Xデーは12月21日!? 中国国内で「邪教」の活動が活発化

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 中国共産党にとって、民主化要求の高まりよりも大きな脅威が出現した。それは、「全能神」と名乗る新興宗教の存在である。   全能神は1990年頃に、キリスト教の一派として黒竜江省で誕生したとされるが、「共産党を滅ぼし、新しい国家を樹立しよう」と密かに呼びかけているとされ、当局からは邪教として認定されている。  しかし、社会や自らの境遇に不満を持つ貧困層などを中心に地下での布教活動を続けており、一説によれば信者数は数百万人規模に及ぶともいわれている。  そんな彼らが最近、活動を活発化させているのだ。きっかけは、古代マヤ暦が予言していたとする「12月21日人類滅亡説」だ。  12月11日には河南省開封市の街中を、1000人以上の信者が「人類滅亡を防ぐことができるのは全能神だけ」などとシュプレヒコールを上げながら行進するというデモが行われた。彼らによる同様の行動は全国各地で見られ、今月だけでも10回以上を数えている。
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破壊された警察車両。
 一方、事態を重く見た当局は取締りを強化。今月19日までに全国で500人以上の信者を拘束している。また、デモを阻止しようとする警察隊と信者との衝突も発生しており、信者らは警察車両を破壊するという行動にも出ている。  こうした状況について、広東省地方紙の社会部記者はこう話す。 「信教の自由が認められていない中国では、新興宗教はすべて地下宗教としてしか存在し得ない。よって当局も、信者数や教義など、新興宗教の実態を把握できていない。日本の地下鉄サリン事件のように、誰もが想像だにしていないことが起こる危険性は十分にある」  終末論に科学的根拠はないが、この国の社会がすでに末期的状況にあることは、確か!? (文=牧野源)

田中美保と結婚発表のサッカー稲本潤一 出場機会激減で引退危機も……

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川崎フロンターレ 公式サイトより
 サッカー元日本代表の稲本潤一(川崎フロンターレ)とモデルの田中美保が、婚姻届を提出したことがわかった。15日夜、田中が自身の公式ホームページを通じて発表した。13日に都内の区役所に婚姻届を提出した2人だが、田中は妊娠しておらず今後も仕事を続けるという。  そもそも2人の交際が発覚したのは、昨年1月に“お泊まりデート”を、宿泊したホテルのアルバイト従業員にTwitterで暴露されたことから。 「Twitterで暴露したのが、都内の高級ホテル内にある鉄板焼店のアルバイトの女子大生であったことが特定され大騒ぎになり、ホテル側がホームページに謝罪文を掲載する事態にまで発展しました。まあ、これからエッチするのを実況中継されるようなものですから、稲本と田中にとっては気まずかったでしょうけどね(笑)。これまでにもこのカップルは、映画館や飲食店でのデートの目撃情報がTwitter上で流れていました」(週刊誌記者)  稲本はガンバ大阪の下部組織からトップチームであるガンバ大阪に昇格し、当時最年少の17歳6カ月でJリーグ初出場。日本サッカー界のいわゆる“黄金世代”で、海外リーグでプレーし、2002年の日韓W杯でもゴールを挙げるなど活躍した。一方の田中は、女性ファッション誌「non-no」(集英社)などのモデルとして活動しているほか、テレビでも活躍する人気タレント。まさに、お似合いのカップルなのだが……。 「稲本は、今季のリーグ後半あたりから出場機会を減らしているんですよね。黄金世代というのは79年生まれの選手たちを指すのですが、彼らももう33歳。そろそろ引退が視野に入っている世代ですからね。致し方ない面はあるのですが……」(サッカー誌編集者)  長らく日本代表の主軸を担ってきた黄金世代も、若手に押され、存在感を失いつつある。小野伸二はJリーグより格下の豪州Aリーグへ移籍、また高原直泰は清水エスパルスを退団。唯一、代表で気を吐く遠藤保仁にしても所属のガンバ大阪がJ2降格と、あまりいいニュースを聞かないのが実際のところ。稲本には今回の結婚を機に、もう一花咲かせてもらいたいものだが……。

日本で唯一の犯罪加害者支援団体代表・阿部恭子に聞く、“刑務所の内側と外側”

