ホラー少女が鈍感力でライバルをなぎ倒す~椎名軽穂『君に届け』~

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『君に届け12』(集英社)
マンガ評論家・永山薫のコミックレビュー。連載第2回は椎名軽穂『君に届け』です!  女子中高生を中心に女性読者のハートをワシ掴みにしちゃってるのが椎名軽穂の『君に届け』(『別冊マーガレット』連載中/集英社)だ。アニメ化もされたし、映画化にもなった。単行本も確実に売れている。J-BOOKSの週単位ベスト30によれば、最新の第12巻は9月27日初登場1位。恐ろしいことにその後、11月1日集計分までの連続6週にわたってベスト30位圏内をキープしているのだ。ちなみに、ほとんどのベスト30登場コミックスは2~3週で圏外に落ちている。累計1400万部。一巻あたり100万部超。総売上54億6,000万円。メディアミックス効果があるとはいえ、ここまで売れてるとは思ってもみなかった。  昔ほどではないにせよ、マッチョな野郎共にとって少女漫画はちょっと敷居が高い。しかもそれが、この『君に届け』みたいにド直球な学園ラブストーリーだとさらにハードルが高くなる。でもコレは読んでおいて損のない秀作だ。  物語そのものはド定番。主役の彼女と彼が互いに一目惚れしてるのに、そうとは気づかず、微妙にすれ違い、ライバルの妨害、周囲の応援等々もあって、徐々に近づいていくというオハナシ。......と書くと全く新味がないのにもかかわらず、実際に読むとハマる。ほのぼの、ニコニコ、ハラハラ、ドキドキと読ませる読ませる。二人が急接近して互いの想いを確認するシークエンスでは思わず目頭が熱くなってしまいましたよ。いやはや年取って涙腺緩くなったのか? 俺もヤキが回ったもんだぜと思ってたら、知り合いのいい歳したオッサ......、いやオジサマ、お姉様方の多くが「泣いた」というのだからタダゴトではない。  とにかく、椎名軽穂は上手い。少女漫画ラブストーリーの王道、つまり一つ間違うと、アリキタリで陳腐な凡作になりかねない路線を極上の作品に仕上げてしまった。そのカギはまず、キャラクター造型の見事さだろう。ヒロインの黒沼爽子から破格としかいいようがない。なにしろ第1巻の帯に 「史上最もダークな見た目、だけどピュアホワイツな少女まんがヒロイン」  とワザワザ明記されちゃうくらい圧倒的な存在感なのだ。容貌は普通だが、前髪パッツンのストレート黒髪ロン毛で、下三白眼の恨みがましい目つき。はっきり言って暗い。下手にちょっかい出したら、呪われそうなくらい暗い。これで鉄球でも振り回したら、まんまゴーゴー夕張@『キル・ビル』(栗山千明)だぜというくらいダークでコワイ。小学校以来の仇名が「貞子」である。連載第一回目の登場シーンなんか、ほとんどホラーコミックだ。この外見だけでもヤバイのに、コミュニケーション・スキルが超低レベル。孤立して当たり前である。横並びがデフォルトで、目立ちすぎると敬遠あるいは排斥されるのがニッポンのコミュニティーのオヤクソク。おかげさまで貞子には「霊感がある」「1日3回、目が合ったら不幸に襲われる」という噂が飛び交う始末。  なんで、こんな子がヒロイン? と男読者は思う。やっぱヒロインは美少女でないとね。男性向けなら確かにそうだ。しかし少女漫画のヒロイン像は美醜ではなく、その存在が読者から愛されるかどうかがポイント。特に中高生向けはそうだろう。読者だけには爽子の内面の愛らしさが見えている。内気で純情で、みんなと友達になりたがってる不器用な子だと分かっている。第1巻の帯には「いっしょに応援したくなる」とあるが、その通りだろう。読者よりも「ちょっと不器用」で「ちょっとダメ」な子。でも、爽子の抱える問題は、実は女子の多くが、いや人間なら誰しもが抱えている問題だ。爽子は誰の中にもいる。  爽子ほど不器用な人間は、そうそういないだろう。両親とは仲がいい。いや、ほとんど溺愛されている。この居心地の良さが、外部のセカイとの接触を阻害しているのかもしれない。にもかかわらず、ヒキコモリになることもなく、爽子は前向きにセカイの扉を開こうとする。現実にはなかなかそうはできないと思うのだが、そのけなげさが共感を呼ぶ。そしてそこには「努力しない限り、コミュニケーションは成り立たない」という明確でド直球なメッセージが込められているわけだ。  とはいえ、個人の努力だけではコミュニケーション・スキルのレベルアップは困難だ。そこに登場するサポーターが、こんなヤツいねーよ(けどいたらいーな)的なサワヤカ君の風早翔太であり、翔太の友人である野球少年の龍であり、爽子と机を並べることになるサバサバした男っぽい性格の千鶴とギャルのあやねだ。翔太は別格の王子様で誰にでも親切だから当然といえば当然なれど、サバサバ系&ギャルの迷コンビはクラスの女子コミュニティーから半分浮いているという意味で爽子とカテゴリは違うものの「同類」なのである。このあたり、都合のイイ設定なわけだが、そこはそれも含んだファンタジーなので、突っ込むのは不粋というもの。面白いのはこのサポーターズにも、それぞれ「想いが上手く伝わらない」あるいは「伝えるべきではない」といった「想い」を抱えている点。オールマイティに見える翔太ですら、爽子への恋愛感情が上手く伝えられなくてジタバタしているのだ。  本人が前向きでサポーターがいれば、なんとかなりそうだが、それだけじゃドラマにならない。ちゃんと敵役も登場する。具体的な形では、お人形のように愛らしいが腹黒なくらい恋に前向きな胡桃沢梅だし、女子コミュニティーにありがちな同調圧力、嫉妬だったりする。本作が上手いのは、そうした加害者側の心理(これもコミュニケーション不全の一形態)をも押さえている点。さらに注目すべきは爽子自身の持つ「鈍感力」だ。もちろん時には傷つくし、悩みもするが、傷つきすぎないし、悩みすぎない。周囲のイジメに近い扱いも、意地悪も、嫌味も、爽子の核心にまでその刃を届かせることができない。この鈍感力はコミュニケーション不全と裏腹な関係にあるのだろうが、基本的にお人好しなのである。爽子の鈍感力と天然力によって、コミュニケーション能力が遥かに高い敵役はぶっ飛ばされて、なぎ倒され、より深く傷ついてしまうのだ。  この物語は、ラブロマンスであると同時に、コミュニケーション不全というハンデを負った女の子が、周囲のサポートもあって、徐々にコミュニケーション・スキルを身につけていき、それによって世界が拡がっていくという『奇跡の人』的な障碍克服物語であり、『電車男』的なコミュニケーションのドラマとして読むこともできる。つまり、スポ根漫画で泣けるオッサン、育成ゲームにワクワクしたゲーマーならば間違いなくハマる! (文=永山薫) ●永山薫(ながやま・かおる) 1954年、大阪府大東市出身。80年代初期から、エロ雑誌、サブカル誌を中心にライター、作家、漫画原作者、評論家、編集者として活動。1987年、福本義裕名義で書き下ろした長編評論『殺人者の科学』(作品社)で注目を集める。漫画評論家としてはエロ漫画の歴史と内実に切り込んだ『エロマンガ・スタディーズ』(イースト・プレス)、漫画界の現状を取材した『マンガ論争勃発』シリーズ(昼間たかしとの共編著・マイクロマガジン)、『マンガ論争3.0』(n3o)などの著作がある。
君に届け 12 こんなにいい子なんていないけど。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 いっそゾンビな世の中に──花沢健吾『アイアムアヒーロー』 『バクマン。』が示す「友情・努力・勝利」の変化とは? 非モテもイケメンもごちゃごちゃ言わずに『モテキ』を読め!

