【清野とおるの、キ○チ○ガ○イと呼ばないで】第5話「オモシロイ顔のおじさん」

a_omoshiro.jpg 『東京都北区赤羽』でおなじみの漫画家・清野とおるによる、悶絶必死の爆笑コラム。  飲みの席などで打ち解けた初対面の人に、冗談半分でカメラを向けて 「オモシロイ顔してください」 とか言ってみる。  まあ、大抵の人は「そんなのできないよ~」と照れたり、「カメラ向けないでよ~」と嫌がったりする。 b_omoshiro.jpg  頑張ってオモシロイ顔をしてくれたとしても、さほどオモシロクナイのがこの世の常である。別に俺だって期待なんてしていない。ただ単に、カメラ向けて相手の反応を楽しんでいるだけである。  しかし、ある日のこと、本当にオモシロイ顔をしてくれる、オモシロイおじさんと出会った。 1_1omoshiro.jpg  場末のスナックで隣り合わせた、Sさん。 c_omoshiro.jpg  そんな訳で、Sさんのオモシロイ顔スタート。 1_2omoshiro.jpg 1_3omoshiro.jpg 4omoshiro.jpg 5omoshiro.jpg 6omoshiro.jpg 7omoshiro.jpg 8omoshiro.jpg 9omoshiro.jpg 10omoshiro.jpg d_omoshiro.jpg  Sさんのオモシロイ顔に、思わず爆笑してしまった……。  まさか「オモシロイ顔をしてくれ」と言って、本当にオモシロイ顔をしてくれるとは……。楽しい反面、言い知れぬ悔しさがこみ上げる。  後日、スナックに行くと、またSさんがいた。俺を見るなり、「またオモシロイ顔をするから、見てくれ!」という。  そんなわけで、2回戦目開始!! 2_1omoshiro.jpg 2_2omoshiro.jpg 2_3omoshiro.jpg 2_4omoshiro.jpg 2_5omoshiro.jpg 2_6omoshiro.jpg 2_7omoshiro.jpg 2_8omoshiro.jpg 2_9omoshiro.jpg 2_10omoshiro.jpg 2_11omoshiro.jpg 2_12omoshiro.jpg 2_13omoshiro.jpg 2_14omoshiro.jpg 2_15omoshiro.jpg 2_16omoshiro.jpg e_omoshiro.jpg  Sさんのオモシロイ顔に、再び爆笑してしまった……。 「次はもっと笑わせてあげるよ。金曜にまたこの店で会おう」  笑いながら写真を撮る俺に、Sさんは不敵な笑みを浮かべて、そう言った。正直、もう十分。オナカいっぱいでございます。  一通りオモシロイ顔を拝見させていただいたし、これ以上どう笑わせてくれるというのか。俺も、同じ手(顔)で、三度は笑いませんよ。  ……しかし、このSさんからは、そこらの量産型酔客とは違う、底知れない可能性を感じる。Sさんなら、さらに突拍子もない「何か」をやらかしてくれるのではないか? そんな淡い期待を胸に抱きつつ、指定された日時に再度スナックへ行ってみることにした。  スナックの戸を開けると……。 3_2omoshiro.jpg  そこには、何故かコックに扮したSさんがいた。場末のスナックにコックさん……なんと不条理な光景であろうか。  聞けば、Sさんの本職はコックで、俺を笑わせるために、わざわざこの格好のまま、四谷から電車で赤羽までやってきたという。  3回戦目開始!!! 3_3omoshiro.jpg 3_4omoshiro.jpg 3_5omoshiro.jpg 3_6omoshiro.jpg 3_7omoshiro.jpg f_omoshiro.jpg  なんだこの髪型!!!!!!!!!  コック帽を外したSさんの頭に、俺は驚愕した。 g_omoshiro.jpg  俺を笑わせるためだけに、わざわざ床屋に行って、こんな素っ頓狂な髪型にしてきたという。  数日前にたまたま場末のスナックで居合わせただけの、得体の知れない若輩者を笑わせるためだけに……!!!  床屋のオヤジからは「本当にいいんですか……?」と心配され、職場の上司からは「なんだそのふざけた髪型は!!」と大目玉を食らったらしい。  Sさん……あんたって人は……。さあ、引き続きそのオモシロイ髪型でオモシロイ顔をしてくだせえ!  4回戦目開始!!!! 4_1omoshiro.jpg 4_2omoshiro.jpg 4_3omoshiro.jpg 4_4omoshiro.jpg 4_5omoshiro.jpg 4_6omoshiro.jpg 4_7omoshiro.jpg 4_8omoshiro.jpg  途中から、面白さを通り越して恐ろしくなり、恐ろしさを通り越して再び面白くなった後に、何故だか感動すら覚える自分がいた。 4_9omoshiro.jpg 「Sさん、ご苦労様でした!」  頭をひと撫ですると、Sさんは少年のようなあどけない表情ではにかんだ。  俺も将来、こういうふざけたおじさんになりたい。 (文・イラスト・写真=清野とおる) 1seinoprof.jpg ●せいの・とおる 1980年生まれ。東京都板橋区出身。地元・赤羽に生息する奇妙な人々を生き生きと描いた漫画『東京都北区赤羽』(Bbmfマガジン )が大ヒット中。 Twitter <https://twitter.com/seeeeeeeeeeeeno> ●【キ○チ○ガ○イと呼ばないで】INDEX 【第4話】「ウンコおじさん」 【第3話】「恐怖!‟木曜日の男”」 【第2話】「鳥盗り物語」(後編) 【第2話】「鳥盗り物語」(前編) 【第1話】「ホモビデオの清野さん」

【清野とおるの、キ○チ○ガ○イと呼ばないで】第5話「オモシロイ顔のおじさん」

a_omoshiro.jpg 『東京都北区赤羽』でおなじみの漫画家・清野とおるによる、悶絶必死の爆笑コラム。  飲みの席などで打ち解けた初対面の人に、冗談半分でカメラを向けて 「オモシロイ顔してください」 とか言ってみる。  まあ、大抵の人は「そんなのできないよ~」と照れたり、「カメラ向けないでよ~」と嫌がったりする。 b_omoshiro.jpg  頑張ってオモシロイ顔をしてくれたとしても、さほどオモシロクナイのがこの世の常である。別に俺だって期待なんてしていない。ただ単に、カメラ向けて相手の反応を楽しんでいるだけである。  しかし、ある日のこと、本当にオモシロイ顔をしてくれる、オモシロイおじさんと出会った。 1_1omoshiro.jpg  場末のスナックで隣り合わせた、Sさん。 c_omoshiro.jpg  そんな訳で、Sさんのオモシロイ顔スタート。 1_2omoshiro.jpg 1_3omoshiro.jpg 4omoshiro.jpg 5omoshiro.jpg 6omoshiro.jpg 7omoshiro.jpg 8omoshiro.jpg 9omoshiro.jpg 10omoshiro.jpg d_omoshiro.jpg  Sさんのオモシロイ顔に、思わず爆笑してしまった……。  まさか「オモシロイ顔をしてくれ」と言って、本当にオモシロイ顔をしてくれるとは……。楽しい反面、言い知れぬ悔しさがこみ上げる。  後日、スナックに行くと、またSさんがいた。俺を見るなり、「またオモシロイ顔をするから、見てくれ!」という。  そんなわけで、2回戦目開始!! 2_1omoshiro.jpg 2_2omoshiro.jpg 2_3omoshiro.jpg 2_4omoshiro.jpg 2_5omoshiro.jpg 2_6omoshiro.jpg 2_7omoshiro.jpg 2_8omoshiro.jpg 2_9omoshiro.jpg 2_10omoshiro.jpg 2_11omoshiro.jpg 2_12omoshiro.jpg 2_13omoshiro.jpg 2_14omoshiro.jpg 2_15omoshiro.jpg 2_16omoshiro.jpg e_omoshiro.jpg  Sさんのオモシロイ顔に、再び爆笑してしまった……。 「次はもっと笑わせてあげるよ。金曜にまたこの店で会おう」  笑いながら写真を撮る俺に、Sさんは不敵な笑みを浮かべて、そう言った。正直、もう十分。オナカいっぱいでございます。  一通りオモシロイ顔を拝見させていただいたし、これ以上どう笑わせてくれるというのか。俺も、同じ手(顔)で、三度は笑いませんよ。  ……しかし、このSさんからは、そこらの量産型酔客とは違う、底知れない可能性を感じる。Sさんなら、さらに突拍子もない「何か」をやらかしてくれるのではないか? そんな淡い期待を胸に抱きつつ、指定された日時に再度スナックへ行ってみることにした。  スナックの戸を開けると……。 3_2omoshiro.jpg  そこには、何故かコックに扮したSさんがいた。場末のスナックにコックさん……なんと不条理な光景であろうか。  聞けば、Sさんの本職はコックで、俺を笑わせるために、わざわざこの格好のまま、四谷から電車で赤羽までやってきたという。  3回戦目開始!!! 3_3omoshiro.jpg 3_4omoshiro.jpg 3_5omoshiro.jpg 3_6omoshiro.jpg 3_7omoshiro.jpg f_omoshiro.jpg  なんだこの髪型!!!!!!!!!  コック帽を外したSさんの頭に、俺は驚愕した。 g_omoshiro.jpg  俺を笑わせるためだけに、わざわざ床屋に行って、こんな素っ頓狂な髪型にしてきたという。  数日前にたまたま場末のスナックで居合わせただけの、得体の知れない若輩者を笑わせるためだけに……!!!  床屋のオヤジからは「本当にいいんですか……?」と心配され、職場の上司からは「なんだそのふざけた髪型は!!」と大目玉を食らったらしい。  Sさん……あんたって人は……。さあ、引き続きそのオモシロイ髪型でオモシロイ顔をしてくだせえ!  4回戦目開始!!!! 4_1omoshiro.jpg 4_2omoshiro.jpg 4_3omoshiro.jpg 4_4omoshiro.jpg 4_5omoshiro.jpg 4_6omoshiro.jpg 4_7omoshiro.jpg 4_8omoshiro.jpg  途中から、面白さを通り越して恐ろしくなり、恐ろしさを通り越して再び面白くなった後に、何故だか感動すら覚える自分がいた。 4_9omoshiro.jpg 「Sさん、ご苦労様でした!」  頭をひと撫ですると、Sさんは少年のようなあどけない表情ではにかんだ。  俺も将来、こういうふざけたおじさんになりたい。 (文・イラスト・写真=清野とおる) 1seinoprof.jpg ●せいの・とおる 1980年生まれ。東京都板橋区出身。地元・赤羽に生息する奇妙な人々を生き生きと描いた漫画『東京都北区赤羽』(Bbmfマガジン )が大ヒット中。 Twitter <https://twitter.com/seeeeeeeeeeeeno> ●【キ○チ○ガ○イと呼ばないで】INDEX 【第4話】「ウンコおじさん」 【第3話】「恐怖!‟木曜日の男”」 【第2話】「鳥盗り物語」(後編) 【第2話】「鳥盗り物語」(前編) 【第1話】「ホモビデオの清野さん」