加害者支援を続ける阿部恭子氏
 刑務所の面会室へと向かう人々の“心の軌跡“を丁寧に描き上げた『愛について、ある土曜日の面会室』。この映画には、息子が殺されたという訃報を受け、その突然の死の真相を探りに祖国アルジェリアからフランスへと渡るゾラという母親が登場する。彼女は愛する息子のがなぜ死ななくてはならなかったのかをただ知りたいという一心で、自らの身元を隠し、息子を殺した青年の姉セリーヌに接触、交流を深めてゆく……。  そこで浮き彫りになるのは、被害者家族と同様に苦しむ加害者家族の姿。「もっと自分に何かできたのではないか……」と自分を責める家族の姿は、愛する家族を持つすべての人にとって、決して他人事ではないはずだ。この映画に惚れ込んだ、日本で唯一の加害者家族支援団体(NPO法人World Open Heart)理事長、阿部恭子さんに、加害者家族の実情を語ってもらった。 ──フランスの刑務所の面会室を舞台にした映画『愛について、ある土曜日の面会室』をご覧になって、阿部さんが「とてもリアル」とおっしゃっていたと伺ったのですが。 阿部 そうなんです。本当に劇映画とは思えないほどリアル。自分自身が普段向き合っている加害者やその家族たちと寸分違いがないと感じました。映画を観ているという気がしなかったぐらいです。被害者、加害者、その家族が抱える葛藤は、国を越えて普遍的なのだと思います。刑務所がテーマとなった映画などはドキュメンタリーも含めいろいろ観てきていますが、しっかりと人物に迫った描写があって、この映画は好きですね。 ──ご自身が普段向き合っていらっしゃる方たちと違わない、とは具体的にはどういうことでしょうか。 阿部 前提として、刑務所は遠く離れたところにあることが多いです。日本ではたいていの刑務所は土曜日に面会ができないので、面会に行くとなると仕事を休まなくてはならないですし、交通費などのお金もかかります。家族にとって、面会に行くことはとても大変なことです。面会室のシーンに、怒っている人の姿が映っていますが、外から来る人と中にいる人との感情のギャップはすごく大きいです。中にいる人は、ずっと次の面会を考えて暮らしています。一方で面会に来る側は、都合をつけるだけで精いっぱい。やっと会えても、「ずっと待っていたのに今頃来たのか!」「やっと来られたのよ!」とぶつかってしまうことも少なくないのです。私は、面会室でそういった光景を何度か目の当たりにしています。日本の面会室はガラス越しで触れ合うことはできませんので、気持ちの表現の仕方は違ってくるかとは思いますが、映画に映し出される「感情」はとてもリアルでした。 ──日本の面会室はガラス越しで、土曜日は面会ができない。フランスと日本では、だいぶ制度が違うのですね。 阿部 そうなんです。日本では受刑者を隔離することに重点が置かれていて、その家族のことにまであまり意識がいっていないのが現状です。面会時間は30分くらいで、とにかくたくさんの制限があります。一方で、いろんな局面で「権利」の意識の強いヨーロッパなどでは、加害者の家族の権利というものが感じられます。加害者の権利が制限されるのは仕方ないにしても、その家族に権利はあるべきではないかと思います。子どもは単純に、パパやママに会いたいですし。  海外では加害者家族の支援団体もたくさんあるんです。でも、日本には全然ない。制度と同様、支援団体の充実という面でも比較してみると欧米との差はありますね。日本では、どうしても「加害者側」というハードルが高すぎる気がします。加害者家族自身も、「自分たちなんかが支援を受けていいのでしょうか……」ということをおっしゃる人も少なくありません。笑ってはいけない、楽しんではいけない、幸せになってはいけない……と、自ら事件に関わったわけでもないにもかかわらず、自分を抑え込んでしまう傾向があります。私が団体を立ち上げる時も、加害者家族を支援するなんて言ったらバッシングで大変なことになるよ! などという忠告も数多く受けました。海外ではあたりまえなのに……。 ──阿部さんはどういった経緯で、いまのような加害者家族の支援活動をはじめたのでしょうか? 阿部 私は、犯罪の被害に遭った経験もあり、どちらかといえば、被害者の権利の方に関心がありました。大学院で、被害者支援について調査している時、「加害者の家族」という存在に気がつきました。実際、東北でも加害者家族が自責の念から自殺に至るという事件が起きていました。驚いたことに、こうした加害者家族が支援を受けることができる機関や団体が、国内にまったく存在しなかったのです。悲しみを分かち合うこともできず、自分が犯したわけでもない罪を背負って生きている……。苦しいだろうな……何かできないかと考えました。特に、子どもに罪はないはずです。それでも、家族の前科というものが就職や結婚の時に問題となってしまう。こうした不条理な差別をしない社会にしていきたいと思いました。 ──実際、阿部さんは、加害者家族に対してどのようなサポートをしていらっしゃるのでしょうか。 阿部 もしも家族が逮捕されたと聞かされたら、どうしますか? 「何をしていいのかわからない」が、多くの方の正直なところだと思います。そのため、電話をいただいたら、まず家族として、いま何をすればよいのかをお伝えします。加害者の方がどの段階にいるかによって、やることは決まってきます。警察からの事情聴取があるかもしれませんし、裁判の時に証人として家族が呼ばれる可能性もあります。そういった今後起こりうることを説明します。まずは主に情報提供ですね。みなさん慣れない場所なので、裁判所や刑務所に付き添ったりもします。また、いろいろな手続きの必要が出てきます。離婚しなければいけないとか。私たちが活動している仙台で一番多い相談は、転居です。団体の副理事長が不動産経営者なので、土地を売ったり、転居先を見つけたりと、総合的なサポートをしています。こうした事務的なサポートとは別に、とても必要なのが、心に寄り添うことです。映画の中の少女ロールのように、(夫や恋人が逮捕された後で妊娠が分かって)「おなかに宿ってしまった子どもを産むべきかどうかわからない」という相談もあるんです。そういう状況になってしまうと、本当にどうしたらいいか本人もわからなくなってしまうんです。絶対的な答えなどないので、話を聞いて、とことん一緒に考える。これしかないですね。 ──映画では、殺人を犯した青年の姉セリーヌが、加害者の家族として登場します。