浙江省金華市に住む李さん(仮名)は今年初め、6歳の愛娘の体にある異変が起きていることに気がついた。入浴中、娘の胸が膨らんでいるように感じ、触ってみると乳房も同い年の女の子と比べ硬かったのだ。さらに3月には娘の下着に出血の痕があり、李さんは急いで娘を市内の病院へ。そこで下された診断は「性早熟症」というものだった。(中国ニュースサイト「頭条網」4月19日付)。 原因として疑われているのは、彼女の大好物で、頻繁に食べていたという鶏の手羽先。中国の養鶏場では、成長促進剤として女性ホルモンを鶏に投与する事例が相次いでいる。 中国ではここ数年、食品に含まれる添加物の影響で、第二次性徴が極端に早まる性早熟症が、女児に流行している。例えば2010年には、浙江省温州市で、女性ホルモン剤が混入した粉ミルクを飲んだ複数の女児に、それぞれ「胸が膨らむ」「初潮が訪れる」などの早熟症状が現れた。上海中医薬大学と上海交通大学付属児童医院が行った調査によると、11年時点で、小学生までの女児人口の約5%が性早熟症を発症しているという。 同記事では、成長ホルモンの分泌を過剰に促してしまう注意すべき食物を挙げているが、日本人にとって、他人事でいられないものも少なくない。例えば、季節外れの野菜や果物。冬季に販売されるイチゴやスイカ、トマトやリンゴなどには、寒さに負けずに発育させるため、栽培過程で女性ホルモンが使用されていることがあるという。中国産の野菜や果物が、大量に日本に輸入されていることは周知の事実である。 さらに「乳製品」。中国では、乳の出を良くするために、乳牛に女性ホルモン剤を投与することがあり、加工後の食品にも残留しているケースがあるという。日本に輸入される中国産菓子類の原料として紛れている可能性も否定できない。 これに加え、中国では、女性ホルモン・エストロゲンを成分とする経口避妊薬が養殖魚の成長促進剤として利用されており、魚肉への残留が確認された例も少なくない。 その危険性が取り沙汰されて久しいものの、日本の食卓から消える気配は一向にない中国産食品。大人ももちろん、小さい子どものいる家庭では、さらなる注意が必要だ。 (文=青山大樹)性早熟症を発症した女児。わずかだが、乳房が膨らんでいる。
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世界遺産「紫禁城」バックにヌード撮影会 中国で女子大生セクシーモデルが増加中!?
中国人観光客のマナー違反や不道徳行為が国内外でたびたび話題となる中、中国でまた新たな事件が勃発した。紫禁城として有名な世界遺産である故宮博物館で、男女4人が堂々と露出写真を撮影していたのだ。 「新京報」(6月1日付)などによると、事の発端は5月17日の早朝。4人の男女が故宮の西側の門から走って入場し、皇帝権力を象徴するメインの太和殿でいきなり不謹慎な撮影に及んだという。警備員が即座に撮影をやめさせたが、当人たちは「そんなルールは知らなかった」と、とぼけていたという。そしてその直後、撮影した人物がその写真を「微博」(中国版Twitter)に投稿。瞬く間に拡散し、大問題となった。 故宮博物館側もすぐさま反応。「世界遺産の名誉と文化的価値を著しく破壊した」「社会秩序と道徳を乱す行為で許されない」と発表した。撮影者たちは現時点ではまだ警察に逮捕されていないが、“人肉検索”で身元が明らかになりつつあり、相応の責任を負わされることになると予測される。問題となったヌード写真。
写真を見ると、全裸の女性が堂々と太和殿の中に収まっており、歴史的建築物とヌードを組み合わせた芸術作品のような趣さえある。撮影者はネット上で「WANIMAL」と名乗り、故宮博物館以外でも、遺跡とヌードをテーマにした写真を発表しているようで、過去の作品などもネット民によって“発掘”され始めた。撮影者の「WANIMAL」は、その世界では有名なカメラマンだとか故宮博物館の監視カメラに映った撮影グループ一行。走って中に入る姿が捉えられた
北京市在住の日本人の大学講師は言う。 「日本に負けず劣らず、中国にはカメラマニアが多いのですが、女性のセクシーな写真を撮るのがはやっているようです。最近では、個人でヌードモデルやセクシーモデルをする女性たちが増えていて、女子大生のちょっとした小遣い稼ぎになっている。撮りたい人がSNS上でモデル募集をしていて、女性はそれに応募する。下着やヌードの場合、1回の撮影で5,000円ほどの料金だそう。日本と違って、女性側も意外と流出などに無頓着で『キレイに撮ってくれればいい』『有名になればラッキー』と考えているようです」 前出の「WANIMAL」が撮影したとされる写真は、中国国内だけにとどまらない。なんと、ヨーロッパとおぼしきお城や、美術館の中でも撮影した形跡があるのだ。日本でこのような不謹慎な撮影が行われたという報告は現時点ではないが、ヌード撮影の“標的”になってしまわないか、心配になってくるが……。 (取材・文=金地名津)こちらも「WANIMAL」が撮影したとされる写真(場所は不明)他の撮影者による故宮博物館の不謹慎写真(以下同)
「すっとんきょうなことを言わなきゃダメ」『ワイドナショー』に見る、松本人志の時事大喜利
