「夏目コンドーム事件」がトラウマに!? 内定を取り消されたミス東洋英和が、日テレに宣戦布告!

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「週刊新潮」11/13号 中吊広告より
今週の注目記事 第1位 「いつか日本が爆発しそうな日銀『黒田バズーカ』」(「週刊新潮」11/13号) 第2位 「12・14総選挙緊急予測」(「週刊文春」11/13号) 第3位 「ミス東洋英和が日テレの女子アナ内定を取り消された理由」(「週刊現代」11/22号) 第4位 「安倍総理『世論はネットの書き込みを見ればわかる』」(「週刊現代」11/22号) 第5位 「『香川の奇跡』独立リーグから18人プロ入りさせた男」(「週刊文春」11/13号) 第6位 「あえぎ声の正体がわかった」(「週刊ポスト」11/21号)  ポストは「磯山さやか 真昼のホテル」と「私の職業はヌードモデル 七菜乃」の2本立て。現代は格闘技家の中井りんという女性の肉体美グラビアと、女優・大谷直子が1981年に一冊だけ出したという写真集『直子──受胎告知』(集英社)からのカットを袋とじにしている。  それほど露出が多いわけではないが、やはり大谷の貫禄勝ちだ。意外に、中井のはち切れんばかりの肉体がセクシーである。だが、この女性に「挑む」には、こちらも相当鍛えていないと太刀打ちできないだろうと思わせる体である。このところ、ややセクシー度が足りないポストを、今週は現代がノックアウトした!  グラビアでは負けたポストだが、「死ぬまでセックス」シリーズの延長であるセックス記事には見どころありだ。  今週は、セックスの時の女性の「あえぎ声」に注目した。生物学的な研究では、あえぎ声は人間特有のものとされているそうだ。動物行動学研究科の竹内久美子氏はこう話す。 「人間以外にあえぐ動物というのは聞いたことがありません。唯一、アカホエザルがオーガズムを感じた時に“ホォ~”という声を出すくらいで、同じ霊長類のチンパンジーでも、交尾中には声を出しません。(中略)動物のなかで、人間だけが隠れて性行為を営むことが関係しているのではないかと考えます。(中略)白昼堂々、公然と交尾をする他の動物と違って、人間は隠れてセックスする。必然的に精子競争の機会が失われてしまいます。そのため本能的に、良い精子を求めようと声を発しているのではないか。男性にあえぎ声を聞かせることで興奮させることはもちろんですが、他のオスと続けて性交し、精子競争を引き起こさせようとする動物的本能の名残ではないかと考えます」  女は声を出すが、男はあまり声を出さないのはどうしてなのか? 脳科学者の塩田久嗣氏はこう解説する。 「感覚を司る右脳と思考を司る左脳を結ぶ神経の束である『脳梁』は、一般的に女性の方が太い。男性は感情を抑制する前頭葉の底の部分が女性より大きい。その結果、刺激や快楽の信号を多く受け取る女性が感情を表出させやすい一方で、男性は気持ちいいという感情を抑制するという傾向があります」  よく女性のあえぎ声は、本気の時と演技している時では声音が違うといわれる。本気のあえぎ声を見分けるには、どうしたらいいのか? 女性たちがこう話す。 「最初に乳首を舐められた瞬間には自然に声が出ちゃう。下着の上からクリトリスをなでられた時とか、挿入の瞬間とか。その時に出るのは本物だと思います」(既婚OL、33) 「顔を見ればいいんですよ。すごくよがっていれば、眉間やおでこにしわが寄って決して美しくはない(笑い)。“見られる”ための顔を作っていたら間違いなく演技でしょう」(主婦、42)  官能小説評論家の長田守弘氏によれば、時代によってもあえぎ声は違うという。江戸時代の枕絵(春画)には、あえぎ声も添えられていたそうだ。代表的なものを紹介しよう。 「あれよあれよ」 「スーハー、スーハー」 「ソレソレ」 「きくきく」 「まちやんせ、わたしもアレアレ」 と、実に多彩である。国によっても違うというのは『体験ルポ 在日外国人女性のセックス 51カ国、5000人を“制覇”した男の記録』(光文社)の著者で、フリーライターの出町柳次氏。 「例えばタンザニア女性とセックスした時、彼女は“サンクス!サンクス!”と“ウォー”という絶叫を繰り返していました。日本での男性経験がなくて感謝されただけかもしれませんが(笑い)、絶叫するのはアフリカの女性に多かったですね。ロシア系も最初はロシア語で静かに、自己暗示にかけるように“気持ちいい”“もう少しよ”などと呟いていましたが、そのうち“ワーッ!”とか“オオ~ッ!”とこちらも絶叫系になり、思わず口を手で塞ぎました。(中略)イスラム系の女性は唇を噛んで快感を抑える傾向がある。インドネシアのバツイチ40代女性は“ハン…ハン…”とため息を漏らす程度でした。アジア系では中国人が控えめ。20代の中国人留学生との経験がありますが、“アーン”“気持ちいい”と日本人をオブラートに包んだ感じでした」  今度いたすときは、これを参考に「本気か演技か」をしっかと見定めようではないか、ご同輩!  ところで、フライデーが創刊されたのは84年11月9日。今年で30周年を迎える。先週号から「創刊30周年!」と銘打って、創刊号からのスクープを年ごとに掲載している。創刊号の目玉は当時「天才投資家」と謳われた「投資ジャーナル」の中江滋樹会長と、人気アイドル倉田まり子のツーショットだ。これ以外にも三島由紀夫の切腹現場というのが、確か巻頭にあったと記憶している。  次の年は「カメラの前で悪徳商法の親玉メッタ刺し 豊田商事会長 血まみれの末路」、翌年は「日航機墜落 地獄の事故現場から12歳少女が奇跡の生還」。いま見ても迫力のある写真だ。  私が編集長時代の「雲仙・普賢岳大噴火!」(91年)、山口組系の鉄砲玉がフライデー編集部を襲って、副編集長の頭部を強打して逃げたときの現場写真なども取り上げられている。  やはり一番すごいスクープだと思うのは、今週号に載っている「小渕恵三首相(当時)の病床写真」(00年)である。当時の青木幹雄官房長官らは、小渕氏が「次は森喜朗だ」と言ったとして強引に森政権を誕生させてしまうのだが、この写真を見れば小渕氏が後継を口にできる状態でなかったことは一目瞭然である。  草創期の写真週刊誌は、私から見てもプライバシー侵害などやりたい放題で、ビートたけし軍団がフライデー編集部を襲撃したことをきっかけに写真誌批判が巻き起こり、部数が急落していった。  だが、あの頃の写真には、今はなくなってしまった「熱気」がこもっていたことは、いま見ても感じられる。読者よりも編集部員がこれらの写真を見て、写真誌の原点とは何かをもう一度考えてほしいと思う。  フライデーは、先週も今週も特大号だから430円! そのために今週も袋とじが5本もあるが、「美川憲一が夜な夜な自宅に招くカレ 伝説のオカマ」まで袋とじにする必要があるのだろうか?  この中では「関根恵子」の未公開ヌードと、「東欧の素人娘7人純真ヘアヌード」がいい。だが、張り込みネタを含めてほかには見るべきものが、巨大な木彫りの「男根」にまたがってうれしそうに笑っている菊田真紀子衆議院議員(宮沢洋一経産相がSMバーに政治資金を支出していたことを「汚らわしい」と言った人)の写真だけというのは、寂しすぎはしないか。  プロ野球はシーズンオフでFAなどの話題が紙面をにぎわしているが、ちょっと変わった球団を文春が取り上げている。これが今週の第5位。  この球団は国内独立リーグの「香川オリーブガイナーズ」で、四国アイランドリーグplus(四国IL)で総合優勝を5回している強豪である。だが、日の当たらない独立リーグ。そのチームに、今年のドラフトで小さな奇跡が起こった。東京ヤクルトが四巡目指名で、このチームの寺田哲也投手の名を挙げたのだ。  寺田はもう一つの独立リーグ、北信越BCリーグのチームに所属しMVPを獲得したが、どこの球団からも獲得の意思表示である「調査書」は届かなかった。今年香川に移り、43試合に登板して6勝4敗6セーブ。防御率2.91でリーグ10位と平凡で、しかも27歳。それなのに、寺田のもとにはドラフト前に5球団から「調査書」が届いていたという。  それは、香川を8年連続で率いている「一風変わった元天才打者」西田真二(54)の存在があるからだという。西田はPL学園で78年夏、エースで4番として全国制覇し、法政大学でも日本一、ドラフト1位で広島カープに入団した。現役13年で規定打席に達することはなかったが、4番をまかされることもあり、セ・リーグタイ記録となる4連続代打本塁打を放っている。  練習はしないし自分勝手に振る舞うが、その打撃には山本浩二も衣笠祥雄も一目置いていたという。その西田が率いる香川は2007年から8年連続、ドラフトで17名(プラス外国人選手1名)の指名打者を輩出している。多くは育成枠だが、この数は国内のあらゆる名門チームと比べても抜きんでている。  西田の選手指導は変わっている。ひと言、ワンポイントアドバイスだけなのだ。だが、昨年のドラフトで中日ドラゴンズから2位指名を受けた又吉克樹投手は、西田の「もっと真っ直ぐを投げろ」というアドバイスで、140キロ前後だった球速が148キロまで伸びたそうだ。  西田のすごさはそれだけではない。電話魔で、売り込みがうまい。各球団のスカウトへ選手のことを売り込むのはもちろん、落合博満や星野仙一にも物怖じしないで直接売り込む。  抜け目なく、なかなかの食わせ者だと筆者の中村計は書いているが、そうでなくては独立リーグの監督は務まらないのだろう。今のプロ野球にはいなくなった、痛快な男である。  さて、最近、安倍晋三総理が国会など公の場で感情を露わにすることが増えている。11月4日の予算委員会では、07年9月に現代が報じた記事をもとに、安倍の過去の脱税疑惑を持ち出した吉田忠智社民党党首に対して、「まったくの捏造です! まるで犯罪者扱いじゃないですか!」と激高し、議事を中断してしまった。  だが現代によれば、この記事に対して「一切抗議や問い合わせはない」という。  現代は安倍が世論の動向を広く見ようとしないで「世論はネットを見れば分かる」と、自分に都合のよい、狭い「世論」にしか目を向けていないと書いている。  特に、安倍のFacebookに支持者が毎日書き込んでいる文言は、一国のトップがこれを放置しているとは到底信じがたい、目を疑うような罵詈雑言ばかりだという。 「〇〇議員を血祭りに!」 「(反対勢力は)売国奴以外の何物でもない。きっと在日だよ」 「朝日なんて便所の落書き程度です。さっさと廃刊に追い込み土下座させましょう」 「密漁を行っている中国船を早く撃沈してください」 「中国朝鮮3国もろとも殲滅でいきましょう」 「早く核武装しましょう」 「野生動物 北京原人を射殺してください」  現代は「一刻も早く安倍総理はネット依存の政治から脱しなければならない」と結んでいるが、同感である。  安倍はAPECで習近平国家主席とようやく首脳会談を行えるようになった。だが、共同宣言を前もって公表するという異例の事態で、双方の考え方の隔たりが大きく、腹を割って話し合うというものにはならないはずだ。  それに、嫌中・嫌韓の安倍のネット支持者たちに、首脳会談についてどう説明するのだろう。「習のやつを懲らしめてやった」などと事実を“捏造”するようなことは書かないだろうが、書き方ひとつでネトウヨが離れるかもしれないし、中国側を激怒させることにもなりかねない。  ネットをやっている暇があったら、「隣人とうまく付き合う方法」という本でも読んだほうがいいと思うが。  今週の第3位は、現代の「ミス東洋英和が日テレの女子アナ内定を取り消された理由」。NHKの朝のドラマ『花子とアン』でも注目を集めた東洋英和女学院大学の4年生、笹崎里菜さん(22歳)が内定していた日テレから内定取り消しを受け、提訴したというのである。  彼女は平成25年9月12日に日テレから、平成27年度のアナウンサー職の採用内定を受けた。  この笹崎さんの存在は、「女子アナ通」の間ではすでによく知られていたそうだ。彼女は「2011年ミス東洋英和」に輝き、ファッション誌の読者モデルとしても活躍していた。  その彼女がなぜ、日テレの内定を取り消されたのだろうか?  今年3月、すでに内定者として研修を重ねていた笹崎さんが人事担当者に電話で告げたことが騒動のきっかけになった。 「以前、母の知り合いの関係者が経営している銀座の小さなクラブで、お手伝いを頼まれて短期間アルバイトをしていたことがありますが、そういうものは大丈夫なのでしょうか」  こうしたことを言わずに女子アナになる者が多いのに、彼女は正直に「過去」を話したのだ。だが、日テレの人間は笹崎さんにこう告げたという。 「(アルバイトのことを)上に上げたら問題になってしまった。明日は人事部の部長、部次長から話がある。ホステスのバイトをしていたことがバレたら、週刊誌には好きに書かれる。笹崎は耐えられるか。これまで研修でがんばってきたことは知っているけど、それはいったん置いて、よく考えてほしい」  さらに週刊誌などで騒ぎになったら、父親のところにも取材が殺到して、父親が会社を辞めなければならなくなるかもしれないとも言ったそうだ。父親にそのことを話したら、心配するなと言われた。当然である。  しかし4月2日、日テレの部長から内定取り消しが伝えられた。  彼女がホステスのアルバイトをしていた銀座のクラブというのは、スナックのようなこじんまりとした店で、彼女の母親の知人もカウンターの中で働いていた。  特定社会保険労務士の今中良輔氏が疑義を呈する。 「この裁判は彼女一人のものではなく、社会に対する問題提起の側面を持っています。ホステスのアルバイトをしていた過去は、女性の将来を塞ぐことがあっていいのか。個人的にはあってはならないと思う。司法がどのような判断を下すか注目しています」  一読して、何をバカなことを日テレは言っているのかと思わざるを得ない。氏家斉一郞氏が生きていたら、こんなことはなかったに違いない。  今どき、ホステスやキャバクラのアルバイトをしていたから入社させないというのは、そうした職業を差別しているからではないのか? 夏目三久(日テレ→フリー)のように、入社してからコンドームの箱をもった写真が写真誌に載り、騒ぎになったトラウマが日テレにはあるのだろうが、ケツの穴の小さいテレビ局である。  笹崎さんは、アナウンサーになる夢をあきれめることはどうしてもできないと言い、こう続ける。 「この裁判は世間の皆さんに、女子アナという仕事について考えていただく機会にもなると思っています。大学時代にホステスのバイトをしていた女子アナは、受け入れてもらえないのでしょうか? 私の経歴は、裁判によって公になります。その上で、もし私が女子アナになれたとしたら、批判も含めて、過去はすべて引き受けるつもりです」  裁判は11月14日から始まる。これだけ強い意志を持った女性なら、いい女子アナになると思うがね。  ところで、見かけだけの「好景気」を作り出している安倍はさぞ鼻高々かというと、そうではないようだ。12月にも判断しなければいけない消費税10%増税を断念し、解散総選挙へと舵を切るという見方が強くなっているのである。  私は安倍の動向を知るには、大新聞の奥歯にものが挟まった書き方ではなく、週刊ポストの「長谷川幸洋の反主流派宣言」と週刊文春の「飯島勲内閣参与の激辛インテリジェンス」を読むのが一番いいと思っている。この2人は安倍のブレーンで、おそらく安倍の意向を汲んで、ときどき安倍の本音を流すからである。  先週の長谷川氏のコラムにこうある。安倍政権は再増税をあきらめて、11月の解散総選挙を考え始めたのではないか? それを強く感じさせたのは、10月22日の菅義偉官房長官の会見だったという。  これまでは改定値を見て判断すると言い方だったのに、長官は消費税を引き上げるかどうかは国内総生産(GDP)の7~9月期の「速報値」を見て判断すると言ったのだ。  改定値と速報値では発表時期が異なる。改定値は12月8日、速報値は11月17日。速報値なら臨時国会が開かれている。衆院解散は国会会期中が原則になっているから、改定値を待っていては国会が幕を閉じてチャンスを失ってしまう。  それに増税の凍結延期なら、増税は規定路線だと思っている国民にとって前向きのサプライズ効果もあるはずだとしている。  大新聞も解散・総選挙があるという見方がやや主流になってきた。そこで今週の文春は「12・14総選挙緊急予測 120激戦区の最新データ付」という特集を巻頭でやってきた。自民党の現有議席は295だが、選挙でどうなるのか?  小渕優子、松島みどりのダブル辞任に加えて、ほかの官僚のスキャンダルが止まらない。それに来年は集団的自衛権、原発再稼働と国論を2分する政治課題が控えている。野党の選挙準備が整わないうちに解散せよという声は、自民党内からも上がっているという。  解散の大義名分は消費増税の先送りだ。先のように、11月17日には7~9月のGDP速報値が発表されるが、当初の想定よりかなり厳しい数字が予想されている。そこで安倍は、消費増税の先送りを決断。前回の衆院選の公約とは異なるため、国民に信を問うとして解散するというのだ。その場合、投票日は12月14日しかない。これなら、予算編成の遅れを最小限に抑えられるからだ。  文春によれば「前回衆院選と比較して、二つのトレンド変化がある。一つは、自民党への追い風が前回ほどではないこと。そして、維新の党をめぐる状況の変化である。  こうしたトレンドを加味した上で、前回衆院選、参院選のデータをもとに、全小選挙区の議席予測を行った。比例区については不確定要素が大きいため、前回の獲得議席のままとした」という。  その結果、民主、維新、みんなの党、生活の四党が候補を一本化する“野党結集”の成否が獲得議席を左右する。野党の候補一本化ができなかったケースでは、自民党は37議席減らすものの、258議席を獲得して自公で290議席に迫る。野党結集が実現した場合、前回、民主、維新、みんな、生活の候補が獲得した票の合計が、勝利した自民党候補を上回った選挙区を抽出して分析したそうだ。  シミュレーションは2パターン。1つは、自民党に逆風が吹かない場合。野党4党の合計惜敗率が140%以上の場合に逆転できると想定した。このケースでも自民党は257議席となる。自民党に逆風が吹いた場合は、野党4党の合計惜敗率が120%以上でも逆転できると想定し、この場合、自民党は63ものを選挙区で逆転を許し、232議席にとどまるという。自公で過半数は維持できるものの、自民は単独過半数を失う形になる。  野党が結集しないように、策士・菅官房長官はこういう手を打っていると自民党選対幹部が明かしている。 「菅義偉官房長官は、野党結集を阻止することが自民党勝利に直結することを見据えて、ずっと楔を打ってきました。橋下徹共同代表、松井一郎幹事長の維新、渡辺善美前代表のみんなの党の二つのルートがあります」  対する民主党も、結集の流れを強めているそうだ。民主党議員がこう話す。 「民主党は候補者の決まっている百三十の選挙区以外は、どんな協力でもやるというスタンスです。岡田克也元代表が担当となり、選挙区調整を進めている。原理主義で知られる岡田氏ですから、党内の抵抗を押し切って一本化を進めると見られています。政権追及で野党の足並みが揃っているのは、その先の選挙協力を見据えているからでしょう」  私は、安倍の思惑や菅官房長官の根回しが「凶」と出るのは間違いないと考える。なぜなら国民の大多数は、憲法九条を蔑ろにした戦争のできる国への重大な進路変更、大企業への目に余る優遇措置、盲目的なアメリカ従属という安倍路線に対して堪忍袋の緒が切れかかっているからだ。  安倍が解散に踏み切るのなら好機である。これまでの安倍政権のやり方に「ノー」を突きつけようと考えている国民は、彼らが想像している以上に多いこと間違いないのだから。  野党結集に期待はしていない。自民党以外のどの政党でもいいから一票を入れる、それだけで先にあげた国民を無視したやり方も原発再稼働も止められるのだ。いずれにしても次の総選挙は、われわれ国民には千載一遇のチャンスである。  安倍が解散をしようという気になっているのは、このところの株価が急上昇している、冬のボーナスが2年連続で上がるなど、見せかけの景気のよさが背景にある。  新潮はそれを「黒田のバズーカ」のおかげだと書いている。これが今週の1位。 「黒田(日銀=筆者注)総裁が記者会見を行った日、日銀内で機関投資家らに対する説明会が催されました。そこで、機関投資家らは説明にあたる日銀幹部に対して、口々に黒田総裁への不満をぶちまけたのです。日銀が国債の実質的な“買い占め”を進めていることについて、“債券市場を壊す気か!”との怒号も上がったといいます」(全国紙経済部デスク)  11月6日午前11時時点で、円相場は約7年ぶりに1ドル=115円台まで下落した。これは、10月31日に日銀の黒田総裁が次のことを発表したからである。 【1】長期国債の買い入れを年30兆円増やし、年80兆円にする。 【2】株価指数に連動する上場投資信託(ETF)の買い入れ額をこれまでの3倍、年3兆円にする。 【3】上場不動産投資信託(J-REIT)の買い入れ額をこれまでの3倍、年900億円にする。  威勢のいい黒田総裁の発表を受けて市場は沸いた。その上、会見に先立ち「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」は運用資産の割合の基準を変更することを正式に発表し、国内株式と外国株式による運用比率を共に12%から25%に、国内債券は60%から35%に下げるというのである。  追加緩和決定後から日経平均株価はぐんぐん上昇し、今年最大の上げ幅を記録して一時は1万7000円を超えた。円安も進み、このままいくと年内にも1ドル=120円に届くかもしれない。  今回の日銀の金融政策を決定する政策委員の「採決結果」は、5対4という僅差だった。反対が多かったが、黒田総裁がごり押しした形で決定したのだ。エコノミストの中原圭介氏は、この決定が家計に及ぼす影響は計り知れないという。 「現在、原油価格は安いのですが、円安のせいで国内のガソリン価格はどんどん上がっている。今回の追加緩和のせいで今後は円安がもっと進んでガソリン価格はさらに上がるでしょう。地方は車社会ですから、ガソリン価格は家計に直結する。ガソリンが高ければ買い物に行く回数やお店で使う金額も減ります」  株価の恩恵を受けるのはごくごく一部の人間だけだが、円安は国民の大多数の食卓を直撃する。これほどの円安では海外旅行もままならない。その上、この後に待っているのは国債の大暴落という「悪夢」だと経済学者の田代秀敏氏はいう。 「問題は、これによって日銀が出口を失ってしまったことです。今後も日銀は国債を買い支えなければなりませんが、どこかの時点で“もう買わない”と発表するのは危険です。最大の国債購入者である日銀が市場から去ることになれば、機関投資家などはそうなる前に売ろうと考え、国債価格が大暴落するのは目に見えています」  今朝(11月10日)のasahi.comに、こんな記事が載った。 「朝日新聞が8、9日に実施した全国世論調査(電話)で、今の日本の景気は消費税を引き上げられる状況かどうかを尋ねたところ、71%が『引き上げられる状況ではない』と答えた。『引き上げられる状況だ』は16%だった。安倍内閣の支持率は42%で、女性2閣僚辞任に伴う10月25、26日実施の全国緊急世論調査(49%)より下がった。第2次安倍内閣発足以降では、集団的自衛権行使容認の閣議決定後の7月と8月に実施した全国世論調査の最低と並んだ。不支持率は36%で、同じく7月に記録した最高と並んだ」  安倍の悩みは、ハムレットのそれよりも深いはずだ。解散すべきかすべきでないか。消費税を10%に上げるべきか上げるべきではないか。そうした国内の悩みに加えて国外では、北朝鮮に軽くあしらわれ、習近平と首脳会談が実現しても、尖閣諸島問題があることを認めさせられ、靖国参拝も断念せざるを得ないだろう。  まさに内憂外患。これだけストレスがたまったら持病が悪化しないかと、安倍支持者でなくとも心配になるのだが。 (文=元木昌彦)

