【バラエティ編はこちらから】 2015年のドラマを振り返る際、真っ先に挙げなければならないのは『下町ロケット』(TBS系)だろう。多くのドラマが視聴率1桁台と2桁台の境目でもがいている中、20%超えする回もあるなど、高視聴率を獲得。いわば、ひとり勝ち状態だった。 これには、さまざまな要因がある。中でも大きいのは、伊與田英徳プロデューサー&福澤克雄演出というチームの完成度が、いよいよ円熟されたということだろう。吉川晃司や立川談春、今田耕司といった、意外で新鮮味のあるキャスティングを勧善懲悪のわかりやすい物語と特徴的な演出で生かしている。 そんな2015年のドラマを、視聴率とは別に振り返ってみたい。 ■今年の一本 2015年の1本を選ぶならば、『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)ではないだろうか。杏と長谷川博己を主演に迎えた「月9」ドラマ。だが、古沢良太が脚本を担当しているだけに、一筋縄ではいかない恋愛ドラマだ。 自称「高等遊民」を名乗るニートの谷口(長谷川博己)と「リケジョ」で徹底した合理主義の依子(杏)は、共に恋愛を否定する「恋愛不適合者」。彼らの会話がそのまま恋愛ドラマへの批評にもなっていて、にもかかわらず、恋愛ドラマの代名詞ともいえる「月9」で放送しているのが痛快だった。 しかも、古沢が巧みなのは、それを王道の恋愛ドラマのフォーマットの中で描いていることだ。恋愛を否定する者同士が価値観をぶつけ合わせながら、拒絶したり受け入れたりする。それは、まさに「恋愛」そのものだ。 さらに『デート』は、「2015夏 秘湯」として続編のスペシャルドラマを放送。連ドラ版で恋人同士になった後の、プロポーズして結婚するまでを描いた。「2015夏」とサブタイトルがついているからには、今後「2016」「2017」……と新婚編、出産編、子育て編と長く続いてほしい作品だ。 また『ど根性ガエル』(日本テレビ系)は、河野英裕プロデューサー&岡田惠和・脚本のコンビがこれまで作ってきたドラマの集大成のようだった。松山ケンイチはもとより、満島ひかりのピョン吉役(声)、「~でやんす」という口調にまったく違和感がないという勝地涼などのキャスティングも見事だった。今後、同じ座組・キャストでシリーズ化してほしいドラマだ。 ■何かに特化する「潔さ」 今年放送されたドラマでは、LGBTやジェンダー問題がテーマのひとつとして作られている作品が目立った。 その大きな成果が、『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)だろう。第1話ではあり得ないようなセクハラ&パワハラシーンが描かれ、その極端ともいえる男性の描写に賛否を巻き起こしたが、それだけ現実のハラスメントが深刻である裏返しだろう。本作はギャラクシー賞の月間賞も獲得したが、その票を投じたのが全員女性委員だったという話が象徴的だ。 ほかにも、『エイジハラスメント』(テレビ朝日系)はジェンダー問題そのものを主題に扱った作品だし、『表参道高校合唱部!』(TBS系)や『偽装の夫婦』(日本テレビ系)などには、LGBTの人物が当たり前のように登場している。 また、「潔さ」というのも、今年のドラマの特徴のひとつだろう。何かに特化し、ほかの部分には目をつぶっても、その特化した部分だけは丁寧に描くという「潔さ」だ。前述の『表参道高校合唱部!』や『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系)などは、出演者のキラキラした魅力を引き出すことに特化していたし、『エンジェル・ハート』(同)は原作の動きやカットを忠実に再現することに特化していた。王道のコメディを追求した『釣りバカ日誌』(テレビ東京系)も、その部分以外は切り捨てる「潔さ」が心地よかった。また『下町ロケット』は、いかにカタルシスを生み出すかに特化し、勧善懲悪に回帰する潔さがあった。 ■新世代の役者陣の活躍 役者陣では、10代後半から20代の実力派若手俳優の活躍が目立った。 『問題のあるレストラン』でそろい踏みした松岡茉優、高畑充希、二階堂ふみが象徴的だ。ここで描かれた美しい3ショットは今後、記念碑的なものになるであろう予感に満ちていた。特に松岡茉優は『コウノドリ』(TBS系)、『She』(フジテレビ系)など、多数のドラマに出演。それにとどまらず、バラエティ番組でも活躍した。同様にバラエティの出演も印象的だった清水富美加は、『まれ』(NHK)でヒロインを凌駕する印象を残し、『となりの関くんとるみちゃんの事象』(TBS系)や『コウノドリ』でコメディもシリアスもできることを見せつけ、ドラマ要素の強いコント番組『SICKS』(テレビ東京系)でも、ものすごい量のオタク用語がちりばめられた早口のセリフを完璧に、自分の言葉のように演じてみせた。 ほかにも『She』、『ドS刑事』(日本テレビ系)、『ちゃんぽん食べたか』(NHK)、『表参道高校合唱部!』、『テディ・ゴー!』(フジテレビ)、『監獄学園』(TBS系)と数多くの作品に出演し、さまざまな役柄でそれぞれ印象的だった森川葵の仕事っぷりもすさまじかった。 男性俳優の中で出色だったのは、菅田将暉だ。『民王』(テレビ朝日系)では、遠藤憲一とのダブル主演を張り、『ちゃんぽん食べたか』や『二十歳と一匹』(NHK)でも主演、『問題のあるレストラン』でも好演し、果ては『誰も知らない明石家さんまの真実を暴く! 史上最大のさんま早押しトーク』(日本テレビ系)内のミニドラマ『小岩青春物語』で、若き明石家さんま役も見事に演じた。 窪田正孝もすごかった。もともと実力は評価されてきたが、『アルジャーノンに花束を』(TBS系)で主人公の先輩役で強烈な印象を残すと、ついに『デスノート』(日本テレビ系)で主演。原作とは一味違う、人間味あふれる夜神月像を鬼気迫る演技で作り上げた。また子役時代から天才といわれ活躍し続ける神木隆之介も、飄々としたキャラで再び注目を浴び、『サムライせんせい』(テレビ朝日系)ではチャラい坂本龍馬を演じ、さらに飛躍した年だった。 ■総括 2013年の『半沢直樹』の成功の影響もあって、今年は同じスタッフが作る『下町ロケット』はもとより、「顔」のアップが目立ったドラマが多かった。『下町ロケット』も高視聴率を獲得したことで、この傾向は今後も続くのではないだろうか。一方で、それとはアプローチが異なったのが、ピエール瀧の「顔」を印象的に撮った『64』(NHK)だ。こうした新機軸のドラマも、今後増えていってほしい。 また余談だが、今年は震災や戦後の節目の年だったこともあり、それぞれの特別ドラマやドキュメンタリーが数多く制作された。中でもNHKの戦後ドキュメンタリーは現場の意地を感じられるものばかりで、70年たった今でも新しい切り口があることを知らしめた。また同じく戦後70年をテーマにしたアニメ『団地ともお』もレギュラー回の雰囲気そのままに、戦後の問題を浮き彫りにした名作だった。 アニメでいえば、『おそ松くん』を“リメイク”して破壊した『おそ松さん』(テレビ東京系)がアニメ界にとどまらない大きな話題を呼んでいる。同じリメイクものでも対極のアプローチで、真正面からリメイクした『ルパン三世』(日本テレビ系)もハイクオリティだ。また『俺物語!!』(同)も、思わず「好きだ!」と叫びたくなる愛おしい作品だった。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『デート ~恋とはどんなものかしら~』フジテレビ
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小学校入学前に初体験する女子も……? 低年齢化する韓国中高生の性経験と、高まる性病リスク
韓国で、中高生の性にまつわる驚きの研究結果が発表された。延世大学の研究チームは、男女中高生たちの実態を調べた青少年健康形態オンライン調査(2007~13年)の資料を分析し、その結果を12月24日に発表した。 それによると、52万6,857人の回答者のうち、セックス経験者は2万2,381人。全体の4.25%で、彼らの初体験年齢は、平均すると男子15.2歳、女子14.7歳となった。日本でも世代が若くなるにつれて初体験の低年齢化が指摘されているが、その状況は韓国も同じようだ。 問題は、セックス経験者のうち、性病にかったことがあるという回答者が7.3%にも上るということ。そればかりか、初体験の時期が早ければ早いほど、性病にかかるリスクが上昇する傾向が出たそうだ。 女子生徒のケースを見ると、高校3年生を基準とした場合、高校2年生は1.64倍、高校1年生は1.39倍、中学3年生は2.00倍、中学2年生は2.08倍と、おおまかに言って、年齢が下がるほど性病の危険度は増している。このようにさかのぼっていくと、小学校4年生で初体験した女子の危険度は、8.93倍だという。さらに、調査結果によると、小学校入学前に経験した女子生徒もいたようだ。彼女たちは自発的なのか強制されたのかが不明で、数字の信ぴょう性は定かではないそうだが、性病危険度は18倍にも上る。 今回の分析を行った教授は、「小学校入学前に初経験をしたという回答が多く、研究チームでも不思議に思った。数値に疑問はあるが、幼くして性経験を積んだ青少年は、性病にかかる危険がより高くなる恐れがあると解釈できるだろう」と説明している。 韓国中高生の性の乱れは、学校の性教育とも関係しているのかもしれない。 教育部(日本の文部科学省に相当)は、これまで保健の授業を1学期当たり17時間取るよう指導してきたが、教育課程の改正によって、12年からは保健の授業が義務教育から除外された。その結果、14年、17時間の保健の授業を行った学校は全体の60%にまで落ちてしまっている。 さらに15年3月、教育部が発表した学校の性教育のガイドラインは、現実とかけ離れたものだと非難の声を集めた。そのガイドラインでは、性教育の時間に「アダルトビデオ」「自慰」などの単語の使用を禁止しており、「同性愛に関する指導は行わない」といった内容も含まれていたという。専門家たちは「子どもたちの性に対する知識や考え方、行動はずっと進んでいるのに、教育部のガイドラインは形式的な内容しかない」と批判していた。 学校における性教育に限らず、性売買特別法や未成年への特殊型コンドームの販売禁止(参照記事)など、性に関する韓国政府の対応はどこかズレているものが多い。「韓国は性産業大国」などと揶揄されてしまうのも、仕方がないのかもしれない。イメージ画像 Photo By Republic of Korea from Flickr.
テレビウォッチャー・てれびのスキマが選ぶ、2015年のテレビ事件簿【バラエティ編】
2015年のバラエティ番組の顔といえば、やはりマツコ・デラックスだっただろうか。 これまでのレギュラーである『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)、『マツコの知らない世界』(TBS系)、『アウト×デラックス』『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)、『5時に夢中!』(TOKYO MX)に加えて今年、『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)や『マツコとマツコ』→『マツコ会議』(日本テレビ系)も始まった。日曜日以外全曜日にレギュラー番組があるという、文字通り「テレビで見ない日はない」といえる活躍。しかも、そのほとんどはメイン。『夜の巷を徘徊する』や『マツコの知らない世界』『マツコ会議』ではタレントの出演者はほぼマツコひとりという、ひな壇にタレントを多数集める番組が多い中、極めて異質な番組を作っている。そんな2015年のバラエティ番組を、振り返ってみたい。 ■TBSバラエティの充実 今年目立ったのは、TBSバラエティの充実っぷりだ。昨年に引き続き、いや昨年以上に圧倒的なクオリティの番組を作り続けたのが、藤井健太郎だ。レギュラー番組『水曜日のダウンタウン』はもとより、『チーム有吉』や『有吉弘行のドッ喜利王』など、革新的な企画を連発。