中国版・清原和博か……中国「国家級スター選手」の哀しき転落人生

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2001年の世界大学選手権で金メダルを獲得した中国代表。一番右が張尚武
 元プロ野球選手の清原和博容疑者が覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕された事件は、日本中に衝撃を与えた。中国では野球があまりメジャーなスポーツではないためか、今回の事件が大きく取り上げられることはほとんどなかったようだ。  しかし、くしくも清原容疑者逮捕と同じ時期、中国でも将来を約束されたスポーツ界のスター選手の転落劇があった。「頭条網」(2月12日付)は、2001年に世界大学選手権で金メダルを獲得した張尚武元選手の、悲惨な生活ぶりについて報じた。  1983年生まれの張は、農村出身ながら両親による必死の英才教育の結果、12歳で「国家体操隊」に選ばれ、国の支援の下、中国を代表する体操選手となった。18歳で参加した01年の世界大学選手権で金メダルを獲得すると、中国メディアは張を“中国体操界の希望の星”とたたえ、さらなる飛躍を期待した。  ところが、張の人生が一変する出来事が起こった。03年、練習中にアキレス腱を断裂したことにより、夢であったアテネ五輪への道が断たれた。このケガをきっかけに、故郷の河北省に帰り、国から支給されたわずかな補償金のみで生活することとなった。闘病する両親の介護をしながらの生活は厳しく、過去に獲得したメダルさえも売ってしまったという。
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北京市内の地下道でパフォーマンスをする様子。こうして日銭を稼いで生きている
 そんな生活苦の中、ついに張は犯罪に手を染めることになる。07年に北京市内の体育系大学など、少なくとも5カ所に侵入し、校内の備品や学生の携帯電話などを盗んだのだ。逮捕された張は懲役4年の刑を言い渡され、11年に出所。その後は路上などで体操のパフォーマンスをし、1日45~60元(約800~1000円)ほどを稼ぎ、現在に至るという。
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無許可でパフォーマンスをして、警察に排除される張。これが国家の英雄の末路なのか
 中国版Twitter「微博」では、かつてのスーパースターの落ちぶれた様子にショックを隠せないユーザーから、驚きのコメントが多数寄せられている。 「彼が金メダルを獲得する様子をテレビで見て、五輪でも活躍するのを楽しみにしていたのに、どうして泥棒になったんだ?」 「俺、この間、北京の地下鉄で彼のパフォーマンス見かけたよ。10元(約180円)あげたよ」 「国家が育成している中でケガをしたのだから、国が彼の生活の面倒をしっかり見るべきだ!」 「小さい頃から体操一筋で、社会人として再スタートできなかったんだな」  ケガの後遺症で、路上パフォーマンスは逆立ちとあん馬しかできなくなってしまった張に、もっと難しい技を要求する人も多いという。国は違えど、転落したスター選手の末路は、ただただ悲しさだけが残るのみだ。 (文=青山大樹)

19人の中学生による集団レイプ事件に懲役6年の実刑判決! 韓国地方都市で急増する、10代の性犯罪

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イメージ画像 Photo By USAG- Humphreys from Flickr.
 10代の性犯罪が増加している韓国の地方都市で、異例の実刑判決が下された。集団レイプ事件を起こした中学生10人に、懲役刑が言い渡されたのだ。  事の発端は、2015年7月18日にさかのぼる。主犯格は、忠清南道・天安市の中学校に通う女子生徒Aさんと性的関係を持った15歳のB。彼はそれから数時間後、友人3人にその話をし、再び自宅にAさんを呼び出した。そしてAさんに酒を飲ませて、友人らと集団レイプしたという。その後も、中学生が続々と乱入。Aさんは翌日の夜7時まで、計19人に体をもてあそばれた。男子中学生らは、Bのアパート屋上などでも行為に及び、その様子を撮影して一部SNSにもアップ。後の調査で判明したことだが、Aさんを暴行した男子生徒たちは2~3年生で構成された地元の不良グループのメンバーだったという。  集団レイプと撮影に加担した10人は逮捕、残りの9人は少年保護事件として検察に送致された。その後、裁判にかけられた10人は、冒頭のような厳しい実刑判決(懲役2年6月~6年)を言い渡されることとなったのである。  集団レイプという極めて悪質な犯罪だが、中学生が懲役6年の実刑判決を受けるのは珍しい。さらに異例とされているのは、加害者と被害者の親同士はすでに和解に応じ、裁判所に合意書を提出していたにもかかわらず、厳しい判決が出たこと。詳細は不明だが、裁判所は、被害者Aさんの父親は娘に性的暴行していた形跡があると判断したようだ。  いずれにせよ驚くべきは、天安市における青少年の性犯罪の増加だ。天安東南・西北警察と天安教育支援庁などによると、同市の10代による性犯罪は2011年に17件だったが、12年に22件、13年に31件、14年に38件と右肩上がりに増えている。そして15年は45件と、わずか3年で倍以上に急増してしまった。  原因のひとつとしては、同地方における教育カリキュラムが貧弱だという指摘がある。忠清南道性暴力相談所は昨年、32の小学校と14の中学校、7の高校を対象に“性暴力予防教育”を実施したという。しかし、この数字は全体で見ると小学校45%、中学校46%、高校33%しかカバーしていない。さらに予算の問題から、今年は高校を対象にした予防教育を行えないそうだ。そんな現状にもかかわらず、同相談所の関係者は「青少年が繰り広げる性犯罪の最も大きな問題は、集団心理によって、その行為が犯罪行為だという認識が薄れること。いくら性的暴行は犯罪だと教育しても、それを予防することはできない」などと開き直っている始末だ。  10代の性犯罪が年々増加し、具体的な対策も取れないままとなっている天安市。韓国全体が、同じような傾向になっていなければいいが……。

19人の中学生による集団レイプ事件に懲役6年の実刑判決! 韓国地方都市で急増する、10代の性犯罪

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イメージ画像 Photo By USAG- Humphreys from Flickr.
 10代の性犯罪が増加している韓国の地方都市で、異例の実刑判決が下された。集団レイプ事件を起こした中学生10人に、懲役刑が言い渡されたのだ。  事の発端は、2015年7月18日にさかのぼる。主犯格は、忠清南道・天安市の中学校に通う女子生徒Aさんと性的関係を持った15歳のB。彼はそれから数時間後、友人3人にその話をし、再び自宅にAさんを呼び出した。そしてAさんに酒を飲ませて、友人らと集団レイプしたという。その後も、中学生が続々と乱入。Aさんは翌日の夜7時まで、計19人に体をもてあそばれた。男子中学生らは、Bのアパート屋上などでも行為に及び、その様子を撮影して一部SNSにもアップ。後の調査で判明したことだが、Aさんを暴行した男子生徒たちは2~3年生で構成された地元の不良グループのメンバーだったという。  集団レイプと撮影に加担した10人は逮捕、残りの9人は少年保護事件として検察に送致された。その後、裁判にかけられた10人は、冒頭のような厳しい実刑判決(懲役2年6月~6年)を言い渡されることとなったのである。  集団レイプという極めて悪質な犯罪だが、中学生が懲役6年の実刑判決を受けるのは珍しい。さらに異例とされているのは、加害者と被害者の親同士はすでに和解に応じ、裁判所に合意書を提出していたにもかかわらず、厳しい判決が出たこと。詳細は不明だが、裁判所は、被害者Aさんの父親は娘に性的暴行していた形跡があると判断したようだ。  いずれにせよ驚くべきは、天安市における青少年の性犯罪の増加だ。天安東南・西北警察と天安教育支援庁などによると、同市の10代による性犯罪は2011年に17件だったが、12年に22件、13年に31件、14年に38件と右肩上がりに増えている。そして15年は45件と、わずか3年で倍以上に急増してしまった。  原因のひとつとしては、同地方における教育カリキュラムが貧弱だという指摘がある。忠清南道性暴力相談所は昨年、32の小学校と14の中学校、7の高校を対象に“性暴力予防教育”を実施したという。しかし、この数字は全体で見ると小学校45%、中学校46%、高校33%しかカバーしていない。さらに予算の問題から、今年は高校を対象にした予防教育を行えないそうだ。そんな現状にもかかわらず、同相談所の関係者は「青少年が繰り広げる性犯罪の最も大きな問題は、集団心理によって、その行為が犯罪行為だという認識が薄れること。いくら性的暴行は犯罪だと教育しても、それを予防することはできない」などと開き直っている始末だ。  10代の性犯罪が年々増加し、具体的な対策も取れないままとなっている天安市。韓国全体が、同じような傾向になっていなければいいが……。