‟謎の美女”YURI見納めで名物編集長も涙! 今週のポスト・グラビアページは永久保存版

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「週刊ポスト」8月31日号
グランプリ 「ピース綾部34歳『若貴の母 藤田紀子』64歳と!『おかみさん、いま逢いに行きます』」(「週刊ポスト」8月31日号) 第2位 「橋下維新・総選挙候補888人出馬選挙区を公示する」(「週刊ポスト」8月31日号) 第3位 「『謎の美女YURI』に関する編集部からの重大なお知らせ」(「週刊ポスト」8月31日号) 次点 「河野太郎が出馬宣言 総理になって原発ゼロの日本を作る」(「週刊現代」9月1日号)  月刊誌だが「サイゾー」9月号がすこぶる面白い。テーマは「タブーな本」。これまでも何度かやっているが、今回は秀逸だ。「暴力団も関与した!? 芸能人暴露本の“顛末”」では『芸能界本日モ反省ノ色ナシ』(はまの出版)を取り上げているが、これを書いたダン池田はフジテレビの『夜のヒットスタジオ』や『NHK紅白歌合戦』の演奏を担当していた人気指揮者だったが、これを書いたために芸能界から完全に干されてしまった。私も当時の騒動を覚えているが、それだけ内容が衝撃的だった。これだけの暴露本はその後見たことがない。  警視庁公安部から流失した情報を無修正で掲載した『流失「公安テロ情報」全データ』を出した第三書館、新聞の押し紙問題に斬り込んだ『新聞があぶないー新聞販売黒書』を出した花伝社、福島県浪江町の町民が原発立地に反対した軌跡をたどった『原発に子孫の命は売れないー原発ができなかったフクシマ浪江町』を出した七つ森書館など、タブーな本を出し続ける小出版社を紹介している姿勢もいい。  一番引かれたのが、文芸編集者のタブー座談会。編集者がタブーとしている話なのに、作家自らが作品にその事件を連想させる話を書いてしまっている小説として、桐野夏生の『アンボス・ムンドス』(文藝春秋)の中の「怪物たちの夜会」を挙げている。私はこの小説は読んでいないが、女性誌のライターが不倫相手の男の自宅に乗り込んで暴れる話だそうだ。事実、桐生はだいぶ前になるが、講談社の文芸編集者と不倫関係にあり、その間、編集者の自宅に乗り込んで大きなトラブルになったことがある。  相手の編集者はその後亡くなってしまったが、われわれ講談社OBにとっても忘れられない“事件”であった。桐生はしばらく前に『IN』(集英社)という小説で、不倫の全容を自ら詳細に書いている。そういう意味で桐生は、すごい作家である。  夫からのDVで離婚した島本理生がDVをテーマにした『大きな熊が来る前に、おやすみ』(新潮社)を書いたり、連載中に自分の妻が死んだ石田衣良が、妻の事故死を自殺ではないかと疑う小説家を主人公にした『チッチと子』(毎日新聞社)を書いたりするのも、作家の「業」とでもいうべきものなのだろう。 「噂の眞相」が休刊した後、作家や出版社の裏話を書く雑誌がなくなってしまった。そういう意味でもサイゾーには、もっとこの分野に斬り込んでもらいたいと期待している。  さて今週は文春、新潮が合併号でお休みだから、ポスト、現代、朝日の三誌から選んでみた。結果は見ていただけばわかるように、ポストの圧勝である。  残念ながら、朝日は取り上げるべきものは何もない。このところ低調気味の朝日だが、この業界ではつまらない誌面が4週続くと読者は離れてしまうといわれている。奮起を促したい。  現代もお寒い誌面である。「待ってました、解散総選挙 これが『橋下新党』の全貌だ!」と、橋下徹大阪市長に肩入れするのはいいが、「はっきり言えば、橋下氏は大阪市民・府民に土下座してでも、次期衆院選には自ら出馬すべきだろう」と誌面でけしかけるのはいかがなものだろう。これでは民主党が「政権交代」というお題目だけで政権を奪取したが、政党の体をなしていないお粗末さで自壊したことの繰り返しになりはしないか。「橋本になれば何かが変わる」という甘い期待だけで橋下新党ができたとしても、寄せ集めの素人集団では民主党の二の舞になるのは明らかであろう。    今のメディアに求められるのは、橋下市長が目指す「国づくり」が、国民のためになるのかどうか、徹底的に取材して冷静な分析データを読者に提供すべきときであろう。  次点には自民党の河野太郎が次の総裁選へ参戦すると表明した記事である。    この人のオヤジさん河野洋平はみんなから好かれて御輿に担ぎ上げられたが、息子はものの言い方が直截すぎるのか、周りに人を集めない損な性格のように見える。だが、彼の徹底した反原発の姿勢は買う。今回の長老支配への挑戦などどうでもいい。「原発は放棄します」「東京電力は徹底的に解体します」「消費税は全額年金に充てます」「文科省を解体します」という公約ははっきりしていていい。  私がアドバイスするなら、オヤジの河野洋平が自民党の金権体質を批判して飛び出し、「新自由クラブ」をつくってブームを起こしたように、今こそ自民党などという旧態然としたところを飛び出し、この公約を旗印に仲間を集めて衆院選に臨むのがいいと思う。そのときどれだけの人が集まってくるのかで、この人の器量がわかる。直情径行型で人望のない河野だが、一世一代の賭に出れば、オヤジさん同様、公約に賛同してかなりの人が集まるかもしれない。自民党は腐蝕が進みすぎて組織内からの改革は不可能だと、私は思うからだ。  3位からグランプリまでポストが完全制覇である。第3位は「『謎の美女YURI』に関する編集部からの重大なお知らせ」という、いささか気を引くタイトルの巻頭カラーグラビア。  名前も年齢も国籍さえもわからない謎の「YURI」なる美女が、ポストのグラビアに登場してだいぶたつ。なんとなく、いいところのお嬢さんを思わせる品のいい容姿と、彼女が見せる大胆なセクシーポーズは、ポストを読む大きな楽しみだった。  今週も薄汚れた畳の部屋でポーズをとる写真で始まって、畳の上にほとんど全裸に近い姿で横たわるセクシーな彼女がとてもいい。ツンと尖っている乳首が愛おしい。彼女の写真には男の影がない。全裸で外したブラジャーをじっと見つめる彼女には、情事の後といった雰囲気がないのだ。なんとも不思議な透明感をもった女性である。  グラビアの最後にこう書いてある。 「謎の美女YURIに大変多くのご支持ご反響を頂き、厚くお礼を申し上げます。そのような中、突然ではございますが、本人からの申し出により今回をもってYURIの登場を最後とさせていただくことになりました。皆様から頂きました熱い声をお伝えし、強く慰留はいたしました。ですが、彼女の決断は揺るぎなく、しかも理由もわかりません。最後まで謎でした」  肌を合わせ、よく知っているはずだった女が突然、理由もわからず急に自分のもとから去っていってしまった。そんな気にさせる、不思議で魅力的な女の子だった。惜しいけど、サヨウナラYURI。  ポストは先週号で橋下市長がやっている「維新塾」888人の名簿を入手して公開した。だが私は、そこで終わってはなんのための公開だったのかと疑問を呈した。そこでポストは今週、名前がわかった888人の住所を基に選挙区別に並べて「888人の選挙区を公示する」と第2弾をやってきた。これが今週の第2位。  こうして見てみると、「維新塾」が意識的に塾生を全国から満遍なく集めていることがよくわかる。 「リストを見て驚くのは、“維新候補”が山形と高知、宮崎を除く44都道府県に散らばっていることだ。選挙区にして300小選挙区中、215区。地域政党という性格上、関西圏に約半数の塾生が集中しているが、それでも維新への参加者が全国的な広がりをもっていることは注目に値する。  また、選挙区を知る“即戦力候補者”といえる地方議員や議員秘書が100人以上いることも既成政党にとっては脅威だろう」(ポスト)  橋下市長は「200議席を獲得して政権奪取」を目標に掲げているが、自民党保守派の安倍晋三元首相と教育問題や憲法改正などで政策合意したといわれる。橋下新党の方向が見えてきたようだ。既成政党対橋下新党という対立ではなく、既成政党対ウルトラ保守・橋下新党連合ととらえなければいけない。これでは仮に橋下徹政権ができたとしても、「国民の生活が一番」という政治ではなく、よりコンサバティブで国民監視を強める政府ができるでのではないのか。  日本人は唯一の原爆被爆国なのに、世界有数の原発推進国になったように、歴史を忘れ去ってしまう国民である。「郵政民営化イエスかノーか」「政権交代」という謳い文句だけで大量の賛成票を投じ、いまの惨状を招いてしまった。一地方政治で、しかも何も結果を出していない首長への「期待感」だけに、明日の日本を賭けるのはやめたほうがいい。小泉政治、民主党政治と同じことになるだけである。  さて今週のグランプリ。張り込みネタとしては小粒だが、取り合わせが面白い。 「ピース」の綾部祐二(34)は、レギュラー番組を週10本抱え、芸能界でいま最も輝いている芸人だそうである。背は165センチ程とやや小柄だが、彼の強味はジャニーズ系アイドル顔負けのルックス。その綾部が人目を避けて逢瀬を続ける熟女がいるというのだ。   きっかけは綾部が芸人仲間に漏らしたこんな言葉だった。彼と親しい芸人がこう話す。 「綾部のヤツ、藤田紀子さんの自宅に行って何度か関係を持ったっていうんです。嘘にしては話のディテールが詳しすぎる。“部屋に若貴の写真が飾って、その前でエッチするのは興奮した”とか、“夜中に会いたいって電話があった”とか、“元おかみさんだけあって手料理はすごく旨い”とか‥‥‥。これは本当だと確信しました」  綾部が「いま逢いに行きます」とご執心の相手は、年の差実に30歳、若乃花(41)、貴乃花(40)の母親・藤田紀子(64)だというのである。  ポストも最初はダメモトぐらいの軽いノリで取材を始めたらしい。    まずは紀子の自宅マンションを張り込んだ。すると8月某日夜10時頃、マンションのインターフォンを鳴らす若い男が現れたのだ。軽くウェーブがかかった黒髪に黒縁メガネ、165センチ前後の身長、流行の7分丈のパンツ。情報通りにあの綾部が現れたのである。  母子以上年の離れたカップルの恋は燃え上がっているのか? ポストは早速、紀子に直撃する。  記者に綾部と親しく付き合っているかと聞かれ、 「え? ウソよ。あの方とは一度番組で共演しただけですよ。親密なんてウソよ、ウソ」  と否定したが、食事したことはあるのかと聞かれて、 「食事? どこで? 外で? したことありませんよ。第一、私もあの方も飲めないじゃないですか」  と答え、食事したことがないのになぜ飲めないことを知っているのかと突っ込まれ、ドギマギする。自宅に招いたことがあるのではないかと聞かれ、「そんなことはありえません」と答えたが、綾部がマンションの前にいる写真を見せられるとシドロモドロになり、 「他のお家に行かれたんじゃないかしら……」  綾部はあなたのタイプかと聞かれて、 「ちょっと待ってくださいよ。困りますよぉ。ウフ、ウフフフ。私じゃなくて、綾部さんがなんて言ってるか聞いてみて。ウフフ」  女はいくつになっても女。なんとも初々しい受け答えである。  今度は綾部に直撃。こちらは真剣さがうかがえる返答である。 「僕はこれまで何度も40代、50代の方とお話ししたり食事に行ってきたりしました。その中でも彼女だけは特別です。綺麗すぎる。美しすぎる。僕は大の熟女好きで、それをテレビなどでも公言しています。だけど、熟女好きじゃない男が見たって、彼女のことは綺麗だと思うでしょ。実年齢を聞いてもまったく信じられない。僕があの人と会うのは、ビジネスのためとか、ネタ作りのためとか、まったくそんなんじゃないんです! 彼女からは“私のこと好きだなんて、ネタでいってるんでしょ?”って聞かれることもある。でも、そんなわけないじゃないですか!」  紀子とは遊びじゃないかと聞かれ、 「遊びっていうのも、遊びじゃないっていうのもおかしいでしょ(笑い)。いや、本当に仲良くさせてもらってるだけで、それが若いお笑い芸人と遊んでて何なんだ、となっちゃうと申し訳ないと思うけど」  歯切れは悪いが、年上の恋人を気遣い続けたとポストは結んでいる。この恋が実を結べば芸能界初の「逆年の差婚・金メダル」になることは間違いない。   (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか 