今年だけで2度(『水曜日のダウンタウン』と『ドッ喜利王』)もギャラクシー賞・月間賞を受賞するという快挙。年末30日には『クイズ☆正解は一年後』が、年明け早々、なんと元日のゴールデンで『芸人キャノンボール』が放送される予定だ。 その藤井の門下ともいえる、直属の後輩たちの活躍も目覚ましい。『水曜日のダウンタウン』で演出を務める横井雄一郎が作っているのが『クレイジージャーニー』。クレイジーな旅人たちが、今までのテレビでは見たことのない未知の世界を案内してくれた。同じく『水曜日のダウンタウン』演出陣のひとりである高田脩も、『時間がある人しか出れないTV』を制作。ひとつひとつの企画を、文字通り、時間をかけて調べ上げる番組で、フルパワーズなど番組内スターを生み出した。年末29日には、特番が予定されている。 これら以外でも、特に深夜24時台のバラエティの勢いは、一時期、23時台を席巻していた頃のテレ朝のそれを彷彿とさせた。中でも『有田チルドレン』や『世界のどっかにホウチ民』は、ぜひ復活してほしい番組だ。 ■新世代の作り手たちの胎動 前述の藤井らはもとより、今年は80年代以降生まれの作り手たちが、いよいよ最前線にやってきた年でもあった。特に、まだ20代の新世代の活躍は特筆ものだ。 そのひとりは、テレビ朝日の北野貴章。彼が立ち上げた『しくじり先生 俺みたいになるな!!』がゴールデン進出。深夜時代のテイストが失われてしまうのでは、と危惧されたが、それはまったくの杞憂。深夜時代以上に攻めた人選と濃密な内容で、特に辺見マリが洗脳について語った回のインパクトは強烈だった。 もうひとりの20代の新鋭は、フジテレビのマイアミ・ケータこと萩原啓太。『ヨルタモリ』のディレクターのひとりとして腕を磨いていた彼がその後番組として立ち上げたのは、『ヨルタモリ』とは対極のようなテイストの『人生のパイセンTV』。新しいテロップやナレーションの使い方で、新感覚のチャラいVTRを作っている。また、積極的に自らが画面に登場するさまは、イケイケだった頃のフジテレビを思わせるものだ。 この20代の作り手が作る番組のMCにともに起用されているのが、新世代のMCとして期待されるオードリーの若林正恭というのが象徴的だ。 そのほか『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)の高橋弘樹も、80年代生まれの30代前半。確実に、若い世代にバトンがつながれている。 ■空前のポンコツブーム 芸人でいえば、ドランクドラゴン・鈴木拓や、バイきんぐ・小峠英二の活躍が印象深い。 鈴木は、持ち前のクズキャラがここにきて開花。『ガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の「24時間インタビュー」を皮切りに、さまざまな番組で独自のクズ理論を展開。ついには『クズころがし』(主婦と生活社)なる本も出版した。また、バラエティ以外にも、俳優として朝ドラ『まれ』(NHK)に出演。これまで俳優業といえば、相方の塚地武雅のバーターで端役が多かったが、『まれ』では共演した塚地以上に重要な役どころを演じた。 小峠は、深夜番組での活躍が目覚ましかった。特に『有田チルドレン』では「専属スカウトマン」役として進行役を務め、“小峠劇場”という言葉を生み出すほど番組の中心を担っていた。『ざっくりハイタッチ』や『ゴッドタン』『超シリトリアル』(テレビ東京系)、深夜時代の『おーい!ひろいき村』(フジテレビ系)のドミノ企画、『ネリさまぁ~ず』(日本テレビ系)など、出る番組でことごとく爪痕を残していた。 同様にアベレージが高く、藤井や佐久間宣行、加地倫三といった有数のお笑い番組の作り手たちに愛されている三四郎・小宮浩信も独自のポジションを切り開いていた。間違いなく、「空前のポンコツブーム」(byさらば青春の光・森田哲矢)の担い手のひとりだ。 スピードワゴンが再び注目を浴びたのも、特筆すべきことだろう。小沢は「SEKAI NO OZAWA」としてウザい言動が、井戸田は「ハンバーグ師匠」が花開いた。コンビとしてではなく、それぞれのピンの活動がほぼ同時期にブレークするという不思議な現象だった。カルト芸人といわれていた永野がまさかのブレークを果たしたのも、書き留めておきたいトピックだ。 また、今年はピース・又吉直樹が芥川賞を受賞したこともあって、西加奈子や羽田圭介といった作家が注目され、表舞台で活躍した年でもあった。『ワイドナショー』(フジテレビ系)での山口恵以子も印象深い。ラジオでも、朝井リョウと加藤千恵が『オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)のパーソナリティに抜擢された。 ■総括 振り返ってみると、今年はお笑いに特化した番組が意外に多かった。特に特番では、かつての『内村プロデュース』(テレビ朝日系)を思わせる『有吉の壁』(日本テレビ系)や、前述の『有吉弘行のドッ喜利王』、オードリーによる『とんぱちオードリー』(フジテレビ系)もあった。『THE MANZAI』(同)がコンテスト形式からネタ見せ形式に変わったように、『ENGEIグランドスラム』(同)などのネタ見せ特番も多く放送された。また、『こそこそチャップリン』(テレビ東京系)のように、最近までほとんどなくなっていたネタ見せのレギュラー番組が復活しつつある。同様にほぼ『LIFE!~人生に捧げるコント』(NHK)だけだったコント番組も『SICKS』(テレビ東京系)や『となりのシムラ』(NHK)が作られた。 少し前、「お笑いブーム」終焉が叫ばれていた。確かにブームは終わっただろう。だが、ブームではなく、地に足の着いたお笑い番組がいま着実に生まれつつあるのだ。 上に挙げた新世代の作り手たちが今後どんなお笑い番組を作っていくのか、注目だ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『水曜日のダウンタウン』|TBSテレビ
『報ステ』古舘伊知郎、『NEWS23』岸井成格降板で、日本の言論の自由はどうなる?
