35℃オーバー! 猛暑の中敢行した「ゆいかおり」ゲリラライブに一日密着!!

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人通りの多い浅草で何かがはじけた!? 
いままで以上のキレをみせるパフォーマンスに観光客もビビビッと反応。
 2ndシングル「ふたり/VIVIVID PARTY!」(キングレコード)が発売を迎える7月21日、アイドルユニット「ゆいかおり」(小倉唯、石原夏織)が都内各地でゲリライベントをやると聞き、無理やり移動中の車に乗り込んで密着取材をしてきました! おかげでシートからはじき出されたスターチャイルドレコードのスタッフが電車・タクシー移動を余儀なくされてしまう始末(申し訳ないッス!!)。  東京タワーが見える場所を基点に5カ所を廻るということで、一日がかりの長い旅でしたが、どうにか完走。その模様をバシバシ写真に撮ってまいりましたのでご観覧ください。
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東京タワー前で1本めスタート! 「VIVIVID PARTY!」を踊っています。
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大過なく最初のライブを終え、ほっとする二人。ウェブカメラを介して感想をファンに報告。
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2カ所めへ移動する途中、コンビニでゲットした
サラダラーメンを食し、涼んでいるところを激写。
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2本めのライブは代々木公園の時計の下。
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iPhoneで写真を撮りまくる石原夏織。
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差し入れのアイスキャンデーを手にゴキゲンな様子です。
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ハードなスケジュールにもかかわらず、疲れた表情を見せない元気っぷり。
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UDX前にある陸橋にて、橋の揺れにちょっぴりドキッとながらも踊り抜く!
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「ヒゲ」とか言って遊びだしたり。
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ゆりかもめ新橋駅前、渾身の力を振り絞って「VIVIVID PARTY!」をフルに踊る。
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全行程終了。おつかれさまでした!
 炎天下のハードワークを無事終えて、二人からはこんなコメントが。 小倉唯 最初は本当に熱中症になって倒れちゃうんじゃないかって心配してたんですよ。緊張や恥ずかしさもあったんですが、やっているうちにどんどん楽しくなりました。観てくれている人がいるというだけですごくうれしかったし。ふだんあまりない体験なので、これを機会にいろいろな人にゆいかおりを知ってもらって、応援してもらえたらすごくうれしいなと思いました。 石原夏織 いろんな困難もあり、今回はほんとにやばいぞこのゲリラ!?  と思ったんですけど、暑さに負けずすべての場所で踊りきれました。心も体も全部成長できたな、と思えるイベントでした。ぜひこういうイベントを増やしていって、もっともっと輝けるスターになって、武道館などにもみなさんに来てもらいたいなという気持ちが高まりました。前回、「Our Steady Boy」のときのゲリラライブと比べても、観てくれる人が増え、こうやって多くの人に知ってもらえたらうれしいです。これからも応援よろしくお願いします。  何かが吹っ切れた二人の今後に期待! (取材・文・写真=後藤勝)
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潜在意識に潜入せよ! 最高難度のミッションに立ち向かう『インセプション』

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(c)2010 Warner Bros. Entertainment Inc.
 映画はDVDかテレビで観ればいいと思っている人にも、映画館の大スクリーンで観てほしい、この夏最高の映像エンタテインメントがやって来る。クリストファー・ノーラン監督(『ダークナイト』)、レオナルド・ディカプリオ主演のSFアクション大作『インセプション』(7月23日公開)。グイグイ引き込まれるスリリングなストーリー展開に、トリップ感さえ覚える驚異の映像の数々。知的な興奮と視覚的な快楽を同時に味わえる、お得感いっぱいの作品だ。  『メメント』(00)で米アカデミー賞にノミネートされたノーラン監督が、今作でもオリジナル脚本を執筆。人が眠っている間に夢(潜在意識)に侵入し、他人のアイデアを盗む特殊技術の専門家コブは、共に夢の世界を過ごした妻を失い、国際指名手配犯となったせいで2人の子どもとも会えなくなる。そのコブに、大物実業家のサイトーがある仕事を依頼し、成功すれば犯罪履歴を消して子どもが待つアメリカに帰れるようにすると約束。その仕事とは、侵入したターゲットの潜在意識にあるアイデアを埋め込むという、最高難度のミッション「インセプション」。  コブはそれぞれ専門技術に秀でたメンバーを集め、ターゲットの夢にまんまと侵入。想定外のトラブルに遭遇しながらも、意識の深層へ、さらに深い層へと突き進んでいく......。  現実と夢の両方で世界を駆けめぐるストーリーに対応すべく、ロケーション撮影は東京の超高層ビルのヘリポートに始まり、パリの市街、モロッコの港町タンジール、カナダ・カルガリーのスキーリゾートと縦横無尽。さらに、ロンドン北部の飛行船格納庫では30メートルに及ぶホテルの廊下のセットを丸ごと回転させて無重力状態を作り出し、パリのカフェでは軽量素材による店の調度の爆発を高圧窒素で実現して高速撮影、ロサンゼルスのダウンタウンでは貨物列車のレプリカを実際に走らせる。これらの創意工夫を凝らした実写にCGが巧みにブレンドされ、身たことがないのに奇妙にリアルな、まさに観客自身も夢を見ているかのような映像体験ができる。  共演も、コブの妻役にマリオン・コティヤール(『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』)、サイトー役に渡辺謙、さらにジョセフ・ゴードン=レビット(『(500)日のサマー』)、エレン・ペイジ(『JUNO/ジュノ』)、キリアン・マーフィ(『麦の穂をゆらす風』)等とにかく豪華。特に渡辺謙については、ノーラン監督が『バットマン ビギンズ』での仕事を評価し、今作では最初から彼のために出番の多いサイトーの役を書いたというから必見だ。  映画好きを自認する人なら、これを劇場で見逃すと後悔すること必至。また、普段あまり劇場で映画を観ない人にとっても、映画館の大スクリーン・高音質で鑑賞することが、他には代え難い体験だと実感できるはず。 (文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉) 『インセプション』作品情報 <http://eiga.com/movie/54466/>
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電子書籍なのに手売り販売? ウワサの「電書フリマ」で電子書籍の最前線を体験レポート

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 「2010年は電子書籍元年」と言われ、Amazon kindleやApple iPadなどの電子ブックリーダーが次々に登場。国内でも出版社や印刷会社などが電子出版の取り組みに本腰を入れ始めた。また、佐々木俊尚氏の『電子書籍の衝撃』(ディスカヴァー21)等、関連書籍も軒並みヒットしている。  だが、kindleはまだ日本語対応しておらず、iTunes Book Storeに並ぶ書籍の数はまだ紙の出版物に比べものにならないほど少数というのが実情。コンテンツの少なさに、せっかくiPadを買ったのに「何に使えばいいか分からない」といった声も聞く。 そんな中、大手流通をまったく介さない、電子書籍の「対面販売」という手法が編み出され密かに注目されている。このシーンをリードしているのが、大人気パズルゲーム『ぷよぷよ』の生みの親でもある米光一成さんが率いる有志団体「電子書籍部」(以下電書部)だ。  5月23日に開催された第10回文学フリマで電子書籍15点を販売し、5時間で168人に1,453冊を販売するという驚異的な数字を叩き出した。これは、「一点数十冊売れれば上出来」という文学フリマの常識を覆す販売数である。  何かが確実に変わり始めている。そう感じずにはいられなかった筆者は、7月17日に開催された世界初の「電書フリマ」に参加してみた。  朝10時。渋谷駅から約7分、宮益坂上の信号のほど近くに、今回のフリマの会場、レンタルカフェ「ColaboCafe」はあった。入口前には、手書き感満点の看板が。 denshifurima02.jpg  B1Fに降りてみると、約35平米とさして広くない部屋の中は既に多くの人でごった返していた。奥のソファー席前のテーブルには紙に印刷された電子書籍の見本が並べられ、皆熱心に目を通している。