街ブラ番組『ウルトラ怪獣散歩』が起こす、怪獣×東京03という化学反応

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『ウルトラ怪獣散歩』(アプレックス)
「今回は北川町じゃなくて、鎌倉ですけど」  メフィラス星人、メトロン星人、ケムール人という3体の怪獣たちが、鎌倉の街をブラブラしている。しかし、このロケでメインとなるはずの重要文化財「鶴岡八幡宮」には入れない。  撮影交渉をしたスタッフによると、撮影NGの理由は「神社という神聖な場所に怪獣はそぐわない」というもの。  それを聞いたメトロン星人は「ぐうの音も出ない」と嘆き、ケムール人は「怪獣はしょせん、人間世界に入れてもらえない悲しい存在なんですから……」とつぶやいた。これは「空想特撮散歩シリーズ」と銘打たれた異色街ブラ番組『ウルトラ怪獣散歩』(CSフジテレビONE)である。もともと、2014年8月に特別番組として放送され、その後DVD化。今年5月22日からレギュラー化された。それに先立ち、5月20日深夜には地上波版が放送された。  昨年の特番では、メフィラス星人とザラブ星人、ダダが東京の下町、柴又を街ブラ。「頭が黒いから、直射日光大変なんですよ」グチるダダ。そのため、柴又の商店街で帽子を買うことに。そこで見つけたのは、白黒縞模様の帽子。体の模様とほとんど一緒で、ダダのために作られたんじゃないかという帽子だ。まるで帽子と一体化したかのようなダダの姿がなんともシュールで、おかしみがあった。  肝心の食レポでは、口元を隠す怪獣たち。地上波版ではその食レポ中、メトロン星人が言う。 「なんならアンヌ隊員も呼んだらどうだい?」 「いただきました!」 と興奮するメフィラス星人。もちろん『ウルトラセブン』第8話に登場するメトロン星人の名ゼリフだからだ。そこに、ケムール人は「アンヌ隊員のこと好きなんですか?」と茶々を入れる。否定するメトロン星人に、「顔赤くなってますよ」と指摘するケムール人。 「もともと赤いんだよ!」  怪獣たちの「声」を担当するのは東京03だ。高い演技力で、リアリティのある会話劇からなるコントを得意とする3人組。メフィラス星人は角田晃広、ザラブ星人やメトロン星人は飯塚悟志、ダダやケムール人は豊本明長が演じている。彼らが声を当てることで、怪獣たちは命を吹き込まれたようにイキイキと動き出す。東京03のコント同様、その会話にリアリティがあるからだ。もはや、それぞれの怪獣たちが、彼らが演じるキャラクターそのものの性格だったかのように見えてきてしまうのだ。  番組では、食レポで訪れたお店にちゃぶ台を用意して、メトロン星人に名場面を再現させたり、鎌倉の街のBGMに合うのは「サザン」か「TUBE」かで怪獣たちの間で論争が起こり、海岸で取っ組み合いのケンカ。夕暮れの「ウルトラファイト」状態になったりと、やりたい放題の遊びっぷり。  オープニング曲も「来たぞ われらの ウルトラマン♪」と歌う「ウルトラマンのテーマ」だし、サブタイトルも「メフィラス星人 メトロン星人 ケムール人登場」とおなじみの書体で書かれている。本家・円谷プロが関わっているだけあって、パロディもいちいち“本気”だ。『ウルトラ怪獣散歩』は、『ウルトラマン』のパロディと街ブラ番組のパロディが高次元で融合した番組なのだ。  街を楽しそうに歩く怪獣たちの姿は、一見シュールだ。だが、そこに東京03が演じる声が加わると、奇妙なリアリティが生み出される。一方、東京03は今でこそ徐々に活躍の場を広げているものの、ほんの少し前まで「テレビ向きでない」という烙印を押されていた。いまだに、テレビではその高い実力に見合うような活躍をしているとは言いがたい。その境遇は、「怪獣」だからという理由で撮影NGを食らい、「人間世界に入れてもらえない悲しい存在なんですから」と嘆く怪獣たちとどこか重なる。しかし、怪獣という、いわばポップなアイコンを通すと、その会話のやりとりの可笑しさが一気にテレビ的に映えていく。  怪獣×東京03という『ウルトラ怪獣散歩』の実験は、怪獣たちに新たなリアリティを、そして東京03にテレビ的なポップさを与える化学反応を起こしたのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

