4月からスタートした、フジテレビの新報道番組『ユアタイム~あなたの時間~』のメインMCを務めるモデルの市川紗椰が、“ショーンKの祟り”なのか、早くも“MC失格”の烙印を押され、9月いっぱいでの降板説が流れている。 『ユアタイム』は、以前から“経歴詐称疑惑”がささやかれていた経営コンサルタントのショーンKことショーン・マクアードル川上氏を、まともな身体検査をせずに市川と共に番組MCに起用することを決定。フジの4月改編の目玉としてスタートさせようとしたが、「週刊文春」(文藝春秋)の報道をきっかけに、ショーンKは活動休止に追い込まれた。 その後、アナウンス室担当デスク部長で、市川のパートナーを務めている野島卓アナをメインに昇格させるという案もあったらしいが、彼は昔、当時、フジの人気女子アナだったフリーの八木亜希子アナと同棲しながら、局内に別に恋人がいたことが発覚。八木アナから家を追い出され、“二股男”というレッテルを貼られた過去があったいわくつきの人物。もし、メインに起用すれば、マスコミに過去をほじくり返されて主婦層の反感を買いかねないということで、市川をメインに据えざるを得なかったという事情もあったようだ。 しかし、しゃべりの素人である市川には荷が重すぎたようで、番組内ではカミまくり。しゃべりのトーンも暗く、特に年輩の視聴者からは酷評も多く、視聴率も悪い。局内からも「お調子者でスタッフに対する気配りがいいが、肝心な時事問題については勉強していないために、視聴者に何を伝えようとしているのかわからない」という厳しい声が上がっている。 4月14日に放送された熊本地震に関する報道も、本来なら『ユアタイム』で扱いたかったが、市川には怖くて任せられないと上層部が判断し、緊急特別番組になったとの説もある。さらに、そんな市川に週100万円以上といわれる高額なギャラが発生していることも問題になっているという。 ショーンK問題で、番組開始前にすでに1億円以上の損害を出しているといわれるフジ。6月の株主総会では、株主から『ユアタイム』をめぐる諸問題が追及されることは間違いない。かといって、すぐにでも市川を降板させたら、フジは再び上層部の責任が問われる。そのため、9月いっぱいで降板させるつもりで次のMC探しに入っているという情報もあるが、やはり身体検査もせずショーンKを起用しようとしたこと、さらに素人同然の市川をメインMCに起用するという判断ミスを犯したフジのセンスの悪さがなによりも問題だ。 フジは4月からのドラマ戦線でも大苦戦中。同局関係者が「ショーンKの祟りでは?」とジョークを言いたくなる気持ちもわかる。いっそのこと、『ユアタイム』を打ち切って刷新したほうが、同番組に思い入れがあったショーンKの怨念が払拭できるのではないだろうか。 (文=本多圭)フジテレビ系『ユアタイム』番組サイトより
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NHKウハウハ! 大河ドラマ『真田丸』、朝ドラ『とと姉ちゃん』の好調でBS契約が増加中!?
