土産としても大人気で、ファンも続出。たとえ日本に行けなくても、“直購”(海外のショッピングサイトで直接購入)や購入代行サービスを利用して手に入れる人が多く、日本土産の必須アイデムと言っても過言ではない。
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サントリー公式サイトより
●「ほろよい」(サントリー)  「できるものなら、箱買いして持って帰りたい」と言われるほど人気の缶チューハイ商品。韓国人に最も好まれる味は「白いサワー」と「桃」。リピーターが増え続け、期間限定品を含め、さまざまな味をコンプリートしたいという人も少なくない。これだけを買うために、日本に出かける人もいるとのウワサも……。
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小林製薬公式サイトより
●「アイボン」(小林製薬)  口コミで人気が広がり、ドラッグストアで「ロイヒつぼ膏」と一緒に必ず買うべきアイテムといわれる洗眼薬 。シリーズの中で一番の人気はピンク色の「アイボンWビタミン」。ネットに“眼球にシャワーを浴びたようなすっきり感”などのレビューがたくさん書き込まれているため、その効果についての好奇心を満たそうとする人が多いのではないだろうか。
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ネスレ公式サイトより
●「キットカット抹茶味」(ネスレ)  韓国でもキットカットは売っているが、抹茶味は日本限定。その珍しいパッケージに魅かれ、買わざるを得ないという気持ちになる人が多いらしい。抹茶=日本のモノという認識が強いことから、いかにも日本っぽいお土産として大好評。
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「東京ばな奈」公式サイトより
●「東京ばな奈」(グレープストーン)  言わずと知れた東京土産の定番。空港でも簡単に手に入ることと、かわいい形、幅広い層にアピールできる食感が人気の理由。ちなみに北海道土産の「白い恋人」もかなり人気だ。 ***  ほかにも、専科の「パーフェクトホイップ」、ロイズの「生チョコレート」、ライオンの「足すっきりシート 休足時間」など、人気のお土産はさまざま。中には、韓国にも普通に輸入されているモノもあるが、日本で買ったほうが断然安く、旅行のついでにゲットすればお買い得になるモノも多い。 日本ではおなじみの商品が、韓国で爆発的ヒットとなっているかも!? (取材・文=イ・ハナ)

華麗なる変貌に胡錦濤もビックリ!? 中国に“美しすぎる人民大会堂元職員”がいた!!

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 先日閉幕した全国人民代表大会の会場でもある、人民大会堂。日本の国会議事堂に当たる役割を担いながら、中国共産党の独裁体制を象徴するこの建物で働いていた一人の女性の変貌ぶりが、ネット上で話題となっている。  涼しげな目元と、チャイナドレスからのぞく太ももがセクシーなこの女性は大学の講師で、雑誌や広告のモデルとしても活動する王倩倩だ(ワン・チェンチェン)。
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 どことなく中国のトップ女優、范冰冰(ファン・ビンビン)にも似た容姿は、紛れもなく中国のイマドキの女性といった感じである。  しかし10年ほど前、彼女は中国で最もお堅い職業のひとつに就いた。2003年、陝西省の安康師範学校に在学中だった彼女は、倍率100倍という超難関を突破し、人民大会堂服務員の採用試験に合格したのである。  大会堂での規定では、職員は北京に入った後、必ず軍事訓練を受けなくてはならない。彼女も長年伸ばした髪を切って、訓練に参加。厳格な訓練を乗り越え、1年後に晴れて大会堂での業務に従事するようになった。  最初の任務は、大会堂内のテーブルを磨くこと。テーブルと椅子の上には糸くず一本すら残すことは許されず、会議が始まる前は、テーブルの上にあるメモ用紙、鉛筆、コースターとコップ、椅子と椅子の背もたれがすべて一直線上となることが求められた。当時の国家主席・胡錦濤や、首相の温家宝のテーブルも、彼女が整えたのだろうか。  また、服務員は全寮制で、携帯等を持つことも禁じられ、半ば軍隊のような規律の中で日々を過ごしたという。そんな中、彼女は真面目に働き、ついには全人代の常務委員会秘書長を務めた盛華仁氏より優秀職員の証書を受け取るほどになったが、大会堂の契約期間である4年が終了する前に、職場を離れる決意をしたという。  そして先日、その当時の写真を、自身の「微博」(中国版Twitter)にアップしたところ、「華麗なる変貌」として瞬く間に話題となったのだ。
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 採用に際しては、容姿も重視される大会堂女性服務員。当時の彼女も美人であることには間違いないが、今のような華やかさはなく、まさしく「紅い中国の服務員」といった感じ。彼女の10年間での変貌ぶりは、激動の中国を映し出しているかのようでもある。