結婚発表のハンマー投げ室伏広治 「家賃1万6,000円」生活苦の実母を援助しないワケ

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「週刊新潮」5/28号 中吊広告より
今週の注目記事1 「壮大なるデマ『大阪都構想』終焉の日 さらば衆愚の王『橋下徹』大阪市長」(「週刊新潮」5/28号) 「〈『東京で不動産探し』情報も〉ポストたかじん? 茶髪弁護士? 国政? 橋下の『それから』」(「週刊文春」5/28号) 「引退賭けて負けた橋下さんより先に逃げたアイツのほうが政治の嗅覚はあるね」(「週刊ポスト」6/5号) 同2 「室伏広治の弟が悲痛激白『生活苦の母を見捨てた兄へ』」(「フライデー」6/5号) 「川崎簡易宿泊所火災『服もカネも焼けた』『もう家も仕事もない』」(同) 同3 「崖っぷちのフジテレビが安藤優子を夫婦で放逐!?」(「週刊ポスト」6/5号) 「わずか就任2年でポイ 激震フジかくて社長のクビが飛ばされた」(「週刊現代」6/6号) 同4 「今週の遺言 大橋巨泉」(「週刊現代」6/6号) 同5 「〈元『警務官』が実名告発!〉丸腰の巡回なし! スマホでゲーム! 窃盗見逃し! 総理官邸のお笑い警備体制」(「週刊新潮」5/28号) 同6 「【独占手記】『ドラえもん』がわからなくなった妻『大山のぶ代』と700日の春夏秋冬 砂川啓介」(「週刊新潮」5/28号) 「人生を忘れたくない人に『認知症』防衛7つの基本」(同) 「身近な食品で今日からできる! 食生活の新常識〈保存版〉」(「週刊文春」5/28号) 同・7 「佳子さまと紀子さま『うるさい!』事件〈髪形、服装、門限が原因?〉」(「週刊文春」5/28号) 【番外】 現代とポスト「セクシーグラビア」&「セックス記事」の勝者はどっちだ!  今週は図抜けた記事が1本もなかったので、順位なしとする。  グラビアは、ポストは「『ビリギャル』カバーモデル 石川恋」と、ヌードモデル専門モデルという「パーフェクトボディ 七菜乃」。現代が毎度お馴染み「井上和香」と『マッサン』に出演していた「柳ゆり菜」、袋とじが「春菜はな&麻倉まりな『猥褻なオンナたち』。  この頃の若い子には「菜」が入る名前が多いな。感想はそれだけ。しょせんセクシーグラビアは「おまけ」なのだから何人も出さずとも、ひとりだけでいいからじっくり見せたほうがいいのではないか。オンナのコには失礼だが、じっくり見せられるほどのコがいないから、こういうグラビアの組み方になるのだろうが。  記事にいこう。ポストはこれまた毎度お馴染みの、ネットにあるアダルトビデオの紹介と秘密SM会潜入ルポ。SM潜入ルポはどうということはないので、素人たちがプロ顔負けの艶技を見せることで人気のエロ動画サイトを紹介しよう。いずれも、プロに負けず劣らずの美女ぞろいなのだという。AVライターの尾谷幸憲氏がこう語る。 「最近特に人気が高いのは、『MGS動画』が独占配信する『シロウトTV』です。スカウトや応募で集めた女性の初撮作品というのが売りです。国内メーカー系なのでモザイク有りですが、無修正動画が氾濫する中で抜群の人気を誇っているのは、やはり登場する女性のレベルの高さがあるからでしょう」  ここは30~50分程度の動画で1本500円。見放題で月額4,800円とちと高いが、人気だという。興味のある方はポストをご覧あれ。  現代は「60過ぎても『精子』が6倍に増える」という特集である。坂本均整施術所に勤める鍼灸師の佐藤信之氏が提唱していて、健康雑誌『壮快Z』(今月30日発売)が紹介しているそうだ。「精子の量は6倍に増えた! ペットボトルで右の太ももをほぐせば勃起力も大回復」という特集がそれだそうだ。  佐藤氏が提唱するマッサージ法は、ペットボトルが1本あれば誰でもできて、しかも1日朝と晩3分ずつやるだけでいいのだという。それにがんの予防にもなるというのだから、本当ならやってみる価値はある。 「精液の量が増えれば若い頃のような射精感を取り戻し、思わず声が出てしまうような勢いのよい射精をすることができる」というのである。現代によればこうだ。 「マッサージ法というのは、ポイントは太ももの裏である。まずは、なるべく固めの500mlペットボトル容器を用意して、水を満タンに入れる。椅子に腰かけ、太ももと椅子でペットボトルを挟み込んで、太ももの裏の筋ばった部分をグリグリと刺激するように、足を上げ下げする。たとえ表面が柔らかいからといっても、深層の筋肉がかたくなっていることがあるから油断は禁物だ。少し痛いけれど気持ちいいくらいの強さで揉みほぐすことを3分間ほど行う。太ももを揉むのがいくら気持ちよいからといって、やりすぎてはいけないし、2分程度で十分にほぐれたなと思ったらやめてもいい。それを朝と晩に1回ずつ行う。これだけで、精子の量が増えていくのだ。人によっては、数ヶ月で何倍にもなるという」  どうです。今日から始めてみますか?  今週は、グラビアの量と記事の面白さで現代の勝ち! 「肩から背中が大きく開いたブルーのマッチョタンクの下に、黒のインナー。スキニージーンズにバンズのスニーカーを合わせ、指輪やミサンガを身に着け」 「パーカーの下の黒いインナーの胸元が大きく開いていて、屈み込んだときはヒヤヒヤしました」 「この日は、グレーのVネックニットに太ももを大きく見せたホットパンツという出で立ち」  これは、若い芸能人のファッションを書き写したのではない。いまやグローバルな人気者になった秋篠宮佳子さま(20)がICUに通ったりするときの服装である。  もちろん公式行事に出るときは清楚な服装をしているのだが、プライベートとの格差があれこれ言われていると文春が報じている。  そうした服装や化粧などに対して、母親の紀子さまはかなりきつい口調で注意をするという。 「髪型や服装、門限などについて、紀子さまは本当に細かいことまで、厳しくおっしゃることがあります。それに対して、佳子さまは『うるさい!』と返されるのです」(秋篠宮関係者)  本当かね? 我が家と変わらないではないかと親近感を抱くのだが、佳子人気は中国でもすごいと新潮が報じている。  何しろ佳子さんのことをネットニュースが報じると、瞬く間に「気品があってカワイイ」「清純な佳子公主!」という書き込みが1万件にもなるという。  北京在住のライターも、こう話している。 「ネット通販サイト“淘宝”では、日本で3月末に発売された写真集『秋篠宮家25年のあゆみ』が250元(約5000円)で取引されています。日本での定価は980円なので、実に5倍近い値段です。さらに、佳子さまが伊勢神宮への参拝でお召しになったドレスも約3万円で売りに出ている。日本でもブランド名は公表されていないので十中八九、偽物だと思いますが……」  中国は由緒正しい皇室に憧れとコンプレックスを抱いているそうだから、佳子さんが「親善大使」になって、中国との友好復活の橋渡し役をやってもらったらいいのではと思うのだが、安倍さん、お願いしてみてはどうかね。  ところで私が好きだった作家・車谷長吉さん(69)が亡くなってしまった。『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞を受賞したが、自分も含めて身内の恥をとことんさらけ出す私小説に魅せられた。  療養中だったようで、のどに物を詰まらせて窒息したという「死に様」も、彼らしいとは思うが、もう彼の小説が読めないと思うと寂しい。  さて、ドラえもんの声を四半世紀にわたって務めてきた大山のぶ代さん(81)が認知症だということを、夫の砂川啓介さん(78)が告白したことが話題である。  彼女は2008年に脳梗塞で倒れ、しばらくはその後遺症で物忘れが激しいのだと思っていたが、2年前に脳の精密検査を受けたところ、アルツハイマー型の認知症と診断されたと、新潮で砂川氏が語っている。  あれほど上手だった料理も、火にかけた鍋のことを忘れて空焚きにしたり、ヘビースモーカーだったのに、灰皿を不思議そうに眺めているそうだ。  徘徊はないが下着を汚したり、亡くなった母親と話をする幻覚症状が出たりと、ひとりで置いておける状態ではないという。  老老介護の大変さがよくわかる記事である。認知症を治すことはできないが、進行を遅らせる薬は出てきているようだ。