『マッハ!弐』はCG&ワイヤーも使わない"人間の限界"を見せた本格タイアクション!

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CGでは再現できない本物のアクションシーンにも注目!
[徳光正行オススメポイント!] アジアの神秘、タイの魅力が詰まった本格アクション映画  監督兼主演のトニー・ジャーは、とても俳優とは思えない肉体美を誇っていましたね。あれは、ウェイトトレーニングでは作ることができない、格闘家のボディです。それだけに、アクションシーンの力強さは圧巻で、特に、荒れ狂う象の群れを従わせるところは、ものすごく新鮮でした。象とのバトルって、タイならではの発想じゃないでしょうか。ほかの国のアクション映画では、ほとんど見かけませんよね。
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 主人公が身を寄せて修行をする「ガルーダの翼峰」という部族も、おどろおどろしくて個性的。『タイガーマスク』の「虎の穴」とか、日本の山伏のような香りもして、ちょっと郷愁を覚えたり......。昔、僕が『世界ウルルン滞在記』(TBS)でタイに行ったときも、あれほどインパクトのある部族には出会えませんでした(笑)。  ただ、もう少しコメディの要素を入れてほしかった。復讐がテーマなので仕方がないのかもしれませんが、あまりにも暗いイメージが強すぎる。  例えば、子ども時代の主人公が踊りを習いに行ったとき、とぼけた男と踊りの掛け合いをするんですが、ああいうコミカルなシーンをもっと入れてくれれば、よりシリアスさが引き立った......かも? とくみつ・まさゆき 1971年、神奈川県生まれ。フリーアナウンサー徳光和夫氏の次男にしてタレント。本誌連載のほか、主なレギュラー番組に『ザ・ゴールデンアワー』(TOKYO MX)、『美人塾』(BSフジ)など。近著に『伝説になった男 〜三沢光晴という人〜』(幻冬舎/1260円)。昨年6月、リングの上で帰らぬ人となったプロレスラー三沢光晴氏。彼との、15年間にも及ぶ交流から知られざる素顔を浮き彫りにした渾身のエッセイです。
[宣伝担当オススメポイント!]
CG&ワイヤーを使わずに"人間の限界"に挑戦した意欲作!
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意外に知られていないタイの生活風習も忠実に再現。
 アユタヤ王国時代を舞台に、人気アクションスターのトニー・ジャーがド派手なバトルを繰り広げるアクション活劇です。これまでトニーがかかわってきた映画では、ムエタイにこだわり続けてきました。しかし、本作では、ムエタイはもちろん、カンフーやサブミッション、剣術や日本の居合いなど、数多くの武術を披露。そのリアルで迫力満点のアクションや、武術修行するときのストイックな姿は、まるで往年のブルース・リーを見ているような感覚に浸れるでしょう。アジアの格闘ものでは、ワイヤーや早回しを使ったアクションが多いのですが、それらは一切使わず、トニー自らの肉体のみで演技。特に、荒れ狂う象の群れを渡り歩くシーンは、いつ最悪の事態が起こってもおかしくないほど危険なものです。  今のCG全盛のアクションムービーとはひと味違う、鍛え抜かれた人間のすごさをたっぷりと味わうことができる作品です。
(構成/丸山大次郎) (写真/田中まこと) (スタイリング/中里智弘)
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アクション映画 『マッハ!弐』 15世紀のタイ国アユタヤ王朝の勢力が拡大する中、東の王国の王子・ティン(トニー・ジャー)は、家臣ラーチャセーナが起こしたクーデターによって、父と母を殺されてしまう。唯一、難を逃れて生き延びたティンは、ひょんなことから山賊"ガルーダの翼峰"に拾われ、その一味として生活することに。そこでムエタイやカンフー、剣術を師匠たちから学びながら、家族を殺したラーチャセーナへの復讐心を心の奥に燃やすのだった。 販売元/ポニーキャニオン 監督・原案/トニー・ジャー、パンナー・リットグライ 出演/トニー・ジャー 時間/98分 価格/3990円(税込) 発売/好評発売中! ⓒ2008 SAHAMONGKOLFILM INTERNATIONAL CO., LTD.ALL RIGHTS RESERVED

