今週の注目記事 第1位 「三重高3女子 <波田泉有さん> “殺人儀式”の奇怪」(「週刊文春」10/15号)1 「『川島なお美』通夜でひんしゅくの『石田純一』が安保反対デモの後遺症」(「週刊新潮」10/15号) 2位 「ラグビーW杯 日本代表FB 五郎丸歩 君の勇気を忘れない」(「週刊現代」10/24号) 3位 「ある日突然、あなたの家にも 気をつけろ! マイナンバーで『追徴課税』」(「週刊現代」10/24号) 4位 「都心の優良物件も全滅する『2020年マンション大暴落』は本当だった 残された時間は少ない。損したくないなら、売る準備を始めたほうがいい」(「週刊現代」10/24号) 5位 「『妻夫木聡』が細身のエステティシャンを自宅に呼んで『いけない要求』」(「週刊新潮」10/15号) 6位 「プロ20人の最終決断を教えます 『日本郵政株』私は買うか、買わないか」(「週刊現代」10/24号) 7位 「<日本人スパイ拘束事件> 公安調査庁の情報はなぜ中国に筒抜けだったのか?」(「週刊文春」10/15号) 「中国にノンプロ『007』を囚われた『公安調査庁』」(「週刊新潮」10/15号) 8位 「爆笑問題田中 山口もえ 子連れ再婚の陰にそれぞれのトラウマ」(「週刊文春」10/15号) 9位 「カリスマ数学講師・細野真宏氏が告発 家庭教師のトライ『映像授業』の“偽プロ講師”」(「週刊文春」10/15号) 10位 「稲田朋美『身体検査』150分」(「週刊文春」10/15号) 今週は、週刊ポストが先週合併号でお休み。したがって、両誌のSEX記事対決もお休み。 現代のグラビアは、「80年代『青春のアイドル』永久保存ヌード 4連発!」が高樹澪・松本ちえこ・水島裕子・大信田礼子。それに「磯山さやか 弾ける!」。 袋とじは「『最初で最後のヘアヌード』安倍里葎子」。21年前に初挑戦したヘアヌード撮影だというから、40代半ばのヌードである。それにしては胸も豊満で、ヘアも豊かである。興味のある方はご覧あれ。 今週は、文春の三重高校の同級生殺人事件を除いては小粒なものばかりなので、2位以下は順位なし。 まずは、この記事から。内閣改造はフタを開ければほとんどが留任ばかりで、メディアが期待していたようなサプライズはなかった。安倍首相が「ともちん」と愛玩している稲田朋美氏(56)も、政調会長のままだった。 彼女は夫婦で弁護士という以外、さしたる能力があるとも思えないのだが、安倍は将来の総理候補と持ち上げる。能のない者同士という意味で親近感があるのは理解できなくはないが、当選3回で短いスカートと網タイツ姿だけが話題の彼女がなぜ持てはやされるのか、徹底した身体検査をやってほしいと少し前にここで書いたら、文春がやってくれた。 文春は稲田氏の亭主に取材を申し込み、文春本社に来る予定だったところ、膝上丈の黒のワンピースと白の網タイツ、キャップにサングラスで「変装」した、ご当人まで現れたという。 何を探られているのか、心配だったのであろう。だが、ここに特筆するようなことは聞いてもいないし、語ってもいない。しいて挙げれば、父親も保守思想の持ち主で、亭主の祖父も大阪で(石原莞爾らが所属した)国柱会を広めた人物。 稲田氏の資産は不動産が主だが、約10億円。昨年9月に政調会長になって以来、田中角栄のように、地元福井県に新幹線を通そうと躍起になっている。 文春が地元の取材を続けていると、「男」疑惑が出てきた。相手は福井出身の元官僚で、そのことを問うと、「それ、そ、誰が、そんなことあり得ないですよ。まったくのウソですよ」とか言いながら「椅子の肘かけを握ったり離したり、を繰り返した」(文春)。1回生の時から総理になると公言していることについては、「最初は生意気だって印象だったよね。でも、別に思っていることは言ったらいいと思うんです」と答える。 どう読んでも「将来の総理候補」とは思えないが、当人がそうした「妄想」を抱くのは勝手である。自民党には人材がいない、ということだけはよくわかるインタビューである。 ところで、10月9日付の朝日新聞朝刊にこのような記事が出た。 「春画に関する記事掲載をめぐり、『週刊文春』の新谷学編集長が3カ月間休養することが8日、わかった。朝日新聞の取材に対し、文藝春秋は、週刊文春10月8日号(1日発売)に掲載されたグラビア記事をめぐり、『編集上の配慮を欠いた点があり、休養させる対応を取った』と説明している。東京都文京区の『永青文庫』で開催中の『春画展』を紹介する記事で計3作品をカラーで掲載。同社は『読者の皆様の信頼を裏切ることになったと判断した。読者の視線に立って週刊文春を見直し、今後の編集に生かしてもらうこととした』とコメントした」 なんだ、そりゃ!? というのが、正直な感想である。先週、この連載で文春が「空前のブーム到来」だと後半のカラーページまで使って春画特集をしていることを取り上げ、「刑法175条のワイセツ基準は何ら変わってないにもかかわらず、ヘアヌードという言葉が時代を動かし、今では春画までが文春のグラビアページを飾るようになった。今昔の感である」と書いた。 桜田門(警視庁)から何か言ってきたのか。文藝春秋社内の上のほうから礫が飛んできたのか。「読者の視点に立ち」とあるから、読者からクレームが来たのだろうか。いずれにしても、文春・新谷編集長はなぜ休養させられなければいけないのか、まったく理解できない。どこの週刊誌にも、春画などいくらでも掲載されている。芸術としての評価は定まっているのだ。 朝日新聞の同じ紙面で、作家の瀬戸内寂聴氏が永青文庫の春画展に触れ、小説家になってから外国で多くの春画を見て、「その芸術性に圧倒された。それはわいせつ感などを圧倒するほどの芸術価値に輝いていた」と書いている。 聞くところによると、文藝春秋の社長が編集部に怒鳴り込んできたという。週刊誌に影響力を持つコンビニから苦情が来たそうだ。読者からもクレームが来たのだろうが、聞いている限り、桜田門は動いていないようである。 春画を載せることがなぜ、読者の信頼を裏切ることなのか? 編集長を3カ月も休養させるほど「編集上の配慮を欠いた」とは、いったいどういうことなのか? 文藝春秋は、理由を説明する責任があるはずだ。 私は、文春の情報収集力や取材力を高く評価している。一連のAKB48のスキャンダルや芸能人の麻薬常習など、世を震撼させたスクープは数多い。だが、今年の春、百田尚樹氏の出した『殉愛』(幻冬舎)が故・やしきたかじんの娘と悶着を起こしているのを、なぜ文春は書かないのかと、同誌で連載をしている林真理子氏からクレームがついたときも、百田氏にわけのわからない言い訳をさせただけで、文春編集部は何も答えなかった。稼いでくれるベストセラー作家には何も言えず、芸能人やスポーツ選手は容赦なく叩くというのでは、ジャ-ナリズムとは言えまい。 