人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』

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リドリー・スコット監督にとって原点回帰作と
いえるSFミステリー『プロメテウス』。
考古学者のエリザベス(ノオミ・ラパス)らは
35光年離れた惑星で“創造主”が残した遺跡を発見!
 『エイリアン』(79)でブレイクした“希代のビジュアリスト”リドリー・スコット監督にとって久々のSF作品となる『プロメテウス』。人間に“火”という文明をプレゼントしたギリシア神話の巨人神・プロメテウスの逸話をモチーフに、宇宙を舞台にした壮大なるトンデモストーリーを展開している。SF映画好きな人間なら、デジャヴな感覚に襲われるだろう。主人公たちを乗せた宇宙船が未知なる惑星に到着してからの展開は、「あっ、この光景は見たことある!」と背筋がゾクゾクッと来るはずだ。映画好きな人間にとっての懐かしい記憶と同時に、もしかすると人類は映画の主人公たちと似たような行為を犯しているのではないかという不安が頭の中によぎり、奇妙な感覚に陥る。  リドリー・スコット監督は、前作『ロビン・フッド』(10)で13世紀に成立した大憲章(マグナカルタ)の舞台裏には自由を愛する義賊ロビン・フッドの活躍があったという大風呂敷を広げてみせた。世界初となる“憲法誕生”秘話に続いて選んだテーマが、“人類の起源”という人間にとっての根源的な謎。一体、この地球上にホモ・サピエンスはどのようにして誕生したのか? もしかすると、高度な文明を持った異星人によって地球上に種が蒔かれたのではないのか? 映画という箱庭を使って、リドリー・スコット監督はその仮説がどれだけ信憑性があるかを探っていく。
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大企業ウェイランド社の重役であるヴィッカー
ズ(シャーリーズ・セロン)が宇宙船の監督
官として乗船。もちろん営利目的ですよ。
 物語は地球から始まる。今世紀末、考古学者のエリザベス(ノオミ・ラパス)は公私にわたるパートナーであるホロウェイ博士(ローガン・マーシャル=グリーン)と共にスコットランドの洞窟で3万5,000年前の壁画を発見する。すでに世界各地の古代遺跡からも同じような壁画が見つかっている。人類や動物たちを従えた巨人が空の星を指さしている図だ。「この巨人は、人類を作り出したエンジニア(創造主)に違いない!」と感動のあまり涙ぐむエリザベス。各地で発見された壁画を分析した結果、巨人が指さす星は実在することが判明。「これは創造主から人類への招待状なのよ!」と主張するエリザベスとホロウェイ博士を隊長にした探査チームが結成され、大企業ウェイランド社が製造した宇宙船プロメテウス号は35光年離れた惑星へと向かう。2093年、それは人類と“創造主”がコンタクトを果たす記念すべき年になるはずだった。  宇宙船プロメテウス号は2年がかりでようやく“約束の地”である惑星に到着するが、そこは超ハイセンスな高層ビルが並ぶ未来文明都市でもお花畑が広がる桃源郷でもなかった。重金属まじりの砂嵐が吹き荒れる、どちらかというと地獄の一丁目のような荒涼とした風景。宇宙船のレーダーが砂漠の真ん中にある小高い丘をキャッチする。この丘はドーム状の空洞となっており、明らかに人工物だった。エリザベスら探査チームは古代言語に精通したアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)を連れ、“創造主”に謁見せんと喜び勇んでドームの中へと駆け込んでいく。ところが中は薄暗くてイヤ~な感じ。ようやく発見できたのは、“創造主”のひとりと思われる巨人のミイラ化した遺体と謎の部屋に隠されていた奇妙な壺の数々……! 調査が進み、次第に状況が明らかになっていく。どうやら、この巨人は2000年前に息絶えたらしいこと、この惑星は巨人にとっての母星ではないらしいこと、このドームは何かの実験施設らしいことが分かる。一体、我々の“創造主”はこんなうらぶれた惑星で何の実験を行なっていたのか? やがて宇宙船プロメテウス号の乗組員たちに次々と異変が起き、エリザベスは自分たちがとんでもないパンドラの箱を開けてしまったことに気づく。  SF映画には、様々なメタファーが隠されている。現代社会が抱える問題点が「だまし絵」「隠し絵」のように潜んでいる。ギリシア神話をモチーフにした本作もそうだ。エリザベスたちがドームの中を探検する様子を観て、ドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』(09)を連想する人もいるだろう。『100,000年後の安全』はフィンランドで建造中の放射性廃棄物最終処分所“オンカロ”をめぐる危険な話。核廃棄物は現在の人類の科学では処理することが不可能なため、固い岩盤を掘削した地下500メートルの巨大施設内に埋蔵することになる。放射能が人体に影響を及ぼさないようになる10万年後まで厳重に保存しなくてはならない。だが、数万年後の未来人類は、現人類が記した「ここは危険。立ち入るべからず」という警告文を解読することができるのかという問題が生じる。未来人類はオンカロを旧人類が残した古代遺跡と勘違いして掘り出してしまうのではないか。結局、オンカロの建造者たちは名案が思い浮かばず、未来人類がオンカロの存在に気が付かないことをただ祈るしかない。『プロメテウス』を観ていると巨人が残した実験施設とフィンランドの地下に造られたオンカロが頭の中で結びつき、単なるデジャヴでは済まない恐怖に襲われる。“プロメテウスの火”は人間の手に負えないものとして度々原子力の比喩として使われる。
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アンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファ
スベンダー)。人間がその起源を探るように、
彼も「人間はなぜ私を作ったのか」という
命題を抱える。
 優れた文明を有した巨人たちは、へんぴな惑星で一体どんな実験を行ない、なぜ途中で放り出したのだろうか。日本の戦後史をかじった人なら、GHQを思い浮かべるかもしれない。「日本人の精神年齢は12歳」と語ったダグラス・マッカーサー元帥率いるGHQは、焼け野原状態だった敗戦国・日本に平和憲法の移植手術を試みる。戦争の放棄、男女平等、社会福祉を謳った進歩的な憲法を植え付けることで、小さな島国を世界で類をみない理想社会に育むつもりだった。だが実験開始から間もなくGHQ内部で主導権争いが起き、理想社会に育て上げる目的は初期段階で頓挫してしまう。朝鮮戦争の勃発により、日本は軍需景気により急成長を遂げることになる。  かつてマッカーサーに「12歳の少年のよう」と称された日本人は、今は何歳になったのだろうか。いつまでも米国に逆らうことのない未成年のままなのか、それとも成熟することなく人生のピークを過ぎてしまったオッサンなのか。一方、人類を生み出した“創造主”から見れば、核廃棄物の処理方法も見つからないまま原発建設を続ける人類はいったい何歳に映るのだろうか。リドリー・スコット監督がこしらえた映画『プロメテウス』は、観る人間によって様々なイマジネーションが呼び起こされる不思議な箱庭だ。 (文=長野辰次) prometheus4.jpg 『プロメテウス』 製作・監督/リドリー・スコット 脚本/ジョン・スペイツ、デイモン・リンデロフ 出演/ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、イドリス・エルバ、ガイ・ピアーズ、ローガン・マーシャル=グリーン、ショーン・ハリス、レイフ・スポール、エミュ・エリオット、ベネディクト・ウォン、ケイト・ディッキー  配給/20世紀フォックス映画 8月24日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー〈3D/2D同時上映〉、8月18日(土)、19日(日)先行上映あり <http://www.foxmovies.jp/prometheus> (C) 2012 TWENTIETH CENTURY FOX ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』 [第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』 [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! [第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! B級映画マニアの心を焦がす『王朝の陰謀』 [第168回]人はお下劣な分だけ、強く優しくなれる!? 結婚を控えた女たちの本音『ブライズメイズ』 [第167回]行きすぎたシステム社会に警鐘を鳴らす“ユナボマー・マニフェスト”の映画化『モンスターズクラブ』 [第166回]祭りの終わりと新ステージの幕開け、3部作完結『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』 [第165回]すばらしき“コーマン野郎”の世界!『コーマン帝国』、愛と欲望の歴史 [第164回]懐かしき香り漂う、新感覚サスペンス 破滅へ突き進む男の悲劇『ドライヴ』 [第163回] 災害に備えた地下シェルターは必要? 心理ホラー『テイク・シェルター』 [第162回] 森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン! [第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』 [第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』 [第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』 [第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』 [第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』 [第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』 [第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』 [第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』 [第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』 [第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』 [第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』 [第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決! 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[第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』 [第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ [第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』 [第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』 [第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか? [第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ! [第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』 [第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』 [第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』 [第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』 [第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』 [第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』 [第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は? [第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』 [第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』 [第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 [第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』 [第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! 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人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』