ホラー少女が鈍感力でライバルをなぎ倒す~椎名軽穂『君に届け』~

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『君に届け12』(集英社)
マンガ評論家・永山薫のコミックレビュー。連載第1回は花沢健吾『アイアムアヒーロー』です!  女子中高生を中心に女性読者のハートをワシ掴みにしちゃってるのが椎名軽穂の『君に届け』(『別冊マーガレット』連載中/集英社)だ。アニメ化もされたし、映画化にもなった。単行本も確実に売れている。J-BOOKSの週単位ベスト30によれば、最新の第12巻は9月27日初登場1位。恐ろしいことにその後、11月1日集計分までの連続6週にわたってベスト30位圏内をキープしているのだ。ちなみに、ほとんどのベスト30登場コミックスは2~3週で圏外に落ちている。累計1400万部。一巻あたり100万部超。総売上54億6,000万円。メディアミックス効果があるとはいえ、ここまで売れてるとは思ってもみなかった。  昔ほどではないにせよ、マッチョな野郎共にとって少女漫画はちょっと敷居が高い。しかもそれが、この『君に届け』みたいにド直球な学園ラブストーリーだとさらにハードルが高くなる。でもコレは読んでおいて損のない秀作だ。  物語そのものはド定番。主役の彼女と彼が互いに一目惚れしてるのに、そうとは気づかず、微妙にすれ違い、ライバルの妨害、周囲の応援等々もあって、徐々に近づいていくというオハナシ。......と書くと全く新味がないのにもかかわらず、実際に読むとハマる。ほのぼの、ニコニコ、ハラハラ、ドキドキと読ませる読ませる。二人が急接近して互いの想いを確認するシークエンスでは思わず目頭が熱くなってしまいましたよ。いやはや年取って涙腺緩くなったのか? 俺もヤキが回ったもんだぜと思ってたら、知り合いのいい歳したオッサ......、いやオジサマ、お姉様方の多くが「泣いた」というのだからタダゴトではない。  とにかく、椎名軽穂は上手い。少女漫画ラブストーリーの王道、つまり一つ間違うと、アリキタリで陳腐な凡作になりかねない路線を極上の作品に仕上げてしまった。そのカギはまず、キャラクター造型の見事さだろう。ヒロインの黒沼爽子から破格としかいいようがない。なにしろ第1巻の帯に 「史上最もダークな見た目、だけどピュアホワイツな少女まんがヒロイン」  とワザワザ明記されちゃうくらい圧倒的な存在感なのだ。容貌は普通だが、前髪パッツンのストレート黒髪ロン毛で、下三白眼の恨みがましい目つき。はっきり言って暗い。下手にちょっかい出したら、呪われそうなくらい暗い。これで鉄球でも振り回したら、まんまゴーゴー夕張@『キル・ビル』(栗山千明)だぜというくらいダークでコワイ。小学校以来の仇名が「貞子」である。連載第一回目の登場シーンなんか、ほとんどホラーコミックだ。この外見だけでもヤバイのに、コミュニケーション・スキルが超低レベル。孤立して当たり前である。横並びがデフォルトで、目立ちすぎると敬遠あるいは排斥されるのがニッポンのコミュニティーのオヤクソク。おかげさまで貞子には「霊感がある」「1日3回、目が合ったら不幸に襲われる」という噂が飛び交う始末。  なんで、こんな子がヒロイン? と男読者は思う。やっぱヒロインは美少女でないとね。男性向けなら確かにそうだ。しかし少女漫画のヒロイン像は美醜ではなく、その存在が読者から愛されるかどうかがポイント。特に中高生向けはそうだろう。読者だけには爽子の内面の愛らしさが見えている。内気で純情で、みんなと友達になりたがってる不器用な子だと分かっている。第1巻の帯には「いっしょに応援したくなる」とあるが、その通りだろう。読者よりも「ちょっと不器用」で「ちょっとダメ」な子。でも、爽子の抱える問題は、実は女子の多くが、いや人間なら誰しもが抱えている問題だ。爽子は誰の中にもいる。  爽子ほど不器用な人間は、そうそういないだろう。両親とは仲がいい。いや、ほとんど溺愛されている。この居心地の良さが、外部のセカイとの接触を阻害しているのかもしれない。にもかかわらず、ヒキコモリになることもなく、爽子は前向きにセカイの扉を開こうとする。現実にはなかなかそうはできないと思うのだが、そのけなげさが共感を呼ぶ。そしてそこには「努力しない限り、コミュニケーションは成り立たない」という明確でド直球なメッセージが込められているわけだ。  とはいえ、個人の努力だけではコミュニケーション・スキルのレベルアップは困難だ。そこに登場するサポーターが、こんなヤツいねーよ(けどいたらいーな)的なサワヤカ君の風早翔太であり、翔太の友人である野球少年の龍であり、爽子と机を並べることになるサバサバした男っぽい性格の千鶴とギャルのあやねだ。翔太は別格の王子様で誰にでも親切だから当然といえば当然なれど、サバサバ系&ギャルの迷コンビはクラスの女子コミュニティーから半分浮いているという意味で爽子とカテゴリは違うものの「同類」なのである。このあたり、都合のイイ設定なわけだが、そこはそれも含んだファンタジーなので、突っ込むのは不粋というもの。面白いのはこのサポーターズにも、それぞれ「想いが上手く伝わらない」あるいは「伝えるべきではない」といった「想い」を抱えている点。オールマイティに見える翔太ですら、爽子への恋愛感情が上手く伝えられなくてジタバタしているのだ。  本人が前向きでサポーターがいれば、なんとかなりそうだが、それだけじゃドラマにならない。ちゃんと敵役も登場する。具体的な形では、お人形のように愛らしいが腹黒なくらい恋に前向きな胡桃沢梅だし、女子コミュニティーにありがちな同調圧力、嫉妬だったりする。本作が上手いのは、そうした加害者側の心理(これもコミュニケーション不全の一形態)をも押さえている点。さらに注目すべきは爽子自身の持つ「鈍感力」だ。もちろん時には傷つくし、悩みもするが、傷つきすぎないし、悩みすぎない。周囲のイジメに近い扱いも、意地悪も、嫌味も、爽子の核心にまでその刃を届かせることができない。この鈍感力はコミュニケーション不全と裏腹な関係にあるのだろうが、基本的にお人好しなのである。爽子の鈍感力と天然力によって、コミュニケーション能力が遥かに高い敵役はぶっ飛ばされて、なぎ倒され、より深く傷ついてしまうのだ。  この物語は、ラブロマンスであると同時に、コミュニケーション不全というハンデを負った女の子が、周囲のサポートもあって、徐々にコミュニケーション・スキルを身につけていき、それによって世界が拡がっていくという『奇跡の人』的な障碍克服物語であり、『電車男』的なコミュニケーションのドラマとして読むこともできる。つまり、スポ根漫画で泣けるオッサン、育成ゲームにワクワクしたゲーマーならば間違いなくハマる! (文=永山薫) ●永山薫(ながやま・かおる) 1954年、大阪府大東市出身。80年代初期から、エロ雑誌、サブカル誌を中心にライター、作家、漫画原作者、評論家、編集者として活動。1987年、福本義裕名義で書き下ろした長編評論『殺人者の科学』(作品社)で注目を集める。漫画評論家としてはエロ漫画の歴史と内実に切り込んだ『エロマンガ・スタディーズ』(イースト・プレス)、漫画界の現状を取材した『マンガ論争勃発』シリーズ(昼間たかしとの共編著・マイクロマガジン)、『マンガ論争3.0』(n3o)などの著作がある。
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真夏の大空に咲く大輪のひまわりが見せた涙……「岡本玲の《親近感》」