編集長が、今なぜこれを載せるのかを熟慮せず、春画を載せれば部数が伸びるかもしれないという「スケベ心」でやったとすれば、橋下徹大阪市長批判の連載を始めたが、橋下から抗議されるとひと言も抗弁できずに社長・編集長がクビになった週刊朝日と同類である。 これを機に、春画を載せることがタブーになりはしないか? 「春画もニュース」なのだ。わいせつ表現も、表現の自由の柱の1本である。文春は、堂々と春画の素晴らしさを語ればいい。今回も沈黙するようなら、ジャ-ナリズムの看板を下ろしたほうがいい。 お次は、その文春が家庭教師のトライの問題を取り上げた記事。 文春は、トライが大々的に宣伝している「Try IT」という映像授業の看板に偽りありだと報じている。これは中学生向けのサービスで、生徒はスマホやタブレットを使って映像で授業を見ることができる。サービスといっても、映像を見るのはタダだが、質問をすると1回500円かかる。 その上「指導経験が豊富な一流の講師」の授業が見られるとうたっているのに、数学の授業を教えている「中学数学を知り尽くした京大卒のプロ講師。“数学嫌いの救世主”と評されるほどの大人気」今川和哉氏の看板に偽りがあるというのである。 累計700万部を超える受験参考書や、経済書などを生み出してきた細野真宏氏が、「彼は約八年間にわたり、二人三脚で仕事をしてきた私の担当編集者です。彼に実質的な指導経験なんてありません」と指摘している。 今川氏はもともと、小学館の週刊誌「女性セブン」(小学館)の編集者で、細野氏が中学数学の映像授業を配信するとき、「お手伝いしたい」と小学館を辞めて「フリーランスの立場で映像授業の制作を手伝ってくれることになったのです」(細野氏)。要は、今川氏は細野氏の助手だったのだ。 当時、今川氏は冗談めかして、仕事がなくなったら先生の授業を完コピして塾でも開こうかなと言っていたそうだ。「その“なりすまし”を私に無断でやってしまったのです。悲しいことに『Try IT』の彼の講義には、私の授業のエッセンスがそのまま使われています」(同) 今川氏がなぜ、トライで起用されたのか? それは、細野氏がやっていた映像授業配信から引いた後、その制作会社の顧問に今川氏が就任し、そこがトライの映像授業も請け負っているからだという。 これが事実なら、トライも「うちが厳選したプロ教師」をうたっているから、責任逃れはできないのではないか。受講者の親は講師の経歴や実績を信じて子どもに見せて質問料を払うのだから、「消費者契約法四条一項一号の『不実告知』に当たる可能性があります」(清瀬雄平弁護士)。 ちなみに、トライの社長は元女優で郷ひろみの元カミさん、二谷友里恵氏(50)である。 さて、爆笑問題の田中裕二(50)と山口もえ(38)の子連れ再婚は、それぞれにトラウマを抱えたものだと文春が報じている。共にバツイチ。田中は6年前に9年連れ添った相手と離婚しているが「原因は妻の不貞。浮気相手の子どもを妊娠したことを聞かされるという、想像もしたくない修羅場を経験した」(スポーツ紙芸能担当記者)。だが田中は、離婚の原因はすべて自分にあると、相手を責めなかったという。 山口のほうも、IT系企業の社長と結婚したが4年前に離婚。2人の子どもがいる。2年半前から交際が始まり、トラウマを抱えた2人だからこそ、絆を深めることになったと文春は見ている。お幸せに。 中国当局にスパイ容疑で逮捕された日本人の「事件」は、わからないことだらけである。 これをスクープしたのは、朝日新聞。朝日では日本人2人逮捕だが、少し前からもう1人逮捕されていて合計3人になる。 新潮、文春ともに、彼らは公安調査庁の協力者であるとしている。新潮によると、ひとりは50代の神奈川県在住の脱北者。もともとは父親が在日朝鮮人で、母親が日本人。3歳の頃両親と共に北朝鮮へ渡ったが、90年代末に脱北して、01年6月に日本に入国。「北朝鮮国内に親族がいるため、もともとは彼らに連絡を取ったり、送金するために(中国国境の街へ=筆者注)行っていた」。そこで見聞きしたことを、公安関係者に教えるようになったという。 もうひとりは愛知県に住む50代の男性で、現在は主に中国相手に人材派遣や貿易を行う会社役員。浙江省の軍事施設を「記念撮影のレベルを超える枚数の写真を撮影していた」(新潮)として拘束された。 文春が報じている3人目は、札幌在住の69歳の男性。日系航空会社社員で、退職後は日中間のビジネスや交流事業などをしていたそうだ。この人物は中国共産党の対外工作を担う中央対外連絡部トップの王家瑞委員長と親しかったため、ダブルエージェントだったかもしれないという。 当然ながら、公安調査庁はかん口令を敷いていて何も語らないが、この日本人たちが中国側の重要機密に接触できたとは思えない。だが、昨年11月に「反スパイ法」を制定し、「国家の安全を脅かす活動」と見なされれば、逮捕されてしまうのだ。 これから彼らは裁判にかけられ、重い場合は10年以上の懲役刑もあり得るという。公安調査庁は彼らにどのようなスパイ活動を依頼していたのか、それともしていなかったのか。真相は闇の中だが、アメリカのように中国との太いパイプがない日本は、これからどう対処するのであろうか。 お次は、現代の「日本郵政株を私は買うか、買わないか」という特集。私はまったく興味がないが、少しでもおカネを増やしたい人にとっては関心事なのであろう。現代が懇切丁寧に、買い方を教えてくれている。 「郵政株の引受証券会社に口座があれば、ブックビルディング(購入申し込み)期間中に抽選の申請ができます。子会社であるゆうちょ銀行とかんぽ生命は10月16日まで。日本郵政の申し込みリミットは10月23日です。価格の仮条件は日本郵政が1100~1400円、ゆうちょ銀行が1250~1450円、かんぽ生命は1900~2200円と発表されています。最低売買単位は100株。3社すべてに当たった場合、必要資金の総額は50万円程度です。ブックビルディング期間の申し込みを反映して、最終的な公募価格は日本郵政が10月26日、ゆうちょ銀行とかんぽ生命は10月19日に決定します」 抽選に当たれば公募価格で購入することができ、郵政3社が上場される11月4日以降は市場で自由に売買可能だそうだ。 ところで、株に詳しい20人に聞いたアンケートの結果はどうか。20人中13人が「買わない」と答えている。 経営コンサルタントの加谷珪一氏が、こう回答している。 「事業に将来性を感じられないため、魅力を感じない。過去のNTTやJTとは事情が違う」 私もそう思う。 新潮はイケメン俳優の妻夫木聡が、自宅にメンズエステの女性を呼んでは、「オプションないんですか?」と“いけない要求”をたびたびしていると報じている。 アロマオイルを使ったリンパマッサージ、120分2万円のコースを利用するそうだが、「女性が紙パンツの中に手を入れ、男性器の周りや根元をマッサージするものですから」(店の関係者)、大半の男性はその時点でギンギンになってしまうという。 