台湾ファストフード「美女店員」続出の陰でささやかれる“大陸流ステマ”説

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台湾のマクドナルド美女店員「イルカちゃん」
 ここ最近、台湾のファストフード店では、ある異変が起こっている。それは「美女店員」の存在だ。すでに何人もの「美しすぎる店員」が“発見”されている状況だが、今回、また新たに美女店員が登場した。 「騰訊新聞」(8月19日付)によると、いま台湾のネット上で、あるマクドナルド店員が世間を騒がせている。美女店員として一躍有名人となり、「イルカちゃん」という愛称で呼ばれる徐薇涵さんだ。専門学校に通う傍ら、マクドナルドでアルバイトをしている徐さんのかわいすぎるルックスは、一気にインターネットで拡散。それがきっかけで、台湾の大人気トークバラエティ番組『康熙来了』にも出演を果たしたのだ。現在、彼女のFacebookは約7万人がフォロー申請をしているという熱狂ぶりで、中国版Twitter「微博」では多くの中国人が羨望のコメントを寄せている。
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幼い顔つきなのに、大人なスタイルというアンバランスさが人気の理由だとか
「後ろ姿の写真にめっちゃ興奮した。俺脚フェチだもん」 「ぜひ大陸(中国)にも来てほしい。このルックスなら、こっちでもっと稼げるぞ!」 「一枚目の写真は、俺の吉沢明歩に似ているな」 「台妹(台湾ギャル)はたまんないわ。一度台湾に行ってみたい」
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こちらはセクシーすぎる女子高生店員として話題になったレンさん
 徐さんに限らず、台湾ではここ最近、ファストフード店や屋台、レストランでの美女店員の目撃情報が相次いでいる。日本人観光客にも人気の台北市内の夜市「饒河街夜市」の屋台で台湾式クレープを販売するレンさん。夏休み限りのアルバイト店員ながら、セクシー美女店員として一躍有名となった。店頭でクレープを作る姿がファンによって多数アップされ、台湾メディアもこぞって取り上げた。このほかにも、イケメンだけを採用した美男子レストランや、ビキニ姿の美女店員がいるセクシーレストランなど、台湾国内の飲食業界はここ数年で大きく変化しているようだ。  台北市在住の日本食レストランの日本人オーナーは、こう分析する。 「食文化が豊かな台湾で飲食店を開業する場合、一番難しいのが他店との差別化です。例えば多くの日系企業がここ数年、台湾でラーメン店などを出店していますが、他店との差別化に苦労しています。台湾の飲食店の場合、差別化するという意味で、美女やイケメンを配置するお店が増えてきました。ネットで話題ともなれば、いい宣伝にもなりますからね」
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中国・瀋陽市内にオープンしたビキニレストラン。連日満員御礼だという
 一方、上海市在住の日系広告代理店は、もっとうがった見方をする。 「上海でも飲食店などを新規出店する際に、モデル事務所に頼んで『開店後2週間だけ入ってくれ』と美女を仕込むことはありますよ。それで代理店の社員やサクラが、微博なんかで『美女店員がいたぞ!』と投稿するんです。知り合いの中国系の代理店の人の話では、それで客が1~2割以上増えると言ってました。そうした手法が台湾に“輸出”されただけかもしれませんよ」  大陸流のステマであったとしても、美女店員がいる店には興味がそそられるもの。台湾に行った際には、ぜひ訪れてみたいものだ。 (取材・文=青山大樹)

元モーターショー“半裸”モデルまで!? 平均身長178cmの中国美人兵士たちに韓国人がメロメロ!

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 中国で行われた「抗日戦争勝利70周年」の軍事パレード。韓国の朴槿恵大統領が習近平国家主席のすぐ近くでパレードを観覧したことで、韓国国内では中韓の距離がますます近づいたとの報道が流れている。一方で注目を集めているのが、中国女性兵士たちの美貌だ。 「平均身長178cm、モデル出身…中国閲兵式に初めて参加した女性兵士隊」(朝鮮日報)、「中国閲兵式の超美女兵士、スペックまで“越えられない壁”」(SBS CNBC)、「中国閲兵式、178cm美女軍団まで動員した」(中央日報)などと、ネットメディアばかりでなく、大手メディアが報じていることからも、関心の高さがわかるだろう。
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 中国の女性兵士の中でも特に熱い視線が注がれているのは、門家慧という名の23歳の女性兵士だ。遼寧省出身の彼女は、10代の頃から地方でモデルとして活動しており、2010年に中国中央テレビが主催したスーパーモデル大会では、10代モデル賞を受賞したという。主にモーターショーモデルとして活躍しており、昨年7月に北京服装学院を卒業してから入隊したと伝えられている。179cmの長身と芸能人顔負けの美貌は、確かに“閲兵式スター”にふさわしいかもしれない。韓国ネチズンたちは彼女の「微博」(中国版Twitter)を探し出し、画像の収集に励んでいるそうだ。
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 また、あるネットメディアでは、「中国閲兵式女性軍VS北朝鮮女性軍VS日本女性軍、脚線美の勝者は?」という記事を報道。3カ国の女性兵士たちが行進している写真を掲載しながら、独特の解説を付け加えた。  まず、中国の女性軍については「彼女たちの身長を178cmに合わせたのは、世界の超大国として成長している中国の力を誇示する意図だと受け取れる」などと解説。北朝鮮の女性軍については、「閲兵式の準備に1年という時間を注ぎ込んでおり、閲兵式に参加する女性兵士は、特有の機械的な足さばきを身につけるために、革のベルトを使用する」「そのため、ヘルニアになる人も少なくない」などと伝えた。オチとして使われているのが日本の自衛隊の女性たちで、他国に比べると特別な解説がなく、「北朝鮮や中国と違って、ハンドバッグを身につけているのが特徴だ」と冷ややかに締めくくっている。    朴大統領への厚遇から美人兵士まで、韓国国内でも大きな話題を生んでいる「抗日戦争勝利70周年」の軍事パレード。中韓の蜜月は、日本にとって脅威となるのか――。