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リドリー・スコット監督にとって原点回帰作と
いえるSFミステリー『プロメテウス』。
考古学者のエリザベス(ノオミ・ラパス)らは
35光年離れた惑星で“創造主”が残した遺跡を発見!
 『エイリアン』(79)でブレイクした“希代のビジュアリスト”リドリー・スコット監督にとって久々のSF作品となる『プロメテウス』。人間に“火”という文明をプレゼントしたギリシア神話の巨人神・プロメテウスの逸話をモチーフに、宇宙を舞台にした壮大なるトンデモストーリーを展開している。SF映画好きな人間なら、デジャヴな感覚に襲われるだろう。主人公たちを乗せた宇宙船が未知なる惑星に到着してからの展開は、「あっ、この光景は見たことある!」と背筋がゾクゾクッと来るはずだ。映画好きな人間にとっての懐かしい記憶と同時に、もしかすると人類は映画の主人公たちと似たような行為を犯しているのではないかという不安が頭の中によぎり、奇妙な感覚に陥る。  リドリー・スコット監督は、前作『ロビン・フッド』(10)で13世紀に成立した大憲章(マグナカルタ)の舞台裏には自由を愛する義賊ロビン・フッドの活躍があったという大風呂敷を広げてみせた。世界初となる“憲法誕生”秘話に続いて選んだテーマが、“人類の起源”という人間にとっての根源的な謎。一体、この地球上にホモ・サピエンスはどのようにして誕生したのか? もしかすると、高度な文明を持った異星人によって地球上に種が蒔かれたのではないのか? 映画という箱庭を使って、リドリー・スコット監督はその仮説がどれだけ信憑性があるかを探っていく。
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大企業ウェイランド社の重役であるヴィッカー
ズ(シャーリーズ・セロン)が宇宙船の監督
官として乗船。もちろん営利目的ですよ。
 物語は地球から始まる。今世紀末、考古学者のエリザベス(ノオミ・ラパス)は公私にわたるパートナーであるホロウェイ博士(ローガン・マーシャル=グリーン)と共にスコットランドの洞窟で3万5,000年前の壁画を発見する。すでに世界各地の古代遺跡からも同じような壁画が見つかっている。人類や動物たちを従えた巨人が空の星を指さしている図だ。「この巨人は、人類を作り出したエンジニア(創造主)に違いない!」と感動のあまり涙ぐむエリザベス。各地で発見された壁画を分析した結果、巨人が指さす星は実在することが判明。「これは創造主から人類への招待状なのよ!」と主張するエリザベスとホロウェイ博士を隊長にした探査チームが結成され、大企業ウェイランド社が製造した宇宙船プロメテウス号は35光年離れた惑星へと向かう。2093年、それは人類と“創造主”がコンタクトを果たす記念すべき年になるはずだった。  宇宙船プロメテウス号は2年がかりでようやく“約束の地”である惑星に到着するが、そこは超ハイセンスな高層ビルが並ぶ未来文明都市でもお花畑が広がる桃源郷でもなかった。重金属まじりの砂嵐が吹き荒れる、どちらかというと地獄の一丁目のような荒涼とした風景。宇宙船のレーダーが砂漠の真ん中にある小高い丘をキャッチする。この丘はドーム状の空洞となっており、明らかに人工物だった。エリザベスら探査チームは古代言語に精通したアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)を連れ、“創造主”に謁見せんと喜び勇んでドームの中へと駆け込んでいく。ところが中は薄暗くてイヤ~な感じ。ようやく発見できたのは、“創造主”のひとりと思われる巨人のミイラ化した遺体と謎の部屋に隠されていた奇妙な壺の数々……! 調査が進み、次第に状況が明らかになっていく。どうやら、この巨人は2000年前に息絶えたらしいこと、この惑星は巨人にとっての母星ではないらしいこと、このドームは何かの実験施設らしいことが分かる。一体、我々の“創造主”はこんなうらぶれた惑星で何の実験を行なっていたのか? やがて宇宙船プロメテウス号の乗組員たちに次々と異変が起き、エリザベスは自分たちがとんでもないパンドラの箱を開けてしまったことに気づく。  SF映画には、様々なメタファーが隠されている。現代社会が抱える問題点が「だまし絵」「隠し絵」のように潜んでいる。ギリシア神話をモチーフにした本作もそうだ。エリザベスたちがドームの中を探検する様子を観て、ドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』(09)を連想する人もいるだろう。『100,000年後の安全』はフィンランドで建造中の放射性廃棄物最終処分所“オンカロ”をめぐる危険な話。核廃棄物は現在の人類の科学では処理することが不可能なため、固い岩盤を掘削した地下500メートルの巨大施設内に埋蔵することになる。放射能が人体に影響を及ぼさないようになる10万年後まで厳重に保存しなくてはならない。だが、数万年後の未来人類は、現人類が記した「ここは危険。立ち入るべからず」という警告文を解読することができるのかという問題が生じる。未来人類はオンカロを旧人類が残した古代遺跡と勘違いして掘り出してしまうのではないか。結局、オンカロの建造者たちは名案が思い浮かばず、未来人類がオンカロの存在に気が付かないことをただ祈るしかない。『プロメテウス』を観ていると巨人が残した実験施設とフィンランドの地下に造られたオンカロが頭の中で結びつき、単なるデジャヴでは済まない恐怖に襲われる。“プロメテウスの火”は人間の手に負えないものとして度々原子力の比喩として使われる。
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アンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファ
スベンダー)。人間がその起源を探るように、
彼も「人間はなぜ私を作ったのか」という
命題を抱える。
 優れた文明を有した巨人たちは、へんぴな惑星で一体どんな実験を行ない、なぜ途中で放り出したのだろうか。日本の戦後史をかじった人なら、GHQを思い浮かべるかもしれない。「日本人の精神年齢は12歳」と語ったダグラス・マッカーサー元帥率いるGHQは、焼け野原状態だった敗戦国・日本に平和憲法の移植手術を試みる。戦争の放棄、男女平等、社会福祉を謳った進歩的な憲法を植え付けることで、小さな島国を世界で類をみない理想社会に育むつもりだった。だが実験開始から間もなくGHQ内部で主導権争いが起き、理想社会に育て上げる目的は初期段階で頓挫してしまう。朝鮮戦争の勃発により、日本は軍需景気により急成長を遂げることになる。  かつてマッカーサーに「12歳の少年のよう」と称された日本人は、今は何歳になったのだろうか。いつまでも米国に逆らうことのない未成年のままなのか、それとも成熟することなく人生のピークを過ぎてしまったオッサンなのか。一方、人類を生み出した“創造主”から見れば、核廃棄物の処理方法も見つからないまま原発建設を続ける人類はいったい何歳に映るのだろうか。リドリー・スコット監督がこしらえた映画『プロメテウス』は、観る人間によって様々なイマジネーションが呼び起こされる不思議な箱庭だ。 (文=長野辰次) prometheus4.jpg 『プロメテウス』 製作・監督/リドリー・スコット 脚本/ジョン・スペイツ、デイモン・リンデロフ 出演/ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、イドリス・エルバ、ガイ・ピアーズ、ローガン・マーシャル=グリーン、ショーン・ハリス、レイフ・スポール、エミュ・エリオット、ベネディクト・ウォン、ケイト・ディッキー  配給/20世紀フォックス映画 8月24日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー〈3D/2D同時上映〉、8月18日(土)、19日(日)先行上映あり <http://www.foxmovies.jp/prometheus> (C) 2012 TWENTIETH CENTURY FOX ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』 [第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』 [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! [第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! B級映画マニアの心を焦がす『王朝の陰謀』 [第168回]人はお下劣な分だけ、強く優しくなれる!? 結婚を控えた女たちの本音『ブライズメイズ』 [第167回]行きすぎたシステム社会に警鐘を鳴らす“ユナボマー・マニフェスト”の映画化『モンスターズクラブ』 [第166回]祭りの終わりと新ステージの幕開け、3部作完結『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』 [第165回]すばらしき“コーマン野郎”の世界!『コーマン帝国』、愛と欲望の歴史 [第164回]懐かしき香り漂う、新感覚サスペンス 破滅へ突き進む男の悲劇『ドライヴ』 [第163回] 災害に備えた地下シェルターは必要? 心理ホラー『テイク・シェルター』 [第162回] 森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン! [第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』 [第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』 [第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』 [第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』 [第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』 [第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』 [第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』 [第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』 [第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』 [第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』 [第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』 [第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決! [第149回]70年前と変わらない日本人の精神構造『聯合艦隊司令長官 山本五十六』 [第148回]追悼......"永遠の反逆児"原田芳雄さん幻の主演作『原子力戦争』がDVD化 [第147回]"ファスト風土"を舞台にした犯罪喜劇 J・アイゼンバーグ主演『ピザボーイ』 [第146回]"正義のゾンビ"が犯罪者を貪り喰う! イラク戦争奇談『ゾンビ処刑人』 [第145回] "時代の寵児"の未ソフト化作品上映!「松江哲明グレイテスト・ヒッツ」 [第144回]原発事故を描いた『カリーナの林檎』と今関あきよし監督の背負った贖罪 [第143回]"窮屈なモラル"を脱ぎ捨てた裸の女たち 園子温監督の犯罪エロス『恋の罪』 [第142回]ノーベル賞作家・川端康成が夢想した新風俗『スリーピングビューティー』 [第141回]横暴な上司は有志社員が制裁します!『モンスター上司』のブラックな笑い [第140回]"クソみたいな社会を変えたい!"高校生テロリストの凄春『アジアの純真』 [第139回] うつ病なんかヘーキ!? 宮崎あおい主演作『ツレがうつになりまして。』 [第138回]"神話"が生まれる瞬間を目撃せよ! 人類への黙示録『猿の惑星:創世記』 [第137回]刑務所で食する至高の味『極道めし』ヒロインの後ろ姿に、むせび泣き! [第136回]"理想の恋人"という偶像を破壊せよ 深夜番長の劇場デビュー作『モテキ』 [第135回]"城定秀夫監督、ブレイク前夜の予感! 闘争本能を呼び覚ます『タナトス』 [第134回]"人間失格"の道を選んだ映画監督の業 林由美香の最新主演作『監督失格』 [第133回]ホラ吹きのホラを見破る特異な職能 ポランスキー監督『ゴーストライター』 [第132回]芦田愛菜、6歳にして危険な魅力!? 子連れで全力疾走『うさぎドロップ』 [第131回]元"暴走族"が書いた旧友への鎮魂歌 青春懺悔録『アメイジング グレイス』 [第130回]V・ギャロ主演のサバイバルグルメ!? 『エッセンシャル・キリング』 [第129回]『キック・アス』より悪趣味で泣ける 中年男の悪ノリ暴走劇『スーパー!』 [第128回]この夏の清涼剤、地方少女のダンス成長記『あぜみちジャンピンッ!』 [第127回]竹ヤリで世界進出"スシタイフーン"『エイリアンVSニンジャ』ほか逆上陸 [第126回]イーモウ監督、久々のアイドル映画 中華的妹萌え『サンザシの樹の下で』 [第125回]ナタリー・ポートマン vs. ヘビメタ野郎 人気女優の隠し球『メタルヘッド』 [第124回]黒澤明の名作『生きる』のラテン版! ヤモメ男が残した遺産『BIUTIFUL』 [第123回]北国で93年間営業を続ける"大黒座"と町の記録『小さな町の小さな映画館』 [第122回]新幹線がすれ違う瞬間、願いが叶う? 小学生の目線で描かれた『奇跡』 [第121回]理想と情熱がもたらした"痛い現実" 青春の蹉跌『マイ・バック・ページ』 [第120回]胸に響く金言"プロとは手を抜くこと" 職人秘話『アトムの足音が聞こえる』 [第119回]危険な出会い、井口昇ミーツ仲村みう 悪夢の遊園地『富江 アンリミテッド』 [第118回]ナタリー・ポートマン"第1章"の終幕 虚実が攻め合う『ブラック・スワン』 [第117回]"セカイ"を旅立った少女の地底探検記 新海誠監督の新作『星を追う子ども』 [第116回] 美少女たちの輝きが脳裏から離れない。青春ムービー『魔法少女を忘れない』 [第115回] 恋愛が与える"陶酔"とリアルな"痛み"サブカル活劇『スコット・ピルグリム』 [第114回]妄想、空想、そして現実からの大脱走 美少女革命『エンジェル ウォーズ』 [第113回]"3.11"後の新しい映画モデルとなるか『劇場版 神聖かまってちゃん』の挑戦 [第112回]マスコミが讃えた"楽園"のその後、ひとりの少女の成長記録『愛しきソナ』 [第111回]閉鎖的な"村社会"をブチ破ったれ! 韓流サバイバル劇『ビー・デビル』 [第110回]"粋"を愛したフランスの伯父さん J・タチ主演『イリュージョニスト』 [第109回]自分にとって家族は敵か、味方か? オスカー2冠受賞『ザ・ファイター』 [第108回]コーエン兄弟『トゥルー・グリット』40年で変化した"米国のヒーロー像" [第107回]ジョニー・デップが愛した"極道記者" 『GONZO』奇人がスターだった時代 [第106回] 巨匠イーストウッド監督の異色作! 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文春の連続安打はいつまで続く? 元・名物編集長が選ぶ、夏の合併号ベスト3