店では性的サービスは禁止しているが、妻夫木は「“追加料金も払うので、どうですか?”と結構、粘るみたい。抱きつかれた子もいるようです」(女性スタッフの一人)。 ハーフのタレント・マイコとゴールインするといわれている妻夫木だが、外にだって相手をする女性はいるだろうに、どうしてエステの女性にお願いしなくてはいけないのか。それも、そんな行為を女の子に暴露されるなんて、よほど嫌な行為を迫ったのだろうか。 ここからは、週刊現代が3本続く。まずは、2020年にマンションが大暴落するという記事。 東京都都市整備局は、都内マンションの行政を司る大本営だそうである。ここが中心となって約1年前、不動産のプロたちを結集して、マンションの2020年問題について話し合う審議会を始めたそうだ。そうして答申をまとめたが、その中の文言が波紋を呼んでいるという。 「空き住戸の増加や管理組合の機能低下等によって管理不全に陥り、スラム化を引き起こす」 「一たびマンションがスラム化すれば、周辺市街地や生活環境における、治安や景観、衛生面での悪化を招き、地域社会における深刻な問題へと発展する」 答申には、マンション危機に警鐘を鳴らす言葉がずらりと並んでいる。 都の人口は2020年にピークを迎えるそうだから、そのことへの危機感があったからではないかとしている。また、全国的に世帯主の年齢が60歳以上のマンションが約5割を占めるなど、マンション住民の高齢化が急速に進展していることが背景にある。 このところ、東京五輪開催に向けてマンション業界は大盛況だが、ブームは五輪終了と共に急速に縮み、価格の値崩れが始まるとみられているようだ。不動産業界では、こんな話が流れているという。 「分譲業者が、外国企業にまとめて売却してしまうと、そのマンションの区分所有者の大半を外国企業が占める(中略)その多くは管理費や修繕積立金について認識が薄く、所有者となってからまったく支払わないなど、深刻な滞納問題が生じている。このままでは管理組合の財政そのものが破綻してしまう可能性がある」 要は、この答申がマンション価格暴落の引き金になると、業界は大慌てのようなのである。『2020年マンション大崩壊』(文藝春秋)などの著書がある牧野知弘氏は、こういう。 「自分のマンションにどんな人が住んでいるか、管理組合がどうなっているか、きちんと把握している人は少ない。管理費の滞納が起き、空き部屋が発生、やがて共用廊下の電気すら消え始めた頃に初めて、自分の住むマンションの危機に気付くわけです。しかし、そのときはマンション価格が暴落の一歩手前。こうした事例が、都会のマンションにも広がりつつある。首都圏郊外では200~300万円でしか売れない物件まで出てきています」 数千万円で買ったものが200~300万円に? えらいこっちゃ! また、都心のあるタワーマンションで、高層部は億ションとなる超優良物件でも、住民たちが頭を抱えるのがマンションのグローバル化だそうだ。 「複数の中国人が高層階の部屋を購入して住みだしたが、日本人住民は生活習慣の違いに唖然。磨き上げられた共用部にたんや唾を吐く、ラウンジスペースで酔って寝る、エレベーター内で飲食をするといった問題行動が頻発している。そこで、管理組合の理事会で話し合おうとしたところ、中国人は、『理事会は中国語でやってくれ』『管理規約を中国語にしろ』などと反発。日本人住民VS.中国人住民の対立がおさまらないまま、今もラウンジスペースでは中国人のどんちゃん騒ぎが響き渡っているというのだ」(現代) 現代はこう結んでいる。 「先に逃げた者ほど被る損は少なくなる。残された時間はすでに少ない」 東京五輪後に土地やマンションなどの価格が暴落するのは、私のようなど素人が考えてもそうだと思う。だが、いま持っている家を売ってどこへ行くのか。去るも地獄、残るも地獄のようだ。 このところ、文春が2週続けてマイナンバーの特集を組んでいるが、あまりにも政府寄りの作りで感心しない。それならば、今週の現代の記事のほうがなんぼかいい。 マイナンバーで「追徴課税」されるというのである。 野田勝也さん(62歳・仮名)は、今年の春に父が亡くなった。その後、父の書斎から埃を被った1kg分の金のインゴットが見つかった。全部で10本、約500万円相当だったという。 彼と弟が150万円分ずつ、母は200万円分を受け取ってすぐに換金した。そうすると「税務調査の実施のお知らせ」が届いた。 マイナンバーで小口のお金の動きが捕捉されるようになって以降、出所不明の入金が当局に監視されているということを、野田さんは知らなかった。 しかもこの場合、申告をしなかったペナルティとして、税額の20%の「無申告加算税」も追徴課税されてしまうそうである。 だが、マイナンバーとは、国民から漏れなく税金を取ろうというシステムなのだから、こんなことは当然なのだ。 「マイナンバーがすべての銀行口座と紐づけられれば、税務当局は端末上で、その人、その家族の資産や納税状況の全体像をいとも簡単に把握することができるようになります。『当局のほうが、当人よりもはるかにその人の資産を知り抜いている』ということが当たり前になるでしょう」(相続に詳しいある税理士) また、税理士の北田朝雪氏はこう付け加える。 「サラリーマンの中には、講演や原稿執筆などで収入を得ている人もいます。これまで税務署は、収入額の少ない人の支払い調書までいちいち確認していませんでしたが、これからは、支払元が支払先の人のマイナンバーを把握しなければならないので、少額のアルバイト気分であっても必ず補足される。副業の収入をポケットに入れて済ませる、ということもできなくなります」 これからは誰がどこにどんな口座を持っているか、当局はマイナンバーを使って見通すことができるのだ。 「彼らが夢見るのは、ありとあらゆるカネの動きが逐一国税局に報告され、毎年、年度末が近付くと全国民に『あなたが払わなければいけない税金は〇〇円です』と書類が届く、税金を取りっぱぐれない世の中だ。現に、国民番号制度を早くから導入済のヨーロッパ各国や韓国では、こうしたシステムがすでに完成している」(現代) マイナンバーとデノミをやれば、国民の虎の子のおカネまで全部透明になり、国にむしり取られるのである。その情報がハッカーによって流出すれば、オレオレ詐欺の被害がどこまで広がるかわからない。嗚呼! ラグビー日本代表のW杯が終わった。4試合で3勝1敗。3勝して決勝に進めなかったのはW杯史上初めてだという。 イギリスでは、ほとんどの新聞がスポーツ面で日本の3勝目を取り上げ、「日本が1次リーグで大会を去ってしまうことは、ワールドカップにとって損失だ」と惜しんでいるという。 スポーツ史上最大の番狂わせとまで言われた、第1戦の南アフリカ戦の大逆転勝利には、日頃ラグビーとは無縁の私のような者でも歓喜の涙を流した。