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撮影/尾藤能暢
アイドルたちは、ほかのアイドルをどう見ているんだろう...? そんな疑問にお答えする連載「アイドル的アイドル思考法」。自他共に認める業界一の「アイドル通アイドル」木嶋のりこが、アイドルの魅力のすべてを語り尽くします!  最初、私が彼女に抱いていた印象は、「ひまわり」でした。  フジテレビ系列のテレビ番組『めざましテレビ』の占いコーナーで、弾けるような笑顔を見せていた彼女。私はその笑顔に、いつしか元気をもらうようになっていたのです。  それから、数々のテレビ番組や雑誌などで見かける度に彼女に惹かれてゆき、そのひまわりのような笑顔に憧れるようになっていました。  彼女のDVD『月刊 岡本玲 from女優力』では、メインとなる「女優力』を見せる芝居だけでなく、自らについて語る彼女が収録されています。  その中で彼女が見せる、負けず嫌いで素直な部分は、私の想像していた彼女にとても近かったのですが、彼女が語っていくにつれて私は衝撃を受けたのです。 kijima0602.jpg  自分自身の嫌いな部分をさらけ出し、涙を流しながらコンプレックスと向き合う彼女。それは今までたくさんメディアに露出してきた彼女からは、見ることのできない姿でした。  そんな姿に、私は親近感を抱き始めたのです。  私は今まで、涙を流しながら自分と向き合うDVDを、見たことがありませんでした。  真夏の大空にパッと咲いたひまわりのような彼女が、私たちと同じように悩んでいる姿を見せている......そしてそんな自分に負けないという芯の強さも感じさせる......。  強さに対する尊敬と同時に抱いた親近感は、彼女のことをさらに好きにさせました。  親近感とは、自分と似た境遇や状態の相手などに対し、実際に身近な関係でなくても、その相手が自分と身近な存在であると認識、錯覚をすること。  よくテレビを見ている時に、それまであまり気にしていなかった芸能人と自分の共通点を見つけ、親近感を抱き、それから気になってしまうことがあると思います。
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『月刊 岡本玲 from 女優力』
 人間は、自分と似た行動や動作をする人を好むと言い、恋人や友達が自然に似てくるのは、そのためだと聞きました。  ほとんどの人が、自分の嫌いな部分がある、または自分の嫌いな部分があった過去があると思います。そして、ほとんどの人がそれに悩んだり、なんとかしようとした経験があるのではないでしょうか。そんな想いを抱く多くの方に与えるであろう親近感、それに立ち向かう強さ、さらにそれを感じさせない笑顔とのギャップが、彼女の魅力だと私は思うのです。  そして、DVDの中で彼女は、モデル時代のことも語っていました。  背が高くなかった彼女は、そのせいでなかなか目立つ仕事が当時なかったそうです。しかし彼女は、自ら「身長の低い子のためのファッション」を提案し、そこから人気になったのです。読者に夢を与えた彼女に憧れる女の子は、きっとたくさんいたことでしょう。  テレビや雑誌で彼女を見る度に目も心も奪われてしまうのは、自分と戦い、向上しようとする芯の強さと、夢を与える力からなのかもしれません。  いつでも上を向いて笑うひまわりのような彼女。彼女はこれからも、強さや力、そして親近感で大勢の人に元気を与え、その花言葉のように、みんなの「憧れ」の的でいることでしょう。 (文=木嶋のりこ) ●きじま・のりこkijimanoriko_senzai.jpg 1988年、長野県生まれ。05年「制コレ」7テイルズ獲得。女優として『片腕マシンガール』(07)、『ピョコタン・プロファイル』(08=主演)。舞台『月葬(げっそう)』(09)。 ブログ「木嶋のりこのハッピーオムライス」 http://ameblo.jp/noriko-kijima/ 公式HP「木嶋食堂」 http://mentaiman.com/attraction/kijima/index.html
月刊 岡本玲 from 女優力 ま、まぶしい! amazon_associate_logo.jpg
■バックナンバー 【第5回】自分の素材を使い分ける天才......「山本ひかるの《センス》」 【第4回】見つめられ、そして私は恋をする......「多田あさみの《視線》」 【第3回】 カラダもココロも......彼女のようになりたい「田中涼子の《バランス》」 【第2回】華やかさと親しみやすさのギャップを生み出す天然の武器「田中れいなの《方言》」 【第1回】すべてが自然体! 一緒にプライベートを過ごしたい「フォンチーの《しぐさ》」