しかし、やはり「認知症防衛」が大切だと、新潮は特集を組んでいる。  毎日30分以内の昼寝。動脈硬化をもたらす生活習慣は避け、DHAやEPAを含むイワシやサンマなどの青魚を1日60~90グラムは摂るようにする。  野菜を多く取り、中でもブロッコリーは「王様」といわれるそうだ。カレーをよく食べるインド人の認知症発症率はアメリカ人の4分の1ほどだといわれる。カカオ含有率70~80%の高カカオのダークチョコを毎日100グラム摂ると、15日間で血圧、空腹時血糖値、血中インスリン濃度がすべて下がり、認知症につながる糖尿病予防にも有効だという。  果物を食べるなら糖分の多いパイナップルやメロンより、食物繊維が豊富なブルーベリーやりんごがいいそうだ。太りすぎや呑みすぎも厳禁。  これを読んでいると、私は100%認知症になる可能性が高いことがわかる。もっともいますでに認知症になっているが、私が気付かないだけなのかもしれないが。  やはりのぶ代さんの影響なのだろう、週刊文春も「身近な食品で血圧や認知症を予防しよう」という特集を組んでいる。  やはりチョコレートが血圧にも認知症にもいいようだ。血圧にはカカオポリフェノールの持つ抗炎症作用がいいという。また脳由来の神経栄養因子(BDNF)の値が増加することで、記憶力が向上したり認知症にかかる率が減少するという。  糖尿病予防には落花生1日30粒が効果ありだそうだ。 「落花生はオレイン酸という良質な脂肪酸を多く含んでいます。糖尿病の三大合併症とされるのは腎障害、網膜症、神経障害です。これらは血糖値を抑えればコントロールできる。問題はこれ以外の動脈硬化などに由来する大血管合併症です。これは血糖値を抑えるだけでは防げませんが、オレイン酸は動脈硬化予防に効果的です」(小早川医院の小早川裕之院長)  みかん、牡蠣、イカもいいそうだ。新潮でも「王様」だといわれているブロッコリーは発がん物質を抑える効果があるという。  ブロッコリーやキャベツなどの「アブラナ科野菜にはイソチオシアネートという硫黄化合物が多く含まれていて、これが肝臓にある解毒酵素の活性を高めてくれます」(愛知学院大学の大澤俊彦教授)  さっそく、落花生とカカオチョコレート、それにブロッコリーを買って帰ろう。それに冷や奴があれば天下無敵だそうだ。もう手遅れだろうがね。  先日、官邸の屋上にドローンが飛来して大騒ぎになったが、どうやら一国の主を守る警備体制は「笑える」ほどお粗末だと、新潮で3月末まで官邸警備官を務めた花堂秀幸氏(61)が実名で告発している。  官邸の警備体制は、外周は官邸警備隊が見回り、総理の身辺は警視庁警備部警備課のSPが警護。官邸の入り口と内部の警備は、総理大臣官邸事務所が雇う官邸警務官たちが守るようになっているという。  花堂氏は警視庁に入り、特別機動隊にもいたが12年2月に退職。そのとき非常勤の警務官の仕事を紹介されたという。  花堂氏によると、警務官は4班に別れ全体で80名ほどだが、年配者が多く武道経験者も非常に少ないという。中には、さっさと歩けない人までいたという。仕事時間内にスマホでゲームをやっている者もいるそうだから、緊張感なさすぎでしょ。  職員が出勤してくる西門に配備されている警務官はわずか5人で、門を開け閉めする機動隊員はたった1人。食堂に食材を運んだり、建物のメンテナンスをする業者が多く出入りするので、花堂氏は心許ないという。 「以前はあったという車両用の金属探知機は今はなく、業者の車は登録証を持っていれば、検査も受けずに入れます。だから、車に爆発物でも積まれていたらおしまいだし、車の中に誰かが隠れていたってわかりません」(花堂氏)  これまでにも、西門から不審車が入ってしまったことがあったという。  それに、万が一不審者が官邸内に入ってきても、素手で闘わなくてはいけないのだそうである。 「警務官は拳銃はもちろん、折りたたみ式の警棒も携帯していません。いちおう警杖と警棒は各エリアに備え付けられていますが、上司から『使ってはいけない』と言われている。要は『なにかあったら逃げろ』と。私も勤めてすぐ、『ここはケガしたら補償がないよ』と言われました」(同)  官邸内の巡回もおざなりで、酔っ払っていても勤まるそうだ。また、警務官の財布から現金が盗まれる事件が頻発しているが、まともに解決できないという。月給は額面で月額30万円程度だそうだ。  この記事をテロリストが読んだらどう考えるのだろう。原発施設を狙うより、官邸を狙うほうが容易いと思うのではないか。安倍首相はこの実態を知っているのであろうか。これでは夜、マクラを高くして眠れないはずだが。  さて、安倍首相がごり押しする「戦争法案」に対して反対の声を上げる市民は多いが、相変わらず大新聞は「寝言」のような遠吠えを繰り返すばかりである。  反権力の「象徴」となった感のある大橋巨泉氏だが、今週号では告訴も覚悟の上で安倍首相を「ウソツキ」と難じている。  今週の原稿は、4月に発見された右肺の中の癌細胞を取り除くため、右肺の下葉の摘出手術を受けるために施術の前日の14日に入院した、国立がん研究センター中央病院の病室で書いているという(手術は無事終わったと聞いている)。 「今日本が1番大事な曲角にあるとき、どうしてももう一度目覚めて、将来を見据えたいと願う」(巨泉氏)から、これをしたためたそうである。 「それはわが国が、安倍晋三という、希代のウソツキを総理大臣に頂いているからだ。一国の総理を『ウソツキ男』呼ばわりしたのだから、覚悟は出来ている。安倍さん、この原稿を読んで名誉を傷つけられたと感じたら、どうぞボクを訴えてください。よろんで法廷で争います」(同)  この覚悟は本物だ。 「ウソツキという理由は、今回の安保法案について、首相が記者会見で、われわれ国民に向けた発言が、嘘やまやかしに満ちて居り、到底真実を伝えようとしているとは思えないからだ。まず『米国の戦争に巻き込まれるということは、絶対にあり得ません』と大見得を切った発言だ。絶対にと強調した以上、説得力のある明解な理由がある筈だが、それは言わない。ボクに言わせれば全く逆である。これまではどんな場合でも、『憲法九条』を盾にすれば断われた。しかしこんな法律を作ってしまった以上、断われない状況に自らを追い込んだ事になる。ましてや相手は米国である。今までの安倍氏の対米姿勢を見ていると、断わるどころか、自ら進んで米軍の片棒をかつぐとさえ思われる」  真っ当な安倍首相批判である。 「安倍首相については、就任当時その知性について疑問視する声が国の内外から起こった。ボクもこのコラムでそれに触れた覚えがある。だからといって、このように、具体的な理由も述べず、ただ感情的に『絶対にあり得ない』などと断言するのは、信じ難い暴言である。『首相のオレが絶対にあり得ない、というのだからお前ら信じろ』と言っているように聞こえる」  その通りに、私にも聞こえる。 「今回の会見でも冒頭に、『70年前の不戦の誓いを守り続ける』などという、心にもない事まで宣言したのだ。愚かだが、怖ろしい男である。国民よ、そろそろ目を覚まして欲しい」  同じことを、日本の大メディアにも言いたい。巨泉さん、まだまだあなたが言い続けなくては20年後に悔いを残すことになる。  さて、フジテレビが絶不調である。現代とポストがそのことを扱っているが、この根底にあるのは長きにわたってフジを牛耳ってきた日枝久フジHD会長の長期政権、支配にあるのは間違いないのではないか。  日枝会長は私の高校の先輩だから、チョッピリ言葉を選んでいわせていただくが、晩節をこれ以上汚さず早くお辞めになったほうがいい。名経営者がその地位に固執し続けたために「老害」と呼ばれることはままある。あなたもそうした人たちを見てきたのだから、まず一線から引いて、後輩たちを見守ってやるべきであろう。  現代は、私も知っている太田英昭HD社長が、わずか2年で産経新聞の会長に「飛ばされた」ことを報じている。  現代によれば太田氏が実力を持ってきたため「寝首をかかれ」たくない日枝氏が飛ばしたというのだが、それだけではなく、フジの中で貢献してきた人たちが次々に配置転換されているという。  中でも、安藤優子キャスターの夫君である堤康一氏が情報政策局長から子会社の社長に飛ばされ、安藤も番組から「放逐」されるのではないかとポストが報じている。  