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「週刊ポスト」(8月17日・24日号)
<夏の合併号ベスト3> 第1位 「週刊ポスト」(8月17日・24日号) 第2位 「週刊文春」(8月16日・23日号) 第3位 「週刊新潮」(8月16日・23日号) <スクープ大賞ベスト3> グランプリ 「怒りのスクープ! 米兵レイプ犯を逮捕させない日本政府」(「週刊文春」) 第2位 「『テレビ朝日』看板番組の裏の顔『報道ステーション』は闇金融に手を染めた」(「週刊新潮」8月16・23日号) 第3位 「特別読み物 夏祭りからテキヤが消える」(同)  夏の合併号が出揃った。ロンドン・オリンピックに話題をさらわれたためか、全体に地味な作りになっていたが、その中ではポストが硬軟の記事のバランスがよく“お得”感が際立っていた。「橋下維新『総選挙候補888人』全実名を公開する」はイマイチだったが、巨人軍の主砲、阿部慎之助捕手(33)のスクープ激撮「阿部と巨乳アイドル『不倫の配球』」は暑気払いに格好の読み物になっていた。カラー「袋とじ」は女性器をかたどった芸術作品だが、圧巻。このところおなじみの「謎の美女YURIへの恋文」はやや迫力不足だが見て損はない。  ポストのライバル誌である現代は「3年で富士山は噴火する そのときに備えたほうがいい」と警鐘を鳴らしている。だが、全体に月刊誌かと見紛う作りで週刊誌らしさがなくなってきているのが気になる。同じように、たぶん久しぶりの合併号になる週刊朝日も、このところ元気がない。文春は相変わらずスクープが続いているし、新潮もスマッシュヒットをかっ飛ばしている。文春がどこまで連続安打を延ばせるのか、楽しみである。  第3位は、新潮のノンフィクション・ライター溝口敦の特別読み物。  夏といえば縁日、縁日といえばテキヤ、テキヤといえば寅さんというのが通り相場だったが、このところ祭礼、花火大会からテキヤが締め出されて、生活苦から自殺者まで出しているというのだ。テキヤでも家族総出で働けるのは親方クラスで、若い者はハナから結婚もできず女房子供も養えないそうだ。 「月20万円稼げれば、若い者も一家に残ります。現実は月10万ですよ。だから若い者が残らない。年間稼げる日は80~100日。仕込みとか準備の日も入れて130日。手伝いの若い者を手子(てこ)というんですけど、手子に1日1万2000円払っても、均せば7000円ぐらいにしかならない。これじゃ所帯持つのは不可能です」(都内のテキヤ幹部)  そこへ全国都道府県の暴排条例は、軒並みテキヤ排除を決めている。これは努力目標に過ぎないのだが、現実にはこの条項が実施され、祭礼などから次々締め出されているのだ。溝口は、警察が博徒、テキヤ、青少年不良団の3つを暴力団だと決めているからだという。だが、暴力団対策法で指定されている「指定暴力団」22団体の中でテキヤ中心の団体は極東会(本部は東京・西池袋)だけなのだそうだ。  昨年10月には、明治神宮を庭場にする杉東会が正月三が日の初詣客を当て込み使用許可願を出したが、神宮はテキヤを境内に入れず、周りの公道部分についても代々木署、原宿署が使用を認めなかった。そこで都知事秘書課や都総務局人権部、杉東会と一緒になってイベント企画会社が去年11月に上申書を出し、ようやく警察は公道使用の許可を出したのだ。だが、出店希望者は住民票、運転免許証のコピー、誓約書などを最寄りの警察署に提出し、一人当たり2100円の審査費用を払ってIDカードのような許可証をもらわなければならない。イベント会社は出店希望者から一人3万円の手数料を取ったが、道路使用料、電気代、ゴミ処理費用などを差し引いたら手元に17万円しか残らなかったという。  同年9月には山口組の直系だった関西のテキヤ集団が山口組本家から除籍になり、直後に解散したが、食うためには山口組から縁を切ってもらうしかなかったからだという。   生活苦から自殺者も出ている。テキヤ冬の時代だ。「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」という有名なフーテンの寅の口上。立川談志師匠が英語バージョンまで演じた絶品「蝦蟇の油」の口上はこうだ。 「サァーサァーお立会い(たちあい)、御用(ごよう)とお急ぎで無い方はゆっくりと聞いておいで、見ておいで、遠目山越し笠(とおめやまごしかさ)のうち 聞かざる時は物の出方善悪黒白(でかたぜんあくあいろ)がとんと判らない。  山寺の鐘がゴーンゴーンと鳴るといえども、法師(ほうし)きたって 鐘に撞木(しゅもく)をあたえなければ、鐘が鳴るのか、撞木が鳴るのか、とんとその音色(ねいろ)が判らない。  サテお立会い。手前ここに取りい出したる陣中膏(じんちゅうこう)は、これ「がまの油」、がまと言ったってそこにもいる・ここにもいると言う物とは物が違う」(口上文サイトからの引用)  こんな「啖呵売(たんかばい)」も、とんと聞くことができなくなってしまった。  驚くことに、江戸三大祭りの一つ、三社祭が中止されるかもしれないというのだ。この祭りは浅草寺の隣の浅草神社の祭礼だが、浅草寺は三社祭を猥雑だとして、その中止さえいい出し、町から総スカンを食っているというのである。それを警察は「暴排への一定の努力がなされたと認識」しているというのだから、伝統というものが蔑ろにされているといってもいい。縁日がなくなり、祭礼も土曜日曜に重なることが多く、テキヤが稼げなくなってきているところに、暴排条例適用で泣きっ面に蜂である。  溝口は「近い将来、『テキヤ殺して、お祭り死す』が日本の現実になりそうだ」と危惧している。ソース焼きそばも、金魚すくいも、射的もない縁日なんて……。天国の寅さんがこう言っているはずだ。「それをやっちゃおしめぇよ」と。  今週の第2位は週刊新潮の注目記事。実に刺激的なタイトルである。  きっかけは6月18日に赤坂で起きた、ちょっとした「捕り物」だったという。「X」(仮名)なる高級韓国クラブに警視庁の強制捜査が入り、店のママやホステスなど16人が入管難民法違反容疑で摘発されたのだが、オーナーママは当日韓国に滞在していて難を逃れた。  そのオーナーママはコリアン街では「エス」の愛人といわれているそうだが、「エス」は「何人もの韓国人ママやクラブの経営者たちに金を貸している“闇金の帝王”」(韓国クラブ関係者)として有名な人物だというのだ。    この「エス」なる人物がテレビ朝日の看板番組『報道ステーション』の制作協力会社で、古舘伊知郎も役員を務める「(株)古舘プロジェクト」の佐藤孝社長(63)だというのだから驚く。「(株)古舘プロジェクト」は長野智子アナや俳優の中尾彬などを抱え、70名の社員を擁する大手番組制作会社である。 『報道ステーション』関係者によると、この番組だけで年間20億円近くがテレビ朝日から支払われているという。この佐藤社長は元三越の呉服売り場の営業をやっていて、そこの顧客だった著名な劇画原作者にかわいがられ、編集プロダクションを任され、そこで古舘と出会ったそうだ。   そんな人物が複数のママたちに金を貸し付け、「利息は月3分」も取っているというウワサがあるというのだからコトは穏やかでない。月3分というのは、年利36%もの高利になる立派な闇金融である。さらに問題なのは、「(株)古舘プロジェクト」も佐藤社長も、貸金業としての届けを出していないことだ。  視聴率でフジを抜いて快調なテレビ朝日だが、その看板番組の制作会社社長が「貸金業違反」に問われたら、古舘アナにも火の粉が降りかかるのは間違いない。さあ、佐藤社長はどう答えるのか。 