今週の注目記事 1位 「老いを告白された『天皇陛下』絶句15秒間の異変」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 2位 「日本に『イスラム国』のメンバー2人が潜伏している!」(「週刊文春」12/31・1/7号) 3位 「安倍内閣“ご用達ゼネコン”大成建設の『底力』」(「フライデー」1/8・1/5号) 4位 「山口組分裂 越年する動乱」(「アサヒ芸能」12/31・1/7号) 5位 「セカオワ深瀬慧・益若つばさ『お泊まりデート&交際告白』」(「フライデー」1/8・1/15号) 6位 「<全ては野球賭博の常習大関>『豪栄道』の負け金400万円から始まった!」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 7位 「日本列島が蒼ざめる『最悪シナリオ』<2016>」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 8位 「手元の現金が不足した『高倉健』相続税3億5000万円の捻出技法」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 9位 「喜多嶋舞『悪女伝説』 勝手過ぎる独占告白に関係者が大反論!」(「週刊文春」12/31・1/7号) 10位 「宮崎あおいは死んじゃうんですか」(「週刊文春」12/31・1/7号) 11位 「『渡辺喜美』が『松濤』豪邸から『三鷹』マンションに引っ越した勝算」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 12位 「酒井法子 ディナーショーで中国人に『碧いうさぎ』熱唱で荒稼ぎ」(「週刊文春」12/31・1/7号) 13位 「みのもんた 健康法は『文春ありがとう』と木刀素振りと連夜のクラブ活動」(「週刊文春」12/31・1/7号) 14位 「『週刊文春版2015年流行語』はこれだ!」(「週刊文春」12/31・1/7号) 今週は、現代とポストが合併号なのでお休み。文春、新潮、フライデー、アサヒ芸能から注目記事を拾ってみた。 まずは文春の記事から。今年の流行語大賞ほど評判の悪いものはないようだ。「爆買い」はいいとして、「トリプルスリー」なんて、どこの誰が使っているのだ。そこで文春が読者に緊急アンケートをしたら、4,500通を超える回答が寄せられたそうだ。そのベスト5は、1位が「爆買い」以下、「五郎丸ポーズ」「マイナンバー」「安心してください(はいてますよ)」「ドローン」の順。このほうが、みんなの実感に近いようだ。 お次も文春から。みのもんたは文春の取材に対して、毎晩のように銀座の「ピロポ」や「グレ」などの超高級クラブに行っていると話している。私も何度か行ったことがあるが、バカ高い店である。 朝起きて、木刀を振っているそうだが、古舘伊知郎のいなくなった『報道ステーション』(テレビ朝日系)の後釜でも狙っているのだろうか? 無理だろうけどね。 次も文春。覚せい剤取締法違反の罪で有罪を受けた、酒井法子(44)がディナーショーを行い、そこにチケットを爆買いした中国人が押しかけているという。 ショーではヒット曲「碧いうさぎ」を披露し、「キレイでカッコイイくそババアになったやろうと思います」と“悪ノリピー”しているそうだ。 新潮によれば、女房の尻に敷かれ、巨額の借金をしていたことがバレた渡辺喜美元みんなの党代表(63)は、渋谷区松濤の豪邸から三鷹市のマンションに引っ越して、国政復帰を目指しているそうである。橋下徹氏に取り入っておおさか維新の会から出ようとしているそうだが、前途は多難のようだ。 文春は、人気の朝のNHKドラマ『あさが来た』で、主人公のあさの姉のはつを演じる宮崎あおいが、史実では25歳で亡くなっているが、ドラマではどうなるのかを、ドラマの制作統括を務める佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサーに問いただしている。 佐野氏は、「はつと惣兵衛は最後まで出演します。主人公夫婦同様、はつ夫婦の人生も最後まで描くので楽しみにしてください」と答えている。 次も文春。喜多嶋舞(43)の「婦人公論」での反論を、デタラメだと批判している。 喜多嶋の元夫で、俳優の大沢樹生(46)が、息子(18)が自分の子どもではないと「親子関係不存在確認」を求めた裁判で、大沢と息子には「親子関係がない」と認められた。 それに対して喜多嶋が、雑誌で「大沢さんは私が初めて付き合った人」といい、大沢の子どもだということは間違いないと主張したのだ。 だが喜多嶋の若い頃は、いくつもの熱愛報道がなされ、そのうちのいくつかは事実だったと、その当時を知る人間が話している。 喜多嶋が付き合っていた、Fというイケメン俳優がいたそうだ。その男との子どもではないかと、当時彼女の周辺は考えていたし、親しい人間に喜多嶋は「Fの子の可能性がある」と漏らしていたという。 一人で育てようとしていたが、一人で抱えきれなくなって大沢に妊娠を告げたところ、「大沢さんは、『大沢ジュニアか! 俺も父親か』と喜び、すぐさま『結婚しよう』と男気を見せた。それが舞はうれしくて、大沢さんの子だと信じようとしてしまった」(喜多嶋と親しかったX氏) DNA鑑定を信じるか、自分の直感を信じるか。どちらにしても他人が入り込む話ではないが、かわいそうなのは息子であることは間違いない。 高倉健が没して、1年あまりたつ。新潮によれば、多くの遺産を引き継いだ養女(51)だが、健さんの遺産は総額7億円を超えるというから、相続税が3億5,000万円にもなるそうだ。 これだけのカネを現金で払うのは大変なのだろう、赤坂のマンションが千葉県にある医療法人に売却された。売値は、新潮によると1億8,000万円。そのほかにも、世田谷の850平米に立つ棟のうち小さいほうが、彼女自身が代表を務める個人事務所に売却されている。価格は推定で4,000万円。また彼女には、高倉プロから健さんの死亡退職金として1億5,000万円ほどが払われたという。いやはや、遺産の額が多いと払う相続税も莫大になるものだ。 この時期、来年の予測が週刊誌のお約束だが、新潮によれば「日本列島が蒼ざめる最悪シナリオ」はこうだという。中国が外貨引き出しの上限をさらに厳しくしてくれば「爆買い中国人が街角から一斉に消える」。沖縄では「独立運動が燃えさかる」。新潮も「まさかの『トランプ大統領』誕生」と読む。ヒラリーもトランプもTPP反対を表明しているから、「TPPからアメリカが突如離脱」もありうるという。 そのほかには、「橋下徹が参院選出馬で250万票」「金正恩が病に倒れて北朝鮮の政権転覆」などがある。やはり来年も、アメリカがどう動くかで日本の命運は大きく左右されそうだ。 