だが、日テレの『ミヤネ屋』に対抗するために鳴り物入りで始まった『直撃LIVEグッディ!』は視聴率1%台が続いているそうだから、私は彼女の降板はもちろん、番組の終了もあってもいいと思うが。  安藤には失礼だが、もう一度初心に返って現場取材からやってみたらどうか。彼女のような大物が老体に鞭打ち(失礼!)、サツ周りや政治家取材をやったら、いい情報がとれると思うのだが。  ところで、フライデーを見ていて気がついた。「フライデーって貧乏人の味方なんだ」と。2本紹介しよう。まずはハンマー投げの金メダリスト・室伏広治氏(40)の実母が生活苦にあえいでいるという記事。  母親はセラフィナさん(64)は、自身もルーマニアの陸上選手で、広治氏の父・重信氏(69)と1972年に22歳で結婚して広治氏と由佳さん(38)をもうけたが、88年に離婚している。  その後、別の日本人と結婚し、広治氏の異父弟に当たる秀矩氏(25)を産んでいる。だが、再婚相手は「事業に失敗し、失踪」(秀矩氏)してしまったという。  秀矩氏も陸上をやっていて、高校の推薦を取れたが入学金が払えず、兄に連絡したら「ガンバレよ」と言って20万円を渡してくれたこともあったそうだ。  だが、次第に疎遠になる。5月に広治氏は結婚を発表したが、母親に連絡はなかった。いま母親は、体調を崩して生活保護で暮らしている。 「家賃は1万6,000円で、夏場には室内の温度が40℃近くになります。生活保護でもらっているのは月に7万円ほど。暮らしは苦しいです」(セラフィナさん)  だが、広治氏はフライデーに対して、こう答えている。 「私の実母は、自分の意思で私が13歳のときに私と妹を残して、家を出て新しい家庭を持ちました。(中略)離婚成立後30年近くすぎているにもかかわらず、私が扶養を含め(実母の)面倒をみるのは、父親を裏切ることになると考えています」  父親は、彼女は不倫をしていたと思っていて、着の身着のままで追い出したそうだが、秀矩氏は「母が再婚相手と親しくなったのは離婚後」だと聞いているそうだ。  真相は当人にしかわからないが、広治氏の言い分は筋が通っていると思う。だが、肉親の情がいくらかでもあればと、柔な私は考え込んでしまうのだ。  お次はこれ。5月17日未明、川崎市にある簡易宿泊所「吉田屋」から出火して隣接する「よしの」まで焼き尽くし、現在わかっているだけで7名の遺体が発見されている。  「よしの」で5年暮らしていた40代のNさんは福井県出身で、高校卒業後にライン工として働いていたが、父親の連帯保証人になったことが原因で失職し、妻とも離婚。一時はホームレス生活も経験し、人生に悲観して自殺を試みたこともあるという。 「着の身着のままで必死に玄関へ向かって走りました。荷物は全部、部屋の中です。サイフの中には生活費が6万円くらい入っていたのですが、焼けてしまいました」(Nさん)  「吉田屋」は1泊2,000円前後で、中には10年以上も暮らしている人もいたそうだ。80代の男性がこう語る。 「吉田屋は、コンロや炊飯器があって自炊できるから宿泊費以外のお金がかからず、生活保護者にはありがたかった」  フライデーによれば、生活保護受給者には川崎市から当座の生活費として2,000円が貸し出された(2万円の間違いじゃないの?)ほか、計5~12万円の見舞金が支給される見込みだという。  ポツダム宣言など読んでなくてもいいから、安倍首相にはこうした記事を読んでほしいと思う。  今週の最後は、橋下徹大阪市長の各誌の記事である。次のコメントは、文春の問いかけに橋下氏が答えたものだ。 「家族への負担はむちゃくちゃ大きかったですね。妻もそうですけど、子供がよく耐えてくれたなと思います。いろいろ言われたこともあるでしょうけど、うちの子供の学校や友達がうまくやってくれた。家族に対して相当負担をかけてきましたから、任期が終わる十二月から、この八年分を何とか取り戻していきたいなと思っています」  橋下徹敗れる。彼が政治生命を賭けた「大阪都構想」が、住民投票で僅差ながら否決されたのである。  新聞の事前調査もほぼ互角。投票日当日の出口調査では、賛成が反対を1ポイントから2ポイント上回っているという情報が駆け巡った。  橋下氏が会見を行う部屋にはテレビモニターが据えられ、NHKの開票速報が流れていたが、常に賛成票が上回っていた。新潮によると、維新の会のスタッフも余裕の表情を見せていたようだが、突然、〈反対多数確実「都構想」実現せず〉のテロップが流れ、江田憲司代表と別の場所でテレビを見ていた松野頼久幹事長は「ウソだろ……違うよ」とうめいたという。  その30分後に会見した橋下氏は、意外にさばさばした表情で「民主主義は素晴らしい」「政界は市長の任期が満了する12月で引退する」といい、「権力者は使い捨てがいい」との迷言を残した。「これからの僕は国民の奴隷ではない」と言い捨て、「あとは野となれ山となれ。そんな投げやりなニュアンスが言外に漂っていたのである」(新潮)  残された維新のメンバーは大慌てで、江田代表まで辞任して後任に松野氏を推したが、混乱は収まらない。  切れ者、影の総理などともて囃す者もいる菅義偉官房長官も、橋下氏敗北で痛手を負ったと新潮が書いている。政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏がこう解説する。 「今回、菅長官は二つの傷を負ったと言えます。まず、地方自治、地方分権が叫ばれているなか、中央の政治家が地方組織の意に反した行動に出たこと。もう一つは、彼の後方支援が功を奏さなかったという結果そのものです」  新潮では政治部デスクが、安倍首相は憲法改正には維新の会の数が必要なので、橋下氏に求心力を保持させるために「橋下さんを民間閣僚として起用する」ウルトラCもありうると言っている。  私は、この説には組みしない。ポストの連載でビートたけしが言っているのが、一番的を射ていると思う。 「政治家としての橋下徹を論じるときに、よく『政治家らしい根回しができないからダメなんだ』みたいな批評する人がいるんだけどオイラは違うと思うね。この人は『既存の権力や政治のいうことをまったく聞かない』『他の政党とまったくなじまない』ってのがウケたんだし、だからこそ『地方分権』『官僚機構をぶっ壊す』なんて旗印もリアリティーがあったわけだからね。相変わらず過激な発言はするんだけど、結局そういう大事なところで『数の論理』とか『政治的なしがらみ』みたいなものに負けちゃったところが、カッコ悪いし、求心力を失った理由じゃないかと思うんだよな。(中略)その点、東(東国原英夫)の嗅覚ってのは、やっぱり動物並だよな。維新という船が沈没する前に、チョロチョロ逃げ出しやがったからね。『お前は沈没船のネズミか』ってオチなんだよな。政界遊泳のセンスは、アイツのほうが橋下さんより上なんじゃないの(笑い)」  かくして、橋下徹の時代は終わりを遂げた。チャンチャン! 【蛇足】  現代の巻頭特集「『私が見た金正恩の狂気と真実』」とポストの「マンション相場に大暴落のサインが出た」を取り上げなかった理由を少々書いておこう。  現代は金正恩の側近幹部の話を「中国を経由する形で、信頼できる人物を通して」聞いたと書いている。さまざまなルートを通じて接触したことはわかるが、内容にその人間しか知らない「秘密の暴露」があるのかどうかが、こうした記事の信頼性を担保するのだが、残念ながらそれが少ない。  5月13日に公開処刑されたといわれる金正恩の側近である玄永哲人民武力部長だが、この側近は彼は殺されていないと言っている。あるミスリードがあって「少し休んでいろ」と言われているだけだというのである。  確かにミスリードの中身は初めての情報ではあるが、玄が生きているというのはメディアですでに報じられているから、現代が初出というわけではない。  金正恩の「素顔」も興味深いが、初めて知ったというほどのものではないように思えるので、今回は入れなかった。  ポストの「不動産大暴落」情報はいろいろなメディアで報じられているし、あってもおかしくないと、私も思う。  こうした「狼が来る」情報は、ここだけですよという情報があるかないかが勝負になる。私にはそれがあまりないように思ったので、ここに入れなかった。 (文=元木昌彦)