【動画あり】日本のAV模倣説も……中国のローカルバスで、女性をSM露出調教!?

 経済発展とともに、ストレス社会へと変わりつつある中国。近年、そのストレスを発散させるかのような、公然露出事件が相次いでいる。  そんな中、今度は路線バスの車内で過激な露出事件が発生した。 「光明網」(2月1日付)などが伝えたところによると、1月31日、上海市内の路線バスに乗車中の女性が、突然、着衣を脱ぎ始めた。  さらに、この様子を撮影した動画はネット上に流出。お祭り状態となった。  問題の動画には、座席にひとりで座る20歳前後とおぼしき女性が、何かに取り憑かれたようにおもむろに服を脱ぎ、上半身裸になる様子が収められている。ほかの乗客は年配者が多く、慌てて制止したり、脱いだ服を着させたりしている。  この女性は、ストレスの影響で突発的に脱いだのだろうか? しかしよく見てみると、この動画には不自然な点がある。まるで女性が服を脱ぐことを知っていたかのように、いきなり脱ぎ始めるところから映像が始まるのだ。しかも撮影している男は、「こんなところで脱いじゃダメだ」と諭しながらもカメラを回し続け、女性に向かってズームアップまでしている。  報道によると、バスの運転手が警察に通報したとのことだが、女性が露出に及んだ動機など、事件の背景については一切触れられていない。  ネット上では、「撮影者と女性は実は顔見知りで、プレイの一環だったのではないか」「日本のSMものAVで見たことあるぞ。2人は主従関係で、女性は露出調教されていたに違いない」といった臆測も流れている。  上海在住の日本人男性も、この一件に関し「プレイ説」を支持する。 「個人がハメ撮りした映像が多数アップされている中国語のサイトがあるのですが、青姦や公然露出モノがやたらと多い。この事件の映像も、明らかに狙ったものでは?」  AV大好きな中国人民だが、これからは自分で撮る時代!?

うぶっ娘たちとHし放題? 伝説のAV企画、マジックミラー号が遂にゲームに!

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 ソフト・オン・デマンドの人気AV企画みんな大好き『マジックミラー号(MM号)』が二次元エロ超大作☆「マジックミラー号これくしょん-マジこれ-」としてゲームになる!? そんな夢のような話が舞い込んできた。  事前登録だけでユーザー数13万人以上を突破したなど話題沸騰のブラウザゲームで、参加ユーザーがMM号に乗り込み、全国を走破。各地の“うぶっ娘”たちをナンパして車内で口説いてHまでしてしまおうという大胆な発想が魅力となっている。  登場キャラクターも萌えっ子ぞろいで、“うぶっ娘”と呼ばれる二次元キャラが多数登場。お気に入りの“うぶっ娘”を集めて、自分だけのハーレムを作ることも可能だ。  今回、SOD入社2年目にしてマジックミラー号広報に就任した望月里紗さんを訪問。MM号の世界観を家にいながら疑似体感できるという本ゲームについて詳しく話をうかがってきた。 ──MM号を題材にした夢のようなゲーム企画。まずはゲームの内容について詳しく教えてください。 望月里紗(以下望月) MM号シリーズは、もともとシリーズナンパものの名作。主人公が監督という設定で、このMM号に乗り込んで全国を訪ね、行く土地土地で可愛い女の子をナンパして、Hまでしてしまおうという大胆なゲームです。DMMプラットフォームでプレイできる基本無料のブラウザゲームです。 ──MM号はマジックミラーが搭載された特殊な車両ですが、それもそのままゲームに反映されるんでしょうか? 望月 そうです。Hシーンは特にこの外が丸見えなマジックミラー効果の恥じらい感が十分に生かされた魅力的な内容になっていると思います。 ──ゲーム化のきっかけは、なんだったのですか? 望月 DMMさんで2013年頃からオンラインゲームが盛り上がり始めて、弊社オーナーの高橋がなりがある時、ゴルフの場で「今、ゲームがすごいよ」ってDMMの偉い方から声をかけられたのが着想のきっかけです。以前からゲームに着目していた高橋のほうも、会社に帰ってくるなり「ゲームをやるぞ!」って(笑)。すぐに担当部署を立ち上げて、SODとして初のゲームを作る試みをスタートさせたんです。 ──いろんなアイデアがある中で、なぜMM号が選ばれたんですか? 望月 企画の根幹を作っていく中で、「SODならではのものを作ろう」って。それでMM号に白羽の矢が立ったんです。原点に立ち返る意味も込めて、SODが初期のころに作っていた素人物を題材にゲームを作ろうって。 ──ここで登場する素人というのが、今回のゲームに登場する様々な“うぶっ娘”たちですね。 望月 そうです。毎月新しい“うぶっ娘”たちが登場する予定になっています。もしかしたら弊社社員もそのうち登場してしまうなんてこともあるかもしれないですよ! ──望月さん自身はこのゲームの中に登場するんですか? 望月 わたしはナビゲーターとして、ゲーム初心者の方に内容を案内しています。 ──望月さんが脱いでしまうなんてこともあるんですか? 望月 わたしは入社の際に両親と“脱がない約束”をした上で入っているので、今回はその予定はないです。うちは新卒入社の際に高橋の方針で、そういったことへの同意書を書いた上で入社するという規則がありまして……。 ──その割に社員の方もAVデビューされたりしていますよね……「これはわからないぞ」って期待して待っていてもいいんでしょうか? 望月 お客様のリクエストが多ければ……考えちゃうかもしれないですね(恥)。同意書の件も今年から廃止されてしまったので(笑)。
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※マジックミラー号広報の望月里紗さん
──ゲームを見てみると、絵のタッチがいかにも萌え系でいい感じですね。望月さんの公式Twitterでは、さまざまな“うぶっ娘”たちが少しずつ紹介されていっています。最近だとお嬢様JKの四之宮雅(みやび)ちゃん、保育士のうぶっ娘の戌井(いぬい)夏美ちゃん、チャイナドレスが印象的な中華料理屋さんのうぶっ娘店員、鈴花(りんふぁー)ちゃんなどなど……。 望月 あと、うぶっ娘駅員の水谷瑠璃ちゃん、同人誌作家の緒方里美ちゃん、歯科助手の深澤智代さん、お魚屋さんで働くうぶっ娘の三橋利枝ちゃんもおすすめです。絵もきちんとした売れっ子の方に作画をお願いしています。R-18なので、お名前を出せない方が多いのですが、脱ぐ前も脱いだ後も期待していてください。それぞれの“うぶっ娘”たちのボイスにも注目です。こちらもプロの声優さんたちにお願いしているんです。いろんな職業の方が登場するので、コスプレを楽しめますし、エッチシーンもシチュエーションがそれぞれ用意されていて、巨乳から貧乳、人妻からロリまで、とにかくバラエティ豊かです。SODならではの、がっつりヌケる内容のゲームになったと自信を持っています。 ──今大人気の巫女キャラも登場するみたいですね。 望月 登場します。ちなみにわたし自身、巫女のバイトをしていたことがあるので、この巫女キャラには注目しています。 ──この“うぶっ娘”たちを口説くだけでなく、自分のものにしてさらに強化もできるとお聞きしています 望月 そうです。ユーザーの方同士、自分だけの“うぶっ娘”を育てて対戦なんてこともできるんです。 ──“うぶっ娘”をどんどんエロく、進化させられるということですね。 望月 条件を満たすことで“うぶっ娘”のビジュアルが変化し、ステータスもUPします。どんな内容かは実際にゲームをしながら確かめてください。そういえばPVも作ったんです。このゲームの世界観がよくわかる内容になっています。
──将来的にはアニメ化も期待できそうなPVですね。 望月 アニメ化も、実は検討しています。そのためにも今、その業界のコラボパートナーを大募集中なんです。電子書籍やライトノベルなんかも面白いと思っています。“うぶっ娘”のアイドルユニットもできればいいなって。ちなみに今回のPVに使われている楽曲もオリジナルなんです。これも詳細は明かせないんですけど、超有名子ども向けアニメの曲を作曲されている方に依頼して作ってもらっています。 ──SODstarによるうぶっ娘キャラの実写化も、ぜひよろしくお願いします。 望月 ゲームの実写化、いいですね(笑)。 ──ゲームを楽しむ上で何か注意点はありますか? 望月 Hなボイスもあるので、音漏れ要注意なこと。あと、このゲームでオナニーのしすぎにも注意してください。それ以外は特に問題点はありません。 ──余談ですが、望月さんも今回、このゲームをナビゲートしながら、思わずオナニーしてしまったみたいなことはあったんですか? 望月 ご想像にお任せします(恥)。 ──全国のメロンブックスさんでキャラカードの配布もされているとか。 望月 そうです。そのカードに書かれたシリアルでプレゼントをもらうことも可能です。メロンブックスさんに行っていただければ無料で手に入ります。(※一部の店舗を除く)
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「マジこれ」のカード!
──SODグループとしても、ゲームという新しい世界がさらに広がってビジネスの幅が広がります。さすが高橋がなりさんですね。 望月 ここだけの話ですけど、もう2作目の企画もスタートしているんです。アイデアに関しても一般の方からどんどん募集したいって考えています。わたしのTwitterで大募集するので、面白いアイデアを持った人はぜひゲームの提案に来てください。 (取材・文=名鹿祥史) 望月里紗 公式Twitter http://twitter.com/risa_sod DMM「マジックミラー号これくしょん-マジこれ-」特設ページ http://www.dmm.co.jp/netgame_s/maji-kore/