嵐が大忙し! 紅白司会決定からAV嬢との大スキャンダルまで(11月上旬の人気記事)

ranking116.jpg  スポーツ紙、週刊誌による熾烈なスクープ合戦が繰り広げられるこの季節、福山雅治&小西真奈美に始まり、小倉優子、夏川純、ほしのあき......と芸能界はおめでたいニュースで沸いております。しかし、福山&小西は誤報というのが大方の見方で、ほしのあきも飛ばし記事だったようです。ウラはちゃんと取ってね、記者さんたち!  日刊サイゾーでは、国民的アイドル・嵐、そしてAKB48の記事が人気を集めました。そのほか、テレクラやTENGAなどちょっとエッチな記事も、やっぱりみんな大好きなようです。  それでは、人気記事ランキングをどーぞ! 第1位 『嵐大野3P疑惑』をも凌駕する──ジャニーズタレントを喰い尽くしたAV女優の"遺言" 庶民派の嵐らしいと思います。 第2位 AKB48最新"不人気"メンバー公開 研究生人気でグループ内"格差"が深刻に 48人もいれば当然。 第3位 テレクラは今こんなことになっている2010 いますぐテレクラへ走れ~!! 第4位 激怒していた海保、顔色を失う政府......尖閣"YouTube映像流出"狂想曲 日本政府ってカッコ悪い。 第5位 NHK『紅白歌合戦』嵐の白組司会決定の裏でマスコミがジャニーズに激怒! ジャニさんと言えども、モノには限度が......。 次点 オナニーで社会を変える!? TENGAが目指す次なる革命とは? Genius!!!!! 次々点 "明菜利権"に群がる大人たちに翻弄された稀代のアーティスト中森明菜の人生 芸能界ってホント怖い。

予想外の企業名がズラリ 「AERA」お得意のランキング特集に異変が!

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「AERA」11月22日号より
●第68回(11月9日~11月15日発売号より) 第1位 「ニュー・エクセレント・カンパニー56」(「AERA」11月22日号) 第2位 「43歳海上保安官(本誌では実名)覚悟の告発『正義はわれにあり』」(「週刊現代」11月27日号) 第3位 「衝撃スクープ小栗旬『裏切りの現場ラブホ情事』」(「フライデー」11月26日号) 次点 「長門裕之(76)『南田洋子と、最後のセックス』」(「週刊ポスト」11月26日・12月3日号)  今回は月曜日発売が圧勝した。ポストの「小向美奈子超立体3Dカード」は、どうってことはないけど、見ているとちょっぴりうれしくなるオマケである。  最愛の妻・南田洋子に逝かれ、自身も8月に解離性大動脈瘤の手術を受けた長門裕之が、女性について語っている。この間亡くなった池内淳子との浮気話など、この俳優のモテぶりがよくわかるが、やはり南田との最後のセックスの話がいい。  南田70歳、長門69歳。南田のほうから抱きついてきて、「ねえ、あなた。したいでしょ?」と聞いてきたという。長門は浮気はしていたが、彼女とは20年以上もセックスしていなかった。「でも、洋子がものすごく傷つくだろうと思うほど、『俺はしたくないよ』とは言えない。『したい?』っていう言葉に自分のプライドもすべて懸けて、これで断られたらどうしようって顔してるんだよ。それで『ちゃんとできるだろうか?』って。おそるおそる、初めて女性に触る少年のように、洋子に触れていった」(長門)。しかし、3回目に彼女が布団に入ってきたとき、長門は「洋子ごめん、ちょっと疲れた」と言ってしまった。  このことを彼は今も悔やんでいて、もういっぺん会ったら、あの3回目を断ったことを謝りたいと語っている。ポストの熟年セックスものは、先行していた現代に完全に追いつき、抜け出そうとしている。さて、現代はどうするか。  3位は、小栗旬という人気俳優の一夜のご乱行を詳細に伝えているフライデーの記事。11月上旬、赤坂の居酒屋で、小栗と同じ所属事務所の俳優が主催する劇団の公演があり、その打ち上げが行われていた。そこに小栗が駆けつけ、酔いに任せて劇団員の美女にちょっかいを出し始め、その女性がトイレに立つと、小栗も追いかけて一緒に女子トイレに入ってしまうのだ。その瞬間の写真まで撮っている!  その後、店を出た小栗は、タクシーを止めようとするが止まらないことに腹を立て、通り過ぎていくタクシーに蹴りを入れる。その後、迎えに来た事務所の車に乗り、少し走って件の女性を乗せ、目黒駅近くで二人は降り、ラブホへと消えていくのだ。  約1時間半後、二人は出てきて別々にタクシーを拾ってご帰還。彼と同棲しているのは女優の山田優(26)。二人は結婚間近と言われているが、この親切丁寧な浮気報道は、二人の今後にどう影響するのだろうか。余計なお世話だろうがね。  尖閣列島沖での中国漁船の理不尽なやり方を記録したビデオを「YouTube」に流した、神戸海上保安部の43歳の保安官に対して、その行動を是とする声が高まっている。  現代は今号で、その保安官の実名を公開し、海保職員に「ビデオ流失の直接のきっかけは、民主党を中心とした議員たちのとぼけた反応ですよ。(中略)第一線で体を張り、国防に当たっている者たちの気持ちをまったく理解していないという怒りが、今回の行動の最大の動機なんです」と語らせている。  最後に「(実名)氏の行動は、(実名)氏なりの正義感に貫かれている。隣国に嫌われまいと右顧左眄する政権とは、見事なまでに対照的である」と結んでいる。  まだ逮捕もされていない段階での実名公表にさまざまな意見はあると思うが、問題提起をしようという姿勢は評価されていいと思う。欲を言えば、巻頭に掲載して「週刊現代はビデオを公開した保安官を断固支持する!」と謳ってもよかったのではないか。彼は国民の知る権利に体を張って応えたのだから。  第1位は、AERAの得意なサイトと協同してのランキング特集。またいつものかと思って読み始めたら、10位までをとってみても予想外の企業が並んでいる。  これは、上場企業3,700社を、次のような条件で抽出したためだ。 1)9月1日時点で、直近の通年決算の数値から「流動比率」が200%以上 2)現預金や資本金など資本合計が総資産の50%以上 3)直近の3期連続で当期(最終)黒字であること 4)営業キャッシュフローが3期連続プラスであること  1位から10位までを見てみる。 1位 持田製薬 2位 日本上下水道設計 3位 ソントン食品 4位 大正製薬 5位 キョーリン製薬HD 6位 ダイニチ工業(金属製品) 7位 日東エフシー(化学) 8位 マニー(精密機械) 9位 ホギメディカル(繊維製品) 10位 東京テック(サービス)   また別ページでは「小さいけど可能性のある会社」もランキングしている。1位に輝いたのは「ツノダ」という不動産業で、売上げは4億1,200万円である。「グリー」のように3年で成長率約2,600%になる小粒でも伸びる会社を探すことも、就活では重要なことである。不況で公務員や大企業志向の学生が増えているようだが、これを読んでいま一度熟慮したらどうだろうか。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
「いい会社」とは何か 教えて! amazon_associate_logo.jpg
証拠写真も...... スキャンダル発覚で国民的アイドル・嵐が大ピンチ! 調書は捏造だった? 高知白バイ衝突死事故の真相に迫る週刊誌の役割 "検察史上最大の汚点"も!? 元「噂の眞相」西岡氏が検察の悪事を暴く!