看板ドラマである大河ドラマと朝ドラが好調で、NHKがウハウハのようだ。というのは、両ドラマの視聴率が良ければ、受信料の衛星(BS)契約が増えるからだという。 まず、大河ドラマだが、昨年の『花燃ゆ』(井上真央主演)は全話平均視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、大河史上ワースト記録で惨敗を喫した。だが、今年の『真田丸』(堺雅人主演)は打って変わって快調だ。20%の大台を超えたのは第2話(20.1%)の一度だけだが、初回から直近の第17話(5月1日)まで、17週連続で15%以上をマークしている。これは、初回から第30話まで15%以上を続けた『江~姫たちの戦国』(2011年/上野樹里主演)以来の好調ぶりなのだ。 しかも、『真田丸』の第17話は午後6時から先行放送されているBSプレミアムの視聴率が5.1%と、前回の5.2%に続いて5%オーバーの快挙。地上波とBSを合わせた実質的な視聴率は、20%を優に超えていることになる。 「NHK関係者によると、午後8時からの地上波放送を待てない視聴者の多くが、午後6時からのBS放送で視聴しているらしいのです。これは、昨年の『花燃ゆ』ではあり得なかった現象で、BSで4%を超えるのは異例です。そのため、必然的に衛星契約が増えているそうです。衛星契約の受信料は2カ月払いで、地上契約より2,000円近く高いので、NHKはいま『真田丸』効果に沸いていますよ」(テレビライター) NHKの衛星契約増加に拍車を掛けているのは、大河のみならず、朝ドラの好調もある。朝ドラは地上波では午前8時からの放送だが、BSプレミアムでは30分早い午前7時30分からの放送で、より早く見たい視聴者はBSで見ているようだ。 前作の『あさが来た』(波瑠主演)は平均23.5%で、今世紀最高記録を更新。4月4日にスタートした『とと姉ちゃん』(高畑充希主演)は、『あさが来た』を上回る滑り出しを見せている。週平均視聴率は第1週21.7%、第2週22.1%、第3週23.0%と右肩上がり。27日には自己最高の24.6%をマーク。初回から第24話(30日)まで全話で大台超えと、まさに絶好調なのだ。 大河ドラマ、朝ドラともに視聴率が良く、それが衛星契約の増加、受信料収入増につながっているNHK。両ドラマの好調が続く限り、そのウハウハ状態は続きそうだ。ドツボのフジテレビにとっては、恨めしい話だろう。 (文=森田英雄)
DAIGO&北川景子、マドンナ、藤原紀香……記者が明かす“ド修羅場会見”
やんちゃだった過去は忘れてないから
ベッキー不倫騒動に始まり、SMAP解散危機、清原和博の薬物逮捕など大きな芸能ニュースが立て続けに起きている2016年。忙しい日々を過ごしている芸能担当記者から、ブーイングが巻き起こったド修羅場会見エピソードを集めた。
まずは、3月に片岡愛之助と結婚し、ついに梨園の妻の座を手に入れた藤原紀香。結婚発表前には、さまざまな芸能イベントに出席するも、核心は語らず、思わせぶりな笑顔でのみ乗り切る“スターすぎる振る舞い”で報道陣をイラつかせていた。
高部あい“コカインショック”から立ち直れ!? 業界大手オスカーが「芸能界再生工場」に!
「事務所としても、高部の件をなんとか払拭するべく、いろいろと動いているようですよ。近頃は業界内で『芸能界再生工場』と呼ばれてますね。というのも、ネームがあってくすぶっている人たちに片っ端から『うちに来ませんか?』って勧誘してますから。ドラマ部も作りましたし、とにかく数を入れるようです」(芸能事務所関係者) 上戸彩や米倉涼子の所属する大手芸能事務所・オスカープロモーションの周辺が、最近何かと騒がしいという。 「昨秋に所属タレントの高部あいがコカイン所持で逮捕されたことで、事務所に衝撃が走りました。それ以来、事務所のイメージを回復しようといろいろ動いているのですが、そのひとつにドラマ部の立ち上げがあるようです。大手制作会社の『テレパック』から部長を引き抜いたことは業界でも話題になりました。また、アナウンスの指導者も呼んできて、“第二の菊川玲”を育てる方針もあるようです。昨年も真矢みきさんが移籍をしたり、今年も女優の草刈民代さんが移籍をしたりと、ここのところ大物女優の移籍が多いですね。とにかく、数を入れないと当たるかわからないということで女優のみならず男性の獲得にも動いているようですよ」(テレビ局関係者) ドラマ部の設立や大物女優の移籍に加え、即戦力の若手女優集めにも余念がないという。 「国民的美少女コンテストの20代限定版のイベント『ミス美しい20代コンテスト』を開催するなど、既存の若手に対して危機感を煽るイベントをしてますね。確かに、上戸彩さんの後釜を担う“大物”はまだいませんからね。武井咲さんや剛力彩芽さんらがどれだけ伸びるかにかかってますね」(スポーツ紙記者) ポスト“上戸彩”はいつ誕生するのか――。
ベッキー騒動で井戸端会議する芸能人たち……最も的を射ていたのは誰だ!?