電話・メールNG、送料負担、ネットはYahoo!ID必須……Tカードの個人情報提供停止手続きに非難ごうごう

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実際に届いたメール
 今年8月19日、カルチュア・コンビニエンス・クラブから、筆者宛に共通ポイントサービス「Tポイント」会員向けのメールが届いた。Tカードの利用規約が11月1日に改訂され、個人情報を第三者提供するという告知と、個人情報提供の停止方法の案内だった。早速、提供停止手続きをしたのだが、ちょっとびっくりすることが相次いだ。案の定、間を置かずにネットで大炎上することになった。  まず、個人情報を第三者に提供されたくない場合は、明示的に本人が手続きを行う必要があるという。何もしないユーザーの個人情報は、基本的に利用されてしまうのだ。しかも、電話や問い合わせフォームからは停止手続きができず、ウェブか郵送で行う必要がある。しかも! 郵送の場合は免許証コピーなどの本人確認書類が必要な上、簡易書留で送らなければならない。驚くべきことに、郵送料はユーザーの負担となる。  当然、コストがかからないウェブから手続しようと思ったら、なんとTポイントカードにひも付けられたYahoo!JAPAN IDが必要になる。今回は記事執筆のために仕方なくサインインしたが、Tポイントカードには免許証などで本人確認済みの純度の高い個人情報が含まれるので、ひも付けるYahoo!JAPAN IDはよく考慮したほうがいいだろう。  サインイン後、個人情報の提供を停止する作業を行う。提供先は81カ所だが、まとめてチェックを外せるので助かった。しかし、今後、個人情報の提供先が追加される場合、ユーザーは再度手続きをしなければならないようだ。つまり、定期的に情報をチェックする必要があるのだ。  個人情報を提供するメリットとしては、購買履歴などをもとに、品ぞろえや商品開発を充実させたり、利用状況に応じた特典の強化などが挙げられる。とはいえ、筆者は欲しい商品は自分で探して買うので、やっぱり個人情報が漏れないほうがありがたい。  ビジネスなのだから、個人情報の収益化は理解できる。しかし、今頃になって突然というのは困るし、いろいろな制限もなくしてほしい。同様に個人情報を扱う携帯電話会社などのように、電話でも提供停止手続きを受け付けるべきだし、郵送の場合は料金支払い済みの封筒を送ってくるべきだろう。ウェブ手続きも、Yahoo!JAPAN IDとのひも付けなしでできなければおかしい。  今回、提供停止手続きは行ったが、追加分も自分でチェックしろと言うなら、退会するしか選択肢がなくなりそうだ。 (文=柳谷智宣)