「すんごいブスがいっぱい乗ってるでしょ、女性車両って?」 「(後輩におごった金額)計算したら、ホントに億超えてますよ」 「皮肉なことに、声を失うことで、彼(つんく)の言葉の重みっていうのは増すと思うのね」 『ワイドナショー』(フジテレビ系)での松本人志のコメントは毎回必ずといっていいほどネットニュースになり、世間を騒がしている。今週(6月7日)の放送でも、銀座クラブママと会社経営者の夫が7年間肉体関係を持っていたとして妻が訴えた裁判で、「不倫」ではなく「枕営業」という判決が出た事件に対し、「ほかにも同じような(性交渉する)人がいれば、売春婦みたいなもので、不倫とは違う」「ママとちょっと会って、ちょっと(性交渉を)しているのがそんなに腹立つ?」という発言や、今いくよ追悼に寄せた「最後に(今いくよ・くるよの漫才を)見られてよかった」という発言などがネットニュースに取り上げられていた。 もともと『ワイドナショー』は、2013年10月から深夜で放送されていたワイドショー形式のトークバラエティ。メーンコメンテーターに松本を据えたことで大きな話題となり、『笑っていいとも!増刊号』が放送されていた日曜午前枠に移動した。 『いいとも!』のグランドフィナーレで松本は、不仲説がウワサされていたとんねるずとの共演に「ネットが荒れる!」と繰り返していたが、くしくも『ワイドナショー』での発言で、繰り返しネットを荒らしている。 この番組最大の特長は「松本人志がいる」ということにほかならないが、松本以外のコメンテーターもほかの番組とは一味違う。たとえば、「準レギュラー」と呼ばれているSMAP中居正広、HKT48指原莉乃といったアイドルから、泉谷しげる、武田鉄矢らミュージシャンたち、長嶋一茂、乙武洋匡、そして若き社会学者・古市憲寿と多彩な顔ぶれだ。映画のプロモーション絡みとはいえ、ビートたけしが登場したこともある。 それはやはり、「松本人志がいる」からこそ集められたものだろう。「『うちの親戚の兄ちゃん面白いやろ!』って感覚」で松本が熱望した、みうらじゅんの起用は象徴的だ。そんな中から、古市 vs 長嶋一茂などという思わぬ名勝負が生まれてくるから面白い。それをさばく(フリして煽る)MC・東野幸治の手腕も見事だ。また「サッカー専門家」として登場している前園真聖が不祥事から“復活”を果たしたのも、松本の功績が大きい。 現在、『ワイドナショー』に限らず、「ワイドショー」形式の情報番組は数多く放送されている。『ワイドナショー』の裏でも、爆笑問題の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に加え、4月からはヒロミがMCの『美女たちの日曜日』(テレビ朝日系)も始まった。平日には各局が競い合うように、生のワイドショーを放送している。それらのコメンテーターは、『白熱ライブ ビビット』(TBS系)には大久保佳代子、千原ジュニア、ヒロミ、オリエンタルラジオ中田敦彦。『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)にはマキタスポーツ、カンニング竹山、土田晃之、川島明らといったように、お笑い芸人が数多く起用されている。それはもちろん、親近感やトーク技術を見込まれてのものだろう。 だが、「芸人」としてコメンテーターをまっとうするのは、なかなか難しいものだ。深刻な話題でボケたりするのはもちろん、少し角度をつけたコメントをするだけで「不謹慎」などと言われてしまう。かといって、真面目なことばかり言っていれば、「芸人のくせに」などと揶揄されてしまう。いわば、芸人にとって「ワイドショー」は、初めから“負け戦”に挑むようなものだ。 そのことは、松本も『ワイドナショー』の中で語っている。「制限がある中で何を言っても当たり障りなくなっちゃうし、踏み越えちゃうと炎上しちゃう」「長い物に巻かれろ的なことを言おうとしたら、非常に簡単なんですけど、やっぱり波風立たせないといけない。でも、(波風)立たせた分、なんかきますよね」と。 それでも松本は、「すっとんきょうなこと」を言わなくちゃいけないという。お笑い芸人なのだから、違う角度でモノを見て、それが仮に「すっとんきょう」に見えたとしても、それを言わなければならないのだ。 「すっとんきょうなことを言うと、『すっとんきょうなことを言うな』って苦情がきたりするんですけど、その中に真理があったりするんで」 「この番組のコンセプトは理解してますよ。うまくいけば面白いだろうと。だけど、うまくいくということは俺はどんどん敵を増やしていく」と松本が番組開始当初に語っている通り、彼の主張をそのまま表明すると、それこそ「ネットが荒れる」。なぜなら今は、彼のような異端児にも視聴者は一般常識的な倫理観を求めるからだ。 松本はこれまで、“天才芸人”として世の中の「常識」を破ることに心血を注いできた。いわば「すっとんきょう」なことをするだけでよかった。しかし今は、一般常識のある社会人としての振る舞いを求める同調圧力という、相反するものとも同時に戦わなければならない。常識を破りつつ、非常識になってはいけない。それは極めて難しい大喜利だ。 今のテレビで、松本が“真剣”を振ることができるお笑い番組はなかなかないかもしれない。だから松本は『ワイドナショー』で、ニュースをお題に、研ぎ澄まされた大喜利力を武器に“常識”と戦っているのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『ワイドナショー』フジテレビ
自殺や過労死まで……“人材の使い捨て”が常識の韓国テレビ界は、日本よりブラックだった!?