まさに、日本のラグビー新時代が到来したのである。 中でも背番号15、フルバックの五郎丸歩(29)は一夜にして日本はもちろん、世界中のラグビーファンの星になった。 南アフリカ戦では24点を挙げ、サモア戦ではマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれ、サモアチームから最優秀選手の記念の杯を贈られた。 正確なキック、勇猛果敢なタックルは敵の猛者たちを震え上がらせた。PG(ペナルティーゴール)のときのルーティンに見せる手を胸の前で重ねてちょっと首を傾げる仕草は、世界中の子どもたちが真似するようになった。 南アフリカ戦の後、五郎丸はスポーツライターの藤島大氏にこう語ったという。 「勝利は必然です。ラグビーに奇跡なんてありません」 五郎丸の父親は消防士をしていたそうで、熱烈なラグビーファンだった。3歳のとき兄たちの背中を追って福岡の「みやけヤングラガーズ」に入りラグビーを始めたが、自分はサッカーのほうをやりたかったと言っている。佐賀工業高校から早稲田大学。学生時代はスター選手として海外遠征も果たしヤマハ発動機に入った。しかし、最初のトップリーグ公式戦にラフプレーで6週間の出場停止。その頃は、「バッドボーイ」(藤島氏)のイメージもつきまとったという。 2年目のシーズン途中に、会社の経営状態がよくないことを理由にチームが縮小されてしまうが、広報宣伝の仕事をしながらラグビーを続ける。彼は『不動の魂 桜の15番 ラグビーと歩む』(実業之日本社)で、子どものころ、一時期ラグビーからサッカーを始めた。だが、またラグビーを始めたが、サッカーが嫌いでやめたわけではなかったと言っている。「しいて言えば、兄から男だったらラグビーやれよと毎日のように言われていたから、売られた喧嘩は買ってやろうじゃないか、というような気持ちがあったかもしれない」(同著) 次兄の亮には何をやってもかなわなかったが、負けず嫌いの気持ちだけは強かったそうだ。 本の中で、フルバックについてこう書いている。 「フルバックというのは、チームの1番後ろで、抜けてきた相手にタックルする責任も大きい。自分がタックルするだけではない。誰よりも前が見えるポジションだから、チームで後から指示を出すのも大切な仕事だ。そのためには、いつも頭をクールにしておかなければならない。常に周りとコミュニケーションをとって、情報を集めて、最適な判断を下す」 今回のW杯についても、こう決意を語っていた。 「僕たちが目指す2015年ワールドカップ。そこでは、ラッキーの勝利はありえないだろう。自分たちに少しでも隙があれば、無残な敗北を強いられる。それはとてつもなく困難なチャレンジだ。だけどチャレンジは、困難であればあるほどやりがいがある。振り返れば、僕は3歳の時から、目の前の壁に立ち向かい、苦しみながら歩んできた。ラグビーからすべてを学んできた」 エディー・ジョーンズヘッドコーチのしごきともいえるようなハードトレーニングにも耐え、正確なキックを磨いてきた。流した汗で見事な大輪の花を咲かせた。 現代で兄の亮氏が、佐賀工高時代のことをこう話している。 「『僕が正面から当たると、弟はぶっ倒れる。でも立ち上がって何度も向かってきた。その根性と勇気はすごかった』 亮さんが高校3年、歩が2年生で迎えた花園の準々決勝。その年、公式戦2戦2勝の東福岡高に12-58と大敗した。 『自陣ゴール前でキックを空振り、タックルも中途半端。試合中にはほおをひっぱたきました』 兄の高校生活に終止符を打った責任感から泣きじゃくる弟を見て、敗戦の話は封印してきた。 『挫折を糧に積み重ねた自信を感じる。今は尊敬できます』」 早稲田のラクビー部の監督で、現在ヤマハ発動機ジュビロ監督の清宮克幸氏もこう語る。 「『最初で最後のつもりです』と私に言い残して挑んだW杯で南アフリカを撃破し、人生最高の経験をしたでしょう。でも、今の彼ならば、33歳になる19年の日本大会も活躍できる。『五郎丸時代』を作ってほしいですね」 アメリカ戦後のインタビューで、五郎丸は泣いた。夢ではなくなっていた、すぐ手に届くところまで来ていた決勝戦に出られなかった悔しさが襲ってきたのかもしれない。 五郎丸よ、19年の日本で開催するW杯がまだある。そこでまた、君のあのキックを見せてくれ。 ガラッと変わる。「不倫は文化」ならぬ「戦争は文化じゃない」と国会前の安保反対デモで雄叫びを上げ、注目された石田純一(61)だが、新潮によればその「後遺症」は深刻だという。 「テレビ番組を3つキャンセルされました。35年の芸能生活で、こんなのは初めてです。CMもひとつなくなったし、広告代理店を通して、厳重注意も2、3社から受けました。“二度と国会議事堂にデモに行くな”“メディアの前で政治的発言をするな”ってね。でも、世の中のためになることをやりたいと思っているので、“それは受けられない”って回答しました」(石田) その言やよし。テレビや広告の世界はまだ、共産党万歳と叫んで干された前田武彦の時のようなことをやっているのか。石田さん、今度の参議院選に出てはどうかな。テレビや広告会社は、揉み手をして擦り寄ってくるぞ。 今週の第1位は文春の記事。三重県伊勢市で起きた同級生殺人は、誰やらの小説にでもありそうな事件である。 市内の高校に通う3年生の波田泉有(はだみう)さん(18)に「殺してくれ」と頼まれたとして、同級生の男子生徒が自宅から持ってきた包丁で刺し殺したのは、素晴らしいスーパームーンが見られた9月28日の夜だった。 男子生徒は「(被害者が)かわいそうだからやった。救ってあげようと思った」と供述しているという。 2人は2年の時クラスメートで、波田さんは相談に乗ってくれる男子生徒Aを「親友」と呼んで、心を開いていたと文春が報じている。 2人には、それぞれ交際相手がいて「男女の関係ではない」(Aの交際相手の友人)。波田さんには自殺願望が根深くあり「18歳になったら死ぬ」と以前からほのめかしていた。「波田さんの腕にリストカットの痕があったことは、複数の同級生が覚えている」(文春) 何度か家出をして自殺しようと試みたことがあったそうだ。「自分には生きている価値がない」と話す波田さんに、学校側も心配して医療機関を紹介し、それ以降は普通に学校に通ってきていたという。 だが、彼女の自殺願望は消えることがなく、「他人に頼まれると、嫌なことでもやってあげる」(小中学校の同級生)ところのあるAに、自分を殺してくれと頼み、Aはそれを実行した。 精神科医は、彼女が精神的な障害を抱えていたのではないかと指摘している。私の世代では「太宰治症候群」とでも呼びたくなるものがあったのであろうか。 その医師は、彼女から常日頃、殺してくれと頼まれていたAは「洗脳状態」にあって、それがために実行してしまったのではないかと推測している。 