同じ新潮で、「大相撲野球賭博事件」の首謀者・古市満朝氏(43)が、3年の刑期を終えて出てきて、まだ事件は終わっていないと告白している。 そこで古市氏は「俺が何を言いたいかというと、豪栄道も、超のつく野球賭博常習者だったということ。琴光喜や貴闘力と同等以上のことをやっとったわけですから」と語っている。 今も大関として活躍する豪栄道が野球賭博で400万円の負け金を作ったことが、事件の発端だというのだ。 事件当時、豪栄道は球賭博に関与していたことは認めたが、それほどの金額を負けている「常習者」だとは話していない。古市氏が語り始めれば、相撲界はまた大混乱するのか。注目である。 私には大スクープかどうか判断しかねるが、元読者モデルのカリスマといわれたタレントの益若つばさ(30)と、10代のカリスマロッカー「SEKAI NO OWARI」のボーカル深瀬慧(30)が、「お泊まりデート&交際告白」したというフライデーの張り込みネタ。 益若は結婚して長男をもうけたが、離婚している。深瀬のほうもきゃりーぱみゅぱみゅ(22)と交際していたが、15年夏に破局しているという。 フライデーの直撃に、2人とも堂々と「交際は順調」と話しているから、結婚は間近かもしれない。 山口組と神戸山口組の分裂、抗争はまだまだ予断を許さないが、アサ芸が12月13日に行われた山口組の「事始め」と神戸山口組の「納会」で披露された組の指針を紹介している。 これがなかなか意味深長で、興味深い。まずは山口組のほうから。「有意拓道」だという。地元の関係者が読み解く。 「新指針には、『道なき道を柔軟に切り開く』という深意が込められている。分裂後の9月の定例会で司六代目が直参に配布した声明に〈道なき道を歩く〉という言葉があったが、分裂の試練を乗り越え、山口組の再生に向け進化していく覚悟を組指針としてあらためて掲げたものだろう」 神戸山口組のほうは、「継往開来」である。 「これは、先人の事業を受け継ぎ、発展させながら未来を切り開く、との意味合いが込められている」(アサ芸) 先人にならい、任侠道を守り、本当の山口組とは何か、これから試されるから一致団結していこうということだそうである。 このまま膠着状態が続くのか、ドンパチが始まるのか。予断は許さないが、指針を見れば上の人たちの心構えはわかる気がする。 今年話題になったといえば、東京五輪のエンブレム盗作問題でデザイナーの佐野研二郎氏が批判を浴びた件だった。 またザハ・ハディッド氏がデザインした新国立競技場が予算を大幅にオーバーすると批判を浴び、新たなデザインが選ばれた。隈研吾氏(61)と大成建設による案だったが、フライデーは安倍首相と大成建設の間に「蜜月疑惑」があると指摘している。 確かに、安倍首相の外国訪問に大成の経営トップが頻繁に同行している。フライデーが調べたところロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコ、バーレーン、クウェート、カタール、ブラジルなど。つい最近のトルコ訪問にも大成の現会長である山内隆司氏(69)が同行しているし、13年にも大成が手がけたトルコ・ボスボラス海峡の海底開通式に安倍首相は出席している。 トルコとは原発建設することで合意しているが、これにも大成が意欲を示しているという。 また、14年6月に入札が行われた沖縄・名護市のキャンプ・シュワブ沿岸の仮設工事も大成が55億2,000万円で落札している。その後も岸壁新設工事を他社と共同で146億円で受注しているのだ。これほど時の首相に食い込んでいるから、今回の新国立競技場の設計案が選ばれたのではないか。ゼネコンと政治家との癒着の構造は古くて新しい問題である。ここを掘ると、意外なものが出てくるかもしれない。 文春は巻頭で、日本にイスラム国の人間が2人入ってきていると報じている。その情報は「欧米の情報機関と日本当局とが開設している極秘の伝達手段によって得られたものである」という。内容は「IS関係者、2名、日本国への入国情報あり。確認されたし」。1人は、パリのテロ事件の首謀者アバウド容疑者と「接触」していたことが確認された男A。もう1人はISの資金調達を任務としているのではないかというBだが、こちらは性別さえもわかっていない。 信憑性がどこまであるのか記事を読む限りわからないが、あり得る話ではあろう。Aはフランス人で氏名、容貌、身体的特徴まで詳細な情報を日本当局は入手しているという。それが事実なら、Aが身柄を拘束されるのは時間の問題だろう。 以前ここでも書いたと思うが、フリージャーナリストの安田純平氏がシリアの武装組織に拘束され、身代金を要求されているという情報がある。 彼は、今年6月に取材でシリア国内に入った後、行方がわからなくなっている。もしこの情報が事実だったとしたら、日本政府はどのように対処するのだろう。後藤健二氏の時のように、後手後手と回って見殺しにするのだろうか。気がかりである。 新潮は、天皇が82歳の誕生日会見で絶句したことを取り上げている。天皇は冒頭、5月に鹿児島県の口永良部島の新岳が噴火したことや、9月には豪雨により鬼怒川などが氾濫して8人が亡くなった災害について話し、2人の日本人がノーベル賞を受賞した喜びなどに続けて、こう語り始めた。 「今年は先の大戦が終結して、70年という節目の年にあたります。この戦争においては、軍人以外の人々も含め誠に多くの人命が失われました」 ここでいったん「お言葉」が途切れ、続く「平和であったならば、社会のさまざまな分野で有意義な人生を送ったであろう人々が命を失ったわけであり、このことを考えると、非常に心が痛みます」にいくまで「沈黙の15秒」があった。このことが「天皇陛下がご高齢であることを再認識させられる」(宮内庁記者)ことになったというのである。 8月15日の全国戦没者追悼式でも黙祷の前に「お言葉」を述べてしまうなど、天皇の体調を心配させるハプニングが起きていた。だがそのことについて、天皇は会見の中で「私はこの誕生日で82になります。年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました。したがって、一つ一つの行事に注意深く臨むことによって、少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」と率直に語っている。 天皇は高齢である。少しぐらいの間違いや物忘れをとやかくいうものではない。それよりも天皇がここに込めた「あの戦争の悲惨さを決して忘れてはいけないという思い」を、われわれは重く受け止めなければいけない。 23日夜の『報道ステーション』で古舘キャスターは、天皇についての長い特集を組み、戦争で亡くなった人たちへの鎮魂と沖縄に対する天皇の強い思いを何度も繰り返し伝えていた。 今回の天皇の「お言葉」は明らかに、日本の戦争を美化し、戦前回帰を強める安倍自民党への強い批判である。そこをはっきり伝えず、高齢による老化を心配するふりをして天皇の言葉の重みを減じようというのは、安倍首相の意を汲んでのことではないかと邪推したくもなる。 そういえば、テレビ朝日が『報道ステーション』の古舘キャスターが来年3月いっぱいで降板することを発表した。安倍自民党の圧力に古舘が嫌気がさしたのか、テレビ朝日が圧力に屈したのだろう? 『NEWS23』(TBS系)の岸井成格アンカー批判といい、この国の言論はますます危うくなっている。 それなのに大新聞は、新聞に「軽減税率」適用をしてくれる安倍自民党に擦り寄るポチに成り下がっている。恥ずかしくないのか。 (文=元木昌彦)『週刊新潮(12/31・1/7号)』(新潮社)中吊り広告より