ひと手間かければ豪華! タンカレー ナンバナナ天(タンカレーNo.10)

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料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。 男:「ただいまー。夕飯作ろうと思って、材料買ってきたんだ。今日は君の好きなお酒の名前のカレーだよ」 IMGP7069.jpg 女:「お酒の名前のカレー? あ、分かった! 牛タンのカレーで"タンカレー"ね!」 男:「アタリ! でもそれだけじゃなくて、ナンとバナナの天ぷらを付けた高級版だよ」 女:「......タンカレーにナンとバナナの天ぷら?」 男:「そう、こうやって一緒に盛り付ければ完成。もう分かっただろ?」 IMGP7104.jpg 女:「タン......カレー......ナン......バナナ天......。あ! 分かった!」 男&女「タンカレー ナンバナナ天!」 ■材料 IMGP7049.jpg ・牛タン 適量 ・レトルトカレー 適量 ・ナン 適量 ・バナナ 適量 ・天ぷら粉 適量 ・塩、胡椒、醤油 ■作り方 1、バナナは皮をむいて四つに切り、衣に火が通る程度で天ぷらを揚げる。 2、牛タンはミディアムに焼いて、塩、胡椒、醤油で味を付けておく。 3、ナンにカレーをかけ、牛タンとバナナの天ぷらを一緒に盛り付ける。 ■玉置メモ ・レトルトカレーも牛タンをのせただけで一気に豪華なカレーへと早変わり。今回のレシピでは薄切りの牛タンを焼いてカレーにのせたが、固まりの牛タンを煮込んだ本格牛タンカレーを作ってももちろんOK。 ・辛いカレーを食べた後、口直しに食べる甘いバナナの天ぷらが意外なうまさを発揮する。 ・正直、ナンよりライスのほうが合うと思うが、それだとダジャレにならないので却下。男の料理には味よりダジャレの方が大切な時がある。 ・ところで「タンカレー No.10」とは、オリジナル蒸留器「TINY TEN」でつくられたプレミアムジン。飲んだことは一度もない。 (文・写真=玉置豊) ●たまおき・ゆたか へんな料理研究、マイナーアウトドア、狩猟採取が趣味のWEBディレクター、ときどきライター。「デイリーポータルZ」、「地球のココロ」、「@ニフティ つり」など で連載中。 < http://www.hyouhon.com/>
タンカレー ジンNo.10 750ML カレーには合わなそうだけど。 amazon_associate_logo.jpg
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証拠写真も…… スキャンダル発覚で国民的アイドル・嵐が大ピンチ!