一時の流行語で終わる可能性も…… 実はテキトー&曖昧な「メタボ」の実態

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これがメタボじゃなかったら何がメタボなの?
世の中のへんなものをこよなく愛するのり・たまみの、意外と知らないちょっとへんな社会学。  天海祐希さんがCMキャラクターを務めている、清涼飲料水「DAKARA(ダカラ)」の余分三兄弟は「脂肪、糖分、塩分」です。では、メタボリックシンドロームこと通称「メタボ」の「余分四兄弟」とはなんでしょうか。  答えは、「腹囲(ウエスト)」「血圧」「血糖」「中性脂肪」です。この4つのうち3つ以上が基準値以上の場合に、「メタボ」と診断されます。また中でも「腹囲男性85cm、女性90cm以上」が必須で、かつ残り3つのうち2つ以上が当てはまればアウト。逆に、「血圧」「血糖」「中性脂肪」がダメでもウエストが細かったらセーフです。  「腹囲が基準値以上」をあえて「デブ」と表現するなら、メタボを強引に要約しちゃうと、「デブで高血圧と高脂肪」「デブで高血圧と高血糖」「デブで高脂肪と高血糖」もしくは全部の「デブで高血圧・高脂肪・高血糖」の人を言います。  2008年4月から「メタボ検診」が義務づけられ、日本でも一気にその言葉が知れ渡りましたが、実はメタボを巡って現場は大混乱&異論が続出しています。というもの、いろんな団体が「メタボの定義」を争っていて、果ては「メタボなんて、そもそも人々を迷わす概念だからやめちまえ!」と大手医学団体(アメリカ糖尿病学会とヨーロッパ糖尿病学会など)が声明を出す事態にまで発展しています。  このまま「デブの渾名(あだな)」として、曖昧なまま風化しちゃうんでしょうか? メタボはもともと「シンドロームX」「死の四重奏(肥満・糖尿病・高脂血症・高血圧)」なんておどろおどろしい名前で呼ばれていて、それらを統合する形で生み出された名称です。肥満や高血圧などが複合的に合わさり、いろいろな病気の原因になるのではと提唱されていたのがきっかけです。  ところが、メタボの定義はハッキリしません。というか、国や団体によっててんでばらばら。国によって食べ物や体格が違うからしょうがない部分もあるのですが混乱を極めています。  日本の場合は、以下の通りです。  「腹囲男性85cm、女性90cm以上」が必須で、「血圧130/85mmHg以上」「中性脂肪150mg/dL以上またはHDLc40mg/dL未満」「血糖110mg/dL以上」の3つのうち2つ以上が当てはまるもの。05年に8つの学会(日本肥満学会、日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本循環器学会、日本腎臓病学会、日本血栓止血学会、日本内科学会)が集まって決めたものです。みんなで決めたから無難にまとまったのかと思いきや、全くそうでない様子で、いろんなところで異論続出されてます。  たとえば「腹囲男性85cm、女性90cm以上」。身長は無視してます。筆者夫婦のように160cmちょっと人でも、180cmの人でも全く基準は一緒。すごい強引ですよね。言ってみれば「体重65kg以上はデブ。それ未満はOK」としているようなもの。身長や年齢も考慮すべきですよね。  そもそも日本人のウエストですが、実は正式な平均データは分かっていません。一律にデータを取りやすい義務教育の小中学生と違って、大人はいちいち「私の体重は●kgで、身長は●cmです」なんて国や公共機関に届けませんものね。旦那にさえ自分の体重を秘密にする妻がいるくらいですから、正確な統計なんて取れません。なので、いろんな団体が任意で発表しています。国の機関である経済産業省が調べて発表した「size-JPN 2004-2006」によると、メタボ検診対象の「40才~74才の中高年男性」の平均は84~86cm台です。平均が84~86cmなのに、85cmでメタボにする意味なんてあるんでしょうか。ちなみにアメリカだと男性のメタボ基準は102cmです。いくら体格が違うといえ、85cmと102cmは違いすぎますよね。そもそもアメリカの人たちは、一部医療関係者以外は「メタボ」なんて言葉を知らないそうですが。  他にも「痩せていても高血圧・高血糖・高脂肪の人は非常に危ない」「そもそも血糖を含む価値は疑問」「世界でもウエスト基準が男性の方が女性より厳しいのは日本だけ」とか、挙げ句の果てには「メタボなんて適当で曖昧でいい加減なレッテル貼りはやめちまえ」といくつかの学会から共同声明が出される始末。日本でも厚生省が「女性のウエスト基準を90cmから80cmにしちゃいましょうよ」と一気に10cmも変える案を出すなど、もう滅茶苦茶。取りあえずの見切り発車で初めてしまったのでしょうがない部分もあるのですが、高田純次ばりにテキトーな感じでメタボは揺れ動いており、空中分解寸前の状態になっています。  中身がテキトー&曖昧なまま世間に広まってしまった「メタボ」。単なる数年間の流行語で終わってしまうかもれませんね。 (文=のり・たまみ) ●のり・たまみ 世界中の「へんなもの」をこよなく愛する夫婦合体ライター。日本のみならず、世界中の政治の仕組みや法律などをこよなく偏愛している。主な著書に『へんなほうりつ』(扶桑社)、『日本一へんな地図帳』(白夜書房)、『へんな国会』(ポプラ社)、『へんな婚活』(北辰堂出版)などがある。
モテ☆メタボ モテるんだったら、メタボでも! amazon_associate_logo.jpg
■へんな社会学 バックナンバー 【第6回】未成年だけじゃない!? 知られざる日本の不自然な養子縁組 【第5回】世界でも日本だけ!? 血液型にこだわる日本人の国民性 【第4回】読み方は自分で決められる!? あなたが知らない日本人の名前の秘密 【第3回】"交通事故死減少"は真っ赤なウソ!? 軍事国家時代から続く「大本営発表」のカラクリ 【第2回】あの阿久根市より凄い! おっぱいで勝負をかける山口県光市 【第1回】皇居、ディズニーランド、甲子園球場......好きな場所に勝手に住み込む方法とは?

過激なヌードシーンで見せる本格派女優の名"艶技"『佐藤寛子-メタモルフォーゼ-』

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竹中直人、大竹しのぶら大御所俳優の演技も圧巻!
[徳光正行オススメポイント!] 期待して間違いナシ! まさに体当たりの女優魂!! 余貴美子さんが主演していた『ヌードの夜』はリアルタイムで見ていて、そこでの艶っぽいシーンは今でも鮮明に覚えているほど。それもあり、佐藤寛子さんが初めてフルヌードに挑戦するという今回の続編も、相当期待して挑みました(笑)。  まず、佐藤寛子さんの脱ぎっぷり、そして、竹中直人さんとの絡みの濃厚さは、期待通りのすばらしいもので、抜群のプロポーションを惜しげもなく披露。ヌードや濡れ場をうたい文句にしながらも、実際は乳首すら出さない映画に見習わせたい! 例えば、伊東美咲の『海猫』とか、鈴木京香の『血と骨』とか!!
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 かつて、中高時代に「生徒会長」だったというトップグラドルの清純派イメージから、完全に脱却できたように思えるので、これからもどんどんと艶っぽい役を演じていってほしいですね。あと、欲を言えば、東風万智子さん(旧芸名・真中瞳)も脱いでくれればもっとよかったですね(笑)。  そして、裸だけではなく、クライムホラーチックなストーリーも見ごたえがあります。エンディングで大竹しのぶさんが見せた狂気的な演技は、ボクの大好きな映画『黒い家』での演技を彷彿とさせました。いろいろな意味で、見どころの多い傑作です! とくみつ・まさゆき 1971年、神奈川県生まれ。フリーアナウンサー徳光和夫氏の次男にしてタレント。本誌連載のほか、主なレギュラー番組に『ザ・ゴールデンアワー』(TOKYO MX)、『美人塾』(BSフジ)など。近著に『伝説になった男 〜三沢光晴という人〜』(幻冬舎/1260円)。昨年6月、リングの上で帰らぬ人となったプロレスラー三沢光晴氏。彼との、15年間にも及ぶ交流から知られざる素顔を浮き彫りにした渾身のエッセイです。
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アイドルから女優へ、佐藤寛子の大胆な"艶技"に大興奮!
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体当たりの演技で本格派女優へ脱却を
図る佐藤寛子。
 余貴美子さんの名を知らしめた『ヌードの夜』から17年、続編となる本作でヒロインを演じたのは佐藤寛子さん。過激なヌードシーンをこなしながら、女優としてメタモルフォーゼしていく姿を追い続けた密着ドキュメント作品が、9月9日発売。  これまでの石井隆監督の作品と同じく、今作のヒロインである佐藤寛子さんにも、多くの妖艶なシーンがあります。1カ月のハードな特訓を行った迫真のポールダンス、フルヌードで臨んだ鞭打ちシーン、竹中直人さんとのベッドシーンなど、そのどれもがとてもエロティック! 特に、殺害計画を決意した彼女が、シャワーを浴びながら服や下着を次々と脱いでいくシーンでは、思わず台本にないセリフを叫んでしまうほど、れん役に没頭。息をのんでしまう迫力を感じることができるはずです。  ほかでは見ることのできない、佐藤寛子という女性の本性をたっぷりと感じてください!!
(構成/丸山大次郎) (写真/田中まこと) (スタイリング/中里智弘) 密着ドキュメント
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『佐藤寛子-メタモルフォーゼ- 映画「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」より』(密着DVDドキュメント) バーを営むあゆみ(大竹しのぶ)と、その娘の桃(井上晴美)、れん(佐藤寛子)の3人は、セレブな生活を夢見て保険金殺人を繰り返していた。しかし、無駄な殺人を犯し、死体を捨てるハメに。そのとき、死体が持っていた製造番号が書かれた高級腕時計も一緒に捨ててしまう。誰かに拾われると身元がバレると危惧したれんは、"代行屋"の紅次郎(竹中直人)へ時計探しを依頼。だが、これにより、2人の仲に異変が......。話題の映画『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』の10月2日(土)の公開に先駆けて、密着ドキュメントDVDが発売! 販売元/角川映画 時間/46分 価格/3990円 発売/9月9日 ⓒ2010映画「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」製作委員会
◆訂正 雑誌「サイゾー」9月号139頁に掲載いたしました同記事につきまして、写真の説明部分に誤りがございました。正しくは上記となります。読者のみなさま、並びに関係者のみなさまにご迷惑をおかけいたしましたことを、つつしんでお詫び申し上げます。