甲斐性なしの父親に絶望した中学生が、硫酸を飲んで自殺未遂!? 中国・反抗児の暴挙相次ぐ

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「父親に甲斐性がない」と、硫酸を飲み首を掻き切った中学生男児
 8月15日午後2時頃、重慶市警察に1本の110番通報が入った。その声は幼い女児と思われるもので、「ママが死んだ」と話すのみ。警察が居場所を尋ねても、彼女は「マンションの30階に住んでいる」とだけ答え。その後、電話は切れたという。  警察が折り返すも電話はつながらず、そこで市内にある30階を超えるマンション、計10数カ所以上に合わせて60人の警察官を動員した。  通報から1時間ほどたち、警察が特定した通報者は4歳の女児だった。そして死んだはずの彼女の母親も、無事が確認された。実はこの女児、母親がアイスを買ってくれなかったことに腹を立て、虚偽の110番通報をしていたのだった。  ちなみに治安の悪い中国では、幼い子どもにも110番通報の仕方を教える習慣があるという。  自分の思い通りにならないことに激高した子どもたちが大胆な行動に出る例は、ほかにもある。  8月7日、江蘇省無錫市に住む中学3年生の男子が硫酸を飲んだ上、首を搔き切る自殺未遂騒動を起こした。一命を取り留めた男子が語ったその動機は、父親が甲斐性なしでいい家に住むことができず、絶望したからだという。  また、8月11日には12歳の女児が、搭乗していた厦門航空の便の出発に大幅な遅延が出たことに腹を立て、キャビンアテンダントを罵倒。両親など9人の同行者とともに搭乗拒否されるに至った。  相次ぐ反抗児たちの出現に、中国のネット上では「どんな教育をしているんだ」「この国の将来が思いやられる」といった声が寄せられている。  上海市在住の日本人男性(39)も、子どもらしさの欠片もない反抗児を目撃したという。 「ある飲食店で、家族で食事をしていた小学校低学年くらいの女の子が、注文した清涼飲料水が温かったことに因縁をつけて店員を罵り、最後には、料理の皿を投げつけていた。傍らにいた両親はそれを止めようともせず、苦笑いして見ているだけ。あれでは大人がナメられるのも無理はない」  隣国に住む日本人もまた、近い将来、大人になった彼らと対峙することになるのである……。

麻薬密輸、詐欺、交通犯罪……中韓首脳蜜月の裏で、中国人が韓国でやりたい放題!