韓国では最近、若者たちの労働力を搾取するいわゆる「情熱ペイ(情熱+Pay)」現象が社会問題になっている。今までは暗黙のルールとされてきたファッション業界や大手企業での情熱ペイ現象が、昨年末からテレビでたびたび取り上げられいる。しかし、そういった批判番組を見ながら最も嘆かわしい思いをしていたのは、ほかならぬテレビ番組のスタッフたちのようだ。 というのも、一つの番組に関わる何十人ものスタッフのうち、テレビ局の正社員は2~6人の担当プロデューサーぐらい。残りのカメラ、音響、照明チームはもちろん、放送作家やFD(フロア・ディレクター)にAD(アシスタント・ディレクター)まで、プロデューサーを除くほぼ全員が非正規労働者である。 彼らは下請け業者、派遣、フリーランサー、アルバイトなど、あらゆる非正規雇用の形で雇われ、過酷な労働環境にさらされている。そんな非正規雇用者の中でも最底辺に位置する新人放送作家は、さらに苦労が絶えないという。 実際、2008年には22歳の放送作家が徹夜していた某地上波放送局の屋上から飛び降り自殺。また最近、韓国のSNSではやっている「最もストレスの多い職業ランキング」では放送作家が第3位にランクインするなど、業界のただならぬ事情はたびたび漏れ伝わっていた。 新人放送作家の主な仕事は、情報収集、プレスリリース作成などとされているが、実際はそれだけではない。先輩作家たちのタバコやコーヒー、食事の買い出し、さらには自宅の掃除や子守まで頼まれる場合もあるそうだ。また、現場や飲み会などでセクハラ・パワハラも受ける。いつクビになるかわからない不安定なフリーランサーの身分で、雇用契約書も交わされないまま、夜勤・休日出勤も日常茶飯事。そうやって1日12時間以上働いても、もらえるのは月80~140万ウォン(約8万8,000~15万4,000円)程度。最低賃金にも満たない給料なのだ。 そんな生活を2~5年間続けてようやく“新人”の看板が外れるが、ほとんどがその前に体を壊して業界を去っていく。あまり公にはならないが、過労死する者もいる。 さらに驚くべきは、新人の看板が外れても、さほど事情は変わらないということだ。例えば、FD歴10年でも給料は月200万ウォン(約22万円)程度。これがドラマの場合、撮影の5カ月間、1日2時間も寝られない重労働の対価というのだから、ひどい話である。 韓国のテレビ業界の雇用形態がこのように定着したのは、2000年から。政府が「独立映像制作会社を育てる」という名目で、各放送局はチャンネル全体の放送番組の中で、外注制作番組が占める割合を31%にしなければならないとした。また、ほかの放送チャンネルが次々と増え、収益が下がっていった地上波放送局は、制作費用削減のため非正規労働者を雇うようになり、それが今日の主流となったのだ。 放送事業者はチャンネル全体の放送番組の中でその放送事業者以外の者が制作した「外注制作番組」を一定比率以上編成しなければいけないという内容である。 「テレビ業界に入りたがる人は今でもたくさんいるので、安い労働力はいつでも手に入る。雇う側が優位にある業界の雰囲気も、非正規雇用問題の原因の一つでしょう」(放送局関係者) こんなテレビ業界よりさらに過酷な労働環境で知られる韓国映画業界では、最近少しずつ変化の風が吹いている。日本でも公開された映画『国際市場で逢いましょう』製作チームが、クランクイン前にスタッフ全員と標準勤労契約書を交わしたのだ。 これは商業映画としては初の試み。その契約の内容は、1日12時間・週6勤務、4大保険(国民年金・労災・雇用・健康保険)の加入、残業・休日手当支給など。昔からアシスタントは最低賃金以下の給料、もしくは無給で働くのが当たり前だった業界だけに、この契約書の存在はスタッフ全員のやる気を高揚させたらしい。その上、同作品が大ヒットしたこともあり、これを見習う映画会社が増えているそうだ。 テレビ業界はまだ具体的な動きを見せておらず、最低賃金、もしくは休日だけでも与えてほしいという非正規労働者たちの叫びは、当分聞き入れられそうにないようだが、果たして――。 (取材・文=李ハナ)
韓国ゲイ&レズビアンの祭典に、教会関連団体などが大反対!「同性愛は寿命が縮まる!?」