小2児童が教室で「AV再現プレイ」……スマホが量産する韓国“エロ漬け”小学生の実態とは

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ソウル地方検察庁(c)高月靖
 先月初め、ソウル市内の小学校でのこと。授業のため教室に入った27歳の女性教師は、目を疑う光景に出くわした。小学2年生の男児2人が同級生の前で、“アダルト動画のセックス場面をそのまま”再現していたというのだ。大慌てで止めさせた教師が事情を聞くと、2人は「スマホのカカオトークに送られてきた動画を真似しただけ」と答えた。カカオトークとは、LINEに似たSNSメッセンジャーだ。  韓国で青少年とエロの問題が、あらためて物議を醸している。5月4日に政府が発表した「2015青少年統計」で、また危険な実態が浮かび上がったからだ。これまで青少年とエロの接点だったパソコンは、すでに過去の存在。代わりに「スマホで性的なコンテンツを見た」という中高生は、2011年の12.3%から14年には52.6%まで急増した。韓国のスマホ普及率は小学4~6年が約6割、中高生は9割超。日本をはるかに上回る勢いで、モバイルが青少年のエロ事情を暴走させているという。  場所の制約があるパソコンと違い、スマホはいつどこでもこっそりエロを見放題。さらに見るだけでなく、自分を被写体にした児童ポルノを作って送信するのも簡単だ。これまでにも、こういった問題はたびたび報道されてきた。昨年11月には現地メディアが、「小学生の娘のスマホに男性器の写真があった」という保護者の話を紹介している。娘は交際相手と互いの性器を写真に撮り、SNSメッセンジャーで共有していたそうだ。  また、ソウル地方検察庁は昨年10月末、SNSと動画共有サイトで児童ポルノを一斉捜査したことがある。ところが、その公開・流布で117名を摘発したところ、半数以上が高校生以下だと分かった。中高生が全体の28%、さらに小学生が23%を占めたという。子どもらは自分の裸を写した画像や動画を共有、さらにHなチャットまで行い、TwitterのフォロワーやFacebookの「いいね!」の数を競い合っていた。  韓国で、ネットとエロの低年齢化は聞き慣れた話題だ。10年前にはすでに複数の小学生がワイセツな“アイコラ”サイトを運営し、警察の捜査を受けている。07年には会員約3000名を集めたSM系コミュニティサイトの運営者が11歳の女子小学生と判明し、世間を驚かせた。だが現地の専門家は、スマホが急速に普及したこの3~4年で事態がいっそう深刻化しているという。  教育部(文科省に相当)によると、性犯罪関連で学校に処分された小学生は、10年の16名から13年には113名と約7倍に増加。13年に小6男子児童3人が知的障害のある23歳女性を暴行した事件も記憶に新しい。加害児童は、被害者にスマホのエロ動画を見せてから犯行に及んだという。ガジェットの進化で先鋭化する子どもたちの性は、ますます過激なステージに向けて変容しつつあるようだ。 (文=コリアラボ)