これはいったい、何!? 雪の季節到来を知らせるような、白くて辛くてふわふわで温かい……

 北国では初雪の季節を迎えた地方もあるようですが、東京はまだまだ“秋深し”という時期です。しかし、日に日に空気の冷たさが肌身に伝わる人恋しい季節になると、うまいんだかまずいんだかわからないギャンブル的な珍級よりは、確実に温かくておいし~いものが食べたくなる時期でもある。  そんな癒し系グルメを求めてやって来たのは、恵比寿にある和食屋さん。そこの名物がこの丼の中に鎮座している。 chinkyu3101.jpg
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某サイトの口コミを見ると、ほぼ全員のお客さんがこれを食べている人気グルメ。
 黒い丼とは対照的に、まるで淡雪のように白くてふわふわしたこのグルメ。何なのかはたして予想がつくだろうか?   オムレツではなく、親子丼でもデザートでもないその正体は……
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生クリームは低脂肪を使用しているのか、柔らかくてなめらかな舌触り。若干ニガいのは炭酸ガスのせい?
 そう、白い淡雪の下に隠れていたのは温かいうどん。しかも、色や外見からはまったく予想できない“カレーうどん”なのだ!  そしてこの目を引く淡雪の正体はというと、生クリームにすりつぶして裏ごししたジャガイモと出汁を混ぜたムースである。 「生クリームとうどんをよーく混ぜて食べてくださいね」    店員にそう言われたが、ムースを少しだけ舐めてみると、ウン、たしかに生クリームだ。そして、言われたように天地返ししながらよーく混ぜて食べると、見た目の白さからは想像もできないカレー味のうどんに大きくうなずいてしまった。  舌触りと歯ごたえ、のどごしもつるつるしこしこで、こりゃ参った。  肩寄せて歩くこれからの季節、雪が降り積もったようなカレーうどん屋でデートなんてカップルも増えるんでしょうね。  ひとりで食べても、うもうございました。 恵比寿「初代」カレーうどん950円 インパクト ☆☆ 味     ☆☆☆ 店     ☆☆☆
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こっちは「そばの刺身」。平べったいそばの切り身をわさび醤油でいただく。香りを味わうオトナのグルメだ。

日本のハロウィンパーティをおっぱいが襲撃! ポーランドから話題のトップレスDJが『テンガール』に!!

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TENGA/DJaneの神々しいお姿……。
 日本では”DJおっぱい”の異名を持ち、トップレス姿のDJがネットなどで話題になっているDJ Mirjami(ミルヤミ)が1日、ポーランドから初来日し、渋谷某所で開催されたハロウィンパーティ「HEROES vs VILLAINS III: Super Halloween2014」に、男性の味方の代名詞・TENGAが彼女をブッキングし、出演を果たした。  Mirjamiは本パーティのコンセプトにもなっているスーパーヒーロー(正義役)やスーパーヴィラン(悪役)コスに身を包んだ数百名の若者たちの前に、東京のアート集団「輪派絵師団(りんぱえしだん)」によるTENGA柄のボディペイントを施して登場すると、両手を天に高々と突き上げる仕草で客席を挑発。数分後には羽織っていたマントを脱ぎ捨てて、ウワサ通りのセクシーパフォーマンスで会場を沸かせた。
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会場を彩ったヒーロー&ヴィランのみなさん
 日本ではトップレスDJのイメージがすっかり定着しているMirjamiだが、本人はトップレスでプレイすることもあるだけで、それを表現の一つに過ぎないと考えているといい、アーティストであることへのこだわりも強いという。会場裏では日本の報道陣とのフォトセッションにもノリノリなセクシーポージングで応じたが、合同インタビューでは気になるアーティスティックな部分についても真摯な態度で答えてくれた。
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──来日おめでとうございます。いろんな見方をされることも多いと思うのですが、DJ Mirjamiをひと言で表現すると、どんな存在なんでしょうか? Mirjami ひと言で言うのは難しいわね、いろいろ思い浮かぶけど、ひとつで言うなら、女のDJと言う意味で「DJane」かな?(海外ではJaneが女性の名前になるので、DJとJaneを掛けて、彼女自身のアーティスト名を「DJane Mirjami」と表記している事がある) ──エロティックなスタイルがたいへん話題になっていますが、DJの選曲の部分でもエロティックな要素は意識されていますか? Mirjami それもあるけど、もちろんそれだけでもないわ。音楽業界ではセックスを商売道具として音楽に組み込む人も多いけど、そういう人は良い音楽のことはあまり考えていないと私は感じているわ。私はクラブDJだから(選曲するのが自分の仕事だから)、その音楽の中に秘められた感情を見つけ出して、それを増幅するようなミックスをするようにしているの。 Mirjami02.jpg ──パフォーマンスでも大活躍のMirjamiさんのおっぱいですが、なんと100%ナチュラルだとお聞きしました。最新サイズ、バストを保つ秘訣、日本のバストに関する悩みを抱える女子に何かアドバイスをお願いします。 Mirjami 今はEuroサイズで75のDだったかな。日本ではバストサイズを気にしている女性は多いの? 気にするようなことではないと思うわよ。わたしのバストはもちろんナチュラルなので、ケアも欠かせないわね。やはり健康的な体を保つ事(筋トレ的な)は大事だけど、マッサージが一番効果が高いと私は思うわ。 ──今後、日本で出演したい、また目標としているビッグイベントはありますか? Mirjami 大型イベントやフェスは大好きよ。でも私はいろんなギグをやりたいから、ブランドや名声はあまり気にしてないわ。とにかく最高なクラバーのために、これからもプレイしていくわ! ──最後に今回のイベントへの想いや、日本に呼んでくれたTENGA、日本のファンへメッセージを。 Mirjami こんなに早くわたしを日本に呼んでくれてありがとう! またいつでもプレイしに来るわ!! そして、日本のファンのみなさん! 新しい音楽体験にオープンでいることを忘れないでね。そして、他の人の意見に流されず、自分の愛する音楽を見つけてね!I love you all! (取材・撮影=名鹿祥史)
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伝説の打ち切りマンガ『男坂』が30年ぶりに連載再開! 待ち受けるのは天上界か、それとも……

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『男坂4』(集英社)
 こんにちは。じゃまおくんです。普段は「BLACK徒然草」(http://ablackleaf.com/)というブログで、世の中に埋もれる愛すべきマイナーマンガの紹介をしているんですが、このたび日刊サイゾーで連載を始めることになりました。  今年、マンガ界に激震が走ったニュースといえば、なんといっても打ち切りマンガのレジェンド『男坂』の連載再開でしょう。マンガ界の先人たちは、こんな言葉を残しています。<『男坂』を読まずして、打ち切りマンガを語るなかれ>と。そもそも皆さんの人生で打ち切りマンガについて語らねばならないケースはほぼないと思うのですが、本コラムにおいては状況が違います。これから幾多のマイナーマンガや打ち切りマンガを紹介していくであろう、まさに登り始めたばかりのマンガ坂において、その原点ともいえる名作『男坂』を紹介しておかなければ、一歩たりとも先に進めないのであります。  というわけで、1980年代に「週刊少年ジャンプ」(集英社)を愛読していた人たちなら知らない人はいないであろう伝説の作品『男坂』ですが、作者はかの『聖闘士星矢』を生んだ車田正美先生です。その車田先生が構想に10年以上かけ、「俺はこいつを描きたいために、漫画屋になったんだ!!」と言い切るほどの意気込みで開始した作品なのです。  伝説となった有名な打ち切りシーンは、Google画像検索で『男坂』と検索すれば山ほど出てきます。それは「オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな、このはてしなく遠い男坂をよ…」というセリフに、極太毛筆フォントで「未完」という文字をデデーンと残した壮絶なものでした。打ち切りのことを「未完」と言い換えるポジティブさが、当時としてはものすごく斬新だったのです。  しかし、星の数ほどある打ち切りマンガの中で、なぜこの『男坂』だけがレジェンドなのでしょうか? もちろん、一朝一夕で打ち切りマンガのレジェンドになれるわけではありません。ちゃんとした理由があるのです。  ストーリーは、九十九里の硬派な中学生、菊川仁義(13歳)がそのケンカの才能を生かして日本各地にいるケンカの強い硬派たちを一堂に結集させ、日本侵略を企む世界各国のマフィアたちと闘う、というものです。硬派というだけあって、作品中に出てくるセリフもとにかく男くさくて、熱い名ゼリフぞろいです。 「男が目指そうとする道は、しょせん坂道でしょう!」 「オレたちは命燃え尽きるその日までかたい契りをもった義兄弟だぜ!!」 「ケンカに負けるようなヤツに男はいねえ!!男はつねに戦士(ウォリアー)であるべきだからだ!!」 「何万べん語っても語り尽くせねえことが、拳一発で分かり合えることもあるんだ!」 「いざっていう時は命をかけても大事なものは守りぬく、闘いぬく! それが硬派だ!!」 などなど、中二病感あふれる熱いセリフの数々。中二病と硬派は、紙一重だったんですね。ちなみに、日本侵略を企む世界各国のマフィアのドンたちも、平均年齢13歳の中学生です。13歳にして数千、数万人の部下を引き連れてマフィアを組織しているのです。僕が13歳の頃なんか、まだチョロQとかで遊んでましたよ。どれだけスケールがデカイか分かりますでしょうか。  ニューヨークのドン・ジャーメィン、イタリアのドン・バレンチノ、フランスのドン・マドモァゼル、スペインのドン・サンホセ、オランダのドン・ルスカ、プエルトリコのドン・ゴメス等々、まるでワールドカップのごとく、次から次へと各国を支配する中学生マフィアのドンたちが紹介されていきます。菊川仁義はそんな世界の脅威に対抗すべく、東日本の各地のボスたちにケンカを売っては傘下に収め、いよいよ北海道を仕切るボスを倒しに行くぞ! というところで、サクッと打ち切り。ちょっ……あれだけページを割いて紹介した世界のドンたちは、まったく出番なしかよ! という、このズッコケ具合。  前フリの段階で目まいがするような壮大なスケール感。広げきってシワひとつないレベルの大風呂敷。張られまくった伏線に次ぐ伏線。そして、それらを一切回収することなく、突然の打ち切り……これらすべての条件がそろっていたからこそのレジェンドなのです。  そういったことを踏まえて、そんなバカな、どうせデマだろうとささやかれつつも、ついに2014年6月、「週プレNEWS」(集英社)でWEB連載が開始されました。連載が再開されただけでもすごいのに、単行本第4巻が30年の時を経て刊行されるという、『ガラスの仮面』もビックリのインターバルっぷりで、ファンの度肝を抜きました。  「そもそも打ち切りネタで有名になった作品を再開させてどうするんだ」「意味ねーじゃねーか」とか辛らつな意見もありますが、そこはやはり語り継がれた名作……4巻の内容も、3巻までとまったく色褪せぬ面白さでした。菊川仁義の好きなアイドルとして紹介されるのが「キョン2」だったりして、時間の経過をまったく感じさせないあたりも素晴らしいです。  ちなみに4巻でも相変わらず北海道のボスと闘っていて、一向に世界のドンたちの姿は見えてきません。30年もの時を経ても、登り始めた『男坂』は、まだまだ果てしなく続くようです。このまま再打ち切りにならないことを祈るばかりですが、もし足掛け30年かけて復活したのにまた打ち切られるのであれば、それはそれで新たなレジェンドになるかもしれませんね。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