夕暮れ、2人は虎尾山を上っていった。頂には日露戦争の戦没兵士を慰霊する記念碑が建っている。最近は地元の作家・橋本紡氏が書いた恋愛小説『半分の月がのぼる空』の舞台になったことから「恋愛の聖地」と呼ばれているそうである。 文春によれば、Aが波田さんの左胸深く包丁を突き立てたのは、午後5時10分頃のことだったという。Aもその後、死を意識した。だが、しばらくして友人にLINEで居場所を伝えた。 「死にきれず、山中で放心状態だったAは当初、波田さんの遺体に誰も近づけようとしなかったという」(文春) 「生を愛するが故に死を恐れる思想は欺瞞であり、生の苦痛を征服し、自殺する勇気をもった新しい人間こそ、自ら神になる」(ドストエフスキー『悪霊』より) 彼女は神になったのか。18歳で日光の華厳滝に飛び込んで死んだ藤村操は傍らの木に「巌頭之感」を書き残した。20歳で自殺した高野悦子は遺書『二十歳の原点』(新潮社)を残した。波田さんは、何を書き残したのであろうか。 (文=元木昌彦)『週刊文春(10/15号)』(文藝春秋)中吊り広告より
「06連載」タグアーカイブ
“寿司”“ワサビ”も使用禁止!? 韓国政府の異常な日本語撤廃政策に「ハングルのほうがわかりづらい!」
韓国において毎年10月9日は、「ハングルの日」で休日となっている。朝鮮王朝第4代国王・世宗が1446年のその日、ハングルを公布したことがその由来だ。そんな10月9日に韓国海洋水産部は、魚市場や刺身店など水産物を扱う現場から、日本語をそのまま使った日本式単語を撤廃する意向を明かした。 そもそも韓国には「トンカツ」のように、日本語をそのまま使った単語が少なくない。特に水産物に関連する単語は、日本式が数多く存在する。「刺身」「寿司」はもちろん、「ワサビ」「マグロ」「イカ」「アナゴ」「アジ」なども、そのまま日本語を直読みして使われるケースが多いのだ。刺身は「センソンフェ」、寿司は「チョパプ」、ワサビは「コチュネンイ」とハングル単語もあるのだが、魚市場などでは日本式単語のほうが定着しているという。 水産物関連の単語に日本語が多いのは、韓国の水産業が日本の影響を受けたからにほかならない。1953年に韓国が制定した「水産業法」も、日本の「漁業法(49年)」を“模倣”して作られているという。 例えば、日本の漁業法の第1章・第1条(目的)は「この法律は、漁業生産に関する基本的制度を定め、漁業者及び漁業従事者を主体とする漁業調整機構の運用によって水面を総合的に利用し、もって漁業生産力を発展させ、あわせて漁業の民主化を図ることを目的とする」となっている。対する韓国の水産業法の第1章・第1条も、「この法律は、水産業に関する基本制度を定め、水産資源と水面を総合的に利用し、水産業の生産性を高め、水産業の発展と漁業の民主化を図ることを目的とする」と、内容どころか文面さえも酷似している。模倣ではなく、もはやパクリといってもいいレベルではないだろうか。 韓国海洋水産部は、10月31日まで「国民への海洋水産用語“純化”公募展」を開き、日本式単語の中からハングルに変えるべき単語を選定。さらに、ハングル単語が定着するように、職員や傘下機関を対象に教育していく方針だという。 日本語撤廃に異常な執念を見せているわけだが、国民の支持はまったく得られていない。ネット民たちは、「ワサビをコチュネンイと言ったら、わからない人のほうが多いだろ」「日本人もキムチはキムチと呼ぶ。何がいけないの?」「日本の料理である寿司をチョパプと呼ぶほうがおかしい」「寿司はほかの国でもSUSHIと呼ぶことを知らないのか」「日本語はすべて悪なのか」と、国家行政機関の迷走ぶりにあきれ果てているようだ。 日本統治時代の文化の名残として、徹底的に日本語由来の単語を撤廃しようと政府レベルで躍起になっている韓国。世界の常識からも、国民の感覚からも大きく外れていることだけは間違いないだろう。イメージ画像 Photo By Hajime NAKANOl from Flick.
“寿司”“ワサビ”も使用禁止!? 韓国政府の異常な日本語撤廃政策に「ハングルのほうがわかりづらい!」
韓国において毎年10月9日は、「ハングルの日」で休日となっている。朝鮮王朝第4代国王・世宗が1446年のその日、ハングルを公布したことがその由来だ。そんな10月9日に韓国海洋水産部は、魚市場や刺身店など水産物を扱う現場から、日本語をそのまま使った日本式単語を撤廃する意向を明かした。 そもそも韓国には「トンカツ」のように、日本語をそのまま使った単語が少なくない。特に水産物に関連する単語は、日本式が数多く存在する。「刺身」「寿司」はもちろん、「ワサビ」「マグロ」「イカ」「アナゴ」「アジ」なども、そのまま日本語を直読みして使われるケースが多いのだ。刺身は「センソンフェ」、寿司は「チョパプ」、ワサビは「コチュネンイ」とハングル単語もあるのだが、魚市場などでは日本式単語のほうが定着しているという。 水産物関連の単語に日本語が多いのは、韓国の水産業が日本の影響を受けたからにほかならない。1953年に韓国が制定した「水産業法」も、日本の「漁業法(49年)」を“模倣”して作られているという。 例えば、日本の漁業法の第1章・第1条(目的)は「この法律は、漁業生産に関する基本的制度を定め、漁業者及び漁業従事者を主体とする漁業調整機構の運用によって水面を総合的に利用し、もって漁業生産力を発展させ、あわせて漁業の民主化を図ることを目的とする」となっている。対する韓国の水産業法の第1章・第1条も、「この法律は、水産業に関する基本制度を定め、水産資源と水面を総合的に利用し、水産業の生産性を高め、水産業の発展と漁業の民主化を図ることを目的とする」と、内容どころか文面さえも酷似している。模倣ではなく、もはやパクリといってもいいレベルではないだろうか。 韓国海洋水産部は、10月31日まで「国民への海洋水産用語“純化”公募展」を開き、日本式単語の中からハングルに変えるべき単語を選定。さらに、ハングル単語が定着するように、職員や傘下機関を対象に教育していく方針だという。 日本語撤廃に異常な執念を見せているわけだが、国民の支持はまったく得られていない。ネット民たちは、「ワサビをコチュネンイと言ったら、わからない人のほうが多いだろ」「日本人もキムチはキムチと呼ぶ。何がいけないの?」「日本の料理である寿司をチョパプと呼ぶほうがおかしい」「寿司はほかの国でもSUSHIと呼ぶことを知らないのか」「日本語はすべて悪なのか」と、国家行政機関の迷走ぶりにあきれ果てているようだ。 日本統治時代の文化の名残として、徹底的に日本語由来の単語を撤廃しようと政府レベルで躍起になっている韓国。世界の常識からも、国民の感覚からも大きく外れていることだけは間違いないだろう。イメージ画像 Photo By Hajime NAKANO from Flick.