中国“婚前検査”の悲劇! 22歳の花嫁が守り抜いた処女膜を、男性医師が指で「ズボッ」

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安徽省のある街に設けられた無料婚検所に列をなすカップル
 性の解放が進みつつも、いまだに「処女信仰」も根強い中国で、ひとりの純潔の女性に悲劇が起きた。  5月23日付の「揚子晩報」によると、結婚を控えた江蘇省南京市の女性、王さん(22)が、病院で健康診断を受けたところ、診断に当たった医師に処女膜を破られたのだ。  中国には、結婚を前に「婚前医学検査(婚検)」と呼ばれる健康診断を受ける習慣がある。もともと性病の蔓延や先天異常出生率を抑えるため、かつては全国で義務とされていた婚検だが、最近は自治体によっては自由化されている。ただ、婚検が義務でない自治体では、非処女であることが相手にバレるのを恐れ、自ら進んで受ける人は少ないという。  王さんが住む南京市は、婚検が義務化されている自治体だ。しかし、彼女はイマドキ珍しく保守的な女性で、これまで処女を貫き通してきた。もちろん、1年以上付き合った婚約相手にも、体を許すことはなかったという。そんな「潔白」の彼女には、婚検などなんの不都合もないことのはずだった……。  市内の産婦人科で、男性医師の触診を受けていた女性は、突然下半身に痛みを感じた。彼女は痛みを告げたものの、医師は「リラックスして」というばかりだったという。しかし、自らの下半身から流血しているのを見た彼女は、処女膜が損傷したのではないかと感じ、別の病院へ。そこで下された診断は、「処女膜破裂」という酷なものであった。 「長年守り通してきた理想が崩れ去ったような感じがした」という王さんは、警察に通報。処女膜を破った男性医師は、王さんに対し「一定の賠償を行う」として示談を求めているものの、双方はいまだ和解協議中だという。  同記事では、江蘇省のある弁護士の見解を紹介。それによると王さんは、医師と病院側に精神的損害の賠償と処女膜の修復費用、「医療過誤による処女膜破裂」という証明書などを請求できるとしているが、彼女の心の傷はそれで癒えるのだろうか……。

“ネタ切れ”ざわちんが韓国進出! 整形大国で再ブレークなるか!?

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ざわちん公式サイトより
 ものまねメイクで人気のざわちんが、にわかに韓国で注目を集めている。キッカケは5月23日に放送された、土曜ゴールデンタイムの人気バラエティ番組『スターキング』(SBS)。韓国バラエティ界の帝王カン・ホドンが司会を務め、びっくりするような特技・特徴を持つ人を韓国から探し出す人この番組に、ざわちんは特別ゲストとして出演。KARA、少女時代、BIGBANG、ミランダ・カーに変身した姿を披露した後、そのメイクアップ・ノウハウを公開。視聴者を韓国の人気ガールズアイドルのmiss Aのスジに変身させたり、番組の女性ディレクター(韓国ではPDと呼ぶ)を4Minuteのキム・ヒョナ風に変身させたりとメイクアップを実演してみせて、驚きとどよめきを集めた。 「化粧整形術師ざわちん、ガールズグループのメイクアップ秘法を公開」(『スターニュース』)、「スターキングのパクPD、ヒョナのそっくりさんに変身、ざわちんのチカラ」(『TVレポート』)、「ざわちん、メイクだけで整形。どんな顔でも“複製可能”」(『MBNニュース』)と、各種メディアでも取り上げているほどで、その番組を見た視聴者たちも「昨日のスターキング、マジでスゴかった。ざわちんのメイクアップは神レベルだ」「ざわちん、本当にたいしたものだ!!」と、驚きを隠さないほどだ。  そんな反響を知ってか知らずか、ざわちんも「韓国のテレビに出演したいと夢にまで思っていたので、うれしいです」と締めくくったことで、韓国の視聴者たちからも好感を得ている。ウワサがウワサを呼び、ざわちんが出演した『スターキング』の動画再生回数も急上昇中だ。  そこで注目されるのは、ざわちんが韓国でもブレークするか、ということだろう。韓国では最近、格闘家の秋山成勲の妻でモデルのSHIHO、“サユリ”の愛称で知られる藤田小百合、多国籍イケメン男子によるバラエティ番組『非頂上会談』などに出演する“タクヤ”こと寺田拓哉などの日本人タレントの活躍が目立っているが、ざわちんもその流れに乗って、韓国のテレビ業界から出演オファーが殺到するかもしれない。 「ものまねメイクは韓国にもないジャンルなので、人気が出るかもしれません。ただ、彼女が韓国進出するためには、韓国語のマスターが必須になる。“サユリ”や“タクヤ”も、韓国語が達者なことで人気がブレークした。彼女が本気で韓国進出を目指すなら、韓国語を勉強することをオススメします」(韓国のスポーツ紙芸能記者)  日本では“ネタ切れ感”漂うざわちん。整形大国・韓国で再ブレークというのも、悪くないかもしれない!?

最新ソウル風俗! カラオケで選んだデリ娘と飲んで歌って格安の120分!「ノレバン」2

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地下にあるノレバンの入り口。ドア裏のポスターを見る限りでは、完全にエロい店だが。
前号・ノレバンから続く)  ノレバン(カラオケボックス)の部屋の入り口に並んだのは、もちろん、ルームサロンの女のコみたいな“プロ”ではなく、見るからに素人という女のコたちだった。その中から記者は、吉高由里子似の女子大生っぽい美形の「アラ」を指名した。  さらに、ピョ氏はキャバ嬢っぽい茶髪でミニスカの女のコを、チョ氏はショートヘアーのミニワンピの女のコをそれぞれ選んで隣に座らせ、ソウルの素人女子たちとの楽しいカラオケパーティーは始まった。  フルーツをつまみに焼酎で乾杯し、スマホの指差し会話帳でアラとコミュニケーションを取ろうとするが、どうにもまどろっこしくてしょうがない。助っ人2人に助けを求めようにも、そもそもその2人も女のコと夢中で話し込んでいる……。恨めしそうに2人を見つめたとき、その視線に気付いたピョ氏が言った。 「英語で話せばいいんですよ」  なるほど! アラも達者ではないものの、日常会話程度の英会話ができた。 「アラは何歳なの? 大学生?」 「ううん、26歳」 「(えっ、けっこういってるんじゃん)ふ、ふーん。じゃあ、昼間は何(仕事)やってるの?」 「寝てるよ。朝8時に家に帰って、夕方まで寝ちゃうの」 (ハァ? それって、ノレバンが専業ってこと? なんだよ、全然素人じゃないじゃん!)  久しぶりにプロじゃない女のコと話ができると思ったのに、日本のキャバクラと同じで、ソウルの夜もプロ女子たちの漁場となっていたのだ。  まあ、それもやむなし。女のコと一緒に数少ない日本の歌のカラオケを楽しんだり、ツーショット写真を撮ったりして楽しい時間は過ぎていった。
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一番うれしそうだったチョ氏は、大胆に女のコを抱き寄せて甘い歌声を披露していた。
 3人で120分飲んで歌って料金は30万ウォン(約3万円)。ルームサロンだと、これの3倍近くかかるので、コスパの高い遊びには違いない。ピョ氏とチョ氏は、ちゃっかり女のコとカカオトーク(韓国ではLineより主流)のID交換もしていたようだ。  が、満足そうな笑みを浮かべて近くの餃子屋で、シメの餃子饅頭入りスープを食べているとき、酔いも冷める大変なことが発覚した。 「デジカメの写真が、ない……」  酔っぱらっているので何かカン違いしているのかと思ったが、デジカメのどこをどうやっても数枚の写真しか現れないのだ。思い当たるのは、他でもないアラだ。彼女が記者のカメラで自撮りしていたのだが、たぶん、その写真を消そうとして、表示される日本語がわからず、すべて消去してしまったに違いない。ノレバンの写真はもちろん、往路の機内や、夕方、3人で歩きながら撮った街の写真もすべてが消えている。かろうじて、消去したあとに撮った数枚の写真だけが残っているのだった。  はぁ~、初日でよかったよ~。  これが最終日だったらと思うと恐ろしくて、それ以降、すべての写真にロックをかけ、しばらくは、1枚すら消去することもできなくなったソウル初日の夜だった。  つづく……。
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ノレバンの近くにある餃子屋のシメ。こんな写真しか残ってなくてスミマセン。
(写真、文=松本雷太)