客層は20歳前後から壮年の方までさまざま。男女比は同じくらい。ただ、iPhone所有率は高いようだ。  今回は合計64作品が出品(http://densho-z.heroku.com/catalog)。電子書籍関連の内容のものが目立つが、小説、歌集、評論、写真集、マンガとさまざまなジャンルのものがあり、どこか骨董品市のような風情が漂う。  ところで、電書は何で読めるのだろうか? 「PC、Kindle、iPhone、iPadで読めます。iPhoneならStanza(http://www.lexcycle.com/)というアプリで読むのが快適ですよ」  iPadを持った電書部のメンバーが親切に教えてくれた。では、実際に電書を買うまでの流れはどうなっているのだろう? 「まず、あらかじめサイトで取得した電書ナンバーかメールアドレスを教えて頂いて、購入する電書の番号をクリックします。すると、登録したアドレスにメールが届くので、そこから一カ月の間ダウンロードして頂けます」  さっそく、15冊を選んで購入してみた。 「10冊以上お買い上げになると1冊どれでも100円になりますので、15冊で合計1,500円です」  中には500円のものもあったはずなので、とてもお買い得! これはまとめ買いをする人が多いのではないだろうか。しかも、電書だと実際の本と違ってかさばらないという利点もある。ここでは重い紙袋を持つということはないのだ。  早速会場でPCを開いてみると、すでにメールが届いていたのでリンクからすぐにダウンロード。通常のPDFなら問題なく読める。インストールしておいたKindle PC版でもうまく作動した。iPhoneでも、Stanzaを起動させればページ送りなどはスムーズだし、文字の大きさも気にならないレベルだった。  しかし、出品する側にはいろいろな苦労があったようだ。 「タグを何回直してもうまく改行されなかったり、試行錯誤の連続でした」  ミニコミ誌「放課後」メンバーのゆりいかさんは、特にデザイン面で何度もテストを重ねたという。 「見出し部分や、太文字などを制御するのが大変でしたね。詩集も収録しているのですが、縦書きや改行に意味があるものですから、画像で処理しました」  作り手にとっては印刷とは違った技術的な課題がまだまだ残されている、といった声はこのほかにも多く聞かれた。 denshifurima03.jpg    一方、「電書」というスタイルに魅力を感じている作者もたくさんいた。処女歌集『モテる体位』を上梓した佐々木あららさんもその一人。 「何より手軽なのがいいですね。もともと短歌集って既存の出版流通だとそんなに売れないし出せないので、それほどお金がかからずに発表できるのはありがたい。自分みたいに歌集や句集を発表する人が、これからどんどん増えていくといいなと思っています」  今回「この人が目当てで来ました」という声が多かったのが、「コミックバーズ」にて『大東京トイボックス』を連載中のうめさん。特に、諸事情で没になったネームをそのまま公開した『東京トイボツ(没)クス』は、電書ならではのコンテンツと言えるだろう。 「個人的にも好きなネームで、いつか日の目を浴びせたいと思っていたのですが、正式な完成品でもないので、お金を取って売ってもいいのかという疑問がある。そういったモノに、手売りでの電子書籍販売という形が最適だったんですよね。没ネームはたくさんあるので、好評ならまた出します(笑)」  うめさんは、電子書籍によって、これまでの価値観に変化が出てくるだろうと予測する。 「電書は、紙と比べてリスクが少ないので多少雑なコンテンツでも世に出せます。だからこそ、逆の意味で編集という仕事が何なのかが浮き彫りになってくると思います。ボツになったネームの方が売れてしまったとすれば、編集に何か問題があったことになりますし、その逆に編集がスゴかったから売れていた、という作者も出てくるかもしれません」  また、電書部の活動について積極的に参加していきたいと語る。 「電子書籍は大きな話題もたくさん出ていますが、形になっていないしまだ流動的な状態。ならば、早く動いてしまえば自分達の望むように小さなコンテンツでも流通できるような市場に出来るんじゃないか、と思っているんです」  今回の電書フリマの実績は購入者529名・売上部数5,206冊という結果になった。特に、電子書籍を出すノウハウ本やマンガが多く販売されたとのこと。 「AmazonやApple、大手の版元がペットショップの血統書付きの猫だとすれば、僕たちは野良猫。野良猫は野良猫で、しぶとく生きていきます(笑)」  概ね好評だったことに米光さんは満足を感じつつ、「次」を見据えているようだ。 「今回同時多発的に吉祥寺と京都でもイベントが行われました。こういった動きが広がっていけばいい。そのために販売のノウハウも含めてオープンにしたいと考えています。ただ、僕たちは『部活』ですので、気負わずに出来ることをやっていくつもりです」  Twitterの電書フリマのハッシュタグ「#denf717」を見ると、作品の感想やバグの報告などがTLに並んでおり、今も活発に動いている。もしかすると、いままで語られてこなかったこのような有志たちによる小さな動きが、電子出版界の最前線なのかもしれない。 (取材・文=ふじいりょう)
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"肉食女子"ライター・桜木ピロコが大激怒 「アタシの本パクるんじゃねぇ!」

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「好きな男の血液型はB型」だそうです。
 なにかと「草食男子」「肉食女子」という言葉で片付けられる昨今。そんなブームに完全に乗っかった『肉食女子に食べられちゃう技術』(講談社)なる本が発売された。だが、その本に対し、「完全にアタシの本の丸パクリじゃん!」と激怒しているのが、"肉食系女子ライター"桜木ピロコ氏。はたしてこの本は悩める草食男子たちのバイブルとなりうるのか、ズバッと斬ってもらった。 ***  そもそも、「肉食系女子」って定義したのはこのアタシ。なのに、アタシに何の許可もなく、この言葉をいろいろと使ってる媒体や、こういった類の本が何冊か出ているのは知ってる。けど、去年の流行語大賞にもノミネートされたし、それだけ社会に認知されたってことなのだから、喜ぶべきことだ。あー、アタシってすごい。  で、まず結論から言うと、「オメー、アタシの本とかあらゆる媒体での発言とか、隈なくチェックしすぎだよ! アタシが言っていること丸かぶりじゃねーの!」ということ。本当にビックリだわよ!  ツッコミどころ満載なので、いちいちツッコませていただきます。でも、これを書くことによってこの本が少しでも話題になるかと思うと、死ぬほど悔しいわ。  まず、第1章「肉食女子の正体」の構成から、アタシの『肉食系女子の恋愛学』(徳間書店)とまったく同じ。本文中では、"~世間が肉食系と定義した"なんてあるけど、定義したのはアタシです。草食男子のことを"弱り切ったシマウマ"なんて言ってるけど、"弱ったガゼル"と表現したのもこのアタシ。  続く第2章「女子に食べられちゃうための基礎知識」では、著者・北上氏の自意識過剰ぶりがうかがえるんだけど、どうなのこれ? これまで1077人の女とセックスしたカリスマナンパ師で、ナンパ師以外にもファッションアドバイザーの肩書を持ってるそうですが、正直、著者の顔写真からはそんな片鱗、1ミリも感じられません!「常に女の子の年齢確認を怠るな」なんて明言しちゃってますけど、これ真逆。そんなことしたら、ヤレるもんもヤレなくなるよ。ホントにこの人1000人以上とヤッてんのかな?  第3章「『合コン』で食べられちゃう技術」。この章でも、北上氏の勘違いっぷりが炸裂。合コンでは、女子たちの「今夜こそいい男とゴ―ルに持ち込んでやる! と攻撃的な欲望が渦巻いるのですが」とおっしゃっていますが、大間違い。女のコは真面目に彼氏を探しに行ってるんです。さらに「合コンはチーム戦」と続きますが、完全にイタいね、これ。チームでこそこそ何かやっているのは女の子にバレバレで、正直評判は悪い。出し抜いた者こそ勝利を得るって、基本だよ。あとさ、「連絡先をゲット」したら脈アリ的なことも書いてあるけど、古くない? 最近は全員で交換するのが基本。で、メールしても返事が来なかったらダメ、って感じ。  ちょっと飛ばして第6章「『デパート』で食べられちゃう技術」。デパガに声をかけるのは昼休みがベストで、この時間帯はデパガがリラックスしてる。そこを突けって話なんだけど、北上氏が大事だって言うのが"最初の一声"。「どうしたの? 何してんの?」って偶然を装って声をかけるのがいいって言ってるけど、実際デパガの友達に聞いたら、「タメ語で話しかけられた時点で無視」とのこと。そりゃそうでしょ。  そして第8章「『ストリート』で食べられちゃう技術」。この章の中では、いろんなタイプの"ストナン"(と呼ぶらしい)が紹介されているんだけど、ビックリなのはこの一説。「秋葉原にはどうかしている子が多い」。......きっと全ネット社会を敵にまわす覚悟はできているんでしょう。  最終章「『出張先』で食べられちゃう技術」では、「地方出身の女子に肉食は多い」って書いてるけど、これ、アタシが「サイゾー(ウーマン)」のインタビューで言ったことだよ~。さらに「肉食系女子とは~夢や仕事にも貪欲な女子を指している」と続きますが、これもアタシがあらゆる媒体で常に言っていること!   とまぁ、よくもこんなにいい加減な本が出たもんだ! 北上氏はさぞ、アタシの本やブログを血眼になって読み倒してくれたことでしょう。な・の・に! 本文にアタシの本が出てこないのはどういう了見? 肉食草食の類の書籍はすべてタイトルを挙げているのに、アタシのものだけは、"あえて"外しているってどういうことよ。  