あの“アホの坂田”師匠が和製イーストウッドに!? 安藤サクラ主演作『0.5ミリ』で光り輝く名優たち

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高知ロケが行なわれた『0.5ミリ』。元自動車整備士の茂(坂田利夫)は、さすらいのヘルパー・サワ(安藤サクラ)と束の間の甘い生活を送る。
 映画の普遍的なモチーフのひとつに“疑似家族”ものがある。血の繋がらない人々が様々なトラブルを乗り越えて、ひとつの絆で結ばれていく物語だ。ラブコメ、バディムービー、任侠映画も広い意味での疑似家族ものの一種といえる。絆という言葉は曖昧なので、共通言語と言い換えてもいい。キャスト同士、そしてキャストとスタッフとが、映画という共通言語で結ばれていくのが映画製作である。ゆえに古今東西すべての映画は、キャストやスタッフが監督や主演俳優を中心にひとつのファミリーになっていく過程を追ったドキュメンタリーだと言うことができる。奥田瑛二の長女・安藤桃子監督が妹・安藤サクラを主演にして撮ったロードムービー『0.5ミリ』は、まさに典型的な疑似家族もの。流浪のヘルパーを主人公に、血縁関係や従来の家族制度に囚われることなく新しい家族が生み出されていく様子を3時間16分にわたって描いている。  主人公・山際サワ(安藤サクラ)はさすらいの介護ヘルパーだ。もともとはちゃんと介護センターに登録していたが、「冥土の土産に」と平田家の寝たきりの昭三おじいちゃん(織本順吉)にひと晩添い寝したことが原因で、介護センターをクビになってしまった。ついでに寮まで追い出されてしまう。職なし、家なし、家族なし、貯金なしのサワは、かくして流しのヘルパーとなる。以後、サワは街を徘徊する寂しそうな老人を見つけては、強引に家に上がり込んで勝手に世話を焼くのだった。押し掛けヘルパー・サワの冒険が始まった。  老人介護が題材と聞くとシリアスなものを思いがちだが、ロケ地である南国・高知の明るい陽射しと安藤サクラのバイタリティー溢れる行動力が、そんな先入観をバコ~ンッと吹き飛ばしてしまう。そして何よりも安藤サクラと絡むベテラン俳優たちの妙演が実に味わい深い。サワが最初に出会うのは、カラオケボックスをホテル代わりにして夜を明かそうとする康夫ちゃん(井上竜夫)。カラオケボックスの利用方法に不慣れな康夫ちゃんに代わって、サワは受付をちゃちゃっと済ませる。サワと康夫ちゃんはひと晩カラオケボックスで過ごすだけの仲だが、赤の他人同士だからこそ相手をいたわることができる。翌朝、エロジジイでもある康夫ちゃんはサワのお尻を撫でながら、さりげなくサワの手に1万円札を握らせる。そして颯爽と去っていく康夫ちゃん。「おじゃましまんにゃわ〜」「ごめんくらはい」のギャグでおなじみ「よしもと新喜劇」の重鎮・竜じいの軽妙な芝居が旅物語の序盤を軽快に後押しする。
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「よしもと新喜劇」の“竜じい”こと井上竜夫は、酸素ボンベを抱えながらの好演。安藤サクラと息の合った芝居を見せる。
 井上竜夫に続いて名優ぶりを発揮するのは、やはり吉本興業の大ベテラン・坂田利夫。コメディNo.1というより、“アホの坂田”師匠と言ったほうが耳なじみがいいだろう。さすがに劇中ではキダ・タロー作曲「アホの坂田のテーマ」は流れないが、安藤桃子監督と相方役を務める安藤サクラは“アホの坂田”師匠のチャーミングさをスクリーンいっぱいに引き出してみせる。安藤姉妹に乗せられて、師匠もすっかりご機嫌だ。師匠の役は元自動車修理工で、今はひとりぼっちで暮らす茂じいさん。話し相手もおらず、道端に停めてある自転車を盗んだり、タイヤをパンクさせることで日々のうさを紛らわせている。その様子を見かけたサワは、一方的に茂じいさんの家に住みつくことに。最初は厚かましいサワのことを警戒していた茂じいさんだが、サワの手料理にあっという間に飼い馴らされてしまう。ひとりぼっちで食べる晩ご飯に比べ、ふたりぼっちで囲む食卓の何と温かいことか。年齢の離れた茂じいさんとサワとの共同生活は、父娘というよりも新婚家庭のような艶っぽさが漂う。  頑固な元自動車整備士という設定は『グラン・トリノ』(08)のクリント・イーストウッドを連想するが、安藤桃子監督によると『グラン・トリノ』のパクりではなく、『グラン・トリノ』の公開前に『0.5ミリ』の原作小説は書き上げていたそうだ。「もちろん『グラン・トリノ』は大好き。あの映画を観ていて、米国も日本も頑固な職人像って同じなんだなぁってうれしくなりましたね」と語っている。イーストウッドのこだわりの愛車が70年代を代表するビンテージカーのグラン・トリノなら、茂じいさんの宝物は“幻の名車”いすゞ117クーペ。茂じいさんが40年間大切に手を入れてきたので新車同様にピカピカ輝いている。偏屈な独居老人と化していた茂じいさんだが、自動車の整備に情熱を注いできた誇り高き“昭和の男”であることが分かる。サワにアシストされ、生きる活力を取り戻した茂じいさん。アホの坂田師匠がイーストウッドばりのダンディーな男に見えてくるではないか。2人の穏やかな生活がいつまでも続けばいいのに……。そう思わせる美しいシークエンスとなっている。  サワと老人との共同生活は、血縁や戸籍上の登録によって結ばれた家族の関係とも、恋愛感情を介した男女の関係とも異なる。サワは孤独な老人たちの世話をすることで、その代償として泊まる部屋と食費を提供してもらう。いわば、カバの背中にとまって、カバに寄ってくるダニなどの虫をついばむ小鳥のウシツツキのような存在だ。周囲からはフケ専だの財産狙いだのと中傷されるが、サワは人生の先輩たちからお金以上のものを受け取る。彼らと一緒にご飯を食べ、話を聞き、諸々の世話をすることで、サワは自分が知らない世界や自分が生まれる以前の時代について触れることができる。放浪ヘルパーとして根なし草のごとき生活を送るサワだが、自宅や家族の代わりにもっと大きな社会や時代の流れの中に身を委ねることになる。サワを演じる安藤サクラが次第に菩薩さまに思えてくる。映画の世界で深い深い母性を感じさせる安藤サクラ。彼女のことをこれからは映画菩薩と呼びたい。
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“日本映画の父”牧野省三を祖父に持つ津川雅彦が後半に登場。安藤姉妹は撮影を通して日本の映画史を、そして近代史を貪欲に取り込む。
 父親が俳優の奥田瑛二、母親がタレント兼エッセイストの安藤和津という芸能一家に生まれ育った安藤桃子&サクラ姉妹。両親が家にいないことが多く、少女時代の姉妹の面倒を看ていたのは母方の祖母だったそうだ。愛する祖母が晩年に病気を患い、そのときの在宅介護の体験が本作のベースとなっている。今は亡き祖母への想いを形にするべく、安藤姉妹はタッグを組み、さらに奥田瑛二がエグゼクティブプロデューサー、安藤和津がフードスタイリストとして参加。映画の後半では安藤姉妹と幼い頃から交流のあった津川雅彦、また俳優の柄本佑と結婚した安藤サクラにとっては義父・義母となる柄本明と角替和枝がそれぞれ重要な役どころで登場する。疑似家族ものを実際の家族・親族らで撮り上げるという、『0.5ミリ』は相当ユニークな作品だ。妹・サクラに続いて桃子監督も結婚を決め、映画製作を通して“家族”とは何であるのかを確かめたかったに違いない。  家族とは、本当に面倒くさくて、超うざったい存在だ。ほとんどの家族は言うべきことを口にせず、言わなくていいことを口にする。くだらないことで、すぐにケンカになる。でも多分、そんな面倒くささ、うざったさ、くだらなさの中に、ひどく大事なものが隠されているらしい。さすらいのヘルパー・サワはアウトサイダーゆえに、その隠されているものの大事さに気づいている。面倒くさく、うざったく、くだらないものが複雑にこんがらがったものを丁寧に解いていく。そして旅を続けることでサワは、それまで出会った人たちをひとつの“拡大家族”へと繋げていく。とてもカラフルなパッチワークのように。サワが行く先々には、これからも血縁や地縁に縛られない、新しい大きな家族が誕生していくはずだ。 (文=長野辰次)
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『0.5ミリ』 原作・脚本・監督/安藤桃子 出演/安藤サクラ、織本順吉、木内みどり、土屋希望、井上竜夫、東出昌大、ベンガル、角替和枝、浅田美代子、坂田利夫、柄本明、草笛光子、津川雅彦  配給/彩プロ 11月8日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー。高知市では高知城西公園内『0.5ミリ』特設劇場にて先行上映中。 (c)2013 ZERO PICTURES/REALPRODUCTS http://www.05mm.ayapro.ne.jp