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「週刊文春」(文藝春秋)11月11日号
●第67回(11月2日~11月8日発売号より) 第1位 「『嵐』を喰った女の告白」(「週刊文春」11月11日号) 第2位 「危ない外相前原誠司」(「サンデー毎日」11月21日号) 第3位 「転落するデトロイトを見て、日本を思う」(「週刊現代」11月20日号)  シカゴのデトロイトといえば自動車産業で栄えた街だったが、そこがまるで大恐慌時代のように荒んでいるそうだ。  最盛期に約200万人だった人口が80万人程度にまで激減してゴーストタウン化し、主要産業は自動車からストリップになった。失業率は約23%、年収が200万円に満たない貧困層の割合は約34%で、全米中最悪の水準にまで落ち込んでいるのだ。  その原因は、GMなどの自動車産業の凋落によるものだが、筆者の神谷秀樹氏(ロバート・ミタニ・LLC創業者)は、この街の凋落と同じ過程を日本がたどっていると警告する。  デトロイト市は、働き口がないから人口が減っているのに、新興住宅地を整備して住民を呼び込もうとする「無駄な公共事業」を10年も20年も続け、経営者も労働者もかつての栄光にすがって、現実を直視しなかったために、こうした惨状を引き起こしてしまったというのだ。  これはいまの日本も同じで、経営者は新商品開発を怠り、従業員はコストカットなどを批判し、高い給与を維持しようと必死になっている。  政府が取る政策も対症療法ばかりで、日銀のゼロ金利政策も、企業の不採算事業の整理を先送りさせているだけだと批判する。日本のデトロイト化は、すでに始まっている。2ページだが、もっとページを割いて欲しかった。  第2位は、このところ政府外交の失態の影の(?)立役者・前原外務大臣批判の記事である。尖閣列島沖での中国漁船衝突事件のビデオ映像が「ユーチューブ」に流失し、菅政権は大騒ぎだが、そもそも、船長逮捕に踏み切ったのは前原氏の判断だった。  それが外相になり、アメリカ側から「早く解決しろ」と恫喝され、今度は釈放を主張したのだから、マッチポンプだったと言われても仕方ない。  ロシアのメドベージェフ大統領が国後島を訪問するきっかけをつくったのも、前原氏の「終戦のどさくさに紛れて(旧ソ連が)不法占拠した」という昨年10月の発言だと、自民党の中堅議員は言っている。  この背景には、政治主導という名の下で、外務官僚を軽視し続けている菅政権に、「外務官僚は怒り心頭です。そもそも外務省が、大統領訪問という重大情報を知らなかったなんて考えにくい。外務官僚は情報を入手しながら、前原氏らに伝えなかったという見方すら浮上しています」(民主党関係者)  前原氏は国交相に就任早々「八ッ場ダム建設中止」を打ち出し、身動きがとれず、JAL問題でも、再生タスクフォースを立ち上げ、自力再建させると大見えを切ったが、結局JALは破綻に追い込まれ、人件費など約10億円が無駄になってしまった。  そう言えば「偽メール事件」のときも、代表だった前原氏の判断ミスで大失態を演じ、代表の座を辞している。しょせん、松下政経塾(8期生)出身者にありがちな「机上の政治学に優れた"評論家"大臣にすぎない」(政治ジャーナリスト鈴木哲夫氏)というのだ。  ポスト菅の有力候補は岡田幹事長と前原外相だが、前原氏の軽い口が災いするかもしれない。   今週の第1位は、文句なく「文春」の記事だ。AYAという人気AV女優(30)が、10月23日の夜8時過ぎに、自宅マンションから転落死した。  彼女は高校生の頃にテレビ東京の人気番組『ASAYAN』のオーディションを受け、96年に小室哲哉プロデュースによるユニット「L☆IS」のメンバーとしてデビューしたアイドルだった。  華原朋美や浜崎あゆみ、EXILEなど多くの芸能人と親交があり、中でもブレイク前の「嵐」らジャニーズのタレントたちと"深い関係"を持っていたことは、一部で知られていたようだ。  生前彼女は、「文春」の記者に対して、ジャニーズのタレントとの交際を赤裸々に告白していた。  本気で恋愛関係になったのは、今をときめく「嵐」のメンバーだった。「最初にエッチしたのはマツジュン(松本潤=27)。彼がまだ中二の時だった。元(ジャニーズ)ジュニアの友達に紹介されて、(櫻井)翔(28)君と一緒に私の部屋に来たの」(AYA)  リーダーの大野智(29)は「キスも上手だった」(AYA)。二宮和也(27)とはセックスフレンドのような関係だったと話している。  相葉雅紀(27)とは本気で恋愛関係にあり、「うちのお母さんにも紹介したし、マーちゃんの実家にも行ったことがある。家族ぐるみの付き合いだった」(AYA)  しかし、06年にはKAT-TUNの田中聖(24)とのデートを写真に撮られたこともあり、ジャニーズ事務所の「ブラックリストに入れられた」(文春)そうで、事務所からマークされ、タレントたちには、彼女に近づかないよう命じたという。  そのこともあって彼女は落ち込み、酒に溺れ、水商売もやったが長くは続かなかった。  生活費にも困り、親の治療費も捻出したいという思いもあって、AV出演を決意したのが一昨年。だが、当初300万円だったギャラは次第に落ちて、最後には十分の一にまでなったという。  急激に痩せ、ドラッグをやっているのではないかという噂まで流れた。そしてマンションから転落して短い人生を終えてしまう。  通夜と告別式は都内の小さな斎場で営まれた。花は芸能人からも届いたが、「嵐」のメンバーからのものはなかったという。  記事には、大野とのキスシーンもあるプライベートフォトが5点付いている。  今年の紅白歌合戦の白組司会者に選ばれた「嵐」のメンバーは、彼女のことを思い出すことはあるのだろうか。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
嵐 Photo&Episode a masterpiece! 国民的アイドルが穴兄弟って......。 amazon_associate_logo.jpg
調書は捏造だった? 高知白バイ衝突死事故の真相に迫る週刊誌の役割 "検察史上最大の汚点"も!? 元「噂の眞相」西岡氏が検察の悪事を暴く! 検察に天罰を! 小沢起訴に噛みつく「週刊朝日」の意気込み