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「今日、朴大統領と私の協力によって、中韓関係は歴代最高の友好関係へと発展した」  9月2日、中国を訪れた朴槿恵大統領に、習近平国家主席が伝えた言葉だ。実際に今日の中韓は、政治、経済、文化、人的交流と幅広いジャンルにおいて協力関係を築いており、その親密性は1992年に両国が国交正常化して以降、歴代最高といえるだろう。習国家主席と握手する朴大統領の満面の笑みにも、両国の友好関係が端的に表れている。  しかし、韓国国内において、中国人に対する評価は、両首脳が思うほど友好的ではないのかもしれない。というのも、中国人の犯罪が増加傾向にあるからだ。  韓国における外国人の犯罪件数は右肩上がりで、2010年には2万2,543件だったが、14年は3万件を突破。暴力事件が約9,000件で最も多く、続いて交通犯罪が約7,000件、詐欺などの知能犯罪が約4,000件と続いている。犯罪者を国籍別に見ると、中国人が1万7,870件と圧倒的に多く、2位のベトナム人(1,943件)の10倍近い数字だ。  麻薬犯罪などの重大な犯罪も増加しており、韓国大検察庁の「2014年麻薬類犯罪白書」によれば、昨年の覚せい剤の密輸量は前年比44.6%増の42.1kgで、その半分近い20.8kgが中国から密輸されたものとのこと。中国国籍の麻薬類犯罪者は昨年だけでも125人が逮捕されており、前年比2倍増だ。  また去る8月にも、“ボイスフィッシング”を行った20代1人と30代2人の中国人が拘束されている。彼らのボイスフィッシングは、オレオレ詐欺のように指定口座に現金を振り込ませるような手口ではなく、ターゲットに何かしらの理由をつけて現金を自宅に保管させ、その住宅に押し入って現金を盗むといった手荒いもの。主犯が中国国内から指示を送り、実行犯が韓国国内で暗躍するといった仕組みだという。  交通犯罪も中国人絡みが多いことは、韓国で運転免許を取得する中国人が急増していることからも伝わってくる。12年から今年7月までに韓国で運転免許証の発給を受けた外国人のうち、全体の81.9%を占めたのが中国人だった。その数は12万7,864件。韓国は中国に比べて、運転免許の取得にかかる費用や時間が少ないため、急増しているとみられているが、犯罪に悪用される可能性があるとの指摘も少なくない。ちなみに、中国人は韓国で運転免許証を取得すれば、帰国後、筆記試験を通過するだけで中国の運転免許証に変更できるそうだ。  まさに、韓国国内でやりたい放題の中国人たち。首脳会談直後に特別会食が設けられるなどの厚遇を受けて、朴大統領の親中はますます加速しそうだが、韓国人の心情は複雑なのかもしれない。

わずか2カ月で……サッカー韓国代表“ハーフの星”カン・スイルの転落劇

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 夏の甲子園で脚光を浴びたオコエ瑠偉(東京・関東第一高校)や、世界陸上でも活躍したサニブラウン・ハキーム(東京・城西高校)など、アフリカ系ハーフアスリートの台頭が話題の日本スポーツ界だが、お隣・韓国でも話題となったハーフアスリートがいる。サッカーのカン・スイルだ。アフリカ系アメリカ人で在韓米軍出身の父と韓国人の母との間に1987年に生まれた彼は、2006年にKリーグの仁川ユナイテッドでプロデビューを飾り、今年6月に18年W杯ロシア大会予選に挑む韓国代表にも初選出されたストライカーだ。  昨今、韓国ではベトナムやフィリピンからやって来た女性との国際結婚や移住労働者の増加によって、「多文化家庭児(韓国では“混血”は差別表現に当たる)」が増えているが、いまだに純血主義を重んじる風潮から、ハーフの子どもたちが偏見や社会的差別にさらされている。そんな状況を打破しようと、韓国政府は「多文化家庭」を支援するさまざまな政策を打ち出してきたが、在韓米軍の駐屯所がある東豆川出身で、幼い頃に父がアメリカに帰国してしまったため母子家庭で苦労して育ち、小学校時代は肌が黒いだけで差別も受けたというカン・スイルの韓国代表入りは、「多文化家庭の希望」「東豆川の英雄」としてメディアで大きく取り上げられたほどだった。  ところが、今では希望どころか“汚れた英雄”に転落し、選手生命の危機に立たされている。  転落のキッカケは、初の代表合宿中に発覚したドーピング違反だ。本人は「ひげを生やすために使った養毛剤に、禁止薬物が含まれていた」と弁明したが、採取したほかのサンプルでも陽性反応が出てしまい、結局、代表を辞退。6月22日にKリーグからも15試合出場停止処分を科された。「自分のミス。とても悲しい」と語るその表情に、この頃はまだ同情の声も多かった。  しかし、7月19日には自身のTwitterでチームメイトたちと海水浴を楽しんでいる写真を公開。反省と自粛の日々を過ごしていると思っていたファンは不快感を示し、メディアも彼の言動を注視していた。  そんな中、今度は自身が運転する車で、タクシーとの衝突事故を起こしてしまう。しかも、飲酒運転で、事故直後は友人が運転していたとウソの供述をしたことが明るみになり、ファンやメディアから一斉に非難を浴びることになった。カン・スイルが所属する済州ユナイテッドもそんな世論の声を無視することができず、事故が発覚した翌8月25日にカン・スイルを「任意脱退」処分にしている。  Kリーグでは「任意脱退」処分を受けると、公式戦のピッチに立てず、年俸ももらえない。契約が終わっても、処分を下したクラブがそれを解除しなければ、ほかのクラブと契約できない。しかも、カン・スイルがこの処分を受けるのは2度目。仁川ユナイテッドに所属していた10年にチームメイトと酒を飲んだ席で一般人とケンカ沙汰になり、警察が出動する事件を起こしており、その際にも「任意脱退」処分を受けた。この時の処分が解除されて彼に手を差し伸べたクラブが済州なのだが、その済州もさすがに限界だったのだろう。「現時点では、任意脱退を解除するつもりはない」と明かしている。つまり、もはやカン・スイルの選手生命は絶体絶命なのだ。  そんな彼に同情を寄せる声は少ない。むしろ世間は「カン・スイルのせいで、多文化家庭出身者に対する誤った先入観が増幅した」「多文化家庭出身の子どもたちが差別や誤解を受ける可能性もある」と、カン・スイルを強く責め立てている。  わずか2カ月で希望の星からから一転、地獄を見たカン・スイル。再び日の目を見ることはあるのだろうか。