『花男』英徳学園ばりのセレブ校!? 韓国「サムスン高校」がヤバすぎる!!

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 日本をはじめ、韓国や中国でも大ヒットしたドラマ『花より男子』。財閥の御曹司や社長令嬢ばかりが通う英徳学園高校が物語の舞台だが、最近韓国のネットで「リアル英徳学園ではないか?」と騒がれている高校がある。その名は「忠南(チュンナム)サムスン高等学校」。学校名から見て取れる通り、あの韓国最大手のメーカー、サムスン電子が設立した私立高校である。  2012年、忠清南道・牙山(アサン)市にサムスン・ディスプレイの工業団地が作られ、そこへサムスン役職員の家族が大勢引っ越すことになった。すると、市内の高校だけでは、役職員の子どもたちを全員入学させられなくなる事態に。そこでサムスンは、当初研究所を建てる予定だった敷地に、急遽学校を設立したのである。サムスンマンにとっては、なんともありがたい福利厚生だったはずだ。  ところが、開校前からこの高校への批判が絶えない。というのも、地元住民たちは「サムスン高校」の開校で子どもたちの学校選択の幅が広がると喜んでいたが、その期待をサムスンは見事に裏切ったのだ。  例えば、新規入学生募集要項には「新規入学定員のうちサムスン役職員の子弟70%、社会的配慮者20%、一般公募は10%」という条件が記されていた。そのため、開校前に行われた入学説明会にも、サムスン役職員の名刺がなければ入場できなかったという。つまりこの学校は、サムスンの、サムスンによる、サムスンのための「貴族学校」だったのだ。その上、親の財力や職業による入学者選抜は合憲という判決も出され、サムスン高校は地元で完全に嫌われ者になってしまった。
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 とはいえ、天下のサムスン電子が建てた学校だけあって、施設は国内でもトップクラス。まず、入学生には自社のタブレット「Galaxy Note 10.」1が提供される。学校内の電子機器は、もちろんすべてサムスンの最新機器。寮は4人部屋だが、バスルームが2つあり、事実上の2人部屋となっている。写真で見る限り、一般的な学生寮とは違って、とても快適そうだ。
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 ほかにも広々とした体育館にスポーツジム、スマホの名前にちなんだ「ギャラクシー・ホール」という講堂や、学生ひとりに専用バイオリンが必ず1台割り当てられる音楽室など、まるでドラマのセットのような施設がそろう。もちろん、給食のレベルも高い。  教育システムはかなり独特で、新入生は入学日から66日間、家に帰ることができないという。この間、インターネットやテレビからの情報を遮断されたまま校内で生活することになるが、これはサムスン高校の立派な一員になるための「66日間の奇跡のるつぼ」という独自の教育システムだそうだ。
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 高校でありながら大学のような単位制で、6学科が設置されており、専攻を選ぶこともできる。文科、理科、芸術科のすべてを扱う高校は、韓国でも数少ない。  また、アメリカンフットボールやラクロスといった珍しい運動クラブもある。なんと、外国人コーチまでいるとか。ネット上では「まるで違う世界みたい」「ドラマみたいな生意気な子たちはいませんように」といった声が上がっている。  ちなみに、韓国の大手企業で学校を設立しているのはサムスンだけではない。自動車メーカーのヒュンダイや、韓国4大メガバンクのひとつであるハナ銀行、ポスコ建設など、韓国有数の企業が学校運営にも熱を上げているが、ここまで「特別」にこだわった学校作りはサムスンが初めて。今後、その成果は出るのだろか……。 (文=李ハナ)

連続窃盗犯に、男性客を狙った盗撮魔……韓国の銭湯は無法地帯!?