おおらかな大海原がデカパイを育む!? 「47都道府県おっぱいランキング」で新事実発覚か

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「週刊文春」11/6号 中吊広告
今週の注目記事 第1位 「衝撃スクープ 巨人阿部慎之助が堕ちた“アイドル女優”不倫地獄」(「週刊文春」11/6号) 第2位 「海猿は陸でもスゴかった! 伊藤英明 ハワイでナンパ→乱痴気3P 衝撃写真」(「フライデー」11/14号) 第3位 「ポテトチップスで『がん』になる!」(「週刊現代」11/15号) 第4位 「殺人・エボラ大流行 日本は絶対に防げない」(「週刊現代」11/15号) 第5位 「体調悪化安倍首相『電撃辞任』か『年内解散』本心はこっちだ!」(「フライデー」11/14号) 第6位 「大臣就任で100万円を義姉に渡した『西川公也農水相』の叩けば埃」(「週刊新潮」11/6号) 「遵法精神は皆無『小渕優子前経産相』がバッジを外す日」(同) 「小渕優子『ワイン疑惑』を告発した中曽根支持者」(「週刊文春」11/6号) 第7位 「佐世保同級生殺害少女A『殺すのが楽しい。猫より人間のほうが昂奮する』」(「週刊ポスト」11/14号) 第8位 「47都道府県おっぱいランキング」(「週刊ポスト」11/14号) 第9位 「『難民』歴6年 財産1500円」(「AERA」11/10号)  2014年1月から6月までのABCの「雑誌販売部数」が発表された。  この欄で取り扱っている総合週刊誌は軒並み部数を落とし、サンデー毎日がわずかに7,547部伸ばしたが、それでも5万1,062部にしかならない。週刊朝日は約2,000部落として11万561部。AERAも約4,500部落として6万7,839部と精彩がない。週刊プレイボーイが約2,200部伸ばして11万7,879部。週刊アサヒ芸能は約5,000部落として9万7,584部。  フライデーは約3,700部伸ばして15万5,468部とやや健闘。週刊ポストは約4万部落として27万8,904部。週刊新潮も約2万1000部落として32万9,415部。週刊現代も約1万4,000部落として35万2,521部。ダントツ1位だが、週刊文春も約1万8,000部落として45万383部。国民雑誌といわれる文藝春秋も、約2万8,000部落として27万7,042部である。  週刊誌全体で前期比95.4%、月刊誌全体で前期比92.7%。依然として、雑誌の部数減に歯止めがかからない。  さて、今週は盛りだくさんである。まずは、AERAお得意のネットカフェ難民の記事。  都心から電車で約30分の埼玉県南部にある街のネットカフェを、記者が6年ぶりに訪ねた。ビルの2階と3階を占めるこのネットカフェは、総部屋数が約70。6年前より、部屋数は倍近くに増えていたという。店の棚には漫画が置かれ、飲み物は無料で、シャワーも完備している。一見、普通のネットカフェだが、夜ここで過ごす人たちが「住民登録」できる、日本で数少ない店だそうだ。  定職に就きたくても住所不定だと面接すら受けられないが、そんな人たちを支援するため店舗側が市役所と協議し、ネットカフェで1カ月以上長期滞在すれば、住民登録することができるようにした。店長によれば、現在の「住民」は約30人。30代後半から50代後半の男性が中心だという。  ここで暮らして約6年になる男性(51)にインタビュー。東京出身の男性は、高校卒業後に都内で大手居酒屋チェーンに就職した。いつか自分の店を持つのが夢だった。しかし必死で働いたが、お金は貯まらない。  10年近くたった時、知り合いに「儲かる」と誘われ、北陸の都市で派遣社員として工場の製造現場で働くようになったが、ここでもやはり貯金もできない生活が続いた。そんな日々が嫌になり6年ほど前、当てもないまま東京に戻ったそうだ。  「それからがこの人生です」と、その男性は言う。両親はすでに亡くなった。ネットカフェで暮らしながら派遣会社に登録し、倉庫での荷物の仕分け作業などをして生計を立てている。年収は150万円ほど。  ここでは、安倍第二次政権が誕生し、アベノミクスで2億円近いマンションが完売したり、資産が1億円以上ある「富裕層」が増加しているという話は、まったく他所事である。今を生きることで精いっぱいだ。ネットカフェは3月まで1泊2,400円だったが4月に消費税がアップしたので、その分、家賃が1日72円上がって、2,472円になった。「1カ月2,160円の出費増は、死活問題です」「全財産は財布の中の1,500円だけ」と彼は打ち明けた。 「先のことですか? 恐ろしくなるので、考えないようにしています」(同)  先日発売された「G2」(講談社)にジャーナリスト・安田浩一氏による、中国から来た「外国人技能実習生」の実態ルポが掲載されている。  中国黒竜江省から来て福井県坂井市の縫製工場で働いていた22歳の女性は、考えられないような長時間労働と低賃金で働かされ、人権無視の「契約」によって解雇される。彼女の姿を通して、「人身売買」ともいえるこの実習制度のひどさを告発している。ぜひ読んでもらいたい。  いまや格差社会などという悠長なものではなく、ごく一部の富裕層を太らすためにこの日本は「総ブラック社会化」している。こうした資本主義の終焉ともいえる日本社会の歪みきった現実を、週刊誌はもっと追及するべきである。  日本人の一番いけないところは、なんでもかんでも忘れてしまうことだと、私は思っている。佐世保で起きた、むごたらしい同級生殺害事件も3カ月が過ぎただけだが、人々の記憶から薄れていっているのではないか。  ポストは、A子が凶行におよぶ3日前、継母に生々しい殺人願望を語っていたメモを、継母の知人から見せてもらったという。A4用紙8枚にわたるメモには、A子が病院に向かう車の中で継母に語った言葉が書かれていた。 「A子 この話は父さんとか他の人にはいわないでほしいんですけど。 継母 わかった。2人の間にとどめておく。 A子 猫のことなんですけど、正直、楽しみを奪われるのは嫌ですね。 継母 そっか、(A子にとっては)楽しみなんだね。 A子 そうです。楽しいですね 継母 猫を殺すことが楽しいの? それともその後の解体の方が楽しい? A子 後者は付随的なものです。あくまで前者がメイン。 継母 猫で満足できずに、攻撃の対象が人に向かうのではないか、という考え方もあるよね。A子 猫より人間のほうが興奮する、楽しい」  自殺したA子の父親の弁護士が、こう話している。 「前妻の死後間もない再婚で父親はバッシングを浴びましたが、彼は真剣そのものでした。A子を心から愛していたし、それゆえA子を傷つけはしないかと真剣に悩んでいた。2月にA子を祖母と養子縁組させたのも、A子により多くの財産を残してやりたいという弁護士ならではの親心でした。バット殴打事件後、A子を一人暮らしさせたことも、もともとはA子の希望であったし、留学予定だった秋までの半年間の賃貸契約だったんです」  ポストは「父親もまた事件のもう1人の被害者だった」と書く。こうした悲劇を繰り返さないためにも、この事件を風化させてはいけないはずである。  お次もポストの記事。ガラッと変わっておっぱいの話だ。調査したのは老舗下着メーカー「ダイアナ」である。  サンプル数は約50万人。トップ(乳首)を基準に測った胸囲と、アンダー(バストの付け根)で測った胸囲の差が約10センチならAカップ。そこから2.5センチ刻みで大きなカップになり、12.5センチならBカップ、15センチならCカップ、17.5センチならDカップとなる。  トップとアンダーの差が最大だったのは香川県で、15.602センチだったという。これは、少し大きめのCカップだそうだ。一方、最小は和歌山県の11.326センチで、Bカップに近いAカップ。2つの県の差は2カップも違うのだ。  「ダイアナ」の広報も「女性の体型と向き合ってきた弊社内でも“地域によってこんなに差があったとは”と驚きをもって受け止められています」と話している。  1位から10位までを見てみよう。順に香川県、島根県、高知県、栃木県、愛媛県、滋賀県、福島県、茨城県、青森県、宮城県。  おっぱいが大きいのは食べ物(大豆)や睡眠、それにセックスとの関連があるのではないかといろいろ調べたが、これといった根拠はないようである。  4位の栃木県は別だが、1位の香川県、2位の島根県、3位の高知県、5位の愛媛県は海に面している土地である。おおらかな大海原を眺めていると、おっぱいが大きくなるのだろうか?  さて、小渕優子前経産相の政治団体をめぐる不明朗な資金処理問題で、東京地検特捜部が10月30日に、小渕氏の元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎氏の自宅などを家宅捜索した。  小渕氏には明治座に支払ったカネの問題以外にも、選挙区内の人間に自分の写真がラベルに付いたワインを贈った問題や、新潮では、選挙区内の男性がある公的な役職に就いたとき、小渕の事務所の秘書がやってきて「小渕優子からです」と言って白い蘭の花を持ってきたと報じている。それ以外にも数々の「違法」があると各誌が書いているが、いちいち挙げると切りがないのでこの辺にとどめておく。  これらを読む限り、小渕が議員バッチを外さなくては事態が収まらないように思うが、要職に就いている議員たちの週刊誌による「身体検査」はこれだけでは終わらない。  中でも一番追及されているのは、西川公也農水相(71)だ。まずは新潮から。 「西川大臣が代表を務める自民党栃木県第二選挙区支部の政治資金収支報告書によると、2010年~12年の間に『NA企画』なる会社に対し約33万円の支出がある。費用は『土産代』や『お歳暮』などだが、『NA企画は、西川さんの政策秘書を務める長男が社長の親族企業です。法人登記では、事業目的は釣り堀やレストラン経営など。事務所は西川さんの後援会連絡所と同じだし、『お土産』になるようなものを販売しているとは思えません。(中略)政治資金の親族企業への環流、と批判されるのも当然でしょう」(社会部記者)  また、西川大臣の知人によると、十数年前、実家に住む義理の姉の照子さん(79)と、グループ企業の代表権争いで泥沼の裁判をしていたこともあるという。  また文春で西川氏が県の職員時代に、収賄で逮捕されていたことも暴露されている。 「一九七一年九月八日、地元紙・下野新聞にこんな見出しが踊った。〈新たに技師一人を逮捕 千振ダム汚職事件 現金二万円受け取る 工事監督 指導に便宜図る〉実は、この『技師』こそが、県庁職員として現場監督をしていた、若き日の西川大臣なのである」(文春) 「西川氏の上司と業者は起訴され、『公務員の権威失墜させた責任は重い』と断罪され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。一方、西川氏はまだ若く、金額も高額ではないとして、起訴猶予処分となり、県職員として仕事を続けた」(同)  カジノ担当政務官の大塚高司衆院議員(50)にも、あるまじき献金があると文春は書いている。  この大塚氏、昨年8月に不倫関係にあった北新地のホステスに暴力を振るってケガを負わせ、書類送検(結果は不起訴)されたこともあるそうだ。  そんな勇ましい大塚氏に、新たなスキャンダルが勃発したというのだ。 「在日韓国人男性から外国人献金を受けていたのだ。大塚氏が支部長を務める自民党大阪府第八選挙区支部の政治資金収支報告書によると、Aという男性が〇七年に三十万円、〇八年に六十万円、〇九年に二五万円、三年間で合計百十五万円を献金している」(文春)  このAとは、済州島に本籍を持つ在日韓国人でパチンコ店経営をしていたが、今は介護や人材派遣をやっているそうだ。カジノと利害関係の深いパチンコ業者では、カネは返したでは済まされない。  また政治資金規正法では、外国人からの献金の受け取りを禁じており、違反すれば3年以下の禁固、もしくは50万円以下の罰金を科せられ、故意に受け取っていた場合は公民権停止になるほど重いものである。  お次は江渡聡徳防衛相(59)。  文春によれば、直近3年分の報告書を見ると「政経福祉懇話会」なる任意団体から、毎月25万、年間で300万円の献金が記載されているというのだ。  文春記者が報告書に記載された同会の住所を尋ねると、そこは江渡氏の地元事務所だった。つまり、江渡事務所に本拠を置く「任意団体」が、同じ住所にある江渡氏の支部に献金していたのだ。これなども、政治資金の授受を透明化しようという規制法の趣旨を逸脱する違法献金の疑いがあると、上脇博之神戸学院大学法科大学院教授は言う。  新潮で政治アナリストの伊藤敦夫氏が「政党交付金などいらない」と憤る。 「自民党が政治改革の一環としてこの制度を議論し始めた80年代末、世の中はリクルート事件で騒然としていました。国民の政治不信は頂点に達し、ここで“政治とカネ”を断ち切らなければ自民党が崩壊してしまう。