現代版の公開処刑!? 中国で相次ぐ「死刑囚の最期」密着報道、当局の狙いとは……
今年6月、中国で違法薬物の売買に関わったとされる60代の日本人男性に、死刑が執行されたことは記憶に新しい。1972年の日中国交正常化以降、中国で処刑された6人目の日本人となった。しかし、年間数千件という世界一の死刑執行件数を誇るこの国にとって、ひとりの死刑囚の死など、注目に値しないありふれた出来事なのかもしれない。中国で死刑囚が注目されるのは、ネットやテレビで、死刑執行直前の様子が報じられるときくらいである。 9月25日付の「中国新聞網」が、ある死刑囚の刑執行前の15時間に密着した記事を掲載した。顔を覆われ、後ろ手に縛られて刑場へと連行される楊死刑囚
2013年4月、当時37歳だった楊朝全死刑囚は窃盗目的で侵入した家の住人に見つかり、その住人を果物ナイフで殺害する事件を起こした。その後、最高人民法院(最高裁判所)にて強盗殺人の罪で死刑判決が下された。楊死刑囚がこの家から盗み出した物は、わずか200元(4,000円)の現金と、電動ひげ剃りだった。 死刑執行前日の9月17日、楊死刑囚はいつもと変わらない様子で本を読んだり、ほかの囚人とトランプを楽しんだという。翌日の死刑執行日18日午前9時、最後の面会に楊死刑囚の家族がやってきた。楊死刑囚は痩せこけた白髪の両親の姿を見るなり大声で泣き始め、両親に謝罪した。兄には、年老いた両親の面倒を見るよう伝えた。面会時間が終わり、面会室を去る両親の後ろ姿を見るや楊死刑囚は泣き崩れ、「もし生まれ変わったら、真人間になる」と何度もつぶやいた。 正午に提供された昼食に一口だけ手を付けて終えると、記者に最期の言葉を語った。 「後悔するのが遅すぎた。後悔することが多すぎた。小さいころから勉強もせず、万引ばかりしていた自分が悔しい。結婚して家庭を持ちたかった。あの日、強盗して殺してしまったおじいさんに申し訳ない」 その後、楊死刑囚は、同室だった囚人たちと最後に面会したいと刑務官に申し入れるも、却下。この日の午後1時、死刑は執行された。執行方法は不明だが、銃殺か薬殺のいずれかである。執行直前、両親に面会すると大声を上げて泣いたという楊死刑囚。格子越しに最期の言葉を交わす
中国では、死刑執行直前の囚人の様子が、メディアによって公開されることが少なくない。タイのメコン川で中国の輸送船を襲い、乗組員13人を射殺して13年に死刑となったタイ国籍の主犯格4人のケースでは、死刑執行前に各テレビ局が特別番組を編成し、執行時刻のカウントダウンが行われたほどだ。死刑執行が事後公表される日本とは、対照的である。 中国当局が、死刑囚の最期の瞬間をメディアに報道させる思惑について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏はこう話す。 「当局は、『司法の透明性を高めるための情報開示のひとつ』などとしていますが、本当の狙いは見せしめによる犯罪抑止効果です。中国では08年の北京五輪直前に、対外イメージ改善のために廃止されるまで、公開処刑が行われていた。いまメディアによって死刑囚の最期を報道させるのは、まさに公開処刑の代わりなんです」 ちなみに中国では、冤罪と疑われる死刑執行も数多い。無実でありながら死刑に処される上、そのさまをさらされたのでは、たまったものではない……。刑務官に刑の執行を宣言される
上海在住美女の“男性同居人”募集に応募殺到!? 条件は「私と週3回ヤルこと」!
中国では賃貸アパートを探す際、不動産屋を回ったりせず、専用サイトで検索して見つける人も多い。特に部屋の大家が直接募集している場合は不動産仲介料が不要になるので、人気も高い。 中には、マンションの1室を借りている人がルームメイトを募集するケースもある。先日、「赶集網」という不動産や中古品の売買、求人情報などが集まった中国の大手サイトの「ルームメイト」募集ページで、上海市内に住む若い女性が写真付きでマンションのルームメイトを募集していることが判明。その“条件”を見た世の男たちが狂喜乱舞したことは言うまでもない。台湾のニュースサイト「東森新聞雲」(9月24日付)などが伝えた。口元が隠れているのでよく見えないが、かなり美女のようにも見える
その条件とはズバリ、「男性限定、毎週必ず私と3回以上関係を持つこと」。募集ページを見ると、そのマンションは上海の中心地からほど近いところにあり、2ベッドルームで、家賃は8,500元(16万円強)というから、そこそこ高級な物件のようだ。 この女性によると「もともとは友達と一緒に住んでいたんだけど、その友達が故郷に帰って結婚しちゃったから、余ったベッドルームを貸し出すことにしたの」だという。 ベッドルーム1室の家賃は4,000元(約7万6,000円)。条件は男性限定以外に、昼間の会社勤務ということも挙げている。「夜間勤務の人は電話してこないで」「仕事の収入は安定していることが必須」「借りるお金がないなら寄ってこないで」「不動産屋も寄ってこないで」「見た目がよくない人も寄ってこないで」という、かなり上から目線だ。 とはいえ、写真で見る限りは、若くてそこそこキレイな女性のようだ。こんなコと週3回もヤレるなら、4,000元は高くない。条件が合うなら、思わず電話してしまいそうだ。男性ルームメイト募集のページ。家具、エアコン、ブロードバンド、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、給湯器と、生活に必要なものはすべてそろっているようだ
この衝撃的募集が中国版Twitter「微博」で広まると、話が一気に盛り上がり、「すぐ電話する!」などと言いだす人も。とはいえ、さすがに話ができすぎているので、「“釣り”じゃなければ詐欺だ」という人もおり、「色に惑わされて金を騙し取られるな!」と警告する人も。 この募集ページ、もう借り主が決まってしまったのか、はたまた釣り広告で、それが大きく取り上げられてしまったためか、数日後には削除されてしまい、現在は見ることができない。 「詐欺でも釣りでもないとしたら、この女性は結婚相手を探しているだけなのかも。応募者を面接して、収入の安定したイケメンをふるいにかけ、あわよくば妊娠でもすれば男は責任を取ってくれる……。頭のいい女性じゃないかと思いましたよ」(上海市に住む日本人留学生) ただし、筆者の経験からすると、掲載されている携帯電話番号にかけても「この物件はもう決まりましたので、ほかの物件をご紹介しますよ」とか言われるのがオチだろう。募集をよく見ると、連絡先の名前の後ろに経紀人(仲介業者)と書かれているのが証拠だ。 とはいえ、もしこれが釣りでも詐欺でもない本当の話だったとしても、相手はおそらく高ビーで性格のキツい上海女性。夜のお相手だけにとどまるはずもなく、食事の用意から皿洗い、掃除までやらされるのがオチであることは間違いない。 (文=佐久間賢三)こちらがベッドルーム。黄色っぽい照明が、なんとも思わせぶり
似ているのか似ていないのか――7年ぶり2度目の「ヨン様岩」拝観