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Photo By Takanori Ishikawa from Flickr.
 大浴場にゆっくり浸かり、一日の疲れを癒やす銭湯。日本では日常的な風景だが、韓国でも多くの人に愛されている文化だ。しかし、最近の韓国の銭湯は“無法地帯”と化しているようだ。  2月4日には、釜山一帯の銭湯客をターゲットに窃盗を繰り返したイ容疑者(33歳・男)が逮捕されている。イ容疑者は2014年10月から、週末になると釜山市内の銭湯にたびたび出没して、客が洗髪中に鍵を拝借。12回にわたり、衣装ロッカーから金品を320万ウォン相当(約32万円)盗んだ。なお、イ容疑者は京畿道(キョンギド)に住んでおり、足がつかないように遠く離れた釜山にまで“出稼ぎ”に来ていたようだ。    同様の事件は最近、頻発している。1月3日、サウナの女子更衣室から57万5,000ウォン(約5万5,000円)を盗んだキム容疑者(59歳・女)。計21回のロッカー荒らしで890万ウォン(約89万円)を稼ぎ、1月21日に逮捕されたオ容疑者(24歳・男)など、銭湯の利用客を狙った犯罪が後を絶たない。  また、銭湯に関する問題は窃盗だけではない。2月3日には、多くの韓国人男性を震え上がらせる事件が明るみになった。  くだんの事件は、昨年のクリスマスに起きた。銭湯で盗撮を行っていたチョン容疑者(20代男)が逮捕されたというありふれたニュースではあるが、そのターゲットが問題だった。  実は、チョン容疑者が被写体に選んでいたのは、女性ではなく男性だったのである。男の様子を不審に思ったほかの客の通報によって逮捕されたのだが、彼の携帯の中には、なんと69枚もの男性の裸体が収められていたのだ。ちなみに、事件現場となったソウルの銭湯は、主に20~30代男性の利用が多いことで知られる“ある意味”有名なスポットでもある。  一方、チョン容疑者よりも直接的な犯行に出たのがキム被告(29・男)だ。1月25日の裁判で強制わいせつ罪との判決を受けた彼の奇行も、多くの韓国人男性を恐れさせた。  キム被告は昨年10月、サウナに併設された仮眠室で、裸で横になっている男性A氏(21)を見るとそっと隣に迫り、太ももや下腹部をなで回したというのだ。ちなみに、これが初犯ではなく、常習犯だったという。  銭湯を舞台に、男性を標的にした一連の事件。普段はソラネットなどアダルトサイトでエロ画像を物色する韓国ネット民たちも「銭湯で一日の疲れを取りたいのに、おちおち行けない……」と困惑を隠しきれない。特に男性は、警戒心を持って行かなければならないようだ。

施術中の彫り師の横で弁当タイムもザラ!? 中国“不衛生タトゥー”が原因で悪性脳腫瘍を発症!

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中国のあちこちにあるタトゥースタジオ。美容院に行くくらいの感覚で利用できる
 全国の公衆浴場や海水浴場で、タトゥーや刺青を排除する動きが進むのと同時に、彫り師への規制も強化されている。医師免許を持たずに、客にタトゥーや刺青を彫った彫り師が、医師法違反容疑で摘発される例が相次いでいるのだ。  昨年8月には、大阪府のタトゥースタジオの代表と彫り師ら男女計5人が、11月には名古屋市のタトゥースタジオ経営者と彫り師ら男女計4人が検挙されている。  その一方、女性客3人にタトゥーを入れたとして医師法違反で略式起訴された大阪府の彫り師の男性が、無罪を訴え法廷闘争に踏み切るなど、職業としての彫り師の正当性に対する議論が盛り上がっている。  そうした議論のひとつの材料となりそうな事件が、中国で起きた。  陝西省西安市に住む22歳の男性が、背中に彫ったタトゥーから細菌感染したことが原因とみられる、7つの脳腫瘍を発症したのだ。 「新華網」(1月29日付)によると、男性は2014年の年末、街中のタトゥースタジオで、背中に大きな龍のタトゥーを入れた。しかしその後、間もなくして微熱が出るようになったという。近くの病院で風邪と診断され、5日間の点滴で熱も治まったため、気にもかけなかったが、翌15年の6月に再び熱が出ると、それから半年間、高熱を繰り返し、ひどいときには40度を超えることもあったという。  その後、地元の別の大学病院に入院した彼は、腰椎穿指(脳脊髄液圧検査と,液採取のために行う穿刺法のひとつ)と頭部CTを受けた結果、脳が細菌感染していることが判明。脳内に、大小7つの腫瘍が発見された。  大学病院の教授は、タトゥーを彫る際に使用した針から細菌に感染したことを原因とする見方を示しており、不衛生な場所で安易にタトゥーを彫らないように注意を呼びかけている。  もう少し発見が遅れていれば、運動、知覚、思考などに影響を及ぼす可能性があったという男性だったが、直後に行われた手術が功を奏し、快方に向かっているという。  広東省在住の日本人男性は、中国のタトゥースタジオの衛生状態についてこう話す。 「商店街や住宅街の一角で、『紋身(タトゥー)』という看板を掲げている店をよく目にします。中をのぞくと、ソファに客を寝かせて施術していて、その横で別の従業員が弁当を食べていたりする。彫り師もマスクなんてしてませんから、衛生観念なんて皆無でしょうね」  日本での彫り師の在り方や、タトゥーや刺青の露出の是非については、さらに本格的な議論がまたれるところ。しかし、タトゥーや刺青の施術が、生命に関わる事態となる可能性があることも事実である。 (文=牧野源)