“足フェチ”レストランに美女デリバリーまで……風俗取り締まり強化の中国で「お色気商法」が興隆中

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スカートの裾から膝までの距離を測る店員。飲食店のキャンペーンだけに、食いしん坊そうな女性が多いのは気のせいだろうか……。
 山東省済南市に、足フェチ男性にはたまらない飲食店が登場した。  ポータルサイト「新浪」によると、その店ではミニスカート着用の女性に、丈の短さに応じた割引をするというキャンペーンを行っているのだ。割引の対象となるのは、スカートの裾が膝上8センチ以上の場合で、膝上33センチ以上は総額から9割引になるという。
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 この太っ腹のキャンペーンに、多数の女性が参戦し、自慢の美脚を惜しげもなく披露。ただ、食いしん坊が多いせいか、写真で見る限り、ちょっと太めの女性が多いようだ……。それでも、彼女たちの美脚目当ての男性客も来店し、集客効果としては大成功だったようだ。
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成都市に登場した、美女だらけの飲食店
 一方、四川省成都市では、才色兼備の女性ばかりを集めた飲食店が人気だ。この店の店員は全員が大卒で、身長170センチ以上。さらに、それぞれ絵画やダンス、司会などの特技も持っている。美女店員による出前サービスもあり、大学でダンススポーツを専攻した店員は、出前の際、客にダンスを披露しているという。彼女らの月給は10万円以上と、中国の平均給与と比べればかなり高級なレストランだが、顧客からはそれに見合うだけの好評を得ているということなのだろう。  こうしたお色気商法を行っているのは、飲食業界だけではない。広東省広州市に住むメーカー駐在員の日本人男性が話す。 「うちの近くには、ビキニの女性は利用料が半額になるプールがあります。ウワサを聞きつけた男たちが下心を抱いてやって来ますが、リピーターとなる人は少ないですね。なぜなら、ビキニ姿なのは、デブのおばちゃんばかりですから……」  ともあれ、こうしたお色気商法が興隆する背景について、中国在住ライターの吉井透氏は話す。 「昨年から始まった風俗取り締まり強化により、売春業だけでなくキャバクラも壊滅状態になり、中国にはいま、色っぽい場所がなくなってしまった。そんな中、男性は欲求不満を抱えているんです。そういった事情もあって、こうしたお色気商法はかなり集客効果が高いようで、導入する事業者は多い」  しかし、マッサージや理髪店など、別の看板を掲げる業態が裏風俗化するのがこれまでの中国のパターン。こうしたお色気商法がエスカレートし、風俗が復活する日も近い? (文=牧野源)

中国「万里の長城」行き路線バスにパチモンが登場! ボッタクリ料金でも観光客は「まぁ、いっか」!?

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こちらは本物の、万里の長城行きの路線バスだ
 これまでスマホ、ブランドモノ、食品、果ては銀行から地方政府まで、数々の山寨(パチモン)を生み出してきた中国で、また新たなパチモン関連のニュースが飛び込んできた。しかも今回は、日本人にとっても他人事ではないようだ。 「北京青年報」(5月16日付)などによると、北京市内にこのたび登場したのはニセの路線バスだ。本物そっくりにペイントされたバスには、実在の「877」という路線番号が書かれていたという。実は、この877路線は北京でもドル箱。なぜなら、北京市内中心部からノンストップで、世界遺産である万里の長城まで行くのだ。  手口も巧妙である。市バスの誘導員と同じような制服を着た集団が、本物の877路線のバス停に来た観光客に、「長城行きのバスは乗り場が変わって、あっちになったよ!」と隣の別の路線のバス停に誘導。そこには、本物のバス停プレートの上からペンキで877と上書きされた偽造プレートが立ててあるのだという。外国人観光客はもちろん、地方から観光にやってきた中国のお上りさんまで大量にひっかかるのだという。
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ニセ路線バスの乗り場。ニセの職員が寄ってきて誘導するという
 悪質なのは、その値段だ。本物は片道12元(約240円)で長城まで行けるのに、ニセ路線バスの料金は50元(約1,000円)。なんと4倍も高いのだ。しかし、長城行きのバスはいつも満員で、慢性的に路線バスの本数が不足しているので、観光客はおかしいと思っても「まぁ、いいか」と乗ってしまう人が後を絶たないのだとか。
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中国は旅行ブームで、外国人観光客だけでなく、自国の観光客も多数、万里の長城に押し寄せている
 中国では白タクが蔓延しているが、路線バスでさえ、無許可なものが堂々と走るようになったのだ。 「以前、北京空港でタクシーがつかまえられなくて馴染みの白タクに電話したけど、来てくれなかった。そのとき、到着ロビーのバス乗り場に1台の路線バスがやってきて、運転手が『市内まで100元(約2,000円)、乗りたいヤツいるか!』と叫んだんです。みんなそれに殺到し、タクシー難民を30人くらい一気に乗せて、猛スピードで空港から走り去った。バスには、空港路線バスとはまったく違う路線の番号が書かれていたので、間違いなく無許可バスでしょう。それだけで、一気に6万円の稼ぎになりますからね。そりゃ、やるでしょう(笑)」(北京市在住の日本料理店経営者)  日本人も多く訪れる万里の長城行きの路線バスということで、すでに被害に遭っている可能性は高い。くれぐれも注意されたし! (取材・文=金地名津)