「X」のママが愛人だというウワサは否定したが、彼女のマンションの保証人になっていることは認めている。暴力団との交友も「絶対ない」と否定したが、闇金融についてはこう話している。 「ええ、『X』のママにはこれまで何度か合計5000万円くらいは貸したが、すべて返してもらった。(中略)他にも、これまで何人にも貸していたのは事実。10人以上は貸しましたかね」  さらにこう言っている。 「最初は私のポケットマネーや、私が会社から借りて、それを彼女たちに転貸ししていた。でも、今では直接、会社から彼女たちに貸す形にしているものもある。返済中の分も含めると、トータルで残っているのは2億円強だと思います」  ただし金利は年2・5%だと借用書を見せたという。  日弁連前会長で「全国ヤミ金融対策会議」の代表幹事・宇都宮健児弁護士は、こう言っている。 「(中略)トータルで10件以上、額も2億円となると、業として行っていると認定される可能性が高い。しかも相手が複数であれば尚更です。そうなると金利が年2・5%あっても関係なく、貸金業違反の可能性が高い」  新潮は、個人でも会社でも金利収入を得てきたのに、その税務処理はどうしたのかと問う。韓国クラブのママらに巨額の金を貸すのは尋常な行為ではないと批判し、『報道ステーション』でも闇金融問題を糾弾したことがある古舘アナを直撃する。だが、古舘アナは「そのような事実は把握していません」とそっけない。  しかし、報道に携わる制作会社の社長が貸金業の届けを出さずに多額の金を貸し付け、金利を取っていたというのは、無視していい話ではない。ましてや古舘アナも役員として名を連ねているのだから、はっきりした説明をするべきだと、私も思う。  文春の「怒りのスクープ!」が今週のグランプリに輝いた。泥酔した米海軍厚木基地航空基地所属の二等兵曹A(23)にレイプされた被害者の寺坂恭子さん(仮名・30代前半)の痛切な告白をスクープしている。  事件が発生したのは7月21日(土曜)の未明。神奈川県内のショットバーで、Aと高級将校との間でいざこざが始まった。将校はAを店の外に連れ出して「これ以上飲むな」と叱責、店の女性、寺坂さんがAを彼の自宅まで送り届けることになった。 「帰宅途中、Aは女性の腹部を何度も殴打し、『俺はやりたいんだ。黙ってやらせろ。従わなければ殺す』と脅迫して自宅に引っ張り込み、強姦に及んだ。凶悪で卑劣な事件です」(神奈川県警捜査関係者)  寺坂さんは、その夜の恐怖をこう語っている。 「Aの自宅に近づき、人気のないマンションとマンションの間の通路に差しかかったところで、Aはいきなり拳で私のお腹を殴り、チャックを下ろして自分のモノを出し(中略)。『痛い、やめてよ』と抵抗しても『うるさい。殺すぞ』と叩かれ(中略)。Aは私の髪を思い切り引っ張って、鳩尾をグーでバーンと殴られて、俵抱えにされて自宅に連れ込まれました。 『ああ、これはちょっとでも抵抗したら殺されるな。生きて帰るためには犯(や)られるしかないな』と諦めるしかありませんでした。(中略)  Aはサディストのように、叩いたり喚いたりしながら暴力的に犯し続けました。避妊などせず、膣中にも出されてしまった。でも生きて帰りたい一心で、大人しくAが眠りに落ちるのを待って、逃げ出しました。(中略)時計を見たら、午前三時五十分でした。後で気がついたけど、髪の毛がメチャクチャ抜けていました」  だが、彼女は泣き寝入りしなかった。必死に逃げ出した後、知人に相談して在日米軍憲兵隊に通報したのだ。憲兵隊は全米犯罪情報センターを通じて県警大和署に連絡を入れ、同署が翌日Aの自宅などを家宅捜索した。  Aはメキシコ系アメリカ人で、所属は診療所勤務。日本に来る前はイラク戦争にかり出され、ケガをしたままで砂漠に2~3日取り残されて半狂乱になり、それがPTSD(心的外傷後ストレス障害)になったのではないかといわれている。Aの自宅に米軍憲兵隊や県警大和署の捜査員、鑑識が乗り込んで家宅捜索はしたが、奇妙なのはそこからだった。彼女は膣内の検査やDNA検体を採取され、何度も現場検証にも立ち会わされたが、それから捜査が進んでいないのだ。 「これまでに五回以上は警察に呼ばれて、毎回同じ話をしていますが、全然告訴状にサインさせてくれないんです。(中略)強姦って親告罪で、被害者が告訴しないと犯人を処罰できないんですよね」(寺坂さん)  一方のAは、IDカードを没収され基地の外には出られないが、身柄を拘束されて営倉にぶち込まれているわけではないようだ。  彼女は人形を使った現場検証を何度もさせられて、具合が悪くなってしまった。だが、ここで引き下がったら、Aが出てきて自分が狙われるだけではなく、家族にも危害が及ぶかもしれない。そんなことが起きたら死んでも死にきれないと、不安を口にする。  これまでも、1957年に群馬県内の在日米軍演習地にくず鉄を拾いに入った日本人主婦に、背後からグレネードランチャーを発射して即死させたジラード二等兵(当時21)に対して、懲役3年執行猶予4年という軽い判決が出たことがある。判決に対して日本国内で大きな批判が巻き起こったが、ジラードの処罰を最大限軽くすることを条件に、身柄を日本へ移すという「密約」が結ばれていたことが1991年の米国政府の秘密文書公開で判明している。  今回もこれと同じケースになる可能性があるというのは、春名幹男・名古屋大教授である。 「時期的にも、オスプレイの沖縄配備の直前に全国で試験飛行するという微妙な時期。オスプレイは将来的に全国の基地に配備される可能性があるので、こうした事件が世論に影響を与えることを、日米当局が懸念していることはじゅうぶん考えられます。(中略)日本側当局もオスプレイ配備への影響を懸念しているのは同じでしょう。決定的な証拠が出揃うまでは起訴しないつもりなのかもしれません」  文春は県警関係者の証言を掲載している。 「逮捕状を請求しようとしたところ、司法当局から『オスプレイ配備の問題もあるため、米軍関連で波風が立つのは好ましくない』と待ったがかかっている」  犯人が基地内に逃げ込んでいると、逮捕状を請求するためには、日米地位協定に基づく米軍の許諾が必要となり、事情聴取も米軍の協力に基づいて、犯人の身柄を憲兵に連れてきてもらって任意で取り調べることしかできないのだ。 「現行犯逮捕でない場合、立件することすら難しく、もみ消される可能性もあります。現状では、あくまでも米軍側の協力に捜査が左右されてしまうのです」(池宮城紀夫弁護士)  事件発生から20日近く経つのに寺坂さんの告訴すら受理していないのはおかしいと、文春は強い疑問を投げかける。この事件がどこまで拡がるのかは、この記事だけではまだ不透明である。オスプレイ配備と関連性はあるのか。レイプ犯罪を立証するのは、米軍が絡んでいなくても、なかなか困難である。そうしたこともあるのか、私の知る限り、他のメディアの追っかけ報道はない。  しかし、日米地位協定を持ち出すまでもなく、アメリカによる戦後の占領統治以来、沖縄だけではなく日本全土を植民地として支配し続ける構図は変わっていない。そうした実態を日本人に可視化し、知らしめるためにも、文春はこの件を継続取材し、事件の全容を毎週報道し続ける気概を持ってもらいたいものである。  週刊誌はスクープを飛ばしても、他誌が食いついてきて拡がっていかないと、その問題をフォローすることがないのが最大の欠点である。これを機に、在日米軍兵士が絡んだ過去の事件の掘り起こしをして、連載したらどうだろうか。怒りを忘れた日本人の心に火をつけなくては、在日米軍基地も原発もなくなりはしない。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか 