男装女子から漏れる少女の可愛さ『1999年の夏休み』

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アイドル映画をこよなく愛する「アイドル映画専門」映画監督が、カントク視点でオススメのアイドル映画を、アノ手コノ手で解説します。 ●今回のお題 男装女子から漏れる少女の可愛さ 『1999年の夏休み』 監督:金子修介 女性主演:宮島依里、大寶智子、中野みゆき、水原里絵(現:深津絵里)  この映画は1988年に公開された作品なんですが、これ以上、現代のアイドルメディアに適切な作品はないでしょう。  今はBL系(ボーイズ・ラブ)や、昔でいうところのヤオイ系などは定番になっていますが、中には、女装指南書ともいえる『オンナノコになりたい!』(一迅社)なんつー本も売れてたり、"こんな可愛い子が女の子なわけない"なんつーキャッチのアダルトゲームがあったりと、も~、本当が嘘で、マニアがメジャーで、男が女で、女が男なことが面白くなってきたという変化球な世界が秋葉原から世界へ発信されているわけです。
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『1999年の夏休み』 
舞台はある全寮制の学院。初夏、
悠(宮島依里)が湖に飛び込んで
自殺し、そして夏休み。和彦(大寶
智子)、直人(中野みゆき)、則夫
(水原里絵=現・深津絵理)の3人
だけが家に帰らず寮に残った。
悠は和彦に想いを寄せていたのだ
が、それを拒絶されたために自殺した
のだと自分を責める和彦を、リーダー
格の直人が優しく包み込む。そして
下級生の則夫もまた、和彦を慕って
いた。そんなある日、悠そっくりの薫
(宮島)という転入生が彼らの前
に現れた......。
(Amazonより引用)DVD発売中/
4,725円(税込)/ 販売元:SME・
ビジュアルワークス
 この映画公開時に、まさか現在がここまで男と女が混在するようになっているとは、金子監督も思っていなかったでしょうね。  舞台は森の中にある世間から隔絶された全寮制の学校。夏休みのため、全校生徒は郷里に帰省していたが、3人の生徒だけは寮に残っていた。彼らは、少女のように美しい14~15歳の少年だった。そこへ夏休みにも関わらず、ひとりの生徒が転入。3人は彼を見て驚きを隠せなかった。なぜなら、3人の共通の友人にそっくりだったからである。しかもその友人というのは自らの命を断ったのだ。転校生は美しく、無邪気な性格だった。見た目はウリ二つだが、自殺した少年とは正反対の性格だ。彼ら4人が学校で繰り広げる思春期ならではの恨みと妬みと友情と、そして恋愛が絡み、物語は意外な方向へ向かう──。  ここに登場する"少年"とは、説明するまでもないのですが、みんな女の子。しかも若かりし頃の深津絵里様や大寶智子、中野みゆきなど、今見ても、十分すごいキャスティングです。その女の子たちが、男装ではなく、本物の少年として物語を進めていくわけですが、このままBL映画として紹介しちゃうと、アイドル映画監督としてアイドル映画を評論したことになりません。  なので、アイドル映画監督的に言うと、同作の面白さは、途中微々たるところに女の子らしさが漏れてるのを察するのが醍醐味なんですよ~♪ 女の子がどんなにがんばって男の振りをしても、しゃべり方の語尾とかに、女の子の可愛さの残骸が零れ落ちます。  この時、なんか背伸びをしている小中学生の女の子の強がってる的な声のしぐさが、通常以上に女の子らしさが出てしまい、かわいさ倍増なんです。声同様、動きに関しても同じで、転がり方、走り方など、しぐさ萌えな箇所が多々あるんです。
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 格好が男の子なのに、内股でひょろっとなよった感じの可愛い女の子が見え隠れするんですよ。そんな男装女の子たちが、見つめ合って顔がやたら近いシーンなんて、まさに"違う世界"にいっちゃいますね。出演者の力量ではなく、女の子である以上、女の子のしぐさはしょうがないですからね。  こんなにBL的な映画の中に、ちょい漏れする女の子っぽさの美学。  極めつけは、いくらサラシを巻いても、軽く胸が出ちゃうところ。制服の最中はさすがにほぼ感じませんが、パジャマになった時が狙い目! さらしのおかげで貧乳ファンにはたまらん状態が見れます。  ......と、ここまでいろいろ書きましたが、やはり、キャスティングに女の子を使っている時点で製作側の意図だろ~な~って気はします。どうして女の子に男役をやらせたか。美少年の話なら、美少年役はたくさん居たはず。けど、あえて女の子を使う。ここら辺の漏れ加減が、逆に女性......いやいや、少女っぽさを堪能できるのではないでしょうか。でも、男も女も可愛さとかを表現する時代っていうもの、面白いような、怖いような、複雑ですね~。と言いつつ、この映画で少年たちを「かわいい!」と思ってしまった自分は、その世界へつま先くらいは入ってしまったということなんでしょうか。次回からこのコーナーは「男子アイドル評」へと......変わりませんよ! (文=梶野竜太郎) kajinoryutaroprof.jpg ●かじの・りゅうたろう 映画監督・マルチプランナー。1964年東京生まれ。 短編『ロボ子のやり方』で、東京国際ファンタスティック映画祭の部門グランプリを受賞。08年に長編『ピョコタン・プロファイル』でメジャーデビュー。第2回したまちコメディ映画祭 in 台東にて、新作『魚介類 山岡マイコ』を上映。2010年に長編版として劇場上映が予定されている。現在、ニコニコ動画チャンネル『魚介類TV』(毎週日曜日20時~)に出演中。 詳しくは→http://mentaiman.com/ ブログは→http://ameblo.jp/mentaiman1964/
1999年の夏休み ふかっちゃん! amazon_associate_logo.jpg
●アイドル映画監督梶野竜太郎の【アイドル映画評】INDEX 【第18回】無気力露出系マニア必見! ペ・ドゥナをとことん味わう『空気人形』 【第17回】ヴァーチャル監督視線体験ムービー『テレビばかり見てると馬鹿になる』 【第16回】メイキングDVD希望! アイドル映画の死角"鎖骨"全開の『笑う大天使(ミカエル)』 【第15回】女子高生の体育の時間を、遠くから眺めていたあの頃......『平凡ポンチ』 【第14回】「君はどうしてダメ男ばかり好きになる!?」堕ちてゆく女の美学『ララピポ』 【第13回】あの堀越のりだからできた変身願望映画の傑作!!『特命女子アナ 並野容子』 【第12回】セルフアフレコの美学『カンフーシェフ』加護亜依フォーエヴァー! 【第11回】鈴木美生ちゃんの真の萌声(もえごえ)が男の脳髄直撃!『机のなかみ』 【第10回】バカエロ映画の極×2『まぼろしパンティ VS へんちんポコイダー』 【第9回】「電車男」でカニバリズムで格闘映画の傑作『カクトウ便 VS 謎の恐怖集団人肉宴会』 【第8回】トップアイドルの制服(もちろんミニ)とM男君の快感『ときめきメモリアル』 【第7回】知的に低脳な『秘密潜入捜査官 ワイルドキャッツ in ストリップ ロワイアル』 【第6回】『インストール』──女の子が部屋でひとり。何をしているのか、見たくないか? 【第5回】『お姉チャンバラ THE MOVIE』──ビキニvsセーラー服の恍惚 【第4回】『デコトラ・ギャル奈美』──古きよき時代のロマンポルノ・リターンズ 【第3回】『リンダ リンダ リンダ』──王道的傑作に潜む"多角的フェチズム" 【第2回】『妄想少女オタク系』──初心者歓迎!? BLの世界へご案内 【第1回】『すんドめ』──オナニー禁止とチラリズムの限界点