セリーヌの姿をご覧になって、どのようなことを感じられましたか? 阿部 セリーヌは一人でいる時も人前でもよく涙を流していますが、日本人は人前ではなかなか泣けないですよね。裁判でも耐えるほうが多いです。私は傍聴の付き添いもするのですが、やはり自分の子どもが手錠をかけられている姿を見るというのはとても心苦しい。「こんな子を産んでしまった……」などと考えてしまう親の心の痛みは計り知れないです。でも、ここで泣いてしまったら、自分が家族であることがわかってしまう……と涙をたえていらっしゃった方もいました。でも、本当は「泣き叫びたい、死んでしまいたい」といった気持ちだと思います。 ──映画では、被害者家族と加害者家族が交流をします。そのようなことは実際にありますか? 阿部 いえ、私の知っている限りではないですね……。ただ、隣人や親戚が加害者と被害者という関係になってしまうケースは結構あります。そういった意味では、現実には非常に距離が近くなってしまうことはあるかもしれません。その場合は、また違った問題が生じてくるかと思いますが。実際に活動の中で、「こんなこと、映画でしかありえない」って思うようなことが起きているので、何が起きてもおかしくないかなとは思います。 ──「映画でしかありえないこと」とは、具体的にはどんなことがありますか? 阿部 マスコミが家に押し寄せて、夜でも明かりが煌々としているなんて、まさに映画でしかありえないことですよね。私たちの団体につながって下さる家族は、たいてい普通の生活をしてきた方たちです。そうした普通の生活が一転する。テレビでもネットでも自分の家族の名前が飛び交っている。まるで、日本中を敵に回してしまったかのような恐怖です。みなさん、悪夢のようだとおっしゃいます。 ──現在、加害者に向けた再犯防止のカウンセリングも行っているそうですね。 阿部 「被害者教育」「贖罪教育」などとも呼ばれていますが、全国の刑務所で始まっている教育プログラムの一つとして、加害者の家族の心情を理解するためのクラスに携わっています。加害者の方たちに対して、みなさんが社会と隔てられた場所にいる間に、家族のみなさんはこんな思いでいるんですよ、というのを伝える講義をしています。加害者の家族の方は、本当につらい目に遭っています。「自分も刑務所の中に入りたい」と思わず考えてしまうほど、世の中のバッシングがひどく、生き地獄のような場合があるんです。守ってくれる人がいない状態。ただそういう事実を加害者に伝えるだけでは、一方的に責めているように捉える方もいるかもしれませんが、責めることが講義の目的ではありません。自分の起こした事件を、もうちょっと客観的に見てみようというのが目的です。  また、まだはじまったばかりのプログラムですが、「なぜ、このような事件が起きたか」を聞くグループ・カウンセリングを3~4人単位で行っています。「なぜ」は被害者側の方々はもちろん、加害者の家族も聞きたいことです。どうして止められなかったか、と自分を責めてしまう方も多いので。裁判ではその「なぜ」の伝え方が違ってきてしまうので、カウンセリングでは罪名などではなく、「あなたはどんな悪いことをしましたか」「あなたが傷つけた人は誰ですか」と問いかけます。こめかみが痛くなるぐらい、神経を使う瞬間が多くあります。事件によって、たくさんの人が傷つきます。こちらも問いかけるのはとても苦しくはありますが、起きたことは元には戻せないので、その中で「なぜこのような事件が起きたか」話してもらい、自分が起こしたことを意味付けしてもらっています。 ──最後に一言どうぞ。 阿部 言葉では説明できないことを感じられるのが映画だと思います。みなさんあまり考えたくないことだと思いますが、家族がどこかで何を犯してしまうかはわからないですし、家族が過ちを犯さないようにすることは完全には不可能ですよね。交通事故などもありますし、潜在的には誰もが加害者家族になる可能性を持っています。加害者も、その家族も、私たちとなんら変わらない、普通の人なんです。私は、愛する人たちのために一生懸命である人を応援したいと思っています。『愛について、ある土曜日の面会室』で描かれる刑務所の内側と外側の人々の交流、人間模様を見て、塀の中の人にも想いをはせてもらえればと思います。 ●阿部恭子 1977年宮城県生まれ。10代前半より、社会的少数者や弱者の権利擁護、生活を支援する活動に参加。08年8月、東北大学大学院在学中に自ら発起人となり同級生らと人権問題を調査研究するための団体「World Open Heart」を設立。これまで見過ごされてきた「犯罪加害者家族」という問題に気がつき、仙台市を拠点として当事者に必要な支援活動を開始。全国的な支援体制の構築に向けて東京、大阪でも活動を展開している。近年、再犯防止教育の一環として、受刑者らに被害者家族の現状を伝える活動にも力を入れている。 hkjfsdvglqaisfl.jpg ●『愛について、ある土曜日の面会室』  大女優カトリーヌ・ドヌーヴも称賛! フランスの新星レア・フェネール監督衝撃のデビュー作。フランス・マルセイユ。ロール、ステファン、ゾラは、同じ町に暮らしながらお互いを知らない。サッカーに夢中な少女ロール。ある日、初恋の人アレクサンドルが逮捕されてしまうが、未成年のロールは面会ができず想いを募らせてゆく……。仕事も人間関係もうまくいっていないステファン。偶然出会ったピエールに、自分と瓜二つの受刑者と「入れ替わる」という奇妙な依頼を持ちかけられ、多額の報酬に心が揺らぎだす……。息子が殺されたとの訃報を受けた、アルジェリアに暮らすゾラ。突然の死の真相を探るためフランスへと渡り、加害者の姉に接触し交流を深めてゆくが……。ある土曜日の朝、3人はそれぞれの悲しみや痛みを受け入れ、運命を切り開くために刑務所の面会室へと向かう。 監督:脚本:レア・フェネール 出演:ファリダ・ラウアッジ『ジョルダーニ家の人々』、レダ・カテブ『預言者』、ポーリン・エチエンヌ マルク・ロティエ『親指の標本』、デルフィーヌ・シュイヨー『ポーラX』、ディナーラ・ドルカーロワ『動くな、死ね、甦れ!』 2009年/フランス/35ミリ/1:1.85/ドルビーSRD/120分 原題:Qu’un seul tienne et les autres suivront 12月15日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