渋谷のスクランブルで、あるいは砂漠の真ん中で、偶然ヨン様に出会ったら、韓流ドラマに詳しくない人でも即座に彼とわかるのではないか。 元祖韓流スターとしてあまりに有名すぎる、「ヨン様」ことペ・ヨンジュン(たった今、ワードが「裴勇俊」と一発で変換してくれたので驚いた)。2002年の『冬のソナタ』出演から10年以上たち、メディアへの露出は少なくなったが、今夏の結婚報道でファンが現地に駆けつけるなど、そのカリスマ性は衰えることがない。 そんな世界的スターの名を持つ岩「ヨン様岩」が、ソウル市の郊外・九里(クリ)に存在する。これは、誰かが造った石像などではない。自然そのままの100%岩、それがヨン様岩だ。韓流スターの頂点を極めたヨン様と、素朴すぎる岩のコラボなんて、ちょっと反則ではないか。 ヨン様岩は、標高287メートルの峨嵯山(アチャサン)の山肌に存在する。そのすぐそばには、ヨン様が出演したドラマ『太王四神記』の撮影現場となった「高句麗鍛冶屋村」というテーマパークがあり、ファンは合わせて観光することに。かくいう私も、08年のオープン当時に訪れたことがあり、今回は7年ぶり2度目のヨン様岩拝観となった。 ソウル市内から地下鉄とバスを乗り継ぎ、1時間ほどで高句麗鍛冶屋村へ。ここはドラマ撮影時のセットが保存されており、ヨン様ファンはもちろん、コスプレイヤーが撮影に使っても楽しめそう。ただ、7年前は久石譲作曲のドラマテーマ曲が場内に延々と流れていたものだが、そんな景気のよさは見られなくなってしまった。施設の老朽化も確実に進んでいる。ヨン様岩だそうです(掲示されていた観光地図より)。
ジブリやムーミンの世界に「恨」をミックスしたような撮影セット。
なお、このテーマパーク内にも、ヨン様岩を確認できるスポットがあるのだが……
高句麗鍛冶屋村の見学をぬるりと終えた後は、いよいよヨン様岩のほうへ。岩が最も顔らしく見える場所へは、登山道を100メートルほど歩く必要がある。周辺には登山ファッションで身を固めたおじさんたちが多いが、そこまで準備しなくても岩拝観には問題ない。 登山口には、さっそくヨン様岩の説明が書かれている。問題の岩は「高句麗鍛冶屋村で撮影された『太王四神記』の主人公に似ているとして『ヨン様岩』とも呼ばれている」とのことだ。ここからは顔には見えない。てゆうか、木が邪魔で何も見えない。
ここからヨン様岩へ。「峨嵯山の大岩顔」という名も。
ところでここに来るまでも、何度もヨン様岩の写真を見てしまい、すでにおなかいっぱいなのだが、果たしてこの岩、本当にヨン様に似ているのだろうか? ヨン様といえば私などは、眼鏡とマフラーのイメージがあり、岩の写真を見てもいまいち結びつかないのだが、担当者が「似ている」と力説するのだから似ているのだろう。迷いを捨てて、先へと急ぐ。 森に覆われたガチな登山道を歩くこと5分、ついにヨン様岩が登場!登山道入り口にあった説明(下線筆者)。しかもパワースポットだとのこと。
デッキの向こうに……
確かに人の顔にそっくりな岩は不思議ではあり、パワースポットといわれるとお得な気もしないでもないが、それだけである。通りがかる登山客も、デッキで少し休んでは、先に進んでいく。 そして実物を前にしても、どのあたりがヨン様に似ているのか、いまいちよくわからない。チェ・ホンマンにも似ている気が……。誰に似ているか悩みつつ見れば見るほど、ただの岩のようにも思えてきた。そこにあった説明文をあらためて読むと、ヨン様岩だ!
っておい、いきなり弱気になってどうする。 説明によると、『太王四神記』撮影時に見つかったことが、ヨン様岩と呼ばれる大きな要因のよう(ちなみにヨン様がこの岩を見にここまで来たという情報は、ネットにも見つからない)。まあ、担当者が「似ているような感じもする」と言うのだから、そうなのだろう。 私は7年ぶりにここを訪れたのだが、セット場や看板はどんどん色あせていく一方で(前回訪れた時は、ヨン様岩のデザインがあしらわれたハンカチなど「ヨン様岩グッズ」がテーマパーク内で販売されていたのだが、残念なことに今回は見つからなかった)、ヨン様岩はまったく変わりないことに安心した。さすが、岩である。 そんな岩の姿に、衰えることのないヨン様のカリスマ性を見たような気がした。 ●高句麗鍛冶屋村 住所 京畿道九里市牛尾内キル41(峨川洞316-47) (文・写真=清水2000)「ペ・ヨンジュンに似ているような感じもする」
合理的な中国人に“超大型お見合いパーティー”大ウケも、ビンボー男に用はなし!?
富豪男性による、大掛かりな“花嫁オーディション”から、結婚適齢期の子どもを持つ親が毎週日曜日に公園に集まって行われる「代理お見合い」まで、さまざまな形態の婚活イベントが開催されている中国。そんな婚活業界に、新たな潮流が巻き起こっている。 だだっ広い広場に設けられたステージの前に集う、大勢の老若男女。一見すると祭りか何かのようだが、これは9月に山東省★沢市(★=草かんむりに河)で行われ、数千人が参加したという超大型お見合いパーティーの模様だ。もともとは、20代の男女が参加するパーティーであったはずだが、実際には参加者の親や家族も駆けつけ、会場の座席やテーブルは彼らに占領されてしまった(「新浪新聞網」より)。9月に山東省で行われたお見合いパーティー。婚活者よりも家族のほうが多い気が……。
同様のイベントは、浙江省杭州市や江蘇省南京市などでも開催されており、お見合いパーティーの巨大化はひとつのムーブメントとなりつつある。 その背景について、中国在住フリーライターの吉井透氏はこう話す。 「婚活においても、中国人はどこまでも合理的。ヘタな鉄砲じゃないですが、できるだけ多くの人と一度に会ったほうが、理想に近い人物とマッチングできる可能性が高いと、男女ともに考えています。大型お見合いパーティーは、そんなニーズをくみ取って流行している」浙江省で8月に行われた婚活パーティーでは、女性がメイクを落とし、スッピンを披露するというコーナーも。
しかし、現在も婚活中という北京市在住の30代の男性は、こう切り捨てる。 「中国では、女性より男性のほうが結婚は難しいですよ。人口から見ても、男性のほうが女性より圧倒的に多いですから。特にこうしたお見合いパーティーに参加するような女性は、男性の外見よりも資産を重要視している。最近では、プロフィール用紙に、所有する車の車種まで書いて金持ちアピールする男もいますよ。条件的に下位に属する男は、お見合いパーティーでどんなに多くの女性に会っても、結婚することはできない」 逆にいえば、経済的条件にこだわらなければ、イイ男が売れ残っている可能性もあるということか……。日本で理想の相手が見つからない女性は、海を越えて参戦してみるのもアリ!?こちらは南京市で行われた婚活パーティーの様子。女性がいかにもサクラ風だ。後ろのロボットヒーローは、いったい……。
独裁政権時代の遺産か……ソウルで見つかった「秘密の地下シェルター」に深まる謎