そうした強烈な危機感の下、故・後藤田正晴や羽田孜、若手では石破茂などが本気で議論を重ねたのです。(中略)結果、政党助成法は細川政権下の94年に成立します。ただ、その現状を見るに、当時の苦労は忘却の彼方に置き去りにされているとしか思えません。(中略)日本の政党交付金は政治家の“生活費”になっています」  政党助成金も、われわれの血税である。そのカネを国民のために使わず、貯め込んで私腹を肥やすことばかり考える政治屋が多すぎる。こんな輩に助成金をくれてやるのは、ドブに捨てるより腹が立つではないか。  5位は安倍首相についての記事。閣僚たちの政治とカネの問題が続出する中、ここへきて安倍首相の体調不良情報が多くなってきている。  フライデーは10月26日、茨城県の航空自衛隊百里基地で開催された航空閲覧式で、オープンカーに乗っていた安倍首相が、突然しゃがみ込んでしまったと報じている。 「本来ならば、安倍総理は立ったまま車上から自衛隊員を激励するはずなのに、ヘナヘナと座席に座り込んでしまったんです。SPから促されても、また立っていられなくなってしまう。よほど体調が悪かったのでしょう。この日はずっと顔色が悪く、訓示の声も張りがなかった」(防衛省担当記者)  自民党幹部もこう話す。 「最近の安倍さんの様子は明らかにおかしい。官邸と公邸では防衛医官による24時間の勤務態勢が敷かれていますが、外遊から戻った後、10月23~25日は、公邸で防衛医官によって安倍首相の体調管理がされていたようです。定期的に官邸で点滴を受けているという話もあります」  為政者の体調情報がこれほど出てくるのは、単なる政局がらみではないのではないか。安倍が倒れれば次は麻生だ、いや谷垣だと喧しいが、各誌の報道を見ていると、安倍首相の病状は確実に悪化していると見るほうがいいだろう。  4位と3位は共に現代の記事。エボラ出血熱が世界中で蔓延する恐れが出ているが、現代は「日本は絶対に防げない」と警鐘を鳴らしている。  なぜか? 東京・新宿の国立国際医療研究センターに勤務する看護師の女性はこう指摘する。 「いまの日本の態勢では、エボラ出血熱の本格的な治療・研究はできません。患者さんから採取した血液から、エボラウイルスを分離して、その性質を調べたり、どんな薬が効くのか調べたりすることができないからです」  エボラ感染の疑いのある患者が出た際、患者の血液などの検体を受け入れ、ウイルスの有無を確認するのは、国立感染症研究所村山庁舎になるという。  だが、ここは住民の反対などで、ほとんど使えないのだそうだ。そのためにBSL(バイオ・セーフティ・レベル)4の施設として国の指定が受けられていないのだ。  昔ここがつくられたときは周りは畑ばかりだったが、その後、周りに住宅ができ小学校や小児療育病院などもあるため、住民の反対運動で検査もできないという。住民の不安を考えたら、無理もないというしかないのだろう。  日本人の特徴は忘れっぽいと同時に、何か起きるとすぐにパニックを起こすことである。  エイズの1号患者が出たときも、日本中にエイズが広がるという風評のためパニックが起こったが、今度も一番怖いのは社会の混乱だと医師がいっている。ひどい人は報道を見ただけで過換気症候群になり、息ができなくなる人もいるそうだ。  ウイルスの権威であるカリフォルニア大学サンフランシスコ校のチャールズ・チウ博士が語る。 「エボラの初期症状はインフルエンザに極めてよく似ている。咳はあまり出ませんが、発熱、嘔吐、筋肉痛、疲労感、下痢など。特徴的なのはしゃっくりが出ることですが、それが出始めると残念ながら死亡率は高くなってしまう」  日本には高度な感染症に対応できる指定医療機関は、厚労省の定める特定感染症指定医療機関、第一種感染症指定医療機関を合わせても全国で45機関88床しかないのだ。  航空機が発達した現在、西アフリカで発生したエボラウイルスは48時間で世界中に広がる可能性がある。空港での渡航者検疫などの水際作戦だけでは到底防ぐことはできない。最悪の事態を想定して、厚労省はエボラなどの感染症対策を大至急、本気で取り組む必要がある。  同じ現代で「ポテトチップス」は、がんになると警告している。私は気付かなかったのだが、この10月に内閣府の食品安全委員会は、ポテトチップスなどに含まれる化学物質アクリルアミドは遺伝毒性を有する発がん物質だと、正式に発表したというのだ。  食品安全委員会の姫田尚事務長が言う。 「我々は'11年から、ポテトチップスやフライドポテトに含まれる化学物質アクリルアミドについて調査を行い、その結果アクリルアミドには『発がんの可能性がある』という判断を下しました」  アクリルアミドとはどんな物質なのか? 現代によれば、本来は地下工事の際に使われる土の凝固剤、ガラス繊維などの接着剤、アクリル系塗料の原料などに使われる化学物質で「劇物」に指定されているそうだ。  2002年にスウェーデン政府が、ストックホルム大学と共同で行った研究の結果、ジャガイモなどの炭水化物を多く含む食品を高温で揚げたり焼いたりした際に、アクリルアミドが生成されると発表し、世界中に衝撃を与えたそうだ。  すでに動物実験では、アクリルアミドを摂取し続けたラットに高確率で甲状腺がんや精巣がんが発生することが確認されているという。これにより、ヨーロッパではポテトチップスの売り上げが激減した。  ポテトチップスの場合180度℃以上の高温で揚げないと、食感や旨味が出ないという。だがアクリルアミドは高熱であればあるほど生成されやすいそうだ。  ポテトチップスの大手メーカー「カルビー」の総売上の約34パーセントをポテトチップスが占める。  日本スナック・シリアルフーズ協会の担当者がこう語る。 「低減措置をやりすぎると味や風味が落ちてしまい商品が売れなくなってしまうという問題もメーカー側は抱えているんです」  映画鑑賞や野球観戦にポテトチップスは欠かせない。さて困った。タバコのようにポテトチップスにも「あなたの健康を害する恐れがあります」と記載されるようになるのだろうか。それとも、そんなことは気にせず食べ続けますかな。  フライデーの袋とじ「伊藤英明 ハワイでナンパ→乱痴気3P」は、迫力があるぞ。  伊藤英明(39)は映画『海猿』で有名な俳優で新婚ホヤホヤだそうだが、この写真が撮られたのは約2年半前のこと。  休暇でハワイのオアフ島を訪ねたとき。アラモアナショッピングセンターで女性グループをナンパした後、そのうちの2人と、彼が泊まっている高級コンドミニアムで飲むことになったという。気がつくと部屋には女性2人と伊藤だけになった。酔ってハイテンションになった伊藤が、彼女たちのおっぱいにタッチを開始。  ここまではよくある話の運びである。最初彼女たちは伊藤の行為を拒否していたらしいが、そのうち伊藤が「君とやりたいんだ!」と雄叫びを上げ、服を脱ぎ始めたというのだ。 「しばらく『ヤラせて』『ヤラせない』の押し問答があったそうですが、女性の体調の問題もあり、最終的には一人は口で奉仕、もう一人とは合体ということになったそうです。合間を置かずの2連発でした」(芸能関係者)  この袋とじのすごいのは、伊藤のお尻が丸出しの向こう側に女性らしきものがいて、何やらご奉仕しているような写真や、伊藤が女性に抱きついてキスしている写真など迫力満点なのだ。3人しかいない部屋で、写真を撮ったとすれば、代わりばんこに女性が撮ったのであろう。伊藤も撮られていることを知っているのは間違いない。  2年以上もたってからこの写真をフライデーに出したのは、どういう意図があるのだろう? 彼女たちはこの日をきっかけに、伊藤のことが好きになってしまった。そのため、伊藤が結婚したことが許せないと怒ってのことだろうか?  写真を眺めながらそんなことを考えた。こんな写真を新妻に見られたら伊藤はどうなるのだろう。  フライデーにはAKB48の人気メンバーだった23歳女性のヘアヌードが袋とじになっている。2009年「13thシングル選抜総選挙」で22位だったそうだ。幼顔にもかかわらずヘアを出してあえぐ姿は、なかなか色っぽい。  こうやって元AKB48という肩書でヌードになったり、AVに出たりする娘たちがこれから続出するのだろう。  今週の文春の巻頭スキャンダルは、巨人の阿部慎之助(35)と女優・小泉麻耶(26)の複雑な不倫関係を報じている。これが今週の第1位だ~ッ。  今年の巨人はリーグ優勝しながら、CSでは阪神にまったく歯が立たなかった。そんな不甲斐ない負け方をした巨人の「戦犯」は原辰徳監督と主力の阿部だったと、私は思っている。  中でも、シーズンを通して精彩を欠いた阿部の責任は重いはずだ。12年は捕手史上最高となる打率3割4分をマークし、首位打者に輝いたが、今期の通算打率は2割4分8厘。4月には26打席無安打という不名誉な自己ワーストも記録し、4番の定位置どころか正捕手のポジションすら脅かされる始末だった。  その理由を、首の故障がさらに悪化してバットを振り切れなかったと本人は言っているが、それだけではないと文春は追及する。  次のコメントは、この間の事情を知る関係者の話だ。 「実は、阿部はいま私生活で大きなトラブルを抱えています。シーズン中には『野球に集中できない』などと口走ることもあった。二年前から深い関係になった女優が、阿部に金銭トラブルや、警察沙汰の相談を持ちかけ、結果的に彼を巻き込んでしまっているのです。いくら周囲が忠告しても、阿部は聞く耳を持たず、今もズルズルと関係を引きずっています」  阿部には、06年に結婚した元タレントの夫人との間に幼い3人の子どもまでおり、子煩悩な父親としても知られていた。だが、女が阿部を変えてしまったようである。  小泉麻耶との仲は2年前の夏に、週刊ポスト(12年8月17・24日号)が、段ボールを抱え宅配便業者に扮して小泉の自宅マンション訪れる様子をスクープしているが、まだ続いていたのだ。  9月26日、巨人が3年連続、36度目のリーグ優勝決めたその日、小泉は巨人軍がDeNAとの試合の時の宿舎にしていた「ホテル横浜ベイシェラトン」へと向かった。  小泉の存在は巨人の番記者の間でも有名で、陰では第二夫人と呼ばれているそうだ。実際、今年正月のグアムキャンプでは、阿部は前半、家族を呼び寄せて一緒に過ごし、後半は入れ替わりで小泉と過ごしていたという。  阿部は試合後、人目を避けて彼女の部屋に入り、28日までホテルに泊まっていたそうである。先のコメントの中にある「金銭トラブルや、警察沙汰」についても小泉は阿部に相談していたというのだが、これが超ド級のスキャンダルなのだ。  発端は昨年の冬。小泉にまつわる「黒すぎる噂」が芸能界で飛び交い、大手の芸能プロダクションの幹部が震え上がる大騒動が持ち上がったという。有名女優や人気モデルを多数手がける大手芸能プロのA氏が、あろうことか所属タレントだった小泉と性行為に及んだビデオが存在するというのである。テレビ関係者がこう話す。 「小泉はA氏からたびたび性行為を求められ、仕事のために応じていたが、その後も待遇が良くなることはなく、ろくな仕事を与えてはもらえなかった。いわゆる“枕営業”ですが、性奴隷のように扱われたことに怒り狂った小泉が、復讐のために部屋に隠しカメラを仕掛けた、というのです」  その後、A氏との間でいろいろあり、彼女が警察に被害届を出す事態になった(後に小泉が取り下げた)。そんなトラブルを小泉から聞かされた阿部は、彼女から遠ざかるようになったというのだが、男と女の関係はそう簡単には切れない。  これを取材しているうちに文春は、小泉スキャンダルの真相にたどり着いたという。文春によれば「入手した数枚の写真──そこには衝撃的な光景が収められていた」そうだ。 「雑居ビルの一室のような殺風景な部屋。白いベッドの上に横たわっているのは、胸元も露わなキャミソール姿の小泉。隣に腰掛けているスーツ姿の男性は、間違いなく件のA氏だ。(中略)写真が撮影されたのは昨年の春から秋にかけての時期だと言う。そこには、これまで噂の域を出なかった“性接待”の現場がはっきりと写されていた」(文春)  さすがに阿部も懲りたのか、「今では『もう(不倫は)終わった。これからは、まっとうな生活を取り戻したい』と話していると、先の関係者が語っている。  だが、不思議な記事である。阿部と小泉の不倫を暴くだけの記事ではない。これまで芸能界でたびたびウワサされてきた「枕営業」の証拠写真入手は大スクープである。写真もぼかしてはあるが、3枚載っている。こっちのほうがニュースバリューは大きいと思うのだが、文春はこちらのほうはさほど追っていない。小泉側は取材に対して、A氏と性的な関係はないと否定している。  阿部が小泉と手を切りたくて写真を渡したとも思えない。この記事が出たことで一番ダメージを受けるのは阿部だろうか、それとも大手芸能プロのA氏だろうか?  この記事には、まだまだ裏があるように思えてならない。 (文=元木昌彦)