胸と内臓を刃物でえぐり取られ……切断された島根の女子大生殺害事件から1年

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何かが狂ってしまった現代社会。毎日のようにニュースに流れる凶悪事件は尽きることを知らない。そして、いつしか人々はすべてを忘れ去り、同じ過ちを繰り返してゆく......。数多くある事件のなかでも、未だ犯人・被疑者の捕まっていない"未解決事件"を追う犯罪糾弾コラム。  【第15回】 女子大学生被害死体遺棄等事件 (2009年10~11月)  2009年11月6日、広島県北広島町東八幡原の臥龍(がりゅう)山中の崖下で、前月の26日夜から行方不明になっていた島根県立大総合政策学部1年生・平岡都さん(当時19歳)に酷似した若い女性の頭部が発見された。第一発見者は山にキノコ狩りに来ていた男性で、頭部が落ち葉の上に置かれていたのを見つけて警察に通報。駆けつけた警察によると、セミロングの髪型が判別でき、首には刃物で切断されたような跡があったという。  島根・広島の両県警は、殺人・死体損壊遺棄事件として捜査を始めた。  翌7日、DNA鑑定により、被害者を前述の都さんと断定。また、司法解剖の結果、顔面には殴打された形跡があり、内出血していたことも発表された。  最初の頭部発見以降、7日に林道入り口近くの雑木林から左大腿骨の一部、8日には頭部発見現場の近くで両手足のない胴体部分、9日には左足首、19日には林道付近に落ちていた動物の排泄物から被害者の爪が発見され、後日、すべて都さんの遺体の一部であることが確認された。  それぞれ遺体の状況は、通常の感覚を持つ人間ならば直視することすらできない残忍なものだった。都さんはバラバラに解体されただけでなく、きわめて"猟奇的"な手が加えられていたのだという。その一例を上げると、胴体部分の胸は刃物によってえぐり取られ、腹部は内臓の大部分が取り出されていた。あまりの残忍さに、警察の捜査でも「被害者は人間以外の動物に食いちぎられたのではないか」という意見が出たほどである。また、胴体全体に焚き火などにより焼けた跡があり、顔には殴打された痕、左頬には足で踏まれた跡が付いていた。  日本の犯罪史上でも類例のない、人間の所業とは思えぬ凄惨な猟奇殺人事件である。  一体、彼女の身に何が起こったのだろうか──。  香川県坂出市出身の都さんは、09年春に県立高松商業高校を卒業し、島根県立大に入学。夢を抱いて進学し、学生寮で一人暮らしを始めてようやく半年が経ったばかりの惨劇だった。  遺体発見の前月10月26日。彼女は大学の授業に出席したあと、午後4時30分から島根県浜田市港町のショッピングセンター内にあるアイスクリーム店でアルバイトをしていた。午後9時15分頃、アルバイトを終えてショッピングセンターを出る都さんの姿が店内の防犯カメラに映っていたが、自宅に向かう道路沿いに設置された複数の防犯カメラに姿は捉えられておらず、寮には帰宅した形跡もない。  翌27日の午後5時半頃、都さんの母親が携帯電話にメールや電話をしたものの、連絡が取れず、28日のアルバイトにも出勤しなかったため、都さんの家族により、島根県警浜田署に捜索願いが提出された。  アルバイト先と都さんの寮は約2kmの距離しかなく、徒歩で移動していたと見られている。しかし、その一帯は夜になると真っ暗になって人通りもほとんどなく、周辺住民からも危険とされているエリアである。実際、帰路に不安を感じた都さんは、友人が店を辞めたことをきっかけに、自分も10月28日に辞めることを決めていた。あと数日早ければ、都さんが被害に遭うこともなかったかもしれないと思うと、残念でならない。  行方不明時の服装は、白と黒のボーダーのワンピース。決して派手ではなく、犯罪を誘発する性質の服装でもない。寮の部屋は荒らされておらず、彼女の銀行口座から現金が引き出された形跡もなかった。  ボランティアサークルに所属していた都さんは真面目な性格で、授業の欠席はほとんどなく、成績も優秀。将来は英語を活用できる仕事を目指し、海外留学の夢もあったという。  しかし、無限の可能性が広がる彼女の未来は、決して許すことのできない残忍で身勝手な犯罪者の手により、19歳の若さで絶たれてしまった。  アイスクリーム店を辞めたあとにアルバイトをする予定だった居酒屋の面接では、「親に負担をかけたくない」と語っていたという。そんな親孝行の優しい気持ちなど、女性の顔を踏みつけるような犯人には分かるまい。  事件発生から1年。警察はこれまで延べ6万人もの捜査員を動員したものの、現場に残された物証はほとんどなく、不審な車や人物などの情報も捜査線上から次々と消えてしまった。猟奇的趣味を持つ周辺の人間を徹底的に探るべく、島根・広島全域のレンタルビデオ店の会員リストまで調べたと言われているが、捜査は依然として難航......。都さんの無念は晴らされないまま、臥龍山の発見現場を彷徨っている。  島根県立大学では、校内に都さんの慰霊のために花壇を設置。英語が得意で海外留学を目指していた彼女の想いを引き継ぐ意味を込め、その花壇は"Garden of Hope(希望の花園)"と名付けられた。  都さんの家族や友人が、一刻も早く墓前に犯人逮捕の報告できるよう、そして少しでも笑顔を取り戻せるように、心から祈りたい。 (取材・文=神尾啓子) <被害者の情報> 名前:平岡都さん(当時19歳) 学校:島根県立大学総合政策学部(当時1年生) 特徴:147cmぐらいの細身、セミロング 被害当時の服装・所持品: 白黒のボーダー模様のフード付きワンピース、黒色のレギンス、黒色の靴、黒色のバッグ <情報> 捜査特別報奨金:上限300万円(2011年2月25日まで)※延長の可能性あり <連絡先> 島根県警察・広島県警察合同捜査本部 TEL.0120-385-301(フリーダイヤル)
なぜ、バラバラ殺人事件は起きるのか? その心情、理解できない。 amazon_associate_logo.jpg
バックナンバー 【第14回】 "栃木女児殺害事件"発生から5年 7歳少女の顔を執拗に殴打し、胸を12度も刺した犯人の残忍性 【第13回】 15歳ハーフ美少女が夏祭りの夜に失踪 3日後、見知らぬ町で変わり果てた姿に...... 【第12回】 "白昼の惨殺劇"母親が刺殺される一部始終をトイレの中で聞いていた娘...... 【第11回】 全裸発見の茨城大女子学生絞殺遺体 遺留品から検出の"男性2人分のDNA"の謎 【第10回】 愛知・蟹江町の"眼球破裂"通り魔事件 昨年5月「母子3人殺傷事件」と同一犯か!? 【第9回】「逮捕で迷宮入り!? "時効延長"直前に起きた「愛知母子4人殺害・放火事件」 【第8回】「上智大生殺人放火事件」時効まで残りわずか! 昨年10月の「千葉大生殺害放火事件」との関連は!? 【第7回】全国有数の"失踪事件"多発地域で女性記者が姿を消してから11年 【第6回】見知らぬ男が家に侵入して17歳長女を刺殺  顔を見られた犯人は妹と祖母を追い回し...... 【第5回】被害者とその親友──2人の"佐藤梢"と消えた男のリアル・ミステリー 【第4回】 ストーカー行為を働いた挙げ句にターゲット女性の家族を惨殺して逃亡 【第3回】 事態急転!「リンゼイさん殺害事件」市橋達也整形術前後の写真入手で逮捕秒読み!? 【第2回】大量の遺留品が招いた初動捜査の混乱 果たしてDNAに人格は認められるか? 【第1回】「おい、小池!」で日本中に知られた男は本当に名前を呼ばれる日を待ち続けている

大公開! 10年10月度「日刊サイゾー」Amazonで売れたものランキング!!

IMG_0422_0203.jpg  今や書籍のみならず、あらゆる分野の商品を揃えるネット上のマーケット空間「Amazon」。日刊サイゾーからも、記事の関連商品や人気の商品にリンクを貼り、ちょびっとだけアフィリエイト収入をいただいて、サーバー代やおやつ代をまかなっております。  日刊サイゾーからのリンクで購入されたAmazon商品をランキング形式で毎月発表しているこの連載。売れ筋商品から、日刊サイゾーという媒体の特性だけでなく、時代の流れまで見えてくるとかこないとか......。 ●本のTOP5 第1位
DVDでわかる アダム徳永のスローセックス 最高のエクスタシー術
1位は、社会現象を巻き起こした、スローセックスの第一人者・アダム徳永さんのDVDブック。日刊サイゾーでは、元AV女優・範田紗々ちゃんがスローセックスについてアツく語ってくれました。
【関連記事】「心も体も満たされたい」冬に向けて"スローセックス"をマスターせよ!