芸能レポーター・梨元勝さんの死を悼む

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謹んでご冥福をお祈りいたします。
  梨元勝さんが8月21日に亡くなった。享年65歳。 「梨もっちゃん」と私の付き合いは長い。彼が、講談社の女性誌「ヤングレディ」で芸能モノの記者をしていた頃からだから、40年近くになる。  私は「週刊現代」(同)の編集者だったが、ほぼ同年ということと、ウマがあったのだろう、よく会っては、学生運動崩れの連中が集まる新宿の居酒屋で、大酒を呑んだものだ。  彼は当時、大宮あたりに住んでいたと思う。お祖父さんに育てられたそうで、両親の話は聞いたのだろうが、忘れてしまった。お祖父さん子で、可愛がられて育ったのだろう、私のようにひねくれてない、明るく、気持ちの優しい、誰からも好かれる好青年だった。 一緒にサウナやトルコ風呂へ行ったり、焼き肉好きな彼とあちこちの焼き肉屋を食べ歩いた。  彼もあちこちでしゃべっていたが、「ヤングレディ」時代は取材の報告をさせると面白いが、原稿を書かせるとからきし駄目な記者だった。  その頃の「ヤングレディ」は、「ギャングレディ」と言われていたぐらい、芸能界では恐れられていた雑誌で、それだけにプロダクションとのトラブルも多く、そのたびに人柄を買われて、彼が謝りに行かせられたようだ。  何度か愚痴を聞いたことがある。今でも怖いプロダクションとして有名なTBS近くの某プロへ行くと、部屋に閉じこめられ、何時間も「バカ野郎! このままで帰れると思っているのか。どう落とし前をつけるんだ」と責められ続け、その間、例の調子で、「恐縮です。すいません」と謝り、数時間後、ようやく開放されたときは、ホットして、涙が出たといっていた。  その「ヤングレディ」が部数に翳りが出始め、芸能ネタをやらなくなってきたというので、私のいる「週刊現代」の記者としてこないかと、声をかけた。  後から聞いた話しだが、「ヤングレディ」時代、テレビで芸能記者座談会などがあると、上から彼に指名がかかり、ときどき出ていたという。持ち前の明るさと、話しの面白さで、テレビ局から芸能記者をテレビでやってみないかと、言われて悩んでいた。   彼から相談を受けたとき、私は反対した。「梨もっちゃん、アンタのような顔の大きな巨体では、テレビ画面に入りきれないよ」。半分冗談だったが、その当時、朝のワイドショーに出てくるレポーターたちは立て板に水の如くしゃべる人が多く、彼のように話しは面白いが、どちらかというと訥々としたしゃべりでは難しいと考えたのだ。  彼は悩んだ末、テレビで勝負してみたいと、雑誌を離れて行った。  そして彼は、それまでのレポーターとはまったく違うやり方を考えて、テレビに登場したのだ。  それは、雑誌と同じ取材方法をテレビでやって見せたのだ。「密愛」がバレた芸能人を、梨元さんが「恐縮です、恐縮です」と言いながら追いかける。その後ろからカメラがその姿を追う。マイクを突きつけるが、何も答えないで、家の中に入ってしまう。インターホンで、彼が、「恐縮です。彼女とはどういう付き合いなんですか?」と問いかけるが、答えは返ってこない。  これが雑誌の取材なら、コメント無しで終わり。無理矢理書いても2,3行にしかならない。だが、テレビで見ると、汗を流しながら、ドタドタ追いかける梨元さんと、無言で逃げる芸能人の姿が、視聴者に何かを伝えるのである。こうして新しい芸能レポーターのスタイルを確立した彼は、元祖芸能レポーターとして、テレビ界の寵児になる。  私の結婚式の披露宴では、出席者たちの声を聞くレポーター役を務めてくれた。故・山城新伍が言い出した「梨元に言いつけるぞ」が流行語になっても、忙しい合間を縫って、私が編集長をしていた「フライデー」や「週刊現代」のパーティに顔を出してくれた。  彼には、私が教えている大学の授業にもたびたび来てもらった。法政大学時代、学生運動の闘士だったこと、書けないダメ記者がテレビ界へ入っていく時、無言で相手に迫っても視聴者にはつまらないので、「恐縮です」という言葉を多用したらこれが受けたことや、芸能界の裏話を、身振り手振りを交えて話し、学生たちは目を輝かせて聞いていた。  彼がテレビ界で成功したのは、人脈の多さや、情報の早さが抜きん出ていたからではあるが、もう一つ忘れてはいないことがある。それは、権力への批判精神である。  この場合の権力は、芸能界を牛耳っている権力のことである。2001年に「SMAP」の稲垣吾郎が逮捕されるという事件が起きた時、ジャニーズ事務所に配慮して報道を控えたい上層部と対立して、『やじうまワイド』『スーパーモーニング』(テレビ朝日系)への出演をボイコットしたことがある。  ジャニーズでもバーニングでも、言うべき時にいうべきことはいう。それが彼と、他の凡庸な芸能レポーターとの決定的な違いであった。  結果的には、そうした反骨精神がテレビ界から疎まれていく。06年6月に、レギュラー出演していた番組が、「これからはジャニーズのニュースは扱わない」との方針を打ち出したことに反発し、降板したことから、テレビへの露出が激減していった。  だが、梨もっちゃんは意気軒昂だった。もはやテレビの時代ではないと、慣れないながら、ネットを駆使して、「梨元芸能!裏チャンネル」などを開設し、芸能情報を発信し続けていった。  私も昔、インターネット・マガジン「Web現代」をやっていたこともあり、彼もよく相談に来ては、これからやらなければならないことを語り合った。  私も30年ほど前、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏のスキャンダルを記事にして、週刊誌から女性誌にすっ飛ばされたことがある。今や大権力になったジャニーズ事務所について、二人がゲストを呼んできて毎週語り合う、ネット番組をやろうかと話し合っていた。  毎年恒例になった、正月にハワイで過ごす芸能人を追いかけるために、一人でパソコンとビデオカメラを担いで、ネット中継も続けていた。  昨年の、のりピーこと酒井法子夫妻の覚せい剤事件の時は、彼の依頼で、「酒井法子 隠された素顔」(イーストプレス)を緊急出版するプロデュースをした。  そのなかで彼はこう書いている。「芸能人の薬物事件は断固として許さないという姿勢で、社会、そして私たちジャーナリストは臨む必要があります。保釈後の記者会見での酒井法子の姿。それを決して「きれい」で終わらせてはいけないのです」  体のためだと、地方のテレビ局へ出演しても、毎日、1万歩は歩いていた。タバコは吸わず、昔のように暴飲暴食もしなかった。それは、権力にひれ伏し、自分の口を封じようとしたテレビ局や、権力を笠に着てワガママ放題の芸能プロとの闘いを継続するために、彼なりの決意の表れだったのだと思う。  今年6月、突然のがんの告白にビックリした。メールの返事に、「いろいろご心配かけて恐縮です。副作用凄く面会謝絶になってしまいました。頑張ってます。ツィター毎日やってます。面会できるようになったら是非是非お会いしましょう。ありがとうございます」とあったので、退院できるまでに少し時間がかかると思っていたが、これほど長きになるとはと心配していたのだが、残念で仕方がない。  長い友人として、同じ現場で闘った戦友として、梨元勝さんの死を心から悼む。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
梨本勝の芸能界暗黒都市伝説 もう「恐縮です」って聞けないんだね。 amazon_associate_logo.jpg
慈善事業なのに要風俗営業認可 セックスボランティアの厳しい現状 ついに雑誌業界にも波及! 3Dで楽しむ小向美奈子のヌードグラビア もはやジャーナリズムではない!?  自浄能力が失われかけた大新聞の大罪