世界各国に比べて、同性愛者への風当たりが強いことで知られる韓国。そんな現状を打開するため、来たる6月9日、ソウル市庁広場ではゲイ、レズビアンなどの同性愛者による「クィア文化祝祭(Korea Queer Festival)」が行われる。クィア祝祭は6月9日の開幕式を皮切りに、パレードやパーティー、映画祭が催される予定で、同性愛者たちが偏見や差別の是正を願って具体的に行動を起こすというのがコンセプトだ。 しかし、そこは韓国。同性愛者たちによるクィア祝祭は、開幕式まで数日を残した現在も数多くの反対を受けている。 例えば、韓国教会連合、韓国キリスト教総連合会などの教会関連の団体は、1日に記者会見を開き、クィア祝祭に反対するため共同で対処すると発表。声明書には「ソウル市はクィア祝祭を即刻取り消すこと」「保健福祉部と疾病管理本部は同性愛とエイズの関連性を明かし、教育部は学校で同性愛への理解を促す教育を中断すること」「同性愛の助長によるエイズなどの社会的費用に警戒心を持つこと」「性的少数者であることを盾に、国民の感情を無視して騒ぎを起こさないこと」などと書かれた。 また、5月には市民団体「脱同性愛人権フォーラム」が、「第1回・脱同性愛人権回復の日」という行事を開催。同団体は「同性愛者たちの真の人権は、同性愛からの脱出です」という宣言文で、「多くの同性愛者たちは、同性愛に陥った後で深刻な弊害を経験して、同性愛から抜け出そうとする」などと発表した。彼らの主張する“深刻な弊害”とは、平均15~20年の寿命短縮、エイズなどの性病感染、失禁などによる社会生活の困難など。どれも科学的な根拠があるのか、疑いたくなる内容だ。
ソウル地方警察は、クィア祝祭が多くの反対を受けていることを知りながらも、「クィア祝祭の主催者側から合法的に集会申告が行われたため、集会を防ぐことはできない」と立場を明かしていた。しかし5月30日、クィア祝祭の目玉となるパレードに対しては、禁止通告を行っている。理由は、同時多発的にイベントが行われると交通面で不便を与える、ということだったが、クィア祝祭主催者側は「公権力が性少数者を差別している」と強く反発している。 確かに韓国社会は儒教文化が根強く、同性愛者への理解が薄いという側面もあるが、過去のクィア祝祭の“過激さ”を問題視する声もある。実際に、これまでのクィア祝祭パレードでは、ほとんど裸に近い格好で街を練り歩く参加者も目についた。韓国を代表するソウル市庁広場で、堂々と服を脱がれるのも考えものといったところだろうか。 いずれにせよ、賛同派、反対派が入り混じり、今回も物議を醸している韓国のクィア祝祭。韓国で肩身の狭い同性愛者たちにとって、一つでもプラスになるイベントとなればいいのだが……。
平壌で、国営放送が韓国KBSに視聴率争いで惨敗!?「闇夜でもPCで視聴可能」
韓国の公営放送KBSは、受信機器さえあれば北朝鮮の一部地域でも受信可能。一般市民の視聴は表向き違法だが、なぜか平壌で、北朝鮮の国営放送・朝鮮中央テレビが韓国KBS放送に視聴率争いで惨敗していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。 韓国に近い黄海道や江原道では、韓国テレビの電波は受信可能で、多くの一般市民は昔からこっそり韓国放送を楽しんでいたが、RFAの情報筋によると、平壌市内も同様だという。 「平壌市内のほぼ全域でKBSの受信が可能。中でも、大成区域と万景台区域など、市内中心部から少し離れた地域での受信状態がいい」 視聴層は新興富裕層、党幹部などの特権階層や、大学教授といった知識人だ。一般家庭は保衛部や保安部の検閲対象だが、彼らは除外されている。また、韓国放送を見られないようにする当局の“妨害電波”も、電力難で止まっているという。 北朝鮮では公式の視聴率調査が存在しないため、実際の視聴率は不明だが、「朝鮮中央テレビ視聴率惨敗説」にはそれなりの根拠がある。 平壌市内のほとんどの家庭は、当局に登録されているテレビとは別に、4.7インチの小型テレビやタブレットPCを持っている。閉じられた狭い空間や、布団に隠れての視聴も可能だ。当局が検閲に来ても、簡単に隠すことができる。 さらに、北朝鮮の慢性的な電力難も、韓国放送の視聴率を押し上げる要因だ。平壌市内では頻繁に停電が生じるため、備え付けのテレビ機器は不便だ。しかし、タブレットPCなら視聴可能。小型テレビも、ソーラーパネルなどで充電しておけば問題なく使える。 平壌の闇夜のお供に、韓流とKBS――。そんな時代が来ている!? (デイリーNKより<http://dailynk.jp/>)韓国のお笑いタレント、カン・ホドン(左)ユ・ジェソク(右)は、北朝鮮でも大人気だという(画面:KBS)