アタシはものすごく心が狭くて器がおちょこよりも小さい人間なので、こういう書籍には平常心でいられないんだなー。死ぬ気で調べて、死ぬ気で考えて、死ぬ気で書いた本だよ?  それと、やっぱり恋愛指南書を書くのに外見って大事だよね。北上氏の写真見て、「いやぁ、アンタに言われても納得できません」って思ったもん。  まぁ、「恋愛は女子に主導権がある」ってところと、「いつまでもチヤホヤされたい」ってところの2点だけは正しいと思いました。でも、こんな本参考にしたら痛い目遭うと思うよ。 ***  と、桜木氏の怒りは収まらない様子なので、実際に『肉食女子に食べられちゃう技術』の担当編集に話を聞いた。 「そもそもこの本っていうのはナンパの本ですし、『肉食』『草食』ジャンルの既刊本を参考にして作ったわけじゃないですよ。それに大変申し訳ないのですが、桜木さんがそういう本を出版されていたこと自体、存じ上げていませんでしたし......。おかげさまで本は順調に売れていまして、もうすぐ重版がかかりそうです。タイトルや装丁的にちょっと抵抗があるのか、書店よりアマゾンで買う方が多いようですよね」  "狙った獲物は逃がさない"という点では、肉食女子とナンパ師の思考回路はだいたい似たようなものってことなのだろうか。実際にこれで女の子をGETできるかどうかは、ぜひ自分自身でお試しいただきたい。 (文=桜木ピロコ/構成=編集部) ●さくらぎ・ぴろこ 1973年生まれ。大学卒業後、旧通産省勤務、イベントコンパニオンなどを経てフリーライターに。著書に『肉食系女子の恋愛学』(徳間書店)、『もっと知りたい!オトナの保健体育』(コアマガジン)など。ブログ「肉食系女子の恋愛学」<http://ameblo.jp/sakuragi-piroko/
肉食女子に食べられちゃう技術 ヤレるもんならヤってみろ! amazon_associate_logo.jpg
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岩井志麻子が主人公のモデル!? 人情味溢れる泣ける怪談『富士子』

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『幽』怪談文学賞授賞式の様子。
 以前、このサイトでもご紹介した(参照記事)、『幽』怪談文学賞授賞式。前回の神狛しずさん(参照記事)に続き、谷一生さんにもインタビューしてみました。神狛さんは京都女のはんなりとした怖さの怪談でしたが、谷さんは同じ新人賞出身なのにまるで違う世界観の作品となっています。二冊を読み比べてみると、その違いがとっても顕著で面白かったです。最近いろんなタイプの怪談本が出ているので、夏の暑い一時を、読書で紛らわせてみてはいかがでしょうか? 私は現在引越したばかりで、クーラーのない灼熱地獄のような部屋でポタポタ汗を垂らしながらこの原稿を書いています。こんなに汗だくになってんのに、体重が減るどころか増えてるのは怪奇現象なのだろうか。そんなことを考えつつ、毎日昼夜を問わず怪談本を読み続けています。怪談で涼を得る......今流行の、エコですよ、ロハスですよ、地球に優しいですよってことで、受賞者の谷一生さんとのインタビュー開始です。 ――谷さんの怪談に出てくるキャラクターは、どれもとても個性的ですね。審査員を魅了した「富士子」というキャラは、ホラー作家の岩井志麻子さんがモデルということですが、本当でしょうか? 谷一生(以下、谷) そうです。ただし、私はその岩井さんを直接存じ上げませんので、あくまで作品世界から受ける印象という意味でモデルにさせて頂きました。単純にイヤなキャラとしての主人公を設定したわけではありません。不機嫌で武装しながらも、その内面は硬質なダイヤモンドのような純真な心を持った女性を書きたかった。勝手な思い込みですが、モデルにさせて頂いた岩井志麻子さんもそのような方ではないかと思っております。 ――実在のホラー作家から怪談の主人公が誕生したと考えると、すごいですね。谷さんの作品には、中間管理職の悲哀そのものみたいなキャラクターもいれば、物すごく切ない恋愛を語る女性が出てきたりしますね。登場人物を書き分ける時に意識していることってありますか?  それはないですね。登場人物に感情移入する方ですので。作中人物になりきって書いていますから、特に書き分けを意識することはありません。ただし、なりきれないキャラもいます。ずばり若い男性です。自分の若い頃を思い出してなりきろうとしても、昭和の若者にしかなりきれず、今の時代に合いません。昭和40~50年代を舞台にするなら別でしょうが。ですから、どうしても中高年が主人公の作品が多くなってしまいます。これはわたしの今の課題でもあるのですが、作中人物になりきるという手法以外で、キャラを書いていくということも、学ぶ必要があると感じています。 ――個人的に収録作の中で、幻の魚を食べるために四苦八苦する先生の出てくる「あまびえ」のお話が好きなのですが、辛い接待の経験はありますか?  一度、仙台、名古屋、広島、伊豆、福岡、長崎と六日連続で移動する出張がありました。「せっかくのお越しですから地元の美味しいものを」と連れて行って下さるお店がすべて魚料理なんです。たくさんの例外はあるでしょうが、やっぱり日本の場合、特にそれが海辺の町だと"地元の美味しいもの"というのは、その地元で獲れた魚ということになるんでしょうね。特に改まった席では、そうではないでしょうか。強行軍の移動と毎日刺身、さすがにこれは堪えました。最後の長崎では琴海湾の近くで泊まってここも美味しい魚の宝庫なのですが、「今夜のお食事は」と先方の担当者に訊かれ、「オムライスなんかいいですね」と答えてしまいました。すぐに「冗談ですよ」と付け加えましたが。 ――あの美味しそうな魚が調理法によって拷問のように感じる......情景描写がすごかったですよ。さて、谷さんは実話怪談も書いていらっしゃいますが、創作怪談と実話怪談を書くうえでそれぞれ気をつけていることはありますか?  創作怪談も発想のもとになっているのは、ほとんどが実話なんです。ですから、それほど気をつけているということはなかったのですが、逆に実話怪談を書くとき、物語の流れと言いますか、自分で読み直しても実話っぽくないんですよね。創作っぽい。今後はそのあたりを注意しなくては思っています。でも正直申し上げて、創作より実話のほうが"書くテクニック"という点では難しいですね。 ――実話怪談の方が書くのが難しいっていう怪談作家さんは多いですよね。やはり怖さを伝える面で、ごまかしが出来ないからでしょうか。ところで谷さんは、収録作の中で特に思い入れ深い作品はありますか?  「恋骸」です。この歳(54歳)だからこそ、切ない恋愛話をぜひ書きたかった、しかも女性のひとり語りで。ついでに申しあげますと、太宰治風に。実はもう一作挑戦したのですが、これはラストまで届きませんでした。閻魔さまの前で、道ならぬ恋を裁かれる女性が切々と想いを語る物語です。またいつか挑戦したいと思います。 ――富士子は非常に魅力的なキャラですが、今後、富士子の話を書かれる予定はありますか?  書きたいですね。「富士子」に続く「浜沈丁」は繋ぎの一作なんです。敵役の外資系ファンド会社がリゾートを開発中、知らずに石敢當(いしがんとう)を壊してしまう。魔物(マジムン)を払う石敢當を壊してしまうわけですから、もうどんどん邪気が流れ込んでくる。それを富士子と兼子が撃退する。「浜沈丁」では敵役だった外資系のふたりも富士子の味方になります。サイキックバトル4人衆ですね。ここで大切なことは邪気と言っても悪者ではない。何らかの理由があって邪なものになっているわけですから、邪を払うということはその対象を救済すると考えたいのです。やみくもに相手を粉砕するのではなく、最後は泣けるバトルにしたい。で、この4人衆のバトルをオムニバス形式であと四作書いて、いよいよ最後は長編になります。4人衆の力を見込んだ米国の本部から邪気払いの依頼が舞い込むんです。舞台は一転沖縄からニューオリンズです。アメリカで私が二番目に好きな場所なのですが、あの土地を初めて訪れた時、ここには絶対何かいると感じました。やりたい放題の続編をぜひ書いてみたいです。 (取材・文=田辺青蛙) ●谷一生(たに・かずお) 1956年、香川県生まれ。関西大学文学部卒業。「井戸のなか」で第1回『幽』怪談実話コンテスト佳作。「住処(「富士子」に改題)」で第4回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞。 tanabe_prof.jpgたなべ・せいあ 「小説すばる」(集英社)「幽」(メディアファクトリー)、WEBマガジン『ポプラビーチ』などで妖怪や怪談に関する記事を担当。2008年、『生き屏風』(角川書店 )で第15回日本ホラー小説大賞を受賞。綾波レイのコスプレで授賞式に挑む。著書の『生き屏風』、共著に『てのひら怪談』(ポプラ社)シリーズ。2冊目の書き下ろしホラー小説、『魂追い』(角川書店)も好評発売中。
富士子 島の怪談 『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作。器量も性格も悪い中年女・富士子は、旅行で訪れた沖縄で衝動的に民宿を購入。忙しく毎日を送るうち、彼女は邪悪な何かとつながっていく......。審査員が絶賛したキャラクター「富士子」をはじめ、その民宿を舞台にバトルが繰り広げられた「浜沈丁」、ジェントル・ゴースト・ストーリである「友造の里帰り」、人魚伝説をモチーフに描かれた幻の魚を食す「あまびえ」、深い人間愛を描き、涙なしでは読めない「雪の虹」「恋骸」の全6作品。 amazon_associate_logo.jpg
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"知の暴君"日垣隆氏がサイゾーに降臨 Web3.0時代を語る!