「毎日どこかで歌っていたい」【岩男潤子】タイムリミットだった23歳の夜

IMG_8208.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の29回目! 今回はセイントフォーの元メンバー、声優としては『デビルマンレディー』の不動ジュン、『カードキャプターさくら』の大道寺知世、『妖しのセレス』のセレス……などなど、数え切れない作品で活躍中の岩男潤子さんが来てくれました! ――この連載についに元セイントフォーが来てくれました……! 岩男さんが「いわお潤」としてセイントフォーの正式メンバーになってから、どれくらい活動されたんですか? 岩男 1年ぐらいです。 ――けっこう短かったんですね。 岩男 私が入ったときには、もう解散時期も決まっていて、その解散に向けてのスケジュールはびっちりだったんですけど、まだ解散することはお知らせしていない状態で。わずか1年ぐらいだけど、精一杯がんばろうという気持ちでした。 ――終わることがわかっているなかでやるっていうのは、心境としては複雑じゃないですか? 岩男 でも、アイドルの活動っていうのは、年齢もそうなんだけど、ある程度決まっているものなのかなって。オーディションに受かったときは、正直、アイドルとしてデビューすることを目標としていなかったんです。当時は、朗読とか、童謡やバラードを歌う歌手になりたくて、でも、それをどうすればいいのかわからなくて……。そんななかで、1番最初に受けたオーディションがセイントフォーだったんです。はじめに「解散時期が決まっている」と説明はされたんだけど、「もしかしたら延びるかもしれないし」という思いもありましたし。でも、“あること”が理由で辞めてしまったので、解散ライブには出席できなかったんですけど……。そのあたりのことは、この度のフォトエッセイで初めて書いてあるんです。 ――フォトエッセイ『voice-声のツバサ-』(ジービー)、すごく綺麗な装丁で写真集かと思ったんですが、エッセイ部分では、いじめに遭ったり、悪い大人に騙されたり、ストーカーに遭ったり、闘病したり、かなり壮絶で驚きました……。そういえばセイントフォーは元メンバーの半数以上が脱いでますし、心中お察しいたします。解散当時、岩男さんはまだ高校生ですよね。 岩男 はい。17歳のときでした。解散ライブは出られないけれど、通っていた定時制高校の卒業式はきちんと出席して、本来の目標に向かって、また進んでいきたい、勉強し直したいと思って、アルバイトをしながら高校に通っていましたね。当時は、お笑い芸人さんが多く所属する石井光三さんの事務所にお世話になりながら、石井さんとのデュエットレコードを発売して、そこで「潤」という名前でソロデビューさせていただいたんです。けど、そこからまた何も決まらなくて……ずっとアルバイトでしたね。 ――どんなアルバイトをされていたんですか? 岩男 高層ビル街の社員喫茶のウエイトレスを。 ――社員さんに口説かれたりしなかったですか? 岩男 全然そんな感じじゃなかったです(笑)。私は本当にドジでのろまな人間で……『スチュワーデス物語』でありましたけど、本当そんな感じで。セイントフォー時代にも「ドジでのろま」ってよく言われて、それでよく泣いていました。それでバイト先でもまた言われていて……。 ――それは、筋金入りですね! 果てしなく辞めたくなります! 岩男 でも、私、13才でオーディションに受かって上京して、父親との約束で「10年間で、自分の歌が出せないようだったら、あきらめて帰って来なさい」っていうタイムリミットがあったので、いろんなことに必死で……。セイントフォー時代から、とにかく声を嫌われていたんです。「アニメ声が受け入れられない」とか「ぶりっ子声」とか、本当にいろんな人に言われて、ウエイトレス時代も「イラつく声だな」って言われていたので、辞めたくなくても、辞めさせられたというか……。 ――お、おお……。 岩男 それで、もう声を出さない仕事をしようと思ったの。派遣社員として、入力作業を覚えられれば、パソコンに向かって誰とも会わずに仕事ができるから。それで会話をしなくて済むような仕事を選んで、高校卒業するまでは事務員ですね。いろんな現場に派遣されてました。 IMG_8256.jpg ――さびしい選択……っていうか、それでまだ高校生だったんですか!? 13歳で上京といい、ハード過ぎますよ! 岩男 たまには、何をしたいのか聞いてくれて、「それならこんな仕事があるよ」って、デパートの屋上で司会をさせてもらったりもしたんですけど、そこに歌手の方が来たりするとね、「歌手の誰々さんです、どうぞ!」って言いながら、うらやましくて、舞台袖から「自分もここにいきたい」と思って……。「やっぱり心を閉ざしてはいけないんだ!」って一念発起して、歌を入れたデモテープを、プロフィールと一緒にいろんなところに配ったりして(笑)。でも、デスクにはさっぱり読んでもらえない資料が積み上がっているのも見るから、いかに厳しい世界なのかを思い知らされながら、OLをやって、高校に行って、売り込みをやって、声優さんの仮歌を歌わせてもらったりしていました。 ――ダラダラしていただけの自分の高校時代が恥ずかしくなってきました……。さらに、なかなか表舞台の仕事にたどり着かないので不安になってきます……。 岩男 父が決めたタイムリミットの23歳を迎えたときも、まだ東京駅のキオスクと、宝石屋の販売員をしていて、とにかく生きることに必死だったんですよね。“23歳”というのが自分のなかで離れなくて、「ここで何かを決めなければ、実家に帰らなくちゃいけない……」と焦っているときに、たまたま以前お仕事をしたことがある芸能関係の方が、東京駅のキオスクを通りがかって、「あれ? 今はどうしてるの? 芸能の仕事は?」って言われて、「オーディションはたくさん受けているんだけど、勝つことができないんです」って言ったら、「歌える声優さんを募集しているから、応募してみたら?」って。それがNHK総合の『モンタナ・ジョーンズ』っていう、今からちょうど20年前の作品で、オーディションは受けたものの、なかなかお返事がこなかったから、「これはダメだったな」と思って、アパートの更新も迫っているし、もう引っ越しもしなくちゃならない。引っ越しの荷物に囲まれながら、オーディションの結果を待つっていう感じ。大家さんにも「もう出て行ってくださいね!」って言われて、泣きながらダンボールの封を閉じていたら、そこに、「1年間ヒロインでお願いします」って、オーディションの合格の連絡をいただいて。 ――いろいろとギリギリ!! 肝が冷えましたね!! 岩男 そうなんです(笑)! 「10年間がんばったな……」って、泣きながら閉じていた荷物のテープを今度は喜びいっぱいで剥がして、やっと実家の父と母にも、「もう1年がんばらせてください」って連絡することができて。そのとき、両親が「あと1年じゃないよ。あと10年がんばりなさい」って言ってくれて、そこからまた、10年がんばろうって気持ちで、23歳からのスタートです。 ――素敵なご両親ですね……! そしてついに声優人生の幕開けが! 岩男 放送は24才のときなので、1994年の4月に自分が初めてアフレコしたアニメが放送されて、そこからNHKの『モンタナ・ジョーンズ』のイメージソングを歌うお仕事もいただいて。それも、あくまでも“声優さんの仮歌”として歌ったものだったんですけど、なんとそれがポニーキャニオンさんのサプライズで、「君が歌ったこの歌が、君のデビュー曲だよ」って言われて。 ――ヒュ~かっこいい~! ポニーキャニオン、粋~! 岩男 すごくビックリしましたよ、本当に! キャラクターしてのシングルも、岩男潤子としてのシングルも、ほぼ同時に2枚リリースして、それが入ったアルバムも作りましょう、という夢のようなお話で! そこから、憧れていた歌手としての活動と、声優としての活動を全力でがんばると決めたんです。「どっちかにしなさい」「なんで中途半端なことするの?」って厳しいことも言われていたんだけど……。 ――え、岩男さんの周り、辛辣なこという人多くないですか(怒)? 岩男 器用にどっちもできてたら何も言われなかったんでしょうけど、なんせドジでのろまだから(笑)。歌って言われたら歌のことにしか集中できなかったんだろうし、おそらく「どっちがいい!」っていうものでもなかったと思うんですね。歌があったからセイントフォーにも入れたし、どっちも私にとってはなくてもならないもので。だから、こだわりぬいて、プロフィールにも「声優・歌手」と、今でも書かせていただいてます。 ――いっぱい書いて! というか、声優として何作ぐらいに出演されたかご自分で覚えていますか? 岩男 そうですね。デビューしたときは、スケジュール帳にも週に一度『モンタナ・ジョーンズ』と書いてあるだけで、後はキオスクに通い続けていたので、「早く声優、歌手というお仕事でスケジュール帳が真っ黒になるといいな」と思って、それを目標にしてましたけど、気がつけば、ゲーム、その主題歌、キャラクターソング……あんなにやりたくてもできなかった歌のお仕事もたくさんいただいて。アニメも、子どもの声、動物の声、お母さんの声、と幅広くやらせていただいて、気がつけば何百作品と、もう数えきれないほど……! IMG_8276.jpg ――なかでも、印象に残っているお仕事はありますか? 岩男 やっぱり、デビュー作の『モンタナ・ジョーンズ』は、マイク前に立つのも初めてだったので、当時の主役の大塚明夫さんとか、中尾隆聖さんとか、滝口順子さんたちに、手取り足取り、厳しくも優しく指導していただきながらのアフレコで、すごく印象に残ってます。 ――その豪華メンバーに手取り足取り教えてもらうのは、養成所に何十万積んでも無理ですね……! 岩男 『カードキャプターさくら』については、原作本を見て「なんてかわいいんだろう!」って思って開いて見たら、歌が大好きな大道寺知世ちゃんという役がいて、「そこに私も入れたらいいな~」と思っていたときにオーディションをやらせていただいて。歌を歌うキャラクターを演じたいと思っていたので、その夢が叶ったのが『カードキャプターさくら』でした。その後もたくさん出演させていただいて。今も『魔法少女まどか☆マギカ』で担任の先生をやらせていただいて、シリアスなお話なんですけど、先生だけコメディなんです。これまで無口で、おとなしいイメージがついていたんですけど、役を通じて「岩男さんっておもしろい人なんだね!」って声をかけてもらえるようになって、すごく楽しいです。 ――つくづく、声を出す仕事を封印しなくてよかったですね~! 岩男 そうですね。声を封印していた時期があったからこそ、反動もありましたし、あるオーディションで「君の声は子どもに喜ばれるよ」って言っていただいたときに、目の前の閉ざしていた扉が開いたような想いがしたので、うれしかったです。いろんなことを封印しながらも、やっぱりあきらめきれてはいなかったんですよね。子どものころの自分に、「あきらめないでね、10年、20年先にはすばらしい出会いが待っているから」って言ってあげたいな。そう思えるぐらい、今がいちばん楽しいと思える人生になっています。 ――素敵すぎる! 最近ではフランスや台湾などなど、海外でも活躍されていますね。それはどういう流れで呼ばれるんですか? 岩男 そうですね。私が声優デビューする前から、仮歌のお仕事でチャンスをくださっていたのが、音楽家の田中公平先生(藤子不二雄作品やドラゴンボール、ポケモン、サクラ大戦の音楽を手がける偉人)だったんですね。田中先生が「いつか自分の歌が歌えるチャンスに恵まれたらいいね」って、数々の仮歌のチャンスをいくださって。その後、私が声優デビューして、歌う機会に恵まれはじめたとき、ようやくある作品で再会できたんです。そうしたら、「アニメの世界にようこそ。待ってましたよ」って言ってくださって。 ――辻仁成の「やっと会えたね」より惚れるセリフです……! 岩男 その田中先生が「よく歯を食いしばって、がんばってきたね。フランスで開催されるジャパン・エキスポの舞台にシンガーをひとり招くことができるんだけど、僕はあなたを選びます」って言ってくれて……。なので、もともとは田中公平さんのステージで、私が呼ばれて行ったわけじゃないんです。だから、会場では「あの人、誰?」って人も多かったんですけど、公平さんが「この方が『エヴァンゲリオン』『カードキャプターさくら』『パーフェクト・ブルー』に出演されている、岩男潤子さんです」って紹介してくださったら、お客さんが「生の未麻(パーフェクトブルーの主人公)なんだ!」「エヴァンゲリオンの委員長!」「るろうに剣心の巴に会えた!」って感動してくれて、みんな大好きだって言ってくださって。 ――アニメは放送時に現地の言葉で訳されているけど、ファンはあえて日本語で聞くんですよね。 岩男 そうなんですよ。日本だけじゃなくて、世界の人たちもアニメを見てくれているんだって思ったら、私も感動してしまって。翌年には、「ソロライブを開きませんか?」っていうお話をいただいて、アニメカフェでソロライブもさせていただいて……! そうやって海外に行くきっかけを作ってくださった田中公平さんには本当に感謝です。その2カ月後には、台湾のファンの方が企画してくださった岩男潤子の公演があって、そこに、公平さんをスペシャルゲストにお迎えさせていただいて、公平さんがジャパン・エキスポのために作ってくれた新曲を披露させてもらったりして。 ――美しい師弟愛! 台湾は日本の文化に詳しいから、ライブは盛り上がりそうですね~。 岩男 そうですね。アニメを通して日本語を学ばれる方も多くて、公演中は通訳の方が隣にいてくれるんですけど、みんな私がしゃべったことをリアルタイムで笑ってくれる(笑)。歌のタイトル言うだけで感動してくれたり……熱かったですね、台湾(笑)! IMG_8309.jpg ――今後、ライブをしてみたい国はありますか? 岩男 フランスと台湾には、どちらも2年連続で行くことができたので、来年も……と思っています、フフフ。ジャパン・エキスポで歌っているときは、スペインの方が「スペインにも来てください」って言ってくださったり、台湾に行ったときは、「香港、中国にも来てください」って言ってくださって。 ――香港、中国の方は、岩男さんのライブのために台湾まで行ってたってことですね? すごい! 岩男 フランスでも、「アメリカにも来てほしい」とかありますし、みなさん、そういって声をかけてくださるので、いろんなところに行きたいです。 ――ワールドワイド! こんなに活動の幅が広がると思っていましたか? まさかスケジュール帳に、四ッ谷とか飯田橋とかキオスクとかじゃなく、フランスと台湾と書くなんて! 岩男 思っていなかったですね。そういえば、『モンタナ』が決まったときに、両親から「日本でとどまってはダメなんだ、もっと視野を広げて世界中の人に潤いを与えてあげるような人にならなくちゃ。責任重大な使命をもって親元を離れたんだから、ちょっとやそっとのことで負けてはいけない」ってことを言われて、だから、それが自分のある意味スタート地点になって……。その時に世界を目指そうとは思っていましたけど、まさかこんなに早く叶うなんて! ――だから潤子って名前なんですかね、どこまでも素敵なご両親(涙)! 国内の活動では、コミケにも参戦しているとのことですが、それはまたどういった流れで? 岩男 コミケを薦めてくださったのも田中公平さんさんなんです(笑)。公平さんと、現在の私の音楽活動のプロデューサーの川村竜さんという方。川村さんは、国際コンテストのコントラバスで優勝された方で、今、公平さんや中川翔子ちゃんのバンドマスターもされているんですけど、そんなお二人の薦めだったら……。 ――乗るしかないですね! どんな作品を作ってるんですか? 岩男 「一人でも多くの方に声を知ってもらわなくちゃいけない」と思って、普段はバラード中心の真面目な歌を歌っていることが多いので、コミケではうんと弾けて、普段見せない、聞かせていない声で、ドラマCDにしました。フフフ。お笑いたっぷりの弾けたドラマCDを3作作って、夏、冬、夏と参加して、また冬が抽選で決まれば、参加したいな! ――自分で手売りしているんですか? ストーカー被害にも遭われましたし、危険はないんでしょうか? 岩男 ……? 今まで心配したことがなかったです。危険も全然ないですし、みなさん本当にそれこそ20年前のソロコンサートのころから、ライブ会場の人が驚くぐらいマナーがよくて、「整列してください」って言ったらすぐに並んでくれますし、会場の方にも「帰るときにチリひとつ落ちていない」「岩男潤子さんのファンの方は本当にマナーがよくて、感動しました」ってよくファンの方を褒められるんですよ。 ――すごい! 何か特殊な訓練でもしているんですか? 岩男 何もしていないんですけど、優しい方が集まってくれて、みんなのおかげで10年、20年を迎えられるし、本当にいい仲間に支えられています。 ――マナーが残念なアイドルファンは全員岩男潤子ライブで修行を積むべき! ちなみに、新しいアルバム『voice』には、どういった曲が入っているんですか? 岩男 私が『KEY THE METAL IDOL』というアニメに出演させていただいたときに「手のひらの宇宙」という、ファンの方が合唱できるぐらい覚えてきてくれる歌を作ってくれた濱田理恵さんと寺嶋民哉さんのコンビにお願いした『voice』というタイトル曲から始まり、カードキャプターさくらの音楽が大好きで、その音楽を担当されていた根岸拓哉さんにお願いしたり、大好きなシンガーソングライター相曽晴日さんでしたり、私の初めて作った歌に作詞を付けてくれた森由里子さんでしたり、もちろん田中公平さんの曲でしたり、この20年間を、力強くサポートしてくれた皆さまに、「おかげさまで20年目を迎えることができました」というご報告とともにお願いした楽曲ばかりです。 ――売れ行きのほうはどうですか? 岩男 おかげさまで、初回プレスが完売しまして、それで、11月4日に、館内アプローズというホールコンサートが決まったんです。ここで、初回プレス完売祝いで、みなさんにおめでとうを言ってもらえたらうれしいなと思って。 ――完売おめでとうございます! しかしながら、声優業に歌手業のツアーにキャンペーンに、本当に忙しいですね……! 岩男 もっと忙しくしたいぐらい。毎日どこかで歌っていたいです(笑)。 ――そんな岩男さんですが、今までで引退を考えたことはありますか? 岩男 23歳以降は、本当にたくさんの仕事をさせていただいて、充実はしていたんですけど、結婚もして、10年間は結婚しながらお仕事をさせていただいていたんですけど、その後、まさかの離婚も経験することになって……そこからのダメージが体にきてしまって、離婚した翌年に倒れてしまったんですね。精神的なものというより、過労でしたね、完全に。耳の病気になって、ウィルスが脳に近いところに溜まってしまって、後頭部にすごい痛みが走ったんですよ。病院に行ったら「即手術」ということで、鼓膜からチューブを入れて膿を吸い出して……。「耳は聞こえなくなるだろうし、もしかしたら歩けなくなるかもしれない」って言われたんです。 ――声優・歌手の命の耳が……! 岩男 その手術の後は、顔面全体に痛みが広がって、手術の方法によっては亡くなる方もいると聞いて、手術をしていいのか迷うぐらいだったんですけど、実際は迷うヒマもないままに麻酔を打って即手術だったので、カチャカチャという音と、膿を吸い取られる気持ち悪さが、術後もずっと離れないのが辛かったです。手術後に車いす生活になって、そのときに「終わってしまった……」と思いました。「まだ終わりたくないのに、これが引退のときなのか」って。歩行困難で、何カ月も続くリハビリが苦しかった。川村竜さんとコンサートをした翌々月の手術だったんですけど、腫れたすごい顔を誰にも見られたくなくて、メンバーには誰にも知らせませんでした。あのときは、初めて母も「もう、帰ってくる?」って言ったぐらい。 ――そういう状況で、鬱になりませんでしたか? 岩男 そのときはね、「鬱病にならないように」っていうお薬も飲んでいて、それでも、なんかこう、「こんな人生だったら、ないほうがマシなんじゃないか」って思い始めたときもあって。でも、本当は鬱になりたくないって気持ちもあるから、本棚には『鬱にならない方法』とか『前向きに生きる方法』とか、そういう本がたくさんあって(笑)。それってもう実際は鬱病だったと思うんですけど、当時はそういうタイトルを見て励まされていたのかな。ファンの方から、「カードキャプターさくらの知世ちゃんの声は、もう聞こえないんですか?」とか、「知世ちゃんの歌は聴けないんですか?」っていうお便りが届いても、もう、音も楽器も錆びて聞こえるぐらいだったんですよ。テレビも見たくないぐらい、なんの音も聞きたくなかった。そんなときにパソコンから、自分が歌った『カードキャプターさくら』の大道寺知世の歌が聴こえてきて、そこでやっと「がんばろう」って思えたんですよね。だから、アニメに救われて、アニメに支えられて、一歩踏み出せたというか……。今も、耳にチューブが入っているんですけど、聞こえなくなるって言われた耳も聞こえるようになったし、歩けるようにもなった。だから、同じ病気で苦しんでる人がいたら、あきらめないでって伝えたいです。 ――想像を遙かにこえる壮絶さでした……。そんなことがあっても捻くれずに明るくて優しさを保てる岩男さんはどこまでも偉大です! 今後の野望があれば、是非教えてください! 岩男 昔から、声を嫌われていじめに遭っていたんですが、今は、そういういじめを苦に幼い人たちが命を絶ってしまったり、夢をあきらめてしまったりするでしょう? そういう人たちに、「自分もそういうときがあったけど、大丈夫でした!」って言いたいなって。ライブとか、イベントとか、握手会で、少しでも「目指しているんです」って言ってくれたら、「あきらめないでがんばって!」って直接言ってあげたい。自分の経験を通じて、希望と言っては大げさですけど、それを与えてあげられるような人になりたいですね。 ――まさに聖母……! どうもありがとうございました! (取材・文=小明) ●いわお・じゅんこ 大分県別府市出身。『カードキャプターさくら』(大道寺知世)、『新世紀エヴァンゲリオン』(洞木ヒカリ)、『魔法少女まどか☆マギカ』(早乙女和子)など、新旧問わず話題作に出演し、今年声優活動20周年を迎えた。 2009年よりプロデューサーにベーシスト川村竜を迎え、前作「やさしさの種子(たね)」などを発表。パリで開催されるジャパンエキスポ出演や、今年2月には2度目の台湾単独ライブを行うなど、国内外に於いて、さらなる飛躍を誓い活動中。 『岩男潤子20th Anniversary -voice- in 横浜』 11月24日(月・祝)関内/アプローズ “ voice 初回プレス完売記念ライブ” 開場17:00 開演17:30 終演予定 20:00 出演:岩男潤子(Vo)川村竜(b)鈴木直人(gt)真部裕(vln)成田祐一(p) 齋藤たかし(d) *チケット¥5,500(当日¥6,000 ・ 全席自由) *学生:前売り当日共¥5,000 *イープラスにてお求めいただけます *本公演はドリンク・フード等ございません *会場:アプローズ *住所:横浜市中区太田町2-23 横浜メディアビジネスセンター1F 『岩男潤子20th Anniversary -voice- in 京都』 12月13・14日(土・日)京都/都雅都雅TOGATOGA ■12月13(土) 【heal for people vol.80】 開場13:30 開演14:00 終演予定16:30 出演:岩男潤子(Vo) 川村 竜(B) 熊谷ヤスマサ(P) 鈴木直人(G) ■12月13日(土) 【岩男潤子トークライブ in TOGATOGA】 開場18:00 開演18:30 終演予定20:30 出演:岩男潤子・川村 竜 *チケット¥4,000(当日¥4,500・全席自由・ドリンク別) ■12月14日(日) 【heal for people vol.81】 開場13:00 開演13:30 終演予定16:00 出演:岩男潤子(Vo) 川村 竜(B) 熊谷ヤスマサ(P) 鈴木直人(G) *チケット(13日昼及び14日)¥4,800(当日¥5,300・全席自由・ドリンク別) *整理番号順入場(FC優先入場) *住所:京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町639 B1 *各プレイガイドにてお求めいただけます。 *学生証ご持参の方、各500円割引いたします。 ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。
ルミネッセンス 形態:8曲入り 定価:¥2,500(税込) 品番:SNDL-0003/JAN:4514306011869 レーベル:sundaliru amazon_associate_logo.jpg
公式ブログ http://s.ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。『卑屈の国の格言録』(サイゾー)、『アイドル墜落日記 増量版』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中。ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中<http://www.cyzo.com/akr/>。