神田うのもビックリ!? トラブル続出の韓国「ベビーシッター事情」
2日発売の「女性自身」(光文社)で、長女のベビーシッターを務めていた女性から、3,000万円相当の窃盗被害に遭ったことが発覚した神田うの。連日マスコミをにぎわせているが、お隣・韓国でもワーキングママの増加に伴い、ベビーシッターを利用する人が急増している。 韓国のベビーシッターは、単純な子守だけではなく、勉強を教えたり、幼稚園や学校へ送迎したりと、業務の多様化が進んでいる。相場は、家事と育児を共に行って1時間当たり1万2,000ウォン(約1,200円)。これに食事の世話がプラスされると、1時間1万5,000ウォン(約1,500円)といった具合だ。日本の場合、だいたい1時間800~1,200円といわれているので、若干割高のようだ。 そんな価格面での苦労を解決したのは、外国籍ベビーシッターの増加だ。韓国育児政策研究所によると、2013年1月時点で、外国籍のベビーシッターは6万人に上ったという。外国籍のベビーシッターは、一般相場に比べても大幅に賃金が低いことが魅力となっており、一般のベビーシッターを雇うより月20~30万ウォン(約2~3万円)ほどもお得。ちなみに、自分の子どもには幼い頃から英語に触れさせたいという思いから、フィリピン人のベビーシッター人気が高いらしい。 一方で、ベビーシッターたちが起こす事件も多い。最近も、雇い主家族が不在の間に、51歳の韓国人ベビーシッターが家に侵入。現金1,000万ウォン(約100万円)と、貴金属約2,000万ウォン(約200万円)相当を窃盗したとして逮捕された。うのの被害に比べると小さいものの、容疑者はベビーシッターとして働きながら、過去3度にわたり窃盗容疑で裁判沙汰になっている常習犯。悪質さは、こちらのほうが上かもしれない。 容疑者は「(これまでの裁判の)示談金を用意しようと盗んだ」と罪を認めているが、こうした常習犯が事件の風化と共に、何食わぬ顔で犯行を繰り返している現実は、ワーキングママたちを不安にさせたに違いない。 また、“教育”の名のもとに、預かった子どもを暗い部屋に閉じ込めたり、暴力を振るったりしたという報告も少なくない。不安を抱き、自宅に監視カメラを設置してベビーシッターの素行をチェックするという母親も多いそうだ。ベビーシッターの中には、面倒を見る人がコロコロ替わると子どものストレスになるということを利用して、ある程度の期間を過ぎると、強気な賃上げ交渉を行う“頭脳派”もいるという。 日本よりも多様化が進んでいる分、事件も多い韓国のベビーシッター業界。それでも利用するしかないワーキングママたちには、同情するしかない。イメージ画像 Photo By At the margins from Flickr.
「性愛美術館」で追体験する、ラブのさまざまなかたち
珍スポットに国境はない? 近いようで遠い……ようで行ってみたら意外と近かった、お隣韓国の知られざるB級スポットを発掘する当連載。第1回目は、ソウル随一のカルチャースポット・弘大(ホンデ)地区に、2013年末にオープンしたばかりの「ラブミュージアム」を訪れてみた。 ここ数年、韓国におけるアジア人、特に中国人観光客の存在感は半端ない(2014年の外国人観光客数は、日本で1,340万人、日本より小さい韓国で1,400万人)。それまで地元っ子の遊び場だった弘大も、いまやすっかり外国人観光客の定番観光スポットに変わり、街は多彩な国の人でにぎわうようになった。 そんな弘大のほぼ中心に位置するのが、この「ラブミュージアム」だ。観光案内所でもらった地図を見ながら現場に向かうと、「性愛美術館」という簡体字の看板が。どうやらここも、中国人観光客をターゲットとして見据えているようだ。 その建物にはトリックアートを扱う「トリックアイミュージアム」、氷の彫刻を扱う「アイスミュージアム」等があるのだが、性愛に用のある私は地下1階を目指す。谷間に頭をうずめられる大きさ。右側の緑のキャラクターは、もしや?