<p> ベッキーの“謝罪文”が波紋を呼んでいる。これは4月27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に掲載されたベッキー直筆の手紙で、最も迷惑をかけた「ゲスの極み乙女。」川谷絵音の妻Aさんへの謝罪の言葉が並んでいる。</p> <p> 過ちを認め、現在の心境を赤裸々に綴った内容に、ネット上では復帰を後押しする声が上がる一方で「計算ずく」「謝罪したいアピールに見える」と、さらなる批判も巻き起こっている。</p>
能年玲奈もダメ、有村架純もダメ……黒木華『重版出来!』惨敗の裏にあった大トラブル
「もともと視聴率はあまり気にしてなかったので、1ケタ後半を維持してくれればいいのかなと局内では話題になってますね。主演がゴロゴロと変わったいわくつきの作品ですからね。こういう作品はなかなか数字がついてこないんですよ」(TBS関係者) 女優の黒木華が連ドラ初主演を務める『重版出来!』(TBS系)。初回は9.2%だったが、早くも第2話で7.1%に下落している。 「当初は能年玲奈さんが主演を務めるはずが、業界の横やりで頓挫して、次に内定をしていた有村架純さんにも結局断られたようです。それで、外れの外れで黒木さんに白羽の矢が立ったそうです。有村さんも、最初に能年さんに声を掛けていたことがわかったから断ったんじゃないかと、もっぱらです。女優さんは意外と“序列”にこだわりますからね」(芸能事務所関係者) 黒木はその“序列”を気にしない女優だということになるが、芸能界で最も気にする女優は深津絵里だという。 「ドラマの世界は今回のように主演やヒロインが変わることはよくあります。なので、深津さんはいつも『私は何番目に声をかけたんですか?』と制作側に聞いているようです。そういった世界が嫌になったのか、ドラマは2012年の『踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件 』(フジテレビ系)以来出演していません。その代わりに、映画や舞台と、深津さんを直接指名する作品にばかり出ています。彼女のようにドラマ離れする女優さんが増えているのは残念ですが、黒木さんのように序列にこだわらない人にこそ結果を出してほしいですね」(ドラマスタッフ) 黒木の巻き返しなるか――。TBS系『重版出来!』番組サイトより
ベッキー騒動で井戸端会議する芸能人たち……最も的を射ていたのは誰だ!?
ベッキーの“謝罪文”が波紋を呼んでいる。これは4月27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に掲載されたベッキー直筆の手紙で、最も迷惑をかけた「ゲスの極み乙女。」川谷絵音の妻Aさんへの謝罪の言葉が並んでいる。 過ちを認め、現在の心境を赤裸々に綴った内容に、ネット上では復帰を後押しする声が上がる一方で「計算ずく」「謝罪したいアピールに見える」と、さらなる批判も巻き起こっている。 「オリエンタルラジオ」の中田敦彦も同27日放送のTBS系『白熱ライブ ビビット』の中で「ベッキーは公的には何も言ってないし、本当のことを言ってないという認識。手紙って奥さんや文春に渡すためのプライベートなもので、それが間接的に伝わっていることも狙ってるところも、あざとく感じる」とチクリ。 俳優の梅沢富美男も同28日放送の読売テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』で「間違っているのは奥さんに会って謝りたいということ。奥さんが一番会いたくないのはベッキー。まず不可能です、会うことは」と言い切った。 事情を知る関係者は、この梅沢の意見に同調した上で次のように語る。 「奥さんの中では、ベッキーに対しての不信感が消えていない。奥さんは川谷を交えての“三者面談”を求めていましたが、ベッキーはそれを拒否。