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『ダダ漏れ民主主義 メディア強者に
なる!』(講談社)
 USTREAM、YouTube、スマートフォン――。情報ツールの進化と普及で時代は100年に一度の激変期を迎えている。あらゆる情報が縦横無尽に回線を飛び回る中、人は「メディア強者」になるための生き方を強いられ始めた。『ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!』などの著者、日垣隆氏は、23年前のパソコン通信時代からネットを駆使し、13年前から自身の著作物を電子書籍で販売している「メディア強者」の一人だ。一方、過激な言葉で周囲を挑発し、Twitter上では時に著名人らにもケンカを売りまくる"暴れ者"の一面も合わせ持つ。そんな「知」と「暴」の顔を持つ日垣氏に、メディア強者になるための「ダダ漏れ情報」との接し方、自身と電子書籍との関わり、さらにはTwitterでのケンカ必勝法(?)を聞いた。 ――タイトルの『ダダ漏れ民主主義』は、時代を言い表す象徴的な言葉だと感じます。 日垣隆(以下、日) 密室で審議されている話が一次情報として一般へ直接伝わる時代です。議員会館の食堂で、鳩山邦男さんと与謝野馨さんの会話を、裏で聞いてる上杉隆さんがTwitterでダダ漏らすとか(笑)。密室談合の情報に個人がオンデマンドに接することができる時代ですから、それ自体は是としたいですね。当然、そこにはウソも混じっているわけですが。 ――ウソも混じる大量のダダ漏れ情報を制覇して「メディア強者」になるには、著書『ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!』の中で「情報の断片を正しく構造化し、自己も日本も世界も相対化する力量」が必要と書かれています。  知識として知っているだけでなく、どこから突かれてもその問題を矛盾なく、平易な表現で説明できるように、問題を自分の中で完全に解き終えておくことです。状況が変化すれば新たな仮説を立てて再度調べ、修正して吸収していく。そういう柔軟な情報の構造化が必要ということです。そのためには自分を絶対化せずに相対化していくことも求められる。それが、タイトルにもある「メディア強者になる」というところにつながるんじゃないでしょうか。 ――メディア強者と言えば、日垣さんはインターネットが日本に普及する前の80年代から、すでにパソコン通信のニフティで情報検索を始めていたとお聞きしています。きっかけは何だったのでしょう。  僕がライターになったのが1987年なんですが、その年にノンフィクションライターの千葉敦子さん(故人)が、『ニューヨークの24時間』(文藝春秋)という本を出された。在米ジャーナリストとしての生活日記なんだけど、彼女はまず朝起きて、パソコンを使い、ワシントンポストやニューヨークタイムスを電話回線を通じて読み、それから国立図書館にアクセスして調べものをして執筆する、なんて書いてある。「なに? 新聞が宙を舞うの?」と思ったわけです(笑)。23年前だから僕も具体的にはイメージできなかったんですが、少なくともそういう事実があることは分かった。 ――事実として知り、具体的にどうされたのですか。  すぐに翌日、ニフティでワシントンポストのサイトにつないで「White Gate」ってキーワード入れたら検索結果がバーっと出てきた。もう、涙が出るくらい感動した(笑)。そうか、こういう時代になるのかと。すべて英語なんだけど、いずれ日本もこうなる。であれば、書いた記事を無料で読まれたら商売が成り立ちませんから、課金をどうするかが第一の課題だなとか、まぁ、暇だった23年前にそんなことを考えていたわけです。 ――その10年後にはすでに電子書籍をビジネスとして展開されています。  13年前に著作物をPDFに乗せて配信を始めました。まだPDFのバージョンが1.0で、作成ソフトが当時は7万円くらいしたと思いますが。メディアとして残るかどうかさえ読めなかったけど。今はiPadやiPhoneでも当たり前に使われていて、こんなに一般化するとは正直思いませんでしたね。 ――『ダダ漏れ民主主義』の中で、「(自身の著作物の)二割はすでに電子書籍になっている」「本にするつもりのない『変わった』ドキュメントをいくつも電子書籍化し、(略)毎日数十点が売れている。自サイト(編集部注:公式サイト『ガッキィファイター』http://www.gfighter.com)での販売なので、印税は一〇〇%」(本文P85)と書かれています。著作物を版元まかせでなく自分で直接売るという発想はいつから?  20年くらい前に同窓会で帰郷したときに、友達と話したら、誰も私が書いた本を知らなかった(笑)。すでに20冊程出していたんですけどね。こりゃダメだと。で、東京に戻ったその日に、往復ハガキで同窓生400人くらいに注文とったら、義理でけっこう買ってくれた(笑)。版元も「紀伊國屋より売れた」と喜んでくれて。それで、著者自身も売らなきゃダメだなと思うようになりましたね。 ――日垣さんの著書は、時代を経ても読み続けられる"寿命"の長さが特徴です。『情報の技術』(97年刊、朝日新聞出版)を最近PDFで配信したところ、10万部以上売れたお話は有名です。拝読しましたが、まだ導入されたばかりの「DNA型捜査」を徹底取材し、大手新聞でさえ犯人と報じていた足利事件の容疑者を「冤罪」と科学的に主張したり、湾岸戦争における衛星の取材を通してカーナビの出現を予言したりと、内容がすべて今、現実化しています。  湾岸戦争は90年7月にブッシュが開戦を宣言するんだけど、実際に戦争が始まったのが半年後なんです。それまで何の動きもなかった。その動きにすごく疑問を持ったので、戦争が終わってから科学技術庁の付属図書館へ行ってデータベースから米軍関係者の論文をかたっぱしから読んだ。そこで分かったのは、ナブスター衛星って最低でも12基上げないと機能しなくて、全機揃わないと夜中に砂漠で米軍が一カ所に集まれないんですよ。そのために12基上がるのを半年待っていたわけです。そういう謎解きをしていく過程で、「動く地図」が実用化できることが分かる。で、「10年、20年先にはナビの中に入っていない街の商店は存在しない日が来るだろう」というようなことを書いたわけです。 ――膨大な取材から導き出された真実というわけですが、日垣さんと言えば妥協のない取材を重ねる完璧なジャーナリストという顔と、やたらケンカを売る"暴君"の顔が浮かびます。  浮かばないでしょ(笑)。そもそも自分からは売らないですよ。売られたら買いますけど。 ――いや、最近は特にTwitterでいろんな方に。しかも勝間和代さんとか佐々木俊尚さんとか、あまり普通の人がケンカを売らない相手にからみますよね。勝間さんには「鼻に正露丸を詰めてる」とかなんとか。  あれはほんの冗談です。ケンカを売ったわけじゃないので。 ――佐々木さんに対しては「2011年にテレビも新聞も崩壊しなかったらジャーナリスト辞めるか」とか、今回の本の中でも、同氏の著作を指して「一冊一冊の賞味期限が半年程度と短く、オリジナリティのなさが特徴」(本文P60)なんて書いてあります。  (微笑みながら)売ってますね(笑)。だって、『電子書籍の衝撃』で「2011年に新聞とテレビが消滅する」って書いて話題になったわけですけど、さっきの"賞味期限"の話で言えば、2012年にその本がはたして読まれているのかって話で。彼は出身母体の毎日新聞に対するルサンチマンがマグマのようにあるみたいで、こと新聞に対しては冷静さを失う。それだと分析も見誤りますよと。勉強になる部分はありますけどね、分かりやすく書いてありますし。 ――ああいうケンカは何か意図があるのですか。また、ケンカの勝ち方みたいなものは? Twitterでは「論争の訓練は今も毎日怠っていません、言論の格闘技プラス科学的根拠のフェアな組み立てと、笑いも重要かと」(7月5日)なんてつぶやいてますが。  意図というか、楽しいので。てか、よく探してきたね(笑)。まぁ、論争というのは智恵を磨く大きな一つの手段なんですね。やってみると自分の弱点に気づくし、そしたらそこを強化する。勝ち方という意味では、笑いという要素はけっこう重用です。笑わすとけっこう勝つ(笑)。Twitterって話題がどんどんズレてくでしょう。ギャラリーも乱入してきて、スピードも速い。15分もすると、経済学者の金子勝さんの議論が"ハゲ問題"に変わってる。ブログや2ちゃんと違って論争の場にもなりにくい。だったら、見世物とは言わないけど、わりとどうでもいいことをせっかく全国規模でやってるんだから、過敏にならずに楽しめばいいんじゃないですか(笑) ――最後に月並みな質問ですが、電子書籍の将来について。ご親交のあるアルファブロガーの小飼弾さんは「紙の雑誌類は10分の1くらいに減る」とおっしゃっています。日垣さん的には?  トレンドとしては弾さんの言う通りだけど、人間の習慣というのは意外にあなどれないと思ってます。今日も銀行に行ったら、窓口に人がたくさん座って待ってる。ATMで全部できるのに。ATMなんて誕生からそろそろ30年経つんですよ。人って便利だからといって一斉に飛びつくものではないですよね。私がネットに触れてからも、普及するまで20年以上は待った。合理性とは違う習慣の部分で、想像以上に時間はかかるという気はしています。 (文=浮島さとし)
ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる! そういう時代です。 amazon_associate_logo.jpg
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何故いまTシャツ? 伊藤ガビンが考えるメディアの未来とは

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「人生はヒマつぶし。くだらないことをずっとしていたい」
と語る伊藤ガビン氏。
 WWWのハイパーテキストが誕生して、早20年。誰もが片手に通信機器を持ち、誰かしらとつながっている。あらゆるメディアが電子化される時代。書籍や雑誌は薄くて小さな端末の中に押し込まれ、フリック&タップで見るのが常識になるのも、もはや時間の問題なのかもしれない。そんな中、メディアの業界でゆるりゆるりと独自のポジションを築き上げている人物がいる。編集者・アーティストの伊藤ガビン氏だ。    先日、伊藤は、編集者の古屋蔵人との共同企画でオンデマンドのTシャツショップ「TEE PARTY」を立ち上げ注目を集めている。編集者の古屋は、雑誌などへの執筆と並行してBEAMS TやTOKYO CULTUART BEAMSのディレクターを務める人物。TEE PARTYのページでは、クリエイターごとに「レーベル」と呼ばれるお店の看板を出し、レーベルごとに好きな数だけ自分たちのデザインしたTシャツをページ(売場)に並べることができる。アクセスしたユーザは、あまたあるTシャツの中から選んでもいいし、レーベルに直接アクセスしてクリエイターの作品を買うこともできる。値段は一律で3500円。現在、レーベル数は100あまり、参加アーティストはゆうに100人を超え、Tシャツの種類は星の数(は言い過ぎかも)の巨大Tシャツサイトになり現在も日々成長中だ。ちなみにクリエイターのセレクトは、基本的に伊藤と古屋が行う。  今回は、伊藤ガビン氏に、TEE PARTYのリリースに合わせて、何故お店を始めたのか、現在のウェブの状況をどう考えているかなどをうかがった。 ──まずは、TEE PARTY設立の経緯から教えてください。 伊藤ガビン(以下、伊藤) よくある話なんですが、Tシャツサイトのリニューアルの話があって、それで話を進めていたら、こうなっちゃったっていう(笑)。依頼されてやる仕事の場合は、まず最初に先方からの要望ってのがあるでしょ。それに対してどうやって答えるか問題解決の方法を考えていくと、大抵頼まれることと違う答えが返ってきちゃう。「BCCKS」もそうだし、TEE PARTYも同じ感じですね。  詳しく話すと、まずはTシャツの通販サイト「黒松」っていうのがあって。そのサイトは、Tシャツの説明文がやたらと長いっていうのを特長にしていたんですよ。それが何なのかというと「雑誌」なんですよね。雑誌を作る時って、課金とか広告のモデルとか考えなくちゃいけないでしょう。僕はそういうのは極力考えたくない(笑)。でも、僕はお店屋さんの子どもなので、通販の仕組みは分かりやすかったんです。そのタイミングで「daily vitamins」の話がきて。そっちにウェブでやりたいコンテンツを入れちゃったんですよね(笑)。今度はひょんなことで、今みたいな仕組みのTシャツ屋の話がきたという。きたというか、結局自分でやることになっちゃったんだけど。 gabin03.jpg ──デザイナーにプラットフォームを提供する新しい試みですが、今サイトを見るかぎり、すべてのクリエイターが同列で語られているようです。一定期間で、クリエイターをシャッフルしたり、リコメンドを表示したりはしないんですか? 伊藤 例えば、音楽が電子的に配信されるようになった時に、廃盤がなくなりますよって言われた。電子書籍もそうですよね。そういう意味でいうと、絶版がない、売り続けるのは技術的には可能。まだやり始めて1カ月も経っていない状態なので、とりあえず数を増やしているけど、今後のことはいろいろ考えている。お客さんだって、トップページから入って、そんなに深くは掘ってくれないじゃないですか。各レーベルが一つのお店として認識されるようになって欲しい。ゆくゆくは僕もいなくなって、TEE PARTYというブランドもなくなって、各店が出てくるようになればいいなと思う。 ──いまトップページは縦に流れる感じになっていますね。一覧が欲しいな、と最初見たとき思ってしまいました(笑)。 伊藤 そうなんす。まあ思惑としては、スクロールしながら下まで見て欲しいから、ああいうデザインにしていて。それは自分のウェブへの接し方にも通じてるんですが、今はウェブってtwitterとtumblrとそこからのリンク先しか見てないんですよ。そこしかリアルじゃない。tumblrに貼ってあるのがたまたま全部Tシャツ、というようなイメージなんです。コメント欄がないのも同様で、いいじゃんtwitterでつぶやけばっていう。でも、走り出してみると一覧で見たいという人もいっぱいいるので、やっぱり作るかなあとも(笑)。 ──コメント欄を見るというよりは、ざっくりしたカテゴリと見出しが欲しい気がします。そうするとそこに編集的な視点が必要になるような。 gabin02.jpg 伊藤 本当はAPIを公開して、それをユーザーが勝手に編集していけるようにしていきたい。でも、BCCKSとかのいろいろな経験からすると、CGM(Consumer Graduated Media)の力を信じたいと思いつつも、コンテンツっていうのはやっぱり8、9割方僕たちがかかわっているものだったりするわけです。一応僕は編集者と名乗っているから、編集的な部分をやりたいしそういう編集のあるサイトが好きなんですよね。それでいうと、TEE PARTYが誰でも参加できるかというと、いまのところは参加できない。将来的にどうするかは分からないけど、CGMにした時のコストや労力と自分たちのやりたいことを天秤にかけた時に、やっぱり自分たちが好きなネタを編集して出した方がいいんじゃないかなと思ってます。 ──では、これからTEE PARTYで編集コンテンツが追加される日も遠くない? 伊藤:予定しています。(ウェブ上には)書いてはいないけど(笑)。とにかく説明したいんですよ、Tシャツを1枚1枚。だってCD屋に言ってもPOPを読んでるので(笑)。ジャケ買いなんかじゃないですよ。POPを書きたいんだけど、原稿が遅筆ゆえ......という人間性なので。 ──ガビンさんの目線で書くということですよね? 伊藤 インタビュー形式になるかな。で、もうひとつ、これも近日中に始まるんだけど、daily vitaminsでTシャツ1点1点を勝手な視点で解説する企画をやろうと思っていて。例えば「タナカカツキのサ道」っていうサウナの連載があるんだけど、それは最後まで読むと最後のひとコマがTシャツになってるんです。最近ですけど、寺田克也が描いた焼き鳥のリアルなレバーの絵とかもTシャツになってる。全然売れないですけどね。(笑) まとめると、ひとつは雑誌の中でいうと雑誌の後ろの1色ページを読んで育ったので、そういう記事はどこへ行けば読めるのか、自前で書く場所を作ろうと。そのときに、広告には頼っていられない、だけどなんとかしなければという時にTEE PARTYのような仕組みになったんです。 ──パッケージとして電子書籍的なものを売っていこうとか、そういう企画を考えていこうとかはありますか?