第2位
発光都市TOKYO
2位は、空から見た東京の夜景を収めた写真集がランクイン。無機質な昼間の顔とは180度違う、とても幻想的な世界です。
【関連記事】 写真家・野口克也が空の上で考えたもう一つの東京

第3位
写真と地図で読む!帝都東京地下の謎【完全版】
3位は、東京の地下に隠された謎に迫るこの本。時代に抹殺されたタブーが満載です。
【関連記事】テレビや新聞が触れない東京地下の謎を解き明かす『帝都東京地下の謎 完全版』

第4位
モリナガ・ヨウの土木現場に行ってみた!
4位は、人気イラストレーター・モリナガ氏が全国23カ所の土木工事現場を見学した、ドボクマニアにはたまらない一冊。文系さんにもおすすめです。 
【関連記事】全国各地の気になる工事現場の裏側『モリナガ・ヨウの土木現場に行ってみた!』

第5位
怪しいお仕事!
5位は、先日、定期購読専門誌「レポ」を創刊した北尾トロさんの著書。日刊サイゾーでは、北尾さんの事務所まで押しかけ、いろいろインタビューさせていただきました。
【関連記事】 電子書籍時代に"定期購読専門誌"を創刊! 北尾トロと考える、本と雑誌の未来


●DVDのTOP5 第1位
こびと観察入門 モモハナBOX
1位は、キモカワこびとのDVDがランクイン! 絵本版も大人気だったこびとちゃんたちですが、こんなヤツらがいたらぜひ飼ってみたいものです。
【関連記事】ツッコミどころ満載? こびとたちの恍惚表情がたまらない『こびと観察入門』

第2位
野々宮ちか 17の御法度~罪悪感満載です~
2位は、野々宮ちかちゃんが限界ギリギリに挑戦したカゲキなDVD。グラドル界って、いろんな意味で奥が深いんですね......。
【関連記事】こんな幼く見える子が大胆Tバックで登場!! 野々宮ちかイベント

第3位
バカリズム案
3位は、バカリズムのライブDVD。小明さんのお悩みコーナーでは、的確かつストレートすぎるアドバイスをしてくれました。
【関連記事】バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」(前編)

第4位
HANA-BI
4位には、北野武監督の代表作が登場。『アウトレイジ2』では"それなりに重い役者"が出演するとのことですが......。今から楽しみです。
【関連記事】高倉健&松方弘樹も出演する!? 北野武映画『アウトレイジ2』クランクインへ

第5位
KING OF LIVE~手紙~
5位は、先日行われた『めちゃイケ!』新メンバーオーディションで惜しくも落選してしまったダイノジのDVD。ジャルジャルよりぜんぜんいいと思うんですが......。
【関連記事】ダイノジ 雌伏16年──ついに訪れる「二頭の虎が目覚めるとき」

●【番外編】ホーム&キッチンTOP5 ここでは毎回、ランダムに選んだジャンルのランキングを紹介します。 第1位
東京ガス(ノーリツ) スタンダード20号ガスファンヒーター
寒い季節の強い見方、ガスファンヒーター。スピード&パワフル暖房で点火時間はわずか5秒! 足元からお部屋全体をすばやく暖めててくれるそうです。

第2位
BRITA (ブリタ) ポット型浄水器 CLASSIC(クラシック) 交換用カートリッジ 3個パック
ポット型浄水器といえば、BRITA。他のサイトと比べても安いと評判のようです。

第3位
INAX スーパーセピオライト脱臭カートリッジ CWA-29
ワンタッチで交換できる、温水洗浄便座用脱臭カートリッジ。 INAXシャワートイレ用脱臭カートリッジ脱臭機能は約7年間効果が持続するそうです。

第4位
Panasonic フードプロセッサー ホワイト MK-K48P-W
あらゆる料理の下ごしらえがカンタン・スピーディに! あると便利な優れモノです。

第5位
THERMOS 真空断熱マグ 0.28L クリアブラウン JCP-280C CBW
デスクトップでの使いやすさを考えたシンプルデザインで、大活躍。ドリップコーヒーも簡単に作れます。


2010年9月2010年8月2010年7月2010年6月2010年5月2010年4月2010年3月2010年2月2010年1月2009年12月2009年11月

大公開! 10年10月度「日刊サイゾー」Amazonで売れたものランキング!!

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第2位
発光都市TOKYO
2位は、空から見た東京の夜景を収めた写真集がランクイン。無機質な昼間の顔とは180度違う、とても幻想的な世界です。
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第3位
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第4位
モリナガ・ヨウの土木現場に行ってみた!
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第5位
怪しいお仕事!
5位は、先日、定期購読専門誌「レポ」を創刊した北尾トロさんの著書。日刊サイゾーでは、北尾さんの事務所まで押しかけ、いろいろインタビューさせていただきました。
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●DVDのTOP5 第1位
こびと観察入門 モモハナBOX
1位は、キモカワこびとのDVDがランクイン! 絵本版も大人気だったこびとちゃんたちですが、こんなヤツらがいたらぜひ飼ってみたいものです。
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第2位
野々宮ちか 17の御法度~罪悪感満載です~
2位は、野々宮ちかちゃんが限界ギリギリに挑戦したカゲキなDVD。グラドル界って、いろんな意味で奥が深いんですね......。
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第3位
バカリズム案
3位は、バカリズムのライブDVD。小明さんのお悩みコーナーでは、的確かつストレートすぎるアドバイスをしてくれました。
【関連記事】バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」(前編)

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HANA-BI
4位には、北野武監督の代表作が登場。『アウトレイジ2』では"それなりに重い役者"が出演するとのことですが......。今から楽しみです。
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第5位
KING OF LIVE~手紙~
5位は、先日行われた『めちゃイケ!』新メンバーオーディションで惜しくも落選してしまったダイノジのDVD。ジャルジャルよりぜんぜんいいと思うんですが......。
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東京ガス(ノーリツ) スタンダード20号ガスファンヒーター
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第2位
BRITA (ブリタ) ポット型浄水器 CLASSIC(クラシック) 交換用カートリッジ 3個パック
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第3位
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第4位
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あらゆる料理の下ごしらえがカンタン・スピーディに! あると便利な優れモノです。

第5位
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デスクトップでの使いやすさを考えたシンプルデザインで、大活躍。ドリップコーヒーも簡単に作れます。


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