謝る側の立場の者が条件をつけてきたことに、奥さん側は『何か狙っているのではないか?』と疑心暗鬼に陥っています。文春に掲載された手紙に関しても『謝罪の場を持とうとしない私が悪いみたい……』とこぼしているそうです」 当のベッキーに悪意などあるはずもないが、“被害者サイド”に立てば、そう見えてもおかしくはない。そんな中、最も端的に一連のベッキー騒動を表現していたのが、お笑いコンビ「おぎやはぎ」だ。同28日放送のTBSラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』で、小木博明は謝罪の手紙を公開してもなお擁護派が少ないことに「こういうときに、友達か友達じゃないかがわかるね。だから友達がいなかったってことだよね。ベッキーはね」と述べた。 これに矢作兼も同調し「芸能界なんてロクなもんじゃないよ。芸能界の友達なんて信用しないほうがいい」とキッパリ。 今年1月に勃発した騒動はいまだ収束せず、多くの芸能人が「ああでもない、こうでもない」と批評しているが、本当に親身にベッキーのことを考えているのは、果たして何人いるだろうか……。 「結局みんなで楽しんじゃっている感じ。このろくでもなさが芸能界でもある。ベッキーも堅く考えずに、復帰すればいいと思いますよ。なるようにしかなりませんから(笑)」 そう話すのは老舗芸能プロ幹部だ。ベッキーは時の流れに身を任せるしかないようだ。
元Hey!Say!JUMP・森本龍太郎は、なぜ復帰できた? ジャニーズ“不祥事”出戻り列伝
森本龍太郎公式ブログより
2011年に未成年喫煙が発覚し、5年間にわたって謹慎していた元Hey!Say!JUMPの森本龍太郎が芸能界に復帰した。謹慎中は自殺を考えるほどであったといい、真摯な反省の態度がうかがえる。
ジャニーズ事務所では、過去にもデビュー予備軍であるジャニーズJr.の未成年喫煙が発覚。関わったメンバーはただちに解雇され、不祥事に対する事務所の厳しいスタンスが明るみとなった。
「解雇された元ジャニーズJr.はファンから復帰を求める嘆願署名が出されるも、救済措置はありませんでした。一部のメンバーは、ほそぼそと芸能活動を行っていましたが、モノになっている人はほとんどいません。ジャニーズ事務所からの具体的な圧力があったというわけでもなく、自然とフェードアウトしてしまった感じですね」(芸能関係者)
森本の芸能活動再開が大きく報じられたのは、Hey!Say!JUMPとしてデビューしたあとに解雇されたためだろう。彼はいわば芸能界への“出戻り組”といえる。
「実はジャニーズ事務所の中にも出戻り組はいます。V6のリーダーである坂本昌行は、デビューが24歳と遅く、一時期事務所を離れて広告代理店でサラリーマンをしていたこともあります。さらに、受験勉強で一時的に事務所を離れるメンバーもいます。ほとんどは戻ってきますが、そのままいなくなる場合もありますね」(同)
芸能界の道は厳しいということなのだろうか。それでも先ごろ解散騒動に揺れたSMAPでは、2009年に公園で全裸で騒ぎ公然わいせつ罪で逮捕された草なぎ剛は約1カ月、01年に公務執行妨害と道路交通法違反で逮捕された稲垣吾郎は約5カ月の謹慎期間のみで復帰している。不祥事に厳しい態度で挑むことで知られるジャニーズ事務所でも、大物になれば処分は甘いのかもしれない。
(文=平田宏利)
板野友美に橋本環奈……主演映画で狙う“経歴ロンダリング”とは