マック赤坂、外山恒一、マタヨシ光雄……泡沫候補の政見放送が中国人民に与えた意外な影響とは?

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YouTubeより
 12月16日に投開票が行われた衆院選・都知事選は、自民党と猪瀬直樹の圧勝という下馬評通りの結果で幕を閉じた。  今回のダブル選挙には、隣国の人民たちも大きな関心を寄せていたようだ。注目点のひとつとなったのは、国防軍の創設や尖閣諸島への公務員常駐の必要性を公言し、中国では「極右政治家」として知られる安倍晋三氏の首相への返り咲きが実現するか否かである。 そして一方では、当選議員たちではなく、文字通り泡と消えた泡沫候補たちの戦いぶりにも注目が集まっていた。 「これが自由選挙というものか……」  中国版Twitter「微博」で、そんなコメントが付けられていたのは、動画投稿サイトにアップされた、都知事選候補者・マック赤坂氏によるNHKでの政見放送だ。内容は、スーパーマンの衣装を着込んだ赤坂氏が、自らが提唱するスマイルセラピーを大真面目に伝授するという、政見放送らしからぬものである。  しかしこれを見た中国人からは、「内容はどうあれ、人々に必死に何かを伝えようとする姿勢は、中国の政治家も見習うべき」「彼のような異端者でも国営放送で堂々と意見を述べることができるとは、素晴らしいこと」などといった称賛の声が寄せられているのだ。  さらにこの赤坂氏の動画をきっかけに、中国のネット上では日本の政見放送がプチブームとなっているようだ。動画投稿サイトにはこのほか、外山恒一氏やマタヨシ光雄氏などの有名泡沫候補や、都知事選に立候補した内田裕也氏など、過去に話題となった政見放送も中国語訳されてアップされており、多くの再生回数を記録しているのだ。  彼ら泡沫候補たちの戦いぶりに感化された人民が、民主化要求に目覚め、中国で本格的な自由選挙が実現したとすれば、没収された供託金も無駄ではない!? (文=牧野源)