えっ、48歳の新人女優!?  一条綺美香が“3年ぶり”のエッチで華麗なるAVデビュー!

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 「26歳を超えたら熟女」といわれるAV業界に、なんと48歳の新人AV女優が現れた!!  彼女の名は一条綺美香。1964年生まれ、枝野幸男経済産業大臣や橋本聖子議員らと同い年という脅威の新人だ。いったいどんな女性が……!? 勇気を振り絞って、新中野・SOD本社に出向いた取材班の前に姿を現した彼女は、か、かわいい! まさに“ノーチェンジ”な美女だ。そんな綺美香さんのデビューを記念して、イロイロと伺っちゃいました〜♪ ――48歳でのデビューということですが、いったいどんな経緯で? 一条綺美香(以下、一条) お付き合いしている人もしばらくいないし、女性としてこのまま終わっていくっていうのが悲しいなと思ったんです。せっかくなので、何か思い出に残るものを、と思って自分から応募しました。ただ、面接に行っても、本当にお仕事させていただけるのか不安でしたね。やっぱり、AV業界は若い女の子ばかりじゃないですか? だから、きっとダメだろうなと思いながら行ったんです。 ――顔もカワイイし、スタイルもパーフェクト。そんな綺美香さんをAV業界が放っておくわけないじゃないですか! 一条 年齢的にも負い目を感じていましたので……。 ――綺美香さんのかわいらしさがあれば、全然年齢なんて気になりません。ところで、もともとAVに興味はあったんですか? 一条 実は、あまり興味はなかったんです。昔、AVってどういうものかなと思って見たことはあるんですが、最近のものは全然見ていませんでした。ちょうど、加藤鷹さんが大活躍をしていた頃ですね。「みんなこんなふうに潮を吹くのか」って、びっくりした記憶があります。 ――今回のデビュー作で、綺美香さんの潮は!? _DSC9694.jpg 一条 いえ、吹きませんでした(笑)。 ――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか? 一条 まず、スタッフさんの多さにびっくりしました。プライベートでも3Pとかの経験はないので、この状況でできるのかな……って心配で。けど、いざ本番が始まると、カメラも見ずに、無我夢中でエッチに没頭していました。 ――さすが、経験豊富な美淑女! 緊張はしなかったんですか? 一条 もちろん、すごく緊張しましたよ~。前日は全然眠れないし、胃が痛いし……。しかも、私、撮影の日まで3年間一切エッチをしていなかったんです。3年ぶりのエッチだったし、初めてのAVだし、わけわかんなかったです(笑)。 ――男優さんとのカラミはいかがでしたか? 一条 気持ちよかったですね。しっかりと私のツボを抑えてくれました。 ――綺美香さんのツボ……気になります! 一条 私、耳が性感帯なんです。耳を触られたり舐められたりしながら、下半身に手を伸ばされるともう……ですよね。 ――描写がエロすぎます。ほかに見てほしいシーンはありますか? 一条 わたし、料理が趣味なんですが、今回の作品の中で肉じゃがを作っているんです。皮を向くところからすべてその場で作ったんですが、「あれ、これAVですよね……?」って、自分でも不思議でした。 ――料理が趣味っていうことは、やっぱり家には愛する旦那さんがいるんでしょうか……? 一条 いえ。結婚したこともないですし、バツイチでもないんです。けれども昔から結婚願望が強くて、母のお手伝いをしながら家事全般は身につけました。いったいどこで調子が狂っちゃったんでしょうかね(苦笑)。 ――ところで、これまでイロイロな経験をされてきたと思いますが、綺美香さんがこれまでに一番感じたSEXは? 一条 う~ん、ノーマルなものばかりですよ。ただ、以前、会社を経営している方と付き合っていたんですが、仕事が終わった彼のオフィスで、いきなり後ろからスカートを捲り上げられて挿れられちゃいました(照)。お迎えに行っただけのはずだったのに……。 ――全然ノーマルじゃありません! 一条 そうですか? ふふふ。 ――今後はどんなシチュエーションに挑戦してみたいですか? 一条 コスプレ系をやりたいですね。あんまり子どもっぽいのじゃなくて、エレベーターガールとかレースクイーンとか、ちょっと大人っぽいコスプレをしてみたいです。実は、セーラー服を着たいっていう願望もあるんですが……年齢的に無理かな(笑)。 ――いえ、ぜひ見たいです!! 挑戦してください! 一条 そう言ってもらえるとうれしいです! 私、学生時代から女性に囲まれて、職場も女性ばかり。男性との接点もなかったので、すごくお仕事が楽しいんです。ストレス解消にも効果的ですよね。 ――ストレス解消ですか……? 一条 大きな声を出すとストレス発散になるじゃないですか。AVの撮影で喘ぎ声を出せば、身も心もスッキリします。 ――まさに天職ですね! これからの活躍が楽しみです。本日はありがとうございました! ●一条綺美香 特設サイト <http://ec.sod.co.jp/special/ichijo48/index.html> sod48.jpg 『一条綺美香 48歳 AV DEBUT』 「SODstar」史上最高年長、奇跡の大型美淑女がついに誕生。48歳なのにこのかわいさ、この美貌はまさに犯罪レベル! 身体もムッチリ! 完璧すぎるFカップ「NEW 美淑女」が降臨。 発売日/9月20日 発売/SODstar 価格/2980円(税込)

えっ、48歳の新人女優!?  一条綺美香が“3年ぶり”のエッチで華麗なるAVデビュー!

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ガリガリ君でスタミナアップ!?「ガ~リガ~リック♪」(しょうがとニンニクのチャーハン) 

IMGP7985.jpg 料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。  「ただいまー。いやー、今日も暑かった」  「おかえりなさい。あら、ガリガリ君買ってきたの?」  「今日のご飯、これでいいや。食欲なくて……」 IMGP7951.jpg  「アイスもいいけど、それだけじゃ夏バテしちゃうわよ。そうだ、スタミナたっぷりのガリガリ君を作ってあげる!」  「え、何それ?」  「まずは、ごま油でたっぷりのニンニクを炒めるの」 IMGP7961.jpg  「いいね、なんだかこの匂いだけで元気になりそう!」  「ニンニクが色づいてきたら、ご飯を入れて炒めまーす」  「なるほど。ガリガリ君の代わりにガーリックライスか。ダジャレのレベルとしては低いけど、これ好きなんだよね」 IMGP7967.jpg  「あら、これだけじゃないわよ。ここに甘酢しょうがを刻んで加えるの」  「え、甘酢しょうが?」 IMGP7971.jpg  「塩、こしょうで味を調えて、しょうゆをチョロリ。さあ、できたわよ」  「甘酢しょうがって、お寿司屋さんで出てくるガリのことだよね」  「そう、ガリとガーリックよ。ということは?」  「ガリとガーリック……」 父&母 「ガーリガーリック♪ ガーリガーリック♪ ガーリガーリック♪(ガリガリ君のジングルで)」 IMGP8004.jpg  「ガリガリ君だけに、うまソーダ。炒めた甘酢しょうがって、甘酸っぱくて不思議な味だね。でもクセになりそう。うまいよ、コレ!」  「アイスばっかり食べていないで、ライスも食べないとね!」 ■材料  ・ご飯 ・ニンニク ・甘酢しょうが ・ごま油 ・調味料(塩、こしょう、しょうゆ) ■作り方 1、フライパンにごま油とみじん切りにしたニンニクを入れ、キツネ色になるまで加熱する。 2、ご飯を加え、ほぐすようにしっかりと炒める。 3、甘酢しょうがを軽く絞って刻んだものを加えて、軽く混ぜ合わせる。 4、調味料で味を調えたら完成。 ■玉置メモ ・甘酢しょうがを炒めるということはあまりしませんが、東南アジアっぽい不思議な味に仕上がります。焼きそばやパスタで作ってもおいしいですよ。 ・今回はシンプルにガリとガーリックだけで作りましたが、お好みでしそ、かつお節、卵などを加えてください。 ・ガーリーな女装をして、「ガーリーガーリー君」と言おうかと思いましたが、ひげが濃いのでやめました。 ・もしお口に合わなかったら、「ガリガリ君だけに、この味はナシだな」と、ダメ出ししてください。 (文=玉置豊) ■男のダジャレレシピ・バックナンバー 【第28回】生レバー難民必見! 食感と滑らかさの絶妙ハーモニー「生レバー丼」 【第27回】新感覚スウィーツ!?  夏はICECREAMで「アイススーパーカップヌードル」 【第26回】初夏の新定番! スパルタンな「カツオの100タタキ」 【第25回】勝手にコラボ! ケンタッキーフライドチキンラーメン 【第24回】炊飯器で作る簡単ピラフ!「SPAM × SPAM」(SMAP×SMAP) 【第23回】北北西を向いてガブリ!「......え、フォー巻き!」 (恵方巻き) 【第22回】アラフォーはちょっとツラい!? 「とってもジューシー(牛脂)な格安すき焼き 」 【第21回】悪い酔いスウィーツで年忘れ!「レディーボーデン会 」(女子の忘年会) 【第20回】万能味噌を使った魔法の料理「西京の相性は黄身」(最強の相性はキミ) 【第19回】旬のサンマをギニア風に「イイコブ、ニコム、サンコン!」(イッコン、ニコン、サンコン) 【第18回】永谷園で作る秋の味覚「松タケご飯 」(まつたけご飯) 【第17回】アジ釣りで大漁! 「アジしめちゃいました」(味占めちゃいました) 【第16回】うなぎと乗り切れ! "ダシ"が違う夏のひつまぶし 【第15回】夏にピッタリ! 旬の魚で手軽にできちゃう「狂う水」(クールビス) 【第14回】蒸し暑い時期にピッタリ! 梅干しの酸味が効いた「上を向いて歩こう」(梅と麦とアルコール) 【第13回】レストランにも行きたくない出無精なあなたに「大型連休ギュウギュウ詰め」(O型レンコン牛牛詰め) 【第12回】旬の素材が盛りだくさん「ネギに大葉 ヤマウド・ノビル 初鰹」(目には青葉 山ほととぎす 初鰹) 【第11回】スタミナ満点! よくばりどんぶり「ごはんと胃・レバー・牛たくさん」(ゴホンと言えば、龍角散) 【第10回】甘党にはたまらん!  「オリゴ糖、黄身と和えて、ようかん食った」(ありがとう、君と逢えて、よかった) 【第9回】捌けなくても大丈夫! 包丁要らずのカンタン鍋「捌き無知鍋」(サバキムチ鍋) 【第8回】惚れてしまいそうな大人の味「バーレーン・タイ キッシュ」(バレンタイン・キッス) 【第7回】3分で出来るお祝い料理「脂肪コーン、5を書く!」(志望校合格) 【第6回】正月ボケに効果てきめん「意外! タイなら七臭粥」(胃が痛いなら七草粥) 【第5回】気分次第でアレンジ可能「麻婆茄子! 干し芋乗っかっちゃう!」(まーボーナス! 欲しいもの買っちゃう) 【第4回】三つの味が楽しめる豪華ディナー「三択ロース」(サンタクロース) 【第3回】ぜいたくの極み! 「いい肝のカワハギのいい肝ばかり」(『いきものがかり』のいきものばかり) 【第2回】ひと手間かければ豪華な一皿! 「タンカレー ナンバナナ天」(タンカレー No.10) 【第1回】甘くて辛い 大人のおつまみ「マスタードナッツ」(ミスタードーナツ)