4月2日公開の元AKB48・板野友美の初主演映画『のぞきめ』が、大方の予想通り大コケした。 三津田信三氏のホラー小説が原作で、板野はカーテンなどの隙間から不気味な視線を投げ掛ける化物“のぞきめ”の謎に迫る主人公・彩乃を演じる。 上映館は強気の全国106スクリーン。業界では早くから「かなり強気な数字」と心配されていたが、結果は初週興行成績ランキングで13位とトップ10入りを逃した。だが、関係者いわく「そもそもこの映画は、板野に“主演映画”という経歴を作るためのもので、採算は度外視。『主演映画がある』という勲章を引っさげて、ドラマやCMを取ろうという作戦です」。 実はこうした“経歴ロンダリング”は、芸能界の常套手段だ。例えば「1000年に1人の美少女」こと橋本環奈は3月に公開された映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』で映画初主演。これも橋本の所属事務所による“持ち込み企画”で、結果は往年の名作でありながら大惨敗した。同作関係者の証言。 「共演俳優もなかなか決まらず、最終的に長谷川博己さんが引き受けることになりましたが、はなから『橋本環奈ありき』の映画なことは見え見えだったので、事務所サイドも宣伝活動には消極的でした」 一方、あまりに露骨な経歴ロンダリングを画策したがために“黒歴史”となったケースもある。「上戸彩の妹分」の触れ込みで華々しくデビューを飾った福田沙紀だ。 福田は2008年11月に『櫻の園』で映画初主演。所属事務所のオスカープロモーションが総力を挙げた作品で、大先輩の米倉涼子や上戸彩、菊川怜らも特別出演。同作のエグゼクティブ・プロデューサーを務めたオスカーの某専務は当時「最低でも興行収入15億円」と豪語していたが、フタを開けてみれば興収1億円にも届かぬ大爆死だった。 スポーツ紙記者は「あまりの大コケぶりにオスカー内では、この映画のことは禁句。事務所関係者に彼女の代表作は? と聞くと、翌年に嵐の櫻井翔さんと共演した『劇場版ヤッターマン』という答えが返ってきます(笑)。すでに『櫻の園』は“なかったこと”になっていますよ」と明かす。 前出の板野映画の場合はそこまで予算をかけていないだけに“軽傷”で済みそうだが、大スターへの道は遠く険しいようだ。
「私はアイドルなんです」虚言癖アイドルの悲しいウソ
誕生日まで1カ月を切りました。今月には31歳になります。金なし! 男なし! 若さなし!! 崖っぷち三十路グラドル、吉沢さりぃです。 少し前の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、ダレノガレ明美さんが「私の偽物、ニセノガレがいる!」と話していましたが、そういえば昔、似たような子がいたなぁ~とふと思い出しました。今回は“虚言癖なアイドル”のお話です。 私と彼女の出会いは、昔働いていたバイト先でした。当時、私はすでにグラドルとして活動していましたが、職場の人には伝えていませんでした。シフトがある程度融通が利くため、芸能活動をしている子が多い職場だったんですが、そこにある日、彼女が新人バイトとして入ってきたのです。お世辞にもかわいくはなく、今どきの化粧をしているなぁといった程度の印象でした。 その後、彼女がアイドルをやっているといううわさが広まり、私を含め、周囲の人たちは驚きました。やれ今日は撮影だとか、やれレコーディングだとか言ってバイトを休み、渋谷や原宿は、マスクなしでは歩けないといったエピソードも自慢げに語ったりもします。私がグラドルをやっているぐらいだから、彼女も本当にアイドルなのだろうとは思っていたのですが、どうしても引っかかり、元マネージャーでアイドルオタだと正直に伝えて、彼女に近づいたのです。するとなぜか「吉沢さんには言いません!」と突っぱねられたのです。え……なんでだろ? ただほかの子には情報をすぐ流すので、彼女が“何者なのか”はすぐに判明しました。 「これ、あの子らしいんだけど……」 そういって、バイトのリーダーが、YouTubeで某アイドルのライブ映像を見せてくれました。どれどれと、バイト仲間数人で画面をのぞき込んでみるものの、彼女らしき人物はいません。似ている人もいません。