17億円は高いか、安いか──サッカー本田圭佑にまた“エアオファー”が殺到中!?

『フットボールサミット第8回 本田
圭佑という哲学 世界のHONDAに
なる日』(カンゼン)
 冬の移籍市場に向け、サッカー日本代表のMF本田圭佑(CSKAモスクワ=ロシア)の周辺が騒がしい。イングランド・プレミアリーグのリバプールをはじめ、ドイツ・ブンデスリーガのシャルケ、イタリア・セリエAのインテルなどへの移籍報道が相次いでいる。 「本田の移籍報道というのは、もはや移籍シーズンの“風物詩”のようなもの(笑)。リバプールといえば今季はなかなか調子が上がらないですが、プレミアリーグでも古豪でワールドクラスの選手が揃うチーム。あまり現実味がないですよね。本田の移籍はいつも騒がれるのですが、実現したためしがない。今回も、そうなんだと思いますよ」(サッカーライター)  巷では「エア移籍/エアオファー」と称される本田の移籍騒動だが、過去にもさまざまな名門クラブからのオファーが取り沙汰されてきた。特に、今年2月にはセリエAのラツィオと移籍寸前まで進んでいたが、結局は破談。 「当時、スポニチなんて“移籍決定”と報じていましたからね。本田とラツィオの会長が会食したとか、背番号はエースナンバーの10番だとか、デビュー戦はACミラン戦だとか、報道内容も具体的でいかにも真実味がありましたが、結局は移籍金が折り合わず破談。まあ、いつもこのパターンなんですけどね(笑)」(同)  所属クラブのCSKAモスクワ側が設定した、本田の移籍金は1,600万ユーロ(約17億円)。これが現在の本田の市場価値にそぐわないという説もある。 「不況の真っただ中にある欧州では、確かに17億円という移籍金はクラブにとって相当な負担。しかし、香川真司がドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した際は、移籍金は出来高を含めて約20億円だとされています。それでも“バーゲン価格”だといわれていましたから、文句のつけようのない活躍をしている選手であれば、移籍金の多寡で簡単に破談になったりしないはず。本田がプレーするロシアリーグはサミュエル・エトー(アンジ・マハチカラ)のような超ワールドクラスが所属する強豪クラブも存在しますが、リーグ全体のレベルとしてはイングランドやスペイン、ドイツなどのトップリーグに比べれば数段落ちます。本田はチームの主軸として活躍しているのですが、ゴールを決めまくるとか、一目瞭然であるような突出した活躍をしない限り、現状の移籍金だと厳しいでしょうね」(同)  本田の移籍実現にプラス要因があるとすれば、CSKAモスクワとの契約期間。本田とクラブとの契約は2013年12月末で切れる。通常、クラブは選手との契約期間が1年を切ると、契約更新の交渉を行うか、市場価格よりも割安な価格で選手を売りに出す。契約が切れて退団されると、クラブには移籍金が一銭も入らないからだ。その意味では、今回の移籍報道に現実味がないわけではない。 「通常はそうなんですけどね。ロシアには新興財閥の潤沢な資金を背景にした金満クラブが存在しますが、CSKAモスクワもその1つ。こうした金満クラブは、選手を売って少しでも儲けるというビジネスをする必要がない。チームの主軸として活躍する本田には契約延長を望むでしょうし、仮に延長がかなわなくても契約終了までチームに在籍させ、移籍金ゼロで出て行ってもらっても構わないというスタンスです。つまり、設定されている17億円の移籍金を支払えるクラブからのオファーがない限り、基本的に移籍に応じる気がない。だからこそ本田が移籍するためには、誰もが納得できるような活躍が求められる」(同)  日本代表では押しも押されもせぬ大黒柱の本田も、欧州の移籍市場では苦戦を強いられている。こうした状況は、かつての中田英寿氏を彷彿させる。中田氏も移籍シーズンのたびに名だたる名門クラブからのオファーが取り沙汰されたが、結局は実現することはなかった。14年のブラジルW杯を控え、「目標は優勝」と公言する本田にとっては、この1年が正念場といえそうだ。