酸欠状態に陥りながらの演じきった『花と蛇3』……小向美奈子はグラドル界の勝ち組!?

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緊縛シーンばかりが話題になりますが、内容も秀逸です!
[徳光正行オススメポイント!] メス豚を演じた小向美奈子 まさに、グラドル界の勝ち組!
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 まず、小向美奈子さんの肉感的なボディは、縄で縛られたときに映えますね〜。特に、縄が食い込んでボンレスハムのようになったおなかは、極上のエロティシズムを表現しています。また、最低の調教によって堕ちていくさまも、「このメス豚は最悪だな」という蔑みの視線で見ることができるんだけど、団鬼六さんが描くSMは、やはり堕ちていく女性の"辱めの過程"に良さがあると思っていて、その点でも、メス豚を演じきった彼女のことを「大したヤツだな」と感心しました。バラエティでひな壇に座っているグラドルよりも、確実に勝ち組ですよ。

 あと、脇を固める役者さんたちも、ヒトクセある魅力の持ち主ばかり。静子を陥れる遠山役の本宮泰風さんは、いかにも悪者という狂気の瞳がゾクゾクっとさせます。そして、緊縛師役の火野正平は、さすが「元祖プレイボーイ」なだけあって、女のどスケベなところを引き出す手際がリアルすぎる。出演者のすべてが、作品のエロスと耽美さを引き立てる人たちでした。また、前半部分は露出を控えめにしているところもすばらしい。最初は乳首が見えるか、見えないかのギリギリを保ち、後半の縛りシーンでドカーンとハードなエロを解禁。この演出こそが、エロス表現の極致だと気づかされました。 とくみつ・まさゆき 1971年、神奈川県生まれ。フリーアナウンサー徳光和夫氏の次男にしてタレント。本誌連載のほか、主なレギュラー番組に『ザ・ゴールデンアワー』(TOKYO MX)、『美人塾』(BSフジ)など。近著に『伝説になった男 〜三沢光晴という人〜』(幻冬舎/1260円)。昨年6月、リングの上で帰らぬ人となったプロレスラー三沢光晴氏。彼との、15年間にも及ぶ交流から知られざる素顔を浮き彫りにした渾身のエッセイです。
[宣伝担当オススメポイント!]
酸欠状態に陥りながらも緊縛撮影!リアルすぎるSM場面にご期待下さい!!
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陰のある会長夫人を演じる小向美奈子。
 本作最大の見どころは、やはり静子役の小向美奈子さんが、調教によって堕ちていくところでしょう。ムチに打たれて悶えたり、地獄吊りや芋虫縛りなどの緊縛シーンはもちろん、利尿剤による強制放尿や屋外での露出緊縛など、精神的な羞恥プレイの要素をふんだんに取り入れているのも特徴。それらによって、恥ずかしそうにしながらも、最終的には快楽に負けてしまう静子を、小向さんは見事に演じきっていました。成田裕介監督は、撮影中の妥協を一切許さなかったため、役者さんたちも大変だったようです。特に、ラストに向かうところの緊縛シーンでは、あまりにアクロバティックな姿勢をし続けたため、小向さんは酸欠状態に。それでも、酸素スプレーで補給しながら撮影を続けたそうです。また、映画に先駆け、メイキングビデオが発売中で、緊縛、調教という淫らなシーンを必死に演じる小向さんの姿を、一足早く目にすることができますよ。
(構成/丸山大次郎) (写真/田中まこと) (スタイリング/中里智弘)
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SM映画 『花と蛇3』 新進チェリストの静子(小向美奈子)は、関西財閥の会長夫人として、何不自由ない生活を送っていた。しかし、彼女に目をつけた遠山グループの総裁である遠山隆義(本宮泰風)の策略により、関西財閥は破綻。そして、静子は遠山の正式な妻となり、迎え入れられた彼の屋敷で激しくも淫靡な調教を受けるうち、彼女の体は徐々に快楽へと溺れていく......。元グラビアアイドルからストリッパーに転身した小向美奈子が、SM小説の大家・団鬼六の傑作に挑む! 配給/東映ビデオ 監督/成田裕介 出演/小向美奈子、本宮泰風、火野正平 時間/105分 公開/8月28日より全国ロードショー ⓒ2010東映ビデオ