古いビルの一角にある
入り口を通過すると早速現れたのが、巨大なおっぱいと、巨大なパンチラ像であった。これはなかなかの迫力だ。ポップながら肉感的でもあり、訪問客へのおもてなしの心が伝わってくる。 レバーを手で回すと、腰をコキコキ動かす人形、のぞき穴のある春画館といった、秘宝館ファンにはおなじみの展示を冷かしながら先に進む。展示はすぐに、イラストや人形を用いてエッチなシーンを再現した作品がメインとなっていくのだが、作者の妄想はどんどん過激に。ピンクの巨大な男性器が、壁を突き破る勢いで白いものをドバッと発射するジオラマは、まさにマグリットの抽象画のよう。ズボンを半分脱いだサンタ姿の男性の目の先には、裸のおっさんの形をした便器があるという、作者の想像力についていけない作品も。 あと、どこかで見たようなキャラクターが、あられもない姿でたびたび登場するのも見どころだ。ミュージアム入り口
神々しいパンチラ像
緑のお山に向かってちゅどーん
これらの展示すべてが直接触ることができたり、顔はめタイプになっていたりと、一緒に写真を撮ることを前提にセッティングされており、奇妙なラブのかたちを追体験できる仕様となっている。 さらに丁寧なことに、ここではこのように撮るべしというサンプルショットが、すべての展示と一緒に掲示されているのが素晴らしい。エッチなシーンに果敢にも挑戦する女性職員の頑張りには、「いや、そこまでやらなくても大丈夫だから!」と声をかけたくなる。 私が訪れたのは平日の夕方だったが、見学客の多くは若い韓国人カップルだった。そしてどのカップルも、サンプルショットと同じように、ノリノリで写真を撮りまくっている。なお、撮影が恥かしい人のために、顔を隠せる「ラブめがね」なるものを受付にて無料で貸し出しているが、それを使っている人はほとんどいなかった。 もちろん、ここに来ようとする人たちだからかもしれないが、男も女も皆、気持ちがいいくらい堂々とポーズをとっている。ひとりでカメラを抱えてカップルの間をうろうろしている私のほうが、よっぽど挙動不審であった。奥のおっさんは洋式便器
左の立て看は、どのように使うのかといえば……
写真で撮影の仕方を紹介。ちなみに職員の方が着用しているのが、ラブめがね
どういう状況だ?
展示は星座別におすすめの体位を紹介するコーナー、モグラの代わりに性器が飛び出るモグラたたき、男性器をこすって発射する水鉄砲などのゲームコーナーを経てフィニッシュ。正直、展示空間はそれほど大きくない。また比較的きれいにまとまっており、昭和の秘宝館のようなクレイジーさを期待したらがっかりするかもしれない。 しかし女性でも、そして言葉のわからない海外の人でも楽しめる、体験型のポップな展示は、韓国における性の博物館の現在進行形といえるだろう。 もしソウルで言葉の通じない、でもお近づきになりたい素敵な異性と出会うことになったら、ラブミュージアムへの訪問をお勧めする。2人の距離を縮めるのに、言葉なんていらない!(※相手による) ●ラブミュージアム 住所 ソウル市麻浦区弘益路3キル20(西橋洞357-1) 営業時間 9:00~21:00 定休日 なし 料金 大人8,000ウォン HP <http://lovemuseum.co.kr> (文・写真==清水2000)個人的に好きな作品がこれ。こんな豪快さんに私はなりたい
喪失感を抱えた美しきユートピア『海街diary』食卓に並ぶ家庭料理に溶け込んだ家族との思い出
一見すると、海辺のその街はとても静かで、自然とうまく調和しており、そこで暮らす人たちはみんな親切で優しい。事件らしい事件は起きず、四季に彩られた1年間がゆったりと過ぎていく。人気漫画家・吉田秋生の同名コミックを、是枝裕和監督が映画化した『海街diary』は美しい四姉妹が暮らすユートピアの物語だ。姉妹はお互いをいたわり合うが、よく見ると彼女たちの足元には埋めがたい喪失感が流れていることに気づく。喪失感を抱えている者同士ゆえに、彼女たちは結びついていることが分かる。 『海街diary』は是枝監督の代表作『誰も知らない』(04)と同様に、親から捨てられた子どもたちが主人公だ。1988年に発覚した巣鴨子供置き去り事件を題材にした『誰も知らない』では母親(YOU)が出ていった後の一家を、長男(柳楽優弥)と長女(北浦愛)が父親・母親代わりになって幼い兄妹の面倒を看た。『海街diary』では姉妹の長女である幸(綾瀬はるか)が、離婚をきっかけにそれぞれ家を出ていった両親の代わりを務めている。幸は妹たちの世話を焼くことで、“親に捨てられた”という自分自身の心の傷を懸命に塞いでいる。次女の佳乃(長澤まさみ)と三女の千佳(夏帆)はそんな親代わりの幸に甘え、子どもの役を演じ続けている。傍から見ると仲のよい姉妹に映るが、彼女たちは親子の役割を互いに演じることで“家族”というシステムを循環させてきた。いつしかそれが当たり前となり、もはや彼女たちには演じているという意識もない。 家族を演じることでトラウマを克服してきた三姉妹に、新しい家族が増えることになり、久々にさざ波が起きる。