名台詞「お前はすでにヤッている」が脳に刺さる! 多部未華子がエロきゅんな『ピース オブ ケイク』

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多部未華子、綾野剛が官能シーンに挑んだ『ピース オブ ケイク』。2人が演じた主人公・志乃と京志郎は、抑えがたい恋愛感情に呑み込まれていく。
 恋におちた瞬間のフワフワとしたゼログラビティ感、そして惚れた相手への胸の中へとぐい~んと引き寄せられていく甘美なひと時。体が触れ合うと激しい電流が全身を貫く。あの陶酔感が忘れられず、人は何度でも恋をしてしまう。田口トモロヲ監督、多部未華子主演による『ピース オブ ケイク』は人が恋におちる瞬間をディテールたっぷりに描き、狂おしいまでに成長したその感情がどのような終焉を迎えるかまでを克明に描いている。いわば、人間にはコントロールしがたい“恋愛”という感情の一生をドラマ化したものとなっている。 『ピース オブ ケイク』は2003年~2008年に雑誌連載されたジョージ朝倉の同名コミックが原作。“ピース オブ ケイク”とはひと切れのケーキを食べるくらい簡単なこと、朝飯前という意味。主人公の梅宮志乃(多部未華子)は男がいないと不安な女の子。正樹(柄本佑)から交際を申し込まれ、体の関係を重ねていた。男に迫られると断れない性格だった。このまま正樹と結婚するのかなと考えていた矢先、職場の同僚とひと晩だけ浮気したことが正樹にバレ、 別れを告げられる。正樹に特別な感情を抱いていたわけではないが、交際を求めてきた相手から振られたのはショックだった。正樹とのエッチの際に使っていたピンクローターを可燃物か不燃物かどちらに棄てるかで悩みながら、当分恋はしないと誓う志乃だった。心機一転を図って安アパートに引っ越すが、隣室に住んでいるヒゲ面の男・菅原京志郎(綾野剛)が気になってしまう。ヤバい。志乃のタイプだった。志乃の男絶ちの誓いはあっけなく崩れる。  京志郎には成田あかり(光宗薫)という同棲中の彼女がいる。これで惚れずに済むと安堵する志乃だったが、あかりは志乃を意識しまくり。そのことが志乃の闘志に火を点けてしまう。異様に面倒くさい女・あかりは同じビデオレンタル店で働く京志郎と志乃の仲を疑い、アパートから失踪。あかりという障害がなければ、もう志乃と京志郎の間を阻むものはなにもない。2人は一直線に激しく求め合う。取り壊し寸前のボロアパートが愛の世界へと変わっていく。清純派のイメージの強かった多部未華子だが、綾野剛との濡れ場は惚れた男と初エッチする女の子のドキドキ感がリアルにじんじんと伝わってくる。濃厚キス&エロシーンに、下着を脱いで真っ向勝負を挑む多部未華子の女優魂が気持ちよい。
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初めてのお泊まり旅行で盛り上がる志乃(多部未華子)と京志郎(綾野剛)。まずは温泉地名物「秘宝館」で、お互いのエロ偏差値をチェック。
 晴れて恋人関係になった志乃と京志郎のお泊まり旅行も盛り上がる。熱海の隠れ人気スポット「秘宝館」デートで、2人はきゃっきゃっとはしゃぐ。原作にはないオリジナルシーンだが、大人の恋愛ドラマであることを印象づける。露天風呂つきの温泉旅館では、しっぽり裸のお付き合い。恋愛が成就した幸福感でいっぱいの2人だが、京志郎のケータイにあかりとの新しい会話履歴は残っていたことから、普段は温厚な志乃の怒りがバクハツ。京志郎はあかりとまだ切れてなかったのだ。「エッチはしていない」と懸命に弁解する京志郎に対して、志乃は言い放つ。「お前はすでにヤッている!」。あんなに楽しかった温泉旅行だったのに、帰りはどんよりダウナー気分に。