その後、結局、バイトリーダーの聞き間違えではないかという話になりかけたころ、事の真相が判明しました。 どうやら彼女は「吉沢さんと、Aさん、Bさん(←どちらもタレント)には内緒ですよ!これが私です」と、バイトリーダーとほか数人にスマホでこの動画を見せたそうなのですが、そのときは画面が小さいせいもあって、大半の人たちはそれを見てもよくわからなかったようです。表示されているユニット名や曲名も、小さすぎて読み取れません。それでもみんなは「すごい人気だねー!」と、称賛しました。しかし、彼女にはひとつ誤算がありました。バイトリーダーには、ユニット名や曲名もすべて見えていたのです。そして、再度大きな画面で確認すると、まったくの別人だったため、びっくりしてみんなにも話したのでした。 「彼女が私だ!」と言い張るアイドルは、アイドルオタなら誰もが知る有名ユニットのセンターで、大手事務所所属の子でした。本物のアイドルがブログで撮影やレコーディングと書いている日に、彼女はバイトを休んでいました。ブログに書いてあるエピソードを、あたかも自分の話のように語っていたのです。 バイト仲間は、最初こそ虚言が面白くていろいろちょっかいを出していたものの、だんだん彼女のことが気の毒になっていきました。 「アイドルになりたいけれど、なれない。今の自分の現状を受け入れられてないから、本気でまったくの別人を自分だと思い込んじゃっているんだろうね」 私たちは痛々しい気分になって、詮索をやめることにしました。 ところが数日後、私は彼女と居酒屋で大バトルを繰り広げてしまうのです。その日はバイトが休みの日で、バイト先のみんなで飲んでいました。そこに彼女が現れて、こう言ったのです。 「今日ライブなんですが、さぼって飲み会に来ましたぁ!」 大丈夫なのかとみんなが心配する中、彼女は続けて話しました。 「ユニットには私の身代わりがいるんです。私はこのバイトをすごく大切にしているし、私が出れない時は身代わりが出るから大丈夫なんです! そういう契約なんです!」 カチーンと、きました。それからの私は、周りが驚くほどの早口でまくし立てました。彼女の虚言についてはもうどうでもいいんですが、ただ芸能の仕事をわかってなさすぎるのがしゃくに障ったのです。 仕事を一回断れば、もう次はオファーがないかもしれない。一度休んだら、もう呼ばれないかもしれない。アイドルは掃いて捨てるほどいます。本当に“代わり”なんていくらでもいるんです。だいたい、大手事務所が、いくら売りたい子がいても、その子の身代わりを立てて、本物がバイトで休みたいときは身代わりがライブに出るなんて話は聞いたことがありません。それに、ファンの人が気づかないわけがありません。双子ならまだしも、まったくの別人なんですから。 周りからは「吉沢、言いすぎだよ」とたしなめられましたが、この調子でウソをついて陰で友達からバカにされたり、それこそ万が一、ユニットのファンや関係者にバッティングしたらどうするのかと考え、ここではっきり言っておいたほうが今後の彼女のためだとも思ったのです。 彼女は、その後もいろんなウソをついていました。だんだん周りも相手にしなくなり、彼女はバイトを辞め、キャバ嬢になりました。 そのお店のブログには「本業のアイドルユニットのライブで歌うより、お店で歌うほうが緊張するな」とつづっていました。その後、彼女はアイドルになれたんでしょうか? 彼女のことを考えると、なんだか胸が苦しくなってきます。イメージ画像(Thinkstockより)
●よしざわ・さりぃ バスト107cmのKカップを武器に活動する三十路グラドル。趣味は、キックボクシング・飲酒・少女漫画研究・箱根駅伝研究で、特技はお酒の一気飲み。タレント事務所にてマネージャーをしていた経験もあり、芸能の表も裏も知り尽くしている。ミスFLASH2016ファイナリスト。