引退表明のサッカー“ゴン”中山雅史があらためて問われる、札幌での働きと増毛疑惑

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コンサドーレ札幌 公式サイトより
 先頃、引退を表明したサッカー元日本代表FW、「ゴン中山」こと中山雅史(コンサドーレ札幌)だが、あらためて“ある疑惑”がクローズアップされている。 「“増毛疑惑”ですね(笑)。今年7月に行われた『東日本大震災復興支援 2012 Jリーグスペシャルマッチ』に出場したときのゴンの頭を見て、唖然としたものです。09年にジュビロ磐田を戦力外になった当時は、明らかに前髪が後退していましたからね。札幌に移籍してからはケガによるリハビリ続きで試合出場もままならず、公衆の面前に出る機会が少なかったのですが、久しぶりに見たゴンの髪がいきなりフサフサになっていたのには驚かされましたよ。我々、メディア関係者の間では『なんのリハビリをやってたんだよ』なんて声も上がったほど(笑)。今回の引退会見で改めて頭髪の増量ぶりを目の当たりにしましたが、疑惑は深まる一方です」(スポーツ紙記者)  もっとも、「雨上がり決死隊」の宮迫博之や「浅草キッド」の水道橋博士のように、育毛剤で頭髪が復活した例もあるので、ゴン中山が増毛だとは一概に決めつけられない。それに仮に増毛だったとしても、J1最多157ゴールやW杯における日本人初ゴールなど、中山が残した数々の記録は色褪せるものではないし、サッカー選手としての価値もいささかも損なうものではない。ただ、一方で「辞めどきを間違えた」との声もある。 「正直、札幌での3年間は、何もしなかったに等しいですからね。ケガがちだったとはいえ、13試合出場0得点では、貢献度ゼロだったといわれても仕方がない。やはり、磐田をクビになった09年に引退すべきだったと思いますね。その意味では、“晩節を汚した”といえるかもしれません」(サッカー誌編集者)  もっとも、ボロボロになりながらも現役を続行するゴン中山に多くの人々がエールを送ってきたことは間違いないし、老体に鞭打って懸命にプレーする姿が彼の人気と商品価値を高めてきた。だが、「そんな美談でもないんですよ」と明かすのは、前出のサッカー誌編集者だ。 「あまり知られていないのですが、イメージとは裏腹に、ゴンは金銭にシビア。磐田でも、年俸の交渉ではよくゴネてましたからね。現役を長く続けていたのも、現役選手でいるほうが引退後よりも多く稼げるから、という側面が強い」  02~04年のピーク時には8,500万円だった中山の年俸も、札幌に移籍してからは1,000万円程度だったといわれる。会見では、相次ぐ故障に「勝負するステージに立てないものを感じた」と引退を決断した理由を述べた中山だったが、引退後の生計のメドが立ったから、といったところが実情なのかもしれない。タレント性十分なだけに、サッカー指導者の道にとどまらず、CMやバラエティ番組など引く手あまただろうが、“取らぬ狸の皮算用”とならないことを祈りたい。