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現在開催中の3331「グランドオープン記念展
では、オリジナルの"スポーツ"を提案
する展示を行っている(~25日)。
伊藤 それはあります(笑)。daily vitaminsでの連載は連載エンジンとして考えているので。いまの媒体を見ていて、雑誌の連載みたいなものはどこにあるのかというと、真っ先に思い浮かぶのがブログですよね。でも、自分がそういう風に続けて本1冊分書けと言われても、書けないタイプなので......。ブログっていうのは、書きたい人の文章しかないでしょう。編集者が尻を叩いたり、締め切りがやってきて初めて書けるタイプの人っているじゃないですか。そういう、書けない人の方が好きなんでしょうね(笑)。 ──サイトがオープンして1カ月経ちましたが、どうですか? 伊藤藤 予想したくらいな感じではあります。「自分の店」という感覚を持ってやっている人のサイトが売れてますね。面白い面白くないというのはあんまり関係ないかも。そこにも単なるアーティスト性というよりも、編集的というか。この時代のこのタイミングでの編集的センス、そういうのを持っている人が売れているような気がする。具体的に言うと、坂本渉太くんっていう、彼なんかはセンスありますよ。彼は狂ってるよね~(笑)。  んー、まだTEE PARTYの核心に触れてない感じはあるね。でも、久しぶりに編集っぽいことをしている気分ではある。基本的に僕が何をしてきたかっていうと、バランスをとってるだけなんですよ。何故、この時期にオンデマンドTシャツやってるのかというと、電子書籍とかCGMのことを考えてたらこんな形になっちゃったという。  課金の話でいうと、最初のTシャツサイトをやっていた頃カツキさんと話をしていていて、ちょうどmixi全盛だった時に、1日中mixiやってるのに、なぜ人びとは300円の課金は払わないのかという。でも、そういうヤツが3500円払ってTシャツを買うんだろうねって。着れるだけだぞって(笑)。絵に関してはトンチで解決。で、僕は本に愛着とか感じるタイプじゃないので、ボディの質感とか素材はそんなにこだわらない。でも、みんな毎年Tシャツ買うよなとか、そういうところで商売している感じ(笑)。  でもなんか、まあ、雑誌の記事を作ってるっていう気分ではありますけどね。すべて暇つぶしですからね。......こじつけたような気がする。(笑) (取材・文=上條桂子) ●いとう・がびん  1963年生まれ。パソコンホビー誌「ログイン」(アスキー)の編集を経て、90年にボストーク株式会社設立。書籍の編集・執筆のほか、ゲーム開発、美術展のプロデュースなど、コンテンツ開発全般を手掛ける。07年にWEB上で本が作れるサイト「BCCKS」の立ち上げに参加。08年に井須多恵子とデザインユニット「NNNNY」を結成。現在、女子美術大学短期大学部造形学科デザインコース教授、東京芸術大学先端芸術学部非常勤講師も務める。現在、東京・千代田区の3331 Arts Chiyodaにて、「グランドオープン記念展」に参加中。
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映画監督・松江哲明イチオシの異色作──良質ドキュメンタリー(?)の『チ・ン・ピ・ラ』とタブー破りのドラマ『ブレイキング・バッド』

──『アイアンマン2』や『踊る大捜査線 THE MOVIE3』など、今夏も劇場ではメジャー作品が多数公開され、注目を集めている。しかし、それらとは一線を画し、異彩を放つ邦画と海外ドラマのDVD作品が映像メーカーのデイライトから登場した──。
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デイライトの作品について語る映画監督
の松江哲明氏。(写真/田附愛美)
 これまで、武田鉄矢主演の『刑事物語』やSFドラマ『ギャラクティカ』など、マニア受けする作品を数多くDVD化してきたデイライト。某雑誌で"DVD化されていない映画作品"を紹介するという連載を持つ松江氏が、同社については「ボクが紹介するより先に、デイライトがDVD化してしまう」と嘆くほどだ。そんなデイライトから先頃、海外ドラマ『ブレイキング・バッド Season1』がリリースされ、7月23日には『チ・ン・ピ・ラ』が発売予定だという。それらの作品の見どころや魅力を、松江氏聞いた。 * * *  まず、『チ・ン・ピ・ラ』(84年)は、柴田恭兵が演じる藤川洋一とジョニー大倉が演じる梅沢道夫が、ヤクザにケツ持ちしてもらいながらも組織に属することもなく、"チンピラ"として自由気ままに生きていくという物語。金子正次が企画・脚本を担当していますが、彼は自らが主演した自主映画『竜二』(83年)で高い評価を得た人物です。『竜二』では、家庭を持つことでヤクザ稼業から足を洗った男が再び裏の世界に戻ってくる展開を引いて、人間の内面を鋭く描くことで"普遍性"を持たせた名作に仕上がっています。一方『チ・ン・ピ・ラ』は、それとまったく対照的です。以前見たときには"軽い"感じがして、『竜二』ファンとしては正直なところ、「なんじゃこりゃ?」という印象でした(笑)。  しかし、今回、あらためて見直してみると、作中に出てくる80年代の描き方がとても前衛的。作中に登場するサングラスのスタイルやビールの銘柄など、流行のディテールがリアルに描き出されている。この当時に青春を送った人が見るとノスタルジックに感じるでしょうが、若い世代が見ても、過去としてリアリティを感じたり、未知の世界に驚いたりというSF的な面白さがあります。つまり、一種のドキュメンタリーとしても完成されていて、高いレベルで映画に時代を取り入れようとすると、こうした作品が生まれるんだと気づかされました。『竜二』のような普遍性はありませんが、しっかりとした時代性を持っていると思います。  かといって、金子的な世界観がないわけでもない。特にチンピラ生活に満足している洋一と道夫が、本物のヤクザたちに殴られ、道端に転がった時、道夫が「やくざがプロで、俺たちチンピラはアマチュアなのかねぇ。チンピラのプロってぇのは無理なのかねぇ」と吐き捨てるセリフは秀逸。こうしたシーンはほかにも多く散見できるので、『竜二』のファンも楽しめるはずです。  それともうひとつ、作中で洋一の彼女役を演じている高樹沙耶(現・益戸育江)が、ヌードを披露しているのには驚かされました(笑)。おそらく、当時は「脱ぐなら映画」という、映画の権威が生きていた時代だったんでしょうね。当然現在の邦画にもあるけれど、この作品を見ると「映画における"セックス"の描写がまだスタッフや役者たちに、大切にされていた」という印象を受けます。また、『スティング』(73年)や『明日に向って撃て!』(69年)など、アメリカ映画のオマージュとなっているシーンを見ると、「当時の日本映画界は、アメリカ映画に対する憧れを内包していた」という、映画史的なものも再認識できる。当時の流行だけではなく、80年代の映画界まで感じさせてくれ、また、「なんじゃこりゃ?」と思っていた作品も、あらためて見返してみると、新しい発見に出会えるということを教えてくれた一作でしたね。 ■タランティーノ的な"魅力"とタブー性をはらむ傑作ドラマ
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麻薬の製造に手を染めた教師を描く『ブレ
イキング・バッド』(上)と自由に生きる若者
を描いた『チ・ン・ピ・ラ』。