日韓外相会談の裏で……“現代の慰安婦”韓国人風俗嬢の最新事情
2015年最後の大ニュースとなった日韓外相会談。従軍慰安婦を支援するための基金をめぐり、日韓共に激しい反発の声が上がっている。一方、日本国内でめっきり少なくなった韓国式風俗エステ店で働く現代の“慰安婦”たちは、日韓関係の喉元に刺さったトゲのひとつとなっている慰安婦問題が再燃することにため息をついていた。 「最近の嫌韓ブームってどうなの。また従軍慰安婦問題かぁ。日本と韓国の仲が悪くなると、お客さんは減る一方だったヨ」 そう嘆くのは、東京・上野周辺にある風俗エステ店で働く自称22歳のカオル嬢。来日して5年、「寝ているときも日本語で夢を見る」というカオルの出身は釜山郊外の田舎町で、来たばかりのころは韓流ブームが終盤にさしかかっていた。東京の上野、御徒町、日暮里、大塚、蒲田といったエリアには無数の韓国人エステ嬢が相手をする店が林立し、蒸しタオル、リンパマッサージ、足踏みといった本格的なマッサージでコリをほぐした上で“昇天”させてくれる。このサービスはサラリーマンから絶大な支持を得て、価格合戦が起きるほどだった。 だが、朴槿恵大統領の就任後は日韓関係の冷え込みとともに、一気に客足が遠のいた。また、円安ウォン高の影響から、価値の下がった日本円の給料で働くメリットが薄れ、アガシ(娘)たちもどんどん帰国していったという。 カオルの店も「韓国式」とうたうが、ほとんどが中国出身のエステ嬢。同胞はもう1~2人しかいないというカオルは「『慰安婦の店に行くな』って、ネットの掲示板に書き込まれる。執念深い荒らしがいて、私もウソの悪口を書き込まれてイヤになったヨ」と苦笑する。客の多くは往時の韓国エステにハマったおじさんばかり。「たぶん、春までには帰国するネ」と、カオルの滞在もカウントダウンに入ったという。 数を減らした韓国エステ店で勤務する自称22歳のユキ嬢は「今年5~6月の『MERS』(中東呼吸器症候群)のときが最悪だった。ほとんどお客さんが来てくれなかったよ。今度も大丈夫カナ~」と、やはり不安そうだ。「日本のドラマやアニメが面白いので、日本語の勉強を始めたの。お店の常連だった警察官が彼氏になったけど、今はもう別れた。でも、結婚するなら日本人がいいかな。やさしいし」というユキをはじめ、現代の慰安婦たちはとても親日的だ。 韓国では、若者の間で広がる反日ムーブメントや、竹島問題などがマスコミの拡大解釈によって報道された影響で、「日本に留学すると弾圧される」といったウワサが流れているという。このため、日本語を学ぶ学生が減り、結果として、こうしたお店で働く女性も少なくなった。ベテランの風俗ライターは「『新人』は他店からの移籍組。年齢詐称や写真と実物の違うパネルマジックがどんどん悪化している……」と苦言を呈している。東京・御徒町にある、韓国風俗エステ街
日韓外相会談の裏で……“現代の慰安婦”韓国人風俗嬢の最新事情
2015年最後の大ニュースとなった日韓外相会談。従軍慰安婦を支援するための基金をめぐり、日韓共に激しい反発の声が上がっている。一方、日本国内でめっきり少なくなった韓国式風俗エステ店で働く現代の“慰安婦”たちは、日韓関係の喉元に刺さったトゲのひとつとなっている慰安婦問題が再燃することにため息をついていた。 「最近の嫌韓ブームってどうなの。また従軍慰安婦問題かぁ。日本と韓国の仲が悪くなると、お客さんは減る一方だったヨ」 そう嘆くのは、東京・上野周辺にある風俗エステ店で働く自称22歳のカオル嬢。来日して5年、「寝ているときも日本語で夢を見る」というカオルの出身は釜山郊外の田舎町で、来たばかりのころは韓流ブームが終盤にさしかかっていた。東京の上野、御徒町、日暮里、大塚、蒲田といったエリアには無数の韓国人エステ嬢が相手をする店が林立し、蒸しタオル、リンパマッサージ、足踏みといった本格的なマッサージでコリをほぐした上で“昇天”させてくれる。このサービスはサラリーマンから絶大な支持を得て、価格合戦が起きるほどだった。 だが、朴槿恵大統領の就任後は日韓関係の冷え込みとともに、一気に客足が遠のいた。また、円安ウォン高の影響から、価値の下がった日本円の給料で働くメリットが薄れ、アガシ(娘)たちもどんどん帰国していったという。 カオルの店も「韓国式」とうたうが、ほとんどが中国出身のエステ嬢。同胞はもう1~2人しかいないというカオルは「『慰安婦の店に行くな』って、ネットの掲示板に書き込まれる。執念深い荒らしがいて、私もウソの悪口を書き込まれてイヤになったヨ」と苦笑する。客の多くは往時の韓国エステにハマったおじさんばかり。「たぶん、春までには帰国するネ」と、カオルの滞在もカウントダウンに入ったという。 数を減らした韓国エステ店で勤務する自称22歳のユキ嬢は「今年5~6月の『MERS』(中東呼吸器症候群)のときが最悪だった。ほとんどお客さんが来てくれなかったよ。今度も大丈夫カナ~」と、やはり不安そうだ。「日本のドラマやアニメが面白いので、日本語の勉強を始めたの。お店の常連だった警察官が彼氏になったけど、今はもう別れた。でも、結婚するなら日本人がいいかな。やさしいし」というユキをはじめ、現代の慰安婦たちはとても親日的だ。 韓国では、若者の間で広がる反日ムーブメントや、竹島問題などがマスコミの拡大解釈によって報道された影響で、「日本に留学すると弾圧される」といったウワサが流れているという。このため、日本語を学ぶ学生が減り、結果として、こうしたお店で働く女性も少なくなった。ベテランの風俗ライターは「『新人』は他店からの移籍組。年齢詐称や写真と実物の違うパネルマジックがどんどん悪化している……」と苦言を呈している。東京・御徒町にある、韓国風俗エステ街
観光客1人当たり1万円以上のリベート!? 社長書類送検の「ラオックス」に中国人が殺到するワケ