『ヤノマミ』で描かれた、現代社会の想像を超えた原始部族の生活

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現代社会と隔離された彼らの生活様式にも注目。
[徳光正行オススメポイント!] ヤノマミ族の生活で気づく「人間」という定義の広さ  ヤノマミ族が使う言葉では、彼ら以外の人間を「ナプ」と呼ぶそうですが、そこには「人間でないもの」という意味もあります。それと同じく、文明社会に生きているボクたちにとっても、ヤノマミは同じ人間とは思えない。それは、生まれた子どもを精霊に返す(=殺す)という行為や、狩りをするときの獣のような視線など、いわゆる現代社会に生きる人間には理解できないことばかりだからです。しかし、彼らの生活や考え方を知ると、ボクらの安直な人道主義で、彼らの行為を非人道的と断ずることはできないんです。かと思うと、日本の飲み屋でよく見かけるエロオヤジのように、生娘とのセックスの難しさを歌っているヤノマミのオヤジがいたりする(笑)。この「遠さ」と「近さ」があるからこそ、広義ではヤノマミもボクたちも「人間」だと気づくんです。  また、14歳の少女が出産するまでを追ったシーンも、いろいろと考えさせられました。最終的には彼女は自分の赤ちゃんを"精霊に返す"のですが、出産を経験した後では顔つきがガラリと変わる。大人になるとは、こういうことだと思いましたね。これと同じようなタイトルのドラマがありましたけど、とても比べ物にならないリアルさがあります。  この作品は、大人だけではなく、子どもたちにも見せてあげたい。よくある「命の授業」よりも、義務教育課程において道徳の授業で見せるべき!!
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とくみつ・まさゆき 1971年、神奈川県生まれ。フリーアナウンサー徳光和夫氏の次男にしてタレント。本誌連載のほか、主なレギュラー番組に『ザ・ゴールデンアワー』(TOKYO MX)、『美人塾』(BSフジ)など。近著に『伝説になった男 〜三沢光晴という人〜』(幻冬舎/1260円)。昨年6月、リングの上で帰らぬ人となったプロレスラー三沢光晴氏。彼との、15年間にも及ぶ交流から知られざる素顔を浮き彫りにした渾身のエッセイです。
[宣伝担当オススメポイント!]
想像を絶する原始の部族、そしてアマゾンの大自然も必見!
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思わず見とれてしまうアマゾンの大自然。
 150日という長期間、ヤノマミ族の生活を追い続けたドキュメンタリーの傑作。あるときは、食料が足りなくなり、撮影クルーが動けなくなることもあったというほどのハードな取材を続け、アマゾンの奥地に生きる原始の部族たちの姿を映し出しています。集団で狩りや農耕を行う自給自足の生活、出産と間引き、幻覚剤を用いて動物を憑依させるシャーマンなど、そのどれもが私たちの文明社会では考えられないもの。特に、子どもたちが猿を狩るシーンでは、まるで遊んでいるように無邪気な笑顔を浮かべながらも、都会の子どもたちとは明らかに違う違和感がありました。
 そこには、奥アマゾンを生き抜くための知恵や工夫を学び取っているのが感じられ、深く考えさせられてしまいます。また、ヤノマミだけではなく、うっそうとしたアマゾンの森、吸い込まれるような満天の星空など、文明社会では見ることのできない雄大な自然を映し出したシーンも必見です。
(構成/丸山大次郎) (写真/田中まこと) (スタイリング/中里智弘)
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ドキュメンタリー 『NHK-DVD ヤノマミ 〜奥アマゾン 原初の森に生きる〜劇場版』 広大なアマゾンのジャングルで暮らし、1万年以上も独自の文化や風習を守り続けているヤノマミ族。ブラジル政府や部族の長老との10年間にも及ぶ交渉により、彼らの集落に滞在を許され、取材を敢行。「人間と自然」「生と死」など、文明社会から切り離された原始の暮らしを克明に映し出し、NHKで放送されたドキュメンタリーの傑作。 販売元/コロムビアミュージックエンタテインメント 監督/国分拓 時間/120分 価格/3990円(税込) 発売/好評発売中! ⓒ2010 NHK

小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」(後編)

komoriakari02.jpg 前編はこちら ──読モってみんなかわいいから、みんな自分がかわいいのは分かった上でやってるもんだと思ってました。 小森 いや、意外といないですよ。みんな自信がないからプチ整形とか普通にあるじゃないですか。そういうのに手を出す子もいれば、かわいい子のマネをして同じようにメイクもするし、自信がない子の集まりだと思うんですよね。ナルシストも中にはいると思うけど、自分が知ってる限りではいないですよ。なんだろ、自分で自分をプロデュースしてかわいくみせてるけどコンプレックスの塊だから。益若つばさなんて、最初目も合わせなかったですからね。普通に話してるのに、自分の顔に自信がないから。そういう子がいっぱいいる。けどまあみんなそれぞれ努力をして、自分のベストを見つけるんじゃないですか。自分もそうだし。ウチ、ナルシストじゃないし......(沈黙)。 ──......えっと、なんかすみません! たとえ初めに自信があっても、一気のその可愛い人達の中に入ったら自信も喪失してしまいそうですね。小森さんは読モの他にテレビにもたくさん出てらっしゃいますけど、読モの世界とテレビって、またフィールドがガラッと変わるじゃないですか。 小森 変わりますよね。 ──周りにいる人も違うし、「Popteen」(角川春樹事務所)に出始めたときみたいに、落ち込んだりもしましたか? 小森 ああー、まぁ、違いますけどね。ポップのときの落ち込み方とは。あの頃は、見た目だったり、まわりと比べたりで落ち込んでたけど、今は、自分が相手だから。だから、とにかく自分が成長するためには何を考えればいいか、とか、そういうところで悩んだりはする。 ──おお......なんか、しっかりされてますね。 小森 そうですか、うふふ(照)。読者モデルって敵が近くにいるからいいけど、テレビって分かんないですからね。敵は自分だと思うんです。だから、ゴールもないし、一生懸命やるしかないのかなって思ってます。 ──テレビに最初に呼ばれたときって、どんな感じでしたか? ついに来たぞー! とか、私でいいのかな、とか。 小森 なんか、そういう感情すらなかったです。最初はもう、入り時間も終わる時間もぐちゃぐちゃだから、マネジャーに対しても、「え? 言ってること違うじゃん!」みたいな。なんかよく分かんないけど、人の前で話すのもあんま好きじゃないって言うか、苦手だし。なんだろ、知らない人と話すのが苦手。だからあーゆう場所は難しかった、最初は。でも徐々に、『ロンハー』のレギュラーメンバーと仲良くなりだして、やりやすくなって、すごい面白い番組になってーみたいな。で、そのくらいになって、「あ、テレビってすごい面白いのかな」って気づきました。 ──なるほど! ファッション誌のインタビューで「実はネクラで、心の闇をもってる」って答えていて、「わーい、同じだー!」と思ったんですけど、普段はどんな感じで悩まれたりとか......。 小森 ネクラっていうか、普通? 普通なだけなんです、別に。 ──あ、普通でしたか。でも、インタビューでは......。 小森 普通です(強く)。しゃべる人いないときはしゃべらないし、ただなんか、友達とかといるときはテンション高いし、そのテンションでテレビ出てるだけで、テレビって面白いじゃないですか、VTRとかも。だから、楽しんでるだけ。テンション高いウチなだけですよ。だから驚かれることはある。「意外と暗いんだね」とか思われることもあるし、意外と暗いんじゃなくて、これが普通なんです、みたいな。まぁ、これもウチだし、みたいな。 ──......そうでしたか。えっと、小森さんは恋愛面についても隠さないですよね。本を読んでも、恋愛モードに入ったらその人しか見えない、一途ですよね。 小森 見えない、見えなくなる。 ──私も好きな人ができると、どんどん思いつめていって自爆するタイプなんです、「携帯鳴った!?」って思うと、絶対に幻聴。 小森 あるあるあるある。 ──小森さんもかつてはリストカットとか、飛び降りとか......。 小森 ありましたねー、昔はは本当にそうだった。 ──飛び降りってすごいですよね、リストカットまでは分かるじゃないけども。 小森 分からない。多分わからない。 ──飛び降りってもう本気度が高すぎるじゃないですか。 小森 いや、その時の彼氏に「死ね」って言われたから。「ウチが死んでも後悔しねえんだな!?」っていう、強がり。 ──すごい! 強がりで死ねない! 恋愛に対する力の入れ方が全力ですよね。 小森 昔は仕事も適当だし、学校とかも適当に行ってるだけだし、考えることがそれしかなかったんですよ。若いころは多いと思う、そういう恋愛してる子が。 ──なかなか飛び降りる子はいないですよ! 小森 まあいないかな、みたいな。絶対まねしないでほしい、本当に(笑)。 ──そういう恋愛も隠さないのがすごいなって思って。 小森 隠せないタイプですから、いまも現状、言いたいですから、いろいろあります。 ──いろいろっていうのは......? 小森 いろいろありますからね(笑)。言えないことが多いけど。言うと、「なんかもう、なんなの?」ってことしか起きないから、まあ、それは想像にお任せです。 ──わー、ヒント少ない。 小森 だから『pure』(同)でも、言えないところを、結構オブラートにつつんで......もっといろいろありますからね。危ない思いもしたし、でも、これ以上言ったらまずいだろ、みたいな。将来子どもが悲しむだろって。 ──オブラートに包んだ状態でも、けっこう激しいですよこれ、リスカに飛び降り、予期せず不倫とかDVとか......。 小森 本当はもっといろいろあって......とか、今も言いたくても我慢! 人が聞くと、「この子だいじょぶ?」みたいになる(笑)。だから言えないのはあるけど、まあでも、いい恋愛はしたいなって、思います(笑)。 ──わー、まだまだいっぱい引き出しありそうですねー。超カギかかってるけど。今後、恋をするときも、やっぱり命がけになりそうですか? 小森 なんだろ、普通でいたいなって思う。今は恋愛なんて本当にどうでもいいです。仕事があって、仲間がいて、家族がいて、そのあとに彼氏がいるみたいな。優先順位が、前回の彼で変わりましたね。彼が、なんか、すげー一生懸命仕事する人だったから、自分もがんばんないとなって。だからお互いに恋愛恋愛って感じでもなかったし。ただ、恋愛してるときって自分がいちばん楽しくなっちゃうから、そういうのは、もう嫌だなって思う。第3者的な目で見たい、狂わないように、次はちゃんとしたいい人を! ──頑張ってください! では最後に一緒に写真いいですか? わー、読モと並ぶの緊張します。 小森 並ぶと身長けっこう低いんですね、座ってたときは、すごいおっきそうでしたけど。 ──......座高が高いんです。 小森 あっ、座高か(笑)! 失礼なこと言っちゃった(笑)。 ──いえ、本当に高いんでいいんです! 今日はありがとうございました! (取材・文=小明) ●小森純(こもり・じゅん) 1985年、神奈川県生まれ。高校時代に読者モデルデビュー。現在、「PopSister」(角川春樹事務所)、「EDGE STYLE」(双葉社)でのモデル活動に加え、テレビでも人気に。新刊『小森純のモトカレ・レシピ』が講談社より発売中。 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
小森純のモトカレ・レシピ これでオチない男はいない!? amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」(前編) 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