中学生のすず(広瀬すず)は15年前に家を出た父親と不倫相手の間に産まれた異母姉妹だ。山形の温泉郷で亡くなった父親の葬儀に参列した三姉妹は、そこで初めてすずに会う。すずは母親も早くに亡くしており、天涯孤独の身となった彼女のことを幸たちは放っておけない。15年前の自分たちを見ているようだった。葬儀中ずっと気丈に振る舞っていたすずに対し、別れ際に幸は「鎌倉に来ない? 一緒に暮らそう」と声を掛ける。劇団「三姉妹」が劇団「四姉妹」として新しい物語を奏で始めることになる。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆という映画やテレビドラマでの人気と実績を兼ねそろえた女優たちの中に、是枝監督がオーディションで選んだ新人・広瀬すずが溶け込んでいく様子をカメラが追う。ドキュメンタリー出身の是枝監督ならではの手法だろう。また、原作のイメージそのままの古民家が四姉妹を受け入れる舞台として、大きな役割を果たしている。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが姉妹を演じた『海街diary』。是枝裕和監督らしい、喪失感が漂う静謐な作品となっている。
原作以上に事件らしい事件が起きない是枝版『海街diary』だが、法事シーンが度々登場する。四姉妹の父親の葬儀が原作と同じくオープニングエピソードとなっており、喪失から始まる物語であることが明示されている。父親は不倫相手(すずの母親)と駆け落ちし、それっきり縁が切れてしまっていたので、父親の葬儀に参列しても幸たちは涙が出てこない。泣けないことが余計に辛い。幸たちをかわいがってくれた祖母の法事には、家を出て再婚した母親(大竹しのぶ)が現われる。久々の対面だが、幸と母親はウマが合わず、会うといつも口ゲンカになってしまう。法事の場で、壊れてしまった家族の関係性が改めて露呈することになる。さらに、海街で暮らす人たちにとって重要な人物とのお別れにも姉妹は遭遇する。美しい姉妹たちの成長物語だが、絶えず喪失感が流れ続けている。 喪失感に押し流されてしまわないように、四姉妹はよく食べる。すずが鎌倉に引っ越してきた初日には、ざるそば&揚げたての天ぷら。いつも母親とケンカしてしまう幸だが、幸の得意料理であるシーフードカレーは母親から直伝されたものだ。湘南名物しらす丼にすずにとっての思い出の味である「しらすトースト」。海猫亭で食べるアジフライもうまそう。様々な家庭料理が次々と食卓に並ぶ。数多くの料理の中でも、長女と次女の影に隠れがちな三女の千佳がこっそり作る「ちくわカレー」はとりわけ味わい深い。千佳がまだ幼い頃に父も母も家を出ていったため、千佳にとって唯一の肉親は亡くなった祖母だった。すでに年頃になっていた幸と佳乃は、祖母が作る「ちくわカレー」をビンボーくさいと嫌ったが、千佳にとっては「ちくわカレー」こそがいちばん家族の温かさを感じさせるメニューだった。幸と佳乃が留守のときを見計らって、千佳は輪切りにしたちくわを煮込んだ特製カレーを新しい妹・すずに食べさせる。慣れない食感にビミョーな顔をするすずだったが、新しい家族に「ちくわカレー」の味を知ってもらい、千佳は満足する。いつもヘラヘラして能天気そうな千佳だが、実は四姉妹の中で誰よりも家族との繋がりを欲している淋しがり屋であることが浮かび上がる。カレーにまみれたちくわのように、千佳の心の中も空虚だった。千佳が作る「ちくわカレー」はちょっとマヌケで、少しせつない味付けだった。 姉妹たちが暮らす古い一軒家に加え、近所の定食屋・海猫亭も重要な舞台だ。海街においてこの気取りのない小さな定食屋は、大切なコミュニティスポットとして機能している。この店に行けば、いつでも店主の二ノ宮さん(風吹ジュン)が元気な笑顔で迎え入れてくれる。すずのような新参者も歓迎してくれる。二ノ宮さんが経営する海猫亭があるからこそ、海街はユートピアになりえているといっていい。是枝監督は『歩いても 歩いても』(08)や『そして父になる』(13)で父子というタテの関係を見つめ直してきたが、『海街diary』では姉妹というヨコの関係性、そして姉妹が暮らす海街というコミュニティへと視野を広げている点も興味深い。新しい妹・すずに地元名物のしらす丼を振る舞う三姉妹。自分たちの好物をすずが受け入れてくれるか、姉たちは気になって仕方ない。