総合免税店「ラオックス」が、中国人留学生を不法に雇用していたとして、大阪府警外事課は12月25日、同社と中国籍の羅怡文(ら・いぶん)社長をそれぞれ出入国管理法違反(不法就労助長)などの疑いで書類送検した。また、元店長の男ら関係者3人と、アルバイト従業員として働いていた中国人留学生4人も、同法違反で逮捕された。 外国人留学生の就労には、週28時間の法定上限時間がある。しかし、大阪市内にある4店舗では、中国からの爆買い観光客が増加する中、留学生ら15人をこの上限を超えて働かせていたのだ。販売を担当していたある留学生は、週60時間以上働いていたという。 確かに猫の手も借りたいほどの繁盛ぶりであることは、銀座本店をのぞけばすぐにわかる。春節や国慶節ではなくても、中国人観光客の一行を乗せた大型観光バスが次々と店の正面に横付けされ、吐き出された乗客が店舗内へと吸い込まれていく。 ラオックスの2014年度の決算資料を見ると、国内店舗売り上げが大きく寄与し連結売上高は、前年度比151%増となる500億円を突破。訪日中国人全体の半数近くに当たる、のべ112万人以上が同店を利用している。 ラオックスは09年8月に中国の家電量販店最大手・蘇寧電器集団の傘下となっており、中国人観光客の間で知名度があるのは確かだ。それでも、多くの日本人にとっては、ラオックスはなぜここまで中国人観光客の支持を集めているのか、今ひとつピンと来ない。 「総合免税店」をうたうラオックスだが、外国人旅行者の場合、ヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電機などの大手家電量販店でも、消費税の支払いが免除される。また、それらの主要店舗でも中国語対応のスタッフが常駐しており、言葉の問題はない。さらに、商品価格を比べてみても、ラオックスは大手家電量販店と比べて、割高であることが多いのだ。 それでも中国人観光客がラオックスに殺到する理由について、中国事情に詳しいルポライターの奥窪優木氏は話す。 「ラオックスは、団体旅行商品を販売する中国の旅行会社とキックバック契約を結んでいる。ツアーの行程の中にラオックスへの来店を組み込ませる代わりに、ラオックスは来店したツアー参加者が支払った金額に応じて、旅行会社にリベートを渡す。ラオックス以外の中国系の免税店も、旅行会社と同様の契約を結んでいて、キックバック率は8~12%ほどといわれています。こうした中、旅行会社は、団体旅行商品の価格は採算度外視で設定し、キックバックで収益を上げるというのが主流になっています」 観光庁の調べによると、2014年の訪日中国人の平均買い物額は13万4,067円。この金額のすべてに8%のキックバックが行われたとすると、観光客1人当たり1万円以上のリベートを、旅行会社が受け取ることとなるのだ。ちなみに日本政府観光局の想定では、14年には中国人観光客全体の約6割に当たる約147万人が団体旅行によって訪日している。 2015ユーキャン新語・流行語大賞にも選ばれた「爆買い」は、日本製品への信頼や円安人民元高などが要因とされている。しかし中国人の爆買いに限っていえば、中国系免税店と旅行会社の間で結ばれているキックバック契約も、第三の要因といえそうだ。 日本の景気を刺激すると期待されている中国人観光客だが、爆買いマネーの大部分は中国へと還流しているのかもしれない。 (文=牧野源)2015年春節、中国人客でごった返すラオックス銀座本店前の様子
観光客1人当たり1万円以上のリベート!? 中国人社長逮捕の「ラオックス」に中国人が殺到するワケ
総合免税店「ラオックス」が、中国人留学生を不法に雇用していたとして、大阪府警外事課は12月25日、同社と中国籍の羅怡文(ら・いぶん)社長をそれぞれ出入国管理法違反(不法就労助長)などの疑いで書類送検した。また、元店長の男ら関係者3人と、アルバイト従業員として働いていた中国人留学生4人も、同法違反で逮捕された。 外国人留学生の就労には、週28時間の法定上限時間がある。しかし、大阪市内にある4店舗では、中国からの爆買い観光客が増加する中、留学生ら15人をこの上限を超えて働かせていたのだ。販売を担当していたある留学生は、週60時間以上働いていたという。 確かに猫の手も借りたいほどの繁盛ぶりであることは、銀座本店をのぞけばすぐにわかる。春節や国慶節ではなくても、中国人観光客の一行を乗せた大型観光バスが次々と店の正面に横付けされ、吐き出された乗客が店舗内へと吸い込まれていく。 ラオックスの2014年度の決算資料を見ると、国内店舗売り上げが大きく寄与し連結売上高は、前年度比151%増となる500億円を突破。訪日中国人全体の半数近くに当たる、のべ112万人以上が同店を利用している。 ラオックスは09年8月に中国の家電量販店最大手・蘇寧電器集団の傘下となっており、中国人観光客の間で知名度があるのは確かだ。それでも、多くの日本人にとっては、ラオックスはなぜここまで中国人観光客の支持を集めているのか、今ひとつピンと来ない。 「総合免税店」をうたうラオックスだが、外国人旅行者の場合、ヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電機などの大手家電量販店でも、消費税の支払いが免除される。また、それらの主要店舗でも中国語対応のスタッフが常駐しており、言葉の問題はない。さらに、商品価格を比べてみても、ラオックスは大手家電量販店と比べて、割高であることが多いのだ。 それでも中国人観光客がラオックスに殺到する理由について、中国事情に詳しいルポライターの奥窪優木氏は話す。 「ラオックスは、団体旅行商品を販売する中国の旅行会社とキックバック契約を結んでいる。ツアーの行程の中にラオックスへの来店を組み込ませる代わりに、ラオックスは来店したツアー参加者が支払った金額に応じて、旅行会社にリベートを渡す。ラオックス以外の中国系の免税店も、旅行会社と同様の契約を結んでいて、キックバック率は8~12%ほどといわれています。こうした中、旅行会社は、団体旅行商品の価格は採算度外視で設定し、キックバックで収益を上げるというのが主流になっています」 観光庁の調べによると、2014年の訪日中国人の平均買い物額は13万4,067円。この金額のすべてに8%のキックバックが行われたとすると、観光客1人当たり1万円以上のリベートを、旅行会社が受け取ることとなるのだ。ちなみに日本政府観光局の想定では、14年には中国人観光客全体の約6割に当たる約147万人が団体旅行によって訪日している。 2015ユーキャン新語・流行語大賞にも選ばれた「爆買い」は、日本製品への信頼や円安人民元高などが要因とされている。しかし中国人の爆買いに限っていえば、中国系免税店と旅行会社の間で結ばれているキックバック契約も、第三の要因といえそうだ。 日本の景気を刺激すると期待されている中国人観光客だが、爆買いマネーの大部分は中国へと還流しているのかもしれない。 (文=牧野源)2015年春節、中国人客でごった返すラオックス銀座本店前の様子