まるでジェットコースターに乗っているかのように、2人の恋愛感情は幸せの絶頂から奈落へと急降下していく。どうしようもなく恋が始まったように、別れの日もどうしようもなく訪れてしまう。  人気女優をキャスティングした恋愛映画のほとんどは、セックスシーンは省くか、ベッドに倒れ込んだら次のシーンはもう翌朝というパターンなのに対し、パンクバンド・ばちかぶり時代に数々の破天荒パフォーマンスで伝説を残したトモロヲ監督は、そんなヤワな表現では済ませない。プロデューサーから「R指定にはしない」と釘を挿されていたが、逆にR指定ギリギリの表現にこだわった。トモロヲ監督を含め男子4人からなる演出部で、ベッドシーンの絡みを事前にムービー化。映倫に見せ、どこまでの表現なら許されるのかを入念に確認し、さらに多部未華子、光宗薫らベッドシーンのあるキャスト陣にもムービーを見せ、OKをもらった上で本番に挑んだ。さすが、元エロ劇画家・田口智朗! この演出部による男だけのベッドシーンのムービー、DVDの特典にすればかなりのニーズがあるに違いない。 
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謎の多い女・成田あかり(光宗薫)は物語のキーパーソン。かなり濃厚な濡れ場で存在感を示した光宗も、女優として露出が増えていきそうだ。
 トモロヲ監督といえば、監督デビュー作『アイデン&ティティ』(03)が強い余韻を残した。1990年代前半のバンドブームに踊らせられたロック青年・中島(峯田和伸)を主人公に、自分が本当にやりたいことをやり続けることと食べていくことを両立させる難しさを切実に描いた。みうらじゅん原作の『アイデン&ティティ』が男目線で高円寺周辺のサブカルシーンで右往左往する若者たちの姿を捉えたように、ジョージ朝倉原作の『ピース オブ ケイク』は女の子目線で、より現代の中央線文化を描写する。『アイデン&ティティ』の中島の彼女(麻生久美子)は男にとっての“理想のミューズ”だったが、『ピース オブ ケイク』の志乃は生身の25歳の女の子だ。当たり前のことだが、男だけでなく、女性もまた自己表現欲や野心を抱えながら、恋や仕事に懸命に生きていることに気づかせられる。男と女の違いは、どうやら恋愛に関する発火温度と燃焼速度がビミューに異なるという程度のものらしい。  物語の後半、『アイデン&ティティ』の主人公・中島を演じた峯田和伸が現われ、恋に億劫になっている志乃をギター片手に挑発する。恋愛は出口の見えない不思議な迷宮だ。原作者が異なるはずの『アイデン&ティティ』と『ピース オブ ケイク』がいつしか迷宮の中でリンクしている。ギターをかき鳴らす峯田の歌声に呼び寄せられ、意外な人物が志乃の前に姿を見せる。志乃にとってストライクど真ん中の男だったが、痛い恋愛を経験した志乃はもう状況に流されるだけの受け身の恋愛からはきっぱりと卒業していた。志乃の前に待っているのは、絵に描いたような理想の恋愛ではなく、もっとディープでより激しい大人の恋愛だった。 (文=長野辰次)
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『ピース オブ ケイク』 原作/ジョージ朝倉 脚本/向井康介 監督/田口トモロヲ 音楽/大友良英 主題歌/『ピース オブ ケイク 愛を叫ぼう』加藤ミリヤ feat.峯田和伸  出演/多部未華子、綾野剛、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、中村倫也、安藤玉恵、森岡龍、山田キヌヲ、宮藤官九郎、柄本佑、峯田和伸  配給/ショウゲート PG12 9月5日(土)より新宿バルト9、渋谷シネマライズほか全国ロードショー http://pieceofcake-movie.jp