自分で作れるB級グルメ! 気が短い今治人のソウルフード「今治焼豚玉子飯」

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自分で作れるB級グルメ!
 100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画の第15回。  もはや一時的なブームを通り越して、日本におけるひとつの年中行事みたいな存在にまで成長した、B級グルメの祭典「B-1グランプリ」。第9回となる2014年は福島県郡山で行われ、十和田バラ焼きが優勝をしたそうだ。  もともと町おこしの意味合いが強いB級グルメは、現地に足を運んで食べてこそのものだと思うのだが、最近は協賛企業が作った公式商品とやらが、スーパーやコンビニにも多数並んでいる。なんだその利権ビジネスは。そういうのがありなら、非公式として自宅で作るのも当然ありだろうということで、ひとつ作ってみることにした。  このコーナーでは100円ショップで買える3品を使って作るという制約があるので、どれもなかなか再現することは難しそうだが、3位に輝いた今治焼豚玉子飯なら作れそうだ。  その名前通り、材料は卵、ご飯、焼き豚だけである。さっそく卵が売っている100円ショップの100円ローソンで材料を買うと、レジで「ご飯は温めますか?」と確認された。卵と一緒に買ったから、卵かけご飯にしてすぐ食べると思われたのだろうか。
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今度、コンビニの前で卵かけご飯を食べてやろうかな
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焼き豚も一応100円で売っていた。焼き豚というか、プレスハムの焼き豚味
 今治焼豚玉子飯というのを、残念ながら一度も食べたことがないので、どんな味なのかがちょっとわからなかったのだが、今治焼豚玉子飯世界普及委員会のサイトに「家でも簡単!プロの味の作り方講座」(http://i-ytm.com/contents/tukurikata/)というのが掲載されていたので、こちらを参考にさせていただこう。  まずは、味の決め手となるタレ作りから。今治焼豚玉子飯というのはどうやら甘辛い系の味らしいので、しょう油、みりん、酒に砂糖を気持ち多めに加え、そこにニンニクとショウガをたっぷり捻り入れて、軽く煮詰める。もうこの香りだけでご飯食べられそうだ。
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作るのが面倒なら、焼き鳥のタレなどでもいいそうですよ
 さて、メインの具である焼き豚だが、手作りの厚みがあるものならそのままで十分だろうが、5切れ入って100円の焼き豚ではさすがに味が弱そうなので、作ったタレと軽く煮て味を染み込ませることにした。
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これで少しは焼き豚っぽくなったかな
 続いては、黄身が半熟状態の目玉焼きを作るのだが、ちょうどいい小型のフライパンを何も考えずにタレ作りで使ってしまったため、皿にタレとチャーシューをよけておいて、わざわざ洗うのも面倒なので、そのまま油を多めに入れて卵を落としてみた。  きっとフライパンにちょっと残ったタレやニンニクが、目玉焼きに香ばしさをプラスしてくれることだろう。油を多めにして、蓋をしないで焼くのがコツらしい。
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目玉焼きを作っている写真は撮り忘れました
 レトルトご飯はレンジでチンして丼へ。  なかなかカロリーの高そうなメニューだったので、自分に対するせめてものいたわりとして、ご飯は麦ごはんをセレクトしてある。  最近、気が付くと痛風や糖尿について検索している自分がいるからだ。
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大麦35パーセントだから、きっとヘルシー!
 よそった丼麦飯に、全部の焼き豚とたっぷりのタレを乗せる。  どうしても焼き豚のハムっぽさは否めないが、これだけでも十分うまそうである。焼き豚じゃなくて、ハムカツで作っても面白いかもね。
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これでもううまそうだ
 もうすでにチャーシュー丼として立派に完成しているのだが、ここに目玉焼きを乗せてこその今治焼豚玉子飯。そして、さらに上からタレを掛ける。  これが、B-1グランプリで第3位に輝いた今治焼豚玉子飯か。半熟に仕上げた目玉焼きの黄身がとろけて、甘辛いタレの染みた焼き豚に絡み、さぞかしご飯をうまく食べさせてくれることだろう。
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自宅で孤独のグルメごっこ
 ドカッとたっぷり口に運んで食べてみると、まさに想像通りの味なのだが、それがいいのだ。  想像通りというか、期待通り。野菜ゼロの丼だけが醸し出せる背徳の旨味がここにはある。
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見た目通り、うまーい!
 素晴らしい。でも半分ほど食べてから、塩とこしょうを振るのを忘れていたことに気が付いた。塩分は足りているような気がしたのでこしょうだけたっぷりかけてみると、さらに味が引き締まって完成度アップ。1平方センチあたりに5粒の粒こしょうがベストだろう。牛丼には紅ショウガ、カレーには福神漬け、そして今治焼豚玉子飯にはこしょうが必須のようだ。  それにしてもご飯と焼き豚と目玉焼きという組み合わせ、このどの辺が今治なのだろうか? B級グルメというよりは、中華料理屋のまかないみたいな料理である。気になったのでその歴史を調べてみたら、今治市内にあった中華料理店のまかない料理として生まれたものらしい。そのままだ。そして料理が早く提供されないと怒り出すという、気が短い今治人の気質に合ったソウルフードらしい。  ならばB級グルメというよりも、C級グルメなのかもしれない。早くできるメニュー、至急グルメ(C級グルメ)である。 (文=玉置豊)

矢口真里、加護亜依、辻希美……元「ミニモニ。」が芸能マスコミを席巻中!

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 1年5カ月ぶりにテレビ出演を果たした矢口真里、夫逮捕で芸能界引退危機の加護亜依、何度目かの整形疑惑が浮上中の辻希美……と、元モーニング娘。が芸能界を騒がしています。10年前、まさか彼女たちがこんなゴシップで注目されるとは夢にも思いませんでした。ちなみに、3人が所属していた第1期「ミニモニ。」のもう一人のメンバー、ミカは以前、「シーシェパード」の一員として和歌山県太地町のイルカ漁に反対する運動をしているとウワサされたことも。なかなかお騒がせなみなさんですね。  それでは早速、10月下旬に人気記事をチェックしていきましょう! 第1位 矢口真里の発言を、東野幸治が厳しく批判「元旦那のほうが人間不信やで。ほんまふざけんな」 ごもっとも。 第2位 矢口真里『ミヤネ屋』復帰で“裏番組”『ゴゴスマ』番組関係者が激怒「もう彼女とは縁を切りたい」 昔から八方美人。 第3位 沢尻エリカ『ファーストクラス』“焼き直しのフジ”が8.8%大惨敗! ファーストシーズンだけにしておけばよかったね。 第4位 タブー犯した仲間由紀恵の“男気”『SAKURA』主演クールに『相棒』ゲスト出演の裏事情 律儀。 第5位 連ドラに出ると批判が殺到する!? 女優活動のお荷物でしかない前田敦子「元AKB48」の冠 なんてこった! 次点 DJ KOOの面白さを見事に引き出す、関ジャニ・横山裕 『ヒルナンデス!』(10月16日放送)を徹底検証! すごいよ、よこ。 次々点 中国人出稼ぎ労働者の中に、なぜか北朝鮮の政府高官が……合縁奇縁な中国高速バスの旅 けっこういい人多いんだって。