約40年もの間、韓国・ソウルの地下で眠っていた秘密のシェルターが、ついに一般公開された。ここは、2005年に行われた汝矣島(ヨイド)バス乗り換えセンター建設中、地下7~8メートル地点で偶然見つかったという。発見されるまで誰一人、存在を知らなかったこの場所は、1970年代の朴正煕元大統領時代に造られたと推測されるだけで、すべてが謎に包まれている。誰がいつ、なんの目的で作ったのか、一切記録は残っていない。 後に「汝矣島地下秘密シェルター」と名付けられたここは、全体で約793平方メートル。3つの出入り口が存在する。発見時、VIPルームと思われる部屋には、当時は高価だったであろう虎の毛皮のソファーが置いてあり、今回の一般公開でもそれを再現。トイレやシャワー施設も設けられており、かなり金がかけられたことがわかる。「シェルターの建設は政府レベルで行われた」というウワサ話も、あながち間違いではなさそうだ。 一般公開に踏み切ったソウル市は、地下シェルターが造られたのは1977年前後と推測。市が管理する航空写真を確認すると、76年11月の航空写真には写っていないシェルターの入り口部分が、翌77年11月の写真には写っていたからだ。そのため、シェルターの目的としては、「1977年の“国軍の日”(毎年10月1日)の行事の際に起こり得る、不測の事態に備えるため」という説が、もっとも有力視されている。 その3年前の74年8月15日、朴元大統領は暗殺の危機に遭遇しているが、その時、外れた銃弾が妻の陸英修(ユク・ヨンス)氏に命中。愛する妻を亡くし、命の危険を感じた朴大統領が、警護用の秘密シェルターを造り上げたとしても不思議ではない。事実、国軍の日に査閲式が行われる場所と地下シェルターの位置が正確に一致している。もしこの説が本当なら、このシェルターは“韓国の独裁政権時代の遺産”ともいえるだろう。 ネット上には、「新たな都市伝説になりそうだな」「絶対行ってみよう」「シェルター建設の真実が知りたい」といったコメントが相次ぎ、謎のシェルターについて、みな興味津々。 ちなみに、この汝矣島以外にも、韓国にはいくつか地下秘密シェルターが存在するといわれている。主に北朝鮮からの攻撃やクーデターに備えて造られたシェルターで、その場所も国家機密として一部の人にしか知らされていない。今回のように、シェルターを一般市民に公開するのは初めてのことだ。 ソウル市によると、10月10日から11月1日までの期間限定で一般公開した後、原形を保ちながらリノベーションを行う予定だという。05年に発見されて以降、施設化するなどいろいろな話があったが、収益などの問題ですべて破談に。13年にはソウルの未来遺産に指定されたが、管理・活用がうまくいかず、ほぼ放置された状態で現在に至った。 ネット上には「リフォームして、もし戦争になったら、そのまま使えるようにすればいいのに」というやけに現実的な意見もあるが、とりあえず今後はアイディアを募集、市民のための文化空間として来年の10月に完全オープンさせることが目標らしい。韓国に新たな都市伝説、いや、観光スポットの誕生である。 (文=李ハナ)
うなぎなのか、たいなのか!? 愛と情熱さえ感じる県民魂「うなぎたい焼き」
そもそも、「うなぎ」なのか「たい」なのか? 「うなぎたい焼き」と聞いて、すぐに正確なフォルムと調理法を想像できる人はいるだろうか? たい焼き生地の中にかば焼が入ってるのを思い浮かべた人、残念でした。正解は、もちろん上の画像だ↑ たい焼きの型に入れるのは、水で溶いた小麦粉じゃなくてご飯。その中に入れるのは、あんこじゃなくて鰻のかば焼なのだ。しかも、ご飯にはかば焼のタレをしみ込ませていて、さらに香ばしく焼き上げているもんだから、それだけでもめっちゃうまい! 山椒の粉をパラパラと振りかけ、ひとくちかじりつくと、甘くて辛くてしょっぱいタレご飯の風味が口いっぱいに広がり、そのあとにかば焼の香ばしさが追いかけてくる……。たい焼き生地じゃなくてご飯、あんこじゃなくてかば焼を入れたうなぎたい焼き。ちゃんと山椒が付いてる。
どうよ、もうヨダレたまってきたんじゃない? お店のお姉さんが言う通り、ワンハンドでうな丼食べながらぶらり三島散歩ができるというもの。 でも待てよ、これって、たい焼きじゃなくて、おにぎりでもイケるんじゃないの!? って思った人、また正解! 同店ではちゃんと「うなぎおむすび」も販売している(220円)。 うなぎの養殖で有名な浜名湖は、同じ静岡県内でも西の端なのに、東の端の三島でもうなぎが名物って、しぞーか県民はよほどうなぎ愛が大きいんでしょう。「うなぎパイ」よりもオトナなたい焼きデ・シ・タ。たっぷりしみ込んだタレで、ご飯だけでもイケる。
すみの坊三嶋大社前店「うなぎたい焼き」540円 インパクト ☆☆☆ 味 ☆☆☆ 店 ☆☆☆店は三嶋大社のすぐ目の前。
(写真・文=よしよし)しぞーか県民のうなぎ愛はここまで! ちなみに味はフツーのコーラだった。
「いくらなんでも雑すぎる!」大胆なニセ証明書で無料入園を迫る男に中国中が失笑
今年も10月1日から始まった、中国の建国記念日にあたる国慶節の大型連休中。日本はもとより世界各地に中国人旅行客が押し寄せ、国内でも帰省する人など13億人の大移動となった。そんな中、あまりのくだらなさに中国ネット民を震撼させる事件が起きた。 「法制晩報」(10月4日付)などが伝えたところによると、陝西省西安の野生動物園に“国連職員”を名乗る男が現れ、無料での入園を迫ったという。男が見せたのは「国連安全保障部隊総司令部 特別通行証」と書かれた証明書で、職務は「執行官」。「この身分証の所有者は中国共産党中央国務院の特別な任務を代表しており、よって関係部門はその任務の遂行を補助し、その任務を阻止するいかなる者も法律および党の規則により制裁を受ける」という一文も書かれている。 証明書の作りが雑だったせいか、ガードマンは即座に偽造と見破った。まず、発行日が男の生年月日よりも2年も早い。そして、そもそもヌボーっと佇む男はどう見てもただのオッサンで、とても国連職員には見えない。警備員はすぐに警察に通報、男は連行された。調べによると、男は河南省に住む農民で、証明書は数十元で買ったニセ物と判明した。 あまりにトホホな事件に、日ごろ「だから中国人はダメなんだ」と自虐的なコメントばかりの中国ネット民も「ハハハ、面白すぎる!」「や、これはすごい!」「まずは自分の顔を鏡で見てみて!」などと純粋に面白がる始末だ。 しかし、中国においてこの手のニセ証明書はニセ札同様、多く流通している。 最もニーズが高く、広く流通しているのが大学の学生証だ。ニセ学生証の使用者の多くはすでに大学を卒業した20代で、大学時代に享受した特権が恋しくて……という理由が大半のよう。まず、長距離列車やバスの切符などは学生用の半額チケットが買える。観光スポットでも同様で、成人の半額程度だ。さらに、映画のチケットなどでも学割が効く……といった具合に活用できるためで、長期休暇の前に欲しくなってしまうらしい。国連職員の身分証明書なのに、なぜか中国語しか書かれていない。発行日が生年月日より2年も早かったという。おいおい……
「中国江蘇網」(14年7月付)によると、大卒後2年もたった25歳の男性が30元(約600円)でニセ学生証をネットで購入し、各地の観光スポットを訪問したが「ちらっとしか見ないので、ほとんど見破られなかった。ただ、1カ所では呼び止められて身分証(18桁の個人番号が入った居民身分証)も提示するように言われたので、その時はあきらめた」と語っている。中国の学生証はICチップ内蔵カードなどではなく、昔ながらの証明写真を直接糊で貼って印を押したものが主流なので、ニセ物が作りやすいのも理由のようだ。 上海市に住む、中国在住20年の日本人は言う。 「中国国内を長期旅行する日本人の間でも、ニセ学生証は半ば必須アイテムと化していた時期もありましたね。結構、どこでも買えたんです。貧乏旅行の場合、なんでも半額になるのは大きいですよ」 なお、当然のことながら、最近は取り締まりが厳しくなっている。ニセ証明書の使用は10~15日の拘留、もしくは1,000元(約2万円)以下の罰金だそうだ。今後、どんなアホでマヌケなニセ証明書で我々を楽しませてくれるのか、少し楽しみではある。 (取材・文=ルーシー市野)防犯カメラに映った男。どう見ても、平均的な内陸部出身のオッサンだ


