全員加害者?『エイジハラスメント』で五寸釘をブチ込まれるのは何か

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『エイジハラスメント』(テレビ朝日)より
「部下の価値が全然理解できてないんじゃないですか? ブタに真珠の価値がわからないのと一緒です」 「あなた、誰に口を利いているの?」 「ブタ!」  毎回、会社でさまざまなハラスメントを目の当たりにする新入社員・英美里(武井咲)が「てめえ、五寸釘ブチ込むぞ」とつぶやきながらたんかを切るというのが、『エイジハラスメント』(テレビ朝日系)の“お約束”的な流れだ。痛快である。  だが、ただ「痛快」だけで終わらないのが、内館牧子脚本の真骨頂だ。例えば、熱心な上司がその熱心さゆえに誤解され、人事異動で他部署に“飛ばされる”と、やはり英美里は我慢できず、常務(風間杜夫)に相談へ行く。 「小森課長の左遷、あれは誤解の上で成り立っています。真実はまったく違います。今からどうにかならないでしょうか?」  この常務は、 “裏”の顔(女性を心底小バカにしている)はともかく、“表”では女性や若い人材を積極的に登用すべき、という方針の持ち主。英美里の必死の訴えを聞き入れ、大団円を迎えてもおかしくなかった。だが、このドラマは一筋縄ではいかない。 「企画管理部に行くのが『左遷』って誰が決めたの? 何を根拠に左遷って言ってるの? おこがましいよ、君! 組織というところは、経営方針も何もかも重層的に絡み合って決まる。左遷だの真実など、乙女の感傷で物を言われては困る!」  ぐうの音も出ない正論で英美里を攻め立て、さらにダメ押しをする。 「若い人の言うことは、たいてい浅くて、軽くて、くだらない。だが、それを必死に訴える姿勢は正しい。しかし、若いからなんでも甘く見てもらえると思うなよ。頭、悪すぎるぞ!」  『エイジハラスメント』は、内館が『汚れた舌』(TBS系)以来、約10年ぶりに手がけた連続ドラマである。内館といえば、強く生きる女性を描かせたら右に出るものはいない脚本家。彼女が満を持して描くのは、ハラスメント渦巻く男社会の中でたくましく生きる女性。まさに、内館本人と重なる。しかも、舞台は大企業の総務部。彼女は、脚本家になる前、同じように会社の総務部で働いていたというから、総務が他部署から「なんでも屋」扱いされている上、「楽でいい」などと蔑視される描写に実感がこもっている。  セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、モラスハラスメント、マタニティハラスメント……さまざまなハラスメントを描いているが、最もこのドラマで描かれているのが、タイトル通り、年齢差別「エイジハラスメント」だ。 「若くて美しい」というだけで、自分が望む、望まないにかかわらず、男性社員にチヤホヤされ優遇される。だが、一方でまともな責任のある仕事に就かせてもらえない。また、「若くて美しい」という範囲から外れた同僚の女性たちからの嫉妬で、理不尽な扱いやイジメを受けてしまう。それが、英美里が受けているエイジハラスメントだ。  逆に「年齢を重ねている」というだけで、不当な扱いを受けるのもまたエイジハラスメントだ。男は女を傷つけ、傷つけられた女は、男にチヤホヤされる女を傷つける――。不毛なサイクルが繰り返されていく。  軽口でハラスメント発言を繰り返し、ついには「女子社員はうんと若いか、できるブスがいい」と口を滑らせる「エイハラ、パワハラ、モラハラ、オールハラのデパート」の次長・浅野(吹越満)に対し、いつものように英美里がたんかを切る。 「私たちだって、男子社員は『うんとイケメンか、できるハゲがいい』ですよ!」  見かねて「もう気が済んだでしょ」と諭す女上司に、英美里はさらに続ける。 「気が済む、済まないの問題じゃありません。ハラスメントを嫌がらせという程度で捉えているから、そういう言葉がでてくるんです。ハラスメントは傷害事件です! 心とプライドを傷つける傷害事件です。ハラスメントをやる人は犯罪者です!」  そんな英美里に、ベテラン社員・桂子(麻生祐未)が口を挟む。 「相変わらず偉そうねえ、親分。そうよ、あなたこそエイジハラスメントの親分、犯罪者よ」  桂子は、英美里が「若さ」ゆえに無自覚に周りの女性を傷つけてきたことを白日のもとに晒した上で、五寸釘をブチ込むように断罪する。 「あなたに、ハラスメントで人を糾弾する資格はない!」 「ハラスメント」とは、それまで無意識的、無自覚的に行われ、「ないこと」とされてきた精神的な形なき暴力に名前を与えたものだ。意識的、無意識的にかかわらず、ハラスメントの被害者にも加害者にもなりうる。それどころか、全員が被害者であり、加害者でもある。女の敵は女であり、弱者の敵は弱者だ。だからこそ、たちが悪い。  加害者を糾弾するのは、別の加害者であり、糾弾されるのは別の被害者だったりする。残るのは、ただ被害者意識だけ……。五寸釘をブチ込みたくても、その対象は曖昧模糊としている。  そんな複雑怪奇な現実を、『エイジハラスメント』は「痛快」な勧善懲悪的様式を装いながら、一筋縄でいかせないことで浮かび上がらせているのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

