宮根誠司は及びもしない、『24時間テレビ』で見せた徳光さんの名人芸

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――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎今こそ評価し直したい、徳さんの芸
 突然武道館に飛び入りして見せるなど、宮根誠司の「あわよくば......」というヤマっ気がツンと鼻を突いた今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)。しかし、この番組の総合司会は、徳さん(徳光和夫)以外にはムリだろう。まるでドミノ倒しのように次から次へと登場する「○○という障害を持った××さん」に、わんこそばのように泣きを入れられるあの技は、独特の「鈍さ」が売りの徳さんならではの芸だ。宮根があれをやったら、たちまち生臭くなり、あれだけの量の「感動」を流れ作業で捌くのはムリになってしまう。そう考えると、徳さんのあの「無意識レベルでのもらい泣き」「感情移入ゼロを悟らせない」という至芸は、「人間国宝」とまでは言わないが「無形文化財」くらいにはしてもいいんじゃないか。それぐらいすごい。あの域で泣ける司会者は、今後永遠に出て来ないだろう。

広末涼子の新恋人キャンドル・ジュンに付きまとうアレコレ

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この目がシロウトじゃないって感じ♪

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◎「危険な男が好き」な自分が好き
 織田裕二の「謎婚」でうやむやになってしまった感があるが、広末涼子の交際相手、キャンドル・ジュンて。レッツゴー三匹か。久々に血沸き肉踊るうさんくささ。小田茜が昔付き合ってた、28歳年上の霊感占い師・Mr.モーリを思い出す。キャンドル・ジュン。年齢不詳。キャンドル・ジュン。ロウソク屋さん。キャンドル・ジュン。移動はスケボー。キャンドル・ジュン。けっこうオッサン。あー。どうしてキャンドル・ジュンって名前を自分に付けたんだろ。考えただけでワクワクするな。ロウソク一本さらしに巻いて、釣り上げた獲物はデカかった。ヒロスエの男を見る目のなさというのは、ちょっと独特で見モノである。このまま周囲が止めるのも聞かず入籍ってのも面白いし、憑き物が落ちたように冷めるってのもまたステキ。どちらにしても、とくと見物させてもらうことにする。とりあえず、このニュースを一番喜んでるのは竹内結子だろうなぁ。

中国製粉ミルク騒動、思わぬところで波紋が広がり……

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「青木裕子の明るく楽しく(仮)」
/辰巳出版

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◎製薬会社が成分解析中
 飲んだ赤ちゃんの胸が膨らんだという中国の粉ミルク騒動。「飲むだけでバストサイズアップ!」なんて銘打ちながら、ほとんど効果が実感できないようなインチキサプリが多い中、ここまで即効性があると、「闇の豊胸サプリ」なんつって裏ルートで出回りかねない気がする。現に、コスメライターの知人が冗談半分でネットで検索したところ、個人的にネットで売り出している人がいたらしい。そうまでしておっぱい膨らませたい人がいる一方で、今日も見事な貧乳っぷりがまぶしい青木裕子。だからとりあえず何か詰めろって。

嗚呼、細かいところでも視聴者の心を掴めない『報道ステーション』

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photo by hikikomorix from filckr

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◎これがテレ朝のおちゃめ
 『報道ステーション』(テレビ朝日系)の、小さなニュースをいろいろ紹介するコーナー。ニュースとニュースの間をつなぐジングルは鼓の「ポポンッ」という音だ。結構まぬけで陽気な音色。「細かいニュースはなごみネタが多いだろう」という予想のもと、見切り発車でこの音に決まったと思われるが、実際は意外とシリアスなネタ多し。「ポポン」のあとに、「熱射病の死者が都内で百人を超えました」だの、「100歳を超えるお年寄りの行方不明者が、依然増え続けています」だの、「母親は、幼子二人が死ぬと分かって放置したと自供を始めました」なんて深刻な文言が読み上げられるもんで、毎回ちょっとヒヤヒヤする。この時期は水の事故も多いし。老婆心ながら、早めに何か他の無難な音に変えることをオススメする。

初主演ドラマに意気込む堺雅人、見る者を疲れさせるある理由

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『ジョーカー 許されざる捜査官』公式サ
イト
より

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◎主演起用が厳しいワケ
 『ジョーカー 許されざる捜査官』(フジテレビ系)。このドラマ、見ていて何だか疲れるなと思ってたのだが、その原因が主演の堺雅人にあることが分かった。顔の力み過ぎで、見てるとつい無意識に、堺雅人の顔と自分の顔の筋肉がリンクしてしまうのだ。皆さんも、鼻を中心にグッと力を入れて、頬骨を出来る限り持ち上げながら目を細めてうすら笑いを浮かべたり、憎しみを込めて睨んだりしてみて欲しい。疲れるから。ずーっとものまねしてる関根勤みたい。それも輪島功一の。