「糖質制限ダイエット」は、やっぱりヤバすぎる!? 第一人者“急死”の衝撃

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「週刊文春」(2/18号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「育休国会議員宮崎謙介(35)の“ゲス不倫”撮った」(「週刊文春」2/18号) 第2位 「清原和博懺悔告白<相談役に号泣カミングアウト>」(「週刊文春」2/18号) 「『清原和博』汚れたお薬手帳」(「週刊新潮」2/18号) 「愚かな番長・清原和博」(「週刊現代」2/27号) 「あの同僚選手がすべて暴露 清原現役時代の『クスリ』と『女』」(「週刊ポスト」2/26号) 第3位 「やっぱり危ない!? 『糖質制限ダイエット』第一人者が急死」(「週刊現代」2/27号) 第4位 「“脅す官邸、脅えるテレビ”高市総務相『電波停止』発言でテレビは死んだ」(「週刊ポスト」2/26号) 第5位 「馬鹿にできない『北朝鮮』ミサイルの劇的進化」(「週刊新潮」2/18号) 第6位 「サンダースは米大統領になれるか?」(「週刊文春」2/18号) 第7位 「【全国民必読】マイナス金利、大失敗」(「週刊現代」2/27号) 「マイナス金利 未体験の世界でこれから起きる10の衝撃現象」(「週刊ポスト」2/26号) 第8位 「『狩野英孝は大うそつき』川本真琴妹が激白」(「週刊文春」2/18号) 第9位 「面倒くさい男・松山英樹の『技術と成長』」(「週刊現代」2/27号) 第10位 「2カ月で7人も卒業表明!『AKB48』に訪れた大量絶滅期」(「週刊新潮」2/18号) 第11位 「<川崎中1殺人公判> 目隠しで守られた『主犯少年』のゴマカシ供述ウソ供述」(「週刊新潮」2/18号) 巻末付録 現代とポストのSEX特集の勝者はどっちだ!  まずは新潮の記事。当時中学1年生だった上村遼太君(当時13歳)が昨年の2月20に川崎市の多摩川河川敷で無残に殺された。その事件の主犯(19)の公判が2月2日から4日まで開かれたが、新潮はこの主犯の少年が供述していることはウソばかりだとし、主犯の実名を公表している。  未成年の実名を出すことには賛否があるが、このような残虐な殺人のケースの場合、新潮や文春は実名に踏み切ることが多い。  2月10日に出された判決は、懲役9年以上13年以下の不定期刑とするというものだった。裁判員裁判だったが、刑が軽すぎるという声も上がっているようだ。彼が成人していたら無期懲役か死刑判決もあったのだろうか。  同じ新潮に、AKB48が「大量絶滅期」に入ったのではないかという記事がある。メンバーの卒業は2014年が7名、去年が11名だったが、今年は2カ月だけで7名も出ているそうである。  このままいけば今年は、20~30人は卒業するかもしれないというのだが、それは端的にいえば「AKB48の人気が落ちてきている何よりの証拠」(関係者)だという。 「昔は前田敦子、大島優子などの人気メンバーを見て、頑張れば彼女たちのようになれるという夢を持つことができた。今は、夢を持てない。だから、“AKBにいても意味がない”となるのは当然。今後はこうした中堅・若手が続々辞めていくでしょう」(同)  栄枯盛衰は世の習い。それが少しばかり早く来たということだと思う。  2月7日に行われたフェニックスオープン、リッキー・ファウラーとのプレーオフで、驚異的な粘りを見せて今季初勝利をあげた松山英樹には、日本人初のメジャー優勝が期待されている。  この松山、優勝インタビューでも素っ気なく、現代は面倒くさい男だといっている。だが、彼の技術は確実に成長してきている。  ゴルフ解説者の小山武明氏はこう解説する。 「以前の松山はバッティングの際にテイクバックが大きすぎて、インパクトでタッチを合わせる感じがあった。でも今大会では、それがなくなりました。バックスイングが小さくなり、ヘッドを減速させずにパチンとしっかり打てるようになったんです。バッティングのルーティン、つまり打つまでの所作も変わったように思います。以前はアドレスに入るとそのまま両手でグリップしていたのですが、その前に右手1本で握る動作が入るようになり、より慎重にラインを合わせるようになった」  また、小山氏はこうもいう。 「ショットについては、スイングは特に変わってはいません。しかし、フルスイングをしなくなりましたね。力を抑え気味に、自分の打ちたい距離を打っている。経験を積んできたなかで、飛ばすよりも、確実性のほうが大事だとわかったんでしょう。(中略)インパクトの直後に右手を離す癖はまだありますが、あれはスイングの微妙なズレを瞬間的に察知して行っているもの。右手を離すことでフェースが回らないようにして、ボールが左に行くのを防いでいます」  ゴルフ好きの数学者で、お茶の水大学名誉教授の藤原正彦氏は、そんな松山にエールを送る。 「どんな世界も同じですが、強い男は嫉妬され、『態度が横柄だ』と本質以外のことを責められるもの。松山がときに批判を受けるのも、強いからこそです。でも彼には、そんなものすら気にしないたくましさがある。あの個性で、これからもどんどん勝利を重ねていってもらいたい」  去年はスピースの時代、今年は松山の時代が来そうだ。  第8位。自称イケメン芸人の狩野英孝(33)という男の乱脈な女性問題を、文春が報じている。なんでも歌手の川本真琴(42)は狩野と付き合っていたのに、男が若い無名モデルと付き合いはじめた。彼女がSNSで事務所公認で付き合っていると公表し、狩野から川本とは昔付き合っていたが、半年前ぐらいからストーカー状態化していると聞いていると書いたという。  それに対して川本がTwitterで「わたしの彼氏を取らないでください。一生一緒にいようって話してるし、思ってます」と“宣戦布告”したというのである。  この狩野なる男「平成の火野正平(ほとんどの人が知らないと思うが)」といわれるほど、女好きでまめで二股三股は当たり前のようだ。  以前、渋谷で狩野にナンパされた女性が、「クズの極み」といっている。この世にはゲスとクズな男しかいないのだろうか。  この原稿を書いているときにasahi.comの号外が流れた。 「昨年10-12月期のGDPの実質成長率は、前期比で年率1・4%減」  株は下落を続け、円高は止まらない。日銀が打ち出したマイナス金利政策は今のところ、なんらいい影響を与えていないようだ。  現代とポストが巻頭で、マイナス金利について特集を組んでいるが、あれほど日経平均2万5,000円までいくと煽り続けてきたポストも、さすがに論調が変わってきたようだ。  ポストは、世界でこれから起きる衝撃現象として「アメリカの利下げ」「地銀破綻で金融大再編」「住宅ローンに利息発生で住宅バブル」「GPIF運用損失拡大で年金減額」などが起きるとしている。  一方の現代のほうも「株安と円高はもう止められない」とかなり悲観的である。このままいけば「1ドル100円まで」いくとし、「日本株の1万3000円は十分にあり得る」(在NYファイナンシャル・コンサルタントの若林栄四氏)という。  いよいよアベノミクスの先行きは暗雲どころか真っ暗闇のようだ。  第6位。私が今一番興味をもっているのは、アメリカ大統領選である。中でも民主党のバーニー・サンダース上院議員(74)に注目している。大統領になれば史上最高齢になる。  文春も取り上げているが、彼はユダヤ系ポーランド人移民の労働者階級の出身で、親戚にはホロコーストで犠牲になった者もいる。父親はペンキ販売員で家庭は貧しかったから、小さい頃から常に経済格差を身近に感じてきたという。  高校時代はマラソンの選手で、シカゴ大学を出て大工やジャーナリストとして活動した。  40歳でバーモント州バーリントン市市長選に出馬。わずか10票差でアメリカ初の「社会主義市長」となった。  市長として、ケーブルTV料金や家賃の引き下げ、高級住宅地の開発を白紙撤回させて市民のための公園にした。また、アメリカで初めて電力を100%再生可能エネルギーに切り替えたのである。  大統領に立候補したときは、ヒラリーの対抗馬になるとは本人以外誰も思ってはいなかった。だが彼が掲げた「最低時給を15ドルに引き上げる」「医療の国民皆保険」「公立学校の授業無償化」は、若者や女性たちから熱狂的な支持を受けている。  ニューズウィーク日本版は、そのほかにも「家族のための有給休暇」「大企業への増税」「警察・司法の制度的人種差別の撲滅」を訴え、ウォールマートに対して「従業員が生活できるだけの賃金を払え」と攻撃しているという。  毎回「人民の人民による人民のための政治を実現させる」で始まる。興奮した若者たちが「バーニー、愛してる!」と絶叫するという。  アイオワではヒラリーに肉薄し、ニューハンプシャーでは圧勝した。暴言の数々が話題になる共和党のトランプとは支持のされ方が違う。保守系ニューズウィークでもこう書いている。 「彼の主張する『政治革命』によって、アメリカ政治がすぐ変わることはないかもしれない。しかし、サンダースに刺激を受けた支持者が民主党の活動に積極的に関わるようになれば、長期的には変わり得る。彼を支持するスタッフやボランティアや活動家が次世代の民主党を担い、今回の経験を将来の大統領選に生かすだろう」  変わりつつあるアメリカがうらやましい。サンダースがもし大統領になればアメリカが変わり、日米関係も変わるはずだ。貧富の格差の是正、富裕層からの富の再配分は、日本においても至急手を付けなくてはいけない重要課題である。