人民からも批判殺到! 中国のアイスクリーム店が、悪趣味すぎる「東條英機アイス」を提供中

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東條英機アイスクリームのポスター。反日便乗ビジネスか
 9月3日は中国の抗日戦勝記念日。それに合わせるかのように、8月末に上海の街角に貼られたアイスクリームチェーン「iceason(愛茜茜里)」のポスターが話題を呼んでいる。  坊主頭に丸メガネをかけ、口ひげをたくわえた男の顔。色は白く、その下に棒が刺さっている。そこには「勿忘国歯」というタイトルの下に「みなさんで一緒に3Dで作った東條英機のアイスクリームを食べよう」と書かれている。  そう、これは東條英機の顔かたどったアイスクリームで、抗日戦勝記念日にこれを食べて国の恥を晴らそうと呼びかけているのである。「勿忘国歯」は、「勿忘国恥」(国の恥を忘れることなかれ=外国の侵略を受けた時の屈辱を忘れるな)という言葉にひっかけたもののようだ(中国語で歯と恥は同じ発音)。
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出来損ないのモアイ像のような「鬼子来了」は35元(約700円)だ
 ポスターには、9月3日にiceasonの店で支付宝(アリペイ=ネット上のオンライン決済システム)を使って30元(約560円)以上の支払いをすると、“日本第一戦犯”の東條英機3Dアイスクリームをプレゼントすると書かれている。  一部の人民の間では称賛の声が上がっているようだが、さすがに多くのネット民は、このキャンペーンに嫌悪感を示している。 「低俗でくだらない。こんなの1万本食ったって、戦争の悲惨な歴史は変わらないよ」 「このキャンペーンは限界線を超えちゃったね」 「これは蒋介石じゃないのか?」 「そら先生(蒼井そら)にすれば、もっと売れるのに」 「そもそも、なんで戦勝記念日なのに“国の恥を忘れるな”なんだ?」
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メニューにはご丁寧に、この5人の軍人たちの顔写真とプロフィールが載っている
 さすがにいつもは反日を叫ぶネット民でも、これはちょっとやり過ぎで悪趣味だと感じているようだ。  ところがもう少し調べてみると、重慶にはさらに悪趣味なスイーツがあった。それが「鬼子来了」(鬼が来た=鬼子は日本人を示す侮蔑語)というドリアンとミルクを混ぜて使ったスイーツで、まるで小学生が作った粘土細工のような顔の形をしている。この5つの顔はそれぞれ東條英機、松井石根、土肥原賢二、板垣征四郎、岡村寧次といった旧日本軍の軍人の顔なのだという。これだけではない。この店にはさらに「原子弾」という名前のアイスクリームまである。
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おそらく原爆のキノコ雲を模したと思われる「原子弾」は65元(約1300円)
 もうここまでくると、悪趣味を通り越して、作った人やそれを喜んで食べている人の人間性を疑いたくなってくるシロモノだといえる。 (文=佐久間賢三)

抗日戦争勝利70周年を前に国内大混乱中! 大規模“反日”デモも準備着々……

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「抗日戦争勝利70周年」を祝う閲兵式が9月3日に行われますが、それに向けて、中国国内は慌ただしくなっています。  中国の入学式は日本と違って9月初旬からなのですが、BBCの報道によると、中国共産党中央宣伝部は、全国の大学や高校、中学校、小学校に対して「入学初日の授業では昔の日中戦争を忘れてはならぬ国の恥として教え、愛国主義や愛党精神を再び強化するように」と通達したようです。70周年の式典を機に、国を挙げて反日精神を叩き込もうというわけなのでしょう。  また、この式典においては、北京の日本領事館前で反日デモをやろうという動きも盛り上がっています。このデモのターゲットとなる日本の行いは、以下の3つです。その1、安倍首相が閲兵式に参加しないこと。その2、日本政府が、出席を表明した国連事務総長の潘基文氏を叩いたこと。その3、天皇が謝罪の表明をしていないこと。  中国ではデモが法的に禁じられていますが、この事前の動きが全く取り締まりを受けていません。中国政府公認のデモなのです。9月3日に大規模な反日デモが起こる可能性は高いといえるでしょう。  そして現在、天安門広場の近辺では厳戒態勢が敷かれています。  広場周辺の数十キロは封鎖され、立ち入り禁止となりました。その区域には立ち入ることができないため、タクシーもバスも目的地に向かうためには大回りしなければなりません。  悲惨なのは、その封鎖区域内に住んでいる人たちです。コンビニもスーパーも営業していないため、その外の地域へ買い出しに行かなければならないのですが、周辺のセブン-イレブンなどには大量の人々が行列をなしており、まるで大震災で物資が不足しているような事態となっているのです。  さらには、テロに利用されたらまずいということで、ガソリンスタンドが広い範囲で営業停止となりました。北京市内で中華包丁を購入する際には、申請の用紙に記入し、身分証を提示しなければならないとも定められました。その用紙には民族名も記入しなければならないため、ウイグル人だと購入を断られる可能性もあるでしょう。封鎖区域の周囲のレストランで食事をする際にも、身分証を提示しなければなりません。  今回の式典は、中国のメンツをかけたものなので、北京市内の大半のレストランが、ご飯を炊く際には薪を使用してはならないと通達され、政府の役人によって、かまどに封印の紙が貼られていきました。せめて式典の間ぐらいは北京の空気をきれいにしようという思惑のようですが、これは意外と効果があったみたいで、確かに最近の北京の空は少しきれいになったようにも思えます。  現在、ヘリコプターと戦闘機のリハーサルも頻繁に行われていますが、市民がそれを撮影してネット上などに投稿しようものならば、すぐに削除されます。現場でも多くの赤い腕章を付けた婦人風紀委員が監視していて、写真を撮る人々を注意します。中国機関メディアの正式報道以外は、報道してはならないのです。実はこのリハーサルによって一機のヘリコプターが墜落していますが、それはすぐさま報道禁止となりました。  こうした情報統制をはじめ、市民の生活を顧みない営業停止措置に対しては、国民から多くの批判の声が上がっています。 「この抗日戦争勝利70周年イベントは、反ファシストに対する勝利イベントのはずだ。なのに、中国政府がやっていることはファシストそのものだ!」  といった皮肉めいた批判が渦巻いています。全くその通りで、おかしな話です。  では肝心の閲兵式の様子はどうかというと、テレビの訓練の報道を見る限りでは、それはそれは立派なものです。兵士たちは一列に並んでいるのですが、その立っている位置は1センチたりともズレがなく、身長もデコボコではなくてぴったりと揃っているのです。見事なまでの統制です。実は、全員が揃うように、並んでいる列の前には細い糸が引かれていたようです。  さらに、そこには女性兵士も混じっていますが、その胸の部分だけを切り取った写真がネット上にアップされたところ、ネット住民たちの驚嘆を呼ぶこととなりました。なんと、バストのサイズもぴったりと揃っていたのです。こんなところまで統制するとは、中国共産党の力は恐るべしといったところです。ネット上では「そんなバカバカしいところに細かくこだわって、なぜ、天津爆発事件の死者数が適当なのか?」という声が上がっています。  こうして全体主義国家の威信を見せつけるべく準備が進められている式典ですが、天津爆発事件や株価暴落など、きな臭い空気が蔓延している国内においては、それが無事に執り行われるかどうかは全く保証がありません。異様な緊迫を孕んだまま、その日を迎えようとしています。
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>