ボクシング亀田の“御用紙”デイリーで、元世界王者・畑山氏が異例の痛烈批判「こんな試合でいいのか」

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亀田興毅オフィシャルブログより
 異例の批判に業界が騒然としている。  5日に大阪で行われたプロボクシングWBAバンタム級タイトルマッチに出場した同王者・亀田興毅が挑戦者のウーゴ・ルイスを退けたが、この試合を、翌日のデイリースポーツで元世界王者・畑山隆則氏が「こんな試合でいいのか」「こんな試合をしていたら、ファンの目は騙せない」などと痛烈に批判。「日本バンタム級王者の岩佐亮佑選手(セレス)とぜひ対戦してほしい」と、国内の実力者の具体名を挙げて対戦を要望するなど、亀田の世界王者らしからぬ戦いぶりに苦言を呈した。 「デイリーはそもそも、亀田ブームの黎明期から人気の盛り上げに一役買ってきた、亀田にとっての“御用紙”です。これまで、不可解な判定や反則行為で亀田三兄弟に世間の厳しい目が向いたときも、一貫して擁護の姿勢を貫いてきた。それだけに、今回の畑山氏の批判は波紋を呼びそうですよ」(専門誌記者)  畑山氏が批判を展開したのは、デイリー紙面の「畑山評論」という欄。以前にもWBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太の試合に対して苦言を呈するなど、厳しくもボクシング愛にあふれた批評に読者の信頼も厚いコーナーだ。  実は、畑山氏と亀田三兄弟の間には、中継番組の解説席をめぐっての因縁もあるのだという。 「畑山氏は引退後、TBSのボクシング中継番組で竹原慎二氏とともに解説者を務めていたんです。ところが、亀田が際どい判定で勝利をものにした試合で2人が“正直”なコメントをしたところ、2人とも解説者を降板させられてしまった。亀田の人気は、そうやってTBSに作られ、守られてきたんです。その後、鬼塚勝也氏や佐藤修氏らの元世界王者が解説を務めていますが、亀田に不利な展開になると明らかにコメントに困っている場面をたびたび見かけますよ。おそらくTBS側からの“NG要望”があるんでしょう」(同)  実力派世界王者の防衛戦中継が地上波から消えてゆく中、今回の試合でも平均視聴率20%を超えるなど、相変わらず国民的な関心を集め続けている亀田三兄弟。だが、兄弟2人が世界タイトルを獲得し、長男・興毅は日本人唯一の3階級制覇を成し遂げているわりには、業界内での評価は著しく低いのが実情だ。“御用紙”からの異例の批判も、今後の試合ぶりで見返していくしかないだろう。

企業顔負けのPR戦略? 地元政府高官に決闘を申し込んだ10歳少女が話題に

6917407697696033873.jpg  絶対的な権力を振りかざす横暴な官僚に、民衆が泣き寝入りせざるを得ない事例が頻発している中国で、ひとりの少女が敵討ちに立ち上がった。 「お前は私のおじいちゃんを殴った。私が大きくなったらお前と決闘するから待っていろ!」  湖南省漣源市の路上で、そう書かれたプラカードを掲げた少女の名前は、劉敏★(★は「女」へんに「亭」))10歳。怒りに満ちたまなざしで、右手にはナイフを握りしめている。  彼女によると2年前、ペンキ販売店を営む祖父が顧客とトラブルになり、地元工商所の副所長が仲介に駆けつけた。しかし、仲介とは名ばかりで、顧客の肩を持つ副所長は祖父を殴りつけたという。負傷した祖父は9日間入院することとなり、数千元の治療費がかかった。彼女の家族は副所長に抗議を続けたが、いまだ謝罪の言葉も賠償もないため、実力行使に及ぶことを決意したという。    この決闘予告は、祖父を想う少女の微笑ましいエピソードとしてネット上で話題となった。しかし、そればかりではない。広東省ブロック紙社会部記者によると、少女の決闘予告は、すでに敵討ちとしての効果を発揮しているという。 「今回の決闘予告はおそらく、ネット上で注目を集めて相手に報復するために少女の家族が仕組んだ、巧妙な話題づくりだったのでは。このエピソードはネットニュースで紹介された後、中国版Twitterの『微博』では、決闘を挑む少女の画像が2週間で1万回以上転送されている。これにより、副所長の悪名は全国に知られることとなった。ネット上では副所長への批判も広がっており、その声に押し切られる形で地方政府が副所長になんらかの処分を下す可能性もある。これまで地方政府の汚職や悪政は、北京のいわゆる『陳情村』に直訴するしかなく、直訴しても中央政府が動くことは少なかった。しかし今や、陳情村に代わり、民衆の直訴先はネットになりつつある」  この国で正義を貫くには、企業顔負けのPR戦略が必要!? (文=牧野源)