詐欺、暴力沙汰に、ドロ沼事務所トラブル……韓国芸能界2015年スキャンダル総まとめ
2015年、韓国芸能界ではさまざまなスキャンダルが勃発した。 例えば、芸能人たちの詐欺行為だ。格闘家兼タレントとして日本でも有名なチェ・ホンマンが知人から借りた金を返さず、ソウル地検の出頭命令にも応じなかったため指名手配されたことは以前、当コラムで紹介したが(参照記事)、詐欺行為を働いた芸能人はホンマンだけではなかった。お笑いタレントのイ・ヒョクジェが知人から借りた2億ウォン(約2,000万円)を返さなかったとして詐欺容疑で告訴されているし、1990年代に一世を風靡した人気グループ、ソテジワアイドゥルのメンバーだったイ・ジュノが知人2名から借りた約1億6,500万ウォン(約1,600万円)を返さず、詐欺容疑で不拘束起訴された。 暴力沙汰もあった。日本ではDJ OZUMAがカバーしたヒット曲「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」「One Night」でも知られる人気グループDJ DOCのキム・チャンリョルは、所属事務所の後輩グループWonder Boyzの元メンバーから告訴されている。告訴状によると、元メンバーはチャンリョルから数度にわたって暴言や暴力を振るわれた挙げ句、銀行通帳とキャッシュカードも奪われ、月給約3,000万ウォン(約300万円)を横取りされたという。チャンリョル側は「事実無根だ」として12月23日に元メンバーらを名誉毀損などで逆告訴しているが、イメージ失墜は免れないだろう。 映画『友へ チング』やドラマ『マイ・ボス マイ・ヒーロー』で個性的な役を演じていた俳優のチョン・ウンテクも、代行運転業者の運転手と口論になってケンカ沙汰を起こし、相手に全治2週間のケガを負わせる事件を起こした。日本でもかつて前園真聖が酒気帯びでタクシー運転手に暴行を働き謹慎したことがあるが、韓国でも飲酒でトラブルを起こす芸能人がいるわけだ。 何よりも多かったのは、所属事務所とのトラブルがドロ沼化することだ。 例えば、歌手クララは専属契約無効が受理されず、「度重なるセクハラを受けた」として所属事務所の会長を提訴。スマートフォンに記録されたショートメールなどを公開した。これに対し、事務所側は「むしろクララが脅迫している」として逆告訴。両者は9月にそれぞれの訴訟を取り下げて紛争に終止符を打ったが、専属契約を満了したクララはその後、中国に活動の舞台を移すようになった。 このクララ以上に人気失墜となったのが、女優シン・ウンギョンだ。ウンギョンといえば、映画『花嫁はギャングスター』でヒロインを務め、日本でも主婦層から人気を呼んだドラマ『欲望の炎』や『欲望の仮面』、最近では『家族の秘密』などの主演で“韓ドラ愛憎劇の女王”とも呼ばれていたが、今秋に所属事務所を移籍したことでスキャンダルが勃発。当初は「出演料が支払われない」としたウンギョン側に同情する声も多かったが、前事務所側が個人的な債務10億ウォン(約1億円)を肩代わりしているにもかかわらず彼女が返さないこと、事務所の金を使って超豪華海外旅行をしていたこと、デパートでブランド服を爆買いして代金を踏み倒したことなどを暴露。さらに「数年前に出演したトーク番組で『水頭症と巨人症を患っている息子を育てているシングルマザーだ』と語ったこともウソだった」と彼女自身が明かしたことで、事態は急変。彼女の元夫、元恋人、元姑、さらにはデパート関係者までが次々とウンギョンの偽善ぶりを暴露し、障害を持つ息子を放置した“偽りの女”として世論から猛烈なバッシングを受けている。一部では、女優として再起不能だといわれているほどだ。 このように、詐欺・暴力沙汰・金銭トラブルに暴露合戦と、2015年もスキャンダルが絶えなかった韓国エンタテインメント界。来年は、日本でも人気を誇るアイドルやスターたちが、新たな醜聞に見舞われるかもしれない!?シン・ウンギョン主演『家族の秘密』(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)
スッキリしてから“お迎え”に行くお父さんも!? 中国・幼稚園の近所に風俗店が出現、大盛況!
店舗型ビジネスを行う上で、まず立地が重要であることは、誰も異論を挟まないだろう。 中国の古都・西安に近い咸陽市では、幼稚園の近くに性的サービスを提供するマッサージ店が多数出店。多くの父兄が誘惑され……いや、困惑していると、地元のテレビ局・陜西広播電視台のニュース番組『都市快報』が伝えている。幼稚園の近くにあるマッサージ店。「足浴」というのは、足裏マッサージに似たサービス
映像では、幼稚園のある通りで客引きをしている女が、子どもを迎えに来たと思われるバイクに乗った男性を呼び止め、話しかけている姿が捉えられている。 この幼稚園に通う園児の親たちは、インタビューに「子どもを幼稚園に迎えに行くと、こちらが子連れなのに声をかけてくるから困る」「幼稚園のすぐそばこんな店があるなんて、子どもの教育によくない」と、不満を述べている。 ところが、地元紙の記者が覆面取材でこれらのマッサージ店に潜入したところによると、マッサージ嬢からは驚くべき話が出てきたという。 マッサージ嬢「男親の客はすごく多いよ。ここでヤッてから、子どもを迎えに行くのよ」 記者「まさか!?」 マッサージ嬢「すっごく多いよ」 記者「子どもの教育に、よくないんじゃない?」 マッサージ嬢「ここに子どもは連れてこないから、問題ないでしょ」道端で客を待つ、マッサージ嬢(写真左)
実際は困惑するどころか、やはり誘惑に負けてしまっているお父さんもいるようで、この風俗店の立地は合理的といえるのかもしれない。 日本の都市計画法などでは、教育機関の近くでラブホテルや風俗店を開業することを禁じている。しかし、中国ではそんなことはお構いなしだ。 中国の性風俗事情に詳しい上海在住のフリーライターは、こう説明する。 「中国では、普通の住宅街や商店街の真ん中に、この手のマッサージ店があったりします。田舎町だけでなく、上海の庶民的な住宅街にさえある。店は透明のガラス戸になっていて、中に数名の女たちが座っているのが見えるから、すぐわかる。中でどんなサービスが行われているか、近所の人は誰でも知ってます。それでも摘発されないのは、地元の警察と、なんらかのつながりを持っているからだと思われます」 フリーライター氏の言葉通り、このニュース番組の翌日にこれらマッサージ店が地元の警察による手入れを受けたものの、さらにその翌日には、元通り路上で客引きをする女たちの姿が目撃されたと、地元紙が伝えている。 (取材・文=佐久間賢三)幼稚園の門に書かれた「安心」の文字が、どこか虚しく感じられる……