高齢化進む韓国社会 “シルバーシート”をめぐる老人たちの熾烈な争いに「65歳はまだ老人じゃない!?」

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 65歳以上の人口が約12.7%という高齢化社会を迎えた韓国。2020年の高齢者人口は15.7%、2030年には24.3%になると予測されているほど、OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で最も急速に高齢化が進展している。それにつれ、高齢者による社会問題も増す一方だが、最近特に話題になっているのが地下鉄の優先席(韓国では“老弱者席”という)問題である。  そもそも韓国では、若者が高齢者に席を譲るのが常識で、もし譲らなかったら周りから冷たい目で見られてしまう。過去には席を譲らない若者が居合わせた乗客たちからあからさまに非難を浴びるほど、若者と高齢者の間でトラブルが多かった。  そうしたこともあり、今では地下鉄の優先席に若者が座る光景をめったに見かけなくなったが、最近は若者の代わりに65歳以上の高齢者同士のケンカが後を絶たないという。  ネットの掲示板やSNSでは「今、地下鉄の中だけど、優先席前で老人2人が年齢のことでケンカ中」「80代の方が、優先席に座っている70代の老人に対して『まだ髪の毛も黒いくせに』と怒ってケンカ沙汰」など、高齢者同士のケンカの様子がリアルタイム中継されたり、目撃談が上がったりする。  ソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社の発表によると、2014年にソウル市内の地下鉄で発生した優先席トラブルは219件。11年に比べると2倍以上に増えたという。ネット上に寄せられた65歳以上からのクレームも2倍以上に増加しているが、高齢者のインターネット利用率が低いことを考えると、実際にはもっと多いはずだ。  60代が70代に、70代が80代に席を譲らなければならない雰囲気の中、優先席を利用する妊婦とのトラブルも問題になっている。「見た目だけではわかりづらい妊娠初期に優先席に座っていたら、高齢者から怒鳴られて言い争いになった」というのは、もはや珍しい話ではない。妊婦専用席が設置された13年からはトラブルがだいぶ減ったようだが、相変わらず優先席をめぐって人々が神経を張りつめる現状だ。  こうした優先席問題の原因として挙げられるのは、やはり“老人の定義”である。韓国では65歳になると“敬老優待”の資格が与えられ、高齢者カテゴリーに入るのだが、この65歳という年齢設定は、平均寿命が50代半ばだった1950年頃に決められたもの。平均寿命が80歳を超える今の時代には、「65歳はまだまだ若い」という意見が多数を占めている。  福利厚生の一環として行っている“シニアパス”の存在も、優先席不足に大きく関係している。シニアパスは65歳から支給されるもので、いつでも無料で地下鉄を利用できる。ただ、そのせいで特に用事がなくても地下鉄に乗って暇をつぶす人も多く、高齢者の地下鉄利用率は年々増えるばかりなのである。  ソウル市では今後増え続ける高齢者数に応じて、地下鉄の優先席を増やすことを検討中というが、急速に進む高齢化社会対策の第一歩は、やはり優先席問題をクリアすることかもしれない。 (取材・文=李ハナ)

中国各地で“キレるドライバー”が増殖中 暴行を受けた女性ドライバーが自殺するケースも…… 

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成都市の路上で、続けざまに女性に蹴りを入れる男性ドライバー。男性でも大ケガをしそうな勢いだ。
 このところ、中国のニュースで毎日のように見かけるのが、「路怒」(ルーヌー)というキーワードだ。読んで字のごとく、路上での怒りを意味する言葉である。  事の発端は、5月3日に四川省成都市の路上で起こった暴力事件。2台の車がもつれるようにして路上で止まると、前の車から降りてきた男が後ろの車の運転席に駆け寄り、無理やりドアを開けて、運転手を外に引きずり出した。  引きずり出されたのは女性ドライバー。男は路上に倒れ込んだ女性に対し、蹴りを入れるは引きずり倒すはと、激しい暴行を加え、しまいにはつまずいた女性の顔面にまで蹴り入れるという狼藉ぶり。
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電動バイクを運転していた女性に蹴りを入れる三輪電動バイクの男。のちに、この男は逮捕された。
 ちょうどこの場面に出くわした別の車の車載カメラがこの一部始終を撮影しており、これがニュースで流れるや、大きな問題に。しかも、それと前後して立て続けに似たような路上でのドライバーやバイク運転手による暴力事件が各地で起こり、それを伝えるニュースには「路怒」の文字が躍るようになったのだ。  中国東部の安徽省では4月26日、電動バイクを運転していた女性が急に曲がったためにぶつかりそうになった三輪電動バイクの男が女性に近づき、女性の頭部に蹴りを入れてケガをさせ、立ち去るという事件が発生。しかも、蹴られた女性はショックのあまり、翌日自殺してしまうという痛ましい結果となった。  雲南省昆明市では、高速道路の料金所で1台のベンツが割り込みをしたことから争いになり、一人の老人がベンツに轢き殺されるという事件が起こっている。
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こちらは、5月13日に山東省済南市の交差点で起こった事件。文句を言ってきた女性を引きずったまま車が走りだす。
 実はこの「路怒」という言葉はすでに数年前から現れており、そもそもは英語の「road rage(ドライバー激怒症)」を直訳したもの。つまり、この現象は中国特有のものではなく、アメリカでも1980年代終わり頃から問題になっていたのだ。そして今は、同じ現象が中国でも起こり始めているということわけだ。  現地に住むライターの三井和雄氏は、路怒現象についてこのように説明する。 「中国では車の数の増え方がハンパではなく、報道によると、2001年には全国の自動車販売台数は200万台強だったのが、それから13年後の14年には2,300万台以上、つまり11倍にも増え、自動車台数は1.5億台を超えている。この急増ぶりに交通インフラが追いつくはずもなく、各地で渋滞が増える結果となった。ましてや中国人ドライバーの辞書には“譲り合い”などという言葉は存在しないので、『すったの』だの『ぶつかった』だのというのは日常茶飯事。路上に車を止めて言い合っているドライバーたちの姿をよく見かけます。ただ、中国では口論にはなっても、暴力沙汰になることはこれまで少なかった。渋滞などによる路上でのイライラが、“路怒”という過激な行動に走らせているのかもしれません」  増え続ける自動車台数、改善には長い時間がかかる交通インフラの整備、ほとんど絶望的なドライバーの運転マナーの向上。イライラがさらに増大する夏に向けて、「路怒」の事件はこれからも増え続けていくかもしれない。 (取材・文=佐久間賢三)