基調講演までジョブズの丸パクリ! 中国スマホメーカーの新作発表

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もしもジョブズが中国人だったら……?
 黒ずくめの装いにメガネをかけた男が、スクリーンを背に縦横無尽に歩きながら聴衆に語りかける――。そんな、故スティーブ・ジョブズの基調講演を彷彿とさせるシーンが、北京五輪の水泳競技会場、ウォーターキューブで再現された。  男の名は、白永祥。中国のスマホメーカー、MEIZU (魅族)のCEOに就任したばかりの彼は、11月28日に行われた同社新製品「MEIZU MX2」の発表会で、基調講演に登壇したのだ。彼はボディーランゲージを駆使しながら、約30分以上にわたって新製品のアピールポイントをまくし立てた。故意か偶然か、頭部が少し禿げ上がったところまで、ジョブズそっくりである。  かつてMP3関連メーカーだったMEIZUは、2008年にiPhoneそっくりのモデルを発表するも、ドイツで行われた国際展示会で出展拒否。その後、中国国内で発売されるも、2010年にAppleのクレームによって販売中止に追い込まれたという、筋金入りの山寨(ぱちもん)メーカーだ。ところが最近では、高性能・高品質を売りに成長を続けており、中国でも最も勢いのあるスマホメーカーのひとつに数えられている。  今回発表のモデルも、中国、香港、台湾、ロシア等で発売される予定で、16GBモデルで2499元(約3万3,000円・中国国内価格)と、堂々とした価格である。  ジョブズを多分に意識したような彼のスピーチには、中国版Twitter「微博」上で、「ジョブズの再来だ!」と歓迎する向きもある一方、「製品だけでなく講演までパクリかよ!」「ジョブズには遠く及ばない」と批判的な声もあり、賛否両論。ただ、話題作りのパフォーマンスとして成功したことは確かなようである。 (文=牧野源)

中央道・笹子トンネル崩落事故 「崩壊の予兆あった」とトラック運転手が証言

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イメージ画像(from flickr) 
 12月2日午前に起きた、山梨県の中央自動車道上り線・笹子トンネルの天井板崩落事故は、天井版の下敷きや、発生した車両火災により9人が死亡する大惨事となった。  中日本高速道路によると、笹子トンネルは筒状のトンネル本体の上部から、平らな天井板を金具でつり下げる構造だったといい、トンネルと金具とをつなぐボルト部分が抜け落ちた可能性があるという。  高速道路側は「過去には同様の事故は起きていない」と、安全管理に問題がなかったことを強調している。ところが、同トンネルを月に数回、営業車で通行していたという食品メーカー社員の男性は、事故の予兆とも思える現象を目撃していたと証言する。 「あのトンネルは、とにかく漏水がひどかった印象があります。1年ほど前までは、トンネルの壁面を伝って水が流れている程度だったのですが、最近では、車のフロントガラスや屋根に直接滝のように落ちてくることもあった。トンネル自体も見た目からしてかなり老朽化していることもあって、営業仲間の間でも『あそこはそろそろヤバい』と冗談交じりに言っていたのですが、まさかこんなことになるとは……」  ただ、山を貫いて建設されるトンネルから湧き水が染み出るのは珍しいことではなく、今回の事故と直接の因果関係があるとは限らない。しかし、漏水の増加をきっかけに、より詳細な点検作業が行われていれば、今回の事故は未然に防げた可能性もある。  天井板を持つ同様の構造のトンネルは全国に20以上存在し、その多くは老朽化が進んでいるという。高速道路各社は、同構造のトンネルを一斉点検する方針だ。事故原因の徹底解明と再発防止策が急がれる。 (文=牧野源)