安倍首相にこの国をまかせておいてはダメだということがハッキリした今こそ、日本にもサンダースが出てきてほしいと思う。  さて北朝鮮が、2月7日に長距離弾道ミサイルを実験発射した。当然ながら日米韓は痛烈に非難し、さらなる制裁措置を講じるといっている。  だが、今回のミサイル発射にはどれほどの意味があるのか、どれほどの脅威なのかがよくわからない。  新潮は、今回の実験について「侮るなかれ。防衛省内に衝撃が走るほど、確かな進化が見られた」と報じている。  防衛省のさる幹部が、今回は東ではなく南に打ったことに重要な意味があるといっているからである。 「2009年当時、北朝鮮がミサイルを飛ばしたのは東の方角でした。東、すなわち日本海方面ということになるので、一般の日本人にとっては今回よりも恐怖を感じやすい面があった」  東に打つと地球の自転の後押しが加わるため、飛距離を延ばしやすいから技術的には難しくないという。だが今回は南だ。向かい風の中を走るようなものだから、急速に技術力が上がり自信がついたのではないかというのである。 「ミサイルから切り離された運用可能な人工衛星を軌道に乗せることにも成功したと分析されていて、やはり進化が読み取れるのである」(新潮)  軍事ジャーナリストの潮匡人氏もこういう。 「この人工衛星がしっかりと稼働すれば、北朝鮮は世界で10番目の人工衛星自力打ち上げ国となり、韓国も為し得ていない『快挙』です。つまり、今度のミサイル発射は単なる脅しではなく、『実利』を得た可能性が考えられ、それほど北のミサイルは進化していると言えます」  さらに、ミサイルへ搭載する核弾頭の小型化も着々と進められているというのだ。そうなるとミサイルに複数の核弾頭を搭載できるので、日本の迎撃システムであるイージス艦に搭載されたSM3や、陸上に配備されるPAC3は、1対1の迎撃ミサイルなので意味をなさなくなるというのである。  日本や韓国を無視し、中国のいうことさえ聞かず、アメリカにケンカを売る北朝鮮の真意は、ここで怯めば国がなくなってしまうという恐怖心があると見る識者もいる。  そんな国に制裁だと拳を振り上げて叫んだところで、効果は知れている。中国を巻き込まなければダメだ。日米中韓で、腹を割った話し合いを大至急する必要があるのはいうまでもない。安倍首相にその覚悟があるのかが問われている。  第4位。ポストお得意のメディア批判。2月8日の衆院予算委員会で、放送の政治的公平を定めた放送法4条について、奥野総一郎・民主党代議士がこう質問した。 「これを恣意的に運用されれば、政権に批判的な番組だという理由でその番組を止めたり、番組のキャスターをはずしたりということが起こりうる。放送法4条の違反には、放送法174条(業務停止)や電波法76条(電波停止)を適用しないことを明言してほしい」と質問されると、高市早苗総務相はこう答えたのだ。 「国論を二分する政治課題で一方の政治的見解を取り上げず、ことさらに他の見解のみを取り上げてそれを支持する内容を相当時間にわたり繰り返す番組を放送した場合」  などと具体的な例を挙げた上で、 「行政指導しても全く改善されず、公共の電波を使って繰り返される場合、それに対して何の対応もしないと約束するわけにいかない」  電波法では「電波停止」の権限は総務大臣にある。高市氏の答弁は「政府が要請しても放送局が番組内容を改めないときは電波停止もありうる」というテレビ局への「恫喝」であると受け止めるのは当然だし、それに反対の声をテレビ局側が挙げないのはおかしいというのである。この発言は法の趣旨を完全に履き違えているのだが、ここでは詳しいことは省くが、当然であろう。  4月の番組改編でテレビ朝日『報道ステーション』の古館伊知郎氏、TBS『NEWS23』の岸井成格氏、NHK『クローズアップ現代』の国谷裕子氏が一斉に降板するのは、こうした政治家たちの意向と無縁ではないはずである。  お笑いとジャニーズ事務所におんぶに抱っこの、テレビ局に何かを期待するほうが無理だと、わかってはいるのだが、それにしても意気地のない連中の吹きだまりになってしまった。  安倍政権などこのまま放っておいても1、2年で終わるのである。そんな先の見えた政権に脅える必要などないはずだ。だが、今のテレビには、そうしたことさえ見えなくなっているのだろう。  私は先月末、10日間ぐらい海外にいたが、テレビなど見なくてもネットがあれば十二分にことは足りる。もはやテレビはあってもなくてもいいタダの「箱」になってきていることに、早く気づくべきである。  第3位。私もよく知っているノンフィクション・ライターの桐山秀樹氏が、2月6日未明に逝去したと現代が報じている。享年61。  最近、彼が注目を浴びたのは炭水化物を一切取らない「糖質制限ダイエット」を始め、激痩せしたときだった。  10年にダイエットを始めたが、それまでは身長167・5cmで体重は87kg、ウェストは100cm以上あったという。彼がこう話していた。 「咳が出るので、最初は風邪だと思っていたんです。だが症状は次第に重くなる。呼吸も苦しくなり、食べたものを咳とともに吐くようになった。医者から告げられた病名は『糖尿病』──」  何しろ血糖値が215、2カ月の血糖平均値、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は9.4と非常に高い数値が出たそうである。血圧は上が200以上、下が100近くあった。立派な生活習慣病である。  その日以来、あれほど食べていたご飯やそば、パスタは一切食べないようにして、代わりに主食として食べるのは、豆腐やチーズ、肉、魚。酒は焼酎、ウイスキーはオーケーで、赤ワインも少量なら問題ないそうだ。  そして日々の散歩も欠かさないように努めたら、結果はすぐ出た。なんと1週間で5kg痩せ、3カ月後に血糖値は93に半減、体重は15kgも減ったという。  この糖質制限ダイエットは他のダイエットに比べて、圧倒的に楽で誰でも簡単に始められるというのでブームになった。  彼と同じように、肥満で糖尿病を患う中年男性たちと「おやじダイエット部」を結成し、みんなで集まり楽しく食事をしながら、我慢せず痩せるダイエットを実践してきた。  その活動を綴った『親父ダイエット部の奇跡』はシリーズ化され、テレビでも取り上げられたという。  しかし、この糖質制限ダイエットについては専門家の間でも賛否が真っ二つに分かれている。  京都大学大学院の森谷敏夫教授はこう話す。 「言っておきたいのは、脳を動かすエネルギーは100%『糖』だということです。炭水化物を食べずに、脳を正常に保つためには、1日に大量のタンパク質や糖質を摂らなければなりません。数kgもの肉を食べ続けることは現実的じゃない。 痩せたのは、脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。でも脂肪は減っていない」  このダイエットをしていると慢性的な眠気を抱えるが、これは脳が極力エネルギーを使わないよう指示を出すためだそうだ。  愛し野内科クリニック院長で、糖尿病を専門に診ている岡本卓医師は、「糖質制限ダイエットを厳格に実行すると死を招く恐れがある」と忠告する。 「06年に『ランセット』『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』という世界の二代医学誌に、糖質制限ダイエットを厳格に実行すると、体内に老廃物が溜まり、体が酸化し非常に危険な状態に陥るケースが報告されました。スウェーデンの医師は、タンパク質ばかりを摂ることで、悪玉コレステロールが溜まり、動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞が増えたという結果を発表しています」  痩せることより、長生きすることのほうが重要なのですという言葉があるが、その通りである。ダイエットはやり出すとストイックになる人がいる。食べることを楽しんで、適度な運動をして体力を維持するのがベストなのではないか。  桐島氏とは、月刊現代(講談社)時代によく会って話をした。人なつこい笑顔が素敵な人だったが、残念である。  各誌清原逮捕事件を報じているが、やはり文春、新潮の中身が濃い。  2月2日、警視庁組織犯罪対策5課が清原の自宅に踏み込んだときの模様を、新潮がこう報じている。 「キヨは、ダイニングの椅子でくつろぐように座っていました。目の前のテーブルに、0・047グラムの覚醒剤が入った小袋が置かれ、彼の左手には、開封したばかりの注射器と先端が斜めに切られたストローがあった。つまり、覚醒剤を注射するところだったんです」(社会部デスク)  新潮によれば、覚せい剤の入手先は群馬県みどり市に住む40代半ばの売人だという。  捜査関係者はかなり前から清原に目を付け、清原のタニマチといわれ、昨年2月に覚せい剤使用の咎で逮捕された田辺大作(45・仮名)なる人物に拘留中、「どうしても清原をやりたい。協力してくれ」といっていたという。  捜査関係者は、新潮に「清原が口座からカネを引き出すタイミングを定期的に見ていた」と語っている。つまり数十万円レベルで口座から引き出せば、クスリを買いに行くのではないかとマークするのだという。それ以外にも清原が出すゴミを漁り、クスリを使用している頻度などを調べていた。  頭を刈り上げサングラスに刺青という、暴力団も真っ青な清原の姿は世を忍ぶ仮の姿で、本当の清原は気の小さい繊細な神経の持ち主だという見方がある。それを誤魔化すためにクスリを使ったというのだ。かつて清原自身が相談相手だった人間にこう話している。今度は文春から引用してみよう。 