“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』

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映画部の前田(神木隆之介)が脚本・監督を務める『生徒会オブ・ザ・デッド』の撮影現場。
ボクらの邪魔をするヤツは、みんな食い殺してやるッ!
 大学在学中に執筆した朝井リョウの青春小説『桐島、部活やめるってよ』を、神木隆之介、橋本愛、大後寿々花ら若手キャストをそろえての映画化。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)が高い評価を得た吉田大八監督が大胆な脚色を加え、校内格差社会に生きるイマドキの高校生たちが刹那的なカタルシスを体感する姿を描いている。映画版ではバレー部のキャプテンで人気者の桐島が部活を辞めた金曜日が何度も何度も繰り返される。まるで押井守監督のカルトアニメ『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)を観ているかのようだ。『ビューティフル・ドリーマー』は学園祭の前日がエンドレスで繰り返され、高校生たちにとってパラダイスな時間が永遠に続く。一方、『桐島』では大会を直前にしてバレー部の中心選手だった桐島がどうも退部届けを出したらしいという不穏なニュースが流れ、学校中の生徒たちが浮き足だつ。いつまで、こんな宙ぶらりんな状態が続くのか? この映画は金曜日を何度描けば気が済むのか? この後、どんな展開をするのか? 劇中の生徒たち同様に、映画を観ている自分たちも暗い客席の中で不安が高まっていく。  桐島たちが通う高校は、イマドキの全国どの学校もそうであるように、いくつもの階層に分かれている。上流階層にいるのは、桐島の彼女である“帰宅部”の梨紗(山本美月)。校内でいちばんの美女で、いわばセレブ的存在。バトミントン部のかすみ(橋本愛)らとつるんで、おしゃれ女子グループとして一目置かれている。全国大会で活躍した実績と伝統のある男子バレーボール部の部員たちやファッションセンスのいい菊池(東出昌大)らおしゃれ男子たちの“帰宅部”も上流階層。その中心には、いつも桐島がいた。マイペースな沢島(大後寿々花)は教室では目立たないけれど、吹奏楽部の部長という要職に就いている。教室内で最下層にいるのが、映画部の前田涼也(神木隆之介)と武文(前野朋哉)。前田は運動神経ゼロなメガネ男子で、武文は高校生には見えないオッサン顔。クラスの女子からは笑われているが、前田と武文は「映画秘宝」の最新号を教室の片隅でめくったり、人気女優を自分の脳内劇場で勝手にヒロインにして妄想することが楽しくて仕方ない。2人のニヤニヤ顔が、余計に女子たちから「キモい」と罵られる。  何度も金曜日が繰り返され、高校生たちのいつもと変わらない日常風景が映し出されているわけだが、少しずつ時間が前後し、カメラの目線がズレていくことで、生徒たちの人間関係がはっきりしてくる。クラス内は様々な階層に分かれていること。そして、それぞれの階層でも「桐島が部活をやめたらしい」というニュースの受け止め方がずいぶんと違っていることが見えてくる。
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映画部の前田と武文(前野朋哉)。映画コン
クール一次予選を通過したことが全校集会
で紹介されるが、みんなから無視されている
ことを実感中。
 バトミントン部のかすみ、映画部の前田、みんな校内ではグループごとに行動する。おしゃれ帰宅部も運動部も文化部も、それぞれのグループは見えない“繭”のようなもので覆われている。“繭”の中で過ごすのは、とても心地よい。気の合う仲間たちと自分たちの好きなことについて延々とおしゃべり(もしくは練習)を続け、それを遮るものは誰もいない。多分、その見えない“繭”を生み出したのは彼ら・彼女ら自身なのだろう。ひとりぼっちだとクラスのみんなから変人のラベルを貼られ、イジメの対象になりかねない。だから、みんなどこかのグループに所属して安心する。その安心感とひとりぼっちになる恐怖感が合わさって、彼ら・彼女らの毛穴から知らない間に透明な糸が流れ出て、見えない“繭”を作り出してしまう。ずっと、いつまでもこの“繭”の中で過ごすことができれば安全だし、楽しい。でも、その“繭”を内側から破く人間がいた。それが桐島だった。小説版でも映画版でも桐島が部活を辞めた理由は明かされないし、その理由はさほど重要ではない。でも、桐島はバレー部のスター選手で学校の人気者という眩しく輝く“繭”を、自分から真っ先に脱ぎ捨てたのだ。  格差社会ではあるがそれなりに平穏な日々が卒業までは続くかと思っていたけれど、彼ら・彼女らはすでに肉体的にも精神的にも成長を遂げていた。いつの間にか“繭”の中での付き合いが息苦しく感じられるようになっていた。桐島がその先鞭を付けただけで、みんな薄々と察していた。もしくは気が付かないふりをしていた。いつまでも続くと思われていた金曜日が終わり、週末があっという間に過ぎると、学校中の“繭”にひび割れが生じ始める。校内革命の始まりである。革命はいつだって社会の最下層から勃発する。それまでクラスのみんなから虐げられてきた映画部が、革命の狼煙を上げる役割を負う。
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バトミントン部のかすみ(橋本愛)。おしゃ
れ女子グループに所属して、いつもクールな
存在。実はけっこー映画が好き。
 いつもは気弱な前田だが、部活の顧問の反対を押し切ってゾンビ映画の撮影に取り掛かる。題して『生徒会オブ・ザ・デッド』。ジョージ・A・ロメロ監督の傑作ホラー『ゾンビ』(78)の原題『Down of the Dead』をパクった安直なタイトル。内容もきっと、恥ずかしいくらいに安直だろう。でも、ずっと“繭”の中にエネルギーを溜め込んできた前田たち映画部は、映画という表現手段に自分たちの怒り、苛立ち、不安、恐怖のすべてをブチまける。そして、前田たちの一線を踏み越えた行為がきっかけとなり、桐島がいなくなったことでモヤモヤしていた運動部やら帰宅部やらの感情のダムを決壊させることになる。ロメロ監督の『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(07)がゾンビたちの出現によって世界が崩壊していく様子をドキュメンタリータッチで描いたように、前田の手にした8ミリカメラも校舎の屋上で、それまでの平穏な高校生活、それぞれのグループを優しく守っていた“繭”がグチャグチャに潰れていく瞬間を記録していく。
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映画部が『生徒会オブ・ザ・デッド』を撮影
中の屋上。桐島を捜す運動部や帰宅部がぞろぞ
ろと現われ、不穏な空気が満ちていく。
 原作にはないクライマックスを用意した吉田監督自身、学生時代は8ミリカメラを手にした青春を送っていた。鹿児島で過ごした中学・高校の頃はパンク・ニューウェーヴに傾倒していたという吉田監督だが、大学進学時に石井聰亙(現・石井岳龍)監督の『爆裂都市』(82)に衝撃を受け、映画サークルで自主映画製作を始めた。「ボクが作った第1作のタイトルが『爆裂家族』。もろに『爆裂都市』の影響を受けています(笑)。大学時代は合計3本作ったんですが、最初の『爆裂家族』がいちばん評判が良かった。きっと初期衝動だけで作ったのが良かったんでしょうね。学年が上がるにつれ、『褒められたい』という意識が働き、つまらなくなった(苦笑)」と吉田監督は学生時代を振り返る。大学卒業後はCMディレクターとしてキャリアを積んでいった吉田監督だが、監督作である『腑抜けども』や『クヒオ大佐』(09)『パーマネント野ばら』(10)には常識からはみ出した人間のパンク精神、アナーキーさが息づいている。パッと見は人気若手キャストを配した爽やかな青春映画である『桐島、部活やめるんだってよ』も、その根底には実に不穏なエネルギーが蠢いている。  ゾンビの出現と同時に“繭”を突き破った前田たち。彼ら・彼女らが校舎の屋上から見渡した校外の風景は、それまでの慣れ親しんだ景色とはずいぶん違ったものに見えたはずだ。 (文=長野辰次) kirishima05.jpg 『桐島、部活やめるってよ』 原作/朝井リョウ 脚本/吉安浩平、吉田大八 撮影/近藤龍人 監督/吉田大八 出演/神木隆之介、橋本愛、東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、落合モトキ、浅香航大、前野朋哉、高橋周平、鈴木伸之、榎本功、藤井武美、岩井秀人、奥村知史、太賀、大後寿々花  配給/ショウゲート 8月11日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー <http://www.kirishima-movie.com> (c)2012「桐島、部活やめるってよ」製作委員会 ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! 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