 さて、もう一作はアメリカのテレビドラマ『ブレイキング・バッド』。褒める言葉がスラスラ出てこないくらい大好きな作品なんですよ。「がんを宣告されたマジメな学校教師が麻薬を作る」という、ストーリーの骨子は単純すぎるほど単純なんです。でも、平凡すぎる登場人物たちをうまく絡ませることで、キャラクターに感情移入させる。正直、主人公の化学教師ウォルター・ホワイトは、ただのマイナーな役者で、普通のオッサンにしか見えません。でも、見ていくうちに味が出てきて、好きになってしまう。  作品紹介に「地上波でのオンエアは不可能!?」というのがありましたけど、確かに無理ですよ。硫酸で死体を溶かすシーンがあったり、主人公の息子が脳性まひによる障害を持っていたり......。障害者を扱うのは、ヒューマンドラマとしては問題ないのでしょうが、犯罪をコミカライズする作品では、やはり地上波での放送は難しいでしょう。実は息子役の彼、実際に障害を持ち、あるインタビューでは「健常者が障害者を演じると、大げさすぎて嘘くさい」と答えていたことが印象的でした。  こうしたコメディを追求して描いていくと、どうしても拒否反応を示す聴衆も出てきます。グロテスクな存在そのものを拒否する人はいますからね。ただ、同作はギリギリを保っていて、そのバランス感覚は絶妙。結局、主人公は麻薬を作ったり、人を殺したり、かなり悪いことをしているわけですが、そんな時の彼の格好がブリーフ一丁で、腹が出ているというシーンはやはりコミカルで、愛嬌すら感じさせます。またシリアスなシーンでカメラをわざと引くと間抜けに見えるというような、意図的なカメラワークで、コメディにするセンスが抜群なんです。  そんな同作の魅力を言い表すのは難しいのですが、クエンティン・タランティーノの映画に近い気がします。それも、『キル・ビル』とか、『デス・プルーフ in グラインドハウス』という、趣味に走りすぎてしまう彼ではありません。『トゥルー・ロマンス』とか、『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』とか、シリアスとコメディをうまく融合させた、オタク趣味丸出しではない時代の彼。いわゆる、悪ノリしないタランティーノ(笑)風な作品ということです。キャラクターの個性を生かしてストーリーを展開させ、残酷なシーンにもリアリティを持たせるという、かっこいいクライム映画の魅力を、この『ブレイキング〜』も間違いなく持っています。 『チ・ン・ピ・ラ』も『ブレイキング〜』も、よい意味で笑わせてくれたり、考えさせてくれたりする良作。おそらくテレビでは見ることができない、知る人ぞ知るという作品を、ぜひとも、楽しんでほしいですね。 (構成/丸山大次郎) 松江哲明(まつえ・てつあき) 1977年、東京都生まれ。ドキュメンタリー監督。99年に在日コリアンである自身の家族を撮った『あんにょんキムチ』でデビュー。ほかの作品に『童貞。をプロデュース』(07年)、『あんにょん由美香』(09年)など。最新作の『ライブテープ』はニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルで上映!
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『チ・ン・ピ・ラ』 出演/柴田恭兵、ジョニー大倉、高樹沙耶 監督/川島透 脚本/金子正次、川島透 価格/3990円(税込) 発売日/2010年7月23日 発売元/キネマ旬報社、デイライト 販売元/アミューズソフト

洋一(柴田恭兵)と道夫(ジョニー大倉)は、ヤクザ組織に属さないいわゆる"チンピラ"として自由気ままに生きていた。そんなある日、2人は兄貴分のヤクザからシャブを預かるように命じられる。そして、洋一は兄貴分に気に入られて、組織の世界へと足を踏み入れていくことになる──。徐々にすれ違っていく2人の運命は?
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『ブレイキング・バッド Season1』 出演/ブライアン・クランストン、アンナ・ガン、アーロン・ポール 製作総指揮/ヴィンス・ギリガン、マーク・ジョンソン 価格/9450円(税込) 発売日/好評発売中 発売元/デイライト 販売元/ポニーキャニオン ※DVD公式サイトでEpisode1無料配信中 http://www.breakingbad.co.jp/

しがない化学教師のウォルター・ホワイト(ブライアン・クランストン)は、脳性まひの息子に加えて、第2子誕生のために、慎ましい生活を送っていた。そんなとき、医者からがんを宣告されてしまう。愛する家族に財産を残すため、自らの化学知識を生かして高純度のメタンフェタミンを作り、売りさばこうとするが......。

これぞ大衆文化の真髄!? 蚊帳が作り出す淫靡な世界

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高校1年生の頃から蚊取り線香を集めているという町田さん。
そのコレクションは約100コ!
 大衆文化における見落とされがちな風俗意匠を研究する町田忍氏が、エロと大衆文化の関係を解き明かす! 【第一回】 蚊取りと蚊帳と夜の関係   夏の風物詩と言えば、蚊取り線香。最近では電子蚊取りがすっかり主流となっていますが、あの匂いを嗅ぐと子どもの頃の夏の思い出が蘇る、という人も少なくないのではないでしょうか。今回は、そんな蚊取りの知られざる歴史に迫ります。  もともと蚊取り線香の原点は「蚊遣り」と言って、杉などの植物をいぶして、その煙で蚊などの虫を追い払っていたんです。その後、除虫菊という草に蚊を殺す成分があるということが分かり、日本にもその粉末が輸入されるようになったんです。除虫菊が国産化されるようになると、伝統的な蚊遣りの発想から、おがくずに混ぜて火鉢や香炉などに棒状に盛り、くすべて使用されるようになりました。
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棒状(上)と渦巻き型(下)の蚊取り線香。
(出典『蚊遣り豚の謎』新潮社)
 現在の渦巻き型の原型である棒状の蚊取り線香が発売されたのは、明治23年。実は、蚊取り線香は日本の発明なんです。蚊取り線香のメーカーはどこもだいたい明治、大正時代に創業されており、古い歴史があるんですが、生みの親は、「金鳥」の創業者・上山英一郎氏。上山氏が旅館で隣に居合わせた人が、たまたま線香屋さんだったんです。それでその線香に除虫菊を練り込むことを思いついたのが、棒状の線香の始まりなんです。だけどこれ、持続時間は1時間程度で朝まで1本では持たない。そんなとき、上山氏の奥さんが、蛇がとぐろを巻いているのを見て、渦巻き型というのを思いついたんです。  もとは仏壇用線香ということもあって、蚊取り線香には仏教的なつつましやかな殺生の考え方が生かされていると思うんです。蚊取り線香の煙は弱く、もともとは"蚊遣り"という通り、蚊を殺すものではないんです。ポトリと落ちて気を失うけど、そのあとまた飛んでいく蚊もいる。だから蚊にはやさしいです。もちろん、死んでしまう蚊もいるけど、意識が朦朧としたまま死んでしまう。
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世界各国の蚊取り線香。
(出典『蚊遣り豚の謎』新潮社)
 僕にとって蚊取り線香の魅力とは、レトロなパッケージデザインも含め、アナログなところなんです。金鳥をはじめ、昔からそんなに変わらず古風な図柄を使用し続けている。そこに日本の歴史の一端が凝縮されているように思えるんです。それから蚊取り線香ができた背景に浪漫がある。これが実に面白い。 ■蚊遣りと豚の切っても切れない関係  さて、蚊取り線香と言えば、「蚊遣り豚」の話が欠かせません。焼き物で有名な愛知県の常滑焼業者の間では、昭和20年頃、養豚場で蚊に困っていて、筒形の焼き物の中に草を敷き、その上に蚊取り線香を置いて使用していたそうです。おそらくこれは、常滑が全国に出荷していた有名な土菅で、煙が少しずつ出るようにと土菅の口を細くしたところ、次第に豚のような形になったのではないかと言います。
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"豚器"という名前がつけられたことが分か
る貴重な広告。大正4年6月10日、東京