「初対面の人と一緒に食事をしたりすることが嫌いで仕方ない。見知らぬ人がいる場所は緊張してドキドキする。小学生の頃は、野球の練習に行くのが嫌で、母親の陰に隠れてばかりいた。現役時代もバッターボックスに出て行くのが嫌だった。五万人いる球場の打席でバットを構えるのは、どうしようもなく緊張する。空振りしてしまうとお客さんのハァーっていうため息が全部自分に吹きかかるようで、緊張と不安で発狂しそうになる」  現代とポストは元巨人軍の投手で06年に覚せい剤取締法違反で逮捕されたことのある野村貴仁氏(47)のインタビューをしている(なぜかポストのほうは匿名である)。 「清原にグリーニー(興奮剤=筆者注)を渡すようになったのは、ワシが巨人にトレードで移籍した98年から。あいつは西武から巨人に移籍して2年目か。その頃、清原は『腰に痛みがある』と言っていて、その緩和のために渡した。(中略)あいつは、怪我の痛みを和らげたり、リラックスするためでなく、遊ぶためにクスリを欲しがった。はっきり言えば、女とヤるためです。(中略)清原は自分で使うだけでなく、ホステスにも配っていたようです」  やがてそれでは満足せずに、シャブに手を出していくのは“必然”だった。  気になる刑期だが、新潮で元東京地検特捜部検事の郷原信郎氏が、 「2月の下旬までに起訴が行われ、そのひと月程後から始まる公判は、2週間程度でケリがつく。所持量から鑑みて、判決は懲役1年6カ月、執行猶予3年というところでしょう。起訴後まもなく保釈される可能性もあります」 と話している。また元近畿厚生局麻薬取締部長の西山孟夫氏が薬物中毒についてこう話している。 「(報道が事実だとしたら=筆者注)量の面で言うと、清原はASKAのような大量服用ではありませんから、フラッシュバックについてはさほど心配はいりません」  同じように覚せい剤で逮捕、起訴され、実刑を受けた江夏豊のように、時間はかかったが球界復帰した人間もいる。江夏には彼の更生を助けた女性がいたが、清原にはいるのだろうか。銀座のクラブの若い愛人がいるようだが、逮捕された男を面倒見るほど清原に入れ込んでいるのだろうか。どん底まで堕ちた元スーパースターの茨の道はまだまだ続くはずだ。  今週の第1位も文春だ! 文春の快進撃が止まらない。スキャンダルは週刊誌の華。スキャンダルを忘れた週刊誌など裏のお山に捨てたほうがいい。  今週は「イクメン」として有名になった宮崎謙介衆院議員(35)の「ゲス不倫」である。彼の妻は同党の金子恵美衆院議員(37)。  昨年12月23日に宮崎氏は、妻が出産間近なので出産したら約1カ月の「育児休暇」を取ると宣言した。  これに対して国会内外で賛否両論沸き上がった。その反響の大きさに宮崎氏は、 「ここまで批判があるなら、絶対に折れるわけにはいかない。女性だけに産め、働け、育てろなんて不可能だ。男性の育児参加がなければ、女性活躍と少子化対策の一方は諦めなくてはならなくなる。議員の育児参加が無理なら、政策決定の場に育児や両立の当事者がいなくなってしまう」 と、ぶち上げたのである。  そして2月5日の朝方、妻は都内の病院で無事男児を出産したのだ。宮崎夫妻にとってめでたしめでたしとなるはずだったのに、そうはいかなかった。 「この男にそのような高邁な理想を振りかざす資格などない。敢えて言おう。宮崎氏は国会議員である以前に、人としてあまりに“ゲス”であると」(文春)  何がゲスなのか? 文春によれば、宮崎氏は平日を妻と一緒に東京・赤坂の議員宿舎で過ごし、週末は選挙区のある京都の自宅に一人戻ることが多いそうだ。  この部屋の存在は、地元でもあまり知られていないという。それをいいことに、宮崎氏はここで不倫相手と会っているのだ。関係を続けている不倫相手は宮沢磨由氏(34)。あまり知られていないが、芸能活動を続ける現役タレントで、身長168センチ、バスト90センチのプロポーションを売りに、グラビアや舞台などで活躍している女性だという。 「実家は代々の資産家。着物の着付けもプロ並みという、女子力の高い美女です」(宮沢氏の知人)  巻頭のモノクログラビアでは宮崎氏と宮沢氏が別々にマンションから出てくるところがバッチリ写っている。  宮崎氏の経歴は、幼少時代をフィリピンで過ごし、早大商学部を卒業後、IT関連会社などを経て人材紹介のベンチャーを起業して、06年に加藤紘一元幹事長の三女鮎子氏と結婚した。加藤姓を名乗っていたが、わずか3年で離婚している。  鮎子氏との離婚も女性問題が原因の一つだといわれているそうだ。  2人のなれ初めは、昨年冬頃、ある会合で宮崎氏に声を掛けられた宮沢氏が一目で彼のことを気に入り、すぐに深い関係になったという。彼女は彼が結婚していることも、妻が出産を控えていることも知りながら「絶対に別れたくない」といって、周囲を心配させているそうである。  イクメンからゲスメンに成り下がった宮崎氏はどう答えるのか。文春は宮崎氏の携帯に電話をかけた。すると、 「いやいやいや……もう勘弁してくださいよ。どういう時期か分かってるでしょ!」  深いため息をついて一方的に電話を切ったという。  別の日に、妻の見舞いを終えて病院から出てきた宮崎氏を改めて直撃。 ──宮沢さんという女性のことを聞くと、 「知らないよ。知らない、知らない」  知らぬ存ぜぬで切り抜けられるはずはないのだが、宮崎氏とすれば、これから起こるであろう諸々のバッシングに頭の中が真っ白になっていたに違いない。  男の子買春議員、パンツ盗人議員、あっせん利得疑惑議員の次は、ゲスメン議員か。これだけ自民党議員にスキャンダルが頻発しているのに、安倍内閣の支持率が下がらないというのは「異常」というしかない。  宮沢氏の母親がインタビューにこう答えている。 「娘から何となくは聞いています。でも、その議員さんは子供が生まれたばかり。結婚も二度目でしょう。娘は独身ですが、分別ある年齢です。まさかそこまで馬鹿じゃないと思う。私は娘を信じています」  だが、あまりにもふざけた振る舞いに宮崎議員への風当たりは強く、安倍首相も庇いきれなくなったのだろう。2月12日に宮崎議員が国会内で記者会見して、議員辞職することを表明した。  不倫相手とは1月4日に着物の着付けをしてもらったことで知り合い、会ったのは3回。京都へ行こうと誘ったのは自分からだったと認めた。妻のお産に立ち会い無事産まれたが、妻の産後が思うように回復していないのに、このような不適切な行為を行ったことを申し訳なく思い、妻と子どもには一生涯償っていきたいと、時折大きく息を吸い、目を潤ませながら何度も頭を下げた。  私はニコニコ動画で中継を見ていたのだが、野々村某とは違って潔く自らの愚行を認め、辞職したのは男らしくてよかった。  不倫を報じられた国会議員が、記者会見を開いて謝罪し辞職するというのは初めてではないか。いい前例になったと思う。買春疑惑、盗人疑惑の自民党議員も記者会見を開き、疑惑を認めるなり反論するなりしたらどうだろうか。  放映中にコメントが次々に流れたが、「もう文春は神」「センテンススプリングの破壊力」など文春を評価するコメントが多かった。他の週刊誌の諸君はこれを見てどう思ったのだろう。 【巻末付録・現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!】  まずはグラビアから。ポストは例によって新シリーズ「きれいな渡辺さん」を巻頭に持ってきている。後半は「イエローキャブ『巨乳伝説』」で、かとうれいこ、雛形あきこ、堀江しのぶ、細川ふみえ、佐藤江梨子などの豊満な胸を強調したグラビア。「写真家たちの『アートなエロス』」という芸術ヌード。ヘアはチョッピリある。  現代はSEXYとは違うが、ひと味違う「自律神経に効く 大人の『塗り絵』」をやっている。塗るだけで体の調子が良くなると、医学的にも塗り絵は推奨されているそうだ。  今週の売り物は、例のイクメンからゲス議員に成り下がった宮崎謙介議員と京都でお泊まりをした「不倫相手の宮沢磨由さん(34歳)」のセクシーショットを公開している。  なかなかそそるカラダだが、宮崎議員はこの写真をどう見るのだろう。感想を聞いてみたいね。  笑えるのは「英国・名門オックスフォード大 女子ラクビー部員が全裸に」というグラビア。たくましすぎてこちらが萎える。もう一本は、「佐々木心音 もう限界」。女優が挑む新境地というなかなかHな写真である。  おまけに袋とじは巨匠・沢渡朔氏が撮ってあった「半分弱」じゃなかった「范文雀」の幻のヘアヌード。懐かしいね。カワイイヘアもある。  グラビアでは現代が圧勝だ。  さて記事のほうは、あいも変わらずポストは「死ぬまでSEX」。ベッキー騒動で不倫は180度変わったというのだ。  要は、ベッキーのようにヘマをしないで偽装工作を完璧にするようになったというのだ。男はそれにだまされ続けているというお話だが、新味はない。  現代のほうもマンネリ一歩手前の「あの素晴らしいセックスをもう一度」。女から「大きいのね」「お強いわ」といわれれば、男は奮い立つというのだが、当たり前すぎて紹介する気にもならない。  もう一本は「スマホで楽しむエロ動画 みんなが困っていることにお答えします」。エロ動画を見ていて高額請求が来たらどうするのかなどの質問に答えるというもの。  そして今週も、若手実力派女優たちの「覚悟のヌード」と謳って、常盤貴子・鈴木保奈美・水野美紀・市川由衣・高岡早紀・吉高百里子・沢尻エリカなど名前は豪華だが、彼女たちのヘアヌード写真を拝めるわけではない。欲求不満になる。  というわけで今週もグラビアで圧勝した現代の勝ち! (文=元木昌彦)