韓国の尾崎豊!? 教室を爆破しYouTubeに投稿した男子中学生に騒然!「僕がテロを起こしたのは……」

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犯行現場 『News 1』より
 韓国の中学生(15歳)が、自身の通う学校の教室でブタンガスを爆発させ、その動画をYouTubeに投稿した。体育の授業中だったため、教室内は無人で人命には被害はなかったが、廊下側の壁や窓が崩壊するなど校舎が大きく損傷した。事件を起こした少年は、学校を爆破した後も、周囲がパニックになっている様子を自身のナレーション入りで撮影し続けた。以下は、少年が動画に収録した音声の一部だ。 「僕がテロを起こしたのは3年7組、いや6組だったかな。いずれにせよ、煙が上がっています。現在、学校はパニックに陥っています。こうなると知っていれば、もうひとつくらいブタンガスを用意したのに……。おもしろいですね。みんな、右往左往しています。少し遠くに離れたアングルから、この場面をおさめに行ってきます」  少年の“犯行声明”で興味深いのは、彼が自身の行為を「テロ」と呼んでいる点である。また、淀みなくはっきりと、“視聴者”を意識して丁寧にしゃべる声からは、非常に頭のよさそうな子という印象を受ける。また、動画の一部に写り込んだ少年の体格はひょろっとしていて、とても暴力的な不良少年には見えない。そのギャップが異様で、事件をより一層空恐ろしいものとしている。  動画を撮影している少年はとても楽しげで、また興奮している様子だった。その動画が公開されるやいなや、韓国社会に戦慄が走った。ニュース番組などで事件の詳細を聞いた国民の多くは、中学生といえども厳罰に処すべきだと声を高めている。  ネット上には「未成年という物差しは意味をなさない。厳罰に処すべき」「あの中学生は誰かを殺そうと思っていたことは明白。サイコパスなんじゃないか」「ひょっとしたら、多くの人が死んでいた。強力な処罰が必要」などの意見があふれている。
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爆破された壁 『聯合ニュース』より
 一方、「刑罰の重さが問題ではない。彼の心の問題をケアできなければ、出てきた後にもう一度犯罪を繰り返すと思う」「事の根本は、学生たちを統制しようする教育圏の堕落」など、単純な厳罰については同意できないという意見も散見される。  事件の全容は、今後、じっくりと調査されていく見通しである。だが、韓国の一部報道には「ISなどが残虐行為をSNSにUPする手法を、少年が真似たのではないか」という説が、にわかに浮上している。日本でも今年に入って、ISを模倣し学校で飼育していたヤギを殺そうとした立川市の中学生が逮捕されている。韓国の少年もまた、模倣犯の一人だったのだろうか。  韓国・東国大警察行政学科のカク・テギョン教授は「ネットやスマホが普及したことで、写真や映像を公開し、自身の行為を見せつけることに優越感や英雄心を感じる心理が発生した。青少年は価値観が確立していないので、自身の行動がどのような否定的な結果を生むか考えることができない」と指摘している。  ちなみに、今回事件を起こした少年は誇大妄想を抱く傾向があったという続報もある。ただ、それがこの事件とどう関連しているのかは明らかにされていない。  近年韓国では、SNSから中学生の重大犯罪が露見することが少なくない。過去には、中学生が紙幣を偽造しているシーンを撮影した写真をSNSに公開し、警察が捜査に乗り出すことがあった。頭がよいのか悪いのか……。日本でもSNSを通じて犯罪を自慢する人たちが少なくないが、韓国のそれは学生を中心に深刻化しているようだ。 (取材・文=河鐘基)