日本人ウケするボディにメロメロ! "着せ替え人形"の生き様を見せる『ドールハウス』

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 本誌連載「愛のズルむけい地」では、作家の岩井志麻子先生と共に、鋭い洞察力によるユーモラスな見解で、ズバズバと"業深い"人物を"業深く"論じている徳光正行氏。昨年の9月号で、「あんまり表立っては言わなかったんだけど、結構、映画、好きなんですよ〜」との談話を目にした編集部が、DVDメーカー各社による"ヤバいDVD"のレビューを依頼し、高評価を得た。それから1年後......今度は映画配給会社やDVD販売会社などが"スゴい"作品をリリース! 早速、徳光氏に感想を聞いた──。

[徳光正行オススメポイント!] まさに日本人ウケするボディとエロチックシーンにメロメロ!!
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徳光氏も太鼓判のセクシーシーンもみどころ!
 特筆すべきは、主人公を演じているエリザ・ドゥシュクがカワイイこと! 一点の隙もないアメリカの豪快な美女という感じではなく、『愛と青春の旅だち』のデブラ・ウィンガーをちょっとキレイにしたようなルックス。こぢんまりとしていて、オッパイも"自前"だし、日本人好きするボディでもあります。
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 そんな彼女のセクシーシーンは、かなりのエロスを感じずにはいられません! 作中でアレが透けていたシーンでは、図らずもコーフンして......(笑)。「直接的な性描写よりも男性本能を刺激する!」というくらい色っぽかった。  あと、良い意味でのリアリティにも満足。アメリカのテレビドラマや映画は、「そんな動きは無理だろ」というような派手すぎるアクションが多く、それで興ざめになってしまうけれど、エリザの動きは、きちんと女の子のアクションですよ。また、肝心なところで喘息の症状に見舞われるというのも、人間味が感じられて良かった(笑)。  全般的に、きちんとお金をかけているのか、まるで映画を見ているみたいです。これをドラマでやられたら、これから映画の立場がなくならないかと、心配になっちゃいましたね。 とくみつ・まさゆき 1971年、神奈川県生まれ。フリーアナウンサー徳光和夫氏の次男にしてタレント。本誌連載のほか、主なレギュラー番組に『ザ・ゴールデンアワー』(TOKYO MX)、『美人塾』(BSフジ)など。近著に『伝説になった男 〜三沢光晴という人〜』(幻冬舎/1260円)。昨年6月、リングの上で帰らぬ人となったプロレスラー三沢光晴氏。彼との、15年間にも及ぶ交流から知られざる素顔を浮き彫りにした渾身のエッセイです。
[宣伝担当オススメポイント!]
男たちの欲望をかなえてくれる夢の"着せ替え人形"ドールたちの生き様
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エキゾチックな顔立ちのエリザ・ドゥシュク。美人で
す!
 本作最大の特徴は、いろいろな人格をインストールされて任務に就く"ドール"という存在。クライアントの欲望のまま、まるで"着せ替え人形"のように理想の恋人や親友に変身していく姿は、見ている人に倒錯した快感を与えてくれるはずです。また、エキゾチックな美女である主人公のエコーが、SMの女王や医師など、さまざまなコスプレを披露してくれるので、男性はいろいろと妄想できて楽しいのではないでしょうか(笑)。  また、アクションシーンも必見。主演のエリザ・ドゥシュクはできるだけスタントを使わないことにこだわり、インタビューでも「スタントは、演技で(私じゃないと)確実にバレるから嫌い」という談話を残しています。本人は激しいアクションも楽しみながらこなし、「月曜の朝から誰かにパンチを食らわせるのは、とてもいいストレス発散になる」と漏らしていたとか。まさに海外ドラマ界の"エリザ様"!!旬を迎えた女優の魅力を、最大限に感じることができると思いますよ。
(構成/丸山大次郎) (写真/田中まこと) (スタイリング/中里智弘)
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テレビドラマ 『ドールハウス DVDコレクターズBOX』 人間の記憶を取り除いた脳に、クライアントの望む人格をインストールした"ドール"を派遣し、巨額の利益を上げている謎の組織ドールハウス。主人公のエコーは、優秀な"ドール"として、あるときはネゴシエーターに、またあるときはバックシンガーに変身し、多くの任務をこなしていた。だが、かつて技術的なトラブルにより、ドールハウスから逃亡した元ドールのアルファが、エコーに接近し始めて......。 販売元/20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン 製作総指揮/ジョス・ウェドン 出演/エリザ・ドゥシュク 時間/649分 価格/1万920円(税込) 発売/9月2日(レンタル中) ⓒ2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation. ⓒ2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」(前編)