新聞(出典『蚊遣り豚の謎』新潮社)
 しかし、それだけではないんです。実は、江戸時代を舞台にした小説『半七捕物帳』の文中に、蚊遣り豚が登場しているんです。ただこの時代には豚を食べるという習慣が日本には定着しておらず、「豚=猪」であったのではないかと思われます。大正4年の新聞広告には"豚器"として紹介されているので、大正から昭和にかけて庶民の間に広まったと考えられます。でも、先の常滑の蚊遣り豚の歴史とは全くつながっていないんです。ぜんぜん違う時代の違う場所で蚊取りと豚がくっついた。不思議な偶然ですね。  この蚊取り線香、蚊遣り豚とは別に、蚊帳という文化もあります。  蚊帳は紀元前からエジプトにも中国にもあったことが分かっており、日本では700年頃に登場しました。当初は絹製だったので、ごく一部の高貴な人が使うものでしたが、その後、麻、綿、紙といった素材でも作られるようになりました。初期のものは四隅に紐をかけて吊るすのではなく、竹竿を井型に組んで天井から吊るしていました。さらに蚊帳には季節の行事的な要素もあり、吊るす日も外す日も、吉日を選んで行っていたそうです。庶民の間で使われるようになったのは、江戸時代に入ってからです。 ■蚊取りと蚊帳と夜のはなし
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初期の蚊帳は、竹ざおを組んで天井から
つるすタイプだった。
(出典『蚊遣り豚の謎』新潮社)
 僕が子どもの頃、昭和30年代にはどの家庭にも蚊帳はあったんですが、今ではすっかり見なくなりました。けれど、蚊帳はエッチな雰囲気を演出する装置としては最高なんです。銭湯には非日常空間を作り出すために富士山のペンキ絵があるわけで、蚊帳もある種の別世界、異次元空間なんです。蚊帳の外の世界と中の世界がちょっと違う。独特の雰囲気を持った、淫靡な世界なんです。  蚊帳の中で蚊遣り豚に蚊取り線香をやって、行燈を置く。そこへ浴衣を着た女の子を先に寝かせておいて、夜這いに行くっていうのがすごくエロティックでいいと思うんですよ。これこそが大衆文化の真髄。(笑)。AVでもなんでも今の時代はストレートすぎるから、こういうエロチシズムが必要だと思いますね。昔の「にっかつポルノ」のように、単にエロいだけではない奥深さ、文化的価値がそこにはあるんです。  僕は色街研究家でもあるんですが、僕が知る限り、蚊帳を置いているラブホはない。でも、蚊帳があるラブホって人気が出ると思います。ただ、蚊帳って洋室にやってもまったく様にならない。やっぱり畳じゃないと。そういう連れ込み旅館とかに置いたらいいんですよね、和室の。昭和30年代の雰囲気の庭や畳があるのは、都内では駒込と日暮里の2件くらいじゃないかな。ぜひ、僕に"蚊帳ラブホテル"をプロデュースさせてほしいよ! (談=町田忍/構成=編集部) machidasinobu.jpg ●まちだ・しのぶ 1950年東京生まれ。学生時代はヒッピーとしてヨーロッパ各地を放浪。卒業後、警視庁警察官勤務を経て、庶民文化における見落とされがちな風俗意匠を研究。その研究対象は多岐にわたり、銭湯、正露丸、チョコレート、ペコちゃん、コアラのマーチ、蚊取り線香、ハエ取り紙など150以上にのぼる。す。主な著書に『銭湯遺産』(戎光祥出版)、『昭和なつかし図鑑』(講談社)、『東京ディープ散歩』(アスペクト)などがある。現在、文化放送「ドコモ団塊倶楽部」(毎週土曜・午前11:00~)とライブストリーミングサイト「DOMMUNE」に不定期出演中。
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自分ソックリのアバターも作れる名作ソフト「白騎士物語」の新作が登場!!

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原幹恵ちゃんも時間を忘れて没頭中!? (写真=江森康之)
 数々の名作RPGを手がけてきたレベルファイブ渾身の作品『白騎士物語 -光と闇の覚醒-』がPS3で登場。 前作『白騎士物語 -古の鼓動-』で、ウィザードを率いていたグラーゼルが新生イシュレニア帝国を建国。世界に宣戦布告して勢力を拡大する中、主人公レナードと仲間たちが、グラーゼルの野望から世界を守るために冒険する物語。また今作には、グラフィックやシステムがバージョンアップされた前作も完全収録されているため、初めてプレイする人でも楽しむことができる。早速、テレビやグラビアで活躍するゲーム好きの原幹恵ちゃんが挑戦してくれた! ──新作に同梱されている前作からスタートしてもらいました。初めてプレイした印象は?
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 オープニングは、まるで映画を見ているような美しいグラフィックで圧倒されました。主人公のレナードもイケメンだったし(笑)。「この先、レナード君はどうなっていくの?」と、ドキドキさせられてしまいましたよ。 ──主人公のほかに、気に入ったキャラクターは?  いろいろと魅力的なキャラが出てきたけれど、印象的だったのは、最初に自分で作るアバターの「みきえ」かな(笑)。顔立ち、肌や髪の色などが細かく設定できて、「こんな目だとカワイイ」とか、「こんな体形だといいな」と、自分好みにできるから、かなり夢中に(笑)。しかも、そのアバターが主人公と一緒に冒険できて、なんだか自分が『白騎士物語』の世界に迷い込んだみたい! ──このアバターは、「ストーリーパート」のほかに、オンラインで全国のプレイヤーと一緒に冒険できる「ライブパート」でも使うことができますよ。  一生懸命考えて作ったアバターで冒険するのは楽しそう。しかも、「クエスト」も次々にネット配信されていくそうなので、長くやり込めるのもうれしいですよね。
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──そのほかに、気になったところはありますか?  立ち止まっているキャラのしぐさや、葉っぱが風に吹かれている様子や、木陰の光と影など、細かいところまでリアルに描写されていてビックリ。わざと「みきえ」を止めて動きを見たり、マップを歩いたりするだけで飽きませんでした。  私はゲームに没頭して時間を忘れるタイプなので、『白騎士物語』をプレイするときはオフの日を選ばないと! (構成=丸山大次郎) ●『白騎士物語 -光と闇の覚醒-』 <http://www.jp.playstation.com/scej/title/shirokishi/2nd/> 原幹恵(はら・みきえ) 1987年7月3日新潟県生まれ。身長163cm B94・W61・H88。03年に「第9回全日本国民的美少女コンテスト」にてグラビア賞受賞。その後、映画やテレビ、グラビアで活躍。最新イメージDVD『原幹恵/いやしの果実』(講談社)は7月23日発売。発売記念イベントは8月1日15時〜「石丸ソフト本店」、18時〜「ソフマップ アミューズメント館」にて開催予定。
白騎士物語 -光と闇の覚醒-(PS3) 「剣と魔法」の世界を舞台に、主人公のレナードたちがシンナイトとよばれる騎士の力で、新生イシュレニア帝国のグラーゼルによる世界制覇の野望に立ち向かう「王道RPG」。今回の『光と闇の覚醒』は、前作『古の鼓動』のグラフィックやシステムを今作に準拠させて完全収録。前作から引き続いてアバターを作成できるほか、今作からはじめて、アバター専用の騎士「アークナイト」が登場し、アバター自身も騎士に変身することが可能となった。(画像左より/スピード感がアップした爽快な戦闘シーン/主人公レナードが白騎士に変身/圧巻のハイクオリティのグラフィック) 発売:ソニー・コンピュータエンタテインメント/開発:レベルファイブ/6980円(税込)/好評発売中 amazon_associate_logo.jpg
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