『海街diary』を観ていて、小津安二郎監督の『東京物語』(53)を彷彿する人も少なくないはずだ。『東京物語』は長きにわたって日本社会の基盤だった家族制度が戦後の復興と入れ替わるように崩壊してしまったことを描いていたが、是枝監督は『東京物語』と同じような静謐なドラマ『海街diary』で柔軟性のある新しい家族像と周囲からそれを支えるコミュニティの重要性を提示している。また、『東京物語』に戦争の影が差し込んでいたように、『海街diary』にも大きな影を感じさせる。原作の連載がスタートしたのは2006年だが、喪失感を抱えた人々が寄り添うように暮らしている海街の光景は、この映画が3.11後に作られた作品であることを観る者に意識させる。是枝監督は原作の第1巻が発売された2007年に映画化を思い立ったそうだが、然るべきタイミングでの公開になったのではないか。 四姉妹がこれからどうなっていくのかは定かではない。いつまで古い一軒家でユートピアのような暮らしを続けられるかも分からない。多分、数年後には四姉妹のうち、誰かが抜けることになるだろう。それでも彼女たちは、ちくわカレーやしらすトーストといった家庭料理を口にする度に、自分が一緒に過ごした家族のことを思い出さずにはいられない。そして彼女たちは新しく見つけた自分の家族に、思い出のメニューを振る舞うはずだ。そのとき新しい家族はどんな表情で、そのメニューを口に運ぶだろうか。喪失感は癒されるだろうか。 (文=長野辰次)海猫亭の二ノ宮さん(風吹ジュン)と山猫亭のマスター(リリー・フランキー)。どちらの店も海街の人たちには欠かせない憩いの場だ。
『海街diary』 原作/吉田秋生 監督・脚本・編集/是枝裕和 音楽/菅野よう子 撮影/瀧本幹也 出演/綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、風吹ジュン、リリー・フランキー、前田旺志郎、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎 配給/東宝、ギャガ 6月13日(土)より全国ロードショー (c)2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ http://umimachi.gaga.ne.jp
【中国旅客船転覆事故】“中国版セウォル号”の悲劇を、韓国人が独自分析「一番の違いは遺族の態度」!?
“中国版セウォル号”――6月1日に起きた中国の客船転覆事故を、韓国メディアはこぞってそう報じている。 「中国の沈没旅客船、セウォル号のように数回の改造」(「etoday」)、「“中国版セウォル号”、誠意ない対応も同じ」(「朝鮮Biz」)、「中国の沈没客船、セウォル号との類似点…不良船長、不法改造、安全無視」(「Herald経済ニュース」)など、約1年前に起きた韓国史上最悪の海上事故を比較対象として取り上げたわけだ。 ある韓国メディアは、今回転覆した中国客船とセウォル号の共通点をまとめている。例えば、中国船の船長が真っ先に逃げ出した点を挙げ、「昨年4月に発生したセウォル号事件で同様の行動をしたイ・ジュンソク船長には、控訴審で殺人容疑が認められ、無期懲役が言い渡された経緯がある」と指摘。また、船体が何度か改造されていたとの中国メディアの情報を取り上げ、「セウォル号事件も改造と過積載によって、船体自体に危険があった状況で起こった」と報じた。 一方で、セウォル号との違いを指摘するメディアもある。セウォル号沈没事故発生時に対応が遅れたパク・クネ大統領を引き合いに出し、中国は救助活動の陣頭指揮のために首相や副首相が現地に向かったと強調。そんな事故発生後の対応の差が出ていることについて、「このような差は、大きな事故がたびたび起こる中国が、1年前に韓国で発生したセウォル号の惨事を見守ってきた“学習効果”も作用したように見える」などと分析するメディアもあった。 そんな中、韓国のネチズンが関心を示しているのも、中国と韓国の“違い”だ。 彼らの反応を探ってみると、「川と海では状況がまったく違う。セウォル号の事故が漢江で起こっていたら、死者は数人も出なかったことだろう」「川と海の違いを知らない人が多すぎる」と、事故が起きた状況の違いをあらためて強調するコメントが多かった。一方で、中韓の最大の違いを“遺族”と主張する意見が目につく。 「最も大きな差は、遺族たちの態度だろう。少なくとも中国の遺族は、習近平に悪口や水をかけたりしないと思う」 「2つの事故の違いは、腐った政治家と煽動者がいるかいないかの差であり、感情的になる遺族がいるかいないかの差だ」 「韓国では『事故後の対応が遅れた』と言うが、そうさせたのは遺族たち。引き揚げに反対して、船体切断にも反対して」 どうやらネチズンの非難の矛先は、セウォル号沈没事故の遺族たちに向かっているようだ。遺族たちは事故当初こそ韓国国民の同情を受けていたが、最近は暴走する姿を見せている。実際に、去る4月16日にソウルで行われた「1周忌追悼祭」で遺族らは、参加者数万人とともに大統領府への行進を実施。警察と何度も衝突するなど、大きな問題となっている。もちろん、事故発生時の韓国政府のずさんな対応が前提にあるわけだが、遺族たちに対する世間の見方は、当初とは大きく変化しているようだ。 いまだ記憶に新しい自国の悲劇とよく似た、今回の隣国での大惨事を比較するのは無理もないが、最もいたわるべき遺族に対しては、無意味な比較をすべきではないような気もする……。セウォル号1周忌追悼祭の様子

