komoriakari01.jpg  モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第16回のゲストは、『小森純のモトカレ・レシピ』(講談社)を刊行された、タレントでモデルの小森純さんです! [今回のお悩み] 「自分の顔面に自信が持てません......」 ──はじめまして! 『モトカレレシピ』の出版おめでとうございます! 小森 あー、ありがとうございます。 ──私、ずぼらな性格なもんで料理に手間かけたくないんですけど、本当に簡単な料理がたくさんありました。 小森 そうなんですよ、応用できる料理がたくさんあるから、簡単にできちゃうんです。 ──すごく助かりました。『モトカレレシピ』で、本ももう三冊目ですね。 小森 はい。 ──実は以前小森さんが出版された『pure』(角川春樹事務所)に、うちの姉がチラ写りしてて......。 小森 へ? ──うちの姉もむかし読モをやってて、この歴代「Popteen」(同)の流れのところなんですけど......。 小森 これがお姉ちゃん? はいはいはい、お姉ちゃんなんだ。見てた。へー、すげえ。 ──私は当時ひきこもりのオタクで、ギャルの人たちって姉も含めて何をしてるか分からない異次元の人たちだったので、内側が知れて面白かったです。 小森 あー、本当すかー。 ──売れないグラドル上がりでライターになって、今、こうして悩みを相談させてもらう連載をしてるんですけれど、『pure』を読んで、小森さんが初めて「Popteen」に出たとき、「まわりの女の子がみんな可愛くて顔が小さくて、自分がここにいちゃいけないんじゃないかと思った」って話を読んで共感して......。私も初めてのオーディションから今日までずっとそんな感じで、自分に自信が持てないんです。写真を撮られるときとか、挙動不審になっちゃって......。小森さんは、どのへんでそういうの乗り越えたんですか? 小森 どうなんだろー、うーん、でもまあ時間ですよね。時間はかかりましたよね、すごく。 ──やっぱり撮られていくうちに意識が変わって......みたいな? 場数ですかね。初めはメイクさんにメイクしてもらうと、「あれ? メイクさん私だけ手抜いてない?」みたいに思ったり。 小森 あー、思ったことありますね。 ──まわりの子が全員かわいいから、「これじゃ全然足りないよーもっと盛ってよ!」って思いつつ、言い出せない、みたいな。こういうのって、自分の自意識の問題なんですかね。 小森 なんなんだろ、思っちゃいますよね。ウチも思ったことあった。 ──今は「Popteen」だけじゃなくいろんな雑誌に出られてますけど、どういうページでも綺麗じゃないですか。やっぱり自信をつけたからそれが写真にも......。 小森 いや、かわいくないですよ、ウチ。 ──えっ? 小森 まだそう思いますね、ふふふ(笑)。 ──もしかして、小森さんも、あんまり自分に自信があるほうではない? 小森 自信ないです。だから雑誌もウチ、好きじゃなくて。好きじゃないっていうかなんか、普通写真のチェックとかすると思うんですけど、しないんです。 ──なんでですか? 写りの良くない写真使われちゃったらどうしようとか思わないんですか? 小森 見たくないんです、テンション下がるから。だったらもう編集さんとかが選ぶ写真でいいやって感じ。 ──えー! ちゃんとお綺麗に写ってますよ! 小森 年取ってくるにつれてメイクも変わってくるじゃないですか。それで写真の写りも変わってくるのかなって。だから今はあんまり、気にしないです。 ──確かにメイクの技術はすごい。下手したらみんな同じ顔になってしまうから、もう最近の読モは区別つかないです、私。 小森 最近の読モの子たちは、みんな似てるよね。みんなかわいいし、プロ意識がある。 ──昔ってもっと遅刻や無断欠勤は当たり前だったけど、すごまじいアイラインの人がいたり、個性があっちこっち飛んでて面白かったですよね。 小森 まぁ、みんなかわいくなって、いいことだと思いますけどね。分かんないけど。 ──小森さんも初期は変顔の方でしたよね。私も、自分に自信がないからだと思うんですけど、自分のベストしか見せたくなかったり、極端に変顔に走ったりしちゃうんですよね。写真って苦手意識が消えないです。一応グラドル上がりだし、かわいく撮ってもらいたいのに、なんかぎこちなくなっちゃう。 小森 ウチもです。むしろ苦手になりました、昔にくらべて。 ──昔より今のほうが雑誌も、テレビにも出てるのに? 小森 分かんないけど、あんまり写真が好きじゃないんですよ。なんでだろう、忘れたけど、あるときを境に、なんか急に、苦手になりましたね、写真。 ──あるときを境に? 小森 なんかあったんじゃないですか、多分。うっふっふ。 ──ちなみに何が......。 小森 覚えてないけど......(沈黙)。 ──......えっと、じゃ、あんまり出た雑誌で自分をチェックって言うのも? 小森 しないです、ほとんど。 ──テレビもですか? 小森 テレビは見ます、テレビは見た目どうでもいいんで、だから、面白かったかどうか見ちゃいますね。 ──実は私、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で初めて動いている小森さんを知ったんですよ。小森さんが有吉さんに、「ブス」とか言われて、「え、芸人さんじゃないのにこんなこと言われるんだ、テレビ怖っ!!」って思って。 小森 逆にうれしいです、あれ、言ってくれるの。 ──傷つかないんですか? 小森 ウチは平気でした、別に、むしろ良かったっていうか、うん。 ──私、たとえ自覚があっても、人から言われたら落ち込むことってけっこう多いです。自分から「いやー貧相な女ですわ(笑)」とか言っちゃって自分を守っても、人から冷静に「本当に貧相だね」って言われたら落ち込むっていう悪循環。めんどくせえ女だな、私。 小森 冷静は傷つくけど、あーゆうテレビの場だったら別に傷つかない。でも基本、そう言われるほうがいいかな。かわいいとか言われるほうが苦手かもしれない。 ──かわいいって言われるほうが、反応に困ったり。 小森 困りますね、自分でそう思わないから、反応に困る。 (後編につづく/取材・文=小明) ●小森純(こもり・じゅん) 1985年、神奈川県生まれ。高校時代に読者モデルデビュー。現在、「PopSister」(角川春樹事務所)、「EDGE STYLE」(双葉社)でのモデル活動に加え、テレビでも人気に。新刊『小森純のモトカレ・レシピ』が講談社より発売中。 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
小森純のモトカレ・レシピ これでオチない男はいない!? amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」(前編) 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」