韓国社会の深すぎる闇……1日で、赤の他人3人にレイプされた少女

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KBSより
 韓国で、1日に3人の男性に性的暴行を受けた少女の話が物議を醸している。事件の主人公はチソニ(仮名)。15歳の中学2年生だ。  昨年4月、チソニが家に帰ってこないことを心配した父親が、警察に通報。翌朝、それまで消えていたチソニの携帯電話の電源が突如としてオンになった。警察がGPS機能を手掛かりに居場所を突き止め、現場に急行したのだが、チソニが見つかったのは自宅から約50キロ離れたワンルームマンションだった。  警察に保護され、事情を聞かれたチソニの口からは、衝撃の事実が明らかになった。なんとわずか1日の間に、3人の男性に性的暴行を加えられたというのだ。しかも、その3人は、それぞれまったく面識がない他人だった。チソニは、駐車場や廃工場、また男性の自宅で、それぞれ性的暴行を受けたと証言した。  娘の安全を守れなかったという自責の念から、母親はうつ病を患い、自殺未遂を起こした。父親は「中学生であると知っていながら、娘に暴行を加えた男どもを、許すことはできない」と、その心中を韓国メディアに対して語っていた。  そんな驚くべき事件から数カ月後、事態は一転する。事件後、チソニの供述を通じて捜査線上に浮上した男性3人が、全員、証拠不十分で不起訴処分となったのだ。両親は激高し警察に詰め寄ったが、警察は「強制性はなかった」と、その事情を説明した。  韓国メディアは後日、最初にチソニに暴行したとされる男性(30代後半)を直撃し、説明を求めた。すると男性は、「むしろチソニの方が積極的に性行為を要求した」と釈明した。 「彼女は、普段からウェブサイトで知り合った男性と性行為をするのが好きだと言っていた。最近は美人局も多いし、私も警戒して携帯でその時の会話をすべて記録していたので、それを聞いてもらってもいい」  その男性は、ほかにも「チソニが投稿した中古PCパーツサイトへの書き込みを見て、会う約束をした」などと証言している。  男性がどんな目的で録音をしていたのかは、定かではない。弁護士らは「自分に都合のよい証拠を残すために、計画的に録音していたのではないか」と疑っている。また、チソニが書き込みを投稿したという証拠も、最後まで発見されなかった。  しかし、その男性の録音データが決定的な証拠となり、他の2人も不起訴処分となったそうだ。ちなみに、3番目にチソニに暴行を働いたとされる男性は、未成年に対する性的暴行の前科を持っていた。なお、その証拠となった録音データは一般には公開されておらず、警察のみが事実を握る状況となっている。  今回の事件を受けて、韓国では成人男性と未成年女子の性行為について、厳罰を科すべきだという意見が出てきている。現在、韓国では14歳以上の女子は法の保護の対象とならず、強制性が認められなければ罪にならない状況だ。逆に13歳未満の女子と成人男性が性行為を行った場合、「未成年者擬制強姦罪」という罪が適用され、強制性がなくとも処罰の対象となる。韓国の弁護士のひとりからは「他の先進国と同様に、少なくとも16歳までは無条件に法の保護下におくべき」という指摘が挙がっている。  なお、チソニは小学5年生の頃からその事件の日まで、合計で13人の男性に性暴力を受けてきたという。最初に暴行を加えたのは実の叔父で、その時に大きな精神的後遺症を負った。チソニの精神カウンセリングを担当する医師は、次のように話している。 「幼い頃に受けた性暴力の精神的傷が根深い。加害男性に好意を持ってしまうような精神的後遺症、つまりストックホルム症候群が治らなければ、同じような事態に何回も巻き込まれる可能性がある」  いくら性的暴行事件が多い韓国の事情といえども、今回のような事件は正気では見ていられない。法の不備などとともに、韓国社会の闇が浮き彫りになった一例ではないだろうか。 (取材・文=河鐘基)