松本人志の後継者争いのなか、頭ひとつ抜け出ているのは……

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「松本人志の怒り 青版 」(集英社)

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◎松本人志、影武者計画
 そろそろ松ちゃんが映った分のVTRも底をつき、ダウンタウンの各冠番組すべてが、松本人志抜きの態勢に入った。彼がいなくとも淡々といつもの企画をこなす『ガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)、弛緩したグルメロケでお茶を濁す『ダウンタウンDX』(読売テレビ、日本テレビ系)と、番組ごとに対応が分かれる中、『リンカーン』(TBS系)は「松本役を他の芸人に演じさせる」という思い切った手に出ていた。松本役を演じたのはハリセンボンの春菜。松っちゃんのエッセンスを手繰り寄せ手繰り寄せ、似てないモノマネを必死でやっていた。ま、これは「気持ちはわかるが似てない」の「気持ちはわかるが」の部分がツボなので、それはそれでよかったのだが。でもこの手は一回こっきりしか使えない。いっそ次回からは、松本の代役をKinKi Kidsの堂本剛にやらせたらいいんじゃないか。笑い方、表情、しぐさ、ボケた後の「どや顔」まで、こんなに松本人志と同化している人間は他にいない。山田康雄の後にルパンの声を継いだ栗田貫一のように、松ちゃんの後は堂本に継がせてやったらどうか。まあ松ちゃんは別に死んだわけではないのだが。

プロモーション活動で必死なSMAPが、ありがたさより憐憫を喚起するワケ

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紅白出れるのはいつまでかな?

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◎そこでも張り切るキムタク
 新アルバムやらコンサートやらの宣伝で、電波ジャック状態であちこちテレビに出まくっていたSMAP。『お願いランキング』(テレビ朝日系)にまで出てた。以前ならば、こうした泡沫番組への出演は「SMAPさまが降りて来てくだすった」というありがた味を伴うものだったのに、今は「あーあ、お願いランキングにまで出ちゃってるよ」という憐憫しか喚起しない。草なぎなんか、去年の「事件」の話まで自分から口火切ってたのに、大して話題にもならなかったしな。この「話題にならない」ということがまた、「大物SMAPへのマスコミの配慮」ではなく、「人気減」が理由になってる気がするのがまた哀しい。本当に哀しいのか。

こちらの想像をかき立てる、吉永小百合の思わぬCM

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『夢の続き』/世界文化社

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◎しませんよ、小百合は
 シャープのアクオスのCMで、いつも通り高そうな着物姿で、ゆっくりとお喋りになる吉永小百合サマ。しかし今回、途中で突然「失礼しました」と話を止めるシーンが。あんまり急に恥ずかしそうにうつむくもんで、オナラでもしたのかと思ってビックリした。もちろんオナラじゃなかったけど。吉永小百合が人前でオナラしたら、あんな感じになるんだろなぁ、と思った。ま、吉永小百合は人前でオナラしませんけども。してもCMで流しませんけど。

薄暗い部屋、真っ黒な革のソファー……「大相撲」番組の思わぬ失態

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相撲好きの三宅クンもショックだよ

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◎言葉より真実を映し出すのは......
 揺れる名古屋場所開催問題を前に、急遽放送された『NHKスペシャル・大相撲は変われるのか』。識者を集めて意見を聞くってとこはありきたりだったが、暴力団関係者に対するインタビューの「いかにして力士を賭博の世界に引き込むか」「骨抜きにするか」「やめられないよう追いこむか」といった賭博の現場のリアルな話は生々しくスゴ味があった。で問題はそのあと生中継で結ばれた武蔵川親方。濃紫の緞帳みたいなカーテンが引かれた薄暗い部屋の、真っ黒な革のソファに座って登場。まるで今聞いた賭博場の現場そのものみたいな場所から生中継というこの愚鈍。見た瞬間誰もが「やっぱ相撲協会ってダメだ」を確信したと思う。この後NHKが「生中継なし」の判断を下した背景に、この「賭博場風インテリア」がもたらした影響はゼロとはいえまい。

見る度に心がざわつく、妻夫木聡の新CM

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妻夫木に慣れないことさせないで!

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◎ミスキャスティング!
 スバルのインプレッサのCMでシャドーボクシングをする妻夫木聡。往年のミッキー・ロークを思わせる、あのへなちょこ猫パンチは何なんだ。妻夫木って元々ボクシング的なイメージゼロの男性タレントなのに、なぜ彼にボクシングを? 企画段階で「妻夫木でシャドーボクシング」という話が持ち上がったとしても、撮影の際「これはナシだろ」が見て取れただろうに。結局、妻夫木本人もファンもスバルも全員得せず。「撤退もまた勇気なり」。CM作りの現場の方々には、この言葉を胸に刻んで頑張ってもらいたい。